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1 不 知 火 海 沿 岸 における 水 俣 病 に 係 る 損 害 賠 償 調 停 申 請 事 件 (1) 事 件 の 概 要 本 事 件 は 熊 本 県 から 鹿 児 島 県 にまたがる 不 知 火 海 の 沿 岸 の 漁 民 等 が チッソ 株 式 会 社 水 俣 工 場 からの 排 水 に 起 因 した 水 俣 病 に 罹 患 し これによって 精 神 上 及 び 財 産 上 の 損 害 を 被 ったとして チッソ 株 式 会 社 を 相 手 方 ( 被 申 請 人 )として 賠 償 金 の 支 払 等 を 内 容 とする 調 停 を 求 めたものである 現 在 の 調 停 手 続 では 水 俣 病 患 者 の 症 状 等 に 応 じ 患 者 グループとチッソ 株 式 会 社 との 間 の 補 償 協 定 に 定 められたA B Cの3ランクのいずれに 該 当 するかの 判 定 を 公 害 等 調 整 委 員 会 に 求 めることとした 患 者 について ランク 付 けを 行 い 各 ランクに 応 じ て 個 々 人 の 補 償 額 等 の 決 定 家 族 の 補 償 等 を 中 心 とした 調 停 を 行 っている(ランク 別 の 補 償 額 等 調 停 の 内 容 については 表 1-2-6 参 照 ) ( 注 ) 申 請 は 昭 和 46 年 12 月 24 日 以 降 平 成 22 年 度 末 までに617 件 ( 患 者 数 1,553 人 )となっ ている( 表 1-2-2) これらの 申 請 は 公 害 健 康 被 害 の 補 償 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 48 年 法 律 第 111 号 なお 同 法 の 施 行 ( 昭 和 49 年 9 月 1 日 ) 前 は( 旧 ) 公 害 に 係 る 健 康 被 害 の 救 済 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 昭 和 44 年 法 律 第 90 号 )) 及 び 水 俣 病 の 認 定 業 務 の 促 進 に 関 する 臨 時 措 置 法 ( 昭 和 53 年 法 律 第 104 号 )により 水 俣 病 と 認 定 された 患 者 又 はその 遺 族 からのものである( 表 1-2-3) ( 注 ) 水 俣 病 患 者 の 補 償 問 題 については 昭 和 48 年 3 月 20 日 熊 本 地 方 裁 判 所 において 原 告 勝 訴 判 決 があり チッソ 株 式 会 社 の 不 法 行 為 責 任 が 認 められ 症 度 等 に 応 じた 慰 藉 料 の 支 払 が 命 じられた また 昭 和 48 年 4 月 27 日 公 害 等 調 整 委 員 会 に 係 属 中 であった 調 停 申 請 について 30 人 の 患 者 とチッソ 株 式 会 社 との 間 の 調 停 が 成 立 した 調 停 内 容 は 慰 藉 料 については 熊 本 水 俣 判 決 と 同 様 の 金 額 としたほか 特 別 調 整 手 当 ( 年 金 )の 支 給 等 を 定 めている さらに 昭 和 48 年 7 月 9 日 訴 訟 や 調 停 によらず 同 社 と 直 接 交 渉 を 行 って 補 償 問 題 の 解 決 を 図 ろうとした 患 者 グループが 同 社 との 間 に 補 償 協 定 を 締 結 した 協 定 は 上 記 判 決 及 び 調 停 の 内 容 を 踏 まえ 患 者 へのA B Cの3ランクに 応 じた 補 償 に 加 え 患 者 の 医 療 及 び 生 活 保 障 のための 基 金 設 定 を 骨 子 としている 同 日 他 の 患 者 グループもそれぞ れ 同 じ 内 容 の 協 定 を 締 結 した その 後 更 に 幾 つかの 患 者 グループが 同 様 に 協 定 