06. 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 Ⅰ 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 の 教 育 目 標 と 特 徴 06-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 06-4 分 析 項 目 Ⅰ 教 育 の 実 施 体 制 06-4 分 析 項 目 Ⅱ 教 育 内 容 06-6 分 析 項 目 Ⅲ 教 育 方 法 06-8 分 析 項 目 Ⅳ 学 業 の 成 果 06-10 分 析 項 目 Ⅴ 進 路 就 職 の 状 況 06-12 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 06-14 -06-1-
Ⅰ 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 の 教 育 目 的 と 特 徴 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 は 平 成 9 年 度 に 発 達 科 学 部 及 び 国 際 文 化 学 部 の 2 学 部 を 基 礎 と し て 発 足 し た 総 合 人 間 科 学 研 究 科 を 高 度 の 専 門 的 知 識 を 習 得 さ せ 個 人 と 社 会 が 進 む べ き 道 を 切 り 拓 く 能 力 を 涵 養 す る こ と と い う 神 戸 大 学 の 中 期 目 標 を 念 頭 に お き 各 学 部 の 教 育 研 究 ミ ッ シ ョ ン に よ り 密 接 に 対 応 す る 2 研 究 科 体 制 へ 改 組 す る こ と に よ っ て 平 成 19 年 度 に 発 足 し た 研 究 科 で あ る 総 合 人 間 科 学 研 究 科 の 前 期 課 程 5 専 攻 ( 人 間 発 達 科 学 専 攻 人 間 環 境 科 学 専 攻 人 間 行 動 表 現 学 専 攻 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 学 専 攻 地 域 文 化 学 専 攻 ) 後 期 課 程 3 専 攻 ( 人 間 形 成 科 学 専 攻 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科 学 専 攻 人 間 文 化 科 学 専 攻 ) 体 制 を 前 期 課 程 後 期 課 程 一 貫 の 5 専 攻 ( 心 身 発 達 専 攻 教 育 学 習 専 攻 人 間 行 動 専 攻 人 間 表 現 専 攻 人 間 環 境 学 専 攻 ) 体 制 に 転 換 し て 教 育 研 究 に 取 り 組 ん で い る ( 教 育 目 的 ) 本 研 究 科 の 教 育 目 的 は 研 究 科 規 則 第 2 条 に お い て 人 間 の 発 達 及 び そ れ を 取 り 巻 く 人 間 環 境 に 関 わ る 応 用 的 実 践 的 教 育 研 究 活 動 に 主 体 的 に 参 加 し こ れ を 推 進 す る 中 核 的 な 人 材 の 養 成 を 行 う こ と を 目 的 と す る と 規 定 し て い る ま た 各 専 攻 の 教 育 目 的 を 資 料 1 の よ う に 規 定 し て い る 資 料 1 : 各 専 攻 の 教 育 目 的 専 攻 教 育 目 的 心 身 発 達 専 攻 人 間 の 生 涯 発 達 を 理 解 す る 上 で 欠 か せ な い 諸 問 題 を 教 育 研 究 対 象 と し 前 期 課 程 に お い て は 各 履 修 コ ー ス に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 基 礎 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 高 度 専 門 職 業 人 又 は 市 民 社 会 で 活 躍 で き る 人 材 の 養 成 を 目 的 と し 後 期 課 程 に お い て は 心 身 発 達 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 学 識 及 び 創 造 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 自 立 し た 研 究 者 又 は 研 究 能 力 に 加 え て 確 か な 教 育 開 発 能 力 を 備 え た 大 学 等 の 教 員 の 養 成 を 目 的 と す る 教 育 学 習 専 攻 教 育 学 習 と い う 人 間 形 成 に 関 す る 社 会 的 個 人 的 営 為 を 教 育 研 究 対 象 と し 前 期 課 程 に お い て は 各 履 修 コ ー ス に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 基 礎 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 高 度 専 門 職 業 人 又 は 市 民 社 会 で 活 躍 で き る 人 材 の 養 成 を 目 的 と し 後 期 課 程 に お い て は 教 育 学 習 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 学 識 及 び 創 造 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 自 立 し た 研 究 者 又 は 研 究 能 力 に 加 え て 確 か な 教 育 開 発 能 力 を 備 え た 大 学 等 の 教 員 の 養 成 を 目 的 と す る 人 間 行 動 専 攻 人 間 行 動 の 身 体 行 動 に 関 す る 側 面 と 加 齢 に 伴 う 発 達 及 び 環 境 へ の 適 応 に 関 す る 側 面 を 教 育 研 究 対 象 と し 前 期 課 程 に お い て は 各 履 修 コ ー ス に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 基 礎 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 高 度 専 門 職 業 人 又 は 市 民 社 会 で 活 躍 で き る 人 材 の 養 成 を 目 的 と し 後 期 課 程 に お い て は 人 間 行 動 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 学 識 及 び 創 造 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 自 立 し た 研 究 者 又 は 研 究 能 力 に 加 え て 確 か な 教 育 開 発 能 力 を 備 え た 大 学 等 の 教 員 の 養 成 を 目 的 と す る 人 間 表 現 専 攻 人 間 の 感 性 の 発 現 と し て の 表 現 活 動 を 教 育 研 究 対 象 と し 前 期 課 程 に お い て は 各 履 修 コ ー ス に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 基 礎 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 高 度 専 門 職 業 人 又 は 市 民 社 会 で 活 躍 で き る 人 材 の 養 成 を 目 的 と し 後 期 課 程 に お い て は 表 現 文 化 及 び 芸 術 表 現 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 学 識 及 び 創 造 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 自 立 し た 研 究 者 又 は 研 究 能 力 に 加 え て 確 か な 教 育 開 発 能 力 を 備 え た 大 学 等 の 教 員 の 養 成 を 目 的 と す る 人 間 環 境 学 専 攻 人 間 の 発 達 を 促 進 し 支 援 す る 環 境 要 因 の 解 明 及 び 開 発 を 教 育 研 究 対 象 と し 前 期 課 程 に お い て は 各 履 修 コ ー ス に 関 す る 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 基 礎 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 高 度 専 門 職 業 人 又 は 市 民 社 会 で 活 躍 で き る 人 材 の 養 成 を 目 的 と し 後 期 課 程 に お い て は 人 間 環 境 学 に 関 す る 高 度 な 専 門 的 学 識 及 び 創 造 的 な 研 究 能 力 を 持 つ 自 立 し た 研 究 者 又 は 研 究 能 力 に 加 え て 確 か な 教 育 開 発 能 力 を 備 え た 大 学 等 の 教 員 の 養 成 を 目 的 と す る -06-2-
