街路樹の木陰もいろ濃く、構内は黄色のジュータンを敷き詰めたような晩秋の一日、

Similar documents
2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

m07 北見工業大学 様式①

答申第585号

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

者 が 在 学 した 期 間 の 年 数 を 乗 じて 得 た 額 から 当 該 者 が 在 学 した 期 間 に 納 付 すべき 授 業 料 の 総 額 を 控 除 した 額 を 徴 収 するものとする 3 在 学 生 が 長 期 履 修 学 生 として 認 められた 場 合 の 授 業 料 の

<4D F736F F D2091DE90458F8A93BE82C991CE82B782E98F5A96AF90C582CC93C195CA92A58EFB82CC8EE888F882AB B315D2E312E A2E646F63>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

奨学資金の受領から返還までの手続

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

弁護士報酬規定(抜粋)

2 出 願 資 格 審 査 前 記 1の 出 願 資 格 (5) 又 は(6) により 出 願 を 希 望 する 者 には, 出 願 に 先 立 ち 出 願 資 格 審 査 を 行 いますので, 次 の 書 類 を 以 下 の 期 間 に 岡 山 大 学 大 学 院 自 然 科 学 研 究 科 等

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

<947A957A8E9197BF C E786C73>

Taro-事務処理要綱250820

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

2 その 年 中 の 特 定 支 出 の 額 ( 前 払 をした 特 定 支 出 ) 問 資 格 取 得 費 に 該 当 する 専 門 学 校 (2 年 制 )の 授 業 料 等 の 支 出 をしましたが この 特 定 支 出 については その 支 出 した 年 分 の 特 定 支 出 の 額 の

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

育休代替任期付職員制度について

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

第1章 総則

0605調査用紙(公民)

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

全設健発第     号

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

16 日本学生支援機構

Microsoft Word - 目次.doc

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

< CF6955C976C8EAE DE82C28E73816A2E786C73>

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

疑わしい取引の参考事例

平 政 種 郵 便 物 認 可 信 無 埋 般 触 機 可 能 面 幅 繋 待 道 口 ギ 握 定 友 共 感 現 揺 ぶ 趣 志 向 析 展 揺 ぶ 始 博 爆 博 ネ 無 料 ゾ 閉 鎖 室 建 物 空 移 = ゴ 続 難 夢 室 校 病 院 東 六 木 降 湾 ガ 熱 狂 渦 巻 6 員 録

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

特別徴収封入送付作業について

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

公表表紙

CONTENTS TOPICS 1 TOPICS

 

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

1

財政再計算結果_色変更.indd

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

Ⅰ 平成14年度の状況


別記

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

1 総括

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

昨 年 今 年 退 職 した< 雇 用 保 険 に 関 すること> 1. 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )を 受 給 予 定 (または 受 給 している) 雇 用 保 険 受 給 資 格 証 のコピー ( 退 職 日 基 本 日 額 処 理 状 況 のわかる 面 ) 日 額 3,611 円 未


Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

次 世 代 育 成 支 援

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

目 標 を 達 成 するための 指 標 第 4 章 計 画 における 環 境 施 策 世 界 遺 産 への 登 録 早 期 登 録 の 実 現 史 跡 の 公 有 地 化 平 成 27 年 度 (2015 年 度 )までに 235,022.30m 2 施 策 の 体 系 1 歴 史 的 遺 産 とこ

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Microsoft Word - H27報告書

11 新 型 インフルエンザ 予 防 接 種 健 康 被 害 救 済 給 付 金 ( 注 4) 12 ( 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 の) 副 作 用 救 済 給 付 又 は( 生 物 由 来 製 品 感 染 等 被 害 救 済 制 度 の) 感 染 救 済 給 付 ( 注 4)

平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

2 窓 口 申 請 方 式 : 申 請 書 を 窓 口 に 提 出 し 指 定 の 金 融 機 関 口 座 へ 振 込 3 窓 口 現 金 受 領 方 式 : 申 請 書 を 郵 送 又 は 窓 口 に 提 出 し 窓 口 で 現 金 を 受 領 申 請 受 付 開 始 日 及 び 申 請 期 限

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

二 資本金の管理

別紙3

島根大学における学生等の授業料その他の費用に関する規則

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

サッカーの話をしよう 旅するワールドカップ 立ち読み版

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

様 式 1 給 与 得 者 様 式 2 自 営 業 者 等 次 の 者 は 当 に 勤 務 し 次 のとおり 給 与 等 を 支 給 したことを 証 明 します 給 与 支 給 者 在 地 名 称 及 び 代 表 者 印 電 話 ( ) - 採 用 年 月 日 申 込 む 月 の 前 月 から 過

< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

Taro-○離島特産品等マーケティング支援事業に係る企画提案募集要領

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

Transcription:

