ろ 1 休 日 が 確 保 されていない 例 が4 件 2 長 時 間 の 拘 束 時 間 がみられる 例 が1 件 3 適 性 診 断 を 受 診 させていない 例 が1 件 と 労 働 基 準 法 又 は 運 輸 規 則 に 違 反 しているものが 計 6 件 みられた (ア) 運 転 者 の

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●労働基準法等の一部を改正する法律案

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

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駐 車 場 管 理 規 程

定款

●電力自由化推進法案

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

< F2D824F C D9197A791E58A C938C8B9E>

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

【労働保険事務組合事務処理規約】

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四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の


平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

Taro-38 H 財形貯蓄事務取

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

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Microsoft Word - H22.4.1市費産休・育休臨任要綱.doc

件名

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

ミニ統計平成27年(HP用 訂正版)

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

Microsoft Word - 12 職員退職手当規程_H 改正_

入札公告 機動装備センター

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定款  変更

神戸市重度障害者特別給付金支給要綱

平成28年岩手県条例第8号

○00106 年俸制適用職員給与規則( 改正)

Microsoft Word 日本年金機構職員退職手当規程(規程第36号)

公平委員会設置条例

honbu-38H06_kunrei31

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Taro-29職員退職手当支給規程

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

国立大学法人東京医科歯科大学職員の労働時間、休暇等に関する規則(案)

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

内 宿 泊 料 国 外 滞 在 費 及 び 予 防 注 射 諸 手 数 料 とし それぞれ 次 の 各 号 に 定 めるとこ ろにより 支 給 する (1) 交 通 費 は 現 に 利 用 した 経 路 及 び 方 法 により 支 給 する なお 国 外 への 旅 行 の 場 合 の 交 通 費 は

地域住民の交通手段の利便性及び安全確保対策に関する行政評価・監視

(4) 勤 続 20 年 を 超 え 30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき 100 分 の 200 (5) 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき 100 分 の 100 ( 退 職 手 当 の 調 整 額 ) 第 5 条 の3 退 職 手

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

5 満 60 歳 以 上 の 祖 父 母 二 親 等 の 直 系 血 族 である 実 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 又 は 養 父 母 の 実 父 母 若 しくは 養 父 母 をいう 6 満 22 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 31 日 までの 間 にある 弟

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

事務連絡

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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キ 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 5 年 法 律 第 76 号 ) ク 労 働 契 約 法 ( 平 成 19 年 法 律 第 128 号 ) ケ 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) コ 厚 生 年 金 保

議案第   号

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

ハ 1 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 職 員 ( 育 児 休 業 の 申 出 等 ) 第 4 条 育 児 休 業 を 取 得 しようとする 職 員 は 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 期 間 の 初 日 ( 以 下 育 児 休 業 開 始 予 定 日 という )

別紙3

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

答申第585号

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Taro-契約条項(全部)

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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育児・介護休業等に関する規則

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

無年金外国人高齢者福祉手当要綱

象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

大阪労働局発表


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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Taro-入札説明書(真空巻締め)

年 総 務 省 令 第 42 号 ) 第 1 条 第 2 項 に 規 定 する 対 象 施 設 ( 以 下 この 条 において 対 象 施 設 という )を 新 設 し 又 は 増 設 した 者 について 当 該 対 象 施 設 である 家 屋 及 び 償 却 資 産 並 びに 当 該 家 屋 又

大阪府住宅供給公社定款

27-045人事規程270401

( 運 用 制 限 ) 第 5 条 労 働 基 準 局 は 本 システムの 維 持 補 修 の 必 要 があるとき 天 災 地 変 その 他 の 事 由 によりシステムに 障 害 又 は 遅 延 の 生 じたとき その 他 理 由 の 如 何 を 問 わず その 裁 量 により システム 利 用 者

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

( 参 考 ) 国 家 戦 略 特 別 区 域 法 ( 平 成 25 年 法 律 第 107 号 )( 抄 ) 国 家 戦 略 特 別 区 域 法 及 び 構 造 改 革 特 別 区 域 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 27 年 法 律 第 56 号 ) による 改 正 後 (

Transcription:

4 貸 切 バス 事 業 者 に 対 する 監 査 の 効 果 的 かつ 効 率 的 な 実 施 勧 告 説 明 図 表 番 号 (1) 自 動 車 事 故 報 告 書 の 監 査 への 活 用 制 度 の 概 要 ア 監 査 の 対 象 及 び 内 容 自 動 車 運 送 事 業 者 に 対 する 監 査 は 道 路 運 送 法 第 94 条 に 規 定 されている 国 土 交 通 省 は 貸 切 バス 事 業 に 続 き 乗 合 バス 事 業 やタクシー 事 業 にお いても 平 成 14 年 に 需 給 調 整 規 制 が 廃 止 されたことに 伴 い 貸 切 バス 事 業 を 含 む 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 に 関 する 監 査 について それまで 各 地 方 運 輸 局 等 がそれぞれ 定 めていた 監 査 の 方 針 を 統 一 し その 後 17 年 12 月 には 前 述 第 3-1-(1)-イ(15 ページ)のとおり 監 査 方 針 を 定 めた さらに 前 述 第 3-1-(1)-イ(15 ページ)のとおり 監 査 方 針 の 細 部 取 扱 いにおいて 監 査 方 針 で 示 した 特 別 監 査 巡 回 監 査 呼 出 監 査 及 び 呼 出 指 導 について それぞれの 内 容 及 び 具 体 的 な 対 象 を 地 方 運 輸 局 等 に 対 し 通 知 している また 平 成 21 年 9 月 には 従 来 の 監 査 方 針 を 廃 止 し 監 査 については 過 去 の 監 査 行 政 処 分 等 の 状 況 利 用 者 等 からの 苦 情 等 も 踏 まえることと し また 監 査 の 端 緒 となる 事 業 者 の 対 象 を 拡 大 している 表 Ⅱ-1-(1)-3 旧 細 部 取 扱 い( 再 掲 ) イ 自 動 車 事 故 報 告 書 の 監 査 への 活 用 国 土 交 通 省 は 事 故 を 端 緒 とした 事 業 者 の 監 査 について 監 査 方 針 の 細 部 取 扱 いにおいて 特 別 監 査 巡 回 監 査 等 を 実 施 することとしている 特 別 監 査 の 対 象 は 運 転 者 が 明 らかに 第 一 当 事 者 1 と 推 定 される 死 亡 事 故 及 び 悪 質 違 反 2 を 起 こした 事 業 者 等 としており 巡 回 監 査 の 対 象 は 原 因 及 び 区 分 が 同 一 の 事 故 を3 年 間 に3 回 以 上 繰 り 返 し 引 き 起 した 事 業 者 等 とし ている また 国 土 交 通 省 は 提 出 された 自 動 車 事 故 報 告 書 において 法 令 違 反 が 疑 われる 場 合 は 原 則 として 監 査 を 実 施 するとしている 調 査 結 果 ア 自 動 車 事 故 報 告 書 の 監 査 への 活 用 状 況 当 省 が 調 査 を 行 った9 運 輸 支 局 等 に 対 して 平 成 17 年 1 月 から 20 年 6 月 までの 間 に 提 出 された 貸 切 バス 事 業 者 が 当 事 者 ( 当 事 者 が 複 数 の 場 合 は 第 一 当 事 者 )としてかかわった 61 件 の 自 動 車 事 故 報 告 書 ( 車 両 故 障 事 故 を 除 く )について 監 査 の 実 施 状 況 を 確 認 したところ 3 件 については 特 別 監 査 が 10 件 については 巡 回 監 査 が 2 件 については 呼 出 監 査 が 行 われて おり 残 る 46 件 については いずれも 監 査 方 針 及 び 監 査 方 針 の 細 部 取 扱 い 上 は 監 査 対 象 とならないとして 監 査 及 び 指 導 は 実 施 されていない しかし これら 46 件 について 当 省 が 自 動 車 事 故 報 告 書 の 記 載 内 容 や 添 付 書 類 から 運 転 者 の 勤 務 状 況 等 について 法 令 違 反 がないか 確 認 したとこ 事 例 Ⅱ-4-⑴-1 自 動 車 事 故 報 告 書 に 法 令 違 反 がみられる にもかかわらず 監 査 が 実 施 されていな い 例 事 例 Ⅱ-4-⑴-2 貸 切 バス 事 業 者 が 第 一 当 事 者 としてかか わった 事 故 を 契 機 に した 監 査 の 実 施 状 況 - 233 -

