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固 定 資 産 税 について( 市 税 ) 1 固 定 資 産 税 の 概 要 固 定 資 産 税 とは その 年 の1 月 1 日 (これを 賦 課 期 日 といいます ) 現 在 で 土 地 家 屋 及 び 償 却 資 産 (これらを 固 定 資 産 といいます )を 所 有 している 人 が

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(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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はじめに

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所令要綱

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0.表紙

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N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

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3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

を 行 うこと 又 は 必 要 な 機 能 を 追 加 することをいう ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 3 条 補 助 金 の 交 付 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は, 次 条 に 規 定 するこの 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 者 ( 以

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第25回税制調査会 総25-2

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基 準 地 価 格 3 年 に1 度 審 議 直 近 ではH23 年 12 月 に 審 議 土 地 評 価 替 えの 流 れと 固 定 資 産 評 価 審 議 会 基 準 地 とは 土 地 評 価 の 水 準 と 市 町 村 間 の 均 衡 を 確 保 するための 指 標 となるものであり 各 市

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)


平成10年第4回市議会定例会

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第1章 総則

法 人 の 県 民 税 利 子 割 交 付 金 均 等 割 均 等 割 額 資 本 金 等 の 額 による 法 人 等 の 区 分 ( 年 額 ) 1,000 万 円 以 下 の 法 人 等 2 万 円 1,000 万 円 を 超 え1 億 円 以 下 である 法 人 5 万 円 1 億 円 を 超

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

兵庫県公立学校教職員等財産形成貯蓄事務取扱細則

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内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

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c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

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目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口


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1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

 

置 を 講 ずること 2 資 本 金 等 の 額 が 資 本 金 + 資 本 準 備 金 を 下 回 る 場 合 には 資 本 金 + 資 本 準 備 金 をもとに 判 断 すること とされたことにより 関 係 条 例 を 改 正 するもの (2) 住 宅 借 入 金 等 特 別 税 額 控 除 (

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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第一部【証券情報】

貸 借 対 照 表 内 訳 表 212 年 3 月 31 日 現 在 公 益 財 団 法 人 神 奈 川 県 公 園 協 会 科 目 公 益 目 的 事 業 会 計 収 益 事 業 等 会 計 法 人 会 計 内 部 取 引 消 去 合 計 Ⅰ 資 産 の 部 1. 流 動 資 産 現 金 預 金

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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税制面での支援

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

5

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受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

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ろによる ⑴ 子 世 帯 満 12 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 末 日 までの 間 にある 者 及 びそ の 親 を 世 帯 構 成 員 ( 当 該 世 帯 を 構 成 する 世 帯 員 ( 世 帯 主 を 含 む )をいう 以 下 同 じ )に 含 む 世 帯 又 は 出

1 土 地 の 税 額 の 求 め 方 宅 地 の 評 価 の 流 れ 宅 地 の 評 価 は 総 務 大 臣 が 定 めた 固 定 資 産 評 価 基 準 によって 行 います 平 成 27 年 度 については 平 成 26 年 1 月 1 日 時 点 の 地 価 公 示 価 格 等 の7 割 を

【労働保険事務組合事務処理規約】

市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

国税連携ファイル記録項目一覧

は し が き

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

Transcription:

❺ 固 定 資 産 税 固 定 資 産 税 は 土 地 家 屋 償 却 資 産 (これらを 固 定 資 産 といいます )を 所 有 している 人 がその 固 定 資 産 の 価 格 を 基 に 算 定 された 税 額 をその 固 定 資 産 の 所 在 する 市 町 村 に 納 める 税 金 です 納 税 義 務 者 毎 年 1 月 1 日 ( 賦 課 期 日 ) 現 在 で 市 内 に 固 定 資 産 を 所 有 している 人 この 所 有 している 人 とは 次 の 登 記 簿 などにそれぞれ 所 有 者 として 登 記 または 登 録 されている 人 をいいます 土 地 家 屋 償 却 資 産 登 記 簿 または 土 地 補 充 課 税 台 帳 登 記 簿 または 家 屋 補 充 課 税 台 帳 償 却 資 産 課 税 台 帳 に 所 有 者 として 登 録 されている 人 税 額 の 算 出 方 法 課 税 標 準 額 税 率 1.4% 税 額 を 算 出 するには まず 土 地 家 屋 償 却 資 産 の 評 価 額 を 求 め 評 価 額 から 課 税 標 準 額 を 導 き 出 して それに 税 率 を 掛 けて 求 めます 評 価 額 課 税 標 準 額 1.4%= 税 額 免 税 点 市 内 に 所 有 するそれぞれの 固 定 資 産 の 課 税 標 準 額 の 合 計 額 が 下 の 場 合 には 固 定 資 産 税 はかかりません 土 地 家 屋 償 却 資 産 30 万 円 未 満 20 万 円 未 満 150 万 円 未 満 評 価 額 固 定 資 産 の 課 税 の 基 となるのが 評 価 額 です 評 価 額 は 一 定 の 基 準 により 適 正 な 時 価 を 求 める 方 法 により 決 定 します また 評 価 額 は 原 則 として3 年 ごと( 償 却 資 産 は 毎 年 度 所 有 者 の 申 告 に 基 づき 評 価 し その 価 格 を 決 定 します)に 全 面 的 に 改 訂 します(これを 評 価 替 え といい この 評 価 替 えの 年 を 基 準 年 度 といいます)が 基 準 年 度 以 外 の 年 度 であっても 土 地 の 地 目 の 変 換 や 家 屋 の 改 築 または 損 壊 があった 場 合 には その 年 度 において 資 産 の 状 況 に 応 じた 評 価 額 を 決 定 します なお 次 の 基 準 年 度 は 平 成 30 年 度 となっています 評 価 の 方 法 土 地 の 評 価 評 価 額 は 総 務 大 臣 が 告 示 した 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 売 買 実 例 価 額 を 基 に 算 定 した 正 常 売 買 価 格 を 基 礎 として 求 められま す - 19 -

地 目 別 の 評 価 方 法 宅 地 の 評 価 方 法 商 業 地 や 住 宅 地 など 利 用 状 況 に 応 じて 区 分 し それを 街 路 の 状 況 や 公 共 施 設 等 からの 距 離 などを 考 慮 してさら に 区 分 標 準 地 ( 奥 行 間 口 形 状 等 が 標 準 的 なもの)の 選 定 各 筆 の 土 地 その 他 の 街 路 主 要 な 街 路 標 準 地 主 要 な 街 路 の 路 線 価 の 付 設 その 他 の 街 路 の 路 線 価 の 付 設 比 準 地 区 地 域 内 の 各 筆 の 評 価 農 地 山 林 の 評 価 方 法 土 地 の 形 状 街 路 の 状 況 を 比 較 衡 量 します 地 価 公 示 価 格 都 道 府 県 地 価 調 査 価 格 及 び 鑑 定 評 価 価 格 の 活 用 原 則 として 宅 地 の 場 合 と 同 様 に 標 準 地 を 選 定 し その 標 準 地 の 価 格 (その 算 定 の 基 礎 となる 売 買 実 例 価 額 に 宅 地 見 込 地 として の 要 素 等 があればそれに 相 当 する 価 額 を 控 除 した 純 農 地 純 山 林 としての 価 格 )に 比 準 して 評 価 します ただし 市 街 化 区 域 農 地 については 状 況 が 類 似 する 宅 地 等 の 評 価 額 を 基 準 として 求 めた 価 額 から 造 成 費 を 控 除 した 価 額 によって 評 価 します 牧 場 原 野 雑 種 地 等 の 評 価 方 法 農 地 山 林 の 場 合 と 同 様 に 売 買 実 例 価 額 や 付 近 の 土 地 の 評 価 額 に 基 づく 等 の 方 法 により 評 価 します 家 屋 の 評 価 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 再 建 築 価 格 を 基 準 に 評 価 します 評 価 額 = 再 建 築 価 格 経 年 減 点 補 正 率 再 建 築 価 格 評 価 の 対 象 となった 家 屋 と 同 一 のものを 評 価 の 時 点 においてその 場 所 に 新 築 するものとした 場 合 に 必 要 とされる 建 築 費 です 経 年 減 点 補 正 率 家 屋 の 建 築 後 の 年 数 の 経 過 によって 生 ずる 損 耗 の 状 況 による 減 価 等 をあらわしたものです 古 い 家 屋 でも 再 建 築 価 格 の 上 昇 率 が 経 年 減 点 補 正 率 を 上 まわれば 新 しい 評 価 額 が 評 価 替 えの 前 の 価 格 を 超 えることがあります その 場 合 は 通 常 評 価 額 は 評 価 替 え 前 の 価 格 に 据 え 置 かれます - 20 -

