男 性 で 1961 年 4 月 2 日 以 降 女 性 で 1966 年 4 月 2 日 以 降 に 生 まれた 人 は 全 員 65 歳 から 国 民 年 金 : 一 律 65 歳 から 3. 日 米 社 会 保 障 協 定 の 恩 恵 同 協 定 が 2005 年 10 月 1 日 に 発 効



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国民年金

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年金制度のあらまし

PowerPoint プレゼンテーション

昨 年 今 年 退 職 した< 雇 用 保 険 に 関 すること> 1. 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )を 受 給 予 定 (または 受 給 している) 雇 用 保 険 受 給 資 格 証 のコピー ( 退 職 日 基 本 日 額 処 理 状 況 のわかる 面 ) 日 額 3,611 円 未

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

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Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域

Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

目  次

240709

桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

第14章 国民年金

児童扶養手当(大阪府)

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無年金外国人高齢者福祉手当要綱

か 行 繰 上 げ/ 繰 上 げ 支 給 の 国 民 年 金 受 取 額 は 少 なくなるが 年 金 を 早 く 受 け 取 ること 早 期 ( 減 額 ) 支 払 い 65 歳 から 受 け 取 る 年 金 を 前 倒 しで 減 額 して 受 ける 年 金 繰 上 げ 請 求 早 期 に 受 け

( 支 給 制 限 ) 第 4 条 市 長 は 前 条 の 規 定 にかかわらず 給 対 象 者 が 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 するとき は 給 金 を 支 給 しないものとする (1) 年 額 405,696 円 以 上 の 公 的 年 金 等 を 受 給 しているとき (2) 生 活

(2) 国 民 年 金 の 保 険 料 国 民 年 金 の 第 1 号 被 保 険 者 および 任 意 加 入 者 は, 保 険 料 を 納 めなければなりま せん また,より 高 い 老 齢 給 付 を 望 む 第 1 号 被 保 険 者 任 意 加 入 者 は, 希 望 により 付 加 保 険

か 行 基 金 代 行 厚 生 年 金 基 金 が 国 に 代 わって 厚 生 年 金 の 事 務 の 一 部 を 行 うこと 基 本 月 額 ( 在 職 老 齢 年 金 ) 給 付 加 給 年 金 経 過 的 加 算 を 除 いた 年 金 月 額 加 算 部 分 を 除 いた 年 金 月 額 支

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スライド 1

事 例 3 Q: 父 母 を 被 扶 養 者 として 認 定 できますか?( 父 母 とも 国 民 健 康 保 険 加 入 ) A: 父 母 又 はそのどちらかを 申 請 する 場 合 は 夫 婦 相 互 扶 助 義 務 に 基 づき 父 母 の 収 入 合 算 額 が それぞれに 適 用 される

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年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

日本年金機構編 年金相談マニュアル-08 勧奨編(平成24年5月改訂-第06版) 【308頁】サンプル


死 亡 後 の 手 続 きリスト 2 14 日 以 内 住 民 票 の 抹 消 届 の 提 出 市 町 村 役 場 の 戸 籍 住 民 登 録 窓 口 届 出 人 の 印 鑑 本 人 確 認 できる 証 明 書 類 ( 運 転 免 許 証 パスポ-ト) 世 帯 主 変 更 届 の 提 出 市 町 村

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間 は 傷 病 手 当 金 を 受 給 しましたが 職 場 の 理 解 とリハビリの 甲 斐 あって 無 事 職 場 復 帰 がで きました しかし 後 遺 症 が 残 ったまま 障 害 認 定 日 を 迎 えました 年 子 さんには 障 害 年 金 の 受 給 資 格 があるのでしょうか? 年 子

目 次 1.あなたが 受 取 る 年 金 について 1 頁 2. 年 金 の 請 求 について 1 頁 3. 支 給 開 始 年 月 と 支 給 期 間 について 2 頁 4. 年 金 の 支 払 方 法 について 2 頁 5. 基 金 の 年 金 について 4 頁 支 給 額 が 変 更 される

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厚 生 年 金 制 度 及 び 年 金 払 い 退 職 給 付 について 日 本 郵 政 共 済 組 合

