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N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

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平成21年10月30日

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Transcription:

2010 年 4 月 改 訂 エンジェル 税 制 ~ Q&A 集 ~ 本 Q&A 集 は エンジェル 税 制 についての 質 問 を 中 心 に 判 断 に 迷 う 内 容 をまとめたもの です エンジェル 税 制 に 関 わる 方 々が 当 該 税 制 を 理 解 する 一 助 となれば 幸 いです 今 後 も 内 容 の 充 実 を 図 って 参 ります 目 次 1. 制 度 全 般 2ページ 2. 平 成 20 年 度 エンジェル 税 制 改 正 3ページ 3. 所 得 税 減 税 3~4ページ 4. 対 象 ベンチャー 企 業 特 定 中 小 会 社 の 要 件 4~7ページ 5. 投 資 家 要 件 7~8ページ 6. 事 前 確 認 制 度 8ページ 7. 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 8~9ページ 8. 申 請 から 確 定 申 告 までの 手 続 きの 流 れ 9~11ページ 9. その 他 12ページ 10. エンジェル 税 制 利 用 相 談 窓 口 13~14ページ 別 紙 1 株 主 グループの 範 囲 15~16ページ 別 紙 2 大 規 模 法 人 グループの 所 有 に 属 しているもの 17ページ 別 紙 3 同 族 会 社 の 判 定 の 基 礎 となる 株 主 の 判 定 の 例 18ページ

1. 制 度 全 般 Q1 A1 エンジェル 税 制 は 個 人 法 人 ともに 対 象 となりますか 個 人 投 資 家 のみ 対 象 です Q2 A2 エンジェル 税 制 は 上 場 企 業 へ 投 資 した 場 合 も 対 象 となりますか 未 上 場 ベンチャー 企 業 へ 投 資 した 場 合 のみ 対 象 です Q3 A3 エンジェル 税 制 を 適 用 するための 投 資 方 法 はどのようなものがありますか 3 通 りあります 1 個 人 投 資 家 が 直 接 ベンチャー 企 業 に 投 資 する 場 合 2 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 に 投 資 する 場 合 3 グリーンシートエマージング 銘 柄 に 投 資 する 場 合 Q4 A4 エンジェル 税 制 の 根 拠 法 は 何 ですか 以 下 のとおりです 投 資 時 優 遇 措 置 A 租 税 特 別 措 置 法 第 四 十 一 条 の 十 九 優 遇 措 置 B 租 税 特 別 措 置 法 第 三 十 七 条 の 十 三 売 却 時 損 失 の 繰 延 租 税 特 別 措 置 法 第 三 十 七 条 の 十 三 の 二 売 却 益 1/2 圧 縮 租 税 特 別 措 置 法 平 成 20 年 4 月 30 日 改 正 附 則 第 四 十 八 条 Q5 ベンチャー 企 業 に 投 資 したのが5 年 前 であって 本 年 度 に 当 該 企 業 の 株 を 売 却 し 損 失 が 発 生 した 場 合 でも 売 却 時 点 での 優 遇 措 置 を 適 用 できますか A5 投 資 時 点 における 対 象 ベンチャー 企 業 特 定 中 小 会 社 の 要 件 と 投 資 家 要 件 を 満 たしている 場 合 適 用 できます Q6 A6 エンジェル 税 制 は 日 本 へ 留 学 していた 学 生 が 自 国 に 戻 って 設 立 した 会 社 も 対 象 で すか 国 内 で 設 立 されていないので 対 象 外 です Q7 A7 日 本 に 本 社 がありますが 開 発 機 関 等 が 海 外 にあり ほとんどの 社 員 も 海 外 で 働 い ている 会 社 もエンジェル 税 制 の 対 象 ですか 日 本 の 会 社 法 ( 商 法 )に 基 づいて 設 立 された 株 式 会 社 ( 特 例 有 限 会 社 を 含 む )で あれば 対 象 となります - 2 -

