農 林 水 産 業 食 品 産 業 科 学 技 術 研 究 推 進 事 業 実 施 要 領 24 農 会 第 1027 号 平 成 2 5 年 4 月 1 日 農 林 水 産 技 術 会 議 事 務 局 長 第 1 趣 旨 我 が 国 の 農 林 漁 業 は 担 い 手 不 足 の 深 刻 化 や 高 齢 化 といった 厳 しい 状 況 にあり 活 力 も 低 下 している このため 食 と 農 林 漁 業 の 競 争 力 体 質 強 化 が 課 題 となっており 農 林 水 産 食 品 分 野 の 成 長 産 業 化 を 早 急 に 図 る 必 要 がある こうした 中 我 が 国 の 有 する 高 い 農 林 水 産 食 品 分 野 の 研 究 開 発 能 力 を 活 かし これらの 研 究 成 果 を 産 業 競 争 力 につなげる 産 学 連 携 の 研 究 を 支 援 することが 必 要 である しかしながら 農 林 水 産 食 品 分 野 においては 公 的 研 究 機 関 による 研 究 が 主 体 となってお り 異 分 野 の 大 学 との 連 携 や 異 業 種 の 民 間 企 業 による 研 究 投 資 は 他 分 野 に 比 べ 弱 く 民 間 企 業 の 先 端 技 術 がほとんど 活 用 されていない この 現 状 を 打 破 し 農 林 水 産 食 品 分 野 の 成 長 産 業 化 に 向 けたイノベーションを 生 み 出 すた めには 公 的 機 関 等 の 基 礎 研 究 の 成 果 を 民 間 企 業 の 参 画 により 着 実 に 生 産 現 場 等 の 実 用 化 につ なげ 農 林 漁 業 者 や 社 会 に 還 元 する 仕 組 みが 不 可 欠 である このため 本 事 業 は 分 野 横 断 的 に 民 間 企 業 等 の 研 究 勢 力 を 呼 び 込 んだ 形 で 国 内 の 研 究 勢 力 の 結 集 や 人 材 交 流 の 活 性 化 を 図 るとともに 革 新 的 な 技 術 の 開 発 を 基 礎 研 究 から 実 用 化 研 究 まで 継 ぎ 目 なく(シームレスに) 支 援 し ブレークスルーとなる 技 術 を 効 果 的 効 率 的 に 開 発 することにより 農 林 水 産 食 品 分 野 の 成 長 産 業 化 及 び 地 域 の 活 性 化 に 貢 献 する 第 2 事 業 内 容 本 事 業 は 農 林 水 産 食 品 分 野 の 試 験 研 究 であって 以 下 の 研 究 ステージのいずれかに 該 当 す るものについて 単 独 の 研 究 機 関 及 び 複 数 の 研 究 機 関 が 連 携 した 取 組 を 講 じることにより 農 林 水 産 食 品 分 野 の 成 長 産 業 化 に 向 けた 技 術 の 開 発 の 迅 速 な 推 進 を 図 ることを 内 容 とする 1 シーズ 創 出 ステージ 将 来 アグリビジネスにつながる 革 新 的 なシーズを 創 出 する 基 礎 研 究 を 実 施 する 2 発 展 融 合 ステージ 創 出 されたシーズを 基 に 実 用 化 段 階 の 研 究 開 発 に 向 けて 発 展 的 に 進 めるための 応 用 研 究 を 以 下 の 研 究 区 分 で 推 進 する (1) 産 学 機 関 結 集 型 産 学 の 研 究 機 関 が 結 集 し 医 療 工 学 情 報 通 信 分 野 といった 異 業 種 との 融 合 等 を 進 めることにより 技 術 シーズの 実 用 化 に 向 けた 発 展 研 究 や 新 たな 発 想 に 基 づく 用 途 開 発 研 究 を 実 施 する (2) 研 究 人 材 交 流 型 異 業 種 の 研 究 機 関 等 が 農 林 水 産 食 品 分 野 の 専 門 研 究 者 の 派 遣 を 受 けるなどして 新 品 種 に 対 応 した 農 業 資 材 の 研 究 開 発 等 に 取 り 組 む 人 材 交 流 型 研 究 開 発 を 実 施 する なお 本 研 究 ステージでは 第 1 段 階 (フェーズⅠ)である1 年 目 の 研 究 の 結 果 に 基 づき 第 2 段 階 (フェーズⅡ)の 研 究 へ 移 行 する 多 段 階 選 抜 方 式 を 採 択 する - 1 -
