[ 日 本 で 働 く 外 国 人 向 け ] 日 本 語 版 労 災 保 険 請 求 のための ガイドブック < 第 一 編 > 請 求 ( 申 請 )のできる 保 険 給 付 など 労 災 保 険 は 国 籍 を 問 わず 日 本 で 労 働 者 として 働 く 外 国 人 にも 適 用 されます 就 労 することができる 在 留 資 格 を 持 っ ている 方 はもちろん 留 学 中 にアルバイトをしていて 事 故 に あった 場 合 なども 対 象 となります このガイドブックは 外 国 人 の 労 働 者 が 労 災 保 険 で 受 けら れる 給 付 の 種 類 や 内 容 について 解 説 したものです 支 給 要 件 などの 詳 細 については 労 働 基 準 監 督 署 にお 尋 ね ください また 本 国 へ 帰 国 すると 受 けることができない 給 付 もありますのでご 注 意 ください 目 次 仕 事 や 通 勤 が 原 因 でケガをしたり 病 気 になった 場 合 P3 仕 事 や 通 勤 が 原 因 で 親 族 が 亡 くなった 場 合 P7 既 に 労 災 保 険 給 付 を 受 けている 場 合 P10 その 他 P14 本 国 へ 帰 った 場 合 の 注 意 事 項 P16 厚 生 労 働 省 労 働 基 準 局 労 災 補 償 部 補 償 課
労 災 保 険 とは 労 災 保 険 とは 労 働 者 が 業 務 や 通 勤 が 原 因 で 負 傷 したり 病 気 に なったり さらには 死 亡 したときに 治 療 費 など 必 要 な 保 険 給 付 を 行 う 制 度 です 外 国 人 でも 日 本 国 内 で 働 いている 限 り 労 災 保 険 が 適 用 され ます 原 因 事 由 災 害 分 類 保 険 その 他 その 他 の 災 害 健 康 保 険 労 働 災 害 に 健 康 保 険 は 使 えません 労 災 保 険 給 付 の 種 類 療 養 ( 補 償 ) 給 付 : 業 務 または 通 勤 が 原 因 となった 傷 病 の 療 養 を 受 けるときの 給 付 休 業 ( 補 償 ) 給 付 : 業 務 または 通 勤 が 原 因 となった 傷 病 の 療 養 のため 労 働 す ることができず 賃 金 を 受 けられないときの 給 付 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 : 業 務 または 通 勤 が 原 因 となった 傷 病 の 療 養 開 始 後 1 年 6 か 月 たっても 傷 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )しないで 障 害 の 程 度 が 傷 病 等 級 に 該 当 するときの 給 付 障 害 ( 補 償 ) 給 付 : 業 務 または 通 勤 が 原 因 となった 傷 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )し て 障 害 等 級 に 該 当 する 身 体 障 害 が 残 ったときの 給 付 遺 族 ( 補 償 ) 給 付 : 労 働 者 が 死 亡 したときの 給 付 葬 祭 料 葬 祭 給 付 : 労 働 者 が 死 亡 し 葬 祭 を 行 ったときの 給 付 介 護 ( 補 償 ) 給 付 : 障 害 ( 補 償 ) 年 金 または 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 の 一 定 の 障 害 に より 現 に 介 護 を 受 けているときの 給 付 2
仕 事 や 通 勤 が 原 因 でケガをしたり 病 気 になった 場 合 Q. 仕 事 や 通 勤 が 原 因 でケガをしたり 病 気 にかかってしまった 場 合 病 院 でかかった 費 用 ( 治 療 費 )は 労 災 保 険 から 支 給 されますか 1 労 災 病 院 や 労 災 指 定 の 医 療 機 関 などで 原 則 無 償 で 治 療 を 受 けることができます 2 労 災 指 定 の 医 療 機 関 以 外 で 治 療 を 受 けた 場 合 などは いったん 治 療 費 を 負 担 して いただき あとで 請 求 することにより 負 担 した 費 用 の 全 額 が 支 給 されます 3 通 院 するための 交 通 費 も 一 定 の 条 件 を 満 たせば 全 額 が 支 給 されます 療 養 の 給 付 療 養 の 費 用 の 支 給 1の 場 合 : 本 人 が 労 災 指 定 の 医 療 機 関 などに 請 求 書 を 提 出 してください 2の 場 合 : 本 人 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 に 請 求 書 を 提 出 してください < 留 