違 反 是 正 の 推 進 について 平 成 27 年 7 月 10 日 ( 金 ) 消 防 庁 予 防 課
目 次 1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 3 査 察 規 程 の 作 成 例
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 の 実 態 等 の 調 査 について ( 平 成 27 年 1 月 14 日 付 け 消 防 予 第 12 号 ) 調 査 対 象 = 重 大 違 反 対 象 物 消 防 法 施 行 令 別 表 第 1に 掲 げる 用 途 に 供 する 防 火 対 象 物 のうち 消 防 法 第 17 条 第 1 項 の 政 令 で 定 め る 技 術 上 の 基 準 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 条 例 で 定 める 技 術 上 の 基 準 に 従 って 屋 内 消 火 栓 設 備 スプリンクラー 設 備 又 は 自 動 火 災 報 知 設 備 を 設 置 しなければならないもので 次 に 掲 げるもの (1) これらの 消 防 用 設 備 等 のいずれかが 設 置 されていないもの (2) これらの 消 防 用 設 備 等 のいずれかが 当 該 消 防 用 設 備 等 の 設 置 義 務 がある 部 分 の 床 面 積 の 過 半 にわたって 未 設 置 であるもの 又 は 機 能 に 重 大 な 支 障 があるもの 機 能 に 重 大 な 支 障 があるもの とは 機 能 不 良 の 程 度 が 著 しく 本 来 の 機 能 が 損 なわれている 状 態 にあるものをい う 注 ) 調 査 対 象 に 該 当 するか 否 かは 消 防 用 設 備 等 の 設 置 単 位 ごとに かつ 複 合 用 途 防 火 対 象 物 の 場 合 は 同 一 用 途 に 供 される 部 分 ごとに 判 断 するものとする 調 査 基 準 日 平 成 26 年 12 月 31 日 基 準 日 の 集 計 ができない 本 部 は 集 計 可 能 な 任 意 の 日 にちで 実 施 ( 最 新 の 統 計 でも 構 わない) 調 査 項 目 重 大 違 反 対 象 物 数 重 大 違 反 対 象 物 の 覚 知 年 月 日 重 大 違 反 対 象 物 の 是 正 指 導 是 正 措 置 の 状 況 ( 履 行 期 限 改 修 年 月 日 ) 重 大 違 反 対 象 物 の 違 反 率 重 大 違 反 対 象 物 の 概 要 等 3
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 屋 内 消 火 栓 設 備 ( 違 反 率 ) 重 大 違 反 対 象 物 違 反 率 : 都 道 府 県 都 道 府 県 違 反 率 滋 賀 県 3.7% 京 都 府 4.9% 大 阪 府 3.0% 兵 庫 県 0.7% 奈 良 県 4.4% 和 歌 山 県 1.1% 鳥 取 県 1.3% 島 根 県 0.7% 岡 山 県 5.1% 広 島 県 2.6% 山 口 県 0.9% 徳 島 県 4.8% 香 川 県 6.0% 愛 媛 県 4.5% 高 知 県 3.0% 福 岡 県 2.0% 佐 賀 県 3.5% 長 崎 県 1.1% 熊 本 県 1.9% 大 分 県 0.4% 宮 崎 県 2.5% 鹿 児 島 県 2.8% 沖 縄 県 0.3% 1% 未 満 : 8 1%から3% 未 満 : 20 3%から5% 未 満 : 14 5% 以 上 : 5 全 国 平 均 2.5% 都 道 府 県 違 反 率 北 海 道 1.5% 青 森 県 4.3% 岩 手 県 3.0% 宮 城 県 1.6% 秋 田 県 3.4% 山 形 県 2.7% 福 島 県 2.7% 茨 城 県 3.6% 栃 木 県 2.9% 群 馬 県 5.1% 埼 玉 県 1.5% 千 葉 県 1.3% 東 京 都 0.2% 神 奈 川 県 0.6% 新 潟 県 1.6% 富 山 県 0.5% 石 川 県 2.5% 福 井 県 3.3% 山 梨 県 7.0% 長 野 県 4.3% 岐 阜 県 3.9% 静 岡 県 3.4% 愛 知 県 5.9% 三 重 県 2.9%
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 屋 内 消 火 栓 設 備 ( 覚 知 から5 年 以 上 経 過 割 合 ) 5 年 以 上 経 過 割 合 : 都 道 府 県 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 滋 賀 県 38.2% 京 都 府 54.8% 大 阪 府 51.4% 兵 庫 県 28.0% 奈 良 県 50.0% 和 歌 山 県 87.5% 鳥 取 県 12.5% 島 根 県 60.0% 岡 山 県 51.4% 広 島 県 59.7% 山 口 県 33.3% 徳 島 県 68.8% 香 川 県 62.5% 愛 媛 県 36.8% 高 知 県 55.0% 福 岡 県 34.4% 佐 賀 県 37.0% 長 崎 県 64.3% 熊 本 県 33.3% 大 分 県 50.0% 宮 崎 県 81.0% 鹿 児 島 県 64.7% 沖 縄 県 33.3% 30% 未 満 : 4 30% 以 上 50% 