諮 問 庁 : 防 衛 大 臣 諮 問 日 : 平 成 2 1 年 6 月 5 日 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 6 8 号 ないし 同 第 275 号 ) 答 申 日 : 平 成 2 1 年 1 2 月 8 日 ( 平 成 2 1 年 度 ( 行 情 ) 答 申 第 4 1 4 号 ないし 同 第 4 2 1 号 ) 事 件 名 : 平 成 1 4 年 2 月 から6 月 までの 護 衛 艦 はるなの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 6 8 号 ) 平 成 1 4 年 2 月 から6 月 までの 護 衛 艦 さわかぜの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 6 9 号 ) 平 成 1 4 年 2 月 から6 月 までの 補 給 艦 ときわの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 0 号 ) 平 成 1 4 年 6 月 から8 月 までの 護 衛 艦 せとぎりの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 1 号 ) 平 成 1 3 年 1 2 月 から 平 成 1 4 年 3 月 まで 及 び 平 成 1 4 年 6 月 から1 1 月 までの 補 給 艦 はまなの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 2 号 ) 平 成 1 4 年 7 月 から1 0 月 までの 護 衛 艦 いなづまの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 3 号 ) 平 成 1 4 年 7 月 から1 0 月 までの 護 衛 艦 あさかぜの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 4 号 ) 平 成 1 4 年 7 月 から1 1 月 までの 護 衛 艦 ゆうだちの 航 泊 日 誌 の 一 部 開 示 決 定 に 関 する 件 ( 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 7 5 号 ) 答 申 書 第 1 審 査 会 の 結 論 以 下 の 文 書 ( 以 下, 併 せて 本 件 対 象 文 書 という )につき,その 一 部 を 不 開 示 とした 決 定 は, 妥 当 である ア はるな 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 2 月 ないし 同 年 6 月 )( 表 紙 を 除 く ) イ さわかぜ 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 2 月 ないし 同 年 6 月 )( 表 紙 を 除 く ) ウ ときわ 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 2 月 ないし 同 年 6 月 )( 表 紙 を 除 く ) エ せとぎり 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 6 月 ないし 同 年 8 月 )( 表 紙 を 1
除 く ) オ はまな 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 3 年 1 2 月 ないし 同 1 4 年 3 月 及 び 同 年 6 月 ないし 同 年 1 1 月 )( 表 紙 を 除 く ) カ いなづま 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 7 月 ないし 同 年 1 0 月 )( 表 紙 を 除 く ) キ あさかぜ 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 7 月 ないし 同 年 1 0 月 )( 表 紙 を 除 く ) ク ゆうだち 航 泊 日 誌 ( 甲 )( 平 成 1 4 年 7 月 ないし 同 年 1 1 月 )( 表 紙 を 除 く ) 第 2 異 議 申 立 人 の 主 張 の 要 旨 1 異 議 申 立 ての 趣 旨 本 件 異 議 申 立 ての 趣 旨 は, 行 政 機 関 の 保 有 する 情 報 の 公 開 に 関 する 法 律 ( 以 下 法 という )3 条 の 規 定 に 基 づく 本 件 対 象 文 書 の 開 示 請 求 に 対 し, 平 成 2 1 年 2 月 2 7 日 付 け 防 文 官 第 2 2 8 2 号 ないし 第 2 2 8 9 号 により 防 衛 大 臣 が 行 った 一 部 開 示 決 定 ( 以 下 原 処 分 という )について,その 取 消 しを 求 めるというものである 2 異 議 申 立 ての 理 由 (1 ) 異 議 申 立 書 ア 本 件 開 示 決 定 通 知 書 は, 本 件 対 象 文 書 のどの 部 分 を 不 開 示 としたか 具 体 的 に 特 定 しておらず, 行 政 処 分 として 違 法 の 疑 いが 持 たれる また, 技 術 的 なミスによって 誤 った 部 分 に 皮 膜 が 施 される 可 能 性 があるため, 不 開 