( 組 織 構 成 ) こ れ ら の 目 的 を 実 現 す る た め 本 研 究 科 で は 資 料 2 の よ う な 組 織 構 成 を と っ て い る 資 料 2 : 組 織 構 成 専 攻 講 座 履 修 コ ー ス ( 前 期 課 程 ) 心 身 発 達 専 攻 人 間 発 達 論 講 座 心 理 発 達 基 礎 論 臨 床 心 理 学 健 康 発 達 論 教 育 学 習 専 攻 人 間 形 成 論 講 座 教 育 科 学 論 子 ど も 発 達 論 発 達 支 援 論 発 達 支 援 論 ( 1 年 履 修 コ ー ス ) 人 間 行 動 専 攻 人 間 行 動 論 講 座 身 体 行 動 論 行 動 発 達 論 人 間 表 現 専 攻 人 間 表 現 論 講 座 表 現 文 化 論 コ ミ ュ ニ テ ィ ア ー ト 人 間 環 境 学 専 攻 環 境 基 礎 論 講 座 環 境 形 成 論 講 座 [ 連 携 講 座 ] 環 境 先 端 科 学 講 座 ( 後 期 課 程 の み ) 自 然 環 境 論 数 理 情 報 環 境 論 生 活 環 境 論 社 会 環 境 論 ( 教 育 上 の 特 徴 ) 本 研 究 科 の 教 育 課 程 は 人 間 の 発 達 と 市 民 社 会 の 形 成 を 同 時 並 行 的 か つ 複 眼 的 に 視 野 に 入 れ な が ら 人 間 そ れ 自 身 の 発 達 と 発 達 を 支 え る 環 境 に 関 す る 原 理 的 実 践 的 研 究 に 取 り 組 む こ と を 目 指 す と い う 研 究 科 創 設 の 目 的 に 基 づ き 所 定 の 学 位 を 授 与 す べ く 知 識 ス キ ル 能 力 資 質 の 獲 得 と そ れ ら の 自 己 開 発 力 の 獲 得 と を ト ー タ ル に プ ロ デ ュ ー ス し 支 援 し て い く 組 織 的 な 取 組 み と な っ て お り 学 ぶ 側 の 立 場 に 立 っ た 能 力 開 発 支 援 型 の 教 育 プ ロ グ ラ ム を 体 系 的 に 編 成 し て い る ま た 講 座 の 編 成 及 び そ の 教 育 課 程 は 現 実 の 問 題 を 共 有 し な が ら そ れ ぞ れ の 学 問 が 融 合 し 新 し い 知 の 創 造 を 目 指 す よ う に 組 織 さ れ て お り( 特 に ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 ) ま た 職 業 分 野 か ら の 要 請 に 応 え る よ う 具 体 的 な ス キ ル の 獲 得 を 含 め た 配 慮 が 施 さ れ て い る 本 研 究 科 の 教 育 課 程 は 平 成 19 年 度 の 文 部 科 学 省 の 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム に 正 課 外 活 動 の 充 実 に よ る 大 学 院 教 育 の 実 質 化 と し て 採 択 さ れ そ の ユ ニ ー ク さ が 評 価 さ れ て い る ( 想 定 す る 関 係 者 と そ の 期 待 ) 研 究 科 で 育 成 す る 人 材 は 人 間 の 発 達 及 び そ れ を 取 り 巻 く 人 間 環 境 に 関 わ る 応 用 的 実 践 的 教 育 研 究 活 動 に 主 体 的 に 参 加 し こ れ を 推 進 す る 中 核 的 な 人 材 と い う 研 究 力 と 実 践 力 を 兼 ね 備 え た 新 し い タ イ プ の 人 材 で あ り 協 働 の パ ー ト ナ ー で あ る と と も に 育 成 さ れ た 人 材 の 受 け 入 れ 先 と な る 行 政 ( 神 戸 市 兵 庫 県 教 育 委 員 会 等 ) 高 等 教 育 機 関 学 校 企 業 ボ ラ ン テ ィ ア 団 体 N P O 地 域 活 動 グ ル ー プ な ど の 関 係 者 の 期 待 に 応 え る べ く 教 育 を 実 施 し て い る -06-3-
分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 教 育 の 実 施 体 制 (1) ごとの 分 析 基 本 的 組 織 の 編 成 本 研 究 科 は 前 掲 資 料 2 ( P 6-3 ) に 示 さ れ る よ う に 5 専 攻 ( 心 身 発 達 専 攻 教 育 学 習 専 攻 人 間 行 動 専 攻 人 間 表 現 専 攻 人 間 環 境 学 専 攻 ) か ら 構 成 さ れ 前 期 課 程 は さ ら に 14 の 履 修 コ ー ス で 構 成 さ れ て い る 教 育 学 習 専 攻 の 発 達 支 援 論 コ ー ス に は 1 年 履 修 コ ー ス も 併 設 し て い る ま た 教 員 の 配 置 状 況 に つ い て は 資 料 3 の と お り で あ る 本 研 究 科 の 専 攻 は そ れ ぞ れ が 複 合 領 域 か ら 成 り 立 っ て お り 大 学 院 に 専 攻 ご と に 置 く も の と す る 教 員 の 数 に つ い て 定 め る 件 ( 平 成 11 年 文 部 省 告 示 第 175 号 ) に 教 員 数 は 規 定 さ れ て い な い が 関 連 深 い 分 野 に お け る 専 攻 の 例 を 参 照 し そ れ ら を 上 回 る 数 の 研 究 指 導 教 員 を 配 置 し て お り 研 究 指 導 教 員 数 は 大 学 院 設 置 基 準 を 充 た し て い る 収 容 定 員 と 現 員 の 状 況 は 資 料 4 の と お り で あ り 適 切 な 規 模 と な っ て い る 資 料 3 : 教 員 の 配 置 状 況 ( 平 成 19 年 5 月 1 日 現 在 ) 研 究 指 導 専 任 教 員 数 ( 現 員 ) 収 容 教 員 一 人 専 攻 人 員 研 究 指 導 教 研 究 指 導 当 た り の 計 員 ( 教 授 ) 補 助 教 員 学 生 数 非 常 勤 講 師 備 考 ( 参 照 し た 関 連 深 い 分 野 の 例 と そ の 研 究 指 導 教 員 数 ) 心 身 発 達 36 16 (8) 0 16 2.3 5 教 育 学 保 育 学 系 (3) 前 期 課 程 教 育 学 習 44 18 (11) 0 18 2.4 4 教 育 学 保 育 学 系 (3) 人 間 行 動 12 14 (7) 0 14 0.9 0 保 健 体 育 専 攻 4) 人 間 表 現 20 14 (7) 0 14 1.4 0 美 術 教 育 専 攻 (4) 音 楽 教 育 専 攻 (4) 人 間 環 境 学 80 39 (22) 0 39 2.1 8 理 学 関 係 (4) 家 政 関 係 (4) 社 会 学 社 会 福 祉 学 系 (3) 心 身 発 達 9 15 (8) 0 15 0.6 0 教 育 学 保 育 学 系 (3) 後 期 課 程 教 育 学 習 12 16 (11) 0 16 0.8 2 教 育 学 保 育 学 系 (3) 人 間 行 動 6 12 (7) 0 12 0.5 0 保 健 体 育 専 攻 (4) 人 間 表 現 6 9 (6) 0 9 0.7 0 美 術 教 育 専 攻 (4) 音 楽 教 育 専 攻 (4) 人 間 環 境 学 18 34 (22) 0 34 0.5 6 理 学 関 係 (4) 家 政 関 係 (4) 社 会 学 社 会 福 祉 学 系 (3) 資 料 4 : 収 容 定 員 と 現 員 の 状 況 新 研 究 科 募 集 人 員 96 名 現 員 101 名 ( 平 成 19 年 5 月 1 日 現 在 ) 約 5 パ ー セ ン ト の 定 員 増 -06-4-
