用 語 の 意 義 このFAQにおいて 使 用 している 省 略 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 国 外 送 金 等 調 書 法 国 外 送 金 等 調 書 令 国 外 送 金 等 調 書 規 則 通 達 所 基 通 評 基 通 内 国 税 の 適 正 な 課 税 の 確 保 を 図 るた



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Transcription:

平 成 27 年 6 月 国 税 庁

用 語 の 意 義 このFAQにおいて 使 用 している 省 略 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 国 外 送 金 等 調 書 法 国 外 送 金 等 調 書 令 国 外 送 金 等 調 書 規 則 通 達 所 基 通 評 基 通 内 国 税 の 適 正 な 課 税 の 確 保 を 図 るための 国 外 送 金 等 に 係 る 調 書 の 提 出 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 110 号 )をいいます 内 国 税 の 適 正 な 課 税 の 確 保 を 図 るための 国 外 送 金 等 に 係 る 調 書 の 提 出 等 に 関 する 法 律 施 行 令 ( 平 成 9 年 政 令 第 363 号 )をいいます 内 国 税 の 適 正 な 課 税 の 確 保 を 図 るための 国 外 送 金 等 に 係 る 調 書 の 提 出 等 に 関 する 法 律 施 行 規 則 ( 平 成 9 年 大 蔵 省 令 第 96 号 )をいいます 平 成 25 年 3 月 29 日 付 課 総 8-1ほか3 課 共 同 内 国 税 の 適 正 な 課 税 の 確 保 を 図 るための 国 外 送 金 等 に 係 る 調 書 の 提 出 等 に 関 する 法 律 ( 国 外 財 産 調 書 及 び 財 産 債 務 調 書 関 係 )の 取 扱 いについて ( 法 令 解 釈 通 達 )をいいます 昭 和 45 年 7 月 1 日 付 直 審 ( 所 )30 所 得 税 基 本 通 達 をいいます 昭 和 39 年 4 月 25 日 付 直 資 56 ほか1 課 共 同 財 産 評 価 基 本 通 達 を いいます

目 次 要 Ⅰ 通 則 制 度 の 概 要 等 Q1 財 産 債 務 調 書 の 提 出 制 度 の 概 要 について 教 えてください 1 Q2 財 産 債 務 調 書 を 提 出 しなければならない 場 合 について 具 体 的 に 教 えてくだ さい 4 Q3 12 月 31 日 において 保 有 する 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 であるかどうか 又 は 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 であるかどうかを 判 定 するに 当 たって 含 み 損 があるデリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 の 価 額 も 含 める 必 要 がありますか 5 Ⅱ 財 産 債 務 調 書 の 記 載 事 項 等 基 本 的 な 考 え 方 ( 注 Q4 財 産 債 務 調 書 には 氏 名 及 び 住 所 ( 又 は 居 所 等 ) 及 び 個 人 番 号 ) のほか 財 産 の 種 類 数 量 価 額 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 を 記 載 することとされていま すが 記 載 事 項 を 具 体 的 に 教 えてください 6 Q5 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 は その 財 産 債 務 の 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 )に 記 載 することとされています 保 有 する 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 であるのか 事 業 用 であるのかについ ては どのように 判 定 すればよいのですか 9 Q6 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 及 び 事 業 用 の 兼 用 である 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 9 Q7 避 暑 用 のリゾートマンション( 土 地 付 建 物 )を 保 有 しています 売 買 契 約 書 を 確 認 しても 土 地 と 建 物 の 価 額 に 区 分 することができません このような 財 産 の 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 9 Q8 証 券 会 社 に 特 定 口 座 を 開 設 しています この 口 座 内 で 保 有 する 上 場 株 式 等 につ いては 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 すればよいのですか 10 Q9 証 券 会 社 に 非 課 税 口 座 を 開 設 しています この 口 座 内 で 保 有 する 上 場 株 式 等 に ついては 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 すればよいのですか 11 事 業 用 の 財 産 の 価 額 及 び 債 務 の 金 額 の 記 載 Q10 個 人 で 事 業 を 営 んでいます 12 月 31 日 現 在 の 事 業 上 の 売 掛 金 が 多 数 あります この 売 掛 金 についても 所 在 別 に 記 載 する 必 要 がありますか 11 Q11 不 動 産 賃 貸 業 を 営 んでいます 12 月 31 日 現 在 の 未 払 金 や 預 り 保 証 金 が 多 数 あり ます これらの 債 務 についても 所 在 別 に 記 載 する 必 要 がありますか 11 財 産 の 所 在 の 記 載 事 項 Q12 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 所 在 は どのように 判 定 するのですか 12 Q13 財 産 の 所 在 について 基 本 的 には 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 によ

り 判 定 するとのことですが 相 続 税 法 以 外 の 規 定 により 所 在 を 判 定 する 財 産 もあ るのですか 15 Q14 社 債 株 式 等 の 有 価 証 券 等 の 所 在 は 具 体 的 にどのように 記 載 するのですか 15 土 地 の 記 載 事 項 Q15 借 地 権 を 保 有 していますが 財 産 債 務 調 書 にはこの 借 地 権 をどのように 記 載 す ればよいのですか 16 委 託 証 拠 金 の 記 載 事 項 Q16 先 物 取 引 を 行 うに 当 たり 保 有 するA 社 の 株 式 ( 上 場 株 式 )を 委 託 証 拠 金 とし て 証 券 会 社 に 預 託 しました この 預 託 した 株 式 について 財 産 債 務 調 書 にはどの ように 記 載 すればよいのですか 16 債 務 に 係 る 所 在 Q17 債 務 に 係 る 所 在 については 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 するのです か 17 国 外 財 産 調 書 との 関 係 Q18 国 外 財 産 調 書 には 国 外 財 産 を 記 載 して 提 出 することとされていますが 国 外 財 産 調 書 を 提 出 する 場 合 でも 所 得 金 額 が2 千 万 円 を 超 え かつ 保 有 する 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 又 は 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 である 場 合 は 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 必 要 があるのですか 17 Ⅲ 財 産 の 価 額 等 基 本 的 な 考 え 方 Q19 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は その 年 の12 月 31 日 における 時 価 によら なければならないのですか 20 Q20 財 産 の 時 価 とは どのような 価 額 をいうのですか 20 Q21 財 産 の 見 積 価 額 とは どのような 価 額 をいうのですか 20 Q22 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は 財 産 評 価 基 本 通 達 で 定 める 方 法 により 評 価 した 価 額 でもよいのですか 21 財 産 の 見 積 価 額 Q23 財 産 の 見 積 価 額 の 合 理 的 な 算 定 方 法 について 財 産 の 種 類 ごとに 具 体 的 に 教 えてください 21 有 価 証 券 の 価 額 等 Q24 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 していない 法 人 の 株 式 を 保 有 しています その 法 人 の 決 算 期 は 毎 年 12 月 末 ですが 各 期 の 決 算 が 確 定 する 時 期 が 翌 年 の3 月 末 です この 場 合 この 株 式 の 見 積 価 額 をどのように 算 定 すればよいのですか 25 Q25 ストックオプションに 関 する 権 利 を 保 有 していますが その 価 額 はどのように 算 定 すればよいのですか 25 Q26 財 産 債 務 調 書 には 有 価 証 券 等 の 取 得 価 額 を 記 載 する 必 要 があるとのことです が どのように 取 得 価 額 を 算 定 すればよいのですか 26 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 の 価 額

