Anki 使 用 者 の 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じ る 不 安 度 減 少 への 見 解 ジョン ハスラー アドバイザー: 齋 藤 -アボット 佳 子 教 授 関 根 繁 子 教 授
概 要 研 究 の 重 要 性 研 究 質 問 研 究 背 景 研 究 方 法 調 査 結 果 結 論 研 究 の 限 界 と 将 来 研 究 参 考 文 献 メディアリソース 感 謝 の 意
研 究 の 重 要 性 日 本 で 勉 強 していた 時 多 くの 漢 字 を 学 ばなければならなか った そのため Anki と 言 いうアプリケーションを 使 用 し 勉 強 した 言 葉 を 覚 えるために Anki は Spaced Repetition(SRS) と 言 うアイデアを 使 い 効 率 的 に 使 用 したもの 私 と 同 じ Anki のユーザーは Anki をどのように 使 ってい るのか また Anki がどのように 不 安 を 減 少 させのに 貢 献 し ているかを 知 りたいと 思 った
研 究 質 問 いつどのように Anki を 使 うこ とが 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 度 の 減 少 に 役 立 つのか
研 究 背 景 の 概 要 言 語 学 ぶと 不 安 Anki の 特 徴 SRS の 歴 史 Ebbinghaus と Forgetting curve Spitzer と Spaced Repetition の 研 究 Pimsleur と Graduated Recall Leitner System 外 国 語 の 不 安 の 種 類 学 習 の 改 良 方 法
言 語 学 習 と 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 : 外 国 語 を 学 習 する 際 話 す 時 や 読 む 時 に 不 安 を 感 じ 学 習 成 果 に 否 定 的 な 影 響 を 及 ぶすことをいう このような 不 安 が 高 すぎると 学 業 成 績 が 下 がり 学 生 の 自 信 をなくしていく 例 : 日 本 語 で 書 かれているページを 見 ると 不 安 を 感 じ る 日 本 語 読 む 時 分 からない 文 法 を 見 るといらいらする 自 分 以 外 の 学 生 のほうが 自 分 より 上 手 に 思 う 他 のクラスより 日 本 語 のクラスでは 神 経 質 になり 緊 張 する クラスを 落 すのではないかと 心 配 する (Saito, Horwitz, & Garza 1999)
Anki の 特 徴 Anki はスマートフラッシ ュカードのアプリです カー ドの 答 えを 見 て 覚 えてい るか いないか を 選 択 しま す 覚 えていないとされたカード は 次 回 に 学 ぶように 自 動 的 に 設 定 されます 覚 えていたカードは 将 来 忘 れることを 推 測 し もう 一 度 練 習 できる ように 設 定 されます これが Spaced Repetition です このように 覚 えていないカードだけ Anki で 学 べるので 多 く 時 間 をかけないで 数 多 くのカード( 語 彙 )を 勉 強 できます Anki はいろいろなディバイスで 使 え 使 い 方 も 使 う 人 によって 応 用 (カスタマイズ)できる また ユーザーはあらかじめ 作 られたい ろいろな 暗 記 カード(デッキ)をオンライン 上 で 使 うことができます
SRS の 歴 史 1885 1939 Hermann Ebbinghaus は Forgetting Curve を 発 見 H.F. Spitzer は SRS の 研 究 を 始 める 1967 1970s Pimsleur の Graduated Recall 制 度 Leitner 制 度 1980s Supermemo Hermann Ebbinghaus は Forgetting Curve の 発 見 者 2000s Anki
Forgetting Curve 最 初 の 記 憶 の 研 究 者 は Hermann Ebbinghaus と 言 いうドイツ 人 の 博 士 After 24 hours, about one third was always remembered; after 6 days one fourth, and after a whole month fully one fifth of the first work persisted in effect. (Ebbinghaus, 1885) 緑 線 は 毎 日 勉 強 すれば どのくらい 覚 えているか を 示 すものです
Spaced Repetition の 研 究 1939 年 H.F. Spitzerが 初 めて 行 った SRS の 研 究 3600 人 の 小 学 生 に 短 い 段 落 を 読 ませ 色 々な 時 間 差 で 思 い 出 すことを 試 した Spaced Repetition を 使 う 生 徒 は 使 わない 学 生 より 覚 えていた
Pimsleur と The Leitner System Graduated Interval Recall と 言 いう 方 法 はPaul Pimsleur によって 名 づけられた 復 習 方 法 である SRS のようで より 効 率 的 だ (Pimsleur 1967) The Leitner System は フラッシュカードを 処 理 する 制 度 1970s Anki はその2つシス テムを 併 用 したもの
研 究 方 法 アンケートの 回 答 者 89 名 の Anki の 使 用 者 Koohii.com と Japanese Level Up から 集 め た 男 性 69 名 女 性 17 名 64.1% は 24 歳 以 上 57% は 日 本 語 のクラスをとった 研 究 調 査 オンラインによるアンケート 英 語 によるアンケート
研 究 結 果 回 答 者 の 年 齢 55% 位 は 年 齢 が26-39 歳 34%だけは25 歳 以 下
回 答 者 のクラスの 経 験 57%は 既 に 日 本 語 のクラスをとっていた
回 答 者 の 日 本 語 の 学 習 期 間 35%の 回 答 者 は3 年 以 上 日 本 語 勉 強 している
Anki は 学 習 と 復 習 のどちらに 役 立 つのか ほとんどは 復 習 にも 学 習 にも 役 立 つと 思 っている しかし Anki は 復 習 に 適 しているようだ
Anki で 何 を 勉 強 するか 72%の 人 が Anki で 熟 語 を 勉 強 している 約 50%が 文 法 や 漢 字 以 外 の 言 葉 の 勉 強 に 使 用 する
Anki について どんなことがいいのか 80%の 回 答 者 は Guided Review がいいと 思 っている そ の 他 の 特 徴 も 便 利 なようだ
Anki について どんなことが 悪 いのか インターファイスが 複 雑 で 分 かり 難 いことや 使 っていてあきる 等 があげられた
