精神保健福祉相談業務



Similar documents
 

<947A957A8E9197BF C E786C73>

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

スライド 1

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

●幼児教育振興法案


川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

m07 北見工業大学 様式①

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

社会資源について 

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】

<4D F736F F D208B6388C491E D E7390EC8E738D7390AD8EE891B182C982A882AF82E993C192E882CC8CC2906C82F08EAF95CA82B782E982BD82DF82CC94D48D8682CC C98AD682B782E A582C98AEE82C382AD8CC2906C94D48D868

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

全設健発第     号

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

Microsoft Word - 目次.doc

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

Taro-iryouhoken

16 日本学生支援機構

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

弁護士報酬規定(抜粋)

神戸市重度障害者特別給付金支給要綱

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

定款

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

スライド 1

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 1 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

障害福祉制度あらまし目次

目  次

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

公表表紙

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Taro-01 議案概要.jtd

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

tokutei2-7.xls

東久留米市訓令乙第   号

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

技術専門委員会

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

そ の 他 類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 広 島 市 城 山 北 城 南 域 包 括 支 援 センター 広 島 市 安 佐 南 区 川 内 B0 平 成 8 年 4 月 日 必 要 な 者

もの( 交 通 事 故 事 件 に 係 るものを 除 く ) 3 重 大 な 交 通 事 故 事 件 とは 次 に 掲 げる 交 通 事 故 事 件 をいう (1) 死 亡 ひき 逃 げ 事 件 車 両 等 の 交 通 により 人 が 死 亡 した 場 合 において 道 路 交 通 法 ( 昭 和

Taro-29職員退職手当支給規程

学校安全の推進に関する計画の取組事例

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練

27-045人事規程270401

慶應義塾利益相反対処規程

<4D F736F F D F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E92E646F63>


Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

Microsoft Word - H22.4.1市費産休・育休臨任要綱.doc

Transcription:

精 神 保 健 福 祉 基 礎 研 修 ( 基 礎 知 識 編 ) ~ 精 神 保 健 福 祉 の 法 体 系 施 策 と 社 会 資 源 ~ 平 成 25 年 4 月 25 日 こころの 健 康 センター 技 術 指 導 課 三 上 政 和 1

今 日 お 話 させていただく 内 容 1 精 神 保 健 福 祉 の 法 体 系 (1) 精 神 保 健 及 び 精 神 障 害 者 福 祉 に 関 する 法 律 ( 精 神 保 健 福 祉 法 ) (2) 障 害 者 の 日 常 生 活 及 び 社 会 生 活 を 総 合 的 に 支 援 するための 法 律 ( 障 害 者 総 合 支 援 法 ) (3) 心 神 喪 失 等 の 状 態 で 重 大 な 他 害 行 為 を 行 った 者 の 医 療 及 び 観 察 等 に 関 する 法 律 ( 心 神 喪 失 者 等 医 療 観 察 法 ) 2 精 神 保 健 福 祉 の 動 向 施 策 (1) 新 たな 地 域 精 神 保 健 医 療 体 制 の 構 築 に 向 けた 検 討 精 神 保 健 福 祉 法 の 改 正 ( 保 護 者 制 度 の 見 直 し)について (2) 精 神 保 健 福 祉 におけるその 他 の 課 題 3 社 会 資 源 の 情 報 こころのケアガイドブックから (1) 県 内 の 社 会 資 源 情 報 など 2

1 精 神 保 健 福 祉 の 法 体 系 (1) 精 神 保 健 福 祉 法 (H7 年 ~) 第 1 章 総 則 第 2 章 精 神 保 健 福 祉 センター 第 3 章 地 方 精 神 保 健 福 祉 審 議 会 及 び 精 神 医 療 審 査 会 第 4 章 精 神 保 健 指 定 医 登 録 研 修 機 関 及 び 精 神 科 病 院 第 5 章 医 療 及 び 保 護 第 6 章 保 健 及 び 福 祉 第 7 章 精 神 障 害 者 社 会 復 帰 促 進 センター (3) 心 神 喪 失 者 等 医 療 観 察 法 (H17 年 ~) 第 1 章 総 則 第 2 章 審 判 第 3 章 医 療 第 4 章 地 域 社 会 における 処 遇 障 害 者 自 立 支 援 法 (H17 年 ~) (2) 障 害 者 総 合 支 援 法 (H25 年 ~) 第 1 章 総 則 第 2 章 自 立 支 援 給 付 ( 自 立 支 援 医 療 含 む) 第 3 章 地 域 生 活 支 援 事 業 第 4 章 事 業 及 び 施 設 第 5 章 障 害 福 祉 計 画 第 6 章 費 用 第 7 章 審 査 請 求 つなぎ 法 ( 多 くはH24 年 ~) 主 な 改 正 点 * 利 用 者 負 担 の 見 直 し * 障 害 者 の 範 囲 の 見 直 し * 相 談 支 援 の 充 実 など H25 年 以 降 主 な 改 正 点 * 障 害 者 の 範 囲 に 難 病 等 を 加 える *GHとCHの 一 元 化 など 3