2. 平 成 20 年 度 エンジェル 税 制 改 正 Q1 A1 譲 渡 益 を1/2に 圧 縮 して 課 税 する 優 遇 措 置 が 平 成 20 年 度 改 正 において 廃 止 と なりましたが 経 過 措 置 はどのようになっていますか 平 成 12 年 4 月 1 日 から 平 成 20 年 4 月 30 日 までに 取 得 した 株 式 については 経 過 措 置 が 設 けられており 今 後 も 譲 渡 益 の1/2 圧 縮 ができます Q2 A2 ベンチャー 企 業 の 株 式 を 投 資 した 日 の 翌 日 から 3 年 超 保 有 しないで 売 却 した 場 合 にはどうなりますか 譲 渡 益 の1/2 圧 縮 は 3 年 超 の 保 有 が 条 件 となっているため 適 用 を 受 けられま せん 売 却 損 の 繰 延 は 3 年 超 の 保 有 条 件 はありませんので 保 有 期 間 にかかわらず 適 用 を 受 けられます 3. 所 得 税 減 税 Q1 A1 エンジェル 税 制 の 優 遇 措 置 は 所 得 税 に 限 定 されていますか 投 資 時 点 での 優 遇 措 置 は 優 遇 措 置 A Bともに 所 得 税 のみ 認 められている 制 度 です なお 売 却 時 点 での 優 遇 措 置 については 所 得 税 及 び 住 民 税 の 両 方 が 認 められております Q2 A2 エンジェル 税 制 の 優 遇 措 置 は いつ 時 点 で 受 けることができますか 投 資 時 点 と 売 却 時 点 のいずれの 時 点 でも 受 けることができます ただし 売 却 時 点 で 譲 渡 益 の1/2 圧 縮 の 適 用 を 受 けることができるのは 平 成 12 年 4 月 1 日 から 平 成 20 年 4 月 30 日 までに 取 得 した 株 式 のみです Q3 A3 優 遇 措 置 Aの 計 算 式 の 中 で 2,000 円 を 差 し 引 くのはなぜですか 優 遇 措 置 Aは 所 得 控 除 の1つである 寄 付 金 控 除 制 度 に 含 まれているため 寄 付 金 控 除 額 の 計 算 式 ( 特 定 寄 付 金 として 支 出 した 金 額 2,000 円 )を 引 用 しているか らです Q4 売 却 損 失 発 生 時 の 優 遇 措 置 について ベンチャー 企 業 へ 投 資 した 年 に 優 遇 措 置 (A または B)を 受 けた 場 合 には その 控 除 対 象 金 額 を 取 得 価 額 から 差 し 引 いて 売 却 損 失 を 計 算 する (パンフレット)とはどういうことですか A4 投 資 時 点 の 優 遇 措 置 (AまたはB)を 受 けた 場 合 損 失 を 他 の 株 式 譲 渡 益 と 相 殺 で きる( 売 却 時 点 の 優 遇 措 置 ) 額 が 減 額 されることです 具 体 例 を 参 照 してください - 3 -