未 満 : 14 50% 以 上 70% 未 満 : 23 70% 以 上 : 6 全 国 平 均 51.3% 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 北 海 道 53.9% 青 森 県 56.5% 岩 手 県 57.5% 宮 城 県 57.7% 秋 田 県 71.4% 山 形 県 48.5% 福 島 県 62.2% 茨 城 県 49.2% 栃 木 県 53.2% 群 馬 県 38.8% 埼 玉 県 36.4% 千 葉 県 55.3% 東 京 都 23.1% 神 奈 川 県 35.3% 新 潟 県 53.8% 富 山 県 36.4% 石 川 県 86.2% 福 井 県 51.7% 山 梨 県 52.7% 長 野 県 70.1% 岐 阜 県 71.0% 静 岡 県 64.7% 愛 知 県 28.4% 三 重 県 48.7%
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 スプリンクラー 設 備 ( 違 反 率 ) 重 大 違 反 対 象 物 違 反 率 : 都 道 府 県 都 道 府 県 違 反 率 滋 賀 県 0.47% 京 都 府 1.23% 大 阪 府 0.82% 兵 庫 県 0.05% 奈 良 県 0.84% 和 歌 山 県 0.13% 鳥 取 県 0.00% 島 根 県 0.00% 岡 山 県 0.16% 広 島 県 0.52% 山 口 県 0.19% 徳 島 県 0.53% 香 川 県 0.55% 愛 媛 県 0.50% 高 知 県 0.55% 福 岡 県 0.17% 佐 賀 県 0.14% 長 崎 県 0.00% 熊 本 県 0.20% 大 分 県 0.30% 宮 崎 県 0.11% 鹿 児 島 県 0.62% 沖 縄 県 1.07% 0.3% 未 満 : 23 0.3%から0.5% 未 満 : 6 0.5%から0.7% 未 満 : 8 0.7% 以 上 : 10 全 国 平 均 0.5% 都 道 府 県 違 反 率 北 海 道 0.24% 青 森 県 0.46% 岩 手 県 0.23% 宮 城 県 0.49% 秋 田 県 0.11% 山 形 県 0.28% 福 島 県 0.83% 茨 城 県 0.93% 栃 木 県 1.65% 群 馬 県 0.75% 埼 玉 県 0.30% 千 葉 県 0.33% 東 京 都 0.10% 神 奈 川 県 0.23% 新 潟 県 0.07% 富 山 県 0.00% 石 川 県 0.00% 福 井 県 0.00% 山 梨 県 0.00% 長 野 県 0.77% 岐 阜 県 0.16% 静 岡 県 0.63% 愛 知 県 0.75% 三 重 県 0.56%
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 スプリンクラー 設 備 ( 覚 知 から5 年 以 上 経 過 割 合 ) 5 年 以 上 経 過 割 合 : 都 道 府 県 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 滋 賀 県 0.0% 京 都 府 33.3% 大 阪 府 26.5% 兵 庫 県 0.0% 奈 良 県 50.0% 和 歌 山 県 0.0% 鳥 取 県 0.0% 島 根 県 0.0% 岡 山 県 0.0% 広 島 県 0.0% 山 口 県 0.0% 徳 島 県 100.0% 香 川 県 50.0% 愛 媛 県 20.0% 高 知 県 33.3% 福 岡 県 0.0% 佐 賀 県 0.0% 長 崎 県 0.0% 熊 本 県 0.0% 大 分 県 66.7% 宮 崎 県 100.0% 鹿 児 島 県 33.3% 沖 縄 県 11.1% 30% 未 満 : 32 30% 以 上 50% 未 満 : 6 50% 以 上 80% 未 満 : 7 80% 以 上 : 2 全 国 平 均 21.5% 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 北 海 道 0.0% 青 森 県 60.0% 岩 手 県 0.0% 宮 城 県 0.0% 秋 田 県 0.0% 山 形 県 50.0% 福 島 県 11.1% 茨 城 県 23.1% 栃 木 県 5.9% 群 馬 県 27.3% 埼 玉 県 33.3% 千 葉 県 0.0% 東 京 都 0.0% 神 奈 川 県 0.0% 新 潟 県 0.0% 富 山 県 0.0% 石 川 県 0.0% 福 井 県 0.0% 山 梨 県 0.0% 長 野 県 30.0% 岐 阜 県 50.0% 静 岡 県 50.0% 愛 知 県 14.3% 三 重 県 33.3%
