授 業 料 免 除 の 対 象 者 及 び 判 定 基 準 について 授 業 料 免 除 の 対 象 者 及 び 判 定 基 準 1 対 象 者 授 業 料 免 除 は, 原 則 として 学 力 基 準 及 び 家 計 基 準 の 両 方 の 基 準 を 満 たす 者 が 対 象 と なります 学 力 基 準 及 び 家 計 基 準 は 次 のとおりです 2 判 定 基 準 (1) 学 力 基 準 ア 学 部 1 年 次 ( 次 のいずれかの 基 準 を 満 たす 者 ) 高 等 学 校 の 調 査 書 における 学 業 成 績 の 平 均 値 が3.5 以 上 学 科 等 における 入 学 試 験 ( 推 薦 入 試, 一 般 入 試 等 の 試 験 区 分 ごと)の 成 績 の 順 位 が 上 位 3 分 の1 以 内 イ 学 部 2 年 次 以 上 学 科 内 における 学 年 の 前 年 までの 成 績 の 順 位 が 上 位 2 分 の1 以 内 ウ 大 学 院 1 年 次 入 学 試 験 ( 推 薦 入 試, 一 般 入 試 等 の 試 験 区 分 ごと)の 成 績 の 順 位 が 上 位 2 分 の1 以 内 エ 大 学 院 2 年 次 以 上 大 学 院 における 前 年 までの 成 績 の 順 位 が 上 位 2 分 の1 以 内 次 に 掲 げる 特 別 な 事 情 がある 者 は, 学 力 基 準 が 緩 和 又 は 不 問 となります 1 学 力 基 準 が 緩 和 される 場 合 授 業 料 の 納 期 の6か 月 より 前 ( 新 入 学 生 は 入 学 の1 年 より 前 )から, 学 資 負 担 者 の 事 業 の 倒 産, 失 職 等 による 家 計 急 変 と 同 等 の 事 情 があると 認 められる 世 帯 生 活 保 護 世 帯 母 子 父 子 世 帯 の 者 又 は 孤 児 障 がい 者 又 は 長 期 療 養 者 (6ヶ 月 以 上 )を 含 む 世 帯 の 者 (1) 学 部 1 年 次 ( 次 のいずれかの 基 準 を 満 たす 者 ) 高 等 学 校 の 調 査 書 における 学 業 成 績 の 平 均 値 が3.3 以 上 学 科 等 における 入 学 試 験 ( 推 薦 入 試, 一 般 入 試 等 の 試 験 区 分 ごと)の 成 績 の 順 位 が 上 位 2 分 の1 以 内 (2) 学 部 2 年 次 以 上 学 科 内 における 学 年 の 前 年 までの 成 績 の 順 位 が 上 位 3 分 の2 以 内 (3) 大 学 院 1 年 次 入 学 試 験 ( 推 薦 入 試, 一 般 入 試 等 の 試 験 区 分 ごと)の 成 績 の 順 位 が 上 位 3 分 の2 以 内 (4) 大 学 院 2 年 次 以 上 大 学 院 における 前 年 までの 成 績 の 順 位 が 上 位 3 分 の2 以 内 2 学 力 基 準 を 問 わない 場 合 授 業 料 の 納 期 前 6か 月 以 内 に 学 資 負 担 者 が 死 亡 したり, 風 水 害 の 被 害 を 受 けたため, 授 業 料 の 納 付 が 困 難 と 認 められる 者 授 業 料 の 納 期 前 6か 月 以 内 ( 新 入 学 生 は 入 学 前 1 年 以 内 )に 学 資 負 担 者 が 失 踪 又 は 行 方 不 明 になった 場 合 授 業 料 の 納 期 前 6か 月 以 内 ( 新 入 学 生 は 入 学 前 1 年 以 内 )に 学 資 負 担 者 が 事 業 の 倒 産, 失 職 等 により 家 計 が 急 変 した 場 合 - 1 -
(2) 家 計 基 準 同 一 生 計 者 ( 学 生 本 人 を 含 む )の 総 所 得 金 額 が 定 められた 収 入 基 準 額 以 下 であること 詳 細 は 授 業 料 免 除 の 家 計 基 準 について を 参 照 してください 授 業 料 免 除 の 家 計 基 準 について 授 業 料 免 除 の 家 計 基 準 は, 世 帯 ( 申 請 者 本 人 を 含 む )の1 年 間 の 総 所 得 金 額 ( 総 収 入 金 額 か ら 必 要 経 費 及 び 特 別 控 除 額 を 差 し 引 いた 金 額 )が 収 入 基 準 額 以 下 であることが 必 要 です 家 計 基 準 を 満 たす 者 総 