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自営業世帯

平 成 9 年 2 月 号 税 制 改 正 情 報 第 0 号 今 回 のテーマ 大 久 保 久 美 子 年 末 調 整 の 今 年 の 変 更 点 今 年 も 残 すところヶ 月 ほどとなり 年 末 調 整 の 時 期 となりました そこで 今 回 は 今 年 の 年 末 調 整 における 変 更

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

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神戸市重度障害者特別給付金支給要綱

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3


日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

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◆併給の調整◆

象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

260701現在 電子申請受付一覧(事務所・事務C).xls

平成16年度

(2) 本 人 本 人 の 配 偶 者 及 び 扶 養 義 務 者 の 前 年 (1 月 から3 月 までの 間 に 申 請 する ときは 前 々 年 )の 所 得 を 確 認 できる 書 類 (3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 めた 書 類 2 市 長 は 前 項 の 申 請 書 に 添

職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

被扶養者の資格確認を行います

役員退職手当規程

[Q20] 扶 養 控 除 等 申 告 書 が 提 出 された 際 に その 申 告 書 に 記 載 された 国 外 居 住 親 族 に 係 る 親 族 関 係 書 類 が 提 示 されず 事 後 に 提 示 された 場 合 いつから 扶 養 控 除 等 を 適 用 して 源 泉 徴 収 税 額 を

次 世 代 育 成 支 援

①表紙

 

(2) 退 職 後 に 加 入 する 年 金 制 度 と 加 入 手 続 き 退 職 後 はそれぞれの 事 由 により いずれかの 年 金 制 度 に 加 入 することとなります 事 由 退 職 後 配 偶 者 の 被 扶 養 者 になる ( 配 偶 者 が 厚 生 年 金 又 は 共 済 年 金

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

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給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 か 1 年 間 の 年 金 額 を 確 かめて 前 年 中 の 年 間 総 所 得 金 額 めてください ください を 確 かめてください 計 算 のしか

戸 籍 謄 本 ( 本 籍 が 当 市 以 外 の 方 ) 親 の 同 意 書 ( 未 成 年 の 方 ) 離 婚 届 夫 妻 離 婚 届 書 印 鑑 ( 届 出 人 の もの) 届 出 人 を 確 認 できるも の( 運 転 免 許 証 等 ) 戸 籍 謄 本 ( 本 籍 が 当 市 以 外 の

届 届 火 葬 費 補 助 金 町 内 に 住 所 を 有 するかたが 死 亡 ( 死 産 も 含 む)し 火 葬 の 許 可 を 受 け 火 葬 をした 場 合 に 申 請 により 火 葬 料 を 補 助 します なお 平 成 28 年 3 月 までに 許 可 された 分 の 申 請 は 従 前

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 表 所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 は 以 下 の 通 りです 退 職 所 得 の 場 合 も この 税 率 表 を 使 います 1. 平 成 19 年 1 月 1 日 以 降 ( 所 法 891) 課 税 所 得 所 得 税 率 控 除 額 ~195

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

(6) 31 年 以 上 の 期 間 については 1 年 につき100 分 の120 2 前 項 に 規 定 する 者 のうち 負 傷 若 しくは 病 気 ( 以 下 傷 病 という 傷 病 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 128 号 ) 第 81 条

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国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

雑 所 得 ( 公 的 年 金 収 入 )がある 方 源 泉 徴 収 票 の 写 しを 添 付 してください () 収 入 金 額 等 の 公 的 年 金 等 キ の 欄 に 受 け 取 った( 税 等 天 引 き 前 の) 年 金 額 を 記 入 します () 所 得 金 額 の 雑 7 の 欄

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給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

2 任意継続組合員制度について

P 適 用 事 業 所 厚 生 年 金 保 険 法 第 1 回 講 義 資 料 法 人 経 営 強 制 適 用 個 人 経 営 ( 強 制 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 強 制 適 用 5 人 未 満 任 意 適 用 ( 任 意 適 用 業 種 ) 5 人 以 上 任 意 適 用

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2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

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Transcription:

年 金 国 籍 老 後 の 日 本 帰 国 に 関 する 講 演 会 以 下 の 記 事 はシカゴ 新 報 社 のご 厚 意 により 転 載 を 許 可 された 記 事 です 年 金 国 籍 老 後 の 日 本 帰 国 などに 関 する 講 演 会 が9 月 20 日 シカゴ 日 本 人 会 の 主 催 で 開 催 さ れた 年 金 については 若 い 人 達 の 関 心 も 高 く 会 場 となったフォーレストヴュー エデュケーショナ ル センターには 200 人 以 上 が 参 集 した 講 師 を 務 めたのは 海 外 年 金 相 談 センターの 市 川 俊 治 氏 で 講 演 の 途 中 でも 質 問 に 丁 寧 に 答 えてくれた 講 演 内 容 は 下 記 の 通 り 1. 日 本 の 年 金 は 25 年 以 上 加 入 が 必 要 だが 諦 めるのは 早 い! 日 本 の 年 金 は 25 年 以 上 加 入 が 必 要 だが 米 国 在 住 の 人 で 加 入 期 間 が 25 年 に 達 しない 人 の9 割 は カラ 期 間 の 活 用 と 日 米 社 会 保 障 協 定 の 活 用 で 年 金 を 受 給 できる 1 カラ 期 間 の 活 用 -1961 年 4 月 以 降 20 歳 から 60 歳 までの 間 に 海 外 に 日 本 国 籍 で 在 住 してい た 期 間 を カラ 期 間 という このカラ 期 間 と 日 本 で 働 いていた 期 間 が 合 計 で 25 年 以 上 になれば 年 金 を 受 給 できる 2 日 米 社 会 保 障 協 定 の 活 用 - 日 米 社 会 保 障 協 定 が 2005 年 に 締 結 され 米 国 での 年 金 加 入 期 間 を 加 算 して 25 年 以 上 になれば 日 本 の 年 金 を 受 給 できる 例 : 日 本 で 10 年 間 厚 生 年 金 に 加 入 し 50 歳 で 渡 米 15 年 間 SS に 加 入 し 現 在 65 歳 の 人 の 場 合 カラ 期 間 の 活 用 でも 日 米 社 会 保 障 協 定 の 活 用 でも 25 年 になるが カラ 期 間 が 優 先 される カラ 期 間 の 証 明 が 重 要 となる 3 年 金 機 能 強 化 法 が 実 施 されれば 2017 年 4 月 から 受 給 資 格 が 25 年 から 10 年 に 短 縮 される こうなれば 殆 ど 10 割 の 人 が 年 金 を 受 給 できる ただし 2017 年 の 消 費 税 10%の 実 施 が 前 提 日 本 でどれぐらい 年 金 に 加 入 していれば 良 いのか? 規 定 では1ヶ 月 以 上 厚 生 年 金 か 国 民 保 険 に 入 っていれば 良 いことになっているが 実 際 には1 年 以 上 でないと 申 請 する 意 味 がないというのが 市 川 氏 のコメント 2. 何 歳 から 年 金 を 受 給 できるのか? 厚 生 年 金 : 60 歳 から- 男 性 で 1953 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 人 60 歳 から- 女 性 で 1958 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 人 61 歳 から- 男 性 で 1953 年 4 月 2 日 から 1955 年 4 月 1 日 までに 生 まれた 人 61 歳 から- 女 性 で 1958 年 4 月 2 日 から 1960 年 4 月 1 日 までに 生 まれた 人