を 締 結 し ている 協 定 は それぞれのグループに 属 する 患 者 について 適 用 されるものであるが 協 定 締 結 以 降 に 認 定 された 患 者 についても その 希 望 に 応 じて 適 用 されることになっている (2) 事 件 の 処 理 経 過 昭 和 48 年 度 の 第 1 次 調 停 以 来 平 成 22 年 度 末 までに53 次 にわたる 調 停 を 実 施 し 606 件 ( 患 者 数 1,463 人 )について 調 停 が 成 立 した( 表 1-2-2) (3) 慰 藉 料 額 等 変 更 申 請 水 俣 病 事 件 の 調 停 の 成 立 した 患 者 のうち Bランク 及 びCランクの 生 存 者 の 場 合 には 調 停 条 項 の 中 に 将 来 申 請 人 の 症 状 に 第 1 項 の(1) 及 び(4)の 金 額 の 増 額 を 相 当 と するような 変 化 が 生 じたときは 申 請 人 は これを 理 由 として 調 停 委 員 会 に 対 し 当 該 金 額 の 変 更 を 申 請 することができるものとすること という 条 項 がある( 表 1-2 -6 (4) 調 停 調 書 の 例 参 照 )

第 1 次 調 停 以 降 の 調 停 成 立 者 のうちから この 調 停 条 項 に 基 づいてなされた 慰 藉 料 額 等 変 更 申 請 を 平 成 22 年 度 末 までに549 件 受 け 付 け 546 件 処 理 した 22 年 度 中 に 新 た に 受 け 付 けた 申 請 は3 件 で いずれも23 年 度 に 繰 り 越 された( 表 1-2-4 表 1-2 -5) (4) 調 停 調 書 の 例 Bランク 生 存 者 の 場 合 の 調 停 調 書 の 例 は 次 のとおりである なお Aランク 生 存 者 の 場 合 の 例 は 慰 藉 料 等 の 金 額 が 異 なること 第 3 項 及 び 第 4 項 ( 将 来 の 申 請 人 の 症 状 の 変 化 に 関 する 取 扱 い) 相 当 の 定 めがないことのほかは こ のBランクの 例 と 同 様 である また Cランク 生 存 者 の 場 合 の 例 は 慰 藉 料 等 の 金 額 が 異 なること 第 5 項 ( 家 族 の 慰 藉 料 支 払 ) 相 当 の 定 めがないことのほかは このBラン クの 例 と 同 様 である( 表 1-2-6) [Bランク 調 停 調 書 の 例 ] 平 成 年 ( 調 ) 第 号 調 停 調 書 ( 申 請 人 の 住 所 氏 名 ) 大 阪 市 北 区 中 之 島 3 丁 目 6 番 32 号 被 申 請 人 チッソ 株 式 会 社 上 記 代 表 者 代 表 取 締 役 ( 氏 名 ) 上 記 当 事 者 間 の 損 害 賠 償 調 停 申 請 事 件 について, 当 調 停 委 員 会 は, 平 成 年 月 日 時 分 水 俣 市 会 議 室 において 調 停 委 員 長 ( 氏 名 ) 調 停 委 員 ( 氏 名 ) 調 停 委 員 ( 氏 名 ) 列 席 し 第 1 回 調 停 期 日 を 開 いた 申 請 人 ( 氏 名 ) 被 申 請 人 代 理 人 ( 氏 名 ) 各 出 頭 上 記 期 日 において 明 確 にした 事 項 は, 次 のとおりである 申 請 人 が 調 停 を 求 めた 事 項 申 請 人 の 申 請 の 趣 旨 とするところは, 申 請 人 が 被 申 請 人 会 社 水 俣 工 場 の 排 水 に 起 因 した 水 俣 病 に 罹 り,これによって 精 神 上, 財 産 上 の 損 害 を 蒙 ったので,これに 関 する 紛 争 の 一 切 を 早 期 円 満 に 解 決 するため, 妥 当 な 賠 償 金 の 支 払 を 含 む 適 切 な 調 停 を 求 めるというにある 当 委 員 会 は, 双 方 の 主 張, 意 見 等 を 検 討 し, 事 実 の 調 査 をした 上, 