分 析 項 目 Ⅰ 教 育 内 容 教 育 方 法 の 改 善 に 向 け て 取 り 組 む 体 制 フ ァ カ ル テ ィ デ ィ ベ ロ ッ プ メ ン ト ( 以 下 F D と い う ) は 教 育 担 当 の 評 議 員 と 教 務 委 員 会 が 活 動 の 中 心 に な っ て 行 っ て い る 具 体 的 に は 中 期 計 画 部 局 別 年 次 計 画 に 従 い 実 施 し て い る 平 成 19 年 度 は 本 研 究 科 の 発 足 年 度 で も あ る た め 年 度 初 め か ら 本 研 究 科 の 教 育 理 念 教 育 方 法 の 改 善 な ど に つ い て 教 務 委 員 会 の 主 導 に よ る 意 識 共 有 の た め の 機 会 を 積 み 重 ね て き て い る 資 料 5 ま た 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム へ の 応 募 採 択 実 施 の 過 程 で 行 わ れ た 当 該 教 育 プ ロ グ ラ ム の 説 明 会 が 意 識 改 善 に 寄 与 し て き て い る な お 同 じ く 平 成 19 年 度 か ら 研 究 科 教 授 会 に お い て 毎 回 小 規 模 F D を 実 施 し て お り F D そ の も の へ の 教 員 の 理 解 増 進 を 図 る 試 み を 実 施 し て い る こ れ ら の 取 組 み に よ り 本 研 究 科 の 理 念 目 的 新 科 目 の ね ら い 授 業 方 法 改 善 な ど に つ い て も 構 成 員 の 間 で 理 解 が 深 ま り つ つ あ る 資 料 5 : 平 成 19 年 度 に 実 施 し た F D の 内 容 ( 発 達 科 学 部 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 の 合 同 に よ る ) 小 規 模 F D 5 月 18 日 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム ( 小 川 教 授 ) 6 月 15 日 発 達 科 学 と し て の E S D ( 末 本 教 授 ) 6 月 15 日 ハ ラ ス メ ン ト ( 河 辺 教 授 ) 7 月 20 日 再 チ ャ レ ン ジ! 女 性 研 究 者 支 援 神 戸 ス タ イ ル ( 朴 木 教 授 ) 1 月 18 日 研 究 科 の 新 科 目 の 授 業 方 法 ( 朴 木 教 授 小 川 教 授 ) 2 月 15 日 E S D カ リ キ ュ ラ ム の 実 施 体 制 ( 末 本 教 授 ) F D 講 演 会 12 月 21 日 大 学 の セ ン セ イ の 現 在 と F D( 神 藤 貴 昭 ( 徳 島 大 学 大 学 開 放 実 践 セ ン タ ー 高 等 教 育 支 援 研 究 開 発 部 門 准 教 授 )) (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る ( 判 断 理 由 ) 基 本 組 織 の 構 成 に つ い て は 前 期 課 程 後 期 課 程 を と お し て 一 貫 し た 5 専 攻 体 制 が 確 立 さ れ た こ と に よ っ て 研 究 科 全 体 と し て の 養 成 人 材 像 を 基 盤 に し な が ら 専 攻 ご と の 養 成 人 材 像 に 対 応 し た 教 育 組 織 に な っ て い る ま た 教 員 組 織 に つ い て も 適 切 な 配 置 が な さ れ て い る F D に つ い て も 実 施 さ れ て い る と こ ろ か ら 本 研 究 科 の 教 育 の 実 施 体 制 は 期 待 さ れ る 水 準 に あ る と 判 断 す る -06-5-
分 析 項 目 Ⅱ 分 析 項 目 Ⅱ 教 育 内 容 (1) ごとの 分 析 教 育 課 程 の 編 成 本 研 究 科 の 教 育 課 程 は 大 学 院 生 が 在 学 中 の 多 様 な 機 会 を 通 じ て 身 に 付 け て い く 知 識 ス キ ル 能 力 資 質 の 獲 得 と そ れ ら の 自 己 開 発 力 の 獲 得 と を ト ー タ ル に プ ロ デ ュ ー ス し 支 援 す る 能 力 開 発 支 援 型 の 教 育 プ ロ グ ラ ム と し て 体 系 的 に 編 成 さ れ て い る こ と を 特 徴 と す る 授 業 科 目 と し て 前 期 課 程 後 期 課 程 と も に 専 門 教 育 は 特 論 Ⅰ Ⅱ ( Ⅰ は 前 期 課 程 Ⅱ は 後 期 課 程 ) 特 論 演 習 ( 前 期 課 程 )が 設 定 さ れ 講 義 と 演 習 を と お し て 専 門 性 を 深 め る 研 究 論 文 指 導 に 関 し て は 指 導 の 拠 点 と な る 必 須 科 目 特 別 研 究 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ ( Ⅰ Ⅱ は 前 期 Ⅲ Ⅳ は 後 期 課 程 )が 設 定 さ れ て い る 全 専 攻 共 通 科 目 ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 ( 前 期 課 程 )は ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 セ ン タ ー( 以 下 H C セ ン タ ー と い う )の 教 員 が 中 心 と な り 実 践 的 な 研 究 活 動 に 携 わ る 全 て の 教 員 に よ る 双 方 向 型 授 業 を 目 指 し 資 料 6 教 育 能 力 養 成 演 習 ( 後 期 課 程 )は 大 学 教 員 と し て の 教 育 能 力 教 育 資 質 の 開 発 を 目 的 と し た 実 践 演 習 科 目 資 料 7 で あ る ま た 臨 床 心 理 士 養 成 の 臨 床 心 理 学 コ ー ス ( 前 期 課 程 ) で は 教 員 の ス ー パ ー バ イ ズ の 下 に 心 理 教 育 相 談 室 と 近 隣 の 児 童 養 護 施 設 で 心 理 臨 床 の 実 践 実 習 を 行 っ て い る 資 料 6: 前 期 課 程 の 共 通 授 業 に つ い て の 概 要 抜 粋 ( 2007 年 度 人 間 発 達 科 学 研 究 科 学 生 便 覧 ) ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 セ ン タ ー の 実 践 的 研 究 に 関 わ っ て い る 教 員 が 各 々 の 実 践 的 研 究 の 解 説 考 察 を 行 い 研 究 内 容 と 方 法 に つ い て 学 生 と デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を 行 う な ど の 双 方 向 型 の 授 業 を 行 う ゲ ス ト ス ピ ー カ ー も 交 え て 現 実 の 課 題 の と ら え 方 実 践 的 研 究 方 法 研 究 組 織 化 の た め の 方 法 理 論 的 研 究 と 実 践 的 研 究 の 関 係 等 に つ い て 具 体 的 に 考 察 す る 資 料 7: 後 期 課 程 の 共 通 授 業 に つ い て の 概 要 抜 粋 ( 2007 年 度 人 間 発 達 科 学 研 究 科 学 生 便 覧 ) 教 育 能 力 養 成 演 習 大 学 教 員 と し て の 教 育 能 力 教 育 資 質 の 開 発 を 目 指 し 指 導 教 員 の 指 導 監 督 の も と で 専 門 領 域 の 基 礎 的 内 容 を 取 り 扱 う 学 部 の 講 義 科 目 を 一 つ と り あ げ そ の 科 目 の 目 標 シ ラ バ ス 授 業 内 容 評 価 手 法 を 設 計 し そ の 中 の 2 回 分 程 度 を 実 際 の 学 部 生 を 対 象 に し て 模 擬 授 業 