意 点 > 1 診 療 治 療 などは 労 災 病 院 または 労 災 指 定 の 医 療 機 関 などで 受 けるのが 原 則 です 2 12ともに 傷 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )するまで 受 けることができます 時 効 療 養 の 費 用 を 支 出 した 日 ごとに 請 求 権 が 発 生 し その 翌 日 から2 年 (1については 時 効 はありません) 通 院 費 < 支 給 内 容 > 通 院 に 要 した 費 用 の 実 費 相 当 額 を 支 給 します < 支 給 要 件 > 次 の 要 件 をどちらも 満 たす 場 合 に 支 給 します 1 労 働 者 の 居 住 地 または 勤 務 地 から 原 則 として 片 道 2km 以 上 の 通 院 であること 2 労 働 者 の 居 住 地 または 勤 務 地 と 同 一 市 町 村 にある 適 切 な 医 療 機 関 へ 通 院 した 場 合 であること( 例 外 として 同 一 市 町 村 内 に 適 切 な 医 療 機 関 がない 場 合 などにも 支 給 が 認 められることがあります) 本 人 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 に 請 求 書 を 提 出 時 効 費 用 を 支 出 した 日 ごとに 請 求 権 が 発 生 し その 翌 日 から2 年 詳 しくは 第 二 編 療 養 ( 補 償 ) 給 付 療 養 の 費 用 の 給 付 P13へ 療 養 ( 補 償 ) 給 付 療 養 の 費 用 請 求 書 P36へ 3
ケガや 病 気 の 治 療 を 受 けた 場 合 の 給 付 手 続 き 労 働 災 害 発 生 労 災 指 定 医 療 機 関 など で 受 診 1 その 他 の 医 療 機 関 で 受 診 3 事 業 主 から 請 求 書 2に 証 明 を 受 ける 医 療 機 関 へ 治 療 費 の 支 払 い 事 業 主 医 療 機 関 から 請 求 書 4に 証 明 を 受 ける 指 定 医 療 機 関 へ 請 求 書 2の 提 出 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 4の 提 出 労 働 基 準 監 督 署 で 請 求 書 を 受 理 労 働 基 準 監 督 署 の 調 査 必 要 に 応 じて 請 求 人 関 係 者 に 書 類 の 提 出 や 聴 取 を 依 頼 する 場 合 があります 看 護 移 送 などに 要 した 費 用 があれば 領 収 書 などを 添 付 労 働 基 準 監 督 署 の 調 査 指 定 医 療 機 関 に 治 療 費 などの 支 払 1 負 傷 などに 係 る 治 療 を 現 物 ( 無 料 )で 支 給 します 請 求 受 付 から 給 付 決 定 までの 期 間 はおおむね1か 月 ですが 場 合 によっては 1か 月 以 上 を 要 するこ ともあります 指 定 された 請 求 人 の 振 込 口 座 へ 支 払 3 療 養 にかかった 費 用 を 支 給 します 4 療 養 の 費 用 給 付 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 第 7 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の5) 2 療 養 の 給 付 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 第 5 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の3) 通 勤 災 害 の 場 合 は 請 求 書 の 他 に 様 式 第 16 号 ( 別 紙 ) 通 勤 災 害 に 関 する 事 項 の 提 出 が 必 要 です 4
Q. 仕 事 中 または 通 勤 中 の 事 故 によるケガの 治 療 のために 会 社 を 休 んだ 場 合 どの ような 補 償 が 受 けられるのでしょうか 療 養 のために 仕 事 を 休 み 賃 金 を 受 けていない 場 合 休 業 ( 補 償 ) 給 付 を 受 ける ことができます いつから 休 業 した4 日 目 から いくら 1 日 につき 給 付 基 礎 日 額 ( )の80% ( 保 険 給 付 60%+ 特 別 支 給 金 20%) 給 付 基 礎 日 額 は 原 因 となった 事 故 直 前 3か 月 分 の 賃 金 を 暦 日 数 で 割 ったもの ( 平 均 賃 金 )です ( 例 ) 月 20 万 円 の 賃 金 ( 賃 金 締 切 日 は 毎 月 末 日 )で 10 月 に 事 故 が 起 こった 場 合 20 万 円 3か 