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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1


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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

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1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育


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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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公表表紙

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障害福祉制度あらまし目次

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

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四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

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図 表 1 雇 用 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 概 要 現 下 の 雇 用 情 勢 等 を 踏 まえ 失 業 等 給 付 に 係 る 保 険 料 率 を 引 き 下 げるとともに 労 働 者 の 離 職 の 防 止 や 再 就 職 の 促 進 を 図 るため 育 児 休

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Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

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(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

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Transcription:

仕 事 と 育 児 の 両 立 1 資 料 6

目 次 現 状 女 性 雇 用 者 数 と 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 4 第 1 子 出 生 年 別 にみた 第 1 子 出 産 前 後 の 妻 の 就 業 変 化 5 育 児 休 業 取 得 率 の 推 移 6 第 一 子 出 産 前 後 の 妻 の 継 続 就 業 率 育 児 休 業 利 用 状 況 7 女 性 の 継 続 就 業 出 産 と 男 性 の 家 事 育 児 参 加 の 関 係 8 妊 娠 出 産 育 児 期 の 両 立 支 援 制 度 9 育 児 のための 両 立 支 援 制 度 の 概 要 10 育 児 休 業 等 の 規 定 整 備 状 況 ( 事 業 所 規 模 別 ) 11 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 及 び 雇 用 保 険 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 に 対 する 附 帯 決 議 ( 抄 ) 12 多 様 な 家 族 形 態 雇 用 形 態 に 対 応 した 育 児 期 の 両 立 支 援 制 度 について 子 の 看 護 休 暇 について 子 の 看 護 休 暇 ( 法 第 16 条 の2 第 16 条 の3) 15 取 得 単 位 をどうするか 子 の 看 護 休 暇 取 得 者 割 合 及 び 取 得 日 数 別 取 得 者 割 合 18 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 利 用 可 能 期 間 及 び 利 用 可 能 休 暇 日 数 19 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 取 得 単 位 取 得 可 能 日 数 20 子 の 看 護 休 暇 以 外 も 含 めた 子 の 看 護 のために 取 得 した 休 暇 日 数 21 半 日 単 位 時 間 単 位 での 看 護 休 暇 取 得 実 績 22 子 の 看 護 休 暇 取 得 率 23 子 の 看 護 休 暇 の 半 日 時 間 単 位 取 得 希 望 24 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より 25 ひとり 親 家 庭 の 看 護 休 暇 取 得 実 態 31 ふたり 親 世 帯 及 び 母 子 世 帯 における 育 児 休 業 制 度 の 利 用 率 32 育 児 休 業 の 法 定 期 間 の 延 長 に 対 する 希 望 33 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より 34 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 対 象 となる 子 の 年 齢 について 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 ( 法 第 23 条 第 1 項 第 2 項 ) 36 所 定 外 労 働 の 制 限 ( 法 第 16 条 の8) 39 短 時 間 勤 務 制 度 所 定 外 労 働 の 制 限 制 度 の 導 入 状 況 42 短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 状 況 と 利 用 期 間 ( 企 業 調 査 ) 43 短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 状 況 ( 労 働 者 調 査 ) 44 所 定 外 労 働 の 免 除 の 利 用 状 況 ( 労 働 者 調 査 ) 45 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より 46 妊 娠 出 産 育 児 休 業 介 護 休 業 等 をしながら 継 続 就 業 し ようとする 男 女 労 働 者 の 就 業 環 境 の 整 備 について 妊 娠 出 産 育 休 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 り 扱 い 48 マタハラ パタハラを 防 止 するための 措 置 について 労 働 局 雇 用 均 等 室 に 寄 せられた 労 働 者 からの 相 談 件 数 の 推 移 ( 件 ) 58 マタニティ ハラスメントの 相 談 事 例 59 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 案 に 対 する 附 帯 決 議 ( 抄 ) 61 女 性 の 活 躍 加 速 のための 重 点 方 針 2015 62 ACCJ ウィメン イン ビジネス サミット( 平 成 27 年 6 月 29 日 ) 63 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 平 成 27 年 3 月 20 日 閣 議 決 定 ( 抄 ) 64 ( 参 考 )セクハラ 防 止 措 置 65 ひとり 親 に 対 する 子 の 看 護 休 暇 の 日 数 育 児 休 業 の 期 間 をどうするか 児 童 のいる 世 帯 に 占 めるひとり 親 家 庭 の 割 合 27 ひとり 親 家 庭 の 現 状 28 ひとり 親 家 庭 ( 女 性 正 社 員 )の 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 29 ひとり 親 家 庭 ( 女 性 非 正 社 員 )の 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 30 1

目 次 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 について 父 親 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 のための 諸 制 度 ( 平 成 21 年 改 正 ) 71 パパ ママ 育 休 プラス 72 育 児 休 業 を 取 得 しなかった 理 由 73 男 性 正 社 員 の 妻 の 就 労 形 態 別 育 児 休 業 の 取 得 74 男 性 の 育 児 休 業 制 度 に 関 する 認 知 と 会 社 の 取 組 み 75 男 性 育 児 休 業 に 関 する 新 制 度 利 用 状 況 76 男 性 の 育 児 を 目 的 とした 休 業 の 取 得 77 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 平 成 27 年 3 月 20 日 閣 議 決 定 ( 抄 ) 78 男 性 は 仕 事 女 性 は 家 庭 という 考 え 方 79 イクメンプロジェクト 80 イクメン 企 業 アワード 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 81 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より 89 その 他 育 児 期 介 護 期 のテレワークについて 育 児 期 介 護 期 のテレワークという 働 き 方 についてどう 考 えるか 世 界 最 先 端 IT 国 家 創 造 宣 言 ( 平 成 27 年 6 月 30 日 ) 閣 議 決 定 94 テレワークの 実 施 目 的 95 テレワークの 実 施 の 効 果 96 テレワークの 実 施 割 合 97 テレワークの 実 施 部 門 98 テレワークの 実 施 の 問 題 課 題 99 テレワークの 利 用 経 験 100 テレワークのメリット 101 テレワークのデメリット 102 テレワークモデル 実 証 実 験 事 業 ( 平 成 26 年 度 )テレワーク 好 事 例 集 ( 抄 ) 103 今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より 105 2

現 状 3

女 性 雇 用 者 数 と 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 ( 実 際 の 就 業 率 と 就 業 希 望 との 差 ) 平 成 26 年 の 女 性 雇 用 者 数 は2,436 万 人 雇 用 者 総 数 に 占 める 女 性 の 割 合 は43.5%となっている 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 はM 字 カーブを 描 いている また 就 業 率 と 潜 在 的 労 働 力 率 の 差 は 大 きく 就 業 を 希 望 する 女 性 の 数 は303 万 人 にのぼる 雇 用 者 数 の 推 移 ( 万 人 ) (%) 7,000 41.3 41.6 41.6 41.9 42.3 42.6 42.7 42.8 43.3 43.5 45.0 40.0 38.9 6,000 37.9 40.0 5,263 5,356 5,393 5,472 5,523 5,524 5,460 5,463 5,508 5,504 5,553 5,595 35.9 35.0 5,000 4,835 4,313 30.0 4,000 25.0 (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 女 性 の 年 齢 階 級 別 就 業 率 と 潜 在 的 労 働 力 率 (2014 年 ) 78.2 65.8 88.4 75.7 82.9 82.4 82.7 83.2 68.0 68.3 71.8 74.4 73.4 80.3 就 業 希 望 者 数 ( 女 性 ):303 万 人 72.7 66.3 51.6 3,000 2,000 1,000 0 1,548 1,834 2,048 2,140 2,229 2,277 2,297 2,312 2,311 2,329 2,347 2,357 2,406 2,436 昭 和 平 成 2 7 年 12 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 *23 年 24 年 25 年 26 年 60 年 年 女 性 雇 用 者 数 雇 用 者 総 数 雇 用 者 総 数 に 占 める 女 性 割 合 ( 資 料 出 所 ) 総 務 省 統 計 局 労 働 力 調 査 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 25.9 15.6 47.6 就 業 率 潜 在 的 労 働 力 率 就 業 者 + 失 業 者 + 就 業 希 望 者 潜 在 的 労 働 力 率 = 人 口 (15 歳 以 上 ) 15.5 14.3 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65 歳 以 上 * 平 成 23 年 統 計 については 平 成 17 年 国 勢 調 査 結 果 を 基 準 ( 旧 基 準 )とする 推 計 人 口 をベンチマークとして 東 日 本 大 震 災 の 影 響 により3 月 から8 月 までを 補 完 推 計 した 参 考 値 によって 求 めた 値 である 注 ) 平 成 23 年 の 数 値 ( 斜 体 )は 同 補 完 推 計 値 について 平 成 22 年 国 勢 調 査 結 果 を 基 準 とする 推 計 人 口 で 遡 及 推 計 した 値 ( 資 料 出 所 ) 総 務 省 労 働 力 調 査 労 働 力 調 査 ( 詳 細 集 計 ) 4

第 1 子 出 生 年 別 にみた 第 1 子 出 産 前 後 の 妻 の 就 業 変 化 約 6 割 の 女 性 が 出 産 育 児 により 離 職 している 100% 3.1% 3.4% 3.8% 4.2% 5.2% 100% 1.0% 1.5% 90% 80% 35.5% 34.6% 32.8% 28.5% 24.1% 90% 80% 25.6% 19.9% 70% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 37.4% 37.7% 39.3% 18.3% 16.3% 5.7% 8.1% 13.0% 11.2% 40.6% 43.9% 11.9% 9.7% 14.8% 17.1% 1985-89 1990-94 1995-99 2000-04 2005-09 子 どもの 出 生 年 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 出 産 退 職 妊 娠 前 から 無 職 その 他 不 詳 出 産 前 有 職 70.7 (100)% 出 産 後 継 続 就 業 率 26.8 (38.0)% ( ) 正 規 の 職 員 52.9% パート 派 遣 18.0% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 不 詳 48.7% 24.6% 73.5 (100)% 24.6 (32.2)% ( ) 42.6% 36.0% 2001 2010 子 どもの 出 生 年 出 産 1 年 前 無 職 ( 学 生 含 む) 出 産 半 年 後 無 職 ( 学 生 を 含 む) 出 産 前 有 職 78.6 (100)% 出 産 後 継 続 就 業 率 36.0 (45.8)% ( ) 出 産 半 年 後 有 職 ( 育 児 休 業 中 等 の 休 業 含 む) ( 資 料 出 所 ) 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 第 14 回 出 生 動 向 基 本 調 査 ( 夫 婦 調 査 ) ( )( ) 内 は 出 産 前 有 職 者 を100として 出 産 後 の 継 続 就 業 者 の 割 合 を 算 出 ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 第 1 回 21 世 紀 出 生 児 縦 断 調 査 ( 平 成 22 年 出 生 児 ) 5

育 児 休 業 取 得 率 の 推 移 育 児 休 業 取 得 率 は 女 性 は8 割 台 で 推 移 している 一 方 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は 長 期 的 には 上 昇 傾 向 にあるものの 2.30%と 依 然 として 低 水 準 にある (%) 女 性 100 90 89.7 90.6 85.6 83.7 87.8 83.6 83.0 86.6 80 70 60 50 40 30 49.1 56.4 64.0 70.6 72.3 (%) 3 2.5 2 1.5 男 性 1.56 1.23 1.72 1.38 2.63 1.89 2.03 2.30 20 10 1 0.5 0.12 0.42 0.33 0.56 0.50 0 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 25 26 0 ( 年 度 ) 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 25 26( 年 度 ) 出 産 者 のうち 調 査 時 点 までに 育 児 休 業 を 開 始 した 者 ( 開 始 予 定 の 申 出 をしている 者 を 含 む )の 数 育 児 休 業 取 得 率 = 調 査 前 年 度 1 年 間 ( )の 出 産 者 ( 男 性 の 場 合 は 配 偶 者 が 出 産 した 者 )の 数 資 料 出 所 : 厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( ) 平 成 24 年 度 調 査 においては 平 成 22 年 10 月 1 日 から 平 成 23 年 9 月 30 日 までの1 年 間 注 ) 平 成 22 年 度 及 び 平 成 23 年 度 の[ ] 内 の 比 率 は 岩 手 県 宮 城 県 及 び 福 島 県 を 除 く 全 国 の 結 果 6

第 一 子 出 産 前 後 の 妻 の 継 続 就 業 率 育 児 休 業 利 用 状 況 ( 第 一 子 出 生 年 別 正 規 職 員 パート 派 遣 別 ) 正 規 職 員 は 育 児 休 業 による 継 続 就 業 が 進 んでいるものの パート 派 遣 は 低 水 準 にある (%) < 正 規 職 員 > (%) 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 60.0 51.6 52.9 50.0 44.6 45.5 9.8 40.4 14.6 40.0 17.7 24.7 30.0 27.4 43.1 20.0 37.0 27.8 19.9 10.0 13.0 0.0 1985~89 年 1990~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年 <パート 派 遣 > 23.7 18.2 17.6 18.0 15.2 21.5 17.7 15.6 14.0 14.4 2.2 0.5 0.8 2.0 4.0 1985~89 年 1990~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 就 業 継 続 ( 育 休 なし) 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 ) 資 料 出 所 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 第 14 回 出 生 動 向 基 本 調 査 ( 夫 婦 調 査 ) (2010 年 ) ( 注 ) 1) 初 婚 どうしの 夫 婦 について 第 12 回 (2002 年 )~ 第 14 回 (2010 年 ) 調 査 の 第 1 子 が1 歳 以 上 15 歳 未 満 の 夫 婦 を 合 わせて 集 計 2) 妊 娠 時 に 就 業 していた 妻 に 占 める 出 産 後 に 就 業 を 継 続 していた 妻 の 割 合 3) 出 産 前 後 の 就 業 経 歴 就 業 継 続 ( 育 休 利 用 )- 妊 娠 判 明 時 就 業 ~ 育 児 休 業 取 得 ~ 子 ども1 歳 時 就 業 就 業 継 続 ( 育 休 なし)- 妊 娠 判 明 時 就 業 ~ 育 児 休 業 取 得 なし~ 子 ども1 歳 時 就 業 7

女 性 の 継 続 就 業 出 産 と 男 性 の 家 事 育 児 参 加 の 関 係 日 本 の 夫 (6 歳 未 満 の 子 どもを 持 つ 場 合 )の 家 事 育 児 関 連 時 間 は 1 時 間 程 度 と 国 際 的 にみて 低 水 準 夫 の 家 事 育 児 時 間 が 長 いほど 妻 の 継 続 就 業 割 合 が 高 く また 第 2 子 以 降 の 出 生 割 合 も 高 い 傾 向 にある 6 歳 未 満 児 のいる 夫 の 家 事 育 児 関 連 時 間 (1 日 当 たり) 夫 の 平 日 の 家 事 育 児 時 間 別 にみた 妻 の 出 産 前 後 の 継 続 就 業 割 合 夫 の 平 日 の 家 事 育 児 時 間 別 にみた 第 2 子 以 降 の 出 生 割 合 日 本 米 国 英 国 フランス ドイツ スウェーデン ノルウェー 0:00 1:12 2:24 3:36 家 事 関 連 時 間 全 体 1:07 0:39 0:40 1:05 1:00 0:59 1:07 1:13 ( 資 料 出 所 ) 平 成 25 年 男 女 共 同 参 画 白 書 2:51 2:46 2:30 3:00 3:21 3:12 うち 育 児 の 時 間 ( 備 考 )1.Eurostat How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men (2004),Bureau of Labor Statistics of the U.S. American Time Use Survey Summary (2011) 及 び 総 務 省 社 会 生 活 基 本 調 査 ( 平 成 23 年 )より 作 成 2. 日 本 の 数 値 は, 夫 婦 と 子 どもの 世 帯 に 限 定 した 夫 の 時 間 である ( 時 間 ) 総 数 家 事 育 児 時 間 なし 2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 4 時 間 以 上 同 一 就 業 継 続 転 職 離 職 不 詳 58.4% 52.6% 54.4% 62.7% 69.6% 2.6% 4.3% 4.6% 3.1% 32.1% 42.1% 35.6% 29.2% 8.7% 6.5% 15.2% ( 資 料 出 所 ) 厚 生 労 働 省 第 12 回 21 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 (2013 年 ) 注 : 1) 集 計 対 象 は 1または2に 該 当 し かつ3に 該 当 するこの11 年 間 に 子 どもが 生 まれた 同 居 夫 婦 である 1 第 1 回 から 第 12 回 まで 双 方 が 回 答 した 夫 婦 2 第 1 回 に 独 身 で 第 11 回 までの 間 に 結 婚 し 結 婚 後 第 12 回 まで 双 方 が 回 答 した 夫 婦 3 妻 が 出 産 前 に 仕 事 ありで かつ 女 性 票 の 対 象 者 である 2)11 年 間 で2 人 以 上 出 生 ありの 場 合 は 末 子 について 計 上 してい る 3) 総 数 には 家 事 育 児 時 間 不 詳 を 含 む 5.2% 2.6% 5.4% 5.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 総 数 家 事 育 児 時 間 なし 2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 4 時 間 未 満 4 時 間 以 上 出 生 あり 56.6 37.0 55.3 72.7 72.8 出 生 なし 43.4 63.0 44.7 27.3 27.2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資 料 出 所 : 厚 生 労 働 省 第 12 回 21 世 紀 成 年 者 縦 断 調 査 (2013) 注 : 1) 集 計 対 象 は 1または2に 該 当 し かつ3に 該 当 する 同 居 夫 婦 であ る ただし 妻 の 出 生 前 データ が 得 られていない 夫 婦 は 除 く 1 第 1 回 調 査 から 第 12 回 調 査 まで 双 方 から 回 答 を 得 られている 夫 婦 2 第 1 回 調 査 時 に 独 身 で 第 11 回 調 査 までの 間 に 結 婚 し 結 婚 後 第 12 回 調 査 まで 双 方 から 回 答 を 得 られている 夫 婦 3 出 生 前 調 査 時 に 子 ども1 人 以 上 ありの 夫 婦 2) 家 事 育 児 時 間 は 出 生 あり は 出 生 前 調 査 時 の 出 生 なし は 第 11 回 調 査 時 の 状 況 である 3)11 年 間 で2 人 以 上 出 生 ありの 場 合 は 末 子 について 計 上 している 4) 総 数 には 家 事 育 児 時 間 不 詳 を 含 む 8

妊 娠 出 産 育 児 期 の 両 立 支 援 制 度 妊 娠 判 明 産 前 6 週 間 出 産 ( 予 定 ) 日 産 後 8 週 間 1 歳 1 歳 6ヶ 月 3 歳 就 学 軽 易 業 務 への 転 換 妊 産 婦 の 時 間 外 休 日 労 働 深 夜 業 の 制 限 坑 内 業 務 危 険 有 害 業 務 就 業 制 限 産 前 休 業 産 後 休 業 育 児 時 間 (1 日 2 回 各 30 分 以 上 ) 妊 産 婦 の 時 間 外 休 日 労 働 深 夜 業 の 制 限 坑 内 業 務 危 険 有 害 業 務 の 就 業 制 限 始 業 時 刻 の 変 更 等 又 はそれに 準 ずる 措 置 育 児 休 業 ( 一 定 の 場 合 1 歳 6ヶ 月 まで 取 得 可 ) 育 児 休 業 又 はそれに 準 ずる 措 置 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 原 則 短 時 間 勤 務 制 度 (1 日 の 所 定 労 働 時 間 が6 時 間 以 下 ) 短 時 間 勤 務 制 度 を 講 じることが 困 難 と 認 められる 業 務 の 代 替 措 置 育 児 休 業 に 関 する 制 度 に 準 じる 措 置 フレックスタイムの 制 度 始 業 又 は 終 業 時 間 を 繰 り 上 げ 繰 り 下 げる 制 度 ( 時 差 出 勤 ) 保 育 施 設 の 設 置 運 営 その 他 これに 準 ずる 便 宜 の 供 与 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 又 は それに 準 ずる 措 置 : 労 基 法 上 の 制 度 : 育 介 法 上 の 制 度 : 育 介 法 上 の 努 力 義 務 男 性 は 子 の 出 生 日 ( 又 は 予 定 日 ) から 取 得 可 能 所 定 外 労 働 の 制 限 労 働 者 の 請 求 で 所 定 労 働 時 間 を 超 える 労 働 を 禁 止 1 回 につき 1 月 以 上 1 年 以 内 の 期 間 で 何 回 も 請 求 できる 所 定 外 労 働 の 制 限 又 はそ れに 準 ずる 措 置 子 の 看 護 休 暇 病 気 けがをした 子 の 看 護 予 防 接 種 健 康 診 断 を 受 けさせるために 取 得 できる 子 供 1 人 の 場 合 年 に5 日 2 人 以 上 の 場 合 年 に10 日 が 付 与 される 時 間 外 労 働 深 夜 業 の 制 限 労 働 者 の 請 求 で 制 限 時 間 (1ヶ 月 24 時 間 1 年 150 時 間 )を 超 える 労 働 を 禁 止 時 間 外 労 働 の 制 限 は 1 回 につき1 月 以 上 1 年 以 内 の 期 間 で 何 回 でも 請 求 できる 労 働 者 の 請 求 で 午 後 10 時 から 午 前 5 時 における 労 働 を 禁 止 深 夜 業 の 制 限 は 1 回 につき1 月 以 上 6 月 以 内 の 期 間 で 何 回 でも 請 求 できる 9

休 業 育 児 休 業 休 暇 制 度 子 の 看 護 休 暇 育 児 のための 所 柔 定 労 働 時 間 の 短 軟 縮 措 置 な 働 き 方 育 児 のための 両 立 支 援 制 度 の 概 要 概 要 対 象 労 働 者 手 続 き 育 児 休 業 とは 子 を 養 育 するためにする 休 業 をいい 労 働 者 は 事 業 主 に 申 し 出 ることにより 原 則 と して 子 が1 歳 に 達 するまでの 間 に1 回 育 児 休 業 をすることができる 子 法 律 上 の 親 子 関 係 がある 子 をいい 実 子 のみならず 養 子 も 含 む 育 児 休 業 が2 回 できる 場 合 産 後 8 週 間 以 内 に 育 児 休 業 をした 場 合 配 偶 者 の 死 亡 負 傷 疾 病 障 害 により 子 の 養 育 が 困 難 となった 場 合 等 1 歳 を 超 えて 育 児 休 業 を 取 得 できる 場 合 1 両 親 が 共 に 休 業 を 取 得 するなどの 要 件 を 満 たした 場 合 に 1 歳 2か 月 までに1 年 間 の 育 児 休 業 が 取 得 可 能 (パパ ママ 育 休 プラス) 2 保 育 所 等 における 保 育 の 利 用 を 希 望 しているが 当 面 その 実 施 が 行 われないなどの 要 件 を 満 たした 場 合 に 1 歳 6か 月 までの 育 児 休 業 が 取 得 可 能 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 労 働 者 は 負 傷 し 若 しくは 疾 病 にかかったその 子 の 世 話 又 は 疾 病 の 予 防 を 図 るために 必 要 なものとして 厚 労 省 令 で 定 める 世 話 をするために 事 業 主 に 申 し 出 ることにより 1 年 に5 日 まで 子 が2 人 以 上 であれば 年 に10 日 まで 1 日 単 位 で 休 暇 を 取 得 することができる 疾 病 の 予 防 を 図 るために 必 要 なものとして 厚 労 省 令 で 定 める 世 話 予 防 接 種 ( 予 防 接 種 法 に 定 めるもの 以 外 も 含 む) 又 は 健 康 診 断 を 受 けさせること 事 業 主 は 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 労 働 者 が 希 望 すれば 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 ( 原 則 1 日 6 時 間 )を 講 じなければならない ただし 労 使 協 定 により 業 務 の 性 質 等 に 照 らして 短 時 間 勤 務 制 度 を 講 ず ることが 困 難 など 一 定 の 労 働 者 を 短 時 間 勤 務 の 適 用 除 外 とすることができる 業 務 の 性 質 等 に 照 らし て 短 時 間 勤 務 制 度 を 講 ずることが 困 難 な 場 合 に 労 使 協 定 により 適 用 除 外 とした 場 合 には 代 替 措 置 が 必 要 短 時 間 勤 務 制 度 の 代 替 措 置 1 育 児 休 業 に 関 する 制 度 に 準 ずる 措 置 2フレックスタイムの 制 度 3 時 差 出 勤 の 制 度 4 事 業 所 内 保 育 施 設 の 設 置 運 営 等 原 則 1 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 全 ての 男 女 労 働 者 ( 日 々 雇 用 者 を 除 く また 雇 用 された 期 間 が1 年 未 満 の 労 働 者 等 は 労 使 協 定 で 除 外 可 能 ) 有 期 契 約 労 働 者 は 一 定 の 要 件 あり( ) 有 期 契 約 労 働 者 の 取 得 要 件 1 同 一 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 さ れた 期 間 が1 年 以 上 あること 2 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 以 降 も 引 有 期 契 約 労 働 者 の 取 得 要 件 き 続 き 雇 用 されることが 見 込 まれ 1 同 一 の 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 ること( 子 の2 歳 の 誕 生 日 の 前 々 された 期 間 が1 年 以 上 であること 日 までに 労 働 契 約 期 間 が 満 了 し 2 子 の1 歳 の 誕 生 日 以 降 も 引 き 更 新 されないことが 明 らかなであ 有 期 契 約 労 働 者 も 含 め 原 則 各 制 度 所 定 の 年 齢 までの 子 を 養 育 する 全 ての 男 女 労 働 者 ( 日 々 雇 用 者 を 除 く ) 申 し 出 ( 事 前 ) 申 し 出 ( 当 日 事 後 も 可 ) 就 業 規 則 等 の 定 め による 所 定 外 労 働 の 制 限 事 業 主 は 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 には 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 をさせてはならない 請 求 ( 事 時 間 外 労 働 の 制 限 業 の 正 常 事 業 主 は 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 には 1か 月 24 時 間 1 年 150 時 間 な 運 営 を を 超 える 時 間 外 労 働 をさせてはならない 妨 げる 場 深 夜 業 の 制 限 事 業 主 は 小 学 校 就 学 前 の 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 には その 労 働 者 を 深 夜 ( 午 後 10 時 合 は 拒 否 から 午 前 5 時 まで)において 労 働 させてはならない 可 ) そ 労 働 者 の 配 置 に の 関 する 配 慮 他 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 事 業 主 は 労 働 者 に 就 業 場 所 の 変 更 を 伴 う 配 置 の 変 更 を 行 おうとする 場 合 に その 就 業 場 所 の 変 更 によって 育 児 が 困 難 に なる 労 働 者 がいるときは 当 該 労 働 者 の 育 児 の 状 況 に 配 慮 しなければならない 事 業 主 は 育 児 休 業 など 上 記 の 制 度 の 申 出 や 取 得 を 理 由 として 解 雇 などの 不 利 益 な 取 扱 いをして はならない 続 き 雇 用 されることが 見 込 まれる る 者 を 除 く ) こと( 子 の2 歳 の 誕 生 日 の 前 々 日 までに 労 働 契 約 期 間 が 満 了 し 更 新 されないことが 明 らかな 者 を 除 く) 各 制 度 の 対 象 労 働 者 に 準 ずる - - 所 得 保 育 児 休 業 給 付 障 ( 雇 用 保 険 ) 1 歳 ( 一 定 の 場 合 には1 歳 2か 月 又 は1 歳 6か 月 )に 満 たない 子 を 養 育 するために 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 について 育 児 休 業 開 始 時 の 賃 金 月 額 の50%( 休 業 開 始 から6か 月 間 は67%)を 育 児 休 業 給 付 金 として 支 給 する 1 歳 ( 一 定 の 場 合 には1 歳 2か 月 又 は1 歳 6か 月 )に 満 たない 子 を 養 育 するため に 育 児 休 業 をする 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 で 育 児 休 業 開 始 前 2 年 間 に 賃 金 支 払 基 礎 日 数 が11 日 以 上 ある 月 が12か 月 以 上 ある 者 ( 有 期 契 約 労 働 者 について は 育 児 休 業 と 同 様 の 要 件 あり) 証 明 書 を 提 出 10

