資 料 9 ISO/ IEC/CABの 動 向 19.04.09 ISO/ 総 会 の 結 果 について 1. 総 会 議 長 政 策 調 整 委 員 会 (CPC) 会 合 について (1) 日 時 場 所 及 び 出 席 者 期 間 会 議 名 など 開 催 場 所 参 加 人 数 1 平 成 18 年 4 月 3 日 ~ 4 月 8 日 2 平 成 18 年 1 0 月 31 日 平 成 18 年 1 1 月 2 日 3 日 ISO/ CPC ISO/ CPC, 総 会 スイス/ジュ ネーブ アルゼンチン /ブエノスア イレス JQA 三 井 清 人 NITE 住 本 守 JSA 吉 村 秀 勇 JQA 三 井 清 人 METI 根 上 雄 二 JSA 岡 本 裕 JSA 濱 岡 里 鶴 (2) 主 な 議 題 及 びその 結 果 1. 議 長 政 策 調 整 委 員 会 (CPC) 平 成 18 年 4 月 3 日 ~4 月 8 日 1 Guide65については NWIPを 出 すことに 合 意 した 認 証 機 関 (AENOR) と 認 定 機 関 (ドイツ)の 共 同 コンビーナ 形 式 をとる 予 定 注 :4 月 CP Cでは このような 結 論 がでたが その 後 共 同 コンビーナの 選 出 が 難 航 したため 11 月 の 総 会 までNWIPは 回 付 されなかっ た 2 RIGのサーベイでは 電 気 安 全 の 幾 つかの 特 定 の 領 域 に 限 定 して 調 べ ることを 検 討 することとした 3 MFPの3 年 ごとの 調 査 について つい 最 近 届 いた 中 国 のデータを 加 え た 結 果 を 各 メンバーに 送 付 することになった 4 技 能 試 験 (PT)の 認 定 可 否 の 問 題 については WG43 改 訂 のWG 会 合 の 最 初 で 議 論 することとした ILAC IAFとのJWGでも 議 論 することとし た 5 CAPSは 次 回 会 議 までにDirective Part 2, 6.7 項 に 関 する 修 正 提 案 を 作 成 する 6 Liaison policyに 則 り Liaison 申 請 を 十 分 な 情 報 を 付 け 回 付 する 2. 議 長 政 策 調 整 委 員 会 (CPC) 平 成 18 年 10 月 31 日 1 ガイド 65 の 今 後 の 作 成 方 法 : 総 会 で 承 認 が 得 られた 場 合 NWIP 回 付 なしで 総 会 での 承 認 による 作 業 開 始 をする 総 会 で 反 対 があれば 1
NWIP を 回 付 する 2 CAPS の 活 動 が SIG の 中 で 追 加 されている 点 が 問 題 (この 議 題 は 戦 略 問 題 の 議 題 であるが この 議 論 をきっかけに CPC での 議 論 は CAPS のリ ソース 不 足 の 議 論 に 脱 線 ) 3 CAPS のセクター 規 格 作 成 状 況 の 監 視 のための 人 的 金 銭 的 リソース 調 達 についての 議 論 が 行 なわれ ISOCS 内 で 特 に TMB の 関 係 者 とこの 問 題 を 協 議 することになった 4 セクレタリの 頻 繁 な 交 代 に 対 する 懸 念 の 表 明 があった 5 Directives の 6.7 項 については TMB などと 協 議 し Directive 自 体 または NWIP のフォームなどの 改 訂 も 図 っていく 6 CPC では 今 後 の 調 査 の 方 法 や 調 査 の 続 行 については 明 確 な 結 論 が 出 なかった ただし 調 査 の 回 答 率 を 上 げるために 調 査 の 送 付 方 法 調 査 対 象 機 関 とのコミュニケーションの 強 化 改 善 などが 必 要 であり また 調 査 に 回 答 していない 国 に 対 して 未 回 答 の 理 由 を 聞 くなどの 対 応 が 必 要 であるという 意 見 が 挙 げられた 3. 