3 実 用 技 術 開 発 ステージ 農 林 水 産 食 品 分 野 における 生 産 現 場 等 の 技 術 的 課 題 の 解 決 を 図 る 実 用 化 段 階 の 研 究 開 発 を 以 下 の 研 究 区 分 で 推 進 する (1) 研 究 成 果 実 用 型 農 林 水 産 省 等 が 実 施 した 基 礎 応 用 研 究 の 成 果 を 基 に 実 用 化 に 結 びつける 研 究 開 発 を 実 施 する (2) 現 場 ニーズ 対 応 型 農 林 水 産 食 品 分 野 の 生 産 現 場 等 における 多 様 なニーズに 対 応 した 早 急 に 解 決 を 図 る 必 要 性 が 高 い 課 題 の 解 決 に 資 する 実 用 化 段 階 の 研 究 開 発 を 実 施 する (3) 重 要 施 策 対 応 型 他 府 省 との 連 携 により 推 進 する 重 要 な 施 策 である 総 合 特 区 及 び 地 域 イノベーション 戦 略 地 域 に 指 定 された 地 区 地 域 において その 構 想 を 実 現 するために 必 要 な 研 究 開 発 を 実 施 する また 年 度 途 中 に 不 測 の 事 態 が 発 生 し 緊 急 対 応 を 要 する 研 究 課 題 ( 以 下 緊 急 対 応 研 究 課 題 という )が 生 じた 場 合 は 本 研 究 区 分 で 対 応 することとする 第 3 研 究 期 間 及 び 研 究 費 1 研 究 期 間 研 究 課 題 の 研 究 期 間 は 1 研 究 課 題 につき3 年 以 内 とする 発 展 融 合 ステージの 研 究 期 間 は フェーズⅠは1 年 間 フェーズⅡは2 年 以 内 とする 実 用 技 術 開 発 ステージのうち 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 研 究 期 間 は 1 研 究 課 題 につき 研 究 開 始 日 ( 委 託 契 約 締 結 日 )が 属 する 年 度 が 終 了 するまでの 間 とする ただし 発 展 融 合 ステージ(フェーズⅠ) 以 外 の 研 究 期 間 については 研 究 中 間 時 や 終 了 時 の 評 価 における 外 部 評 価 委 員 からの 延 長 の 必 要 性 の 指 摘 及 び 行 政 部 局 からの 要 望 等 を 踏 ま え その 必 要 性 が 認 められる 場 合 には 最 大 2 年 間 の 研 究 期 間 延 長 を 可 能 とする 2 研 究 費 単 年 度 の 研 究 費 の 上 限 は 1 研 究 課 題 につき 原 則 として 次 に 掲 げるとおりとする なお 研 究 課 題 の 公 募 は 研 究 費 の 規 模 に 応 じ A タイプと B タイプに 区 分 して 公 募 を 行 う( 重 要 施 策 対 応 型 は 除 く) (1)シーズ 創 出 ステージ 1)A タイプ:5 千 万 2)B タイプ:1 千 万 (2) 発 展 融 合 ステージ 1) 産 学 機 関 結 集 型 (ア)A タイプ:フェーズⅠ 5 百 万 フェーズⅡ 5 千 万 (イ)B タイプ:フェーズⅠ 5 百 万 フェーズⅡ 1 千 万 2) 研 究 人 材 交 流 型 (ア)A タイプ:フェーズⅠ 5 百 万 フェーズⅡ 5 千 万 (イ)B タイプ:フェーズⅠ 5 百 万 フェーズⅡ 1 千 万 - 2 -
(3) 実 用 技 術 開 発 ステージ 1) 研 究 成 果 実 用 型 (ア)A タイプ:5 千 万 (イ)B タイプ:1 千 万 2) 現 場 ニーズ 対 応 型 (ア)A タイプ:3 千 万 ただし 第 6の 研 究 連 携 協 定 に 基 づく 研 究 課 題 :5 千 万 (イ)B タイプ:1 千 万 3) 重 要 施 策 対 応 型 :2 千 万 ただし 緊 急 対 応 研 究 課 題 は 原 則 1 千 万 第 4 技 術 的 課 題 の 把 握 等 農 林 水 産 技 術 会 議 事 務 局 ( 以 下 事 務 局 という )は 農 業 研 究 及 びその 成 果 の 普 及 実 用 化 推 進 要 綱 ( 平 成 19 年 10 月 30 日 付 け19 農 会 第 850 号 農 林 水 産 事 務 次 官 依 命 通 知 以 下 普 及 実 用 化 推 進 要 綱 という ) 第 2に 基 づき 毎 年 度 農 林 水 産 省 の 関 係 各 局 等 ( 大 臣 官 房 の 各 課 を 含 む ) 地 方 農 政 局 ( 北 海 道 にあっては 北 海 道 開 発 局 沖 縄 県 にあっては 沖 縄 総 合 事 務 局 をいう 以 下 同 じ ) 及 び 関 係 団 体 等 から 研 究 開 発 を 必 要 