を 実 施 す る 指 導 教 員 受 講 学 生 本 人 に よ る 三 種 類 の 授 業 評 価 を 実 施 し 大 学 の 授 業 づ く り を 体 得 す る 学 生 や 社 会 か らの 要 請 への 対 応 研 究 科 の 目 的 と 大 学 院 生 の ニ ー ズ 社 会 か ら の 要 請 等 に 対 応 し た 教 育 課 程 編 成 に 取 り 組 ん で い る す な わ ち 心 身 発 達 ( 心 理 学 と 健 康 科 学 の 結 合 ) 人 間 行 動 ( 身 体 ス ポ ー ツ と 高 齢 化 及 び 精 神 性 の 結 合 ) 人 間 表 現 ( 音 楽 と 美 術 及 び 療 法 の 結 合 ) 環 境 基 礎 ( 自 然 科 学 と 社 会 の 出 会 い ) 環 境 形 成 ( 住 職 環 境 か ら 国 際 社 会 環 境 に い た る 人 間 社 会 環 境 論 の 結 合 ) と い う 構 造 で 人 間 発 達 と そ の 環 境 に 関 す る 新 た な 学 問 領 域 の 開 拓 を 図 っ て い る ま た 臨 床 心 理 士 養 成 の コ ー ス を 設 置 し て い る こ の コ ー ス の 実 習 機 関 で あ る 心 理 教 育 相 談 室 は 地 域 に 開 か れ た 相 談 活 動 を 行 い ( Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 事 例 1 参 照 ) ま た H C セ ン タ ー 子 育 て 支 援 サ テ ラ イ ト 施 設 の び や か ス ペ ー ス あ ー ち は 地 域 密 着 の ア ク シ ョ ン リ サ ー チ や 実 践 的 学 習 の 拠 点 を 形 成 し て い る ( Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 事 例 2 参 照 ) さ ら に ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 ( 前 期 課 程 科 目 )を 中 心 と し た 社 会 連 携 の 共 同 実 践 研 -06-6-
分 析 項 目 Ⅱ 究 等 が 平 成 19 年 度 に 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム ( 大 学 院 G P ) 正 課 外 活 動 の 充 実 に よ る 大 学 院 教 育 の 実 質 化 と し て 採 択 さ れ る( Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 事 例 3 参 照 )な ど 現 実 社 会 で の 実 践 や 研 究 フ ィ ー ル ド で 求 め ら れ る 力 量 を 養 成 し て い く た め の 正 課 外 活 動 を 組 み 込 ん だ 教 育 プ ロ グ ラ ム の さ ら な る 充 実 を 図 っ て い る ま た 協 定 し て い る 他 大 学 院 ( 外 国 の 大 学 院 も 含 む ) で の 科 目 履 修 に 関 す る 規 定 資 料 8 や 有 職 大 学 院 生 や 育 児 介 護 等 の 事 情 を 抱 え る 大 学 院 生 に 対 す る 長 期 履 修 規 程 資 料 9 を 設 け 大 学 院 生 の ニ ー ズ に 応 じ た 履 修 の 可 能 性 を 広 げ て い る 資 料 10 11 資 料 8: 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 規 則 抜 粋 ( 2007 年 度 人 間 発 達 科 学 研 究 科 学 生 便 覧 ) ( 他 大 学 大 学 院 の 授 業 科 目 の 履 修 ) 第 19 条 学 生 は 教 授 会 の 承 認 を 得 て 研 究 科 と 協 定 し て い る 他 大 学 ( 外 国 の 大 学 を 含 む 以 下 同 じ )の 大 学 院 の 授 業 科 目 を 履 修 す る こ と が で き る 2 前 項 の 規 定 に よ り 履 修 し た 授 業 科 目 に つ い て 修 得 し た 単 位 は 教 授 会 の 議 に 基 づ き 10 単 位 を 限 度 と し て 第 29 条 に 規 定 す る 単 位 と し て 認 め る こ と が で き る た だ し 後 期 課 程 に お い て は 2 単 位 を 限 度 と す る 資 料 9 : 長 期 履 修 規 程 抜 粋 ( 2007 年 度 人 間 発 達 科 学 研 究 科 学 生 便 覧 ) 第 2 条 長 期 履 修 の 申 請 を す る こ と が で き る 者 は 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 と す る (1 ) 職 業 を 有 し 就 業 し て い る 者 ( 自 営 業 及 び 臨 時 雇 用 を 含 む ) (2 ) 家 事 育 児 介 護 等 の 事 情 を 有 す る 者 (3 )そ の 他 人 間 発 達 環 境 学 ( 以 下 研 究 科 長 と い う ) が 相 当 と 認 め た 者 資 料 10: 他 大 学 で の 科 目 履 修 実 績 前 期 後 期 平 成 17 年 度 3 科 目 6 単 位 (2 名 ) 4 科 目 8 単 位 (3 名 ) 平 成 18 年 度 0 0 平 成 19 年 度 1 科 目 2 単 位 (1 名 ) 2 科 目 4 単 位 (2 名 ) * 平 成 17 年 度 : 兵 庫 教 育 大 学 * 平 成 19 年 度 : 総 合 研 究 大 学 院 大 学 資 料 11: 長 期 履 修 制 度 申 請 者 数 院 生 ( 前 期 ) 平 成 17 年 度 2 平 成 18 年 度 0 平 成 19 年 度 0 (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 を 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 能 力 開 発 支 援 型 の 教 育 課 程 が 体 系 的 に 編 成 さ れ て い る ま た 他 大 学 大 学 院 の 授 業 科 目 の 履 修 や 長 期 履 修 制 度 等 大 学 院 生 や 社 会 か ら の ニ ー ズ に も 配 慮 し た 教 育 課 程 の 編 成 と な っ て お り 特 に 正 課 外 活 動 の 充 実 に よ る 大 学 院 教 育 の 実 質 化 の 先 進 的 取 組 み は 平 成 19 年 度 に 文 部 科 学 省 の 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム と し て 選 定 さ れ た こ の こ と か ら 本 研 究 科 の 教 育 内 容 は 期 待 さ れ る 水 準 を 上 回 る と 判 断 す る -06-7-
分 析 項 目 Ⅲ 分 析 項 目 Ⅲ 教 育 方 法 (1) ごとの 分 析 授 業 形 態 の 組 合 せと 学 習 指 導 法 の 工 夫 授 業 形 態 は 主 と し て 講 義 演 習 研 究 論 文 指 導 か ら な っ て い る 前 期 後 期 課 程 と も 専 門 教 育 は 特 論 Ⅰ Ⅱ ( Ⅰ は 前 期 課 程 Ⅱ は 後 期 課 程 ) 特 論 演 習 ( 前 期 課 程 ) が 設 定 さ れ 講 義 と 演 習 を 通 し て 専 門 性 を 深 め る 研 究 論 文 指 導 に 関 し て は 指 導 の 拠 点 と な る 必 須 科 目 特 別 研 究 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ ( Ⅰ Ⅱ は 前 期 課 程 Ⅲ Ⅳ は 後 期 課 程 )が 設 定 さ れ て い る 学 習 指 導 法 の 工 夫 と し て は 全 専 攻 共 通 科 目 ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 ( 前 期 課 程 )で は 双 方 向 的 授 業 ( 前 掲 資 料 6( P 6-6 ) )を 試 み 平 成 19 年 度 は 常 時 4 名 以 上 の 教 員 が 授 業 に 参 加 し て ( 延 