就 業 規 則 等 に 育 児 休 業 の 定 めがある 事 業 所 (5 人 以 上 )は72.4% 子 の 看 護 休 暇 の 定 めがある 事 業 所 (5 人 以 上 )は53.5% 育 児 のための 勤 務 時 間 短 縮 等 の 措 置 内 容 別 で 見 ると 短 時 間 勤 務 制 度 所 定 外 労 働 の 免 除 の 順 で 割 合 が 高 い 育 児 休 業 制 度 の 規 定 整 備 状 況 ( 事 業 所 規 模 別 ) 育 児 のための 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 措 置 内 容 別 事 業 所 割 合 (%) 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 (%) 36.4 60.8 制 短 度 る 育 上 始 所 事 助 育 育 度 時 フ 児 げ 業 定 業 措 児 児 53.5 77.0 あ 間 レ の 外 所 置 に 休 61.4 り 勤 ッ 場 繰 就 労 内 要 業 81.1 務 ク 合 り 業 働 託 す に 61.6 86.1 制 ス に 下 時 の 児 る 準 度 タ 利 げ 刻 免 施 経 ず 66.4 88.8 イ 用 の 除 設 費 る ム で 繰 の 措 72.4 94.2 制 き り 援 置 平 成 8 年 度 平 成 11 年 度 平 成 14 年 度 平 成 17 年 度 平 成 20 年 度 平 成 24 年 度 500 人 以 上 100~499 人 30~99 人 5~29 人 30 人 以 上 56.5 61.467.3 99.9 99.8 99.9 95.5 97.2 83.7 98.4 86.4 93.0 5 人 以 上 30 人 以 上 平 成 17 年 度 平 成 20 年 度 平 成 24 年 度 5 人 以 上 500 人 以 上 100~ 30~99 人 5~29 人 育 児 休 業 等 の 規 定 整 備 状 況 ( 事 業 所 規 模 別 ) 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 規 定 整 備 状 況 ( 事 業 所 規 模 別 ) 0 20 40 60 80 100 平 成 20 年 度 46.2 53.5 41.5 47.8 62.6 67.2 平 成 24 年 度 74 77.5 82.9 89.7 (%) 94.2 98.2 総 数 62.4 58.4 13.2 32.9 54.9 2.6 4.4 11.3 500 人 以 上 100~ 499 人 30~99 人 5~29 人 30 人 以 上 ( 再 掲 ) 99.7 97.5 25.5 53.3 91.7 18. 7 29.3 34.2 96.1 93.7 20.5 46.1 89.5 5.8 11.8 15.4 83.8 78.4 14.4 41.1 75.8 3.9 6.4 13.3 56.7 52.9 12.6 30.7 49.3 2.2 3.6 10.6 86.5 81.7 15.8 42.3 78.8 4.5 7.8 14.1 出 典 : 厚 生 労 働 省 平 成 24 年 度 雇 用 均 等 基 本 調 査 11

育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 及 び 雇 用 保 険 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 に 対 する 附 帯 決 議 ( 抄 ) ( 平 成 21 年 6 月 21 日 衆 議 院 厚 生 労 働 委 員 会 ) 政 府 は 本 法 の 施 行 に 当 たり 次 の 事 項 について 適 切 な 措 置 を 講 ずるべきである 四 有 期 契 約 労 働 者 についても 育 児 休 業 等 の 両 立 支 援 制 度 が 利 用 できるよう 制 度 の 周 知 徹 底 に 特 段 の 配 慮 を 行 うなど 取 得 促 進 策 を 講 ずるとともに 有 期 契 約 労 働 者 への 制 度 の 適 用 範 囲 の 在 り 方 について 引 き 続 き 検 討 す ること また 育 児 休 業 等 の 取 得 等 を 理 由 とした 派 遣 労 働 者 に 対 する 不 利 益 取 扱 いを 防 止 するなど 非 正 規 労 働 者 が 働 きながら 子 育 てができる 環 境 の 整 備 を 促 進 すること 六 ひとり 親 家 庭 における 育 児 に 配 慮 し ひとり 親 家 庭 の 育 児 休 業 期 間 及 び 子 の 看 護 休 暇 の 日 数 の 延 長 につい て 引 き 続 き 検 討 するとともに 病 児 保 育 を 含 む 保 育 サービスの 拡 充 その 他 の 支 援 の 強 化 を 速 やかに 検 討 す ること 九 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 の 観 点 から 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 及 び 所 定 外 労 働 の 制 限 については 対 象 となる 子 の 年 齢 を 小 学 校 就 学 前 まで 拡 大 することを 検 討 するとともに 認 可 保 育 所 の 大 幅 な 定 員 増 放 課 後 児 童 クラブ の 拡 充 など 保 育 の 質 を 維 持 しつつ 地 域 における 子 育 て 支 援 施 策 を 充 実 強 化 すること 十 一 子 の 看 護 休 暇 及 び 介 護 休 暇 について その 必 要 に 応 じて 休 暇 を 取 得 することができるよう 取 得 要 件 の 緩 和 を 行 うとともに 取 得 しやすい 手 続 とすること また 半 日 単 位 や 時 間 単 位 でも 取 得 できるような 柔 軟 な 制 度 とす ることについて 検 討 を 行 うこと 十 二 家 族 の 介 護 を 理 由 とする 離 職 者 が 多 数 にのぼる 状 況 を 勘 案 し 仕 事 と 介 護 の 両 立 を 実 現 するために 必 要 な 働 き 方 について 介 護 サービスとの 関 わりも 含 め 検 討 を 加 え その 結 果 に 基 づいて 必 要 な 措 置 を 講 ずること 12

多 様 な 家 族 形 態 雇 用 形 態 に 対 応 した 育 児 期 の 両 立 支 援 制 度 について 13

子 の 看 護 休 暇 について 14

子 の 看 護 休 暇 ( 法 第 16 条 の2 第 16 条 の3) 概 要 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 養 育 する 労 働 者 は 事 業 主 に 申 し 出 ることにより 小 学 校 就 学 前 までの 子 が1 人 であれば 年 に5 日 まで 2 人 以 上 であれば 年 に10 日 まで 1 日 単 位 で 休 暇 を 取 得 することができる 子 の 看 護 休 暇 は 病 気 やけがをした 子 の 看 護 を 行 うためや 子 に 予 防 接 種 または 健 康 診 断 を 受 けさせるために 利 用 することができる < 対 象 となる 労 働 者 > 原 則 として 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 養 育 する 全 ての 男 女 労 働 者 ( 日 々 雇 用 者 を 除 く ) が 対 象 となる ただし 勤 続 6 か 月 未 満 の 労 働 者 と 週 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 労 働 者 については 労 使 協 定 がある 場 合 には 対 象 とならない < 手 続 き> 子 の 看 護 休 暇 の 申 出 は 休 暇 を 取 得 する 日 や 理 由 等 を 明 らかにして 事 業 主 に 申 し 出 る 必 要 がある 子 の 看 護 休 暇 の 利 用 については 緊 急 を 要 することが 多 いことから 当 日 の 電 話 等 の 口 頭 の 申 出 でも 取 得 を 認 め 書 面 の 提 出 等 を 求 める 場 合 は 事 後 となっても 差 し 支 えないこととすることが 必 要 である 15

< 参 照 条 文 > 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 76 号 )( 抄 ) 第 四 章 子 の 看 護 休 暇 ( 子 の 看 護 休 暇 の 申 出 ) 第 十 六 条 の 二 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 労 働 者 は その 事 業 主 に 申 し 出 ることにより 一 の 年 度 において 五 労 働 日 (その 養 育 する 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 が 二 人 以 上 の 場 合 にあっては 十 労 働 日 )を 限 度 として 負 傷 し 若 しくは 疾 病 にかかった 当 該 子 の 世 話 又 は 疾 病 の 予 防 を 図 るために 必 要 なものとして 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 当 該 子 の 世 話 を 行 うための 休 暇 ( 以 下 この 章 において 子 の 看 護 休 暇 という )を 取 得 することができる 2 前 項 の 規 定 による 申 出 は 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 子 の 看 護 休 暇 を 取 得 する 日 を 明 らかにして しなければならな い 3 第 一 項 の 年 度 は 事 業 主 が 別 段 の 定 めをする 場 合 を 除 き 四 月 一 日 に 始 まり 翌 年 三 月 三 十 一 日 に 終 わるものとする ( 子 の 看 護 休 暇 の 申 出 があった 場 合 における 事 業 主 の 義 務 等 ) 第 十 六 条 の 三 事 業 主 は 労 働 者 からの 前 条 第 一 項 の 規 定 による 申 出 があったときは 当 該 申 出 を 拒 むことができない 2 第 六 条 第 一 項 ただし 書 及 び 第 二 項 の 規 定 は 労 働 者 からの 前 条 第 一 項 の 規 定 による 申 出 があった 場 合 について 準 用 する こ の 場 合 において 第 六 条 第 一 項 第 一 号 中 一 年 とあるのは 六 月 と 同 条 第 二 項 中 前 項 ただし 書 とあるのは 第 十 六 条 の 三 第 二 項 において 準 用 する 前 項 ただし 書 と 前 条 第 一 項 及 び 第 三 項 とあるのは 第 十 六 条 の 二 第 一 項 と 読 み 替 えるもの とする 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 平 成 3 年 労 働 省 令 第 25 号 )( 抄 ) ( 法 第 十 六 条 の 二 第 一 項 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 当 該 子 の 世 話 ) 第 二 十 九 条 の 三 法 第 十 六 条 の 二 第 一 項 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 当 該 子 の 世 話 は 当 該 子 に 予 防 接 種 又 は 健 康 診 断 を 受 けさ せることとする 子 の 養 育 又 は 家 族 の 介 護 を 行 い 又 は 行 うこととなる 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 が 図 られるようにするために 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 する 指 針 ( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 509 号 )( 抄 ) 第 二 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 の 適 切 かつ 有 効 な 実 施 を 図 るための 指 針 となるべき 事 項 ( 略 ) 二 法 第 十 六 条 の 二 の 規 定 による 子 の 看 護 休 暇 及 び 法 第 十 六 条 の 五 の 規 定 による 介 護 休 暇 に 関 する 事 項 ( 略 ) ( 三 ) 労 働 者 の 子 の 症 状 要 介 護 状 態 にある 対 象 家 族 の 介 護 の 状 況 労 働 者 の 勤 務 の 状 況 等 が 様 々であることに 対 応 し 時 間 単 位 又 は 半 日 単 位 での 休 暇 の 取 得 を 認 めること 等 制 度 の 弾 力 的 な 利 用 が 可 能 となるように 配 慮 するものとする 16 こと

取 得 単 位 をどうするか 17

子 の 看 護 休 暇 取 得 者 割 合 及 び 取 得 日 数 別 取 得 者 割 合 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 持 つ 女 性 労 働 者 に 占 める 子 の 看 護 休 暇 取 得 者 の 割 合 は26.1%( 平 成 20 年 度 15.2%) で 取 得 日 数 については 5 日 未 満 が 最 も 高 く66.7% 次 いで 5~10 日 29.1% 11 日 以 上 4.2%の 順 となっている また 小 学 校 就 学 前 までの 子 を 持 つ 男 性 労 働 者 に 占 める 子 の 看 護 休 暇 取 得 者 の 割 合 は 3.1%( 平 成 20 年 度 2.8%)で 取 得 日 数 については 5 日 未 満 が76.9%で 最 も 高 く 次 いで 5~10 日 20.3% 11 日 以 上 2.7%の 順 と なっている 出 典 : 厚 生 労 働 省 平 成 24 年 度 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( 事 業 所 調 査 ) 18

子 の 看 護 休 暇 制 度 の 利 用 可 能 期 間 及 び 利 用 可 能 休 暇 日 数 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 規 定 がある 事 業 所 において 子 が 何 歳 になるまで 子 の 看 護 休 暇 を 取 得 できるかについて みると 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまで( 法 定 どおり) が88.6%と 最 も 高 くなっている 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 規 定 がある 事 業 所 において 休 暇 日 数 の 制 限 の 有 無 や 内 容 をみると 制 限 あり が 93.7%であった 制 限 がある 場 合 の1 年 間 で 取 得 できる 休 暇 日 数 については 子 が1 人 の 場 合 は 5 日 が93.8% 子 が2 人 以 上 の 場 合 は 10 日 が93.3%でそれぞれ 最 も 高 くなっている 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 利 用 可 能 期 間 別 事 業 所 割 合 子 の 看 護 休 暇 制 度 規 定 あり 事 業 所 計 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまで( 法 定 どおり) 小 学 校 入 学 ~ 小 学 校 3 年 生 ( 又 は9 歳 )まで 小 学 校 4 年 生 ~ 小 学 校 卒 業 ( 又 は12 歳 )まで 小 学 校 卒 業 以 降 も 対 象 不 明 100.0% 88.6% 2.9% 2.7% 5.9% - 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 休 暇 日 数 の 制 限 の 有 無 及 び 制 限 の 単 位 別 事 業 所 割 合 子 の 看 護 休 暇 制 度 規 定 あり 事 業 所 計 制 限 あり 5 日 6~10 日 子 が1 人 の 場 合 11~20 日 21 日 以 上 ( 複 数 回 答 ) 制 限 無 し 子 が2 人 以 上 の 場 合 10 日 11~20 日 21~40 日 41 日 以 上 100.0% 93.7% 5.9% 0.3% (100.0) (93.8%) (3.7%) (0.4%) (2.1%) (93.3%) (1.3%) (0.1%) (2.8%) 不 明 出 典 : 厚 生 労 働 省 平 成 24 年 度 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( 事 業 所 調 査 ) 19

子 の 看 護 休 暇 制 度 の 取 得 単 位 取 得 可 能 日 数 ( 企 業 調 査 ) 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 取 得 単 位 は 時 間 単 位 で 取 得 可 能 (21.4%) 半 日 単 位 で 取 得 可 能 (24.1%)がそれぞれ2 割 強 を 占 め ている また 時 間 単 位 で 取 得 可 能 は 企 業 規 模 が 小 さい 方 が 割 合 が 高 い 傾 向 にあり 100 人 以 下 では36.3%である 半 日 単 位 で 取 得 可 能 は 規 模 による 傾 向 はあまりみられない 取 得 可 能 日 数 については いずれの 企 業 規 模 においても 法 定 どおりの 日 数 が9 割 前 後 である ただし 301 人 以 上 では 法 定 を 上 回 る 日 数 が 約 1 割 を 占 めている 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 取 得 単 位 0% 20% 40% 60% 80% 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 取 得 可 能 日 数 0% 20% 40% 60% 80% 100% 時 間 単 位 で 取 得 可 能 半 日 単 位 で 取 得 可 能 1 日 単 位 の 取 得 のみ 可 能 10.7% 21.4% 21.5% 24.1% 25.0% 19.4% 27.0% 36.3% 36.3% 52.5% 57.6% 60.5% 合 計 (n=547) 100 人 以 下 (n=160) 101 人 ~300 人 以 下 (n=144) 301 人 以 上 (n=233) 90.1% 91.9% 91.0% 88.8% 5.1% 6.9% 5.6% 9.0% 無 回 答 5.9% 7.5% 6.3% 3.9% 法 定 どおりの 日 数 法 定 を 上 回 る 日 数 無 回 答 合 計 (n=547) 100 人 以 下 (n=160) 101 人 ~300 人 以 下 (n=144) 301 人 以 上 (n=233) 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 20

子 の 看 護 休 暇 以 外 も 含 めた 子 の 看 護 のために 取 得 した 休 暇 日 数 ( 労 働 者 調 査 ) この1 年 間 に 子 の 看 護 のために 何 らかの 休 暇 や 制 度 預 かり 等 を 利 用 した 平 均 日 数 は 最 も 多 い 女 性 正 社 員 で11.2 日 続 い て 女 性 非 正 社 員 では6.8 日 男 性 正 社 員 は4.1 日 であった 子 の 看 護 休 暇 は 一 番 多 い 女 性 正 社 員 でも 年 間 平 均 で1.8 日 の 利 用 に 留 まる 男 女 ともに 正 社 員 で 最 も 多 く 利 用 されている のは 年 次 有 給 休 暇 ( 男 性 1.9 日 女 性 4.9 日 )であり 女 性 非 正 社 員 では 欠 勤 (2.1 日 )が 最 も 多 く 利 用 されている 子 どもの 病 気 における 休 暇 や 預 かりの 利 用 年 間 の 平 均 利 用 日 数 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 子 の 看 護 休 暇 制 度 年 次 有 給 休 暇 制 度 その 他 の 休 暇 制 度 欠 勤 通 常 保 育 以 外 の 預 かりサービス 祖 父 母 など 親 族 による 看 護 ( 日 ) 0.0 2.8 日 1.2 日 5.0 10.0 15.0 0.5 0.3 0.2 男 性 正 社 員 (1500) 1.9 1.0 4.1 4.1 日 0.1 8.5 日 2.7 日 女 性 正 社 員 (1000) 1.8 4.9 0.7 1.1 0.5 2.2 11.2 日 11.2 女 性 非 正 社 員 (1000) 1.2 1.3 0.2 4.8 日 2.1 0.3 1.7 2.0 日 6.8 6.8 日 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 予 防 接 種 や 健 康 診 断 も 含 む いずれかで100 日 以 上 を 記 入 したサンプルは 長 期 入 院 等 の 可 能 性 があると 判 断 し 不 明 として 集 計 から 除 外 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 21

半 日 単 位 時 間 単 位 での 看 護 休 暇 取 得 実 績 ( 労 働 者 調 査 ) 看 護 休 暇 を 取 得 した 人 のうち 男 女 とも 正 社 員 では 半 日 単 位 の 取 得 は5 割 程 度 時 間 単 位 は2 割 程 度 の 利 用 がある 女 性 非 正 社 員 では7 割 が1 日 単 位 で 取 得 している 半 日 単 位 時 間 単 位 での 看 護 休 暇 取 得 実 績 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 46.0 半 日 単 位 での 看 護 休 暇 利 用 あり 53.2 20.0 時 間 単 位 での 看 護 休 暇 利 用 あり 17.8 23.2 男 性 正 社 員 (163) 女 性 正 社 員 (293) 女 性 非 正 社 員 (175) 12.6 43.6 該 当 なし 36.2 子 の 看 護 休 暇 を 取 得 したが 1 日 単 位 で 取 得 した 者 69.1 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 22

子 の 看 護 休 暇 取 得 率 ( 労 働 者 調 査 ) 女 性 非 正 社 員 の 看 護 休 暇 取 得 率 は17.5%であり 女 性 正 社 員 の29.3%と 比 べて10% 以 上 の 差 がある 子 の 看 護 休 暇 を 利 用 しない 理 由 として 女 性 非 正 社 員 は 制 度 があることを 知 らなかった が3 割 超 子 の 看 護 休 暇 利 用 率 子 の 看 護 休 暇 を 利 用 しない 理 由 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 男 性 正 社 員 (1500) 女 性 正 社 員 (1000) 女 性 非 正 社 員 (1000) 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 10.9 17.5 予 防 接 種 や 健 康 診 断 も 含 む 29.3 家 計 への 影 響 ( 収 入 が 減 る)のため 取 得 しな かった 自 分 以 外 に 看 護 をする 人 がいた( 配 偶 者 や 子 の 祖 父 母 親 族 等 ) 病 児 病 後 児 保 育 等 の 保 育 サービスを 利 用 した 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 で 対 応 した 職 場 に 迷 惑 がかかるため 取 得 しなかった 職 場 の 雰 囲 気 で 取 りづらかった 子 どもが 病 気 にならず 取 得 する 必 要 が 生 じな かった 制 度 があることを 知 らなかった 制 度 はあるが 自 分 は 対 象 になっていなかった 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 その 他 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 2.0 3.5 2.1 1.5 3.1 3.0 9.7 12.6 11.9 9.7 10.4 10.9 7.8 9.6 9.6 15.7 17.0 14.1 13.9 15.4 13.6 15.2 19.3 19.7 17.1 18.3 19.1 23.5 29.8 男 性 正 社 員 (1337) 32.8 女 性 正 社 員 (707) 女 性 非 正 社 員 (825) 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 23

子 の 看 護 休 暇 の 半 日 時 間 単 位 取 得 希 望 ( 労 働 者 調 査 ) 子 を 持 ちながら 働 き 続 けるうえで 拡 充 が 必 要 だと 考 える 行 政 からの 支 援 ( 最 大 3つまで)について 就 業 形 態 ( 正 社 員 非 正 社 員 )と 配 偶 者 有 無 別 に 確 認 したところ 就 業 形 態 によらず 半 日 時 間 単 位 での 子 の 看 護 休 暇 取 得 へのニーズは2 割 程 度 であり 子 の 看 護 休 暇 の 法 定 期 間 の 延 長 よりも 高 い 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 女 性 正 社 員 配 偶 者 有 無 別 行 政 への 期 待 (3つまで) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 女 性 非 正 社 員 配 偶 者 有 無 別 行 政 への 期 待 (3つまで) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 育 児 休 業 の 法 定 期 間 の 延 長 18.0 24.0 育 児 休 業 の 法 定 期 間 の 延 長 6.5 15.0 育 児 休 業 の 分 割 取 得 子 の 看 護 休 暇 の 法 定 期 間 の 延 長 9.0 13.5 16.8 15.7 女 性 正 社 員 - 配 偶 者 あり(911) 女 性 正 社 員 - 配 偶 者 なし(89) 育 児 休 業 の 分 割 取 得 子 の 看 護 休 暇 の 法 定 期 間 の 延 長 8.0 10.3 12.1 15.0 女 性 非 正 社 員 - 配 偶 者 あり(893) 女 性 非 正 社 員 - 配 偶 者 なし(107) 半 日 時 間 単 位 での 子 の 看 護 休 暇 取 得 19.8 25.8 半 日 時 間 単 位 での 子 の 看 護 休 暇 取 得 21.9 21.5 妊 娠 出 産 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いを 行 う 企 業 への 監 視 罰 則 14.6 18.8 妊 娠 出 産 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いを 行 う 企 業 への 監 視 罰 則 17.5 22.4 保 育 サービスの 多 様 化 ( 一 時 預 かり 預 かり 時 間 の 延 長 休 日 対 応 等 ) 32.7 32.6 保 育 サービスの 多 様 化 ( 一 時 預 かり 預 かり 時 間 の 延 長 休 日 対 応 等 ) 41.2 40.2 保 育 所 の 増 設 受 け 入 れ 児 童 の 増 加 19.1 30.4 保 育 所 の 増 設 受 け 入 れ 児 童 の 増 加 29.9 35.4 病 児 病 後 児 保 育 の 充 実 32.9 42.7 病 児 病 後 児 保 育 の 充 実 39.3 39.3 育 児 に 対 する 金 銭 的 支 援 ( 児 童 手 当 の 増 額 年 少 扶 養 控 除 の 復 活 等 ) 34.8 48.3 育 児 に 対 する 金 銭 的 支 援 ( 児 童 手 当 の 増 額 年 少 扶 養 控 除 の 復 活 等 ) 39.2 43.9 その 他 1.1 2.5 その 他 1.6 2.8 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 24