Q27 匿 名 組 合 に 出 資 をしています その 匿 名 組 合 の 計 算 期 間 は 毎 年 12 月 末 日 に 終 了 しますが 計 算 書 は 翌 年 の3 月 末 に 送 付 されています この 場 合 その 出 資 の 持 分 の 見 積 価 額 をどのように 算 定 すればよいのですか 26 家 庭 用 動 産 の 価 額 Q28 自 宅 に 多 数 の 家 庭 用 動 産 を 保 有 しています この 家 庭 用 動 産 について 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 27 Q29 自 宅 に 多 数 の 指 輪 やネックレスなどを 所 有 しています( 事 業 用 ではありません ) この 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 27 保 険 に 関 する 権 利 の 価 額 Q30 生 命 保 険 に 加 入 していますが この 生 命 保 険 の 価 額 はどのように 算 定 すればよ いのですか なお 加 入 している 生 命 保 険 契 約 は 満 期 返 戻 金 のあるものです 28 定 期 金 に 関 する 権 利 の 価 額 Q31 生 命 保 険 契 約 に 基 づく 定 期 金 ( 年 金 )を 受 け 取 っていますが その 価 額 はどの ように 算 定 すればよいのですか 28 民 法 に 規 定 する 組 合 契 約 等 その 他 これらに 類 する 契 約 に 基 づく 出 資 の 価 額 Q32 不 動 産 投 資 を 目 的 とした 民 法 上 の 組 合 に 対 して 出 資 していますが 財 産 債 務 調 書 には 出 資 額 を 記 載 すればよいのですか 29 信 託 に 関 する 権 利 の 価 額 Q33 保 有 している 国 債 を 金 融 機 関 に 信 託 して 運 用 しています このような 財 産 の 価 額 は どのような 方 法 で 算 定 すればよいのですか 29 預 託 金 等 の 価 額 Q34 リゾート 施 設 を 利 用 するための 会 員 権 を 保 有 しています 会 員 権 を 取 得 する 際 に リゾート 施 設 経 営 会 社 に 預 託 金 を 支 払 っていますが この 預 託 金 も 財 産 債 務 調 書 の 対 象 になりますか 30 無 体 財 産 権 の 価 額 Q35 特 許 権 ( 無 体 財 産 権 )を 保 有 していますが その 価 額 はどのような 方 法 で 算 定 すればよいのですか 30 共 有 財 産 の 価 額 Q36 外 国 に 別 荘 を 保 有 していますが その 別 荘 は 配 偶 者 との 共 有 財 産 として 取 得 し ており 持 分 が 明 らかではありません このような 財 産 の 価 額 はどのような 方 法 で 算 定 すればよいのですか 31 相 続 により 取 得 した 財 産 の 価 額 Q37 財 産 の 相 続 があった 場 合 における 財 産 債 務 調 書 の 提 出 義 務 について 教 えてく ださい 31 借 入 金 で 取 得 した 財 産 の 価 額 Q38 財 産 を 金 融 機 関 からの 借 入 金 で 取 得 している 場 合 その 財 産 の 価 額 の 算 定 に 当 たり 借 入 金 元 本 を 差 し 引 いてよいのですか 32 外 貨 で 表 示 されている 財 産 の 邦 貨 換 算 の 方 法 Q39 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は 邦 貨 ( 円 )によることとされていますが

外 貨 で 表 示 されている 財 産 の 価 額 はどのような 方 法 で 邦 貨 に 換 算 すればよいので すか 32 Ⅳ 債 務 の 金 額 基 本 的 な 考 え 方 Q40 債 務 の 金 額 とは どのような 金 額 をいうのですか 34 連 帯 債 務 等 の 金 額 Q41 金 融 機 関 からの 借 入 金 について 連 帯 して 債 務 を 負 っている 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 34 外 貨 で 表 示 されている 債 務 の 邦 貨 換 算 の 方 法 Q42 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 債 務 の 金 額 は 邦 貨 ( 円 )によることとされていますが 外 貨 で 表 示 されている 債 務 の 金 額 はどのような 方 法 で 邦 貨 に 換 算 すればよいので すか 34 Ⅴ 過 少 申 告 加 算 税 等 の 特 例 特 例 の 概 要 Q43 財 産 債 務 調 書 を 提 出 等 している 場 合 の 過 少 申 告 加 算 税 等 の 特 例 措 置 について 教 えてください 35 加 重 措 置 の 適 用 要 件 Q44 所 得 税 等 の 申 告 漏 れが 生 じた 場 合 の 過 少 申 告 加 算 税 等 の 加 重 措 置 の 適 用 要 件 について 教 えてください 36 加 重 措 置 における 財 産 債 務 に 関 する 所 得 税 等 の 申 告 漏 れ とは Q45 過 少 申 告 加 算 税 等 の 加 重 措 置 における 財 産 債 務 に 関 する 所 得 税 等 の 申 告 漏 れ とは 具 体 的 にどのようなことをいうのですか 36 年 の 中 途 で 財 産 債 務 を 有 しなくなった 場 合 Q46 平 成 28 年 中 に 国 内 で 保 有 していたB 社 株 式 の 全 てを 譲 渡 し これに 伴 い 生 じた 所 得 の 申 告 漏 れがあった 場 合 過 少 申 告 加 算 税 の 加 重 措 置 の 適 用 を 判 断 すべき 財 産 債 務 調 書 は どの 年 分 の 財 産 債 務 調 書 になりますか 37 提 出 期 限 後 に 提 出 された 財 産 債 務 調 書 の 取 扱 い Q47 提 出 期 限 内 に 財 産 債 務 調 書 を 提 出 することができなかった 場 合 過 少 申 告 加 算 税 等 に 係 る 軽 減 措 置 の 適 用 を 受 けることはできないのですか 38 Ⅵ その 他 提 出 した 財 産 債 務 調 書 に 誤 りがあった 場 合 Q48 提 出 した 財 産 債 務 調 書 の 記 載 内 容 に 誤 りのあった 場 合 の 訂 正 方 法 について 教 えてください 39