償 却 資 産 の 評 価 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 取 得 価 格 を 基 礎 とし 耐 用 年 数 及 び 取 得 後 の 経 過 年 数 に 応 じた 価 値 の 減 少 ( 減 価 )を 考 慮 し て 評 価 します 前 年 中 に 取 得 した 資 産 価 格 ( 評 価 額 ) = 取 得 価 格 ( 1 - 耐 用 年 数 に 応 ずる 減 価 率 1/2 ) 前 年 前 に 取 得 した 資 産 価 格 ( 評 価 額 ) = 前 年 度 評 価 額 ( 1 - 耐 用 年 数 に 応 ずる 減 価 率 ) 以 降 毎 年 この 方 法 により 計 算 し 取 得 価 格 の5%まで 減 価 します 償 却 資 産 の 対 象 となるもの 会 社 や 個 人 で 工 場 や 商 店 などを 経 営 している 人 が その 事 業 のために 使 用 する 事 業 用 資 産 で その 減 価 償 却 額 または 減 価 償 却 費 が 法 人 税 法 または 所 得 税 法 上 の 規 定 による 所 得 の 計 算 上 損 金 または 必 要 な 経 費 に 算 入 されるものです その 内 容 を 例 示 しますと 1 構 築 物 ( 駐 車 場 設 備 舗 装 路 面 庭 園 門 塀 外 構 など ) 2 機 械 及 び 装 置 ( 受 変 電 設 備 発 電 機 設 備 蓄 電 池 設 備 旋 盤 ポンプなど ) 3 船 舶 4 航 空 機 5 車 両 及 び 運 搬 具 ( 貨 車 客 車 トロッコ 大 型 特 殊 自 動 車 など ) 6 工 具 器 具 備 品 ( 測 定 器 具 キャビネット エアコン パソコン コピー 機 レジスターなど ) などの 事 業 用 資 産 です 償 却 資 産 の 対 象 とならないもの 1 土 地 建 物 2 無 形 減 価 償 却 資 産 ( 特 許 権 営 業 権 漁 業 権 電 話 加 入 権 ソフトウェアなど ) 3 自 動 車 税 または 軽 自 動 車 税 の 課 税 対 象 となるもの( 小 型 特 殊 自 動 車 に 該 当 するフォークリフトなどは 事 業 所 のみ で 使 用 するものでも 軽 自 動 車 税 の 対 象 となります ) 4 繰 延 資 産 ( 開 業 費 開 発 費 など ) 5 少 額 である 資 産 その 他 政 令 で 定 める 資 産 ( 税 務 会 計 上 一 時 損 金 算 入 の 対 象 をした 資 産 または 一 括 償 却 の 処 理 を した 資 産 など ) 6 棚 卸 資 産 ( 商 品 貯 蔵 品 など ) 償 却 資 産 の 申 告 償 却 資 産 の 所 有 者 は 毎 年 1 月 1 日 現 在 の 資 産 の 状 況 につい て 申 告 しなければなりません 申 告 先 資 産 税 課 償 却 資 産 係 申 告 期 限 1 月 31 日 ( 土 日 祝 日 の 場 合 は 翌 日 ) - 21 -