Anki 使 用 者 と 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 度 減 少 Foreign Language Reading Anxiety Survey(FLARAS) Anki を 使 用 することにより 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 度 を 減 少 させることができるか FLARAS はフランス 語 とロシア 語 と 日 本 語 の3つの 言 語 を 研 究 した フランス 語 は Cognate Language ロ シア 語 は Semi-Cognate Language 日 本 語 は Non- Cognate Language だ このキャップストーンは 日 本 語 だけ 研 究 する 読 むことの 不 安 は3つの 質 問 常 外 国 語 のクラスの 不 安 は2つ 質 問 それは 最 後 の 質 問 は 試 験 の 不 安 についてあ る 緑 は FLARAS オレンジは Anki だ
Anki に 関 する 調 査 の 結 果 のまとめ ほとんどは 外 国 語 の 復 習 にも 学 習 使 用 している Anki は 特 に 復 習 特 にGuided Reviewに 適 している ようだ Anki で 熟 語 文 法 漢 字 外 来 語 やオノマ トペのような 表 現 に 学 習 に 使 用 インターファイスが 複 雑 で 分 かり 難 いことや 使 っていてあきる 等 の 問 題 もある
研 究 質 問 いつどのように Anki を 使 うこ とが 外 国 語 学 習 の 際 に 生 じる 不 安 度 の 減 少 に 役 立 つのか
日 本 語 で 書 かれているページを 見 ると 不 安 を 感 じる 日 本 語 で 書 かれているページを 見 ると 両 方 の 研 究 の 回 答 者 は 半 分 位 不 安 を 感 じている Anki ユーザーの12.4%は 不 安 を 全 く 感 じないと 答 えた
日 本 語 読 む 時 分 からない 文 法 を 見 るといらいらする FLARAS と 比 べると 多 少 Anki 使 用 者 の 方 が 日 本 語 読 む 時 分 からない 文 法 を 見 るといらいらしない 特 に1 5%の Anki 使 用 者 は 全 くいらだたない
一 人 で 読 むことはいいが 音 読 する 時 不 安 を 感 じる FLARAS と 比 べると Anki 使 用 者 のほうが 読 んでいるときに 不 安 を 感 じるようだ
自 分 以 外 の 学 生 のほうが 自 分 より 上 手 に 思 う Anki 使 用 者 より FLARAS の 回 答 者 の 方 が 自 分 以 外 の 学 生 の ほうが 自 分 より 上 手 だと 不 安 に 思 わない
クラスの 進 み 方 が 速 すぎてついていけるか 心 配 だ FLARAS の 方 が Anki 使 用 者 よりクラスの 進 み 方 の 速 さへの 不 安 度 が 高 い
試 験 のときには 気 楽 だ Anki の 利 用 者 の 方 が 安 心 度 は 高 いが どちらともいえないともいっ ている45%の 利 用 者 のことも 考 慮 しなければならない
結 論 日 本 語 で 書 かれているページを 見 る 際 Anki ユ ーザーの 方 が 少 しは 不 安 を 感 じないようだ 多 少 Anki 使 用 者 の 方 が 分 からない 文 法 を 見 て もいらいらしない Anki 使 用 者 のほうが 読 んでいるときに 不 安 を 感 じるようだ 自 分 が 人 より 遅 れをとっていることへの 不 安 やテ ストへの 不 安 はあまり 差 がでなかった
研 究 の 限 界 と 将 来 研 究 研 究 の 限 界 Anki の 利 用 者 は 私 がネットで 連 絡 がついた 人 にかぎるためこのけっかは 一 般 化 はできない 将 来 研 究 利 用 者 にはそれぞれ 違 う 使 い 方 があるようだ 一 人 ずつインタビューし どのような 使 い 方 が 効 果 的 なのかを 調 べたい Anki を 長 く またうまく 利 用 している 人 が どのよう 不 安 度 に 影 響 するのかも 知 りたい Anki の 長 期 的 利 用 者 の 効 果 について 知 りた い Longitudinal Study
調 査 の 文 献 Wozniak, R. (1999, January 1). Introduction to Memory Hermann Ebbinghaus (1885/1913). Retrieved April 22, 2015. Saito, Y., Horwitz, E., & Garza, T. (1999). Foreign Language Reading Anxiety. The Modern Language Journal, 83(2), 202-218. Retrieved March 12, 2015. Sara Librenjak, Kristina Vučković, & Zdravko Dovedan. (2012, May 21-25). Multimedia assisted learning of Japanese kanji characters. Paper presented at MIPRO 2012: Opatija, Croatia. Ivana Lucica 3, Zagreb 10 000, Croatia: Department of Information and Communication Sciences Faculty of Social Sciences and Humanities. Retrieved from IEEE Xplore Digital Library Ebbinghaus, H. (1913). Memory: A Contribution to Experimental Psycology. Retrieved from https://books.google.com/ Spitzer, H. (1939). Studies in Retention. The Journal of Educational Psycology, Xxx(9), 641-656. Retrieved April 17, 2015, from www.gwern.net/docs/spacedrepetition/1939-spitzer.pdf Pimsleur, P. (1967). A Memory Schedule. The Modern Language Journal,51(2), 73-75. Retrieved April 16, 2015.
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感 謝 の 意 Damien Elmes Adam Shapiro Fabrice at Koohii.com 齋 藤 先 生 関 根 先 生 岩 田 比 奈 Gus Leonard