とする 技 術 的 課 題 の 把 握 を 行 うものとする また 事 務 局 は 大 学 民 間 団 体 や 他 の 競 争 的 資 金 による 研 究 成 果 等 から 技 術 シーズの 収 集 に 努 めるものとする 第 5 研 究 連 携 協 定 の 推 進 本 事 業 においては 公 立 試 験 研 究 機 関 等 が 行 う 研 究 の 共 同 化 集 約 化 重 点 化 及 び 共 有 化 の 取 組 を 明 確 にした 研 究 連 携 協 定 の 締 結 を 推 進 し 地 域 の 研 究 資 源 の 利 用 効 率 の 向 上 体 制 の 構 築 地 域 や 県 域 を 越 えて 波 及 する 研 究 成 果 の 迅 速 な 開 発 を 促 進 することとする なお 研 究 連 携 協 定 に 基 づく 研 究 課 題 は 第 2の3(2) 現 場 ニーズ 対 応 型 で 対 応 す ることとする 第 6 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 の 決 定 等 1 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 の 候 補 の 通 知 各 関 係 局 等 の 長 は 緊 急 に 研 究 の 実 施 が 必 要 とされる 事 由 が 生 じた 場 合 は 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 の 候 補 を 農 林 水 産 技 術 会 議 事 務 局 長 ( 以 下 事 務 局 長 という )に 通 知 するも のとする 2 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 の 決 定 事 務 局 長 は 前 項 の 通 知 を 受 けたとき 又 は 自 ら 必 要 と 認 めたときは 速 やかに 他 のプロ ジェクト 研 究 関 連 事 業 等 との 重 複 その 他 本 事 業 の 趣 旨 からみた 妥 当 性 を 参 酌 し 必 要 に 応 じて 当 該 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 となる 関 係 各 局 等 の 長 から 意 見 を 聴 取 の 上 緊 急 対 応 研 究 課 題 の 対 象 を 決 定 するものとする - 3 -
第 7 研 究 課 題 の 募 集 等 1 研 究 課 題 の 募 集 事 務 局 長 は それぞれの 研 究 区 分 に 対 応 した 研 究 課 題 を 公 募 により 求 めるものとする なお 研 究 課 題 を 公 募 し 及 び 決 定 する 際 の 手 続 については 事 務 局 長 が 別 に 定 めるとこ ろによるものとする 2 研 究 機 関 等 (1) 研 究 課 題 の 応 募 は 以 下 の 号 のいずれかに 掲 げる 者 ( 以 下 研 究 機 関 等 という )が 単 独 で 又 は 研 究 グループを 構 築 して 行 うものとする ア 都 道 府 県 市 町 村 公 立 試 験 研 究 機 関 及 び 地 方 独 立 行 政 法 人 イ 大 学 及 び 大 学 共 同 利 用 機 関 ウ 独 立 行 政 法 人 特 殊 法 人 及 び 認 可 法 人 エ 民 間 企 業 公 益 一 般 法 人 NPO 法 人 協 同 組 合 及 び 農 林 漁 業 者 (2) 単 独 で 研 究 課 題 の 応 募 を 行 おうとする 研 究 機 関 等 は 当 該 研 究 の 実 施 計 画 の 企 画 立 案 実 施 成 果 管 理 を 総 括 する 研 究 の 代 表 者 ( 以 下 研 究 総 括 者 という )を 定 めなければな らないものとする (3) 研 究 グループで 研 究 課 題 の 応 募 を 行 おうとする 研 究 機 関 等 は 研 究 推 進 の 代 表 となる 研 究 機 関 ( 以 下 代 表 機 関 という )を 選 定 するとともに 代 表 機 関 に 所 属 する 研 究 者 の 中 から 研 究 総 括 者 を 定 めなければならないものとする (4) 研 究 課 題 を 応 募 する 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 はその 代 表 機 関 )は 法 人 格 を 有 していなければならないものとする 3 応 募 要 件 研 究 ステージに 応 じ それぞれ 以 下 に 定 めるとおりとする (1)シーズ 創 出 ステージ 単 独 の 研 究 機 関 等 又 は 研 究 グループによる 応 募 を 要 件 とする (2) 発 展 融 合 ステージ 1) 産 学 機 関 結 集 型 原 則 として 研 究 グループによる 応 募 を 要 件 とする ただし 産 学 の 研 究 勢 力 を 結 集 して 研 究 開 発 を 推 進 する 観 点 から 産 学 連 携 の 研 究 グル ープによる 研 究 課 題 を 優 先 的 に 支 援 する 2) 研 究 人 材 交 流 型 (ⅰ) 単 独 の 研 究 機 関 等 又 は 研 究 グループによる 応 募 を 要 件 とする (ⅱ) 単 独 の 研 究 機 関 等 で 応 募 する 場 合 は 当 該 研 究 機 関 等 以 外 からの 研 究 機 関 等 からの 人 材 の 派 遣 等 を 受 けることを 研 究 グループが 応 募 する 場 合 は 研 究 グループに 参 画 する 研 究 機 関 等 間 における 人 材 交 流 を 行 い 又 は 研 究 グループ 以 外 からの 研 究 機 関 等 からの 人 材 の 派 遣 等 を 受 けることを 要 件 とする (3) 実 用 技 術 開 発 ステージ 1) 各 研 究 区 分 共 通 して 2(1)アからエまでのうち 2つ 以 上 の 号 に 属 する 研 究 機 関 等 で 構 成 された 研 究 グループによる 応 募 を 要 件 とする 2) 各 研 究 区 分 共 通 して 研 究 グループには 研 究 成 果 の 普 及 実 用 化 を 支 援 する 組 織 であ る 普 及 実 用 化 支 援 組 織 の 参 画 を 要 件 とする - 4 -
第 8 研 究 課 題 の 決 定 等 1 採 択 する 研 究 課 題 の 決 定 採 択 する 研 究 課 題 は 外 部 有 識 者 等 による 審 査 を 経 た 上 で 事 務 局 長 が 決 定 するものとする 採 択 する 研 究 課 題 の 決 定 に 係 る 審 査 については 事 務 局 長 が 別 に 定 めるところによるものと する なお 年 齢 が 研 究 を 開 始 しようとする 年 度 の 当 初 において40 歳 未 満 である 研 究 総 括 者 ( 以 下 若 手 研 究 者 という )により 応 募 された 研 究 課 題 が 年 齢 が 研 究 を 開 始 しようとする 年 度 の 当 初 において40 歳 以 上 である 研 究 総 括 者 により 応 募 された 研 究 課 題 と 同 等 の 評 価 であ った 場 合 事 務 局 長 は 若 手 研 究 者 の 研 究 課 題 が 優 先 的 に 採 択 されるよう 措 置 することがで きるものとする 2 結 果 の 通 知 等 事 務 局 長 は 1により 採 択 する 研 究 課 題 を 決 定 したときは 研 究 課 題 を 応 募 した 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 はその 代 表 機 関 )に 対 し 応 募 した 研 究 課 題 の 採 択 の 可 否 その 理 由 等 を 通 知 するとともに 農 林 水 産 技 術 会 議 に 採 択 した 研 究 課 題 を 報 告 するもの とする また 採 択 した 研 究 課 題 については 速 やかに 農 林 水 産 省 のホームページ 等 において 公 表 するものとする 第 9 研 究 課 題 の 実 施 1 研 究 課 題 の 委 託 事 務 局 長 は 第 8の1により 研 究 課 題 を 決 定 したときは 当 該 研 究 課 題 を 応 募 した 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 はその 代 表 機 関 )と 委 託 契 約 を 締 結 することにより 研 究 を 実 施 するものとする 2 研 究 費 の 配 分 第 8の1により 研 究 課 題 が 決 定 されたときは 当 該 研 究 課 題 を 応 募 した 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 はその 代 表 機 関 )は 毎 年 度 第 7の1により 定 める 公 募 要 領 に 基 づき 提 出 した 研 究 課 題 提 案 書 に 即 して 別 記 様 式 第 1 号 の 年 次 計 画 