1.トピック: 二 極 化 が 進 展 する 中 国 の 住 宅 市 場 回 復 の 色 を 増 す 中 国 の 住 宅 市 場 1 級 都 市 や 一 部 の 2 級 都 市 ではバブルの 恐 れも 3 級 都 市 などの 地 方 の 中 小 都 市 では 住 宅 市 場 の 回 復 ペースは 緩

みずほ 中 国 経 済 情 報 216 年 5 月 号 トピック 二 極 化 が 進 展 する 中 国 の 住 宅 市 場 中 国 の 住 宅 市 場 は 足 元 回 復 の 色 を 濃 くしているが 著 しい 二 極 化 が 進 展 しており 大 都 市 ではバブルが 懸 念 される 一 方 地 方 の 中 小 都 市 では 過 剰 在 庫 が 住 宅 市 場 の 回 復 の 重 し になっている 景 気 判 断 主 要 指 標 は 概 ね 減 速 4 月 はインフラ 投 資 の 一 服 などにより 投 資 の 伸 びが 縮 小 し たほか 小 売 の 伸 びも 鈍 化 するなど 景 気 の 減 速 傾 向 に 歯 止 めがかかっていない 状 態 一 方 豚 肉 高 騰 などからCP I 上 昇 率 は+2%を 超 える 推 移 が 続 いている

1.トピック: 二 極 化 が 進 展 する 中 国 の 住 宅 市 場 回 復 の 色 を 増 す 中 国 の 住 宅 市 場 1 級 都 市 や 一 部 の 2 級 都 市 ではバブルの 恐 れも 3 級 都 市 などの 地 方 の 中 小 都 市 では 住 宅 市 場 の 回 復 ペースは 緩 慢 住 宅 開 発 投 資 の 回 復 が 年 内 は 続 くも 過 去 よ りは 弱 いものに 中 国 の 住 宅 市 場 は 回 復 の 色 を 濃 くしている 214 年 11 月 に 始 まった 利 下 げ 215 年 に 入 り 実 施 されるようになった 住 宅 購 入 規 制 の 緩 和 を 追 い 風 に 215 年 4~6 月 期 には 住 宅 販 売 面 積 の 前 年 比 伸 び 率 がプラスに 転 じていたが 216 年 1~3 月 期 には 住 宅 販 売 価 格 住 宅 開 発 投 資 の 伸 びもプラス 圏 にまで 回 復 している( 図 表 1) 住 宅 販 売 面 積 の 伸 びも 更 に 高 まり 前 年 比 +35.6%にま で 上 昇 している ただし 住 宅 市 場 では 二 極 化 が 著 しく 進 展 している 都 市 別 に 新 築 住 宅 販 売 価 格 指 数 をみると 1 級 都 市 ( 北 京 上 海 広 州 深 圳 )や 一 部 の 2 級 都 市 などの 大 都 市 では バブル 懸 念 が 唱 えられるほど 価 格 が 高 騰 している( 図 表 2) なかでも 深 圳 の 価 格 高 騰 が 顕 著 であり 4 月 は 前 年 比 +62.4%も 価 格 が 上 昇 している こうした 状 況 を 受 けて 大 都 市 では 住 宅 販 売 価 格 の 高 騰 抑 制 を 狙 った 措 置 が 打 ち 出 されるようになっている 例 えば 216 年 3 月 には 上 海 では 2 軒 目 の 住 宅 購 入 者 のローンの 最 低 頭 金 比 率 が 3%から 5~7%に 引 き 上 げられた また 上 海 に 戸 籍 を 持 たない 住 民 に 対 する 住 宅 購 入 条 件 を 厳 しくするなどの 措 置 が 講 じられた 深 圳 でも 2 軒 目 の 住 宅 購 入 者 に 対 する 住 宅 ローンの 最 低 頭 金 比 率 を3%から4%に 引 き 上 げるなどの 対 応 がとられ た 2 級 都 市 である 蘇 州 では 住 宅 販 売 価 格 の 引 き 上 げ 幅 を 年 間 12% 未 満 に 抑 えさせるといった 措 置 も 打 ち 出 されている 加 えて 216 年 4 月 には 国 家 発 展 改 革 委 員 会 が 1 級 都 市 や 住 宅 価 格 の 上 昇 率 が 高 い 一 部 の 2 級 都 市 を 対 象 に 住 宅 建 設 用 地 の 供 給 を 増 やすとの 方 針 を 明 らかにしている 一 方 で 3 級 都 市 などの 地 方 の 中 小 都 市 では 住 宅 市 場 の 回 復 ペースは 緩 慢 なものにとどまっており 3 級 都 市 の 新 築 住 宅 販 売 価 格 の 戻 りは 緩 慢 である このように 住 宅 価 格 の 回 復 状 況 が 二 極 化 している 背 景 には 人 口 流 入 圧 力 の 弱 い 3 級 都 市 における 住 宅 ストックの 過 剰 感 が 強 く 住 宅 在 庫 の 調 整 が 進 ま ないことがある 1 級 都 市 では 住 宅 在 庫 の 調 整 が 進 展 し 仕 掛 在 庫 面 積 の 対 販 売 面 積 比 率 が 214 年 末 の 4.2 倍 から 215 年 末 には 3.7 倍 に 低 下 している が 3 級 都 市 では 同 比 率 が 同 期 間 に 4.8 倍 から 4.9 倍 に 上 昇 しており かつ 1 級 都 市 と 比 べて 水 準 も 高 い こうした 状 況 を 受 けて 中 国 指 導 部 は 215 年 12 月 開 催 の 中 央 経 済 工 作 会 議 で 216 