ろ 1 休 日 が 確 保 されていない 例 が4 件 2 長 時 間 の 拘 束 時 間 がみられる 例 が1 件 3 適 性 診 断 を 受 診 させていない 例 が1 件 と 労 働 基 準 法 又 は 運 輸 規 則 に 違 反 しているものが 計 6 件 みられた (ア) 運 転 者 の 休 日 が 確 保 されていないもの 休 日 については 労 働 基 準 法 第 35 条 において 使 用 者 は4 週 間 を 通 じ 表 Ⅱ-4-⑴-1 4 日 以 上 の 休 日 を 与 える 場 合 を 除 き 労 働 者 に 対 して 毎 週 少 なくとも 運 転 者 の 休 日 に 関 す る 法 律 1 回 の 休 日 を 与 えなければならないとされている しかし 事 故 日 以 前 1か 月 間 に 労 働 基 準 法 に 定 める 休 日 が 確 保 されて いないにもかかわらず 監 査 の 対 象 とされていない 例 が4 件 みられた なお 休 日 の 確 保 については 運 転 者 アンケート 調 査 の 結 果 において 表 Ⅱ-4-⑴-2 も 運 転 中 に 睡 魔 に 襲 われやすい 勤 務 状 況 として 休 日 を 入 れない 連 続 運 転 中 に 睡 魔 に 襲 わ れやすい 勤 務 状 況 勤 務 時 を 挙 げた 運 転 者 が 134 人 中 93 人 (69.4%)となっている また 表 Ⅱ-4-⑴-3 運 転 中 にヒヤリ ハット 体 験 をしやすい 勤 務 状 況 として 休 日 を 入 れな 運 転 中 にヒヤリ ハ い 連 続 勤 務 時 を 挙 げた 運 転 者 が 72 人 (53.7%)となっており 休 日 の ットを 感 じやすい 勤 務 状 況 不 足 は 単 に 労 働 基 準 法 違 反 であるのみならず 重 大 な 事 故 を 引 き 起 こ すおそれがある ( 運 転 者 の 休 日 が 確 保 されていない 例 ) 事 例 1 貸 切 バス 事 業 者 Bf( 香 川 運 輸 支 局 ) 走 行 中 にバスから 出 火 し 走 行 できなくなったもの このバスの 39 歳 の 運 転 者 の 事 故 発 生 日 以 前 1か 月 間 の 休 日 は2 日 であった( 労 働 基 準 法 第 35 条 違 反 ) 事 例 2 貸 切 バス 事 業 者 Ep( 愛 知 運 輸 支 局 ) ETCバーが 開 かなかったため 急 停 止 をした 際 に 運 転 者 が 乗 客 の 動 向 を 把 握 していなかったため 乗 客 1 名 が 転 倒 し 軽 傷 を 受 けた もの このバスの 39 歳 の 運 転 者 の 事 故 発 生 日 以 前 1か 月 間 の 休 日 は3 日 であった( 労 働 基 準 法 第 35 条 違 反 ) 事 例 3 貸 切 バス 事 業 者 Cv( 東 京 運 輸 支 局 ) バスターミナルから 出 る 際 の 運 転 者 の 確 認 不 足 のため 直 進 してき た 車 両 と 衝 突 し 重 傷 者 2 名 及 び 軽 傷 者 3 名 となったもの このバス の 33 歳 の 運 転 者 の 事 故 発 生 日 以 前 1か 月 間 の 休 日 は3 日 であった( 労 働 基 準 法 第 35 条 違 反 ) 事 例 4 貸 切 バス 事 業 者 Bd( 東 京 運 輸 支 局 ) 車 間 距 離 不 足 及 び 運 転 者 の 漫 然 とした 運 転 のため 交 差 点 近 くにお いて 徐 行 運 転 をせず 急 ブレーキを 掛 け 乗 客 1 名 が 転 倒 し 軽 傷 を 受 けたもの このバスの 59 歳 の 運 転 者 の 事 故 発 生 日 以 前 1か 月 間 の 休 日 は3 日 であった( 労 働 基 準 法 第 35 条 違 反 ) (イ) 長 時 間 の 拘 束 時 間 運 輸 規 則 第 21 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 貸 切 バス 事 業 者 は 過 労 の 防 止 - 234 -