札 幌 学 院 大 学 図 書 館 報 2013 年 10 月 16 日 発 行 第 84 号 マララ デー に 想 う-----------------------------1 書 評 ----------------------------------------------------2~3 自 著 紹 介 ---------------------------------------------------4 私 の 薦 めるこの1 冊 -------------------------------5~7 私 の 薦 めるこの 作 家 ------------------------------------7 from Library --------------------------------------------8 図 書 館 からのご 案 内 ------------------------------------9 Welcome to SGU Library --------------------10~11 編 集 後 記 ------------------------------------------------12 マララ デー に 想 う 図 書 館 長 山 本 純 学 生 諸 君 7 月 12 日 は 何 の 日 であるかご 存 じだろうか パキスタンの 16 歳 の 少 女 マララ ユス フザイさんの 誕 生 日 を 祝 い 国 連 によって マララ デー と 名 付 け 制 定 された 祝 福 の 日 である なぜ たった 一 人 の 少 女 の 誕 生 日 を 世 界 が 祝 うというのか いろいろ 報 道 されたので 知 っている 諸 君 も 多 いだろう そう マララさんは 母 国 パキスタンで 女 子 が 教 育 を 受 ける 権 利 を 訴 え 続 け 女 子 が 教 育 を 受 ける 必 要 はないと 考 える 思 想 を 持 った 過 激 派 によって 2012 年 10 月 学 校 帰 りに 頭 部 と 首 に 銃 撃 を 受 け 瀕 死 の 重 傷 を 負 った 一 人 の 女 子 学 生 である 奇 跡 的 に 回 復 し 今 年 の 7 月 12 日 国 連 でスピーチを 行 った そこで 彼 女 は 言 った 銃 撃 で 私 たちを 黙 らせようとしたが 私 の 人 生 は 何 一 つ 変 わっていない 死 んだのは 弱 気 恐 怖 絶 望 で あり そして 強 さ 力 勇 気 が 生 まれた と さらに マララさんは 自 分 を 銃 撃 したテロリ ストさえ 憎 まず 彼 ら 過 激 派 の 子 供 達 にも 教 育 を と 主 張 する 世 界 の 全 ての 人 に 教 育 を 教 育 が 第 一 であり 教 育 こそがただ 一 つの 解 決 策 である と 一 少 女 のこの 強 さはどこから 来 るのであろうか 本 を 手 に 取 り ペンを 握 る それが も っとも 強 力 な 武 器 であり 一 人 の 子 供 一 人 の 教 師 一 冊 の 本 1 本 のペンで 世 界 を 変 えるこ とができる と 彼 女 は 世 界 に 訴 えた 今 札 幌 学 院 大 学 で 日 々 学 びを 続 けている 諸 君 にこれ 以 上 述 べる 必 要 はないであろう 本 学 図 書 館 は 61 万 冊 に 及 ぶ 蔵 書 と 道 内 有 数 の 開 館 時 間 を 誇 る 丁 寧 なサービスと 様 々な 図 書 利 用 のサポー トも 行 っている 確 かに 我 が 国 でも 深 刻 な 社 会 不 安 があるが 教 育 を 受 けようとして 命 を 狙 われ ることはない つまり 諸 君 は 実 に 豊 かな 教 育 環 境 に 身 を 置 いているのである マララさんの 国 連 演 説 を 聴 けば 自 分 は 何 を 考 え 今 後 どう 行 動 しなければならないかが 分 かるはずである もちろん マララさ んと 同 じことをする 必 要 はない それぞれの 人 生 でよい それぞれのあり 方 で 社 会 に 貢 献 する 人 間 として 成 長 するために そして 真 の 強 さを 身 につけるために 本 を 読 もう マララさんの 国 連 演 説 は, 国 連 の HP にて 見 ることができます http://webtv.un.org/meetings-events/watch/malala-yousafzai-addresses-united-nations-youth-assembly/ 2542094251001#full-text 山 本 館 長 は 今 年 度 2013( 平 成 25) 年 度 より 新 図 書 館 長 として 就 任 されています ご 挨 拶 を 兼 ねて 巻 頭 言 にお 寄 せいただきました 1

書 評 荘 子 邦 雄 著 人 間 と 戦 争 : 一 学 徒 兵 の 思 想 史 ( 朝 日 新 聞 出 版 2013 年 4 月 ) 評 者 佐 々 木 洋 ( 本 学 名 誉 教 授 /NPO 法 人 ロシア 極 東 研 理 事 長 ) 罪 と 罰 の 掟 (おきて)としての 刑 法 この 掟 のあり 方 をめぐる わ が 国 の 代 表 的 な 刑 法 思 想 史 家 の 一 人 である 荘 子 邦 雄 先 生 ( 本 学 初 代 法 学 部 長 のあと 本 学 学 長 )が このほど 多 少 にかかわらず 先 の 大 戦 を 体 験 した 世 代 にとっても そして 在 学 生 の 方 々の 世 代 を 含 め いま や 国 民 の 圧 倒 的 な 多 数 派 になった 戦 争 を 知 らない 世 代 にとっても 決 して 涙 なしには 読 み 進 むことのできない 感 動 的 な 大 著 を 上 梓 (じ ょうし)されました 先 生 は 学 徒 兵 の 一 員 でした 皆 さんもいつか 雨 に 煙 る 明 治 神 宮 外 苑 の 出 陣 学 徒 壮 行 会 (1943 年 10 月 ) の 映 像 をみましたね ミッドウェー 海 戦 敗 北 に 続 く 劣 勢 と 悲 報 が 相 次 ぐ 中 時 の 東 條 英 機 首 相 が 文 系 学 生 の 徴 兵 猶 予 の 特 権 を 撤 廃 することに より 一 億 火 の 玉 の 一 大 行 進 を 演 出 しようと 首 都 圏 の 男 女 学 生 生 徒 5 万 人 を 動 員 したのです 刑 法 思 想 家 としての 荘 子 先 生 の 研 鑽 は 無 念 のうちに 才 気 と 息 吹 を 開 花 する 機 会 を 奪 われ ある いは 輝 ける 青 春 が 無 残 にも 切 断 された 同 じ 学 徒 兵 やひめゆり 学 徒 隊 員 たちに 万 感 の 思 いをはせ 傲 岸 不 遜 な 軍 エリート 高 級 参 謀 の 戦 争 指 導 思 想 とそれを 生 みだしたわが 国 社 会 の 歴 史 構 造 を 炙 り 出 そうとする ほとばしるような 気 概 そこに 熱 源 があります 荘 子 先 生 が 共 にあろうとした 学 徒 兵 とひめゆりなどの 学 徒 隊 員 への 思 いはやがて 広 島 長 崎 原 爆 犠 牲 者 への 思 い 東 京 大 空 襲 など 大 都 市 無 差 別 空 爆 の 犠 牲 者 への 思 いに 広 がっていき さらには 米 軍 による 南 北 ベトナムにおける 大 量 殺 戮 旧 ユーゴやイラクにおける 厚 顔 無 恥 な 劣 化 ウラン 弾 使 用 などによる 未 曽 有 の 犠 牲 者 への 思 いに 連 なっていきました こうして 荘 子 先 生 は 日 米 のエリート 参 謀 の 驕 りと 自 負 に 根 差 す 思 想 の 背 景 に わが 国 では 日 清 日 露 戦 争 期 に 醸 成 された 近 隣 諸 国 民 への 蔑 視 思 想 があることを 浮 き 彫 りにします 米 軍 による 原 爆 投 下 や ビキニの 水 爆 実 験 イラク 等 での 劣 化 ウラン 弾 使 用 の 背 景 に 先 住 民 の 迫 害 の 上 に 建 国 した 米 国 白 人 の 天 命 思 想 があることを 突 きとめていきます 荘 子 先 生 の 刑 法 思 想 研 究 は 軍 と 軍 とが 懲 罰 し 合 う 戦 争 には 人 間 性 の 獣 性 への 転 換 と 併 進 する 面 があることを 実 在 的 に 論 証 する 歴 史 研 究 でもあることが 読 み 取 れてきます さて 上 記 のような 世 界 観 と 歴 史 観 と 切 り 結 ぶ 刑 法 思 想 史 研 究 の 方 法 を 荘 子 邦 雄 先 生 はいった い どのようにして 切 り 拓 いていったのでしょうか 2