所 得 金 額 収 入 基 準 額 言 い 換 えれば, 次 に 示 す 計 算 方 法 により, 家 計 評 価 額 が0(ゼロ) 円 以 下 となれば 家 計 基 準 を 満 たすこととなります 家 計 評 価 額 = 総 所 得 金 額 - 収 入 基 準 額 総 所 得 金 額 = 総 収 入 金 額 - 必 要 経 費 - 特 別 控 除 額 収 入 基 準 額 は4ページの 別 表 1を, 特 別 控 除 額 は5ページの 別 表 2を 参 照 してください 必 要 経 費 の 計 算 方 法 は 次 のとおりです 1 給 与 所 得 の 場 合 俸 給, 給 料, 賃 金, 歳 費, 年 金, 恩 給, 賞 与 及 びこれらの 性 質 を 有 する 給 与 等 の 場 合 は, 次 の 計 算 式 によって 得 られた 金 額 を 控 除 します ( 源 泉 徴 収 票 の 場 合 は 支 払 金 額 を, 所 得 課 税 証 明 書 の 場 合 は 給 与 収 入 を 適 用 します ) 収 入 金 額 ( 税 込 ) 控 除 額 104 万 円 以 下 収 入 金 額 と 同 額 104 万 円 を 超 え200 万 円 まで 収 入 金 額 0.2+83 万 円 200 万 円 を 超 え653 万 円 まで 収 入 金 額 0.3+62 万 円 653 万 円 を 超 えるもの 258 万 円 注 1) 給 与 所 得 者 が2 人 以 上 いる 場 合 は,この 計 算 は 各 人 別 に 行 ってください 注 2) 同 一 人 に2つ 以 上 の 収 入 源 があって,いずれも 給 与 所 得 の 場 合 は, 収 入 金 額 を 合 算 したあと, 千 円 未 満 は 切 り 捨 てて 総 所 得 金 額 を 算 定 します 計 算 例 給 与 収 入 が104 万 円 の 場 合 104 万 円 -104 万 円 =0 給 与 収 入 が150 万 円 の 場 合 150 万 円 -(150 万 円 0.2+83 万 円 )=37 万 円 給 与 収 入 が300 万 円 の 場 合 300 万 円 -(300 万 円 0.3+62 万 円 )=148 万 円 給 与 収 入 が700 万 円 の 場 合 700 万 円 -258 万 円 =442 万 円 2 給 与 所 得 以 外 の 所 得 の 場 合 営 業 所 得, 農 業 所 得, 不 動 産 所 得, 配 当 金, 各 種 手 当 金, 給 付 奨 学 金 などが 該 当 します 確 定 申 告 書 の 所 得 金 額 の 千 円 未 満 を 切 り 捨 てて 算 定 します ( 但 し, 給 与 所 得 は 上 記 計 算 方 法 にて 計 算 します また,2つ 以 上 所 得 がある 場 合 は 合 算 します )マイナスとなる 所 得 は0(ゼ - 2 -
ロ)として 扱 います プラスの 所 得 とマイナスの 所 得 がある 場 合 は, 合 計 額 で 相 殺 はできません 退 職 金 や 保 険 金 などの 臨 時 的 な 所 得 は 申 請 基 準 日 ( 前 期 は4 月 1 日, 後 期 は10 月 1 日 )から 起 算 して6か 月 以 内 に 受 けたものを 算 定 します 奨 学 金 については, 受 給 額 をそのまま 算 定 します ( 留 意 点 ) 申 請 時 の 前 年 1 月 1 日 以 降 に 就 職, 転 職, 開 業 等 をした 者 については, 年 収 を 推 算 す る 必 要 があります 特 別 控 除 額 については, 母 子 父 子 世 帯, 就 学 者 のいる 世 帯,その 他 特 別 の 事 情 のある 世 帯 につ いて, 別 表 2 の 特 別 控 除 額 を 控 除 した 金 額 をその 世 帯 の 収 入 の 年 額 とみなすことができます 半 額 免 除 の 家 計 基 準 を 満 たす 例 学 部 学 生,4 人 世 帯 ( 両 親, 本 人 ( 自 宅 通 学 ), 高 校 生 ( 公 立, 自 宅 通 学 ))の 場 合 給 与 所 得 の 場 合 : 給 与 収 入 645 万 円 給 与 所 得 以 外 の 場 合 : 所 得 389.5 万 円 計 算 式 給 与 収 入 必 要 経 費 本 人 控 除 ( 自 宅 通 学 ) 就 学 者 控 