課 税 標 準 額 家 屋 については 原 則 として 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 された 価 格 ( 評 価 額 )が 課 税 標 準 額 となります なお 土 地 について は 住 宅 用 地 のように 課 税 標 準 の 特 例 措 置 が 適 用 される 場 合 や 負 担 調 整 措 置 が 適 用 される 場 合 には その 課 税 標 準 額 は 価 格 よりも 低 く 算 定 されます 課 税 標 準 の 特 例 軽 減 措 置 土 地 についての 特 例 (1) 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 の 特 例 住 宅 用 地 については その 税 負 担 を 特 に 軽 減 する 必 要 から 課 税 標 準 の 特 例 措 置 が 設 けられています 住 宅 用 地 には 次 の 二 つがあります Ⅰ 専 用 住 宅 ( 専 ら 人 の 居 住 の 用 に 供 する 家 屋 )の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 その 土 地 の 全 部 ( 家 屋 の 床 面 積 の10 倍 まで) Ⅱ 併 用 住 宅 ( 一 部 を 人 の 居 住 の 用 に 供 する 家 屋 )の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 その 土 地 の 面 積 ( 家 屋 の 床 面 積 の 10 倍 まで)に 一 定 の 率 を 乗 じて 得 た 面 積 に 相 当 する 土 地 住 宅 の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 とは その 住 宅 を 維 持 し 又 はその 効 用 を 果 たすために 使 用 されている 一 画 地 の 土 地 をいいます したがって 賦 課 期 日 (1 月 1 日 )において 新 たに 住 宅 の 建 設 が 予 定 されている 土 地 あるいは 住 宅 が 建 設 されつつ ある 土 地 は 住 宅 の 敷 地 とはされません ただし 既 存 の 当 該 家 屋 に 代 えてこれらの 家 屋 が 建 築 中 であり 一 定 の 要 件 を 満 たすと 認 める 土 地 については 所 有 者 の 申 請 に 基 づき 住 宅 用 地 として 取 り 扱 います 住 宅 用 地 の 範 囲 特 例 措 置 の 対 象 となる 住 宅 用 地 の 面 積 は 家 屋 の 敷 地 面 積 に 次 表 の 住 宅 用 地 の 率 を 乗 じて 求 めます 家 屋 居 住 部 分 の 割 合 住 宅 用 地 の 率 イ 専 用 住 宅 全 部 1.0 ロ ハ ハ 以 外 の 併 用 住 宅 地 上 5 階 以 上 を 有 する 耐 火 建 築 物 である 併 用 住 宅 4 分 の1 以 上 2 分 の1 未 満 0.5 2 分 の1 以 上 1.0 4 分 の1 以 上 2 分 の1 未 満 0.5 2 分 の1 以 上 4 分 の3 未 満 0.75 4 分 の3 以 上 1.0 小 規 模 住 宅 用 地 200 m2 以 下 の 住 宅 用 地 (200 m2を 超 える 場 合 は 住 宅 一 戸 あたリ 200 m2までの 部 分 )を 小 規 模 住 宅 用 地 といいます 小 規 模 住 宅 用 地 の 課 税 標 準 額 については 価 格 の6 分 の1の 額 とする 特 例 が 設 けられています - 22 -

一 般 住 宅 用 地 小 規 模 住 宅 用 地 以 外 の 住 宅 用 地 を 一 般 住 宅 用 地 といいます たとえば 300 m2の 住 宅 用 地 ( 一 戸 建 住 宅 の 敷 地 )で あれば 200 m2 分 が 小 規 模 住 宅 用 地 で 残 りの 100 m2 分 が 一 般 住 宅 用 地 となります 一 般 住 宅 用 地 の 課 税 標 準 額 については 価 格 の 3 分 の 1 の 額 とする 特 例 が 設 けられています (2) 宅 地 等 に 対 する 税 負 担 の 調 整 措 置 平 成 9 年 度 の 評 価 替 え 以 降 課 税 の 公 平 の 観 点 から 地 域 や 土 地 によりばらつきのある 負 担 水 準 ( 評 価 額 に 対 する 前 年 度 課 税 標 準 額 の 割 合 )を 均 衡 化 させることを 重 視 した 税 負 担 の 調 整 措 置 が 講 じられ 宅 地 について 負 担 水 準 の 高 い 土 地 は 税 負 担 を 引 き 下 げ 又 は 据 え 置 き 負 担 水 準 の 低 い 土 地 はなだらかに 税 負 担 を 上 昇 させることによって 負 担 水 準 のばらつきの 幅 を 狭 めて いく 仕 組 みが 導 入 されました これまで 負 担 水 準 の 均 衡 化 適 正 化 に 取 り 組 んできた 結 果 地 域 ごとの 負 担 水 準 の 均 衡 化 は 相 当 程 度 進 展 していますが 一 部 には 依 然 としてばらつきが 残 っています こうした 点 を 踏 まえ 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 までの 負 担 調 整 措 置 については 平 成 26 年 度 の 負 担 調 整 措 置 が 継 続 される ことになりました この 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 までの 宅 地 の 税 負 担 の 調 整 措 置 を 図 示 すると 次 のようになります 次 の 算 式 によって 求 められます 負 担 水 準 とは 負 担 水 準 = 前 年 度 課 税 標 準 額 今 年 度 評 価 額 ( 住 宅 用 地 特 例 率 (1/3または1/6)) 小 規 模 住 宅 用 地 一 般 住 宅 用 地 については 評 価 額 に 住 宅 用 地 の 特 例 率 ( 小 規 模 住 宅 用 地 1/6 一 般 住 宅 用 地 1/3)を 乗 じます 商 業 地 等 の 宅 地 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 70%に 引 き 下 げ 税 負 担 措 置 (A)が 今 年 度 評 価 額 60% を 上 回 る 場 合 は60% 前 年 度 課 税 標 準 額 + 今 年 度 評 価 額 5%=(A) (A)が 今 年 度 評 価 額 20%を 下 回 る 場 合 は 20% - 23 -

