週 刊 原 油 世 界 の 原 油 情 報 がここに 凝 縮 されています 毎 週 木 曜 日 午 後 発 行 NY 原 油 価 格 100ドル 超 え 発 行 日 : 2014/2/13 12 日 のNY 原 油 3 月 限 は+0.43ドル 高 の100.37ドル 米 エネルギー 情 報 局 (EIA) 統 計 でのガソリン 在 庫 の 予 想 外 の 減 少 や 受 渡 場 所 となるオクラホマ 州 クッシング 原 油 在 庫 のだぶつき 解 消 などから 期 近 は 一 時 昨 年 10 月 18 日 以 来 の 水 準 へ 上 昇 した 3 月 限 は 夜 間 取 引 から 堅 調 に 推 移 すると 立 会 い 開 始 後 は 一 段 と 上 昇 1 月 の 中 国 の 原 油 輸 入 量 が2カ 月 連 続 で 過 去 最 高 と なったことや OPEC( 石 油 輸 出 国 機 構 )が 今 年 の 世 界 石 油 消 費 見 通 しを 上 方 修 正 したことが 好 感 されるなか 米 東 部 時 間 午 前 10 時 30 分 に 発 表 されたEIA 統 計 で 暖 房 オイルを 含 む 留 出 油 在 庫 は 予 想 されたほど 減 少 しなかったが ガソリン 在 庫 が 予 想 外 に 減 少 したことに 反 応 した また クッシング 原 油 在 庫 が 昨 年 11 月 1 日 の 週 以 来 の 水 準 へと 減 少 し 引 き 続 き 在 庫 のだぶつきが 解 消 されていることもあ り 期 近 ベースで 昨 年 10 月 18 日 以 来 となる101.38ドルまで 値 を 伸 ばした ただし その 後 は 短 期 的 な 買 われすぎ 感 などか ら 一 転 して 早 めの 利 益 確 定 を 進 める 動 きなどに 押 されることとなり 上 げ 幅 を 縮 小 した 中 国 税 関 総 署 がこの 日 発 表 した1 月 の 同 国 原 油 輸 入 が 月 単 位 で 過 去 最 高 となったことが 好 感 された 米 気 象 庁 によると 今 夜 遅 くから 北 東 部 地 域 は 再 び 大 雪 に 見 舞 われ 14 日 朝 までの 積 雪 量 はニューヨーク 市 で 最 大 20センチ メートルが 予 想 されている 海 外 主 要 通 信 社 が 伝 えた リビア 石 油 省 のある 高 官 によると 武 装 集 団 によってシャララ 油 田 から ザウィヤ 市 の 西 岸 港 にある 貯 蔵 地 域 を 結 ぶパイプラインのバルブが 閉 じられ シャララ 油 田 の 原 油 生 産 が75% 減 少 しているとの こと OPECは12 日 月 例 報 告 を 発 表 し 今 年 の 世 界 石 油 需 要 の 成 長 見 通 しから 加 盟 国 が 増 産 したため 1 月 は2カ 月 続 けて 原 油 生 産 が 増 加 した 1 月 の 加 盟 12カ 国 の 原 油 生 産 高 は 前 月 を 日 量 2 万 8000バレル 上 回 る2971 万 バレル サウジアラビアは 日 量 963 万 バレルと 前 月 の974 万 バレルから 減 少 したが リビアは51 万 バレルと 前 月 の24 万 バレルから 倍 増 した 一 方 2014の 世 界 石 油 消 費 高 見 通 しは 前 年 比 1.2%( 日 量 109 万 バレル) 上 回 る9098 万 バレルと 前 月 見 通 しから4 万 5000バレル 上 方 修 正 された また 今 年 の 非 OPEC 加 盟 国 の 原 油 生 産 高 は 前 年 比 で 日 量 129 万 バレル 増 の5543 万 バレルの 見 込 み 海 外 主 要 通 信 社 が 伝 えた EIAが12 日 発 表 した2 月 7 日 までの 週 間 石 油 統 計 は 以 下 の 通 り 事 前 予 想 は 原 油 在 庫 が 前 週 比 260 万 バレル 増 加 ガソリンが 10 万 バレル 増 加 留 出 油 が213 万 バレル 減 少 だった 前 週 比 原 油 3 億 6135 万 2000バレル +326 万 7000バレル 増 加 ガソリン 2 億 3309 万 8000バレル 185 万 3000バレル 減 少 留 出 油 1 億 1306 万 3000バレル 73 万 1000バレル 減 少 ニューヨーク マーカンタイル 取 引 所 (NYMEX)の 原 油 受 け 渡 し 場 所 となるオクラホマ 州 クッシング 原 油 在 庫 は3760 万 3000バレルと 前 週 比 267 万 3000バレル 減 少 した ( 日 本 先 物 情 報 ネットワーク)
