平成28年(2016年)熊本地震に関するQ&A

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スライド 1

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

不 動 産 所 得 の 赤 字 < 土 地 等 の 取 得 の 負 債 利 子 なら 300 万 500 万 不 動 産 所 得 の 赤 字 300 万 のうち 利 子 分 の500 万 は 通 算 できない = 赤 字 分 の300 万 は 全 額 通 算 できないことになる = 損 益 通 算


給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

平成16年度


所令要綱

所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 予 定 納 税 額 の 減 額 申 請 ( 平 成 19 年 以 降 用 ) ( 平 成 24 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 ( 平 成 25 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

< 圧 縮 記 帳 の 効 果 > 圧 縮 記 帳 を 適 用 した 場 合 に 得 られる 税 務 上 の 効 果 はどのようなものでしょうか 前 述 のように 圧 縮 記 帳 の 制 度 目 的 は 補 助 金 等 の 受 贈 益 に 対 して 直 ちに 課 税 しないことにより 補 助 目 的

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併

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別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

国税連携ファイル記録項目一覧

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目 次 1 個 人 基 本 情 報 個 人 基 本 情 報 入 力 画 面 の 分 散 4 申 告 区 分 および 申 告 種 類 の 選 択 方 法 5 繰 越 損 失 入 力 年 別 の 繰 越 損 失 額 入 力 に 対 応 6 作 成 手 順 作 成 手 順 の 流 れを 提 供 7 所 得


目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

後期高齢者医療制度

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

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賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

平成22年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引

公 共 債 の 税 金 について Q 公 共 債 の 利 子 に 対 する 税 金 はどのようになっていますか? 平 成 28 年 1 月 1 日 以 後 に 個 人 のお 客 様 が 支 払 いを 受 ける 国 債 や 地 方 債 などの 特 定 公 社 債 ( 注 1) の 利 子 については

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種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

平成21年分 確定申告書作成シート

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Ⅲ 相 続 財 産 の 分 割 に 関 する 確 認 事 項 1 遺 言 がありますか? 有 遺 言 公 正 証 書 又 は 家 公 証 人 役 場 等 要 月 日 無 庭 裁 判 所 の 検 認 を 受 否 ( 通 ) けた 遺 言 書 2 死 因 贈 与 があります 有 贈 与 契 約 書 要

第一部【証券情報】

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

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目 次 第 1 部 個 人 所 得 税 の 概 要 居 住 者 非 居 住 者 の 定 義 4 個 人 所 得 税 の 納 付 のしかた( 給 不 所 得 者 ) 5 居 住 者 の 個 人 所 得 税 額 の 計 算 のしくみ( 給 不 所 得 者 ) 6 非 居 住 者 の 個 人 所 得 税

 

(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口

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c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

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用 語 の 意 義 このFAQにおいて 使 用 している 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 用 語 意 義 所 得 税 法 ( 所 法 ) 所 得 税 法 ( 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 )をいいます 所 得 税 法 施 行 令 ( 所 令 ) 所 得 税 法 施 行 令 ( 昭

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

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敷 金 保 証 金 投 資 有 価 証 券 子 会 社 株 式 関 連 会 社 株 式 ( 負 債 の 部 ) 科 目 大 科 目 中 科 目 流 動 負 債 固 定 負 債 ( 正 味 財 産 の 部 ) 基 金 科 支 払 手 形 未 払 金 前 受 金 預 り 金 短 期 借 入 金 1 年

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H25要綱本文

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資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

雑 所 得 ( 公 的 年 金 収 入 )がある 方 源 泉 徴 収 票 の 写 しを 添 付 してください () 収 入 金 額 等 の 公 的 年 金 等 キ の 欄 に 受 け 取 った( 税 等 天 引 き 前 の) 年 金 額 を 記 入 します () 所 得 金 額 の 雑 7 の 欄

32 農事組合法人法人用パンフ_24.2一部改正)

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

給 与 所 得 者 の 住 民 税 は 特 別 徴 収 されますが 退 職 で 給 与 が 支 払 われなくなった 場 合 給 与 からの 天 引 きを することができなくなります この 場 合 特 別 徴 収 ができなくなる 残 額 について 普 通 徴 収 の 方 法 で 納 付 していた だく

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若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の