示 部 分 の 特 定 ( 何 頁 の 何 行 目 という 形 で)がされるべきである イ 記 録 された 内 容 を 精 査 し, 支 障 が 生 じない 部 分 については 開 示 すべき である (2 ) 意 見 書 不 開 示 部 分 の 特 定 方 法 を 示 唆 するべきである 本 審 査 において 不 服 申 立 人 は 書 面 を 通 じてしか 意 見 を 申 し 立 てることが できない したがって, 不 開 示 部 分 を 直 接 指 さして 特 定 するという 方 法 が 採 れない この 問 題 を 解 消 するため, 不 服 申 立 人 側 から 不 開 示 部 分 を 特 定 する 方 法 について 諮 問 庁 は 示 唆 するべきである 第 3 諮 問 庁 の 説 明 の 要 旨 1 経 緯 本 件 開 示 請 求 は,1 はるな 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 2.6.2 4 - 郵 請 1 4 4と 同 じ,2 さわかぜ 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 2.6.2 4 - 郵 請 1 4 5 と 同 じ, 2
3 ときわ 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 し た 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 2.6.2 4 - 郵 請 1 4 6 と 同 じ,4 せと ぎり 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 ) * 対 象 文 書 は2 0 0 3.1.1 5 - 郵 請 3 5 2 と 同 じ,5 はまな 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 3.1.1 5 - 郵 請 3 5 3 と 同 じ,6 いなづま 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 3.1.1 5 - 郵 請 3 5 4 と 同 じ,7 あさかぜ 航 海 日 誌 ( 対 象 はテ ロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 3. 1.1 5 - 郵 請 3 5 5 と 同 じ 及 び8 ゆうだち 航 海 日 誌 ( 対 象 はテロ 対 策 特 措 法 に 基 づく 協 力 支 援 活 動 に 従 事 した 期 間 )* 対 象 文 書 は2 0 0 3.1. 1 5 - 郵 請 3 5 6 と 同 じ の 開 示 を 求 めるものであり,これに 該 当 する 行 政 文 書 として, 本 件 対 象 文 書 及 び 各 航 泊 日 誌 の 各 月 の 表 紙 を 特 定 した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 1 1 条 に 規 定 する 開 示 決 定 等 の 期 限 の 特 例 を 適 用 した 上 で, 平 成 1 9 年 1 2 月 1 8 日 付 け 防 官 文 第 1 2 4 8 8 号 ないし 第 1 2 4 9 5 号 により, 各 航 泊 日 誌 の 各 月 の 表 紙 の 部 分 を 全 部 開 示 し, 本 件 対 象 文 書 について,その 一 部 が 法 5 条 1 号,3 号 及 び4 号 の 不 開 示 情 報 に 該 当 することから, 当 該 部 分 を 不 開 示 とする 原 処 分 を 行 った 2 法 5 条 該 当 性 について 原 処 分 において 不 開 示 とした 部 分 及 び 不 開 示 とした 理 由 は, 別 表 のとおりで あり, 法 5 条 1 号,3 号 及 び4 号 に 規 定 する 不 開 示 情 報 に 該 当 する 3 異 議 申 立 人 の 主 張 について 異 議 申 立 人 は, 本 件 開 示 決 定 通 知 書 は, 本 件 対 象 文 書 のどの 部 分 を 不 開 示 としたか 具 体 的 に 特 定 しておらず, 行 政 処 分 として 違 法 の 疑 いが 持 たれる などとして 不 開 示 処 分 の 対 象 部 分 の 特 定 を 求 めるが, 不 開 示 とした 部 分 は 行 政 文 書 開 示 決 定 通 知 書 において 適 法 に 特 定 されており, 異 議 申 立 人 の 主 張 は 当 たらない また, 記 録 された 内 容 を 精 査 し, 支 障 が 生 じない 部 分 については 開 示 すべ きである として 原 処 分 の 取 消 しを 主 張 するが, 本 件 対 象 文 書 の 法 5 条 該 当 性 を 十 分 に 検 討 した 結 果,その 一 部 が 別 表 のとおり 法 5 条 1 号,3 号 及 び4 号 に 該 当 することから 当 該 部 分 を 不 開 示 としたが,その 他 の 部 分 については 開 示 しており, 異 議 申 立 人 の 主 張 は 当 たらない 第 4 調 査 審 議 の 経 過 当 審 査 会 は, 本 件 諮 問 事 件 について, 以 下 のとおり, 平 成 2 1 年 ( 行 情 ) 諮 問 第 2 6 8 号 ないし 同 第 2 7 5 号 を 併 合 し, 調 査 審 議 を 行 った 1 平 成 2 1 年 6 月 5 日 諮 問 の 受 理 ( 諮 問 第 2 6 8 号 ないし 同 第 2 7 5 号 ) 3