TOPICs 南 北 アメリカ 大 陸 は 石 油 と 天 然 ガスの 貿 易 にとって 重 要 な 市 場 となっている by EIA 1 月 20 日 北 米 中 米 カリブ 海 南 米 をまとめてアメリカとすれば 世 界 の 石 油 と 天 然 ガスの 貿 易 にはアメリカは 大 きな 割 合 を 占 めて いる 1 月 20 日 発 行 されたEIAのLiquid Fuel and Natural Gas reportは アメリカの 過 去 10 年 間 のエネルギー 傾 向 と 資 源 開 発 につ いて 検 証 している このレポートは 石 油 と 天 然 ガスに 焦 点 を 当 て 生 産 消 費 貿 易 投 資 の 面 でこの 地 域 は 規 模 と 重 要 性 が 際 立 っていることを 示 している レポートはこの 地 域 全 体 をとらえて 他 の 世 界 との 関 係 を 探 り エネルギー 生 産 と 消 費 について 国 ごとにデータに 基 づき 分 析 している その 主 要 な 結 論 は 以 下 である 石 油 とドライ 天 然 ガスの 地 域 別 生 産 量 (03 年 ~12 年 ) 石 油 ( 日 量 百 万 バレル) ドライ 天 然 ガス( 兆 立 方 フィー ト) 中 近 東 アメリカ 旧 ソ 連 邦 アジア 太 平 洋 欧 州 アメリカ アフリカ 旧 ソ 連 邦 アジア 太 平 洋 欧 州 アフリカ 中 近 東 2012 年 にアメリカ 諸 国 は 世 界 で 二 番 目 に 大 きい 石 油 の 生 産 者 であり 消 費 者 であっ た また 世 界 最 大 の 天 然 ガスの 生 産 者 であり 消 費 者 であっ た この 地 域 の 資 源 と 埋 蔵 量 を 調 べると アメリカは 引 き 続 き 石 油 と 天 然 ガスの 生 産 を 将 来 に わたって 増 加 させて 行 くだろ う 原 油 と 石 油 製 品 のアメリ カ 域 内 貿 易 は この 地 域 の 全 貿 易 量 の 大 半 を 占 める 2003 年 ~2012 年 までに 米 国 はこの 地 域 の 他 の 国 から 原 油 を 輸 入 していた 主 にカナダとメキシコ 及 びベネズエラであ る 平 均 日 量 501 万 バレルの 輸 入 量 であた これらの 数 量 は 米 アメリカにおける 液 化 プロジェクトと 再 ガス 化 プロジェ 国 の 生 産 が 増 加 し 続 け 中 国 やインドへの 輸 出 が 始 まると 米 国 の 輸 クト 入 量 は 減 少 する 米 国 は2012 年 にはこの 地 域 の 国 々に 対 して 日 量 200 万 バ レルの 石 油 製 品 を 輸 出 していた 主 にカナダとメキシコ 向 けであっ た 2003 年 には 米 国 のこの 地 域 への 石 油 製 品 輸 出 は 日 量 60 万 バ レルであった アメリカ 地 域 における 炭 化 水 素 資 源 の 抽 出 開 発 商 業 化 は ひとえに 外 国 投 資 に 対 する 国 家 政 策 に 関 わってくるだろう メ キシコは 最 近 エネルギー 分 野 に 対 する 外 国 の 民 間 投 資 を 認 めるエ ネルギー 政 策 に 切 り 替 えたが 他 の 国 と 共 同 開 発 をも 目 指 してお り たとえばカナダ ブラジル コロンビア 米 穀 等 とのジョイン トベンチャーを 考 慮 に 入 れている この 地 域 に 対 するアジアの 投 資 はこの5 年 で 拡 大 しており ことに 中 国 の 国 営 石 油 公 社 は 原 油 と 石 油 精 製 設 備 等 の 具 体 的 な 施 設 への 投 資 を 行 っている アメリカは 世 界 の 天 然 ガス 貿 易 の2 割 を 占 め 6 兆 立 方 フィートの 輸 出 入 を 行 っている 天 然 ガスの 貿 易 の8 割 はパイプラ インによるもので 隣 国 に 送 られ 残 りがLNGの 形 で 取 引 されて いる EIAはアメリカからのLNGの 輸 出 が 増 加 すると 予 想 し こと に 米 国 からの 輸 出 が 増 えると 見 ている LNG 輸 出 ターミナルは パナマ 運 河 の 拡 張 にともなって 追 加 され 右 の 地 図 で 示 されるよう な 場 所 に 建 設 される 稼 働 中 液 化 施 設 建 設 中 液 化 施 設 計 画 中 液 化 施 設 稼 働 中 再 ガス 化 施 設 建 設 中 再 ガス 化 施 設