具 体 例 ) 総 所 得 金 額 ベンチャー 企 業 への 投 資 額 売 却 額 1,000 万 円 500 万 円 50 万 円 * 投 資 時 に 優 遇 措 置 を 利 用 しなかった 場 合 売 却 時 の 優 遇 措 置 500 万 円 50 万 円 =450 万 円 の 損 失 について 当 年 の 他 の 株 式 譲 渡 益 と 相 殺 でき 当 年 に 相 殺 しきれなかった 損 失 については 翌 年 以 降 3 年 間 繰 越 控 除 が 可 能 * 投 資 時 に 優 遇 措 置 Aを 利 用 した 場 合 総 所 得 金 額 から 控 除 できる 額 399.8 万 円 (1,000 万 円 40% 2,000 円 ) 売 却 時 の 優 遇 措 置 450 万 円 399.8 万 円 =50.2 万 円 の 損 失 について 当 年 の 他 の 株 式 譲 渡 益 と 相 殺 でき 当 年 に 相 殺 しきれなかった 損 失 については 翌 年 以 降 3 年 間 繰 越 控 除 が 可 能 Q5 A5 投 資 時 点 の 優 遇 措 置 (AまたはB)を 利 用 した 場 合 についても 株 式 保 有 期 間 の 条 件 がありますか 株 式 保 有 期 間 の 条 件 はありませんが 控 除 を 受 ける 年 の 12 月 31 日 において 保 有 している 必 要 があります 4. 対 象 ベンチャー 企 業 特 定 中 小 会 社 の 要 件 Q1 A1 設 立 日 はどのように 確 認 しますか 登 記 事 項 証 明 書 で 確 認 します Q2 設 立 経 過 年 数 とは 設 立 日 から 計 算 しますか それとも 事 業 年 度 で 計 算 しますか A2 企 業 の 設 立 日 から 計 算 します たとえば 設 立 日 は 平 成 19 年 12 月 1 日 決 算 月 3 月 の 場 合 平 成 20 年 8 月 時 点 では 事 業 年 度 で 見 れば1 年 超 2 年 未 満 の 会 社 と なりますが 設 立 経 過 年 数 は 設 立 日 から 計 算 しますので 1 年 未 満 となります Q3 エンジェル 税 制 の 対 象 となる 中 小 企 業 の 定 義 で 定 められる 常 時 使 用 する 従 業 員 とはどこまでを 指 すのでしょうか A3 正 従 業 員 のみを 指 します 役 員 アルバイト 出 向 者 等 のほか 労 働 基 準 法 第 二 十 一 条 で 規 定 される 解 雇 の 予 告 を 必 要 としない 者 は 含 みません Q4 A4 要 件 内 にある 全 従 業 員 とはどこまでを 指 すのでしょうか 正 従 業 員 と 常 勤 役 員 を 指 します アルバイト 出 向 者 等 は 含 みません Q5 A5 売 上 高 とは 何 を 指 すのでしょうか 損 益 計 算 書 (P/L) 上 の 売 上 高 を 指 します - 4 -

Q6 A6 研 究 者 開 発 者 2 名 以 上 の 要 件 は どの 時 点 でどのような 資 料 で 確 認 するのですか 組 織 図 研 究 者 開 発 者 の 略 歴 担 当 業 務 内 容 等 で 確 認 します 事 前 確 認 制 度 を 利 用 する 場 合 は 申 請 日 払 込 後 の 確 認 を 行 う 場 合 は 払 込 日 が 基 準 です Q7 A7 試 験 研 究 費 等 が 売 上 高 の3%ないしは5%を 超 えるかどうかを 確 認 する 場 合 どの ような 書 類 が 必 要 でしょうか 基 準 事 業 年 度 ( 現 事 業 年 度 の 一 期 前 )の 貸 借 対 照 表 (B/S)と 損 益 計 算 書 (P/ L)で 確 認 します Q8 A8 研 究 に 集 中 したなどの 理 由 で 昨 年 度 の 売 上 高 が0の 場 合 試 験 研 究 費 等 売 上 高 比 率 を 計 算 する 際 に 分 母 が0となってしまいますが どのように 計 算 すればいいですか 分 母 を 限 りなく1に 近 いとみなして 計 算 し 条 件 を 満 たしていると 判 断 して 構 いま せん Q9 A9 売 上 高 成 長 率 はどのように 計 算 するのですか? 2 通 りあります 1 基 準 事 業 年 度 の 直 前 事 業 年 度 の 売 上 高 に 対 する 基 準 事 業 年 度 の 売 上 高 伸 び 率 を 算 出 します 計 算 例 ) 2 第 1 期 から 基 準 事 業 年 度 までの 売 上 高 を 相 乗 平 均 した 伸 び 率 を 算 出 します Q10 A10 外 部 資 本 を1/6 以 上 取 り 入 れているかどうかは どの 時 点 において 判 断 される のでしょうか 投 資 を 受 けた 時 点 (= 投 資 が 完 了 している 時 点 )が 基 準 となります なお 事 前 確 認 制 度 を 利 用 される 場 合 には 申 請 日 を 基 準 とします Q11 A11 特 定 の 株 主 グループ についてパンフレットに 個 人 とその 親 族 等 と 説 明 さ れていますが 法 人 は 含 まないのですか 当 該 株 主 と 特 殊 な 関 係 のある 法 人 は 特 定 の 株 主 グループ に 含 まれます 詳 細 は 別 紙 1(15 16ページ)をご 覧 ください - 5 -