今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より ( 略 ) Ⅱ 各 論 ( 略 ) 2 多 様 な 家 族 形 態 雇 用 形 態 に 対 応 した 育 児 期 の 柔 軟 な 働 き 方 の 実 現 ( 略 ) (4) 子 の 看 護 休 暇 について 小 学 校 就 学 前 の 子 どもは 病 気 やけがをすることが 多 く こうした 場 合 に 親 である 労 働 者 が 仕 事 を 休 んで 自 ら 子 どもの 世 話 ができるようにするため 平 成 16 年 の 法 改 正 において 年 5 日 まで 付 与 する 子 の 看 護 休 暇 制 度 が 創 設 され 前 回 平 成 21 年 の 法 改 正 において 小 学 校 就 学 前 の 子 一 人 につき 年 5 日 最 大 で10 日 まで 付 与 すること とした ( 今 後 の 対 応 の 方 向 性 ) 子 の 看 護 休 暇 の 日 数 については 現 在 の 日 数 で 適 当 であるとの 意 見 があった 一 方 で より 柔 軟 な 取 得 を 可 能 とすべきとの 指 摘 もなされたところである すなわち 健 康 診 断 や 予 防 接 種 については 丸 一 日 休 暇 をとる 必 要 はない 場 面 も 想 定 されることから 1 時 間 単 位 や 2 半 日 単 位 での 取 得 を 検 討 するべきである 25

ひとり 親 に 対 する 子 の 看 護 休 暇 の 日 数 育 児 休 業 の 期 間 をどうするか 26

児 童 のいる 世 帯 に 占 めるひとり 親 家 庭 の 割 合 平 成 25 年 国 民 生 活 基 礎 調 査 によると 児 童 (18 歳 未 満 の 未 婚 の 者 )のいる 世 帯 の7.5% 91.2 万 世 帯 がひとり 親 世 帯 ( 推 計 値 ) 平 成 4 年 以 降 の 世 帯 数 の 推 移 を 見 ると 一 貫 して 増 加 傾 向 にある 平 成 25 年 国 民 生 活 基 礎 調 査 27

ひとり 親 家 庭 の 現 状 平 成 23 年 度 全 国 母 子 世 帯 等 調 査 によると 母 子 世 帯 は123.8 万 世 帯 父 子 世 帯 は22.3 万 世 帯 ( 推 計 値 ) 前 回 ( 平 成 18 年 度 ) 調 査 から 増 加 している 特 に 母 子 世 帯 の 就 業 状 況 をみると パート アルバイト 等 の 非 正 規 雇 用 が 約 5 割 を 占 める 母 子 世 帯 父 子 世 帯 1 世 帯 数 ( 推 計 値 ) 123.8 万 世 帯 (115.1) 22.3 万 世 帯 ( 24.1) 2 ひとり 親 世 帯 になった 理 由 離 婚 80.8% 死 別 7.5% ( 79.7) ( 9.7) 離 婚 74.3% 死 別 16.8% ( 74.4) ( 22.1) 3 就 業 状 況 80.6% ( 84.5) 91.3% ( 97.5) うち 正 規 の 職 員 従 業 員 39.4% ( 42.5) 67.2% ( 72.2) うち 自 営 業 2.6% ( 4.0) 15.6% ( 16.5) うち パート アルバイト 等 47.4% ( 43.6) 8.0% ( 3.6) 4 平 均 年 間 収 入 ( 母 又 は 父 自 身 の 収 入 ) 223 万 円 (-) 380 万 円 (-) 5 平 均 年 間 就 労 収 入 ( 母 又 は 父 自 身 の 就 労 収 入 ) 181 万 円 (171) 360 万 円 (398) 6 平 均 年 間 収 入 ( 同 居 親 族 を 含 む 世 帯 全 員 の 収 入 ) 291 万 円 (213) 455 万 円 (421) ( 出 典 ) 平 成 23 年 度 全 国 母 子 世 帯 等 調 査 上 記 は 母 子 又 は 父 子 以 外 の 同 居 者 がいる 世 帯 を 含 めた 全 体 の 母 子 世 帯 父 子 世 帯 の 数 平 均 年 間 収 入 及 び 平 均 年 間 就 労 収 入 は 平 成 22 年 の1 年 間 の 収 入 ( ) 内 の 数 値 は 前 回 ( 平 成 18 年 度 )の 調 査 結 果 を 表 している 28

ひとり 親 家 庭 ( 女 性 正 社 員 )の 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 について 女 性 ( 正 社 員 )で 配 偶 者 のいない 人 (ひとり 親 家 庭 ) をみると 女 性 ( 正 社 員 ): 全 体 と 比 較 して 現 在 の 勤 務 先 の 子 の 看 護 休 暇 の 制 度 内 容 制 度 の 対 象 要 件 制 度 が 利 用 できる 子 どもの 年 齢 1 年 間 に 利 用 できる 日 数 制 度 の 利 用 対 象 となる 事 由 のいずれも 全 く 知 らない の 割 合 が 高 くなっている 出 典 : 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング 平 成 23 年 度 育 児 休 業 制 度 等 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 研 究 事 業 29

ひとり 親 家 庭 ( 女 性 非 正 社 員 )の 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 子 の 看 護 休 暇 制 度 の 認 知 状 況 について 女 性 ( 非 正 社 員 )で 配 偶 者 のいない 人 (ひとり 親 家 庭 ) をみると 女 性 ( 非 正 社 員 ): 全 体 と 比 較 して 制 度 の 対 象 要 件 制 度 が 利 用 できる 子 どもの 年 齢 1 年 間 に 利 用 できる 日 数 制 度 の 利 用 対 象 と なる 事 由 で 全 く 知 らない の 割 合 が 高 くなっている 出 典 : 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング 平 成 23 年 度 育 児 休 業 制 度 等 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 研 究 事 業 30

ひとり 親 家 庭 の 看 護 休 暇 取 得 実 態 ( 労 働 者 調 査 ) 正 社 員 非 正 社 員 ともに ひとり 親 家 庭 の 女 性 の 方 が 祖 父 母 など 親 族 による 看 護 が 多 くなっている 女 性 就 労 形 態 配 偶 者 有 無 別 子 どもの 病 気 における 休 暇 や 預 かりの 利 用 平 均 利 用 日 数 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 子 の 看 護 休 暇 制 度 年 次 有 給 休 暇 制 度 その 他 の 休 暇 制 度 欠 勤 通 常 保 育 以 外 の 預 かりサービス 祖 父 母 など 親 族 による 看 護 0.0 5.0 10.0 15.0 ( 日 ) 女 性 正 社 員 配 偶 者 あり(911) 配 偶 者 なし(89) 1.4 1.9 3.8 5.0 1.0 1.0 0.7 0.2 1.1 0.5 2.8 2.1 10.2 11.3 女 性 非 正 社 員 配 偶 者 あり(893) 配 偶 者 なし(107) 1.2 1.1 0.2 1.3 1.7 0.2 2.0 2.4 0.4 0.2 1.6 2.4 6.7 8.0 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 31

ふたり 親 世 帯 及 び 母 子 世 帯 における 育 児 休 業 制 度 の 利 用 率 これまでに 育 児 休 業 制 度 を 利 用 したことがある 母 親 の 割 合 ( 育 休 経 験 率 )は ふたり 親 世 帯 では22.2% 母 子 世 帯 では13.0%である 育 児 休 業 制 度 を 利 用 したことがある 母 親 の 割 合 (%) 調 査 対 象 : 末 子 が18 歳 未 満 のふたり 親 世 帯 またはひとり 親 世 帯 父 親 母 親 のいずれか もしくは 両 方 が 無 業 の 世 帯 含 む 世 帯 類 型 は 調 査 時 点 の 世 帯 類 型 ( 出 産 時 は 不 明 ) 出 典 : 子 どものいる 世 帯 の 生 活 状 況 及 び 保 護 者 の 就 業 に 関 する 調 査 2014( 第 3 回 子 育 て 世 帯 全 国 調 査 )JILPT 32

育 児 休 業 の 法 定 期 間 の 延 長 に 対 する 希 望 拡 充 して 欲 しい 公 的 支 援 について 尋 ねると ふたり 親 に 比 べて ひとり 親 は 金 銭 的 支 援 を 選 ぶ 割 合 が 高 く 保 育 サービス と 休 業 休 暇 の 期 間 延 長 を 選 ぶ 割 合 は 低 い 金 銭 的 支 援 保 育 サ ー ビ ス 延 休 長 業 休 暇 の 期 間 拡 充 してほしい 公 的 支 援 (3つまでの 複 数 回 答 ) 0 20 40 60 80 100 1~4のいずれか 1 児 童 手 当 の 増 額 2 年 少 扶 養 控 除 の 復 活 3 乳 幼 児 医 療 費 助 成 期 間 の 延 長 4 職 業 訓 練 を 受 ける 際 の 金 銭 的 援 助 5~7のいずれか 5 保 育 サービスの 多 様 化 6 保 育 所 の 増 設 7 病 児 病 後 児 保 育 制 度 の 充 実 8または9 8 育 児 休 業 の 法 定 期 間 の 延 長 9 子 の 看 護 休 暇 の 法 定 期 間 の 延 長 4 14.6 14.7 14.4 21.4 31.9 27.4 21.9 24.4 16.4 16.2 9.3 7.8 5.8 15.2 10.8 27.7 24.6 56.5 51.4 43.1 74.9 82.2 70.5 % 末 子 が18 歳 未 満 のふたり 親 世 帯 またはひとり 親 世 帯 無 業 の 世 帯 含 む ふたり 親 世 帯 ひとり 親 世 帯 ( 母 子 世 帯 と 父 子 世 帯 ) 33 出 典 : 子 どものいる 世 帯 の 生 活 状 況 及 び 保 護 者 の 就 業 に 関 する 調 査 2014( 第 3 回 子 育 て 世 帯 全 国 調 査 )JILPT

今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より ( 略 ) Ⅱ 各 論 ( 略 ) 2 多 様 な 家 族 形 態 雇 用 形 態 に 対 応 した 育 児 期 の 柔 軟 な 働 き 方 の 実 現 ( 略 ) (4) 子 の 看 護 休 暇 について ( 略 ) ( 今 後 の 対 応 の 方 向 性 ) ( 略 ) なお ひとり 親 世 帯 の 場 合 は 子 の 看 護 休 暇 及 び 育 児 休 業 の 期 間 の 延 長 を 検 討 すべきことが 前 回 平 成 21 年 の 法 改 正 時 の 附 帯 決 議 において 盛 り 込 まれていたところ ひとり 親 世 帯 についての 配 慮 を 求 める 意 見 があった 一 方 で 特 定 の 世 帯 について 休 暇 や 休 業 の 期 間 を 延 長 する 特 例 措 置 を 講 じる 場 合 は 労 働 者 の 採 用 にあた り 雇 用 する 事 業 主 にディスインセンティブを 与 えるなど かえって 当 該 労 働 者 の 雇 用 機 会 を 狭 める 可 能 性 が 考 えられるため 雇 用 については 同 一 のルールとすべきとの 意 見 があった 34

所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 対 象 となる 子 の 年 齢 について 35

概 要 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 ( 法 第 23 条 第 1 項 第 2 項 ) 事 業 主 は 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 労 働 者 について 労 働 者 が 希 望 すれば 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 設 けなければならない 短 時 間 勤 務 制 度 は 1 日 の 所 定 労 働 時 間 を 原 則 として6 時 間 (5 時 間 45 分 から6 時 間 まで)とする 措 置 を 含 むものしなければならない < 対 象 となる 労 働 者 > 短 時 間 勤 務 制 度 の 対 象 となる 労 働 者 は 以 下 のいずれにも 該 当 する 男 女 労 働 者 13 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 労 働 者 であって 短 時 間 勤 務 をする 期 間 に 育 児 休 業 をしていないこと 2 日 々 雇 用 される 労 働 者 でないこと 31 日 の 所 定 労 働 時 間 が6 時 間 以 下 でないこと 4 労 使 協 定 により 適 用 除 外 とされた 労 働 者 でないこと 以 下 のア) ~ウ) の 労 働 者 は 労 使 協 定 により 適 用 除 外 とされる 場 合 がある ア) 当 該 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 された 期 間 が1 年 に 満 たない 労 働 者 イ) 1 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 労 働 者 ウ) 業 務 の 性 質 又 は 業 務 の 実 施 体 制 に 照 らして 短 時 間 勤 務 制 度 を 講 ずることが 困 難 と 認 められる 業 務 に 従 事 する 労 働 者 このうち ウ) については 実 際 に 短 時 間 勤 務 制 度 を 講 ずることが 困 難 と 認 められる 具 体 的 な 業 務 があり その 業 務 に 従 事 する 労 働 者 がいる 場 合 のみ 適 用 除 外 とすることができる この 場 合 事 業 主 は 代 替 措 置 として 以 下 のいずれかの 制 度 を 講 じなければならない (a) 育 児 休 業 に 関 する 制 度 に 準 ずる 措 置 (b)フレックスタイム 制 度 (c) 始 業 終 業 時 刻 の 繰 り 上 げ 繰 り 下 げ( 時 差 出 勤 の 制 度 ) (d) 労 働 者 の3 歳 に 満 たない 子 に 係 る 保 育 施 設 の 設 置 運 営 その 他 これに 準 ずる 便 宜 の 供 与 < 手 続 き> 短 時 間 勤 務 制 度 の 適 用 を 受 けるための 手 続 きは 就 業 規 則 等 の 定 めによる こうした 定 めについては 事 業 主 は 適 用 を 受 けようとする 労 働 者 にとって 過 重 な 負 担 を 求 めることにならないよう 配 慮 しつ つ 育 児 休 業 申 出 の 場 合 の 手 続 きも 参 考 にしながら 適 切 に 定 めることが 必 要 である 36

< 参 照 条 文 > 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 76 号 )( 抄 ) ( 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 ) 第 二 十 三 条 事 業 主 は その 雇 用 する 労 働 者 のうち その 三 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 であって 育 児 休 業 をしていないもの( 一 日 の 所 定 労 働 時 間 が 短 い 労 働 者 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものを 除 く )に 関 して 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 労 働 者 の 申 出 に 基 づき 所 定 労 働 時 間 を 短 縮 することにより 当 該 労 働 者 が 就 業 しつつ 当 該 子 を 養 育 することを 容 易 にするための 措 置 ( 以 下 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 という )を 講 じなければならない ただし 当 該 事 業 主 と 当 該 労 働 者 が 雇 用 される 事 業 所 の 労 働 者 の 過 半 数 で 組 織 する 労 働 組 合 があるときはその 労 働 組 合 その 事 業 所 の 労 働 者 の 過 半 数 で 組 織 する 労 働 組 合 がないときはその 労 働 者 の 過 半 数 を 代 表 する 者 との 書 面 による 協 定 で 次 に 掲 げる 労 働 者 のうち 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 じないものとして 定 められ た 労 働 者 に 該 当 する 労 働 者 については この 限 りでない 一 当 該 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 された 期 間 が 一 年 に 満 たない 労 働 者 二 前 号 に 掲 げるもののほか 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 じないこととすることについて 合 理 的 な 理 由 があると 認 められる 労 働 者 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるもの 三 前 二 号 に 掲 げるもののほか 業 務 の 性 質 又 は 業 務 の 実 施 体 制 に 照 らして 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 ずることが 困 難 と 認 められる 業 務 に 従 事 する 労 働 者 2 事 業 主 は その 雇 用 する 労 働 者 のうち 前 項 ただし 書 の 規 定 により 同 項 第 三 号 に 掲 げる 労 働 者 であってその 三 歳 に 満 たない 子 を 養 育 するものについて 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 じないこととするときは 当 該 労 働 者 に 関 して 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところに より 労 働 者 の 申 出 に 基 づく 育 児 休 業 に 関 する 制 度 に 準 ずる 措 置 又 は 労 働 基 準 法 第 三 十 二 条 の 三 の 規 定 により 労 働 させることそ の 他 の 当 該 労 働 者 が 就 業 しつつ 当 該 子 を 養 育 することを 容 易 にするための 措 置 ( 第 二 十 四 条 第 一 項 において 始 業 時 刻 変 更 等 の 措 置 という )を 講 じなければならない 3 ( 略 ) 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 平 成 3 年 労 働 省 令 第 25 号 )( 抄 ) ( 法 第 二 十 三 条 第 一 項 本 文 の 所 定 労 働 時 間 が 短 い 労 働 者 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるもの) 第 三 十 三 条 の 二 法 第 二 十 三 条 第 一 項 本 文 の 所 定 労 働 時 間 が 短 い 労 働 者 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものは 一 日 の 所 定 労 働 時 間 が 六 時 間 以 下 の 労 働 者 とする ( 法 第 二 十 三 条 第 一 項 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるもの) 第 三 十 三 条 の 三 法 第 二 十 三 条 第 一 項 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものは 一 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が 二 日 以 下 の 労 働 者 とする 37

( 法 第 二 十 三 条 の 措 置 ) 第 三 十 四 条 法 第 二 十 三 条 第 一 項 に 規 定 する 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 は 一 日 の 所 定 労 働 時 間 を 原 則 として 六 時 間 とする 措 置 を 含 むものとしなければならない 2 法 第 二 十 三 条 第 二 項 に 規 定 する 始 業 時 刻 変 更 等 の 措 置 は 当 該 制 度 の 適 用 を 受 けることを 希 望 する 労 働 者 に 適 用 される 次 の 各 号 に 掲 げるいずれかの 方 法 により 講 じなければならない 一 労 働 基 準 法 第 三 十 二 条 の 三 の 規 定 による 労 働 時 間 の 制 度 を 設 けること 二 一 日 の 所 定 労 働 時 間 を 変 更 することなく 始 業 又 は 終 業 の 時 刻 を 繰 り 上 げ 又 は 繰 り 下 げる 制 度 を 設 けること 三 労 働 者 の 三 歳 に 満 たない 子 に 係 る 保 育 施 設 の 設 置 運 営 その 他 これに 準 ずる 便 宜 の 供 与 を 行 うこと 3 ( 略 ) 子 の 養 育 又 は 家 族 の 介 護 を 行 い 又 は 行 うこととなる 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 が 図 られるようにするために 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 する 指 針 ( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 509 号 )( 抄 ) 九 法 第 二 十 三 条 第 一 項 の 規 定 による 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 又 は 同 条 第 二 項 に 規 定 する 育 児 休 業 に 関 する 制 度 に 準 ずる 措 置 若 しくは 始 業 時 刻 変 更 等 の 措 置 を 講 ずるに 当 たっての 事 項 ( 一 ) 労 働 者 がこれらの 措 置 の 適 用 を 容 易 に 受 けられるようにするため あらかじめ 当 該 措 置 の 対 象 者 の 待 遇 に 関 する 事 項 を 定 め これを 労 働 者 に 周 知 させるための 措 置 を 講 ずるように 配 慮 すること ( 二 ) 当 該 措 置 を 講 ずるに 当 たっては 労 働 者 が 就 業 しつつその 子 を 養 育 することを 実 質 的 に 容 易 にする 内 容 のものとすることに 配 慮 すること ( 三 ) 法 第 二 十 三 条 第 一 項 第 三 号 の 規 定 により 労 使 協 定 を 締 結 する 場 合 には 当 該 業 務 に 従 事 する 労 働 者 について 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 じないことができる 業 務 の 性 質 又 は 業 務 の 実 施 体 制 に 照 らして 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 を 講 ずることが 困 難 と 認 められる 業 務 とは 例 えば 次 に 掲 げるものが 該 当 する 場 合 があること なお 次 に 掲 げる 業 務 は 例 示 であり これら 以 外 は 困 難 と 認 められる 業 務 に 該 当 しないものではなく また これらであれば 困 難 と 認 められる 業 務 に 該 当 するものではない こと イ 業 務 の 性 質 に 照 らして 制 度 の 対 象 とすることが 困 難 と 認 められる 業 務 国 際 路 線 等 に 就 航 する 航 空 機 において 従 事 する 客 室 乗 務 員 等 の 業 務 ロ 業 務 の 実 施 体 制 に 照 らして 制 度 の 対 象 とすることが 困 難 と 認 められる 業 務 労 働 者 数 が 少 ない 事 業 所 において 当 該 業 務 に 従 事 しうる 労 働 者 数 が 著 しく 少 ない 業 務 ハ 業 務 の 性 質 及 び 実 施 体 制 に 照 らして 制 度 の 対 象 とすることが 困 難 と 認 められる 業 務 (イ) 流 れ 作 業 方 式 による 製 造 業 務 であって 短 時 間 勤 務 の 者 を 勤 務 体 制 に 組 み 込 むことが 困 難 な 業 務 (ロ) 交 替 制 勤 務 による 製 造 業 務 であって 短 時 間 勤 務 の 者 を 勤 務 体 制 に 組 み 込 むことが 困 難 な 業 務 (ハ) 個 人 ごとに 担 当 する 企 業 地 域 等 が 厳 密 に 分 担 されていて 他 の 労 働 者 では 代 替 が 困 難 な 営 業 業 務 38

概 要 所 定 外 労 働 の 制 限 ( 法 第 16 条 の8) 3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 労 働 者 が 申 し 出 た 場 合 には 事 業 主 は その 労 働 者 を 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させてはならない < 対 象 となる 労 働 者 > 原 則 として3 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 全 ての 男 女 労 働 者 ( 日 々 雇 用 者 を 除 く ) が 対 象 となる ただし 以 下 の 労 働 者 に 対 して 労 使 協 定 がある 場 合 は 対 象 から 除 くことができる 1 勤 続 1 年 未 満 の 労 働 者 2 週 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 労 働 者 事 業 の 正 常 な 運 営 を 妨 げる 場 合 は 事 業 主 は 請 求 を 拒 める < 手 続 き> 所 定 外 労 働 の 制 限 の 申 出 は 1 回 につき 1 か 月 以 上 1 年 以 内 の 期 間 請 求 できる 回 数 に 制 限 無 し 開 始 予 定 日 と 終 了 予 定 日 等 を 明 らかにして 開 始 予 定 日 の1か 月 前 までに 事 業 主 に 申 し 出 る 必 要 がある また この 申 出 は 何 回 でもすることができる 39

< 参 照 条 文 > 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 76 号 )( 抄 ) 第 十 六 条 の 八 事 業 主 は 三 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 であって 当 該 事 業 主 と 当 該 労 働 者 が 雇 用 される 事 業 所 の 労 働 者 の 過 半 数 で 組 織 する 労 働 組 合 があるときはその 労 働 組 合 その 事 業 所 の 労 働 者 の 過 半 数 で 組 織 する 労 働 組 合 がないときはその 労 働 者 の 過 半 数 を 代 表 する 者 との 書 面 による 協 定 で 次 に 掲 げる 労 働 者 のうちこの 項 本 文 の 規 定 による 請 求 をできないものとして 定 め られた 労 働 者 に 該 当 しない 労 働 者 が 当 該 子 を 養 育 するために 請 求 した 場 合 においては 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させてはなら ない ただし 事 業 の 正 常 な 運 営 を 妨 げる 場 合 は この 限 りでない 一 当 該 事 業 主 に 引 き 続 き 雇 用 された 期 間 が 一 年 に 満 たない 労 働 者 二 前 号 に 掲 げるもののほか 当 該 請 求 をできないこととすることについて 合 理 的 な 理 由 があると 認 められる 労 働 者 として 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるもの 2 前 項 の 規 定 による 請 求 は 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより その 期 間 中 は 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させてはならないことと なる 一 の 期 間 ( 一 月 以 上 一 年 以 内 の 期 間 に 限 る 第 四 項 において 制 限 期 間 という )について その 初 日 ( 以 下 この 条 において 制 限 開 始 予 定 日 という ) 及 び 末 日 ( 第 四 項 において 制 限 終 了 予 定 日 という )とする 日 を 明 らかにして 制 限 開 始 予 定 日 の 一 月 前 ま でにしなければならない この 場 合 において この 項 前 段 に 規 定 する 制 限 期 間 については 第 十 七 条 第 二 項 前 段 に 規 定 する 制 限 期 間 と 重 複 しないようにしなければならない 3~5 ( 略 ) 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 平 成 3 年 労 働 省 令 第 25 号 )( 抄 ) 第 六 章 所 定 外 労 働 の 制 限 ( 法 第 十 六 条 の 八 第 一 項 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるもの) 第 三 十 条 の 八 法 第 十 六 条 の 八 第 一 項 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものは 一 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が 二 日 以 下 の 労 働 者 とする 40

子 の 養 育 又 は 家 族 の 介 護 を 行 い 又 は 行 うこととなる 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 が 図 られるようにするために 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 する 指 針 ( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 509 号 )( 抄 ) 三 法 第 十 六 条 の 八 の 規 定 による 所 定 外 労 働 の 制 限 に 関 する 事 項 ( 一 ) 所 定 外 労 働 の 制 限 については 労 働 者 がこれを 容 易 に 受 けられるようにするため あらかじめ 制 度 が 導 入 され 規 則 が 定 められ るべきものであることに 留 意 すること ( 二 ) 労 働 者 の 子 の 養 育 の 状 況 労 働 者 の 勤 務 の 状 況 等 が 様 々であることに 対 応 し 制 度 の 弾 力 的 な 利 用 が 可 能 となるように 配 慮 す るものとすること 41