小 規 模 住 宅 用 地 100 20 0 特 例 (1/6) (A)が 今 年 度 評 価 額 1/6 20%を 下 回 る 場 合 は 20% 1 固 定 資 産 税 額 は 次 のとおり 求 められます 商 業 地 等 の 宅 地 課 税 標 準 額 ( 評 価 額 70%) 税 率 = 税 額 商 業 地 等 の 宅 地 とは 住 宅 用 地 以 外 の 宅 地 や 農 地 以 外 の 土 地 のうち 評 価 がその 土 地 と 状 況 が 類 似 している 宅 地 の 評 価 額 に 比 準 して 決 定 される 土 地 ( 宅 地 比 準 土 地 といいます)のことをいいます 住 宅 用 地 課 税 標 準 額 ( 評 価 額 1/6 ) 税 率 = 税 額 200m2を 超 える 住 宅 用 地 は1/3となります 2ただし 前 年 度 の 課 税 標 準 額 が 低 い 土 地 については 今 年 度 の 課 税 標 準 額 は 次 のとおりとなります 商 業 地 等 の 宅 地 今 年 度 の 評 価 額 Aと 比 べて (ア) 前 年 度 課 税 標 準 額 がAの60% 以 上 70% 以 下 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 を 据 え 置 きます (イ) 前 年 度 課 税 標 準 額 がAの60% 未 満 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 + A 5% (ただし 上 記 (イ)により 計 算 した 額 が Aの60%を 上 回 る 場 合 は60% 20%を 下 回 る 場 合 は20%が 今 年 度 の 課 税 標 準 額 になります) 住 宅 用 地 今 年 度 の 評 価 額 に1/6を 掛 けた 額 (= 本 来 の 課 税 標 準 額 B)と 比 べて 前 年 度 課 税 標 準 額 がBの100% 未 満 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 + B 5% (ただし 上 記 により 計 算 した 額 が 20%を 下 回 る 場 合 はB 20%が 今 年 度 の 課 税 標 準 額 になります) 住 宅 を 新 築 増 築 した 場 合 住 宅 用 地 の 申 告 住 宅 用 地 の 認 定 を 行 うため 右 のような 場 合 には 申 告 をしていた だくことになっています 家 屋 の 用 途 を 変 更 した 場 合 住 宅 が 滅 失 した 場 合 申 告 先 資 産 税 課 申 告 期 限 1 月 31 日 ( 土 日 祝 日 を 除 く 翌 日 ) - 24 -

