DICOM 接 続 に 関 わる 事 例 と その 解 釈 について 2009 年 月 JIRA システム 部 会 DICOM 委 員 会 1. 概 要 医 用 機 器 相 互 の 接 続 方 法 としてデファクト 標 準 となっている DICOM であるが 規 格 の 複 雑 さや 曖 昧 さ 更 には 装 置 に DICOM 機 能 を 実 装 する 各 社 の 規 格 へ の 理 解 のばらつきなどから 現 実 にはうまくつながらない 例 も 見 られる 本 書 では JIRA DICOM 委 員 会 が 収 集 した DICOM 接 続 に 関 わる 実 例 を 基 にその 原 因 を 分 類 した またあるべき 姿 についてもいくつか 言 及 している 2. 事 例 の 収 集 方 法 DICOM 委 員 会 メンバー( 医 用 機 器 のユーザおよびベンダ)が 日 ごろの 業 務 で 体 験 した DICOM 接 続 に 関 する 問 題 実 例 を 募 集 した 個 々の 事 例 についてはで きるだけ 詳 細 な 情 報 の 提 供 もお 願 いしたが 集 まった 事 例 の 内 容 の 詳 細 さにはかなりのばらつきがあった 3. 事 例 の 解 析 方 法 DICOM 委 員 会 の 中 に 事 例 解 析 サブワーキンググループを 設 置 し 資 料 の 回 覧 という 形 式 でコメントを 蓄 積 し 最 終 的 に 本 紙 にまとめた
. DICOM 接 続 に 関 わる 事 例 と その 解 析 結 果 原 因 の 分 類 1: 規 格 違 反 2: 規 格 に 定 義 されていない 3: 実 装 ベンダの 規 格 理 解 に 起 因 する 問 題 : 装 置 機 能 の 問 題 5: システム 運 用 設 計 の 問 題 番 号 事 例 説 明 想 定 される 原 因 コメント 原 因 の 分 類 1 MWL のレスポンスを 解 析 できなかった MWL の Scheduled Protocol MWL の 標 準 規 格 にない 本 件 を 対 応 させるためには 2 Code Sequence (000,0008)に, タグの 使 用 必 要 な 属 性 な (000,0008)のテンプレートを 拡 Film Size ID (2010,0050)や Number of Films (2100,0170) などの 私 的 属 性 を 使 用 してい た ら 規 格 として 正 式 に 追 加 すべきではないか Film を Viewer からプリ ントするケースがあるた め 1 枚 に 2 撮 影 分 の 画 像 を 入 れると 矛 盾 が 発 生 す るケースが 存 在 する 張 し JJ に 対 応 させる 必 要 があ る (TID15200 JJ1017 テンプレ ートを 拡 張 して フイルムサイズ や 枚 数 の 名 称 コードと 値 の 対 で 表 す ) 2 MWL 通 信 時 カナ 氏 名 の 姓 名 の 区 切 りに ^ ユーザ 側 で DICOM で 規 定 さ 旧 ACR-NEMA 規 格 の 名 ユーザに ^ を 入 力 させるの 1 文 字 をセットしたが A 社 のモダリティで 表 示 できなかった 仕 方 なく 特 別 に 区 切 り 文 字 に 半 角 スペースをセットして 対 応 した れている"^"の 記 号 を 入 れない ようにして 欲 しいと 複 数 の 病 院 で 言 われた 経 験 がある 残 と 思 われる は 好 ましくない 単 純 に ^ と 空 白 を 置 換 できないので 姓 名 ごとの 入 力 欄 が 必 要 となる 符 号 化 と 表 示 を 分 ける 必 要 もあ る 3 モダリティのコンソール 上 で 見 た 画 像 の 並 び と PACS で 見 た 画 像 の 並 びが 異 なるのでク レームまではいかないが 何 とかならないか 単 純 に Series Instance UID で 画 像 を 分 けたのでは 本 来 観 たい 形 ではない 場 合 がある シリーズと 言 う 概 念 が 曖 昧 そもそも 明 確 な 定 義 が 無 い データ 作 成 時 の 整 列 順 と 表 示 の 順 序 は 別 の 概 念 が 必 要 である 自 動 化 が 出 来 ず 技 師 が 表 示 順 5