を 作 成 し 事 務 局 長 に 提 出 するものとする 研 究 に 必 要 な 経 費 ( 以 下 研 究 費 という )は 外 部 有 識 者 等 による 審 査 評 価 結 果 等 を 踏 まえた 調 整 を 行 った 上 で 当 該 研 究 課 題 の 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 は その 代 表 機 関 )に 配 分 するものとする なお 研 究 費 については 一 定 の 要 件 を 満 たした 場 合 に 翌 年 度 への 繰 越 を 認 めることが できるものとする 3 研 究 課 題 の 進 行 管 理 (1) 研 究 課 題 を 実 施 する 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループにより 研 究 を 行 う 場 合 はその 代 表 機 関 ) は 毎 年 度 研 究 の 推 進 状 況 を 確 認 するとともに これによる 研 究 計 画 の 必 要 な 見 直 しを 機 動 的 に 行 うために 参 画 研 究 機 関 等 を 参 集 した 研 究 推 進 会 議 を 開 催 するものとする (2) 事 務 局 長 は 研 究 課 題 の 的 確 な 進 行 管 理 及 び 研 究 成 果 の 滑 な 普 及 を 図 る 観 点 から 農 林 水 産 省 の 関 係 部 局 の 協 力 を 得 つつ 事 務 局 において 研 究 課 題 の 進 行 管 理 を 行 う 責 任 者 と - 5 -
して 総 括 プログラムオフィサー( 以 下 総 括 PO という )を 指 名 するものとする また 第 15の 規 定 により 事 務 の 委 託 を 行 う 場 合 には 研 究 課 題 の 進 行 管 理 を 効 率 的 か つきめ 細 やかに 行 うために 委 託 先 に 非 常 勤 のプログラムオフィサー( 以 下 専 門 PO という )を 配 置 できるものとする (3) 事 務 局 長 は 総 括 POを 主 査 として 専 門 POや 農 林 水 産 省 の 関 係 職 員 から 構 成 する 推 進 チームを 設 置 するものとする 当 該 推 進 チームは その 活 動 の 一 環 として 必 要 に 応 じ 研 究 推 進 会 議 に 参 画 し 研 究 の 推 進 に 関 する 必 要 な 助 言 指 導 を 行 うものとする (4)(1)から(3)までに 定 めるもののほか 研 究 課 題 の 進 行 管 理 に 関 する 事 項 について は 事 務 局 長 が 別 に 定 めるところによるものとする 4 研 究 課 題 の 評 価 実 施 された 研 究 課 題 の 評 価 に 関 する 事 項 については 事 務 局 長 が 別 に 定 めるところによる ものとする 評 価 の 結 果 については 研 究 計 画 の 見 直 し 又 は 中 止 研 究 推 進 体 制 の 見 直 し 投 入 される 予 算 規 模 又 は 配 分 の 見 直 し 等 により その 後 の 研 究 計 画 に 反 映 するものとする 5 評 価 による 研 究 ステージの 移 行 本 事 業 では 優 れた 研 究 成 果 を 創 出 した 研 究 課 題 については シーズ 創 出 ステージ から 発 展 融 合 ステージ 又 は 実 用 技 術 開 発 ステージ へ 発 展 融 合 ステージ から 実 用 技 術 開 発 ステージ へ 移 行 できるものとする 研 究 課 題 の 移 行 に 関 する 評 価 及 び 決 定 する 際 の 手 続 については 事 務 局 長 が 別 に 定 めるところによるものとする 第 10 実 績 の 報 告 等 研 究 課 題 を 実 施 した 研 究 機 関 等 ( 研 究 グループによる 応 募 の 場 合 はその 代 表 機 関 )は 別 記 様 式 第 2 号 の 研 究 実 績 報 告 書 を 毎 年 度 委 託 契 約 の 履 行 期 間 の 終 了 日 までに 事 務 局 長 に 提 出 するものとする 第 11 研 究 成 果 の 帰 属 事 務 局 長 は 研 究 課 題 を 実 施 した 研 究 機 関 等 において 特 許 権 等 の 知 的 財 産 権 が 発 生 した 場 合 は 一 定 の 条 件 を 付 した 上 で 研 究 機 関 等 に 帰 属 させることができるものとする 第 12 研 究 成 果 