綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 出 産 育 児 一 時 金 直 接 支 払 制 度 取 扱 要 綱 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 要 綱 は 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 事 務 取 扱 規 則 ( 昭 和 58 年 綾 瀬 市 規 則 第 2 5 号 以 下 規 則 という ) 第 14 条 第 2 項 に 規 定 する 被 保 険 者 等 が 病 院 診 療 所 又 は 助 産 所 ( 以 下 医 療 機 関 等 という )との 間 に 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 及 び 受 取 に 係 る 代 理 契 約 を 締 結 している 場 合 に 関 する 事 務 の 取 扱 いについて 必 要 な 事 項 を 定 めるものとする ( 定 義 ) 第 2 条 この 要 綱 において 出 産 育 児 一 時 金 の 医 療 機 関 等 への 直 接 支 払 制 度 ( 以 下 直 接 支 払 制 度 という ) とは 被 保 険 者 の 出 産 に 関 し 当 該 被 保 険 者 の 属 する 世 帯 の 世 帯 主 が 病 院 診 療 所 又 は 助 産 所 ( 以 下 医 療 機 関 等 という )との 間 に 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 及 び 受 取 に 係 る 代 理 契 約 ( 以 下 代 理 契 約 という )を 締 結 の 上 医 療 機 関 等 が 世 帯 主 に 代 わって 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 及 び 受 取 を 直 接 保 険 者 である 綾 瀬 市 ( 以 下 本 市 という )と 行 うことにより 被 保 険 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るための 制 度 をいう ( 直 接 支 払 制 度 の 内 容 ) 第 3 条 直 接 支 払 制 度 は 第 5 条 から 第 12 条 までに 掲 げる 事 務 を 関 係 機 関 ( 医 療 機 関 等 支 払 機 関 である 神 奈 川 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 ( 以 下 支 払 機 関 という ) 及 び 本 市 をいう 以 下 同 じ )が 実 施 することを 通 じ 当 該 医 療 機 関 等 から 被 保 険 者 に 対 し 請 求 される 出 産 費 用 について 本 市 が 当 該 医 療 機 関 等 に 対 し 出 産 育 児 一 時 金 を 直 接 支 払 うことをその 内 容 とする ( 対 象 者 ) 第 4 条 平 成 23 年 4 月 1 日 以 降 の 出 産 に 係 る 出 産 育 児 一 時 金 の 受 給 権 を 有 する 世 帯 主 ( 児 童 福 祉 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 164 号 ) 第 22 条 に 規 定 する 助 産 施 設 におい て 助 産 の 実 施 を 受 ける 者 及 び 福 祉 事 業 として 保 険 者 により 実 施 されている 出 産 のた めに 必 要 な 費 用 に 係 る 資 金 の 貸 付 を 受 ける 者 を 除 く )を 対 象 とする ( 申 請 及 び 受 取 に 係 る 代 理 契 約 の 締 結 等 ) 第 5 条 医 療 機 関 等 は 被 保 険 者 の 出 産 に 関 し 当 該 医 療 機 関 等 を 退 院 ( 医 師 又 は 助 産 師 の 往 診 による 出 産 の 場 合 にあっては その 医 学 的 管 理 を 離 れるときをいう 以 下 同 じ )するまでの 間 に 直 接 支 払 制 度 について 世 帯 主 に 十 分 説 明 した 上 で 直