年 の 主 要 任 務 の 一 つに 不 動 産 在 庫 の 解 消 を 掲 げ 戸 籍 改 革 など 農 民 工 の 都 市 定 住 促 進 策 を 講 じることで 地 方 の 中 小 都 市 の 在 庫 水 準 の 引 き 下 げを 図 ろうとしているほどだ 過 去 の 住 宅 販 売 面 積 価 格 の 伸 び 率 の 動 きをみると ともにプラスとなる 局 面 が 1 年 程 度 続 くことが 多 い そうした 局 面 では 住 宅 開 発 投 資 も 高 い 伸 び を 呈 す 傾 向 がある このサイクルに 照 らせば 年 内 は 住 宅 開 発 投 資 の 伸 びの 回 復 が 続 く 可 能 性 が 高 い ただし 地 方 の 中 小 都 市 の 在 庫 水 準 の 高 さ 1 級 都 市 などでの 投 機 抑 制 強 化 などから 判 断 して 住 宅 開 発 投 資 の 回 復 の 勢 いは 過 去 よりも 弱 いものにとどまるだろう ( 中 澤 彩 奈 ) 1 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 号 )

図 表 1 住 宅 販 売 面 積 価 格 投 資 の 推 移 8 7 住 宅 販 売 面 積 住 宅 開 発 投 資 住 宅 販 売 価 格 6 5 4 3 2 1 1 2 9 1 11 12 13 14 15 16 ( 年 ) ( 注 )グラフ 中 の 破 線 部 分 は 住 宅 販 売 面 積 価 格 がともに 前 年 比 プラスとなっている 期 間 を 示 す ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 CEIC Data より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 図 表 2 都 市 別 の 新 築 住 宅 販 売 価 格 (1 都 市 ) 3 25 1 級 都 市 2 15 2 級 都 市 1 5 5 3 級 都 市 1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 ) 1 級 都 市 : 北 京 上 海 広 州 深 圳 の 4 都 市 2 級 都 市 : 天 津 重 慶 杭 州 南 京 武 漢 瀋 陽 成 都 西 安 大 連 青 島 寧 波 蘇 州 長 沙 済 南 厦 門 長 春 ハルピン 太 原 鄭 州 合 肥 南 昌 福 州 の 22 都 市 3 級 都 市 : 上 記 以 外 の 74 都 市 ( 資 料 ) Wind より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 2 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

2. 概 況 : 主 要 指 標 は 概 ね 減 速 4 月 の 工 業 生 産 は 伸 びが 鈍 化 製 造 業 PMIは 2 カ 月 連 続 で 5 を 上 回 るも 小 幅 下 落 輸 出 金 額 の 伸 びはマイ ナスとなったが 数 量 ベ ースではプラスを 維 持 輸 入 の 伸 びはマイナス 幅 が 拡 大 貿 易 黒 字 は 前 年 比 拡 大 投 資 の 伸 びは 縮 小 小 売 の 伸 びも 縮 小 4 月 の 工 業 生 産 の 伸 びは 前 年 比 +6.%と 春 節 休 みの 反 動 などで 比 較 的 高 い 伸 びとなった 3 月 ( 同 +6.8%)から 鈍 化 した( 図 表 3) 業 種 別 にみると 鉱 業 の 伸 びが % 近 傍 まで 縮 小 したほか 製 造 業 の 伸 びもやや 鈍 化 した 製 造 業 の 内 訳 をみると 減 税 効 果 で 自 動 車 の 増 産 テンポが 加 速 する 一 方 で 過 剰 生 産 能 力 を 抱 える 鉄 鋼 の 伸 びが 29 年 4 月 以 来 のマイナスとなった 政 策 に よる 下 支 えと 構 造 調 整 が 同 時 に 進 んでいる 様 子 がうかがえる 4 月 の 製 造 業 PMI( 政 府 発 表 )は 2 カ 月 連 続 で 5 を 上 回 るも 5.1 と 3 月 から 小 幅 に 低 下 した( 図 表 4) 内 訳 をみると 新 規 受 注 生 産 入 荷 遅 延 雇 用 原 材 料 在 庫 指 数 すべてが 低 下 した とりわけ 雇 用 原 材 料 在 庫 は 5 を 大 きく 下 回 る 推 移 が 続 いている なお PMIの 参 考 指 数 である 完 成 品 在 庫 は 原 材 料 在 庫 を 上 回 る 低 下 傾 向 が 続 いており 在 庫 調 整 の 進 展 が 示 唆 される 4 月 の 財 新 版 製 造 業 PMIも 49.4 と 3 月 (49.7)から 小 幅 に 低 下 した 4 月 の 輸 出 ( 名 目 ドル 建 て)の 伸 びは 前 年 比 1.8%(3 月 : 同 +11.4%) とマイナスに 転 じた( 図 表 5) 品 目 別 では 機 械 設 備 電 子 電 機 製 品 (コンピ ュータ 通 信 機 等 )などが 押 し 下 げに 寄 与 した もっとも 4 月 の 輸 出 数 量 は 前 年 比 +6.9%と 3 月 