の 普 及 状 況 の 把 握 分 析 事 務 局 長 は 研 究 終 了 課 題 のうち 一 定 期 間 が 経 過 したものについて 研 究 成 果 の 普 及 状 況 の 把 握 分 析 を 行 うためのフォローアップ 調 査 を 実 施 するものとする 第 13 研 究 成 果 の 普 及 実 用 化 及 び 国 民 理 解 の 促 進 1 事 務 局 長 は 本 事 業 の 研 究 成 果 について 技 術 交 流 展 示 会 や 成 果 発 表 会 の 開 催 等 により 研 究 成 果 の 普 及 実 用 化 を 促 進 するものとする 2 事 務 局 長 は 国 民 各 層 に 対 し 多 様 な 媒 体 を 利 用 して 本 事 業 が 目 指 す 内 容 や 得 られた 成 果 を 分 かりやすく 説 明 し 理 解 を 求 めるよう 努 めるものとする 3 研 究 機 関 等 は 事 務 局 長 が 行 う 本 事 業 が 目 指 す 内 容 や 得 られた 研 究 成 果 に 係 る 普 及 実 用 化 及 び 国 民 理 解 の 促 進 に 関 する 取 組 に 積 極 的 に 協 力 し 本 事 業 の 研 究 成 果 が 国 民 に 還 元 され るよう 努 めるものとする - 6 -
また 研 究 機 関 等 自 らも 国 民 理 解 の 促 進 に 関 する 取 組 を 積 極 的 に 実 施 するものとする 第 14 収 益 納 付 1 収 益 状 況 の 報 告 (1) 研 究 課 題 ( 緊 急 対 応 研 究 課 題 を 除 く )を 実 施 した 研 究 機 関 等 の 長 は 別 記 様 式 第 3 号 に より 本 事 業 の 成 果 による 年 間 の 収 益 の 状 況 を 記 載 した 収 益 状 況 報 告 書 を シーズ 創 出 ス テージ 及 び 発 展 融 合 ステージにおいては 研 究 終 了 後 5 年 間 のうちに 本 事 業 の 成 果 による 収 益 が 生 じた 年 度 から 起 算 して5 年 間 実 用 技 術 開 発 ステージにおいては 研 究 が 終 了 した 翌 年 度 から 起 算 して5 年 間 毎 事 業 年 度 末 から90 日 以 内 に 事 務 局 長 に 提 出 しなければなら ない この 場 合 において 研 究 グループを 構 築 して 研 究 を 行 っている 研 究 機 関 等 の 長 は 代 表 機 関 を 通 じて 収 益 状 況 報 告 書 を 提 出 するものとする (2)(1)の 期 間 中 に 本 事 業 の 成 果 に 係 る 特 許 権 等 の 譲 渡 実 施 許 諾 又 は 成 果 の 企 業 化 が 行 われた 場 合 であって 当 該 成 果 を 研 究 機 関 等 が 所 有 している 場 合 においては 収 益 状 況 報 告 書 を 提 出 すべき 期 間 は (1)にかかわらず これらの 事 由 が 発 生 した 年 度 から 起 算 して 5 年 間 とする 2 収 益 の 納 付 事 務 局 長 は 1の 収 益 状 況 報 告 書 に 基 づき 事 業 の 実 施 により 研 究 機 関 等 に 相 当 の 収 益 が 生 じたと 認 めるときは 次 により 収 益 の 一 部 に 相 当 する 金 額 について 研 究 機 関 等 に 対 し 納 付 を 命 ずることができるものとする (1) 本 事 業 に 係 る 特 許 権 等 の 譲 渡 又 は 実 施 権 の 設 定 により 収 益 が 生 じた 場 合 の 納 付 する 金 額 は 次 の 算 式 のとおりとする 納 付 額 = 収 益 額 ( 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 / 本 事 業 に 関 連 して 支 出 された 技 術 開 発 費 総 額 ) 1/2 注 1 式 中 収 益 額 とは 特 許 権 等 の 譲 渡 又 は 実 施 許 諾 により 生 じた 収 益 をいう 注 2 式 中 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 とは 研 究 課 題 に 必 要 な 経 費 として 確 定 された 各 年 度 における 委 託 費 の 総 額 をいう 注 3 式 中 本 事 業 に 関 連 して 支 出 された 技 術 開 発 費 総 額 とは 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 