Ⅰ 通 則 制 度 の 概 要 等 Q1 財 産 債 務 調 書 の 提 出 制 度 の 概 要 について 教 えてください 財 産 債 務 調 書 制 度 は 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 書 を 提 出 しなければならない 方 が その 年 の 総 所 得 金 額 及 び 山 林 所 得 金 額 の 合 計 額 が2 千 万 円 を 超 え かつ その 年 の 12 月 31 日 において 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 の 財 産 又 は 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 である 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 を 有 する 場 合 に 財 産 の 種 類 数 量 価 額 並 びに 債 務 の 金 額 などを 記 載 した 財 産 債 務 調 書 を 翌 年 の3 月 15 日 までに 所 得 税 の 納 税 地 の 所 轄 税 務 署 長 に 提 出 していただく 制 度 です( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 ) 財 産 債 務 調 書 を 提 出 しなければならない 方 の 詳 細 についてはQ2を 財 産 債 務 調 書 の 記 載 事 項 についてはQ4~Q18 をご 参 照 ください -1-

[ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 また 財 産 債 務 調 書 の 提 出 に 当 たっては 財 産 債 務 調 書 に 記 載 した 財 産 の 価 額 及 び 債 務 の 金 額 をその 種 類 ごとに 合 計 した 金 額 を 記 載 した 財 産 債 務 調 書 合 計 表 を 添 付 する 必 要 があり ます( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 四 備 考 4) -2-

[ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 合 計 表 財 産 債 務 調 書 及 び 財 産 債 務 調 書 合 計 表 は 税 務 署 の 窓 口 で 入 手 することができます また 国 税 庁 ホームページ(www.nta.go.jp)の 申 請 届 出 様 式 ( 法 定 調 書 関 係 ) にも 掲 載 しています 財 産 債 務 調 書 合 計 表 は カラープリンタで 出 力 した 場 合 そのまま 提 出 用 として 使 用 で きます -3-

Q2 財 産 債 務 調 書 を 提 出 しなければならない 場 合 について 具 体 的 に 教 えてください 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 書 を 提 出 する 必 要 がある 方 で 次 の⑴ 及 び⑵のいずれ にも 該 当 する 場 合 には 財 産 債 務 調 書 を 提 出 しなければなりません( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の2 1 本 文 ) ( 注 ⑴ その 年 の 総 所 得 金 額 及 び 山 林 所 得 金 額 の 合 計 額 1) が2 千 万 円 を 超 えること ( 注 2) ⑵ その 年 の 12 月 31 日 においてその 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 の 財 産 又 はその 価 額 の 合 ( 注 計 額 が1 億 円 以 上 である 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 3) を 有 すること ( 注 1) 申 告 分 離 課 税 の 所 得 がある 場 合 には それらの 特 別 控 除 後 の 所 得 金 額 の 合 計 額 を 加 算 した 金 額 です( 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の25) ただし 次 の 繰 越 控 除 を 受 けている 場 合 は その 適 用 後 の 金 額 をいいます 純 損 失 や 雑 損 失 の 繰 越 控 除 居 住 用 財 産 の 買 換 え 等 の 場 合 の 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 特 定 居 住 用 財 産 の 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 特 定 中 小 会 社 が 発 行 した 株 式 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 先 物 取 引 の 差 金 等 決 済 に 係 る 損 失 の 繰 越 控 除 ( 注 2) 国 内 に 所 在 する 財 産 のほか 国 外 に 所 在 する 財 産 を 含 みます ( 注 3) 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 とは 国 外 転 出 時 課 税 制 度 ( 所 得 税 法 60 の2 60 の3)の 対 象 とな る 次 の 財 産 をいいます( 国 内 に 所 在 するか 国 外 に 所 在 するかを 問 いません )( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 所 得 税 法 60 の21~3) 1 所 得 税 法 第 2 条 第 1 項 第 17 号 に 規 定 する 有 価 証 券 又 は 所 得 税 法 第 174 条 第 9 号 に 規 定 す る 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 2 決 済 していない 金 融 商 品 取 引 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 25 号 ) 第 156 条 の 24 第 1 項 に 規 定 す る 信 用 取 引 又 は 所 得 税 法 施 行 規 則 第 23 条 の4に 規 定 する 発 行 日 取 引 に 係 る 権 利 3 決 済 していない 金 融 商 品 取 引 法 第 2 条 第 20 項 に 規 定 するデリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 [ 参 考 ] 所 得 税 の 確 定 申 告 をする 必 要 がある 方 の 例 その 年 分 の 所 得 金 額 の 合 計 額 が 所 得 控 除 の 合 計 額 を 超 える 場 合 で その 超 える 額 に 対 する 税 額 が 配 当 控 除 額 と 年 末 調 整 の 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 額 の 合 計 額 を 超 える 方 は 原 則 とし て 確 定 申 告 をしなければなりません ただし 給 与 の 収 入 金 額 が 2,000 万 円 以 下 で かつ 1 か 所 から 給 与 等 の 支 払 を 受 けてお り その 給 与 の 全 部 について 源 泉 徴 収 される 方 で 給 与 所 得 及 び 退 職 所 得 以 外 の 所 得 金 額 が 20 万 円 以 下 である 方 等 一 定 の 場 合 には 確 定 申 告 をしなくてもよいことになっています このほか 所 得 税 の 申 告 義 務 の 有 無 に 関 しては 国 税 庁 ホームページ(www.nta.go.jp) の パンフレット 手 引 き 確 定 申 告 に 関 する 手 引 き 等 をご 覧 ください なお 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までの 間 (その 年 の 翌 年 の3 月 15 日 までの 間 )に 財 産 債 務 調 書 を 提 出 しないで 死 亡 したときは 財 産 債 務 調 書 の 提 出 を 要 しないこととされています ( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21ただし 書 ) -4-

