1
2
3
2014 年 度 上 期 のコマツの 連 結 売 上 高 は 前 年 同 期 比 +1.9% 増 収 の9,425 億 円 営 業 利 益 は 前 年 同 期 比 +15.3% 増 益 の1,256 億 円 となりました 営 業 利 益 率 も+1.5ポ イント 改 善 し 13.3%となりました 純 利 益 は 前 年 同 期 比 1.0% 減 益 の779 億 円 となりました [ 各 セグメントの 状 況 ] 建 設 機 械 車 両 : 一 般 建 設 機 械 の 需 要 が 北 米 欧 州 などで 堅 調 に 推 移 するとともに 為 替 が 円 安 になったことが 寄 与 し 鉱 山 機 械 の 需 要 低 迷 や 中 国 の 需 要 減 少 を 補 い 売 上 高 は 前 年 同 期 比 で 微 増 となりました セグメント 利 益 も 物 量 が 減 少 したことによる 影 響 を 販 売 価 改 善 為 替 効 果 等 によ り 補 い 増 益 となりました 産 業 機 械 他 : 自 動 車 産 業 向 けを 中 心 に 板 金 鍛 圧 機 械 の 売 上 が 堅 調 に 推 移 し 前 年 同 期 比 増 収 増 益 になりました 本 日 の 取 締 役 会 において 今 年 度 の 中 間 配 当 を29 円 で 決 議 致 しました 4
為 替 レートは 1ドル:102.6 円 1ユーロ:139.3 円 1 元 :16.5 円 といずれも 前 年 同 期 に 比 べ 円 安 になりました 建 設 機 械 車 両 部 門 では 売 上 高 は 為 替 の 影 響 もあり 若 干 増 収 の8,436 億 円 となりまし た 建 設 機 械 車 両 部 門 のセグメント 利 益 は 前 年 同 期 比 +10.4%の1,167 億 円 となり セグメ ント 利 益 率 も+1.1ポイント 改 善 し 13.8%となりました 産 業 機 械 他 部 門 では 売 上 高 は 前 年 同 期 比 微 増 の1,024 億 円 となり セグメント 利 益 も 78 億 円 と 増 収 増 益 となりました その 他 の 営 業 収 益 では 2014 年 上 期 には 土 地 の 売 却 益 +34 億 が 含 まれており 前 年 同 期 より 大 きくプラスになっております 全 社 の 営 業 利 益 は 1,256 億 円 対 前 年 同 期 比 +167 億 円 の 増 益 営 業 利 益 率 で 13.3%と 改 善 いたしました その 他 の 収 益 では 逆 に 昨 年 度 に 投 資 有 価 証 券 売 却 益 等 が 入 っており 今 期 はマイ ナス 要 因 になっています 四 半 期 純 利 益 は 779 億 円 と 前 年 同 期 比 若 干 の 減 益 となりました 5
為 替 の 影 響 もありますが 営 業 利 益 率 は2012 年 度 第 3 四 半 期 を 底 に 改 善 傾 向 にあり ます 6
建 設 機 械 車 両 の 売 上 高 は 伝 統 市 場 である 日 本 北 米 欧 州 が 前 年 同 期 比 売 上 を 伸 ばしました アジアでは 最 大 市 場 のインドネシア タイ マレーシア 等 で 需 要 が 低 迷 する 中 フィリ ピンやミャンマーなどで 需 要 を 取 り 込 み 増 収 となりました 中 国 では 不 動 産 価 格 および 石 炭 価 格 の 低 迷 により 需 要 が 大 きく 減 少 し 減 収 となり ました CIS 及 びオセアニアでは 鉱 山 機 械 の 需 要 減 少 の 影 響 が 大 きく 減 収 となりました 全 体 では 前 年 同 期 比 +1.7% +141 億 円 の 増 収 です 伝 統 市 場 の 比 率 が44%に 増 加 しました 7
売 上 高 は136 億 円 の 増 収 ですが 内 容 としては 需 要 販 売 の 減 少 による 物 量 差 128 億 円 を 販 売 価 格 のアップ+40 億 円 と 為 替 の 円 安 効 果 +224 億 円 でカバーし ています セグメント 利 益 については 主 に 物 量 差 と 構 成 差 によるマイナスを 販 売 価 格 アップの 効 果 と 円 安 効 果 でカバーしています 8
産 業 機 械 他 部 門 では 自 動 車 業 界 を 中 心 とした 設 備 投 資 に 支 えられ 工 作 機 械 の 販 売 が 伸 長 したことから 売 上 高 は1,024 億 円 で 前 年 同 期 比 +2.8%の 増 収 となりまし た セグメント 利 益 は+30 億 円 の78 億 円 となり セグメント 利 益 率 も7.6%となりました 9