総 会 ( 平 成 18 年 11 月 2 日 3 日 総 会 ) 総 会 では 4 月 及 び10 月 のCPCの 議 論 の 結 果 を 踏 まえて 次 の 通 りの 決 議 が 採 択 された 決 議 7/2006 Revision of ISO/IEC Guide 65 (Guide 65の 改 訂 について) notes the majority support expressed by the members to revise ISO/IEC Guide 65:1996 reported in 32/2006; and agrees to revise Guide 65 and instructs the Secretariat to call for Working Group nominations from the members; and decides that the first task of the WG is to draft a proposal for the scope and structure of the future standard ISO/IEC 17065, taking into account the functional approach described in ISO/IEC 17000. The proposal will be circulated for comment and approval to the members. 概 要 : 総 会 で メンバーの 大 多 数 が Guide65 の 改 訂 を 支 持 したため 作 業 グループを 設 置 することに 決 定 した WG では Guide65 の 改 訂 版 とし て 作 成 する ISO/IEC17065 のスコープと 構 成 案 を 作 成 し それらの 案 が 承 認 のために メンバーに 回 付 されることとなった 決 議 12/2006 2
WG 25: Alignment of ISO/IEC 17025:1999 with ISO 9001:2000 notes the report of WG 25 ISO/IEC 17025:2005, corrections in Annex A ( 27/2006); thanks the Convenor for completing this work and agrees to disband WG 25. 概 要 :ISO/IEC 17025:2005 の 附 属 書 A の 改 訂 版 が 2006 年 8 月 に 発 行 され たのをうけ WG25 は 解 散 が 決 定 した 決 議 13/2006 Conformity Assessment Promotion and Support Group (CAPS) notes the report of the Conformity Assessment Promotion and Support Group (CAPS) ( 33/2006); and notes the concern over resourcing and the level of participation in the CAPS' activities. 概 要 :CAPS の 活 動 におけるリソース( 財 源 人 員 )の 不 足 が 指 摘 された 総 会 では ISO 中 央 事 務 局 で 新 たに CAPS の 活 動 に 関 わる 人 員 を 補 充 する 案 が 提 示 されたほか 限 られた CAPS メンバーだけではなく メンバー 国 の 国 内 事 務 局 が TC や SC との 連 携 を 促 進 するための 業 務 を 行 う 案 も 提 示 された 決 議 18/2006 Liaison Bodies ( 連 携 団 体 ) instructs the Secretariat to consult the relevant areas of ISO on the differences between the ISO/IEC Directives and the ISO/ criteria on Liaison policy, to report to the CPC next April, and to draft a proposal to be presented to the next Plenary. is aware that ISO is reviewing its Liaison policy and requests ISO to consider including the principles of openness and transparency in the acceptance criteria. 概 要 : 内 で 合 意 されている の 連 携 団 体 受 入 れ 基 準 と ISO/IEC Directives, Part1 の 1.17.2.2 項 の 規 定 の 違 いについて 様 々な 意 見 が 出 され 今 後 でも 基 準 を 調 整 していくことが 必 要 という 旨 が 合 意 され 3