正 解 は 世 界 の 文 豪 から 学 ぶ 刑 法 思 想 史 研 究 です 文 化 や 社 会 体 制 を 超 え 世 界 で 最 多 の 読 者 をもつ 文 豪 はなぜ かくも 広 く 読 まれるのか おそらく 文 豪 の 思 索 こそが 歴 史 的 かつ 思 想 的 に 最 も 深 いからなのだと 先 生 は 仰 りたいのではないか 私 はそう 思 います 人 間 と 戦 争 : 一 学 徒 兵 の 思 想 史 の 刊 行 を 構 想 し 琴 線 に 触 れる 題 材 を 集 め 筆 を 暖 めてきた 先 生 の 半 生 にも 及 ぶ 営 みを 媒 介 したのがトルストイの 戦 争 と 平 和 でした 本 書 の はしがき は トルストイが 戦 争 と 平 和 で 進 軍 ラッパ が 鳴 り 響 いた 途 端 に 今 までロシア 人 捕 虜 に 人 として 接 してきた ナポレオン 軍 の 将 校 と 兵 士 が 突 如 人 間 性 を 失 い 獣 性 に 豹 変 する 状 況 を 描 く 場 面 から 説 きおこします こうして 第 一 章 原 爆 投 下 の 残 虐 と 戦 勝 国 の 正 義 は 民 主 主 義 を 自 負 する 米 国 軍 人 が かの 獣 性 を 免 れなかった 思 想 的 背 景 に 迫 ります 第 二 章 戦 争 の 悲 哀 とその 虚 実 は 沖 縄 戦 や 特 攻 作 戦 と 大 本 営 の 戦 争 指 揮 の 虚 実 に 迫 ります そして 第 三 章 戦 争 断 章 は 東 條 や 辻 政 信 服 部 卓 四 郎 らの 陸 軍 統 制 派 が 天 皇 の 二 二 六 事 件 への 怒 りに 便 乗 して 権 力 を 独 占 し 軍 人 勅 諭 と 統 帥 権 を 両 輪 に 暴 走 していく 彼 らの 思 想 を 暴 き 出 します 荘 子 先 生 は 最 後 に 日 露 戦 争 時 にトルストイの 非 戦 反 戦 の 呼 びかけに 最 も 真 摯 に 応 えたのが 与 謝 野 晶 子 や 幸 徳 秋 水 だといいます この 指 摘 にも 思 想 史 的 に 重 いものがあります 要 介 護 5の 奥 様 のお 世 話 の 合 間 を 縫 い 綴 られた 元 学 徒 兵 93 歳 の 労 作 をご 覧 ください 図 書 館 所 蔵 1 層 書 架 : 和 書 210.75/SHO 荘 子 邦 雄 (しょうじくにお) 札 幌 学 院 大 学 名 誉 教 授 学 長 就 任 歴 学 部 長 ( 法 学 部 長 ) 就 任 歴 1988 年 4 月 ~1991 年 3 月 1984 年 4 月 ~1988 年 3 月 佐 々 木 洋 (ささきよう) 札 幌 学 院 大 学 名 誉 教 授 学 部 長 ( 経 済 学 部 長 ) 就 任 歴 2003 年 4 月 ~2005 年 3 月 ご 高 齢 にもかかわらず 精 力 的 にご 執 筆 された 荘 子 先 生 に 心 より 敬 意 を 表 します その 荘 子 先 生 と 親 交 の 深 い 佐 々 木 先 生 に 今 回 書 評 をお 願 い 致 しましたところ 快 くお 引 き 受 け いただきました 心 より 感 謝 申 し 上 げます 3

