15-03 Tax general info



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平成16年度

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定款


は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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平成28年(2016年)熊本地震に関するQ&A

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目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~


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所令要綱

1_2013BS(0414)

若 しくは 利 益 の 配 当 又 はいわゆる 中 間 配 当 ( 資 本 剰 余 金 の 額 の 減 少 に 伴 うものを 除 きます 以 下 同 じです )を した 場 合 には その 積 立 金 の 取 崩 額 を 減 2 に 記 載 す るとともに 繰 越 損 益 金 26 の 増 3 の


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弁護士報酬規定(抜粋)

連 結 損 益 計 算 書 売 上 高 及 びその 他 の 営 業 収 入 営 業 費 用 売 上 原 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 研 究 開 発 費 営 業 費 用 合 計 営 業 利 益 営 業 外 収 益 ( 費 用 ) 受 取 利 息 支 払 利 息 営 業 外 収 益 (

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

Taro-契約条項(全部)

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遡及処理

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

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(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

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注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

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事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

ただし 区 分 は 同 一 の 譲 渡 所 得 であっても 不 動 産 の 譲 渡 損 益 は 不 動 産 の 譲 渡 損 益 どうしで また 株 式 等 の 譲 渡 損 益 は 株 式 等 の 譲 渡 損 益 どうしで それぞれ 通 算 を 行 うことになっています( 次 項 の 損 益 通 算


定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 表 所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 は 以 下 の 通 りです 退 職 所 得 の 場 合 も この 税 率 表 を 使 います 1. 平 成 19 年 1 月 1 日 以 降 ( 所 法 891) 課 税 所 得 所 得 税 率 控 除 額 ~195

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個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

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敷 金 保 証 金 投 資 有 価 証 券 子 会 社 株 式 関 連 会 社 株 式 ( 負 債 の 部 ) 科 目 大 科 目 中 科 目 流 動 負 債 固 定 負 債 ( 正 味 財 産 の 部 ) 基 金 科 支 払 手 形 未 払 金 前 受 金 預 り 金 短 期 借 入 金 1 年

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

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( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

 


年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

Transcription:

米 国 での 一 般 的 な 税 務 情 報 米 国 ( 特 にカリフォルニア 州 )で 活 動 されている 企 業 に 有 用 な 税 務 関 連 事 項 をまとめてみました 個 人 所 得 税 法 人 税 資 産 税 やユニタリータックスなど 簡 単 にまとめてあります 一 般 論 ではあ りますが 皆 様 のお 役 に 立 てることができれば 幸 いです 給 与 関 連 の 税 金 米 国 で 従 業 員 を 雇 用 する 場 合 には 雇 用 主 は 従 業 員 の 給 与 にかかる 税 金 の 源 泉 徴 収 義 務 給 与 関 係 税 の 納 税 報 告 義 務 があります 通 常 Payroll Tax または Employment Tax といわれるこれらの 税 金 について 以 下 ご 説 明 します 給 与 に 関 する 連 邦 税 1) 連 邦 所 得 税 会 社 を 設 立 した 際 に IRS に Form SS-4( 雇 用 主 番 号 の 申 請 書 )を 提 出 し 連 邦 雇 用 主 番 号 (FEIN) を 取 得 します この 雇 用 主 番 号 を 取 得 することにより 連 邦 に 関 わる 法 人 税 給 与 関 係 税 失 業 保 険 の 支 払 い 義 務 が 発 生 することになります 給 与 から 源 泉 徴 収 される 源 泉 所 得 税 は 個 人 の 所 得 税 申 告 の 際 には 前 払 いとなります 米 国 で は 日 本 で 行 うような 年 末 調 整 は 会 社 では 行 わず 毎 年 4 月 15 日 までに 個 人 の 所 得 税 申 告 書 を IRS に 提 出 します 従 業 員 は 会 社 に 入 社 時 に Form W-4( 扶 養 家 族 数 申 告 数 書 )を 雇 用 者 に 提 出 して 給 与 から 毎 月 いくら 源 泉 徴 収 してもらうかを 申 告 しておきます 従 業 員 は 扶 養 家 族 の 人 数 が 変 わった 場 合 源 泉 金 額 を 変 更 したい 場 合 には 新 たに Form W-4 を 記 入 して 雇 用 者 に 再 度 提 出 し ます この Form W-4 は 会 社 が 従 業 員 の 給 与 からいくら 源 泉 徴 収 するかを 報 告 するフォームである ので 給 与 が 支 給 される 前 に 必 ず 記 入 提 出 する 必 要 があります 2) 連 邦 社 会 保 障 税 (FICA 税 :Federal Insurance Contribution Act) 社 会 保 障 税 は ソーシャルセキュリティー 税 6.2%( 老 齢 者 遺 族 障 害 者 保 険 )とメディケア 税 1.45%( 老 齢 者 障 害 者 医 療 保 険 )からなり それぞれ 従 業 員 と 雇 用 者 双 方 が 給 与 総 額 の 50%ずつ 負 担 します ソーシャルセキュリティー 税 は 年 間 課 税 対 象 上 限 額 が 毎 年 定 められており 2006 年 度 は $94,200( 予 定 )です メディケア 税 は 上 限 がなく 従 業 員 ( 被 用 者 )と 雇 用 者 が 給 与 に 応 じ て 1.45%をそれぞれ 負 担 します 3) 連 邦 失 業 保 険 税 (FUTA 税 :Federal Unemployment Tax Act) 失 業 保 険 税 は 雇 用 者 が 負 担 することになります 連 邦 失 業 保 険 は 従 業 員 1 人 につき 年 間 給 与 総 額 のうち$7,000 部 分 が 課 税 の 対 象 になります 税 率 は 6.2%ですが 州 の 失 業 保 険 税 納 付 によって 5.4%の 控 除 が 与 えられるため 通 常 は 0.8%となります ただし 被 用 者 の 入 れ 替 わりが 激 しい 会 社 の 場 合 などはそれだけ 失 業 保 険 の 申 請 が 多 くなり その 会 社 に 対 する 税 率 が 高 くなる 場 合 がありま す 4) 社 会 保 険 料 の 二 重 負 担 2004 年 日 米 間 で 日 米 社 会 保 障 協 定 が 調 印 され 2005 年 10 月 1 日 に 発 効 されました この 協 定 により 日 米 両 国 の 社 会 保 障 制 度 への 年 金 保 険 料 の 二 重 負 担 の 問 題 と 米 国 での 年 金 制 度 への 短 期 加 入 による 保 険 金 の 掛 け 捨 ての 問 題 が 解 消 されました 協 定 発 効 以 前 は 日 本 から 赴 任 して 米 国 に