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 自 動 火 災 報 知 設 備 ( 違 反 率 ) 重 大 違 反 対 象 物 違 反 率 : 都 道 府 県 都 道 府 県 違 反 率 滋 賀 県 1.9% 京 都 府 2.2% 大 阪 府 1.7% 兵 庫 県 0.5% 奈 良 県 2.4% 和 歌 山 県 0.8% 鳥 取 県 1.4% 島 根 県 0.8% 岡 山 県 2.8% 広 島 県 2.1% 山 口 県 0.9% 徳 島 県 3.0% 香 川 県 5.0% 愛 媛 県 4.0% 高 知 県 3.6% 福 岡 県 1.4% 佐 賀 県 3.0% 長 崎 県 1.1% 熊 本 県 1.4% 大 分 県 0.9% 宮 崎 県 1.4% 鹿 児 島 県 2.1% 沖 縄 県 1.0% 1% 未 満 : 9 1%から2% 未 満 : 14 2%から3% 未 満 : 16 3% 以 上 : 8 全 国 平 均 1.7% 都 道 府 県 違 反 率 北 海 道 1.4% 青 森 県 4.7% 岩 手 県 2.0% 宮 城 県 0.6% 秋 田 県 3.1% 山 形 県 1.7% 福 島 県 2.5% 茨 城 県 2.0% 栃 木 県 2.1% 群 馬 県 2.4% 埼 玉 県 1.3% 千 葉 県 2.1% 東 京 都 0.2% 神 奈 川 県 0.8% 新 潟 県 1.1% 富 山 県 0.5% 石 川 県 2.6% 福 井 県 1.6% 山 梨 県 2.4% 長 野 県 2.5% 岐 阜 県 3.6% 静 岡 県 1.9% 愛 知 県 2.7% 三 重 県 2.4%
1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 自 動 火 災 報 知 設 備 ( 覚 知 から5 年 以 上 経 過 割 合 ) 5 年 以 上 経 過 割 合 : 都 道 府 県 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 滋 賀 県 51.2% 京 都 府 60.8% 大 阪 府 52.3% 兵 庫 県 44.5% 奈 良 県 67.1% 和 歌 山 県 80.4% 鳥 取 県 28.0% 島 根 県 57.9% 岡 山 県 53.5% 広 島 県 67.4% 山 口 県 56.1% 徳 島 県 86.5% 香 川 県 79.8% 愛 媛 県 67.3% 高 知 県 47.9% 福 岡 県 59.2% 佐 賀 県 55.8% 長 崎 県 75.0% 熊 本 県 42.6% 大 分 県 80.6% 宮 崎 県 70.5% 鹿 児 島 県 71.9% 沖 縄 県 14.9% 30% 未 満 : 3 30% 以 上 50% 未 満 : 5 50% 以 上 70% 未 満 : 25 70% 以 上 : 14 全 国 平 均 62.4 % 都 道 府 県 5 年 以 上 割 合 北 海 道 67.9% 青 森 県 72.5% 岩 手 県 67.1% 宮 城 県 57.6% 秋 田 県 71.3% 山 形 県 64.0% 福 島 県 81.5% 茨 城 県 64.8% 栃 木 県 58.4% 群 馬 県 69.7% 埼 玉 県 61.2% 千 葉 県 55.9% 東 京 都 9.7% 神 奈 川 県 43.1% 新 潟 県 78.7% 富 山 県 54.2% 石 川 県 66.5% 福 井 県 59.1% 山 梨 県 86.5% 長 野 県 69.3% 岐 阜 県 73.9% 静 岡 県 66.7% 愛 知 県 44.0% 三 重 県 77.5%
目 次 1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 3 査 察 規 程 の 作 成 例
2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について 制 度 概 要 消 防 庁 の 認 識 多 くの 消 防 本 部 において 違 反 を 覚 知 しても 警 告 命 令 と 次 の 措 置 に 移 行 することなく 言 わば 放 置 されている 場 合 があることは 消 防 の 責 任 も 問 われかねず 大 きな 問 題 また 移 行 するとしても 違 反 の 覚 知 から 命 令 による 公 示 まで 長 期 間 かかる 実 態 を 踏 まえると 特 に 重 大 な 違 反 を 消 防 機 関 が 覚 知 しているのに その 事 実 がその 間 住 民 に 知 らされないこと は 避 けなければならない 重 大 な 消 防 法 令 違 反 に 係 る 情 報 をホームページ 等 において 公 表 地 域 の 実 情 に 応 じて その 内 容 を 追 加 拡 大 できる 1 公 表 の 対 象 特 定 防 火 対 象 物 2 対 象 となる 違 反 内 栓 SP 自 火 報 の 未 設 置 3 公 表 の 時 期 2の 内 容 を 通 知 してから 一 定 期 間 経 過 後 4 公 表 の 方 法 市 町 村 又 は 消 防 本 部 のホームページに 掲 載 5 公 表 する 事 項 a 防 火 対 象 物 の 名 称 b 所 在 地 c 違 反 内 容 平 成 25 年 12 月 に 条 例 案 を 示 した 通 知 を 発 出 し 平 成 26 年 4 月 以 降 の 順 次 導 入 を 促 進 制 度 は あくまで 情 報 公 開 制 度 の 一 環 として 消 防 本 部 が 有 する 建 物 の 火 災 危 険 に 関 す る 情 報 を 公 表