21 名 と 外 部 教 員 2 名 ) ピ ア レ ビ ュ ー を 行 い ま た 大 学 院 生 の 意 見 を 聴 取 し 授 業 修 正 を す る な ど の 試 み を 重 ね な が ら 授 業 を 展 開 し た 教 育 能 力 養 成 演 習 ( 後 期 課 程 )( 前 掲 資 料 7( P 6-6 ) )は 実 践 演 習 科 目 で 後 期 課 程 2 3 年 次 を 対 象 と す る た め 平 成 20 年 度 以 降 の 試 み と な る ま た 臨 床 心 理 学 コ ー ス ( 前 期 課 程 ) の 実 習 科 目 で は 担 当 相 談 ケ ー ス に つ い て 臨 床 心 理 士 有 資 格 教 員 に よ る 個 別 ス ー パ ー バ イ ズ( 1 回 1 時 間 ~ 2 時 間 )を 30 回 以 上 を め ど に 受 け る こ と を 単 位 取 得 の 必 須 条 件 と し て い る テ ィ ー チ ン グ ア シ ス タ ン ト ( T A ) リ サ ー チ ア シ ス タ ン ト ( R A ) に つ い て は 改 組 前 の 総 合 人 間 科 学 研 究 科 ( 平 成 18 年 度 ま で )と 同 様 積 極 的 に 活 用 し 学 部 学 生 へ の 指 導 を 通 し て 専 門 的 知 識 の 向 上 と リ ー ダ ー シ ッ プ の 養 成 を 図 っ て い る 資 料 12 13 資 料 12:テ ィ ー チ ン グ ア シ ス タ ン ト 数 資 料 13:リ サ ー チ ア シ ス タ ン ト 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 学 期 前 期 課 程 後 期 課 程 計 人 数 前 期 72 11 83 平 成 16 年 度 2 後 期 76 8 84 平 成 17 年 度 2 前 期 66 20 86 平 成 18 年 度 5 後 期 68 18 86 平 成 19 年 度 14 前 期 77 23 100 後 期 64 20 84 前 期 90 16 106 後 期 67 22 89 主 体 的 な 学 習 を 促 す 取 組 前 期 課 程 で は 16 単 位 以 上 後 期 課 程 に お い て は 12 単 位 以 上 の 単 位 取 得 を も っ て 論 文 の 作 成 提 出 資 格 を 認 め て い る ま た 前 期 課 程 で は 研 究 科 担 当 の 専 任 の 教 授 2 人 以 上 後 期 課 程 で は 3 名 の 指 導 教 員 が 種 々 の 相 談 に 応 じ ら れ る 体 制 を 敷 い て お り 資 料 14 各 期 に お い て 単 位 修 得 状 況 の 確 認 や 論 文 作 成 学 会 発 表 学 術 誌 へ の 投 稿 に 関 す る 指 導 や 進 路 を 含 め た 学 習 指 導 に よ り 大 学 院 生 の 主 体 的 な 学 習 を 促 し て い る ま た 後 期 課 程 大 学 院 生 に 対 し て は 後 期 課 程 専 有 の 学 習 机 を 配 備 し た 特 別 室 を 確 保 し 前 期 課 程 大 学 院 生 に 対 し て は 各 指 導 教 員 の 大 学 院 生 ス ペ ー ス で 学 習 が 行 え る よ う に 配 慮 さ れ て い る 資 料 14: 論 文 指 導 体 制 ( 2007 年 度 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 学 生 便 覧 ) 修 士 論 文 等 の 指 導 体 制 に つ い て ( 抜 粋 ) 4 修 士 論 文 等 の 審 査 修 士 論 文 等 の 審 査 は 研 究 科 担 当 の 専 任 の 教 授 2 人 以 上 ( 指 導 教 員 が 准 教 授 又 は 講 師 の 場 合 教 授 2 人 を 含 む 3 人 以 上 )の 審 査 委 員 に よ り 行 い 審 査 の 結 果 を 所 属 専 攻 -06-8-
分 析 項 目 Ⅲ 教 授 会 に 報 告 し 承 認 を 得 る も の と す る 博 士 論 文 指 導 要 領 ( 抜 粋 ) 6. 審 査 委 員 会 の 構 成 は 指 導 教 員 を 含 め 5 人 と す る 7. 審 査 委 員 は 後 期 課 程 の 教 授 2 人 を 含 む 本 研 究 科 の 教 授 と す る ま た 次 の 者 を 委 員 に 充 て る こ と が で き る 1 ) 本 研 究 科 の 准 教 授 2 ) 本 学 の 他 研 究 科 の 教 授 ま た は 准 教 授 3 ) 他 の 大 学 院 ま た は 研 究 科 等 の 教 授 ま た は 准 教 授 等 (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る ( 判 断 理 由 ) 授 業 構 成 は 研 究 科 の 教 育 目 的 に 合 致 し た も の に な っ て お り 教 育 効 果 を 上 げ る た め に 様 々 な 形 態 の 授 業 が 適 切 に 組 み 合 わ さ れ て い る 大 学 院 生 の 主 体 的 な 学 習 を 促 す 取 組 み 指 導 に つ い て は 履 修 相 談 や 単 位 修 得 状 況 の 確 認 論 文 作 成 学 会 発 表 学 術 誌 へ の 投 稿 に 関 す る 指 導 や 進 路 を 含 め た 学 習 指 導 等 を 行 っ て い る 学 習 ス ペ ー ス の 確 保 等 の 環 境 面 で の 教 育 サ ー ビ ス も 含 め 本 研 究 科 の 教 育 方 法 は 期 待 さ れ る 水 準 に あ る と 判 断 す る -06-9-
分 析 項 目 Ⅳ 分 析 項 目 Ⅳ 学 業 の 成 果 (1) ごとの 分 析 学 生 が 身 に 付 けた 学 力 や 資 質 能 力 新 研 究 科 に お け る 履 修 状 況 や 修 了 生 に 関 す る 統 計 的 デ ー タ が ま だ 存 在 し な い が 旧 研 究 科 で は 修 了 生 の 約 10% が 教 育 職 員 資 格 免 許 を 取 得 し 資 料 15 臨 床 心 理 学 コ ー ス 修 了 生 の ほ ぼ 全 員 が 臨 床 心 理 士 資 格 試 験 に 合 格 し 資 格 を 取 得 し て い る 資 料 16 ま た 学 会 誌 や 紀 要 な ど へ の 論 文 の 投 稿 も あ り 社 会 参 加 型 の フ ィ ー ル ド ワ ー ク も あ り 新 聞 等 に 掲 載 さ れ て い る 平 成 18 年 度 総 合 人 間 科 学 研 究 科 カ リ キ ュ ラ ム で の 単 位 取 得 率 を 集 計 す る と 前 期 の 授 業 が 91.1% 後 期 で は 86.6% と な り い ず れ も 8 割 を 超 え る 結 果 を 示 し た 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 資 料 15: 教 員 免 許 取 得 状 況 ( 平 成 16 年 度 ~ 平 成 19 年 度 ) 区 分 実 取 得 人 数 幼 稚 園 小 養 護 学 学 校 校 国 語 理 科 家 庭 社 会 中 学 校 数 学 音 楽 美 術 英 語 保 健 体 育 国 語 理 科 家 庭 地 理 歴 史 高 等 学 校 公 数 民 学 人 間 発 達 科 学 専 攻 2 1 1 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 人 間 環 境 科 学 専 攻 7 0 0 0 0 5 0 1 1 0 0 0 0 0 5 0 0 1 1 0 0 0 0 人 間 行 動 表 現 学 専 攻 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 総 計 11 1 1 2 0 5 0 1 2 1 0 0 1 0 5 0 0 1 2 1 0 0 1 人 間 発 達 科 学 専 攻 6 2 0 4 0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 人 間 環 境 科 学 専 攻 5 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 人 