を 十 分 考 慮 して 事 業 用 自 動 車 の 運 転 者 の 勤 務 時 間 及 び 乗 務 時 間 を 定 め なければならない また 運 転 者 の 勤 務 時 間 及 び 乗 務 時 間 については 改 善 基 準 告 示 第 5 条 第 1 項 において 運 転 者 の1 日 ( 始 業 時 刻 から 起 算 して 24 時 間 をいう ) 3 についての 拘 束 時 間 は 13 時 間 以 内 を 基 本 とし これを 延 長 する 場 合 であっても 最 大 拘 束 時 間 を 16 時 間 とすることとされている(ただし 15 時 間 を 超 える 回 数 は1 週 間 につき2 回 が 限 度 ) しかし 以 下 のとおり 事 故 日 以 前 1 週 間 に 貸 切 バス 運 転 者 の 拘 束 事 例 Ⅱ-4-⑴-3 時 間 が 16 時 間 を 超 えている 日 があるにもかかわらず 事 業 者 を 監 査 の 対 運 転 者 の1 日 の 拘 束 時 間 が16 時 間 を 超 え 象 としていないものが1 件 みられた ているにもかかわら なお 拘 束 時 間 については 運 転 者 アンケート 調 査 の 結 果 においても ず 監 査 が 実 施 され ていない 例 最 大 拘 束 時 間 16 時 間 いっぱいを 基 本 に 勤 務 スケジュールが 組 み 込 まれ ているので 常 に 睡 眠 不 足 の 状 態 である といった 回 答 がみられる 等 事 例 Ⅱ-4-⑴-4 長 時 間 の 拘 束 時 間 が 睡 眠 時 間 等 の 不 足 や 運 転 者 の 過 労 につながっている との 意 見 がみられる ( 運 転 者 に 長 時 間 の 拘 束 時 間 がみられる 例 ) 事 例 貸 切 バス 事 業 者 Db( 愛 知 運 輸 支 局 ) 運 転 中 高 血 圧 により 運 転 不 能 となった 61 歳 の 運 転 者 の 事 故 日 以 前 1 週 間 の 拘 束 時 間 に 改 善 基 準 告 示 で 定 められた 16 時 間 を 超 える 17 時 間 の 日 がみられた( 運 輸 規 則 第 21 条 第 1 項 違 反 ) また 改 善 基 準 告 示 においては 運 転 者 の4 週 間 を 平 均 した1 週 間 当 たりの 拘 束 時 間 の 限 度 は 原 則 として 65 時 間 とされているが この 例 では 事 故 日 以 前 の4 週 間 を 平 均 した1 週 間 当 たりの 平 均 拘 束 時 間 は 70 時 間 30 分 となっており 85 時 間 を 超 える 週 もみられた さらに 事 故 日 以 前 1か 月 間 には9 日 間 連 続 で 勤 務 している 運 転 者 が 運 転 中 体 調 に 異 常 を 来 し 運 転 不 能 になった 事 故 日 前 1か 月 間 の 拘 束 時 間 等 (ウ) 適 性 診 断 の 未 受 診 運 輸 規 則 第 38 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 貸 切 バス 事 業 者 は 死 傷 又 は 負 表 Ⅱ-4-⑴-4 傷 者 が 生 じた 事 故 を 引 き 起 こした 者 運 転 者 として 新 たに 雇 い 入 れた 者 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 が 事 業 用 自 動 車 の 65 歳 以 上 の 高 齢 者 に 対 して 事 業 用 自 動 車 の 運 行 の 安 全 を 確 保 するため 運 転 者 に 対 して 行 う に 遵 守 すべき 事 項 について 特 別 な 指 導 を 行 い かつ 国 土 交 通 大 臣 が 認 指 導 及 び 監 督 の 指 針 定 する 適 性 診 断 を 受 けさせなければならない また 高 齢 者 に 対 する 適 性 診 断 については 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 が 事 業 用 自 動 車 の 運 転 者 に 対 して 行 う 指 導 及 び 監 督 の 指 針 ( 平 成 13 年 国 土 交 通 省 告 示 第 1676 号 )に 基 づき 貸 切 バス 事 業 者 は 65 歳 に 達 した 運 転 者 に 対 して 65 歳 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に1 回 適 性 診 断 を 受 診 させ その 後 3 年 以 内 ごとに1 回 受 診 させることとされている 高 齢 者 に 対 す る 適 性 診 断 は 加 齢 による 身 体 機 能 の 変 化 の 運 転 行 動 への 影 響 を 把 握 し 交 通 事 故 の 防 止 のために 必 要 な 運 転 行 動 等 のアドバイスをするものであ - 235 -

り 事 故 防 止 の 観 点 から 重 要 なものである しかし 事 故 を 引 き 起 こした 65 歳 以 上 の 運 転 者 に 65 歳 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に1 回 受 診 することとされている 適 性 診 断 を 受 診 させていな いことが 明 らかであるにもかかわらず 当 該 事 業 者 を 監 査 の 対 象 として いないものが1 件 みられた ( 必 要 な 適 性 診 断 を 受 診 させていない 例 ) 事 例 貸 切 バス 事 業 者 Eh( 福 岡 運 輸 支 局 ) 前 方 不 注 意 のため 停 止 した 前 方 の 車 両 に 追 突 し 軽 傷 者 25 名 の 事 故 となったもの このバスの 運 転 者 は 67 歳 であるが 65 歳 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に1 回 受 診 することとされている 適 性 診 断 を 受 診 してい ない( 運 輸 規 則 第 38 条 第 2 項 違 反 ) 国 土 交 通 省 は 自 動 車 事 故 報 告 書 に 法 令 違 反 の 記 載 がある 事 業 者 につ いて 監 査 を 実 施 しなかった 理 由 として 自 動 車 事 故 報 告 書 を 受 領 する 安 全 対 策 担 当 部 門 と 監 査 を 実 施 する 監 査 担 当 部 門 の 連 携 が 取 られていなか ったためと 説 明 している イ 自 動 車 事 故 報 告 書 の 早 期 提 出 道 路 運 送 法 第 29 条 及 び 自 動 車 事 故 報 告 規 則 第 3 条 の 規 定 により 貸 切 バ ス 事 業 者 は 同 規 則 で 定 める 死 亡 事 故 等 の 重 大 事 故 を 引 き 起 こした 場 合 事 故 の 再 発 防 止 や 原 因 分 析 の 観 点 から 事 故 後 30 日 以 内 に 自 動 車 事 故 報 告 書 を 国 土 交 通 大 臣 に 提 出 しなければならない 期 限 を 超 えての 自 動 車 事 故 報 告 書 の 提 出 は 事 故 の 原 因 分 析 及 び 監 査 の 遅 延 につながることとなる しかしながら 平 成 19 年 に 提 出 された 貸 切 バス 事 業 者 に 係 る 自 動 車 事 故 報 告 書 295 件 について 事 故 発 生 日 から 提 出 日 ( 提 出 日 の 記 載 がない 場 合 は 受 付 日 )までの 期 間 を 調 査 したところ 1か 月 を 超 えるものが 42 件 (14.2%)みられ その 中 には 提 出 までの 期 間 が 事 故 後 3か 月 以 上 経 過 し ているものも5 件 あった この5 件 の 中 には 労 働 基 準 法 に 違 反 して 運 転 者 の 事 故 日 以 前 1か 月 間 の 休 日 が2 日 とするものが1 件 みられた 所 見 したがって 国 土 交 通 省 は 貸 切 バス 事 業 者 に 対 する 監 査 の 効 率 的 かつ 効 果 的 な 実 施 を 徹 底 する 観 点 から 次 の 措 置 を 講 ずる 必 要 がある 1 事 故 を 起 こした 事 業 者 に 対 する 監 査 を 徹 底 するため 事 故 の 軽 重 にか かわらず 自 動 車 事 故 報 告 書 から 事 故 の 発 生 原 因 運 転 者 の 勤 務 状 況 等 を 分 析 し 法 令 違 反 の 疑 いがある 場 合 は 監 査 対 象 として 選 定 することと し その 旨 を 監 査 方 針 及 び 監 査 方 針 の 細 部 取 扱 いに 規 定 し 地 方 運 輸 局 等 に 徹 底 させること 2 事 故 の 原 因 分 析 の 早 期 化 及 び 監 査 の 遅 延 防 止 を 徹 底 するため 事 故 を 表 Ⅱ-4-⑴-5 自 動 車 事 故 報 告 書 に 関 する 法 令 表 Ⅱ-4-⑴-6 当 省 が 入 手 した 平 成 19 年 に 提 出 された 自 動 車 事 故 報 告 書 にお ける 事 故 から 提 出 ま での 期 間 事 例 Ⅱ-4-⑴-5 提 出 までの 期 間 が 事 故 後 3か 月 以 上 経 過 している 自 動 車 事 故 報 告 書 の 中 に 運 転 者 の 休 日 が 十 分 確 保 されていない 記 載 が みられる 例 - 236 -