及 び 当 該 特 許 権 等 を 得 るために 要 した 本 事 業 以 外 の 技 術 開 発 費 の 合 計 額 をいう (2) 本 事 業 の 成 果 の 企 業 化 により 収 益 が 生 じた 場 合 の 納 付 する 額 は 次 の 算 式 のとおりとす る 納 付 額 = 収 益 額 ( 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 / 企 業 化 に 係 る 総 費 用 ) 企 業 化 利 用 割 合 1/2 注 1 式 中 収 益 額 とは 本 事 業 の 成 果 に 係 る 製 品 ごとに 算 出 される 営 業 利 益 をいう 注 2 式 中 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 とは 研 究 課 題 に 必 要 な 経 費 として 確 定 された 各 年 度 における 委 託 費 の 総 額 をいう 注 3 式 中 企 業 化 に 係 る 総 費 用 とは 委 託 費 の 確 定 額 の 総 額 及 び 製 品 の 製 造 に 係 る 設 備 投 資 等 の 費 用 の 合 計 額 をいう 注 4 式 中 企 業 化 利 用 割 合 とは 製 品 全 体 の 製 造 原 価 に 占 める 本 事 業 に 係 る 成 果 物 の 製 造 原 価 の 割 合 をいう 3 収 益 納 付 の 期 間 - 7 -
収 益 を 納 付 する 期 間 は 1の 収 益 状 況 報 告 書 を 提 出 すべき 期 間 と 同 様 とする 第 15 事 務 の 委 託 事 務 局 長 は 第 8の1の 研 究 課 題 の 決 定 に 係 る 審 査 第 9の3の 研 究 課 題 の 進 行 管 理 第 9 の4の 研 究 課 題 の 評 価 第 12の 研 究 成 果 の 普 及 状 況 の 把 握 分 析 第 13の 研 究 成 果 のの 普 及 実 用 化 及 び 国 民 理 解 の 促 進 その 他 本 事 業 に 関 連 する 情 報 の 提 供 等 に 係 る 事 務 を 外 部 に 委 託 することができるものとする 第 16 研 究 課 題 の 移 管 独 立 行 政 法 人 農 業 食 品 産 業 技 術 総 合 研 究 機 構 生 物 系 特 定 産 業 技 術 研 究 支 援 センターが 運 用 する イノベーション 創 出 基 礎 的 研 究 推 進 事 業 ( 以 下 イノベーション 事 業 という )にお いて 研 究 課 題 が 採 択 され 平 成 25 年 度 以 降 も 引 き 続 き 研 究 の 実 施 を 予 定 している 研 究 課 題 にあっては 国 に 移 管 し 本 通 知 に 基 づき 研 究 を 実 施 することができるものとする 本 事 業 への 移 管 に 関 する 評 価 及 び 決 定 する 際 の 手 続 きについては 事 務 局 長 が 別 に 定 めるところによるも のとする 附 則 1 新 たな 農 林 水 産 政 策 を 推 進 する 実 用 技 術 開 発 事 業 実 施 要 領 ( 平 成 20 年 4 月 1 日 付 け19 農 会 第 1022 号 農 林 水 産 技 術 会 議 事 務 局 長 通 知 以 下 実 用 技 術 開 発 事 業 実 施 要 領 という ) に 基 づき 研 究 課 題 が 採 択 された 課 題 にあっては 本 通 知 に 基 づき 研 究 を 実 施 することができ るものとする 2 先 端 技 術 を 活 用 した 農 林 水 産 研 究 高 度 化 事 業 実 施 要 領 ( 平 成 18 年 1 月 24 日 付 け17 農 会 第 1276 号 農 林 水 産 省 農 林 水 産 技 術 会 議 事 務 局 長 通 知 )に 基 づき 平 成 18 年 度 以 降 にお いて 採 択 された 研 究 課 題 及 び 実 用 技 術 開 発 事 業 実 施 要 領 に 基 づき 採 択 された 研 究 課 題 に 係 る 収 益 納 付 については この 通 知 の 施 行 後 も なお 従 前 の 例 による 3 本 通 知 第 10の5の 規 定 は 本 要 領 の 施 行 後 にイノベーション 事 業 で 研 究 実 施 期 間 を 終 了 し た 研 究 課 題 について 準 用 する - 8 -