と 言 われることがある 画 像 並 びを どの 情 報 を を 指 定 して 対 応 している 場 合 があ 元 に 行 うかの 問 題 であり る DICOM の 問 題 ではない モダリティによっては 並 べ 方 がことなる それらの 全 てのパターンに 対 応 す るのは 難 しい 本 件 については シリーズ の 概 念 を 明 確 にするなど 規 格 の 整 備 が 必 要 と 思 わ れる 通 信 時 のポート 番 号 の 指 定 方 法 がベンダーに 関 連 する 複 数 のサービスにお 実 装 方 法 に 関 して IHE ではアクタ 毎 にポートと 3 より 異 なる いて 自 社 の 製 品 では 異 なるポ DICOM 規 格 に 明 記 されて AET を 指 定 可 能 なように 仕 様 さ ート 番 号 が 設 定 できる 仕 様 だ いないため 自 社 の 都 合 で れている が 各 サービスにおいて 同 一 ポ 作 成 してしまった ートでしか 通 信 できない 仕 様 このような 事 例 に 対 応 する であった 関 連 する 複 数 のサー には ポート 番 号 を ビスにおいて 自 社 の 製 品 では Configurable にできるよう 異 なるポート 番 号 が 設 定 でき にすべきである る 仕 様 だが 各 サービスにおい また デフォルトの AE て 同 一 ポートでしか 通 信 でき Title とポート 番 号 や 設 定 ない 仕 様 であった の 制 限 を DCS に 記 載 する しかし 複 数 のサービスを 同 一 必 要 がある ポートでしか 通 信 できないベ ンダーが 有 り 接 続 できなかっ た 具 体 的 には C-STORE と
Storage Commitment のポー ト 番 号 の 指 定 方 法 5 Specific Character Set (0008,0005)の 不 正 な 使 用 (0008,0005)に 適 切 な 文 字 セッ トを 指 定 していないにもかか わらず データ 要 素 値 に 日 本 語 を 使 用 していたりすることが ある 指 定 する 文 字 セットの 文 字 列 を 誤 って 使 用 していることも ある("ISO-IR 100", "ISO IR 100"など) 6 画 像 に Requested Procedure Description IHE では Requested (0032,1060)が 含 まれているとのクレームを Attributes Sequence 受 けた (000,0275)に Requested Procedure Description (0032,1060)も 含 めるように 推 奨 されている 7 未 設 定 タグの 入 力 値 1 自 社 の DICOM ビューワで WindowCenter, WindowLevel タグが 存 在 しなければ デフォ ルトの WindowCenter, WindowLevel を 設 定 する 仕 様 だが WindowCenter, WindowLevel タグが 存 在 し 規 格 上 の 問 題 でない "ISO-IR 100"は 初 期 の DICOM 規 格 書 で 誤 記 されていた 為 問 題 外 の 実 装 である (0008,0005)を 誤 って 使 用 するベ ンダーが 多 いため, 不 正 な 例 と 正 常 な 例 をサンプルとして 明 記 した ほうが 誤 解 が 少 なくなると 思 われ る 一 般 シリーズモジュールに IHE と DICOM での Request は 無 いので 追 加 が 必 要 では Attributes Sequence の 規 定 に 違 ないか? いがあるために 発 生 した 事 象 DICOM 委 員 会 に Chage DICOM 規 格 違 反 でなければ Proposal を 出 す 必 要 がある 受 信 拒 否 をしないで 欲 しい ものと 考 える オプションタグ プライベート タグでエラーが 起 きないように 作 って 欲 しい DICOM データを 作 成 し WW/WL については 送 信 元 が たベンダーでは 値 を 設 定 する 必 要 がある WindowCenter, 53.572 など DS で 入 っている WindowLevel を 使 用 せず 事 もある に 画 像 を 表 示 していたと 推 測 される 出 力 側 のエラー 3 3 1