た ( 1.17.2.2 抜 粋 連 携 団 体 は 類 似 又 は 関 連 分 野 で 作 業 している 又 は 関 心 のある 国 際 団 体 又 は 広 範 な 基 盤 を 持 つ 地 域 団 体 でなければならな い ) 議 論 の 結 果 ISO が 連 携 受 入 れの 基 準 を 見 直 ししていることに 留 意 しつつ 事 務 局 は ISO の 該 当 する 部 署 と 協 議 し 将 来 の 連 携 団 体 受 入 れ 基 準 の 提 案 を 次 回 2007 年 の 総 会 で 行 なうことに 決 定 した 次 年 度 総 会 は 2007 年 11 月 8 日 9 日 にスイスのジュネーブで 開 催 される ことに 決 定 した 2. 国 内 委 員 会 等 について a)iso/ 国 内 委 員 会 (2 回 ) b)iso/iec17021 JIS 化 WG(21 回 ) 3.JIS 化 JIS 原 案 名 JIS 番 号 進 捗 状 況 その 他 ( 申 出 月 日 発 行 予 定 など) 適 合 性 評 価 -マネジ メントシステムの 審 査 及 び 認 証 を 行 う 機 関 に 対 する 要 求 事 項 標 準 物 質 - 認 証 のた めの 一 般 的 及 び 統 計 学 的 な 原 則 JIS Q 17021 申 請 受 領 平 成 19 年 3 月 1 5 日 JIS Q 0035 国 際 計 量 基 本 用 語 集 未 定 検 討 中 規 格 調 整 委 員 会 終 了 申 請 前 4. 平 成 19 年 度 の 予 定 総 会 平 成 19 年 11 月 8 日 9 日 議 長 政 策 調 整 委 員 会 (CPC) 平 成 19 年 4 月 26 日 27 日 4
IEC/CAB( 適 合 性 評 価 評 議 会 ) 関 連 の 動 向 について 1.JISC 対 応 a) IEC/CAB オルタネート 委 員 の 交 代 2006 年 9 月 石 井 満 氏 ( 元 ( 財 ) 電 気 安 全 環 境 研 究 所 )から 佐 々 木 秋 次 氏 (( 財 ) 日 本 品 質 保 証 機 構 )への 変 更 が IEC より 承 認 b) IEC/CAB メンバー 国 の 選 出 2006 年 9 月 第 二 グループの 改 選 投 票 を 実 施 し 中 国 イギリスの 再 任 韓 国 ブラ ジルの 新 任 が 決 定 イタリア インド メキシコ オランダが 立 候 補 したものの 落 選 し 東 アジアの 比 重 が 高 まった 2008 年 に 実 施 される 第 三 グループの 我 が 国 改 選 (2009-2011 年 期 )への 対 応 が 不 可 欠 年 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 オーストラリア フランス オランダ アメリカ オーストラリア フランス オランダ アメリカ オーストラリア フランス ロシア アメリカ メンバー 国 中 国 イタリア 南 アフリカ イギリス 中 国 イタリア 南 アフリカ イギリス 中 国 韓 国 ブラジル イギリス (2009 年 選 挙 ) カナダ ドイツ 日 本 スウェーデン カナダ ドイツ 日 本 スウェーデン (2008 年 選 挙 ) 任 期 は 6 年 から 3 年 に 移 行 中 2. 有 害 物 質 に 関 する 適 合 性 評 価 の 検 討 状 況 有 害 物 質 に 関 するプロセスマネジメントなど 適 合 性 評 価 のあり 方 やその 制 度 構 築 について IEC/CAB IECEE IECQ 1 などで 国 際 レベルの 検 討 が 行 われている 企 業 と 認 証 機 関 の 利 害 得 失 IEC 認 証 スキーム 間 の 重 複 認 証 と 規 格 策 定 プロセスの 不 整 合 などの 問 題 が 懸 念 される 一 方 IEC/CAB における 調 整 審 議 は 難 航 このような 中 IECEE においては WG20(Hazardous Substances)が 新 設 され 今 後 の 対 応 につき 検 討 中 多 様 な 業 種 業 態 の 関 係 者 に 影 響 するうえに 環 境 安 全 製 品 部 品 規 格 認 証 試 験 など 広 範 な 視 点 での 検 討 が 必 要 であり 事 業 者 団 体 認 証 機 関 などとの 調 整 が 不 可 欠 1 IEC; 国 際 電 気 標 準 会 議 CAB; 適 合 性 評 価 評 議 会 IECEE;IEC 電 気 機 器 適 合 性 試 験 認 証 制 度 IECQ;IEC 電 子 部 品 品 質 認 証 制 度 5
