第 2 章 扶 養 手 当 第 1 性 格 扶 養 手 当 は 扶 養 家 族 のある 職 員 に 対 して 支 給 される 手 当 で 扶 養 親 族 のある 職 員 の 生 計 費 を 補 給 しようとするものであり 生 活 給 的 な 性 格 を 有 する 手 当 である 根 拠 : 給 与 条 例 第 12 条 第 1 項 技 労 条 例 第 4 条 第 2 認 定 事 務 の 手 続 1 届 出 次 のいずれかに 該 当 する 場 合 その 職 員 は 速 やかに 扶 養 親 族 届 ( 別 紙 第 1)に 必 要 事 項 を ( 配 偶 者 の 有 無 も 含 む )を 記 入 のうえ 関 係 書 類 ( 別 表 )を 添 えて 認 定 権 者 に 届 け 出 なけ ればならない 根 拠 : 給 与 条 例 第 13 条 第 1 項 支 給 規 則 第 10 条 第 1 項 (1) 新 たに 職 員 となった 者 に 扶 養 親 族 がある 場 合 (2) 新 たに 扶 養 親 族 たる 要 件 を 具 備 するに 至 った 者 がある 場 合 (3) 扶 養 親 族 たる 要 件 を 欠 くに 至 った 者 がある 場 合 ( 満 22 歳 に 達 した 日 以 後 の 最 初 の 年 度 末 の 経 過 により 要 件 を 欠 いた 場 合 を 除 く ) (4) 扶 養 親 族 たる 子 父 母 等 がある 職 員 が 配 偶 者 のない 職 員 となった 場 合 ((3)に 該 当 する 場 合 を 除 く ) (5) 扶 養 親 族 たる 子 父 母 等 がある 職 員 が 配 偶 者 を 有 するに 至 った 場 合 ((2)に 該 当 する 場 合 を 除 く ) ( 注 ) 扶 養 親 族 届 に 添 付 する 関 係 書 類 は 別 表 の 関 係 書 類 一 覧 表 を 参 照 のこと 2 認 定 及 び 支 給 額 の 決 定 認 定 権 者 が 職 員 から 扶 養 親 族 届 を 受 理 したときは 扶 養 親 族 届 記 載 の 扶 養 親 族 が 支 給 要 件 を 具 備 しているか 添 付 書 類 と 確 認 した 上 で 記 載 内 容 が 実 態 と 相 違 ないか 確 かめて 認 定 し 支 給 額 を 決 定 するものとする 根 拠 : 支 給 規 則 第 10 条 第 2 項 3 扶 養 手 当 認 定 簿 の 記 載 及 び 事 後 の 確 認 認 定 権 者 は 上 記 2の 認 定 に 係 る 事 項 を 扶 養 手 当 認 定 簿 ( 別 紙 第 2)に 記 載 するものとする なお 給 与 改 定 による 支 給 額 の 改 定 及 び 扶 養 親 族 である 子 が 満 15 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の4 月 1 日 から 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の 年 度 末 までの 間 ( 以 下 特 定 期 間 という )に ある 子 となり 手 当 額 が5,000 円 加 算 されることとなった 場 合 は 上 記 1の 届 出 は 要 せず この 扶 養 手 当 認 定 簿 により 支 給 額 の 改 定 を 行 うものとする また その 後 においても 認 定 権 者 は 認 定 簿 等 により 支 給 要 件 支 給 月 額 等 が 適 正 であるか どうか 実 態 を 随 時 確 認 するものとする 根 拠 : 支 給 規 則 第 10 条 第 2 項 4 扶 養 親 族 届 扶 養 手 当 認 定 簿 及 び 関 係 書 類 の 保 管 扶 養 親 族 届 扶 養 手 当 認 定 簿 及 び 関 係 書 類 は 個 人 ごとに 整 理 し 一 件 綴 により 保 管 し 異 動 の 場 合 は 新 勤 務 公 署 に 送 付 するものとする 職 員 が 退 職 したときは 退 職 年 月 日 を 死 亡 したときは 死 亡 年 月 日 を 扶 養 手 当 認 定 簿 に 記 入 し 保 管 するものとする -2-
第 3 認 定 基 準 1 支 給 要 件 扶 養 親 族 とは 次 に 掲 げる 者 で 他 に 生 計 のみちがなく 主 としてその 職 員 の 扶 養 を 受 けてい る 者 をいう 根 拠 : 給 与 条 例 第 12 条 第 2 項 (1) 配 偶 者 ( 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 む ) (2) 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 子 及 び 孫 (3) 満 60 歳 以 上 の 父 母 及 び 祖 父 母 (4) 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 弟 妹 (5) 重 度 心 身 障 害 者 * 重 度 心 身 障 害 者 の 障 害 の 表 記 は 給 与 条 例 の 表 記 による 以 下 同 じ ( 注 ) 満 22 歳 に 達 する 日 とは 満 22 歳 の 誕 生 日 の 前 日 をいい 満 60 歳 以 上 とは 満 60 歳 の 誕 生 日 以 後 である 2 扶 養 親 族 の 範 囲 扶 養 手 当 の 支 給 対 象 となる 