間 行 動 表 現 学 専 攻 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 総 計 12 2 0 4 0 5 0 0 1 1 1 0 1 0 6 0 0 0 1 1 0 1 1 人 間 発 達 科 学 専 攻 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 人 間 環 境 科 学 専 攻 0 0 0 0 0 2 0 1 4 0 0 1 0 0 2 0 0 1 4 0 1 0 0 人 間 行 動 表 現 学 専 攻 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 総 計 0 0 0 2 0 2 0 1 4 1 0 1 0 0 2 0 0 1 4 1 1 0 1 人 間 発 達 科 学 専 攻 2 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 人 間 環 境 科 学 専 攻 6 0 0 0 0 1 0 1 4 0 0 0 0 0 2 0 0 0 4 0 0 0 0 人 間 行 動 表 現 学 専 攻 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 総 計 10 0 0 2 0 1 0 1 4 1 1 0 0 0 2 0 0 0 4 1 0 1 0 音 楽 英 語 美 術 保 健 体 育 資 料 16: 臨 床 心 理 士 資 格 取 得 状 況 修 了 年 度 修 了 生 資 格 取 得 者 : ( ) 内 後 期 課 程 進 学 者 次 回 試 験 の 受 験 予 定 者 在 学 中 の 進 路 変 更 者 平 成 15 年 度 10 10(0) 0 0 平 成 16 年 度 10 10(1) 0 0 平 成 17 年 度 10 8(1) 0 2 ** 平 成 18 年 度 9 7(2) 2 * 0 * 修 了 直 近 の 資 格 試 験 に 勤 務 の 事 情 で 受 験 し な か っ た 者 1 名 再 受 験 予 定 者 1 名 ** 在 籍 中 の 進 路 変 更 に よ り 受 験 資 格 取 得 の カ リ キ ュ ラ ム を 履 修 し な か っ た 者 平 成 19 年 度 修 了 生 が 受 験 で き る 直 近 の 資 格 試 験 は 平 成 20 年 度 の 秋 で あ る た め ま だ 結 果 は 出 て い な い -06-10-
分 析 項 目 Ⅳ 学 業 の 成 果 に 関 する 学 生 の 評 価 新 研 究 科 は ま だ 修 了 生 を 出 し て お ら ず 特 に 特 色 の あ る 科 目 と し て 新 た に 設 置 さ れ た 科 目 (( 教 育 能 力 養 成 演 習 ) 後 期 課 程 ) 等 は 対 象 と す る 履 修 年 次 と の 関 係 で 平 成 20 年 度 か ら の 開 始 の た め 評 価 は 得 ら れ て い な い 旧 研 究 科 で の 平 成 18 年 度 の 授 業 評 価 に つ い て ア ン ケ ー ト 結 果 を 見 て み る と 理 解 で き た と 回 答 し た 者 が 83% 総 合 的 に 判 断 し て 有 益 で あ っ た と 応 え た 者 が 96% を 示 し て い る ま た 研 究 科 に お け る 学 業 の 重 要 な 柱 で あ る 論 文 作 成 に お い て 神 戸 大 学 情 報 デ ー タ ベ ー ス ( K U I D ) を 概 観 す る と 各 教 員 の 研 究 室 で の 専 門 的 分 野 に お い て 学 会 発 表 や 学 術 誌 投 稿 が 精 力 的 に 実 践 さ れ て い る こ と が う か が え ま た 臨 床 心 理 学 コ ー ス で は 修 了 時 に 多 く の 院 生 が 充 実 し た 2 年 間 と い う 感 想 を 述 べ て い る が そ の 成 果 は 修 了 生 の 臨 床 心 理 士 資 格 取 得 率 の 高 さ に も 現 れ て い る (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る ( 判 断 理 由 ) 単 位 の 習 得 状 況 資 格 取 得 研 究 活 動 の 状 況 か ら 判 断 し て 大 学 院 教 育 の 目 的 に 沿 っ た 効 果 が 着 実 に あ が っ て い る と い え る ま た 授 業 ア ン ケ ー ト に お い て も 高 い 理 解 度 と 授 業 評 価 が 得 ら れ て い る こ れ ら の こ と か ら 本 大 学 院 の 学 業 の 成 果 は 期 待 さ れ る 水 準 に あ る と 判 断 す る -06-11-
分 析 項 目 Ⅴ 分 析 項 目 Ⅴ 進 路 就 職 の 状 況 (1) ごとの 分 析 卒 業 ( 修 了 ) 後 の 進 路 の 状 況 改 組 前 の 総 合 人 間 科 学 研 究 科 修 士 課 程 に お け る 平 成 16 年 度 ~ 平 成 19 年 度 の 修 了 生 の 就 職 状 況 は 資 料 17 の と お り で あ る ま た 平 成 18 年 度 ま で に 博 士 課 程 を 修 了 し た 者 の 就 職 状 況 は 資 料 18 の と お り で あ る 修 士 課 程 か ら 博 士 課 程 へ の 進 学 状 況 は 平 成 16 年 度 で は 89 名 中 15 名 平 成 17 年 度 で は 102 名 中 16 名 平 成 18 年 度 で は 96 名 中 16 名 19 年 度 で は 80 名 中 13 名 で あ る 就 職 先 と し て は 公 務 員 教 員 な ど 本 研 究 科 に お け る 教 育 の 結 果 を 活 用 し う る 職 種 に つ い て い る も の が 多 い 資 料 17: 大 学 院 ( 修 士 課 程 修 了 生 ) 産 業 別 就 職 者 数 進 学 者 数 ( 平 成 19 年 度 発 達 科 学 部 年 次 報 告 書 [ 資 料 編 ]) 年 度 鉱 業 建 設 業 16 17 18 19 年 度 16 17 18 19 食 料 品 等 製 造 繊 維 衣 服 製 造 化 学 工 業 出 版 印 刷 等 鉄 鋼 業 非 鉄 金 属 電 気 機 械 器 具 一 般 機 械 精 密 器 具 資 料 18: 平 成 18 年 度 ま で の 博 士 課 程 修 了 生 ( 90 名 ) の 就 職 先 ( 2006 年 神 戸 大 学 大 学 院 総 合 人 間 科 学 研 究 科 自 己 評 価 報 告 書 ) 運 輸 その 他 製 造 業 電 気 ガス 水 道 情 報 通 信 卸 売 業 小 売 業 銀 行 信 託 業 男 2 3 2 5 女 2 1 3 1 1 1 計 0 2 3 0 3 0 0 3 2 1 0 0 6 0 0 0 1 男 2 2 2 4 2 1 3 3 女 1 1 1 1 1 2 1 計 0 2 2 3 5 3 0 0 2 0 1 0 5 1 3 0 0 男 2 1 2 1 2 1 1 3 1 1 女 1 3 2 1 2 1 2 2 計 0 1 2 4 4 1 1 4 1 1 3 0 5 1 1 0 0 男 1 3 2 3 1 6 2 1 1 女 1 1 1 1 1 1 4 計 0 1 1 0 4 0 1 3 4 1 1 0 10 0 2 1 1 証 券 不 動 産 業 その 他 金 融 保 険 教 育 その 他 の 教 育 学 習 支 援 事 業 医 療 保 険 社 会 保 険 福 祉 介 護 その 他 サービ ス 非 営 利 団 体 公 務 員 その 他 就 職 者 計 年 度 本 学 研 究 科 本 学 他 研 究 科 他 大 学 研 究 科 男 1 7 1 1 1 3 3 29 4 1 5 16 女 5 1 1 3 2 5 2 28 6 1 3 10 計 0 1 0 12 2 1 4 3 0 8 5 57 計 10 1 4 15 男 6 1 3 3 32 5 1 1 7 女 4 3 1 2 9 1 28 17 7 2 9 計 0 0 0 10 3 1 1 5 0 12 1 60 計 12 1 3 16 男 2 3 4 1 25 8 1 2 11 女 6 5 4 3 1 4 1 38 18 4 1 5 計 0 0 0 8 5 0 4 6 1 8 2 63 計 12 1 3 16 男 5 2 3 3 33 2 2 4 19 女 6 1 7 3 27 9 9 計 0 0 0 11 2 0 0 2 0 10 6 61 計 11 2 0 13 保 険 進 学 者 計 その 他 8 名 9% 不 明 3 名 3% 帰 国 8 名 9% 公 務 員 4 名 4% 大 学 教 員 46 名 52% 企 業 11 名 12% 教 員 10 名 11% -06-12-
