○大型タンカー及び大型タンカーバースの安全防災対策基準



Similar documents
岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>


●電力自由化推進法案

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

honbu-38H06_kunrei31

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

第 節 ○○計画

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

Microsoft Word - h doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

第 節 ○○計画

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

〔自 衛 隊〕

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

(8) 危 険 物 火 災 等 で 逗 子 北 化 学 1を 必 要 とする 火 災 指 令 時 は 逗 子 北 1を 同 時 編 成 する (9) 未 承 認 対 象 物 からの 即 時 通 報 は 当 該 署 所 の1ケ 部 隊 編 成 とする (10) 通 常 災 害 時 及 び 異 常 災

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮


(1) 船 舶 の 堪 航 能 力 が 不 十 分 であるとき (2) 天 候 本 船 の 状 態 積 荷 の 種 類 又 は 水 路 等 の 状 況 に 照 らし 運 航 に 危 険 のおそれがあるとき (3) 水 先 船 の 航 行 に 危 険 のおそれがあるとき (4) 水 先 人 の 乗 下

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

我孫子市小規模水道条例

学校安全の推進に関する計画の取組事例

大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施細目

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

駐 車 場 管 理 規 程

●幼児教育振興法案

加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

< F2D A C5817A C495B6817A>

(Microsoft Word - \220V\227v\215j\221S\225\266.DOC)

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

Microsoft Word  要綱.doc

<95CA8E C668EA695B68F91967B95B6816A8F4390B394C5>

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

<4D F736F F D E8CC592E88E918E598AC7979D8B4B92F6>

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

第 1 章 総 括 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1 仕 様 書 の 適 用 この 仕 様 書 は 山 形 県 企 業 局 酒 田 水 道 事 務 所 発 注 の 平 成 28 年 度 平 田 浄 水 場 及 び 酒 田 工 業 用 水 道 天 日 乾 燥 床 管 理 業 務 委 託 に 適

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

< F2D8AC493C CC81698EF3928D8ED2816A2E6A7464>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

第1編  総   則

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や


平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

目 次 第 1 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 1. 土 地 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 2. 施 行 者 の 名 称 1 第 2 施 行 地 区 1 1. 施 行 地 区 の 位 置 1 2. 施 行 地 区 位 置 図 1 3. 施 行 地 区 の 区 域 1 4

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>


2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

第三十六号の三様式(第六条関係)(A4)

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

市街化区域と市街化調整区域との区分

不 利 益 処 分 に 係 る 法 令 名 漁 港 漁 場 整 備 法 第 39 条 の2 第 1 項 工 作 物 建 造 許 可 等 の 取 消 無 許 可 行 為 の 中 止 復 旧 命 令 等 法 令 の 定 め 第 39 条 の2 第 1 項 漁 港 管 理 者 は 次 の 各 号 のいずれ

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

長崎市民間建築物耐震化推進事業の概要

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

平成19年9月改定

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

必 要 な 場 合 には 保 安 業 務 の 従 事 者 に 対 して 指 示 することが 想 定 される こうした 職 務 の 実 効 性 を 確 保 する 観 点 から モデル 保 安 業 務 規 程 第 3 条 第 2 項 では 保 安 業 務 監 督 者 に 業 務 を 統 括 管 理 する

定款  変更

Microsoft Word - 東京都北区有料老人ホーム等設置指導要綱

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

(現行版)工事成績書と評定表をあわせた_docx

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

<4D F736F F D A6D92E894C5817A30318F5A91EE838D815B839392CA926D95B62E646F6378>

Transcription:

大 型 タンカー 及 び 大 型 タンカーバースの 安 全 防 災 対 策 について 新 旧 対 照 表 改 正 案 現 行 第 1 部 : 大 型 油 タンカー 及 び 大 型 油 タンカーバースの 安 全 防 災 対 策 第 1 部 : 大 型 油 タンカー 及 び 大 型 油 タンカーバースの 安 全 防 災 対 策 Ⅰ 対 象 船 舶 及 び 対 象 バース Ⅰ 対 象 船 舶 及 び 対 象 バース 5 万 重 量 トン 以 上 の 油 タンカー 及 び 同 タンカーの 荷 役 の 用 に 供 さ 5 万 重 量 トン 以 上 の 油 タンカー 及 び 同 タンカーの 荷 役 の 用 に 供 さ れるバース れるバース Ⅱ バース 管 理 者 の 遵 守 すべき 事 項 Ⅱ バース 管 理 者 の 遵 守 すべき 事 項 1 バースの 設 備 1 バースの 設 備 (1) 一 般 設 備 (1) 一 般 設 備 イ 緊 急 時 の 離 桟 を 容 易 にするため できる 限 り 十 分 な 強 度 を イ 緊 急 時 の 離 桟 を 容 易 にするため できる 限 り 十 分 な 強 度 を 有 するクイックリリースフックを 設 備 すること 有 するクイックリリースフックを 設 備 すること ロ 電 気 照 明 設 備 等 火 花 を 発 するおそれのあるものは 危 険 場 ロ 電 気 照 明 設 備 等 火 花 を 発 するおそれのあるものは すべて 所 に 応 じた 適 切 な 防 爆 性 能 を 有 すること ただし 重 質 油 ( 原 防 爆 型 とすること ただし 重 質 油 ( 原 油 を 除 く 以 下 同 じ ) 油 を 除 く 以 下 同 じ )のみの 荷 役 の 用 に 供 されているバース のみの 荷 役 の 用 に 供 されているバースを 除 く を 除 く ハ シーバースの 新 設 に 際 しては 少 なくとも 海 底 送 油 管 の 立 上 ハ シーバースの 新 設 に 際 しては 少 なくとも 海 底 送 油 管 の 立 上 り 部 分 の 油 ( 軽 質 油 を 除 く )を 海 水 窒 素 ガス 等 で 置 換 でき り 部 分 の 油 ( 軽 質 油 を 除 く )については 荷 役 時 以 外 に 海 水 る 構 造 とすること 窒 素 ガス 等 で 置 換 するための 措 置 を 講 ずること また 既 存 のシーバースで 海 底 送 油 管 の 立 ち 上 がり 部 分 の 交 また 既 存 のシーバースで 大 規 模 な 改 造 を 行 うものについて 換 を 伴 う 主 要 構 造 取 扱 能 力 の 変 更 等 の 大 規 模 な 改 造 を 行 う も 同 様 な 措 置 を 講 ずること ものについても 同 様 な 措 置 を 講 ずること ニ 10 万 重 量 トン 以 上 のドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっ ニ 10 万 重 量 トン 以 上 のドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっ ては 風 向 風 速 計 着 桟 速 度 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 する ては 風 向 風 速 計 着 桟 速 度 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 する 1

こと ホ 10 万 重 量 トン 未 満 のドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっ ては 風 向 風 速 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 するほか できる 限 り 着 桟 速 度 計 を 設 置 すること へ 外 洋 に 面 した 一 点 又 は 多 点 係 留 ブイ 式 バースにあっては で きる 限 り 波 高 計 を 設 置 すること (2) 消 防 設 備 ( 重 質 油 のみの 荷 役 の 用 に 供 されている 場 合 を 除 く ) イ 消 防 能 力 については 以 下 のとおりとすること (イ)タンカーが バース 前 面 から 着 桟 ( 標 )して 荷 役 終 了 後 離 桟 ( 標 )するまでの 間 次 の 消 防 能 力 を 確 保 する この 消 防 能 力 は バース 側 と 消 防 船 との 消 防 能 力 を 合 計 したも のでも 差 し 支 えない 泡 放 水 能 力 12Aリットル/ 分 泡 原 液 保 有 量 9Aリットル(3% 原 液 の 場 合 ) 18Aリットル(6% 原 液 の 場 合 ) A 当 該 バースに 係 留 するタンカーのうち 隣 接 する 2 個 のサイドタンク( 貨 物 油 槽 )の 合 計 表 面 積 が 最 大 のもの( 単 位 : 平 方 メートル) (ロ) 泡 消 火 剤 の 種 類 については 耐 油 性 耐 熱 性 に 優 れたも のとする (ハ) 異 種 の 泡 消 火 剤 を 併 用 する 場 合 タンカー 側 バース 側 及 び 消 防 船 で 使 用 する 泡 消 火 剤 の 種 類 について 十 分 注 意 し その 効 能 を 打 ち 消 し 合 わないようにする こと ホ 10 万 重 量 トン 未 満 のドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっ ては 風 向 風 速 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 するほか できる 限 り 着 桟 速 度 計 を 設 置 すること へ 外 洋 に 面 した 一 点 又 は 多 点 係 留 ブイ 式 バースにあっては で きる 限 り 波 高 計 を 設 置 すること (2) 消 防 設 備 ( 重 質 油 の 荷 役 の 用 に 供 されている 場 合 を 除 く ) イ タンカーが バース 前 面 から 着 桟 ( 標 )して 荷 役 終 了 後 離 桟 ( 標 )するまでの 間 次 の 消 防 能 力 を 確 保 すること この 消 防 能 力 は バース 上 と 消 防 船 との 消 防 能 力 を 合 計 したもので も 差 し 支 えない 泡 放 水 能 力 12Aリットル/ 分 泡 原 液 保 有 量 9Aリットル(3% 原 液 の 場 合 ) 18Aリットル(6% 原 液 の 場 合 ) A 当 該 バースに 係 留 するタンカーのうち 隣 接 する 2 個 のサイドタンク( 貨 物 油 槽 )の 合 計 表 面 積 が 最 大 のもの( 単 位 : 平 方 メートル) 2

(ニ) 消 防 船 には 新 たに 合 成 界 面 活 性 剤 泡 原 液 は 搭 載 しない ただし 泡 消 火 薬 剤 の 技 術 上 の 規 格 を 定 める 省 令 ( 昭 和 50 年 自 治 省 令 第 26 号 ) 第 23 条 の 規 定 により 特 例 を 受 けた 合 成 界 面 活 性 剤 泡 原 液 については 除 く ロ 消 火 用 ノズルは 当 該 バースに 着 桟 ( 標 )する 最 大 タンカー の 空 船 時 における 消 火 作 業 に 有 効 な 高 さとすること ハ 陸 上 の 消 火 用 ノズル( 固 定 式 )は 泡 消 火 剤 の 放 射 範 囲 が 当 該 バースに 着 桟 する 最 大 タンカーの 全 タンクを 有 効 にカバ ーできるよう 設 置 すること ただし 消 防 船 を 配 備 する 場 合 はこの 限 りでない ニ ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースの 場 合 火 災 による 火 熱 を 防 止 する 必 要 のある 箇 所 には 十 分 な 能 力 を 有 するウォーター カーテン 装 置 を 設 備 すること ホ 荷 役 関 連 作 業 に 伴 う 初 期 火 災 の 消 火 のため ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっては アーム 又 はホースの 付 近 に 荷 役 関 連 作 業 者 が 持 運 び 可 能 な 小 型 の 消 火 器 等 その 他 の 適 切 な 器 具 を 備 置 すること (3) 資 機 材 等 法 定 の 資 機 材 を 保 有 するほか 当 該 資 機 材 を 効 果 的 に 使 用 する ために 必 要 な 装 置 設 備 及 び 器 具 を 整 備 し 事 故 時 に 迅 速 かつ 適 切 に 使 用 できるように 管 理 すること イ 資 機 材 等 の 確 保 資 機 材 (オイルフェンス 油 処 理 剤 油 吸 着 材 等 )の 種 類 及 び ロ 消 火 用 ノズルは 当 該 バースに 着 桟 ( 標 )する 最 大 タンカー の 空 船 時 における 消 火 作 業 に 有 効 な 高 さとすること ハ 陸 上 の 消 火 用 ノズル( 固 定 式 )は 泡 消 火 剤 の 放 射 範 囲 が 当 該 バースに 着 桟 する 最 大 タンカーの 全 タンクを 有 効 にカバ ーできるよう 設 置 すること ただし 消 防 船 を 配 備 する 場 合 はこの 限 りでない ニ ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースの 場 合 火 災 による 火 熱 を 防 止 する 必 要 のある 箇 所 には 十 分 な 能 力 を 有 するウォーター カーテン 装 置 を 設 備 すること (3) 防 除 資 機 材 等 ( 軽 質 油 の 荷 役 の 用 に 供 されている 場 合 を 除 く ) イ 資 機 材 の 保 有 (イ) オイルフェンス 3