男 性 で 1961 年 4 月 2 日 以 降 女 性 で 1966 年 4 月 2 日 以 降 に 生 まれた 人 は 全 員 65 歳 から 国 民 年 金 : 一 律 65 歳 から 3. 日 米 社 会 保 障 協 定 の 恩 恵 同 協 定 が 2005 年 10 月 1 日 に 発 効 となり 5 年 以 内 の 滞 在 の 場 合 は 日 米 の 年 金 制 度 のいずれ か 一 方 のみに 加 入 すれば 良 いことになった 日 本 の 年 金 を 継 続 すれば SS を 支 払 う 必 要 はない SS を 払 っていても 日 本 に 帰 国 すれば 掛 け 捨 てとなっていたが 同 協 定 の 発 効 以 降 は 日 本 の 年 金 に 加 算 して 受 給 することができる 4. 米 国 籍 になっても 日 本 の 年 金 を 受 給 できるか? 日 米 の 年 金 に 国 籍 は 関 係 なく 米 国 籍 になっても 日 本 の 年 金 を 受 給 できる ただし 日 本 で 働 い ていた 人 が 渡 米 して 米 国 籍 になる 場 合 年 金 受 給 資 格 の 25 年 に 達 していなければ 25 年 になる ようにカラ 期 間 を 計 算 した 上 で 米 国 籍 に 変 更 する 5. 日 本 と 米 国 の 年 金 を 受 給 する 場 合 基 本 的 には 日 米 の 年 金 制 度 は 各 々 別 個 の 制 度 であり 受 給 条 件 を 満 たせば 両 国 から 年 金 を 受 給 できる しかし 米 国 には WEP という 棚 ぼた 排 除 条 項 があり 日 本 の 年 金 受 給 者 は 米 国 年 金 が 減 額 される 但 し 国 民 年 金 遺 族 年 金 の 受 給 者 は 例 外 となる また SSTax を 社 会 保 障 上 の 高 額 所 得 レベルで 30 年 以 上 支 払 った 人 も 対 象 外 となる 減 額 の 最 高 額 は 月 に 約 413 ドル (2015 年 に 62 歳 で 退 職 し 年 金 加 入 期 間 20 年 以 下 の 場 合 ) 年 金 が 比 較 的 低 額 の 場 合 は 日 本 の 年 金 の 半 分 を 上 回 る 減 額 はない 対 策 : 米 国 の 年 金 をもらう 時 に 日 本 の 年 金 を 受 給 していなければ No と 答 える 受 給 している 場 合 は 対 象 外 となる 国 民 年 金 は 差 し 引 き 正 確 な 受 給 額 を 出 しておく おおよそで 答 えると その 金 額 に 対 して 減 額 され 続 けることになる 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 を 先 延 ばしにする 事 も 一 つの 対 策 71 歳 から 受 給 すれば 受 給 額 が 増 え 82 歳 以 上 生 きれば 得 をする 計 算 になる 6. 将 来 の 年 金 請 求 への 備 え 1 年 金 加 入 記 録 の 整 理 被 保 険 者 証 年 金 手 帳 基 礎 年 金 番 号 2 勤 務 記 録 の 整 理 被 保 険 者 証 年 金 手 帳 がない 場 合 - 勤 務 先 名 所 在 地 勤 務 期 間 ( 国 民 年 金 なら 加 入 して いた 時 の 住 所 加 入 期 間 )を 年 金 事 務 所 に 申 し 出 て 記 録 を 確 認 する 窓 口 の 末 端 に 記 録 がない 場 合 は 古 い 台 帳 調 査 を 依 頼 する

3 カラ 期 間 の 証 明 のためのパスポート 保 有 カラ 期 間 の 証 明 方 法 は パスポート 戸 籍 の 附 票 領 事 館 発 効 の 在 留 証 明 ( 日 本 人 ) 居 住 証 明 ( 元 日 本 人 ) 法 務 省 が 発 行 した 出 入 国 記 録 (インターネットで 入 手 できる) ガス 電 気 の 請 求 書 不 動 産 資 料 なども 保 存 しておく 4 日 本 に 銀 行 口 座 開 設 の 薦 め 米 銀 行 の Handling charge を 節 約 するため 貯 まったら 送 金 してもらう 5 年 金 事 務 所 に 米 国 の 住 所 を 届 けておく 届 けておけば 日 本 年 金 機 構 から 重 要 な 通 知 が 届 く 届 け 出 先 は 日 本 年 金 機 構 本 部 年 金 事 務 所 でも 変 更 手 続 きが 可 能 日 本 の 身 内 に 委 任 状 を 渡 して 変 更 手 続 きをすることもできる 7. 年 金 受 給 者 1 現 状 届 け- 公 的 年 金 受 給 のための 在 留 証 明 は 総 領 事 館 に 郵 便 申 請 できる 2 租 税 条 約 に 関 する 届 出 書 - 居 住 者 証 明 (IRS Form 6166 申 請 は Form 8802 手 数 料 は$85) 二 重 課 税 回 避 のため3 年 毎 に 日 本 年 金 機 構 から 書 類 提 出 の 知 らせが 来 る 源 泉 徴 収 の 対 象 にな らない 提 出 省 略 可 能 な 年 金 額 は 65 歳 未 満 年 額 70 万 円 未 満 65 歳 以 上 年 額 120 万 円 未 満 の 場 合 年 金 額 が 源 泉 徴 収 の 対 象 外 のため 租 税 条 約 に 関 する 届 出 書 等 は 提 出 しません と 記 載 の 上 者 類 を 提 出 但 し 65 歳 から 等 年 金 額 が 増 額 する 場 合 があるため 注 意 する 3 住 所 振 込 変 更 先 など 各 種 問 い 合 わせ 先 書 面 : 168-8505 東 京 都 杉 並 区 高 井 戸 西 3-5-24 日 本 年 金 機 構 本 部 外 国 給 付 担 当 係 電 話 :81-3-6700-1165 4 65 歳 の 時 の 繰 り 下 げ(66 歳 から 70 歳 まで 選 択 ) 増 加 率 66 歳 (8.4%) 68 歳 (25.2%)