火 災 予 防 条 例 ( 案 ) 2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について ( 参 考 ) ( 防 火 対 象 物 の 消 防 用 設 備 等 の 状 況 の 公 表 ) 第 条 消 防 長 は 防 火 対 象 物 を 利 用 しようとする 者 の 防 火 安 全 性 の 判 断 に 資 するため 当 該 防 火 対 象 物 の 消 防 用 設 備 等 の 状 況 が 法 令 若 しくはこれに 基 づく 命 令 又 はこの 条 例 の 規 定 に 違 反 する 場 合 は その 旨 を 公 表 すること ができる 2 消 防 長 は 前 項 の 規 定 による 公 表 をしようとするときは 当 該 防 火 対 象 物 の 関 係 者 にその 旨 を 通 知 するものとす る 3 第 1 項 の 規 定 による 公 表 の 対 象 となる 防 火 対 象 物 及 び 違 反 の 内 容 並 びに 公 表 の 手 続 は 規 則 で 定 める 火 災 予 防 条 例 施 行 規 則 ( 案 ) ( 公 表 の 対 象 となる 防 火 対 象 物 及 び 違 反 の 内 容 ) 第 条 条 例 第 条 第 3 項 の 規 則 で 定 める 公 表 の 対 象 となる 防 火 対 象 物 は 令 別 表 第 1(1) 項 から (4) 項 まで (5) 項 イ (6) 項 (9) 項 イ (16) 項 イ (16の2) 及 び(16の3) 項 に 掲 げる 防 火 対 象 物 で 法 第 17 条 第 1 項 の 政 令 で 定 める 技 術 上 の 基 準 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 条 例 で 定 める 技 術 上 の 基 準 に 従 って 屋 内 消 火 栓 設 備 スプリンクラー 設 備 又 は 自 動 火 災 報 知 設 備 を 設 置 しなければならないもののうち 法 第 4 条 第 1 項 に 規 定 する 立 入 検 査 においてこれ らの 消 防 用 設 備 等 が 設 置 されていないと 認 められたものとする 2 条 例 第 条 第 3 項 の 規 則 で 定 める 公 表 の 対 象 となる 違 反 の 内 容 は 前 項 の 防 火 対 象 物 に 屋 内 消 火 栓 設 備 ス プリンクラー 設 備 又 は 自 動 火 災 報 知 設 備 が 設 置 されていないこととする ( 公 表 の 手 続 ) 第 条 条 例 第 条 第 1 項 の 公 表 は 前 条 第 1 項 の 立 入 検 査 の 結 果 を 通 知 した 日 から 日 を 経 過 した 日 において なお 当 該 立 入 検 査 の 結 果 と 同 一 の 違 反 の 内 容 が 認 められる 場 合 に 当 該 違 反 が 是 正 されたことを 確 認 できる までの 間 市 ( 消 防 本 部 )ホームページへの 掲 載 により 行 う 2 前 項 に 規 定 する 方 法 により 公 表 する 事 項 は 次 に 掲 げるものとする 一 前 条 第 2 項 に 規 定 する 違 反 が 認 められた 防 火 対 象 物 の 名 称 及 び 所 在 地 二 前 条 第 2 項 に 規 定 する 違 反 の 内 容 ( 当 該 違 反 が 認 められた 防 火 対 象 物 の 部 分 を 含 む ) 三 その 他 消 防 長 が 必 要 と 認 める 事 項
2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について 公 表 の 対 象 となる 違 反 の 内 容 規 則 ( 案 ) ( 公 表 の 対 象 となる 防 火 対 象 物 及 び 違 反 の 内 容 ) 第 条 条 例 第 条 第 3 項 の 規 則 で 定 める 公 表 の 対 象 となる 防 火 対 象 物 は 令 別 表 第 1(1) 項 から (4) 項 まで (5) 項 イ (6) 項 (9) 項 イ (16) 項 イ (16の2) 及 び(16の3) 項 に 掲 げる 防 火 対 象 物 で 法 第 17 条 第 1 項 の 政 令 で 定 める 技 術 上 の 基 準 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づく 条 例 で 定 める 技 術 上 の 基 準 に 従 って 屋 内 消 火 栓 設 備 スプリンクラー 設 備 又 は 自 動 火 災 報 知 設 備 を 設 置 しなければならないもののうち 法 第 4 条 第 1 項 に 規 定 する 立 入 検 査 においてこれらの 消 防 用 設 備 等 が 設 置 されていないと 認 められたものとする 2 条 例 第 条 第 3 項 の 規 則 で 定 める 公 表 の 対 象 となる 違 反 の 内 容 は 前 項 の 防 火 対 象 物 に 屋 内 消 火 栓 設 備 スプリンクラー 設 備 又 は 自 動 火 災 報 知 設 備 が 設 置 されていないこととする 参 考 消 防 庁 通 知 の 条 例 規 則 案 に 独 自 の 内 容 を 入 れて 公 表 制 度 を 運 用 している 消 防 本 部 消 防 本 部 名 千 葉 市 消 防 局 横 浜 市 消 防 局 大 阪 市 消 防 局 堺 市 消 防 局 独 自 の 内 容 公 表 対 象 となる 設 備 に 避 難 器 具 ( 特 定 一 階 段 等 防 火 対 象 物 に 限 る)を 加 え 公 表 対 象 となる 違 反 に 主 たる 機 能 が 喪 失 しているものを 追 加 公 表 する 対 象 物 を 全 ての 防 火 対 象 物 とし 公 表 対 象 となる 違 反 に 主 たる 機 能 が 喪 失 しているものを 追 加 公 表 対 象 となる 違 反 に 防 火 管 理 者 の 未 選 任 を 追 加 公 表 対 象 となる 設 備 に 避 難 器 具 ( 特 定 一 階 段 等 防 火 対 象 物 に 限 る)を 追 加