数 量 については 取 扱 油 の 種 類 荷 役 形 態 地 理 的 条 件 気 象 海 象 等 を 考 慮 した 上 で 適 切 なものを 確 保 すること ロ 資 機 材 等 の 保 管 資 機 材 等 については 桟 橋 付 近 警 戒 船 等 事 故 時 に 速 やかに 使 オイルフェンスの 保 有 については 少 なくとも 二 次 オイル フェンスの 展 張 が 可 能 な 数 量 を 確 保 すること (ロ) オイルフェンス 関 連 器 材 オイルフェンスの 展 張 を 効 果 的 に 行 うためできる 限 り 次 の 器 材 を 整 備 すること 1 スライディングジョイント 2 異 種 オイルフェンス 結 合 アダプター 3 オイルフェンス 係 止 用 錨 4 スペーサー 5 オイルフェンス 巻 取 機 (ハ) 高 粘 度 油 回 収 ネット 大 慶 原 油 ミナス 原 油 等 の 高 粘 度 油 を 取 り 扱 うバースにあ っては 高 粘 度 油 の 回 収 に 効 果 的 な 回 収 ネットを 備 え 付 ける こと また 他 の 油 を 取 り 扱 うバースにおいても 使 用 した 油 吸 着 材 又 はゲル 化 した 油 の 回 収 にも 効 果 的 であるので できる 限 り 備 え 付 けること (ニ) 水 中 ポンプ 水 中 ポンプは 排 出 油 が 低 粘 度 のもので かつ 油 層 が 厚 い 場 合 その 回 収 に 極 めて 効 果 的 であるので できる 限 り 備 え 付 けること ロ 資 機 材 の 適 正 保 管 オイルフェンス 等 の 資 機 材 については 桟 橋 付 近 警 戒 船 上 等 4

用 できる 場 所 に 保 管 すること 特 に 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースにあっては 陸 上 保 管 し ていた 場 合 作 業 船 等 への 積 載 の 時 間 を 要 するので できる 限 り 警 戒 船 作 業 船 等 の 船 上 に 搭 載 保 管 すること ハ 回 収 油 の 受 入 施 設 等 の 確 保 回 収 油 を 受 け 入 れるための 施 設 若 しくは 使 用 した 油 吸 着 材 の 処 理 が 可 能 な 企 業 施 設 等 を 把 握 しておくこと 2 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 (1) 夜 間 着 桟 ( 標 )は 個 々の 港 事 業 ごとに 地 域 特 性 を 踏 まえて 安 全 防 災 対 策 を 事 業 者 等 において 検 討 し 安 全 上 支 障 がないと 確 認 できる 場 合 に 実 施 すること (2) ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースの 着 桟 速 度 は 設 計 条 件 を 考 慮 し 十 分 安 全 な 速 度 であること (3) 気 象 海 象 条 件 による 着 桟 ( 標 ) 基 準 について その 基 準 値 は 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5mを 超 えない 範 囲 で 定 めること (4) 離 着 桟 ( 標 )に 当 たっては 十 分 な 馬 力 数 を 有 するタグボート 事 故 時 に 速 やかに 使 用 できる 場 所 に 保 管 すること 特 に 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースにあっては 陸 上 保 管 し ていた 場 合 作 業 船 等 への 積 載 の 時 間 を 要 するので できる 限 り 警 戒 船 作 業 船 又 はオイルフェンス 展 張 船 上 に 搭 載 保 管 するこ と また 速 やかに 使 用 できる 場 所 についての 時 間 的 基 準 は 搬 出 から 展 張 終 了 までおおむね1 時 間 以 内 とすること なお オイルフェンスについては 多 重 展 張 を 行 う 場 合 バー スの 立 地 状 況 から 分 割 保 管 をした 方 が 効 果 的 なものにあっては 当 該 場 所 へ 分 割 保 管 すること ハ 回 収 油 の 受 入 施 設 等 の 確 保 回 収 油 を 受 け 入 れるための 施 設 若 しくは 使 用 した 油 吸 着 材 を 焼 却 するための 施 設 等 を 整 備 するか 又 は 他 の 会 社 とあらかじめ 回 収 油 等 の 受 け 入 れ 若 しくは 処 理 について 契 約 しておくこと 2 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 (1) 原 則 として 夜 間 着 桟 ( 標 )は 避 けること (2) ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースの 着 桟 速 度 は 設 計 条 件 を 考 慮 し 十 分 安 全 な 速 度 であること (3) 気 象 海 象 条 件 による 着 桟 ( 標 ) 基 準 については 風 速 15m/ sec 又 は 波 高 1.5m 以 下 とすること (4) 離 着 桟 ( 標 )に 当 たっては 十 分 な馬 力 数 を 有 するタグボート を 必 要 な 隻 数 使 用 すること 5

を 必 要 な 隻 数 使 用 すること 3 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 安 全 管 理 体 制 の 整 備 荷 役 その 他 の 作 業 等 の 安 全 に 関 する 責 任 者 を 指 名 する 等 荷 役 の 実 施 及 び 安 全 管 理 に 関 する 体 制 及 び 責 任 分 担 を 明 確 にしておく こと (2) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては 荷 役 作 業 責 任 者 は 事 前 にタンカー 側 の 荷 役 責 任 者 及 び 油 濁 防 止 管 理 者 ( 油 濁 防 止 管 理 者 が 選 任 さ れていない 船 舶 にあっては 船 長 とする 以 下 同 じ ) 等 と 次 の 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること (イ) 荷 役 作 業 に 関 する 事 項 (ロ) 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (ハ) 緊 急 時 の 連 絡 方 法 (ニ) 事 故 時 の 措 置 (ホ) その 他 必 要 事 項 ロ 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 上 記 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 については 見 やすい 場 所 への 掲 示 放 送 等 により 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 を 図 ること また タンカー 側 の 油 濁 の 防 止 対 策 についても 十 分 な 周 知 を 図 ること ハ 離 着 桟 ( 標 ) 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 の 整 備 とそ 3 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 安 全 管 理 体 制 の整 備 荷 役 統 括 管 理 責 任 者 荷 役 管 理 責 任 者 及 び 荷 役 作 業 責 任 者 を 指 名 する 等 荷 役 の 実 施 及 び 安 全 管 理 に 関 する 体 制 及 び 責 任 分 担 を 明 確 にしておくこと (2) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては 荷 役 作 業 責 任 者 は 事 前 にタンカー 側 の 荷 役 責 任 者 及 び 油 濁 防 止 管 理 者 等 と 次 の 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること ( イ) 荷 役 作 業 に 関 する 事 項 (ロ) 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (ハ) 緊 急 時 の 連 絡 方 法 (ニ) 事 故 時 の 措 置 (ホ) その 他 必 要 事 項 ロ 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 上 記 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 については 見 やすい 場 所 への 掲 示 放 送 等 により 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 を 図 ること また タンカー 側 の 油 濁 防 止 規 程 についても 十 分 な 周 知 を 図 る こと ハ 離 着 桟 ( 標 ) 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 の 整 備 とそ の 励 行 6

の 励 行 離 着 桟 ( 標 ) 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 各 種 作 業 に 関 するチェックリストを 作 成 しておき これらを 確 実 に 励 行 すること マニュアルは 別 紙 1の 事 項 を 参 考 にすること 二 使 用 する 泡 消 火 剤 の 種 類 についての 情 報 の 共 有 あらかじめタンカー 側 バース 側 及 び 消 防 船 で 保 有 している 泡 消 火 剤 の 種 類 を 確 認 すること ホ 緊 急 時 の 荷 役 停 止 の 手 段 についての 合 意 緊 急 時 に 安 全 に 荷 役 を 停 止 し アーム 又 はホースを 切 り 離 す 手 順 について バース 側 とタンカー 側 であらかじめ 確 認 するこ と (3) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 イ 警 戒 船 の 配 備 荷 役 中 (10 万 重 量 トン 以 上 のタンカーにあっては バース 前 面 から 着 桟 ( 標 )して 荷 役 終 了 後 離 桟 ( 標 )するまでの 間 )の 排 出 油 の 監 視 接 近 する 他 船 の 警 戒 及 び 事 故 発 生 時 の 応 急 措 置 に 当 たらせるため 次 に 掲 げる 設 備 等 を 有 する 警 戒 船 を 荷 役 中 の 船 舶 の 至 近 海 域 に 常 時 1 隻 以 上 配 備 すること ただし1(2) により 配 備 する 消 防 船 がこれらの 設 備 等 を 有 しているときは この 限 りでない (イ) 油 排 出 事 故 の 発 生 時 に 応 急 措 置 を 講 ずるために 必 要 な 防 除 離 着 桟 ( 標 ) 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 各 種 作 業 に 関 するチェックリストを 作 成 しておき これらを 確 実 に 励 行 すること マニュアルは別 紙 1の 事 項 を 参 考 にすること (3) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 イ 警 戒 船 の 配 備 荷 役 中 (10 万 重 量 トン 以 上 のタンカーにあっては バース 前 面 から 着 桟 ( 標 )して 荷 役 終 了 後 離 桟 ( 標 )するまでの 間 )の 排 出 油 の 監 視 接 近 する 他 船 の 警 戒 及 び 事 故 発 生 時 の 応 急 措 置 に 当 たらせるため 次 に 掲 げる 設 備 等 ( 軽 質 油 を 荷 役 する 場 合 にあっては(ハ)に 限 る )を 有 する 警 戒 船 を 荷 役 中 の 船 舶 の 至 近 海 域 に 常 時 1 隻 以 上 配 備 すること ただし1(2)により 配 備 す る 消 防 船 がこれらの 設 備 等 を 有 しているときはこの 限 りでな い ( イ) 油 排 出 事 故 の 発 生 時 に 応 急 措 置 を 講 ずるために 必 要 な 量 の 防 除 資 機 材 を 搭 載 していること ただし オイルフェンス 巻 7

資 機 材 を 搭 載 していること (ロ) 夜 間 排 出 油 の 監 視 ができる 十 分 な 照 明 設 備 を 有 すること ロ 監 視 員 の 配 置 漏 油 等 を 早 期 に 発 見 するため 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること なお アーム 又 はホースの 接 続 部 につ いては 監 視 員 を 確 実 に 配 置 すること ハ 通 信 装 置 等 の 整 備 (イ) バース 側 タンカー 側 警 戒 船 及 び 監 視 員 は 相 互 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 信 装 置 を 保 有 すること (ロ) 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 荷 役 関 係 者 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 報 装 置 をバース 及 び 陸 上 施 設 にできる 限 り 導 入 すること (4) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びアーム 又 はホースの 切 離 し 基 準 につい て その 基 準 値 は 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5mを 超 えない 範 囲 で 定 めること 取 機 等 の 設 置 により オイルフェンスの 迅 速 な 展 張 が 可 能 な バースにあってはオイルフェンスの 搭 載 を 要 しない (ロ) オイルフェンスの 展 張 作 業 が 可 能 なこと (ハ) 夜 間 排 出 油 の 監 視 ができる 十 分 な 照 明 設 備 を 有 すること ロ 監 視 員 の 配 置 漏 油 等 を 早 期 に 発 見 するため 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること なお ローディングアーム 又 はフロー ティングホースとマニホールドの 接 続 部 については 監 視 員 を 確 実 に 配 置 すること ハ 通 信 装 置 等 の 整 備 ( イ) バース 側 タンカー 側 警 戒 船 及 び 監 視 員 は 相 互 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 信 装 置 を 保 有 すること (ロ) 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 荷 役 関 係 者 に 即 時 連 絡 可 能 な ページングシステム( 電 話 を 利 用 した 一 斉 通 報 方 式 ) をバー ス 及 び 陸 上 施 設 にできる 限 り 導 入 すること (4) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びパイプ 切 離 し 基 準 については 風 速 15 m/sec 又 は 波 高 1.5m 以 下 とすること 風 速 10m/sec 又 は 波 高 1.0m 以 上 の 気 象 海 象 条 件 で 荷 役 を 行 う 場 合 は (3)イにより 配 備 された 警 戒 船 のほか 二 次 オイルフ ェンスの 展 張 油 処 理 剤 の 散 布 等 油 排 出 事 故 に 直 ちに 対 応 でき る 作 業 船 1 隻 以 上 を 配 備 すること ロ 台 風 等 風 速 20m/sec 以 上 の 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 早 8