リテールファイナンス 子 会 社 の 総 資 産 は 北 米 等 における 新 規 取 扱 の 増 加 により 前 年 度 末 に 比 べ 約 +515 億 円 増 加 し 6,228 億 円 となりました 為 替 の 影 響 が 約 +290 億 円 含 まれており 実 質 は 約 225 億 円 の 増 加 です 収 入 については 横 ばいの270 億 円 となりました 税 引 前 利 益 は+2 億 円 増 益 の76 億 円 で 増 益 となりました 尚 チリにおいては 従 来 ファイナンス 事 業 とレンタル 事 業 を 一 つの 子 会 社 で 行 っており ましたが 今 般 ファイナンス 事 業 を 分 社 化 致 しました ついては 今 回 より チリのファ イナンス 子 会 社 で 行 っていたレンタル 事 業 の 資 産 収 益 の 数 字 を 遡 って 除 外 して 表 示 しております 資 産 の 修 正 額 は 2013 年 9 月 末 で233 億 円 2014 年 3 月 末 で241 億 円 減 額 しました また 収 益 の 修 正 額 は2013 年 上 期 で 収 入 で47 億 円 税 引 前 利 益 で0.3 億 円 減 額 しました 10
総 資 産 は 前 年 度 末 比 で +691 億 円 増 加 しましたが 為 替 の 影 響 が 約 +728 億 円 あり これを 除 けば 実 質 は 約 37 億 円 の 減 少 です 棚 卸 資 産 は +284 億 円 増 加 しましたが これも 為 替 の 影 響 +193 億 円 を 除 くと +91 億 円 の 若 干 の 増 加 です 借 入 金 社 債 は 303 億 円 減 少 しましたが 現 金 預 金 とネットしたベースでは 520 億 円 の 減 少 です 株 主 資 本 比 率 は 同 +1.8ポイント 増 の53.7%となりました ネット デット エクイティ レシオは0.32と 0.05ポイント 改 善 しました 11
12
建 設 機 械 車 両 部 門 において 鉱 山 機 械 本 体 の 売 上 が 期 初 想 定 を 上 回 っ ていることと 北 米 向 け 売 上 が 好 調 であることに 加 え 下 期 為 替 の 前 提 を1 米 ドル=105 円 1 元 =17 円 に 見 直 すことにより 今 後 の 先 行 きは 不 透 明 でありますが 業 績 予 想 を 上 方 修 正 致 します 建 設 機 械 車 両 部 門 の 売 上 高 は +480 億 円 上 方 修 正 し 1 兆 7,130 億 円 の 見 通 しです セグメント 利 益 も70 億 円 上 方 修 正 し 2,420 億 円 になる 見 込 みです 産 業 機 械 他 部 門 においては 売 上 高 は 若 干 下 方 修 正 して +5.2% 増 収 の 2,200 億 円 の 見 通 しとしますが セグメント 利 益 は 期 初 見 通 しより+30 億 円 多 い150 億 円 の 見 通 しです 配 当 金 については 当 初 予 定 通 りの 年 間 58 円 を 予 定 しております 13
為 替 の 前 提 を 見 直 し 下 期 の 想 定 レートをドルは105 円 元 は17 円 に 変 更 しまし た 想 定 より 強 い 鉱 山 機 械 本 体 売 上 と 好 調 な 欧 米 向 け 売 上 高 の 見 通 しを 増 額 しまし た 中 国 については 引 続 き 低 調 な 需 要 が 続 く 前 提 で 下 方 修 正 しました 全 体 では4 月 の 公 表 数 字 から+480 億 円 上 方 修 正 します しかしながら 鉱 山 機 械 市 場 新 興 国 市 場 は 厳 しい 状 況 が 続 いており 今 後 とも 状 況 を 良 くウォッチしていく 必 要 があります 伝 統 市 場 の 比 率 は45%まで 増 加 する 見 通 しです 14
前 年 からの 増 減 要 因 は 売 上 高 では 物 量 差 他 で 725 億 円 のマイナス 要 因 がある 一 方 為 替 差 で+333 億 円 のプラス 要 因 があり ネットで 392 億 円 の 減 収 とな る 見 通 しです セグメント 利 益 の 増 減 要 因 としては 物 量 差 他 で 326 億 円 固 定 費 差 で 64 億 円 価 格 差 で+75 億 円 更 に 円 安 影 響 による 為 替 差 の 益 が+314 億 円 あり ネッ トではほぼ 横 ばいとなる 見 通 しです 15
通 期 の 産 業 機 械 他 部 門 の 売 上 高 は 当 初 より 若 干 下 方 修 正 し 前 年 比 +5.2%の2,200 億 円 の 見 通 しです セグメント 利 益 は 想 定 より 高 く 推 移 しており 年 間 では150 億 円 となる 見 通 しです 大 型 プレス 等 の 板 金 鍛 圧 機 械 や 工 作 機 械 の 販 売 は 底 堅 く 推 移 してお ります 16