2 同 日 諮 問 庁 から 理 由 説 明 書 を 収 受 ( 同 上 ) 3 同 年 7 月 6 日 異 議 申 立 人 から 意 見 書 を 収 受 ( 同 上 ) 4 同 年 1 0 月 3 0 日 本 件 対 象 文 書 の 見 分 及 び 審 議 ( 同 上 ) 5 同 年 1 2 月 4 日 諮 問 第 2 6 8 号 ないし 同 第 2 7 5 号 の 併 合 及 び 審 議 第 5 審 査 会 の 判 断 の 理 由 1 本 件 対 象 文 書 について 航 泊 日 誌 は, 海 上 自 衛 隊 の 使 用 する 船 舶 に 備 える 書 類 に 関 する 訓 令 等 により 海 上 自 衛 隊 の 使 用 する 船 舶 に 備 え 付 けられ,その 船 舶 が 実 施 した 業 務, 船 舶 乗 組 員 の 異 動, 気 象 海 象 その 他 海 上 幕 僚 長 の 定 める 事 項 を 毎 日 記 録 するものである 本 件 対 象 文 書 は, 護 衛 艦, 掃 海 母 艦 及 び 補 給 艦 において 備 え 置 くと 定 めら れている 航 泊 日 誌 ( 甲 )のうち, 上 記 第 1 の 合 計 8 隻 の 艦 船 ( 以 下 本 件 対 象 艦 船 という )の 本 件 対 象 文 書 中 に 記 載 された 期 間 の 航 泊 日 誌 ( 表 紙 を 除 く )であり, 当 審 査 会 が 見 分 したところ, 具 体 的 には,それぞれ 各 月 ごと に 以 下 の4 つの 文 書 から 成 っている 1 艦 内 編 成 や 乗 組 幹 部 等 ( 運 航 機 関 運 転 関 係 者 )を 記 載 したもの 2 標 準 コンパス 自 差 表 3 各 日 ごとに 本 件 対 象 艦 船 の 運 行 状 況, 気 象 海 象 等 の 状 況 及 び 当 日 実 績 等 を 記 載 したもの( 以 下 様 式 1 文 書 という ) 4 各 日 ごとに 具 体 的 な 記 事 を 記 載 したもの( 以 下 様 式 2 文 書 という ) 諮 問 庁 は, 本 件 対 象 文 書 のうち, 上 記 1, 様 式 1 文 書 及 び 様 式 2 文 書 の 一 部 について, 法 5 条 1 号,3 号 及 び4 号 に 該 当 するとして 不 開 示 とした 原 処 分 は 妥 当 であると 説 明 するので, 以 下, 本 件 対 象 文 書 を 見 分 した 結 果 に 基 づき, 当 該 部 分 の 不 開 示 情 報 該 当 性 について 検 討 する 2 不 開 示 情 報 該 当 性 について (1 ) 艦 内 編 成 や 乗 組 幹 部 等 ( 運 航 機 関 運 転 関 係 者 )を 記 載 したもの( 上 記 1 1)のうち 艦 内 編 成 について 当 該 部 分 には, 本 件 対 象 艦 船 の 各 科 ごとの 乗 組 員 の 定 員 及 び 現 員 の 数 が 記 載 されていることが 認 められる これらの 情 報 を 公 にすることとなると, 海 外 派 遣 時 における 海 上 自 衛 隊 の 部 隊 の 態 勢 が 明 らかとなり, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる (2 ) 様 式 1 文 書 の 上 部 欄 外 の 記 載 部 分 について 様 式 1 文 書 の 上 部 欄 外 には, 訂 正 印, 当 該 文 書 が 作 成 された 年 月 日 及 び 曜 日 並 びに 出 港 地 等 が 記 載 されていることが 認 められ,これらのうち 出 港 地 等 に 係 る 記 載 部 分 の 一 部 が 不 開 示 とされている 不 開 示 とされた 出 港 地 等 に 係 る 記 載 部 分 については, 当 該 船 舶 がその 日 4
に 出 入 港 を 行 った 場 合 は 当 該 港 の 名 称 が, 停 泊 中 の 場 合 は 停 泊 した 港 の 名 称 が,それぞれ 記 載 されていることが 認 められる これらの 情 報 を 公 にする こととなると, 本 件 対 象 艦 船 がそれぞれの 日 に 出 入 港 又 は 停 泊 をした 港 が 明 らかとなり, 本 件 対 象 艦 船 の 行 動 パターンの 一 端 がうかがい 知 れるところ となって,テロ 対 策 海 上 阻 止 活 動 に 対 する 補 給 支 援 活 動 の 実 施 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 以 下 テロ 対 策 特 別 措 置 法 という )に 基 づく 海 上 自 衛 隊 の 護 衛 艦 等 による 行 動 が 推 察 され,さらには, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれ があると 認 められる (3 ) 様 式 1 文 書 の 上 段 の 記 載 部 分 について 様 式 1 文 書 の 上 段 には, 当 該 航 泊 日 誌 を 記 録 した 当 直 士 官 の 氏 名 を 記 載 する 部 分, 本 件 対 象 艦 船 の 運 行 状 況 や 気 象 海 象 の 状 況 を 記 載 する 部 分 が 存 することが 認 められ,これらのうち 当 該 航 泊 日 誌 を 記 録 した 