除 収 入 基 準 額 家 計 評 価 額 645 万 - 255.5 万 円 (=645 万 円 0.3+62 万 円 ) - 28 万 円 - 28 万 円 - 334 万 円 = -0.5 万 円 学 部 学 生,2 人 世 帯 ( 母 子 家 庭, 本 人 ( 自 宅 通 学 ))の 場 合 給 与 所 得 の 場 合 : 給 与 収 入 578 万 円 給 与 所 得 以 外 の 場 合 : 所 得 342.6 万 円 計 算 式 給 与 収 入 必 要 経 費 本 人 控 除 ( 自 宅 通 学 ) 母 子 世 帯 控 除 収 入 基 準 額 家 計 評 価 額 578 万 - 235.4 万 円 (=578 万 円 0.3+62 万 円 ) - 28 万 円 - 49 万 円 - 266 万 円 = -0.4 万 円 全 額 免 除 の 家 計 基 準 を 満 たす 例 大 学 院 ( 博 士 前 期 課 程 ) 学 生,3 人 世 帯 ( 両 親, 本 人 ( 自 宅 外 通 学 ))の 場 合 給 与 所 得 の 場 合 : 給 与 収 入 444 万 円 給 与 所 得 以 外 の 場 合 : 所 得 248.8 万 円 計 算 式 給 与 収 入 必 要 経 費 本 人 控 除 ( 自 宅 外 通 学 ) 収 入 基 準 額 家 計 評 価 額 444 万 - 195.2 万 円 (=444 万 円 0.3+62 万 円 ) - 72 万 円 - 177 万 円 = -0.2 万 円 - 3 -
別 表 1 収 入 基 準 額 半 額 免 除 収 入 基 準 額 表 学 部 修 士 博 士 前 期 博 士 博 士 後 期 1 人 1,670,000 円 1,820,000 円 2,540,000 円 2 人 2,660,000 円 2,900,000 円 4,040,000 円 世 3 人 3,060,000 円 3,340,000 円 4,670,000 円 帯 4 人 3,340,000 円 3,640,000 円 5,070,000 円 人 5 人 3,600,000 円 3,930,000 円 5,480,000 円 員 6 人 3,780,000 円 4,120,000 円 5,740,000 円 7 人 3,950,000 円 4,320,000 円 6,020,000 円 1 人 増 すごとに( 注 1) 170,000 円 200,000 円 280,000 円 ( 注 1) 世 帯 人 員 が7 人 を 超 える 場 合 は,1 人 増 すごとに に 記 載 している 金 額 を 世 帯 人 員 7 人 の 収 入 基 準 額 に 加 算 します 全 額 免 除 収 入 基 準 額 表 学 部 修 士 博 士 前 期 博 士 博 士 後 期 1 人 880,000 円 960,000 円 1,320,000 円 2 人 1,400,000 円 1,520,000 円 2,120,000 円 世 3 人 1,620,000 円 1,770,000 円 2,450,000 円 帯 4 人 1,750,000 円 1,920,000 円 2,660,000 円 人 5 人 1,890,000 円 2,080,000 円 2,880,000 円 員 6 人 1,990,000 円 2,170,000 円 3,020,000 円 7 人 2,070,000 円 2,260,000 円 3,150,000 円 1 人 増 すごとに( 注 2) 80,000 円 90,000 円 130,000 円 ( 注 2) 世 帯 人 員 が7 人 を 超 える 場 合 は,1 人 増 すごとに に 記 載 している 金 額 を 世 帯 人 員 7 人 の 収 入 基 準 額 に 加 算 します - 4 -
