FIG 第 5 分 科 会 ( 測 位 と 測 定 ) 活 動 計 画 (2007-2010) 1. 分 科 会 の 役 割 第 5 分 科 会 の 役 割 は 以 下 の 通 りである 最 新 の 技 術 及 び 技 術 開 発 に 焦 点 を 定 め ガイドラインや 推 奨 文 書 を 通 して 個 々の 測 量 技 術 者 が さまざまな 応 用 分 野 で 最 適 な 方 法 技 術 及 び 機 器 を 選 定 し 使 用 することを 支 援 すること 他 の FIG 分 科 会 及 び 他 の 国 際 機 関 との 協 力 適 当 な 会 議 への 参 加 並 びに 適 当 な 出 版 物 の 発 行 を 通 して 技 術 開 発 をフォローすること 研 究 開 発 を 支 援 し 分 科 会 で 提 起 された 専 門 分 野 での 新 しいアイデアを 喚 起 すること 計 測 機 器 と 関 連 ソフトウェアの 改 善 に 関 して 製 造 者 との 協 力 を 行 うこと FIG 作 業 週 間 及 び 他 の 関 連 技 術 会 議 の 中 で 更 に FIG その 他 のメディアの 中 で 分 科 会 及 びその 作 業 部 会 の 活 動 を 紹 介 し 推 進 すること 2. 活 動 計 画 の 概 要 第 5 分 科 会 の 活 動 計 画 は 測 位 と 測 定 のための 技 術 並 びに 関 連 標 準 最 適 化 及 び 参 照 系 の 成 果 についての 開 発 使 用 及 び 統 合 を 包 括 する これらの 課 題 の 多 くは 本 質 的 にグロ ーバル 性 を 有 しているため 第 5 分 科 会 は 関 係 組 織 と 一 緒 になってそれらに 取 り 組 む 状 況 にある FIG 会 議 は 各 分 科 会 に 持 続 可 能 な 発 展 と 人 道 的 な 要 求 のような 国 際 問 題 に 対 処 するよう 国 連 機 関 と 協 力 することを 求 めており 本 分 科 会 活 動 は これらの 重 要 な 国 際 問 題 の 空 間 的 な 側 面 についての 解 決 案 を 与 えることに 中 心 がある 発 展 途 上 国 を 狙 った 活 動 としては 低 価 格 な 測 量 技 術 の 調 査 近 代 的 な 測 地 参 照 座 標 系 と 関 連 インフラの 構 築 の 支 援 及 び 適 切 な 継 続 的 な 専 門 開 発 プログラムへの 貢 献 を 含 んでいる 上 記 の 活 動 に 加 えて 分 科 会 は FIG のタスクフォースと 標 準 ネットワークに 貢 献 と 支 援 を 行 う また 新 たな 課 題 についてはその 都 度 FIG に 提 案 する 3. 作 業 部 会 活 動 作 業 部 会 5.1 標 準 品 質 保 証 及 びキャリブレーション 標 準 に 関 する FIG タスクフォースと 協 力 し ISO 及 びその 他 の 団 体 への 参 加 を 通 して 測 位 と 計 測 に 関 連 する 標 準 と 方 法 の 開 発 に 影 響 力 を 行 使 受 け 入 れ 管 理 品 質 保 証 と 証 明 及 びそれらの 測 量 業 への 反 映 計 測 機 器 の 検 定 とキャリブレーション ISO TC211 標 準 の 適 用 について 他 の 作 業 部 会 を 支 援
EDM の 使 用 とキャリブレーションに 関 する 既 存 の 推 奨 文 書 (FIG 出 版 物 7/1994)のデ ジタル 化 及 びウェブサイトでの 公 開 上 述 の EDM 標 準 の 具 体 化 測 量 界 に 標 準 とガイドラインの 使 用 の 提 示 と 促 進 最 新 の 測 量 技 術 を 考 慮 した 機 器 に 関 するガイドラインと 推 奨 文 書 の 作 成 ISO 測 定 の 不 確 実 性 へのガイド に 関 するガイドラインと 推 奨 文 書 測 位 と 測 定 に 関 連 する ISO TC211 標 準 のレビュー 作 業 部 会 5.4 と 協 力 して ISO TC172 SC6 の GPS 関 連 作 業 課 題 への 貢 献 作 業 部 会 5.2 実 務 における 基 準 系 基 準 系 の 決 定 または 使 用 に 関 係 しているすべての 機 関 (IAG ISO 国 家 地 図 機 関 など) との 共 通 の 構 築 方 法 の 採 用 や 重 複 の 防 止 のための 共 同 作 業 アフリカ 基 準 系 プロジェクト(AFREF)に 関 する IAG との 協 力 作 業 の 継 続 及 