ロ 港 則 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 174 号 )によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること (イ) 台 風 等 による 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 に 余 裕 のある 時 期 に 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 させる なお 台 風 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる また その 際 の 荒 天 の 基 準 値 は 風 速 20m/secを 超 えない 範 囲 で 定 めるものとし 台 風 の 接 近 等 が 予 想 される 場 合 はその 情 報 収 集 に 努 める (ロ) 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 原 則 として 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 させる なお 津 波 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる (5) 荷 役 時 の 諸 制 限 イ 荷 役 中 は 他 船 からの 燃 料 油 等 の 移 送 その 他 の 荷 役 の 安 全 を 害 する 作 業 を 行 わせないこと ただし 特 段 の 安 全 対 策 が 講 じられ ている 場 合 はこの 限 りでない ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 させないこと ハ 荷 役 現 場 への 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 禁 止 すること (6) 荷 役 時 におけるオイルフェンスの 事 前 展 張 等 目 に 安 全 な 場 所 に 避 泊 させること ハ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ち に 荷 役 を 中 止 し 安 全 な 場 所 に 避 泊 させること (5) 荷 役 時 の 諸 制 限 イ 荷 役 中 は バンカリング 等 他 の 作 業 を 行 わせないこと ただし ロ 特 に 安 全 対 策 がとら れている場 合 はこの 限 りでない 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 させないこと ハ 荷 役 現 場 への 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 禁 止 すること (6) 荷 役 時 におけるオイルフェンスの 事 前 展 張 等 ( 軽 質 油 を 荷 役 す る 場 合 を 除 く ) イ オイルフェンスの 事 前 展 張 9

イ 荷 役 開 始 に 先 立 ち 取 扱 油 の 性 状 荷 役 形 態 バースの 形 状 等 に 応 じて 適 切 な 方 法 でオイルフェンスを 展 張 すること ロ 荷 役 形 態 バースの 形 状 波 浪 潮 流 風 の 影 響 等 によりオイ ルフェンスを 展 張 してもその 効 果 が 期 待 できない 場 合 は (3)イ の 警 戒 船 のほか 作 業 船 を 常 時 1 隻 以 上 配 備 し これらの 船 舶 に 油 処 理 剤 の 散 布 脆 弱 区 域 へのオイルフェンス 展 張 等 のための 防 除 資 機 材 を 搭 載 させ 油 排 出 事 故 に 直 ちに 対 応 できる 体 制 を 整 え ること (7) 主 要 バルブの 開 閉 確 認 バルブ 操 作 のミスによる 油 排 出 事 故 を 防 止 するため 特 に 次 の 事 項 に 留 意 すること イ 荷 役 に 関 するタンカー 側 の 主 要 バルブの 操 作 は タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 とともにバース 側 の 荷 役 責 任 者 も 立 ち 会 ったうえで (イ) 桟 橋 式 ドルフィン 式 又 は 多 点 係 留 ブイ 式 バースにおいて は できる 限 り 船 体 の 全 周 にオイルフェンスを 展 張 するこ と (ロ) 一 点 係 留 ブイ 式 バースにおいては 油 排 出 事 故 の 可 能 性 の 高 い 箇 所 をできる 限 り 囲 むようにオイルフェンスを 展 張 す ること ロ 外 洋 又 は 潮 流 の 強 い 海 域 における 措 置 外 洋 又 は 潮 流 の 強 い 海 域 にあって オイルフェンスを 展 張 して もその 効 果 が 期 待 できない 場 合 は オイルフェンスの 常 時 展 張 に かえ (3)イの 警 戒 船 ((4)イ 後 段 の 場 合 にあっては 警 戒 船 及 び 作 業 船 )のほか 作 業 船 を 常 時 1 隻 以 上 配 備 し これらの 船 舶 に 一 次 及 び 二 次 オイルフェンス 相 当 量 を 搭 載 させ 事 故 発 生 時 にドレ ッジ 方 式 により 直 ちに 排 出 油 を 補 捉 する 体 制 を 整 えること ただ し オイルフェンス 巻 取 機 等 の 設 置 により 二 次 オイルフェンスの 迅 速 な 展 張 が 可 能 なバースにあっては 二 次 オイルフェンスの 搭 載 を 要 しない (7) 主 要 バルブの 開 閉 確 認 バルブ 操 作 のミスによる 油 排 出 事 故 を 防 止 するため 特 に 次 の 事 項 に 留 意 すること イ 荷 役 に 関 するタンカー 側 の 主 要 バルブの 操 作 (バラスト 水 の 注 排 水 を 含 む )には タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 とともにバース 側 の 荷 役 作 業 責 任 者 も 立 合 いのうえ バルブチェックリストにより 確 認 を 行 う 10

確 認 する ロ 荷 役 作 業 中 は 主 要 バルブの 状 態 が 適 切 かどうか 一 定 の 時 間 間 隔 で 巡 回 点 検 する ロ 荷 役 作 業 中 は 主 要 バルブの 状 態 が 適 切 かどうか 一 定 の 時 間 間 隔 で 巡 回 点 検 する (8) 船 体 姿 勢 の 維 持 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 喫 水 を 保 つ よう 調 整 させること また トリム 船 体 傾 斜 係 留 索 の 張 力 を 適 正 に 調 整 の 上 安 全 な 船 体 姿 勢 を 維 持 させること (8) 吃 水 の 調 整 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 吃 水 を 保 つ よう 調 整 させること なお 荷 役 に 伴 うバラスト 水 の 注 排 水 作 業 は 昼 間 に 行 わせるこ と ただし 次 に 掲 げる 場 合 はこの 限 りでない イ 貨 物 油 系 統 と 完 全 に 分 離 されたバラスト 水 系 統 を 有 するとき ロ 保 船 上 その 他 やむを 得 ない 事 情 のため 夜 間 にこれを 行 う 必 要 がある 場 合 で 排 出 油 等 の 監 視 のためバース 側 及 びタンカー 側 の 監 視 員 を 増 強 するほか 照 明 を 強 化 し (3)イ (4)イ 又 は(6)ロ により 配 備 された 警 戒 船 又 は 作 業 船 の 乗 組 員 による 監 視 ( 特 にシ ーバルブ 付 近 の 監 視 )を 強 化 するとき (9) 外 国 船 舶 に 対 する 措 置 外 国 人 のみが 乗 船 した 船 舶 による 荷 役 の 場 合 は バース 側 とタ ンカー 側 の 意 思 の 疎 通 を 図 るため 当 該 外 国 語 等 に 堪 能 な 者 を 配 (9) タンカー 側 との 意 思 疎 通 を 図 るための 措 置 日 本 語 による 通 常 の 意 思 疎 通 が 困 難 な 者 のみが 乗 船 した 船 舶 による 荷 役 の 場 合 は バース 側 とタンカー 側 の 意 思 の 疎 通 を 図 る ため 業 務 上 の 意 思 疎 通 が 可 能 な 言 語 を 使 用 できる 者 を 配 置 する こと 置 すること なお 打 合 せ 会 議 においては 英 文 等 による 安 全 チェックリス ト 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 を 配 布 説 明 し 当 該 バースの 状 況 を 十 分 理 解 させるとともに 荷 役 等 に 関 し 必 要 な 事 項 を 船 内 放 送 させる 等 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること なお 打 合 せ 会 議 においては 英 文 等 による 安 全 チェックリス ト 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 を 配 布 説 明 し 当 該 バースの 11

状 況 を 十 分 理 解 させるとともに 荷 役 等 に 関 し 必 要 な 事 項 を 船 内 放 送 させる 等 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること (10) 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 する 措 置 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 しては 絶 縁 や 十 分 な 電 気 的 接 続 を 図 る 等 適 宜 の 措 置 をとること (11) その 他 イ ガス 検 知 警 報 装 置 の 点 検 等 ガス 検 知 警 報 装 置 の 作 動 点 検 を 強 化 するとともに 陸 上 コント ロールセンター 等 監 視 員 が 配 置 されている 場 所 へ 警 報 器 を 設 置 すること ロ 照 明 の 強 化 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースの 場 合 は 当 該 施 設 に 照 明 設 備 がないので 排 出 油 の 早 期 発 見 のため 警 戒 船 の 照 明 の 強 化 を 図 ること 4 事 故 即 応 体 制 等 (1) 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 本 船 警 戒 船 監 視 員 陸 上 コントロールセンター 等 荷 役 関 係 者 相 互 間 の 即 時 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 を 図 ること (2) 要 員 資 機 材 等 の 動 員 体 制 の 確 立 イ 火 災 事 故 油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 に 防 災 要 員 船 艇 資 機 材 を 適 性 かつ 速 やかに 動 員 使 用 できる 体 制 を 確 立 すること ロ 要 員 資 機 材 等 の 確 保 に 当 たっては 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 近 隣 の 同 種 事 業 所 等 との 連 携 を 考 慮 すること (10) その 他 イ ガス 検 知 警 報 装 置 の 点 検 等 ガス 検 知 警 報 装 置 の 作 動 点 検 を 強 化 するとともに 陸 上 コント ロールセンター 等 監 視 員 が 配 置 されている 場 所 へ 警 報 器 を 設 置 すること ロ 照 明 の 強 化 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースの 場 合 は 当 該 施 設 に 照 明 設 備 がないので 排 出 油 の 早 期 発 見 のため 警 戒 船 の 照 明 の 強 化 を 図 ること 4 事 故 即 応 体 制 等 (1) 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 本 船 警 戒 船 監 視 員 陸 上 コントロールセンター 等 荷 役 関 係 者 相 互 間 の 即 時 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 を 図 ること (2) 要 員 資 機 材 等 の 動 員 体 制 の 確 立 油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 に 防 災 要 員 船 艇 資 機 材 を 速 やか に 動 員 使 用 できる 体 制 を 確 立 すること (3) 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 の 周 知 徹 底 油 排 出 事 故 ( 海 洋 への 油 の 不 適 切 な 排 出 があり 又 は 排 出 のお それがある 場 合 をいう 以 下 同 じ )が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 12

(3) 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 の 周 知 徹 底 油 排 出 事 故 ( 海 洋 への 油 の 不 適 切 な 排 出 があり 又 は 排 出 のお それがある 場 合 をいう 以 下 同 じ )が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 について 関 係 者 へ の 周 知 徹 底 を 図 ること (4) 防 災 要 員 の 教 育 訓 練 排 出 油 等 の 防 除 に 関 する 協 議 会 等 が 行 う 合 同 訓 練 のほか 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 に 基 づき 非 常 呼 集 訓 練 排 出 油 防 除 訓 練 等 を できる 限 りタンカー 側 と 一 体 となって 実 施 すること なお 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 における 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 すること (5) 具 体 的 な 防 除 戦 術 油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 排 出 した 油 は 急 速 に 拡 散 し 汚 染 被 害 が 拡 大 することから 周 辺 海 域 の 排 出 油 による 影 響 を 受 ける 漁 業 施 設 取 水 口 海 洋 性 レジャー 施 設 等 の 脆 弱 性 を 事 前 に 把 握 した 上 で 具 体 的 な 防 除 戦 術 等 を 作 成 するよう 努 めること (6)バース 側 とタンカー 側 の 体 制 の 連 携 事 故 が 発 生 した 場 合 には バースの 管 理 者 作 業 員 等 は 自 ら 早 急 に 防 除 消 火 作 業 等 を 実 施 する 必 要 があることから タンカ ー 側 の 動 員 体 制 を 事 前 に 把 握 し 双 方 が 連 携 して 直 ちに 防 除 消 火 作 業 等 を 行 うことのできる 体 制 を 整 えておくこと 5 バース 建 造 等 に 先 立 つ 海 上 保 安 部 署 長 への 資 料 の 提 出 (1) 10 万 重 量 トン 以 上 の 油 タンカーバースを 建 造 若 しくは 改 築 し 置 が 講 じられるよう 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 について 関 係 者 へ の 周 知 徹 底 を 図 ること (4) 防 災 要 員 の 教 育 訓 練 排 出 油 の 防 除 に 関 する 協 議 会 等 が 行 う 合 同 訓 練 のほか 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 に 基 づき非 常 呼 集 訓 練 排 出 油 防 除 訓 練 等 をで きる 限 りタンカー 側 と 一 体 となって 実 施 すること なお 海 上 災 害 防 止 センターにおける 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 すること 5 建 造 届 の提 出 (1) 10 万 重 量 トン 以 上 の 油 タンカーバースを 建 造 若 しくは 改 築 し ま たは 既 設 の 油 タンカーバースの 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 を 変 更 する( 変 更 後 の 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 が 10 万 重 量 トン 以 上 である 場 合 に 限 る ) ときは 当 該 バースの 管 理 者 は 次 の 事 項 を 記 載 した 建 造 届 を 最 13