滞 在 し 給 与 を 受 け 取 る 日 本 人 は 米 国 の 社 会 保 障 税 を 支 払 う 義 務 がありました つまり 通 常 米 国 滞 在 時 も 日 本 の 厚 生 年 金 保 険 料 を 支 払 い 続 けているので 社 会 保 険 料 の 二 重 払 いという 状 況 に なっていました 米 国 では 10 年 ( 日 本 では 25 年 )の 年 金 加 入 の 期 間 要 件 を 満 たさなければ 年 金 の 受 給 権 が 取 得 できないので ほとんどの 日 本 からの 赴 任 者 は 米 国 でのソーシャルセキュリテ ィー 税 は 掛 け 捨 てになっていました 給 与 に 関 するカリフォルニア 州 税 1) 州 所 得 税 (カリフォルニア 州 ) カリフォルニア 州 では カリフォルニア 州 の 居 住 者 非 居 住 者 に 関 わらず カリフォルニア 州 内 から 得 た 所 得 に 関 して 課 税 されます 給 与 所 得 に 関 しては 連 邦 と 同 様 に 源 泉 徴 収 の 対 象 となりま す 2) 州 失 業 保 険 税 連 邦 失 業 保 険 税 と 同 様 州 失 業 保 険 税 は 雇 用 者 が 負 担 することになります カリフォルニア 州 の 失 業 保 険 (Unemployment Insurance)に 関 しては 新 規 雇 用 者 に 対 しては 3 年 目 まで 3.4%のレー トが 適 用 されます その 後 は それぞれの 雇 用 者 の 状 況 によりレートが 決 まり 毎 年 12 月 に EDD (Employment Development Department)より 翌 年 のレートが 通 知 されます 3) 州 障 害 者 保 険 (State Disability insurance and Paid Family Leave) 従 業 員 ( 被 用 者 )の 年 間 給 与 総 額 のうち 給 与 総 額 のはじめの$79,418 部 分 につき 0.8%を 雇 用 者 が 給 与 から 源 泉 徴 収 して 支 払 います 4)カリフォルニア 州 トレーニング 税 (Employment Training Tax) 従 業 員 ( 被 用 者 )の 年 間 給 与 総 額 の$7,000 部 分 につき 0.1%を 雇 用 者 が 支 払 います 連 邦 法 人 税 非 課 税 法 人 を 除 く 米 国 法 人 は 課 税 所 得 の 有 無 に 関 わらず 法 人 税 申 告 書 である Form 1120 を IRS に 提 出 する 必 要 があります なお 米 国 には 法 人 以 外 にパートナーシップや Limited liability Company(LLC)といった 法 律 的 な 権 利 を 持 つ 組 織 体 もあります これらは 法 人 として 課 税 を 受 けることもありますし パー トナーシップとして 課 税 をされる 場 合 もあります パートナーシップや LLC は 課 税 上 パートナー シップとして 取 り 扱 われる 場 合 それ 自 体 は 納 税 主 体 とはならず パートナーシップアグリーメン トで 決 められた 損 益 配 分 比 率 により パートナーシップや LLC のメンバーに 損 益 が 配 分 され その パートナーやメンバーがそれぞれの 申 告 書 にその 利 益 を 取 り 込 んで 課 税 を 受 けます ここでは こ れらの 説 明 は 省 きますが 設 立 した 会 社 がパートナーシップや LLC の 場 合 は 個 人 の 税 務 とも 関 係 してきますので この 分 野 に 詳 しい 会 計 士 に 相 談 することをお 勧 めします 連 邦 法 人 税 の 税 額 計 算 の 概 要

日 本 の 法 人 税 は 財 務 諸 表 作 成 のための 計 算 規 定 が 商 法 にて 定 められており 株 主 総 会 で 承 認 された 決 算 に 基 づいて 作 成 されます これを 確 定 決 算 主 義 といいます 日 本 では 税 法 上 引 当 金 などの 損 金 を 計 上 するためには その 損 金 が 企 業 会 計 上 の 決 算 に 反 映 されていなければなりま せん その 結 果 として 会 計 上 の 利 益 と 課 税 所 得 は 大 きな 差 がないことになります 一 方 米 国 では 各 州 の 会 社 法 には 日 本 のような 計 算 規 定 がないので 企 業 は 年 に 一 度 決 算 を 行 うことだけが 定 められています 従 って 米 国 では 法 人 税 と 会 計 基 準 の 会 計 処 理 が 異 なること があり 損 益 認 識 のタイミングがずれるケースが 頻 繁 に 見 られます 例 えば 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 上 と 税 務 上 では 異 なります 米 国 での 法 人 税 の 算 出 は Gross Income( 総 益 金 )から Deduction( 損 金 )および Loss( 損 失 )を 差 し 引 いて 計 算 された Taxable Income( 課 税 所 得 ))に 税 率 をかける 方 法 をとりますが 財 務 会 計 上 とは 別 に 税 務 上 の 会 計 処 理 基 準 を 採 用 することになります また 米 国 での 法 人 税 は 全 世 界 で 生 じた 益 金 に 対 して 課 税 されます 法 人 税 計 算 過 程 ( 通 常 の 法 人 税 計 算 ) Gross Income( 総 益 金 )(*1) (-) Deduction( 損 金 ) (*2) Income before NOL and Credit( 繰 越 欠 損 金 控 除 前 利 益 ) (-) NOL and Credit( 繰 越 欠 損 金 控 除 ) Taxable Income( 課 税 所 得 ) (x) Tax rate( 税 率 ) Total tax before special credit( 税 額 控 除 前 税 額 ) (-) Tax credit( 外 国 税 額 控 除 等 ) Total tax( 法 人 税 ) (+) Alternative Minimum Tax( 代 替 ミニマム 税 ) Total tax( 当 期 法 人 税 ) (-) Estimate tax payment( 予 定 納 税 額 ) Tax Due ( 申 告 納 税 金 額 ) 税 額 計 算 において Gross Income と Deduction の 内 訳 を 以 下 に 示 します 法 人 のある 支 出 が 損 金 算 入 できるか また 損 金 参 入 可 能 な 時 期 についての 詳 細 は IRC(Internal revenue Code- 内 国 歳 入 法 )やレギュレーション( 財 務 省 規 則 )に 細 かく 定 められています (*1)Gross Income( 総 益 金 ) 売 上 総 利 益 (= 売 上 高 - 売 上 原 価 ) 受 取 利 息 賃 貸 収 入 ロイヤリティー 受 取 配 当 金 債 務 免 除 益