起 こした 事 業 者 に 対 して 自 動 車 事 故 報 告 書 の 期 限 内 の 提 出 を 励 行 させる こと 1 最 初 に 事 故 に 関 与 した 車 両 等 の 運 転 者 のうち 当 該 事 故 における 過 失 が 最 も 重 い 者 をいい また 過 失 が 同 程 度 の 場 合 には 人 身 損 害 程 度 が 軽 い 者 をいう 2 酒 酔 い 運 転 酒 気 帯 び 運 転 過 労 運 転 薬 物 等 使 用 運 転 無 免 許 運 転 無 車 検 運 行 及 び 救 護 義 務 違 反 をいう 3 始 業 時 刻 から 終 業 時 刻 までの 時 間 をいう 拘 束 時 間 は 運 転 時 間 のほかに 観 光 地 の 駐 車 場 で 客 待 ち 等 をする 時 間 やパーキングエリアでの 休 憩 時 間 も 含 むものである これらの 時 間 は 改 善 基 準 告 示 上 使 用 者 に 拘 束 されている 時 間 であり 運 転 者 にとって 自 由 な 時 間 ではない - 237 -

事 例 Ⅱ-4-(1)-1 自 動 車 事 故 報 告 書 に 法 令 違 反 がみられるにもかかわらず 監 査 が 実 施 されて いない 例 事 例 の 類 型 事 例 番 号 法 令 違 反 と みられる 内 容 事 故 発 生 年 月 運 輸 支 局 事 業 者 事 故 概 要 運 転 者 年 齢 連 続 運 転 日 数 1 1か 月 間 の 休 日 2 日 平 成 17 年 3 月 香 川 Bf 走 行 中 にバスから 出 火 し 走 行 できなくな ったもの 39 歳 5 日 運 転 者 の 休 日 が 確 保 さ れていない もの( 労 働 基 準 法 第 35 条 違 反 ) 長 時 間 の 拘 束 時 間 ( 運 輸 規 則 第 21 条 第 1 項 違 反 ) 適 性 診 断 の 未 受 診 ( 運 輸 規 則 35 条 第 2 項 違 反 ) 2 3 4 5 6 1か 月 間 の 休 日 3 日 1か 月 間 の 休 日 3 日 1か 月 間 の 休 日 3 日 1 日 の 拘 束 時 間 17 時 間 65 歳 に 達 し た 日 以 後 1 年 以 内 の 適 性 診 断 の 受 診 経 験 なし 平 成 17 年 9 月 平 成 18 年 10 月 平 成 19 年 10 月 平 成 17 年 6 月 平 成 17 年 11 月 ( 注 )1 自 動 車 事 故 報 告 書 に 基 づき 当 省 が 作 成 した 2 事 故 概 要 における( ) 内 は 人 数 を 示 す 愛 知 東 京 東 京 愛 知 福 岡 Ep Cv Bd Db Eh ETCバーが 開 かなかったため 急 停 止 を した 際 に 乗 客 の 動 向 を 把 握 していなかった ため 乗 客 1 名 が 転 倒 し 軽 傷 を 受 けたもの ( 軽 傷 1 名 ) バスターミナルから 出 る 際 の 運 転 者 の 確 認 不 足 のため 直 進 してきた 車 両 と 衝 突 したも の( 重 傷 2 名 軽 傷 3 名 ) 車 間 距 離 不 足 及 び 漫 然 運 転 のため 交 差 点 近 くにおいて 徐 行 運 転 をせず 急 ブレーキ を 掛 け 乗 客 1 名 が 転 倒 し 軽 傷 を 受 けたもの ( 軽 傷 1 名 ) 持 病 の 高 血 圧 により 走 行 不 能 となったも の 前 車 の 停 車 にブレーキが 間 に 合 わず 追 突 した 事 故 ( 軽 傷 25 名 ) 39 歳 4 日 33 歳 3 日 59 歳 5 日 61 歳 7 日 67 歳 7 日 - 238 -