2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について 公 表 制 度 の 実 施 状 況 政 令 指 定 都 市 平 成 26 年 8 月 制 度 開 始 1 本 部 10 月 制 度 開 始 7 本 部 全 ての 政 令 指 定 都 市 で 制 度 開 始 平 成 27 年 4 月 制 度 開 始 12 本 部 東 京 消 防 庁 は 平 成 23 年 4 月 1 日 から 制 度 を 開 始 している 公 表 制 度 の 実 施 推 進 違 反 対 象 物 に 係 る 公 表 制 度 の 実 施 の 推 進 について ( 平 成 27 年 3 月 31 日 付 け 消 防 予 第 133 号 ) 平 成 27 年 4 月 に 全 ての 政 令 指 定 都 市 の 消 防 本 部 において 違 反 対 象 物 に 係 る 公 表 制 度 が 実 施 さ れたことから 公 表 制 度 の 趣 旨 を 理 解 のうえ 政 令 指 定 都 市 以 外 の 消 防 本 部 における 公 表 制 度 の 実 施 について 下 記 により 積 極 的 な 推 進 を 図 るよう 通 知 1 管 内 人 口 が20 万 人 以 上 の 消 防 本 部 遅 くとも 平 成 29 年 3 月 末 までには 条 例 等 の 改 正 を 行 い 公 布 後 に 十 分 な 周 知 期 間 を 確 保 したう えで 遅 くとも 平 成 30 年 4 月 1 日 から 実 施 するものとする 2 管 内 人 口 が20 万 人 以 下 の 消 防 本 部 管 内 の 防 火 対 象 物 の 状 況 等 を 踏 まえつつ 具 体 的 な 検 討 を 進 められたい
公 表 制 度 の 実 施 推 進 2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について 違 反 対 象 物 に 係 る 公 表 制 度 の 実 施 の 推 進 に 係 る 留 意 事 項 ついて ( 平 成 27 年 3 月 31 日 付 け 消 防 予 第 134 号 ) 公 表 制 度 の 実 施 についての 留 意 事 項 を 以 下 のとおり 通 知 政 令 指 定 都 市 以 外 の 消 防 本 部 においては 積 極 的 に 公 表 制 度 の 実 施 を 推 進 されたいこと 特 に 管 内 人 口 が20 万 人 以 上 の 消 防 本 部 にあっては 政 令 指 定 都 市 の 消 防 本 部 とともに 違 反 是 正 に 係 る 各 地 域 の 中 心 的 な 役 割 が 期 待 されるところであるから 公 表 制 度 の 実 施 を 推 進 するとともに その 他 の 消 防 本 部 にあっても 管 内 の 防 火 対 象 物 の 状 況 等 を 踏 まえつつ 実 施 に 向 けた 具 体 的 な 検 討 を 進 められたいこと 公 表 制 度 の 実 施 時 期 については これまで 特 段 目 処 となる 時 期 を 示 していないが その 目 的 に 鑑 みれば 各 消 防 本 部 において 可 能 な 限 り 速 やかに 条 例 等 の 改 正 を 行 い 準 備 が 整 った 消 防 本 部 から 順 次 公 表 制 度 を 実 施 する ことが 望 ましいこと この 場 合 各 消 防 本 部 においては 公 表 制 度 実 施 のための 体 制 整 備 等 に 所 要 の 準 備 期 間 を 要 するものと 考 えられるが 公 表 の 対 象 となる 法 令 違 反 の 内 容 に 示 した 消 防 用 設 備 等 ( 屋 内 消 火 栓 設 備 スプ リンクラー 設 備 及 び 自 動 火 災 報 知 設 備 )については 平 成 25 年 政 令 第 368 号 等 による 消 防 法 施 行 令 の 改 正 により 設 置 基 準 の 強 化 等 が 行 われていることから 準 備 期 間 については その 経 過 措 置 の 期 間 等 も 考 慮 し 検 討 する 必 要 があること 屋 内 消 火 栓 設 備 スプリンクラー 設 備 及 び 自 動 火 災 報 知 設 備 については いずれもその 経 過 措 置 の 期 間 が 平 成 30 年 3 月 31 日 であることを 踏 まえ 管 内 人 口 が20 万 人 以 上 の 消 防 本 部 においては 遅 くとも 平 成 29 年 3 月 末 までに は 条 例 等 の 改 正 を 行 い 公 布 後 に 十 分 な 周 知 期 間 を 確 保 したうえで 遅 くとも 平 成 30 年 4 月 1 日 から 公 表 制 度 を 実 施 できるよう 所 要 の 準 備 を 進 められたいこと 公 表 制 度 の 実 施 に 係 る 所 要 の 準 備 とあわせて 厳 格 な 違 反 処 理 を 実 施 するための 必 要 な 体 制 整 備 を 推 進 されたい こと 既 に 公 表 制 度 を 実 施 している 消 防 本 部 においては 公 表 制 度 の 実 施 のため 参 考 になると 考 えられる 事 例 や 取 扱 い 等 の 情 報 について 消 防 本 部 相 互 に 共 有 し 蓄 積 することができるよう 各 種 会 議 等 の 機 会 を 捉 え 積 極 的 に 発 信 されたいこと