申 請 人 に 対 し,その 精 神 的 苦 痛 のほか, 今 後 の 治 療 費, 過 去 及 び 将 来 の 逸 失 利 益, 症 状 とその 経 過, 年 齢, 職 業, 収 入,その 他 諸 般 の 事 情 を 斟 酌 して, 慰 藉 料 の 支 払 その 他 の 給 付 をさせる 調 停 案 を 作 成 し, 調 停 を 進 めたところ, 当 事 者 双 方 は, 調 停 案 を 受 諾 し, 別 紙 調 停 条 項 のとおり, 調 停 が 成 立 した 当 事 者 双 方 は,それぞれ, 本 調 書 の 記 載 が 相 違 ないことを 承 認 し, 署 名 押 印 した 申 請 人 ( 氏 名 ) 印 被 申 請 人 代 理 人 ( 氏 名 ) 印 平 成 年 月 日 公 害 等 調 整 委 員 会 調 停 委 員 会 調 停 委 員 長 ( 氏 名 ) 印 調 停 委 員 ( 氏 名 ) 印 調 停 委 員 ( 氏 名 ) 印 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局 審 査 官 ( 氏 名 ) 印 調 停 条 項 1 被 申 請 人 は, 申 請 人 に 対 し 申 請 人 本 人 の 水 俣 病 罹 患 について 損 害 賠 償 責 任 があることを 認

め, 以 下 各 項 に 定 める 金 員 の 支 払 をすること ⑴ 申 請 人 本 人 に 対 する 慰 藉 料 金 1,700 万 円 及 びこれに 対 する 昭 和 年 月 日 ( 以 下 認 定 申 請 日 という ) 以 降 平 成 年 月 日 まで, 内 金 1,600 万 円 に 対 する 同 月 日 以 降 同 年 月 日 まで, 内 金 1,100 万 円 に 対 する 同 月 日 以 降 同 年 月 日 まで, 内 金 600 万 円 に 対 する 同 月 日 以 降 同 年 月 日 まで, 内 金 100 万 円 に 対 する 同 月 日 以 降 支 払 済 み に 至 るまで,それぞれ, 年 5 分 の 割 合 による 遅 延 損 害 金 その 支 払 方 法 は, 元 金 内 金 100 万 円 については 平 成 年 月 日 支 払 済 みの 仮 払 金 100 万 円, 元 金 内 金 1,000 万 円 については 同 年 月 日 及 び 同 年 月 日 支 払 済 みの 仮 払 金 各 金 500 万 円, 元 金 内 金 500 万 円 については 同 年 月 日 支 払 済 みの 仮 払 金 540 万 円 の 内 金 500 万 円 をもって 充 当 することとし, 前 記 遅 延 損 害 金 中 金 40 万 円 については, 前 記 仮 払 金 540 万 円 の 内 金 40 万 円 をもって 充 当 することとし, 前 記 元 金 及 び 遅 延 損 害 金 の 残 額 について は, 平 成 年 月 日 限 り 申 請 人 方 に 送 金 して 支 払 うこと ⑵ 治 療 費 認 定 申 請 日 以 降 の 公 害 健 康 被 害 の 補 償 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 補 償 法 という )の 規 定 による 療 養 費 及 び 療 養 手 当 に 相 当 する 額 ⑶ 介 護 費 認 定 申 請 日 以 降 の 補 償 法 の 規 定 による 障 害 補 償 費 中 の 介 護 加 算 額 に 相 当 する 額 ⑷ 特 別 調 整 手 当 平 成 年 月 日 以 降 1 月 につき 金 9 万 2,000 円 の 割 合 による 額 ( 平 成 22 年 3 月 現 在 ) その 支 払 方 法 は, 毎 月 20 日 限 りその 月 分 を 申 請 人 方 に 送 金 して 支 払 うこと ただし, 平 成 年 月 分 までについては, 既 に 支 払 済 みの 仮 払 金 をもって 充 当 するものとするこ と ⑸ 葬 祭 料 患 者 