また 年 の 中 途 で 死 亡 した 場 合 には その 死 亡 した 年 分 の 所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 確 定 申 告 書 を 提 出 する 必 要 がある 場 合 であっても その 死 亡 した 年 の 12 月 31 日 分 の 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 必 要 はありません Q3 12 月 31 日 において 保 有 する 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 であるかどうか 又 は 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 であるかどうかを 判 定 するに 当 たって 含 み 損 があるデリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 の 価 額 も 含 める 必 要 がありますか その 年 の 12 月 31 日 において 保 有 する 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 であるかどうかを 判 定 するに 当 たっては 含 み 損 のあるデリバティブ 取 引 や 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 の 価 額 を 含 めて 判 定 します なお その 年 の 12 月 31 日 において 決 済 していない 信 用 取 引 等 又 はデリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 の 価 額 については 見 積 価 額 として その 年 の 12 月 31 日 において 決 済 したとみなして 算 出 し た 利 益 の 額 又 は 損 失 の 額 とすることができます(Q21 をご 確 認 ください ) この 場 合 含 み 損 のある 信 用 取 引 等 又 はデリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 について その 価 額 ( 見 積 価 額 )が 負 (マイナス)となる 場 合 には 財 産 の 価 額 の 合 計 額 を 算 定 する 際 に 他 の 財 産 の 価 額 と 通 算 して 計 算 します これは その 年 の 12 月 31 日 において 保 有 する 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 であるかどうかを 判 定 するに 当 たっても 同 様 です -5-

Ⅱ 財 産 債 務 調 書 の 記 載 事 項 等 基 本 的 な 考 え 方 ( 注 Q4 財 産 債 務 調 書 には 氏 名 住 所 ( 又 は 居 所 等 ) 及 び 個 人 番 号 ) のほか 財 産 の 種 類 数 量 価 額 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 を 記 載 することとされていますが 記 載 事 項 を 具 体 的 に 教 えてください 財 産 債 務 調 書 には 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 その 他 必 要 な 事 項 を 記 載 することとされています 具 体 的 には 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 上 欄 に 規 定 する 財 産 債 務 の 区 分 に 応 じて 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に その 財 産 の 数 量 及 び 価 額 又 はその 債 務 の 金 額 を 記 入 します( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) なお 事 業 用 とは この 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 方 の 不 動 産 所 得 事 業 所 得 又 は 山 林 所 得 を 生 ずべき 事 業 又 は 業 務 の 用 に 供 することをいい 一 般 用 とは 当 該 事 業 又 は 業 務 以 外 の 用 に 供 することをいいます また 財 産 債 務 の 区 分 のうち ( 六 ) 有 価 証 券 ( 七 ) 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 ( 八 ) 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 及 び ( 九 ) 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 に 区 分 され る 財 産 については 取 得 価 額 の 記 入 も 必 要 です( 取 得 価 額 の 例 については Q26 をご 参 照 ください ) ( 注 ) 個 人 番 号 の 記 載 は 平 成 29 年 1 月 1 日 以 後 に 提 出 すべき 財 産 債 務 調 書 から 必 要 とされていますの で 平 成 27 年 12 月 31 日 における 財 産 債 務 について 平 成 28 年 3 月 15 日 までに 提 出 すべき 財 産 債 務 調 書 には 個 人 番 号 を 記 載 する 必 要 はありません( 所 得 税 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 27 年 法 律 第 9 号 ) 附 則 1014) [ 参 考 ] 財 産 債 務 の 区 分 及 び 記 載 事 項 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 ) 財 産 債 務 の 区 分 記 載 事 項 ( 一 ) 土 地 用 途 別 及 び 所 在 別 の 地 所 数 面 積 及 び 価 額 ( 二 ) 建 物 用 途 別 及 び 所 在 別 の 戸 数 床 面 積 及 び 価 額 ( 三 ) 山 林 用 途 別 及 び 所 在 別 の 面 積 及 び 価 額 ( 四 ) 現 金 用 途 別 及 び 所 在 別 の 価 額 ( 五 ) 預 貯 金 種 類 別 ( 当 座 預 金 普 通 預 金 定 期 預 金 等 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 価 額 ( 六 ) 有 価 証 券 種 類 別 ( 株 式 公 社 債 投 資 信 託 特 定 受 益 証 券 発 行 信 託 貸 付 信 託 等 の 別 及 び 銘 柄 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 並 びに 取 得 価 額 ( 七 ) 匿 名 組 合 契 約 の 出 種 類 別 ( 匿 名 組 合 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 並 びに 取 得 価 額 資 の 持 分 ( 八 ) 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 種 類 別 ( 信 用 取 引 及 び 発 行 日 取 引 の 別 並 びに 銘 柄 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 並 びに 取 得 価 額 ( 九 ) 未 決 済 デリバティ ブ 取 引 に 係 る 権 利 種 類 別 ( 先 物 取 引 オプション 取 引 スワップ 取 引 等 の 別 及 び 銘 柄 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 並 びに 取 得 価 額 ( 十 ) 貸 付 金 用 途 別 及 び 所 在 別 の 価 額 ( 十 一 ) 未 収 入 金 ( 受 取 用 途 別 及 び 所 在 別 の 価 額 手 形 を 含 む ) -6-