2014 年 第 2 四 半 期 の 世 界 需 要 は 第 1 四 半 期 に 引 続 き 前 年 同 期 比 5%の 減 少 の 見 込 みです 地 域 別 には 北 米 欧 州 中 近 東 などで 堅 調 であったものの 日 本 中 国 東 南 アジア 等 の 需 要 が 引 き 続 き 低 迷 しました 2014 年 度 通 期 の 需 要 は 4 月 公 表 時 には 全 体 では 前 年 比 ±0~ 5%の 見 通 しとしましたが 欧 州 が 想 定 を 上 回 る 一 方 中 国 東 南 アジアで 想 定 を 大 きく 下 回 り 現 在 のところ 全 体 では 3%~ 8%と 見 ております 17
2014 年 度 上 期 の 日 本 の 建 設 機 械 市 場 は レンタル 投 資 が 一 巡 し 需 要 は 前 年 同 期 比 12% の 見 込 みです 一 方 建 設 投 資 は 安 定 的 に 推 移 し 震 災 復 興 工 事 が 本 格 化 していることなどもあり 顧 客 マイン ドは 底 堅 い 状 況 が 続 いています 2014 年 度 の 需 要 は 前 年 比 15%~ 20%とみておりますが 期 初 予 想 より 若 干 上 回 る 見 通 しです 新 車 受 注 金 額 は 比 較 的 堅 調 に 推 移 しており 第 2 四 半 期 はプラスに 転 じ 上 期 累 計 ではほぼ 前 年 並 となりました 18
2014 年 度 第 2 四 半 期 の 需 要 は 前 年 同 期 比 +9% 増 加 の 見 込 みです 石 炭 を 中 心 とする 鉱 山 向 け 需 要 が 低 迷 した 一 方 住 宅 建 設 や 道 路 などのインフラ 分 野 向 けやレ ンタル 向 けに 需 要 が 増 加 しました 2014 年 度 の 年 間 の 需 要 見 通 しは 4 月 公 表 時 に±0%~+5%となる 見 通 しとしましたが +5%~+10% 程 度 になるものと 思 われます 但 し 現 在 の 北 米 の 需 要 水 準 は 過 去 と 比 較 して 既 に 高 い 水 準 にありますので 引 き 続 き 足 元 の 状 況 をよくウォッチしていきます 19
2014 年 度 上 期 の 需 要 は 主 要 市 場 のドイツ イギリスを 中 心 に 回 復 し 前 年 同 期 比 +14% 増 加 の 見 込 みです 2014 年 度 年 間 の 需 要 見 通 しは 4 月 公 表 時 には +2%~+7% 程 度 の 増 加 となる 見 通 しとしましたが +7%~ +12%の 伸 びとなる 見 込 みです 欧 州 経 済 については ドイツの 景 気 動 向 指 数 等 マクロ 経 済 的 に 減 速 を 示 す 兆 候 があり リスクを 感 じています 引 続 き 需 要 動 向 を 良 くモニターして 参 ります 20
第 2 四 半 期 の 需 要 は 前 年 同 期 比 30%と 第 1 四 半 期 の 22%から 更 に 悪 化 しました 鉄 道 建 設 などの 公 共 工 事 も 実 施 されていますが 不 動 産 価 格 および 石 炭 価 格 の 低 迷 により 需 要 は 大 きく 減 少 しています 2014 年 度 の 需 要 は 4 月 公 表 時 には 春 節 が 約 2 週 間 遅 くなる 影 響 も 含 めて 前 年 比 ±0~ 5%の 見 通 しとしましたが 25%~ 30% 程 度 になる 見 通 しです 21
第 2 四 半 期 の 東 南 アジアの 需 要 は 前 年 同 期 比 15% 上 期 では 22%の 見 込 みです 最 大 市 場 のインドネシアでは 鉱 山 機 械 の 需 要 が 低 迷 し 一 般 建 設 機 械 需 要 も 引 続 き 想 定 より 低 いレベルで 推 移 しています 2014 年 度 の 年 間 需 要 は 4 月 公 表 時 は±0~ 5%と 見 ましたが インドネシアだけでなく タイ マレーシアでも 想 定 を 下 回 る 需 要 で 推 移 しており 年 間 需 要 は 13%~ 18% 程 度 の 見 通 し です タイでは 新 政 権 が 大 規 模 なインフラ 投 資 プロジェクトを 発 表 したことから 需 要 の 回 復 期 待 はありま すが 建 機 需 要 に 効 果 が 出 てくる 時 期 はまだ 不 明 です 22