より 伸 びが 鈍 化 したもののプラスを 維 持 している 輸 出 数 量 の 季 節 調 整 値 (みずほ 総 合 研 究 所 試 算 )は 1~3 月 期 に 比 べて 小 幅 に 上 向 いており 昨 年 来 の 輸 出 低 迷 に 歯 止 めがかかりつつある 4 月 の 輸 入 ( 名 目 ドル 建 て)の 伸 びは 前 年 比 1.9%(3 月 : 同 7.5%) と マイナス 幅 が 拡 大 した 輸 出 と 同 様 に 機 械 設 備 電 子 電 機 製 品 が 不 振 だっ た 国 別 では 米 国 日 本 からの 輸 入 の 落 ち 込 みが 加 速 したことに 加 えて EUからの 輸 入 の 伸 びがマイナスに 転 じた なお 水 増 し 疑 惑 が 指 摘 される 香 港 からの 輸 入 は 同 +23.5%と 3 月 ( 同 +116.5%)から 更 に 加 速 した そ の 増 加 寄 与 のほぼすべてが 宝 石 類 によるものであり 規 模 は 小 さいながらも 宝 石 購 入 を 通 じた 海 外 への 資 金 移 動 の 可 能 性 が 示 唆 される 4 月 の 貿 易 収 支 は 輸 入 金 額 の 前 年 比 減 少 幅 が 輸 出 金 額 の 減 少 幅 を 上 回 った ため 前 年 より 黒 字 幅 が 拡 大 し 456 億 ドルの 黒 字 となった 4 月 の 固 定 資 産 投 資 の 名 目 伸 び 率 は 前 年 比 +1.1%(3 月 : 同 +11.1%)と 縮 小 した( 図 表 6) 不 動 産 業 やインフラ 関 連 の 伸 びが 鈍 化 したためである 製 造 業 の 伸 びも 2 カ 月 連 続 で 縮 小 した 実 質 ベースでも 同 +14.%(3 月 : 同 +16.1%)と 減 速 した 4 月 の 社 会 消 費 品 小 売 総 額 は 前 年 比 +1.1%(3 月 : 同 +1.5%)と 伸 びが 縮 小 した( 名 目 値 図 表 7) 3 月 に 前 年 比 2 桁 増 と 急 伸 した 自 動 車 販 売 が 鈍 化 したことによるが そうした 一 時 的 な 動 きを 除 いても 年 明 け 以 降 小 売 はやや 勢 いを 欠 いている 実 質 ベースでも 4 月 の 伸 びは 同 +9.3%(3 月 : 同 +9.7%)と 鈍 化 した 3 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

図 表 3 工 業 生 産 図 表 4 製 造 業 PMI 14 12 1 8 6 58 56 54 52 5 製 造 業 PMI 生 産 新 規 受 注 輸 出 受 注 4 2 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 )1 2 月 は 1~2 月 累 計 値 を 利 用 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 48 46 44 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 )1. 春 節 などの 季 節 性 が 完 全 には 除 去 されていない 点 に 注 意 2. 213 年 からサンプル 数 が 83 社 から 3, 社 に 増 加 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 図 表 5 輸 出 輸 入 図 表 6 固 定 資 産 投 資 5 4 3 2 輸 出 輸 入 3 25 2 1 15 1 2 1 5 固 定 資 産 投 資 ( 実 質 ) 固 定 資 産 投 資 ( 名 目 ) 3 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 ) 名 目 ドルベース ( 資 料 ) 中 国 海 関 総 署 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 ) 年 初 来 累 計 額 および 年 初 来 累 計 前 年 比 をもとに 単 月 に 換 算 工 業 生 産 者 購 入 価 格 指 数 で 実 質 化 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 4 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