自 著 紹 介 玉 山 和 夫 ( 経 営 学 部 教 授 ) 金 融 経 済 と 証 券 投 資 玉 山 和 夫 著 中 西 出 版 2013 年 本 はさまざまな 人 に 読 まれるから 誰 にとっても 分 かり 易 く 丁 寧 に 書 かなければならない これは 私 の 恩 師 故 松 坂 和 夫 先 生 の 言 葉 です 不 覚 にも 先 生 の 葬 儀 で の ある 人 の 弔 辞 で 知 りました 松 坂 先 生 のお 話 や 著 書 が 大 変 分 かり 易 いことは 有 名 でしたが 分 かり 易 く を 言 葉 としてはっきり 残 されてい たのです 私 大 学 で 教 える 以 前 には ポートフォリオ マネージャー( 資 産 運 用 者 )として 色 々なところで 講 演 などもしていましたから 大 学 でも 教 えることは 出 来 るだろうとタカをくくっていました でも 実 際 は 甘 くは ありませんでした 社 会 人 に 話 すときは 目 から 鱗 を 落 として やると 大 いに 受 けましたが 大 学 生 の 目 には 鱗 がまだついていないのです 真 っ 新 な 目 を どんでん 返 し の 手 品 なしで 惹 きつけ そして 分 かってもらうためには 自 身 が 本 当 に 基 本 のところから 理 解 していなければならないという 至 極 当 たりまえのことに 気 づかされ ました また 基 本 を 教 えることが 出 来 るようになって 初 めて 基 本 が 理 解 できた ということも 知 りました 分 かり 易 く 丁 寧 な 授 業 をというのは 大 学 教 員 の 使 命 です そしてそれを 出 来 れば 書 いて 残 して やれないものかと 思 っていました 試 行 錯 誤 を 繰 り 返 しながら 教 室 で 学 生 諸 君 の 反 応 にかなりの 手 応 えを 感 じたころに 松 坂 先 生 の 教 えに 改 めて 出 会 ったのです それまで 教 室 でのパーフォーマンスを 本 にすることは 難 しいと 躊 躇 していました 何 しろ 前 著 で 講 演 会 の 内 容 を 本 にまとめたのですが 必 ずしもうまく 編 集 が 出 来 なかったので でもこの 教 えで 前 著 の 反 省 を 踏 まえた 本 にする 決 心 がつきました この 本 を 読 めば 新 聞 の 経 済 面 金 融 面 株 式 面 はほぼ 読 めるようになるはずです そうすれば 世 の 中 で 起 こっていることがどんな 風 に 自 分 の 生 活 に 影 響 を 与 えるのか より 正 しく 理 解 できるよ うになります 金 融 面 での 不 利 益 を 回 避 し できれば 有 利 な 方 法 を 選 択 できるようになるでしょう 投 資 を 考 えるのであれば より 賢 い 投 資 家 になることができるでしょう この 本 では 授 業 で 説 明 した 時 の はなし 言 葉 をなるべくそのまま 使 っています また 数 式 の 苦 手 な 人 も 多 いでしょうから なるべく 数 式 は 章 末 のコラムに 示 しました 数 式 で 理 解 したい 人 はコラムを 読 んでください もう 少 し 深 くという 展 開 的 な 話 題 もコラムに 収 めました 最 後 に もう 一 言 実 際 の 授 業 はこの 本 よりもっともっと 分 かり 易 く 楽 しいですよ 図 書 館 所 蔵 本 学 教 員 著 作 コーナー: 和 書 338.1/TAM 1 層 書 架 : 和 書 338.1/TAM 4

私 の 薦 めるこの1 冊 ウォールデン 森 の 生 活 ヘンリー D ソロー 著 ; 今 泉 吉 晴 訳 小 学 館 2004 年 児 島 恭 子 ( 人 文 学 部 教 授 ) たまに 話 題 になることだが もし 離 れ 島 の 暮 らしに 1 冊 だけ 持 っていくこ とが 許 されるとしたら? ここではそれほど 精 選 しなくてもよいのだろう が...やはり 選 べない というわけで とりあえずの 1 冊 森 の 生 活 これは 近 代 の 人 間 が 自 然 の 中 で 思 索 した 古 典 的 名 作 として 有 名 であり だか らなのか 難 解 で 途 中 で 放 り 出 したとか 日 本 語 訳 のまずさだとかが 語 られるこ とでも 有 名 である 実 は 私 も 前 に 岩 波 文 庫 で 読 んだときは 熟 読 したとはいえ ないのだが 19 世 紀 半 ばの 青 年 ソローの 経 験 に 基 づく 記 述 に 違 和 感 ももち ながら 私 自 身 の 感 覚 や 知 識 に 思 い 当 たる 部 分 もあって いつか 読 もうと 思 っ ていた 本 でもあったので 印 象 深 かった 今 回 評 価 の 高 い 新 しい 訳 本 を 挙 げておく 私 は 人 が 薦 める ことや 物 には 食 指 が 動 かないし とくに 読 書 は 個 人 的 なことだと 思 っている しかし これほどの 本 だ と 誰 でもそれぞれの 楽 しみ 方 ができる アメリカ 文 学 に 分 類 されているが アメリカ 史 経 済 哲 学 人 類 学 生 物 学 環 境 社 会 史... 長 い 時 間 をかけて 付 き 合 う 深 い 教 養 のための 教 科 書 こういう 類 の 本 を 読 んでいるとき 現 実 として 疑 問 や 異 見 を 抱 きながらも その 本 のなかの 世 界 にのめり 込 んで いく 幸 福 感 がある 本 学 図 書 館 での 所 蔵 はありません < 関 連 所 蔵 ( 新 訳 ) 1 層 書 架 : 和 書 934/THO > < 関 連 所 蔵 ( 文 庫 ) 第 4 閲 覧 室 934/THO > 砂 漠 伊 坂 幸 太 郎 著 実 業 之 日 本 社 2005 年 土 居 直 史 ( 経 済 学 部 講 師 ) この 作 者 ( 伊 坂 幸 太 郎 )の 小 説 はどれもお 勧 めで アヒルと 鴨 のコインロ ッカー 重 力 ピエロ ゴールデンスランバー など 多 くが 映 画 化 もさ れています 中 でも 僕 が 好 きなのがこの 砂 漠 です 舞 台 は 仙 台 5 人 の 大 学 生 が 中 心 の 話 です メインの 登 場 人 物 が 大 学 生 な ので 自 分 や 友 達 を 重 ね 合 わせながら 読 むことができるかもしれません 主 人 公 は 集 団 の 中 で 一 歩 引 いて 常 に 冷 静 に 全 体 を 眺 めているような 鳥 瞰 型 の 北 村 君 ですが お 薦 めは 西 嶋 君 です 彼 の 後 先 考 えず とりあえず 自 分 のできることをやるという 行 動 力 がいいです 僕 もそうですが 地 球 環 境 や 政 治 といった 大 きな 問 題 に 対 しては 自 分 が 何 か 行 動 しても 世 の 中 の 大 勢 に 影 響 がないように 思 うことが 多 いかもしれません そして 結 局 何 もしないことを 選 ぶ そんな 風 潮 に 対 する 西 嶋 君 の 意 見 が 論 理 的 に 正 しいかは 分 からないけれど とても 清 々しいのでぜひ 読 んで みてもらいたいです 図 書 館 所 蔵 1 層 書 架 : 和 書 913.6/ISA 5