TOPICs EIA Short Terms Energy Outlook 2014 年 1 月 号 より 世 界 の 原 油 供 給 量 EIAは 非 OPEC 諸 国 からの 原 油 生 産 量 は 2014 年 に 日 量 +190 万 バレルと 史 上 最 大 の 伸 びとなると 予 想 している OPEC 諸 国 の 原 油 生 産 量 は2014 年 に 日 量 50 万 バレル 減 産 すると 予 測 され いくつかのOPEC 諸 国 は 非 OPEC 諸 国 の 増 産 に 対 応 するため 減 産 を 余 儀 なくされるものと 思 われる こうした 減 産 によりOPECの 余 剰 生 産 能 力 は 2013 年 の 日 量 220 万 バレルから 日 量 270 万 バレルに 増 加 する OPECに 求 められる 原 油 の 生 産 量 ( 世 界 の 需 要 - 非 OPEC 諸 国 の 生 産 量 -OPEC 諸 国 の 非 原 油 生 産 量 ) 2013 年 の 3040 万 バレルから2014 年 は2960 万 バレルに 減 少 すると 予 想 する 2015 年 にはEIAは 非 OPEC 諸 国 からの 供 給 量 は 日 量 +150 万 バレルの 伸 びとなり 世 界 の 需 要 の 伸 びの+140 万 バレ ルをわずかに 上 回 る 2015 年 にOPECに 求 められる 原 油 の 生 産 量 は OPEC 諸 国 の 非 原 油 生 産 量 が+10 万 バレル 増 加 するため 20 万 バ レルとなるだろう リビア イラク アンゴラ 等 いくつかのOPEC 諸 国 は 減 産 を 余 儀 なくされる 2015 年 の 余 剰 生 産 能 力 は 日 量 平 均 370 万 バレルに 達 するだろう EIAは 世 界 の 予 期 せぬ 生 産 障 害 は2013 年 には 前 年 より70 万 バレル 多 い 日 量 260 万 バレルあった そのうちOPEC 諸 国 の 増 産 により180 万 バレルはカバーされた 2013 年 末 の 生 産 障 害 量 は 日 量 310 万 バレルに 達 している 2014 年 初 めの 生 産 障 害 量 もほぼ 同 様 な 数 字 である 生 産 障 害 が 生 じている 国 では ほとんど 解 決 の 見 込 みが 立 っていないので 今 後 の 需 給 にど の 程 度 影 響 するかは 未 知 数 である 世 界 の 原 油 需 要 量 EIAは2013 年 の 世 界 の 原 油 需 要 は 前 年 比 + 日 量 120 万 バレル 増 加 したと 予 測 している 2013 年 下 半 期 の 世 界 の 原 油 需 要 量 は 日 量 9100 万 バレルを 超 えている EIAは2014 年 の 世 界 の 需 要 量 は 前 年 比 + 日 量 120 万 バレル 2015 年 は 前 年 比 日 量 +140 万 バレル 増 となり 2015 年 半 ばまでには 日 量 9300 万 バレルに 達 すると 見 ている OECD 諸 国 以 外 の 国 で ほとんどすべての 需 要 増 は 生 じるだろう 非 OECD 諸 国 の 需 要 は2014 年 は 前 年 比 日 量 +130 万 バレル 2015 年 は+140 万 バレルと 推 定 する 中 国 は 単 独 で 最 大 の 需 要 増 加 国 で 2014 年 は+40 万 バレル 増 2015 年 は+43 万 バレル 増 となる 中 国 の 石 油 需 要 の 増 加 率 は2012 年 以 前 よりはなだらかになっており GDP 成 長 率 が9%を 超 えて いた2009 年 ~11 年 