親 族 の 範 囲 は 民 法 第 725 条 に 規 定 されている 親 族 とは 異 なり 配 偶 者 及 び 血 族 である 子 孫 父 母 祖 父 母 弟 妹 である (1) 配 偶 者 届 出 をしていないが 事 実 上 の 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 み これには 民 法 の 婚 姻 適 齢 ( 民 法 第 731 条 ) 再 婚 禁 止 期 間 ( 同 法 第 733 条 ) 及 び 未 成 年 者 の 婚 姻 ( 同 法 第 73 7 条 ) 等 の 規 定 により 正 規 に 結 婚 することができないために 内 縁 関 係 にある 者 も 含 まれ る なお 法 律 上 の 婚 姻 関 係 と 内 縁 関 係 が 重 複 しているような 場 合 つまり 重 婚 的 内 縁 関 係 にある 場 合 には 法 律 上 の 婚 姻 関 係 が 実 態 を 失 っている 場 合 を 除 き 法 律 上 の 婚 姻 関 係 に ある 者 を 優 先 させることになる (2) 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 子 1 直 系 血 族 又 は 法 定 血 族 である 一 親 等 の 卑 属 すなわち 実 子 又 は 養 子 2 実 子 は 嫡 出 であると 否 とを 問 わない ただし 職 員 が 男 子 である 場 合 は 認 知 したこ とを 届 け 出 た 者 に 限 る 妻 偶 職 員 者 認 員 夫 知 が し 男 て 性 子 養 子 配 連 養 子 いの 偶 れ な 場 子 者 子 子 い 合 子 の ( 注 ) 扶 養 親 族 となり 得 る 扶 養 親 族 と 認 められない ( ) ) ( 先 職 配 (3) 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 孫 直 系 血 族 又 は 法 定 血 族 である 二 親 等 の 卑 属 すなわち 実 子 の 実 子 若 しくは 養 子 又 は 養 子 の 実 子 若 しくは 養 子 であって 扶 養 義 務 者 である 父 母 がいない 等 特 殊 事 情 のある 場 合 に 限 る 職 員 配 偶 者 配 養 子 配 の 養 偶 偶 の 実 連 子 者 子 者 連 子 れの れの 子 先 子 先 妻 妻 ( ) 夫 連 養 子 養 連 連 養 子 養 連 夫 れ れ れ れ 子 子 子 子 子 子 子 子 ( ) -3-
(4) 満 60 歳 以 上 の 父 母 直 系 血 族 又 は 法 定 血 族 である 一 親 等 の 尊 属 すなわち 実 父 母 又 は 養 父 母 であって 職 員 に 兄 弟 姉 妹 がある 場 合 には 職 員 が 扶 養 者 となった 場 合 に 限 る( 父 ( 母 )の 後 妻 ( 夫 ) は 職 員 と 養 子 縁 組 をしない 限 り 認 定 できない また 養 子 縁 組 の 養 親 が 婚 姻 した 場 合 も 養 親 の 配 偶 者 との 間 には 何 ら 法 定 の 親 子 関 係 は 生 じないので 養 子 縁 組 をしない 限 り 養 親 の 配 偶 者 は 認 定 できない ) 養 養 実 実 実 実 養 養 父 母 父 母 父 母 父 母 職 員 配 偶 者 (5) 満 60 歳 以 上 の 祖 父 母 直 系 血 族 又 は 法 定 血 族 である 二 親 等 の 尊 属 すなわち 実 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 又 は 養 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 であって その 第 一 扶 養 義 務 者 たる 子 がいない 等 特 殊 事 情 がある 場 合 に 限 る (6) 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 弟 妹 傍 系 血 族 である 二 親 等 の 卑 属 すなわち 実 父 母 の 実 子 若 しくは 養 子 又 は 養 父 母 の 実 子 若 しくは 養 子 であって 第 一 扶 養 義 務 者 たる 父 母 がいない 等 特 殊 事 情 がある 場 合 に 限 る 職 員 に 兄 弟 姉 妹 がある 場 合 には 職 員 が 扶 養 者 となった 場 合 に 限 る (7) 重 度 心 身 障 害 者 血 族 姻 族 等 を 問 わず 重 度 心 身 障 がいの 状 態 にあり 終 身 労 務 に 服 することができない ことが 明 らかである 者 に 限 る ( 注 ) 終 身 労 務 に 服 することができない 程 度 とは 疾 病 又 は 負 傷 により その 回 復 が ほとんど 期 待 できない 程 度 の 労 働 能 力 の 喪 失 又 は 機 能 障 がいをきたし 現 状 に 顕 著 な 変 化 がない 限 り 一 般 には 労 務 に 服 することができないと 認 められる 程 度 をさすもの である 3 扶 養 親 族 の 所 得 (1) 他 に 生 計 のみちがあるかないかの 判 断 は その 者 の 勤 労 所 得 資 産 所 得 事 業 所 得 等 の 合 計 額 の 多 寡 等 によって 行 い その 額 が 年 額 130 