月 92 日 [7 月 (31 日 )+8 月 (31 日 )+9 月 (30 日 )] 6,522 円 6,522 円 80% 5,217 円 休 業 1 日 につき 給 付 基 礎 日 額 の80%にあたる5,217 円 が 支 給 されます 休 業 ( 補 償 ) 給 付 < 支 給 要 件 > 1~3のすべての 要 件 を 満 たす 必 要 があります 1 業 務 上 の 事 由 または 通 勤 による 負 傷 や 疾 病 による 療 養 であること 2 労 働 することができないこと 3 賃 金 を 受 けていないこと < 支 給 内 容 > 休 業 4 日 目 から 休 業 1 日 につき 給 付 基 礎 日 額 の80%( 保 険 給 付 60%+ 特 別 支 給 金 20%)が 支 給 されます 本 人 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 に 請 求 書 を 提 出 < 留 意 点 > 休 業 初 日 から3 日 目 までは 労 災 保 険 からの 支 給 はありません この 間 は 業 務 災 害 の 場 合 事 業 主 が 休 業 補 償 (1 日 につき 平 均 賃 金 の60%)を 行 うことになります 時 効 賃 金 を 受 けない 日 ごとに 請 求 権 が 発 生 し その 翌 日 から2 年 詳 しくは 第 二 編 休 業 ( 補 償 ) 給 付 P15へ 休 業 ( 補 償 ) 給 付 請 求 書 P39へ 5
労 働 災 害 発 生 請 求 書 に 医 師 事 業 主 の 証 明 2 回 目 以 降 の 請 求 が 離 職 後 の 場 合 は 事 業 主 の 証 明 は 必 要 ありま せん 請 求 書 を 労 働 基 準 監 督 署 へ 提 出 労 働 基 準 監 督 署 の 調 査 必 要 に 応 じて 請 求 人 及 び 関 係 者 に 書 類 の 提 出 や 聴 取 を 依 頼 する 場 合 があり ます 業 務 が 原 因 の 負 傷 疾 病 か 否 か 休 業 を 要 するか 否 か 保 険 給 付 額 の 算 定 など 請 求 受 付 から 給 付 決 定 までの 期 間 はおおむね1か 月 ですが 場 合 によっ ては 1か 月 以 上 を 要 することもありま す 支 給 不 支 給 決 定 請 求 人 本 人 に 対 して 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 通 知 指 定 された 振 込 口 座 へ 保 険 給 付 を 支 払 休 業 ( 補 償 ) 給 付 支 給 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 第 8 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の6) 6
仕 事 や 通 勤 が 原 因 で 親 族 が 亡 くなった 場 合 Q. 仕 事 や 通 勤 が 原 因 で 労 働 者 が 亡 くなった 場 合 家 族 はどのような 補 償 を 受 けること ができるのでしょうか 1 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 または 一 時 金 葬 祭 料 ( 葬 祭 給 付 )を 受 けることができます 2 療 養 ( 補 償 ) 給 付 休 業 ( 補 償 ) 給 付 を 受 ける 前 に 亡 くなった 場 合 は 未 支 給 額 を 遺 族 が 受 け 取 ることができます 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 遺 族 ( 補 償 ) 一 時 金 < 関 連 する 保 険 給 付 > 未 支 給 の 保 険 給 付 特 別 支 給 金 労 災 就 学 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 援 護 費 労 災 就 労 保 育 援 護 費 < 請 求 できる 遺 族 > 労 働 者 の 死 亡 当 時 その 者 の 収 入 によって 生 計 を 維 持 していた 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 です ただし 妻 以 外 の 遺 族 は 被 災 労 働 者 の 死 亡 当 時 に 一 定 の 高 齢 または 年 少 で あるか あるいは 一 定 の 障 害 の 状 態 にあることが 必 要 です < 支 給 内 容 > 受 給 資 格 者 のうち 最 先 順 位 者 に 対 し 遺 族 の 数 などに 応 じて 以 下 のとおり 支 給 されます 遺 族 数 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 