にかけては 平 均 年 +79 万 バレル 増 であった 一 方 で EIAはOECD 諸 国 の 需 要 は2014 年 は 前 年 比 日 量 +10 万 バレル 2015 年 はフラットと 見 込 んでいる こうし た 需 要 の 減 退 は 主 に 日 本 と 欧 州 で 起 きる 日 本 の 石 油 消 費 量 は2014 年 に 年 間 日 量 12 万 バレル 減 となり 2015 年 には 17 万 バレル 減 となるだろう 日 本 は 発 電 エネルギーとして 天 然 ガスの 利 用 を 進 め 原 子 力 も 一 部 復 旧 するであろう EIAは 欧 州 の 需 要 は2014 年 10 万 バレル 2015 年 は 5 万 バレルと 見 込 んでいる 非 OPECからの 供 給 る EIAは 非 OPECからの2013 年 の 供 給 量 は 日 量 +140 万 バレル 増 加 し 年 末 までに5500 万 バレルを 超 えたと 思 ってい 非 OPECからの 供 給 は2014 年 には 日 量 +190 万 バレル 2015 年 は 日 量 150 万 バレル 増 となり 2015 年 半 ばまでに 5800 万 バレルを 超 えるだろう 北 米 が 非 OPECからの 原 油 供 給 増 加 の 大 きな 部 分 を 占 める
EIAは 今 後 2 年 間 の 米 国 とカナダの 生 産 量 はそれぞれ 年 平 均 +98 万 バレル +25 万 バレル 増 加 すると 見 ている 今 後 2 年 間 のブラジルの 生 産 量 は 深 海 油 田 が 寄 与 して 年 平 均 +15 万 バレル 増 となる 今 後 2 年 間 のカザフスタンの 生 産 量 は 年 平 均 +13 万 バレルであるが 本 格 的 な 生 産 増 は2015 年 以 降 である 予 期 せぬ 生 産 障 害 非 OPEC 諸 国 の 予 期 せぬ 生 産 障 害 は 2013 年 には 平 均 日 量 80 万 バレルであった 2012 年 の 90 万 バレルから 少 し 減 ったが 2011 年 の 50 万 バレルよりは 多 い 2013 年 の 最 後 の2か 月 の 生 産 障 害 は 平 均 日 量 60 万 バレルで 南 スーダ ン シリア イエメンによるものが7 割 を 占 めている シリアとイエメンは 今 後 2 年 間 にわたって 引 き 続 き 解 決 せず 非 OPEC 諸 国 の 生 産 障 害 の 大 半 を 占 めるだろう 南 スー ダンの 生 産 障 害 は 2013 年 に 減 少 し 第 1 四 半 期 は 33 万 バレルであったが 第 4 四 半 期 には 10 万 バレルまで 改 善 してい る しかし 2013 年 n12 月 後 半 に 南 アフリカでは 武 闘 がエスカレートして 5 万 バレルほどの 追 加 の 生 産 障 害 を 引 き 起 こし ている OPECの 供 給 EIAは OPECの 原 油 生 産 は2013 年 は 前 年 比 日 量 90 万 バレルの 日 量 平 均 3000 万 バレルだったと 推 定 している 主 にリビア ナイジェリア イラクにおける 生 産 減 少 による 2014 年 には 日 量 50 万 バレル 減 少 すると 予 測 している これは サウジアラビアを 筆 頭 として2014 年 には 非 OPECの 増 産 に 対 応 して 生 産 調 整 を 行 うためである 2015 年 のOPEC 諸 国 の 生 産 量 は2014 年 の 水 準 に 近 いと 推 定 しているが 主 要 OPEC 諸 国 は 減 産 を 続 け リビアの 生 産 が 回 復 し イラクやアンゴラも 増 産 するだろう 2013 年 のOPEC 諸 国 の 生 産 障 害 は 180 万 バレルであった 前 年 のほぼ 倍 である OPECの 生 産 障 害 は2013 年 下 半 期 に 増 加 して 250 万 バレルに 達 している これは 主 にリビアの 減 産 によるものである 2014 年 年 初 にはOPECの 生 産 障 害 はまだ 増 加 傾 向 にあり 今 後 の 見 通 しを 不 透 明 にしている OPECの 余 剰 生 産 能 力 は2013 年 には 前 年 