事 例 Ⅱ-4-(1)-2 貸 切 バス 事 業 者 が 第 一 当 事 者 としてかかわった 事 故 を 契 機 にした 監 査 の 実 施 状 況 監 査 種 別 特 別 監 査 巡 回 監 査 年 度 事 業 者 事 故 発 生 年 月 日 1 20 Dn H20.01.04 2 17 Dd H17.05.16 3 20 Ba H20.05.03 4 18 Af H18.07.15 事 故 概 要 凍 結 したカーブにおいて 減 速 が 遅 れ ガード レールを 突 き 破 り 転 落 した 事 故 ( 死 亡 1 重 傷 2 軽 傷 20) 居 眠 り 運 転 により 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 7) 渋 滞 中 の 車 両 へ 追 突 し 乗 用 車 4 台 を 巻 き 込 む 玉 突 き 事 故 ( 軽 傷 6) 前 車 が 急 ブレーキを 掛 けたので 追 突 をさけ るためブレーキを 踏 んだが 間 に 合 わず 対 向 車 線 にはみ 出 し 乗 用 車 と 衝 突 した 事 故 ( 死 亡 1) 適 性 1か 月 運 転 者 診 断 運 輸 間 の 休 年 齢 受 診 支 局 日 数 経 験 7 日 57 歳 あり 東 京 4 日 42 歳 あり 沖 縄 6 日 68 歳 なし 広 島 6 日 58 歳 なし 宮 城 5 17 Ai H17.07.15 脇 見 運 転 による 追 突 事 故 ( 死 亡 1 軽 傷 11) 0 日 26 歳 あり 東 京 6 18 Cm H18.06.16 7 17 Au H17.10.13 脇 見 運 転 により 信 号 機 に 衝 突 した 事 故 事 故 後 運 転 者 の 酒 気 帯 び 運 転 が 発 覚 倒 れ 込 んだ 歩 行 者 を 通 過 した 事 故 ( 死 亡 1) 9 日 55 歳 あり 東 京 6 日 39 歳 あり 愛 知 8 18 Dy H18.09.27 9 18 Aq H18.05.19 10 18 Cp H18.06.21 11 17 Ef H17.04.10 運 転 者 が 脳 内 出 血 で 意 識 が 無 くなりガードレ ール 及 び 電 柱 に 衝 突 した 事 故 10 日 55 歳 なし 愛 知 車 道 を 横 断 しようとした 歩 行 者 に 気 付 かず 車 体 に 巻 き 込 んだ 事 故 ( 死 亡 1) 11 日 57 歳 なし 大 阪 後 方 確 認 に 気 をとられ 前 車 に 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 23) 5 日 56 歳 あり 大 阪 道 路 のうねりによりバスがバウンド その 後 乗 客 が 腰 痛 のため 入 院 した 事 故 ( 重 傷 1) 7 日 54 歳 なし 沖 縄 12 17 Ef H17.11.03 回 送 中 対 向 車 両 が 中 央 線 を 越 えたため 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 3 軽 傷 8) 3 日 53 歳 なし 沖 縄 呼 出 監 査 監 査 未 実 施 13 18 Dr H18.09.29 14 17 Dx H17.10.19 15 18 El H18.11.29 16 18 Cv H18.10.06 17 19 Bd H19.10.16 18 ( 注 3) 17 Db H17.06.09 19 17 Ep H17.09.10 20 17 Bf H17.03.11 21 17 Eh H17.11.28 道 路 を 横 断 中 の 歩 行 者 をはねた 事 故 ( 死 亡 1) 0 日 39 歳 なし 札 幌 前 方 を 不 意 に 横 切 った 歩 行 者 に 気 付 かずはね た 事 故 ( 死 亡 1 重 傷 1) 5 日 28 歳 あり 東 京 無 理 な 右 折 により 対 向 車 と 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 15) 8 日 37 歳 あり 愛 知 左 折 しようとしたところ 直 進 してきた 車 両 と 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 2 軽 傷 3) 3 日 33 歳 あり 東 京 前 車 が 急 ブレーキを 掛 けたため 衝 突 を 避 け るため 急 ブレーキを 掛 けたところ 乗 客 が 転 倒 した 事 故 ( 軽 傷 1) 持 病 の 高 血 圧 により 走 行 不 能 になった 事 故 運 転 者 の 事 故 日 以 前 1 週 間 の 拘 束 時 間 に 改 善 基 準 告 示 で 定 められた 16 時 間 を 超 える 17 時 間 の 日 がみられた ETC ゲートが 開 かなかったため 急 ブレーキ を 掛 けたところ 立 っていた 乗 客 が 転 倒 した 事 故 ( 軽 傷 1) 走 行 中 異 音 がしたため 停 車 後 に 確 認 したとこ ろ 右 側 後 部 より 出 火 した 事 故 前 車 の 停 車 にブレーキが 間 に 合 わず 追 突 し た 事 故 ( 軽 傷 25) 運 転 者 は 65 歳 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に 受 診 することとされている 適 性 診 断 を 受 診 してい なかった 3 日 59 歳 あり 東 京 5 日 61 歳 あり 愛 知 3 日 39 歳 あり 愛 知 2 日 39 歳 なし 香 川 6 日 67 歳 なし 福 岡 - 239 -

監 査 対 象 外 22 18 Cf H18.08.09 23 18 Bi H18.10.13 24 19 Di H19.10.31 脇 見 して 路 肩 ガードレールに 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 7) 駐 車 場 で 段 差 にて 車 内 後 部 がバウンドしたた め 乗 客 が 負 傷 した 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 2) 高 速 道 路 進 入 の 際 ETCバーが 上 がらず 急 ブレーキを 踏 んだところ 反 動 で 乗 客 が 負 傷 し た 事 故 ( 軽 傷 1) 5 日 55 歳 なし 宮 城 13 日 62 歳 あり 宮 城 4 日 46 歳 なし 宮 城 25 17 Cd H17.04.01 急 ブレーキにより 乗 務 員 がフロントガラスに 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 1) 10 日 43 歳 あり 東 京 26 17 Cy H17.04.24 Uターンの 際 バイクがミラーに 接 触 し 横 転 した 事 故 ( 重 傷 1) 5 日 51 歳 あり 東 京 27 17 Ay H17.12.26 前 方 車 両 の 停 止 に 気 づかず 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 17) 8 日 40 歳 あり 東 京 28 18 At H18.02.19 信 号 を 見 落 とし 進 行 したため 右 折 してきた 車 両 に 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 2 軽 傷 2) 6 日 35 歳 あり 東 京 29 18 Cy H18.06.22 信 号 無 視 のため 左 から 来 たバイクと 衝 突 し た 事 故 ( 重 傷 1) 7 日 36 歳 あり 東 京 30 18 Dp H18.06.30 左 側 を 走 行 していた 自 転 車 がよろけ 車 両 の 後 部 に 接 触 し 転 倒 した 事 故 ( 重 傷 1) 5 日 47 歳 あり 東 京 31 18 Ea H18.09.29 左 折 しようとハンドルを 切 ったところ バイ クと 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1) 9 日 53 歳 なし 東 京 32 18 At H18.10.28 座 席 から 立 ち 上 がった 乗 客 が 転 倒 した 事 故 ( 軽 傷 1) 4 日 33 歳 あり 東 京 信 号 無 視 の 自 転 車 を 避 けようとして 急 ブレー 33 19 Bp H19.03.07 キを 掛 けたところ 乗 客 が 転 倒 した 事 故 ( 軽 傷 16) 5 日 40 歳 あり 東 京 34 19 At H19.05.24 脇 見 により 前 方 の 車 両 に 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 5) 4 日 43 歳 あり 東 京 渋 滞 に 気 がつかず ハンドル 及 び 急 ブレーキ 35 19 Bd H19.05.28 で 避 けようとして 中 央 分 離 帯 に 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 3) 12 日 64 歳 あり 東 京 36 20 Ay H20.03.11 交 差 点 を 右 折 する 際 停 止 したバイクに 気 付 かず 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1) 7 日 49 歳 あり 東 京 37 20 Cw H20.06.21 Uターンの 際 別 車 線 からきたオートバイと 接 触 した 事 故 ( 重 傷 1) 7 日 36 歳 あり 東 京 38 17 Eo H17.04.21 段 差 で 車 両 がバウンドしたため 乗 客 が 負 傷 した 事 故 ( 重 傷 1) 4 日 56 歳 あり 愛 知 39 17 Bs H17.10.23 前 車 の 停 止 に 気 付 かず 追 突 した 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 6) 10 日 36 歳 あり 愛 知 40 18 Eo H18.11.03 急 ブレーキの 前 車 に 追 突 した 事 故 ( 軽 傷 10) 4 日 35 歳 なし 愛 知 41 19 En H19.11.16 42 18 Ap H18.08.06 43 18 Dt H18.12.16 44 19 Ax H19.02.10 45 19 De H19.04.17 46 20 Am H20.02.17 47 17 Ag H17.08.01 48 18 Cn H18.02.04 49 18 Ag H18.12.18 右 折 中 の 前 方 車 に 追 突 した 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 8) 4 日 39 歳 あり 愛 知 急 ブレーキで 停 車 した 前 車 に 衝 突 した 事 故 ( 軽 傷 29) 5 日 64 歳 なし 大 阪 路 肩 のガードレールに 車 体 左 前 部 を 接 触 した 衝 撃 で 車 掌 及 び 乗 客 が 負 傷 した 事 故 ( 軽 傷 9) 6 日 47 歳 あり 大 阪 車 庫 から 出 庫 しようとしたところ 走 行 中 の 車 両 の 側 面 に 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1) 4 日 53 歳 あり 大 阪 走 行 中 前 方 の 車 両 が 青 信 号 にもかかわらず 急 停 車 したため 追 突 した 事 故 ( 軽 傷 6) 4 日 37 歳 あり 大 阪 停 車 していた 車 両 に 気 付 くのが 遅 れ 追 突 した 事 故 ( 軽 傷 3) 9 日 42 歳 あり 大 阪 交 差 点 手 前 で 急 ブレーキを 踏 んだ 際 車 内 の 乗 客 が 転 倒 した 事 故 ( 重 傷 1) 16 日 42 歳 不 明 広 島 乗 車 しようとしている 客 に 気 付 かず 車 両 を 移 動 させたため 客 が 転 倒 した 事 故 ( 重 傷 1) 8 日 48 歳 あり 広 島 サイドブレーキを 掛 け 車 両 から 離 れたとこ ろ バスが 坂 道 を 後 退 し 法 面 に 転 覆 した 事 故 7 日 55 歳 あり 広 島 - 240 -

