TELEC-T403 WLAN 動的周波数選択(DFS)用レーダパルス信号 アプリケーションノート

Application Note TELEC-T403 WLAN 動 的 周 波 数 選 択 (DFS) 用 レーダパルス 信 号 MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器

MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 アプリケーションノート TELEC-T403 WLAN 動 的 周 波 数 選 択 (DFS) 用 レーダパルス 信 号 Version 1.01 アンリツ 株 式 会 社 Slide 1

DFS: Dynamic Frequency Selection TELEC-T403では 5GHz 帯 のWLANに 関 して 5.3GHz 帯 (W53)と5.6GHz 帯 (W56)のチャネルの 利 用 において 同 じ 周 波 数 帯 域 に 気 象 レーダ 注 や 船 舶 用 レーダなどがあるため それらのパルス 信 号 を 検 出 する 技 術 動 的 周 波 数 選 択 (DFS: dynamic frequency selection) の 採 用 が 義 務 付 けられています レーダが 無 いかな? 無 いから 出 力 しよう あっ レーダを 受 信 出 力 停 止! WLAN AP WLAN AP WLAN AP WLAN AP 注 ) 気 象 レーダとは1 秒 間 に 数 回 のパルスを 発 射 し そのパルスのエコーによって 干 渉 物 ( 雨 雲 など)を 把 握 するシステムです 無 線 LANによりノイズが 発 生 し 干 渉 物 として 誤 認 される 可 能 性 があります そのため DFSによって 気 象 レーダの 無 いことを 確 認 してから 運 用 を 開 始 することが 必 要 になります Slide 2

DFSテスト 用 波 形 パターンについて MG3710Aは 大 容 量 の 任 意 波 形 メモリを 搭 載 したベクトル 信 号 発 生 器 です DFSテスト 用 波 形 パターンをMG3710Aに 搭 載 して 使 用 することで 受 信 機 動 的 周 波 数 選 択 (DFS) 試 験 で 使 用 されるレーダー 電 波 試 験 信 号 を 発 生 すること ができます また MG3710Aは 大 容 量 のハードディスクドライブを 内 蔵 しているため 必 要 な 波 形 をコピーした 後 は 外 部 PCが 不 要 です MG3710Aでは DFSテストに 利 用 できるレーダパルス 信 号 の 波 形 パターンを 有 償 にてご 用 意 しています 是 非 一 度 お 問 い 合 わせください MX370073A DFSレーダパターン 注 意 規 格 のパラメータが 範 囲 を 持 つものは 任 意 の 組 み 合 わせの 波 形 パターンのみをご 提 供 しております 波 形 パターン ファイル 内 蔵 HDDへ 擬 似 レーダパルス 信 号 MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 Slide 3

MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 Anritsu 擬 似 レーダパルス 信 号 源 (1/2) [ 測 定 系 統 図 ] 被 試 験 機 擬 似 負 荷 ( 減 衰 器 ) 擬 似 負 荷 ( 減 衰 器 ) 外 部 試 験 装 置 MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 擬 似 レーダー パルス MS269xA/MS2830A シグナルアナライザ 被 試 験 機 送 信 信 号 を シグナルアナライザで 観 察 被 試 験 機 (WLAN AP)に 擬 似 レーダパルス 信 号 を 入 れたとき 被 試 験 機 からの 出 力 が 停 止 すること (シグナルアナライザで 波 形 が 観 察 されないこと)を 確 認 Slide 4

MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 Anritsu 擬 似 レーダパルス 信 号 源 (2/2) ベクトル 信 号 発 生 器 の 画 面 で TELEC T403に 記 載 の 表 番 号 に 対 応 する 波 形 パターンファイル を 選 択 するだけ 簡 単 設 定 ARBメモリにロードした 波 形 パターンを 選 択 するだけで 簡 単 にパルス 信 号 を 出 力 できます Slide 5

固 定 パルスレーダー 電 波 試 験 信 号 ( 別 表 第 1 号 ) キャリアセンス 機 能 2( 動 的 周 波 数 選 択 (DFS))で 使 用 する 利 用 可 能 チャネル 確 認, 運 用 中 チャネル 監 視 を 行 う 固 定 パルスレーダー 電 波 試 験 信 号 レーダーが 送 信 する 電 波 繰 り 返 し 種 別 パルス 幅 (μ 秒 ) 周 波 数 (Hz) 連 続 する パルスの 数 繰 返 し 周 期 ( 秒 ) 1 1 700 18 15 2 2.5 260 18 15 15 秒 18パルス 1/PRF W Slide 6

