秋 田 市 教 育 委 員 会 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 後 期 分 )
はじめに 平 成 15 年 7 月 に 次 世 代 育 成 対 策 推 進 法 が 成 立 し 急 速 な 少 子 化 の 進 行 と 家 庭 や 地 域 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 に 対 応 するため 国 地 方 公 共 団 体 事 業 者 など 社 会 を 挙 げて 次 代 を 担 う 子 供 たちが 健 やかに 生 まれ かつ 育 てられる 環 境 整 備 に 取 り 組 むこととさ れました 本 市 教 育 委 員 会 でも 秋 田 市 教 育 委 員 会 特 定 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 し 平 成 17 年 度 からの 前 期 5 年 間 において 妊 娠 中 の 職 員 に 対 する 配 慮 や 育 児 休 業 等 を 取 得 しやすい 環 境 の 整 備 時 間 外 勤 務 の 縮 減 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 などに 取 り 組 んでき たところです その 結 果 女 性 の 育 児 休 業 の 取 得 各 種 制 度 の 周 知 などで 一 定 の 成 果 がありましたが 一 方 で 男 性 の 育 児 参 加 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 時 間 外 勤 務 の 縮 減 など さらなる 取 組 が 必 要 な テーマや 子 育 てを 行 う 職 員 の 時 間 外 勤 務 の 免 除 など 新 たに 設 けられた 制 度 もあることから 26 年 度 までの 後 期 5 年 間 において は これらに 力 点 を 置 いて 取 り 組 んでいこうとするものです なお 本 計 画 は 本 市 職 員 全 体 の 状 況 等 をもとに 策 定 しておりま すが 県 費 負 担 教 職 員 も 対 象 となりますので 県 費 負 担 教 職 員 に ついても 同 様 の 考 え 方 で 取 り 組 んでまいります 前 期 計 画 における 主 な 目 標 の 達 成 状 況 達 成 項 目 1 女 性 の 育 児 休 業 取 得 率 目 標 93% 21 年 度 実 績 97% 2 各 種 制 度 の 周 知 ノーツDBを 活 用 した 情 報 提 供 ( 共 済 組 合 DBなど)の 充 実 を 図 った 未 達 項 目 1 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 目 標 10% 21 年 度 実 績 0% 2 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 目 標 前 年 比 10% 増 年 度 H17 H18 H19 H20 H21 H22 目 標 毎 年 前 年 比 10% 増 11(1) 12(2) 13(4) 14(7) 16(3) 実 績 取 得 数 10(1) 11(5) 11(1) 11(1) 11(3) 増 減 率 14.8% -4.3% 0.0% 2.2% 3 各 職 員 の 時 間 外 勤 務 時 間 数 の 上 限 目 標 年 間 150 時 間 21 年 度 実 績 150 時 間 を 超 える 時 間 外 勤 務 がある 職 員 が 約 926 人 ( 一 人 あたり 平 均 は 年 間 121 時 間 ) 1
1 男 性 職 員 の 育 児 参 加 を 促 すための 取 組 父 親 が 積 極 的 に 育 児 に 関 わることは 母 親 や 子 どもにとっては もちろんのこと 社 会 全 体 にとっても 望 ましいことです ところが 女 性 職 員 のほとんどが 育 児 休 業 を 取 得 するのに 対 し て 男 性 職 員 の 取 得 率 が 極 めて 低 い 状 況 にあります そこで 男 性 職 員 の 育 児 休 業 の 取 得 を 促 すことに 重 点 を 置 くこと とし 産 後 パパ 育 休 の 活 用 の 促 進 と 育 児 休 業 を 取 得 する 