短 時 間 勤 務 制 度 所 定 外 労 働 の 制 限 制 度 の 導 入 状 況 出 典 : 厚 生 労 働 省 平 成 25 年 度 雇 用 均 等 基 本 調 査 ( 事 業 所 調 査 ) 42

短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 状 況 と 利 用 期 間 ( 企 業 調 査 ) 育 児 休 業 の 取 得 後 に 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 する 正 社 員 の 割 合 は 企 業 規 模 が 大 きいほど 高 い 傾 向 にあり 301 人 以 上 では ほとんどの 人 が 利 用 する が46.8%と 半 数 弱 を 占 めている 育 児 休 業 後 に 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 する 場 合 の 制 度 上 の 最 長 期 間 は 3 歳 になるまで と 3 歳 以 降 が 各 4 割 強 最 も 多 い 利 用 期 間 は 100 人 以 下 では 1 歳 になるまで (26.4%) 101 人 ~300 人 以 下 301 人 以 上 は 3 歳 になるまで (31.4% 36.4%)で ある 育 児 休 業 を 取 得 した 後 に 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 する 正 社 員 の 状 況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合 計 (n=547) 29.6% 15.0% 19.7% 16.5% 9.1% 100 人 以 下 (n=160) 13.1% 19.4% 39.4% 8.1% 6.3% 6.3% 101 人 ~300 人 以 下 (n=144) 21.5% 13.9% 29.9% 13.2% 301 人 以 上 (n=233) ほとんどの 人 が 利 用 する 7.6% 46.8% 13.7% 半 数 程 度 は 利 用 する 21.0% 9.7% 12.9% 一 部 の 人 は 利 用 する ほとんどの 人 は 利 用 しない そもそも 育 休 取 得 者 がほとんどいない その 他 わからない 無 回 答 ( 制 度 上 の 最 長 期 間 ) 育 児 休 業 後 に 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 する 期 間 合 計 (n=402) 100 人 以 下 (n=72) 101 人 ~300 人 以 下 (n=105) 301 人 以 上 (n=220) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 42.0% 29.2% 19.4% 45.7% 44.5% 17.2% 10.7% 13.4% 7.5% 5.7% 12.5% 11.1% 20.8% 19.0% 19.0% 6.7% 15.9% 17.7% 6.4% 7.7% 7.3% 3 歳 になるまで 3 歳 以 降 小 学 校 就 学 前 まで 小 学 校 1 年 生 まで 小 学 校 3 年 生 まで 小 学 校 3 年 生 以 降 わからない 把 握 していない 無 回 答 ( 最 も 多 い 利 用 期 間 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合 計 (n=402) 16.4% 8.2% 31.3% 9.7% 12.4% 15.2% 6.7% 100 人 以 下 (n=72) 26.4% 9.7% 16.7% 9.7% 6.9% 22.2% 8.3% 101 人 ~300 人 以 下 (n=105) 301 人 以 上 (n=220) 20.0% 5.7% 10.5% 8.6% 31.4% 36.4% 8.6% 10.5% 8.6% 16.2% 9.5% 16.4% 12.7% 5.0% 1 歳 になるまで 2 歳 になるまで 3 歳 になるまで 3 歳 以 降 小 学 校 就 学 前 まで 小 学 校 1 年 生 以 降 わからない 把 握 していない 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 無 回 答 43

短 時 間 勤 務 制 度 の 利 用 状 況 ( 労 働 者 調 査 ) 短 時 間 勤 務 制 度 利 用 状 況 を 見 ると 女 性 正 社 員 は 現 在 利 用 している が29.2% 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 してい ない が11.7%なのに 対 し 男 性 正 社 員 は 現 在 利 用 している が0.5% 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 していない が 2.1%である 短 時 間 勤 務 制 度 利 用 状 況 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 現 在 利 用 している 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 していない 利 用 したことはないが 利 用 したかった 利 用 したことはなく 利 用 希 望 もない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0.5 男 性 正 社 員 (1500) 2.1 14.9 82.5 女 性 正 社 員 (1000) 29.2 11.7 18.7 40.4 女 性 非 正 社 員 (1000) 8.6 4.2 18.3 68.9 調 査 対 象 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 44

所 定 外 労 働 の 免 除 の 利 用 状 況 ( 労 働 者 調 査 ) 所 定 外 労 働 の 免 除 の 利 用 状 況 を 見 ると 女 性 正 社 員 は 現 在 利 用 している が7.7% 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 し ていない が8.1%なのに 対 し 男 性 正 社 員 は 現 在 利 用 している が1.7% 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 していない が 2.0%である 所 定 外 労 働 の 免 除 利 用 状 況 現 在 利 用 している 以 前 は 利 用 していたが 現 在 は 利 用 していない 利 用 したことはないが 利 用 したかった 利 用 したことはなく 利 用 希 望 もない 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.7 男 性 正 社 員 (1500) 2.0 14.1 82.2 女 性 正 社 員 (1000) 7.7 8.1 18.8 65.4 女 性 非 正 社 員 (1000) 2.4 3.6 17.0 77.0 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 45

今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より ( 略 ) Ⅱ 各 論 ( 略 ) 2 多 様 な 家 族 形 態 雇 用 形 態 に 対 応 した 育 児 期 の 柔 軟 な 働 き 方 の 実 現 ( 略 ) (5) 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 及 び 所 定 外 労 働 の 制 限 制 度 の 対 象 年 齢 について ( 現 行 制 度 の 現 状 等 ) 現 行 の 育 児 介 護 休 業 法 では 事 業 主 は 原 則 として 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 が 希 望 すれば 利 用 できる 短 時 間 勤 務 制 度 を 措 置 しなくてはならないとされている また 3 歳 に 満 たない 子 を 養 育 する 労 働 者 が 請 求 した 場 合 には 事 業 の 正 常 な 運 営 を 妨 げる 場 合 を 除 き 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させてはならないとさ れている これは 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 と 所 定 外 労 働 の 制 限 制 度 がいずれも 選 択 的 措 置 義 務 とされていたところ 1 必 ずしも 労 働 者 が 利 用 したい 制 度 が 職 場 に 用 意 されているとは 限 らなかったこと 2 子 どもを 持 つ 労 働 者 が 望 む 働 き 方 として 短 時 間 勤 務 と 残 業 のない 働 き 方 を 望 む 声 が 多 かったため 前 回 平 成 21 年 の 改 正 で 単 独 の 義 務 とされた 一 方 で 平 成 21 年 改 正 時 の 国 会 での 附 帯 決 議 において 対 象 となる 子 の 年 齢 を 小 学 校 就 学 前 まで 拡 大 するこ とを 検 討 するよう 求 められている ( 今 後 の 対 応 の 方 向 性 ) 制 度 の 対 象 となる 子 の 年 齢 の 上 限 を 引 き 上 げ その 期 間 中 短 時 間 勤 務 をすることができるようにすべきとの 意 見 に 対 しては 現 状 男 女 の 育 児 への 関 わり 度 合 いに 差 があり 短 時 間 勤 務 制 度 等 を 利 用 している 労 働 者 の 多 くが 女 性 となってしまっていることを 踏 まえると 単 純 に 対 象 年 齢 を 引 き 上 げた 場 合 にはその 利 用 が 引 き 続 き 女 性 に 偏 り キャリア 形 成 上 重 要 な 時 期 に 育 児 の 負 担 が 女 性 に 集 中 し 結 果 的 に 女 性 の 活 躍 を 阻 害 する 可 能 性 があるため 慎 重 に 検 討 する 必 要 がある 一 方 で 保 育 所 への 入 所 や 小 学 校 入 学 など 子 どものライフ ステージごとに 求 められる 対 応 が 異 なること 等 を 考 慮 すると 制 度 の 対 象 となる 子 の 年 齢 の 上 限 を 引 き 上 げたうえで 通 算 の 取 得 期 間 を 設 定 するなど 何 らか の 条 件 を 設 けることで 勤 務 時 間 をより 柔 軟 に 設 定 することが 考 えられる との 意 見 があった 46

妊 娠 出 産 育 児 休 業 介 護 休 業 等 をしなが ら 継 続 就 業 しようとする 男 女 労 働 者 の 就 業 環 境 の 整 備 について 47

妊 娠 出 産 育 休 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 い( 均 等 法 第 9 条 第 3 項 育 介 法 第 10 条 等 ) 概 要 事 業 主 は 妊 娠 出 産 育 休 等 を 理 由 として 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない 以 下 のような 事 由 を 理 由 として 妊 娠 中 産 後 の 女 性 労 働 者 の 妊 娠 出 産 妊 婦 検 診 などの 母 性 健 康 管 理 措 置 産 前 産 後 休 業 軽 易 な 業 務 への 転 換 つわり 切 迫 流 産 などで 仕 事 ができない 労 働 能 率 が 低 下 した 育 児 時 間 時 間 外 労 働 休 日 労 働 深 夜 残 業 をしない 子 どもを 持 つ 労 働 者 の 育 児 休 業 短 時 間 勤 務 子 の 看 護 休 暇 時 間 外 労 働 深 夜 業 をしない 不 利 益 取 扱 いを 行 うことは 違 法 解 雇 雇 止 め 契 約 更 新 回 数 の 引 き 下 げ 退 職 や 正 社 員 を 非 正 規 社 員 とするような 契 約 内 容 変 更 の 強 要 降 格 減 給 賞 与 等 における 不 利 益 な 算 定 不 利 益 な 配 置 変 更 不 利 益 な 自 宅 待 機 命 令 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 で 不 利 益 な 評 価 を 行 う 仕 事 をさせない もっぱら 雑 務 をさせるなど 就 業 環 境 を 害 する 行 為 をする 上 記 は 主 なもの 48

< 参 照 条 文 > 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 47 年 法 律 第 103 号 )( 抄 ) 第 二 章 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 第 一 節 性 別 を 理 由 とする 差 別 の 禁 止 等 ( 婚 姻 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 等 ) 第 九 条 1 2 ( 略 ) 3 事 業 主 は その 雇 用 する 女 性 労 働 者 が 妊 娠 したこと 出 産 したこと 労 働 基 準 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 四 十 九 号 ) 第 六 十 五 条 第 一 項 の 規 定 による 休 業 を 請 求 し 又 は 同 項 若 しくは 同 条 第 二 項 の 規 定 による 休 業 をしたことその 他 の 妊 娠 又 は 出 産 に 関 する 事 由 であつて 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるものを 理 由 として 当 該 女 性 労 働 者 に 対 して 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはなら ない 4 ( 略 ) 49

雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 昭 和 61 年 労 働 省 令 第 2 号 )( 抄 ) ( 妊 娠 又 は 出 産 に 関 する 事 由 ) 第 二 条 の 二 法 第 九 条 第 三 項 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 妊 娠 又 は 出 産 に 関 する 事 由 は 次 のとおりとする 一 妊 娠 したこと 二 出 産 したこと 三 法 第 十 二 条 若 しくは 第 十 三 条 第 一 項 の 規 定 による 措 置 を 求 め 又 はこれらの 規 定 による 措 置 を 受 けたこと 四 労 働 基 準 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 四 十 九 号 ) 第 六 十 四 条 の 二 第 一 号 若 しくは 第 六 十 四 条 の 三 第 一 項 の 規 定 により 業 務 に 就 くことができず 若 しくはこれらの 規 定 により 業 務 に 従 事 しなかつたこと 又 は 同 法 第 六 十 四 条 の 二 第 一 号 若 しくは 女 性 労 働 基 準 規 則 ( 昭 和 六 十 一 年 労 働 省 令 第 三 号 ) 第 二 条 第 二 項 の 規 定 による 申 出 をし 若 しくはこれらの 規 定 により 業 務 に 従 事 しなか つたこと 五 労 働 基 準 法 第 六 十 五 条 第 一 項 の 規 定 による 休 業 を 請 求 し 若 しくは 同 項 の 規 定 による 休 業 をしたこと 又 は 同 条 第 二 項 の 規 定 により 就 業 できず 若 しくは 同 項 の 規 定 による 休 業 をしたこと 六 労 働 基 準 法 第 六 十 五 条 第 三 項 の 規 定 による 請 求 をし 又 は 同 項 の 規 定 により 他 の 軽 易 な 業 務 に 転 換 したこと 七 労 働 基 準 法 第 六 十 六 条 第 一 項 の 規 定 による 請 求 をし 若 しくは 同 項 の 規 定 により 一 週 間 について 同 法 第 三 十 二 条 第 一 項 の 労 働 時 間 若 しくは 一 日 について 同 条 第 二 項 の 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 しなかつたこと 同 法 第 六 十 六 条 第 二 項 の 規 定 による 請 求 をし 若 しくは 同 項 の 規 定 により 時 間 外 労 働 をせず 若 しくは 休 日 に 労 働 しなかつたこと 又 は 同 法 第 六 十 六 条 第 三 項 の 規 定 による 請 求 をし 若 しくは 同 項 の 規 定 により 深 夜 業 をしなかつたこと 八 労 働 基 準 法 第 六 十 七 条 第 一 項 の 規 定 による 請 求 をし 又 は 同 条 第 二 項 の 規 定 による 育 児 時 間 を 取 得 したこと 九 妊 娠 又 は 出 産 に 起 因 する 症 状 により 労 務 の 提 供 ができないこと 若 しくはできなかつたこと 又 は 労 働 能 率 が 低 下 したこと 50

労 働 者 に 対 する 性 別 を 理 由 とする 差 別 の 禁 止 等 に 関 する 規 定 に 定 める 事 項 に 関 し 事 業 主 が 適 切 に 対 処 するための 指 針 ( 平 成 18 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 614 号 )( 抄 ) 第 4 婚 姻 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 ( 法 第 9 条 関 係 ) 1 婚 姻 妊 娠 出 産 を 退 職 理 由 として 予 定 する 定 め( 法 第 9 条 第 1 項 関 係 ) 女 性 労 働 者 が 婚 姻 したこと 妊 娠 したこと 又 は 出 産 したことを 退 職 理 由 として 予 定 する 定 めをすることは 法 第 9 条 第 1 項 により 禁 止 されるものである 法 第 9 条 第 1 項 の 予 定 する 定 め とは 女 性 労 働 者 が 婚 姻 妊 娠 又 は 出 産 した 場 合 には 退 職 する 旨 をあらかじめ 労 働 協 約 就 業 規 則 又 は 労 働 契 約 に 定 めることをいうほか 労 働 契 約 の 締 結 に 際 し 労 働 者 がいわゆる 念 書 を 提 出 する 場 合 や 婚 姻 妊 娠 又 は 出 産 した 場 合 の 退 職 慣 行 について 事 業 主 が 事 実 上 退 職 制 度 として 運 用 しているような 実 態 がある 場 合 も 含 まれ る 2 婚 姻 したことを 理 由 とする 解 雇 ( 法 第 9 条 第 2 項 関 係 ) 女 性 労 働 者 が 婚 姻 したことを 理 由 として 解 雇 することは 法 第 9 条 第 2 項 により 禁 止 されるものである 3 妊 娠 出 産 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 い( 法 第 9 条 第 3 項 関 係 ) (1) その 雇 用 する 女 性 労 働 者 が 妊 娠 したことその 他 の 妊 娠 又 は 出 産 に 関 する 事 由 であって 均 等 則 第 2 条 の2 各 号 で 定 める もの( 以 下 妊 娠 出 産 等 という )を 理 由 として 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをすることは 法 第 9 条 第 3 項 ( 労 働 者 派 遣 事 業 の 適 正 な 運 営 の 確 保 及 び 派 遣 労 働 者 の 保 護 等 に 関 する 法 律 第 47 条 の2の 規 定 により 適 用 することとされる 場 合 を 含 む )に より 禁 止 されるものである 法 第 9 条 第 3 項 の 理 由 として とは 妊 娠 出 産 等 と 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いとの 間 に 因 果 関 係 があることをいう 均 等 則 第 2 条 の2 各 号 においては 具 体 的 に 次 のような 事 由 を 定 めている ( 均 等 則 第 2 条 の2 各 号 に 掲 げる 事 由 ) イ 妊 娠 したこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 1 号 関 係 ) ロ 出 産 したこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 2 号 関 係 ) ハ 妊 娠 中 及 び 出 産 後 の 健 康 管 理 に 関 する 措 置 ( 母 性 健 康 管 理 措 置 )を 求 め 又 は 当 該 措 置 を 受 けたこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 3 号 関 係 ) ニ 坑 内 業 務 の 就 業 制 限 若 しくは 危 険 有 害 業 務 の 就 業 制 限 の 規 定 により 業 務 に 就 くことができないこと 坑 内 業 務 に 従 事 し ない 旨 の 申 出 若 しくは 就 業 制 限 の 業 務 に 従 事 しない 旨 の 申 出 をしたこと 又 はこれらの 業 務 に 従 事 しなかったこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 4 号 関 係 ) ホ 産 前 休 業 を 請 求 し 若 しくは 産 前 休 業 をしたこと 又 は 産 後 の 就 業 制 限 の 規 定 により 就 業 できず 若 しくは 産 後 休 業 をし たこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 5 号 関 係 ) ヘ 軽 易 な 業 務 への 転 換 を 請 求 し 又 は 軽 易 な 業 務 に 転 換 したこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 6 号 関 係 ) ト 事 業 場 において 変 形 労 働 時 間 制 がとられる 場 合 において1 週 間 又 は1 日 について 法 定 労 働 時 間 を 超 える 時 間 について 労 働 しないことを 請 求 したこと 時 間 外 若 しくは 休 日 について 労 働 しないことを 請 求 したこと 深 夜 業 をしないことを 請 求 し 51 たこと 又 はこれらの 労 働 をしなかったこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 7 号 関 係 )

チ 育 児 時 間 の 請 求 をし 又 は 育 児 時 間 を 取 得 したこと( 均 等 則 第 2 条 の2 第 8 号 関 係 ) リ 妊 娠 又 は 出 産 に 起 因 する 症 状 により 労 務 の 提 供 ができないこと 若 しくはできなかったこと 又 は 労 働 能 率 が 低 下 したこと ( 均 等 則 第 2 条 の2 第 9 号 関 係 ) なお リの 妊 娠 又 は 出 産 に 起 因 する 症 状 とは つわり 妊 娠 悪 阻 切 迫 流 産 出 産 後 の 回 復 不 全 等 妊 娠 又 は 出 産 をし たことに 起 因 して 妊 産 婦 に 生 じる 症 状 をいう (2) 法 第 9 条 第 3 項 により 禁 止 される 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 い とは 例 えば 次 に 掲 げるものが 該 当 する イ 解 雇 すること ロ 期 間 を 定 めて 雇 用 される 者 について 契 約 の 更 新 をしないこと ハ あらかじめ 契 約 の 更 新 回 数 の 上 限 が 明 示 されている 場 合 に 当 該 回 数 を 引 き 下 げること ニ 退 職 又 は 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 の 強 要 を 行 うこと ホ 降 格 させること ヘ 就 業 環 境 を 害 すること ト 不 利 益 な 自 宅 待 機 を 命 ずること チ 減 給 をし 又 は 賞 与 等 において 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと リ 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 において 不 利 益 な 評 価 を 行 うこと ヌ 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと ル 派 遣 労 働 者 として 就 業 する 者 について 派 遣 先 が 当 該 派 遣 労 働 者 に 係 る 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 拒 むこと (3) 妊 娠 出 産 等 を 理 由 として(2)のイからヘまでに 掲 げる 取 扱 いを 行 うことは 直 ちに 不 利 益 な 取 扱 いに 該 当 すると 判 断 され るものであるが これらに 該 当 するか 否 か また これ 以 外 の 取 扱 いが(2)のトからルまでに 掲 げる 不 利 益 な 取 扱 いに 該 当 す るか 否 かについては 次 の 事 項 を 勘 案 して 判 断 すること イ 勧 奨 退 職 や 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 は 労 働 者 の 表 面 上 の 同 意 を 得 ていたとしても これが 労 働 者 の 真 意 に 基 づくものでないと 認 められる 場 合 には (2)のニの 退 職 又 は 正 社 員 を パートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 の 強 要 を 行 うこと に 該 当 すること ロ 業 務 に 従 事 させない 専 ら 雑 務 に 従 事 させる 等 の 行 為 は (2)のヘの 就 業 環 境 を 害 すること に 該 当 すること ハ 事 業 主 が 産 前 産 後 休 業 の 休 業 終 了 予 定 日 を 超 えて 休 業 すること 又 は 医 師 の 指 導 に 基 づく 休 業 の 措 置 の 期 間 を 超 え て 休 業 することを 労 働 者 に 強 要 することは (2)のトの 不 利 益 な 自 宅 待 機 を 命 ずること に 該 当 すること なお 女 性 労 働 者 が 労 働 基 準 法 第 65 条 第 3 項 の 規 定 により 軽 易 な 業 務 への 転 換 の 請 求 をした 場 合 において 女 性 労 働 者 が 転 換 すべき 業 務 を 指 定 せず かつ 客 観 的 にみても 他 に 転 換 すべき 軽 易 な 業 務 がない 場 合 女 性 労 働 者 がやむ を 得 ず 休 業 する 場 合 には (2)のトの 不 利 益 な 自 宅 待 機 を 命 ずること には 該 当 しないこと ニ 次 に 掲 げる 場 合 には (2)のチの 減 給 をし 又 は 賞 与 等 において 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと に 該 当 すること 1 実 際 には 労 務 の 不 提 供 や 労 働 能 率 の 低 下 が 生 じていないにもかかわらず 女 性 労 働 者 が 妊 娠 し 出 産 し 又 は 労 働 基 準 法 に 基 づく 産 前 休 業 の 請 求 等 をしたことのみをもって 賃 金 又 は 賞 与 若 しくは 退 職 金 を 減 額 すること 2 賃 金 について 妊 娠 出 産 等 に 係 る 就 労 しなかった 又 はできなかった 期 間 ( 以 下 不 就 労 期 間 という ) 分 を 超 えて 不 支 給 とすること 52

3 賞 与 又 は 退 職 金 の 支 給 額 の 算 定 に 当 たり 不 就 労 期 間 や 労 働 能 率 の 低 下 を 考 慮 の 対 象 とする 場 合 において 同 じ 期 間 休 業 した 疾 病 等 や 同 程 度 労 働 能 率 が 低 下 した 疾 病 等 と 比 較 して 妊 娠 出 産 等 による 休 業 や 妊 娠 出 産 等 による 労 働 能 率 の 低 下 について 不 利 に 取 り 扱 うこと 4 賞 与 又 は 退 職 金 の 支 給 額 の 算 定 に 当 たり 不 就 労 期 間 や 労 働 能 率 の 低 下 を 考 慮 の 対 象 とする 場 合 において 現 に 妊 娠 出 産 等 により 休 業 した 期 間 や 労 働 能 率 が 低 下 した 割 合 を 超 えて 休 業 した 又 は 労 働 能 率 が 低 下 したものとして 取 り 扱 うこと ホ 次 に 掲 げる 場 合 には (2)のリの 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 において 不 利 益 な 評 価 を 行 うこと に 該 当 すること 1 実 際 には 労 務 の 不 提 供 や 労 働 能 率 の 低 下 が 生 じていないにもかかわらず 女 性 労 働 者 が 妊 娠 し 出 産 し 又 は 労 働 基 準 法 に 基 づく 産 前 休 業 の 請 求 等 をしたことのみをもって 人 事 考 課 において 妊 娠 をしていない 者 よりも 不 利 に 取 り 扱 うこと 2 人 事 考 課 において 不 就 労 期 間 や 労 働 能 率 の 低 下 を 考 慮 の 対 象 とする 場 合 において 同 じ 期 間 休 業 した 疾 病 等 や 同 程 度 労 働 能 率 が 低 下 した 疾 病 等 と 比 較 して 妊 娠 出 産 等 による 休 業 や 妊 娠 出 産 等 による 労 働 能 率 の 低 下 について 不 利 に 取 り 扱 うこと ヘ 配 置 の 変 更 が 不 利 益 な 取 扱 いに 該 当 するか 否 かについては 配 置 の 変 更 の 必 要 性 配 置 の 変 更 前 後 の 賃 金 その 他 の 労 働 条 件 通 勤 事 情 労 働 者 の 将 来 に 及 ぼす 影 響 等 諸 般 の 事 情 について 総 合 的 に 比 較 考 量 の 上 判 断 すべきもの であるが 例 えば 通 常 の 人 事 異 動 のルールからは 十 分 に 説 明 できない 職 務 又 は 就 業 の 場 所 の 変 更 を 行 うことにより 当 該 労 働 者 に 相 当 程 度 経 済 的 又 は 精 神 的 な 不 利 益 を 生 じさせることは (2)のヌの 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと に 該 当 すること 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 には 人 事 ローテーションなど 通 常 の 人 事 異 動 のルールからは 十 分 に 説 明 できず 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと に 該 当 すること 1 妊 娠 した 女 性 労 働 者 が その 従 事 する 職 務 において 業 務 を 遂 行 する 能 力 があるにもかかわらず 賃 金 その 他 の 労 働 条 件 通 勤 事 情 等 が 劣 ることとなる 配 置 の 変 更 を 行 うこと 2 妊 娠 出 産 等 に 伴 いその 従 事 する 職 務 において 業 務 を 遂 行 することが 困 難 であり 配 置 を 変 更 する 必 要 がある 場 合 に おいて 他 に 当 該 労 働 者 を 従 事 させることができる 適 当 な 職 務 があるにもかかわらず 特 別 な 理 由 もなく 当 該 職 務 と 比 較 して 賃 金 その 他 の 労 働 条 件 通 勤 事 情 等 が 劣 ることとなる 配 置 の 変 更 を 行 うこと 3 産 前 産 後 休 業 からの 復 帰 に 当 たって 原 職 又 は 原 職 相 当 職 に 就 けないこと ト 次 に 掲 げる 場 合 には (2)のルの 派 遣 労 働 者 として 就 業 する 者 について 派 遣 先 が 当 該 派 遣 労 働 者 に 係 る 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 拒 むこと に 該 当 すること 1 妊 娠 した 派 遣 労 働 者 が 派 遣 契 約 に 定 められた 役 務 の 提 供 ができると 認 められるにもかかわらず 派 遣 先 が 派 遣 元 事 業 主 に 対 し 派 遣 労 働 者 の 交 替 を 求 めること 2 妊 娠 した 派 遣 労 働 者 が 派 遣 契 約 に 定 められた 役 務 の 提 供 ができると 認 められるにもかかわらず 派 遣 先 が 派 遣 元 事 業 主 に 対 し 当 該 派 遣 労 働 者 の 派 遣 を 拒 むこと 53