私 の 薦 めるこの1 冊 イニシエーション ラブ 乾 くるみ 著 文 藝 春 秋 2007 年 須 藤 綾 香 ( 経 営 学 部 経 営 学 科 3 年 ) みなさんは 恋 愛 をどのように 考 えているでしょうか この 本 はイニシエーシ ョン つまり 通 過 点 としての 恋 愛 について 考 えさせられる 一 冊 です 永 遠 に 続 くように 思 ったことでも そうではないかもしれない でも 確 実 に 言 えること は 愛 するものと 一 瞬 でも 結 ばれ 気 持 ちが 一 つになったことは 何 物 にも 代 えら れない 奇 跡 だということ 主 人 公 のボクとマユの 学 生 時 代 の 出 会 い~ 卒 業 後 の 恋 の 物 語 である やがて 2 人 は 恋 に 落 ちて さまざまなことに 直 面 しながらも 必 死 に 恋 をし お 互 いの 幸 せを 探 す 幼 すぎ 傷 つけ 合 った 恋 の 過 程 には 目 が 離 せない 私 自 身 恋 はするものではなく 落 ちるものだとこの 本 を 読 み 改 めて 感 じた 気 が 付 いたらもう 恋 に 落 ちていてその 時 にはもう 後 戻 りはできない ただ 真 っ 直 ぐ 素 直 に 進 めばいいだけのことなのに なぜ でしょう 人 は 怖 がり 自 分 から 狭 いほうに 走 り ぶつかりその 場 にうずくまる みたいなのそ ろそろやめたい しかし 人 は 何 かにぶつかったときに 初 めて 自 分 の 失 敗 や 過 ちに 気 付 く むしろぶつ かったときにしか 成 長 できないのではないか いまの 幸 せがイニシエーションだとしたら 怖 くも 感 じる だからこそ この 一 瞬 一 瞬 を 大 切 にするべ きだ 図 書 館 所 蔵 1 層 書 架 : 和 書 913.6/INU 教 授 の 異 常 な 弁 解 土 屋 賢 二 著 文 藝 春 秋 2009 年 佐 藤 光 希 ( 経 済 学 部 経 済 学 科 2 年 ) 私 がお 勧 めしたい 本 の1 冊 は 土 屋 賢 二 著 教 授 の 異 常 な 弁 解 です 著 者 の 土 屋 さんは 哲 学 者 エッセイストであり 東 京 大 学 文 学 部 哲 学 科 卒 業 お 茶 の 水 女 子 大 学 名 誉 教 授 という 経 歴 を 持 っています これだけを 見 ると 哲 学 者 特 有 の 難 解 な 文 章 を 書 く 人 なのではないかと 不 安 に 思 うかもしれませんが 土 屋 さんの 書 くエッセイはスラスラと 読 めて 思 わず 笑 ってしまいます この 教 授 の 異 常 な 弁 解 は 土 屋 さんの 普 段 の 日 常 をとてもユーモア 溢 れる 文 章 で 綴 っ たものです どのような 本 なのかを 一 部 紹 介 します 本 のページを 開 いてすぐにあるまえ がきを 読 むと この 本 をお 勧 めする 人 物 を 読 解 力 のない 人 だとして 文 字 を 読 めなければ 読 めないほど 良 く 本 のページがどちらが 上 か 下 か 分 からない 人 ( 例 として 乳 児 と 外 国 人 )のために 本 書 はある と 驚 くことが 書 いてあります この 文 章 を 読 んだら いったいこの 本 はどんなことが 書 いてあるんだ! と 気 になるし 期 待 してし まうのではないでしょうか この 本 は そんな 期 待 を 裏 切 らない 本 です 憂 鬱 な 気 分 になっているとき 疲 れているときに ぜひ 本 書 のユーモアのある 文 章 を 読 んで たくさん 笑 ってリラックスしてください 6 図 書 館 所 蔵 1 層 書 架 : 和 書 914.6/TUS

私 の 薦 めるこの1 冊 つばさものがたり 大 沼 紀 子 著 小 学 館 2010 年 内 海 苑 子 ( 人 文 学 部 人 間 科 学 科 1 年 ) たとえ 先 が 見 えなくても これからだって 一 日 一 日 何 かをやってすごさなけ ればならない 動 けなくなる 自 分 を 待 って 何 もしないで 毎 日 を 生 きるわけには いかないのだ ( 本 文 より) 母 と 一 緒 に 店 を 開 く という 夢 を 叶 えるため 以 前 まで 働 いていた 洋 菓 子 店 を 辞 めた 小 麦 病 気 を 患 いながらも 母 や 兄 兄 嫁 の 助 けを 借 りながら 何 とか 店 をオープンする しかし 兄 の 息 子 叶 夢 は 小 麦 の 店 に 来 るなり ここは はや らないよ という 不 思 議 な 力 を 持 つ 彼 には 天 使 が 見 えており その 天 使 が 教 えてくれているというの だ 滑 り 出 しは 好 調 だったが やがて 叶 夢 の 予 言 が 当 たり 売 り 上 げは 徐 々に 下 がり 小 麦 の 体 調 も 悪 化 店 を 畳 まざるを 得 なくなってしまう しばらく 放 心 状 態 の 小 麦 だったが 周 りの 人 たちに 支 えられ もう 一 度 店 をやり 直 そう と 決 意 する 様 々な 困 難 を 抱 えながらも 懸 命 に 頑 張 る 小 麦 の 姿 には 胸 を 打 たれます 諦 めないで 夢 を 追 いかけ ること 人 々の 温 かさなど 大 切 なことを 教 えてくれる 感 動 の 物 語 です 図 書 館 所 蔵 1 層 書 架 : 和 書 913.6/SHI 私 の 薦 めるこの 作 家 ~ 私 は 作 家 佐 々 木 譲 さんの 作 品 をお 薦 めします ~ 川 口 繁 光 ( 教 務 部 教 務 課 ) 私 がこの 作 家 の 本 を 手 にしたのは 以 前 の 職 場 に 図 書 室 があり 司 書 を 担 当 する 方 からどんな 本 を 読 んでいるのですかと もともと 企 業 小 説 やノンフィクション 系 が 好 きでしたので 勧 められるままに 笑 う 警 官 を その 後 は 北 海 道 警 察 シリーズを 読 み 始 める 作 品 には 私 が 転 勤 で 勤 務 した 地 名 が 時 々 出 て きて 景 色 が 目 に 浮 かぶのも 好 きな 動 機 かもしれません もっと 身 近 に 感 じたのが 出 張 で 中 標 津 に 行 った 時 です 晩 酌 を 兼 ねて 夕 食 をと 居 酒 屋 に 入 り 飲 みも のを 頼 んでチョット 小 上 がりを 覘 くと 壁 に 色 紙 が 佐 々 木 譲 と 読 める 女 将 さんに 聞 いたら 譲 先 生 時 々 来 ますよと 今 私 が 読 んでいる 本 の 作 家 で 直 木 賞 作 家 が え~っ!こんな 身 近 にいるんだと 思 い なお 好 きになってしまいました 皆 さんも 是 非 一 度 読 んでみてはいかがでしょうか 佐 々 木 譲 さん 作 品 の 図 書 館 所 蔵 状 況 計 34 冊 (913.6/SAS) 1 層 書 架 和 書 : 回 廊 封 鎖 集 英 社 (2012 年 ) 地 層 調 査 文 藝 春 秋 (2012 年 ) 他 7 冊 2 層 書 架 文 庫 : 制 服 捜 査 新 潮 社 (2009 年 ) 夜 を 急 ぐ 者 よ (2009 年 ) 他 14 冊 3 層 書 架 和 書 : 警 官 の 血 新 潮 社 (2007 年 ) 警 官 の 紋 章 (2008 年 ) 他 1 冊 第 1 書 庫 和 書 : ユニット 文 藝 春 秋 (2003 年 ) 他 2 冊 C 書 庫 和 書 : 武 揚 伝 (2001 年 ) 他 2 冊 7