義援金に関する税務上の取扱いFAQ

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積 み 立 てた 剰 余 金 の 配 当 に 係 る 利 益 準 備 金 の 額 は 利 益 準 備 金 1 の 増 3 に 記 載 します ⑸ 平 成 22 年 10 月 1 日 以 後 に 適 格 合 併 に 該 当 しない 合 併 により 完 全 支 配 関 係 がある 被 合 併 法 人 か

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

確 定 申 告 書 を 提 出 することができるが 居 住 者 が 年 の 中 途 で 出 国 する 場 合 において その 年 分 の 所 得 税 につ いてその 申 告 書 を 提 出 することができる 場 合 に 該 当 するときは 税 務 署 長 に 対 し 確 定 申 告 書 を 提 出

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

平 成 19 年 分 以 降 の 所 得 税 において 住 宅 ローン 控 除 の 適 用 がある 方 平 成 11 年 1 月 1 日 から 平 成 18 年 12 月 31 日 までに 入 居 した 方 平 成 19 年 以 降 に 入 居 した 方 については 住 民 税 の 住 宅 ローン

配 当 所 得 は 他 の 所 得 と 総 合 し 累 進 税 率 を 適 用 して 税 額 を 計 算 し ますが 一 定 の 上 場 株 式 等 の 配 当 等 については 他 の 所 得 と 分 離 して 税 額 を 計 算 する 申 告 分 離 課 税 を 選 択 することができます ただし

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65 発 送 管 理 2 賦 課 期 日 情 報 66 発 送 管 理 3 賦 課 期 日 情 報 67 発 送 管 理 4 賦 課 期 日 情 報 68 発 送 管 理 5 賦 課 期 日 情 報 69 発 送 管 理 6 賦 課 期 日 情 報 70 発 送 管 理 7 賦 課 期 日 情 報

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目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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ただし 平 成 26 年 1 月 から3 月 までの 間 に 失 職 し 平 成 26 年 4 月 以 降 も 引 き 続 き 失 職 している 場 合 ( 平 成 26 年 度 に 新 入 学 ( 編 転 入 学 を 含 む )をした 者 であって 平 成 25 年 度 に 私 立 高 校 等 に

【労働保険事務組合事務処理規約】

寄 附 申 込 書 平 成 年 月 日 一 般 社 団 法 人 滋 賀 県 発 明 協 会 会 長 清 水 貴 之 様 ご 住 所 ご 芳 名 ( 会 社 名 ) 印 下 記 により 貴 協 会 に 寄 附 を 申 し 込 みます 記 1. 寄 附 金 額 金 円 也 1. 寄 付 金 の 種 類

定款

Transcription:

目 次 Q1 震 災 で 家 財 道 具 を 失 ってしまいました この 損 害 を 税 金 で 控 除 する 制 度 があると 聞 きました 雑 損 控 除 について 教 えてください Q2 私 は サラリーマン(または 年 金 受 給 者 )なのですが 震 災 による 被 害 を 受 けた 場 合 支 給 される 給 与 (または 年 金 )について 源 泉 徴 収 の 猶 予 や 源 泉 所 得 税 の 還 付 を 受 けられますか Q3 私 は 個 人 で 事 業 を 行 っているのですが 震 災 により 事 業 用 資 産 が 損 害 を 受 けました この 場 合 の 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか Q4 私 は 被 災 して 勤 務 先 から 災 害 見 舞 金 をもらいました 災 害 見 舞 金 について 所 得 税 は 課 税 されるので しょうか また 勤 務 先 から 生 活 の 資 金 として 無 利 息 で 貸 付 を 受 けていますが 税 金 が 発 生 すること はありませんか Q5 私 は 個 人 として 日 本 赤 十 字 社 に 義 援 金 を 寄 付 しました この 場 合 所 得 税 の 取 扱 いはどうなります か また 被 災 地 で 活 動 している NPO にも 義 援 金 を 寄 付 しようと 思 っていますが この 場 合 は 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか Q6 震 災 で 自 宅 が 全 壊 しました 所 得 税 の 減 免 はありますか Q7 当 社 は 法 人 として 義 援 金 を 寄 付 しました この 場 合 法 人 税 の 取 扱 いはどうなりますか また 被 災 地 で 活 動 している NPO 法 人 にも 義 援 金 を 寄 付 しようと 思 っていますが この 場 合 は 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか Q8 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )が 災 害 に 関 して 費 用 を 支 出 したのですが 税 務 上 はどのような 取 扱 いになりま すか Q9 不 動 産 を 相 続 しましたが 申 告 期 限 前 に 震 災 で 建 物 の 一 部 が 壊 れてしまい 価 値 が 激 減 してしまいまし た 相 続 税 は 相 続 した 時 点 の 価 値 で 申 告 しないといけないのでしょうか 申 告 期 限 後 に 災 害 が 発 生 した 場 合 はどうなりますか Q10 震 災 によって 事 務 処 理 が 困 難 になったため 消 費 税 の 課 税 制 度 を 一 般 課 税 から 簡 易 課 税 に 変 更 し たいのですが 認 められますか 1