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 1 章 総 則 第 1 条 法 律 の 目 的 1 精 神 障 害 者 の 医 療 及 び 保 護 を 行 う 2 障 害 者 総 合 支 援 法 と 相 まって その 社 会 復 帰 の 促 進 及 び その 自 立 と 社 会 経 済 活 動 への 参 加 の 促 進 のために 必 要 な 援 助 を 行 う 3 精 神 障 害 の 発 生 の 予 防 その 他 国 民 の 精 神 的 健 康 の 保 持 及 び 増 進 に 努 める 4 もって 精 神 障 害 者 の 福 祉 の 増 進 及 び 国 民 の 精 神 保 健 の 向 上 を 図 る 法 の 理 念 ポイント! 患 者 の 人 権 を 守 るための 法 律 4

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 2 章 精 神 保 健 福 祉 センター 第 6 条 都 道 府 県 は 精 神 保 健 の 向 上 及 び 精 神 障 害 者 の 福 祉 の 増 進 を 図 る ための 機 関 ( 以 下 精 神 保 健 福 祉 センター という )を 置 くものとする 各 都 道 府 県 ( 政 令 指 定 都 市 等 を 含 む)に 必 置 とされており 平 成 25 年 3 月 現 在 全 国 で69 箇 所 が 設 置 されている 三 重 県 での 名 称 は 三 重 県 こころの 健 康 センター である 参 考 : 精 神 保 健 福 祉 センターの 名 称 1 精 神 保 健 福 祉 ( 総 合 )センター 2 こころの 健 康 センター 3 その 他 48 箇 所 13 箇 所 8 箇 所 5

こころの 健 康 センター Mie Pref. Mental Health & Welfare Center 業 務 内 容 パンフレットをご 覧 下 さい こころの 健 康 づくりや 精 神 障 がい 者 の 社 会 参 加 促 進 など 精 神 保 健 福 祉 活 動 を 支 援 する 機 関 として さまざまな 事 業 を 行 っています 企 画 立 案 普 及 啓 発 教 育 研 修 技 術 指 導 技 術 支 援 組 織 育 成 支 援 専 門 相 談 依 存 症 対 策 ひきこもり 対 策 こころの 健 康 危 機 管 理 精 神 医 療 審 査 会 手 帳 自 立 支 援 医 療 自 殺 対 策 6

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 3 章 精 神 医 療 審 査 会 精 神 障 がい 者 の 人 権 に 配 慮 し 入 院 の 要 否 及 び 入 院 患 者 の 処 遇 の 適 否 に 関 する 審 査 を 行 っている 精 神 医 療 審 査 会 合 議 体 月 1 回 開 催 ( 年 12 回 ) 事 務 局 は 精 神 保 健 福 祉 センター(こころの 健 康 センター) 具 体 的 には 1 医 療 保 護 入 院 措 置 入 院 ( 強 制 入 院 )が 妥 当 かどうかの 審 査 2 退 院 請 求 処 遇 改 善 請 求 の 審 査 など 7

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 4 章 精 神 科 病 院 第 19 条 の7 都 道 府 県 は 精 神 科 病 院 を 設 置 しなければならない ただし 次 条 の 規 定 による 指 定 病 院 がある 場 合 においては その 設 置 を 延 期 することが できる 三 重 県 内 の 精 神 科 病 院 は 18 箇 所 です いくつかの 精 神 科 病 院 を 写 真 でご 紹 介 します こころのケアガイドブック を 参 照 8

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 5 章 医 療 及 び 保 護 保 護 者 ( 第 20 条 ~ 第 22 条 の2) 2 精 神 保 健 福 祉 の 動 向 施 策 で 詳 しく 説 明 します 入 院 の 形 態 任 意 入 院 ( 第 22 条 の2~3) 医 療 保 護 入 院 等 ( 第 33 条 ~ 第 35 条 ) 診 察 及 び 措 置 入 院 ( 第 23 条 ~ 第 31 条 ) 精 神 科 病 院 における 処 遇 等 ( 第 36 条 ~ 第 40 条 ) 9

入 院 の 形 態 入 院 形 態 対 象 者 同 意 者 その 他 * 精 神 保 健 指 定 医 2 名 以 上 の 診 察 措 置 入 院 ( 法 第 29 条 ) 自 傷 他 害 のおそれのある 者 不 要 ( 行 政 措 置 ) * 精 神 保 健 福 祉 職 員 の 立 会 い * 保 護 者 への 通 知 * 国 立 県 立 指 定 病 院 へ 入 院 緊 急 措 置 入 院 ( 法 第 29 条 の2) 自 傷 他 害 のおそれのある 者 ( 措 置 入 院 の 診 断 時 の 要 件 を 満 たさない) 不 要 ( 行 政 措 置 ) * 精 神 保 健 指 定 医 1 名 など 措 置 入 院 の 要 件 を 欠 く 場 合 * 国 立 県 立 指 定 病 院 へ 入 院 * 入 院 は72 時 間 以 内 * 精 神 保 健 指 定 医 の 診 察 医 療 保 護 入 院 医 療 及 び 保 護 のため 保 護 者 又 は ( 特 定 医 師 の 場 合 は12 時 間 以 内 ) ( 法 第 33 条 ) 入 院 が 必 要 な 者 扶 養 義 務 者 * 扶 養 義 務 者 の 同 意 による 入 院 は4 週 間 以 内 応 急 入 院 ( 法 第 33 条 の4) 医 療 及 び 保 護 のため 直 ちに 入 院 が 必 要 であるが 本 人 の 同 意 がなく 保 護 者 不 明 な どで 同 意 が 得 られない 者 なし * 精 神 保 健 指 定 医 ( 特 定 医 師 )の 診 察 * 入 院 は72 時 間 (12 時 間 ) 以 内 * 応 急 入 院 指 定 病 院 へ 入 院 任 意 入 院 ( 法 第 22 条 の3) 医 療 及 び 保 護 のため 入 院 が 必 要 な 者 患 者 本 人 * 患 者 本 人 の 同 意 * 退 院 制 限 は72 時 間 ( 精 神 保 健 指 定 医 ) 12 時 間 ( 特 定 医 師 ) 以 内 10