Q12 A12 株 主 グループの 範 囲 にある 株 主 の 親 族 の 親 族 とはどこまでが 範 囲 ですか 民 法 と 同 じ 六 親 等 内 の 血 族 および 配 偶 者 と 三 親 等 内 の 姻 族 です Q13 A13 大 規 模 法 人 の 定 義 ( 資 本 金 1 億 円 超 資 本 金 がない 場 合 は 常 時 使 用 する 従 業 員 数 が1,000 人 超 )は 外 国 法 人 でも 同 じですか 同 じです Q14 A14 大 規 模 法 人 グループ とは 具 体 的 に 何 を 指 しますか 親 会 社 から50% 以 上 の 出 資 を 受 けている 子 会 社 や その 親 会 社 に50% 以 上 出 資 している 大 株 主 を 含 めて 指 します 詳 細 は 別 紙 2(17ページ)をご 覧 ください Q15 A15 大 規 模 法 人 の100% 子 会 社 から50% 超 出 資 を 受 けているが 大 規 模 法 人 本 体 から 出 資 を 受 けていないベンチャー 企 業 はエンジェル 税 制 の 対 象 となりますか 対 象 とはなりません たとえ 大 規 模 法 人 本 体 から 出 資 を 受 けていなくても 大 規 模 法 人 グループ にあたる 小 会 社 から50% 超 出 資 を 受 けているからです Q16 未 登 録 の 株 式 会 社 とは 何 を 指 しますか A16 金 融 商 品 取 引 法 第 67 条 の11 第 1 項 で 規 定 する 店 頭 売 買 有 価 証 券 登 録 原 簿 に 登 録 されていない 会 社 を 指 します なお ジャスダック 証 券 取 引 所 の 創 設 によ り 現 在 登 録 されている 会 社 は 存 在 しません Q17 風 俗 営 業 等 とはどこまでを 指 しますか A17 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 風 俗 営 業 又 は 第 5 項 に 規 定 する 性 風 俗 関 連 特 殊 営 業 を 指 します 具 体 例 としては 世 間 一 般 として 認 識 されている 風 俗 営 業 に 加 えて キャバクラ ホストクラブ ナイトクラブ ダンスホール 麻 雀 屋 パチンコ 店 バー( 照 度 が 10ルクス 以 下 などの 条 件 あり) 一 部 のメイド 喫 茶 も 含 みます Q18 A18 過 去 に 吸 収 合 併 を 行 った 存 続 会 社 の 設 立 の 日 はいつの 時 点 を 指 すのでしょうか 株 式 発 行 予 定 会 社 が 吸 収 合 併 による 存 続 会 社 である 場 合 には 合 併 による 設 立 の 日 ではなく その 発 行 予 定 会 社 の 設 立 の 日 を 指 します Q19 A19 有 限 会 社 等 から 株 式 会 社 に 変 更 した 場 合 設 立 の 日 はいつの 時 点 を 指 すのでしょ うか 組 織 変 更 前 の 有 限 会 社 等 を 設 立 した 日 となります Q20 A20 新 設 合 併 を 対 象 外 としているのはなぜですか エンジェル 税 制 は 新 たな 事 業 者 の 創 出 とその 資 金 調 達 の 円 滑 化 を 目 的 としてい ます 企 業 体 の 形 態 変 化 としてみる 新 設 合 併 はエンジェル 税 制 の 目 的 にそぐ わないことが 理 由 です - 6 -