3.インフレ:CPIは 横 ばい PPIは 下 落 幅 縮 小 CPI 上 昇 率 は 3 カ 月 連 続 で+2% 超 だが コア は 安 定 PPIは 下 落 幅 の 縮 小 が 続 く 住 宅 価 格 は 前 年 比 上 昇 率 が 高 まる 不 動 産 販 売 面 積 の 伸 び は 加 速 4 月 の 消 費 者 物 価 指 数 (CPI)は 前 年 比 +2.3%(3 月 : 同 +2.3%)と 3 カ 月 連 続 で 同 率 の 伸 びとなった( 図 表 8) 野 菜 価 格 の 高 騰 がやや 緩 和 した ものの サービス 価 格 等 の 上 昇 率 が 高 まった また 豚 肉 価 格 は 同 +33.5% (3 月 : 同 +28.4%)と 伸 びの 上 昇 に 歯 止 めがかかっていない 一 方 食 品 エネルギーを 除 くコアCPIは 同 +1.5%と 214 年 2 月 以 降 同 +1.5% 近 傍 で 安 定 的 に 推 移 している 4 月 の 生 産 者 物 価 指 数 (PPI)は 前 年 比 3.4%(3 月 : 同 4.3%)と 4 カ 月 連 続 で 下 落 幅 が 縮 小 した 原 油 鉄 鉱 石 採 掘 など 鉱 業 部 門 のほか 石 油 製 品 の 下 落 幅 が 縮 小 したことによる その 他 国 際 市 況 の 回 復 や 自 動 車 向 け 需 要 の 持 ち 直 し 等 を 受 け 鉄 鋼 の 下 落 幅 が 215 年 12 月 の 同 2.8%から 4 月 の 同 2.4%まで 急 速 に 縮 小 した 4 月 の 新 築 住 宅 販 売 価 格 指 数 ( 主 要 7 都 市 平 均 )は 前 年 比 +4.1%( 推 計 3 月 : 同 +2.9%)と 4 カ 月 連 続 で 上 昇 率 が 高 まった( 図 表 9) 前 月 比 でも +1.%とプラス 幅 が 拡 大 した 前 年 比 で 価 格 が 上 昇 した 都 市 は 46 都 市 (3 月 は 4 都 市 ) 前 月 比 で 上 昇 した 都 市 は 65 都 市 (3 月 は 62 都 市 )と 価 格 回 復 が 幅 広 い 都 市 に 波 及 している 4 月 の 不 動 産 販 売 面 積 の 伸 びは 前 年 比 +44.1%(3 月 : 同 +37.7%)と 加 速 した オフィス 販 売 の 伸 びは 低 下 したものの 住 宅 や 商 業 施 設 販 売 の 伸 び が 拡 大 した 販 売 や 価 格 の 回 復 を 受 け 住 宅 開 発 投 資 の 回 復 も 勢 いが 増 して いる 4 月 の 不 動 産 開 発 投 資 の 伸 びは 同 +9.6%(3 月 : 同 +9.8%)と 小 幅 に 減 速 したが 住 宅 開 発 に 限 れば 同 +1.7%(3 月 : 同 +7.8%)と 21 カ 月 ぶ りに 前 年 比 2 桁 の 伸 びとなった ( 大 和 香 織 ) 4. 金 融 政 策 : 適 度 に 潤 沢 な 流 動 性 が 供 給 されている 状 態 預 金 残 高 マネーサプラ イは 高 水 準 の 伸 びを 維 持 人 民 元 貸 出 残 高 の 伸 び は 引 き 続 き 高 水 準 4 月 は 公 開 市 場 操 作 で 資 金 を 供 給 4 月 の 金 融 指 標 をみると 人 民 元 預 金 残 高 の 伸 びは 前 年 比 +12.9%と 3 月 ( 同 +13.%)からほぼ 横 ばい 推 移 となった マネーサプライ(M2)の 伸 び は 前 年 比 +12.8%と 3 月 ( 同 +13.4%)から 低 下 したが 引 き 続 き 216 年 の 目 標 値 ( 同 +13.% 前 後 ) 近 傍 で 推 移 した( 図 表 1) 4 月 の 人 民 元 貸 出 残 高 の 伸 びは 前 年 比 +14.4%と 引 き 続 き 高 水 準 となった (3 月 : 同 +14.7%) 一 方 人 民 元 新 規 貸 出 額 は 5,556 億 元 と 3 月 (1 兆 3,7 億 元 )から 大 幅 に 減 少 した( 図 表 1) 人 民 銀 行 は 人 民 元 新 規 貸 出 の 減 少 について 地 方 政 府 が 既 存 債 務 の 返 済 資 金 を 銀 行 からではなく 借 換 債 によ り 調 達 したためだと 説 明 した 銀 行 以 外 からの 資 金 調 達 も 含 む 社 会 融 資 総 額 の 増 加 額 も 7,51 億 元 と 3 月 (2 兆 4,4 億 元 )から 大 幅 に 減 少 した 上 述 の 人 民 元 貸 出 の 他 社 債 や 割 引 手 形 などを 通 じた 資 金 調 達 が 減 少 した 人 民 銀 行 の 公 開 市 場 操 作 による 流 動 性 調 節 については 4 月 はネットで 2,95 億 元 の 資 金 供 給 が 行 われた( 図 表 11) また 中 期 貸 出 ファシリティ (MLF)により ネットで 1,64 億 元 の 資 金 供 給 も 行 われた 5 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

図 表 7 社 会 消 費 品 小 売 総 額 図 表 8 CPI PPI 16 6 14 4 CPI PPI 12 2 1 8 6 4 2 社 会 消 費 品 小 売 総 額 ( 名 目 ) 社 会 消 費 品 小 売 総 額 ( 実 質 ) 2 4 6 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 ) 実 質 化 は 小 売 物 価 指 数 による 1 2 月 は 1~2 月 累 計 の 前 年 同 期 比 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 8 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 12 1 8 6 4 2 2 4 6 図 表 9 新 築 住 宅 販 売 価 格 前 年 比 ( 左 目 盛 ) 前 月 比 ( 右 目 盛 ) ( 注 ) 主 要 7 都 市 の 価 格 指 数 の 平 均 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 ( 前 月 比 %) 3. 