キャピタルゲイン 事 業 売 却 益 その 他 (*2)Deduction( 損 金 ) 給 与 報 酬 賃 貸 料 修 繕 費 貸 倒 損 失 支 払 利 息 広 告 宣 伝 費 ライセンス 料 租 税 公 課 減 価 償 却 費 寄 付 金 福 利 厚 生 費 その 他 法 人 税 率 (2005 年 ) 課 税 所 得 超 以 下 税 率 $0 $50,000 15% + $50,000 $75,000 25% + $7,500 $75,000 $100,000 34% + $13,750 $100,000 $335,000 39% + $22,000 $335,000 $10,000,000 34% + $113,900 $10,000,000 $15,000,000 35% + $3,400,000 $15,000,000 $18,333,333 38% + $5,150,000 $18,333,333-35% + 上 の 表 で 税 率 が 上 下 しているのは 課 税 所 得 が 大 きくなるにつれて 軽 減 された 税 額 の 取 り 戻 し が 起 こるためであります 例 えば 課 税 所 得 が$1,400,000 の 場 合 の 法 人 税 は (50,000x15%)+ {(75,000-50,000)x25%}+ {(100,000-75,000)x34%} + {(335,000-100,000)x39%} + {(1,400,000-335,000)x34%}=476,000 ドルになります 予 定 納 税 (Estimate Tax) 予 定 納 税 とは 当 期 の 見 込 み 税 額 が$500 以 上 の 法 人 を 対 象 に 当 期 確 定 税 額 の 100%にあたる 金 額 を 4 回 に 分 けて 25%ずつ 分 割 納 税 し 当 該 年 度 中 に 前 もって 税 金 を 納 付 する 制 度 です 暦 年 (12 月 31 日 決 算 )の 法 人 の 場 合 予 定 納 税 期 限 は 4 月 15 日 6 月 15 日 9 月 15 日 12 月 15 日 と 定 め られています 最 終 的 な 法 人 税 申 告 書 での 税 額 に 予 定 納 税 の 金 額 が 満 たない 場 合 は その 不 足 分 に ついて 利 息 相 当 分 のペナルティーが 課 せられます ペナルティーを 避 けるためには 前 年 度 におけ る 申 告 税 額 の 100%を 4 回 に 分 けて 納 付 するか( 適 用 制 限 あり) 年 次 換 算 法 による 納 付 額 を 見 積 計 算 する 必 要 があります 細 かい 計 算 方 法 は 省 略 しますが 予 定 納 税 の 計 算 は 税 務 申 告 を 担 当 して いる 会 計 事 務 所 が 計 算 を 行 い 納 付 金 額 を 伝 えてきますので 会 計 事 務 所 の 指 示 に 従 い 予 定 納 税 の 納 付 を 行 ってください 予 定 納 税 の 額 が 過 少 納 付 であった 企 業 は 過 少 期 間 中 の 過 少 金 額 に 延 滞 利 率 を 掛 けた 金 額 がペナルティーとして 科 せられますので 注 意 が 必 要 です