万 円 以 上 恒 常 的 に 見 込 まれる 者 について は 扶 養 親 族 とすることはできない なお 恒 常 的 な 所 得 の 年 額 が130 万 円 未 満 であっても 職 員 の 配 偶 者 兄 弟 姉 妹 等 が 受 ける 扶 養 手 当 又 は 民 間 事 業 所 その 他 のこれに 相 当 する 手 当 の 支 給 の 基 礎 となっている 者 や 資 産 を 有 しそれにより 自 らの 生 計 を 営 むことができる 者 等 については 他 に 生 計 の みちがなく 主 としてその 職 員 の 扶 養 を 受 けている 者 に 該 当 しないので 扶 養 親 族 とする ことはできない 根 拠 : 支 給 規 則 第 11 条 ( 注 ) 年 額 130 万 円 以 上 の 年 額 とは 必 ずしも 歴 年 による 年 額 をさすものではな く 将 来 にわたって1 年 間 という 意 味 である また 恒 常 的 に 見 込 まれる とは 給 与 所 得 事 業 所 得 等 の 継 続 的 な 収 入 のある 所 得 をいい 退 職 所 得 や 不 動 産 売 買 による 一 時 所 得 等 はこれに 含 めない 勤 労 所 得 資 産 所 得 事 業 所 得 等 は 所 得 税 法 上 の 課 税 標 準 となる 所 得 とは 関 係 なく 年 間 における 総 収 入 金 額 による ( 注 ) 市 町 村 役 場 で 発 行 される 所 得 額 証 明 に 記 載 された 所 得 額 は 住 民 税 に 対 する 課 税 対 象 所 得 額 であることが 多 いので 各 種 控 除 の 有 無 を 確 認 のうえ 控 除 前 の 金 額 による こと なお 事 業 所 得 等 で 仕 入 れ 品 の 代 価 など 事 業 を 行 うに 当 たって 必 要 不 可 欠 な 直 接 的 経 費 -4-
に 限 り その 実 額 を 控 除 した 額 による( 所 得 税 法 上 の 必 要 経 費 とは 異 なる 取 扱 いとなって いる ) 事 業 所 得 を 得 るために 社 会 通 念 上 明 らかに 必 要 と 認 められる 経 費 の 範 囲 事 業 ( 営 業 )を 維 持 するために 要 する 最 低 必 要 限 度 の 経 費 従 業 員 の 人 件 費 ( 給 料 賞 与 雇 用 保 険 社 会 保 険 の 事 業 主 負 担 分 ) 管 営 業 品 の 仕 入 れ 代 金 理 光 熱 水 費 ( 電 気 水 道 ガス 冷 暖 房 代 営 業 用 車 両 燃 料 費 ) 費 使 用 料 及 び 賃 借 料 ( 家 賃 リース 料 ) 事 業 用 消 耗 品 代 * 投 資 的 な 支 出 を 除 く 本 体 の 維 持 管 理 費 現 状 復 帰 に 要 する 経 費 修 備 品 の 修 繕 費 理 部 品 の 取 替 え 費 用 費 * 改 装 改 築 費 等 は 除 く 役 人 的 サービスの 提 供 に 対 して 支 払 われる 経 費 務 通 信 運 搬 費 ( 郵 便 料 電 信 電 話 料 荷 造 運 搬 費 ) 費 広 告 料 次 に 掲 げるものも 勤 労 所 得 資 産 所 得 事 業 所 得 等 に 含 まれる 1 独 立 行 政 法 人 日 本 学 術 振 興 会 法 ( 平 14. 法 159) 第 15 条 第 1 項 第 2 号 の 規 定 により 支 給 される 研 究 奨 励 金 2 雇 用 保 険 法 ( 昭 49. 法 116) 第 13 条 の 規 定 による 基 本 手 当 同 法 第 36 条 の 規 定 による 技 能 習 得 手 当 及 び 寄 宿 手 当 同 法 第 37 条 の 規 定 による 傷 病 手 当 同 法 第 56 条 の2によ る 就 業 促 進 手 当 3 戦 傷 病 者 戦 没 者 遺 族 等 援 護 法 ( 昭 27. 法 127) 第 23 条 により 支 給 される 遺 族 年 金 4 生 活 保 護 法 ( 昭 25. 法 144) 第 12 条 及 び 第 31 条 に 基 づく 生 活 扶 助 料 5 国 家 公 務 員 等 共 済 組 合 法 ( 昭 33. 法 128) 第 66 条 第 3 項 による 退 職 組 合 員 の 傷 病 手 当 金 6 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 ( 昭 37. 法 152) 第 68 条 第 3 項 による 退 職 組 合 員 の 傷 病 手 当 金 7 恩 給 法 ( 大 12. 法 48) 第 65 条 第 2 項 及 び 第 75 条 第 2 項 に 基 づく 加 給 8 未 帰 還 者 留 守 家 族 等 援 護 法 ( 昭 28. 法 161) 第 7 条 により 支 給 される 留 守 家 族 手 当 9 国 民 年 金 法 ( 昭 34. 