Q11 酒 類 (またはたばこ ガソリン 等 ) 店 を 経 営 しています 在 庫 の 酒 類 (またはたばこ ガソリン 等 )が 震 災 で 売 り 物 にならなくなりましたが 課 税 済 みの 酒 税 (タバコ 税 揮 発 油 税 等 )について 救 済 は 受 けられま すか 2

Q1 震 災 で 家 財 道 具 を 失 ってしまいました この 損 害 を 税 金 で 控 除 する 制 度 があると 聞 きました 雑 損 控 除 について 教 えてください A1 納 税 者 本 人 または 納 税 者 と 生 計 を 一 つにする 配 偶 者 やその 他 の 親 族 でその 年 の 総 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 人 が 災 害 や 盗 難 横 領 によって 所 有 する 住 宅 や 家 財 など 生 活 に 通 常 必 要 な 資 産 に 損 害 を 受 けた 場 合 や 災 害 等 に 関 連 してやむを 得 ない 支 出 をした 場 合 に 一 定 の 金 額 の 所 得 控 除 を 受 けるこ とをいいます 住 宅 や 家 財 とは 納 税 者 本 人 または 納 税 者 と 生 計 を 一 つにする 配 偶 者 やその 他 の 親 族 でその 年 の 総 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 人 が 所 有 する 常 時 生 活 する 住 宅 又 は 日 常 生 活 に 通 常 必 要 な 家 具 什 器 衣 服 書 籍 その 他 の 家 庭 用 動 産 をいいます 雑 損 控 除 額 は 次 の(1)と(2)のいずれか 多 い 方 の 金 額 になります (1) ( 損 害 金 額 + 災 害 関 連 支 出 の 金 額 - 保 険 金 等 で 補 てんされる 金 額 )-( 総 所 得 金 額 10%) (2) 災 害 関 連 支 出 の 金 額 -5 万 円 (5 万 円 以 下 のときは 零 ) 損 害 金 額 とは 損 害 を 受 けた 時 の 直 前 におけるその 資 産 の 時 価 を 基 準 にして 計 算 した 損 害 額 のことです 災 害 関 連 支 出 の 金 額 とは 災 害 により 滅 失 した 住 宅 家 財 などを 取 り 壊 したり 除 去 したりする ために 支 出 した 金 額 等 のことです 保 険 金 等 で 補 てんされる 金 額 とは 災 害 等 に 関 して 受 け 取 った 保 険 金 や 損 害 賠 償 金 などの 金 額 のことです 損 失 が 大 きく その 年 の 所 得 金 額 から 控 除 しきれない 場 合 には 翌 年 以 後 に 繰 り 越 して 各 年 の 所 得 金 額 から 控 除 することができます (3 年 間 が 限 度 です ) 別 荘 貴 金 属 類 書 画 骨 とう 美 術 工 芸 品 等 の 損 失 については 雑 損 控 除 の 対 象 にはなりません が 総 合 課 税 の 譲 渡 所 得 から 差 し 引 くことができます 3