精 神 科 病 院 における 処 遇 等 入 院 患 者 の 処 遇 の 基 準 [ポイント] 患 者 の 個 人 としての 尊 厳 を 尊 重 人 権 に 配 慮 適 切 な 精 神 医 療 の 確 保 及 び 社 会 復 帰 の 促 進 に 資 すること 患 者 の 自 由 の 制 限 が 必 要 な 場 合 患 者 に 説 明 して 制 限 を 行 うこと 患 者 の 症 状 に 応 じて 最 も 制 限 の 少 ない 方 法 により 行 うこと 行 動 制 限 通 信 面 会 ( 手 紙 電 話 面 会 の 制 限 ) 隔 離 ( 保 護 室 への 入 室 ) 身 体 的 拘 束 など 病 棟 内 での 配 慮 患 者 の 相 談 に 応 じ 必 要 な 援 助 を 行 い 保 護 者 等 ( 関 係 機 関 を 含 む)との 連 絡 調 整 を 行 う 公 衆 電 話 の 設 置 人 権 関 連 機 関 の 案 内 意 見 箱 の 設 置 など 11

(1) 精 神 保 健 福 祉 法 第 6 章 保 健 及 び 福 祉 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 ( 第 45 条 ~ 第 45 条 の2) ( 対 象 者 ) 精 神 障 がいのために 長 期 にわたり 日 常 生 活 または 社 会 生 活 への 制 約 がある 方 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 障 害 等 級 判 定 基 準 * 判 定 基 準 は 精 神 疾 患 ( 機 能 障 害 )の 状 態 能 力 障 害 の 状 態 で 構 成 されている (1) 精 神 疾 患 ( 機 能 障 害 )の 状 態 = 医 療 保 健 疾 患 別 に 判 断 する この 部 分 への 支 援 が 重 要 になる (2) 能 力 障 がいの 状 態 = 福 祉 精 神 疾 患 からくる 副 産 物 = 生 活 障 がい( 生 活 のしづらさ) 日 常 生 活 や 社 会 生 活 への 支 障 の 程 度 を 判 断 する 12

[ 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 とは] 手 帳 の 交 付 を 受 けられた 方 に 各 種 のサービスが 提 供 される ことを 促 進 し 精 神 障 がい 者 の 社 会 復 帰 社 会 参 加 の 促 進 を 図 ることを 目 的 としています 申 請 は 居 住 地 の 市 町 担 当 窓 口 です [ 精 神 障 害 者 保 健 福 祉 手 帳 制 度 実 施 要 綱 ] ( 障 がいの 重 いものから 順 に1 級 2 級 3 級 ) (1 級 )= 日 常 生 活 の 用 を 弁 ずることを 不 能 ならしめる 程 度 のもの (2 級 )= 日 常 生 活 が 著 しい 制 限 を 受 けるか 又 は 日 常 生 活 に 著 しい 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 のもの (3 級 )= 日 常 生 活 若 しくは 社 会 生 活 が 制 限 を 受 けるか 又 は 日 常 生 活 若 しくは 社 会 生 活 に 制 限 を 加 えることを 必 要 とする 程 度 のもの 13

精 神 保 健 福 祉 手 帳 所 持 者 数 ( 三 重 県 ) 各 年 度 末 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 1 級 605 658 662 716 857 931 1,010 1,060 1,057 2 級 3,289 3,801 3,963 4,244 4,567 4,871 5,281 5,753 6,224 3 級 731 944 1,089 1,285 1,466 1,628 1,742 1,799 1,963 計 4,625 5,403 5,714 6,245 6.890 7,430 8,033 8,612 9,244 14

精 神 保 健 福 祉 手 帳 データ 障 がい 別 ( 身 障 療 育 =H24.4.1 時 点 精 神 =H25.3.31 時 点 ) 身 障 手 帳 療 育 手 帳 精 神 手 帳 計 療 育 手 帳 11,487 名 12.1% 精 神 手 帳 9,244 名 9.7% 74,476 11,487 9,244 95,207 78.2% 12.1% 9.7% 100% 身 障 手 帳 74,476 名 78.2% 男 女 別 (H24 年 度 末 ) 男 女 計 4,700 4,544 9,244 50.8% 49.2% 100% 女 性 4,544 名 49.2% 男 性 4,700 名 50.8% * 男 女 差 はほとんどない 15

精 神 保 健 福 祉 手 帳 データ 年 齢 10 未 満 10 歳 代 20 歳 代 30 歳 代 40 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 以 上 計 人 数 85 209 702 1,695 2,291 1,717 1,646 899 9,244 割 合 0.9% 2.3% 7.6% 18.3% 24.8% 18.6% 17.8% 9.7% 100% 16