値 に 0 が 設 定 されていたため 真 っ 黒 の 画 像 が 表 示 された 8 未 設 定 タグの 入 力 値 2 マルチフレームの DICOM 画 DICOM データを 作 成 し 規 格 上 Basic Offset Table は 1 像 で Basic Offset Table が 存 たベンダーでは Basic 0-length にしてよい Offset 値 が 在 するが 全 て 0 が 設 定 されて Offset Table を 使 用 せずに 全 て 0 は 問 題 外 いたため 常 に 1 フレーム 目 を 画 像 を 表 示 していたと 推 測 再 生 しつづけた 自 社 の される DICOM ビューワでは Basic 本 事 例 は 規 格 違 反 の 事 Offset Table タグが 存 在 しない 象 である か 正 しい Offset 値 が 設 定 さ れている 場 合 に 正 常 に 再 生 可 能 だった 9 686x80 の JPEG 画 像 が 流 れて 表 示 される 画 像 サイズが 8 の 倍 数 でない 画 像 サイズの 制 限 はない ビューワ 全 部 は 対 応 できないか JPEG が 読 めない はずなので 表 示 側 の 機 能 もしれない 不 足 か? DCS の 照 合 や 接 続 確 認 が 必 要 本 事 例 は 規 格 の 問 題 で なく ソフトウェアの 不 具 合 である 10 Pixel Aspect Raio (0028,003)が1:1でな 超 音 波 画 像 では 画 像 を 区 切 っ 超 音 波 画 像 を 扱 う 可 能 性 超 音 波 画 像 を 扱 う Viewer に 対 い 画 像 が 計 測 できない て 異 なるモードの 画 像 を 表 示 があるビューワは US する 要 望 する B モード 画 像 のアスペク Region Calibration ト 比 が 1:1 でない 場 合 に 誤 差 が Sequence (0018,6011)をサ 発 生 する 場 合 がある 時 によ ポートが 必 要 と 考 える り Pixel Spacing (0028,0030) の 追 加 を 要 求 されるが 超 音 波 画 像 IOD としてはプライベー
ト 属 性 となる 11 MWL 通 信 時 部 位 データを 渡 すタグが 装 MWL では 部 位 に 関 す 国 内 では JJ1017 を 普 及 させた 1 置 によってまちまち る Tag はない いが 海 外 からも 検 査 部 位 を 指 定 現 場 では 部 位 情 報 を 必 したい 希 望 があり MWL の 属 性 要 とする 場 合 がある として 追 加 するのが 望 ましい 部 位 の 情 報 (コード)を 網 羅 既 存 の( 国 際 的 な) 部 位 コード するのは 詳 細 化 されてい テーブルとのリンクなどが 考 えら るため 日 本 では 難 しい れる 12 MWL 通 信 時 の 予 約 済 み 手 続 き Step ID の 扱 いわゆる 撮 り 直 し の 予 約 済 み Step ID の 再 使 用 に 関 5 い 再 撮 影 時 別 の 予 約 済 み 手 続 き Step ID 場 合 予 約 手 続 き Step ID する 指 摘 事 項 であるが 規 格 上 は を 発 行 する 必 要 がある は 同 じにすべきか 変 更 再 利 用 条 件 などは 定 義 されていな 何 らかの 理 由 例 えば 画 像 の 出 来 が 悪 かっ すべきか DICOM では 特 い た 撮 影 部 位 や 方 向 を 間 違 えた 等 により に 規 定 していない 運 用 上 下 手 に 同 じ 予 約 済 み 手 続 き Step 同 一 患 者 に 対 して 撮 り 直 しを 行 う 場 合 RIS のワークフローに 依 存 する ID を 使 うと 改 ざんになるのでは から 前 回 と 同 じ 予 約 手 続 き Step ID を 発 行 す 問 題 である ないか ると 撮 影 ができないモダリティ 装 置 があっ このようなケースの 決 ま た 同 じ 病 院 内 の 他 のメーカのモダリティ 装 りがない? 