接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主 の 名 において 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 を 無 償 で 代 わって 行 うこと 及 び 申 請 先 となる 保 険 者 の 名 称 (2) 本 市 が 世 帯 主 に 対 して 支 給 する 出 産 育 児 一 時 金 の 額 を 限 度 として 医 療 機 関 等 が 世 帯 主 に 代 わって 出 産 育 児 一 時 金 を 受 取 すること 及 び 出 産 育 児 一 時 金 の 額 を 超 えた 出 産 費 用 については 別 途 世 帯 主 又 は 被 保 険 者 が 医 療 機 関 等 の 窓 口 で 支 払 う 必 要 があること (3) 医 療 機 関 等 が 世 帯 主 に 代 わって 出 産 育 児 一 時 金 を 受 取 した 額 の 範 囲 で 本 市 か ら 世 帯 主 へ 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 があったものとみなされること (4) 現 金 等 で 出 産 費 用 を 医 療 機 関 等 に 即 時 支 払 う 等 の 理 由 により 直 接 支 払 制 度 を 活 用 せず 世 帯 主 が 別 途 従 来 どおりの 方 法 で 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 を 行 うこと は 法 令 上 妨 げられるものでないこと 2 医 療 機 関 等 は 前 項 の 書 面 ( 以 下 書 面 という )を2 通 作 成 1 通 は 世 帯 主 に 手 渡 し 1 通 は 当 該 医 療 機 関 等 において 保 管 するものとし 本 市 から 確 認 又 は 写 しの 提 出 を 求 められた 場 合 には その 求 めに 応 ずるものとする 3 医 療 機 関 等 の 書 面 の 保 管 期 間 は 出 産 日 から2 年 間 とする 4 被 保 険 者 の 転 院 等 により 代 理 契 約 を 締 結 した 医 療 機 関 等 において 出 産 がなされ なかった 場 合 には 当 該 代 理 契 約 は 無 効 となり 当 該 医 療 機 関 等 は 直 接 支 払 制 度 の 活 用 はできないものとし 転 院 等 をする 先 の 医 療 機 関 等 において 直 接 支 払 制 度 を 活 用 する 場 合 には 新 たに 代 理 契 約 を 締 結 するものとする ( 被 保 険 者 証 の 提 示 等 ) 第 6 条 医 療 機 関 等 は 被 保 険 者 が 入 院 ( 医 師 又 は 助 産 師 の 往 診 による 出 産 の 場 合 に あっては その 医 学 的 管 理 に 入 るときをいう 以 下 同 じ )する 際 に 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 証 ( 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 資 格 証 明 書 を 含 む 以 下 被 保 険 者 証 という )の 提 示 を 求 め 被 保 険 者 はその 求 めに 応 じなければならない 2 医 療 機 関 等 は 妊 婦 健 診 などの 際 の 医 師 の 判 断 により 異 常 分 娩 ( 分 娩 に 係 る 異 常 が 発 生 し 鉗 子 娩 出 術 吸 引 娩 出 術 帝 王 切 開 術 等 の 産 科 手 術 又 は 処 置 等 が 行 わ れるものをいう 以 下 同 じ )のため 入 院 産 科 手 術 等 が 療 養 の 給 付 の 対 象 となる 可 能 性 が 高 いと 認 められる 場 合 にあっては あらかじめ 被 保 険 者 が 入 院 した 後 に 療 養 の 給 付 の 対 象 となった 場 合 にあっては 退 院 時 までに 世 帯 主 に 対 し 綾 瀬 市 国
民 健 康 保 険 限 度 額 適 用 認 定 証 ( 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 標 準 負 担 額 減 額 認 定 証 及 び 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 限 度 額 適 用 標 準 負 担 額 減 額 認 定 証 を 含 む 以 下 限 度 額 適 用 認 定 証 という )の 交 付 申 請 をするよう 勧 奨 するものとする ( 費 用 の 内 訳 を 記 した 明 細 書 の 交 付 等 ) 第 7 条 直 接 支 払 制 度 を 用 いる 医 療 機 関 等 は 要 した 出 産 費 用 について 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 条 例 ( 昭 和 34 年 綾 瀬 町 条 例 第 4 号 以 下 条 例 という )に 定 める 出 産 育 児 一 時 金 の 額 を 上 回 るときに 限 り 当 該 上 回 った 額 について 被 保 険 者 に 請 求 す るものとする 2 医 療 機 関 等 は 次 の 第 1 号 から 第 10 号 までに 掲 げる 費 用 の 内 訳 並 びにこれに 付 随 する 第 11 号 の 妊 婦 合 計 負 担 額 及 び 第 12 号 の 代 理 受 取 額 を 明 らかにした 明 細 書 を 交 付 し 当 該 明 細 書 には 入 院 実 日 数 及 び 直 接 支 払 制 度 を 用 いた 場 合 の 専 用 請 求 書 ( 平 成 23 年 1 月 31 日 付 け 保 発 第 0131 第 4 号 厚 生 労 働 省 保 険 局 長 通 知 出 産 育 児 一 時 金 等 の 支 給 申 請 及 び 支 払 方 法 について で 示 された 出 産 育 児 一 時 金 等 の 医 療 機 関 等 への 直 接 支 払 制 度 実 施 要 綱 ( 以 下 厚 生 労 働 省 実 施 要 綱 という )で 定 められた 出 産 育 児 一 時 金 等 代 理 申 請 受 取 請 求 書 をいう 以 下 同 じ )の 内 容 と 相 違 ない 旨 又 は 直 接 支 払 制 度 を 用 いていない 場 合 にはその 旨 を 併 せて 記 載 す るものとする (1) 入 院 料 妊 婦 に 係 る 室 料 及 び 食 事 料 ( 保 険 診 療 に 係 る 入 院 基 本 料 及 び 入 院 時 食 事 療 養 費 を 除 く )をいう (2) 室 料 差 額 妊 婦 の 選 定 により 差 額 が 必 要 な 室 に 入 院 した 場 合 の 当 該 差 額 をい う (3) 分 娩 介 助 料 異 常 分 娩 時 の 医 師 等 による 介 助 その 他 の 費 用 ( 正 常 分 娩 時 には - ハイフンとする )をいう (4) 分 娩 料 正 常 分 娩 ( 分 娩 が 療 養 の 給 付 の 対 象 とならない 場 合 )の 医 師 助 産 師 の 技 術 料 及 び 分 娩 時 の 看 護 介 助 料 ( 異 常 分 娩 時 には - ハイフンとする ) をいう (5) 新 生 児 管 理 保 育 料 新 生 児 に 係 る 管 理 保 育 に 要 した 費 用 をいい 新 生 児 に 係 る 検 査 薬 剤 処 置 又 は 手 当 に 要 した 費 用 ( 以 下 この 号 において 検 査 等 とい う )を 含 めるものとする ただし 当 該 検 査 等 が 療 養 の 給 付 の 対 象 になる 場 合 を 除 く (6) 検 査 薬 剤 料 妊 婦 ( 産 じょく 期 も 含 む )に 係 る 検 査 料 又 は 薬 剤 料 をいう
ただし 当 該 検 査 料 又 は 薬 剤 料 が 療 養 の 給 付 の 対 象 になる 場 合 を 除 く (7) 処 置 手 当 料 妊 婦 ( 産 じょく 期 も 含 む )に 係 る 医 学 的 処 置 乳 房 ケア 産 じょく 指 導 等 の 手 当 に 要 した 費 用 ( 以 下 この 号 において 処 置 等 という )を いう ただし 当 該 処 置 等 が 療 養 の 給 付 の 対 象 になる 場 合 を 除 く (8) 産 科 医 療 補 償 制 度 産 科 医 療 補 償 制 度 の 掛 金 相 当 費 用 をいう (9) その 他 文 書 料 材 料 費 医 学 外 費 用 等 前 各 号 に 含 まれない 費 用 をいう (10) 一 部 負 担 金 等 異 常 分 娩 となった 場 合 の 一 部 負 担 金 及 び 入 院 時 食 事 療 養 費 の 食 事 療 養 標 準 負 担 額 をいう ただし 被 保 険 者 より 限 度 額 適 用 認 定 証 の 提 示 があった 場 合 は 一 部 負 担 金 等 として 現 に 窓 口 で 請 求 することとなる 額 を 記 載 するものと する (11) 妊 婦 合 計 負 担 額 直 接 支 払 制 度 の 活 用 の 有 無 にかかわらず 実 際 に 被 保 険 者 に 請 求 することとなる 実 費 をいう (12) 代 理 受 取 額 直 接 支 払 制 度 により 世 帯 主 に 代 わって 本 市 に 申 請 し 代 理 して 受 取 する 額 をいう ただし 実 費 が 条 例 に 定 める 出 産 育 児 一 時 金 の 額 の 範 囲 内 で 収 まった 場 合 にはその 実 費 を 記 載 し 当 該 額 を 超 えた 場 合 には 条 例 に 定 める 出 産 育 児 一 時 金 の 額 とする ( 専 用 請 求 書 の 支 払 機 関 への 提 出 等 ) 第 8 条 直 接 支 払 制 度 を 用 いる 医 療 機 関 等 は 専 用 請 求 書 により 所 定 事 項 を 記 載 の 上 支 払 機 関 に 提 出 するものとする 2 前 項 の 専 用 請 求 書 の 提 出 は 光 ディスク 等 によるCSV 情 報 又 は 紙 媒 体 で 行 うも のとし 当 該 光 ディスク 等 による 提 出 等 に 必 要 な 記 録 条 件 仕 様 等 は 厚 生 労 働 省 実 施 要 綱 第 2 第 2 項 (2)3で 別 に 示 すこととされている 仕 様 等 によるものとする ( 支 払 機 関 との 業 務 委 託 契 約 の 締 結 ) 第 9 条 本 市 は この 要 綱 により 直 接 支 払 制 度 を 実 施 するため 当 該 制 度 に 係 る 出 産 育 児 一 時 金 の 支 払 業 務 を 支 払 機 関 と 業 務 委 託 契 約 を 締 結 して 行 うものとする ( 支 払 機 関 からの 請 求 に 対 する 支 払 等 ) 第 10 条 本 市 は 支 払 機 関 から 請 求 があったときは その 内 容 を 確 認 の 上 次 の 各 号 のとおり 正 常 分 娩 に 係 る 支 払 を 行 う (1) 10 日 提 出 分 に 係 る 支 払 機 関 への 支 払 は 支 払 機 関 から 請 求 のあった 月 の 末 日 頃 を 目 処 に 行 うものとする (2) 25 日 提 出 分 に 係 る 支 払 機 関 への 支 払 は 原 則 として 支 払 機 関 から 請 求 のあっ
た 月 の18 日 までに 行 うものとする 2 異 常 分 娩 に 係 る 支 払 は 原 則 として 支 払 機 関 から 請 求 のあった 月 の18 日 までに 行 うものとする ( 医 療 機 関 等 からの 請 求 額 が 出 産 育 児 一 時 金 として 支 給 すべき 額 未 満 であった 場 合 の 支 払 等 ) 第 11 条 本 市 は 医 療 機 関 等 から 申 請 された 代 理 受 取 額 が42 万 円 未 満 の 場 合 には 当 該 申 請 額 と 出 産 育 児 一 時 金 として 支 給 すべき 額 の 差 額 を 世 帯 主 に 対 して 支 払 う ものとする この 場 合 において 市 長 は 世 帯 主 に 対 し 当 該 差 額 の 支 給 申 請 ができ る 旨 を 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 出 産 育 児 一 時 金 支 給 決 定 通 知 書 に 併 記 し 通 知 するも のとする 2 前 項 の 差 額 の 支 給 は 世 帯 主 からの 申 請 に 基 づき 行 うものとする 3 第 1 項 の 差 額 の 支 給 に 当 たっては 支 給 決 定 に 必 要 となる 支 払 機 関 より 送 付 され る 請 求 明 細 や 専 用 請 求 書 等 の 確 認 事 務 をすることが 必 要 となるが 直 接 支 払 制 度 に おいては 専 用 請 求 書 等 の 到 達 が 出 産 月 から1~2 月 後 とならざるを 得 ないことか ら 被 保 険 者 の 経 済 的 負 担 を 軽 減 する 趣 旨 の 制 度 に 照 らし 第 7 条 第 2 項 に 規 定 す る 明 細 書 等 により 直 接 支 払 制 度 を 活 用 していること 及 び 出 産 に 要 した 費 用 が 確 認 できるときは 専 用 請 求 書 の 到 達 を 待 たず 必 要 に 応 じ 差 額 の 振 込 先 を 記 した 書 面 の 提 出 を 求 めること 等 を 行 うことにより 当 該 差 額 を 世 帯 主 に 早 期 に 支 給 すること ができるものとする ( 委 任 ) 第 12 条 この 要 綱 に 定 めるもののほか 必 要 な 事 項 は 厚 生 労 働 省 実 施 要 綱 に 準 じ て 別 に 定 める 附 則 ( 施 行 期 日 ) 1 この 要 綱 は 平 成 23 年 4 月 1 日 から 施 行 する ( 旧 要 綱 の 廃 止 ) 2 綾 瀬 市 国 民 健 康 保 険 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 申 請 の 特 例 に 関 する 事 務 取 扱 要 綱 ( 平 成 21 年 10 月 30 日 施 行 )は 廃 止 する 附 則 1 この 要 綱 は 平 成 24 年 4 月 1 日 から 施 行 する