当 直 士 官 の 氏 名 及 び 針 路 ( 艦 首 方 位 )が 不 開 示 とされている ア 当 直 士 官 の 氏 名 について 様 式 1 の 当 直 士 官 欄 には, 時 刻 ごとに 当 直 士 官 の 氏 名 が 記 載 され ていることが 認 められ,これを 公 にした 場 合, 海 上 自 衛 隊 の 護 衛 艦 等 に おける 艦 内 の 態 勢 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる イ 針 路 ( 艦 首 方 位 )について 様 式 1 の 針 路 ( 艦 首 方 位 ) 欄 には, 時 刻 ごとに 艦 首 の 方 位 角 が 記 載 されていることが 認 められ,これを 公 にした 場 合, 当 該 時 刻 における 本 件 対 象 艦 船 の 針 路 が 明 らかになることから, 当 該 不 開 示 部 分 は, 上 記 (2 )で 述 べたと 同 様 の 理 由 により, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれ があると 認 められる (4 ) 様 式 1 文 書 の 下 段 の 記 載 部 分 について 様 式 1 文 書 の 下 段 には, 当 日 の 行 動, 位 置 等 を 記 載 する 部 分 が 存 するこ とが 認 められ,これらのうち, 航 海 中 における 艦 位 に 係 る 部 分 が 不 開 示 とさ れている 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 本 件 対 象 艦 船 が 位 置 する6 時 間 ごとの 経 度 及 び 緯 度 が 明 らかになることから, 当 該 不 開 示 部 分 は, 上 記 (2 )で 述 べた と 同 様 の 理 由 により, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 って いる 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれがあると 認 められる (5 ) 様 式 2 文 書 の 各 記 載 部 分 について 様 式 2 文 書 の 各 記 載 部 分 には, 当 該 航 泊 日 誌 の 査 閲 を 行 った 艦 船 の 長 5
及 び 航 海 長 がこれを 確 認 したことを 示 す 印 影, 出 入 港 時 刻 に 関 する 記 載 並 びに 時 系 列 で 本 件 対 象 艦 船 の 各 日 の 具 体 的 な 活 動 状 況 等 が 記 載 されてい ることが 認 められ,これらのうち, 以 下 のアないしシの 部 分 が 不 開 示 とされ ている ア 艦 内 の 警 戒 配 備 に 係 る 部 分 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 海 上 自 衛 隊 の 護 衛 艦 等 における 艦 内 の 警 戒 態 勢 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる イ 航 海 中 における 針 路 ( 艦 首 方 位 ) 及 び 艦 位 に 係 る 部 分 これらの 部 分 を 公 にした 場 合, 当 該 時 刻 における 本 件 対 象 艦 船 の 針 路 及 び 本 件 対 象 艦 船 が 位 置 する 経 度 及 び 緯 度 が 明 らかになることから, 当 該 部 分 は, 上 記 (2 )で 述 べたと 同 様 の 理 由 により, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれがあると 認 められる ウ 航 海 中 における 日 出 日 没 に 係 る 部 分 及 び 時 刻 帯 の 変 更 に 係 る 部 分 これらの 部 分 を 公 にした 場 合, 当 該 日 における 本 件 対 象 艦 船 の 日 出 日 没 に 係 る 情 報 及 び 時 刻 帯 の 変 更 に 係 る 情 報 が 明 らかになることから, 当 該 部 分 は, 上 記 (2 )で 述 べたと 同 様 の 理 由 により, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれがあると 認 められる エ 給 油 活 動 中 に 行 われた 教 育 及 び 訓 練 等 に 係 る 部 分 これらの 部 分 を 公 にした 場 合,テロ 対 策 特 別 措 置 法 に 基 づく 本 件 給 油 活 動 に 特 有 の 教 育 及 び 訓 練 の 名 称 が 明 らかとなり, 本 件 対 象 艦 船 におけ る 脅 威 に 対 する 認 識 及 び 態 勢 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる オ 停 泊 地 名, 経 由 地 名, 停 泊 地 における 乗 艦 者 の 氏 名 及 び 停 泊 地 にお ける 支 援 船 名 これらの 部 分 を 公 にした 場 合, 本 件 対 象 艦 船 が 停 泊 した 港 湾 や 国 名 及 び 経 由 した 地 名 が 明 らかになることから, 当 該 部 分 は, 上 記 (2 )で 述 べたと 同 様 の 理 由 により, 当 該 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 及 び 当 該 艦 艇 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれがあると 認 め られる カ 給 油 活 動 中 における 指 揮 官 の 出 艦 及 び 帰 艦 に 係 る 部 分 これらの 部 分 を 公 にした 場 合, 本 件 対 象 艦 船 における 指 揮 官 の 行 動 及 6