際 の 不 安 を 軽 減 するための 取 組 を 行 います 目 標 : 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 毎 年 10% (1) 産 後 パパ 育 休 の 利 用 促 進 産 後 パパ 育 休 は 平 成 22 年 6 月 に 新 たに 設 けられた 制 度 で 妻 の 産 後 休 暇 期 間 中 に 夫 が 育 児 休 業 を 取 得 するものです 子 の 出 生 の 日 から57 日 以 内 の 期 間 取 得 できますので 家 事 や 炊 事 をしたり 上 の 子 と 触 れあう 時 間 が 増 えることで 子 育 てに 対 する 意 識 が 高 まります 職 場 を 離 れるのが 比 較 的 短 期 間 であることや 産 休 中 の 妻 と 共 に 育 児 を 経 験 できることから 初 めての 育 児 休 業 に 不 安 のある 男 性 職 員 でも 取 りやすい 制 度 といえます また 育 児 休 業 は 原 則 として1 回 しか 取 得 できませんが 産 後 パパ 育 休 の 場 合 は 再 度 通 常 の 育 児 休 業 を 取 得 することがで きます 本 格 的 に 育 児 休 業 の 取 得 を 検 討 する 前 に まずは 産 後 パパ 育 休 を 取 得 してみてはいかがでしょうか 2
育 児 休 業 と 出 産 に 伴 う 休 暇 の 取 得 可 能 期 間 8 週 間 前 8 週 間 後 3 歳 誕 生 日 前 日 出 妻 産 前 休 暇 5 産 後 休 暇 6 育 児 休 業 1 産 8 週 間 8 週 間 夫 産 後 パパ 育 休 2 57 日 間 出 産 時 養 育 休 暇 3 (5 日 以 内 ) 育 児 休 業 1 産 後 パパ 育 休 取 得 者 は 特 別 な 事 情 がなくても 再 度 育 休 取 得 可 6 週 間 前 出 産 補 助 休 暇 4 (2 日 又 は4 日 以 内 ) 入 院 等 の 日 出 産 後 2 週 間 まずは 産 後 パパ 育 休 出 産 時 養 育 休 暇 などの 取 得 を 検 討 してみてはい かがでしょうか 子 の 看 護 等 休 暇 7 ( 年 6 日 (23 年 度 から 中 学 校 就 学 前 の 子 が2 人 以 上 の 場 合 10 日 )) 1 育 児 休 業 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 職 員 が 配 偶 者 の 就 業 や 育 児 休 業 の 取 得 状 況 などにかかわりなく 子 の3 歳 の 誕 生 日 の 前 日 まで 取 得 できる また 特 別 な 事 情 がある 場 合 は 再 度 育 児 休 業 を 取 得 できる 2 産 後 パパ 育 休 子 の 出 生 の 日 から57 日 (= 出 生 日 + 妻 の 産 後 休 暇 の 期 間 ) 以 内 の 期 間 に 男 性 職 員 が 取 得 できる 育 児 休 業 産 後 パパ 育 休 をした 職 員 は 特 別 な 事 情 がなくても 再 度 育 児 休 業 を 取 得 できる 3 出 産 時 養 育 休 暇 ( 県 : 配 偶 者 の 出 産 に 係 る 子 の 養 育 休 暇 ) 男 性 職 員 が 生 まれた 子 又 は 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 ( 授 乳 付 添 い 保 育 所 への 送 迎 など)するた めに 取 得 できる 妻 の 産 前 6 週 間 ( 多 胎 妊 娠 の 場 合 14 週 間 )から 産 後 8 週 間 までの 期 間 に 5 日 以 内 4 出 産 補 助 休 暇 ( 県 : 配 偶 者 出 産 休 暇 ) 男 性 職 員 が 妻 の 出 産 に 伴 う 入 院 の 付 添 い 出 産 時 の 付 添 い 出 生 届 等 のために 取 得 できる 妻 が 出 産 のため 病 院 に 入 院 する 等 の 日 から 出 産 日 以 後 2 週 間 を 経 過 するまでの 期 間 に 2 日 以 内 ( 第 2 子 以 降 については4 日 以 内 ) 5 産 前 休 暇 ( 県 : 出 産 休 暇 ) 8 週 間 ( 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 ) 以 内 に 出 産 予 定 の 女 性 職 員 が 申 し 出 た 場 合 出 産 の 日 までの 申 し 出 た 期 間 取 得 できる 6 産 後 休 暇 ( 県 : 出 産 休 暇 ) 女 性 職 員 が 出 産 した 場 合 出 産 の 日 の 翌 日 から8 週 間 取 得 できる 7 子 の 看 護 等 休 暇 中 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 職 員 が 負 傷 や 病 気 の 子 の 看 護 乳 幼 児 健 診 又 は 予 防 接 種 の 介 助 のために 1 年 につき6 日 間 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 からは 中 学 校 就 学 前 の 子 が2 人 以 上 いる 場 合 10 日 間 ) 取 得 できる 3
(2) 平 成 19 年 に 行 った 職 員 意 識 調 査 では 育 児 休 業 を 取 得 する 際 の 不 安 として 経 済 的 な 不 安 業 務 遂 行 に 支 障 が 生 じる 不 安 復 職 時 の 不 安 などが 挙 げられています これらの 不 安 の 軽 減 に 取 り 組 みます (ア) 育 児 休 業 中 の 収 入 について 4~5ページ (イ) 育 児 休 業 を 取 得 しやすい 職 場 環 境 づくりについて 6ページ (ウ) スムーズな 職 場 復 帰 について 6ページ (ア) 育 児 休 業 中 の 収 入 について 育 児 休 業 期 間 中 は 共 済 組 合 から 育 児 休 業 手 当 金 ( 給 料 の 約 62.5%)が 支 給 されるほか 共 済 組 合 の 掛 金 労 働 組 合 費 互 助 会 費 が 免 除 されます 例 えば 給 料 月 額 が250,000 円 の 職 員 が 育 児 休 業 を 取 得 し た 場 合 育 児 休 業 手 当 金 として156,200 円 が 支 給 されるほか 各 種 掛 金 が44,053 円 免 除 されます ( 計 算 方 法 は 次 頁 ) このほか 期 末 勤 勉 手 当 の 基 準 日 (6 月 1 日 12 月 1 日 )に 育 児 休 業 をしている 場 合 でも 基 準 日 以 前 6カ 月 以 内 に 勤 務 実 績 が ある 場 合 には 期 末 勤 勉 手 当 が 支 給 されます ( 勤 務 期 間 に 応 じて 一 定 の 割 合 を 減 じた 金 額 が 支 給 されます ) 夫 婦 で 育 休 を 分 け 合 って 世 帯 年 収 増 夫 婦 の 年 収 が 同 じ 場 合 は 夫 婦 で 育 児 休 業 を 分 け 合 うと 妻 のみが 育 児 休 業 を 取 得 するよりも 世 帯 の 手 取 り 収 入 が 増 加 する ( 大 和 総 研 父 親 の 育 児 休 業 取 得 と 経 済 負 担 より)ことが 分 かっています 例 えば 夫 婦 それぞれの 年 収 が500 万 円 で 妻 のみが 1 年 間 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 より 夫 婦 それぞれが 6 月 ずつ 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 の 方 が 年 7 万 円 程 度 世 帯 の 手 取 り 収 入 が 多 くなります これは 所 得 税 と 住 民 税 の 負 担 が 減 ることによる 効 果 です このように 経 済 合 理 性 の 観 点 からも 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 が 勧 められます 4