カリフォルニア 法 人 税 カリフォルニア 法 人 税 (フランチャイズタックス 又 はインカムタックス) ある 法 人 がある 州 で 法 人 税 の 課 税 対 象 になるかどうかは その 法 人 がその 州 で 事 業 活 動 を 行 っ ている(Doing Business) どうかで 決 定 されます 各 州 によって 課 税 対 象 となる 事 業 活 動 の 定 義 は 異 なりますが 一 般 にある 州 で 従 業 員 を 雇 用 したり 事 務 所 を 保 有 したり 棚 卸 資 産 などの 有 形 資 産 を 保 有 している 場 合 直 接 の 販 売 活 動 を 行 っていなくとも 事 業 活 動 を 行 っているとみなさ れます このようにある 法 人 の 活 動 や 取 引 によって 州 に 課 税 権 が 生 じることをネクサス(Nexus)と 呼 びます カリフォルニア 州 では 州 内 での 事 業 活 動 の 有 無 を 基 準 に 法 人 税 を 課 しています C Corporation の 場 合 カリフォルニア 州 の 法 人 税 率 は 8.84%です 連 邦 税 同 様 に 予 定 納 税 を 4 半 期 ごとに 行 います 初 年 度 は 支 払 う 必 要 はありませんが 1 年 目 以 降 は 毎 年 赤 字 法 人 でもミニマム Tax の$800 を 支 払 う 必 要 があります 複 数 の 州 にネクサスがあり それらの 州 の 課 税 対 象 となる 場 合 は 法 人 の 所 得 を 各 州 に 配 賦 (Allocation または Apportionment)する 必 要 があります 各 州 へ の 所 得 の 配 布 方 法 は 州 によって 違 いますが 一 般 的 には 収 入 資 産 給 与 の 3 つの 要 素 を 使 って 配 賦 計 算 をするのが 一 般 的 な 方 法 です カリフォルニア 州 の 場 合 同 州 に 帰 属 する 所 得 は 以 下 の ように 決 定 されます 1. 所 得 を 事 業 取 得 と 非 事 業 所 得 に 区 分 する 2. 非 事 業 所 得 に 区 分 される 受 取 利 息 受 取 配 当 金 ロイヤリティー キャピタルゲイン 等 につい ては 配 賦 計 算 は 行 われず 納 税 者 の 主 たる 事 業 所 在 地 や 資 産 の 主 たる 使 用 地 にある 州 に 全 額 割 り 当 てる 3. 事 業 所 得 については 資 産 給 与 売 上 の 3 つの 配 賦 要 素 (Apportionment Factors)のそれぞ れについて 全 社 ベースの 金 額 に 対 するカリフォルニア 州 に 帰 属 する 金 額 の 比 率 を 計 算 して その 金 額 を 単 純 平 均 して 配 賦 比 率 を 算 出 する この 配 賦 比 率 を 事 業 所 得 に 乗 じて カリフォルニア 州 に 帰 属 する 所 得 を 計 算 する カリフォルニア 州 の 課 税 対 象 となる 非 事 業 所 得 と 同 州 に 配 賦 された 事 業 所 得 の 合 計 が 同 州 の 課 税 取 得 になり これに 税 率 をかけた 金 額 が 課 税 金 額 となります ユニタリータックス ユニタリータックスとは 法 律 的 には 別 の 会 社 であっても 事 業 の 活 動 から 見 ると 1 つの 会 社 とし て 行 動 しているとされる 場 合 に それらの 会 社 をグループとしてまとめて 課 税 しようという 考 え 方 です この 方 法 では 州 の 課 税 所 得 の 算 出 を 行 う 際 まず 当 該 企 業 の 全 世 界 の 関 連 会 社 を 含 めた 全 企 業 の 所 得 を 合 算 して その 次 にその 合 算 所 得 の 中 のカリフォルニア 州 に 帰 属 する 部 分 を 全 世 界 グループに 占 めるカリフォルニア 企 業 の 売 上 高 資 産 給 与 の 三 要 素 の 比 率 で 割 り 出 す 方 法 で 行 われます 一 般 的 に ある 一 定 以 上 の 株 式 の 持 分 関 係 にある 親 子 会 社 あるいは 関 係 会 社 間 で 管 理 の 集 中 人 的 および 機 能 的 統 合 がある 場 合 に ユニタリービジネスを 行 っているとみなされます ユニタリービジネスとみなされ カリフォルニア 企 業 単 体 で 見 れば 赤 字 であっても 全 世 界 グルー プで 利 益 を 出 しているため その 利 益 の 一 定 比 率 分 が 自 動 的 にカリフォルニアに 配 分 され 予 定 外 の 納 税 と 言 う 事 態 にもなりえます このようなことから 全 世 界 ベースのユニタリー 課 税 方 式 の 代 替 方 式 として 1988 年 の 税 制 改 正 にて 米 国 内 のユニタリーグループだけの 合 算 申 告 方 式 である 水 際 選 択 (Water s Edge Election)が 認 められました その 後 1993 年 の 改 正 により 水 際 選 択 の 規 定 が 改 正 されましたが この 水 際 選 択 は 1 度 選 択 すると 原 則 その 課 税 年 度 も 含 めて 84 ヶ 月 (7 年 間 ) 拘 束 されます 基 本 的 に 米 国 内 企 業 が 黒 字 で 米 国 外 企 業 が 赤 字 の 場 合 または 全 世 界 合 算