び 艦 の 態 勢 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる キ 外 国 艦 艇 名 及 び 給 水 に 係 る 部 分 これらの 部 分 を 公 にした 場 合, 本 件 対 象 艦 船 が 支 援 を 行 っている 米 海 軍 等 の 艦 艇 の 行 動 パターンの 一 端 がうかがい 知 れるところとなり, 当 該 艦 艇 の 安 全 確 保 が 困 難 になるおそれがあると 認 められる ク 艦 船 への 給 油 量 に 係 る 部 分 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 海 上 自 衛 隊 の 補 給 艦 の 能 力 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる ケ 艦 艇 の 運 動 に 係 る 部 分 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 海 上 自 衛 隊 の 艦 艇 行 動 に 係 る 態 勢 が 推 察 さ れ, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる コ 部 隊 の 陣 形 に 係 る 部 分 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 海 上 自 衛 隊 の 護 衛 艦 等 の 部 隊 の 態 勢 が 明 ら かとなり, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえ た 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる サ 停 泊 地 等 における 搭 載 物 及 び 搭 載 量 並 びに 自 衛 隊 艦 船 ( 補 給 支 援 部 隊 )の 給 油 量 に 係 る 部 分 当 該 部 分 を 公 にした 場 合, 本 件 対 象 艦 船 の 行 動 能 力 及 び 補 給 周 期 等 の 運 用 実 態 が 推 察 され, 自 衛 隊 の 任 務 遂 行 の 妨 害 を 企 てる 相 手 方 が 当 該 態 勢 を 踏 まえた 対 処 行 動 を 採 ることを 可 能 とするなど, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 を 生 じさせるおそれがあると 認 められる シ 死 亡 した 隊 員 に 係 る 情 報 当 該 部 分 には, 死 亡 した 隊 員 の 氏 名, 階 級, 経 緯 等 が 記 載 されている ことが 認 められる 当 該 情 報 は, 当 該 職 員 に 係 る 法 5 条 1 号 本 文 前 段 の 個 人 に 関 する 情 報 であって, 特 定 の 個 人 を 識 別 することができるものに 該 当 すると 認 められる 次 に, 法 5 条 1 号 ただし 書 該 当 性 について 検 討 すると, 当 該 隊 員 は 国 家 公 務 員 であるが, 当 該 隊 員 が 死 亡 したことは, 当 該 隊 員 の 職 務 遂 行 に 係 る 情 報 には 含 まれないため, 当 該 隊 員 の 氏 名 については, 公 務 員 の 氏 名 の 公 表 慣 行 に 係 る 各 行 政 機 関 における 公 務 員 の 氏 名 の 取 扱 いについ 7
て ( 平 成 1 7 年 8 月 3 日 情 報 公 開 に 関 する 連 絡 会 議 申 合 せ)は 適 用 さ れず,その 他, 当 該 隊 員 の 氏 名 が 公 にされていると 認 めるべき 事 情 は 存 しないことから, 当 該 隊 員 の 氏 名 は, 同 号 ただし 書 イに 該 当 せず,また, 同 号 ただし 書 ロ 及 びハに 該 当 する 事 情 も 存 しない さらに, 法 6 条 2 項 による 部 分 開 示 について 検 討 すると, 当 該 隊 員 の 階 級 は, 当 該 隊 員 の 氏 名 と 一 体 として 特 定 の 個 人 を 識 別 することができるこ ととなる 記 述 等 の 部 分 に 該 当 することから, 当 該 隊 員 の 氏 名 及 び 階 級 を 部 分 開 示 する 余 地 はなく,その 余 の 部 分 についても,その 一 部 を 開 示 す ることにより, 同 僚, 知 人 その 他 の 関 係 者 においては, 当 該 隊 員 が 誰 で あるかを 特 定 することができ,その 結 果, 当 該 隊 員 にとって 他 者 に 知 られ たくない 機 微 な 情 報 が,それらの 関 係 者 に 知 られることになり, 当 該 個 人 の 権 利 利 益 が 害 されるおそれがあると 認 められるので,これらを 部 分 開 示 することはできない (6 ) 上 記 (1 )ないし(4 ) 及 び(5 )アないしサに 掲 げる 不 開 示 部 分 は, これらを 公 にすることにより, 