育 児 休 業 手 当 金 や 掛 金 免 除 の 計 算 例 は 次 のとおりです 育 児 休 業 手 当 金 支 給 額 156,200 円 1 給 料 日 額 [ 給 料 月 額 1/22] 250,000 円 1/22 = 11,360 円 (10 円 未 満 四 捨 五 入 ) 2 育 児 休 業 手 当 金 日 額 [ 給 料 日 額 50/100 1.25] 11,360 円 50/100 1.25 = 7,100 円 ( 円 未 満 切 捨 て) 3 育 児 休 業 手 当 金 [ 給 付 日 額 当 該 月 の 土 日 以 外 の 日 数 ] 7,100 円 22 日 = 156,200 円 共 済 組 合 の 短 期 掛 金 長 期 掛 金 保 健 掛 金 免 除 額 37,928 円 1 短 期 掛 金 [ 給 料 月 額 5.295%] 250,000 円 5.295% = 13,237 円 ( 円 未 満 切 捨 て) 2 長 期 掛 金 [ 給 料 月 額 9.6925%] 250,000 円 9.6925% = 24,231 円 ( 円 未 満 切 捨 て) 3 保 健 掛 金 [ 給 料 月 額 0.184375%] 250,000 円 0.184375% = 460 円 ( 円 未 満 切 捨 て) 計 1 + 2 + 3 = 37,928 円 職 員 労 働 組 合 費 [ 給 料 月 額 1.7%] 免 除 額 4,250 円 250,000 円 1.7% = 4,250 円 ( 円 未 満 切 捨 て) 互 助 会 費 [ 給 料 月 額 0.75%] 免 除 額 1,875 円 250,000 円 0.75% = 1,875 円 ( 円 未 満 切 捨 て) ~ 可 処 分 所 得 は 変 わらない 場 合 も~ ( 単 位 : 円 ) 収 入 控 除 育 休 に 伴 う 手 取 額 給 料 月 額 育 児 休 業 手 当 金 共 済 短 期 掛 金 共 済 長 期 掛 金 共 済 保 健 掛 金 組 合 費 互 助 会 費 減 収 額 育 児 休 業 前 250,000 0 13,237 24,231 460 4,250 1,875 205,947 49,747 育 児 休 業 中 0 156,200 0 0 0 0 0 156,200 育 児 休 業 手 当 金 の 支 給 は 最 長 で1 年 間 です 共 済 掛 金 の 免 除 は 育 児 休 業 終 了 月 の 前 月 まで ただし 月 の 末 日 に 終 了 する 場 合 は 育 児 休 業 終 了 月 まで 上 記 の 計 算 では 育 休 に 伴 う 減 収 額 は49,747 円 となりますが この 他 にも 支 出 不 要 となる 保 育 料 や 非 課 税 扱 いである 育 児 休 業 手 当 金 の 税 負 担 の 軽 減 分 などを 考 慮 すると 育 休 前 と 育 休 中 の 実 質 的 な 可 処 分 所 得 は ほとんど 変 わらない 場 合 もあります 5
(イ) 育 児 休 業 を 取 得 しやすい 職 場 環 境 づくりについて 代 替 職 員 の 配 置 職 員 が 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 には 必 要 に 応 じて 任 期 付 職 員 や 臨 時 職 員 を 配 属 し 職 場 の 負 担 を 軽 減 します 情 報 共 有 の 機 会 職 場 の 中 で 重 要 な 仕 事 を 任 されたり 同 僚 から 頼 りにされ る 立 場 になることは 仕 事 のやりがいにつながることですが 一 方 で 自 分 にしか 分 からない 業 務 を 抱 え 込 まないようにし 自 分 がいなくても 仕 事 が 成 り 立 つようにすることも 大 切 なこと です 職 場 の 上 司 同 僚 も 育 児 休 業 を 取 得 する 本 人 も 育 児 休 業 の 取 得 を 職 場 の 情 報 共 有 を 深 めるチャンスと 捉 え 日 頃 の 役 割 分 担 を 見 直 して 仕 事 に 支 障 がないように 協 力 しあい ましょう 所 属 長 と 本 人 への 情 報 提 供 扶 養 手 当 の 届 出 等 を 通 じて 子 が 生 まれた 男 性 職 員 を 人 事 当 局 が 把 握 し 所 属 長 と 本 人 にこの 計 画 の 冊 子 を 配 付 す るなど 情 報 提 供 を 行 います 所 属 長 からは 本 人 の 希 望 を 尊 重 しながら 育 児 休 業 の 取 得 を 前 向 きに 検 討 するよう 働 きかけてもらいます (ウ)スムーズな 職 場 復 帰 について 復 職 前 の 相 談 と 情 報 提 供 長 期 間 職 場 を 離 れると 職 場 の 情 報 が 入 ってこなくて 不 安 などの 復 職 時 