50 19 Dz H19.03.28 51 20 Cs H20.02.06 52 20 Aa H20.06.01 53 17 Av H17.03.06 54 17 Dg H17.06.19 55 17 Av H17.11.16 56 18 Ez H18.03.02 57 18 Dw H18.07.01 58 18 Br H18.10.17 59 19 Dh H19.10.23 60 18 Ef H18.10.10 61 19 Ar H19.10.14 道 路 外 から 道 路 内 へ 入 ってきた 自 転 車 と 接 触 した 事 故 ( 重 傷 1) 交 差 点 を 左 折 時 横 断 中 の 歩 行 者 と 接 触 した 事 故 ( 重 傷 1) 乗 客 が 降 車 後 バスの 後 方 より 白 煙 が 発 生 し た 事 故 交 差 点 を 左 折 時 横 断 歩 道 上 で 歩 行 者 を 巻 き 込 み 負 傷 させた 事 故 ( 重 傷 1) 道 路 の 起 伏 によるバウンドの 衝 撃 により 乗 客 を 負 傷 させた 事 故 ( 重 傷 2 軽 傷 3) 帰 社 中 交 差 点 において 歩 行 者 に 接 触 した 事 故 ( 重 傷 1) 脇 見 運 転 により 前 車 に 追 突 した 事 故 ( 軽 傷 23) 車 止 めを 解 除 したまま 乗 客 の 出 迎 えをしてい たところ バスが 動 き 出 し 建 造 物 に 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 1) 駐 車 場 から 発 車 の 際 に 歩 行 者 を 巻 き 込 んだ 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 1) 窪 地 を 通 過 したところ タイヤがバウンドし 車 内 の 乗 客 が 座 席 から 跳 ね 上 げられた 事 故 ( 重 傷 1) レンタカーの 急 な 進 入 により 側 面 に 衝 突 し た 事 故 ( 重 傷 1 軽 傷 11) 左 側 に 駐 車 中 の 車 の 陰 から 子 供 が 飛 び 出 した ため バスと 衝 突 した 事 故 ( 重 傷 1) 19 日 36 歳 あり 広 島 5 日 60 歳 なし 広 島 10 日 38 歳 あり 広 島 6 日 57 歳 なし 福 岡 10 日 29 歳 あり 福 岡 4 日 62 歳 あり 福 岡 17 日 53 歳 あり 福 岡 4 日 56 歳 あり 福 岡 7 日 31 歳 あり 福 岡 4 日 60 歳 あり 福 岡 13 日 52 歳 なし 沖 縄 5 日 55 歳 あり 沖 縄 ( 注 ) 1 9 運 輸 支 局 等 の 管 轄 内 で 平 成 17 年 1 月 から 20 年 6 月 までに 自 動 車 事 故 報 告 書 が 提 出 さ れた 事 故 ( 車 両 故 障 事 故 を 除 く )に 係 る 自 動 車 事 故 報 告 書 に 基 づき 当 省 が 作 成 した 2 監 査 未 実 施 欄 の 網 掛 けは 法 令 違 反 を 表 す 3 No.18の 事 例 は 提 出 された 自 動 車 事 故 報 告 書 の 添 付 書 類 において 改 善 基 準 告 示 違 反 がみ られたもの 4 事 故 概 要 における( ) 内 は 人 数 を 示 す - 241 -

表 Ⅱ-4-(1)-1 運 転 者 の 休 日 に 関 する 法 律 労 働 基 準 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 49 号 )( 抜 粋 ) ( 休 日 ) 第 35 条 使 用 者 は 労 働 者 に 対 して 毎 週 少 くとも1 回 の 休 日 を 与 えなければならない 2 前 項 の 規 定 は 4 週 間 を 通 じ4 日 以 上 の 休 日 を 与 える 使 用 者 については 適 用 しない 表 Ⅱ-4-(1)-2 運 転 中 に 睡 魔 に 襲 われやすい 勤 務 状 況 運 転 中 に 睡 魔 に 襲 われやすい 勤 務 状 況 休 日 を 入 れない 連 続 勤 務 時 調 査 数 ( 割 合 ) 134 (100) ( 単 位 : 人 %) ある どちらともいえない ない 無 回 答 93 (69.4) ( 注 ) 1 当 省 の 運 転 者 アンケート 調 査 の 結 果 に 基 づき 作 成 した 2 ( ) 内 は 構 成 比 である 22 (16.4) 6 (4.5) 13 (9.7) 表 Ⅱ-4-(1)-3 運 転 中 にヒヤリ ハットを 感 じやすい 勤 務 状 況 運 転 中 にヒヤリ ハットを 感 じ やすい 勤 務 状 況 休 日 を 入 れない 連 続 勤 務 時 調 査 数 ( 割 合 ) 134 (100) ( 単 位 : 人 %) ある どちらともいえない ない 無 回 答 72 (53.7) ( 注 ) 1 当 省 の 運 転 者 アンケート 調 査 の 結 果 に 基 づき 作 成 した 2 ( ) 内 は 構 成 比 である 32 (23.9) 5 (3.7) 25 (18.7) 事 例 Ⅱ-4-(1)-3 運 転 者 の1 日 の 拘 束 時 間 が 16 時 間 を 超 えているにもかかわらず 監 査 が 実 施 されていない 例 6 月 5 日 6 月 6 日 6 月 7 日 24 時 間 7:50 23:15 0:00 6:15 7:50 16:55 0:00 6:15 拘 束 時 間 (15:25) 休 息 時 間 (7:00) (1:35) 拘 束 時 間 (10:40) 休 息 時 間 (13:20) 始 業 終 業 始 業 15:25 + 1:35 = 17:00 ( 注 )1 自 動 車 事 故 報 告 書 の 添 付 書 類 に 基 づき 当 省 が 作 成 した 2 1 日 の 拘 束 時 間 とは 始 業 時 刻 から 起 算 して 24 時 間 の 拘 束 時 間 の 合 計 をいう 3 網 掛 け 部 分 が6 月 5 日 の 拘 束 時 間 となり 17 時 間 となっている - 242 -