法 141) 第 37 条 に 基 づく 遺 族 基 礎 年 金 ( 注 ) 学 生 生 徒 奨 学 金 については 学 資 金 として 支 給 貸 与 されるものであり 扶 養 親 族 の 所 得 には 該 当 しない (2) 所 得 が 基 準 年 額 以 上 であるかどうかの 判 定 は 次 による 1 年 額 による 場 合 恩 給 年 金 利 子 配 当 農 業 所 得 等 のようにその 所 得 が 年 1 回 ないし 数 回 に 限 られて いるとか 所 得 の 時 期 が 不 特 定 の 場 合 には 年 額 そのものにより 判 定 するものとし 扶 養 の 事 実 が 生 じた 日 から1 年 間 の 所 得 による ( 注 ) 夏 期 のみの 雇 用 (いわゆる 季 節 的 雇 用 ) 等 その 雇 用 があらかじめ 短 期 間 に 限 ら れている 場 合 は 年 額 により 判 定 し 逆 に 将 来 に 向 かって 雇 用 の 継 続 が 予 想 され る 場 合 は 後 に 述 べるように 月 額 により 判 定 する 基 準 年 額 の 判 定 は 将 来 恒 常 的 に 得 るであろう 収 入 により 行 うものとし 前 年 度 の 所 得 額 証 明 書 を 添 付 するが これは 事 実 の 生 じた 日 から 将 来 にわたって1 年 間 の 所 得 を 推 定 するにすぎない また 基 準 年 額 には 退 職 一 時 金 宅 地 建 物 農 地 等 の 売 却 による 所 得 は 含 まれない が その 所 得 による 利 子 配 当 等 は 基 準 年 額 に 含 まれる -5-
( 問 ) 職 員 名 義 の 農 業 所 得 が2,700,000 円 あり 農 業 委 員 会 の 公 的 証 明 で 農 業 従 事 日 数 は 職 員 が30 日 職 員 の 実 母 (65 歳 )が90 日 職 員 の 配 偶 者 が150 日 となっている また 職 員 の 兄 弟 姉 妹 から 職 員 の 実 母 に 関 して 扶 養 していない 旨 の 申 立 書 の 提 出 もあり 職 員 が 主 として 実 母 を 扶 養 する 理 由 を 詳 細 に 書 いた 申 立 書 の 提 出 もある 又 実 父 は 死 亡 している なお 職 員 の 実 母 及 び 配 偶 者 ともに 所 得 額 証 明 書 では0 円 となっており 恩 給 等 の 給 付 を 受 けていない この 場 合 職 員 の 実 母 及 び 配 偶 者 を 扶 養 親 族 とすることができるか ( 答 ) 農 業 等 の 所 得 額 については その 所 得 の 名 義 人 を 問 わず 現 に 配 偶 者 又 は 父 母 等 の 農 業 等 に 従 事 した 労 働 度 に 応 じて 評 価 される 対 価 ( 所 得 額 を 従 事 人 員 及 びそれらの 従 事 者 の 従 事 日 数 によって 比 例 配 分 する )を 算 出 することにより 判 定 する 設 例 の 場 合 農 業 所 得 が2,700,000 円 あるが これを 農 業 従 事 日 数 で 比 例 配 分 すると 職 員 の 農 業 所 得 は 2,700,000 円 30/270= 300,000 円 配 偶 者 の 農 業 所 得 は 2,700,000 円 150/270=1,500,000 円 実 母 の 農 業 所 得 は 2,700,000 円 90/270= 900,000 円 となる したがって 職 員 の 配 偶 者 は 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 となり 扶 養 親 族 として 認 定 で きないが 職 員 の 実 母 は 基 準 年 額 未 満 となるので 扶 養 親 族 として 認 定 できる 2 月 額 による 場 合 年 間 所 得 の 合 計 額 が 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 であるかどうかを 判 定 するに 当 たって は 原 則 的 には 年 額 によることとなるが 例 えば 家 賃 収 入 のように 毎 月 収 入 がある 場 合 や 官 公 庁 会 社 等 に 勤 務 して 月 々 給 与 を 得 ている 場 合 で 相 当 長 期 間 にわたって 毎 月 定 まった 収 入 がある 場 合 には その 月 額 をもって 認 定 する 方 がより 適 切 であり 実 際 に も 即 していると 考 えられるので このような 場 合 には 収 入 の 月 額 と 基 準 年 額 に12 分 の1 を 乗 じて 得 た 額 (1,300,000 円 1/12=108,333.3 円 以 下 基 準 月 額 という ) をもって 判 定 する なお パート 従 業 員 等 で 月 々の 所 得 が 大 きく 変 動 し 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 又 は 基 準 月 額 (108,333.3 円 ) 以 上 の 所 得 を 恒 常 的 に 得 るか 予 め 判 定 し 難 い 場 合 には 3か 月 程 度 の 所 得 の 実 績 ( 平 均 月 額 )により 判 定 する ( 注 ) 月 々の 収 入 が 不 安 定 な 者 を 扶 養 親 族 として 認 定 した 場 合 における 返 納 の 取 扱 い としては 3か 月 の 平 均 所 得 が 基 準 月 額 (108,333.3 円 ) 以 上 で かつ 当 該 3か 月 の 当 初 月 を 起 算 月 とした 向 こう1 年 間 の 所 得 が 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 となった 場 合 に 当 該 当 初 月 に 支 給 された 扶 養 手 当 