2 違 反 対 象 物 の 公 表 制 度 について 公 表 制 度 の 実 施 検 討 状 況 の 調 査 違 反 対 象 物 に 係 る 実 施 検 討 状 況 の 調 査 について ( 平 成 27 年 1 月 14 日 付 け 消 防 予 第 13 号 ) 違 反 公 表 制 度 の 推 進 方 策 検 討 に 係 る 基 礎 資 料 とするため 政 令 指 定 都 市 以 外 の 消 防 本 部 における 本 公 表 制 度 の 実 施 検 討 状 況 について 調 査 を 実 施 調 査 内 容 1 実 施 検 討 状 況 ( 実 施 予 定 検 討 中 予 定 なし) 2 実 施 予 定 又 は 検 討 中 の 場 合 の 準 備 期 間 3 実 施 予 定 なしの 場 合 の 理 由 4 制 度 実 施 に 係 る 懸 案 事 項 等 の 記 入 調 査 結 果 1 730 本 部 中 254 本 部 が 実 施 予 定 又 は 検 討 中 実 施 予 定 又 は 実 施 検 討 中 の 本 部 の60.4%が3 年 程 度 での 実 施 を 検 討 している 2 実 施 予 定 なしとしている 消 防 本 部 のうち 90.2%が 他 の 消 防 本 部 の 動 向 を 踏 まえつつ 導 入 を 検 討 各 都 道 府 県 においては 管 内 の 市 町 村 における 調 査 結 果 の 詳 細 等 について 必 要 に 応 じ 各 市 町 村 における 事 務 の 参 考 になるよう 適 切 に 情 報 共 有 いただきたい
目 次 1 重 大 な 消 防 法 令 違 反 対 象 物 に 係 る 実 態 等 の 調 査 2 違 反 対 象 物 の 公 表 3 査 察 規 程 の 作 成 例
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 立 入 検 査 違 反 処 理 の 課 題 ( 立 入 検 査 の 課 題 ) 立 入 検 査 実 施 計 画 の 策 定 立 入 検 査 の 実 施 件 数 を 重 視 した 計 画 となっており 火 災 危 険 や 違 反 状 況 等 の 優 先 順 位 が 考 慮 さ れていないこと 消 防 署 で 策 定 された 計 画 を 消 防 本 部 でチェックする 体 制 が 整 備 されていない 整 備 されていても 十 分 でない 状 況 があり 結 果 として 長 期 間 立 入 検 査 を 実 施 していない 対 象 物 が 生 じる 状 況 となっ ていること 進 捗 管 理 消 防 本 部 においては 立 入 検 査 実 施 件 数 のみの 把 握 にとどまり 違 反 やその 是 正 状 況 が 把 握 管 理 できていないこと 消 防 署 において 違 反 の 追 跡 調 査 の 未 実 施 や 是 正 状 況 等 の 未 把 握 など 立 入 検 査 実 施 後 の フォローが 適 切 になされていないこと ( 違 反 処 理 の 課 題 ) 上 位 措 置 への 移 行 に 係 る 内 部 規 程 等 が 整 備 されていないこと 違 反 処 理 に 係 る 内 部 規 程 等 の 内 容 が 十 分 でないこと 内 部 規 程 等 に 従 い 適 切 に 警 告 命 令 等 の 上 位 措 置 へ 移 行 できない 状 況 があること 消 防 本 部 が 違 反 是 正 の 状 況 等 を 把 握 しておらず 組 織 として 有 効 な 対 策 が 取 られていないこと 立 入 検 査 及 び 違 反 是 正 の 執 行 管 理 体 制 について 各 消 防 本 部 で 整 備 しておくべき 規 定 の 例 を 例 示 平 成 27 年 3 月 31 日 に 査 察 規 程 の 作 成 例 について 予 防 課 長 通 知 を 発 出
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 規 程 作 成 例 1 責 任 の 所 在 (1) 査 察 の 執 行 区 分 1 査 察 対 象 物 に 対 する 査 察 は 当 該 査 察 対 象 物 を 管 轄 する 署 長 が 行 うことを 規 定 2 消 防 長 は 必 要 があると 認 めるときは 署 長 が 行 う 査 察 の 支 援 を 行 うことを 規 定 管 轄 区 域 内 の 査 察 については 署 長 が 行 政 上 の 必 要 性 に 応 じて 行 うという 原 則 を 規 定 するととも に 消 防 長 が 必 要 と 認 めるときは 署 長 が 行 う 査 察 の 支 援 を 行 うことを 規 定 するもの 消 防 本 部 が 消 防 署 のまかせの 体 制 とならないようにすることが 重 要 (2) 査 察 員 の 指 定 消 防 長 又 は 署 長 は 査 察 対 象 物 の 状 況 違 反 内 容 に 応 じて あらかじめ 査 察 に 従 事 する 職 員 を 指 定 することを 規 定 職 員 の 予 防 関 係 知 識 技 術 等 を 勘 案 し 査 察 対 象 物 の 区 分 等 に 応 じて 消 防 長 又 は 署 長 が 事 前 に 査 察 員 を 指 定 しておくことを 規 定 