遺 族 特 別 支 給 金 ( 一 時 金 ) 遺 族 特 別 年 金 1 人 2 人 給 付 基 礎 日 額 の153 日 分 (ただし その 遺 族 が55 歳 以 上 の 妻 又 は 一 定 の 障 害 状 態 にある 妻 の 場 合 は 給 付 基 礎 日 額 の175 日 分 ) 給 付 基 礎 日 額 の201 日 分 300 万 円 算 定 基 礎 日 額 の153 日 分 (ただし その 遺 族 が55 歳 以 上 の 妻 又 は 一 定 の 障 害 状 態 にある 妻 の 場 合 は 給 付 基 礎 日 額 の175 日 分 ) 算 定 基 礎 日 額 の201 日 分 3 人 給 付 基 礎 日 額 の223 日 分 算 定 基 礎 日 額 の223 日 分 4 人 以 上 給 付 基 礎 日 額 の245 日 分 算 定 基 礎 日 額 の245 日 分 遺 族 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 算 定 基 礎 日 額 について 第 二 編 P8へ 遺 族 ( 補 償 ) 一 時 金 < 支 給 要 件 支 給 内 容 > 労 働 者 が 亡 くなった 当 時 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 を 受 ける 資 格 のある 遺 族 がいない 場 合 給 付 基 礎 日 額 1000 日 分 遺 族 特 別 支 給 金 300 万 円 算 定 基 礎 日 額 1000 日 分 が 亡 く なった 労 働 者 の 親 族 のうち 最 先 順 位 者 に 支 給 します 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 の 受 給 権 者 がすべていなくなってしまったとき 受 給 権 者 であった 遺 族 の 全 員 に 対 して 支 払 われた 年 金 の 額 及 び 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 前 払 い 一 時 金 の 額 の 合 計 額 が 給 付 基 礎 日 額 及 び 算 定 基 礎 日 額 の1000 日 分 に 満 たない 場 合 給 付 基 礎 日 額 の1000 日 分 及 び 算 定 基 礎 日 額 の1000 日 分 から 既 に 支 給 された 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 などの 合 計 額 を 差 し 引 いた 額 を 最 先 順 位 者 の 遺 族 に 支 給 します 遺 族 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 時 効 被 災 者 が 亡 くなった 日 の 翌 日 から5 年 詳 しくは 第 二 編 遺 族 ( 補 償 ) 給 付 P25へ 遺 族 ( 補 償 ) 給 付 請 求 書 P41へ 7
遺 族 ( 補 償 ) 年 金 一 時 金 を 受 けるための 手 続 き 労 働 災 害 発 生 労 働 者 の 死 亡 事 業 主 から 請 求 書 に 証 明 を 受 ける < 添 付 書 類 > 死 亡 診 断 書 故 人 との 関 係 を 証 明 できる 書 類 ( 戸 籍 抄 本 謄 本 など ) 故 人 の 収 入 で 生 計 を 維 持 していた ことがわかるもの など 遺 族 が 請 求 書 及 び 添 付 書 類 を 労 働 基 準 監 督 署 へ 提 出 国 によって 該 当 する 書 類 が 無 い 場 合 は 故 人 との 血 縁 関 係 が 証 明 できるもの 労 働 基 準 監 督 署 の 調 査 請 求 受 付 から 給 付 決 定 までの 期 間 は おおむね4か 月 です が 場 合 によっては 4か 月 以 上 を 要 する こともあります 支 給 不 支 給 決 定 死 因 が 業 務 上 のものか 否 か 受 給 権 者 の 確 認 保 険 給 付 額 の 算 定 など 請 求 人 に 対 して 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 の 通 知 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 支 給 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 第 12 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の8) 遺 族 ( 補 償 ) 一 時 金 支 給 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 15 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の9) 指 定 された 振 込 口 座 へ 保 険 給 付 の 支 払 その 他 必 要 とする 書 類 を 提 出 して 頂 く 場 合 があります 8