< 参 照 条 文 > 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 ( 平 成 3 年 法 律 第 76 号 )( 抄 ) ( 不 利 益 取 扱 いの 禁 止 ) 第 十 条 事 業 主 は 労 働 者 が 育 児 休 業 申 出 をし 又 は 育 児 休 業 をしたことを 理 由 として 当 該 労 働 者 に 対 して 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない 第 十 六 条 第 十 条 の 規 定 は 介 護 休 業 申 出 及 び 介 護 休 業 について 準 用 する ( 準 用 ) 第 十 六 条 の 四 第 十 条 の 規 定 は 第 十 六 条 の 二 第 一 項 の 規 定 による 申 出 及 び 子 の 看 護 休 暇 について 準 用 する ( 準 用 ) 第 十 六 条 の 七 第 十 条 の 規 定 は 第 十 六 条 の 五 第 一 項 の 規 定 による 申 出 及 び 介 護 休 暇 について 準 用 する 第 十 六 条 の 九 事 業 主 は 労 働 者 が 前 条 第 一 項 の 規 定 による 請 求 をし 又 は 同 項 の 規 定 により 当 該 事 業 主 が 当 該 請 求 をした 労 働 者 について 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させてはならない 場 合 に 当 該 労 働 者 が 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 しなかったこ とを 理 由 として 当 該 労 働 者 に 対 して 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない 第 十 八 条 の 二 事 業 主 は 労 働 者 が 第 十 七 条 第 一 項 ( 前 条 第 一 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ ) の 規 定 による 請 求 をし 又 は 第 十 七 条 第 一 項 の 規 定 により 当 該 事 業 主 が 当 該 請 求 をした 労 働 者 について 制 限 時 間 を 超 えて 労 働 時 間 を 延 長 してはならない 場 合 に 当 該 労 働 者 が 制 限 時 間 を 超 えて 労 働 しなかったことを 理 由 として 当 該 労 働 者 に 対 し て 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない 第 二 十 条 の 二 事 業 主 は 労 働 者 が 第 十 九 条 第 一 項 ( 前 条 第 一 項 において 準 用 する 場 合 を 含 む 以 下 この 条 において 同 じ ) の 規 定 による 請 求 をし 又 は 第 十 九 条 第 一 項 の 規 定 により 当 該 事 業 主 が 当 該 請 求 をした 労 働 者 について 深 夜 において 労 働 させてはならない 場 合 に 当 該 労 働 者 が 深 夜 において 労 働 しなかったことを 理 由 として 当 該 労 働 者 に 対 して 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない ( 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 ) 第 二 十 三 条 ( 略 ) 第 二 十 三 条 の 二 事 業 主 は 労 働 者 が 前 条 の 規 定 による 申 出 をし 又 は 同 条 の 規 定 により 当 該 労 働 者 に 措 置 が 講 じられたこと を 理 由 として 当 該 労 働 者 に 対 して 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない 54

子 の 養 育 又 は 家 族 の 介 護 を 行 い 又 は 行 うこととなる 労 働 者 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 が 図 られるようにするために 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 する 指 針 ( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 509 号 )( 抄 ) 十 一 法 第 十 条 第 十 六 条 第 十 六 条 の 四 第 十 六 条 の 七 第 十 六 条 の 九 第 十 八 条 の 二 第 二 十 条 の 二 及 び 第 二 十 三 条 の 二 の 規 定 による 育 児 休 業 介 護 休 業 子 の 看 護 休 暇 介 護 休 暇 所 定 外 労 働 の 制 限 時 間 外 労 働 の 制 限 深 夜 業 の 制 限 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 申 出 等 又 は 取 得 等 を 理 由 とする 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いの 禁 止 に 適 切 に 対 処 するに 当 たっての 事 項 育 児 休 業 介 護 休 業 子 の 看 護 休 暇 介 護 休 暇 所 定 外 労 働 の 制 限 時 間 外 労 働 の 制 限 深 夜 業 の 制 限 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 申 出 等 又 は 取 得 等 ( 以 下 育 児 休 業 等 の 申 出 等 という )をした 労 働 者 の 雇 用 管 理 に 当 たっては 次 の 事 項 に 留 意 すること ( 一 ) 法 第 十 条 第 十 六 条 第 十 六 条 の 四 第 十 六 条 の 七 第 十 六 条 の 九 第 十 八 条 の 二 第 二 十 条 の 二 又 は 第 二 十 三 条 の 二 の 規 定 により 禁 止 される 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いは 労 働 者 が 育 児 休 業 等 の 申 出 等 をしたこととの 間 に 因 果 関 係 がある 行 為 であるこ と ( 二 ) 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いとなる 行 為 には 例 えば 次 に 掲 げるものが 該 当 すること イ 解 雇 すること ロ 期 間 を 定 めて 雇 用 される 者 について 契 約 の 更 新 をしないこと ハ あらかじめ 契 約 の 更 新 回 数 の 上 限 が 明 示 されている 場 合 に 当 該 回 数 を 引 き 下 げること ニ 退 職 又 は 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 の 強 要 を 行 うこと ホ 自 宅 待 機 を 命 ずること ヘ 労 働 者 が 希 望 する 期 間 を 超 えて その 意 に 反 して 所 定 外 労 働 の 制 限 時 間 外 労 働 の 制 限 深 夜 業 の 制 限 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 を 適 用 すること ト 降 格 させること チ 減 給 をし 又 は 賞 与 等 において 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと リ 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 において 不 利 益 な 評 価 を 行 うこと ヌ 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと ル 就 業 環 境 を 害 すること 55

( 三 ) 解 雇 その 他 不 利 益 な 取 扱 いに 該 当 するか 否 かについては 次 の 事 項 を 勘 案 して 判 断 すること イ 勧 奨 退 職 や 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 は 労 働 者 の 表 面 上 の 同 意 を 得 ていたとしても これが 労 働 者 の 真 意 に 基 づくものでないと 認 められる 場 合 には ( 二 )ニの 退 職 又 は 正 社 員 をパートタイム 労 働 者 等 の 非 正 規 社 員 とするような 労 働 契 約 内 容 の 変 更 の 強 要 を 行 うこと に 該 当 すること ロ 事 業 主 が 育 児 休 業 若 しくは 介 護 休 業 の 休 業 終 了 予 定 日 を 超 えて 休 業 すること 又 は 子 の 看 護 休 暇 若 しくは 介 護 休 暇 の 取 得 の 申 出 に 係 る 日 以 外 の 日 に 休 業 することを 労 働 者 に 強 要 することは ( 二 )ホの 自 宅 待 機 に 該 当 すること ハ 次 に 掲 げる 場 合 には ( 二 )チの 減 給 をし 又 は 賞 与 等 において 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと に 該 当 すること (イ) 育 児 休 業 若 しくは 介 護 休 業 の 休 業 期 間 中 子 の 看 護 休 暇 若 しくは 介 護 休 暇 を 取 得 した 日 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 適 用 期 間 中 の 現 に 働 かなかった 時 間 について 賃 金 を 支 払 わないこと 退 職 金 や 賞 与 の 算 定 に 当 たり 現 に 勤 務 した 日 数 を 考 慮 する 場 合 に 休 業 した 期 間 若 しくは 休 暇 を 取 得 した 日 数 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 適 用 により 現 に 短 縮 された 時 間 の 総 和 に 相 当 する 日 数 を 日 割 りで 算 定 対 象 期 間 から 控 除 すること 等 専 ら 当 該 育 児 休 業 等 により 労 務 を 提 供 しなかった 期 間 は 働 かなかったものとして 取 り 扱 うことは 不 利 益 な 取 扱 いには 該 当 しない 一 方 休 業 期 間 休 暇 を 取 得 した 日 数 又 は 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 等 の 適 用 により 現 に 短 縮 された 時 間 の 総 和 に 相 当 する 日 数 を 超 えて 働 かなかったものとして 取 り 扱 うことは ( 二 )チの 不 利 益 な 算 定 を 行 うこと に 該 当 すること (ロ) 実 際 には 労 務 の 不 提 供 が 生 じていないにもかかわらず 育 児 休 業 等 の 申 出 等 をしたことのみをもって 賃 金 又 は 賞 与 若 しくは 退 職 金 を 減 額 すること ニ 次 に 掲 げる 場 合 には ( 二 )リの 昇 進 昇 格 の 人 事 考 課 において 不 利 益 な 評 価 を 行 うこと に 該 当 すること (イ) 育 児 休 業 又 は 介 護 休 業 をした 労 働 者 について 休 業 期 間 を 超 える 一 定 期 間 昇 進 昇 格 の 選 考 対 象 としない 人 事 評 価 制 度 とすること (ロ) 実 際 には 労 務 の 不 提 供 が 生 じていないにもかかわらず 育 児 休 業 等 の 申 出 等 をしたことのみをもって 当 該 育 児 休 業 等 の 申 出 等 をしていない 者 よりも 不 利 に 評 価 すること ホ 配 置 の 変 更 が 不 利 益 な 取 扱 いに 該 当 するか 否 かについては 配 置 の 変 更 前 後 の 賃 金 その 他 の 労 働 条 件 通 勤 事 情 当 人 の 将 来 に 及 ぼす 影 響 等 諸 般 の 事 情 について 総 合 的 に 比 較 考 量 の 上 判 断 すべきものであるが 例 えば 通 常 の 人 事 異 動 の ルールからは 十 分 に 説 明 できない 職 務 又 は 就 業 の 場 所 の 変 更 を 行 うことにより 当 該 労 働 者 に 相 当 程 度 経 済 的 又 は 精 神 的 な 不 利 益 を 生 じさせることは ( 二 )ヌの 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと に 該 当 すること また 所 定 労 働 時 間 の 短 縮 措 置 の 適 用 について 当 該 措 置 の 対 象 となる 業 務 に 従 事 する 労 働 者 を 当 該 措 置 の 適 用 を 受 けることの 申 出 をした 日 から 適 用 終 了 予 定 日 までの 間 に 労 使 協 定 により 当 該 措 置 を 講 じないものとしている 業 務 に 転 換 させることは( 二 )ヌの 不 利 益 な 配 置 の 変 更 を 行 うこと に 該 当 する 可 能 性 が 高 いこと ヘ 業 務 に 従 事 させない 専 ら 雑 務 に 従 事 させる 等 の 行 為 は ( 二 )ルの 就 業 環 境 を 害 すること に 該 当 すること 56

マタハラ パタハラを 防 止 するための 措 置 について 57

労 働 局 雇 用 均 等 室 に 寄 せられた 労 働 者 からの 相 談 件 数 の 推 移 ( 件 ) 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 第 9 条 関 係 ( 婚 姻 妊 娠 出 産 などを 理 由 とす る 不 利 益 取 扱 い) 育 児 介 護 休 業 法 第 10 条 関 係 ( 育 児 休 業 に 係 る 不 利 益 取 扱 い) 24 年 度 25 年 度 26 年 度 1,821 2,090 2,251 1,392 1,354 1,340 計 3,213 3,444 3,591 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 第 9 条 関 係 婚 姻 妊 娠 出 産 などを 理 由 とする 不 利 益 取 扱 い 育 児 介 護 休 業 法 第 10 条 関 係 育 児 休 業 に 係 る 不 利 益 取 扱 い 58

マタニティ ハラスメントの 相 談 事 例 1 会 社 に 妊 娠 を 報 告 したところ 退 職 を 強 要 された 相 談 事 例 会 社 に 妊 娠 を 報 告 し 産 前 産 後 休 業 の 取 得 の 希 望 を 申 し 出 たところ 退 職 してほし い と 退 職 を 強 要 された 産 前 産 後 休 業 を 取 得 し 妊 娠 出 産 後 も 働 き 続 けたかった 育 児 休 業 からの 復 帰 に 当 たり 不 利 益 な 配 置 転 換 等 をされた 相 談 事 例 育 児 休 業 中 に 執 拗 に 退 職 を 強 要 され これを 拒 否 したところ 休 業 前 と 職 務 内 容 労 働 時 間 も 異 なるポストに 配 置 転 換 され 結 果 として 減 給 降 格 となった 原 職 又 は 原 職 相 当 職 に 復 職 したかった 妊 娠 を 報 告 したところ 次 回 の 更 新 はしないとされた 相 談 事 例 6か 月 契 約 の 契 約 社 員 として1 年 半 勤 続 している 直 属 の 上 司 に 次 回 の 契 約 更 新 の 有 無 について 確 認 したところ まだやってもらいたい 業 務 があるから あと1 2 年 はお 願 いすると 思 う と 言 われた その 後 妊 娠 が 分 かったため 産 前 産 後 休 業 を 事 業 主 に 申 し 出 たところ 現 在 の 業 務 が 年 度 末 で 終 了 するため 次 回 の 契 約 の 更 新 はしない あく までも 業 務 の 都 合 であり 妊 娠 が 理 由 ではない と 数 回 説 明 された しかし 業 務 そのものは 恒 常 的 なものであるため 雇 い 止 めされた 理 由 はやはり 妊 娠 し たこと 及 び 産 前 産 後 休 業 の 申 出 が 原 因 ではないかと 思 った 産 前 産 後 休 業 を 取 得 し 働 き 続 けたいと 考 えていた 59

マタニティ ハラスメントの 相 談 事 例 2 妊 娠 の 報 告 をしたところ 次 回 の 契 約 更 新 は 行 わないとされた 相 談 事 例 1 年 契 約 の 契 約 社 員 で これまで8 回 更 新 している 妊 娠 を 報 告 し 産 休 育 休 取 得 の 希 望 を 伝 えたところ 経 営 不 振 のため 次 回 の 契 約 更 新 はできないが 契 約 期 間 内 であれば 産 休 育 休 の 取 得 は 可 能 である と 言 われた これまで 会 社 の 都 合 で 契 約 更 新 がされな かった 者 はいない 経 営 不 振 と 言 っても 今 年 になってから 社 員 を2 名 増 員 しているし 契 約 社 員 は 自 分 を 含 めて10 名 いるが 契 約 更 新 されないのが 自 分 だけであることは 納 得 がいかない その 旨 を 事 業 主 に 伝 えたところ あなたは 評 価 が 低 い と 言 われた これま で 業 績 や 勤 務 態 度 について 注 意 を 受 けたことはなく 今 回 の 雇 止 めは 妊 娠 が 理 由 であ るとしか 考 えられない 契 約 を 更 新 し 就 業 継 続 したい 震 災 後 妊 娠 していることを 理 由 として 自 宅 待 機 させられている 相 談 事 例 店 長 に 妊 娠 を 報 告 したところ 流 産 したら 会 社 の 責 任 と 言 われる などと 退 職 を 勧 められた その 後 震 災 により 店 舗 が 一 時 休 業 し 再 開 したものの 自 分 だけ 自 宅 待 機 とされ 1ヶ 月 勤 務 し なかった 時 点 で 自 動 的 に 退 職 となる 旨 を 告 げられた 復 職 し 短 時 間 勤 務 で 働 き 続 けたい 60

女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 案 に 対 する 附 帯 決 議 ( 抄 ) ( 平 成 27 年 8 月 25 日 参 議 院 内 閣 委 員 会 ) 政 府 は 本 法 の 施 行 に 当 たり 次 の 諸 点 について 適 切 な 措 置 を 講 ずべきである 十 五 男 女 を 問 わず 職 業 生 活 を 営 む 上 で 障 害 となる あらゆるハラスメントに 一 元 的 に 対 応 する 体 制 の 整 備 につい て 事 業 主 の 措 置 を 促 すことを 検 討 するとともに ハラスメントの 防 止 に 向 けて 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 や 育 児 介 護 休 業 法 等 関 連 する 法 律 の 改 正 を 積 極 的 に 検 討 すること 61

女 性 の 活 躍 加 速 のための 重 点 方 針 2015 女 性 活 躍 加 速 のための 重 点 方 針 2015 ー 抜 粋 ー ( 平 成 27 年 6 月 すべての 女 性 が 輝 く 社 会 づくり 本 部 決 定 ) 3. 女 性 活 躍 のための 環 境 整 備 (3) 困 難 を 抱 えた 女 性 が 安 心 して 暮 らすための 環 境 整 備 2 マタニティ ハラスメント を 始 めとした 職 場 における 各 種 ハラスメントの 撲 滅 女 性 の 活 躍 を 阻 害 する いわゆる マタニティ ハラスメント や セクシュアル ハ ラスメント パワーハラスメント などあらゆるハラスメント 根 絶 のため ハラスメ ントへの 厳 正 な 対 処 及 び 予 防 のための 職 場 環 境 づくりへの 支 援 施 行 体 制 の 整 備 を 進 め る とりわけ 女 性 の 尊 厳 を 著 しく 傷 つけるのみならず 解 雇 や 退 職 強 要 など 女 性 に 継 続 就 業 を 断 念 させる 結 果 に 直 結 する いわゆる マタニティ ハラスメント の 防 止 に 向 け 次 期 通 常 国 会 における 法 的 対 応 も 含 め 事 業 主 の 取 組 強 化 策 を 検 討 する 62

ACCJ ウィメン イン ビジネス サミット( 平 成 27 年 6 月 29 日 ) 安 倍 内 閣 総 理 大 臣 の 発 言 妊 娠 出 産 を 機 会 に 仕 事 を 続 けることができなくなったり 思 うように 活 躍 できなくなったりする マタニティ ハラスメント が 後 を 絶 たないことは 大 変 残 念 です そして 当 事 者 の 皆 さんはなかなか 声 を 上 げにくいとも 聞 きます こうした 不 利 益 な 取 扱 いは 女 性 が 活 躍 する 上 でも また 少 子 化 を 食 い 止 め る 上 でも 根 絶 しなくてはなりません 政 府 としても まず 実 態 を 明 らかにし 法 的 な 措 置 を 含 め 企 業 の 取 組 強 化 策 を 進 めていくことをお 約 束 いたします 63

少 子 化 社 会 対 策 大 綱 平 成 27 年 3 月 20 日 閣 議 決 定 ( 抄 ) 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 ( 略 ) Ⅳ きめ 細 かな 少 子 化 対 策 の 推 進 (1) 結 婚 妊 娠 出 産 子 育 ての 各 段 階 に 応 じ 一 人 一 人 を 支 援 する ( 略 ) ( 妊 娠 出 産 ) 第 1 子 出 産 年 齢 が 上 昇 する 中 年 齢 や 健 康 問 題 を 理 由 に 理 想 の 子 供 数 を 実 現 できないという 方 も 多 い 母 体 や 子 供 へのリスク を 低 減 し 安 全 かつ 安 心 して 妊 娠 出 産 ができる 環 境 整 備 が 重 要 である 産 休 中 の 負 担 の 軽 減 や 産 後 ケアの 充 実 を 始 め 子 育 て 世 代 包 括 支 援 センター の 整 備 などにより 切 れ 目 のない 支 援 体 制 を 構 築 していく また マタニティハラスメントやパタニティハラスメント 防 止 の 取 組 を 充 実 させる 別 添 1 施 策 の 具 体 内 容 1. 重 点 課 題 (4) 男 女 の 働 き 方 改 革 を 進 める 1 男 性 の 意 識 行 動 改 革 ( 出 産 直 後 からの 男 性 の 休 暇 取 得 の 促 進 ) 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 配 偶 者 の 産 後 8 週 間 以 内 の 父 親 の 育 児 休 業 の 利 用 を 促 進 する 世 帯 類 型 別 ( 共 働 き 世 帯 と 専 業 主 婦 世 帯 ) の 男 性 の 育 児 休 業 取 得 状 況 や 配 偶 者 出 産 休 暇 等 の 利 用 状 況 に 関 する 調 査 を 実 施 し 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 を 高 めるための 実 効 性 の 高 い 方 策 について 検 討 を 進 めるなど 専 業 主 婦 世 帯 の 夫 を 含 め 男 性 が 育 児 を 行 うことを 進 める また 育 児 休 業 の 取 得 促 進 など 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)の 実 現 に 関 する 人 事 評 価 等 を 含 めた 職 場 マネジメントの 在 り 方 の 調 査 研 究 及 び 好 事 例 の 情 報 提 供 を 行 う 父 親 も 子 育 てができる 働 き 方 の 実 現 に 向 けて 父 母 がともに 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 に 育 児 休 業 取 得 可 能 期 間 を 延 長 する パ パ ママ 育 休 プラス や 育 児 休 業 給 付 の 休 業 取 得 後 180 日 間 の 割 増 給 付 が 父 母 双 方 に 適 用 されることなど 制 度 の 周 知 と 定 着 を 推 進 し 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 を 図 る 男 性 が 育 児 休 業 や 子 育 てのための 短 時 間 勤 務 を 取 得 することを 妨 げるなどの 行 為 (いわゆる パタニティハラスメント ) がないよ う 具 体 的 かつ 分 かりやすい 事 例 を 示 しての 普 及 活 動 や 意 識 啓 発 を 行 うとともに 企 業 に 対 する 指 導 の 強 化 徹 底 等 を 行 う 64

( 参 考 )セクハラ 防 止 措 置 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 職 場 における 性 的 な 言 動 に 起 因 する 問 題 に 関 する 雇 用 管 理 上 の 措 置 ) 第 十 一 条 事 業 主 は 職 場 において 行 われる 性 的 な 言 動 に 対 するその 雇 用 する 労 働 者 の 対 応 により 当 該 労 働 者 が その 労 働 条 件 につき 不 利 益 を 受 け 又 は 当 該 性 的 な 言 動 により 当 該 労 働 者 の 就 業 環 境 が 害 されることのないよう 当 該 労 働 者 からの 相 談 に 応 じ 適 切 に 対 応 するために 必 要 な 体 制 の 整 備 その 他 の 雇 用 管 理 上 必 要 な 措 置 を 講 じなけれ ばならない 2 厚 生 労 働 大 臣 は 前 項 の 規 定 に 基 づき 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 して その 適 切 かつ 有 効 な 実 施 を 図 るために 必 要 な 指 針 ( 次 項 において 指 針 という )を 定 めるものとする 3 第 四 条 第 四 項 及 び 第 五 項 の 規 定 は 指 針 の 策 定 及 び 変 更 について 準 用 する この 場 合 において 同 条 第 四 項 中 聴 くほか 都 道 府 県 知 事 の 意 見 を 求 める とあるのは 聴 く と 読 み 替 えるものとする 事 業 主 が 職 場 における 性 的 な 言 動 に 起 因 する 問 題 に 関 して 雇 用 管 理 上 講 ずべき 措 置 についての 指 針 < 概 要 > 1 事 業 主 の 方 針 の 明 確 化 及 びその 周 知 啓 発 (1) 職 場 におけるセクシュアルハラスメントの 内 容 セクシュアルハラスメントがあってはならない 旨 の 方 針 を 明 確 化 し 管 理 監 督 者 を 含 む 労 働 者 に 周 知 啓 発 すること (2)セクシュアルハラスメントの 行 為 者 については 厳 正 に 対 処 する 旨 の 方 針 対 処 の 内 容 を 就 業 規 則 等 の 文 書 に 規 定 し 管 理 監 督 者 を 含 む 労 働 者 に 周 知 啓 発 すること 2 相 談 ( 苦 情 を 含 む)に 応 じ 適 切 に 対 応 するために 必 要 な 体 制 の 整 備 (3) 相 談 窓 口 をあらかじめ 定 めること (4) 相 談 窓 口 担 当 者 が 内 容 や 状 況 に 応 じ 適 切 に 対 応 できるようにすること また 広 く 相 談 に 対 応 すること 3 職 場 におけるセクシュアルハラスメントにかかる 事 後 の 迅 速 かつ 適 切 な 対 応 (5) 事 実 関 係 を 迅 速 かつ 正 確 に 確 認 すること (6) 事 実 確 認 ができた 場 合 には 速 やかに 被 害 者 に 対 する 配 慮 の 措 置 を 適 正 に 行 うこと (7) 事 実 確 認 ができた 場 合 には 行 為 者 に 対 する 措 置 を 適 正 に 行 うこと (8) 再 発 防 止 に 向 けた 措 置 を 講 ずること ( 事 実 確 認 ができなかった 場 合 も 同 様 ) 4 1から3までの 措 置 と 併 せて 講 ずべき 措 置 (9) 相 談 者 行 為 者 等 のプライバシーを 保 護 するために 必 要 な 措 置 を 講 じ 周 知 すること (10) 相 談 したこと 事 実 関 係 の 確 認 に 協 力 したこと 等 を 理 由 として 不 利 益 な 取 扱 いを 行 ってはならない 旨 を 定 め 労 働 者 に 周 知 啓 発 すること 65