又 は 既 設 の 油 タンカーバースの 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 を 変 更 する( 変 更 後 の 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 が 10 万 重 量 トン 以 上 である 場 合 に 限 る ) ときは 当 該 バースの 管 理 者 は 次 の 事 項 に 関 する 情 報 を 収 めた 資 料 ( 建 造 届 )を 最 寄 りの 海 上 保 安 部 署 長 に 提 出 し 本 基 準 に 則 った 適 切 な 安 全 防 災 対 策 を 実 施 するため 必 要 な 指 導 助 言 を 受 けること ただし 既 に 建 造 届 を 提 出 している 場 合 にあっては 変 更 の 内 容 及 び 理 由 に 関 する 情 報 を 収 めた 資 料 ( 変 更 届 )を 提 出 すること イ 建 造 理 由 (イ) 経 緯 (ロ) 油 受 入 れ 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ハ) 油 受 入 れ 用 タンカー 配 船 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ニ) 出 荷 計 画 ( 使 用 船 型 製 品 別 出 荷 量 及 びバース) ロ 建 造 計 画 (イ) バースの 名 称 位 置 及 び 型 式 ( 図 面 添 付 ) (ロ) バースの 所 有 者 及 び 管 理 者 (ハ) バースの 概 要 設 計 条 件 最 大 着 桟 ( 標 ) 能 力 計 画 水 深 (バース 前 面 の ターニングベースンを 含 む ) 着 桟 ( 標 ) 喫 水 (ニ) 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 の 要 目 (ホ) 荷 役 設 備 及 び 荷 役 能 力 (ヘ) 係 留 設 備 及 び 附 属 設 備 ( 図 面 添 付 ) (ト) 消 防 設 備 ( 重 質 油 の 荷 役 のみの 用 に 供 されるバースを 除 く ) 消 火 栓 等 の 配 置 寄 りの 海 上 保 安 部 署 長 に 提 出 すること ただし 既 に 建 造 届 を 提 出 している 場 合 にあっては 変 更 の 内 容 及 び 理 由 を 記 載 した 変 更 届 を 提 出 すること イ 建 造 理 由 (イ) 経 緯 (ロ) 油 受 入 れ 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ハ) 油 受 入 れ 用 タンカー 配 船 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ニ) 出 荷 計 画 ( 使 用 船 型 製 品 別 出 荷 量 及 びバース) ロ 建 造 計 画 (イ) バースの 名 称 位 置 及 び 型 式 ( 図 面 添 付 ) (ロ) バースの 所 有 者 及 び 管 理 者 (ハ) バースの 概 要 設 計 条 件 最 大 着 桟 ( 標 ) 能 力 計 画 水 深 (バース 前 面 の ターニングベースンを 含 む ) 着 桟 ( 標 ) 喫 水 (ニ) 最 大 着 桟 ( 標 ) 船 舶 の 要 目 (ホ) 荷 役 設 備 及 び 荷 役 能 力 ( ヘ) 係 留 設 備 及 び 附 属 設 備 ( 図 面 添 付 ) (ト) 消 防 設 備 ( 重 質 油 の 荷 役 のみの用 に 供 されるバースを 除 く ) 消 火 栓 等 の 配 置 消 火 能 力 ( 放 水 能 力 ) (チ) 海 底 送 油 管 の 油 ( 軽 質 油 を 除 く )の 置 換 装 置 ハ 防 災 資 機 材 等 の 配 備 計 画 14

消 火 能 力 ( 放 水 能 力 ) (チ) 海 底 送 油 管 の 油 ( 軽 質 油 を 除 く )の 置 換 装 置 ハ 防 災 資 機 材 等 の 配 備 計 画 (イ) 消 防 船 警 戒 船 油 回 収 船 等 船 名 船 主 要 目 消 防 能 力 油 処 理 能 力 搭 載 資 機 材 の 種 類 及 び 数 量 作 業 要 員 等 (ロ) 防 災 資 機 材 防 災 資 機 材 の 種 類 能 力 数 量 保 管 場 所 ニ 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 (イ) 着 桟 ( 標 ) 時 間 帯 (ロ) 着 桟 ( 標 ) 方 法 沖 合 からバースまでの 操 船 ( 図 示 ) 着 桟 ( 標 ) 速 度 気 象 海 象 条 件 による 着 桟 ( 標 ) 基 準 等 (ハ) 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 使 用 タグボート ホ 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (イ) 異 常 気 象 海 象 対 策 1 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びアーム 又 はホースの 切 離 し 基 準 2 荒 天 等 による 避 泊 基 準 (ロ) オイルフェンスの 展 張 ( 図 示 ) へ 事 故 処 理 体 制 (イ) 処 理 責 任 者 (イ) 消 防 船 警 戒 船 油 回 収 船 等 船 名 船 主 要 目 消 防 能 力 油 処 理 能 力 搭 載 資 機 材 の 種 類 及 び 数 量 作 業 要 員 等 (ロ) 防 災 資 機 材 防 災 資 機 材 の 種 類 能 力 数 量 保 管 場 所 ニ 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 (イ) 着 桟 ( 標 ) 時 間 帯 (ロ) 着 桟 ( 標 ) 方 法 沖 合 からバースまでの 操 船 ( 図 示 ) 着 桟 ( 標 ) 速 度 気 象 海 象 条 件 による 着 桟 ( 標 ) 基 準 等 (ハ) 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 使 用 タグボート ホ 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (イ) 異 常 気 象 海 象 対 策 1 荒 天 による 荷 役 中 止 及 び 荷 役 パイプ 切 離 し 基 準 2 荒 天 等 による 避 泊 基 準 (ロ) オイルフェンスの 展 張 ( 図 示 ) へ 事 故 処 理 体 制 (イ) 処 理 責 任 者 (ロ) 処 理 方 法 (2) マニュアル 及 び 手 引 書 の 添 付 離 着 桟 ( 標 ) 及 び荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 を 作 成 しているときは 添 付 すること 15

(ロ) 処 理 方 法 (2) マニュアル 及 び 手 引 書 の 添 付 離 着 桟 ( 標 ) 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 を 作 成 しているときは 添 付 すること なお 建 造 届 提 出 時 に 未 作 成 の 場 合 は バース 供 用 開 始 の3ケ 月 前 までに 提 出 するよう 努 めること (3) 建 造 位 置 等 の 基 準 イ 建 造 位 置 については 付 近 の 船 舶 交 通 の 状 況 気 象. 海 象 条 件 地 理 的 条 件 等 を 考 慮 すること なお シーバースについては 次 の 事 項 に 掲 げる 場 所 に 該 当 す るか 検 討 するとともに 必 要 に 応 じ 建 造 予 定 位 置 付 近 における 船 舶 交 通 の 実 態 調 査 を 行 うこと (イ) 付 近 に 他 の 船 舶 が 頻 繁 に 錨 泊 しない 場 所 (ロ) 原 則 として 航 路 筋 から 1,000 メートル 以 上 離 れ かつ 付 近 を 航 行 する 船 舶 が 少 ない 場 所 (ハ) シーバースに 着 桟 ( 標 )しようとするタンカーが 低 速 のた め 操 船 不 自 由 な 状 態 で 航 路 筋 を 横 切 ることとならない 場 所 ロ 海 底 送 油 管 の 設 置 については 船 舶 が 投 錨 するおそれの 少 ない 場 所 であって 船 舶 が 投 錨 しても 差 し 支 えないように 設 置 するこ と Ⅲ タンカー 側 の 遵 守 すべき 事 項 1 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 なお 建 造 届 提 出 時 に 未 作 成 の 場 合 は バース 供 用 開 始 の3ケ 月 前 までに 提 出 するよう 努 めること (3) 建 造 位 置 等 の 基 準 イ 建 造 位 置 については 付 近 の 船 舶 交 通 の 状 況 気 象. 海 象 条 件 地 理 的 条 件 等 を 考 慮 すること なお シーバースについては 次 の 事 項 を検 討 するとともに 必 要 に 応 じ 建 造 予 定 位 置 付 近 における 船 舶 交 通 の 実 態 調 査 を 行 うこと (イ) 付 近 に 他 の 船 舶 が 頻 繁 に 錨 泊 し ない 場 所 であること (ロ) 原 則 として 航 路 筋 から 1,000 メートル 以 上 離 れ かつ 付 近 を 航 行 する 船 舶 が 少 ない 場 所 であること (ハ) シーバースに 着 桟 ( 標 )しようとするタンカーが 低 速 のた め 操 船 不 自 由 な 状 態 で 航 路 筋 を 横 切 ることとならない 場 所 であること ロ 海 底 送 油 管 の 設 置 については 船 舶 が 投 錨 するおそれの 少 ない 場 所 であって 船 舶 が 投 錨 しても 差 し 支 えないように 設 置 するこ と Ⅲ タンカー 側 の 遵 守 すべき 事 項 1 離 着 桟 ( 標 ) 時 の 安 全 対 策 Ⅱ2によること 2 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 16

Ⅱ2によること 2 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は 事 前 に 油 濁 防 止 管 理 者 及 びバース 側 の 荷 役 作 業 責 任 者 と Ⅱ3(2)イに 掲 げる 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること ロ 乗 組 員 への 周 知 徹 底 タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は バース 側 との 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 について 乗 組 員 に 十 分 説 明 し その 周 知 徹 底 を 図 る こと ハ 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルの 整 備 とその 励 行 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルを 作 成 しておき その 励 行 を 図 ること 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルは 別 紙 2 の 事 項 を 参 考 とするこ と ニ 使 用 する 泡 消 火 剤 の 種 類 についての 情 報 の 共 有 あらかじめタンカー 側 バース 側 及 び 消 防 船 とで 保 有 してい る 泡 消 火 剤 の 種 類 を 確 認 すること ホ 緊 急 時 の 荷 役 停 止 の 手 段 についての 合 意 緊 急 時 に 安 全 に 荷 役 を 停 止 し アーム 又 はホースを 切 り 離 す 手 順 について タンカー 側 とバース 側 であらかじめ 確 認 するこ と 荷 役 作 業 に 当 たっては タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は 事 前 に 油 濁 防 止 管 理 者 及 びバース 側 の 荷 役 作 業 責 任 者 と Ⅱ3(2)イに 掲 げる 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること ロ 乗 組 員 への 周 知 徹 底 タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は バース 側 との 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 について 乗 組 員 に 十 分 説 明 し その 周 知 徹 底 を 図 る こと ハ 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルの 整 備 とその 励 行 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルを 作 成 しておき その 励 行 を 図 ること 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルは 別 紙 2 の 事 項 を 参 考 とするこ と (2) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 油 排 出 事 故 等 を 早 期 に 発 見 するため 次 の 海 面 等 の 監 視 が 確 実 に 行 えるよう 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること イ シーバルブ 付 近 海 面 17

(2) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 油 排 出 事 故 等 を 早 期 に 発 見 するため 次 の 海 面 等 の 監 視 が 確 実 に 行 えるよう 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること イ シーバルブ 付 近 海 面 ロ オーバーボード ディスチャージバルブ 付 近 海 面 ハ フローティングホース 付 近 海 面 ニ アーム 又 はホースの 接 続 部 付 近 (3) 異 常 気 象 海 象 対 策 港 則 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 台 風 等 による 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 に 余 裕 のある 時 期 に 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 する なお 台 風 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる また その 際 の 荒 天 の 基 準 値 は 風 速 20m/secを 超 えない 範 囲 で 定 めるものとし 台 風 の 接 近 等 が 予 想 される 場 合 はその 情 報 収 集 に 努 める ロ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 原 則 として 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 す る なお 津 波 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる (4) 荷 役 時 の 諸 制 限 等 ロ オーバーボード ディスチャー ジバルブ 付 近 海 面 ハ フローティングホース 付 近 海 面 ニ ローディングアーム 又 はフローティングホースとマニホール ドの 接 続 部 付 近 (3) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 台 風 等 風 速 20m/sec 以 上 の 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 早 目 に 安 全 な 場 所 に 避 泊 すること ロ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 安 全 な 場 所 に 避 泊 すること (4) 荷 役 時 の 諸 制 限 等 イ 荷 役 中 は バンカリング 等 他 の作 業 を 行 わないこと ただし 特 に 安 全 対 策 がとられている 場 合 はこの 限 りでない ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 18