である 申 請 人 が 将 来 死 亡 した 場 合 における 葬 祭 を 主 宰 する 者 に 対 する 葬 祭 料 とし て, 金 54 万 9,000 円 ( 平 成 22 年 3 月 現 在 ) その 支 払 方 法 は, 当 該 主 宰 者 より 請 求 があったとき 直 ちに 主 宰 者 に 送 金 して 支 払 うこ と 2 前 項 の(4) 及 び(5)の 金 員 については, 物 価 の 変 動 に 応 じ, 総 務 省 において 作 成 する 年 度 平 均 の 熊 本 市 消 費 者 物 価 指 数 を 用 い, 平 成 年 6 月 1 日 から 起 算 して2 年 を 経 過 した 6 月 1 日 ごとに,それぞれの 前 年 度 の 同 指 数 の 比 率 により 改 定 するものとし,その 中 間 の 年 の6 月 1 日 において, 前 年 度 の 同 指 数 が 前 々 年 度 のそれより5%を 上 回 った 場 合 におい ては, 当 該 時 期 において 改 定 するものとすること 上 記 改 定 額 に1,000 円 未 満 の 端 数 が 生 じたときは,これを1,000 円 に 切 り 上 げるものとす ること 3 将 来 申 請 人 の 症 状 に 第 1 項 の(1) 及 び(4)の 金 額 の 増 額 を 相 当 とするような 変 化 が 生 じたときは, 申 請 人 は,これを 理 由 として, 調 停 委 員 会 に 対 し, 当 該 金 額 の 変 更 を 申 請 す ることができるものとすること 4 前 項 の 規 定 により 金 額 が 変 更 された 場 合 においては, 被 申 請 人 は, 変 更 された 金 額 に 係 る 差 額 を 申 請 時 から 支 払 うものとすること 5 第 3 項 の 申 請 により 金 額 が 変 更 された 場 合 においては, 申 請 人 は, 調 停 委 員 会 に 対 し, 申 請 人 の 配 偶 者, 子 及 び 父 母 について, 申 請 人 の 水 俣 病 罹 患 による 同 人 らの 慰 藉 料 につ き,その 存 否 及 び 金 額 の 決 定 の 申 請 をすることができるものとすること 6 申 請 人 が 水 俣 病 により(その 余 病 若 しくは 併 発 症 又 は 水 俣 病 に 関 係 した 事 故 による 場 合 を 含 む ) 死 亡 したときは, 相 続 人 は, 申 請 人 本 人 の 慰 藉 料 につき, 申 請 人 の 配 偶 者, 子 及 び 父 母 は, 自 己 の 慰 藉 料 につき,それぞれ, 調 停 委 員 会 に 対 し,その 存 否 及 び 金 額 の 決 定 の 申 請 をすることができるものとすること 7 被 申 請 人 は, 水 俣 病 患 者 全 体 につき 保 護 を 要 する 患 者 の 収 容 施 設 の 整 備 拡 充, 治 療 及 び 訓 練 による 社 会 復 帰 の 促 進, 患 者 及 びその 家 族 に 対 する 授 産 及 び 職 業 あっせん 等 実 情 に 即 した 方 策 を 講 ずることによって, 患 者 及 びその 家 族 の 福 祉 の 増 進 に 寄 与 するよう 努 めるこ と 8 被 申 請 人 は, 将 来 における 公 害 発 生 の 防 止 のため, 水 俣 周 辺 海 域 の 浄 化 対 策 について, 関 係 省 庁, 地 方 公 共 団 体 に 協 力 してその 具 体 的 方 策 の 実 施 に 努 めるとともに, 関 係 地 方 公

共 団 体 との 間 に 締 結 された 公 害 防 止 協 定 は, 誠 実 にこれを 遵 守 履 行 すること 9 当 事 者 双 方 は, 本 調 停 によって 本 件 紛 争 の 一 切 を 解 決 したものとし, 以 後 互 いに 協 力 し て, 調 停 条 項 の 円 滑 な 実 施 に 努 めること 10 本 件 調 停 手 続 の 費 用 は, 被 申 請 人 の 負 担 とすること