置 では 問 題 なく j 撮 影 できた 13 MWL 通 信 時 アクセッション 番 号 (=オーダ VR=SH では 短 すぎる 場 アクセッション 番 号 が 16 桁 を 5 番 号 )の 桁 が 16 桁 を 越 える 場 合 がある 2 つ 合 もある 超 える 場 合 の 指 摘 事 項 の tag に 分 割 してセットすることで 対 応 し IHE で アクセッション アクセッション 番 号 の 使 用 方 法 た 番 号 の 扱 いを 明 確 にする 方 に 誤 りがあるのではないか? 向 で 検 討 する Placer Order Number (000,2016)の 使 用 を 推 奨 する 国 別 拡 張 に 画 像 への 引 継 ぎを 追 記 す
る 1 MWL 通 信 時 実 際 に 使 用 する 文 字 セットと ローマ 字 だけでも IR 13 を 要 求 実 際 に 使 用 する 文 字 セット 基 本 的 にはその 装 置 の 不 具 合 は 無 関 係 に "IR 13"や"IR 100"をセットして される とは 無 関 係 な 情 報 の 要 求 で あげないと 繋 がらないう 装 置 がある 暫 定 的 あり 規 格 適 用 上 の 問 題 と に IR 13 や 100 をセットして 対 応 した は 異 なるものと 考 える 15 RGB 画 像 の Planar Configuration モダリティは 面 構 成 を 1 とし モダリティの 出 力 は 面 構 データ 並 びが (0028,0006)が 異 る て 画 像 送 信 を 完 了 している 成 が 1 固 定 ビューワは 面 面 順 次 [RRR.., GGG.., BBB..]か ビューワが PACS から 読 み 出 構 成 0 固 定 の 為 点 順 次 [RGB, RGB, RGB,..]の したときに 面 構 成 0 でしか 表 Viewer 側 の 問 題 であり Configuration に 関 する 指 摘 事 示 できない 通 信 テストで 検 出 できる 問 項 題 である DCS やサンプルデータで 確 認 す る 16 アンギオ 装 置 との MPPS 接 続 で RIS 側 とし 正 面 側 面 の 両 方 の 入 社 JJ1017 の cp226 以 降 Exposure 2 ては 正 面 側 面 両 方 の 入 射 線 量 値 を 管 理 した 線 量 を 管 理 したいという 要 Dose Sequence (000,030E)に いが MPPS で 出 力 されるタグ(000,8302) 求 であろう その 場 合 は は cp69 で Comment on には 正 面 側 面 の 合 計 値 がセットされてし それぞれ 別 の Tag が 必 要 Radiation Dose (000,0310)が 追 まう (アンギオの 画 面 上 では それぞれ 別 の 正 面 側 面 毎 に 管 理 する 加 されている 個 別 に 正 側 を 個 値 が 表 示 されている ) 場 合 は 管 球 毎 に 対 応 する 別 に 管 理 したければ (000,8302) 必 要 がある も 追 加 する (000,8302) では1 点 しかデー タの 管 理 ができない 現 状 線 量 管 理 方 法 が 施 設 によって 違 うため 柔 軟 な 実 装 ができる 仕 様 が 好 まし い 例 えば 画 像 単 位 での 線 量 を 要 求 される 施 設 もある 現 状 独 自 化 をして 実 装 しているが モダリテ
ィと RIS の 両 方 で 対 応 が 必 要 17 DICOM 画 像 の 検 査 時 刻 (0008,0030)に":"(コ 規 格 では 一 応 許 されてい 各 装 置 は 検 査 時 刻 +":"に 対 応 す 1 ロン) 付 の 検 査 時 刻 が 入 っており リスト 表 示 時 に 表 示 が 崩 れた るが 新 しいサーバ 装 置 で はそれを 見 逃 してしまいが ち る 事 を 望 む 符 号 化 では":"のない 書 式 で 保 存 し 表 示 で":"を 補 うと 良 いだろう 日 付 表 記 も 同 じ 18 患 者 名 が 長 すぎる モダリティから DICOM