課 税 によって カリフォルニア 州 に 帰 属 する 課 税 比 率 を 引 き 下 げることができる 場 合 は 全 世 界 ベ ースでの 課 税 のほうが 有 利 になります そのため 水 際 選 択 の 際 には 今 後 7 年 間 の 全 世 界 および 米 国 内 ベースの 利 益 水 準 と カリフォルニア 州 への 配 賦 率 を 考 慮 し 水 際 選 択 を 行 うかどうかの 検 討 が 必 要 となります 売 上 税 使 用 税 売 上 税 は 州 内 の 課 税 対 象 売 上 に 対 して 課 される 最 終 消 費 者 関 連 取 引 税 です カリフォルニ ア 州 での 売 上 税 の 税 率 は 6.25%ですが 郡 (カウンティー)や 市 (シティー)などが 売 上 税 別 途 課 しています ほとんどすべての 州 で 売 上 税 は 物 品 等 の 最 終 購 買 者 が 支 払 う 義 務 があり 売 上 税 の 徴 収 義 務 者 は それぞれの 州 で 事 業 をおこなっている 販 売 者 とされています 課 税 対 象 となる 売 上 は 有 形 固 定 資 産 の 移 転 交 換 賃 貸 やサービスの 対 価 などで 州 内 の 課 税 品 目 を 販 売 す る 業 者 が 売 上 を 上 げた 時 点 で 購 入 者 から 徴 収 しなければなりません 物 品 の 購 入 者 がその 物 品 を 再 販 売 する 場 合 には その 販 売 者 は 売 上 税 を 徴 収 する 義 務 を 免 除 されるのが 一 般 的 です この 場 合 購 入 者 ( 再 販 売 業 者 )より 再 販 売 証 明 書 (Resale Certificate)を 入 手 して 保 管 する 必 要 があり ます (カリフォルニア 州 の 場 合 は BOE-230) 使 用 税 は 州 内 において 物 品 を 所 有 保 有 貯 蔵 使 用 または 消 費 することに 対 して 課 される 税 です ある 物 品 を 他 州 で 購 入 して 使 用 する 場 合 売 上 税 の 徴 収 されていない 物 品 に 対 して 使 用 税 を 課 すことになっています 使 用 税 の 場 合 購 入 者 が 自 己 申 告 で 使 用 税 を 納 めるので 申 告 および 納 税 が 忘 れがちになります 米 国 子 会 社 が 日 本 から 資 産 を 購 入 した 場 合 使 用 税 の 対 象 になりますが 使 用 税 を 納 めていないことにより 後 日 税 務 調 査 で 追 徴 されることがあるので 注 意 が 必 要 です 資 産 税 州 や 地 方 自 治 体 が 課 税 する 資 産 税 (Property Tax)の 対 象 資 産 は 州 によって 異 なりますが 一 般 には 土 地 建 物 に 課 せられる 不 動 産 税 什 器 備 品 機 械 装 置 工 具 などに 課 せられる 動 産 税 フ ランチャイズ 権 や 証 券 売 掛 金 等 に 課 せられる 無 形 固 定 資 産 税 等 からなっています カリフォルニ ア 州 では 不 動 産 課 税 と 動 産 課 税 からなり 棚 卸 資 産 に 対 する 動 産 税 は 非 課 税 となっています