8 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 16/1 2.5 2. 1.5 1..5..5 1. 1.5 2. 図 表 1 金 融 指 標 (1 億 元 ) 2,7 18 新 規 貸 出 ( 左 目 盛 ) 2,4 M2( 右 目 盛 ) 16 2,1 1,8 1,5 1,2 9 6 3 13/1 14/1 15/1 16/1 ( 注 ) 新 規 貸 出 は 人 民 元 の 新 規 貸 出 額 ( 資 料 ) 中 国 人 民 銀 行 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 14 12 1 8 6 4 2 6 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

5 月 の 公 開 市 場 操 作 はネ ットで 資 金 吸 収 に 4 月 下 旬 にかけて 人 民 元 高 傾 向 が 進 むも 足 元 は やや 元 安 方 向 に 上 海 総 合 指 数 は 5 月 初 旬 に 下 落 し 足 元 2,8 台 での 軟 調 な 推 移 が 続 く 不 良 債 権 デフォルト 事 例 が 増 加 5 月 は 公 開 市 場 操 作 によりネットで 2,1 億 元 の 資 金 吸 収 が 行 われた(5 月 27 日 時 点 ) 4 月 に 公 開 市 場 操 作 やMLFを 通 じて 潤 沢 な 資 金 が 供 給 されて いたこと 5 月 から 毎 月 月 初 に 担 保 補 完 貸 出 (PSL)が 政 策 銀 行 に 対 して 実 施 されるようになったこと(5 月 3 日 発 表 )などが その 背 景 にあると 推 察 さ れる インターバンク 金 利 は 安 定 しており 適 度 に 潤 沢 な 流 動 性 が 供 給 され ている 状 態 にある 対 ドル 人 民 元 レートは 米 利 上 げ 観 測 の 後 退 などを 背 景 に 4 月 半 ばにかけ て 人 民 元 高 が 進 展 するも 4 月 下 旬 にドル 高 人 民 元 安 傾 向 に 転 じた( 図 表 12) 5 月 に 入 ってからも 緩 やかなドル 高 人 民 元 安 傾 向 が 続 いている 人 民 銀 行 が 通 貨 バスケットの 安 定 を 重 視 する 中 円 ユーロなどの 他 通 貨 が 米 利 上 げ 観 測 の 再 度 の 高 まりを 背 景 に 対 ドルで 弱 含 んだことを 受 け 対 ドルで 人 民 元 安 が 進 行 しているとみられる この 流 れを 汲 み 5 月 25 日 には 対 ドルの 基 準 値 が 約 5 年 ぶりの 人 民 元 安 水 準 に 設 定 され 注 目 を 集 めた 上 海 総 合 指 数 は 4 月 入 り 後 3, 近 傍 で 推 移 していたが 5 月 6 9 日 の 2 日 間 で 大 きく 下 落 した 4 月 の 貿 易 統 計 が 弱 含 んだことに 加 え 景 気 刺 激 策 へ の 依 存 の 弊 害 を 強 調 する 当 局 関 係 筋 とみられるインタビュー 記 事 が 人 民 日 報 に 掲 載 され 政 策 期 待 が 弱 まったことが 嫌 気 された その 後 も 株 価 を 押 し 上 げるような 支 援 材 料 は 乏 しく 上 海 総 合 指 数 は 2,8 台 での 軟 調 な 推 移 を 続 けている( 図 表 13) 足 元 の 為 替 株 価 動 向 をみると 年 初 ほどの 急 落 をみせているわけではな いが 金 融 市 場 の 不 安 定 さにつながるリスクは 依 然 残 存 しているとみられる 商 業 銀 行 の 不 良 債 権 比 率 は 上 昇 傾 向 をたどっており 216 年 3 月 末 の 不 良 債 権 比 率 は 1.8% 要 注 意 債 権 まで 含 めると 5.8%まで 上 昇 している 国 有 企 業 などのデフォルト 事 例 の 増 加 を 背 景 に 低 格 付 け 社 債 を 中 心 に 社 債 スプレッ ドも 拡 大 基 調 にある 経 営 再 建 が 困 難 な 企 業 の 退 出 は 経 済 の 健 全 化 にとり 重 要 だが 国 有 企 業 に 対 する 暗 黙 の 政 府 保 証 が 急 速 に 外 れるとの 期 待 が 生 まれ システミックリスクにつながることがないか 注 視 が 必 要 だ ( 中 澤 彩 奈 ) 7 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