表 1-2-2 水 俣 病 に 係 る 損 害 賠 償 調 停 申 請 事 件 の 処 理 状 況 区 分 受 付 終 結 未 済 年 度 件 数 患 者 数 件 数 患 者 数 件 数 患 者 数 昭 和 46 4 件 31 人 0 件 0 人 4 件 31 人 47 11 147 0 0( 3) 15 175 48 25 193 10(1) 106( 1) 29 261 49 8 28 21 172 16 117 50 42 259 24 253( 1) 34 122 51 54 117 40 131( 1) 48 107 52 62 206 32(1) 86( 1) 77 226 53 41 112 71(8) 161(81) 39 96 54 48 72 34 86( 1) 53 81 55 34 43 49 71 38 53 56 43 49 33 48 48 54 57 48 62 40 45 56 71 58 42 54 45(1) 55( 1) 52 69 59 31 41 40 53 43 57 60 31 39 38 49 36 47 61 31 38 44 57 23 28 62 21 21 28 33 16 16 63 14 14 18 18 12 12 平 成 元 5 5 12 12 5 5 2 13 13 9 9 9 9 3 2 2 10 10 1 1 4 1 1 1 1 1 1 5 1 1 1 1 1 1 6 0 0 1 1 0 0 7 0 0 0 0 0 0 8 0 0 0 0 0 0 9 0 0 0 0 0 0 10 0 0 0 0 0 0 11 0 0 0 0 0 0 12 2 2 1 1 1 1 13 0 0 1 1 0 0 14 0 0 0 0 0 0 15 0 0 0 0 0 0 16 0 0 0 0 0 0 17 0 0 0 0 0 0 18 0 0 0 0 0 0 19 1 1 1 1 0 0 20 0 0 0 0 0 0 21 0 0 0 0 0 0 22 2 2 2 2 0 0 計 617 1,553 606(11) 1,463(90) ( 注 ) ( ) 内 は 取 下 げ 等 の 外 数 である ( 資 料 ) 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局

表 1-2-3 年 度 別 水 俣 病 認 定 患 者 数 区 分 認 定 機 関 別 認 定 患 者 数 年 度 合 計 環 境 省 熊 本 県 鹿 児 島 県 昭 和 31~ 45 121 人 人 116 人 5 人 46 60 58 2 47 216 204 12 48 358 292 66 49 44 29 15 50 161 146 15 51 148 109 39 52 240 196 44 53 175 125 50 54 143 1 115 27 55 71 5 43 23 56 77 3 54 20 57 95 10 66 19 58 68 1 45 22 59 67 5 36 26 60 54 0 29 25 61 60 1 43 16 62 40 3 15 22 63 19 1 6 12 平 成 元 13 1 1 11 2 18 0 7 11 3 4 1 0 3 4 3 0 1 2 5 1 0 1 0 6 1 0 1 0 7 3 0 3 0 8 2 0 1 1 9 0 0 0 0 10 0 0 0 0 11 2 0 1 1 12 1 0 0 1 13 0 0 0 0 14 0 0 0 0 15 0 0 0 0 16 0 0 0 0 17 0 0 0 0 18 1 0 1 0 19 2 0 2 0 20 1 0 0 1 21 2 0 2 0 22 0 0 0 0 計 2,271 32 1,748 491 ( 注 ) 1 昭 和 31~45 年 度 の 期 間 は 昭 和 31 年 12 月 1 日 ~46 年 3 月 31 日 である 2 昭 和 31~45 年 度 の 期 間 の 認 定 患 者 数 は,( 旧 ) 公 害 に 係 る 健 康 被 害 の 救 済 に 関 する 特 別 措 置 法 施 行 以 前 の 県 条 例 等 により 判 定 された 死 亡 者 45 人 ( 熊 本 県 44 人, 鹿 児 島 県 1 人 )を 含 む ( 資 料 ) 環 境 省