( 十 二 ) 書 画 骨 とう 及 び 種 類 別 ( 書 画 骨 とう 及 び 美 術 工 芸 品 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 (1 点 美 術 工 芸 品 10 万 円 未 満 のものを 除 く ) ( 十 三 ) 貴 金 属 類 種 類 別 ( 金 白 金 ダイヤモンド 等 の 別 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 ( 十 四 ) ( 四 ) ( 十 二 ) 及 種 類 別 (( 四 ) ( 十 二 ) 及 び( 十 三 )に 掲 げる 財 産 以 外 の 動 産 について 適 宜 に 設 けた 区 び( 十 三 )に 掲 げる 財 分 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 (1 個 又 は 1 組 の 価 額 が 10 万 円 未 満 のものを 除 産 以 外 の 動 産 く ) ( 十 五 )その 他 の 財 産 種 類 別 (( 一 )から( 十 四 )までに 掲 げる 財 産 以 外 の 財 産 について 預 託 金 保 険 の 契 約 に 関 する 権 利 等 の 適 宜 に 設 けた 区 分 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 ( 十 六 ) 借 入 金 用 途 別 及 び 所 在 別 の 金 額 ( 十 七 ) 未 払 金 ( 支 払 手 用 途 別 及 び 所 在 別 の 金 額 形 を 含 む ) ( 十 八 )その 他 の 債 務 種 類 別 ( 前 受 金 預 り 金 など 適 宜 に 設 けた 区 分 ) 用 途 別 及 び 所 在 別 の 数 量 及 び 金 額 また 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 上 欄 に 規 定 する 財 産 債 務 の 区 分 のうち 次 に 掲 げる 財 産 債 務 の 区 分 に 該 当 する 財 産 債 務 の 所 在 の 記 載 に 当 たっては その 他 必 要 な 事 項 として 所 在 地 のほか 債 務 者 等 の 氏 名 又 は 名 称 を 記 載 してください( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 通 達 6の2-4 6の2-6 6の2-7) [ 参 考 ] 財 産 債 務 の 所 在 ( 氏 名 又 は 名 称 )の 記 載 要 領 財 産 債 務 の 区 分 氏 名 又 は 名 称 ( 五 ) 預 貯 金 預 貯 金 を 預 入 れている 金 融 機 関 の 名 称 ( 支 店 名 を 含 む ) ( 六 ) 有 価 証 券 有 価 証 券 取 引 に 係 る 金 融 機 関 の 名 称 ( 支 店 名 を 含 む ) ( 七 ) 匿 名 組 合 契 約 の 出 営 業 者 等 の 氏 名 または 名 称 資 の 持 分 ( 八 ) 未 決 済 信 用 取 引 等 信 用 取 引 等 に 係 る 金 融 機 関 の 名 称 ( 支 店 名 を 含 む ) に 係 る 権 利 ( 九 ) 未 決 済 デリバティ デリバティブ 取 引 に 係 る 金 融 機 関 の 名 称 ( 支 店 名 を 含 む ) ブ 取 引 に 係 る 権 利 ( 十 ) 貸 付 金 貸 付 金 に 係 る 債 務 者 の 氏 名 又 は 名 称 ( 十 一 ) 未 収 入 金 ( 受 取 未 収 入 金 に 係 る 債 務 者 の 氏 名 又 は 名 称 手 形 を 含 む ) ( 十 五 )その 他 の 財 産 預 託 金 等 の 預 入 れ 先 の 氏 名 又 は 名 称 ( 十 六 ) 借 入 金 借 入 金 に 係 る 債 権 者 の 氏 名 又 は 名 称 ( 十 七 ) 未 払 金 ( 支 払 未 払 金 に 係 る 債 権 者 の 氏 名 又 は 名 称 手 形 を 含 む ) ( 十 八 )その 他 の 債 務 預 り 金 等 の 預 り 先 の 氏 名 又 は 名 称 財 産 の 所 在 の 判 定 についての 詳 細 は Q12 をご 確 認 ください 財 産 債 務 調 書 の 記 載 例 については 国 税 庁 ホームページ(www.nta.go.jp)の 申 請 届 出 様 式 ( 法 定 調 書 関 係 ) に 掲 載 していますのでご 覧 ください -7-