比 10 万 バレル 増 の 日 量 220 万 バレルとなっているが それでも 過 去 3 年 間 (2010 年 ~12 年 )の 平 均 余 剰 生 産 能 力 よりは 90 万 バレル 少 ない OPECの 余 剰 生 産 能 力 は2014 年 に270 万 バレル 2015 年 には370 万 バレルに 拡 大 するだろう これらの 余 剰 生 産 能 力 には 現 在 米 欧 による 経 済 封 鎖 により 稼 働 を 止 めているイランの 生 産 能 力 は 含 んでいない OECD 石 油 在 庫 EIAは OECDの 民 間 石 油 在 庫 は2013 年 末 で26 億 バレルあり 供 給 の56 日 分 と 推 定 している また2014 年 末 と 2015 年 末 も 同 様 に26 億 バレルであると 推 定 している 原 油 価 格 ブレント 原 油 価 格 は2013 年 12 月 までの6か 月 間 の 平 均 は108ドル~112ドル/バレルであった EIAはブレント 原 油 価 格 は 非 OPEC 諸 国 からの 供 給 増 が 需 要 増 を 上 回 るため 下 落 すると 見 ている ブレント 原 油 価 格 は2014 年 と2015 年 にはそれぞ れ 105ドル 平 均 102ドル 平 均 になると 予 測 する WTI 原 油 価 格 は 9 月 の 平 均 106ドル/バレルから11 月 には94ドルに 下 落 している しかし12 月 の 平 均 は98ドルだっ た EIAは2014 年 のWTI 原 油 価 格 は 平 均 93ドル 2015 年 は 平 均 90ドルと 見 ている WTIはブレント 原 油 価 格 よりも2012 年 には 18ドル 安 く 2013 年 7 月 には 4ドルになった 2013 年 の 第 4 四 半 期 の 平 均 は 12ドルとなっている 2014 年 の WTIとブレント 原 油 の 差 は 12ドル と 見 ている
先 月 の 短 期 予 測 ではブレント 価 格 の 差 は9ドルであり 今 回 12ドルと 拡 大 させた これは 以 下 の 事 情 による パイプラインが 敷 設 される 前 までは 米 国 南 部 で 生 産 されるたとえばルイジアナスイートのような 軽 質 油 は 過 去 二 年 間 はブレント 価 格 より 高 く 設 定 されていた 北 部 の 石 油 精 製 施 設 では 南 部 から 輸 送 する 軽 質 油 を 使 うより 海 外 からブレント 原 油 を 輸 入 して 精 製 したほうが 安 くついた しかし パイプラインの 開 通 により 北 部 で 生 産 されるシェールオイルは 南 部 に 運 ばれ 南 部 の 軽 質 油 も 北 部 での 利 用 が 進 み 南 部 の 軽 質 油 はブレント 原 油 に 対 してディスカウントになっているためであ る EIAはこうしたメキシコ 湾 岸 の 安 い 軽 質 油 価 格 はWTI 価 格 となり ブレント 価 格 よりも 更 に 安 くなると 見 ている 南 部 の 軽 質 油 は WTI 価 格 +パイプライン 輸 送 コストで 北 部 の 精 油 所 に 運 ばれ さらにインフラが 整 えば 国 際 的 な 原 油 価 格 であるブ レントやドバイ 価 格 よりもWTI 価 格 は 大 きなディスカウントのまま2015 年 も 推 移 すると 見 ている エネルギー 価 格 は 非 常 に 不 透 明 であるので 予 想 価 格 と 先 物 価 格 は 一 致 しないことはしばしばある 2014 年 4 月 渡 しの WTI 先 物 価 格 は1 月 2 日 までの5 日 間 の 価 格 は 平 均 98ドルであった インプライドボラティリティーは16%であり 95% 確 実 ラインは86ドル~113ドルである 昨 年 同 時 期 の4 月 渡 し 価 格 は93ドルであり 95% 確 実 ラインは74ドルから117ドルで あった 今 後 の 予 想 原 油 価 格 は 先 行 きの 需 給 が 非 OPEC 諸 国 からの 供 給 量 が 世 界 の 需 要 の 増 加 量 を 上 回 ることから 弱 含 みとなるとEIAは 見 て いる 非 OPEC 諸 国 の 原 油 供 給 が 