表 1-2-4 水 俣 病 に 係 る 損 害 賠 償 調 停 申 請 事 件 関 連 の 慰 藉 料 額 等 変 更 申 請 の 処 理 件 数 区 分 年 度 受 付 終 結 未 済 昭 和 49 13 件 0 件 13 件 50 13 0 26 51 8 12 22 52 42 12 52 53 46 10 88 54 15 33 70 55 22 49 43 56 29 33 39 57 39 30 48 58 29 39 38 59 25 31 32 60 23 31 24 61 33 28 29 62 22 34 17 63 18 22 13 平 成 元 14 15 12 2 14 19 7 3 18 13 12 4 15 18 9 5 21 17 13 6 9 13 9 7 11 11 9 8 7 10 6 9 10 10 6 10 5 8 3 11 7 5 5 12 7 5 7 13 2 7 2 14 0 2 0 15 1 1 0 16 4 0 4 17 4 6 2 18 9 8 3 19 5 5 3 20 2 3 2 21 4 3 3 22 3 3 3 計 549 546 ( 資 料 ) 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局

表 1-2-5 平 成 22 年 度 に 係 属 した 水 俣 病 に 係 る 損 害 賠 償 調 停 申 請 事 件 関 連 の 慰 藉 料 額 等 変 更 申 請 一 覧 事 件 番 号 申 請 受 付 年 月 日 処 理 年 月 日 47 年 ( 調 ) 第 10 号 平 成 21. 8.21 平 成 22. 6. 7 58 年 ( 調 ) 第 7 号 22. 1. 4 22. 6. 7 57 年 ( 調 ) 第 52 号 22. 2.15 22.12. 3 62 年 ( 調 ) 第 16 号 22.11.12 52 年 ( 調 ) 第 8 号 22.11.26 計 3 件 58 年 ( 調 ) 第 7 号 22.12.27 計 6 件 (うち 平 成 22 年 度 受 付 3 件 ) ( 資 料 ) 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局

表 1-2 - 6 水 俣 病 ラ ン ク 別 補 償 額 等 一 覧 項 目 区 分 A ラ ン ク B ラ ン ク C ラ ン ク 備 考 1 慰 藉 料 水 俣 病 認 定 申 請 日 1, 8 0 0 万 円 1, 7 0 0 万 円 1, 6 0 0 万 円 か ら 年 5 分 の 遅 延 損 害 金 2 治 療 費 昭 和 48 年 7 月 9 日 以 降 同 49 年 8 月 31 日 ま で の ( 旧 ) 特 別 措 置 法 の 規 定 に よ る 医 昭 和 48 年 7 月 9 日 療 費 及 び 医 療 手 当 並 び に 同 年 9 月 1 日 以 降 の 補 償 法 の 規 定 に よ る 療 養 費 及 び 療 以 降 の 水 俣 病 認 定 養 手 当 に 相 当 す る 額 者 は 認 定 申 請 日 か ら 支 給 3 介 護 手 当 昭 和 48 年 7 月 9 日 以 降 同 49 年 8 月 31 日 ま で の ( 旧 ) 特 別 措 置 法 の 規 定 に よ る 介 護 手 当 に 相 当 す る 額 に 月 1 万 円 を 加 算 し た 額 及 び 同 年 9 月 1 日 以 降 の 補 償 法 の 同 上 規 定 に よ る 障 害 補 償 費 中 の 介 護 加 算 額 に 相 当 す る 額 4 特 別 調 整 (1) 2 年 ご と に 物 手 当 価 ス ラ イ ド ( た 昭 和 48.4.27~ だ し, 物 価 変 動 49.5.31 6 万 円 / 月 3 万 円 / 月 2 万 円 / 月 が 著 し い 場 合 は 49.6. 