イ 荷 役 中 は 他 船 からの 燃 料 油 の 移 送 その 他 の 荷 役 の 安 全 を 害 する 作 業 を 行 わないこと ただし 特 段 の 安 全 対 策 が 講 じ られている 場 合 はこの 限 りでない ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 しないこと ハ 原 油 及 び 軽 質 油 タンカーについては ファイヤーワイヤーの 垂 下 等 一 般 引 火 性 危 険 物 積 載 船 舶 のとるべき 措 置 を 十 分 実 施 すること (5) 主 要 バルブの 開 閉 確 認 バルブ 操 作 のミスによる 油 排 出 事 故 を 防 止 するため 特 に 次 の 事 項 に 留 意 すること イ 荷 役 に 関 するタンカー 側 の 主 要 バルブの 操 作 は タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 とともにバース 側 の 荷 役 責 任 者 も 立 ち 会 った 上 で 確 認 すること ロ 荷 役 作 業 中 は 主 要 バルブの 状 態 が 適 切 かどうか 一 定 の 時 間 間 隔 で 巡 回 点 検 すること (6) 船 体 姿 勢 の 維 持 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 喫 水 を 保 つ よう 調 整 すること また トリム 船 体 傾 斜 係 留 索 の 張 力 を 適 正 に 調 整 の 上 安 全 な 船 体 姿 勢 を 維 持 すること (7) 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 する 措 置 用 しないこと ハ 原 油 及 び 軽 質 油 タンカーについては ファイヤーワイヤーの 垂 下 等 一 般 引 火 性 危 険 物 積 載 船 舶 のとるべき 措 置 を 十 分 実 施 すること (5) 主 要 バルブの 開 閉 確 認 Ⅱ3(7)によるほか 次 の 事 項 に 留 意 すること (イ) 荷 役 責 任 者 は バラスト 水 性 排 水 開 始 前 後 の 作 業 には 必 ず 立 会 うとともに バルブ ポンプ 操 作 の 指 揮 をとること (ロ) シーバルブ 開 放 前 に 必 ずメインライン オーバーボード ディスチャージライン 等 の 立 上 がり 管 に 残 油 のないことを 確 認 すること (ハ) バラスト 水 注 排 水 時 シーバルブは 最 初 微 開 し 異 常 がな いことを 確 認 してから 徐 々に 開 放 すること (6) 吃 水 の 調 整 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 吃 水 を 保 つよう 調 整 すること なお バラスト 水 の 注 排 水 作 業 は 昼 間 に 行 うこと ただし Ⅱ3(8) イ 及 びロに 掲 げる 場 合 はこの 限 りでない (7) その 他 イ 照 明 の 強 化 19

船 陸 間 の 電 位 差 に 対 しては 絶 縁 や 十 分 な 電 気 的 接 続 を 図 る 等 適 宜 の 措 置 をとること (8) その 他 イ 照 明 の 強 化 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースの 場 合 は 当 該 バースに 照 明 設 備 がないので 排 出 油 の 早 期 発 見 のため 海 面 付 近 の 照 明 の 強 化 を 図 ること ロ タンク 内 等 の 点 検 整 備 油 排 出 事 故 防 止 のため タンク 管 系 バルブ 等 の 点 検 整 備 を 励 行 すること ハ 油 濁 防 止 対 策 の 励 行 油 濁 防 止 管 理 者 は 油 濁 防 止 対 策 について 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 るとともに 油 濁 防 止 対 策 の 励 行 を 図 り 油 排 出 事 故 の 未 然 防 止 に 努 めること ニ 講 習 会 等 への 参 加 海 洋 汚 染 防 止 のための 意 識 の 高 揚 技 術 の 向 上 等 を 図 るた め 講 習 会 等 に 参 加 させるよう 努 めること また 船 内 社 内 等 においても 講 習 会 研 修 等 を 実 施 するよ う 努 めること 3 事 故 即 応 体 制 等 (1) 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 の 周 知 徹 底 一 点 及 び 多 点 係 留 ブイ 式 バースの 場 合 は 当 該 バースに 照 明 設 備 がないので 排 出 油 の 早 期 発 見 のため 海 面 付 近 の 照 明 の 強 化 を図 ること ロ タンク 内 等 の点 検 整 備 油 排 出 事 故 防 止 のため タンク 管 系 バルブ 等 の 点 検 整 備 を 励 行 すること ハ 油 濁 防 止 規 程 の 励 行 油 濁 防 止 管 理 者 は 油 濁 防 止 規 程 について 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 るとともに 油 濁 防 止 規 程 の 励 行 を 図 り 油 排 出 事 故 の 未 然 防 止 に 努 めること ニ 海 洋 汚 染 防 止 講 習 会 への 参 加 海 洋 汚 染 防 止 のための 意 識 の 高 揚 技 術 の 向 上 等 を 図 るた め 海 洋 汚 染 防 止 講 習 会 等 に 積 極 的 に 参 加 させること 特 に 荷 役 作 業 及 び 燃 料 補 給 作 業 に 従 事 する 乗 組 員 の 参 加 について は 船 長 等 が 特 別 の 配 慮 をすること また 船 内 社 内 等 においても 講 習 会 研 修 等 を 実 施 するこ と 3 事 故 即 応 体 制 等 (1) 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 の 周 知 徹 底 油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 油 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 について 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること (2) 乗 組 員 の 教 育 訓 練 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 に 基 づき 連 絡 通 報 訓 練 排 出 油 防 除 20

油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 油 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 について 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること (2) 乗 組 員 の 教 育 訓 練 油 濁 防 止 緊 急 措 置 手 引 書 に 基 づき 連 絡 通 報 訓 練 排 出 油 防 除 訓 練 等 訓 練 を 少 なくとも 半 年 に1 回 行 うこと この 場 合 にあって はできる 限 りバース 側 と 一 体 となった 訓 練 とすること なお 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 における 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること (3) 船 舶 所 有 者 側 の 早 期 立 上 がり 体 制 の 確 保 事 故 が 発 生 した 場 合 において 船 舶 所 有 者 が 法 令 に 基 づく 措 置 を 直 ちに 自 ら 実 施 できないおそれがある 場 合 は 防 災 機 関 等 に 早 急 に 措 置 の 実 施 を 要 請 できる 事 前 体 制 を 整 えること 第 2 部 大 型 液 化 ガスタンカー 及 び 大 型 液 化 ガスタンカーバースの 安 全 防 災 対 策 Ⅰ 対 象 船 舶 及 び 対 象 バース 2 万 5 千 総 トン 以 上 の 液 化 ( 石 油 天 然 )ガスタンカー( 以 下 液 化 ガスタンカー という ) 及 び 同 タンカーの 荷 役 の 用 に 供 されるバ ース Ⅱ バース 管 理 者 の 遵 守 すべき 事 項 第 2 部 訓 練 等 訓 練 を 少 なくとも 半 年 に1 回 行 うこと この 場 合 にあって はできる 限 りバース 側 と 一 体 となった 訓 練 とすること なお 海 上 災 害 防 止 センターにおける 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること (3) 船 舶 所 有 者 側 の 早 期 立 上 がり 体 制 の 確 保 原 油 及 び 重 質 油 タンカーについては 油 排 出 事 故 が 発 生 した 場 合 に 船 舶 所 有 者 自 らが 早 急 に 防 除 措 置 をとれないおそれがある 場 合 は 代 理 店 等 に 対 し 海 上 災 害 防 止 センターと 防 除 契 約 を 締 結 する 権 限 をあらかじめ 付 与 する 等 船 舶 所 有 者 側 として 直 ちに 防 除 活 動 をとり 得 る 体 制 を 整 えておくこと 大 型 液 化 ガスタンカー 及 び 大 型 液 化 ガスタンカーバースの 安 全 防 災 対 策 Ⅰ 対 象 船 舶 及 び 対 象 バース 2 万 5 千 総 トン 以 上 の 液 化 ( 石 油 天 然 ) ガスタンカー( 以 下 液 化 ガスタンカー という ) 及 び 同 タンカーの 荷 役 の 用 に 供 されるバ ース Ⅱ バース管 理 者 の 遵 守 すべき 事 項 1 バースの 設 備 (1) 一 般 設 備 イ 緊 急 時 の 離 桟 を 容 易 にするため できる 限 り 十 分 な 強 度 を 有 するクイックリリースフックを 設 備 すること ロ 電 気 照 明 設 備 等 火 花 を発 するおそれのあるものは すべ 21

1 バースの 設 備 (1) 一 般 設 備 イ 緊 急 時 の 離 桟 を 容 易 にするため できる 限 り 十 分 な 強 度 を 有 するクイックリリースフックを 設 備 すること ロ 電 気 照 明 設 備 等 火 花 を 発 するおそれのあるものは 危 険 場 所 に 応 じた 適 切 な 防 爆 性 能 を 有 すること ハ ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっては 風 向 風 速 計 着 桟 速 度 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 すること (2) 消 防 設 備 イ アーム 又 はホースの 接 続 部 付 近 に 2 トン 以 上 のドライケ ミカルを 放 出 できる 装 置 を 設 備 すること ロ 液 化 ガスタンカーが バース 前 面 から 着 桟 して 荷 役 終 了 後 離 桟 するまでの 間 2 トン 以 上 のドライケミカルを 放 出 できる 装 置 を 有 する 消 防 船 を 配 備 すること ハ 火 災 による 火 熱 に 対 処 するため アーム 又 はホースの 接 続 部 付 近 に 十 分 な 能 力 を 有 するウォーターカーテン 装 置 を 設 備 すること ニ 荷 役 関 連 作 業 に 伴 う 初 期 火 災 の 消 火 のため ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっては アーム 又 はホースの 付 近 に 荷 役 関 連 作 業 者 が 持 運 び 可 能 な 小 型 の 消 火 器 圧 縮 空 気 泡 消 火 装 置 その 他 の 適 切 な 器 具 を 備 置 すること 2 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 (1) 夜 間 着 桟 は 個 々の 港 事 業 ごとに 地 域 特 性 を 踏 まえて 安 全 2 て 防 爆 型 とすること ハ ドルフィン 式 又 は 桟 橋 式 バースにあっては 風 向 風 速 計 着 桟 速 度 計 及 び 緊 急 警 報 装 置 を 設 置 すること (2) 消 防 設 備 イ ローディングアーム 付 近 に 2 トン 以 上 のドライケミカル を 放 出 できる 装 置 を 設 備 すること ロ 液 化 ガスタンカーが バース 前 面 から 着 桟 して 荷 役 終 了 後 離 桟 するまでの 間 2 トン 以 上 のドライケミカルを放 出 できる 装 置 を 有 する 消 防 船 を 配 備 すること ハ 火 災 による 火 熱 に 対 処 するため ローディングアーム 付 近 に 十 分 な 能 力 を 有 するウォーターカーテン 装 置 を 設 備 する こと 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 (1) 原 則 として 夜 間 着 桟 は 避 けること (2) 着 桟 速 度 は 設 計 条 件 を 考 慮 し 十 分 安 全 な 速 度 であること (3) 気 象 海 象 条 件 に よる 着 桟 基 準 については 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5m 以 下 とすること 22

防 災 対 策 を 事 業 者 等 において 検 討 し 安 全 上 支 障 がないと 確 認 できる 場 合 に 実 施 すること (2) 着 桟 速 度 は 設 計 条 件 を 考 慮 し 十 分 安 全 な 速 度 であること (3) 気 象 海 象 条 件 による 着 桟 基 準 について その 基 準 値 は 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5mを 超 えない 範 囲 で 定 めること (4) 離 着 桟 に 当 たっては 十 分 な 馬 力 数 を 有 するタグボートを 必 要 な 隻 数 使 用 すること 3 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 安 全 管 理 体 制 の 整 備 荷 役 その 他 の 作 業 等 の 安 全 に 関 する 責 任 者 を 指 名 する 等 荷 役 の 実 施 及 び 安 全 管 理 に 関 する 体 制 及 び 責 任 分 担 を 明 確 にし ておくこと (2) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては 荷 役 作 業 責 任 者 は 事 前 にタン カー 側 の 荷 役 責 任 者 と 次 の 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること (イ) 荷 役 作 業 に 関 する 事 項 (ロ) 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (ハ) 緊 急 時 の 連 絡 方 法 (ニ) 事 故 時 の 措 置 (ホ) その 他 必 要 事 項 ロ 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 3 (4) 離 着 桟 に 当 たっては 十 分 な 馬 力 数 を 有 するタグボートを 必 要 な 隻 数 使 用 すること 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 安 全 管 理 体 制 の 整 備 荷 役 統 括 管 理 責 任 者 荷 役 管 理 責 任 者 及 び 荷 役 作 業 責 任 者 を 指 名 する 等 荷 役 の 実 施 及 び 安 全 管 理 に 関 する 体 制 及 び 責 任 分 担 を 明 確 にしておくこと (2) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては 荷 役 作 業 責 任 者 は 事 前 にタン カー 側 の 荷 役 責 任 者 と 次 の 事 項 について 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること (イ) 荷 役 作 業 に 関 する 事 項 (ロ) 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (ハ) 緊 急 時 の 連 絡 方 法 (ニ) 事 故 時 の 措 置 (ホ) その 他 必 要 事 項 ロ 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 上 記 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 については 見 やすい 場 所 への 掲 示 放 送 等 により 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 を 図 ること ハ 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 の 整 備 とその 励 行 23