from Library 小 さな 本 の 世 界 への 招 待 畑 中 ゆい( 図 書 館 ) 豆 本 というものをご 存 知 ですか? 日 本 大 百 科 全 書 でこの 言 葉 を 引 くと きわめて 小 型 の 本 欧 米 ではミニアチュア ブックまたはビ ジュー ブックとよぶ 厳 格 な 規 定 があるわけではなく 日 本 ではだいたい 10 センチ 以 下 のものをい い 欧 米 ではだいたい 6 センチ 以 下 のものをよんでいる とあります 日 本 における 豆 本 は 江 戸 時 代 に 発 生 し 木 版 印 刷 が 多 く 当 時 は 芥 子 (けし) 本 雛 (ひな) 本 ともよば れていました 戦 後 の 1953 年 ( 昭 和 28)に 札 幌 で 創 刊 された ゑ ぞ まめほん 以 降 これに 触 発 され て 全 国 各 地 でその 地 方 名 などを 冠 した 豆 本 が 続 出 しました 日 本 だけでなく ヨーロッパでも 16 世 紀 ごろから 流 行 し 聖 書 のダイジェストやシェークスピアの 作 品 が 豆 本 となりました ギネス ブックには 現 在 ロシアで 制 作 された 0.9 ミリ 角 の カメレオン が 世 界 で 最 小 の 豆 本 とし て 掲 載 されています しかし 2013 年 3 月 日 本 の 凸 版 印 刷 が 0.75 ミリ 角 の 四 季 の 草 花 の 制 作 に 成 功!この 四 季 の 草 花 は 全 22 頁 で 文 字 や 日 本 の 四 季 の 草 花 12 点 のイラストがはっきりと 印 刷 され ています 現 在 ギネス 社 に 世 界 記 録 として 申 請 を 予 定 しているそうです 四 季 の 草 花 の 値 段 は 29,400 円 (!)だそうですが 豆 本 の 販 売 を 本 業 としている 人 は 殆 どおらず 営 利 出 版 でないところに 豆 本 の 楽 しさがあるといえます また 豆 本 の 制 作 者 は 愛 書 趣 味 の 方 が 多 く 装 丁 に 趣 向 を 凝 らしたものが 多 いので 装 丁 を 見 ているだけでも 楽 しい 気 分 になれます 私 もすっかり 豆 本 の 魅 力 に 引 き 寄 せられ まだまだ 不 慣 れながらも 豆 本 作 りに 日 々 挑 戦 しています 1 冊 から 手 軽 に 作 ることができ しかもどんなに 装 丁 を 凝 っても1 冊 1 冊 がとても 小 さいので 低 コス トで 制 作 を 楽 しむことができます 作 ってみたいけど 難 しいのでは? という 方 大 丈 夫 です 作 り 方 はとても 簡 単 で 最 低 限 必 要 な 材 料 は 下 に 載 せたこれだけです どんな 紙 を 使 ったら 良 いのか 分 か らないけど 作 ってみたい! という 方 は 豆 本 の 材 料 がまるまる 付 いている 豆 本 制 作 本 が 書 店 で 販 売 さ れているので そちらを 参 考 にしてみてはいかがでしょうか 一 度 基 本 の 作 り 方 を 覚 えてしまえば 表 紙 を 紙 ではなく 布 にしてみたり レザーや 洋 風 の 小 物 を 使 いアンティーク 調 の 洋 装 本 にしてみたりと 制 作 の 幅 がどんどん 広 がります はまってしまうこと 間 違 いなしです! ここまで 読 んで 下 さったそこのあなた 是 非 豆 本 作 りにチャレンジしてみませんか? 参 考 資 料 * 日 本 大 百 科 全 書 22 2 版 小 学 館,1994,p116( 請 求 記 号 031/NIH/22) * 凸 版 印 刷 株 式 会 社 Web サイト http://www.toppan.co.jp/news/2013/03/newsrelease1480.html(2013/08/02 参 照 ) 8