の 不 安 を 軽 減 するため 復 職 の1ヶ 月 前 までに 所 属 長 が 本 人 に 連 絡 し 職 場 で 面 談 の 機 会 を 設 け 復 職 後 の 仕 事 についての 相 談 にのったり 職 場 の 状 況 の 変 化 を 伝 えたりする 機 会 とします (2ヶ 月 以 上 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 に 限 ります ) 育 児 休 業 については 主 に 男 性 職 員 の 取 得 促 進 を 念 頭 においていますが 制 度 上 男 性 職 員 のみに 適 用 されるもの( 産 後 パパ 育 休 など)を 除 き 女 性 職 員 につ いても 同 様 の 対 応 を 行 います 6
2 子 育 てを 行 う 職 員 の 時 間 外 勤 務 の 免 除 等 平 成 22 年 6 月 30 日 から 新 たに 設 けられた 次 の 制 度 について 周 知 を 図 ります (1) 3 歳 に 満 たない 子 のある 職 員 が 子 を 養 育 するために 請 求 し た 場 合 には 時 間 外 勤 務 を 免 除 する 制 度 (2) 小 学 校 就 学 前 の 子 のある 職 員 が 子 を 養 育 するために 請 求 した 場 合 は 時 間 外 勤 務 を1 月 につき24 時 間 1 年 につき150 時 間 に 制 限 する 制 度 ( 平 成 22 年 6 月 30 日 から 配 偶 者 の 就 業 の 有 無 などにかかわりなく 対 象 ) 3 臨 時 職 員 と 嘱 託 職 員 への 子 の 看 護 等 休 暇 の 付 与 中 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 臨 時 職 員 と 嘱 託 職 員 に 対 して 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 支 援 する 観 点 から 新 たに 有 給 の 子 の 看 護 等 休 暇 を1 年 につき6 日 間 付 与 します( 中 学 校 就 学 前 の 子 が2 人 以 上 いる 場 合 は さらに 無 給 の 子 の 看 護 等 休 暇 を4 日 間 付 与 ) 子 どもの 負 傷 や 病 気 による 看 護 予 防 接 種 健 康 診 断 のために 1 日 又 は1 時 間 単 位 で 取 得 できます 導 入 時 期 : 平 成 23 年 4 月 1 日 市 費 負 担 職 員 が 対 象 7
以 下 は 育 児 をしていない 職 員 をも 含 めて 対 象 とする 取 組 です 4 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 年 休 取 得 日 数 の 増 加 を 促 し ワーク ライフ バランスの 推 進 と 年 休 取 得 日 数 に 関 する 職 員 満 足 度 の 向 上 を 図 るため 計 画 年 休 制 度 を 導 入 します 平 成 19 年 に 行 った 職 員 意 識 調 査 によると 年 休 取 得 日 数 に 関 する 満 足 度 ( 取 得 実 績 が 希 望 日 数 に 達 している 職 員 の 割 合 )は 約 39%でした 平 成 21 年 実 績 で11 日 3 時 間 だった 年 休 取 得 日 数 を 5 日 程 度 増 加 させることにより 満 足 度 を73% 程 度 まで 向 上 させることが できます 導 入 時 期 : 平 成 23 年 4 月 1 日 目 標 : 平 均 年 休 取 得 日 数 16 日 毎 年 度 4 月 1 日 ~3 月 31 日 の 間 に7 日 間 を 次 のいずれかに より 計 画 的 に 年 休 を 取 得 することとします (1) 連 続 する5 日 ( 土 日 と 組 み 合 わせた9 連 休 )プラス 任 意 の2 日 (2) 各 月 の 特 定 の 曜 日 ( 例 えば 9 月 ~3 月 までの7ヶ 月 間 毎 月 第 1 金 曜 日 を 休 みとするなど) (3) (1) (2)によりがたい 場 合 は 職 員 の 事 情 に 応 じた 日 職 員 の 事 情 ( 年 休 の 残 日 数 年 休 の 使 用 予 定 等 )により 本 制 度 による 年 休 