精 神 保 健 福 祉 手 帳 の 優 遇 措 置 1 税 制 上 の 優 遇 措 置 * 所 得 税 住 民 税 相 続 税 の 障 害 者 控 除 * 利 子 等 の 非 課 税 (マル 優 ) * 自 動 車 税 軽 自 動 車 税 自 動 車 取 得 税 の 減 免 2 施 設 等 の 利 用 * 県 立 美 術 館 博 物 館 斎 宮 歴 史 博 物 館 など 入 場 料 免 除 * 県 営 住 宅 の 当 選 率 を 優 遇 * 映 画 館 の 入 場 料 減 額 など 民 間 施 設 の 利 用 割 引 3 市 町 独 自 の 優 遇 措 置 ( 内 容 は 各 市 町 により 異 なる) * 医 療 費 助 成 タクシー 券 燃 料 費 助 成 通 所 交 通 費 支 給 市 町 営 施 設 の 利 用 割 引 など 4 その 他 * 携 帯 電 話 の 基 本 使 用 料 割 引 NHK 放 送 受 信 料 免 除 生 活 保 護 受 給 者 の 障 害 者 加 算 など 17

(2) 障 害 者 総 合 支 援 法 ( 障 害 者 自 立 支 援 法 ) 大 きく 分 けて 1 介 護 給 付 2 訓 練 等 給 付 3 地 域 生 活 支 援 事 業 で 構 成 拡 大 自 立 支 援 医 療 ( 精 神 通 院 医 療 ) 18

介 護 給 付 居 宅 介 護 (ホームヘルフ ) 重 度 訪 問 介 護 同 行 援 護 行 動 援 護 重 度 障 害 者 等 包 括 支 援 短 期 入 所 (ショートステイ) 療 養 介 護 生 活 介 護 施 設 入 所 支 援 共 同 生 活 介 護 (ケアホーム) 自 立 支 援 給 付 障 害 者 児 訓 練 等 給 付 自 立 訓 練 就 労 移 行 支 援 就 労 継 続 支 援 共 同 生 活 援 助 (ク ルーフ ホーム) 自 立 支 援 医 療 更 生 医 療 育 成 医 療 精 神 通 院 医 療 補 装 具 地 域 生 活 支 援 事 業 相 談 支 援 移 動 支 援 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 地 域 活 動 支 援 センター コミュニケーション 支 援 福 祉 ホーム 日 常 生 活 用 具 の 給 付 又 は 貸 与 その 他 の 日 常 生 活 又 は 社 会 生 活 支 援 19

日 中 のサービスと 夜 間 のサービスを 分 離 20

拡 大 拡 大 21

事 業 名 内 容 平 成 24 年 4 月 1 日 から 計 画 相 談 支 援 サービス 利 用 支 援 障 害 福 祉 サービス 等 の 申 請 に 係 る 支 給 決 定 前 に サービス 等 利 用 計 画 案 を 作 成 し 支 給 決 定 後 にサービス 事 業 者 等 との 連 絡 調 整 等 を 行 うと ともに サービス 等 利 用 計 画 の 作 成 を 行 います 継 続 サービス 利 用 支 援 支 給 決 定 されたサービス 等 の 利 用 状 況 の 検 証 (モニタリング)を 行 い サービス 事 業 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 います 指 定 特 定 相 談 支 援 事 業 者 ( 計 画 作 成 担 当 ) 事 業 者 指 定 は 市 町 村 長 が 行 う 計 画 相 談 支 援 ( 個 別 給 付 ) * サービス 利 用 支 援 * 継 続 サービス 利 用 支 援 基 本 相 談 支 援 ( 障 害 者 障 害 児 等 からの 相 談 ) 地 域 相 談 支 援 地 域 移 行 支 援 障 害 者 支 援 施 設 精 神 科 病 院 児 童 福 祉 施 設 を 利 用 する18 歳 以 上 の 者 等 を 対 象 として 地 域 移 行 支 援 計 画 の 作 成 相 談 による 不 安 解 消 外 出 への 同 行 支 援 住 宅 確 保 関 係 機 関 との 調 整 等 を 行 います 地 域 定 着 支 援 居 宅 において 単 身 で 生 活 している 障 害 者 等 を 対 象 に 常 時 の 連 絡 体 制 を 確 保 し 緊 急 時 には 必 要 な 支 援 を 行 います 指 定 一 般 相 談 支 援 事 業 者 事 業 者 指 定 は 都 道 府 県 知 事 等 が 行 う 地 域 相 談 支 援 ( 個 別 給 付 ) * 地 域 移 行 支 援 ( 地 域 生 活 の 準 備 のため の 外 出 への 同 行 支 援 入 院 支 援 等 ) * 地 域 定 着 支 援 (24 時 間 の 相 談 支 援 体 制 等 ) 基 本 相 談 支 援 ( 障 害 者 障 害 児 等 からの 相 談 ) 22

3 障 害 者 の 範 囲 4 障 害 支 援 区 分 の 創 設 5 障 害 者 に 対 する 支 援 * ケアホーム ク ルーフ ホームの 一 元 化 * 地 域 移 行 支 援 の 対 象 拡 大 6 サービス 基 盤 の 計 画 的 整 備 など 23

よく 聞 く 名 称 相 談 支 援 専 門 員 相 談 支 援 専 門 員 とは 障 害 者 等 の 相 談 に 応 じ 助 言 や 連 絡 調 整 等 の 必 要 な 支 援 を 行 うほか サービス 利 用 計 画 の 作 成 を 行 う 相 談 支 援 事 業 を 実 施 する 場 合 相 談 支 援 専 門 員 を 置 く 必 要 がある 相 談 支 援 専 門 員 の 要 件 実 務 経 験 障 害 者 の 保 健 医 療 福 祉 就 労 教 育 の 分 野 における 実 務 経 験 (3 年 ~5 年 ) 相 談 支 援 従 事 者 初 任 者 研 修 (5 日 間 )を 修 了 講 義 2 日 + 演 習 3 日 [5 年 ごと] 相 談 支 援 従 事 者 現 任 者 研 修 (3 日 間 )を 修 了 24