図 書 館 大 賞 に 応 募 しよう! オススメの1 冊 イチオシの1 冊 そんな 図 書 がありましたら 是 非 皆 さんに 紹 介 して あげてください 本 のジャンルは 問 いません その 内 容 を 図 書 館 が 審 査 して ぐぅっ ときた 作 品 に 図 書 館 大 賞 を 贈 呈 します 図 書 館 大 賞 の 企 画 を 開 始 して 今 年 度 2013( 平 成 25) 年 度 で 第 5 回 目 を 迎 えますが 年 明 け 早 々から 多 くの 皆 さんに オススメ 文 の 受 賞 作 品 を 読 んでいただくことを 目 的 に 今 回 から 応 募 の 時 期 を 早 めました 今 年 度 の 応 募 要 領 は 以 下 のとおりです みなさんの 多 数 のご 応 募 お 待 ちしています!! 応 募 方 法 : 図 書 の 推 薦 文 を 1,500 字 以 内 に(A4 横 書 き)にまとめ 図 書 館 カウンターに 提 出 してください 応 募 期 間 :9 月 24 日 ( 火 )~11 月 12 日 ( 火 ) 50 日 間 対 象 者 : 学 部 生 大 学 院 生 大 賞 発 表 :12 月 初 旬 に 図 書 館 で 選 考 し 発 表 します 発 表 は 学 内 に 掲 示 するとともに 図 書 館 ホームページに 掲 載 します 大 賞 者 景 品 : 図 書 カード 1 席 :5,000 円 2 席 :3,000 円 3 席 :2,000 円 毎 年 恒 例! Jazz CD コンサート 図 書 館 では 毎 年 年 末 に Jazz CD コンサート を 開 催 しています ジャズ 曲 が 中 心 となりますが 時 節 柄 後 半 クリスマスに 因 んだ 曲 もお 届 けしています 来 場 者 全 員 へのちょっとした クリスマスプレゼント や コンサート 終 了 後 にゲーム 小 企 画 も 予 定 しています 飲 み 物 やお 菓 子 なども 用 意 してお 待 ちしています お 気 に 入 りの 曲 だけを 聴 くための 途 中 入 場 途 中 退 場 もOKです 皆 さんお 気 軽 にお 越 しください 今 年 度 2013( 平 成 25) 年 度 : 第 37 回 目 の 開 催 日 時 は 以 下 のとおりです と き:12 月 18 日 ( 水 )17:00 スタート ところ: 図 書 館 1 階 ラウンジ 9

Welcome to SGU Library いままえだ まさと 今 前 田 真 都 さん( 法 学 部 法 律 学 科 1 年 ) 大 学 4 年 間 を 大 事 に 何 事 にも 積 極 的 に 取 り 組 みます! 図 書 館 ガイダンスにおいて 質 問 したり 図 書 館 ボランティアにも 加 入 さ れるなど 入 学 当 初 より 積 極 的 に 図 書 館 に 関 わりを 持 とうとする 姿 勢 がと ても 印 象 的 だった 今 前 田 真 都 さん 実 は 高 校 時 代 に 図 書 委 員 をされていたとのことで 納 得 がいきました そんな 今 前 田 さんに 本 学 の 法 学 部 を 希 望 した 理 由 や 将 来 の 目 標 などを 伺 いました 出 身 と 卒 業 された 高 校 を 教 えてください 出 身 は 江 別 市 です 大 学 から 自 転 車 で 40 分 くらいのところに 住 んでいます 出 身 校 は 市 立 札 幌 大 通 高 校 です 札 幌 の 中 心 にある 高 校 です 生 徒 に 個 性 があり さまざまなことに 自 由 のある 学 校 でした また 大 通 高 校 は 社 会 に 近 い 学 校 です 学 校 外 との 交 流 も 盛 んです 例 として 生 徒 が 主 体 で 放 送 するラジ オ 番 組 も 持 っています 本 学 の 法 学 部 法 律 学 科 を 選 んだ 理 由 と 将 来 に 向 けての 目 標 をお 聞 かせください 私 は 小 学 生 のころから 法 律 が 好 きという 変 わった 小 学 生 でした そして 高 校 で 受 けた くらしと 法 律 という 授 業 で 模 擬 裁 判 を 体 験 してから 法 律 の 仕 事 に 就 きたいと 思 い 法 学 部 の 受 験 を 決 めました 将 来 の 目 標 として 在 学 中 に 行 政 書 士 の 資 格 を 取 得 したいと 思 っています 入 学 されて 半 年 を 経 過 しましたが 大 学 生 活 には 慣 れましたか 予 想 どおりの 大 学 生 活 を 送 ってい ますか 私 の 高 校 では1 回 の 授 業 が90 分 だったほか 私 服 校 なので 大 学 に 近 い 環 境 でした そんな 環 境 で の 高 校 生 活 でしたので 大 学 の 生 活 にはすぐ 慣 れたと 思 います 唯 一 まだ 慣 れないのが お 昼 休 みがす ごく 短 いことです お 昼 休 みが 短 いため あまりゆっくりできないのがすごく 残 念 です 大 学 での 授 業 はいかがですか 勉 強 されていて 難 しいと 感 じているところはありますか 法 律 の 授 業 はどれもためになり 勉 強 していて 楽 しく 思 っています また 行 政 書 士 の 資 格 勉 強 を 早 期 からやっていたおかげで まだ 法 律 系 科 目 は 難 しくは 感 じません しかし 法 律 以 外 の 授 業 はどれも 大 変 で 必 死 で 勉 強 をしています 高 校 時 代 に 図 書 委 員 をされていたとのことですが どのような 活 動 をされていましたか 高 校 では 先 輩 方 と 図 書 局 を 開 局 しました おもに 局 誌 を 書 いたり 図 書 室 の 通 常 業 務 として 貸 出 や 本 の 整 理 などを 行 っていました 10