上 記 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 については 見 やすい 場 所 への 掲 示 放 送 等 により 荷 役 関 係 者 への 周 知 徹 底 を 図 ること ハ 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 の 整 備 とその 励 行 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 各 種 作 業 に 関 するチェックリストを 作 成 しておき これらを 確 実 に 励 行 すること マニュアルは 別 紙 3 の 事 項 を 参 考 とすること ニ 緊 急 時 の 荷 役 停 止 の 手 段 についての 合 意 緊 急 時 に 安 全 に 荷 役 を 停 止 し アーム 又 はホースを 切 り 離 す 手 順 について バース 側 とタンカー 側 であらかじめ 確 認 すること (3) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 イ 警 戒 船 の 配 備 バース 前 面 から 着 桟 して 荷 役 終 了 後 離 桟 するまでの 間 十 分 な 照 明 設 備 を 有 する 警 戒 船 を 本 船 の 至 近 海 面 に 常 時 1 隻 以 上 配 備 すること ただし 1(2)により 配 備 する 消 防 船 がこれらの 設 備 を 有 しているときはこの 限 りでない ロ 監 視 員 の 配 置 液 化 ガスの 漏 洩 等 を 早 期 に 発 見 するため 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること なお アーム 又 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 各 種 作 業 に 関 するチェックリストを 作 成 しておき これらを 確 実 に 励 行 すること マニュアルは 別 紙 3 の 事 項 を 参 考 とすること (3) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 イ 警 戒 船 の 配 備 バース 前 面 から 着 桟 して 荷 役 終 了 後 離 桟 するまでの 間 十 分 な 照 明 設 備 を 有 する 警 戒 船 を 本 船 の 至 近 海 面 に 常 時 1 隻 以 上 配 備 すること ただし 1(2)により 配 備 する 消 防 船 がこれらの 設 備 を 有 しているときはこの 限 りでない ロ 監 視 員 の 配 置 液 化 ガスの 漏 洩 等 を 早 期 に 発 見 するため 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること なお ローディ ングアームとマニホールドの 接 続 部 については 監 視 員 を 確 実 に 配 置 すること ハ 通 信 装 置 等 の 整 備 (イ) バース 側 タンカー 側 警 戒 船 及 び 監 視 員 は 相 互 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 信 装 置 を 保 有 すること ( ロ) 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 荷 役 関 係 者 に 即 時 連 絡 可 24

はホースの 接 続 部 については 監 視 員 を 確 実 に 配 置 するこ と ハ 通 信 装 置 等 の 整 備 (イ) バース 側 タンカー 側 警 戒 船 及 び 監 視 員 は 相 互 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 信 装 置 を 保 有 すること (ロ) 緊 急 事 態 が 発 生 した 場 合 に 荷 役 関 係 者 に 即 時 連 絡 可 能 な 通 報 装 置 をバース 及 び 陸 上 施 設 にできる 限 り 導 入 すること 能 なページングシステム( 電 話 を 利 用 した 一 斉 通 報 方 式 )をバース 及 び 陸 上 施 設 にできる 限 り 導 入 すること (4) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びパイプ 切 離 し 基 準 については 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5m以 下 とすること ロ 台 風 等 風 速 20m/sec 以 上 の 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 早 目 に 安 全 な 場 所 に 避 泊 させること (4) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びアーム 又 はホースの 切 離 し 基 準 について その 基 準 値 は 風 速 15m/sec 又 は 波 高 1.5mを 超 えない 範 囲 で 定 めること ロ 港 則 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること (イ) 台 風 等 による 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 に 余 裕 のある 時 期 に 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 させる なお 台 風 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる また その 際 の 荒 天 の 基 準 値 は 風 速 20m/secを 超 えない 範 囲 で 定 めるものとし 台 風 の 接 近 等 が 予 想 さ れる 場 合 はその 情 報 収 集 に 努 める (ロ) 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 原 則 として 港 外 の 安 全 ハ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 安 全 な 場 所 に 避 泊 させること (5) 荷 役 時 の 諸 制 限 イ 荷 役 中 は バンカリング 等 他 の 作 業 を 行 わせないこと ただし 特 に 安 全 対 策 がとられている 場 合 はこの 限 りで ない 25

な 場 所 に 避 泊 させる なお 津 波 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる (5) 荷 役 時 の 諸 制 限 イ 荷 役 中 は 他 船 からの 燃 料 油 等 の 移 送 その 他 の 荷 役 の 安 全 を 害 する 作 業 を 行 わせないこと ただし 特 段 の 安 全 対 策 が 講 じられている 場 合 はこの 限 りでない ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 させないこと ハ 荷 役 現 場 へ 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 禁 止 すること (6) 船 体 姿 勢 の 維 持 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 喫 水 を 保 つよう 調 整 させること また トリム 船 体 傾 斜 係 留 索 の 張 力 を 適 正 に 調 整 の 上 安 全 な 船 体 姿 勢 を 維 持 させること (7) タンカー 側 との 意 思 疎 通 を 図 るための 措 置 日 本 語 による 通 常 の 意 思 疎 通 が 困 難 な 者 のみが 乗 船 した 船 舶 による 荷 役 の 場 合 は バース 側 とタンカー 側 の 意 思 の 疎 通 を 図 るため 業 務 上 の 意 思 疎 通 が 可 能 な 言 語 を 使 用 できる 者 を 配 置 すること なお 打 合 せ 会 議 においては 英 文 等 による 安 全 チェックリ スト 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 を 配 布 説 明 し 当 該 バー スの 状 況 を 十 分 理 解 させるとともに 荷 役 等 に 関 し 必 要 な 事 項 を 船 内 放 送 させる 等 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 させないこと ハ 荷 役 現 場 への 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 禁 止 すること (6) 吃 水 の 調 整 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 吃 水 を 保 つよう 調 整 させること (7) 外 国 船 舶 に 対 する 措 置 外 国 人 のみが 乗 船 した 船 舶 による 荷 役 の 場 合 は バース 側 と タンカー 側 の 意 思 の 疎 通 を 図 るため 当 該 外 国 語 等 に 堪 能 な 者 を 配 置 すること なお 打 合 せ 会 議 においては 英 文 等 による 安 全 チェックリ スト 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 等 を 配 布 説 明 し 当 該 バー スの 状 況 を 十 分 理 解 させるとともに 荷 役 等 に 関 し 必 要 な 事 項 を 船 内 放 送 させる 等 乗 組 員 への 周 知 徹 底 を 図 ること (8) ガス 検 知 警 報 装 置 の 点 検 等 ガス 検 知 警 報 装 置 の 作 動 点 検 を 強 化 するとともに 陸 上 コント ロールセンター 等 監 視 員 が 配 置 されている 場 所 へ 警 報 器 を 設 置 すること 26

(8) ガス 検 知 警 報 装 置 の 点 検 等 ガス 検 知 警 報 装 置 の 作 動 点 検 を 強 化 するとともに 陸 上 コント ロールセンター 等 監 視 員 が 配 置 されている 場 所 へ 警 報 器 を 設 置 すること (9) 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 する 措 置 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 しては 絶 縁 や 十 分 な 電 気 的 接 続 を 図 る 等 適 宜 の 措 置 をとること 4 事 故 即 応 体 制 等 (1) 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 本 船 警 戒 船 監 視 員 陸 上 コントロールセンター 等 荷 役 関 係 者 相 互 間 の 即 時 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 を 図 ること (2) 要 員 資 機 材 等 の 動 員 体 制 の 確 立 事 故 等 が 発 生 した 場 合 に 消 防 船 防 災 要 員 船 艇 資 機 材 を 適 正 かつ 速 やかに 動 員 使 用 できる 体 制 を 確 立 すること なお 消 防 船 要 員 や 資 機 材 薬 剤 等 の 確 保 に 当 たっては 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 近 隣 の 同 種 事 業 所 等 との 連 携 を 考 慮 すること (3) 海 上 防 災 マニュアルの 作 成 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 海 上 防 災 マニュアルを 作 成 すること 海 上 防 災 マニュアルは 別 紙 4 の 事 項 を 参 考 とすること (4) 防 災 要 員 の 教 育 訓 練 海 上 防 災 マニュアルに 基 づき 非 常 呼 集 訓 練 消 火 訓 練 等 をでき 4 事 故 即 応 体 制 等 (1) 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 本 船 警 戒 船 監 視 員 陸 上 コントロールセンター 等 荷 役 関 係 者 相 互 間 の 即 時 連 絡 通 報 体 制 の 確 立 を 図 ること (2) 要 員 資 機 材 等 の 動 員 体 制 の 確 立 事 故 が 発 生 した 場 合 に 防 災 要 員 船 艇 資 機 材 を 速 やかに 動 員 使 用 できる 体 制 を 確 立 すること (3) 海 上 防 災 マニュアルの 作 成 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が講 じられるよう 海 上 防 災 マニュアルを 作 成 すること 海 上 防 災 マニュアルは 別 紙 4 の 事 項 を 参 考 とすること (4) 防 災 要 員 の 教 育 訓 練 海 上 防 災 マニュアルに 基 づき 非 常 呼 集 訓 練 消 火 訓 練 等 をでき る 限 りタンカー 側 と 一 体 となって 実 施 すること なお 海 上 災 害 防 止 センターにおける 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること 27

る 限 りタンカー 側 と 一 体 となって 実 施 すること なお 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 における 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること (5)バース 側 とタンカー 側 の 体 制 の 連 携 事 故 が 発 生 した 場 合 には バースの 管 理 者 作 業 員 等 は 自 ら 早 急 に 消 火 作 業 等 を 実 施 する 必 要 があることから タンカー 側 の 動 員 体 制 を 事 前 に 把 握 し 双 方 が 連 携 して 直 ちに 防 除 消 火 作 業 等 を 行 うことができる 体 制 を 整 えておくこと 5 バース 建 造 等 に 先 立 つ 海 上 保 安 部 署 長 への 資 料 の 提 出 (1) 液 化 ガスタンカーバースを 建 造 若 しくは 改 築 し 又 は 既 設 の バースの 最 大 着 桟 船 舶 を 変 更 する( 変 更 後 の 最 大 着 桟 船 舶 が 2 万 5 千 総 トン 以 上 である 場 合 に 限 る )ときは 当 該 バースの 管 理 者 は 次 の 事 項 に 関 する 情 報 を 収 めた 資 料 ( 建 造 届 )を 最 寄 りの 海 上 保 安 部 署 長 に 提 出 し 本 基 準 に 則 った 適 切 な 安 全 防 災 対 策 を 実 施 するため 必 要 な 指 導 助 言 を 受 けること ただし 既 に 建 造 届 を 提 出 している 場 合 にあっては 変 更 内 容 及 び 理 由 に 関 する 情 報 を 収 めた 資 料 ( 変 更 届 )を 提 出 すること イ 建 造 理 由 (イ) 経 緯 (ロ) 液 化 ガス 受 入 れ 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ハ) 液 化 ガス 受 入 れ 用 タンカー 配 船 計 画 ( 年 次 計 画 ) (ニ) 出 荷 計 画 ( 使 用 船 型 出 荷 量 及 びバース) ロ 建 造 計 画 5 建 造 届 の 提 出 (1) 液 化 ガスタンカー バースを 建 造 若 しくは 改 築 し 又 は 既 設 のバ ースの 最 大 着 桟 船 舶 を 変 更 する( 変 更 後 の 最 大 着 桟 船 舶 が 2 万 5 千 総 トン 以 上 である 場 合 に 限 る )ときは 当 該 バースの 管 理 者 は 次 の 事 項 を 記 載 した 建 造 届 を 最 寄 りの 海 上 保 安 部 署 長 に 提 出 すること ただし 既 に 建 造 届 を 提 出 している 場 合 にあっ て は 変 更 内 容 及 び 理 由 を 記 載 した 変 更 届 を 提 出 すること イ 建 造 理 由 (イ) 経 緯 ( ロ) 液 化 ガス 受 入 れ 計 画 ( 年 次 計 画 ) ( ハ) 液 化 ガス 受 入 れ 用 タンカー 配 船 計 画 ( 年 次 計 画 ) ( ニ) 出 荷 計 画 ( 使 用 船 型 出 荷 量 及 びバース) ロ 建 造 計 画 (イ) バースの 名 称 位 置 及 び 型 式 ( 図 面 添 付 ) (ロ) バースの所 有 者 及 び 管 理 者 (ハ) バースの 概 要 設 計 条 件 最 大 着 桟 能 力 計 画 水 深 (バース 前 面 のターニ ング ベースンを 含 む) 着 桟 吃 水 (ニ) 最 大 着 桟 船 舶 の 要 目 (ホ) 荷 役 設 備 及 び 荷 役 能 力 28