国 の 安 全 が 害 されるおそれ 又 は 他 国 若 しくは 国 際 機 関 との 信 頼 関 係 が 損 なわれるおそれがあると 行 政 機 関 の 長 が 認 め ることにつき 相 当 の 理 由 があると 認 められることから, 当 該 部 分 は, 法 5 条 3 号 に 該 当 し, 不 開 示 とすることが 相 当 である なお, 諮 問 庁 は, 上 記 (5 )オに 掲 げる 不 開 示 部 分 のうち, 停 泊 地 にお ける 支 援 船 名 について,これを 公 にすると, 当 該 支 援 船 を 所 有 する 企 業 がテ ロ 等 の 標 的 になるおそれがあるとして, 法 5 条 4 号 にも 該 当 する 旨 主 張 する が, 前 述 のとおり, 当 該 部 分 については 同 条 3 号 に 該 当 するため, 同 条 4 号 該 当 性 について 判 断 するまでもない (7 ) 本 件 対 象 文 書 における 訂 正 印 について 本 件 対 象 文 書 の 不 開 示 部 分 のうち, 上 記 のとおり 不 開 示 とすることが 妥 当 と 判 断 した 部 分 の 中 には, 不 開 示 とされた 各 記 載 事 項 について,これを 訂 正 した 際 に,その 証 として, 訂 正 した 者 が 押 印 している 個 所 が 随 所 に 見 受 けら れる しかしながら,これらの 印 影 は, 他 の 不 開 示 部 分 と 区 分 することは 容 易 で はないことから, 法 6 条 1 項 に 規 定 する 部 分 開 示 を 行 うことはできない 3 異 議 申 立 人 のその 他 の 主 張 について 異 議 申 立 人 のその 他 の 主 張 は, 当 審 査 会 の 上 記 判 断 を 左 右 するものではな い 4 本 件 一 部 開 示 決 定 の 妥 当 性 について 以 上 のことから, 本 件 対 象 文 書 につき,その 一 部 を 法 5 条 1 号,3 号 及 び 4 号 に 該 当 するとして 不 開 示 とした 決 定 については, 不 開 示 とされた 部 分 は 同 条 1 号 及 び3 号 に 該 当 すると 認 められるので, 同 条 4 号 について 判 断 するま 8
でもなく, 妥 当 であると 判 断 した ( 第 2 部 会 ) 委 員 寳 金 敏 明, 委 員 秋 田 瑞 枝, 委 員 橋 本 博 之 9
( 別 表 ) 区 分 不 開 示 とした 部 分 不 開 示 とした 理 由 艦 内 編 成 表 中, 定 員 及 び 現 員 艦 内 の 態 勢 に 係 る 情 報 であり, 公 にした 場 合, 艦 艇 の 運 用 態 勢 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 当 直 士 官 欄 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 す るおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 す る 艦 内 の 警 戒 配 備 に 係 る 部 分 艦 内 の 警 戒 配 備 に 係 る 情 報 であり, 公 にした 場 合, 艦 内 の 警 戒 態 勢 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 するおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 航 海 中 における 針 路 ( 艦 首 方 位 )に 係 る 部 分 艦 の 運 動 及 び 位 置 を 示 す 情 報 であり, 公 にし た 場 合, 艦 艇 の 行 動 海 域 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 航 海 中 における 艦 位 に 係 る 部 分 全 を 害 するおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 航 海 中 における 日 出 日 没 に 係 る 部 分 航 海 中 における 日 出 日 没 に 係 る 情 報 及 び 時 刻 帯 の 変 更 に 係 る 情 報 であり, 公 にした 場 合, 艦 艇 の 行 動 海 域 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 時 刻 帯 の 変 更 に 係 る 部 分 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 す るおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 す る 給 油 活 動 中 に 行 わ れた 教 育 及 び 訓 練 等 に 係 る 部 分 教 育 及 び 訓 練 等 の 具 体 的 な 内 容 に 係 る 情 報 であり, 公 にした 場 合, 艦 の 脅 威 に 対 する 認 識 及 び 態 勢 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 が 害 されるおそ れがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 停 泊 地 の 地 名 停 泊 した 港 湾 や 国 名 を 示 す 情 報 であり, 公 にし 停 泊 地 における 乗 艦 者 の 氏 名 た 場 合, 艦 艇 の 行 動 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 するおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 停 泊 地 における 支 援 船 名 停 泊 した 港 湾 や 国 名 を 示 す 情 報 であり, 公 にし た 場 合, 艦 艇 の 行 動 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 10