Q21 A21 会 社 法 施 行 前 から 存 続 している 有 限 会 社 は エンジェル 税 制 の 対 象 でしょうか 会 社 法 施 行 前 から 存 続 している 有 限 会 社 は 特 例 有 限 会 社 として 株 式 会 社 と みなしますので 対 象 です 5. 投 資 家 要 件 Q1 A1 対 象 となる 企 業 の 株 式 を 取 得 する 上 で 金 銭 の 払 い 込 み 以 外 の 方 法 とはどのような ものがありますか 他 人 から 譲 り 受 けたり 不 動 産 など 現 物 出 資 により 取 得 する 方 法 があります この 場 合 は 税 制 優 遇 の 対 象 となりません Q2 A2 相 続 により 取 得 した 株 式 を 売 却 する 際 優 遇 措 置 は 受 けられますか 相 続 や 他 人 から 譲 り 受 けた 株 式 現 物 出 資 により 取 得 した 株 式 は 対 象 になりません 金 銭 の 払 込 により 企 業 の 株 式 を 取 得 していることが 要 件 となります Q3 A3 同 族 会 社 の 定 義 と 要 件 Ⅶの 具 体 的 事 例 を 挙 げてください 別 紙 3(18ページ)をご 覧 ください Q4 A4 設 立 者 である 代 表 取 締 役 社 長 であっても エンジェル 税 制 の 優 遇 を 受 けることがで きますか 設 立 者 社 長 であることを 理 由 にエンジェル 税 制 の 適 用 対 象 から 除 外 されることは ありません Q5 A5 取 締 役 であっても エンジェル 税 制 の 優 遇 を 受 けることができますか 取 締 役 であることを 理 由 にエンジェル 税 制 の 適 用 対 象 から 除 外 されることはあり ません Q6 A6 ベンチャー 企 業 の 役 員 の 親 族 であっても エンジェル 税 制 の 優 遇 を 受 けることがで きますか 役 員 の 親 族 であることを 理 由 にエンジェル 税 制 の 適 用 対 象 から 除 外 されることは ありません ただし 株 主 相 互 間 で 親 族 関 係 があるような 場 合 には 一 つの 株 主 グ ループとなりますのでご 注 意 ください ( 例 ) 夫 が10% 妻 が10% 保 有 している 場 合 20%の 1 つの 株 主 グループ となります Q7 A7 海 外 居 住 者 でも 対 象 となりますか 国 内 居 住 者 又 は 国 内 に 恒 久 的 施 設 を 有 する 非 居 住 者 が 対 象 です たとえば 一 時 的 に 海 外 赴 任 をされている 方 は 対 象 となりますが 海 外 移 住 された 方 は 対 象 となりま せん - 7 -