(イ) バースの 名 称 位 置 及 び 型 式 ( 図 面 添 付 ) (ロ) バースの 所 有 者 及 び 管 理 者 (ハ) バースの 概 要 設 計 条 件 最 大 着 桟 能 力 計 画 水 深 (バース 前 面 のターニ ング ベースンを 含 む) 着 桟 喫 水 (ニ) 最 大 着 桟 船 舶 の 要 目 (ホ) 荷 役 設 備 及 び 荷 役 能 力 (ヘ) 係 留 設 備 及 び 附 属 設 備 ( 図 面 添 付 ) (ト) 消 防 設 備 消 火 栓 等 の 配 置 消 火 能 力 ( 放 水 能 力 ) 消 火 剤 ( 粉 末 剤 等 )の 保 有 量 ハ 消 防 船 警 戒 船 の 配 備 計 画 船 名 船 主 要 目 消 防 能 力 作 業 要 員 等 ニ 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 (イ) 着 桟 時 間 帯 (ロ) 着 桟 方 法 沖 合 からバースまでの 操 船 ( 図 示 ) 着 桟 速 度 気 象 も 海 象 条 件 による 着 桟 基 準 等 (ハ) 離 着 桟 時 の 使 用 タグポート ホ 異 常 気 象 海 象 対 策 (イ) 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びアーム 又 はホースの 切 離 し 基 準 (ロ) 荒 天 等 による 避 泊 基 準 (ヘ) 係 留 設 備 及 び 附 属 設 備 ( 図 面 添 付 ) (ト) 消 防 設 備 消 火 栓 等 の 配 置 消 火 能 力 ( 放 水 能 力 ) 消 火 剤 ( 泡 原 液 粉 末 剤 等 )の 保 有 量 ハ 消 防 船 警 戒 船 の 配 備 計 画 船 名 船 主 要 目 消 防 能 力 作 業 要 員 等 ニ 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 (イ) 着 桟 時 間 帯 (ロ) 着 桟 方 法 沖 合 からバースまでの 操 船 ( 図 示 ) 着 桟 速 度 気 象 も 海 象 条 件 による 着 桟 基 準 等 (ハ) 離 着 桟 時 の 使 用 タグポート ホ 異 常 気 象 海 象 対 策 (イ) 荒 天 による 荷 役 中 止 及 びパイプ切 離 し 基 準 (ロ) 荒 天 等 による避 泊 基 準 へ 事 故 処 理 体 制 (イ) 処 理 責 任 者 (ロ) 処 理 方 法 (2) マニュアルの 添 付 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 海 上 防 災 マニ ュアルを 作 成 しているときは 添 付 すること なお 建 造 届 提 出 時 に 未 作 成 の 場 合 は バース 供 用 開 始 の3 29

へ 事 故 処 理 体 制 (イ) 処 理 責 任 者 (ロ) 処 理 方 法 (2) マニュアルの 添 付 離 着 桟 及 び 荷 役 作 業 に 関 するマニュアル 並 びに 海 上 防 災 マニ ュアルを 作 成 しているときは 添 付 すること なお 建 造 届 提 出 時 に 未 作 成 の 場 合 は バース 供 用 開 始 の3 ケ 月 前 までに 提 出 するよう 努 めること (3) 建 造 位 置 等 の 基 準 建 造 位 置 については 付 近 の 船 舶 交 通 の 状 況 気 象 海 象 条 件 地 理 的 条 件 等 を 考 慮 すること なお シーバースについては 次 の 事 項 に 掲 げる 場 所 に 該 当 す るか 検 討 するとともに 必 要 に 応 じ 建 造 予 定 位 置 付 近 における 船 舶 交 通 の 実 態 調 査 を 行 うこと イ 付 近 に 他 の 船 舶 が 頻 繁 に 錨 泊 しない 場 所 ロ 原 則 として 航 路 筋 から 1,000 メートル 以 上 離 れ かつ 付 近 を 航 行 する 船 舶 が 少 ない 場 所 ハ シーバースに 着 桟 しようとする 液 化 ガスタンカーが 低 速 の ため 操 船 不 自 由 な 状 態 で 航 路 筋 を 横 切 ることとならない 場 所 Ⅲ タンカー 側 の 遵 守 すべき 事 項 1 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 Ⅱ2によること Ⅲ ケ 月 前 までに 提 出 するよう 努 めること (3) 建 造 位 置 等 の 基 準 建 造 位 置 については 付 近 の 船 舶 交 通 の 状 況 気 象 海 象 条 件 地 理 的 条 件 等 を 考 慮 すること なお シーバースについては 次 の 事 項 を 検 討 するとともに 必 要 に 応 じ 建 造 予 定 位 置 付 近 における 船 舶 交 通 の実 態 調 査 を 行 うこと イ 付 近 に 他 の 船 舶 が 頻 繁 に 錨 泊 しない 場 所 であること ロ 原 則 として 航 路 筋 から 1,000 メートル 以 上 離 れ かつ 付 近 を 航 行 する 船 舶 が 少 ない 場 所 であること ハ シーバースに 着 桟 しようとする 液 化 ガスタンカーが 低 速 の ため 操 船 不 自 由 な 状 態 で 航 路 筋 を 横 切 ることとならない 場 所 であること タンカー 側 の 遵 守 すべき 事 項 1 離 着 桟 時 の 安 全 対 策 Ⅱ2によること 2 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は 事 前 に バース 側 の 荷 役 作 業 責 任 者 と Ⅱ3(2)イに 掲 げる 事 項 につい て 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること ロ 乗 組 員 への 周 知 徹 底 30

2 荷 役 時 の 事 故 防 止 対 策 (1) 荷 役 時 の 事 前 打 合 せ 等 イ 事 前 打 合 せの 励 行 荷 役 作 業 に 当 たっては タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は 事 前 に バース 側 の 荷 役 作 業 責 任 者 と Ⅱ3(2)イに 掲 げる 事 項 につい て 十 分 な 打 合 せを 実 施 すること ロ 乗 組 員 への 周 知 徹 底 タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は バース 側 との 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 について 乗 組 員 に 十 分 説 明 し その 周 知 徹 底 を 図 ること ハ 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルの 整 備 とその 励 行 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルを 作 成 しておき その 励 行 を 図 ること 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルは 別 紙 5の 事 項 を 参 考 とする こと ニ 緊 急 時 の 荷 役 停 止 の 手 段 についての 合 意 緊 急 時 に 安 全 に 荷 役 を 停 止 し アーム 又 はホースを 切 り 離 す 手 順 について バース 側 とタンカー 側 であらかじめ 確 認 する こと (2) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 液 化 ガスの 漏 洩 等 を 早 期 に 発 見 するため アーム 又 はホース の 接 続 部 等 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 する こと タンカー 側 の 荷 役 責 任 者 は バース 側 との 打 合 せ 結 果 のうち 必 要 な 事 項 について 乗 組 員 に 十 分 説 明 し その 周 知 徹 底 を 図 ること ハ 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルの 整 備 とその 励 行 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルを 作 成 しておき その 励 行 を 図 ること 荷 役 作 業 に 関 するマニュアルは 別 紙 5の 事 項 を 参 考 とする こと (2) 荷 役 時 における 監 視 警 戒 体 制 液 化 ガスの 漏 洩 等 を 早 期 に 発 見 するため ローディングアー ム とマニホールドの 接 続 部 等 所 要 の 場 所 に 監 視 員 を 配 置 し 必 要 に 応 じ 巡 回 すること (3) 異 常 気 象 海 象 対 策 イ 台 風 等 風 速 20m/sec 以 上 の 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 早 目 に 安 全 な 場 所 に 避 泊 すること 31

(3) 異 常 気 象 海 象 対 策 港 則 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 台 風 等 による 荒 天 が 予 想 されるときは 十 分 に 余 裕 のある 時 期 に 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 する なお 台 風 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる また その 際 の 荒 天 の 基 準 値 は 風 速 20m/secを 超 えない 範 囲 で 定 めるものとし 台 風 の 接 近 等 が 予 想 される 場 合 はその 情 報 収 集 に 努 める ロ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 原 則 として 港 外 の 安 全 な 場 所 に 避 泊 する なお 津 波 対 策 協 議 会 等 により 船 舶 ごとにとるべき 対 応 策 が 定 められている 場 合 は これによる (4) 荷 役 時 の 諸 制 限 等 イ 荷 役 中 は 他 船 からの 燃 料 油 等 の 移 送 その 他 の 荷 役 の 安 全 を 害 する 作 業 を 行 わないこと ただし 特 段 の 安 全 対 策 が 講 じら れている 場 合 はこの 限 りでない ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 しないこと ハ ファイヤーワイヤーの 垂 下 等 一 般 引 火 性 危 険 物 積 載 船 舶 のと るべき 措 置 を 十 分 実 施 すること (5) 船 体 姿 勢 の 維 持 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 喫 水 を 保 つ ロ 津 波 警 報 又 は 大 規 模 地 震 の 警 戒 宣 言 が 発 令 された 場 合 は 直 ちに 荷 役 を 中 止 し 安 全 な 場 所 に 避 泊 すること (4) 荷 役 時 の 諸 制 限 等 イ 荷 役 中 は バンカリング 等 他 の 作 業 を 行 わないこと ただし 特 に 安 全 対 策 がとられている 場 合 はこの 限 りでな い ロ 荷 役 中 は タービン 船 にあってはオートスピニング 装 置 を 使 用 しないこと ハ ファイヤーワイヤーの 垂 下 等 一 般 引 火 性 危 険 物 積 載 船 舶 の と るべき 措 置 を 十 分 実 施 すること (5) 吃 水 の 調 整 荷 役 中 風 浪 による 影 響 を 少 なくするため 十 分 な 吃 水 を 保 つ よう 調 整 すること 3 事 故 即 応 体 制 等 (1) 安 全 管 理 手 引 書 中 海 上 防 災 に 関 する 事 項 の 周 知 徹 底 32

よう 調 整 すること また トリム 船 体 傾 斜 係 留 索 の 張 力 を 適 正 に 調 整 の 上 安 全 な 船 体 姿 勢 を 維 持 すること (6) 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 する 措 置 船 陸 間 の 電 位 差 に 対 しては 絶 縁 や 十 分 な 電 気 的 接 続 を 図 る 等 適 宜 の 措 置 をとること 3 事 故 即 応 体 制 等 (1) 安 全 管 理 手 引 書 中 海 上 防 災 に 関 する 事 項 の 周 知 徹 底 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 安 全 管 理 手 引 書 ( 船 舶 安 全 法 施 行 規 則 第 12 条 の 2) 中 海 上 防 災 に 関 す る 事 項 について 乗 組 員 に 周 知 徹 底 を 図 ること 海 上 防 災 マニュアルは 別 紙 6 の 事 項 を 参 考 とすること (2) 乗 組 員 の 教 育 訓 練 安 全 管 理 手 引 書 に 記 載 されている 事 項 について 連 絡 通 報 訓 練 消 火 訓 練 等 の 訓 練 を 少 なくとも 半 年 に1 回 行 うこと この 場 合 にあってはできる 限 りバース 側 と 一 体 となった 訓 練 とする こと なお 海 上 災 害 防 止 センター 等 の 防 災 機 関 における 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること (3) 船 舶 所 有 者 側 の 早 期 立 ち 上 がり 体 制 の 確 保 事 故 が 発 生 した 場 合 において 船 舶 所 有 者 が 法 令 に 基 づく 措 置 を 直 ちに 自 ら 実 施 できないおそれがある 場 合 は 防 災 事 業 者 に 早 急 に 措 置 の 実 施 を 要 請 できる 事 前 体 制 を 整 えること (4)バース 側 とタンカー 側 の 体 制 の 連 携 事 故 が 発 生 した 場 合 に 適 切 な 措 置 が 講 じられるよう 安 全 管 理 手 引 書 ( 船 舶 安 全 法 施 行 規 則 第 12 条 の 2) 中 海 上 防 災 に 関 す る 事 項 について 乗 組 員 に 周 知 徹 底 を 図 ること 海 上 防 災 マニュアルは 別 紙 6 の 事 項 を 参 考 とすること (2) 乗 組 員 の 教 育 訓 練 安 全 管 理 手 引 書 に 記 載 されている 事 項 について 連 絡 通 報 訓 練 消 火 訓 練 等 の 訓 練 を 少 なくとも 半 年 に1 回 行 うこと この 場 合 にあってはできる 限 りバース 側 と 一 体 となった 訓 練 とする こと なお 海 上 災 害 防 止 センターにおける 研 修 訓 練 には 極 力 参 加 させること 4 航 行 安 全 対 策 ( 積 荷 積 載 中 に 限 る ) (1) 海 上 交 通 安 全 法 に 定 める 航 路 航 行 時 の 安 全 対 策 33