等 が 返 納 の 対 象 となる なお 月 々の 所 得 が 変 動 するとしても 将 来 にわたる1 年 間 の 所 得 が 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 になると 推 定 される 場 合 には その 者 は 扶 養 親 族 としての 要 件 を 欠 くこととなるので 注 意 すること ( 問 ) 職 員 の 扶 養 親 族 たる 配 偶 者 が 臨 時 職 員 として 採 用 され 月 額 110,000 円 程 度 の 収 入 を 得 ることとなったが 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 の 収 入 を 得 るとは 直 ちに 確 認 し 難 い 場 合 この 就 職 期 間 中 も 引 き 続 き 扶 養 親 族 としてよいか ( 答 ) 設 例 の 場 合 配 偶 者 が 季 節 的 雇 用 と 異 なり 将 来 に 向 かって 雇 用 の 継 続 が 予 想 される 限 り 毎 月 の 所 得 が 基 準 年 額 (130 万 円 )の12 分 の1の 額 (108,333.3 円 ) 以 上 であれば その 就 職 期 間 中 はその 扶 養 親 族 たる 要 件 を 欠 くこととなり 逆 に その 雇 用 が 季 節 的 雇 用 のようにあらかじめ 限 られているもので その 予 想 される 年 額 が 基 準 年 額 未 満 となる のであれば 就 職 期 間 中 も 引 き 続 き 扶 養 親 族 として 差 し 支 えない ( 問 ) 雇 用 保 険 法 の 規 定 による 基 本 手 当 を 受 給 している 者 を 扶 養 親 族 として 認 定 すること ができるか ( 答 ) 雇 用 保 険 法 による 基 本 手 当 は 就 職 を 前 提 とした 失 業 期 間 中 の 生 活 補 助 的 なものと 解 されているので 日 々に 受 ける 手 当 額 をもって 判 断 することが 適 当 であると 考 えられる したがって 基 本 手 当 の 日 額 に30を 乗 じて 得 た 額 が 基 準 月 額 (108,333.3 円 ) 以 上 で ある 場 合 には その 受 給 期 間 中 は 扶 養 親 族 として 認 定 できない -6-
( 問 ) 職 員 の 配 偶 者 が 会 社 に 就 職 し 月 額 100,000 円 の 給 料 を 受 けることとなった 就 職 し た 日 から 将 来 にわたって1 年 間 に2か 月 (200,000 円 ) 程 度 の 賞 与 が 見 込 める 場 合 引 き 続 き 扶 養 親 族 とすることができるか ( 答 )あらかじめ 賞 与 等 の 所 得 が 見 込 める 場 合 には その 額 の12 分 の1の 額 ( 設 例 の 場 合 16,666 円 )を 給 与 月 額 に 加 算 した 額 ( 設 例 の 場 合 116,666 円 )により 判 定 することにな るので 設 例 の 場 合 就 職 した 日 から 扶 養 親 族 の 要 件 を 欠 くことになる なお 賞 与 等 の 所 得 を 含 めた 給 料 月 額 が 基 準 月 額 (108,333.3 円 ) 未 満 であると 判 断 し 扶 養 親 族 として 認 定 したが 賞 与 等 の 支 給 を 受 け その 額 の12 分 の1の 額 を 給 料 月 額 に 加 算 した 場 合 に 基 準 月 額 以 上 となったときは 就 職 した 日 から 扶 養 親 族 としての 要 件 を 欠 くことになり 既 に 支 給 された 扶 養 手 当 等 は 返 納 することとなる( 農 業 等 で 実 収 入 が 基 準 年 額 (130 万 円 ) 以 上 となった 場 合 も 返 納 することになる ) 4 主 たる 扶 養 者 について 職 員 が 他 の 者 と 共 同 して 同 一 人 を 扶 養 する 場 合 には その 職 員 が 主 たる 扶 養 者 である 場 合 に 限 り その 者 の 扶 養 親 族 として 認 定 することができる 根 拠 : 支 給 規 則 第 12 条 第 1 項 なお 主 たる 扶 養 者 の 判 断 は 扶 養 者 の 資 力 収 入 及 び 家 計 の 実 態 並 びに 社 会 常 識 等 と 総 合 的 に 勘 案 して 行 うこととし 健 康 保 険 制 度 所 得 税 法 上 の 扶 養 控 除 等 には 影 響 されないもので ある (1) 子 を 扶 養 する 場 合 1 夫 婦 の 片 方 が 職 員 の 場 合 原 則 として 職 員 を 共 通 扶 養 親 族 の 主 たる 扶 養 者 とみなす ただし 配 偶 者 が 勤 務 先 で 共 通 扶 養 親 族 に 係 る 扶 養 手 当 等 ( 扶 養 手 当 に 相 当 するものを 含 む 以 下 同 じ )を 受 給 していない 場 合 に 限 る 2 夫 婦 とも 職 員 の 場 合 原 則 として いずれか 届 出 のあった 職 員 を 共 通 扶 養 親 族 の 主 たる 扶 養 者 とみなす た だし 複 数 の 共 通 扶 養 親 族 を 夫 婦 で 分 割 して 認 定 することはできない (2) 父 母 ( 祖 父 母 孫 弟 妹 重 度 心 身 障 害 者 を 含 む 以 下 同 