各 財 産 及 び 債 務 共 通 1 それぞれの 財 産 債 務 を 事 業 用 と 一 般 用 に 区 分 し 更 に 所 在 の 別 に 区 分 します 2 所 在 については それぞれの 財 産 債 務 の 所 在 地 を 記 入 してください 各 財 産 債 務 において 記 載 例 が 示 されている 場 合 には 各 財 産 債 務 の 書 き 方 に 従 って 記 入 してください 3 財 産 の 価 額 については その 年 の 12 月 31 日 における 財 産 の 時 価 又 は 時 価 に 準 ずる 価 額 として 見 積 価 額 を 記 入 してください 4 一 の 財 産 及 び 債 務 の 区 分 について 複 数 の 財 産 及 び 債 務 を 記 入 する 場 合 に は 財 産 及 び 債 務 の 区 分 ごとに 価 額 ( 小 計 )を 記 入 してください 5 事 業 用 の 財 産 債 務 で 未 収 入 金 その 他 の 財 産 未 払 金 その 他 の 債 務 に 区 分 される 債 権 又 は 債 務 について その 価 額 又 は 金 額 が 100 万 円 未 満 のもの については 所 在 別 に 区 分 することなく その 件 数 及 び 総 額 を 記 入 して 差 し 支 えありません 6 国 外 財 産 調 書 を 提 出 する 場 合 には 国 外 財 産 調 書 に 記 載 した 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 及 び 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 を 財 産 債 務 調 書 にも 記 入 して ください 土 地 数 量 欄 の 上 段 に 地 所 数 を 下 段 に 面 積 を 記 入 してください 建 物 1 数 量 欄 の 上 段 に 戸 数 を 下 段 に 床 面 積 を 記 入 してください 2 2 以 上 の 財 産 区 分 からなる 財 産 を 一 括 して 記 入 する 場 合 には 備 考 欄 に 一 括 して 記 入 する 財 産 の 区 分 等 を 記 入 してください 有 価 証 券 1 上 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 有 価 証 券 の 種 類 ( 株 式 公 社 債 投 資 信 託 特 定 受 益 証 券 発 行 信 託 貸 付 信 託 等 ) 及 び 銘 柄 の 別 に 区 分 します 2 種 類 欄 に 有 価 証 券 の 種 類 及 び 銘 柄 を 記 入 してください なお 株 式 については 上 場 株 式 と 非 上 場 株 式 に 区 分 して 記 入 してください 3 所 在 欄 は 有 価 証 券 の 保 管 等 を 委 託 している 場 合 には 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 所 在 地 名 称 及 び 支 店 名 を 記 入 してください 4 価 額 欄 の 上 段 には 取 得 価 額 を 記 載 してください 貸 付 金 及 び 未 収 入 金 所 在 欄 は 債 務 者 の 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 を 記 入 してください その 他 の 動 産 右 記 貴 金 属 類 に 準 じて 記 入 してください その 他 の 動 産 とは 家 庭 用 動 産 ( 家 具 什 器 備 品 や 自 動 車 などの 動 産 ( 現 金 書 画 骨 とう 美 術 工 芸 品 貴 金 属 類 を 除 きます )) 棚 卸 資 産 減 価 償 却 資 産 を いいます 貴 金 属 類 のうち いわゆる 装 身 具 として 用 いられるものは 家 庭 用 動 産 として 取 り 扱 って 差 し 支 えありません 借 入 金 及 び 未 払 金 所 在 欄 は 債 権 者 の 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 を 記 入 してください その 他 の 債 務 右 記 書 画 骨 とう に 準 じて 記 入 してください その 他 の 債 務 とは 借 入 金 未 払 金 に 当 てはまらない 債 務 例 えば 前 受 金 預 り 金 保 証 金 敷 金 などをいいます 財 産 債 務 調 書 の 記 載 例 平 成 年 12 月 31 日 分 財 産 債 務 調 書 整 理 番 号 0XXXXXXX 住 所 又 は 事 業 所 財 産 債 務 を 有 す る 者 事 務 所 居 所 など 氏 名 ( 電 話 ) - - 財 産 債 務 の 区 分 種 類 用 途 所 在 数 量 ( 上 段 は 有 価 証 券 等 の 取 得 価 額 ) 財 産 の 価 額 又 は 債 務 の 金 額 備 考 土 地 事 業 用 東 京 都 千 代 田 区 1-1-1 1 250 m2 250,000,000 建 物 事 業 用 東 京 都 港 区 3-3-3 建 物 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 1 500 m2 110,000,000 1 土 地 を 95 m2 89,000,000 含 む 建 物 計 (199,000,000) 事 業 用 預 貯 金 普 通 預 金 銀 行 支 店 一 般 用 38,961,915 5,000 有 価 証 券 上 場 株 式 (B 社 ) 一 般 用 証 券 支 店 株 東 京 都 港 区 1-1-1 匿 名 組 合 出 資 一 般 用 100 口 株 式 会 社 B 未 決 済 デリバテ 先 物 取 引 ( ) 一 般 用 証 券 支 店 100 口 ィブに 係 る 権 利 6,500,000 6,450,000 100,000,000 140,000,000 30,000,000 29,000,000 貸 付 金 事 業 用 東 京 都 目 黒 区 2-1-1 3,000,000 未 収 入 金 事 業 用 東 京 都 豊 島 区 2-1-1 株 式 会 社 C 1,500,000 未 収 入 金 事 業 用 その 他 10 件 2,300,000 未 収 入 金 計 (3,800,000) 貴 金 属 類 ダイヤモンド 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 3 個 6,000,000 その 他 の 財 産 家 庭 用 動 産 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 20 個 3,000,000 その 他 の 財 産 委 託 証 拠 金 一 般 用 証 券 支 店 10,000,000 借 入 金 事 業 用 銀 行 支 店 20,000,000 未 払 金 事 業 用 東 京 都 港 区 7-8-9 株 式 会 社 D 1,500,000 東 京 都 台 東 区 2-3-4 その 他 の 債 務 保 証 金 事 業 用 株 式 会 社 E 2,000,000 国 外 財 産 調 書 に 記 載 し た 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 89,000,000 ( う ち 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 ( 34,000,000 ) 円 ) 財 産 の 価 額 の 合 計 額 778,211,915 債 務 の 金 額 の 合 計 額 23,500,000 ( 摘 要 ) (1) 枚 のうち(1) 枚 目 預 貯 金 1 左 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 預 貯 金 の 種 類 ( 当 座 預 金 普 通 預 金 定 期 預 金 等 )の 別 に 区 分 します 2 種 類 欄 に 預 貯 金 の 種 類 を 記 入 してください 3 所 在 欄 は 預 貯 金 を 預 入 れている 金 融 機 関 の 所 在 地 名 称 及 び 支 店 名 を 記 入 してください 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 1 左 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 匿 名 組 合 の 別 に 区 分 します 2 所 在 欄 は 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 取 引 を 委 託 している 場 合 には その 名 称 及 び 支 店 名 を 記 載 してください 3 価 額 欄 の 上 段 には 取 得 価 額 を 記 入 してください 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 及 び 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 1 左 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 未 決 済 信 用 取 引 に 係 る 権 利 及 び 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 の 種 類 及 び 銘 柄 の 別 に 区 分 します 2 種 類 欄 に 未 決 済 信 用 取 引 に 係 る 権 利 及 び 未 決 済 デリバティ ブ 取 引 に 係 る 権 利 の 種 類 及 び 銘 柄 を 記 入 してください 3 所 在 欄 は 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 取 引 を 委 託 している 場 合 には その 名 称 及 び 支 店 名 を 記 載 してください 4 価 額 欄 の 上 段 には 取 得 価 額 を 記 入 してください 貴 金 属 類 1 左 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 貴 金 属 の 種 類 ( 金 白 金 ダイヤモンド 等 )の 別 に 区 分 します 2 種 類 欄 に 貴 金 属 類 の 種 類 を 記 入 してください 3 数 量 欄 に 点 数 又 は 重 量 を 記 入 してください 書 画 骨 とう 及 び 美 術 工 芸 品 1 左 記 各 財 産 及 び 債 務 共 通 の 1 に 加 え 書 画 骨 とうの 種 類 ( 書 画 骨 とう 美 術 工 芸 品 )の 別 に 区 分 します 2 種 類 欄 に 書 画 骨 とうの 種 類 を 記 入 してください 3 数 量 欄 に 点 数 を 記 入 してください その 他 の 財 産 上 記 貴 金 属 類 に 準 じて 記 入 してください その 他 の 財 産 とは 上 記 のどの 種 類 にも 当 てはまらない 財 産 例 えば 保 険 契 約 に 関 する 権 利 民 法 に 規 定 する 組 合 契 約 等 その 他 これらに 類 す る 契 約 に 基 づく 出 資 信 託 受 益 権 などをいいます 財 産 の 価 額 の 合 計 額 債 務 の 金 額 の 合 計 額 欄 2 枚 以 上 の 調 書 を 作 成 提 出 する 場 合 でも 合 計 額 は1 枚 目 の 調 書 に 記 入 してください 価 額 等 の 記 入 に 当 たっては 裏 面 を 参 照 してください -8-

Q5 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 は その 財 産 債 務 の 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 )に 記 載 することとされています 保 有 する 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 であるのか 事 業 用 であるのかについては ど のように 判 定 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 すべき 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 であるのか 事 業 用 であるのか については 次 のとおり 判 定 します 事 業 用 の 財 産 債 務 とは その 財 産 債 務 を 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 方 の 不 動 産 所 得 事 業 所 得 又 は 山 林 所 得 を 生 ずべき 事 業 又 は 業 務 の 用 に 供 している 財 産 債 務 をいいます また 一 般 用 の 財 産 債 務 とは 当 該 事 業 又 は 業 務 の 用 に 供 する 以 外 の 財 産 債 務 をいいます( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 備 考 一 ) Q6 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 及 び 事 業 用 の 兼 用 である 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのよ うに 記 載 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 債 務 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされ ています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) なお 財 産 債 務 調 書 に 記 載 すべき 財 産 債 務 の 用 途 が 一 般 用 及 び 事 業 用 の 兼 用 であ る 場 合 には 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 方 の 事 務 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 一 般 用 部 分 と 事 業 用 部 分 とを 区 分 することなく 財 産 債 務 調 書 に 記 載 することができます( 通 達 6の2-4 6の 2-6) したがって 財 産 債 務 調 書 の 記 載 に 当 たり 用 途 欄 には 一 般 用 事 業 用 と 記 載 し 価 額 欄 は 用 途 別 に 区 分 することなく 算 定 した 財 産 の 価 額 又 は 債 務 の 金 額 を 記 載 して 差 し 支 えあり ません Q7 避 暑 用 のリゾートマンション( 土 地 付 建 物 )を 保 有 しています 売 買 契 約 書 を 確 認 しても 土 地 と 建 物 の 価 額 に 区 分 することができません このような 財 産 の 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 並 びに 債 務 の 金 額 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 す る 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされてい ます( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 15 1) -9-