Q8 A8 青 色 申 告 をしている 個 人 事 業 主 も 対 象 となりますか 対 象 です 6. 事 前 確 認 制 度 Q1 A1 事 前 確 認 制 度 を 利 用 した 場 合 資 金 調 達 後 の 確 認 申 請 は 不 要 ですか 必 要 です 事 前 確 認 制 度 は 資 金 調 達 前 に ベンチャー 企 業 がエンジェル 税 制 の 対 象 か 否 かについて 確 認 を 受 けることができる 制 度 であり 投 資 家 が 実 際 確 定 申 告 に おいて 税 制 優 遇 を 受 けることができることを 保 証 するものではありません 各 投 資 家 が 税 制 優 遇 を 受 けるには ベンチャー 企 業 が 経 済 産 業 局 へ 確 認 申 請 を 行 い 各 投 資 家 ごとに 確 認 書 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります Q2 A2 事 前 確 認 制 度 を 利 用 すると 企 業 名 等 をホームページに 公 表 するとのことですが 公 表 を 拒 否 することはできますか できます Q3 A3 事 前 確 認 書 の 有 効 期 間 はいつまでですか 申 請 が 行 われた 日 の 属 する 事 業 年 度 末 までです Q4 A4 事 前 確 認 時 点 では 外 部 資 本 を1/6 以 上 取 り 入 れていたが 投 資 を 受 けた 時 点 に 1/6 未 満 となっていた 場 合 はどうなりますか 認 められません 事 前 確 認 申 請 書 の 裏 面 の 第 4 項 において 規 定 しているとおり 規 則 第 3 条 各 号 (1/6 要 件 を 含 んでいます)に 該 当 しなくなった 場 合 直 ちに 事 前 確 認 書 を 経 済 産 業 大 臣 に 返 納 する 必 要 があります 7. 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 Q1 A1 投 資 事 業 組 合 を 通 じた 株 式 投 資 についてエンジェル 税 制 の 適 用 が 受 けられるよう になったのはいつからですか 平 成 14 年 4 月 1 日 からです Q2 A2 認 定 を 受 けていない 投 資 事 業 組 合 を 経 由 した 株 式 投 資 は エンジェル 税 制 の 適 用 対 象 にならないのですか 個 人 投 資 家 が 直 接 ベンチャー 企 業 に 投 資 する 場 合 と 同 様 の 要 件 をベンチャー 企 業 と 個 人 投 資 家 が 満 たしており 経 由 する 投 資 事 業 組 合 が 民 法 または 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 法 に 基 づいている 場 合 は エンジェル 税 制 の 適 用 対 象 となります - 8 -

Q3 A3 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 契 約 の 認 定 申 請 書 類 は 経 済 産 業 局 に 提 出 すればいいですか 経 済 産 業 局 ではなく 経 済 産 業 省 新 規 産 業 室 に 提 出 してください 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 契 約 の 認 定 申 請 以 外 の 申 請 は 各 経 済 産 業 局 ( 沖 縄 は 総 合 事 務 局 )に 行 ってください Q4 A4 申 請 時 の 提 出 書 類 の 中 に 有 限 責 任 組 合 員 への 勧 誘 に 用 いた 資 料 がありますが なぜ 提 出 を 求 めるのですか 組 合 員 の 勧 誘 時 に 使 用 した 資 料 に 利 益 及 び 元 本 の 払 い 戻 しが 保 証 されていない 旨 の 注 記 がされているかを 確 認 することで 出 資 法 に 抵 触 していないことを 明 らかに するためです Q5 A5 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 の 認 定 を 受 けた 場 合 は 経 済 産 業 省 のホームページに 公 表 さ れるとのことですが どこまで 公 表 されますか 申 請 時 に 提 出 していただく 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 概 要 をPDF 形 式 で 公 表 しま す Q6 A6 認 定 の 有 効 期 限 はいつまでですか 認 定 の 日 から 組 合 の 存 続 期 間 満 了 の 日 までとなります Q7 A7 ハンズオンを 行 う 者 は 無 限 責 任 組 合 員 である 個 人 あるいは 法 人 でなければならな いのですか 第 三 者 に 指 導 業 務 を 委 託 することも 可 能 です Q8 A8 組 合 が 経 済 産 業 大 臣 に 認 定 を 受 ける 前 に 行 った 投 資 についても エンジェル 税 制 の 適 用 対 象 となりますか 対 象 とはなりません Q9 A9 民 法 上 の 組 合 ( 任 意 組 合 )や 匿 名 組 合 も 認 定 対 象 となりますか 認 定 できる 組 合 は 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 契 約 に 関 する 法 律 第 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 です よって 民 法 上 の 組 合 ( 任 意 組 合 )や 匿 名 組 合 は 認 定 対 象 となりません 8. 申 請 から 確 定 申 告 までの 手 続 きの 流 れ Q1 A1 申 請 期 間 は 限 られているのでしょうか いつでも 可 です Q2 A2 申 請 に 必 要 な 書 類 の 一 覧 はありますか 別 冊 エンジェル 税 制 確 認 申 請 の 手 引 き をご 覧 ください 経 済 産 業 省 ホームペー ジから 入 手 できます - 9 -