1~ 1 年 目 に も 改 定 ) 50.5.31 7 万 円 / 月 3 万 5, 0 0 0 円 / 月 2 万 4, 0 0 0 円 / 月 50.6. 1~ (2) 昭 和 48 年 4 月 51.5.31 8 万 5, 0 0 0 円 / 月 4 万 3, 0 0 0 円 / 月 3 万 円 / 月 27 日 以 降 の 水 俣 51.6. 1~ 病 認 定 者 は 認 定 52.5.31 9 万 4, 0 0 0 円 / 月 4 万 8, 0 0 0 円 / 月 3 万 4, 0 0 0 円 / 月 日 か ら 支 給 52.6. 1~ 53.5.31 1 0 万 2, 0 0 0 円 / 月 5 万 2, 0 0 0 円 / 月 3 万 7, 0 0 0 円 / 月 53.6. 1~ 54.5.31 1 1 万 円 / 月 5 万 6, 0 0 0 円 / 月 4 万 円 / 月 54.6. 1~ 56.5.31 1 1 万 4, 0 0 0 円 / 月 5 万 8, 0 0 0 円 / 月 4 万 2, 0 0 0 円 / 月 56.6. 1~ 58.5.31 1 2 万 9, 0 0 0 円 / 月 6 万 6, 0 0 0 円 / 月 4 万 8, 0 0 0 円 / 月 58.6. 1~ 60.5.31 1 3 万 5, 0 0 0 円 / 月 6 万 9, 0 0 0 円 / 月 5 万 1, 0 0 0 円 / 月 60.6. 1~ 62.5.31 1 4 万 2, 0 0 0 円 / 月 7 万 3, 0 0 0 円 / 月 5 万 4, 0 0 0 円 / 月 62.6. 1~ 平 成 元.5.31 1 4 万 5, 0 0 0 円 / 月 7 万 5, 0 0 0 円 / 月 5 万 5, 0 0 0 円 / 月 元.6. 1~ 3.5.31 1 4 万 6, 0 0 0 円 / 月 7 万 6, 0 0 0 円 / 月 5 万 6, 0 0 0 円 / 月 3.6. 1~ 5.5.31 1 5 万 7, 0 0 0 円 / 月 8 万 2, 0 0 0 円 / 月 6 万 円 / 月 5.6. 1~ 7.5.31 1 6 万 5, 0 0 0 円 / 月 8 万 6, 0 0 0 円 / 月 6 万 3, 0 0 0 円 / 月 7.6. 1~ 9.5.31 1 6 万 8, 0 0 0 円 / 月 8 万 8, 0 0 0 円 / 月 6 万 5, 0 0 0 円 / 月 9.6. 1~ 11.5.31 1 6 万 9, 0 0 0 円 / 月 8 万 9, 0 0 0 円 / 月 6 万 6, 0 0 0 円 / 月 11.6. 1~ 13.5.31 1 7 万 3, 0 0 0 円 / 月 9 万 1, 0 0 0 円 / 月 6 万 8, 0 0 0 円 / 月 13.6. 1~ 15.5.31 1 7 万 2, 0 0 0 円 / 月 9 万 1, 0 0 0 円 / 月 6 万 8, 0 0 0 円 / 月 15.6. 1~ 17.5.31 1 7 万 円 / 月 9 万 円 / 月 6 万 7, 0 0 0 円 / 月 17.6. 1~ 19.5.31 1 7 万 円 / 月 9 万 円 / 月 6 万 7, 0 0 0 円 / 月 19.6. 1~ 21.5.31 1 7 万 円 / 月 9 万 円 / 月 6 万 7, 0 0 0 円 / 月 21.6. 1~ 23.5.31 1 7 万 3, 0 0 0 円 / 月 9 万 2, 0 0 0 円 / 月 6 万 8, 0 0 0 円 / 月 ( 注 ) 上 記 表 中 ( 旧 ) 公 害 に 係 る 健 康 被 害 の 救 済 に 関 す る 特 別 措 置 法 ( 昭 和 44 年 法 律 第 90 号 ) は ( 旧 ) 特 別 措 置 法 と, 公 害 健 康 被 害 の 補 償 等 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 48 年 法 律 第 1 1 1 号 ) は 補 償 法 と そ れ ぞ れ 略 称 し た ( 資 料 ) 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局