別 表 2 特 別 控 除 額 区 分 特 別 の 事 情 自 宅 通 学 自 宅 外 通 学 本 人 を 対 28 万 円 72 万 円 象 とする 控 除 世 帯 を 対 母 子 父 子 世 帯 ( 注 1) 49 万 円 象 とする 就 学 者 のいる 世 帯 小 学 校 8 万 円 控 除 ( 児 童 生 徒 学 生 1 人 につき) 中 学 校 及 び 中 等 教 育 学 校 の 前 期 課 程 16 万 円 ( 注 2) 高 等 学 校 及 び 中 等 教 育 学 校 の 後 国 公 立 28 万 円 47 万 円 期 課 程 私 立 41 万 円 60 万 円 高 等 専 門 学 校 国 公 立 36 万 円 55 万 円 私 立 60 万 円 80 万 円 大 学 国 公 立 59 万 円 102 万 円 私 立 101 万 円 144 万 円 専 修 学 校 ( 高 等 課 程 ) 国 公 立 17 万 円 27 万 円 私 立 37 万 円 46 万 円 専 修 学 校 ( 専 門 課 程 ) 国 公 立 22 万 円 62 万 円 私 立 72 万 円 112 万 円 障 がい 者 のいる 世 帯 障 がい 者 1 人 につき 86 万 円 長 期 療 養 者 のいる 療 養 のため 経 済 的 に 特 別 な 支 出 をしている 金 額 世 帯 主 たる 家 計 支 持 者 が 別 居 のため 特 別 に 支 出 している 金 額 ただし,71 万 円 を 限 度 とす 別 居 している 世 帯 る 火 災, 風 水 害, 盗 難 日 常 生 活 を 営 むために 必 要 な 資 材 あるいは 生 活 費 を 得 るための 基 本 等 の 被 害 を 受 けた 世 的 な 生 産 手 段 ( 田, 畑, 店 舗 等 )に 被 害 があって, 将 来 長 期 にわた 帯 って 支 出 増 又 は 収 入 減 になると 認 められる 年 間 金 額 父 母 以 外 の 者 で 収 入 父 母 以 外 の 者 の 所 得 者 1 人 につき38 万 円 を 得 ている 者 の 世 帯 なお,その 所 得 が38 万 円 未 満 の 場 合 はその 所 得 額 ただし, 本 人 及 び 配 偶 者 の 所 得 については 控 除 不 可 ( 注 1) 母 子 父 子 世 帯 の 認 定 方 法 は, 日 本 学 生 支 援 機 構 奨 学 金 の 母 子 父 子 世 帯 の 認 定 方 法 に 準 じます ( 同 一 世 帯 に18 歳 以 上 の 方 ( 就 学 者 は 除 く)がいる 場 合 は 控 除 できないな ど 定 義 があります ) ( 注 2) 就 学 者 のいる 世 帯 による 控 除 は, 本 人 分 は 除 きます 就 学 者 のいる 世 帯 による 控 除 ( 国 立 学 校 によるもの)は, 当 該 就 学 者 が 授 業 料 全 額 免 除 を 受 けている 場 合 は, 本 人 を 対 象 とする 控 除 と 同 額 とし, 授 業 料 半 額 免 除 を 受 けている 場 合 は 本 人 を 対 象 とする 控 除 の 金 額 と 授 業 料 納 入 金 額 との 合 計 額 が 就 学 者 のいる 世 帯 による 控 除 額 を 超 えない 範 囲 内 で 授 業 料 納 入 金 額 を 加 算 します 留 意 事 項 休 学, 留 年 及 び 最 短 修 業 年 限 を 超 えた 者 は 原 則 として 免 除 の 対 象 とはなりません (ただ し, 病 気 による 休 学, 留 学 のための 休 学 等 の 期 間 がある 場 合 は, 免 除 の 対 象 となることが ありますのでご 相 談 ください ) すでに 授 業 料 を 納 入 している 場 合 は 申 請 できませんので 留 意 してください - 5 -
3 授 業 料 免 除 の 選 考 方 法 授 業 料 免 除 の 選 考 方 法 は, 授 業 料 免 除 が 可 能 な 予 算 額 の 範 囲 内 で, 半 額 免 除 の 家 計 基 準 及 び 学 力 基 準 を 満 たす 方 については,まず 半 額 免 除 となります その 上 で, 更 に 予 算 に 残 額 がある 場 合 は, 全 額 免 除 の 家 計 基 準 を 満 たしている 方 の 中 から 困 窮 度 の 高 い 方 の 上 位 から 順 にさらに 半 額 分 を 割 り 当 て 全 額 免 除 としています 従 って, 全 額 免 除 の 基 準 を 満 たしていても 予 算 額 等 の 関 係 で 全 額 免 除 とならないことがあります また, 前 回 申 請 された 場 合 は, 前 回 の 免 除 結 果 と 今 回 の 免 除 結 果 が 異 なる( 前 回 は 全 額 免 除 であったが 今 回 は 半 額 免 除 となる 等 ) 場 合 がありますので,ご 承 知 置 き 願 います - 6 -