Q3 A3 個 人 投 資 家 自 身 が 経 済 産 業 局 に 申 請 する 必 要 がありますか 不 要 です ベンチャー 企 業 が 経 済 産 業 局 に 申 請 します Q4 A4 確 定 申 告 期 間 中 にエンジェル 税 制 の 申 告 手 続 きが 間 に 合 わなかった 時 はどうなる のですか 1. 確 定 申 告 義 務 のある 方 ( 自 営 業 者 の 方 や 給 与 所 得 が2000 万 円 超 の 方 など)の 場 合 確 定 申 告 を 行 った 際 にエンジェル 税 制 の 申 告 を 失 念 していた 場 合 などは 事 後 申 請 は 認 められません 一 方 エンジェル 税 制 の 申 告 を 行 ったものの 後 で 計 算 誤 りが 見 つかった 場 合 や 経 済 産 業 局 による 確 認 書 の 発 行 が 著 しく 遅 延 し 確 定 申 告 の 手 続 き 期 間 に 間 に 合 わなかった 場 合 など やむを 得 ない 事 情 に 当 た る 場 合 は 確 定 申 告 書 の 法 定 申 告 期 限 から1 年 以 内 ならば 一 度 提 出 した 確 定 申 告 書 を 訂 正 するために 更 正 の 請 求 書 を 提 出 することができます 2. 確 定 申 告 義 務 のない 方 の 場 合 エンジェル 税 制 の 適 用 を 受 ける 年 の 翌 年 1 月 1 日 から5 年 以 内 であれば いつ でも 確 定 申 告 を 行 い 還 付 を 受 けることができます 但 し エンジェル 税 制 の 適 用 を 受 ける 年 の 確 定 申 告 をすでに 行 った 方 について は 上 記 確 定 申 告 義 務 のある 方 と 同 様 やむを 得 ない 事 情 に 該 当 する 場 合 に 限 り 原 則 確 定 申 告 書 を 提 出 した 日 から1 年 以 内 に 限 って 更 正 の 請 求 書 を 提 出 することができます Q5 A5 パンフレットにあるBS PL CFとは 何 ですか BS 貸 借 対 照 表 (Balance Sheet) PL 損 益 計 算 書 (Profit and Loss Statement) CF キャッシュフロー 計 算 書 (Cash Flow Statement) 3つ 合 わせて 財 務 諸 表 と 呼 んでいます Q6 A6 経 済 産 業 局 等 による 事 前 確 認 手 続 き 及 び 払 込 後 確 認 手 続 きには どの 程 度 の 時 間 を 要 しますか 各 々 2 週 間 から 1ヶ 月 程 度 かかります Q7 事 業 年 度 が1 年 以 上 3 年 未 満 の 会 社 が 事 前 確 認 申 請 を 行 う 際 法 人 税 法 施 行 令 第 3 5 条 第 4 号 に 掲 げる 事 業 等 の 概 況 に 関 する 書 類 の 写 しを 提 出 することになって いますが 具 体 的 にどのような 書 類 を 提 出 すれば 良 いのでしょうか A7 資 本 金 1 億 円 以 上 の 法 人 は 会 社 事 業 概 況 書 資 本 金 1 億 円 未 満 の 法 人 は 法 人 事 業 概 況 説 明 書 を 提 出 して 下 さい -10-