Q2 私 は サラリーマン(または 年 金 受 給 者 )なのですが 震 災 による 被 害 を 受 けた 場 合 支 給 される 給 与 (または 年 金 )について 源 泉 徴 収 の 猶 予 や 源 泉 所 得 税 の 還 付 を 受 けられますか A2 災 害 で 住 宅 や 家 財 道 具 などに 損 害 が 生 じた 場 合 に 損 害 金 額 と 所 得 金 額 に 応 じて 源 泉 所 得 税 額 の 全 部 または 一 部 について 徴 収 猶 予 や 還 付 を 受 けることができます サラリーマンや 公 的 年 金 受 給 者 が 災 害 により 住 宅 や 家 財 など( 生 計 を 一 つにする 扶 養 親 族 が 所 有 する 場 合 も 含 みます )について 受 けた 損 害 金 額 が 住 宅 または 家 財 の 価 額 の2 分 の1 以 上 で か つ その 年 分 の 合 計 所 得 金 額 の 見 積 額 が1000 万 円 以 下 である 場 合 は 所 得 金 額 の 見 積 額 に 応 じ て 源 泉 所 得 税 額 の 全 部 または 一 部 について 徴 収 猶 予 や 還 付 を 受 けることができます 住 宅 や 家 財 とは 常 時 起 居 する 住 宅 又 は 日 常 生 活 に 通 常 必 要 な 家 具 什 器 衣 服 書 籍 その 他 の 家 庭 用 動 産 をいいますが 別 荘 や 貴 金 属 類 書 画 骨 とう 美 術 工 芸 品 等 で 1 個 又 は 1 組 の 価 格 が30 万 円 を 超 えるものは 含 まれません 災 害 による 住 宅 や 家 財 の 損 害 金 額 が 住 宅 または 家 財 の 価 額 の2 分 の1 未 満 または その 年 分 の 合 計 所 得 金 額 の 見 積 額 が1000 万 円 を 超 える 場 合 にも 災 害 による 損 害 金 額 について 雑 損 控 除 の 適 用 が 受 けられると 認 められるときは 源 泉 所 得 税 の 徴 収 猶 予 を 受 けることができます これらの 制 度 の 適 用 を 受 けるためには 給 与 や 年 金 の 支 払 者 ( 勤 務 先 年 金 事 務 所 等 )を 経 由 して 還 付 を 受 けようとする 場 合 は 直 接 災 害 を 受 けた 方 の 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 申 請 を 行 う 必 要 が あります サラリーマンが これらの 制 度 の 適 用 を 受 けた 場 合 は 年 末 調 整 がされないので 確 定 申 告 により 所 得 税 を 精 算 する 必 要 があります Q3 私 は 個 人 で 事 業 を 行 っているのですが 震 災 により 事 業 用 資 産 が 損 害 を 受 けました この 場 合 の 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか A3 損 害 金 額 を 必 要 経 費 として 所 得 金 額 から 減 算 することができます 災 害 によって 事 業 用 の 資 産 が 損 害 を 受 けた 場 合 は( 滅 失 した 場 合 だけでなく 減 価 があった 場 合 も 含 みます ) 事 業 所 得 の 計 算 上 その 損 害 金 額 の 全 額 が 必 要 経 費 となり 所 得 金 額 から 減 算 するこ とができます 4

Q4 私 は 被 災 して 勤 務 先 から 災 害 見 舞 金 をもらいました 災 害 見 舞 金 について 所 得 税 は 課 税 されるので しょうか また 勤 務 先 から 生 活 の 資 金 として 無 利 息 で 貸 付 を 受 けていますが 税 金 が 発 生 すること はありませんか A4 通 常 は 課 税 されません 個 人 が 支 払 を 受 ける 災 害 見 舞 金 で その 金 額 が 受 贈 者 ( 災 害 見 舞 金 をもらった 人 )の 社 会 的 地 位 贈 与 者 ( 勤 務 先 )との 関 係 に 照 らして 社 会 通 念 上 相 当 と 認 められる 場 合 は 所 得 税 は 課 税 されませ ん また 災 害 により 臨 時 に 多 額 の 生 活 資 金 が 必 要 となった 使 用 人 ( 従 業 員 )が 使 用 者 ( 勤 務 先 )から 生 活 資 金 に 充 てるために 低 利 又 は 無 利 息 で 貸 付 を 受 けた 場 合 その 返 済 に 要 する 合 理 的 な 期 間 内 であれば 通 常 の 利 息 相 当 額 について 課 税 しなくてよいこととされています Q5 私 は 個 人 として 日 本 赤 十 字 社 に 義 援 金 を 寄 付 しました この 場 合 所 得 税 の 取 扱 いはどうなります か また 被 災 地 で 活 動 している NPO にも 義 援 金 を 寄 付 しようと 思 っていますが この 場 合 は 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか A5 日 本 赤 十 字 社 等 の 公 共 性 の 高 い 団 体 への 寄 付 金 については 寄 付 金 控 除 として その 年 分 の 所 得 金 額 から 控 除 することができます NPO 法 人 の 場 合 は 寄 付 金 の 募 集 に 際 して 国 税 局 長 の 確 認 を 受 けた 認 定 NPO 法 人 であることが 必 要 です 個 人 が 国 や 地 方 公 共 団 体 日 本 赤 十 字 社 中 央 共 同 募 金 会 などの 団 体 に 義 援 金 を 寄 付 した 場 合 は その 寄 付 した 金 額 から2000 円 を 差 し 引 いた 金 額 を 寄 付 金 控 除 としてその 年 分 の 所 得 金 額 から 控 除 することができます ただし 控 除 額 は 所 得 金 額 の40% 相 当 額 が 上 限 となります NPOについては 国 税 庁 長 官 から 認 定 を 受 けたNPO 法 人 ( 認 定 特 定 非 営 利 活 動 法 人 )に 対 し 特 定 非 営 利 活 動 に 係 る 事 業 に 関 連 する 寄 付 金 をしたことが 必 要 です 寄 付 金 控 除 をするためには 来 年 度 分 の 確 定 申 告 において 義 援 金 を 寄 付 したことが 確 認 できる 書 類 ( 領 収 書 振 込 票 等 )が 必 要 となります 5