事 例 Ⅱ-4-(1)-4 運 転 者 が 運 転 中 体 調 に 異 常 を 来 し 運 転 不 能 になった 事 故 日 前 1か 月 間 の 拘 束 時 間 等 日 時 始 業 時 間 終 業 時 間 5 月 10 日 拘 束 時 間 ( 終 業 時 間 - 始 業 時 間 ) 6:15 17:45 11 時 間 30 分 5:30 17:05 11 時 間 35 分 5 月 11 日 ~19 日 (9 日 間 連 続 勤 務 ) 拘 束 時 間 108 時 間 35 分 5 月 20 日 5 月 21 日 ~28 日 (8 日 間 連 続 勤 務 ) 拘 束 時 間 92 時 間 30 分 5 月 29 日 7:45 19:15 11 時 間 30 分 5:55 17:35 11 時 間 40 分 4:50 17:25 12 時 間 35 分 6:20 16:45 10 時 間 25 分 5:50 17:15 11 時 間 25 分 6:35 21:15 14 時 間 40 分 7:00 20:15 13 時 間 15 分 6:35 18:45 12 時 間 10 分 6:50 16:55 10 時 間 05 分 8:25 21:25 13 時 間 00 分 7:00 16:25 9 時 間 25 分 6:30 18:20 11 時 間 50 分 6:50 20:05 13 時 間 15 分 6:45 17:05 10 時 間 20 分 8:00 20:25 12 時 間 25 分 1 週 間 の 拘 束 時 間 85 時 間 30 分 5 月 30 日 7:00 18:00 11 時 間 00 分 5 月 31 日 7:50 16:25 9 時 間 35 分 6 月 1 日 6 月 2 日 7:05 15:55 8 時 間 50 分 6 月 3 日 ~9 日 (7 日 間 連 続 勤 務 ) 8:30 19:55 11 時 間 25 分 7:50 23:15 15 時 間 25 分 6:15 16:55 10 時 間 40 分 拘 束 時 間 73 時 間 45 分 6:15 19:55 13 時 間 40 分 6:00 17:50 11 時 間 50 分 7:05 9:00 1 時 間 55 分 事 故 日 以 前 4 週 間 (5 月 12 日 ~6 月 8 日 )の 拘 束 時 間 の 合 計 282 時 間 00 分 1 週 間 当 たりの 拘 束 時 間 70 時 間 30 分 ( 注 )1 自 動 車 事 故 報 告 書 の 添 付 書 類 に 基 づき 当 省 が 作 成 した 2 網 掛 けは 休 日 を 示 す 6 月 9 日 が 事 故 日 である - 243 -

表 Ⅱ-4-(1)-4 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 が 事 業 用 自 動 車 の 運 転 者 に 対 して 行 う 指 導 及 び 監 督 の 指 針 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 が 事 業 用 自 動 車 の 運 転 者 に 対 して 行 う 指 導 及 び 監 督 の 指 針 ( 平 成 13 年 国 土 交 通 省 告 示 第 1676 号 )( 抜 粋 ) 4 適 性 診 断 の 受 診 (3) 高 齢 運 転 者 1) 平 成 14 年 2 月 1 日 において 現 に65 才 以 上 75 才 未 満 である 運 転 者 ( 個 人 タクシー 事 業 者 を 除 く 以 下 この1) 及 び2)において 同 じ )に 対 しては 平 成 17 年 1 月 31 日 まで の 間 に1 回 また 平 成 14 年 2 月 2 日 以 後 65 才 に 達 した 運 転 者 に 対 しては 65 才 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に1 回 高 齢 運 転 者 のための 適 性 診 断 として 国 土 交 通 大 臣 が 認 定 したものを 受 診 させ その 後 75 才 に 達 するまでは3 年 以 内 ごとに1 回 受 診 させる 2) 平 成 14 年 2 月 1 日 において 現 に75 才 以 上 である 運 転 者 に 対 しては 平 成 15 年 1 月 31 日 までの 間 に1 回 また 平 成 14 年 2 月 2 日 以 後 75 才 に 達 した 運 転 者 に 対 しては 75 才 に 達 した 日 以 後 1 年 以 内 に1 回 高 齢 者 のための 適 性 診 断 として 国 土 交 通 大 臣 が 認 定 したものを 受 診 させ その 後 1 年 以 内 ごとに1 回 受 診 させる ( 注 ) 下 線 は 当 省 が 付 した - 244 -