じ )を 扶 養 する 場 合 同 居 しているいないにかかわらず 事 実 上 職 員 が 主 たる 扶 養 者 として 父 母 を 扶 養 してい るかどうかにより 判 断 する ( 注 ) 職 員 の 兄 弟 姉 妹 が 父 母 を 主 として 扶 養 していない 理 由 等 の 資 料 (これを 証 明 する 所 得 額 証 明 書 会 社 等 で 父 母 の 扶 養 手 当 を 受 けていない 証 明 書 及 び 扶 養 していない 旨 の 申 立 書 等 )の 提 出 を 求 め 父 母 を 扶 養 していない 事 情 職 員 が 扶 養 しなければならな い 事 情 等 を 詳 細 に 調 査 のうえ 認 定 する ( 問 ) 長 男 である 職 員 が 勤 務 場 所 の 関 係 で 母 と 別 居 しており 父 は 亡 く 母 に 毎 月 25,000 円 ボーナス 時 に50,000 円 年 間 計 400,000 円 を 送 金 している 母 は 満 62 歳 で 年 金 等 も なく 無 職 無 収 入 である 二 男 は 東 京 の 民 間 会 社 に 就 職 し 月 収 200,000 円 の 給 与 を 得 て おり 母 に 関 する 扶 養 手 当 は 受 けていないが 毎 月 10,000 円 ( 年 間 120,000 円 )の 送 金 を 母 にしている 妹 は 岡 山 市 に 嫁 いで 主 婦 に 専 念 しており 母 への 送 金 はしていない こ の 場 合 母 を 職 員 の 扶 養 親 族 として 認 定 できるか ( 答 ) 設 例 の 場 合 母 の 生 計 が 主 として 職 員 からの 送 金 によってまかなわれていると 認 めら れるから 母 を 職 員 の 扶 養 親 族 として 認 定 して 差 し 支 えないが その 送 金 額 等 からみて 母 の 生 計 は 当 然 に 他 の 家 族 の 収 入 によって 営 まれていると 認 められる 場 合 には 母 を 職 員 の 扶 養 親 族 として 認 定 できない ( 注 ) 別 居 している 父 母 等 を 認 定 している 場 合 の 事 後 確 認 については 送 金 等 の 証 明 を 徴 して 扶 養 の 事 実 を 客 観 的 に 確 認 すること ( 参 考 ) 職 員 が 父 母 等 と 別 居 している 場 合 当 該 父 母 等 の 全 収 入 ( 父 母 等 の 所 得 及 び 職 員 その 他 の 者 の 送 金 等 による 収 入 の 合 計 )の3 分 の1 以 上 の 送 金 が 必 要 ただし 兄 弟 姉 妹 等 と 共 同 して 父 母 等 を 扶 養 している 場 合 は 職 員 の 負 担 が 他 の 誰 よりも 上 回 って いる 場 合 は 主 として 職 員 の 扶 養 を 受 けているとみなす -7-
職 員 と 兄 弟 姉 妹 が 共 同 で 父 を 扶 養 している 場 合 の 負 担 額 例 : 父 の 所 得 額 60 万 円 職 員 の 送 金 額 50 万 円 弟 の 送 金 額 30 万 円 職 員 の 送 金 額 (50 万 円 )は 父 の 所 得 額 (60 万 円 )を 上 回 っていないが 父 の 全 収 入 (140 万 円 )の3 分 の1 以 上 で かつ 弟 の 送 金 額 (30 万 円 )を 上 回 っていることから 認 定 することができる 事 実 証 明 ( 第 三 者 的 視 点 に 耐 えうるもの) 扶 養 している 事 実 の 申 立 書 及 びその 事 実 を 証 明 する 資 料 ( 送 金 等 の 証 明 ) 別 居 理 由 書 及 び 別 居 先 の 家 族 状 況 ( 特 に 収 入 関 係 を 明 記 のこと)を 詳 細 に 記 し た 書 類 ( 問 ) 職 員 と 同 一 生 計 の 実 父 母 で 職 員 の 父 に 恩 給 所 得 ( 年 額 1,500,000 円 )がある 場 合 母 を 職 員 の 扶 養 親 族 として 認 定 することができるか ( 答 ) 設 例 のような 場 合 その 認 定 は 単 に 父 の 所 得 のみで 判 断 するのではなく 母 が 現 に 主 として 職 員 の 扶 養 を 受 けているかどうかという 扶 養 の 実 態 を 十 分 に 把 握 したうえで( 父 母 の 所 得 の 合 計 が 標 準 的 な 二 人 世 帯 の 生 計 費 (260 万 円 ) 以 上 となる 場 合 は 母 が 主 と して 職 員 の 扶 養 を 受 けているとは 認 め 難 い ) 認 定 すべきである 第 4 支 給 方 法 1 支 給 額 扶 養 手 当 の 額 は 配 偶 者 ( 届 出 をしていないが 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 にある 者 を 含 む ) は 月 額 13,000 円 配 偶 者 以 外 の 扶 養 親 族 については 1 人 につき 月 額 6,500 円 ( 配 偶 者 がいない 場 合 にあっては そのうち1 人 については 月 額 11,000 円 )である ただし 扶 養 親 族 である 子 ( 孫 弟 妹 を 除 く )のうち 特 定 期 間 にある 子 がいる 場 合 は 上 記 の 手 当 額 に5,000 円 加 算 した 額 とする 根 拠 : 給 与 条 例 第 12 条 第 3 項 第 4 項 なお 特 定 期 間 にある 子 の 手 当 額 の 認 定 にあたっては 新 たに 届 出 を 必 要 とせず 扶 養 手 当 認 定 簿 に 記 載 された 生 年 月 日 により その 事 実 を 確 認 し 手 当 の 月 額 を 認 定 ( 手 当 額 の 変 更 ) する ( 平 成 19 年 4 月 1 日 改 定 ) 家 族 の 構 成 配 偶 者 以 外 の 扶 養 親 族 配 偶 者 世 帯 の 形 態 1 人 目 2 人 目 以 降 扶 養 親 族 で あ る 配 偶 者 を 有 す る 場 合 13,000 円 6,500 円 6,500 円 扶 養 親 族 で な い 配 偶 者 を 有 す る 場 合 0 円 6,500 円 6,500 円 配 偶 者 が な い 場 合 - 11,000 円 6,500 円 2 支 給 の 始 期 及 び 終 期 (1) 支 給 の 始 期 1 新 たに 職 員 となった 者 に 扶 養 親 族 がある 場 合 には その 者 が 職 員 となった 日 扶 養 親 族 がいない 職 員 に 新 たに 扶 養 親 族 たる 要 件 を 具 備 するに 至 った 者 が 生 じた 場 合 には そ の 事 実 が 生 じた 日 の 属 する 月 の 翌 月 から 支 給 を 開 始 する 2 1の 職 員 となった 日 又 は 事 実 の 生 じた 日 が 月 の 初 日 であるときは その 日 の 属 する 月 から 支 給 を 開 始 する 3 扶 養 親 族 届 に 関 係 書 類 を 添 えた 届 出 を 職 員 となった 日 又 は 事 実 の 生 じた 日 から15 日 を 経 過 した 後 に 認 定 権 者 が 受 理 したときは その 届 出 を 受 理 した 日 の 属 する 月 の 翌 月 (その 日 が 月 の 初 日 であるときは その 日 の 属 する 月 )から 支 給 を 開 始 する 根 拠 : 給 与 条 例 第 13 条 第 2 項 第 3 項 -8-
( 注 )15 日 の 起 算 は 民 法 第 140 条 の 例 により 職 員 となった 日 又 は 事 実 の 生 じた 日 の 翌 日 (その 事 実 が 午 前 零 時 に 生 じたときは その 日 )からとする ただし 15 日 目 が 週 休 日 休 日 年 末 年 始 の 休 日 に 該 当 する 場 合 は 民 法 第 142 条 の 規 定 に 準 じてその 期 間 はその 翌 日 をもって 満 了 とする ( 問 ) 結 婚 後 入 籍 日 まで 若 干 の 期 間 を 経 過 している 場 合 入 籍 日 をもって 事 実 の 生 じた 日 として 取 り 扱 うことができるか ( 答 ) 職 員 の 配 偶 者 に 係 る 扶 養 手 当 の 支 給 については 一 般 的 には 婚 姻 の 届 出 のいかんにか わらず 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 の 生 じた 日 ( 通 常 の 場 合 は 結 婚 式 挙 行 の 日 )をも って 事 実 の 生 じた 日 として 取 り 扱 うこととなっている ( 問 ) 満 60 歳 となる 父 を 認 定 しようとする 場 合 4 月 1 日 が 誕 生 日 であるときは 満 60 歳 にな るのはいつと 解 するのか ( 答 ) 年 齢 の 算 定 は 年 齢 計 算 ニ 関 スル 法 律 ( 明 治 35 年 法 第 50 号 ) により 出 生 の 日 か ら 起 算 し 誕 生 日 の 前 日 つまり 設 例 の 場 合 3 月 31 日 に 満 60 歳 になる (2) 支 給 の 終 期 扶 養 手 当 を 受 けている 職 員 が 退 職 し 若 しくは 死 亡 した 場 合 又 は 扶 養 手 当 を 受 けてい る 職 員 の 扶 養 親 族 で 扶 養 親 族 たる 要 件 を 欠 くことに 至 った 者 がある 場 合 には それぞれの 事 実 が 生 じた 日 の 属 する 月 (これらの 日 が 月 の 初 日 である 場 合 は その 属 する 月 の 前 月 ) をもって 支 給 を 終 了 する ( 問 ) 独 身 の 職 員 が 実 母 を 扶 養 していて 月 額 11,000 円 の 扶 養 手 当 を 受 給 していたが 6 月 15 日 に 結 婚 し 配 偶 者 は 扶 養 親 族 でない 旨 の 届 出 が6 月 22 日 にあった この 場 合 支 給 額 はどう 変 わるか ( 答 ) 設 例 の 場 合 6 月 15 日 を 事 実 発 生 の 日 としてとらえ 11,000 円 の 支 給 は 事 実 発 生 の 属 する 月 をもって 終 わり 扶 養 親 族 でない 配 偶 者 を 有 する 職 員 の 扶 養 手 当 の 額 は 扶 養 親 族 1 人 目 は6,500 円 支 給 されるので 7 月 から6,500 円 の 扶 養 手 当 が 支 給 されることになる ( 問 ) 職 員 の 扶 養 親 族 が 恩 給 ( 又 は 扶 助 料 )を 受 けることとなったために 扶 養 親 族 たる 要 件 を 欠 くに 至 った 場 合 事 実 の 生 じた 日 はいつか ( 答 ) 職 員 又 は 当 該 扶 養 