Q6 震 災 で 自 宅 が 全 壊 しました 所 得 税 の 減 免 はありますか A6 災 害 で 住 宅 や 家 財 道 具 などに 損 害 が 生 じた 場 合 に 所 得 税 の 軽 減 や 免 除 を 受 ける 方 法 として 所 得 税 法 に 定 める 雑 損 控 除 の 方 法 と 災 害 減 免 法 ( 災 害 被 害 者 に 対 する 租 税 の 減 免 徴 収 猶 予 等 に 関 する 法 律 )に 定 める 所 得 税 の 軽 減 免 除 の 方 法 があり どちらか 有 利 な 方 を 選 ぶことにとなります 災 害 又 は 盗 難 若 しくは 横 領 によって 資 産 について 損 害 を 受 けた 場 合 等 には 雑 損 控 除 として 一 定 の 金 額 の 所 得 控 除 を 受 けることができます 災 害 によって 受 けた 住 宅 や 家 財 の 損 害 金 額 ( 保 険 により 補 てんされる 金 額 を 除 く)が その 時 価 の2 分 の1 以 上 で かつ 災 害 にあった 年 の 所 得 金 額 の 合 計 額 が1000 万 円 以 下 のときにおいて その 災 害 による 損 失 額 について 雑 損 控 除 を 受 けない 場 合 は 災 害 減 免 法 により 所 得 金 額 の 合 計 額 に 応 じて 所 得 税 が 軽 減 または 免 除 されます Q7 当 社 は 法 人 として 義 援 金 を 寄 付 しました この 場 合 法 人 税 の 取 扱 いはどうなりますか また 被 災 地 で 活 動 している NPO 法 人 にも 義 援 金 を 寄 付 しようと 思 っていますが この 場 合 は 所 得 税 の 取 扱 いはどうなりますか A7 日 本 赤 十 字 社 等 の 公 共 性 の 高 い 団 体 への 寄 付 金 については 寄 付 した 金 額 の 全 額 を 損 金 の 額 に 算 入 することができます NPO 法 人 の 場 合 は 寄 付 金 の 募 集 に 際 して 国 税 局 長 の 確 認 を 受 けた 認 定 NPO 法 人 であることが 必 要 です 法 人 が 国 や 地 方 公 共 団 体 日 本 赤 十 字 社 中 央 共 同 募 金 会 などの 団 体 に 義 援 金 を 寄 付 した 場 合 は その 寄 付 した 金 額 の 全 額 を 損 金 の 額 に 算 入 することができます なお 金 銭 による 寄 付 だけでなく 自 社 商 品 や 自 社 製 品 などの 現 物 資 産 による 場 合 も 同 様 です NPO 法 人 については 都 道 府 県 知 事 ( 又 は 政 令 指 定 都 市 の 長 )から 認 定 を 受 けたNPO 法 人 ( 認 定 特 定 非 営 利 活 動 法 人 )であり さらに 特 定 非 営 利 活 動 に 係 る 事 業 に 関 連 する 寄 付 をしたことが 必 要 です 6