70 歳 (42.0%) 遺 族 年 金 日 本 の 年 金 を 受 給 している 人 または まだ 受 給 していないが 受 給 資 格 のある 人 が 亡 くなった 場 合 遺 族 年 金 の 受 給 資 格 がある 人 が 継 続 して 受 給 できる 制 度 遺 族 年 金 には 遺 族 基 礎 年 金 と 遺 族 厚 生 年 金 がある 遺 族 基 礎 年 金 1 国 民 年 金 をもらっている 人 が 亡 くなった 時 2 老 齢 基 礎 年 金 の 受 給 資 格 のある 人 が 年 金 受 給 前 に 亡 くなった 時 3 国 民 年 金 に 加 入 中 の 人 が 亡 くなった 時 遺 族 厚 生 年 金 1 老 齢 厚 生 年 金 をもらっている 人 が 亡 くなった 時 2 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 資 格 のある 人 が 年 金 受 給 前 に 亡 くなった 時 3 厚 生 年 金 に 加 入 中 の 人 が 亡 くなった 時 4 厚 生 年 金 加 入 中 の 傷 病 がもとで 初 診 日 から5 年 以 内 に 死 亡 した 時 米 国 在 住 の 人 は1と2のケースが 多 いが 2005 年 10 月 の 日 米 社 会 保 障 協 定 の 発 効 に 伴 い 3のケースも 出 てくる 2005 年 10 月 以 降 に 亡 くなった 人 で 日 本 で 働 いたことがあり 60 歳 までのカラ 期 間 を 足 して 25 年 になれば 受 給 資 格 がある また 日 本 の 年 金 加 入 期 間 と 米 国 の 年 金 加 入 期 間 を 通 算 して 25 年 以 上 ある 人 も 老 齢 年 金 をも らう 資 格 がある 厚 生 年 金 加 入 の 場 合 も 米 国 移 住 後 に 米 国 年 金 加 入 中 に 亡 くなり 通 算 25 年 になれば 遺 族 年 金 の 受 給 資 格 がある これは3に 該 当 する 年 金 を 受 給 できる 遺 族 の 要 件 遺 族 基 礎 年 金 遺 族 基 礎 年 金 を 受 け 取 れる 遺 族 は 亡 くなった 人 により 生 計 を 維 持 されていた 子 どものある 配 偶 者 か 子 ども 母 子 家 庭 が 主 な 対 象 の 制 度 だったが 2014 年 4 月 からは 父 子 家 庭 も 遺 族 年 金 を 受 給 できるよう になった