鉱 山 機 械 の 需 要 は 2012 年 第 3 四 半 期 から 前 年 同 期 比 でのマイナスが 継 続 していま す 第 1 四 半 期 の 需 要 実 績 は 35%でしたが 第 2 四 半 期 も 31%の 見 込 みです 鉱 物 の 生 産 量 は 安 定 しているものの 鉱 物 価 格 が 下 落 しており 鉱 山 機 械 の 新 車 需 要 は 厳 しい 環 境 が 続 いています 2014 年 度 通 期 の 需 要 予 想 は 4 月 公 表 時 に2000 台 としましたが 第 1 四 半 期 第 2 四 半 期 の 需 要 実 績 が500~600 台 レベルであったことから 年 間 では2200 台 程 度 対 前 年 で 34% 程 度 の 減 少 に 止 まると 見 ております 23
鉱 山 機 械 本 体 の 需 要 の 低 迷 により 鉱 山 機 械 の 四 半 期 売 上 高 は 2012 年 第 4 四 半 期 以 降 前 年 同 期 比 マイナスが 継 続 してきましたが 第 2 四 半 期 の 売 上 高 は 前 年 同 期 比 ほぼ 同 額 の1,187 億 円 となりました 2014 年 通 期 の 売 上 予 想 は 本 体 売 上 が 前 ページの 通 り 若 干 需 要 が 上 振 れすると 見 込 まれることから 4,570 億 円 と 予 想 します 部 品 売 上 は 想 定 に 対 して 引 き 続 き 厳 しい 状 況 が 継 続 していることから 通 期 の 売 上 予 想 についても 減 額 致 します 尚 今 回 の 資 料 から これまで 合 計 で 表 示 しておりました 本 体 と サービス 等 を 区 分 して 記 載 しております 24
第 2 四 半 期 の 部 品 売 上 高 は 前 年 同 期 比 +5% 伸 び 再 びプラスに 転 じました 3 四 半 期 連 続 で900 億 円 以 上 の 過 去 と 比 べて 高 いレベルが 続 いています 一 般 建 設 機 械 の 部 品 売 上 高 は464 億 円 と +5%の 伸 びでした 鉱 山 機 械 の 部 品 売 上 高 も 第 1 四 半 期 は 対 前 年 同 期 でマイナスとなりましたが 第 2 四 半 期 は 僅 かながらプラスに 戻 りました 資 源 の 生 産 は 大 手 顧 客 が 増 産 する 一 方 で 中 小 の 鉱 山 及 び 生 産 コストの 高 い 鉱 山 で 減 産 の 傾 向 があり 機 械 の 休 車 率 が 上 昇 している 鉱 山 も 散 見 されます コスト 削 減 のためにオー バーホール 時 期 を 遅 らせる 動 き 顧 客 及 び 独 立 系 代 理 店 での 部 品 在 庫 を 削 減 する 動 きも 続 いています 従 い 鉱 山 機 械 の 部 品 売 上 は 引 続 き 厳 しい 状 況 が 続 くと 見 ており 通 期 の 売 上 見 通 しも 下 方 修 正 いたします 但 し 一 般 建 設 機 械 の 売 上 見 通 しは 上 方 修 正 を 行 い 全 体 としては 若 干 の 下 方 修 正 となり ます 25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
鉱 山 機 械 新 車 の 工 場 出 荷 ベースの 受 注 と 売 上 の 指 数 推 移 を 示 しております グラフは 直 近 6ヶ 月 間 の 新 車 の 受 注 額 を 同 じく6ヶ 月 間 の 売 上 高 で 割 った 指 数 の 推 移 です 上 段 のコマツアメリカのダンプの 状 況 ですが 売 上 高 が 下 げ 止 ってきていることから 100%に 近 いレベルまで 戻 りました 中 段 のドイツで 製 造 する 超 大 型 の 油 圧 ショベルの 状 況 ですが 同 様 に 指 数 は 回 復 し 150%レベルです 下 段 の 日 本 で 製 造 するその 他 の 鉱 山 機 械 の 状 況 ですが 売 上 と 受 注 がほぼ 均 衡 して おります 全 体 の 指 数 としても 円 換 算 で100%レベルに 回 復 しました 35
産 業 機 械 の 受 注 と 売 上 の 指 数 の 推 移 を 示 しています グラフは 直 近 6ヶ 月 間 の 受 注 額 を 同 じく6ヶ 月 間 の 売 上 高 で 割 った 指 数 の 推 移 です コマツ 産 機 の 板 金 鍛 圧 事 業 の 受 注 の 状 況 ですが 引 き 続 き 自 動 車 メーカ 向 けの 大 型 プレスの 受 注 が 好 調 で 指 数 は150を 超 えております コマツNTCのワイヤーソー 以 外 の 受 注 と 売 上 の 指 数 は 受 注 は 横 ばいながら 出 荷 が 進 んでいることもあり 前 四 半 期 に 引 き 続 き 低 位 で 推 移 しています 36
37
38