タンカーの 船 長 乗 組 員 等 は 事 故 が 発 生 した 場 合 には 船 舶 所 有 者 の 支 援 を 得 自 ら 直 ちに 防 除 消 火 作 業 を 行 わなければな らないことから バース 側 の 動 員 体 制 を 事 前 に 把 握 し 双 方 が 連 携 して 防 除 消 火 作 業 等 を 実 施 できる 体 制 を 整 えておくこと 4 航 行 安 全 対 策 ( 積 荷 積 載 中 に 限 る ) (1) 海 上 交 通 安 全 法 ( 昭 和 47 年 法 律 第 115 号 )に 定 める 航 路 航 行 時 の 安 全 対 策 海 上 交 通 安 全 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 目 視 により 見 張 りを 強 化 するとともに レーダーを 使 用 して 状 況 の 把 握 に 努 める ロ やむを 得 ない 場 合 を 除 き 500 総 トン 以 上 の 他 船 を 追 い 越 さ ない また 伊 良 湖 水 道 航 路 ( 航 路 出 入 口 及 び 変 針 点 付 近 を 含 む )においては できる 限 り 他 船 を 追 い 越 さない ハ ボイル オフ ガスの 放 出 は 行 わない (2) その 他 の 狭 い 水 道 航 行 時 の 安 全 対 策 海 上 交 通 安 全 法 に 定 める 航 路 以 外 の 船 舶 交 通 のふくそうして いる 狭 い 水 道 ( 友 ケ 島 水 道 豊 後 水 道 等 )を 航 行 する 場 合 は 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 目 視 により 見 張 りを 強 化 するとともに レーダーを 使 用 して 状 況 の 把 握 に 努 める ロ 狭 い 水 道 及 びその 周 辺 の 視 界 が 安 全 航 行 に 支 障 をきたす 場 合 は 航 行 を 自 粛 する 海 上 交 通 安 全 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 目 視 により 見 張 りを 強 化 するとともに レーダーを 使 用 して 状 況 の 把 握 に 努 める ロ やむを 得 ない 場 合 を 除 き 500 総 トン 以 上 の 他 船 を 追 い 越 さ ない ハ 極 力 水 先 人 を 乗 船 させる ニ ボイルオフガスの 放 出 は 行 わない (2) その 他 の 狭 水 道 航 行 時 の 安 全 対 策 友 ケ 島 水 道 豊 後 水 道 等 船 舶 交 通 のふくそうしている 狭 水 道 を 航 行 する 場 合 は 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 目 視 により 見 張 りを 強 化 するとともに レーダーを 使 用 して 状 況 の 把 握 に 努 める ロ 視 界 が 安 全 航 行 に 支 障 をきたす 場 合 は 通 峡 を 見 合 わせる ハ やむを 得 ない 場 合 を 除 き 500 総 トン 以 上 の 他 船 を 追 い 越 さ ない ニ 友 ケ 島 水 道 については 暗 視 双 眼 鏡 等 を 搭 載 した 進 路 警 戒 船 を 配 備 するなどの 安 全 対 策 を 講 じて 通 峡 する 場 合 を 除 き 夜 間 はできる 限 り 通 峡 しない ただし やむを 得 ず 通 峡 する 場 合 は 進 路 警 戒 船 を 配 備 する その 他 の 狭 水 道 については 夜 間 はできる 限 り 通 峡 しない 34

ハ やむを 得 ない 場 合 を 除 き 500 総 トン 以 上 の 他 船 を 追 い 越 さ ない ニ 友 ケ 島 水 道 については 暗 視 双 眼 鏡 等 を 搭 載 した 進 路 警 戒 船 を 配 備 するなどの 安 全 対 策 を 講 じて 航 行 する 場 合 を 除 き 夜 間 はできる 限 り 航 行 しない ただし やむを 得 ず 航 行 する 場 合 は 進 路 警 戒 船 を 配 備 する その 他 の 狭 い 水 道 については 夜 間 はできる 限 り 航 行 しな い ただし やむを 得 ず 豊 後 水 道 を 航 行 する 場 合 は 進 路 警 戒 船 を 配 備 する ホ ボイル オフ ガスの 放 出 は 行 わない へ 航 行 3 時 間 前 に 当 該 海 域 を 管 轄 する 管 区 海 上 保 安 本 部 長 に 対 し 動 静 通 報 を 行 う (3) 湾 内 等 における 安 全 対 策 海 上 交 通 安 全 法 が 適 用 される 海 域 ( 同 法 に 定 める 航 路 を 除 く )で 特 に 船 舶 交 通 のふくそうする 海 域 においては 進 路 を 警 戒 する 船 舶 消 防 設 備 を 備 えている 船 舶 又 は 側 方 を 警 戒 する 船 舶 の 配 備 を 指 示 する 場 合 における 指 示 の 内 容 に 関 する 基 準 を 定 める 告 示 ( 昭 和 51 年 海 上 保 安 庁 告 示 第 29 号 以 下 告 示 という ) 別 表 第 一 に 規 定 される 第 四 種 消 防 設 備 船 と 同 等 の 消 防 能 力 を 有 する 船 舶 を 配 備 すること (4) 港 内 における 安 全 対 策 港 則 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 入 出 港 時 には 強 制 水 先 区 に 指 定 されている 港 以 外 の 港 の 区 ただし やむを 得 ず 豊 後 水 道 を 通 峡 する 場 合 は 進 路 警 戒 船 を 配 備 する ホ ボイルオフガスの 放 出 は 行 わない へ 通 峡 3 時 間 前 に 当 該 海 域 を 管 轄 する 管 区 海 上 保 安 本 部 長 に 対 し 動 静 通 報 を 行 う (3) 湾 内 等 における 安 全 対 策 東 京 湾 伊 勢 湾 及 び 瀬 戸 内 海 の 特 に 船 舶 交 通 のふくそうする 海 域 においては 2 トン 以 上 のドライケミカルを 短 時 間 に 放 出 できる 装 置 を 有 する 消 防 船 が 配 備 されていること (4) 港 内 における 安 全 対 策 港 則 法 によるほか 次 の 事 項 を 遵 守 すること イ 入 出 港 時 には 強 制 水 先 区 に 指 定 されている 港 以 外 の 港 の 区 域 においても 水 先 人 を 乗 船 させる ロ 気 象 海 象 条 件 の 悪 い 時 ( 風 速 15m/sec 以 上 のとき 等 ) は 入 港 を 見 合 わせる ハ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 はボイルオフガスの 放 出 は 行 わない ニ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 は 入 港 港 湾 の 地 理 的 特 性 を 勘 案 し 必 要 かつ 十 分 な 余 裕 水 深 を 保 持 する 35

域 においても 水 先 人 を 乗 船 させる ロ 気 象 海 象 条 件 の 悪 いときは 入 港 を 自 粛 する 入 港 自 粛 の 基 準 は 特 に 風 速 について その 基 準 値 は 15m/secを 超 えない 範 囲 で 定 める ハ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 はボイル オフ ガスの 放 出 は 行 わな い ニ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 は 入 港 港 湾 の 地 理 的 特 性 を 勘 案 し 必 要 かつ 十 分 な 余 裕 水 深 を 保 持 する ホ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 は 告 示 別 表 第 一 に 規 定 される 第 四 種 消 防 設 備 船 と 同 等 の 消 防 能 力 を 有 する 消 防 船 を 配 備 する へ 港 内 においては 自 船 の 火 気 管 理 を 十 分 に 行 うとともに 火 気 管 理 不 十 分 な 他 船 の 接 近 を 防 止 するため 厳 重 に 付 近 の 監 視 及 び 接 近 船 に 対 する 注 意 喚 起 を 行 う 卜 火 災 発 生 に 備 えて 消 火 設 備 を 点 検 し 常 時 使 用 できるよう 消 防 体 制 を 確 立 しておく 5 可 燃 性 ガスを 大 気 中 へ 放 出 するガスパージ 作 業 時 の 安 全 対 策 ウォーミングアップ 作 業 及 びイナーティング ガスパージ 作 業 に 当 たっては 次 の 事 項 を 遵 守 すること (1) 港 内 はもとより 東 京 湾 伊 勢 湾 瀬 戸 内 海 等 の 船 舶 交 通 のふく そうする 海 域 においては 実 施 しない (2) 作 業 実 施 中 は 特 に 火 気 管 理 を 十 分 行 うほか 他 船 の 接 近 を 防 止 するため 厳 重 な 見 張 り 等 を 実 施 する ホ 港 内 航 行 中 及 び 停 泊 中 は 2トン 以 上 のドライケミカルを 短 時 間 に 放 出 できる 装 置 を 有 する 消 防 船 が 配 備 されているこ と へ 港 内 においては 自 船 の 火 気 管 理 を 十 分 に 行 うとともに 火 気 管 理 不 十 分 な 他 船 の 接 近 を 防 止 するため 厳 重 に 付 近 の 監 視 及 び 接 近 船 に 対 する 注 意 喚 起 を 行 う 卜 火 災 発 生 に 備 えて 消 火 設 備 を 点 検 し 常 時 使 用 できるよう 消 防 体 制 を 確 立 しておく 5 可 燃 性 ガスを 大 気 中 へ 放 出 するガスパージ 作 業 時 の 安 全 対 策 (1) ウォーミングアップ 作 業 及 びイナーティング ガスパージ 作 業 の 実 施 イ 港 内 はもちろんのこと 東 京 湾 伊 勢 湾 瀬 戸 内 海 等 の 船 舶 交 通 のふくそうする 海 域 においては 実 施 しないこと ロ 作 業 実 施 中 は 特 に 火 気 管 理 を 十 分 行 うほか 他 船 の 接 近 を 防 止 するため 厳 重 な 見 張 り 等 を 実 施 すること ハ あらかじめ 作 業 実 施 海 域 期 間 方 法 及 び 安 全 措 置 等 につ いて 当 該 海 域 を 管 轄 する 管 区 海 上 保 安 本 部 長 に 届 け 出 るこ と (2) ガスパー ジ 用 の 船 舶 を 使 用 して 実 施 するイナーテイング ガ スパージ 作 業 の 実 施 イ あらかじめ 当 該 海 域 を 管 轄 する 海 上 保 安 部 署 長 から 指 定 さ れた 船 舶 交 通 の 少 ない 海 域 で 実 施 すること ロ ガスパージ 用 の 船 舶 (バージ 等 を 含 む )は ベント開 口 部 よ 36

(3) あらかじめ 作 業 実 施 海 域 期 間 方 法 及 び 安 全 措 置 等 に 関 す る 情 報 を 収 めた 資 料 を 当 該 海 域 を 管 轄 する 管 区 海 上 保 安 本 部 長 に 提 出 する り 100m 以 上 の 離 隔 距 離 をとること ハ LNGのガスパージについては 風 速 10m/sec 未 満 の 良 好 な 天 候 の 下 で 視 界 良 好 な 昼 間 のみ 作 業 を 行 うこと ニ LPGのガスパージについては 陸 上 回 収 の 方 法 により 実 施 すること ただし やむを 得 ず 海 上 において 行 うときは 風 速 5m/sec 以 上 の 視 界 良 好 な 昼 間 のみ 作 業 を 行 うこと 37