Q8 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )が 災 害 に 関 して 費 用 を 支 出 したのですが 税 務 上 はどのような 取 扱 いになりま すか A8 災 害 に 関 して 法 人 や 個 人 事 業 主 が 支 出 する 費 用 などの 主 な 税 務 上 の 取 扱 いは 次 のとおりとなってい ます 詳 しくは 国 税 庁 ホームページ 等 で ご 確 認 ください 法 人 税 及 び 所 得 税 共 通 1. 災 害 により 滅 失 損 壊 した 資 産 等 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )の 有 する 商 品 店 舗 事 務 所 等 の 資 産 が 災 害 により 被 害 を 受 けた 場 合 損 失 又 は 費 用 の 額 は 損 金 に 算 入 することができます 2. 復 旧 のために 支 出 する 費 用 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )が 災 害 により 被 害 を 受 けた 固 定 資 産 について その 原 状 を 回 復 する ための 費 用 は 修 繕 費 となります 3. 従 業 員 等 に 支 給 する 災 害 見 舞 金 品 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )が 被 災 した 従 業 員 又 はその 親 族 等 に 対 して 支 給 する 災 害 見 舞 金 品 は それが 公 平 に 支 給 されるものであり かつ 従 業 員 の 地 位 等 に 照 らして その 金 額 が 社 会 通 念 上 相 当 なものであれば 福 利 厚 生 費 として 損 金 に 算 入 することができます なお 災 害 見 舞 金 を 受 けた 従 業 員 等 には 所 得 税 が 課 税 されませんので 源 泉 徴 収 をする 必 要 もありません 4. 災 害 見 舞 金 に 充 てるために 同 業 団 体 等 へ 拠 出 する 分 担 金 等 法 人 ( 又 は 個 人 事 業 主 )が 所 属 する 同 業 団 体 等 の 構 成 員 について 災 害 により 損 失 が 生 じた 場 合 に 同 業 団 体 に 拠 出 する 分 担 金 等 は その 支 出 する 事 業 年 度 の 損 金 に 算 入 することがで きます 法 人 税 関 係 1. 取 引 先 に 対 する 災 害 見 舞 金 等 法 人 が 被 災 前 の 取 引 関 係 の 維 持 回 復 のために 被 災 した 取 引 先 に 対 して 行 った 災 害 見 舞 金 の 支 出 事 業 用 資 産 の 供 与 等 に 要 した 費 用 は 損 金 に 算 入 することができます 2. 取 引 先 に 対 する 売 掛 金 の 免 除 等 法 人 が 被 災 した 取 引 先 の 復 旧 支 援 を 目 的 として 売 掛 金 貸 付 金 等 を 免 除 する 場 合 には 免 除 額 を 損 金 に 算 入 することができます 3. 自 社 製 品 等 の 被 災 者 に 対 する 提 供 法 人 が 不 特 定 又 は 多 数 の 被 災 者 を 救 援 するために 緊 急 に 行 う 自 社 製 品 等 の 提 供 に 要 する 費 用 は 損 金 に 算 入 することができます 4. 災 害 損 失 金 の 繰 越 控 除 法 人 のある 事 業 年 度 開 始 の 日 前 7 年 以 内 に 開 始 した 各 事 業 年 度 において 災 害 により 棚 卸 資 7