葬 祭 料 ( 葬 祭 給 付 ) < 支 給 要 件 > 遺 族 が 葬 祭 を 行 った 場 合 または 亡 くなった 労 働 者 の 会 社 において 社 葬 を 行 った 場 合 に 葬 祭 を 行 った 者 に 支 給 されます < 支 給 内 容 > 1 315,000 円 + 給 付 基 礎 日 額 の30 日 分 2 1の 額 が 給 付 基 礎 日 額 の60 日 分 に 満 たない 場 合 は 給 付 基 礎 日 額 の60 日 分 遺 族 などが 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 時 効 被 災 者 が 亡 くなった 日 の 翌 日 から2 年 詳 しくは 第 二 編 葬 祭 料 ( 葬 祭 給 付 ) P31へ 葬 祭 料 ( 葬 祭 給 付 ) 請 求 書 P43へ Q. 亡 くなる 前 に 治 療 や 休 業 をしていて 労 災 による 保 険 給 付 を 受 けることができた 方 が 給 付 を 受 ける 前 に 亡 くなった 場 合 誰 かが 代 わりに 受 けることはできないで しょうか 保 険 給 付 を 受 ける 権 利 を 有 する 方 が 亡 くなったとき その 亡 くなった 方 に 1 支 給 事 由 は 生 じたが まだ 請 求 のない 保 険 給 付 2 請 求 したが まだ 支 給 決 定 がない 保 険 給 付 3 支 給 決 定 はあったが まだ 支 払 われていない 保 険 給 付 がある 場 合 は その 方 の 遺 族 で 一 定 の 要 件 を 満 たす 方 が 保 険 給 付 及 び 特 別 支 給 金 を 受 けることができます ( 未 支 給 の 保 険 給 付 ) 未 支 給 の 保 険 給 付 特 別 支 給 金 < 関 連 する 保 険 給 付 > 療 養 ( 補 償 ) 給 付 休 業 ( 補 償 ) 給 付 障 害 ( 補 償 ) 給 付 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 遺 族 ( 補 償 ) 給 付 < 請 求 できる 遺 族 > 1と2の 両 方 の 要 件 を 満 たす 場 合 に 請 求 することができます 1 亡 くなった 受 給 権 者 の 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 2 受 給 権 者 の 亡 くなった 当 時 その 方 と 生 計 を 同 じくしていたこと( 必 ずしも 同 居 している 必 要 は ありません) なお 12の 要 件 を 満 たす 方 がいない 場 合 は 相 続 人 が 請 求 することができます < 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 を 受 けていた 人 が 亡 くなった 場 合 > 請 求 できる 遺 族 亡 くなった 労 働 者 の 遺 族 ( 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 )のうち 次 順 位 の 受 給 資 格 者 ( 年 金 を 受 けていた 人 の 配 偶 者 などではありません) 遺 族 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 時 効 それぞれの 保 険 給 付 と 同 じ 9
既 に 労 災 保 険 給 付 を 受 けている 場 合 Q. いつまで 治 療 のために 通 院 できるのでしょうか 療 養 ( 補 償 ) 給 付 は 傷 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )するまで 受 けることができます なお 療 養 開 始 後 1 年 6か 月 を 経 過 しても 治 ゆ( 症 状 固 定 )せず 障 害 の 程 度 が 重 い 場 合 には 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 を 受 けることができます 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 < 関 連 する 保 険 給 付 > 介 護 ( 補 償 ) 給 付 < 支 給 要 件 支 給 内 容 > 法 律 で 定 められた 傷 病 等 級 に 当 てはまり その 状 態 が 継 続 している 場 合 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 