Patient Name は 6Byte 日 本 語 が 使 える PN, SH, LO な 3 Storage を 受 けたときに 患 者 名 が 長 すぎるというエラーがで て 受 けられなかった モダリティ 側 は 1 コンポーネ ントの 長 を 6Byte で 切 る 仕 様 となっていないため さらに 長 いものが 送 信 される 可 能 性 が あるとのことであった ( 病 院 からの 要 望 で 6Byte 以 上 に もなる 可 変 長 仕 様 ) 各 社 実 装 が 規 格 に 沿 っていないという よりは 規 格 が 運 用 ケースをカ バーしきれていない より 長 い バイト 長 の 扱 いに 変 えること を 規 格 化 できるか? とされているが 日 本 の 場 合 はローマ 字 漢 字 かな 文 字 と 3 コンポーネントあ るためにトータルで 6Bytex3 となることを PACS のデータベースで 考 慮 していなかった どの 値 長 の 制 限 は 文 字 数 です ま た ISO 2022 記 述 では エスケ ープシーケンスを 除 いてカウント しますので 実 際 は 漢 字 とよみ のコンポーネントは それぞれ 最 低 でも 128 バイトを 確 保 する 必 要 があります 仮 に 内 部 的 に UTF-8 を 扱 っている 実 装 があれ ば 漢 字 とよみに それぞれ 192 バイトあれば 安 全 でしょう PN の 基 本 仕 様 を 変 えると 影 響 が 大 きすぎるので DICOM は 変 えられないと 思 います 規 格 どお りに 実 装 を 進 めれば( 充 分 な 余 裕 を 持 ってバッファを 用 意 すれば) かなり 解 決 できる 課 題 だと 思 われ ます 19 検 査 医 師 名 (Perform_Doctor)が 長 すぎる 事 例 18 と 同 じ 3 20 患 者 名 のローマ 字 変 換 ( 変 換 テーブル) 方 法 の 各 モダリティにて 採 用 してい 磁 気 ストライプ(ストライ 既 設 装 置 や 蓄 積 されたデータベ 5
不 一 致 るカナ ローマ 字 変 換 方 式 がバ ラバラであり 同 じ 患 者 である がローマ 字 での 検 索 が 出 来 な いことがあった 21 読 影 開 始 のタイミングが 不 明 撮 影 を 完 了 した 情 報 が 読 影 端 末 に 来 ないので いつ 読 影 が 開 始 できるかがわからない 22 拡 張 文 字 列 非 対 応 システムにてエラーが 発 生 日 本 語 文 字 列 の 拡 張 文 字 列 の する 対 応 をしていないシステムに 対 して 患 者 名 に 日 本 語 が 入 っ てきた 場 合 にエラーを 出 す 23 Patient Name (0010,0010)(0008,0005)のコ ユーザから マルチバイトコ ンポーネントグループ 受 信 後 の 処 理 の 問 題 ード(いわゆる 全 角 漢 字 )で Patient Name (0010,0010)の 送 信 を 要 求 されたため プ) 診 察 券 に 入 っている 患 者 名 は 漢 字 /かなふりが な である モダリティ 側 で DICOM ヘッダに 埋 め 込 むために 磁 気 ストライプ の 読 み 取 り 時 に 患 者 名 とし てカナからローマ 字 に 変 換 するが 方 式 ( 変 換 テーブル) が JIS などにカナ ローマ 字 変 換 の 規 格 がないために 各 社 まちまちのテーブルを 実 装 しており PACS 側 で は 同 じ 患 者 名 でもローマ 字 表 記 が 異 なった 状 態 で 登 録 されてしまう PACS とモダリティ 間 に ゲートウェイがあり MPPS が 転 送 されない 拡 張 文 字 列 対 応 問 題 規 格 に 従 えば 問 題 は 起 き ないはず 受 信 側 で デリミタを 取 り 除 いて 表 示 する 設 定 がで きなかったとの 事 単 に 設 置 要 員 が 設 定 を 理 解 して ースとの 兼 ね 合 いもあり 統 一 は 難 しい 点 があります システム 設 計 & 運 用 の 問 題? 5 (0008,0005)を 使 用 して 受 け 渡 す 5 文 字 種 を 管 理 します 全 角 漢 字 のみで 運 用 する 場 合 非 5 対 応 装 置 では 患 者 氏 名 すら 表 示 不 可 能 になるなどのデメリットも 検 討 が 必 要