Q8 投 資 契 約 書 に 加 えるべき 文 言 はどのように 対 応 すればいいですか A8 提 出 していただく 投 資 契 約 書 に 追 加 覚 書 を 添 付 してください 追 加 覚 書 の ひな 形 をパターン 別 に 準 備 しております エンジェル 税 制 様 式 集 をご 覧 くださ い 経 済 産 業 省 ホームページから 入 手 できます Q9 組 合 契 約 書 に 加 えるべき 文 言 はどのように 対 応 すればいいですか A9 提 出 していただく 組 合 契 約 書 に 追 加 覚 書 を 添 付 してください 追 加 覚 書 の ひな 形 をパターン 別 に 準 備 しております エンジェル 税 制 様 式 集 をご 覧 くださ い 経 済 産 業 省 ホームページから 入 手 できます Q10 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 から 投 資 を 受 けたベンチャー 企 業 が 行 うべき 手 続 き は 何 ですか A10 3つあります 1 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 と 投 資 契 約 書 を 取 り 交 わす 2 一 定 の 株 主 でない 旨 の 確 認 書 を 投 資 家 に 対 し 発 行 する 3 認 定 投 資 事 業 有 限 責 任 組 合 経 由 による 投 資 を 受 けたベンチャー 企 業 であること の 通 知 書 を 税 務 署 に 提 出 する Q11 A11 確 認 書 の 交 付 を 複 数 回 受 けることはできますか (たとえば 投 資 時 と 売 却 時 の 優 遇 措 置 の 申 請 を 別 々に 行 う 別 の 個 人 投 資 家 分 として 再 度 確 認 を 受 ける 等 ) 可 能 です ベンチャー 企 業 を 通 じて 経 済 産 業 局 へ 確 認 書 の 再 発 行 申 請 をしてく ださい Q12 A12 民 法 組 合 等 を 経 由 する 場 合 組 合 員 である 投 資 家 が 組 合 に 出 資 する 前 に 組 合 が 投 資 したベンチャー 企 業 株 式 もエンジェル 税 制 の 対 象 になりますか 対 象 とはなりません 組 合 がベンチャー 企 業 に 投 資 する 時 点 は 必 ず 組 合 員 であ る 投 資 家 が 組 合 に 出 資 する 後 でなければなりません それを 確 認 する 書 類 も 提 出 していただきます Q13 A13 登 記 簿 謄 本 は 写 しでいいでしょうか 原 本 が 必 要 です -11-

9.その 他 Q1 A1 エンジェル 税 制 についての 公 的 な 相 談 機 関 はありますか? 各 地 域 の 経 済 産 業 局 にご 相 談 ください ( 連 絡 先 等 は13 14ページ) Q2 エンジェル 税 制 を 適 用 することによってどれほど 減 税 となるのか 例 を 示 してくだ さい A2 収 入 金 額 ( 給 与 のみ) 800 万 円 ベンチャー 企 業 への 投 資 額 300 万 円 の 場 合 1.ベンチャー 企 業 へ 投 資 をしなかった 場 合 の 所 得 税 額 の 計 算 1 給 与 所 得 控 除 800 万 円 10%+120 万 円 =200 万 円 2 総 所 得 金 額 (= 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 ) 800 万 円 200 万 円 =600 万 円 3 所 得 控 除 基 礎 控 除 38 万 円 4 課 税 所 得 (= 総 所 得 金 額 所 得 控 除 ) 600 万 円 38 万 円 =562 万 円 5 所 得 税 額 562 万 円 20% 42 万 7500 円 =69 万 6500 円 2.ベンチャー 企 業 へ 投 資 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 計 算 1 給 与 所 得 控 除 800 万 円 10%+120 万 円 =200 万 円 2 総 所 得 金 額 (= 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 ) 800 万 円 200 万 円 =600 万 円 3 所 得 控 除 基 礎 控 除 38 万 円 ベンチャー 企 業 への 投 資 控 除 300 万 円 2 千 円 =299.8 万 円 >600 万 円 40% 2 千 円 =239.8 万 円 4 課 税 所 得 (= 総 所 得 金 額 所 得 控 除 ) 600 万 円 (38 万 円 +239.8 万 円 )=322.2 万 円 5 所 得 税 額 322.2 万 円 10% 9 万 7500 円 =22 万 4700 円 以 上 より ベンチャー 企 業 へ 投 資 することによる 減 税 額 は 22 万 4700 円 69 万 6500 円 = 47 万 1800 円 以 上 -12-

10.エンジェル 税 制 利 用 相 談 窓 口 -13-

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