増 加 すれば 必 然 的 にOPECの 原 油 生 産 量 は 頭 打 ちとなる 経 済 的 に 余 裕 があった 以 前 であれ ば OPEC 諸 国 は 足 並 みをそろえて 減 産 を 行 うところであるが すでに 予 算 化 されて 原 油 以 外 の 収 入 に 乏 しい 湾 岸 諸 国 は 原 油 生 産 の 減 少 による 国 家 歳 入 の 減 少 には 耐 えられなくなっている そのため サウジアラビアくらいしか 減 産 を 行 う 余 裕 のある 国 はなく イランのようにできれば 増 産 したい 国 ばかりであろう リビア 等 生 産 障 害 がある 国 も いずれ 内 乱 がおさまれば 為 政 者 がまず 目 指 すのは 原 油 生 産 の 正 常 化 による 国 家 歳 入 の 確 保 であろう そうした 点 が 以 前 のOPEC 諸 国 とは 異 なる 家 庭 の 事 情 で あろう 逆 に 米 国 など 原 油 を 増 産 している 国 の 生 産 は 民 間 企 業 の 論 理 に 支 えられており 原 油 価 格 が 異 常 に 下 がれば 新 興 の 弱 小 資 本 油 田 は 生 産 を 制 限 せざるをえなくなる そうした 価 格 メカニズムが 成 立 すれば 上 値 は 重 く かつ 下 値 にも 限 界 があるというのが 原 油 価 格 であろう 従 って 当 分 80ドル~110ドルの 間 で 原 油 価 格 は 動 くと 予 想 する 掲 載 される 情 報 は 株 式 会 社 コモディティー インテリジェンス ( 以 下 COMMi という) が 信 頼 できると 判 断 した 情 報 源 をもとにCOMMiが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 について COMMiは 保 証 を 行 なっておらず また いかなる 責 任 を 持 つものでもありませ ん 本 資 料 に 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 において 作 成 されたものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があります 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はCOMMiに 帰 属 し 事 前 にCOMMiへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています COMMiが 提 供 する 投 資 情 報 は あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 資 料 に 掲 載 される 株 式 債 券 為 替 および 商 品 等 金 融 商 品 は 企 業 の 活 動 内 容 経 済 政 策 や 世 界 情 などの 影 響 により その 価 値 を 増 大 または 減 少 するこ ともあり 価 値 を 失 う 場 合 があります 本 資 料 は 投 資 された 資 金 がその 価 値 を 維 持 または 増 大 を 補 償 するものではなく 本 資 料 に 基 づいて 投 資 を 行 った 結 果 お 客 様 に 何 らかの 障 害 が 発 生 した 場 合 でも COMMiは 理 由 のいかんを 問 わず 責 任 を 負 いません COMMiおよび 関 連 会 社 とその 取 締 役 役 員 従 業 員 は 本 資 料 に 掲 載 されている 金 融 商 品 について 保 有 している 場 合 があります 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさるようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 発 行 元 : 株 式 会 社 コモディティー インテリジェンス4 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 蛎 殼 町 1 丁 目 11-3-310 会 社 電 話 : 03-3667-6130 会 社 ファックス 03-3667-3692 メールアドレス: kondo@commi.cc