(0010,0010)の 最 初 のコンポー いなかった 可 能 性 もある ネントグループを null にし 2 番 目 のコンポーネントグルー プに 漢 字 を 格 納 して 送 ったと ころ サーバメーカの 担 当 か ら 漢 字 の 前 のデリミタ '='を 削 除 して 送 って 欲 しい 旨 要 請 された 2 Scheduled Protocol Code Sequence MWL の Requested Cp201 で 属 性 名 が 変 更 さ (000,0008)が 主 流 と 思 われま (Scheduled Action Item Code Sequence) Procedure Code Sequence れ 2001 年 版 より 変 わって す (000,0008)の 扱 い (0032,106)には 値 を 入 れて 送 います っていたが Scheduled Protocol Code Sequence (000,0008)にも 同 じ 値 を 入 れ てもらわないとモダリティに 分 配 できないと 指 摘 された 25 文 字 コード 特 定 の 問 題 モダリティごとに MWL に 入 事 例 1 と 同 分 類 このために IHE-J の National れられる 文 字 コード 指 定 がバ Extenstion を 定 めていますので ラバラであり 統 一 できない ご 利 用 ください "ASCII= 漢 字 = 半 角 カナ"のみ の 指 定 や "ASCII"のみしか 受 けられないところや "ASCII= 漢 字 = 全 角 ひらがな"など ま た そのための 文 字 コード 指 定 方 法 が IR 6/IR 87/ IR 13 であ ったり ASCII であるのに IR
13/IR 87 を 指 示 されたり 26 CT のコンソールと 治 療 計 画 装 置 とで 表 示 さ CT 画 像 データを 治 療 計 画 で Image Position Patient 患 部 に 対 する 相 対 スライス 位 置 れるZ 座 標 が 異 なる 用 いるが CT のコンソールで (0020,0032)の Z 座 標 と は 変 わらないが 治 療 計 画 装 置 の 表 示 されている Z 座 標 と 治 療 Slice Location (table) 特 徴 と 思 うしかない 計 画 装 置 が 認 識 する Z 座 標 が (0020,101)の Z 座 標 の2 異 なる つが 異 なった 値 で 送 られて くる 治 療 計 画 装 置 では (0020,0032)の 値 を 参 照 す るが CT のコンソールでは (0020,101)の 値 しか 表 示 しない 27 MWL 自 動 更 新 のために MWL(SCP) 側 から モダリティ 側 への MWL 自 動 モダリティ 側 のスケジュ このために 日 本 から MWL 2 の 別 通 信 が 必 要 更 新 を 行 わせるためには ーラで MWL をポーリング Push モデルの 要 求 を 出 していま MWL(SCP) 側 から 別 途 すると スケジューラ 内 部 す Sup96 はこれに 配 慮 していま DICOM とは 異 なる 通 信 が 必 要 で 直 近 に 撮 影 終 了 したオー すが 具 体 的 な 規 格 化 はされていま とのことで その 通 信 モジュー ダが 何 であったかを 認 識 し せん ルを 開 発 することとなった ていないため まだ MWL(SCP)に 残 っている 終 了 済 みオーダを 新 規 オー ダとして 取 り 込 みモダリテ ィに 投 げてしまう 不 具 合 が ある 新 たなオーダが MWL(SCP) 上 で 更 新 され たことをスケジューラにわ ざわざ 知 らせないといけな