固 定 パルスレーダー 電 波 試 験 信 号 および 可 変 パルスレーダー 試 験 信 号 ( 別 表 第 2 号 ) キャリアセンス 機 能 3( 動 的 周 波 数 選 択 (DFS))で 使 用 する 利 用 可 能 チャネル 確 認, 運 用 中 チャネル 監 視 を 行 う 種 別 4, 5, 6は 各 パラメータをランダムに 選 択 した30 種 類 のユニークな 波 形 を 使 用 する (TELECでは 運 用 中 チャネ ル 監 視 では 最 低 20 回 の 測 定 を 行 う ) 種 別 4, 5, 6のパルス 幅 : 1μs, 繰 返 し 周 波 数 ( 周 期 ): 1μs, パルスの 数 : 1をそれぞれの 最 小 分 解 能 としたランダムな 値 とする ( 繰 返 し 周 波 数 の 最 小 分 解 能 に 関 しての 規 定 は FCC 06-96を 参 照 ) 固 定 レーダー 電 波 試 験 信 号 および 可 変 パルスレーダー 電 波 試 験 信 号 レーダーが 送 信 する 電 波 繰 り 返 し 種 別 パルス 幅 (μ 秒 ) 周 波 数 (Hz) 連 続 する パルスの 数 繰 返 し 周 期 ( 秒 ) 1 0.5 720 18 15 2 1 700 18 15 3 2 250 18 15 4 1μ 秒 ~5μ 秒 内 で1μ 秒 の 整 数 倍 を 加 えた 幅 4347Hz 以 上 6667Hz 以 下 の 間 の 任 意 の1 の 周 波 数 23 以 上 29 以 下 の 任 意 の1の 整 数 15 5 6μ 秒 ~10μ 秒 内 で1μ 秒 の 整 数 倍 を 加 えた 幅 2000Hz 以 上 5000Hz 以 下 の 任 意 の1の 周 波 数 16 以 上 18 以 下 の 任 意 の1の 整 数 15 6 11μ 秒 ~20μ 秒 内 で1μ 秒 の 整 数 倍 を 加 えた 幅 2000Hz 以 上 5000Hz 以 下 の 任 意 の1の 周 波 数 12 以 上 16 以 下 の 任 意 の1の 整 数 15 Slide 7

チャープレーダー 電 波 試 験 信 号 ( 別 表 第 3 号 ) (1/2) キャリアセンス 機 能 3( 動 的 周 波 数 選 択 (DFS))で 使 用 する 利 用 可 能 チャネル 確 認, 運 用 中 チャネル 監 視 を 行 う パルス 幅 : 0.1μs, 繰 返 し 周 波 数 ( 周 期 ): 1μs, パルスの 数 : 1をそれぞれの 最 小 分 解 能 としたランダムな 値 とする ( 最 小 分 解 能 に 関 しての 規 定 は FCC 06-96を 参 照 ) 連 続 するパルスの 数 の1のまとまり( 以 下 この 表 及 び 次 の 表 において バースト という )は 12 秒 間 に 発 射 されるものとする パルス 期 間 中 に 線 形 周 波 数 変 調 を 行 うための 周 波 数 の 偏 移 幅 ( 以 下 この 注 において チャープ 幅 という )は 5MHz 以 上 20MHz 以 下 の 周 波 数 幅 のうち5MHz 又 は5MHzに1MHzの 整 数 倍 を 加 えた 周 波 数 幅 とする この 場 合 において チャープ 幅, バ ーストごとに 任 意 とし 同 一 バースト 内 のチャープ 幅 は 等 しいものとする バースト 数 は 8 以 上 20 以 下 の 任 意 とし バースト 間 隔 は 12 秒 間 をバースト 数 で 除 した 時 間 とする ( 各 パルスの 線 形 周 波 数 変 調 はパルスのセンターを0とする ) 1のバースト 内 で 複 数 のパルスがある 場 合 そのパルス 幅 は 等 しいものとする 1のバースト 内 で 複 数 のパルスがある 場 合 その 繰 り 返 し 周 波 数 との 間 で 関 連 性 を 有 してはならないものとする 各 バースト 区 間 での 先 頭 パルスの 開 始 位 置 は 下 式 より 求 める ( 下 式 はFCC 06-96を 参 照 ) 12,000,000 / バースト 数 ( バースト 長 の 合 計 + 1/ 繰 返 し 周 波 数 ) 1 チャープレーダー 電 波 試 験 信 号 レーダーが 送 信 する 電 波 繰 り 返 し 種 別 パルス 幅 (μ 秒 ) 周 波 数 (Hz) 50μ 秒 ~100μ 秒 内 で1μ 秒 の 整 数 倍 を 加 えた 幅 500Hz 以 上 1000Hz 以 下 の 任 意 の1の 周 波 数 連 続 する パルスの 数 1 以 上 3 以 下 の 任 意 の1の 整 数 繰 り 返 し 周 期 ( 秒 ) 12 Slide 8

チャープレーダー 電 波 試 験 信 号 ( 別 表 第 3 号 ) (2/2) W PRI#1 W PRI#2 W PRI# 3 W: Pulse Width Total Burst Length 12,000,000 / バースト 数 ( バースト 長 の 合 計 + 1/ 繰 返 し 周 波 数 ) Slide 9