図 表 11 公 開 市 場 操 作 図 表 12 為 替 ( 億 元 ) 25, 2, 資 金 吸 収 資 金 放 出 ネット ( 元 /ドル) 5.9 6. 対 ドル 人 民 元 レート 基 準 値 15, 1, 5, 5, 1, 15, 元 高 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 元 安 6.6 変 動 幅 2, 25, 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 ( 注 ) 月 次 データ ( 資 料 ) 中 国 人 民 銀 行 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 6.7 15/1 15/4 15/7 15/1 16/1 16/4 ( 注 ) 日 次 データ 直 近 は 5 月 27 日 ( 資 料 ) 中 国 外 匯 交 易 中 心 Bloomberg CEIC Data より みずほ 総 合 研 所 作 成 (199 年 12 月 19 日 =1) 6, 5, 図 表 13 株 価 上 海 総 合 指 数 ( 左 目 盛 ) 実 績 PER( 右 目 盛 ) ( 倍 ) 6 5 4, 4 3, 2, 過 去 1 年 平 均 実 績 PER ( 右 目 盛 ) 3 2 1, 15/6 15/9 15/12 16/3 1 ( 注 ) 日 次 データ 直 近 は 5 月 27 日 ( 資 料 ) 中 国 人 民 銀 行 CEIC Data より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 8 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

巻 末 資 料 : 中 国 主 要 経 済 指 標 1 GDP 景 況 感 生 産 投 資 貿 易 系 列 単 位 214 215 15/4Q 16/1Q 2 月 3 月 4 月 実 質 GDP 前 年 比 % 7.3 6.9 6.8 6.7 名 目 GDP 年 初 来 累 計 兆 元 63.59 67.67 67.67 15.85 PMI 末 値 ポイント 49.7 5.2 49. 5.2 5.1 うち 新 規 受 注 ポイント 5.2 51.4 48.6 51.4 51. 工 業 付 加 価 値 生 産 額 ( 実 質 ) 前 年 比 % 8.3 6.1 5.9 5.8 5.4 6.8 6. うち 軽 工 業 前 年 比 % 8.3 6. 5.7 4.6 4.6 4.7 7.9 うち 素 材 前 年 比 % 9.1 8.6 8.1 8.1 7.8 8.5 8.1 うち 機 械 前 年 比 % 1.4 6.3 5.8 6.9 6.4 7.4 7.2 発 電 量 前 年 比 % 4.3 1.9 2.3 4.. 4. 1.7 工 業 製 品 在 庫 前 年 比 % 4.1.5.7. うち 軽 工 業 前 年 比 % 7.4 7.9 8.4 6.7 うち 素 材 前 年 比 % 1.9 1.9 1.6 2.4 うち 機 械 前 年 比 % 7.1 3.6 4. 3. 旅 客 輸 送 量 累 計 前 年 比 % 人 キロ 8.8 6. 6. 4.1 11.1 4.1 3.8 貨 物 輸 送 量 累 計 前 年 比 % トンキロ 9.9.5.5.1.2.1.9 固 定 資 産 投 資 年 初 来 累 計 兆 元 5.2 55.16 55.16 8.58 3.8 8.58 13.26 累 計 前 年 比 % 15.7 1. 1. 1.7 1.2 1.7 1.5 うち 不 動 産 累 計 前 年 比 % 7.9.2.2 5.6 4. 5.6. うち 第 一 次 産 業 累 計 前 年 比 % 33.9 31.8 31.8 25.5 34.3 25.5 21.7 うち 第 二 次 産 業 累 計 前 年 比 % 13.2 8. 8. 7.3 7.9 7.3 7.3 うち 製 造 業 累 計 前 年 比 % 13.5 8.1 8.1 6.4 7.5 6.4 6. うち 第 三 次 産 業 累 計 前 年 比 % 16.8 1.6 1.6 12.6 11.1 12.6 12.4 直 接 投 資 実 行 額 年 初 来 累 計 億 ドル 1,285 1,263 1,263 354 225 354 453 累 計 前 年 比 % 3.7 1.7 1.7 1.5.1 1.5 1.8 輸 出 億 ドル 23,423 22,735 6,12 4,639 1,261 1,68 1,728 前 年 比 % 6. 2.9 5.2 9.6 25.4 11.5 1.8 うち 対 米 前 年 比 % 7.5 3.5 3.7 9. 23.1 9. 9.3 うち 対 EU 前 年 比 % 9.7 3.9 3.4 7. 19.8 17.9 3.2 うち 対 日 前 年 比 %.5 9.2 7.7 5.9 2.1 9.3 11.8 うち 対 NIES ASEAN 前 年 比 % 2.8 2.8 2.7 1.1 27. 8.8 1.4 輸 入 億 ドル 19,592 16,8 4,374 3,382 935 1,31 1,272 前 年 比 %.5 14.3 11.7 13.5 13.8 7.6 1.9 うち 対 米 前 年 比 % 4.3 5.9 1.9 14.9 14.3 2.8 11.9 うち 対 EU 前 年 比 % 11.1 14.3 16.5 7.3 3.6 1.4 5.2 うち 対 日 前 年 比 %.5 12.3 11.5 8.2 6.3 3.1 6.7 うち 対 NIES ASEAN 前 年 比 % 1.6 7.7 4.9 7.4 9. 