なお 財 産 債 務 調 書 に 記 載 すべき 財 産 が 同 別 表 に 規 定 する2 以 上 の 財 産 の 区 分 からなる 財 産 で それぞれの 財 産 の 区 分 に 分 けて 財 産 の 価 額 を 算 定 することが 困 難 な 場 合 には 財 産 債 務 調 書 を 提 出 される 方 の 事 務 負 担 を 軽 減 する 観 点 から これらの 財 産 は 一 体 のものとしてその 財 産 の 価 額 を 算 定 し いずれかの 財 産 の 区 分 にまとめて 記 載 することができます( 通 達 6の2-4) お 尋 ねのリゾートマンション( 土 地 付 建 物 )については 財 産 債 務 調 書 の 各 欄 に 次 のとおり 記 載 してください [ 参 考 ]2 以 上 の 財 産 からなる 財 産 債 務 に 係 る 財 産 債 務 調 書 ( 各 欄 )の 記 載 要 領 各 欄 記 載 要 領 財 産 債 務 の 区 分 建 物 用 途 一 般 用 所 在 リゾートマンションが 所 在 する 住 所 数 量 上 段 に 戸 数 下 段 に 床 面 積 価 額 建 物 及 び 土 地 の 合 計 額 備 考 価 額 には 土 地 を 含 む 旨 Q8 証 券 会 社 に 特 定 口 座 を 開 設 しています この 口 座 内 で 保 有 する 上 場 株 式 等 については 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) また 有 価 証 券 に 区 分 される 財 産 については 種 類 別 は 株 式 公 社 債 投 資 信 託 特 定 受 益 証 券 発 行 信 託 貸 付 信 託 等 の 別 及 び 銘 柄 の 別 とすることとされています( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 ) しかしながら 特 定 口 座 内 に 保 有 する 上 場 株 式 等 については 種 類 別 のうち 銘 柄 の 別 の 記 載 をせず 所 在 別 株 式 公 社 債 投 資 信 託 等 の 別 に 一 括 して 価 額 及 び 取 得 価 額 を 記 載 し て 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-4⑷) なお 特 定 口 座 内 で 上 場 株 式 等 の 信 用 取 引 又 は 発 行 日 取 引 を 行 っている 場 合 で その 年 の 12 月 31 日 において 決 済 していないものについては 財 産 債 務 の 区 分 のうち 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 に 区 分 される 財 産 に 該 当 しますが 当 該 口 座 内 の 当 該 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 につ いても 種 類 別 のうち 銘 柄 の 別 の 記 載 をせず 所 在 別 株 式 公 社 債 投 資 信 託 等 の 別 に 一 括 して 価 額 及 び 取 得 価 額 を 記 載 して 差 し 支 えありません -10-

Q9 証 券 会 社 に 非 課 税 口 座 を 開 設 しています この 口 座 内 で 保 有 する 上 場 株 式 等 については 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 すればよいのですか 非 課 税 口 座 内 に 保 有 する 上 場 株 式 等 については 種 類 別 のうち 銘 柄 の 別 に 記 載 せず 所 在 別 株 式 公 社 債 投 資 信 託 等 の 別 に 一 括 して 価 額 及 び 取 得 価 額 を 記 載 して 差 し 支 えあり ません( 通 達 6の2-4⑷) 事 業 用 の 財 産 の 価 額 及 び 債 務 の 金 額 の 記 載 Q10 個 人 で 事 業 を 営 んでいます 12 月 31 日 現 在 の 事 業 上 の 売 掛 金 が 多 数 あります この 売 掛 金 についても 所 在 別 に 記 載 する 必 要 がありますか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) したがって 財 産 債 務 調 書 の 記 載 にあたり 売 掛 金 など 事 業 上 の 債 権 についてはその 所 在 別 ( 相 手 方 の 住 所 又 は 本 店 若 しくは 主 たる 事 務 所 の 所 在 )にその 価 額 を 記 載 することとなります しかしながら 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 方 の 事 務 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 未 収 入 金 又 は その 他 の 財 産 に 区 分 される 財 産 のうち 不 動 産 所 得 事 業 所 得 又 は 山 林 所 得 を 生 ずべき 事 業 又 は 業 務 の 用 に 供 する 債 権 であり かつ その 年 の 12 月 31 日 における 価 額 が 100 万 円 未 満 のものについては 所 在 別 に 記 載 をせず その 件 数 と 総 額 を 記 載 することとして 差 し 支 えあ りません( 通 達 6の2-4⑸) Q11 不 動 産 賃 貸 業 を 営 んでいます 12 月 31 日 現 在 の 未 払 金 や 預 り 保 証 金 が 多 数 あります こ れらの 債 務 についても 所 在 別 に 記 載 する 必 要 がありますか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 債 務 の 金 額 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 債 務 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) したがって 財 産 債 務 調 書 の 記 載 にあたり 未 払 金 や 預 り 保 証 金 など 事 業 上 の 債 務 について はその 所 在 別 ( 相 手 方 の 住 所 又 は 本 店 若 しくは 主 たる 事 務 所 の 所 在 )にその 金 額 を 記 載 するこ ととなります しかしながら 未 払 金 又 は その 他 の 債 務 に 区 分 される 債 務 のうち 不 動 産 所 得 事 業 所 得 又 は 山 林 所 得 を 生 ずべき 事 業 又 は 業 務 の 用 に 供 する 債 務 であり かつ その 年 の 12 月 -11-