< 参 照 条 文 > 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 47 年 法 律 第 103 号 )( 抄 ) 第 二 章 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 第 二 節 事 業 主 の 講 ずべき 措 置 ( 職 場 における 性 的 な 言 動 に 起 因 する 問 題 に 関 する 雇 用 管 理 上 の 措 置 ) 第 十 一 条 事 業 主 は 職 場 において 行 われる 性 的 な 言 動 に 対 するその 雇 用 する 労 働 者 の 対 応 により 当 該 労 働 者 がその 労 働 条 件 につき 不 利 益 を 受 け 又 は 当 該 性 的 な 言 動 により 当 該 労 働 者 の 就 業 環 境 が 害 されることのないよう 当 該 労 働 者 からの 相 談 に 応 じ 適 切 に 対 応 するために 必 要 な 体 制 の 整 備 その 他 の 雇 用 管 理 上 必 要 な 措 置 を 講 じなければならない 2 厚 生 労 働 大 臣 は 前 項 の 規 定 に 基 づき 事 業 主 が 講 ずべき 措 置 に 関 して その 適 切 かつ 有 効 な 実 施 を 図 るために 必 要 な 指 針 ( 次 項 において 指 針 という )を 定 めるものとする 3 ( 略 ) 66

事 業 主 が 職 場 における 性 的 な 言 動 に 起 因 する 問 題 に 関 して 雇 用 管 理 上 講 ずべき 措 置 についての 指 針 ( 平 成 18 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 615 号 )( 抄 ) 2 職 場 におけるセクシュアルハラスメントの 内 容 (1) 職 場 におけるセクシュアルハラスメントには 職 場 において 行 われる 性 的 な 言 動 に 対 する 労 働 者 の 対 応 により 当 該 労 働 者 がその 労 働 条 件 につき 不 利 益 を 受 けるもの( 以 下 対 価 型 セクシュアルハラスメント という )と 当 該 性 的 な 言 動 により 労 働 者 の 就 業 環 境 が 害 さ れるもの( 以 下 環 境 型 セクシュアルハラスメント という )がある なお 職 場 におけるセクシュアルハラスメントには 同 性 に 対 するものも 含 まれるものである (2) 職 場 とは 事 業 主 が 雇 用 する 労 働 者 が 業 務 を 遂 行 する 場 所 を 指 し 当 該 労 働 者 が 通 常 就 業 している 場 所 以 外 の 場 所 であっても 当 該 労 働 者 が 業 務 を 遂 行 する 場 所 については 職 場 に 含 まれる 例 えば 取 引 先 の 事 務 所 取 引 先 と 打 合 せをするための 飲 食 店 顧 客 の 自 宅 等 であっても 当 該 労 働 者 が 業 務 を 遂 行 する 場 所 であればこれに 該 当 する (3) 労 働 者 とは いわゆる 正 規 労 働 者 のみならず パートタイム 労 働 者 契 約 社 員 等 いわゆる 非 正 規 労 働 者 を 含 む 事 業 主 が 雇 用 す る 労 働 者 のすべてをいう また 派 遣 労 働 者 については 派 遣 元 事 業 主 のみならず 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 受 ける 者 についても 労 働 者 派 遣 事 業 の 適 正 な 運 営 の 確 保 及 び 派 遣 労 働 者 の 保 護 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 60 年 法 律 第 88 号 ) 第 47 条 の2の 規 定 により その 指 揮 命 令 の 下 に 労 働 させる 派 遣 労 働 者 を 雇 用 する 事 業 主 とみなされ 法 第 11 条 第 1 項 の 規 定 が 適 用 されることから 労 働 者 派 遣 の 役 務 の 提 供 を 受 ける 者 は 派 遣 労 働 者 についてもその 雇 用 する 労 働 者 と 同 様 に 3 以 下 の 措 置 を 講 ずることが 必 要 である (4) 性 的 な 言 動 とは 性 的 な 内 容 の 発 言 及 び 性 的 な 行 動 を 指 し この 性 的 な 内 容 の 発 言 には 性 的 な 事 実 関 係 を 尋 ねること 性 的 な 内 容 の 情 報 を 意 図 的 に 流 布 すること 等 が 性 的 な 行 動 には 性 的 な 関 係 を 強 要 すること 必 要 なく 身 体 に 触 ること わいせつな 図 画 を 配 布 すること 等 が それぞれ 含 まれる (5) 対 価 型 セクシュアルハラスメント とは 職 場 において 行 われる 労 働 者 の 意 に 反 する 性 的 な 言 動 に 対 する 労 働 者 の 対 応 により 当 該 労 働 者 が 解 雇 降 格 減 給 等 の 不 利 益 を 受 けることであって その 状 況 は 多 様 であるが 典 型 的 な 例 として 次 のようなものがある イ 事 務 所 内 において 事 業 主 が 労 働 者 に 対 して 性 的 な 関 係 を 要 求 したが 拒 否 されたため 当 該 労 働 者 を 解 雇 すること ロ 出 張 中 の 車 中 において 上 司 が 労 働 者 の 腰 胸 等 に 触 ったが 抵 抗 されたため 当 該 労 働 者 について 不 利 益 な 配 置 転 換 をするこ と ハ 営 業 所 内 において 事 業 主 が 日 頃 から 労 働 者 に 係 る 性 的 な 事 柄 について 公 然 と 発 言 していたが 抗 議 されたため 当 該 労 働 者 を 降 格 すること (6) 環 境 型 セクシュアルハラスメント とは 職 場 において 行 われる 労 働 者 の 意 に 反 する 性 的 な 言 動 により 労 働 者 の 就 業 環 境 が 不 快 な ものとなったため 能 力 の 発 揮 に 重 大 な 悪 影 響 が 生 じる 等 当 該 労 働 者 が 就 業 する 上 で 看 過 できない 程 度 の 支 障 が 生 じることであっ て その 状 況 は 多 様 であるが 典 型 的 な 例 として 次 のようなものがある イ 事 務 所 内 において 上 司 が 労 働 者 の 腰 胸 等 に 度 々 触 ったため 当 該 労 働 者 が 苦 痛 に 感 じてその 就 業 意 欲 が 低 下 していること ロ 同 僚 が 取 引 先 において 労 働 者 に 係 る 性 的 な 内 容 の 情 報 を 意 図 的 かつ 継 続 的 に 流 布 したため 当 該 労 働 者 が 苦 痛 に 感 じて 仕 事 が 手 につかないこと ハ 労 働 者 が 抗 議 をしているにもかかわらず 事 務 所 内 にヌードポスターを 掲 示 しているため 当 該 労 働 者 が 苦 痛 に 感 じて 業 務 に 専 念 できないこと 67

改 正 雇 用 の 分 野 における 男 女 の 均 等 な 機 会 及 び 待 遇 の 確 保 等 に 関 する 法 律 の 施 行 について ( 雇 児 発 第 1011002 号 平 成 1 8 年 1 0 月 1 1 日 )( 抄 ) 第 3 事 業 主 の 講 ずべき 措 置 ( 法 第 2 章 第 2 節 ) 1 職 場 における 性 的 な 言 動 に 起 因 する 問 題 に 関 する 雇 用 管 理 上 の 措 置 ( 法 第 11 条 ) (1) ( 略 ) (2) 指 針 は 事 業 主 が 防 止 のため 適 切 な 雇 用 管 理 上 の 措 置 を 講 ずることができるようにするため 防 止 の 対 象 とするべき 職 場 におけ るセクシュアルハラスメントの 内 容 及 び 事 業 主 が 雇 用 管 理 上 措 置 すべき 事 項 を 定 めたものであること イ 職 場 におけるセクシュアルハラスメントの 内 容 指 針 2 職 場 におけるセクシュアルハラスメントの 内 容 においては 事 業 主 が 雇 用 管 理 上 防 止 すべき 対 象 としての 職 場 にお けるセクシュアルハラスメントの 内 容 を 明 らかにするために その 概 念 の 内 容 を 示 すとともに 典 型 例 を 挙 げたものであること また 実 際 上 職 場 におけるセクシュアルハラスメントの 状 況 は 多 様 であり その 判 断 に 当 たっては 個 別 の 状 況 を 斟 酌 する 必 要 があることに 留 意 すること なお 法 及 び 指 針 は あくまで 職 場 におけるセクシュアルハラスメントが 発 生 しないよう 防 止 することを 目 的 とするものであり 個 々のケースが 厳 密 に 職 場 におけるセクシュアルハラスメントに 該 当 するか 否 かを 問 題 とするものではないので この 点 に 注 意 すること 1 職 場 指 針 2(2)は 職 場 の 内 容 と 例 示 を 示 したものであること 職 場 には 業 務 を 遂 行 する 場 所 であれば 通 常 就 業 している 場 所 以 外 の 場 所 であっても 取 引 先 の 事 務 所 取 引 先 と 打 合 せをするための 飲 食 店 ( 接 待 の 席 も 含 む) 顧 客 の 自 宅 ( 保 険 外 交 員 等 )の 他 取 材 先 ( 記 者 ) 出 張 先 及 び 業 務 で 使 用 する 車 中 等 も 含 まれるものであること なお 勤 務 時 間 外 の 宴 会 等 であっても 実 質 上 職 務 の 延 長 と 考 えられるものは 職 場 に 該 当 するが その 判 断 に 当 たっては 職 務 との 関 連 性 参 加 者 参 加 が 強 制 的 か 任 意 か 等 を 考 慮 して 個 別 に 行 うものであること 2 性 的 な 言 動 指 針 2 (4)は 性 的 な 言 動 の 内 容 と 例 示 を 示 したものであること 性 的 な 言 動 に 該 当 するためには その 言 動 が 性 的 性 質 を 有 することが 必 要 であること したがって 例 えば 女 性 労 働 者 のみに お 茶 くみ 等 を 行 わせること 自 体 は 性 的 な 言 動 には 該 当 しないが 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 に 係 る 問 題 あるいは 配 置 に 係 る 女 性 差 別 の 問 題 としてとらえることが 適 当 であること 性 的 な 言 動 には (イ) 性 的 な 発 言 として 性 的 な 事 実 関 係 を 尋 ねること 性 的 な 内 容 の 情 報 ( 噂 )を 意 図 的 に 流 布 すること のほか 性 的 冗 談 からかい 食 事 デート 等 への 執 拗 な 誘 い 個 人 的 な 性 的 体 験 談 を 話 すこと 等 が (ニ) 性 的 な 行 動 として 性 的 な 関 係 の 強 要 必 要 なく 身 体 に 触 ること わいせつな 図 画 (ヌードポスター 等 )を 配 布 掲 示 することのほか 強 制 わいせつ 行 為 強 姦 等 が 含 まれるものであること 68

なお 事 業 主 上 司 同 僚 に 限 らず 取 引 先 顧 客 患 者 及 び 学 校 における 生 徒 等 もセクシュアルハラスメントの 行 為 者 にな り 得 るものであり また 女 性 労 働 者 が 女 性 労 働 者 に 対 して 行 う 場 合 や 男 性 労 働 者 が 男 性 労 働 者 に 対 して 行 う 場 合 について も 含 まれること 3 対 価 型 セクシュアルハラスメント 指 針 2(5)は 対 価 型 セクシュアルハラスメントの 内 容 とその 典 型 例 を 示 したものであること 対 応 により とは 例 えば 労 働 者 の 拒 否 や 抵 抗 等 の 対 応 が 解 雇 降 格 減 給 等 の 不 利 益 を 受 けることと 因 果 関 係 がある ことを 意 味 するものであること 解 雇 降 格 減 給 等 とは 労 働 条 件 上 不 利 益 を 受 けることの 例 示 であり 等 には 労 働 契 約 の 更 新 拒 否 昇 進 昇 格 の 対 象 からの 除 外 客 観 的 に 見 て 不 利 益 な 配 置 転 換 等 が 含 まれるものであること なお 指 針 に 掲 げる 対 価 型 セクシュアルハラスメントの 典 型 的 な 例 は 限 定 列 挙 ではないこと 4 環 境 型 セクシュアルハラスメント 指 針 2(6)は 環 境 型 セクシュアルハラスメントの 内 容 とその 典 型 例 を 示 したものであること 労 働 者 の 就 業 環 境 が 不 快 なものとなったため 能 力 の 発 揮 に 重 大 な 悪 影 響 が 生 じる 等 当 該 労 働 者 が 就 業 する 上 で 看 過 でき ない 程 度 の 支 障 が 生 じること とは 就 業 環 境 が 害 されることの 内 容 であり 単 に 性 的 言 動 のみでは 就 業 環 境 が 害 されたこと にはならず 一 定 の 客 観 的 要 件 が 必 要 であること 具 体 的 には 個 別 の 判 断 となるが 一 般 的 には 意 に 反 する 身 体 的 接 触 によって 強 い 精 神 的 苦 痛 を 被 る 場 合 には 一 回 でも 就 業 環 境 を 害 することとなり 得 るものであること また 継 続 性 又 は 繰 り 返 しが 要 件 となるものであっても 明 確 に 抗 議 しているにもかかわらず 放 置 された 状 態 の 場 合 又 は 心 身 に 重 大 な 影 響 を 受 けていることが 明 らかな 場 合 には 就 業 環 境 が 害 されていると 解 し 得 るものであること なお 指 針 に 掲 げる 環 境 型 セクシュアルハラスメントの 典 型 的 な 例 は 限 定 列 挙 ではないこと 5 性 的 な 言 動 及 び 就 業 環 境 が 害 される の 判 断 基 準 労 働 者 の 意 に 反 する 性 的 な 言 動 及 び 就 業 環 境 を 害 される の 判 断 に 当 たっては 労 働 者 の 主 観 を 重 視 しつつも 事 業 主 の 防 止 のための 措 置 義 務 の 対 象 となることを 考 えると 一 定 の 客 観 性 が 必 要 である 具 体 的 には セクシュアルハラスメント が 男 女 の 認 識 の 違 いにより 生 じている 面 があることを 考 慮 すると 被 害 を 受 けた 労 働 者 が 女 性 である 場 合 には 平 均 的 な 女 性 労 働 者 の 感 じ 方 を 基 準 とし 被 害 を 受 けた 労 働 者 が 男 性 である 場 合 には 平 均 的 な 男 性 労 働 者 の 感 じ 方 を 基 準 とするこ とが 適 当 であること ただし 労 働 者 が 明 確 に 意 に 反 することを 示 しているにも 関 わらず さらに 行 われる 性 的 言 動 は 職 場 におけるセクシュアルハ ラスメントと 解 され 得 るものであること 69

男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 について 70

父 親 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 のための 諸 制 度 ( 平 成 21 年 改 正 ) パパ ママ 育 休 プラス 〇 母 ( 父 )だけでなく 父 ( 母 )も 育 児 休 業 を 取 得 する 場 合 休 業 可 能 期 間 が1 歳 2か 月 に 達 するまで(2か 月 分 は 父 ( 母 )のプラス 分 )に 延 長 される 制 度 を 設 けた 産 休 育 児 休 業 8 週 間 育 児 休 業 出 産 後 8 週 間 以 内 の 父 親 の 育 児 休 業 取 得 の 促 進 1 年 間 2か 月 〇 配 偶 者 の 出 産 後 8 週 間 以 内 の 期 間 内 に 父 親 が 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 には 特 別 な 事 情 がなくても 再 度 の 取 得 が 可 能 とした 産 休 育 休 8 週 間 1 年 間 育 児 休 業 育 児 休 業 労 使 協 定 による 専 業 主 婦 ( 夫 ) 除 外 規 定 の 廃 止 〇 労 使 協 定 を 定 めることにより 配 偶 者 が 専 業 主 婦 ( 夫 )や 育 児 休 業 中 である 場 合 等 の 労 働 者 からの 育 児 休 業 申 出 を 拒 める 制 度 を 廃 止 し 専 業 主 婦 ( 夫 ) 家 庭 の 夫 ( 妻 )を 含 め すべての 労 働 者 が 育 児 休 業 を 取 得 できるようにした 71

概 要 パパ ママ 育 休 プラス 〇 両 親 がともに 育 児 休 業 をする 場 合 に 一 定 の 要 件 を 満 たした 場 合 には 育 児 休 業 の 対 象 となる 子 の 年 齢 が 1 歳 2か 月 にまで 延 長 される 制 度 〇 育 児 休 業 が 取 得 できる 期 間 は 1 年 間 〇 要 件 は 次 の3つ 1 配 偶 者 が 子 が1 歳 に 達 するまでに 育 児 休 業 を 取 得 していること 2 本 人 の 育 児 休 業 開 始 予 定 日 が 子 の1 歳 の 誕 生 日 以 前 であること 3 本 人 の 育 児 休 業 開 始 予 定 日 は 配 偶 者 がしている 育 児 休 業 の 初 日 以 降 であること パターン1 パターン2 重 複 も 可 能 産 休 育 児 休 業 産 休 育 児 休 業 8 週 間 育 児 休 業 8 週 間 育 児 休 業 1 年 間 2か 月 1 年 間 2か 月 パターン3 連 続 していなくても 可 能 パターン4 産 休 育 児 休 業 産 休 育 児 休 業 8 週 間 育 児 休 業 8 週 間 育 児 休 業 1 年 間 2か 月 3の 要 件 を 満 たさない 1 年 間 2か 月 72

育 児 休 業 を 取 得 しなかった 理 由 ( 労 働 者 調 査 ) 男 性 正 社 員 の 育 児 休 業 を 取 得 しなかった 理 由 は 職 場 が 育 児 休 業 を 取 得 しづらい 雰 囲 気 だったから が 多 い 会 社 で 育 児 休 業 制 度 が 整 備 されていなかったから 自 身 が 育 児 休 業 制 度 の 対 象 になっていなかったから 職 場 が 育 児 休 業 制 度 を 取 得 しづらい 雰 囲 気 だったから 男 性 の 両 立 支 援 制 度 利 用 に 対 して 会 社 や 職 場 の 理 解 がなかったから 有 期 契 約 社 員 の 両 立 支 援 制 度 利 用 に 対 して 会 社 や 職 場 の 理 解 がなかったから 休 業 取 得 による 所 得 減 等 の 心 配 があったから 休 業 取 得 によって 仕 事 がなくなったり 契 約 終 了 ( 解 雇 )の 心 配 があったから 残 業 が 多 い 等 業 務 が 繁 忙 であったため 休 業 から 復 職 する 際 に 仕 事 や 職 場 の 変 化 に 対 応 できないと 思 ったから 休 業 前 と 同 じ 仕 事 や 職 場 に 復 職 することが 難 しいと 思 ったから 昇 給 や 昇 格 など 今 後 のキャリア 形 成 に 悪 影 響 がありそうだと 思 ったから 配 偶 者 や 家 族 から( 取 得 することに) 後 押 しがなかったから または 反 対 があったから 会 社 の 手 続 き 等 が 煩 雑 でわかりづらかったから 制 度 について 十 分 わかっていなかったから ( 自 身 が 制 度 の 対 象 になっているかわからなかった 場 合 を 含 む) 仕 事 にやりがいを 感 じていたから 配 偶 者 や 子 の 祖 父 母 等 自 分 以 外 に 育 児 を 担 う 人 がいたから 保 育 所 等 に 預 けることができたから 育 児 休 業 は 男 性 ではなく 女 性 が 取 得 するべきものだと 思 っていたから その 他 わからない 覚 えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 26.0% 33.6% 41.4% 4.6% 9.5% 22.4% 26.6% 30.8% 12.9% 10.8% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 7.5% 18.5% 15.2% 8.3% 6.0% 5.2% 4.3% 21.2% 10.9% 4.0% 4.9% 8.5% 2.3% 4.1% 10.4% 4.3% 10.3% 4.3% 0.6% 1.7% 2.4% 1.4% 4.3% 0.9% 1.4% 6.7% 6.6% 6.0% 5.9% 7.1% 2.3% 12.1% 10.4% 4.3% 2.5% 11.8% 6.9% 5.6% 0.0% 0.0% 2.9% 4.3% 3.4% 男 性 正 社 員 (n=1129) 16.5% 女 性 正 社 員 (n=211) 12.3% 17.0% 女 性 非 正 社 員 ( 契 約 派 遣 )(n=348) 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 末 子 出 産 時 について 聞 いている 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 73

男 性 正 社 員 の 妻 の 就 労 形 態 別 育 児 休 業 の 取 得 ( 労 働 者 調 査 ) 妻 が 正 社 員 の 男 性 で 育 児 休 業 を 取 得 したのは8.8%である 妻 が 非 正 社 員 や 無 業 の 場 合 の 取 得 率 は5% 未 満 で 低 いが 利 用 希 望 だが 利 用 できていない 割 合 は3 割 程 度 いる 制 度 あり 制 度 なし 妻 の 就 労 形 態 別 男 性 の 育 児 休 業 取 得 状 況 制 度 を 利 用 した 制 度 を 利 用 しなかったが 利 用 したかった 制 度 を 利 用 しておらず 利 用 したいとも 思 わなかった 制 度 を 利 用 したかった 制 度 を 利 用 したいと 思 わなかった わからない 注 ) 就 業 形 態 は 末 子 妊 娠 時 注 ) 両 立 支 援 制 度 は 現 在 の 利 用 利 い 利 な 用 用 い 希 で 割 き 望 合 て だ が 0% 20% 40% 60% 80% 100% 男 性 全 体 (1478) 5.4 12.6 26.2 17.5 20.2 18.2 30.1% 妻 正 社 員 (411) 8.8 16.1 25.8 17.0 17.3 15.1 33.1% 妻 非 正 社 員 (312) 3.8 11.5 22.1 19.2 22.1 21.2 30.7% 妻 無 業 (687) 4.4 11.2 28.4 16.6 21.5 17.9 27.8% 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 74

男 性 の 育 児 休 業 制 度 に 関 する 認 知 と 会 社 の 取 組 み( 労 働 者 調 査 ) 育 児 休 業 に 関 する 新 制 度 について いずれも 知 らない と 回 答 した 男 性 は 過 半 数 に 及 ぶ 育 児 休 業 を 取 得 した 男 性 は 会 社 から 様 々な 働 きかけを 受 けており 企 業 の 取 組 は 男 性 の 育 児 休 業 取 得 を 大 き く 後 押 しすると 考 えられる パパ ママ 育 休 プラス 父 親 が 産 後 8 週 間 以 内 に 育 児 休 業 (パパ 休 暇 )を 取 得 し た 場 合 再 度 育 児 休 業 を 取 得 できること 配 偶 者 が 専 業 主 婦 ( 夫 )でも 育 児 休 業 が 取 得 できること 育 児 休 業 給 付 などの 所 得 補 償 や 社 会 保 険 料 の 免 除 が 受 けられること 上 記 のいずれも 知 らない 男 性 育 児 休 業 の 新 制 度 認 知 状 況 妻 の 就 業 形 態 別 10.9 15.3 8.1 9.5 9.1 15.0 5.0 7.2 13.1 12.4 16.0 24.4 29.5 19.7 24.1 25.2 注 ) 妻 の 就 業 形 態 は 現 在 0% 20% 40% 60% 80% 男 性 全 体 (1500) 妻 正 社 員 (413) 妻 非 正 社 員 (320) 妻 無 業 (694) 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 育 児 休 業 の 取 得 に 関 する 会 社 からの 働 きかけの 内 容 男 性 の 育 休 取 得 有 無 別 産 前 産 後 休 業 や 育 児 休 業 制 度 に 関 する 会 社 からの 周 知 ( 説 明 会 資 料 配 布 等 ) 人 事 担 当 者 と 産 前 産 後 休 業 や 育 児 休 業 の 取 得 対 象 者 との 個 別 面 談 人 事 や 上 司 からの 産 前 産 後 休 業 や 育 児 休 業 の 取 得 を 勧 める 働 きかけ 復 帰 後 の 雇 用 契 約 について 説 明 を 実 施 同 じ 会 社 で 出 産 育 児 をしている 人 との 情 報 交 換 相 談 会 休 業 利 用 時 の 会 社 からのフォローについて 説 明 その 他 職 場 の 状 況 についての 情 報 提 供 社 内 イントラネット 等 へのアクセス 許 可 人 事 担 当 者 や 管 理 者 から 定 期 的 な 連 絡 復 帰 にあたっての 相 談 今 後 のキャリアについての 相 談 休 業 中 の 職 場 訪 問 推 進 在 宅 での 職 業 能 力 向 上 のための 講 習 等 を 実 施 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 51.8 62.6 67.2 66.6 妻 妊 娠 中 育 休 中 その 他 0% 10% 20% 30% 3.8 1.3 1.3 1.1 0.9 1.3 1.2 0.8 0.0 0.3 2.0 1.7 1.3 0.7 2.8 2.5 1.9 2.5 3.5 注 ) 男 性 の 就 業 形 態 は 末 子 妊 娠 時 5.0 5.0 7.5 7.5 10.0 10.0 12.5 15.0 17.5 20.0 20.0 男 性 正 社 員 - 育 休 利 用 あり(80) 男 性 正 社 員 - 育 休 利 用 なし(1129) 75