2.7 4.2 貿 易 収 支 億 ドル 3,831 5,935 1,745 1,257 325 299 456 ( 注 1) 工 業 付 加 価 値 生 産 額 は 211 年 より 事 業 所 得 2, 万 元 以 上 の 工 業 企 業 に 範 囲 が 変 更 ( 以 前 は 事 業 所 得 5 万 元 以 上 の 工 業 企 業 ) 国 家 統 計 局 は 範 囲 変 更 後 の 数 値 およびトレンドは 以 前 と 基 本 的 には 大 きく 変 わらないと 説 明 ( 注 2) 工 業 付 加 価 値 生 産 額 の 年 次 の 数 字 は 215 年 1 2 月 合 併 号 より 累 計 前 年 比 を 掲 載 (214 年 11 月 号 までは 軽 工 業 素 材 機 械 について は 四 半 期 の 数 字 を 単 純 平 均 ) ( 注 3) 工 業 付 加 価 値 生 産 額 の 第 1 四 半 期 の 数 字 は 1~3 月 の 累 計 前 年 比 を 掲 載 ( 注 4) 在 庫 の 数 字 は 政 府 公 表 前 年 比 を 掲 載 ( 注 5) 旅 客 輸 送 量 貨 物 輸 送 量 累 計 前 年 比 は 1 月 からの 累 計 前 年 比 を 掲 載 ( 注 6) 固 定 資 産 投 資 は 21 年 まで 都 市 のみ 211 年 より 農 村 の 企 業 事 業 組 織 による 投 資 を 含 む ( 注 7) 1 2 月 の 工 業 付 加 価 値 生 産 額 固 定 資 産 投 資 の 数 値 は 1~2 月 累 計 値 ( 注 8) 1 2 月 の 在 庫 の 数 値 は 1~2 月 累 計 値 ( 注 9) 実 質 と 明 記 しているもの 以 外 はすべて 名 目 値 ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 中 国 海 関 総 署 中 国 商 務 部 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 9 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

巻 末 資 料 : 中 国 主 要 経 済 指 標 2 消 費 物 価 金 融 為 替 株 価 財 政 系 列 単 位 214 215 15/4Q 16/1Q 2 月 3 月 4 月 消 費 者 信 頼 感 指 数 末 値 ポイント 13.7 1. 14.4 1. 11. 消 費 者 期 待 指 数 末 値 ポイント 15.8 13.4 16.9 13.4 14.7 社 会 消 費 品 小 売 総 額 兆 元 27.19 3.9 8.49 7.8 5.29 2.51 2.46 前 年 比 % 12. 1.7 11.1 1.3 1.2 1.5 1.1 一 定 規 模 以 上 小 売 店 販 売 額 前 年 比 % 9.3 7.8 8.7 8. 7.6 8.7 6.6 自 動 車 販 売 台 数 万 台 2,348.9 2,456.3 751.6 652.1 158.1 244. 212.2 前 年 比 % 7. 3.9 15.7 5.2.9 8.8 6.3 全 国 1 人 当 たり 可 処 分 所 得 累 計 前 年 比 % 1.1 8.9 8.9 8.7 n.a. n.a. n.a. 求 人 倍 率 末 値 倍 1.15 1.1 1.1 1.7 n.a. n.a. n.a. 消 費 者 物 価 指 数 前 年 比 % 2. 1.4 1.5 2.1 2.3 2.3 2.3 うちコア( 食 品 エネルギー 除 く) 前 年 比 % 1.6 1.6 1.5 1.4 1.3 1.5 1.5 うち 食 品 前 年 比 % 3.1 2.3 2.3 6.3 7.3 7.6 7.4 生 産 者 物 価 指 数 前 年 比 % 1.9 5.2 5.9 4.8 4.9 4.3 3.4 うち 生 産 財 前 年 比 % 2.5 6.8 7.6 6.4 6.5 5.7 4.5 うち 消 費 財 前 年 比 %..3.4.4.4.2.2 新 築 住 宅 販 売 価 格 指 数 ( 主 要 7 都 市 平 均 ) 前 年 比 % 2.6 3.8.4 1.9 1.9 2.9 4.1 マネーサプライ(M2) 末 値 兆 元 122.84 139.23 139.23 144.62 142.46 144.62 144.52 末 値 前 年 比 % 12.2 13.3 13.3 13.4 13.3 13.4 12.8 貸 出 残 高 末 値 兆 元 81.68 93.95 93.95 98.56 97.19 98.56 99.12 末 値 前 年 比 % 13.6 14.3 14.3 14.7 14.7 14.7 14.4 純 増 額 期 間 中 増 分 1 億 元 978 1228 182 461 73 137 56 預 金 末 値 兆 元 113.86 135.7 135.7 141.12 138.6 141.12 141.95 末 値 前 年 比 9.1 12.4 12.4 13. 13.3 13. 12.9 預 金 準 備 率 ( 大 手 ) 末 値 % 2. 17.5 17.5 17. 17.5 17. 17. 