親 族 が 当 該 恩 給 ( 又 は 扶 助 料 )の 受 給 権 発 生 を 了 知 し 得 べきこと となった 日 をもって 事 実 発 生 の 日 として 取 り 扱 うこととなる 3 随 時 確 認 認 定 権 者 は 扶 養 手 当 を 受 けている 職 員 について 支 給 要 件 支 給 月 額 等 が 適 正 であるかど うか 認 定 簿 等 により 実 態 を 随 時 確 認 するものとする( 少 なくとも 年 に1 回 は 確 認 すること ) 根 拠 : 支 給 規 則 第 12 条 の2 ( 注 1) 特 に 所 得 の 確 認 については 給 与 支 払 証 明 書 所 得 額 証 明 書 等 により 確 認 し 所 得 額 証 明 書 に 課 税 所 得 額 又 は 収 入 金 額 が 計 上 されている 場 合 は 必 ず 源 泉 徴 収 票 給 与 支 払 証 明 書 確 定 申 告 書 の 写 年 金 払 込 通 知 書 等 により 確 認 することとなるが 自 営 業 者 等 で 事 業 収 入 不 動 産 収 入 等 がある 場 合 にあっては 特 に 注 意 すること また 第 3 認 定 基 準 3 扶 養 親 族 の 所 得 (1)1~9の 所 得 の 中 には 遺 族 年 金 障 害 年 金 等 のように 所 得 額 証 明 書 に 計 上 されないものもあるので 注 意 すること ( 注 2) 別 居 の 親 等 への 送 金 にかかる 確 認 については 現 金 書 留 の 領 収 書 や 通 帳 の 写 し 等 の 事 実 を 客 観 的 に 証 明 できる 書 類 により 確 認 すること -9-
4 そ の 他 (1) 扶 養 手 当 は 給 料 の 支 給 方 法 に 準 じて 支 給 する したがって 職 員 が 休 職 若 しくは 停 職 にされた 場 合 専 従 の 許 可 若 しくは 育 児 休 業 の 承 認 を 受 けた 場 合 外 国 の 地 方 公 共 団 体 の 機 関 等 に 派 遣 される 職 員 の 処 遇 等 に 関 する 条 例 第 2 条 第 1 項 若 しくは 公 益 的 法 人 等 への 職 員 の 派 遣 等 に 関 する 条 例 第 2 条 第 1 項 の 規 定 により 派 遣 された 場 合 又 は 大 学 院 修 学 休 業 若 しく は 自 己 啓 発 休 業 をした 場 合 あるいはこれらの 期 間 の 終 了 により 職 務 に 復 帰 した 場 合 のそ の 月 分 は 日 割 計 算 により 支 給 することとなる 根 拠 : 支 給 規 則 第 9 条 第 1 項 第 5 条 第 1 項 ( 問 ) 通 常 に 勤 務 している 職 員 が 月 の 中 途 に 離 職 した 場 合 には その 月 分 の 扶 養 手 当 は 全 額 が 支 給 されるが 次 のように 休 職 者 ( 扶 養 親 族 : 配 偶 者 子 2 人 )が 月 の 中 途 に 復 職 した 場 合 には それぞれどのように 支 給 すべきか ( 平 成 26 年 の 暦 の 場 合 ) (イ) 休 職 (80/100 支 給 ) 4/1 4/16 4/30 (ロ) 休 職 ( 無 給 ) 復 職 4/1 4/16 4/30 復 職 ( 答 ) (イ) 休 職 期 間 中 の 額 (26,000 円 80/100) 11/22=10,400 円 復 職 後 の 額 26,000 円 11/22=13,000 円 (ロ) 休 職 期 間 中 の 額 (26,000 円 0/100) 11/22=0 円 復 職 後 の 額 26,000 円 11/22=13,000 円 (2) 職 員 が 任 命 権 者 を 異 にして 異 動 した 場 合 の 扶 養 手 当 は その 異 動 した 日 の 属 する 月 の 初 日 に 職 員 が 所 属 する 任 命 権 者 においてその 月 分 を 支 給 する 根 拠 : 支 給 規 則 第 9 条 第 2 項 (3) 職 員 が 給 与 条 例 第 15 条 の 規 定 により 給 与 額 を 減 額 された 場 合 あるいは 減 給 の 処 分 を 受 けた 場 合 に 給 料 を 減 額 されるときにおいても 扶 養 手 当 は 減 額 されない 根 拠 : 支 給 規 則 第 13 条 第 5 教 育 人 事 課 への 合 議 及 び 協 議 (1) 職 員 が 祖 父 母 父 母 孫 弟 妹 及 び 重 度 心 身 障 害 者 を 扶 養 親 族 とする 場 合 は 扶 養 親 族 認 定 関 係 書 類 の 写 しを 添 えて 県 立 学 校 にあっては 教 育 人 事 課 に 合 議 すること また 小 中 学 校 にあっては 教 育 人 事 課 に 協 議 すること (2) 扶 養 手 当 の 返 納 を 要 する 場 合 には 扶 養 親 族 認 定 簿 一 件 綴 をはじめ 収 入 が 所 得 限 度 額 を 超 えるに 至 ったことを 証 明 する 書 類 手 当 返 納 額 計 算 書 等 に 本 人 の 顛 末 書 及 び 所 属 長 の 意 見 書 を 添 えて 県 立 学 校 にあっては 教 育 人 事 課 に 合 議 すること また 小 中 学 校 にあっ ては 教 育 人 事 課 に 協 議 すること( 所 属 長 の 意 見 書 以 外 は 写 し) -10-