産 固 定 資 産 等 に 生 じた 損 失 がある 場 合 には その 事 業 年 度 において 損 金 に 算 入 することが できます Q9 不 動 産 を 相 続 しましたが 申 告 期 限 前 に 震 災 で 建 物 の 一 部 が 壊 れてしまい 価 値 が 激 減 してしまいまし た 相 続 税 は 相 続 した 時 点 の 価 値 で 申 告 しないといけないのでしょうか 申 告 期 限 後 に 災 害 が 発 生 した 場 合 はどうなりますか A9 相 続 や 贈 与 により 取 得 した 財 産 が 災 害 により 課 税 価 格 の 計 算 の 基 礎 となった 価 額 の10% 以 上 の 被 害 を 受 けたときは 相 続 税 贈 与 税 が 軽 減 されます 相 続 税 の 課 税 価 格 の 基 礎 となった 財 産 の 価 額 ( 債 務 控 除 後 の 価 額 )のうち 被 害 を 受 けた 部 分 の 価 額 ( 保 険 金 等 により 補 填 された 金 額 を 除 きます )の 占 める 割 合 が10% 以 上 である 場 合 には 相 続 税 が 軽 減 されます 申 告 期 限 前 に 災 害 があった 場 合 相 続 等 により 取 得 した 財 産 の 価 額 から 被 害 を 受 けた 部 分 の 価 額 を 控 除 して 課 税 価 額 を 計 算 することになります 申 告 期 限 後 に 災 害 があった 場 合 災 害 のあった 日 以 後 に 納 付 すべき 相 続 税 額 で 課 税 価 格 の 計 算 の 基 礎 となった 財 産 の 価 額 のうち 被 害 を 受 けた 部 分 の 価 額 に 対 応 する 金 額 が 免 除 されることにな ります ただし 災 害 があった 日 以 後 に 納 付 すべき 相 続 税 額 には 延 滞 税 や 災 害 があった 日 現 在 に おいて 滞 納 中 の 税 額 等 は 免 除 の 対 象 には 含 まれません 8

Q10 震 災 によって 事 務 処 理 が 困 難 になったため 消 費 税 の 課 税 制 度 を 一 般 課 税 から 簡 易 課 税 に 変 更 し たいのですが 認 められますか A10 被 災 した 事 業 者 が その 被 害 を 受 けたことによって 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 を 受 ける 必 要 が 生 じた 場 合 ( 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 を 受 ける 必 要 がなくなった 場 合 も 同 様 です ) 所 轄 税 務 署 長 の 承 認 を 受 けるこ とにより 災 害 の 日 の 属 する 課 税 期 間 から 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 を 受 ける(または 適 用 をやめる)ことが できます この 特 例 は 例 えば 次 のような 場 合 に 適 用 されます 1. 災 害 により 事 業 者 の 事 務 処 理 能 力 が 低 下 したため 一 般 課 税 制 度 では 事 務 処 理 が 困 難 になり 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 を 受 けて 申 告 する 必 要 が 生 じた 場 合 2. 災 害 により 業 務 用 資 産 に 損 害 を 受 け 緊 急 な 設 備 投 資 等 が 必 要 となり 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 をやめる 必 要 が 生 じた 場 合 承 認 を 受 けようとする 事 業 者 は 災 害 のやんだ 日 から2か 月 以 内 に 災 害 によりこの 特 例 の 適 用 を 受 けることが 必 要 となった 事 情 等 を 記 載 した 申 請 書 を 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 する 必 要 がありま す Q11 酒 類 (またはたばこ ガソリン 等 ) 店 を 経 営 しています 在 庫 の 酒 類 (またはたばこ ガソリン 等 )が 震 災 で 売 り 物 にならなくなりましたが 課 税 済 みの 酒 税 (タバコ 税 揮 発 油 税 等 )について 救 済 は 受 けられ ますか A11 酒 類 たばこ ガソリン 等 が 震 災 により 滅 失 したり 本 来 の 用 途 に 利 用 できなくなったりした 場 合 には 被 害 を 受 けた 酒 類 等 に 課 税 された 額 を 震 災 以 後 に 課 税 される 酒 税 等 から 控 除 することが 認 められ ています 酒 類 製 造 たばこ 揮 発 油 石 油 ガス 原 油 等 の 製 造 者 または 販 売 業 者 の 方 が 販 売 のため 所 持 していた 課 税 済 みの 酒 類 たばこ 揮 発 油 等 が 災 害 により 滅 失 または 本 来 の 用 途 に 供 すること ができなくなった 場 合 には 被 害 を 受 けた 酒 類 等 に 係 る 税 相 当 額 について 災 害 発 生 後 に 課 税 され る 税 額 から 控 除 することが 認 められています この 救 済 措 置 を 受 けるためには 被 災 酒 類 等 を 所 持 していた 販 売 業 者 の 方 が 被 災 確 認 申 請 書 を 災 害 のやんだ 日 から1か 月 以 内 に 被 災 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 し 確 認 書 の 交 付 を 受 け これを 酒 類 等 の 納 税 義 務 者 に 提 出 する 必 要 があります 9