遺 族 厚 生 年 金 遺 族 厚 生 年 金 を 受 け 取 れる 可 能 性 のある 遺 族 は 亡 くなった 人 に 扶 養 されていた 妻 子 夫 父 母 孫 祖 父 母 このうち 最 も 順 位 の 高 い 人 に 遺 族 年 金 が 支 給 される 扶 養 されていた とは 一 緒 に 生 活 し 年 収 が 850 万 円 未 満 であること をいう 遺 族 の 国 籍 は 問 われないが 妻 以 外 の 遺 族 は 次 の 要 件 を 満 たす 必 要 がある 1. 夫 の 場 合 妻 の 死 亡 時 に 55 歳 以 上 であること 遺 族 年 金 は 夫 が 60 歳 になってから 支 給 される 2. 子 どもや 孫 の 場 合 は 18 歳 になった 後 の3 月 末 までであること 日 本 でいえば 高 校 卒 業 まで の 子 どもまたは 孫 であること 3. 父 母 や 祖 父 母 の 場 合 は 受 給 資 格 があった 人 の 死 亡 時 に 55 歳 以 上 であること 遺 族 年 金 は 60 歳 になってから 支 給 される 遺 族 厚 生 年 金 を 受 ける 順 位 第 一 順 位 : 妻 子 夫 第 二 順 位 : 父 母 第 三 順 位 : 孫 第 四 順 位 : 祖 父 母 第 一 順 位 の 中 には1 子 のある 妻 2 子 3 子 のない 妻 4 55 歳 以 上 の 夫 の 順 となる 例 えば 妻 が 再 婚 して 遺 族 年 金 をもらえなくなった 時 は 子 どもがもらえるようになることがある こどもと 夫 の 関 係 も こどもがもらえなくなったら 夫 がもらうことになる 第 一 順 位 の 遺 族 がいる 時 は 第 二 順 位 以 下 の 遺 族 は 年 金 を 受 け 取 れない 遺 族 年 金 受 給 者 が 死 亡 した 場 合 は 年 金 は 打 ち 切 られる 給 付 の 種 類 と 年 金 額 遺 族 基 礎 年 金 1 支 給 額 は 780,100 円 + 子 どもの 加 算 額 (1 人 目 と2 人 目 の 子 どもの 加 算 額 は 224,500 円 3 人 目 以 降 は1 人 当 たり 74,800 円 ) 2 子 どもが 遺 族 基 礎 年 金 を 受 給 する 場 合 子 が 1 人 の 場 合 は 780,100 円 加 算 は 第 2 子 以 降 につ いて 行 い 子 1 人 当 たりの 年 金 額 は 合 計 を 子 どもの 数 で 割 った 額 遺 族 厚 生 年 金