表 Ⅱ-4-(1)-5 自 動 車 事 故 報 告 書 に 関 する 法 令 道 路 運 送 法 ( 抜 粋 ) ( 事 故 の 報 告 ) 第 29 条 一 般 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 は その 事 業 用 自 動 車 が 転 覆 し 火 災 を 起 こし その 他 国 土 交 通 省 令 で 定 める 重 大 な 事 故 を 引 き 起 こしたときは 遅 滞 なく 事 故 の 種 類 原 因 その 他 国 土 交 通 省 令 で 定 める 事 項 を 国 土 交 通 大 臣 に 届 け 出 なければならない 自 動 車 事 故 報 告 規 則 ( 抜 粋 ) ( 定 義 ) 第 2 条 この 省 令 で 事 故 とは 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 する 自 動 車 の 事 故 をいう 一 自 動 車 が 転 覆 し 転 落 し 火 災 ( 積 載 物 品 の 火 災 を 含 む 以 下 同 じ )を 起 こし 又 は 鉄 道 車 両 ( 軌 道 車 両 を 含 む 以 下 同 じ )と 衝 突 し 若 しくは 接 触 したもの 二 10 台 以 上 の 自 動 車 の 衝 突 又 は 接 触 を 生 じたもの 三 死 者 又 は 重 傷 者 ( 自 動 車 損 害 賠 償 保 障 法 施 行 令 ( 昭 和 30 年 政 令 第 286 号 ) 第 5 条 第 2 号 又 は 第 3 号 に 掲 げる 傷 害 を 受 けた 者 をいう 以 下 同 じ )を 生 じたもの 四 10 人 以 上 の 負 傷 者 を 生 じたもの 五 自 動 車 に 積 載 された 次 に 掲 げるものの 全 部 若 しくは 一 部 が 飛 散 し 又 は 漏 えいしたもの ( 略 ) 六 自 動 車 に 積 載 されたコンテナが 落 下 したもの 七 操 縦 装 置 又 は 乗 降 口 の 扉 を 開 閉 する 操 作 装 置 の 不 適 切 な 操 作 により 旅 客 に 自 動 車 損 害 賠 償 保 障 法 施 行 令 第 5 条 第 4 号 に 掲 げる 傷 害 が 生 じたもの 八 酒 気 帯 び 運 転 ( 道 路 交 通 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 105 号 ) 第 65 条 第 1 項 の 規 定 に 違 反 する 行 為 をい う 以 下 同 じ ) 無 免 許 運 転 ( 同 法 第 64 条 の 規 定 に 違 反 する 行 為 をいう ) 大 型 自 動 車 等 無 資 格 運 転 ( 同 法 第 85 条 第 5 項 から 第 9 項 までの 規 定 に 違 反 する 行 為 をいう ) 又 は 麻 薬 等 運 転 ( 同 法 第 117 条 の2 第 3 号 の 罪 に 当 たる 行 為 をいう )を 伴 うもの 九 運 転 者 の 疾 病 により 事 業 用 自 動 車 の 運 転 を 継 続 することができなくなつたもの 十 救 護 義 務 違 反 ( 道 路 交 通 法 第 117 条 の 罪 に 当 たる 行 為 をいう 以 下 同 じ )があつたもの 十 一 自 動 車 の 装 置 ( 道 路 運 送 車 両 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 185 号 ) 第 41 条 各 号 に 掲 げる 装 置 をい う )の 故 障 ( 以 下 単 に 故 障 という )により 自 動 車 が 運 行 できなくなつたもの 十 二 車 輪 の 脱 落 被 牽 引 自 動 車 の 分 離 を 生 じたもの( 故 障 によるものに 限 る ) 十 三 橋 脚 架 線 その 他 の 鉄 道 施 設 ( 鉄 道 事 業 法 ( 昭 和 61 年 法 律 第 92 号 ) 第 8 条 第 1 項 に 規 定 す る 鉄 道 施 設 をいい 軌 道 法 ( 大 正 10 年 法 律 第 76 号 )による 軌 道 施 設 を 含 む )を 損 傷 し 三 時 間 以 上 本 線 において 鉄 道 車 両 の 運 転 を 休 止 させたもの 十 四 高 速 自 動 車 国 道 ( 高 速 自 動 車 国 道 法 ( 昭 和 32 年 法 律 第 79 号 ) 第 4 条 第 1 項 に 規 定 する 高 速 自 動 車 国 道 をいう ) 又 は 自 動 車 専 用 道 路 ( 道 路 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 180 号 ) 第 48 条 の4に 規 定 する 自 動 車 専 用 道 路 をいう 以 下 同 じ )において 3 時 間 以 上 自 動 車 の 通 行 を 禁 止 させた もの 十 五 前 各 号 に 掲 げるもののほか 自 動 車 事 故 の 発 生 の 防 止 を 図 るために 国 土 交 通 大 臣 が 特 に 必 要 と 認 めて 報 告 を 指 示 したもの ( 報 告 書 の 提 出 ) 第 3 条 旅 客 自 動 車 運 送 事 業 者 貨 物 自 動 車 運 送 事 業 者 ( 貨 物 軽 自 動 車 運 送 事 業 者 を 除 く 以 下 同 じ ) 特 定 第 二 種 貨 物 利 用 運 送 事 業 者 及 び 自 家 用 有 償 旅 客 運 送 者 並 びに 道 路 運 送 車 両 法 第 50 条 に 規 定 する 整 備 管 理 者 を 選 任 しなければならない 自 家 用 自 動 車 の 使 用 者 ( 以 下 事 業 者 等 とい う ) は その 使 用 する 自 動 車 ( 自 家 用 自 動 車 ( 自 家 用 有 償 旅 客 運 送 の 用 に 供 するものを 除 く ) にあつては 軽 自 動 車 小 型 特 殊 自 動 車 及 び 二 輪 の 小 型 自 動 車 を 除 く )について 前 条 各 号 の 事 故 があつた 場 合 には 当 該 事 故 があつた 日 ( 前 条 第 10 号 に 掲 げる 事 故 にあつては 事 業 者 等 が 当 該 救 護 義 務 違 反 があつたことを 知 つた 日 同 条 第 15 号 に 掲 げる 事 故 にあつては 当 該 指 示 があつた 日 ) から30 日 以 内 に 当 該 事 故 ごとに 自 動 車 事 故 報 告 書 ( 別 記 様 式 による 以 下 報 告 書 という ) 3 通 を 当 該 自 動 車 の 使 用 の 本 拠 の 位 置 を 管 轄 する 運 輸 監 理 部 長 又 は 運 輸 支 局 長 ( 以 下 運 輸 監 理 部 長 又 は 運 輸 支 局 長 という )を 経 由 して 国 土 交 通 大 臣 に 提 出 しなければならない 2 3( 略 ) ( 注 ) 下 線 は 当 省 が 付 した - 245 -

表 Ⅱ-4-(1)-6 当 省 が 入 手 した 平 成 19 年 に 提 出 された 自 動 車 事 故 報 告 書 における 事 故 から 提 出 までの 期 間 事 故 から 提 出 まで1か うち 提 出 まで3か 月 運 輸 局 等 自 動 車 事 故 報 告 書 数 月 を 超 えるもの を 超 えるもの 北 海 道 23 6 1 東 北 35 2 0 関 東 81 10 3 北 陸 33 5 0 中 部 33 8 0 近 畿 37 0 0 中 国 22 2 0 四 国 4 1 0 九 州 26 8 1 沖 縄 1 0 0 計 295 42 5 ( 注 )1 当 省 の 調 査 結 果 による 2 事 故 発 生 から 報 告 書 提 出 までの 期 間 は 31 日 を1か 月 として 算 出 した 事 例 Ⅱ-4-(1)-5 提 出 までの 期 間 が 事 故 後 3か 月 以 上 経 過 している 自 動 車 事 故 報 告 書 の 中 に 運 転 者 の 休 日 が 十 分 確 保 されていない 記 載 がみられる 例 事 故 発 生 運 転 者 の 事 故 日 以 事 故 発 生 報 告 書 提 出 から 報 告 事 故 等 の 運 輸 支 局 事 業 者 前 1か 月 間 に 出 勤 年 月 日 年 月 日 書 提 出 ま 概 要 原 因 しなかった 日 数 での 期 間 平 成 19 年 2 月 24 日 平 成 19 年 6 月 12 日 3か 月 12 日 鹿 児 島 Ds 待 機 中 の 点 検 の 結 果 燃 料 漏 れがあり 運 行 不 能 となったも の ( 注 )1 自 動 車 事 故 報 告 書 に 基 づき 当 省 が 作 成 した 2 事 故 発 生 から 報 告 書 提 出 までの 期 間 は 31 日 を1か 月 として 算 出 した 2 日 - 246 -