よく 聞 く 名 称 サービス 管 理 責 任 者 サービス 管 理 責 任 者 とは 個 々の 利 用 者 についてアセスメント 個 別 支 援 計 画 の 作 成 定 期 的 な モニタリング 等 を 行 い 一 連 のサービス 提 供 プロセス 全 般 に 関 する 責 任 を 担 うことによって サービスの 質 の 向 上 を 図 る 障 害 福 祉 サービスのうち 生 活 介 護 療 養 介 護 自 立 訓 練 就 労 移 行 支 援 就 労 継 続 支 援 児 童 デイサービス 施 設 入 所 支 援 共 同 生 活 介 護 共 同 生 活 援 助 を 実 施 する 場 合 サービス 管 理 責 任 者 を 置 く 必 要 がある サービス 管 理 責 任 者 の 要 件 実 務 経 験 障 害 者 の 直 接 支 援 相 談 支 援 など の 実 務 経 験 (5 年 ~10 年 ) 相 談 支 援 従 事 者 初 任 者 研 修 ( 講 義 2 日 )を 修 了 かつ サービス 管 理 責 任 者 研 修 ( 共 通 講 義 1 日 + 分 野 別 2 日 ずつ)を 修 了 25

自 立 支 援 医 療 ( 精 神 通 院 ) 制 度 概 要 精 神 疾 患 (てんかんも 含 む)の 治 療 のために 指 定 医 療 機 関 ( 各 都 道 府 県 等 から 指 定 を 受 けた 病 院 等 )に 通 院 されている 方 を 対 象 に 通 院 医 療 費 の9 割 までを 公 費 で 負 担 される 制 度 です 対 象 者 統 合 失 調 症 精 神 作 用 物 質 による 急 性 中 毒 又 はその 依 存 症 知 的 障 害 精 神 病 質 その 他 の 精 神 疾 患 を 有 する 方 で 通 院 による 精 神 医 療 を 継 続 的 に 要 する 方 が 対 象 となります 対 象 となる 医 療 費 は 診 察 料 薬 代 訪 問 看 護 等 です 申 請 窓 口 市 町 の 担 当 窓 口 有 効 期 間 有 効 期 間 は1 年 間 です 受 給 者 証 が 交 付 されます 更 新 される 場 合 は 再 認 定 の 手 続 きが 必 要 です 26

自 立 支 援 医 療 ( 精 神 通 院 ) 受 給 者 数 ( 三 重 県 ) 各 年 度 末 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 19,715 20,966 19,797 18,601 19,540 20,698 22,148 22,906 23,739 27

診 断 別 受 給 者 数 ICD-10 診 断 カテゴリー 主 な 病 名 精 神 通 院 医 療 受 給 者 三 重 県 H25.3 現 在 F0 症 状 性 を 含 む 器 質 性 障 害 認 知 症 器 質 性 精 神 障 害 症 状 性 精 神 障 害 608 2.6% F1 精 神 作 用 物 質 使 用 による 精 神 および 行 動 の 障 害 中 毒 依 存 症 精 神 病 性 障 害 健 忘 症 候 群 535 2.3% F2 統 合 失 調 症 および 妄 想 性 障 害 統 合 失 調 症 妄 想 性 障 害 非 定 型 精 神 病 6,730 28.4% F3 気 分 ( 感 情 ) 障 害 感 情 障 害 うつ 病 そう 病 9,472 39.9% F4 F5 神 経 症 性 障 害 ストレス 関 連 障 害 および 身 体 表 現 性 障 害 生 理 的 障 害 および 身 体 的 要 因 に 関 連 した 行 動 症 候 群 不 安 障 害 強 迫 神 経 症 解 離 性 障 害 心 因 反 応 2,261 9.5% 摂 食 障 害 睡 眠 障 害 99 0.4% F6 成 人 の 人 格 および 行 動 の 障 害 人 格 障 害 147 0.6% F7 精 神 遅 滞 知 的 障 害 376 1.6% F8 心 理 的 発 達 の 障 害 発 達 障 害 860 3.6% F9 小 児 期 および 青 年 期 に 通 常 発 症 する 行 動 および 情 緒 の 障 害 および 特 定 不 能 の 精 神 障 害 行 為 障 害 他 に 特 定 できないもの 279 1.2% - てんかん 1,649 6.9% - 分 類 不 明 723 3.0% 計 23,739 28 100.0%

自 立 支 援 医 療 自 己 負 担 上 限 額 一 定 所 得 以 下 中 間 所 得 一 定 所 得 以 上 生 保 世 帯 市 町 村 民 税 非 課 税 収 入 80 万 以 下 80 万 超 市 町 村 民 税 ( 所 得 割 ) 3.3 万 以 上 3.3 万 未 満 23.5 万 未 満 23.5 万 以 上 生 活 保 護 低 所 得 1 低 所 得 2 中 間 所 得 負 担 上 限 医 療 保 険 の 自 己 負 担 限 度 一 定 所 得 以 上 公 費 負 担 の 対 象 外 負 担 0 円 負 担 上 限 2,500 円 負 担 上 限 5,000 円 高 額 治 療 対 象 者 ( 重 度 かつ 継 続 ) 中 間 所 得 1 中 間 所 得 2 一 定 所 得 以 上 負 担 上 限 5,000 円 負 担 上 限 10,000 円 負 担 上 限 20,000 円 29