1 夫 が 受 け 取 っている 或 いは 受 け 取 るはずの 老 齢 厚 生 年 金 の 報 酬 比 例 部 分 の 年 金 額 の 約 4 分 の3が 妻 に 遺 族 年 金 として 終 身 支 給 される 配 偶 者 自 身 が 厚 生 年 金 の 受 給 者 の 場 合 ケース1:(イ) 死 亡 した 人 の 報 酬 比 例 部 分 の4 分 の3 (ロ) 死 亡 した 人 の 報 酬 比 例 部 分 の3 分 の2 + 自 分 自 身 の 老 齢 厚 生 年 金 額 の2 分 の1で (イ)か(ロ)のどちらか 高 い 方 ケース2:(イ)- 死 亡 した 人 の 報 酬 比 例 部 分 の4 分 の3 (ロ)-(イ)の3 分 の2+ 自 分 の 老 齢 厚 生 年 金 の2 分 の1で どちらか 高 い 方 2 婦 加 算 - 夫 の 厚 生 年 金 加 入 期 間 が 20 年 以 上 の 場 合 で 10 年 以 上 継 続 して 婚 姻 関 係 にあり 生 計 維 持 された 妻 が 受 給 できるが 日 米 社 会 保 障 協 定 の 発 効 により 米 国 年 金 加 入 期 間 と 厚 生 年 金 加 入 期 間 とを 通 算 して 20 年 以 上 であれば 厚 生 年 金 加 入 期 間 が 20 年 未 満 でも 加 入 期 間 に 応 じた 額 が 寡 婦 加 算 として 支 給 される これは 2005 年 11 月 以 降 中 高 齢 寡 婦 加 算 次 のいずれかに 該 当 する 妻 が 受 け 取 る 遺 族 厚 生 年 金 には 40 歳 から 65 歳 になるまでの 間 585,100 円 が 加 算 される * 夫 が 亡 くなった 時 40 歳 以 上 65 歳 未 満 で 生 計 を 同 じくしている 子 どもがいない 妻 * 遺 族 厚 生 年 金 と 遺 族 基 礎 年 金 を 受 けていた 子 どものある 妻 が 子 どもが 18 歳 到 達 年 度 の 末 日 に 達 したため 遺 族 年 金 を 受 給 できなくなった 時 経 過 的 寡 婦 加 算 65 歳 以 上 になると 経 過 的 寡 婦 加 算 として 妻 の 生 年 月 日 により 一 定 額 が 支 給 される 遺 族 厚 生 年 金 を 受 けている 妻 が 65 歳 になり 自 分 の 老 齢 基 礎 年 金 を 受 けるようになった 時 に 65 歳 までの 中 高 年 付 加 加 算 に 代 わり 加 算 される ここが 知 りたい Q&A Q: 日 本 国 籍 の 人 がアメリカ 国 籍 に 変 えた 場 合 日 本 の 国 民 年 金 はもらえるのか? A: 国 籍 に 関 係 なく 受 給 できる 日 本 国 籍 である 間 に 日 本 の 年 金 の 受 給 資 格 が 取 得 できていれば 国 籍 が 変 わっても 日 本 の 年 金 を 受 け 取 れる カラ 期 間 を 使 って 20 年 になってから 米 国 籍 に 変 え る 方 が 得 策 日 本 の 年 金 受 給 のための 加 入 期 間 の 不 足 分 を 米 国 年 金 (ソーシャルセキュリティ)の 加 入 期 間 と の 通 算 で 受 給 資 格 を 得 る 場 合 は 日 本 の 年 金 の 受 給 資 格 を 取 得 する 前 に 国 籍 を 変 更 しても 問 題 はない

Q:ビザで 20 年 以 上 米 国 に 駐 在 し 米 国 年 金 の 取 得 権 があるが 日 本 に 帰 任 すると 米 国 の 住 所 や 銀 行 口 座 が 無 くなる 米 国 の 年 金 を 日 本 で 受 給 できるのか? A:できる 日 米 いずれの 年 金 も 世 界 中 送 金 可 能 Q:アメリカ 人 の 配 偶 者 と 離 別 あるいは 死 別 した 場 合 配 偶 者 のソーシャルセキュリティを 日 本 人 配 偶 者 が 受 給 できるか? A: 受 給 できる 離 婚 した 元 妻 が 夫 の 年 金 を 受 給 する 条 件 は1 受 給 者 との 10 年 以 上 の 婚 姻 関 係 があること2 62 歳 以 上 で 受 給 開 始 時 に 独 身 であること 受 給 後 に 再 婚 した 場 合 その 結 婚 が 終 了 ( 死 別 離 別 取 り 消 し)しない 限 りは 年 金 を 受 け 取 ることはできない 離 婚 した 元 配 偶 者 が 遺 族 年 金 を 受 給 するためには1 受 給 者 との 10 年 以 上 の 婚 姻 関 係 があるこ と2 60 歳 以 上 で 受 給 開 始 時 に 独 身 であること 60 歳 から 62 歳 未 満 で 再 婚 した 場 合 元 配 偶 者 の 年 金 を 受 給 できる 62 歳 に 達 した 際 に 再 婚 者 の 勤 労 に 基 づいて 受 給 できる 年 金 と 比 較 して 高 い 方 を 受 給 することができる Q: 上 記 の 遺 族 年 金 を 日 本 で 受 給 することは 可 能 か? A: 日 本 で 受 給 できる Q: 永 住 ビザ 上 アメリカ 人 夫 の 姓 と 日 本 の 戸 籍 上 (パスポートと 同 じ 旧 姓 )と2つになっているが 問 題 になるか? A: 日 本 の 年 金 申 請 のために 名 前 を1つにする 必 要 はなく 日 本 で 働 いていた 時 の 名 前 ( 戸 籍 上 の 名 前 )と 米 国 での 名 前 が 異 なっていても 年 金 手 続 き 上 は 問 題 ない Q: 米 国 年 金 は 収 入 があると 減 額 されるか? A:66 歳 以 上 (Full Retirement Age)の 受 給 者 への 収 入 制 限 は 無 い 62 歳 から 65 歳 までの 年 収 上 限 は$15,720 上 限 を 超 えると$2 の 収 入 に 対 して$1 減 額 される 66 歳 になる 年 度 で 66 歳 の 誕 生 日 まで( 例 :7 月 生 まれの 場 合 66 歳 になる 年 の1 月 から6 月 分 ま で)の 年 収 上 限 は$41,880 上 限 を 超 える 場 合 は$3 の 収 入 に 対 して$1 が 減 額 される 減 額 はされるが 一 方 で SS Tax を 払 っているので 毎 年 年 金 額 はその 分 増 額 になる Q: 日 本 に 帰 り 米 国 から 年 金 をもらう 場 合 グリーンカードを 維 持 する 必 要 があるか? A: 必 要 ない 米 国 SSA( 米 国 社 会 保 険 庁 )は 米 国 外 滞 在 者 に 対 する 米 国 年 金 の 支 払 いについて (What happens to your right to Social Security Payments when you are outside the U.S.) 次 のよう に 説 明 している