(3) 農 地 に 対 する 課 税 農 地 は 次 のように 区 分 され それぞれ 評 価 及 び 課 税 ( 負 担 調 整 措 置 など)について 異 なる 仕 組 みがとられています ( 評 価 についてはP19を 参 照 してください) ( 評 価 ) ( 課 税 ) 農 地 一 般 農 地 農 地 評 価 農 地 課 税 市 街 化 区 域 農 地 宅 地 並 み 評 価 宅 地 並 み 課 税 一 般 農 地 一 般 農 地 は 市 街 化 区 域 農 地 や 農 地 の 転 用 許 可 を 受 けたものなどを 除 いたものです 一 般 農 地 に 対 する 税 の 負 担 調 整 措 置 一 般 農 地 の 負 担 調 整 率 は 次 の 算 式 によって 求 められた 負 担 水 準 により 判 定 されます 負 担 水 準 負 担 調 整 率 負 担 水 準 = 前 年 度 課 税 標 準 額 今 年 度 評 価 額 0.9 1.025 0.8 0.9 1.05 0.7 0.8 1.075 ~0.7 1.10 市 街 化 区 域 農 地 市 街 化 区 域 農 地 は 市 街 化 区 域 の 農 地 で 生 産 緑 地 地 区 の 指 定 を 受 けたものなどを 除 いたものです したがって 市 街 化 区 域 内 にある 農 地 であっても 生 産 緑 地 地 区 の 指 定 を 受 けた 農 地 であれば 一 般 農 地 になります なお 市 街 化 区 域 農 地 の 課 税 標 準 額 は 評 価 額 の3 分 の1とする 特 例 が 設 けられています 農 地 の 税 額 の 求 め 方 次 の 表 の 区 分 ごとに 求 めた 額 が 課 税 標 準 額 となります 区 分 負 担 水 準 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 額 100% 以 上 のもの 1 今 年 度 評 価 額 1/3 市 街 化 区 域 農 地 100% 未 満 のもの 2 前 年 度 課 税 標 準 額 +1 5% ただし この 額 が1 20%を 下 回 るときは 1 20% 一 般 農 地 ( 市 街 化 区 域 以 外 の 農 地 及 び 生 産 緑 地 地 区 に 指 定 された 農 地 ) 100% 以 上 のもの 3 今 年 度 評 価 額 90% 以 上 100% 未 満 のもの 4 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.025のいずれか 少 ない 額 80% 以 上 90% 未 満 のもの 5 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.05のいずれか 少 ない 額 70% 以 上 80% 未 満 のもの 6 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.075のいずれか 少 ない 額 70% 未 満 のもの 7 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.10のいずれか 少 ない 額 - 25 -

家 屋 についての 特 例 / 新 築 住 宅 などに 対 する 軽 減 措 置 新 築 の 一 般 住 宅 やマンションなどの 居 住 用 家 屋 で 床 面 積 が 次 の 要 件 に 該 当 する 家 屋 は 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 要 件 ( 住 宅 の 床 面 積 ) 減 額 される 税 額 の 割 合 新 築 後 の 減 額 期 間 50m2( 一 戸 建 て 以 外 の 貸 家 住 宅 は40m2) 以 上 120m2 以 下 税 額 の1/2 (ア)2 階 建 て 以 下 の 一 般 住 宅 は3 年 度 間 (イ)3 階 建 て 以 上 ( 耐 火 構 造 )のマンションな 120m2 超 280m2 以 下 120m2に 相 当 する 税 額 の1/2 どの 住 宅 は5 年 度 間 昭 和 57 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 を 耐 震 改 修 された 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 25 年 27 年 12 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり120m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/2 減 額 されます 平 成 19 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 にバリアフリー 改 修 工 事 をされた 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 さ れます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 19 年 28 年 3 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり100m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/3 減 額 されます 平 成 20 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 ( 賃 貸 住 宅 を 除 く)に 省 エネ 改 修 工 事 をされた 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 20 年 28 年 3 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり120m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/3 減 額 されます 平 成 21 年 6 月 4 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 までに 建 築 された 住 宅 で 優 良 住 宅 の 普 及 の 促 進 に 関 する 法 律 に 規 定 する 長 期 優 良 住 宅 と 証 明 された 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 要 件 ( 住 宅 の 床 面 積 ) 減 額 される 税 額 の 割 合 新 築 後 の 減 額 期 間 75m2( 一 戸 建 て 以 外 の 貸 家 住 宅 は55m2) 以 上 120m2 以 下 税 額 の1/2 (ア)2 階 建 て 以 下 の 一 般 住 宅 は5 年 度 間 (イ)3 階 建 て 以 上 ( 耐 火 構 造 )のマンションな 120m2 超 280m2 以 下 120m2に 相 当 する 税 額 の1/2 どの 住 宅 は7 年 度 間 - 26 -