傷 病 特 別 支 給 金 傷 病 特 別 年 金 が 支 給 されます 傷 病 等 級 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 傷 病 特 別 支 給 金 ( 一 時 金 ) 傷 病 特 別 年 金 第 1 級 給 付 基 礎 日 額 の313 日 分 114 万 円 算 定 基 礎 日 額 の313 日 分 第 2 級 277 日 分 107 万 円 277 日 分 第 3 級 245 日 分 100 万 円 245 日 分 < 留 意 点 > 請 求 によって 支 給 されるものではなく 労 働 基 準 監 督 署 長 の 職 権 によって 決 定 されます 10
Q. 完 治 していないのに 治 ゆ( 症 状 固 定 )と 言 われましたが 何 らかの 補 償 を 受 ける ことができますか 労 災 保 険 では 治 療 してもこれ 以 上 状 態 が 改 善 しないものも 治 ゆ( 症 状 固 定 )として います 治 ゆ( 症 状 固 定 )した 後 に 後 遺 障 害 が 残 った 場 合 は 障 害 の 程 度 に 応 じて 障 害 ( 補 償 ) 給 付 を 受 けることができます 障 害 ( 補 償 ) 給 付 < 関 連 する 保 険 給 付 > 介 護 ( 補 償 ) 給 付 外 科 後 処 置 アフターケア 義 肢 等 補 装 具 の 費 用 の 支 給 < 支 給 要 件 支 給 内 容 > 仕 事 中 または 通 勤 による 負 傷 や 疾 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )したときに 身 体 に 一 定 の 障 害 が 残 り 法 令 で 定 められた 障 害 等 級 に 該 当 する 場 合 は その 障 害 の 程 度 に 応 じて それぞれ 以 下 のとおり 年 金 または 一 時 金 が 支 給 されます 障 害 等 級 障 害 ( 補 償 ) 給 付 障 害 特 別 支 給 金 障 害 特 別 年 金 障 害 特 別 一 時 金 1 級 給 付 基 礎 日 額 の313 日 分 342 万 円 算 定 基 礎 日 額 の313 日 分 2 級 277 日 分 320 万 円 277 日 分 3 級 245 日 分 300 万 円 245 日 分 4 級 年 金 213 日 分 264 万 円 年 金 213 日 分 5 級 184 日 分 225 万 円 184 日 分 6 級 156 日 分 192 万 円 156 日 分 7 級 131 日 分 159 万 円 131 日 分 一 時 金 8 級 503 日 分 65 万 円 算 定 基 礎 日 額 の503 日 分 9 級 391 日 分 50 万 円 391 日 分 10 級 302 日 分 39 万 円 302 日 分 11 級 一 時 金 223 日 分 29 万 円 一 時 金 223 日 分 12 級 156 日 分 20 万 円 156 日 分 13 級 101 日 分 14 万 円 101 日 分 14 級 56 日 分 8 万 円 56 日 分 本 人 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 時 効 傷 病 が 治 ゆした 日 の 翌 日 から5 年 詳 しくは 第 二 編 障 害 ( 補 償 ) 給 付 P17へ 障 害 ( 補 償 ) 給 付 請 求 書 P40へ 11
後 遺 障 害 が 残 った 場 合 の 給 付 の 手 続 き 労 働 災 害 発 生 療 養 症 状 固 定 < 添 付 書 類 > レントゲン 写 真 など 同 一 の 事 由 によって 障 害 厚 生 年 金 障 害 基 礎 年 金 などの 受 給 を 受 けている 場 合 は 支 給 額 が 証 明 できるもの 請 求 受 付 から 給 付 決 定 までの 期 間 は おおむね3か 月 ですが 場 合 によっては3か 月 以 上 を 要 することもありま す 請 求 書 を 労 働 基 準 監 督 署 へ 提 出 障 害 等 級 の 認 定 事 業 主 から 請 求 書 に 証 明 を 受 ける 症 状 固 定 及 び 障 害 等 級 の 認 定 の 際 は 必 要 に 応 じ て 専 門 医 による 症 状 の 確 認 を 行 う 場 合 があります 本 人 に 対 して 保 険 給 付 決 定 の 通 知 障 害 ( 補 償 ) 給 付 支 給 請 求 書 ( 業 務 災 害 の 場 合 は 様 式 第 10 号 通 勤 災 害 の 場 合 は 様 式 16 号 の7) 指 定 された 振 込 口 座 へ 保 険 給 付 の 支 払 その 他 必 要 とする 書 類 を 提 出 して 頂 く 場 合 があります 12