別 記 様 式 第 1 号 平 成 年 度 農 林 水 産 業 食 品 産 業 科 学 技 術 研 究 推 進 事 業 研 究 計 画 書 課 題 番 号 課 題 名 Ⅰ. 試 験 研 究 の 全 体 計 画 1. 研 究 目 的 研 究 期 間 : 年 度 ~ 年 度 ( 年 間 ) 代 表 機 関 研 究 総 括 者 : 共 同 機 関 : 2. 研 究 内 容 3. 達 成 目 標 及 び 期 待 される 効 果 ( 研 究 実 施 期 間 の 中 間 時 における 研 究 の 進 捗 目 標 値 を 併 せて 記 載 ) 4. 行 政 施 策 との 関 係 5. 地 域 活 性 化 地 域 への 貢 献 との 関 係 6. 成 果 を 迅 速 に 普 及 実 用 化 に 移 すための 取 組 み( 実 用 技 術 開 発 ステージのみ) 7. 年 次 計 画 研 究 項 目 年 度 年 度 年 度 所 要 経 費 ( 合 計 ) 千 千 千 ( 注 ) 所 要 経 費 の 積 算 内 訳 を 添 付 すること Ⅱ. 年 度 細 部 計 画 Ⅲ. 実 施 体 制 研 究 項 目 担 当 機 関 研 究 担 当 者 エフォート (%) ( 注 ) 研 究 総 括 者 には 中 課 題 責 任 者 には 小 課 題 責 任 者 には を 付 すこと Ⅳ. 平 成 年 度 所 要 経 費 研 究 項 目 実 施 機 関 配 分 額 ( 千 )
別 記 様 式 第 2 号 平 成 年 度 農 林 水 産 業 食 品 産 業 科 学 技 術 研 究 推 進 事 業 研 究 実 績 報 告 書 研 究 課 題 名 ( 課 題 番 号 ****) 研 究 期 間 ~ 年 度 Ⅰ. 研 究 の 進 捗 状 況 等 Ⅱ. 普 及 に 関 する 実 績 Ⅲ. 研 究 総 括 者 による 自 己 評 価 1. 中 課 題 名 これまでの 研 究 方 法 は 適 切 か: A: 適 切 B: 概 ね 適 切 C:やや 不 適 切 D: 不 適 切 ( 評 価 欄 ) 研 究 成 果 の 目 標 達 成 度 : A: 高 い B:やや 高 い C:やや 低 い D: 低 い ( 評 価 欄 ) 次 年 度 の 研 究 内 容 と 目 標 は 適 切 か: A: 適 切 B: 概 ね 適 切 C:やや 不 適 切 D: 不 適 切 ( 評 価 欄 ) Ⅳ. 外 部 有 識 者 の 意 見 これまでの 研 究 方 法 は 適 切 か: A: 適 切 B: 概 ね 適 切 C:やや 不 適 切 D: 不 適 切 ( 評 価 欄 ) 研 究 成 果 の 目 標 達 成 度 : A: 高 い B:やや 高 い C:やや 低 い D: 低 い ( 評 価 欄 ) 次 年 度 の 研 究 内 容 と 目 標 は 適 切 か: A: 適 切 B: 概 ね 適 切 C:やや 不 適 切 D: 不 適 切 ( 評 価 欄 ) Ⅴ.これまでの 研 究 実 施 期 間 における 研 究 成 果 ( 論 文 発 表 特 許 他 )
別 記 様 式 第 3 号 平 成 年 度 農 林 水 産 業 食 品 産 業 科 学 技 術 研 究 推 進 事 業 収 益 状 況 報 告 書 1 技 術 開 発 課 題 名 2 本 事 業 に 係 る 特 許 権 等 の 譲 渡 又 は 実 施 権 の 設 定 による 収 益 額 3 本 事 業 の 成 果 の 企 業 化 による 収 益 額 4 本 事 業 に 関 連 して 支 出 された 技 術 開 発 費 の 総 額 5 企 業 化 に 係 る 費 用 の 総 額 6 企 業 化 利 用 割 合 % 7 研 究 費 の 確 定 額 年 月 日 付 け 第 号 確 定 年 月 日 付 け 第 号 確 定 年 月 日 付 け 第 号 確 定 計 8 本 年 度 収 益 納 付 額 ( 注 )1. 本 報 告 書 は シーズ 創 出 ステージ 及 び 発 展 融 合 ステージにおいては 研 究 終 了 後 本 事 業 の 成 果 による 収 益 が 生 じた 年 度 から 起 算 して5 年 間 実 用 技 術 開 発 ステージにおいては 研 究 が 終 了 した 翌 年 度 から 起 算 して5 年 間 毎 事 業 年 度 末 から90 日 以 内 に 代 表 機 関 を 通 じて 事 務 局 長 に 提 出 すること 2. 上 記 2から6までについては 本 事 業 の 成 果 に 係 る 特 許 権 等 及 び 製 品 ごとに 算 出 する こと 3. 各 項 目 の 算 出 の 根 拠 となる 資 料 を 添 付 すること