縦 覧 制 度 と 閲 覧 制 度 (1) 土 地 家 屋 価 格 等 縦 覧 帳 簿 の 縦 覧 について 固 定 資 産 の 評 価 の 適 正 をみるために 土 地 を 所 有 している 納 税 義 務 者 ( 納 付 すべき 税 額 が 課 せられている 人 )は 土 地 価 格 等 縦 覧 帳 簿 ( 土 地 の 表 示 及 び 価 格 を 記 載 )を 家 屋 を 所 有 している 納 税 義 務 者 は 家 屋 価 格 等 縦 覧 帳 簿 ( 家 屋 の 表 示 及 び 価 格 を 記 載 )を それぞれ 縦 覧 できます 期 間 4 月 1 日 から4 月 30 日 まで( 土 日 祝 日 を 除 く) 手 数 料 無 料 (2) 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 閲 覧 制 度 について 納 税 義 務 者 は 自 己 の 所 有 する 固 定 資 産 について 固 定 資 産 課 税 台 帳 ( 名 寄 台 帳 )を 閲 覧 することができます また 土 地 や 家 屋 について 貸 借 権 地 上 権 そのほか 使 用 または 収 益 を 目 的 とする 権 利 ( 有 償 の 場 合 に 限 ります)を 有 する 借 地 人 借 家 人 等 も 当 該 権 利 の 設 定 された 土 地 または 家 屋 にかぎり 課 税 台 帳 を 閲 覧 することができます なお 借 家 人 は 当 該 権 利 の 目 的 である 家 屋 のほか その 敷 地 である 土 地 についても 課 税 台 帳 を 閲 覧 できます 権 利 関 係 を 証 するため 登 記 簿 や 契 約 書 等 権 利 関 係 が 明 らかに 分 かる 書 面 を 必 ず 持 参 してください 手 数 料 1 回 につき300 円 ただし 縦 覧 期 間 (4 月 1 日 から4 月 30 日 )は 無 料 です 代 理 人 ( 同 居 の 親 族 を 除 く)が 縦 覧 または 閲 覧 される 場 合 は 本 人 の 委 任 状 または 同 意 書 が 必 要 です 縦 覧 や 閲 覧 に 際 しては 運 転 免 許 証 等 の 本 人 が 確 認 できるものをご 持 参 ください (3) 地 番 図 の 閲 覧 について どなたでも 奈 良 市 内 の 地 番 の 配 置 参 考 図 ( 土 地 の 法 的 境 界 や 権 利 関 係 を 示 したものではありません)を 閲 覧 すること ができます 手 数 料 申 請 書 1 枚 につき5 筆 まで300 円 審 査 の 申 出 課 税 台 帳 に 登 録 されている 価 格 について 不 服 がある 場 合 は 奈 良 市 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 に 4 月 1 日 から 納 税 通 知 書 の 交 付 を 受 けた 日 後 60 日 までの 間 に 審 査 の 申 出 をすることができます ただし 基 準 年 度 以 外 の 年 度 においては 土 地 の 地 目 の 変 換 や 家 屋 の 新 増 改 築 などの 特 別 の 事 情 がある 場 合 を 除 き 審 査 の 申 出 をすることができません 納 税 の 方 法 市 役 所 から 送 付 された 納 税 通 知 書 により 年 4 回 に 分 けて 納 めていただくことになっています 納 期 4 月 7 月 11 月 2 月 ( 各 月 15 日 から 末 日 ) 固 定 資 産 の 所 有 者 が 住 所 を 変 更 したときは 必 ずその 届 出 をしてください 届 出 は はがき 電 話 でも 結 構 です - 27 -

❻ 都 市 計 画 税 都 市 計 画 税 は 総 合 的 な 町 づくりを 目 的 として 行 う 都 市 計 画 事 業 や 土 地 区 画 整 理 事 業 に 要 する 費 用 の 一 部 を 負 担 していただ くため 設 けられた 目 的 税 で 市 街 化 区 域 内 の 土 地 家 屋 に 対 してかかる 税 です 納 税 義 務 者 市 街 化 区 域 内 に 所 在 する 土 地 家 屋 の 所 有 者 です なお 固 定 資 産 税 において 免 税 点 未 満 の 人 は 都 市 計 画 税 も 課 税 されません 課 税 標 準 額 固 定 資 産 税 と 同 じ 土 地 家 屋 の 評 価 額 です なお 土 地 については 固 定 資 産 税 と 同 様 に 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 の 特 例 及 び 負 担 調 整 措 置 があり 調 整 後 の 額 が 課 税 標 準 額 となります ただし 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 額 の 特 例 は 小 規 模 住 宅 用 地 は 価 格 の1/3 一 般 住 宅 用 地 は 価 格 の2/3となります また 市 街 化 区 域 農 地 のことや 負 担 調 整 借 置 等 その 他 詳 細 については 資 産 税 課 に 問 い 合 わせてください 税 額 の 算 出 方 法 課 税 標 準 額 税 率 0.25% 納 税 の 方 法 固 定 資 産 税 とあわせて 納 めていただくことになっています - 28 -