Q. 重 い 後 遺 障 害 が 残 り 家 族 や 介 護 サービス 事 業 者 などの 介 護 を 受 けることになる 場 合 どのような 補 償 が 受 けられるのでしょうか 一 定 額 の 範 囲 内 で 介 護 ( 補 償 ) 給 付 を 受 けることができます 介 護 ( 補 償 ) 給 付 < 関 連 する 保 険 給 付 > 障 害 ( 補 償 ) 給 付 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 < 支 給 要 件 > 1~4のすべての 要 件 を 満 たす 必 要 があります 1 障 害 ( 補 償 ) 年 金 または 傷 病 ( 補 償 ) 年 金 の 第 1 級 または 第 2 級 で 高 次 脳 機 能 障 害 身 体 性 機 能 障 害 などの 障 害 を 残 し 常 時 あるいは 随 時 介 護 を 要 する 状 態 にあること 2 民 間 の 有 料 介 護 サービスや 親 族 友 人 知 人 から 現 に 介 護 を 受 けていること 3 病 院 または 診 療 所 に 入 院 していないこと 4 老 人 保 健 施 設 などに 入 所 していないこと < 支 給 内 容 > 支 給 額 は 常 時 介 護 随 時 介 護 で 異 なり それぞれ 以 下 の 通 りです ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 常 時 介 護 : 月 額 56,600 円 ~ 104,290 円 随 時 介 護 : 月 額 28,300 円 ~ 52,150 円 本 人 が 直 接 労 働 基 準 監 督 署 へ 請 求 書 を 提 出 時 効 介 護 を 受 けた 月 の 翌 月 の1 日 から2 年 詳 しくは 第 二 編 介 護 ( 補 償 ) 給 付 P32へ 介 護 ( 補 償 ) 給 付 請 求 書 P44へ その 他 の 支 援 制 度 アフターケア 傷 病 が 治 ゆ( 症 状 固 定 )した 後 も 後 遺 症 状 に 動 揺 をきたしたり 後 遺 障 害 に 付 随 する 疾 病 を 発 症 させるおそれがある 場 合 対 象 となる 傷 病 (20 傷 病 )について 1か 月 に1 度 程 度 の 診 察 保 健 指 導 などを 一 定 の 範 囲 内 で 受 けることができます また それに 要 した 通 院 費 の 支 給 を 受 けることが できます 義 肢 等 補 装 具 の 費 用 の 支 給 障 害 ( 補 償 ) 給 付 の 支 給 を 受 けているか または 受 けると 見 込 まれ 一 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 に 義 肢 等 補 装 具 の 購 入 ( 修 理 )に 要 した 費 用 が 基 準 額 の 範 囲 内 で 支 給 されます また 一 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 は 購 入 ( 修 理 )に 要 した 旅 費 の 支 給 を 受 けることができます 外 科 後 処 置 障 害 ( 補 償 ) 給 付 の 支 給 を 受 けた 場 合 労 災 病 院 または 指 定 された 病 院 において 義 肢 装 着 のため の 再 手 術 瘢 痕 の 軽 減 など 傷 病 の 治 ゆ( 症 状 固 定 ) 後 に 行 う 処 置 診 療 を 自 己 負 担 なしで 受 ける ことができます 一 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 は それに 要 した 旅 費 の 支 給 を 受 けることもできます 労 災 就 学 等 援 護 費 遺 族 ( 補 償 ) 年 金 などの 受 給 者 や 遺 児 が 学 校 などに 通 っていて 一 定 の 要 件 を 満 たす 場 合 に 支 給 を 受 けることができます( 労 災 就 学 援 護 費 または 労 災 就 労 保 育 援 護 費 ) 13
その 他 Q. 私 が 勤 務 している 会 社 は 今 回 の 事 故 は 労 災 には 当 たらないとして 協 力 的 でなく 事 業 主 証 明 などの 手 続 きを 行 ってくれないのですが どうしたらよいでしょうか A. 労 災 保 険 の 手 続 きは 原 則 被 災 された 方 が 自 ら 行 っていただくことになっています 会 社 が 事 業 主 証 明 を 拒 否 するなどやむを 得 ない 場 合 には 事 業 主 の 証 明 がなくても 労 災 保 険 の 請 求 書 は 受 理 されます Q. かなり 前 に 会 社 で 発 生 した 事 故 を 労 災 として 認 めてもらうことはできますか A. 