するもの 予 防 専 従 職 員 予 防 兼 務 職 員 のみを 指 定 するのではなく 主 として 消 防 活 動 に 従 事 する 交 代 制 勤 務 職 員 を 含 めた 職 員 を 指 定 することが 必 要 (3) 査 察 員 の 派 遣 1 署 長 は 必 要 と 認 めるときは 消 防 長 に 査 察 員 の 派 遣 を 要 請 することを 規 定 2 消 防 長 は 必 要 と 認 めるときは 査 察 員 を 派 遣 すると 規 定 3 消 防 長 は 特 に 必 要 があると 認 めるときは 他 の 署 長 に 査 察 員 の 派 遣 を 指 示 すると 規 定 消 防 署 に 配 置 された 人 員 のみでは 査 察 の 適 正 な 執 行 が 困 難 な 場 合 に 署 長 は 消 防 長 に 査 察 員 の 派 遣 を 要 請 することができ 消 防 長 はこれに 応 じることを 規 定 するもの 機 動 的 な 査 察 等 を 実 施 できる 体 制 作 りが 必 要
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 2 立 入 検 査 実 施 計 画 の 策 定 執 行 方 針 及 び 計 画 (1) 消 防 長 は 査 察 を 適 正 かつ 効 果 的 に 実 施 するための 方 針 ( 執 行 方 針 )を 定 めることを 規 定 執 行 方 針 は 火 災 予 防 上 の 対 応 の 必 要 性 が 高 い 防 火 対 象 物 を 重 点 的 に 立 入 検 査 するために 優 先 順 位 を 明 確 化 しておくことが 必 要 また 査 察 対 象 物 の 用 途 規 模 収 容 人 員 等 による 一 般 的 火 災 危 険 性 のほか 過 去 の 立 入 検 査 における 指 摘 の 改 修 状 況 なども 考 慮 することが 重 要 予 防 行 政 上 の 必 要 性 から 判 断 し 長 期 間 立 入 検 査 が 未 実 施 となる 査 察 対 象 物 が 生 じないよう 火 災 危 険 等 に 応 じた 立 入 検 査 の 実 施 頻 度 についても 考 慮 する 必 要 がある (2) 署 長 は 執 行 方 針 に 基 づき 立 入 検 査 実 施 計 画 を 策 定 し 消 防 長 に 報 告 することを 規 定 立 入 検 査 実 施 計 画 とは 立 入 検 査 の 実 施 方 法 ( 実 施 時 期 実 施 項 目 等 ) 実 施 者 その 他 必 要 な 事 項 を 定 めた 計 画 をいい 年 間 の 立 入 検 査 実 施 ( 予 定 ) 防 火 対 象 物 数 のみを 定 めるのではなく 計 画 段 階 において 具 体 的 に 防 火 対 象 物 名 等 を 特 定 しておくことが 必 要 立 入 検 査 台 帳 防 火 対 象 物 データベース 等 において 管 轄 区 域 内 の 防 火 対 象 物 について 網 羅 的 にその 概 要 や 点 検 結 果 報 告 等 の 自 主 管 理 の 実 施 状 況 違 反 の 有 無 等 の 過 去 の 立 入 検 査 の 実 施 状 況 及 びその 結 果 を 把 握 し 立 入 検 査 計 画 の 策 定 に 活 用 できる 体 制 を 構 築 しておくことが 必 要
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 3 進 捗 状 況 及 び 違 反 状 況 の 管 理 (1) 執 行 状 況 の 報 告 1 署 長 は 査 察 の 執 行 状 況 を 定 期 に 消 防 長 に 報 告 することを 規 定 2 消 防 長 は 必 要 と 認 めるときは 署 長 に 査 察 の 執 行 状 況 について 報 告 を 求 め 又 は 必 要 な 指 示 をすることを 規 定 消 防 長 が 管 内 の 査 察 の 執 行 状 況 を 一 元 的 に 把 握 することができるよう 署 長 は 査 察 の 執 行 状 況 について 定 期 に 消 防 長 に 報 告 することを 規 定 また 法 令 違 反 是 正 又 は 火 災 危 険 等 の 排 除 のた め 特 に 必 要 があると 認 めるときは 随 時 署 長 に 査 察 の 執 行 状 況 について 報 告 を 求 め 又 は 法 令 違 反 の 是 正 若 しくは 火 災 危 険 等 の 排 除 のための 措 置 について 指 示 すべき 旨 を 規 定 するもの 報 告 すべき 内 容 や 頻 度 方 法 等 について 具 体 的 に 定 めることが 必 要 (2) 執 行 方 針 及 び 査 察 の 執 行 体 制 の 見 直 し 消 防 長 は 査 察 の 執 行 状 況 を 管 理 し 毎 年 度 執 行 方 針 及 び 査 察 の 執 行 体 制 の 見 直 しを 行 うこ とを 規 定 消 防 本 部 における 査 察 の 執 行 状 況 を 管 理 し 毎 年 度 執 行 方 針 及 び 査 察 執 行 体 制 の 見 直 しを 行 う ことで PDCAサイクルにより 改 善 の 取 組 を 実 施 していく 旨 を 規 定 するもの 消 防 本 部 として 査 察 を 実 施 するために 十 分 な 体 制 が 確 保 されているかどうか 定 期 的 に 検 証 を 行 うことが 必 要 また 毎 年 度 の 立 入 検 査 実 施 計 画 の 達 成 度 違 反 処 理 の 進 捗 度 合 い 等 を 検 討 して 次 年 度 以 降 の 体 制 に 反 映 させる 等 PDCAサイクルにより 改 善 の 取 組 を 継 続 することが 必 要