分 析 項 目 Ⅴ 関 係 者 からの 評 価 平 成 19 年 度 に 旧 総 合 人 間 科 学 研 究 科 の 修 士 課 程 修 了 者 に 対 し て 実 施 し た ヒ ヤ リ ン グ の 中 で 研 究 科 で の ど の よ う な 経 験 が 社 会 に 出 て 役 に 立 ち ま た ど の よ う な 点 が 不 足 で あ っ た の か に つ い て の 質 問 を 行 っ た 修 了 生 か ら は 期 待 し て い た 以 上 の 幅 広 さ や 柔 軟 な 思 考 が 養 わ れ た こ と ま た 学 部 で 不 足 気 味 に 思 わ れ た 専 門 性 が 研 究 科 で 十 分 に 身 に つ い た と い う 評 価 を 得 て い る 資 料 19 ま た 就 職 先 へ の 意 見 聴 取 に つ い て も, 平 成 19 年 度 に 実 施 し た 就 職 先 か ら は 責 任 感 が 強 く 専 門 的 な 知 識 を 有 し て い る と い う 評 価 を 得 て お り 努 力 工 夫 な ど を 自 ら に 課 し 伸 び て い く 能 力 が あ る と も 認 め ら れ て い る 今 後 語 学 を 含 め た 国 際 交 流 や 際 だ っ た 知 識 見 識 を 一 層 求 め ら れ て い る 資 料 19: 修 了 生 就 職 先 ヒ ヤ リ ン グ 抜 粋 修 了 生 期 待 し て い た 以 上 の 幅 広 さ が 良 か っ た 良 く も 悪 く も い ろ い ろ な 人 が 集 ま っ て い て 面 白 か っ た そ の た め に 柔 軟 な 思 考 が で き る よ う に な っ た 仕 事 面 に お い て も そ の 専 門 分 野 が 生 か さ れ て い る と 感 じ て い ま す 就 職 先 専 門 知 識 が 豊 富 で 意 欲 責 任 感 が 強 く 協 調 性 に 優 れ て い て し か も 主 張 す べ き は き ち ん と す る と い う と こ ろ を 評 価 し て い る 修 了 者 は 意 欲 的 で 責 任 感 が 強 く 専 門 的 な 知 識 を 有 し て お り 個 性 が 豊 か で す ~ 本 学 部 大 学 院 に 期 待 し た い も の と し て は 語 学 を 含 め 国 際 的 視 野 に 立 っ た 知 識 見 識 を 持 つ 人 材 を 養 成 し て ほ し い (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 さ れ る 水 準 に あ る ( 判 断 理 由 ) 就 職 進 学 の 状 況 は 良 好 で あ り 修 了 生 や 就 職 先 の ヒ ア リ ン グ か ら 身 に 付 け た 広 い 視 野 や 柔 軟 な 考 え 方 ま た 責 任 感 や 専 門 的 知 識 を 高 く 評 価 さ れ て お り 本 研 究 科 の 進 路 就 職 の 状 況 は 期 待 さ れ る 水 準 に あ る と 判 断 す る -06-13-
Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 1 事 例 1 心 理 教 育 相 談 室 ( 分 析 項 目 Ⅱ ) ( 高 い 水 準 を 維 持 し て い る と 判 断 す る 取 組 ) 心 理 教 育 相 談 室 は 平 成 13 年 度 開 設 の 臨 床 心 理 士 養 成 の た め の 臨 床 心 理 学 コ ー ス ( 前 期 課 程 : 臨 床 心 理 士 資 格 認 定 協 会 第 1 種 指 定 大 学 院 ) の 開 設 準 備 過 程 で そ れ ま で 学 部 発 達 基 礎 論 講 座 に 設 置 さ れ て い た 心 理 発 達 相 談 室 を 拡 大 充 実 さ せ て 平 成 14 年 に 研 究 科 施 設 と し て 開 設 さ れ た 平 成 17 年 度 発 達 支 援 イ ン ス テ ィ チ ュ ー ト の 設 置 に 伴 い そ の 1 部 門 と し て 活 動 し て い る 心 理 教 育 相 談 室 は 地 域 住 民 を 対 象 に し た 心 理 相 談 機 関 で あ る と 同 時 に 臨 床 心 理 士 養 成 の 必 須 実 習 機 関 で も あ り 相 談 室 ス タ ッ フ は 臨 床 心 理 学 コ ー ス 担 当 教 員 ( 臨 床 心 理 士 ) と 臨 床 心 理 学 コ ー ス 所 属 の 前 期 課 程 大 学 院 生 及 び 後 期 課 程 大 学 院 生 ( 臨 床 心 理 士 養 成 大 学 院 を 修 了 し 資 格 試 験 受 験 予 定 者 か 資 格 取 得 者 ) に よ っ て 構 成 さ れ て い る 来 談 ケ ー ス 数 は 経 年 の 引 継 相 談 ケ ー ス に 加 え 毎 年 30 件 程 度 の 新 規 相 談 申 込 ( 電 話 受 付 )と 20 件 程 度 の 新 規 受 理 面 接 ケ ー ス が あ り 資 料 20 ス タ ッ フ 規 模 に 応 じ た 活 動 が 定 着 し て き て い る ま た 臨 床 心 理 士 資 格 を 得 た 後 期 課 程 大 学 院 生 が 増 え て き た ( 平 成 19 年 度 は 7 名 : 長 期 在 学 者 他 大 学 院 か ら の 進 学 者 を 含 む ) こ と で 相 談 活 動 の 質 が 向 上 す る と 同 時 に コ ー ス 大 学 院 生 の 実 習 等 に 助 言 が 与 え ら れ る な ど 積 極 的 な 影 響 が 生 ま れ て き て い る 前 掲 資 料 16( P 6-10) に 見 ら れ る よ う に 修 了 生 の 資 格 取 得 は 順 調 で あ る 資 料 20: 心 理 教 育 相 談 室 利 用 状 況 抜 粋 ( 平 成 19 年 度 発 達 科 学 部 年 次 報 告 書 [ 資 料 編 ]) 新 規 受 付 状 況 区 分 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 電 話 受 付 数 29 31 32 28 受 理 面 接 回 数 25 22 21 24 面 接 受 理 数 21 20 21 22 相 談 者 件 数 区 分 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 小 学 生 以 下 15 15 15 15 中 学 高 校 生 8 9 9 10 大 学 生 1 2 0 1 成 人 社 会 人 12 17 12 16 親 32(27) 25(22) 24(12) 29(28) 総 数 68 68 60 71 ( ) 内 は 親 子 並 行 面 接 の 人 数 を 内 数 で 示 す 面 接 回 数 区 分 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 受 理 面 接 25 22 22 24 教 育 相 談 面 接 0 0 0 0 遊 戯 面 接 243 188 258 275 心 理 教 育 面 接 414 312 337 333 臨 床 心 理 面 接 223 204 159 226 心 理 検 査 1 2 3 1 総 数 906 728 779 859 2 事 例 2 の び や か ス ペ ー ス あ ー ち の 開 設 ( 分 析 項 目 Ⅱ ) ( 質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 平 成 17 年 9 月 子 ど も 家 庭 支 援 及 び 障 害 共 生 支 援 の 2 つ の 基 幹 研 究 部 門 を 中 心 に H C セ ン タ ー の 子 育 て 支 援 サ テ ラ イ ト 施 設 の び や か ス ペ ー ス あ ー ち が 開 設 さ れ -06-14-