(3) 心 神 喪 失 者 等 医 療 観 察 法 ( 心 神 喪 失 等 の 状 態 で 重 大 な 他 害 行 為 を 行 った 者 の 医 療 及 び 観 察 等 に 関 する 法 律 ) 平 成 15 年 7 月 成 立 平 成 17 年 7 月 施 行 心 神 喪 失 等 = 刑 事 責 任 が 問 えない 方 1 全 く 責 任 が 問 えない 心 神 喪 失 2 限 定 的 に 責 任 が 問 える 心 神 耗 弱 * 不 起 訴 無 罪 執 行 猶 予 = 心 神 喪 失 者 等 医 療 観 察 法 の 適 用 重 大 な 他 害 行 為 殺 人 放 火 強 盗 強 姦 強 制 わいせつ 重 大 な 傷 害 など 対 象 者 = 心 神 喪 失 又 は 心 神 耗 弱 の 状 態 で 重 大 な 他 害 行 為 を 行 った 人 法 の 目 的 = 社 会 復 帰 を 促 進 すること 国 の 責 任 で 行 う 手 厚 い 専 門 的 な 医 療 指 定 入 院 医 療 機 関 指 定 通 院 医 療 機 関 で 行 う 入 院 費 用 はすべて 国 費 で 賄 われる 退 院 後 の 継 続 的 な 医 療 を 確 保 入 院 だけでなく 通 院 も 対 応 ( 原 則 3 年 間 ) 30

心 神 喪 失 者 等 医 療 観 察 制 度 における 処 遇 の 流 れ 対 象 行 為 重 大 な 他 害 行 為 ( 殺 人 放 火 強 盗 強 姦 傷 害 等 ) 入 院 医 療 地 域 処 遇 警 察 送 致 検 察 庁 起 訴 裁 判 所 不 起 訴 等 無 罪 等 検 察 官 申 立 地 方 裁 判 所 審 判 鑑 定 入 院 鑑 定 入 院 決 定 通 院 決 定 指 定 入 院 医 療 機 関 地 方 裁 判 所 審 判 退 院 許 可 決 定 指 定 通 院 医 療 機 関 地 方 裁 判 所 審 判 処 遇 終 了 決 定 一 般 の 精 神 保 健 福 祉 の 継 続 31

地 域 における 処 遇 連 携 体 制 個 別 の 処 遇 実 施 計 画 に 基 づく 処 遇 の 実 施 県 ( 精 神 保 健 福 祉 センター 保 健 所 等 ) 市 町 など 保 護 観 察 所 ( 社 会 復 帰 調 整 官 ) ケア 会 議 の 開 催 精 神 保 健 観 察 指 定 通 院 医 療 機 関 福 祉 サービス 事 業 所 等 1 保 護 観 察 所 が 入 院 時 より 対 象 者 の 地 元 等 での 生 活 環 境 の 調 整 を 実 施 2 裁 判 所 の 通 院 決 定 に 基 づき 地 域 の 指 定 通 院 医 療 機 関 による 医 療 を 提 供 3 社 会 復 帰 調 整 官 が 対 象 者 の 生 活 状 況 の 見 守 りを 行 う 32

三 重 県 における 医 療 観 察 制 度 支 援 システム( 連 携 体 制 ) 三 重 県 医 療 観 察 制 度 運 営 連 絡 協 議 会 [ 開 催 ] 原 則 年 1 回 以 上 [ 内 容 ] 1 医 療 観 察 制 度 の 運 用 及 び 課 題 を 検 討 ( 各 連 携 部 会 個 別 ケア 会 議 で 出 された 課 題 を 検 討 し 解 決 を 目 指 す) 2 関 係 機 関 の 情 報 共 有 [ 構 成 機 関 ] 保 護 観 察 所 県 主 管 課 精 神 保 健 福 祉 センター 指 定 医 療 機 関 ( 入 院 通 院 ) 福 祉 サーヒ ス 事 業 所 代 表 都 市 福 祉 事 務 所 長 連 絡 協 議 会 精 神 保 健 福 祉 士 協 会 家 族 会 その 他 関 係 機 関 団 体 等 各 連 携 部 会 個 別 ケア 会 議 から 出 された 課 題 ( 三 重 県 医 療 観 察 制 度 ) 指 定 医 療 機 関 連 携 部 会 [ 開 催 ] 原 則 年 1 回 以 上 [ 内 容 ] 指 定 医 療 機 関 における 1 事 例 の 共 有 検 討 2 課 題 の 抽 出 検 討 3 情 報 共 有 意 見 交 換 [ 構 成 ] 指 定 医 療 機 関 及 び 各 関 係 機 関 の 実 務 担 当 者 ( 三 重 県 医 療 観 察 制 度 ) 福 祉 サービス 事 業 所 連 携 部 会 [ 開 催 ] 原 則 年 1 回 以 上 [ 内 容 ] 福 祉 サービス 事 業 所 における 1 事 例 の 共 有 検 討 2 課 題 の 抽 出 検 討 3 情 報 共 有 意 見 交 換 [ 構 成 ] 福 祉 サーヒ ス 事 業 所 及 び 各 関 係 機 関 の 実 務 担 当 者 個 別 ケア 会 議 [ 開 催 ] 必 要 の 都 度 [ 内 容 ] 個 別 事 例 における 1 課 題 の 抽 出 検 討 [ 構 成 ] 各 支 援 関 係 者 33