い 仕 様 が 標 準 であるとうた っている 28 CT 画 像 データを 受 信 する 際 に 必 ずしも 全 PACS Viewer 経 由 で 転 送 さ 受 信 側 が 追 従 できない 可 Maximum PDU Size が 28KB てが 送 られて 来 ず エラーが 出 る 場 合 がある れて 来 るが 数 十 枚 のデータ 転 能 性? になっている SCP に 6KB で 送 送 の 場 合 しばしばエラーを 出 Enhanced Storage への られて 来 ているのでは? して 送 られてこない 画 像 があ 対 応 や1アソシエーション る での 転 送 量 などの 考 慮 が 必 要 29 RT Structure の 属 性 が 送 受 信 時 で 変 更 され RT Structure Set をあるシス システム 内 部 の 取 り 扱 い る テムから 別 のシステムへ 送 り の 制 約 等 で 属 性 値 の 変 更 また 送 り 返 された 時 に Color 消 失 が 発 生 しうる? 他 の 属 性 が 変 わる 時 がある 基 本 的 に 中 継 した 装 置 の 不 具 合 30 MPPS で 照 射 量 などを 管 理 したいが その 値 複 数 モダリティ 間 の 計 算 方 法 面 積 線 量 積 (0018,115E) と 入 射 5 が 入 っている 箇 所 がモダリティによって 違 の 違 いと 合 算 不 可 能 なことが 面 線 量 (000,8302)の 違 いもある う また 値 の 計 算 方 法 も 違 うため 患 者 毎 問 題 と 考 えます 施 設 での 管 理 方 針 を に 積 算 するのが 難 しい 状 態 である 明 確 にし モダリティ 購 入 時 の 条 件 として 明 記 する 必 要 がありま す
5. 事 例 のまとめ 5-1 問 題 点 の 原 因 の 分 類 原 因 の 分 類 件 数 比 率 1. 規 格 違 反 5 18% 2. 規 格 に 定 義 されていない 3 10% 3. 実 装 ベンダの 規 格 理 解 5 18%. 装 置 機 能 の 問 題 9 30% 5.システム 運 用 設 計 の 問 題 8 28% 表 1 問 題 点 の 原 因 による 分 類 1) 規 格 違 反 やベンダの 規 格 理 解 間 違 いによる 原 因 は 基 本 的 にベンダの 問 題 と 考 えるが これを 支 援 する 為 に 規 格 の 和 訳 版 の 提 供 などを 積 極 的 に 進 めたい 2) 規 格 に 定 義 されていないが 実 装 上 規 定 が 必 要 な 項 目 は NEMA に 対 して 追 加 や 修 正 を 呼 びかけていく 3)システムの 設 計 に 際 し DCS(DICOM Conformance Statement)をよく 理 解 し 無 理 のない 設 計 と 運 用 形 態 を 考 えることが 重 要 である )この 実 例 集 を 参 考 にして DICOM 接 続 におけるこれらの 問 題 を 事 前 に 回 避 し 適 切 なシステムを 設 計 運 用 していくことを 希 望 する
現 象 の 分 類 件 数 比 率 1.Storage 関 連 1% 2.Print 関 連 0 0% 3.MWM 関 連 8 28%.MPPS 関 連 3 10% 5.RT 関 連 1 3% 6. 共 通 問 題 10 3% 6.その 他 3 10% 表 2 問 題 点 の 現 象 による 分 類 1) 調 査 時 点 ではある 程 度 DICOM も 普 及 していたので 基 本 的 な 機 能 (Storage や Print)に 関 する 問 題 事 例 は 少 なかった これに 対 して 患 者 / 検 査 情 報 を 扱 う MWM や MPPS での 問 題 点 が 比 較 的 多 く 報 告 されている 2) 共 通 問 題 としてタグの 使 い 方 や 日 本 語 の 扱 いなどまだベンダとユーザの 間 で 共 通 認 識 が 低 いものがある これらに 対 して 何 らかのガイドラインなどの 提 示 が 必 要 であろう 5-2 JIRA としての 今 後 の 予 定 1)JIRA として DICOM 規 格 の 正 しい 理 解 を 進 めるため 最 新 情 報 の 提 供 規 格 の 和 訳 版 の 提 供 質 問 への 回 答 などを 通 して 規 格 の 普 及 に 努 めます 2) 代 表 的 な 接 続 の 形 態 (タグの 内 容 や 利 用 の 仕 方 )を 提 示 して 現 地 での 接 続 不 具 合 を 減 らすべく 検 討 をします 以 上