周 波 数 ホッピングレーダー 電 波 試 験 信 号 ( 別 表 第 4 号 ) キャリアセンス 機 能 3 ( 動 的 周 波 数 選 択 (DFS))で 使 用 する 利 用 可 能 チャネル 確 認, 運 用 中 チャネル 監 視 を 行 う ホッピング 周 波 数 は 以 下 の 手 順 により 選 択 する 1 5250MHz - 5724MHzの475の 周 波 数 (1MHz 単 位 )からランダムに1 周 波 数 を 選 択 する 2 すでに 選 択 された 周 波 数 を 除 いた 残 りの 周 波 数 からランダムに1 周 波 数 を 選 択 する 3 2を475の 周 波 数 すべてが 選 択 されるまで 繰 り 返 す 本 波 形 パターンは 上 記 の 方 法 により 任 意 の20MHzまたは40MHz 帯 域 内 に 選 択 されたパルス パターンのみを 出 力 し 検 出 帯 域 外 のパルスパターンは 出 力 しない レーダーが 送 信 する 電 波 繰 り 返 し 種 別 パルス 幅 (μ 秒 ) 周 波 数 (Hz) 1 周 波 数 ホッピングレーダー 電 波 試 験 信 号 連 続 する パルスの 数 繰 返 し 周 期 ( 秒 ) 1 3000 9 10 Slide 10

周 波 数 ホッピングレーダー 電 波 試 験 信 号 ( 別 表 第 4 号 ) 20MHzまたは 40MHz 周 波 数 信 号 発 生 器 は 任 意 の 帯 域 内 のパルスを 出 力 し 検 出 帯 域 外 のパルスは 出 力 しない 時 間 被 試 験 機 は 検 出 帯 域 内 のパルスを 検 出 した ときにキャリアセンスの 動 作 をおこなう Slide 11

[ 参 考 ]FCC 06-96 RADAR TEST WAVEFORMS Frequency Hopping Radar Test Waveform 一 般 的 な 構 成 MG3710Aを 使 った 構 成 3 種 類 の 信 号 発 生 器 が 必 要 Control Computer リモート 制 御 をする 場 合 には 必 要 Ether Radar Signal Output FCC 06-96 (Method#2) で 提 案 されている 測 定 器 構 成 例 ( 左 ) とMG3710A での 構 成 ( 右 ) Slide 12

オーダリングインフォメーション 形 名 記 号 品 名 - 本 体 - MG3710A ベクトル 信 号 発 生 器 必 須 -オプシ ョン- MG3710A-036 1stRF 100kHz~6GHz 1st RFの 出 力 周 波 数 範 囲 を100 khz~6 必 須 GHzにします MG3710A-042 1stRF ローパワー 拡 張 1st RFの 出 力 レベル 下 限 値 を 標 準 -110dBm 推 奨 から-144dBmに 拡 張 します MG3710A-046 1st RF ARBメモリ 拡 張 1st RFのARBメモリサイズを 標 準 推 奨 1024 Mサンプル 256MB(64Msample)からオプション4GB (1024 Msample)に 拡 張 します MX370073A DFSレーダパターン TELEC/FCC 用 のDFSテスト 波 形 パターンが 推 奨 含 まれています MX370075A DFS(ETSI) 波 形 パターン ETSI 用 のDFSテスト 波 形 パターンが 含 まれて 推 奨 います 備 考 DUTが 高 い 受 信 感 度 を 持 つ 場 合 に 低 いレベルでの DFS 信 号 動 作 確 認 をすることができます メモリ 内 の 波 形 パターンは 瞬 時 に 切 り 替 えることが できます いくつもの 波 形 パターンを 切 り 替 えてで 評 価 をおこなう 際 には 容 量 が 大 きいほど 効 率 的 です Slide 13

Note Slide 14

http://www.anritsu.com 243-8555 5-1-1 TEL 046-223-1111 243-0016 8-5 TEL 046-296-1202 FAX 046-296-1239 TEL 046-296-1208 FAX 046-296-1248 243-8555 5-1-1 TEL 046-296-1205 FAX 046-225-8357 160-0023 6-14-1 TEL 03-5320-3560 FAX 03-5320-3561 TEL 03-5320-3552 FAX 03-5320-3570 TEL 03-5320-3559 FAX 03-5320-3562 980-6015 4-6-1 TEL 022-266-6134 FAX 022-266-1529 TEL 022-266-6132 FAX 022-266-1529 450-0002 3-20-1 TEL 052-582-7283 FAX 052-569-1485 564-0063 1-23-101 TEL 06-6338-2800 FAX 06-6338-8118 TEL 06-6338-2900 FAX 06-6338-3711 732-0052 1-10-19 TEL 082-263-8501 FAX 082-263-7306 812-0004 1-8-28 TEL 092-471-7656 FAX 092-471-7699 TEL 092-471-7655 FAX 092-471-7699 TEL: 0120-827-221 FAX: 0120-542-425 9 00 12 00 13 00 17 00 E-mail: MDVPOST@anritsu.com 1305 No. -(1.01) 2014-1 MG