男 性 育 児 休 業 に 関 する 新 制 度 利 用 状 況 ( 労 働 者 調 査 ) パパ ママ 育 休 プラスの 利 用 率 は 男 性 全 体 で0.3%であり 利 用 水 準 は 低 い 妻 の 就 業 形 態 別 男 性 のパパ ママ 育 休 プラス 利 用 状 況 制 度 を 利 用 した 制 度 あり 制 度 なし 制 度 を 利 用 しなかったが 利 用 したかった 制 度 を 利 用 しておらず 利 用 したいとも 思 わなかった 制 度 を 利 用 したかった 制 度 を 利 用 したいと 思 わなかった わからない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0.3 男 性 妻 有 業 (751) 6.0 10.8 21.0 17.7 44.2 0.2 妻 正 社 員 (411) 7.1 12.9 18.2 15.8 45.7 0.3 妻 非 正 社 員 (312) 4.5 8.0 23.7 19.9 43.6 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 76

男 性 で 育 児 を 目 的 に 何 らかの 休 業 を 取 得 した 人 (n=703)のうち 8 割 は 出 産 後 8 週 以 内 に 休 暇 を 取 得 している 8 週 以 内 に 育 児 休 業 ( 産 後 連 続 )を 取 得 したのは6.9%である 8 週 以 内 に 育 児 休 業 者 のうち 再 度 取 得 をしたのは32.4% 利 用 を 希 望 していたが 利 用 できなかった 割 合 は 29.4%であった 男 性 正 社 員 (1478) 育 児 を 目 的 とした 休 業 を 取 得 0% 20% 40% 60% 80% 100% 47.6 52.4 8 週 内 8 週 - 1 歳 2 月 取 得 なし 男 性 育 児 を 目 的 とした 休 業 取 得 者 の 取 得 休 業 種 類 取 得 時 期 n=703 男 性 の 育 児 を 目 的 とした 休 業 の 取 得 ( 労 働 者 調 査 ) 男 性 育 児 を 目 的 とした 休 業 取 得 者 の 取 得 割 合 1 歳 2 月 超 不 明 計 育 児 休 業 制 度 ( 産 後 連 続 取 得 ) 6.9 2.4 0.4 2.3 11.3 育 児 休 業 制 度 ( 再 取 得 ) 2.5 1.6 0.3 1.8 5.9 年 次 有 給 休 暇 制 度 63.5 17.8 9.2 12.3 81.4 失 効 年 次 有 給 休 暇 を 利 用 2.8 1.3 0.7 1.1 4.6 配 偶 者 出 産 休 暇 制 度 34.3 2.4 0.3 5.8 41.8 その 他 の 休 暇 休 業 制 度 1.3 0.1 0.1 0.3 1.6 計 80.7 20.5 9.8 16.9 100.0 男 性 8 週 以 内 に 育 休 取 得 (34) 取 得 休 業 種 類 と 休 業 時 期 は それぞれ 複 数 選 択 で 取 得 しているため 各 項 目 の 合 算 値 は100とならない 育 児 を 目 的 とした 休 業 に 関 して 合 計 で 男 性 900 日 以 上 女 性 1,500 日 以 上 を 記 入 したサンプルは 記 入 間 違 いまたは 特 別 な 事 情 がある 可 能 性 があると 判 断 し 取 得 日 数 不 明 として 集 計 から 除 外 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 (%) 制 度 あり 制 度 なし 注 ) 就 業 形 態 は 末 子 妊 娠 時 男 性 出 産 後 8 週 間 以 内 育 児 休 業 取 得 者 の 育 児 休 業 再 取 得 制 度 利 用 割 合 及 び 利 用 希 望 制 度 を 利 用 した 制 度 を 利 用 しなかったが 利 用 したかった 制 度 を 利 用 しておらず 利 用 したいとも 思 わなかった 制 度 を 利 用 したかった 制 度 を 利 用 したいと 思 わなかった わからない 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 32.4 17.6 11.8 11.8 8.8 17.6 出 産 後 8 週 以 内 に 育 児 休 業 について 制 度 あり 制 度 を 利 用 した と 回 答 した 男 性 サンプルで 集 計 (N=34) 利 い 利 な 用 用 い 希 で 割 き 望 合 て だ が 77 29.4%

少 子 化 社 会 対 策 大 綱 平 成 27 年 3 月 20 日 閣 議 決 定 ( 抄 ) 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 ( 略 ) Ⅲ 重 点 課 題 ( 略 ) (4) 男 女 の 働 き 方 改 革 を 進 める ( 男 性 の 意 識 行 動 改 革 ) 長 時 間 労 働 の 是 正 に 加 え 人 事 評 価 制 度 の 見 直 しなど 経 営 者 管 理 職 の 意 識 改 革 を 促 す また 男 性 が 出 産 直 後 から 育 児 を 行 えるよう 出 産 直 後 の 休 暇 取 得 の 促 進 など 実 効 性 の 高 い 方 策 を 推 進 する 別 添 1 施 策 の 具 体 内 容 1. 重 点 課 題 (4) 男 女 の 働 き 方 改 革 を 進 める 1 男 性 の 意 識 行 動 改 革 長 時 間 労 働 の 抑 制 及 び 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 企 業 経 営 者 等 の 意 識 改 革 イクボス や 子 育 て を 尊 重 するような 企 業 文 化 の 醸 成 男 性 の 育 児 休 業 の 取 得 促 進 出 産 直 後 からの 休 暇 取 得 を 始 めとする 男 性 の 子 育 て 目 的 の 休 暇 の 取 得 促 進 父 親 の 育 児 に 関 する 意 識 改 革 啓 発 普 及 男 性 の 家 事 育 児 の 促 進 別 添 2 施 策 に 関 する 数 値 目 標 項 目 目 標 (2019 年 度 末 /2020 年 ) 現 状 ( 大 綱 策 定 時 の 直 近 値 ) 男 女 の 働 き 方 改 革 (Ⅲ(4) 関 連 ) 男 性 の 配 偶 者 の 出 産 直 後 の 休 暇 取 得 率 ( ) ( ) 配 偶 者 の 出 産 後 2か 月 以 内 に 半 日 又 は1 日 以 上 休 み( 年 次 有 給 休 暇 配 偶 者 出 産 時 等 に 係 る 特 別 休 暇 育 児 休 業 等 )を 取 得 した 男 性 の 割 合 80% - 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 13%(2020 年 ) 2.03%(2013 年 度 ) 6 歳 未 満 の 子 どもを 持 つ 男 性 の 育 児 家 事 関 連 時 間 1 日 あたり2 時 間 30 分 (2020 年 ) 1 日 あたり67 分 (2011 年 ) 第 1 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 55%(2020 年 ) 38.0%(2010 年 ) 78

男 性 は 仕 事 女 性 は 家 庭 という 考 え 方 男 女 全 体 では 平 成 19 年 調 査 で 反 対 が5 割 を 超 えましたが 平 成 24 年 調 査 では 賛 成 が 上 回 りま した 平 成 26 年 調 査 では 反 対 が 増 加 し 過 半 数 となりました 男 性 は 平 成 21 年 調 査 で 反 対 が 賛 成 を 上 回 りましたが 平 成 24 年 調 査 では 再 び 賛 成 が 上 回 りま した 平 成 26 年 調 査 では 同 数 となっています 夫 は 外 で 働 き 妻 は 家 庭 を 守 るべきである といった 考 え 方 について 反 対 : 反 対 + どちらかといえば 反 対 賛 成 : 賛 成 + どちらかといえば 賛 成 0% 20% 40% 60% 80% 100% 昭 和 54 年 5 月 調 査 (N=8,239 人 ) 31.8 40.8 7.1 16.1 4.3 男 性 の 回 答 平 成 14 年 7 月 調 査 (N=3,561 人 ) 14.8 32.1 6.1 27.0 20.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平 成 16 年 11 月 調 査 (N=3,502 人 ) 12.7 32.5 5.9 27.4 21.5 平 成 14 年 (N=1,624) 17.2 34.1 6.7 24.1 18.0 平 成 19 年 8 月 調 査 (N=3,118 人 ) 13.8 31.0 3.2 28.7 23.4 平 成 16 年 (N=1,616) 14.6 35.1 7.0 25.0 18.3 平 成 21 年 10 月 調 査 (N=3,240 人 ) 平 成 24 年 10 月 調 査 (N=3,033 人 ) 10.6 12.9 30.7 38.7 3.6 3.3 31.3 27.9 23.8 17.2 平 成 19 年 (N=1,412) 平 成 21 年 (N=1,510) 平 成 24 年 (N=1,730) 15.9 11.9 13.3 34.8 3.1 26.2 34.0 3.1 30.4 41.8 3.8 25.2 20.0 20.7 15.8 平 成 26 年 8 月 調 査 (N=3,037 人 ) 12.5 32.1 6.0 33.3 16.1 平 成 26 年 (N=1,345 人 ) 14.2 32.3 7.0 32.0 14.5 賛 成 どちらかといえば 賛 成 わからない どちらかといえば 反 対 反 対 賛 成 どちらかといえば 賛 成 わからない どちらかといえば 反 対 反 対 出 典 平 成 26 年 以 外 : 男 女 共 同 参 画 社 会 に 関 する 世 論 調 査 ( 内 閣 府 ) 平 成 26 年 : 女 性 の 活 躍 推 進 に 関 する 世 論 調 査 ( 内 閣 府 )より 作 成 79

イクメンプロジェクト とは 積 極 的 に 育 児 をする イクメン 及 び イクメン 企 業 を 周 知 広 報 するプロジェクト(H22 年 度 から 実 施 ) イクメン 企 業 アワード や 参 加 型 の 公 式 サイトなどを 通 じて 男 性 の 育 児 休 業 取 得 に 関 する 社 会 的 な 気 運 の 醸 成 を 図 るとともに 企 業 及 び 個 人 に 対 し 育 児 と 仕 事 の 両 立 に 関 する 情 報 好 事 例 等 を 提 供 し 男 性 の 育 児 と 仕 事 の 両 立 の 促 進 を 図 る 平 成 27 年 度 主 な 活 動 予 定 企 業 経 営 者 や 人 事 担 当 者 を 対 象 としたセミナー 等 の 開 催 企 業 表 彰 イクボス 表 彰 の 実 施 イクメンプロジェクト 公 式 ホームページの 運 営 (H26 年 度 アクセス 数 約 69 万 件 ) イクメンプロジェクト 推 進 チームの 設 置 運 営 イクメン 企 業 アワード( 平 成 25 年 度 創 設 ) イクボスアワード( 平 成 26 年 度 創 設 ) 平 成 27 年 度 実 績 ( 応 募 総 数 62 社 ) グランプリ 2 社 社 会 福 祉 法 人 桔 梗 会 ( 群 馬 県 ) 大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 特 別 奨 励 賞 3 社 コネクシオ 株 式 会 社 東 京 急 行 電 鉄 株 式 会 社 株 式 会 社 ローソン イクメンプロジェクト イクメン 企 業 アワード とは 働 きながら 安 心 して 子 どもを 産 み 育 てることができる 労 働 環 境 の 整 備 推 進 を 目 的 として 男 性 従 業 員 が 育 児 と 仕 事 を 両 立 するための 企 業 のキラリと 光 る 取 組 に 着 目 し 表 彰 す る イクボスアワード とは 部 下 の 育 休 取 得 や 短 時 間 勤 務 等 に 際 し 業 務 を 滞 りなく 進 めるための 工 夫 をしつつ 自 らも 仕 事 と 生 活 を 充 実 させている 管 理 職 を 表 彰 する 平 成 27 年 度 実 績 ( 応 募 総 数 65 件 ) グランプリ 3 名 小 売 業 通 信 業 医 療 業 特 別 奨 励 賞 2 名 小 売 業 卸 売 小 売 業 数 値 目 標 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 :2.30%(2014 年 度 ) 10%(2017 年 度 ) 13%(2020 年 度 ) 第 1 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 :38%(2010 年 ) 55%(2017 年 ) 80

イクメン 企 業 アワード 2013 年 受 賞 企 業 1 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 1 イクメン 企 業 アワード2013 グランプリ 受 賞 花 王 株 式 会 社 所 在 地 : 東 京 都 中 央 区 業 種 : 製 造 業 従 業 員 数 : 約 6,100 人 多 様 な 人 材 が 活 躍 している 組 織 において 8 割 を 占 める 男 性 社 員 に 向 けた 仕 事 と 家 庭 的 責 任 の 両 立 に 対 する 意 識 変 革 は 重 要 であるという 認 識 の 下 様 々な 施 策 を 積 極 的 に 推 進 育 児 支 援 制 度 の 概 要 や 利 用 方 法 などを 詳 しく 掲 載 したパンフレットの 作 成 配 布 仕 事 と 生 活 の 両 立 支 援 特 別 月 間 (10 11 月 )の 集 中 キャンペーン 育 児 休 職 復 職 前 の 女 性 社 員 の 配 偶 者 向 けセミナー 育 児 中 の 男 女 社 員 の 懇 談 会 など 多 様 な 啓 発 活 動 を 継 続 して 実 施 意 思 決 定 プロセスのシンプル 化 会 議 運 営 の 効 率 化 等 を 全 社 テーマとし 部 門 ごとにアクションプランを 策 定 し 実 施 社 員 の 意 識 調 査 の 結 果 の 向 上 堅 調 な 業 績 に 寄 与 平 成 21 年 から 平 成 24 年 まで 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は35%~40%で 推 移 しており 平 均 取 得 期 間 も 平 成 24 年 度 は 約 11 日 間 と 着 実 に 伸 びている イクメン 企 業 アワード2013 グランプリ 受 賞 医 療 法 人 社 団 三 成 会 ( 南 東 北 春 日 リハビリテーション 病 院 ) 所 在 地 : 福 島 県 須 賀 川 市 業 種 : 医 療 福 祉 従 業 員 数 : 約 200 人 職 員 が 仕 事 と 家 庭 とを 両 立 させることができ 職 員 全 員 が 働 きやすい 環 境 をつくることにとって 全 ての 職 員 がその 能 力 を 十 分 発 揮 できる 法 人 となれるよう 取 組 を 推 進 職 員 アンケートで 男 性 の58%が 育 児 休 業 を 取 得 したいと 答 えたことから その 実 現 に 向 け トップダウンでの 推 進 会 議 個 別 面 談 での 勧 奨 育 児 休 業 支 援 手 当 の 支 給 要 件 として 感 想 文 の 提 出 を 付 し 育 児 休 業 者 の 感 想 文 を 社 内 報 に 掲 載 して 周 知 する 等 の 取 り 組 みにより 男 性 が 育 児 休 業 を 取 得 しやすい 職 場 風 土 を 醸 成 業 務 のマニュアル 化 や 簡 略 化 を 進 め リーダー 的 な 立 場 の 男 性 職 員 も 休 業 しやすい 環 境 づくりを 実 現 平 成 24 年 度 の 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 50%( 取 得 者 数 4 名 )と 増 加 傾 向 低 い 離 職 率 と 職 員 の 確 保 に 寄 与 81

イクメン 企 業 アワード 2013 年 受 賞 企 業 2 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 2 イクメン 企 業 アワード2013 特 別 奨 励 賞 受 賞 有 限 会 社 COCO-LO 所 在 地 : 群 馬 県 桐 生 市 業 種 : 医 療 福 祉 従 業 員 数 :55 人 業 務 を 効 率 的 に 進 める 方 法 や 会 議 時 間 の 短 縮 のコツなどの 社 内 勉 強 会 での 共 有 や 管 理 職 や 同 僚 からの 声 かけ 不 在 時 におけるiPhoneやiPadを 活 用 した 情 報 共 有 等 により 所 定 外 労 働 の 削 減 と 休 暇 を 取 りやすい 職 場 環 境 づくりを 実 現 ライフイベントに 応 じたさまざまな 休 暇 制 度 を 設 け お 互 い 様 風 土 の 醸 成 により 育 児 休 業 や パパ 産 休 ( 配 偶 者 の 出 産 時 等 の 休 暇 )の 取 得 が 容 易 に 離 職 率 低 下 や 人 材 の 確 保 売 上 高 向 上 などに 寄 与 イクメン 企 業 アワード2013 特 別 奨 励 賞 受 賞 ソフトバンクグループ 通 信 3 社 所 在 地 : 東 京 都 港 区 業 種 : 情 報 通 信 業 従 業 員 数 :17,428 人 家 族 のきずな 月 間 (10 月 ) 育 メンインタビュー( 育 児 中 の 男 性 社 員 に 仕 事 の 進 め 方 等 を 聞 きイントラネットで 公 開 ) パパのための 育 自 力 UP! 講 座 ( 男 性 社 員 向 けワークショップ) おやおや 倶 楽 部 (カウンセリングやコーチングの 有 資 格 者 による 自 発 的 な 活 動 )などの 多 彩 なイクメン 推 進 施 策 を 実 施 社 長 による 社 内 業 務 ペーパーゼロ 宣 言 等 により 積 極 的 に 業 務 改 善 に 取 り 組 み 社 員 のモチベーション 向 上 に 寄 与 イクメン 企 業 アワード2013 特 別 奨 励 賞 受 賞 第 一 生 命 保 険 株 式 会 社 所 在 地 : 東 京 都 千 代 田 区 業 種 : 保 険 業 従 業 員 数 :56,976 人 男 性 も 含 めたワーク ライフ バランス 推 進 に 取 り 組 むことを 社 長 の 考 えとして 社 内 外 へ 表 明 している 年 度 初 めに 全 管 理 職 あて 社 内 通 知 で 取 り 組 みを 指 示 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 目 標 を 担 当 部 署 の 数 値 目 標 として 設 定 毎 月 担 当 部 署 から 子 どもが 生 まれた 男 性 職 員 の 上 司 に 育 児 休 業 取 得 奨 励 文 書 を 送 付 育 児 休 業 制 度 の 解 説 と 取 得 事 例 等 を 掲 載 した 案 内 を 同 封 し 上 司 から 男 性 職 員 に 手 交 す る 等 の 取 組 を 実 施 82 離 職 率 低 下 や 職 員 満 足 度 調 査 の 向 上 に 寄 与

イクメン 企 業 アワード 2013 年 受 賞 企 業 3 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 3 イクメン 企 業 アワード2013 特 別 奨 励 賞 受 賞 明 治 安 田 生 命 保 険 相 互 会 社 所 在 地 : 東 京 都 千 代 田 区 業 種 : 保 険 業 従 業 員 数 : 約 43,000 人 育 児 休 職 取 得 対 象 の 男 性 職 員 および 所 属 長 あてに 育 児 休 職 の 取 得 を 個 別 に 勧 奨 しているほか 男 性 職 員 の 育 児 休 職 取 得 を 所 属 長 の 評 価 に 反 映 (ワーク ライフ バランスのさらなる 推 進 に 向 け 全 社 で 推 進 する ワーク ライフ バ ランスプログラム において 男 性 の 連 続 5 営 業 日 以 上 の 育 児 休 職 取 得 を 評 価 対 象 のひとつに 設 定 ) 育 児 休 職 の 取 得 等 男 性 職 員 の 育 児 参 加 の 好 事 例 を 社 内 ポータルサイトで 紹 介 しているほか 育 児 休 職 からのスムー ズな 復 職 を 支 援 する 復 職 応 援 セミナー を 配 偶 者 ( 夫 )も 参 加 できるよう 休 日 に 開 催 する 等 により 男 性 の 育 児 参 加 の 重 要 性 を 啓 発 イクメン 企 業 アワード2013 特 別 奨 励 賞 受 賞 株 式 会 社 リコー 所 在 地 : 東 京 都 中 央 区 業 種 : 製 造 業 従 業 員 数 :12,196 人 男 性 の 育 児 参 加 促 進 のため 経 営 トップ 層 からの 発 信 を 強 化 するとともに 部 門 への 取 組 推 進 を 徹 底 男 性 の 育 児 参 加 のメリット 休 業 取 得 にあたっての 留 意 点 等 を 情 報 提 供 し 育 児 休 業 者 の 体 験 談 を 発 信 制 度 利 用 の 不 安 解 消 に 努 めている 平 成 22 年 度 から 育 児 休 業 取 得 率 に 数 値 目 標 を 設 定 し 達 成 に 向 けた 促 進 活 動 を 継 続 して 実 施 ( 平 成 25 年 度 は 対 象 者 全 員 取 得 を 目 指 す) 従 業 員 の 意 識 調 査 の 結 果 向 上 などに 寄 与 83

イクメン 企 業 アワード 2014 年 受 賞 企 業 1 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 4 イクメン 企 業 アワード2014 グランプリ 受 賞 アース クリエイト 有 限 会 社 所 在 地 : 岐 阜 県 岐 阜 市 業 種 : 建 設 業 従 業 員 数 :22 人 従 業 員 家 族 の 気 持 ちを 十 分 くみ 取 り 働 きやすい 環 境 を 整 備 することを 責 務 とし 持 続 性 の 高 い 会 社 運 営 を 目 指 す 経 営 姿 勢 小 規 模 事 業 所 でかつ 男 性 従 業 員 が 多 い 建 設 業 でありながら これまでに 延 べ8 名 の 男 性 従 業 員 が 育 児 休 業 を 取 得 毎 月 営 業 本 部 長 が 個 人 目 標 を 基 に 個 人 面 談 をし 業 務 管 理 をしながら 同 時 に 家 族 状 況 等 も 把 握 し 必 要 に 応 じた 休 暇 の 取 得 等 を 促 進 しているほか 営 業 本 部 長 から 従 業 員 宛 文 書 による 休 暇 の 周 知 も 随 時 実 施 配 偶 者 出 産 時 の 特 別 休 暇 制 度 (2 週 間 )や 始 業 時 刻 の 繰 上 げ 繰 下 げ 制 度 等 制 度 の 充 実 両 立 支 援 の 取 組 が 契 機 となり 会 社 全 体 で 休 業 者 をフォローしあう 意 識 が 醸 成 されたことから 作 業 効 率 が 向 上 し 時 間 外 労 働 が 大 幅 に 減 少 (H19 年 度 年 平 均 300 時 間 H25 年 度 年 平 均 換 算 110 時 間 )するとともに 年 次 有 給 休 暇 取 得 率 は 大 幅 に 伸 長 (H19 年 度 20% H25 年 度 85%) イクメン 企 業 アワード2014 特 別 奨 励 賞 受 賞 昭 和 電 工 株 式 会 社 所 在 地 : 東 京 都 港 区 業 種 : 製 造 業 従 業 員 数 :5,133 人 ダイバーシティプロジェクト 内 に 働 き 方 を 変 えるチーム を 発 足 し 育 児 座 談 会 等 を 企 画 両 立 支 援 やワークライ フバランスに 関 する 従 業 員 ニーズを 把 握 し 施 策 につなげる 試 みを 展 開 男 性 の 育 児 休 業 取 得 キャンペーン パパキャン による 全 社 の 育 児 休 業 取 得 対 象 者 への 育 児 休 業 取 得 アピール( 上 司 を 経 由 した 対 象 者 への 周 知 等 ) 取 組 の 結 果 として 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 が 大 幅 に 増 加 (H20 年 19 人 H25 年 53 人 ) 84

イクメン 企 業 アワード 2014 年 受 賞 企 業 2 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 5 イクメン 企 業 アワード2014 特 別 奨 励 賞 受 賞 住 友 生 命 保 険 相 互 会 社 所 在 地 : 東 京 都 中 央 区 業 種 : 保 険 業 従 業 員 数 :42,109 人 業 務 効 率 化 の 取 組 とあわせて 時 間 に 関 する 意 識 改 革 を 実 行 具 体 的 には 全 職 員 に 対 して 毎 日 遅 くとも20 時 ま での 退 館 をPC 利 用 時 間 制 限 も 行 いながら 推 進 するとともに 休 暇 等 の 取 得 も 推 進 し 取 得 率 は 大 幅 に 上 昇 管 理 職 の 意 識 改 革 を 目 的 としたワークライフバランスに 関 する 講 演 会 の 定 期 的 な 開 催 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 増 加 に 取 り 組 み 結 果 として 取 得 者 が 大 幅 に 増 加 (H22 年 度 6 人 H25 年 度 39 人 最 長 取 得 日 数 77 日 ) イクメン 企 業 アワード2014 株 式 会 社 千 葉 銀 行 特 別 奨 励 賞 受 賞 所 在 地 : 千 葉 県 千 葉 市 業 種 : 金 融 業 従 業 員 数 :4,376 人 19 時 (いくじ)に 帰 ろう 月 間 の 設 定 や イクメン イクママ カエルみえる 化 キャンペーン の 実 施 (デスク 上 に 退 行 予 定 時 間 等 を 表 示 する 札 を 設 置 )により 早 期 退 行 しやすい 雰 囲 気 を 醸 成 するとともに 勤 務 時 間 の 短 縮 を 支 店 の 業 績 評 価 に 反 映 業 務 効 率 化 及 び 早 帰 り 推 進 委 員 会 を 設 置 し 顧 客 の 取 引 情 報 のシステム 入 力 項 目 を 見 直 すなど 業 務 の 抜 本 的 な 見 直 しを 実 施 早 帰 りを 実 践 している 支 店 の 取 組 を 行 内 報 や 行 内 ビデオニュースで 紹 介 するなどにより 社 員 の 時 間 管 理 の 意 識 が 向 上 イクメン 企 業 アワード2014 特 別 奨 励 賞 受 賞 日 本 生 命 保 険 相 互 会 社 所 在 地 : 大 阪 府 大 阪 市 業 種 : 保 険 業 従 業 員 数 :70,806 人 経 営 計 画 の 一 環 として 早 帰 り 運 営 各 種 休 暇 の 取 得 徹 底 効 果 的 効 率 的 な 働 き 方 の 徹 底 のための 取 組 を 展 開 するなど 会 社 を 挙 げての 取 組 育 児 休 業 取 得 のメリットを 明 確 にし 発 信 するとともに 仕 事 と 育 児 の 両 立 を 可 能 にするための 業 務 運 営 の 工 夫 につい ても 具 体 的 に 提 示 85 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 100%に 向 けた 取 組 により 男 性 の 意 識 改 革 が 進 むとともに 採 用 活 動 等 にも 好 影 響