貸 出 基 準 金 利 (1 年 ) 末 値 % 5.6 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 4.35 オーバーナイトレポ 金 利 末 値 % 3.59 2.1 2.1 2.2 1.97 2.2 2.7 外 貨 準 備 高 末 値 億 ドル 38,43 33,34 33,34 32,126 32,23 32,126 32,197 対 ドル 人 民 元 レート 末 値 元 /ドル 6.2 6.48 6.48 6.45 6.55 6.45 6.47 対 円 人 民 元 レート 末 値 円 / 元 19.32 18.57 18.57 17.43 17.23 17.43 16.51 上 海 総 合 株 価 末 値 199/12/19=1 3,235 3,539 3,539 3,4 2,688 3,4 2,938 PER 末 値 倍 16. 17.6 17.6 15.1 13.5 15.1 14.8 株 式 時 価 総 額 ( 上 海 深 セン) 末 値 1 億 元 3,725 5,313 5,313 4,542 3,97 4,542 4,479 株 式 売 買 総 額 ( 上 海 深 セン) 1 億 元 7,439 25,559 5,573 3,21 783 1,343 1,146 財 政 収 入 累 計 前 年 比 % 8.6 8.4 8.4 6.8 6.5 6.8 9. 財 政 支 出 累 計 前 年 比 % 8.3 15.8 15.8 15.7 12.2 15.7 12.6 ( 注 1) 社 会 消 費 品 小 売 総 額 一 定 規 模 以 上 小 売 店 販 売 額 自 動 車 販 売 台 数 は 実 数 値 前 年 比 ともに 公 表 されているが 実 数 値 から 算 出 した 前 年 比 と 公 表 前 年 比 が 異 なる 場 合 がある ここでは 公 表 前 年 比 を 用 いている ( 注 2) 社 会 消 費 品 小 売 総 額 一 定 規 模 以 上 小 売 店 販 売 額 の 年 次 の 実 数 値 前 年 比 については それぞれ 年 初 来 累 計 値 累 計 前 年 比 を 掲 載 (214 年 11 月 号 までは 単 月 の 数 値 を 合 計 して 算 出 ) ( 注 3) 全 国 1 人 当 たり 可 処 分 所 得 は 1 月 からの 累 計 前 年 比 を 掲 載 ( 注 4) 1 2 月 の 社 会 消 費 品 小 売 総 額 一 定 規 模 以 上 小 売 店 販 売 額 の 数 値 は 1~2 月 累 計 値 を 掲 載 ( 注 5) 消 費 者 物 価 指 数 生 産 者 物 価 指 数 の 四 半 期 の 値 は 月 次 の 数 字 を 単 純 平 均 して 算 出 ( 注 6) マネーサプライ(M2)は 211 年 1 月 分 より 非 銀 行 金 融 機 関 の 銀 行 における 預 金 ( 例 えば 証 券 会 社 の 証 拠 金 口 座 )と 住 宅 積 立 金 を 範 囲 に 含 める この 範 囲 変 更 に 伴 い 211 年 1 月 以 降 は 実 数 値 から 算 出 した 前 年 比 と 公 表 前 年 比 が 異 なる ここでは 公 表 前 年 比 を 用 いる ( 注 7) 貸 出 残 高 伸 び 率 は 中 国 人 民 銀 行 発 表 の 前 年 比 ただし 28 年 11 月 から 29 年 11 月 および 211 年 1 月 以 降 は 公 表 前 年 比 と 実 数 値 から 算 出 した 前 年 比 が 異 なる ( 注 8) 預 金 伸 び 率 は 中 国 人 民 銀 行 発 表 の 前 年 比 ただし 211 年 以 降 は 公 表 前 年 比 と 実 数 値 から 算 出 した 前 年 比 が 異 なる ( 注 9) PERは 前 期 実 績 PER( 株 価 / 前 年 度 決 算 純 利 益 ) 例 年 5 月 に 基 準 が 改 定 されている ( 資 料 ) 中 国 国 家 統 計 局 中 国 自 動 車 工 業 協 会 中 国 人 力 資 源 社 会 保 障 部 中 国 人 民 銀 行 FRB 上 海 証 券 取 引 所 深 セン 証 券 取 引 所 中 国 財 務 部 より みずほ 総 合 研 究 所 作 成 1 みずほ 中 国 経 済 情 報 (216 年 5 月 )

216 年 5 月 31 日 発 行 アジア 調 査 部 主 任 エコノミスト 大 和 香 織 3-3591-1368 kaori.yamato@mizuho-ri.co.jp アジア 調 査 部 中 国 室 研 究 員 中 澤 彩 奈 3-3591-1413 ayana.nakazawa@mizuho-ri.co.jp 当 レポートは 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 商 品 の 勧 誘 を 目 的 としたものではあり ません 本 資 料 は 当 社 が 信 頼 できると 判 断 した 各 種 データに 基 づき 作 成 されておりますが その 正 確 性 確 実 性 を 保 証 するものではありません また 本 資 料 に 記 載 された 内 容 は 予 告 なしに 変 更 されるこ ともあります