項 目 区 分 A ラ ン ク B ラ ン ク C ラ ン ク 備 考 5 葬 祭 料 期 間 金 額 (1) 4の 備 考 (1) 昭 和 49.5.31まで 20 万 円 に 同 じ 49.6. 1 ~ 50.5.31 23 万 3,000 円 (2) 死 亡 時 の 金 額 50.6. 1 ~ 51.5.31 28 万 3,000 円 を 葬 祭 の 主 宰 者 51.6. 1 ~ 52.5.31 31 万 3,000 円 に 支 給 52.6. 1 ~ 53.5.31 33 万 9,000 円 53.6. 1 ~ 54.5.31 36 万 4,000 円 54.6. 1 ~ 56.5.31 37 万 5,000 円 56.6. 1 ~ 58.5.31 42 万 2,000 円 58.6. 1 ~ 60.5.31 44 万 1,000 円 60.6. 1 ~ 62.5.31 46 万 3,000 円 62.6. 1 ~ 平 成 元.5.31 47 万 1,000 円 平 成 元.6. 1 ~ 3.5.31 47 万 4,000 円 3.6. 1 ~ 5.5.31 50 万 8,000 円 5.6. 1 ~ 7.5.31 53 万 3,000 円 7.6. 1 ~ 9.5.31 54 万 3,000 円 9.6. 1 ~ 11.5.31 54 万 5,000 円 11.6. 1 ~ 13.5.31 55 万 7,000 円 13.6. 1 ~ 15.5.31 55 万 4,000 円 15.6. 1 ~ 17.5.31 54 万 6,000 円 17.6. 1 ~ 19.5.31 54 万 4,000 円 19.6. 1 ~ 21.5.31 54 万 2,000 円 21.6. 1 ~ 23.5.31 54 万 9,000 円 6 症 状 の 将 来, 症 状 に, 上 位 ランクに 変 更 することを 相 当 とす 見 直 し るような 変 化 が 生 じたときは, 調 停 委 員 会 に 対 し, 上 記 1 及 び4の 金 額 の 変 更 を 申 請 することができる 7 近 親 者 の 配 偶 者 等 の 慰 藉 料 につき,その 存 否 及 び 金 額 の 慰 藉 料 決 定 を, 調 停 委 員 会 に 申 請 できる 上 記 6により, 金 額 の 変 更 があったとき, 左 の 申 請 が できる 8 申 請 人 が 相 続 人 等 は, 死 亡 者 本 人 及 び 自 己 の 慰 藉 料 につき, 調 停 委 員 会 に 対 し,その 存 水 俣 病 に 否 及 び 金 額 の 決 定 の 申 請 をすることができる より 死 亡 したとき の 慰 藉 料 9 患 者 家 チッソ 株 式 会 社 は 収 容 施 設 の 整 備 拡 充, 治 療 及 び 訓 練, 授 産 及 び 職 業 のあっせ 族 の 福 祉 ん 等 の 方 策 を 講 ずることにより, 患 者 及 びその 家 族 の 福 祉 増 進 に 寄 与 するよう 対 策 努 める 10 公 害 防 止 チッソ 株 式 会 社 は 水 俣 湾 浄 化 対 策 を 含 めた 原 状 回 復 措 置 についての 具 体 的 方 策 対 策 の 早 期 実 現 に 努 め,これについての 責 任 を 負 担 するとともに, 既 に 締 結 された 公 害 防 止 協 定 は, 誠 実 にこれを 遵 守 履 行 する 11 調 停 手 続 チッソ 株 式 会 社 の 負 担 費 用 ( 資 料 ) 公 害 等 調 整 委 員 会 事 務 局