2 精 神 保 健 福 祉 の 動 向 施 策 (1) 新 たな 地 域 精 神 保 健 医 療 体 制 の 構 築 に 向 けた 検 討 精 神 保 健 福 祉 法 の 改 正 ( 保 護 者 制 度 の 見 直 し)について 平 成 21 年 12 月 から 検 討 開 始 1 障 がい 者 制 度 改 革 推 進 本 部 ( 計 4 回 開 催 ) 2 障 がい 者 制 度 改 革 推 進 会 議 (59 回 開 催 ) 総 合 福 祉 部 会 (38 回 開 催 ) 差 別 禁 止 部 会 (21 回 開 催 ) 3 新 たな 地 域 精 神 保 健 医 療 体 制 の 構 築 に 向 けた 検 討 チーム ( 計 28 回 開 催 ) H24.6.28 とりまとめ の 公 表 (スライドあり) 平 成 24 年 7 月 23 日 付 けで 推 進 会 議 ( 推 進 本 部 検 討 チーム)は 廃 止 34

保 護 者 制 度 の 見 直 しについて 新 たな 地 域 精 神 保 健 医 療 体 制 の 構 築 に 向 けた 検 討 チーム 保 護 者 制 度 入 院 制 度 に 関 する 作 業 チーム (17 回 開 催 )で 保 護 者 制 度 の 見 直 しが 検 討 されてきました Q なぜ 保 護 者 制 度 を 見 直 しているのか? 障 害 者 権 利 条 約 = 平 成 18 年 に 国 連 総 会 でまとめられ 日 本 政 府 は 平 成 19 年 に 条 約 に 署 名 しました 批 准 = 条 約 を 正 式 に 受 け 入 れること 国 会 で 承 認 が 必 要 条 約 に 見 合 うよう 多 くの 法 律 改 正 が 必 要 となっています 保 護 者 制 度 の 問 題 ( 差 別 の 疑 いが 極 めて 高 いと 言 われている) を 解 決 しないと 障 害 者 権 利 条 約 の 批 准 ができません ( だから 頑 張 って 見 直 されることになります) 35

(あらためて) 保 護 者 制 度 について ~ 現 在 の 精 神 保 健 福 祉 法 の 規 定 ~ Q そもそも 保 護 者 って 何? A 一 般 的 には 未 成 年 者 (20 歳 未 満 )でなければ 法 令 に 基 づく 保 護 者 はいません 法 令 = 児 童 福 祉 法 学 校 教 育 法 少 年 法 など 成 年 者 (20 歳 以 上 )で 保 護 者 が 必 要 となるのは 知 的 障 がい 者 と 精 神 障 がい 者 だけです 法 令 = 知 的 障 害 者 福 祉 法 精 神 保 健 福 祉 法 成 年 者 の 保 護 者 は 家 庭 裁 判 所 で 選 任 手 続 きをする 必 要 があります 36

Q 精 神 障 がい 者 の 保 護 者 の 役 割 は? A 1 精 神 障 害 者 の 診 断 が 正 しく 行 われるように 医 師 に 協 力 する 2 措 置 入 院 者 医 療 保 護 入 院 者 の 財 産 上 の 権 利 を 保 護 する 3 に 治 療 を 受 けさせること 4 に 治 療 を 受 けさせるにあたって 医 師 の 指 示 に 従 うこと 5 回 復 した 措 置 入 院 者 等 を 引 き 取 ること 6 医 療 保 護 入 院 の 同 意 をすることができること 7 退 院 請 求 処 遇 改 善 請 求 ができること 37

Q 医 療 保 護 入 院 の 要 件 とは? A 1 指 定 医 による 診 察 の 結 果 * 精 神 障 害 者 であり * 医 療 及 び 保 護 のために 入 院 が 必 要 * 精 神 障 害 のために 任 意 入 院 できないと 判 定 ( 本 人 が 入 院 に 同 意 しない) 2 保 護 者 の 同 意 ( 一 定 期 間 は 扶 養 義 務 者 で 可 ) 1と2で 本 人 の 同 意 がなくても 入 院 となります 38

Q 医 療 保 護 入 院 には なぜ 保 護 者 の 同 意 が 必 要 なの? 医 療 や 介 護 では 家 族 が 面 倒 を 見 るのは 当 然 日 本 では 依 然 としてこの 考 え 方 が 主 流 家 族 を 主 体 とし 保 護 者 による 代 諾 代 行 として 本 人 の 精 神 科 医 療 に 関 わる 意 思 確 認 と 同 意 を 行 っている Q 医 療 保 護 入 院 の 二 面 性 って? ( 本 人 にとって) 強 制 的 な 入 院 (-) 治 療 へアクセスする 権 利 を 保 障 (+) ( 家 族 にとって) 本 人 の 意 思 に 反 する 入 院 の 手 続 きは 大 きな 負 担 (-) 本 人 に 治 療 を 受 けさせることができる (+) 39