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 4 違 反 是 正 指 導 及 び 違 反 処 理 への 移 行 (1) 改 修 ( 計 画 ) 報 告 書 の 提 出 消 防 長 又 は 署 長 は 査 察 対 象 物 に 法 令 違 反 の 事 実 又 は 火 災 危 険 等 があることを 確 認 した 場 合 は 権 限 を 有 するものに 改 修 ( 計 画 ) 報 告 書 の 提 出 を 求 めることを 規 定 ただし 口 頭 による 是 正 指 導 により 直 ちに 法 令 違 反 が 是 正 され 又 は 火 災 危 険 等 が 排 除 された 場 合 はこの 限 りではない 査 察 対 象 物 に 法 令 違 反 の 事 実 又 は 火 災 危 険 等 があることを 確 認 したときに 提 出 期 限 を 定 めて 権 限 を 有 する 者 に 法 令 違 反 等 の 改 善 の 報 告 や 改 善 計 画 ( 今 後 の 是 正 方 向 や 是 正 計 画 )の 提 出 を 求 める 提 出 された 改 修 ( 計 画 ) 報 告 書 は 是 正 内 容 が 法 令 基 準 に 沿 った 適 切 なものであるかを 確 認 し 以 下 の 場 合 は 報 告 内 容 の 修 正 等 を 求 める 内 容 に 具 体 性 がない 場 合 内 容 に 不 明 な 点 がある 場 合 法 令 違 反 の 是 正 又 は 火 災 危 険 等 の 排 除 を 行 う 期 限 が 適 切 でない 場 合 法 令 違 反 の 是 正 又 は 火 災 危 険 等 の 排 除 を 行 う 期 限 については 違 反 処 理 標 準 マニュアルの 履 行 期 限 を 参 照 ( 例 ) 消 防 計 画 の 未 作 成 2 週 間 以 内 消 火 通 報 及 び 避 難 訓 練 未 実 施 1か 月 以 内 自 動 火 災 報 知 設 備 の 未 設 置 延 べ 面 積 500m2では2か 月 以 内 延 べ 面 積 500m2 以 上 1000m2 未 満 では3か 月 以 内 延 べ 面 積 1000m2 以 上 では4か 月 以 内
3 査 察 規 程 の 作 成 例 について 4 違 反 是 正 指 導 及 び 違 反 処 理 への 移 行 (2) 違 反 処 理 への 移 行 消 防 長 又 は 消 防 署 長 は 次 に 掲 げる 場 合 には 違 反 処 理 を 行 うと 規 定 1 提 出 期 限 を 過 ぎても 改 善 ( 計 画 ) 報 告 書 が 提 出 されない 場 合 2 提 出 された 改 善 ( 計 画 ) 報 告 書 の 内 容 に 不 備 があり かつ その 報 告 書 の 是 正 を 指 導 したに もかかわらず 応 じない 場 合 3 改 善 ( 計 画 ) 報 告 書 に 記 載 された 期 限 までに 法 令 違 反 等 の 是 正 が 完 了 していない 場 合 4 法 令 違 反 の 事 実 又 は 火 災 危 険 等 があることが 明 白 で かつ 直 ちに 違 反 処 理 を 行 う 必 要 があ る 場 合 ただし 違 反 処 理 を 一 定 期 間 留 保 すべき 特 段 の 事 情 があると 認 める 場 合 であって 防 火 対 象 物 の 位 置 構 造 設 備 又 は 管 理 の 状 況 から 判 断 して 直 ちに 違 反 処 理 を 行 わなくとも 当 該 期 間 にお いて 火 災 の 発 生 又 は 延 焼 のおそれが 著 しく 少 なく かつ 火 災 等 の 災 害 による 被 害 を 最 小 限 度 に 止 めることができると 認 めるときはこの 限 りではない 違 反 処 理 を 一 定 期 間 留 保 すべき 特 段 の 事 情 ( 例 ) 都 市 計 画 等 により 違 反 建 物 の 取 壊 し 移 転 等 の 工 事 が 具 体 化 している 場 合 違 反 建 物 の 所 有 権 等 の 権 利 関 係 について 係 争 中 で 違 反 処 理 の 名 宛 て 人 が 特 定 できない 場 合 社 会 通 念 上 違 反 処 理 を 留 保 すべき 特 段 の 事 情 がある 場 合 違 反 処 理 に 移 行 すべき 一 定 の 要 件 に 該 当 した 場 合 に 躊 躇 することなく 違 反 処 理 に 移 行 すること を 規 定 したもの 特 に 人 命 危 険 が 高 いものを 優 先 して 違 反 処 理 を 行 うことが 重 要 また 違 反 処 理 の 留 保 要 件 については 要 領 等 に 具 体 的 に 明 示 しておくことが 必 要 違 反 処 理 を 留 保 する 場 合 は その 違 反 の 様 態 危 険 性 緊 急 性 比 例 原 則 との 均 衡 などにつ いても 十 分 な 検 討 を 行 い その 説 明 責 任 や 消 防 機 関 の 権 限 不 履 行 を 理 由 とする 損 害 賠 償 請 求 等 の 可 能 性 等 についても 考 慮 しておくことが 必 要