a) 米 国 籍 者 の 場 合 受 給 資 格 さえあれば 米 国 外 に 滞 在 していても 米 国 年 金 を 支 払 う ( 原 則 は 米 国 籍 でなければ 年 金 は 支 給 されない) 但 し あなたが 次 の 国 の 国 民 である 場 合 は 米 国 外 にどれ だけ 滞 在 しようと 受 給 資 格 さえあれば 米 国 年 金 は 引 き 続 き 支 払 われる 対 象 国 は 日 本 オース トリア イスラエル フランス 韓 国 等 21 カ 国 b)あなたが 米 国 籍 者 でなく 日 本 フランス メキシコ ブラジル 等 77 カ 国 の 国 民 である 場 合 6ヶ 月 以 上 米 国 外 に 滞 在 した 場 合 次 の 例 外 国 を 除 き 米 国 年 金 の 支 払 いは 米 国 を 離 れた6ヶ 月 後 に 停 止 する 例 外 国 は 現 在 米 国 が 社 会 保 障 協 定 を 締 結 している 国 で 日 本 オーストラリア フラ ンス 韓 国 等 21 カ 国 以 上 から 日 本 国 籍 者 は 米 国 外 に 住 んでいても 米 国 年 金 の 受 給 資 格 さえあれば 年 金 を 受 給 で きる SS オフィス 窓 口 で この 取 り 扱 いを 間 違 えて 説 明 されることが 多 々あるので 要 注 意 特 記 :グリーンカード 放 棄 米 国 籍 離 脱 した 場 合 一 定 の 条 件 に 該 当 すると 出 国 税 が 課 せられる 3 種 類 の 出 国 税 の 一 つに 課 税 繰 延 資 産 の 30% 源 泉 課 税 があるが 米 国 年 金 は 課 税 繰 延 資 産 の 対 象 ではない 市 川 俊 治 氏 nenkinichikawa@gmail.com ウエブサイトは http://nenkinichikawa.org 日 本 企 業 に 38 年 間 勤 務 (ニューヨークとシカゴ 駐 在 8 年 を 含 む) 退 職 後 外 務 省 が 2003 年 より 開 始 した 領 事 シニアボランティア 制 度 の 第 一 期 生 として 在 ニューヨーク 総 領 事 館 に 3 年 間 勤 務 その 後 在 サンフランシスコ 総 領 事 館 に 2009 年 2 月 から 3 年 間 勤 務 2012 年 2 月 日 本 に 帰 国 後 海 外 年 金 相 談 センターを 設 立 し 年 金 国 籍 老 後 の 日 本 帰 国 の 相 談 を E-Mail 電 話 等 で 受 けている HP の 検 索 件 数 は 月 300 件 を 超 えている 同 年 金 講 座 の 講 師 市 川 俊 治 氏 はボランティアで 質 問 に 答 えてくれる 連 絡 先 は