Q 現 在 の 医 療 保 護 入 院 の 問 題 点 は? 医 療 保 護 という 名 の 強 制 入 院 * 患 者 の 意 思 に 基 づかない 強 制 入 院 制 度 本 人 が 退 院 したくても 保 護 者 の 同 意 がなければ なかなか 退 院 できない? * 入 院 が 長 期 化 する 原 因 となっていないか? 本 来 支 援 されるべき 家 族 ( 保 護 者 )に 必 要 以 上 の 負 担 を 強 いているのではないか? * 強 制 入 院 に 家 族 が 同 意 することで 本 人 と 家 族 の 間 に 軋 轢 が 生 じる 障 害 者 は 保 護 の 対 象 ではなく 権 利 の 主 体 である という 考 え 方 から 自 己 決 定 に 基 づく 医 療 を 進 めるべき 40

Q これまでの 検 討 の 議 論 では 医 療 保 護 入 院 そのものをなくせないか それは 無 理 かも? 保 護 者 の 同 意 は 不 要 ではないか? でも それでは 医 師 の 診 断 だけで 強 制 入 院 になるの? 保 護 者 の 代 わりに 行 政 ( 保 健 所? 市 町 村?)が 同 意 したら? それでは 措 置 入 院 と 何 が 違 うの? 1 保 健 所 あたり 平 均 月 20 件 の 同 意 が 必 要 手 続 き 大 変 保 護 者 が 同 意 が 不 要 なら 医 療 費 はどうなるの? など 多 くの 課 題 が 出 されていた 41

42

43

Q それで 結 局 どうなるのか? 最 新 情 報 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 案 は 平 成 25 年 4 月 19 日 に 閣 議 決 定 された 今 国 会 での 成 立 を 目 指 している( 平 成 26 年 4 月 施 行 予 定 ) 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 案 のポイント 第 20 条 ( 保 護 者 ) の 条 項 を 削 除 ( 保 護 者 制 度 の 廃 止 ) 医 療 保 護 入 院 は 3 親 等 内 の 扶 養 義 務 者 のいづれかの 者 の 同 意 でOK 家 庭 裁 判 所 での 保 護 者 の 選 任 手 続 きも 不 要 となる 精 神 科 病 院 は 退 院 後 生 活 環 境 相 談 員 を 置 き 退 院 後 の 患 者 家 族 の 相 談 に 応 じる 3 親 等 内 の 扶 養 義 務 者 は 退 院 の 請 求 ができる 3 年 を 目 途 に 検 討 を 加 え 所 要 の 措 置 を 講 ずる 医 療 保 護 入 院 のハードルが 低 くなった? 44

(2) 精 神 保 健 福 祉 におけるその 他 の 課 題 精 神 障 がい 者 の 地 域 移 行 を 進 めるために ( 現 状 ) 精 神 科 病 院 には 症 状 は 安 定 していて 入 院 の 必 要 性 は 低 いのに 家 族 の 事 情 や さまざまな 理 由 で 長 期 の 入 院 ( 社 会 的 入 院 )を 続 けている 方 が 大 勢 います これは 他 国 にはなく ( 歴 史 的 な 背 景 から) 日 本 だけが 抱 えている 問 題 です 入 院 生 活 が 長 期 になると 生 活 能 力 や 意 欲 活 動 能 力 が 低 下 してきます そのため 退 院 後 の 生 活 に 強 い 不 安 を 持 ちやすくなります ( 退 院 したくない 一 生 入 院 していたい という 入 院 患 者 も 多 くいます) 長 期 入 院 患 者 を 地 域 生 活 に 繋 げること(そのためには 退 院 したい という 気 持 ちに なってもらうこと)が 現 在 の 精 神 保 健 福 祉 分 野 の 最 も 大 きな 課 題 といえます ( 取 り 組 み) この 課 題 を 解 消 するため 三 重 県 では 平 成 15 年 度 から 退 院 促 進 事 業 ( 当 時 の 名 称 ) に 取 り 組 んできました 県 内 全 ての 地 域 で 事 業 を 展 開 し 多 くの 患 者 が 退 院 に 繋 がり ました 全 国 的 に 見 ても 先 進 的 な 取 り 組 みとなっています 45

46

47

48

3 社 会 資 源 の 情 報 こころの 健 康 センターでは 県 内 の 社 会 資 源 情 報 を 提 供 しています こころのケアガイドブック Ⅰ 診 療 機 関 編 Ⅱ 相 談 窓 口 編 Ⅲ 社 会 資 源 編 ぜひ 活 用 してください こころの 健 康 センターホームページ こころのケアガイドの 情 報 を 掲 載 しています( 随 時 更 新 ) 関 係 機 関 団 体 のホームページへリンクできます ( 掲 載 している 主 な 社 会 資 源 ) 精 神 科 病 院 クリニック 相 談 支 援 事 業 所 市 町 社 協 保 健 所 その 他 の 相 談 機 関 障 がい 福 祉 サービス 事 業 所 居 場 所 当 事 者 団 体 グループ 家 族 会 相 互 援 助 グループ など 診 療 所 (クリニック) 及 び 福 祉 サービス 事 業 所 を いくつかご 紹 介 します 49

最 後 に 初 任 者 のみなさんへのメッセージ 1 人 権 を 守 るために 法 律 を 使 いこなして 下 さい ( 逆 に 法 律 に 使 われることがないよう ) 2 膨 大 な 情 報 を 全 部 記 憶 することは 非 常 に 困 難 です どこに 情 報 があるのかを 把 握 しておく 常 に 取 り 出 せる 状 態 にしておく 3 精 神 にとらわれず 健 康 的 常 識 的 な 広 い 視 点 を 大 切 にして 下 さい ( 例 日 中 の 居 場 所 と 言 われたら どこを 思 い 浮 かべますか? 支 援 者 は? 当 事 者 は?) 50