保 険 給 付 ごとに 決 まっている 時 効 を 過 ぎてしまうと 給 付 を 受 けることはできません それぞれの 給 付 の 時 効 をご 確 認 ください Q. 退 職 したり 会 社 がなくなってしまった 場 合 でも 労 災 補 償 を 受 けることができる のでしょうか A. そのような 状 況 でも 請 求 することができます その 場 合 事 業 主 や 会 社 の 同 僚 の 住 所 や 氏 名 をお 伺 いすることがあります Q. 勤 務 している 会 社 から 次 のように 言 われましたが この 場 合 労 災 保 険 による 給 付 は 受 けられないのでしょうか 1 労 災 保 険 に 加 入 していない 2 労 災 保 険 ではない 保 険 の 適 用 がある A. 1 会 社 が 労 災 保 険 の 加 入 手 続 きを 取 っていない 場 合 でも 原 則 として 仕 事 または 通 勤 によりケガや 病 気 になったときには 給 付 を 受 けることができます 2 会 社 または 団 体 が 加 入 している 任 意 保 険 などが 適 用 される 場 合 でも 労 災 から の 支 給 は 受 けられます 会 社 から 補 償 ( 治 療 費 の 支 給 休 業 補 償 損 害 賠 償 など)が 行 われた 時 は 支 給 できない または 減 額 となる 場 合 があります 14
Q. 次 のような 場 合 労 災 保 険 から 給 付 が 受 けられるでしょうか 1 通 勤 中 に 自 転 車 とぶつかり 怪 我 をしました 相 手 がだれなのか 分 かりません 2いつもと 違 う 道 を 通 って 会 社 へ 向 かう 途 中 ケガをしました A. 1 労 災 保 険 から 給 付 が 受 けられます 2 一 定 の 要 件 を 満 たせば 保 険 給 付 の 対 象 となります 通 勤 災 害 について 通 勤 災 害 とは 通 勤 による 労 働 者 の 傷 病 などをいいます 通 勤 とは 労 働 者 が 就 業 に 関 する1~3の 移 動 を 合 理 的 な 経 路 方 法 により 行 うことをいいます( 業 務 の 性 質 を 有 する 移 動 は 除 く) 1 2 3 住 居 と 就 業 の 場 所 との 間 の 往 復 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 就 業 の 場 所 から 他 の 就 業 の 場 所 への 移 動 ( 複 数 就 業 者 の 事 業 場 間 の 移 動 ) 1の 往 復 に 先 行 または 後 続 する 移 動 ( 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 要 件 に 該 当 する ものに 限 る) < 支 給 内 容 > 業 務 災 害 の 場 合 と 同 様 ( 休 業 給 付 については 一 部 負 担 金 として 初 回 の 給 付 額 から200 円 が 控 除 されます) 業 務 災 害 の 場 合 と 同 様 添 付 書 類 : 事 故 証 明 書 ( 交 通 事 故 の 場 合 )など 詳 しくは 第 二 編 通 勤 災 害 P5へ Q. 通 勤 途 中 の 交 通 事 故 でケガをしました 事 故 の 相 手 が 加 入 している 自 賠 責 保 険 など から 保 険 金 を 受 けた 場 合 も 労 災 保 険 からの 支 給 は 受 けられるのでしょうか A. 労 災 保 険 給 付 は 受 けられますが 同 一 理 由 での 労 災 保 険 の 支 給 額 は 自 賠 責 保 険 などから 受 領 した 金 額 を 控 除 したものになります なお 休 業 した 場 合 や 後 遺 症 が 残 った 場 合 に 支 給 される 特 別 支 給 金 については 自 賠 責 保 険 などからの 支 払 いの 有 無 にかかわらず 支 給 されます 15
本 国 へ 帰 った 場 合 の 注 意 事 項 < 日 本 以 外 から 請 求 する 場 合 の 取 扱 い> 保 険 給 付 額 支 給 額 は 支 給 決 定 日 における 外 国 為 替 換 算 率 ( 売 りレート)で 換 算 した 邦 貨 額 になります 海 外 で 治 療 を 受 けた 場 合 診 療 の 内 容 が 妥 当 なものと 認 められた 場 合 は 支 給 の 対 象 となります ( 治 療 に 要 した 費 用 を 支 給 します) 日 本 国 内 に 限 られる 主 な 支 援 制 度 アフターケア 義 肢 等 補 装 具 費 の 支 給 ( 車 椅 子 など 支 給 可 能 な 場 合 もあり) 外 科 後 処 置 労 災 就 学 等 援 護 費 ( 日 本 国 内 の 学 校 に 通 学 している 場 合 ) 13Pへ 16 (H26.3)