地 域 連 携 研 究 と し て 注 目 を 浴 び 各 種 の 新 聞 に 掲 載 さ れ た 平 成 18 19 年 度 と も そ の 利 用 者 は 2 万 人 を 超 え 実 施 プ ロ グ ラ ム も 407 件 か ら 484 件 に 増 加 し て い る そ こ に は ス タ ッ フ と し て 多 く の 大 学 院 生 も 参 加 し 資 料 21 フ ァ シ リ テ ー タ と し て の 役 目 を 果 た し て い る こ の よ う な 取 組 み に よ っ て 直 接 自 分 の 研 究 に 結 び つ け 修 士 論 文 の テ ー マ に つ な げ る も の も 出 て き て お り 今 年 度 も イ ン ク ル ー シ ヴ な 場 に お け る 多 様 な 関 係 変 容 か ら の 学 び ~ 障 害 児 者 の 居 場 所 づ く り 事 業 で の ア ク シ ョ ン リ サ ー チ を 通 じ て ~ 障 害 の あ る 子 ど も を 中 心 と し た 多 様 な 地 域 住 民 の 相 互 教 育 の 場 に お け る 支 援 と い う タ イ ト ル で 修 士 論 文 を 書 き 修 了 し た ま た こ の よ う な 活 動 に 参 加 す る こ と で 直 接 自 分 の 専 門 に は 繋 が ら な い が ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 と い う か ら モ チ ベ ー シ ョ ン を 高 め て い る と い う 点 も 挙 げ ら れ る 資 料 21: の び や か ス ペ ー ス あ ー ち 学 生 利 用 者 の 内 訳 ( 延 人 数 ) 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合 計 平 成 17 年 度 93 73 73 79 48 50 60 476 平 成 18 年 度 59 84 84 63 30 55 50 51 62 42 53 41 674 平 成 19 年 度 46 124 63 88 24 62 71 114 78 61 86 70 887 3 事 例 3 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プ ロ グ ラ ム( 大 学 院 G P ) 正 課 外 活 動 の 充 実 に よ る 大 学 院 教 育 の 実 質 化 ( 分 析 項 目 Ⅱ ) ( 質 の 向 上 が あ っ た と 判 断 す る 取 組 ) 平 成 19 年 度 に 大 学 院 G P 正 課 外 活 動 の 正 課 外 活 動 の 充 実 に よ る 大 学 院 教 育 の 実 質 化 が 採 択 さ れ た こ れ は 正 課 外 活 動 を 教 育 プ ロ グ ラ ム と し て 取 り 組 み 大 学 院 生 の 学 術 的 力 量 面 だ け で は な く 現 実 の 実 践 ま た は 研 究 フ ィ ー ル ド で 期 待 さ れ る 構 え や 力 量 を 醸 成 す る た め に 積 極 的 に 大 学 院 生 の 正 課 外 活 動 を 応 援 し よ う と す る も の で あ る こ の 採 択 の ベ ー ス と し て ヒ ュ ー マ ン コ ミ ュ ニ テ ィ 創 成 研 究 を 中 心 に 行 わ れ て き た 社 会 連 携 の 大 学 院 生 も 含 む 共 同 実 践 研 究 が あ り イ ン ク ル ー シ ヴ な 場 に お け る 多 様 な 関 係 変 容 か ら の 学 び ~ 障 害 児 者 の 居 場 所 づ く り 事 業 で の ア ク シ ョ ン リ サ ー チ を 通 じ て ~ 障 害 の あ る 子 ど も を 中 心 と し た 多 様 な 地 域 住 民 の 相 互 教 育 の 場 に お け る 支 援 等 の 論 文 と し て も 研 究 成 果 を 発 表 し て い る 平 成 19 年 度 の 12 月 か ら は 大 学 院 生 を 中 心 に 様 々 な イ ベ ン ト が 計 画 さ れ 実 施 さ れ て い る 正 課 外 活 動 と し て 委 員 会 活 動 学 術 活 動 実 践 活 動 の 三 種 類 の 活 動 が 展 開 さ れ て い る が 委 員 会 活 動 で は 例 え ば キ ャ ン パ ス の 環 境 改 善 に 関 わ る 声 の 募 集 事 業 や 学 校 教 育 シ ン ポ ジ ウ ム 現 代 初 等 教 育 の 諸 課 題 と 教 員 の キ ャ リ ア 形 成 事 業 等 を 通 じ て 大 学 運 営 の 理 解 の 深 ま り や 大 学 ( 研 究 科 )へ の ア イ デ ン テ ィ テ ィ の 向 上 が み ら れ る ま た 学 術 活 動 で は 例 え ば 国 際 会 議 英 語 プ レ ゼ ン 塾 事 業 を と お し て 英 語 に よ る 交 渉 企 画 能 力 や 英 語 に よ る プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 対 す る 自 信 が 向 上 し て き て い る さ ら に 実 践 活 動 で は が ん ば っ て い る 子 育 て サ ー クル を の ぞ い て み ま せ ん か? 事 業 や あ か ね が 丘 学 園 交 流 プ ロ グ ラ ム 企 画 事 業 等 を と お し て 地 域 住 民 と の 交 流 に よ っ て コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 有 効 性 へ の 理 解 お よ び 自 身 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 能 力 の 向 上 意 識 が み ら れ る こ れ ら の 成 果 は 大 学 院 生 が 各 自 で 振 り 返 り の た め に 記 録 が 義 務 づ け ら れ て い る 活 動 記 録 に あ ら わ れ て い る -06-15-
( 別 紙 ) 学 部 研 究 科 等 の 現 況 調 査 表 ( 教 育 ) 正 誤 表 神 戸 大 学 人 間 発 達 環 境 学 研 究 科 現 況 調 査 表 を 独 立 行 政 法 人 大 学 評 価 学 位 授 与 機 構 に 提 出 ( 平 成 20 年 6 月 ) 後 記 述 に 誤 りが 確 認 され たため 下 記 のとおり 正 誤 表 にて 示 す 頁 数 行 数 等 p.06-10 学 生 が 身 に 付 けた 学 力 や 資 質 能 力 資 料 16 資 料 16: 臨 床 心 理 士 資 格 取 得 状 況 修 了 年 度 修 了 生 資 格 取 得 者 () 内 後 期 課 程 進 学 者 次 回 試 験 の 受 験 予 定 者 在 学 中 の 進 路 変 更 者 平 成 15 年 度 10 10(0) 0 0 誤 平 成 16 年 度 10 10(1) 0 0 平 成 17 年 度 10 8(1) 0 2 ** 平 成 18 年 度 9 7(2) 2 * 0 * 修 了 直 近 の 資 格 試 験 に 勤 務 の 事 情 で 受 験 しなかった 者 1 名 再 受 験 予 定 者 1 名 ** 在 籍 中 の 進 路 変 更 により 受 験 資 格 取 得 のカリキュラムを 履 修 しなかった 者 平 成 19 年 度 修 了 生 が 受 験 できる 直 近 の 資 格 試 験 は 平 成 20 年 度 の 秋 であるため まだ 結 果 は 出 ていない 資 料 16: 臨 床 心 理 士 資 格 取 得 状 況 正 入 学 年 度 入 学 者 数 資 格 取 得 者 () 内 後 期 課 程 進 学 者 次 回 試 験 の 受 験 予 定 者 在 学 中 の 進 路 変 更 者 平 成 15 年 度 10 10(1) 0 0 平 成 16 年 度 12 8(1) 0 4* 平 成 17 年 度 10 7(2) 3 0 * 在 籍 中 の 進 路 変 更 により 受 験 資 格 取 得 のカリキュラムを 履 修 しなかった 者 平 成 18 年 度 入 学 者 が 受 験 できる 直 近 の 資 格 試 験 は 平 成 20 年 度 の 秋 であるため まだ 結 果 は 出 ていない