固 定 資 産 税 はいつからいつまでの 分 か? Q A 不 動 産 を 売 却 したので 税 金 を 精 算 したいのですが 固 定 資 産 税 はいつからいつまでの 税 金 ですか 固 定 資 産 税 は1 月 1 日 現 在 の 所 有 者 に 当 該 年 度 (4 月 1 日 から 翌 年 の3 月 31 日 まで) 分 の 税 として つまり 年 税 として 課 税 されるものです ですから 売 主 と 買 主 の 間 で 固 定 資 産 税 を 按 分 して 負 担 する 場 合 の 計 算 の 始 期 をいつにするかは あくまでも 当 事 者 間 の 契 約 上 のことであり その 扱 いについて 契 約 上 明 確 にしておくことが 大 事 です 家 屋 を 建 て 替 えたときの 固 定 資 産 税 は? Q 私 は 住 宅 を 建 て 替 えるため 今 年 3 月 今 まで 住 んでいた 住 宅 を 取 り 壊 しました 新 しい 住 宅 は8 月 に 完 成 しますが この 場 合 家 屋 の 固 定 資 産 税 はどうなるのでしょうか A 固 定 資 産 税 は 賦 課 期 日 (その 年 の1 月 1 日 ) 現 在 の 状 況 により 課 税 されます したがって あなたが 今 まで 住 んでいた 住 宅 は 今 年 の 賦 課 期 日 に 現 存 していましたので たとえ 年 の 途 中 で 取 り 壊 して も 今 年 度 分 の 税 は 納 めていただくことになります また 今 年 の8 月 に 完 成 する 新 築 住 宅 は 来 年 1 月 1 日 の 現 況 により 翌 年 度 から 課 税 されることになります 同 じ 面 積 の 土 地 なのに 税 額 が 違 うのは? Q 昨 年 私 は 友 人 がすでに 住 宅 を 建 築 して 住 んでいる 場 所 の 隣 に150m2の 土 地 を 将 来 マイホームを 建 てるために 購 入 し ましたが 市 役 所 から 送 付 された 納 税 通 知 書 を 見 ると 友 人 と 同 じ 面 積 の 土 地 にもかかわらず 彼 より 土 地 の 税 金 が 高 い のはどうしてでしょうか A 土 地 の 固 定 資 産 税 については 住 宅 用 地 の 場 合 その 税 を 軽 減 する 特 例 措 置 があります この 住 宅 用 地 とは 毎 年 1 月 1 日 現 在 居 住 用 の 家 屋 が 建 っている 敷 地 のことをいい その 面 積 が200m2までの 土 地 は 小 規 模 住 宅 用 地 として 課 税 標 準 額 が 6 分 の1に 軽 減 されます したがって あなたの 税 金 が 高 かったのは 住 宅 が 建 っていないため この 特 例 の 対 象 とならなかったことによるもの です 家 の 税 金 が 下 がらないのは? Q A 家 屋 は 毎 年 古 くなるのに 評 価 額 はどうして 下 がらないのですか 古 い 家 屋 を 評 価 替 えで 見 直 す 場 合 その 家 屋 を 評 価 替 えの 時 点 の 新 しい 評 価 基 準 で 再 評 価 し それに 経 年 減 点 補 正 率 を 乗 じて 新 しい 評 価 額 を 求 めます 経 年 減 点 補 正 率 だけを 見 れば 家 屋 の 評 価 額 は 評 価 替 えのたびに 減 少 するはずですが 一 方 評 価 基 準 は 建 築 資 材 費 等 の 動 向 を 反 映 して 変 動 します したがって 建 築 資 材 費 が 上 昇 しているときには 新 しい 評 価 額 は 当 初 の 評 価 額 よりあまり 減 少 しなかったり 逆 にそれ を 上 回 る 場 合 も 出 てきます 新 評 価 額 が 旧 評 価 額 を 上 回 る 場 合 には 旧 評 価 額 に 据 え 置 いていますので 評 価 額 が 変 わら ないというのはこのケースに 該 当 するものです - 29 -