び 南 ア メリカやアジアでの 類 似 した 活 動 の 促 進 測 量 従 事 者 がアクセス 可 能 な 方 法 で 技 術 情 報 の 提 供 ダイナミック 及 びセミダイナミックな 測 地 原 点 に 関 する 調 査 OmniSTAR StarFire のような 世 界 的 な 位 置 決 めサービスの 状 況 及 び 国 家 基 準 系 で の 位 置 決 めでの 利 用 についての 調 査 等 地 域 の 高 さ 原 点 への 結 合 のためのジオイドモデルの 使 用 標 高 決 定 のための GNSS の 使 用 の 調 査 地 球 ジオイドモデルに 関 する 衛 星 ミッション(GRACE GOCE 及 び CHAMP)の 役 割 の 調 査 基 準 系 構 築 における 空 中 および 衛 星 ベースの 画 像 の 役 割 の 調 査 FIG 出 版 物 37 水 路 学 のための 垂 直 基 準 面 のレビュー 及 び 改 訂 について 第 4 分 科 会 との 連 携 共 通 の 方 法 論 を 開 発 し 重 複 を 避 けるため 基 準 系 の 決 定 あるいは 使 用 に 関 わる 全 ての 機 関 の 会 合 の 立 ち 上 げ 貢 献 促 進 基 本 的 概 念 実 際 の 適 用 性 及 び 成 果 を 説 明 し その 分 野 に 関 連 する 機 関 の 活 動 を 要 約 す る 技 術 概 要 報 告 書 の 開 発 を 継 続 上 記 出 版 物 で 使 用 されている 用 語 が ISOTC211 の 関 連 標 準 に 適 合 または 準 拠 している ことの 確 認 作 業 部 会 ウェブページの 運 用 の 確 認 作 業 部 会 5.3 測 位 ナビゲーション 及 び 地 図 作 成 の 統 合 システム
測 位 ナビゲーション 及 び 地 図 作 成 の 統 合 システムの 開 発 に 関 連 した 成 果 物 (システム の 実 績 と 応 用 及 びシステム 使 用 ガイドラインを 含 む) GPS 近 代 化 計 画 及 び GNSS 開 発 に 関 する 計 画 作 りへの FIG の 寄 与 を 担 保 新 技 術 の 開 発 可 能 性 及 び 制 限 に 関 する 報 告 測 量 従 事 者 に 向 けた システムの 最 適 使 用 に 関 するガイドラインの 整 備 GPS 近 代 化 及 び GNSS 開 発 の 計 画 への FIG からの 意 見 の 作 成 他 分 科 会 及 び 他 の 国 際 的 組 織 (IAG ISPRS 等 )との 協 力 並 びに 機 器 ソフトウェア 及 びサービスの 各 プロバイダとの 協 力 モバイルマッピングに 関 するシンポジューム(IAG ISPRS とのジョイント)を 含 む 学 際 的 な 行 事 への 参 加 の 継 続 作 業 部 会 5.4 地 球 航 法 衛 星 システム GNSS の 分 野 に 関 連 する 全 ての 機 関 ( 例 えば IAG と ISO)との 協 力 最 新 技 術 の 情 報 をユーザーに 提 供 するために GNSS 受 信 機 及 び 装 置 の 製 造 業 者 との 接 触 の 維 持 水 路 学 と 土 木 測 量 での GNNS の 応 用 災 害 危 機 管 理 のための GNSS で それぞれ GIS への GNSS 統 合 に 関 して 第 3 4 6 及 び 8 分 科 会 との 協 力 ウェブページ チュートリアルとワークショップを 通 して 測 量 従 事 者 に 関 連 事 項 に 関 する GNSS 背 景 技 術 情 報 の 提 供 GNSS 機 器 の 検 査 手 順 に 関 する 推 薦 書 の 作 成 GPS 近 代 化 及 び GNSS 開 発 への FIG 注 文 への 貢 献 GNSS- 大 量 市 場 ( 例 えば 位 置 情 報 関 連 サービス 交 通 アプリケーション )に 向 けた 測 量 業 種 及 び 必 要 技 術 ( 例 えば 補 強 GPS カーナビゲーション 技 術 )の 整 備 2) 研 究 グループの 活 動 研 究 グループ 5.4.1 経 済 性 の 良 い GNSS 走 行 距 離 計 携 帯 電 話 のような 付 加 的 な 必 要 技 術 を 含 む 現 在 の 低 価 格 GNSS 市 場 ( 例 えば LBS 交 通 )の 分 析 これらの 市 場 への 測 量 技 術 者 の 進 出 の 推 奨 精 密 計 測 応 用 への 低 価 格 GPS の 使 用 方 法 の 開 発 経 済 性 の 良 い GNSS に 関 する 報 告 研 究 グループ 5.4.2 - GNSS ネットワーク( 作 業 部 会 5.2 と 共 同 ) 測 量 従 事 者 のための GNSS ネットワーク 技 術 の 分 析 と 評 価 恒 久 的 ネットワークのサイト 較 正 の 重 要 性 の 分 析