イウエオ カキク イウ オカキ オカキ ク 給 油 活 動 中 におけ る 指 揮 官 の 出 艦 及 び 帰 艦 に 係 る 部 分 外 国 艦 艇 名 及 び 給 水 に 係 る 部 分 艦 船 への 給 油 量 に 係 る 部 分 艦 艇 の 運 動 に 係 る 部 分 部 隊 の 陣 形 に 係 る 部 分 停 泊 地 等 における 搭 載 物 に 係 る 部 分 停 泊 地 における 生 糧 品 の 搭 載 量 に 係 る 部 分 害 するおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 するとともに, 当 該 支 援 船 を 所 有 する 企 業 がテロ 等 の 標 的 になるなど, 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 支 障 が 生 じるおそれがあることから 同 条 4 号 にも 該 当 する 指 揮 官 の 行 動 にかかわる 情 報 であり, 公 にし た 場 合, 艦 の 態 勢 及 び 指 揮 官 の 行 動 が 推 察 さ れ, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 するおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 給 油 相 手 国 の 艦 艇 に 係 る 情 報 であり, 公 にし た 場 合, 当 該 相 手 国 との 信 頼 関 係 を 損 なうおそ れがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 補 給 艦 の 能 力 にかかわる 情 報 であり, 公 にし た 場 合, 作 戦 行 動 におけるぜい 弱 性 が 明 らかと なり, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 が 害 されるおそれがあること から, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 艦 艇 の 運 動 に 係 る 情 報 であって, 公 にした 場 合, 艦 艇 行 動 に 係 る 態 勢 が 明 らかとなり, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 が 害 されるおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 部 隊 の 態 勢 を 示 す 情 報 であり, 公 にした 場 合, 部 隊 の 陣 形 が 明 らかになり, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 す るおそれがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 す る 艦 艇 の 能 力 態 勢 にかかわる 情 報 であり, 公 にした 場 合, 行 動 能 力 及 び 補 給 周 期 等 の 運 用 実 態 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 するおそれがあ ることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する 艦 艇 の 能 力 態 勢 にかかわる 情 報 であり, 公 にした 場 合, 行 動 能 力 及 び 補 給 周 期 等 の 運 用 実 態 が 推 察 され, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 11
行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 を 害 するおそれがあ ることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する アエオカ キク 自 衛 隊 艦 船 ( 補 給 支 援 部 隊 )の 給 油 量 に 係 る 部 分 補 給 支 援 部 隊 の 艦 船 の 能 力 にかかわる 情 報 であり, 公 にした 場 合, 作 戦 行 動 におけるぜい 弱 性 が 明 らかとなり, 海 上 自 衛 隊 の 任 務 の 効 果 的 な 遂 行 に 支 障 が 生 じ, 国 の 安 全 が 害 されるおそ れがあることから, 法 5 条 3 号 に 該 当 する イウエオ 特 定 の 個 人 を 識 別 することができる 特 定 の 個 人 を 識 別 することができる 情 報 であ ることから, 法 5 条 1 号 に 該 当 する 情 報 ( 注 ) 区 分 欄 には, 第 1 に 掲 げる 文 書 の 記 号 を 記 載 した 12