イクメン 企 業 アワード 2014 年 受 賞 企 業 3 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 6 イクメン 企 業 アワード2014 特 別 奨 励 賞 受 賞 株 式 会 社 日 立 ソリューションズ 所 在 地 : 東 京 都 品 川 区 業 種 : 情 報 通 信 業 従 業 員 数 :9,590 人 事 業 部 門 ごとにダイバーシティ 推 進 ワーキンググループを 発 足 し 事 業 特 性 に 沿 った 働 き 方 の 見 直 しを 実 施 し 全 社 で 課 題 とノウハウを 共 有 ポジティブな 理 由 の 休 暇 を ポジティブ オフ と 名 付 け その 取 得 事 例 を ポジティブ オフ100 選 として 公 開 家 族 での 活 動 事 例 等 が 寄 せられ 休 暇 促 進 に 寄 与 男 性 の 両 立 支 援 制 度 の 利 用 者 が 増 えており 育 児 短 時 間 勤 務 はH25 年 度 13 名 が 取 得 (H24 年 度 3 名 ) 育 児 休 業 は1 年 以 上 の 長 期 取 得 者 も 存 在 イクメン 企 業 アワード2014 特 別 奨 励 賞 受 賞 株 式 会 社 丸 井 グループ 所 在 地 : 東 京 都 中 野 区 業 種 : 小 売 業 従 業 員 数 :6,104 人 各 所 属 において 業 務 の 流 れ 分 担 の 見 直 しによる 業 務 の 効 率 化 を 促 進 所 定 外 労 働 の 削 減 目 標 を 設 定 し 所 定 外 労 働 が 多 い 部 署 に 対 するヒアリングの 実 施 や 削 減 傾 向 にある 部 署 の 取 組 の 共 有 など 全 社 的 取 組 を 展 開 により 所 定 外 労 働 を 縮 減 H25 年 4 月 に 短 期 育 児 休 職 制 度 (1 歳 未 満 の 子 を 養 育 する 場 合 7 日 間 までは 有 給 )を 導 入 し これまでに 男 性 も20 人 が 利 用 (H26 年 9 月 末 現 在 ) 86

イクメン 企 業 アワード 2015 年 受 賞 企 業 1 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 7 イクメン 企 業 アワード2015 グランプリ 受 賞 社 会 福 祉 法 人 桔 梗 会 所 在 地 : 群 馬 県 沼 田 市 業 種 : 医 療 福 祉 従 業 員 数 :57 人 出 産 が 近 い 妻 がいる 男 性 職 員 には 管 理 職 から 育 児 休 業 取 得 を 促 し 育 児 参 加 しやすくなるよう 他 職 員 にも 管 理 職 から 協 力 を 呼 びかけ 中 堅 職 員 の 仕 事 を 分 散 し 情 報 の 共 有 化 を 図 るなど 業 務 改 善 に 取 り 組 み 担 当 職 員 の 不 在 時 でも 仕 事 がまわる 仕 組 みづくりを 推 進 行 政 主 催 のイクボス 研 修 を 活 用 し 管 理 職 のイクボス 養 成 を 実 施 育 児 休 業 の 有 給 化 年 休 の 時 間 単 位 取 得 など 小 規 模 な 企 業 ながら 制 度 を 整 備 H22 年 度 以 降 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は100%を 継 続 イクメン 企 業 アワード2015 グランプリ 受 賞 大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 所 在 地 : 大 阪 府 大 阪 市 業 種 : 保 険 業 従 業 員 数 :6,894 人 PCシャットダウン ビル 消 灯 (20 時 )と 連 動 した リミット20 など 所 定 外 労 働 削 減 の 徹 底 した 取 組 を 実 施 会 議 や 電 話 メールに 関 する 仕 事 のスリム 化 運 動 などの 業 務 改 善 を 実 施 在 宅 勤 務 制 度 やモバイル 端 末 の 活 用 など 仕 事 と 家 庭 が 両 立 できる 働 き 方 を 促 進 取 組 の 結 果 残 業 時 間 が 大 幅 に 削 減 ( 対 H20 年 度 比 残 業 時 間 55% 減 ) ワーク ライフ バランスの 充 実 が 社 員 の 就 業 意 欲 を 増 進 させ 生 産 性 が 向 上 し 業 績 も 向 上 上 司 の 意 識 改 革 指 導 力 向 上 を 目 的 とした ペア 研 修 の 実 施 や 両 立 支 援 ハンドブック の 提 供 育 児 休 業 取 得 者 の 体 験 談 の 紹 介 など 男 性 が 育 児 参 加 しやすい 環 境 醸 成 に 取 り 組 み 平 成 26 年 度 の 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 は100% を 達 成 87

イクメン 企 業 アワード 2015 年 受 賞 企 業 2 受 賞 企 業 における 特 徴 的 な 取 組 概 要 8 イクメン 企 業 アワード2015 特 別 奨 励 賞 受 賞 コネクシオ 株 式 会 社 所 在 地 : 東 京 都 新 宿 区 業 種 : 情 報 通 信 業 従 業 員 数 :4,828 人 業 務 効 率 化 総 労 働 時 間 削 減 に 向 け 働 き 方 改 善 プロジェクトを 実 施 業 務 の 棚 卸 しや 店 舗 オペレーションの 改 革 を 進 め 優 良 な 取 組 は 本 社 会 議 で 事 例 発 表 し 各 事 業 所 へ 水 平 展 開 することで ワーク ライフ バランス 推 進 にも 繋 げた 繁 閑 に 合 わせた 柔 軟 で 多 様 なシフト 運 用 と 有 給 休 暇 の 取 得 推 進 などにより 一 人 当 たりの 年 間 平 均 総 労 働 時 間 を 削 減 ( 対 H25 年 度 比 47 時 間 削 減 ) 育 児 休 業 の 取 得 促 進 に 向 け 対 象 者 とその 上 司 への 取 得 推 進 メールの 配 信 や 会 議 における 役 職 者 へ 啓 発 活 動 などの 取 組 を 行 い 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 が 増 加 イクメン 企 業 アワード2015 特 別 奨 励 賞 受 賞 東 京 急 行 電 鉄 株 式 会 社 所 在 地 : 東 京 都 渋 谷 区 業 種 : 運 輸 業 従 業 員 数 :4,267 人 中 期 経 営 計 画 の 重 点 施 策 として ワークスタイル イノベーション を 提 唱 し マネジメント 層 の 意 識 改 革 に 向 け 全 管 理 職 を 対 象 に イクボスセミナー を 開 催 フレキシブルな 勤 務 体 系 を 整 備 し 仕 事 とライフイベントを 両 立 できる 働 き 方 を 促 進 ワーク ライフ バランスの 推 進 により 直 近 3 年 間 に 入 社 した 総 合 職 の 離 職 率 は0% 育 児 休 業 の 有 給 化 ( 最 大 43 日 間 )や イクメンセミナー など 男 性 の 育 児 休 業 育 児 参 画 促 進 の 取 組 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 が 増 加 し 取 得 日 数 も 平 均 73 日 と 長 い イクメン 企 業 アワード2015 特 別 奨 励 賞 受 賞 株 式 会 社 ローソン 所 在 地 : 東 京 都 品 川 区 業 種 : 小 売 業 従 業 員 数 :3,723 人 イクメンキャンペーン や 社 内 公 認 部 活 動 イク Men 活 動 部 など 独 自 の 取 組 により 男 性 の 育 児 を 支 援 する 雰 囲 気 を 社 内 に 醸 成 管 理 職 を 対 象 とした 労 務 管 理 研 修 や 子 どもの 生 まれた 男 性 社 員 の 上 司 宛 てに 人 事 部 から 育 児 休 業 取 得 の 声 掛 け 依 頼 を 実 施 するなど マネジメント 層 にも 取 組 を 浸 透 上 記 取 組 のほか 育 児 休 業 を5 日 間 有 給 とする 制 度 の 導 入 (H26 年 度 )などにより 男 性 の 育 児 休 業 取 得 者 が 増 加 88

今 後 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 関 する 研 究 会 報 告 書 より ( 略 ) Ⅱ 各 論 ( 略 ) 3 男 性 の 子 育 てへの 関 わりを 可 能 とするための 環 境 整 備 (1) 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 ( 現 行 制 度 の 現 状 等 ) 共 働 き 家 庭 のみならず 専 業 主 婦 家 庭 の 男 性 でも 育 児 休 業 取 得 希 望 が 一 定 程 度 あり かつ 育 児 休 業 の 取 得 状 況 が 進 んでいない 現 状 があるため これを 改 善 する 必 要 がある また 前 回 平 成 21 年 の 法 改 正 によって 創 設 された 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 のための 各 種 制 度 (パパ ママ 育 休 プラス 出 産 後 8 週 以 内 に 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 の 再 度 取 得 の 特 例 )について ほとんど 知 られていないと 指 摘 されている さらに 男 性 が 職 場 の 雰 囲 気 を 理 由 として 育 児 休 業 を 取 得 しない 状 況 を 改 善 することが 必 要 であり そのた めには 上 司 を 含 め 職 場 に 対 して 育 児 休 業 取 得 を 言 い 出 しやすくすることが 必 要 である 89

( 今 後 の 対 応 の 方 向 性 ) 男 性 の 育 児 休 業 取 得 促 進 については 専 業 主 婦 家 庭 の 男 性 を 含 め 育 児 休 業 を 取 得 したいと 考 える 男 性 が その 置 かれた 状 況 に 応 じてどのような 時 期 に 育 児 休 業 を 取 得 すれば 妻 の 育 児 負 担 の 軽 減 ひい ては 継 続 就 業 再 就 業 にとって 効 果 的 か 等 について 具 体 的 な 情 報 を 提 供 すべきである また 前 回 平 成 21 年 の 法 改 正 によって 設 けられたパパ ママ 育 休 プラス 等 の 制 度 についても わかりやすく 周 知 を 行 うべ きである さらに 育 児 休 業 取 得 を 言 い 出 しやすくするためには 配 偶 者 が 出 産 した 男 性 職 員 に 対 して 上 司 が 育 児 休 業 の 取 得 計 画 書 の 提 出 を 求 めることなどにより 取 得 希 望 を 把 握 するようにすることが 効 果 的 と 考 え られ このような 取 組 が 進 む 方 策 を 検 討 すべきである また 事 業 主 による 育 児 休 業 の 取 得 を 理 由 とした 不 利 益 取 扱 は 禁 止 されていることを 周 知 徹 底 する 等 育 児 休 業 を 申 し 出 た 又 は 取 得 したことによって 事 業 主 管 理 職 職 場 の 同 僚 等 から 不 当 な 取 扱 を 受 ける ことのないよう 何 らかの 措 置 を 検 討 すべきである 加 えて 妻 の 出 産 後 8 週 間 以 内 の 期 間 は 産 後 休 業 の 期 間 にあたり 母 体 の 保 護 のためにも 当 該 期 間 に 夫 が 休 業 するニーズは 高 いと 考 えられ この 期 間 に 育 児 休 業 を 取 得 することを 推 進 することが 求 めら れる 現 に 育 児 を 目 的 とした 男 性 の 休 業 取 得 者 のうち 80.7%が 当 該 期 間 内 に 何 らかの 休 業 を 取 得 して いる したがって この 点 からも 前 述 の 妻 の 出 産 後 8 週 間 以 内 に 育 児 休 業 を 取 得 した 場 合 の 再 度 取 得 の 制 度 について 周 知 を 図 るべきである また 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 において 配 偶 者 の 出 産 直 後 の 男 性 の 休 暇 取 得 率 ( 出 産 後 8 週 間 以 内 に 半 日 又 は1 日 以 上 の 休 み( 年 次 有 給 休 暇 配 偶 者 出 産 休 暇 育 児 休 業 等 )を 取 得 した 男 性 の 割 合 )を2020 年 までに80%にする 目 標 が 掲 げられており この 達 成 に 向 け 政 府 全 体 で 社 会 的 な 機 運 の 醸 成 を 図 る 中 で 育 児 休 業 取 得 を 促 進 していくことが 求 められる 90

その 他 91

育 児 期 介 護 期 のテレワークについて 92

育 児 期 介 護 期 のテレワークという 働 き 方 についてどう 考 えるか 93

世 界 最 先 端 IT 国 家 創 造 宣 言 ( 平 成 27 年 6 月 30 日 ) 閣 議 決 定 世 界 最 先 端 IT 国 家 宣 言 ( 略 ) Ⅲ. 目 指 すべき 社 会 姿 を 実 現 するための 取 組 ( 略 ) 2.ITを 利 活 用 したまち ひと しごとの 活 性 化 による 活 力 ある 社 会 ( 略 ) (3) 雇 用 形 態 の 多 様 化 とワーク ライフ バランス( 仕 事 と 家 庭 の 調 和 )の 実 現 若 者 や 女 性 高 齢 者 介 護 者 障 がい 者 を 始 めとする 個 々 人 の 事 情 や 仕 事 の 内 容 に 応 じて クラウドなどの IT サービスを 活 用 し 外 出 先 や 自 宅 さらには 山 間 地 域 等 を 含 む 遠 隔 地 など 場 所 にとらわれない 就 業 を 可 能 と し 多 様 で 柔 軟 な 働 き 方 が 選 択 できる 社 会 を 実 現 するとともに テレワークを 社 会 全 体 へと 波 及 させる 取 組 を 進 め 労 働 者 のワーク ライフ バランスと 地 域 の 活 性 化 を 実 現 する このため 特 に 就 業 継 続 が 困 難 となる 子 育 て 期 の 女 性 や 育 児 に 参 加 する 男 性 介 護 を 行 っている 労 働 者 等 を 対 象 に 週 一 回 以 上 終 日 在 宅 で 就 業 する 雇 用 型 在 宅 型 テレワークにおける 労 働 者 にやさしいテレワーク 推 奨 モ デルを 産 業 界 と 連 携 して 支 援 し 2016 年 までにその 本 格 的 な 構 築 普 及 を 図 り 女 性 の 社 会 進 出 や 少 子 高 齢 化 社 会 における 労 働 力 の 確 保 男 性 の 育 児 参 加 仕 事 と 介 護 の 両 立 等 を 促 進 する ( 中 略 ) これらの 取 組 などにより 2020 年 には テレワーク 導 入 企 業 を2012 年 度 比 で3 倍 週 1 日 以 上 終 日 在 宅 で 就 業 する 雇 用 型 在 宅 型 テレワーカー 数 を 全 労 働 者 数 の10% 以 上 にし また こうした 取 組 も 含 めた 女 性 の 就 業 支 援 等 により 第 一 子 出 産 前 後 の 女 性 の 継 続 就 業 率 を55%(2009 年 においては38.0%) 25 歳 から44 歳 までの 女 性 の 就 業 率 を73%(2011 年 においては66.8%)まで 高 める 94

テレワークの 実 施 目 的 終 日 在 宅 勤 務 では 家 庭 生 活 を 両 立 させる 従 業 員 への 対 応 が 最 も 高 い 割 合 で50.9%である < 企 業 調 査 > 定 型 的 業 務 の 効 率 生 産 性 の 向 上 創 造 的 業 務 の 効 率 生 産 性 の 向 上 従 業 員 の 自 己 管 理 能 力 の 向 上 従 業 員 のゆとりと 健 康 的 な 生 活 の 確 保 従 業 員 の 移 動 時 間 の 短 縮 効 率 化 顧 客 満 足 度 の 向 上 企 業 イメージの 向 上 人 件 費 の 削 減 オフィスコストの 削 減 優 秀 な 人 材 の 雇 用 確 保 遠 隔 地 雇 用 による 人 件 費 の 削 減 家 庭 生 活 を 両 立 させる 従 業 員 への 対 応 高 齢 の 従 業 員 への 対 応 障 害 などのある 従 業 員 への 対 応 地 震 など 災 害 時 への 対 応 感 染 症 流 行 時 への 対 応 その 他 テレワーク 実 施 の 目 的 ( 複 数 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 14.0% 12.3% 9.7% 5.3% 16.3% 3.5% 3.9% 6.1% 0.0% 0.0% 5.2% 4.1% 8.8% 7.1% 4.5% 14.3% 3.5% 3.9% 4.1% 7.1% 7.0% 1.3% 4.1% 6.1% 12.3% 0.6% 5.3% 8.2% 11.0% 3.5% 4.1% 5.2% 8.2% 10.5% 12.9% 43.9% 44.9% 28.1% 27.7% 40.8% 22.4% 31.6% 36.7% 43.9% 55.1% 28.4% 22.8% 46.9% 50.9% 62.6% 61.9% 終 日 在 宅 勤 務 (N=57) 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 (N=49) モバイルワーク(N=155) 注 ) 本 調 査 におけるテレワークの 定 義 はP.97 参 照 出 典 : 平 成 27 年 5 月 情 報 通 信 機 器 を 利 用 した 多 様 な 働 き 方 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 JILPT 95

テレワークの 実 施 の 効 果 企 業 からみたテレワーク 実 施 の 効 果 として 回 答 割 合 が 高 かったのは 終 日 在 宅 勤 務 と 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 において 家 庭 生 活 を 両 立 させる 従 業 員 への 対 応 の 割 合 が 高 い < 企 業 調 査 > 定 型 的 業 務 の 効 率 生 産 性 の 向 上 創 造 的 業 務 の 効 率 生 産 性 の 向 上 従 業 員 の 自 己 管 理 能 力 の 向 上 従 業 員 のゆとりと 健 康 的 な 生 活 の 確 保 従 業 員 の 移 動 時 間 の 短 縮 効 率 化 顧 客 満 足 度 の 向 上 企 業 イメージの 向 上 人 件 費 の 削 減 オフィスコストの 削 減 優 秀 な 人 材 の 雇 用 確 保 遠 隔 地 雇 用 による 人 件 費 の 削 減 家 庭 生 活 を 両 立 させる 従 業 員 への 対 応 高 齢 の 従 業 員 への 対 応 障 害 などのある 従 業 員 への 対 応 地 震 など 災 害 時 への 対 応 感 染 症 流 行 時 への 対 応 その 他 テレワーク 実 施 の 効 果 ( 複 数 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 17.9% 20.1% 12.5% 11.0% 14.3% 7.1% 0.0% 10.2% 22.1% 7.1% 3.9% 12.2% 0.0% 1.8% 5.2% 0.0% 3.2% 3.2% 14.3% 23.2% 3.6% 3.2% 4.1% 5.2% 4.1% 7.1% 1.3% 0.0% 2.0% 10.7% 5.4% 6.5% 8.2% 3.6% 3.2% 4.1% 6.1% 7.1% 11.0% 28.6% 35.7% 54.5% 30.6% 32.7% 33.9% 35.7% 44.9% 58.4% 51.8% 44.9% 終 日 在 宅 勤 務 (N=56) 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 (N=49) モバイルワーク(N=154) 終 日 在 宅 勤 務 (N=56) 注 ) 本 調 査 におけるテレワークの 定 義 はP.97 参 照 出 典 : 平 成 27 年 5 月 情 報 通 信 機 器 を 利 用 した 多 様 な 働 き 方 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 JILPT 96

テレワークの 実 施 割 合 在 宅 勤 務 ( 終 日 在 宅 勤 務 もしくは 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 )とモバイルワークを 含 むテレワーク 全 般 の 実 施 割 合 を それぞれみると 在 宅 勤 務 で 会 社 の 制 度 として 実 施 の 割 は1.7% 上 司 の 裁 量 習 慣 として 実 施 を 含 む 割 合 は 5.6%であった < 企 業 調 査 > 出 典 : 平 成 27 年 5 月 情 報 通 信 機 器 を 利 用 した 多 様 な 働 き 方 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 JILPT 本 調 査 におけるテレワークの 定 義 < 企 業 調 査 > 電 子 メールや 携 帯 電 話 などの 情 報 通 信 手 段 が 利 用 できる 環 境 で 仕 事 をすることを 条 件 とし 情 報 通 信 技 術 を 活 用 した 場 所 と 時 間 に とらわれない 柔 軟 な 働 き 方 と 定 義 し その 上 で 以 下 の3つのタイプに 分 けて 尋 ねている A. 終 日 在 宅 勤 務 : 週 に1 日 以 上 終 日 在 宅 で 作 業 をする 働 き 方 B. 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 :1 日 の 勤 務 時 間 のうちの 一 部 を 在 宅 で 作 業 する 働 き 方 C. モバイルワーク: 電 話 連 絡 だけではなく 会 社 のサーバーにアクセルできる 環 境 で 施 設 に 依 存 せずにどこでも 仕 事 が 可 能 な 働 き 方 ( 営 業 職 など) < 従 業 員 調 査 > 所 属 している 勤 務 先 の 通 常 の 勤 務 場 所 以 外 で 仕 事 (Eメールなど 情 報 通 信 機 器 を 使 ったテレワーク) をすることと 定 義 づけている 97

テレワークの 実 施 部 門 テレワークは 様 々な 部 門 で 実 施 されている 一 方 その 実 施 割 合 は 様 々であり モバイルワーク は 営 業 で 比 較 的 高 い 割 合 となっている < 企 業 調 査 > テレワーク 実 施 該 当 部 門 ( 複 数 回 答 ) 100% 80% 77.2% 60% 40% 20% 27.3% 38.1% 11.9% 9.1% 28.3% 38.6% 38.1% 35.7% 35.7% 29.5% 28.6% 26.2% 25.0% 27.3% 22.8% 23.6% 18.1% 18.2% 18.2% 16.5% 14.3% 11.8% 7.1% 0% 営 業 販 売 サービス 研 究 開 発 設 計 企 画 調 査 広 報 情 報 処 理 経 理 会 計 人 事 労 務 総 務 その 他 終 日 在 宅 勤 務 (N=44) 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 (N=42) モバイルワーク(N=127) 終 日 在 宅 勤 務 (N=44) 注 ) 本 調 査 におけるテレワークの 定 義 はP.97 参 照 出 典 : 平 成 27 年 5 月 情 報 通 信 機 器 を 利 用 した 多 様 な 働 き 方 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 JILPT 98

テレワーク 実 施 の 課 題 は 多 岐 にわたっている テレワーク 実 施 の 問 題 課 題 < 企 業 調 査 > メリットが 明 確 でない 労 働 時 間 の 管 理 が 難 しい 進 捗 状 況 などの 管 理 が 難 しい 賃 金 額 の 決 定 が 難 しい 評 価 が 難 しい コミュニケーションに 問 題 がある 機 器 のコストがかかる 実 施 前 の 説 明 等 のコストがかかる 情 報 セキュリティの 確 保 に 問 題 がある 安 全 衛 生 管 理 が 難 しい 業 務 上 災 害 の 認 定 が 曖 昧 である 深 夜 割 増 賃 金 を 支 払 うことになる 勤 務 地 域 の 最 低 賃 金 を 適 用 できない その 他 特 にない テレワーク 実 施 の 問 題 課 題 ( 複 数 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1.8% 4.0% 8.0% 30.9% 40.3% 42.0% 36.4% 18.8% 26.0% 7.3% 3.4% 8.0% 14.0% 18.2% 12.8% 27.3% 12.1% 28.0% 10.0% 14.5% 25.5% 3.6% 4.0% 5.4% 27.3% 28.0% 42.3% 6.0% 7.3% 9.4% 7.3% 8.7% 10.0% 0.0% 0.0% 4.7% 0.0% 0.0% 0.0% 2.0% 5.5% 2.7% 21.8% 22.0% 22.8% 終 日 在 宅 勤 務 (N=55) 1 日 の 一 部 在 宅 勤 務 (N=50) モバイルワーク(N=149) 終 日 在 宅 勤 務 (N=55) 注 ) 本 調 査 におけるテレワークの 定 義 はP.97 参 照 出 典 : 平 成 27 年 5 月 情 報 通 信 機 器 を 利 用 した 多 様 な 働 き 方 の 実 態 に 関 する 調 査 結 果 JILPT 99

テレワークの 利 用 経 験 ( 労 働 者 調 査 ) 在 宅 勤 務 テレワークの 利 用 経 験 がある 割 合 は いずれも1~3% 程 度 と 低 い 水 準 である 利 用 希 望 は 特 に 女 性 正 社 員 で4 割 弱 と 高 い 在 宅 勤 務 テレワークの 利 用 経 験 利 用 意 向 注 ) 就 業 形 態 は 現 在 利 用 したことがある 制 度 あり 利 用 したいが 利 用 したことはない 利 用 したことがなく 利 用 したいとも 思 わない 制 度 なし 利 用 したい 利 用 したいと 思 わない わからない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 利 い 利 な 用 用 い 希 で 割 き 望 合 て だ が 男 性 正 社 員 (1500) 1.5 4.8 9.3 20.6 29.1 34.7 25.4% 2.9 女 性 正 社 員 (1000) 7.0 6.6 31.4 21.4 30.7 38.4% 1.1 女 性 非 正 社 員 (1000) 1.9 4.0 19.0 23.6 50.4 20.9% 調 査 対 象 年 齢 は 全 て20 歳 ~49 歳 男 性 正 社 員 末 子 が3 歳 未 満 の 正 社 員 職 員 女 性 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 正 社 員 職 員 女 性 非 正 社 員 末 子 が 小 学 校 就 学 前 の 非 正 社 員 職 員 出 典 :( 平 成 27 年 度 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 実 態 把 握 のための 調 査 三 菱 UFJリサーチ&コンサルティング) 100