様 々な 商 用 及 び 非 商 用 GNSS ネットワークの 分 析 及 び 比 較 GNSS ネットワークに 関 するワークショップ 作 り 研 究 グループ 5.4.3 精 密 GNSS GNSS 標 高 決 定 の 方 法 の 開 発 と 公 表 GNSS/タコメーターの 組 合 せに 関 する 研 究 報 告 書 の 作 成 と 公 表 GNSS 装 置 製 造 業 者 との 連 絡 測 量 従 事 者 への 最 新 技 術 情 報 の 提 供 GPS 近 代 化 及 び GNSS 開 発 に 関 する 議 論 のための 意 見 の 作 成 研 究 グループ 5.4.4 GNSS キャリブレーションと 検 査 ( 作 業 部 会 5.1 と 共 同 ) GPS 装 置 の 検 査 のための 手 順 書 及 び 推 薦 文 書 の 開 発 GPS アンテナと 恒 久 的 な GPS サイトのキャリブレーションのための 推 薦 文 書 標 準 化 機 構 との 協 力 測 量 従 事 者 のための 学 術 的 ワークショップ 及 びチュートリアルの 組 織 化 GNSS 装 置 製 造 者 との 作 業 手 順 についての 議 論 4. 国 連 機 関 関 連 組 織 及 びその 他 パートナーとの 協 力 第 5 分 科 会 は 宇 宙 空 間 事 務 のための 国 連 事 務 所 との FIG 協 力 協 定 の 対 応 について 主 要 な 分 科 会 であり GNSS は 2007 から 2010 への 協 力 活 動 の 中 心 テーマである 第 5 分 科 会 は 関 連 組 織 特 に FIG が 協 力 協 定 を 交 わしている 組 織 との 協 力 活 動 の 対 応 もゆだねられており IAG ISPRS とは 特 別 な 連 携 を 持 っている また 第 5 分 科 会 は 米 国 に 拠 点 を 置 くナビゲーション 研 究 所 (ION)との 新 たな 協 力 協 定 に 関 係 しており ION との 合 意 活 動 特 に GNSS に 関 連 した 活 動 を 行 う 5. 役 員 メンバー 委 員 長 : Rudolf Staiger (GERMANY) 副 委 員 長 : Huku Rob Sarib (AUSTRALIA) 作 業 部 会 5.1: David Martin (FRANCE) 作 業 部 会 5.2: Mikael Lilje (SWEDEN) 作 業 部 会 5.3: Andrew Hunter and Naser El-Sheimy (CANADA) 作 業 部 会 5.4: Volker Schwieger (GERMANY) 6. 訳 者 の 感 想 今 期 の 活 動 計 画 では 前 期 (2002~2006 年 )までの 作 業 部 会 5.3( 測 位 ナビゲーショ ン 及 び 地 図 作 成 の 統 合 システム) 及 び 作 業 部 会 5.4( 発 展 途 上 国 のための 費 用 効 率 のよい 測 量 技 術 と 手 法 )の 対 象 課 題 が 組 み 替 えられ 新 たな 活 動 内 容 を 持 った 作 業 部 会 5.3( 測 位 ナビゲーション 及 び 地 図 作 成 の 統 合 システム) 及 び 作 業 部 会 5.4(GNSS: 地 球 航 法 衛 星 シ
ステム)に 再 編 された さらに 作 業 部 会 5.4 には GNSS に 関 する4つの 研 究 グループが 設 置 されて 活 動 を 行 うことになった 測 量 という 業 務 分 野 全 体 に GPS を 中 心 とする GNSS の 利 用 が 広 がっており そのために さまざまな 応 用 分 野 で GNSS を 適 用 する 立 場 にある 測 量 技 術 者 として GNSS の 開 発 計 画 や 運 用 に 関 係 する 機 関 機 器 製 造 者 等 と 密 接 に 連 携 するとともに 測 量 技 術 者 としての 意 見 を 汲 み 上 げ 反 映 させていくという 活 動 が 重 要 になってきているという 活 動 計 画 内 容 とな っている ( 訳 者 ) 塚 原 弘 一 JFS 第 5 分 科 会 委 員 長 ( 株 )パスコ 技 術 統 括 本 部 技 師 長