の 取 得 が 困 難 な 場 合 は 対 象 外 とします 取 得 手 続 (1) 各 課 所 室 ごとに 計 画 年 休 予 定 表 (エクセル: 新 様 式 )を 作 成 し 各 職 員 の 計 画 年 休 の 予 定 を 調 整 し 4 月 末 までに 決 定 します (2) 年 度 途 中 に 計 画 年 休 の 予 定 を 変 更 する 必 要 が 生 じた 場 合 は 随 時 変 更 を 行 うことができることとします (3) 年 休 取 得 にあたっては 通 常 の 年 休 の 取 得 と 同 様 に 休 暇 等 届 出 書 により 所 属 長 の 承 認 を 受 けるものとします 学 校 においては 夏 季 冬 季 などの 長 期 休 業 前 に 年 休 取 得 予 定 表 などを 作 成 し 計 画 的 に 年 休 を 取 得 することとします 8
5 時 間 外 勤 務 縮 減 に 向 けた 取 組 平 成 22 年 4 月 から 勤 務 時 間 が1 日 7 時 間 45 分 に 短 縮 されまし たが この 勤 務 時 間 の 短 縮 を 実 質 的 な 労 働 時 間 の 短 縮 に 結 びつ け 健 康 で 豊 かな 生 活 を 送 るための 時 間 の 確 保 や ワーク ライ フ バランスを 推 進 していく 観 点 から 下 記 のとおり 時 間 外 勤 務 抑 制 のための 取 組 を 行 っています 引 き 続 き 平 成 21 年 を 基 準 年 と 定 め 時 間 外 勤 務 時 間 数 の 対 21 年 比 5% 以 上 削 減 を 目 標 として 取 り 組 んでいきます 目 標 : 各 年 の 時 間 外 勤 務 時 間 数 を 対 21 年 比 で5% 以 上 削 減 時 間 外 勤 務 抑 制 の 取 組 長 時 間 時 間 外 勤 務 ( 月 60 時 間 超 )についての 報 告 義 務 の 強 化 ( 従 前 は80 時 間 超 ) 午 後 9 時 以 降 の 時 間 外 勤 務 を 命 じる 場 合 の 所 属 部 長 と 管 財 担 当 課 への 事 前 報 告 ( 従 前 は 午 後 10 時 以 降 ) 時 間 外 勤 務 の 実 績 の 公 表 ( 毎 月 各 部 局 に 時 間 外 勤 務 の 集 計 データを 送 付 ) 6 各 種 制 度 の 周 知 の 充 実 上 記 で 紹 介 した 各 制 度 をはじめ 出 産 や 子 育 て 中 に 取 得 できる 休 暇 や 福 利 厚 生 制 度 についての 解 説 を 集 約 したノーツDBを 作 成 します 導 入 時 期 : 平 成 23 年 度 中 9
関 連 図 書 のご 紹 介 職 員 研 修 棟 2 階 の 図 書 コーナーに 男 性 の 育 児 休 業 の 体 験 談 や ワーク ライフ バランスの 推 進 に 役 立 つ 仕 事 の 進 め 方 などに 関 する 下 記 の 書 籍 を 用 意 しています 貸 し 出 しもしていますので お 気 軽 にご 利 用 ください 男 性 の 育 児 休 業 経 産 省 の 山 田 課 長 補 佐 ただいま 育 休 中 ( 山 田 正 人 著 文 春 文 庫 ) なんちゃって 育 児 休 暇 でパパ 修 行 - パパ 区 長 のイクメン 講 座 ( 成 澤 廣 修 著 主 婦 の 友 社 ) イクメンで 行 こう! - 育 児 も 仕 事 も 充 実 させる 生 き 方 ( 渥 美 由 喜 著 日 本 経 済 新 聞 出 版 社 ) 男 性 の 育 児 休 業 - 社 員 のニーズ 会 社 のメリット ( 佐 藤 博 樹 武 石 恵 美 子 著 中 公 新 書 ) ワーク ライフ バランス 部 下 を 定 時 に 帰 す 仕 事 術 - 最 短 距 離 で 成 果 を 出 すリーダーの 知 恵 ( 佐 々 木 常 夫 著 WAVE 出 版 ) 6 時 に 帰 るチーム 術 - なぜ あの 部 門 は 残 業 なし で 好 成 績 なのか? ( 小 室 淑 恵 著 日 本 能 率 協 会 マネジメントセンター) この 計 画 は 本 市 教 育 委 員 会 の 今 後 の 取 組 方 針 を 定 めるものですが 職 員 の 皆 さん への 周 知 のためのパンフレットとして 活 用 することも 想 定 して 作 成 したものです 10