a) 専 行 する IECQ に 対 する 仲 裁 2006 年 4 月 IECQ 総 会 にてパイロットプログラムをフルプログラムに 格 上 げを 決 定 したが 2006 年 9 月 IEC/CB( 評 議 会 )からパイロットプログラムへの 差 戻 しを 要 請 b) JISC の 基 本 的 考 え 方 関 係 者 との 調 整 を 踏 まえ CAB 国 内 審 議 委 員 会 での 審 議 の 結 果 2006 年 5 月 以 降 以 下 の 基 本 的 考 え 方 で 臨 んでいる 1 IEC/CAB 等 の 議 論 を 踏 まえるべき 2 2 まず 第 1に IEC/TC 111( 電 子 電 子 機 器 システムの 環 境 規 格 )での 規 格 策 定 を 優 先 するべき なお 我 が 国 が IEC/TC 111 へ 提 案 した 自 己 適 合 宣 言 をベース とした 化 学 物 質 管 理 手 法 の 規 格 策 定 作 業 については 投 票 中 (4/24 期 限 ) 3 第 三 者 認 証 ありきの 議 論 ではなく 自 己 適 合 宣 言 を 含 めた 検 討 が 必 要 第 三 者 認 証 は 既 存 のマネジメントシステム 規 格 (ISO 9001 ISO 14001)をベースとし か つ オプションのひとつとして 考 えるべき 4 IECQ はパーツ 及 びコンポーネントに 限 定 すべきであり 製 品 にまで 拡 大 するべき でない 3.エネルギー 効 率 に 関 する 適 合 性 評 価 の 検 討 開 始 2006 年 7 月 IEC/PACT( 未 来 技 術 会 長 諮 問 委 員 会 )において エネルギー 効 率 が IEC 活 動 の 有 力 分 野 のひとつとして 推 奨 され 2007 年 2 月 IEC/SMB( 標 準 管 理 評 議 会 )において Strategic Group の 設 置 が 決 定 2007 年 3 月 IEC/CAB 内 にエネルギー 効 率 に 関 する 適 合 性 評 価 WG の 設 置 に 対 する 提 案 投 票 が 行 われた 当 該 WG への 付 託 事 項 ( 案 )は 次 のとおり a) 適 合 性 評 価 に 対 するマーケットニーズの 把 握 b) 関 連 する 適 合 性 評 価 プロセスや IEC 個 別 スキームの 将 来 的 な 役 割 の 把 握 c) ロードマップの 策 定 (IEC/SMB の 規 格 策 定 側 との 認 識 の 相 違 の 把 握 を 含 む) d) 審 議 への 参 加 なお CAB 国 内 審 議 委 員 会 にて 我 が 国 の 対 応 について 審 議 し 我 が 国 の 考 え 方 は 以 下 のとおり a) 規 格 策 定 の 方 向 性 が 明 確 でない 時 点 での 検 討 は 時 期 尚 早 IEC/SMB での 検 討 を 踏 まえた 上 で WG 設 置 の 必 要 性 を 検 討 すべき b) 万 一 WG 設 置 が 決 定 した 場 合 には 参 加 を 表 明 する 4. 今 後 の 予 定 a) 2007 年 5 月 31 日 IEC/CAB 会 合 (シドニー) b) 2007 年 6 月 26-28 日 IECEE 総 会 (モスクワ) c) 2007 年 10 月 16 日 IEC/CAB 会 合 (パリ) 2 IEC/CAB は 1997 年 に 設 立 され 比 較 的 歴 史 が 浅 い 他 方 個 別 スキームは 元 々IEC の 枠 外 で 発 足 したこともあり 企 画 調 整 等 の 独 自 性 が 強 い IEC/CAB の 決 定 権 限 が 働 きにくい 問 題 を 抱 えている a) IECEE;CEE( 欧 州 電 気 機 器 統 一 安 全 規 格 委 員 会 1951 年 設 立 )が1985 年 にIECへ 統 合 b) IECQ;CECC(CENELEC 電 子 部 品 委 員 会 1970 年 設 立 )とIECQ(IEC 電 子 部 品 品 質 認 証 制 度 1971 年 設 立 )が2003 年 に 統 合 6