図 書 館 ボランティアへ 加 入 いただきましたが 活 動 の 状 況 と 実 際 に 活 動 してみての 感 想 をお 願 い します 現 在 の 本 倶 楽 部 (Book Love)の 活 動 は 主 に 今 お 勧 めの 本 をまとめてポップで 紹 介 することを 中 心 に 活 動 し ています 今 後 は より 多 くの 人 が 学 院 大 の 図 書 館 を 利 用 してい ただけるように さまざまな 企 画 をやっていきたいと 思 っています 図 書 館 には 色 々な 種 類 の 本 があり それぞれの 本 が 皆 さんに 読 まれるために 待 っています 一 人 でも 多 くの 利 用 者 が 来 館 されるよう 心 からお 待 ちしています ボランティア 活 動 など 大 学 生 としての 勉 強 以 外 でも 積 極 的 に 活 動 している 今 前 田 さんですが 大 学 時 代 に 他 にやってみたいと 思 っていることはありますか 現 在 私 は 自 転 車 部 副 主 将 をやっています 大 学 在 学 中 に 自 転 車 で 色 々な 場 所 をめぐり 様 々なものを 見 て 回 りたいと 思 っています 夏 休 みではあいにくの 雨 で 自 転 車 旅 行 が 中 止 になってしまったため また 来 年 挑 戦 したいと 思 います また 色 々なボランティア 活 動 もやりたいと 思 っており ボラナビで 自 分 ができるボランティア 活 動 がないか 探 しています 本 学 図 書 館 に 関 連 する 質 問 です 入 学 当 初 より 積 極 的 に 図 書 館 を 利 用 していただいていますが 今 前 田 さんにとっての お 気 に 入 り の 場 所 Best3を 教 えてください 3 位 は 第 1 閲 覧 室 の 勉 強 机 です 一 人 で 勉 強 するとき はここを 利 用 すると 集 中 できます 2 位 は 319.8~321.9 の 本 棚 です ここは 法 律 の 本 があ るところで ここによく 法 律 の 本 を 探 しに 来 ます 法 学 部 の 方 や 法 律 系 講 座 をとられた 方 は 1 度 は 来 たことがあ るのではないでしょうか? そして 1 位 は グループ 学 習 室 です 友 達 と 一 緒 に 勉 強 をするのに 最 適 な 場 所 で よく 利 用 しています 最 後 に 実 際 に 本 学 図 書 館 を 利 用 してみて 感 想 や 要 望 も 含 め その 印 象 をお 聞 かせください 大 学 の 図 書 館 は 想 像 以 上 に 大 きく 立 派 でした 蔵 書 の 数 もとても 多 く 約 61 万 冊 あるそうです また 入 学 後 すぐにあった 図 書 館 ガイダンスでは 大 学 ではこんなに 親 切 に 図 書 館 について 説 明 してくれるの かと すごく 驚 いたのを 覚 えています 大 学 生 活 はこれからです 自 分 の 目 標 に 向 かって 頑 張 ってください ご 協 力 ありがとうございました 11

編 集 後 記 今 年 の 夏 も 暑 かったですね ですが 9 月 下 旬 近 くまで 残 暑 が 厳 しかった 昨 年 の 夏 に 比 べ ちょっとテン ションダウンが 早 かったような 8 月 下 旬 頃 から 各 地 で 突 然 の 豪 雨 に 見 舞 われ 雷 や 竜 巻 の 被 害 に 遭 うなど 異 常 気 象 を 特 徴 付 ける 夏 でした 札 幌 では9 月 下 旬 から 朝 夕 の 気 温 を 下 がってきて 9 月 には 絶 対 にストーブは 付 けない! と 着 込 んで 頑 張 ったのですが 鼻 がぐずりだし 9 月 最 終 日 の 30 日 に 電 気 スト ーブのスイッチに 手 を 付 けてしまった 意 思 の 弱 さを 反 省 した 夏 の 終 わりでもありました また 灯 油 の 値 上 が りの 心 配 をしなければならない 季 節 を 迎 えます 厳 しい 冬 が 来 る 前 に 読 書 に 最 適 な 秋 を 当 書 林 掲 載 内 容 を 参 考 に 大 いに 楽 しんでください さて 多 くの 方 々のご 協 力 により 書 林 第 84 号 を 発 行 することができました ご 多 忙 にもかかわらず 快 く 執 筆 やインタビューをお 引 き 受 けいただきました 学 生 の 皆 さん 教 員 ならびに 職 員 の 皆 様 に 心 よりお 礼 申 し 上 げます 今 回 お 届 けした 書 林 第 84 号 の 内 容 は 次 のとおりです ご 感 想 ご 意 見 などがありましたら 図 書 館 ま でお 寄 せください マララ デー に 想 う 図 書 館 長 から 本 学 で 学 んでいる 学 生 の 皆 さんへのメッセージとも 言 える 巻 頭 言 です 書 評 本 学 元 学 長 の 荘 子 邦 雄 先 生 による 自 らも 学 徒 出 陣 兵 として 戦 争 を 生 きた 人 間 としての 畢 生 の 論 考 について 日 頃 から 荘 子 先 生 に 敬 意 を 表 し 親 交 も 深 い 佐 々 木 洋 先 生 に 書 評 をいただきました 自 著 紹 介 経 営 学 部 教 員 にお 願 い 致 しました 分 かり 易 く を 意 識 されて 執 筆 されています 新 聞 の 経 済 面 金 融 面 株 式 面 を 読 めるようになりたい 方 は 是 非 ご 一 読 ください 私 の 薦 めるこの1 冊 本 学 の 学 生 3 名 と 教 員 2 名 にお 願 いしたものです いずれも 読 み 易 く 心 に 響 く 作 品 をご 推 薦 いた だきました 興 味 のある 著 作 については 是 非 読 んでみてください 私 の 薦 めるこの 作 家 図 書 館 をよくご 利 用 される 職 員 の 方 から ご 自 身 のエピソードも 交 えた 作 家 佐 々 木 譲 さんの 作 品 に 対 するお 薦 め 文 です from Library 図 書 館 職 員 から 意 外 と 簡 単 に 作 れちゃう 豆 本 の 魅 力 について 述 べられています 図 書 館 からのご 案 内 図 書 館 大 賞 と Jazz CD コンサート のご 案 内 です Welcome to SGU Library 図 書 館 ボランティアに 加 入 された 1 年 生 へのインタビューです 何 事 にも 積 極 的 に 取 り 組 む 姿 勢 や 大 学 や 図 書 館 についての 感 想 が 述 べられています ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 札 幌 学 院 大 学 図 書 館 報 書 林 第 84 号 について * 掲 載 記 事 の 著 作 権 は 札 幌 学 院 大 学 図 書 館 にあります * 記 事 写 真 の 無 断 転 載 は 禁 止 します * 紹 介 図 書 の 写 真 については 各 出 版 社 から 掲 載 許 諾 を 頂 いております 許 諾 を 下 さいました 各 出 版 社 の 皆 様 には 心 からお 礼 申 し 上 げます ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 12