31 日 における 金 額 が 100 万 円 未 満 のものについては 所 在 別 に 記 載 をせず その 件 数 と 総 額 を 記 載 することとして 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-6⑵) 財 産 の 所 在 の 記 載 事 項 Q12 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 所 在 は どのように 判 定 するのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 所 在 については 基 本 的 には 財 産 の 所 在 の 判 定 について 定 め る 相 続 税 法 第 10 条 の 規 定 によることとされ 同 条 第 1 項 及 び 第 2 項 に 掲 げる 財 産 については これらの 規 定 の 定 めるところによることとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の23 国 外 送 金 等 調 書 令 10 12 の21) ( 注 なお 有 価 証 券 等 1) が 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 に 開 設 された 口 座 に 係 る 振 替 口 ( 注 座 簿 2) に 記 載 等 がされているものである 場 合 等 におけるその 有 価 証 券 等 の 所 在 については 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 等 の 規 定 にかかわらず その 口 座 が 開 設 された 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 の 所 在 によることとされています( 国 外 送 金 等 調 書 令 102 12 の21 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123ただし 書 4 153 通 達 6の2-5) ( 注 1) 有 価 証 券 等 とは 具 体 的 には 次 のものをいいます 1 貸 付 金 債 権 ( 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 第 7 号 に 掲 げる 財 産 )に 係 る 有 価 証 券 2 社 債 若 しくは 株 式 法 人 に 対 する 出 資 又 は 外 国 預 託 証 券 ( 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 第 8 号 に 掲 げる 財 産 ) 3 集 団 投 資 信 託 又 は 法 人 課 税 信 託 に 関 する 権 利 ( 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 第 9 号 に 掲 げる 財 産 ) に 係 る 有 価 証 券 4 国 債 又 は 地 方 債 ( 相 続 税 法 第 10 条 第 2 項 に 規 定 する 財 産 ) 5 外 国 等 の 発 行 する 公 債 ( 相 続 税 法 第 10 条 第 2 項 に 規 定 する 財 産 ) 6 抵 当 証 券 又 はオプションを 表 示 する 証 券 若 しくは 証 書 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 3 項 第 2 号 に 規 定 する 財 産 ) 7 組 合 契 約 等 に 基 づく 出 資 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 3 項 第 3 号 に 規 定 する 財 産 )に 係 る 有 価 証 券 8 信 託 に 関 する 権 利 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 3 項 第 4 号 に 規 定 する 財 産 )に 係 る 有 価 証 券 ( 注 2) 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 に 開 設 された 口 座 に 係 る 振 替 口 座 簿 とは 社 債 株 式 等 の 振 替 に 関 する 法 律 ( 平 成 13 年 法 律 第 75 号 )に 規 定 する 振 替 口 座 簿 をいい 外 国 におけるこれに 類 するものを 含 みます その 年 の 12 月 31 日 において 保 有 する 各 財 産 の 所 在 の 具 体 的 な 記 載 については その 財 産 の 現 況 により 次 表 により 記 載 します -12-

4 漁 業 権 又 は 入 漁 権 漁 場 に 最 も 近 い 沿 岸 の 属 する 市 町 村 又 はこれに 相 当 する 行 政 区 画 ( 注 8) 所 等 の 所 在 16 預 託 金 又 は 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 (5に 該 当 する 財 産 を 除 きます ) 左 記 の 預 託 金 等 の 受 入 れをした 営 業 所 又 は 事 務 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在 口 座 が 開 設 された 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 の 所 在 ( 注 8) 財 産 の 所 在 の 記 載 一 覧 表 財 産 及 び 債 務 の 種 類 所 在 の 記 載 1 動 産 若 しくは 不 動 産 又 は 不 動 産 の 上 に 存 する 権 利 その 動 産 又 は 不 動 産 の 所 在 2 1のうち 船 舶 又 は 航 空 機 ( 注 1) 船 籍 又 は 航 空 機 の 登 録 をした 機 関 の 所 在 3 鉱 業 権 若 しくは 租 鉱 権 又 は 採 石 権 鉱 区 又 は 採 石 場 の 所 在 5 金 融 機 関 に 対 する 預 金 貯 金 積 金 又 は 寄 託 金 ( 注 2) その 預 金 等 の 受 入 れをした 営 業 所 又 は 事 業 所 の 所 在 -13-6 口 座 が 開 設 された 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 ( 注 8) 所 等 の 所 在 保 険 金 ( 保 険 の 契 約 に 関 する 権 利 を 含 みます ) ( 注 3) その 保 険 の 契 約 に 係 る 保 険 会 社 等 の 本 店 等 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 7 退 職 手 当 金 功 労 金 その 他 これらに 準 ずる 給 与 ( 一 定 の 年 金 又 は 一 時 金 に 関 する 権 利 を 含 みます ) ( 注 4) その 給 与 を 支 払 った 者 の 住 所 又 は 本 店 若 しくは 主 たる 事 務 所 の 所 在 8 貸 付 金 債 権 ( 注 5) その 債 務 者 の 住 所 又 は 本 店 若 しくは 主 たる 事 務 所 の 所 在 9 社 債 若 しくは 株 式 ( 株 式 に 関 する 権 利 ( 株 式 を 無 償 又 は 有 利 な 価 額 で 取 その 社 債 若 しくは 株 式 の 発 行 法 人 その 出 資 のされている 法 人 又 は 外 国 預 託 証 券 得 することができる 権 利 その 他 これに 類 する 権 利 を 含 みます )が 含 ま に 係 る 株 式 の 発 行 法 人 の 本 店 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 ( 注 6 7) れます ) 法 人 に 対 する 出 資 又 は 外 国 預 託 証 券 10 集 団 投 資 信 託 又 は 法 人 課 税 信 託 に 関 する 権 利 これらの 信 託 の 引 受 けをした 営 業 所 事 務 所 その 他 これらに 準 ずるものの 所 在 11 特 許 権 実 用 新 案 権 意 匠 権 若 しくはこれらの 実 施 権 で 登 録 されている もの 商 標 権 又 は 回 路 配 置 利 用 権 育 成 者 権 若 しくはこれらの 利 用 権 で その 登 録 をした 機 関 の 所 在 登 録 されているもの 12 著 作 権 出 版 権 又 は 著 作 隣 接 権 でこれらの 権 利 の 目 的 物 が 発 行 されているも の これを 発 行 する 営 業 所 又 は 事 業 所 の 所 在 13 1から 12 までの 財 産 を 除 くほか 営 業 所 又 は 事 業 所 を 有 する 者 の 営 業 上 又 は 事 業 上 の 権 利 営 業 所 又 は 事 業 所 の 所 在 14 国 債 又 は 地 方 債 この 法 律 の 施 行 地 ( 国 内 ) 口 座 が 開 設 された 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 15 外 国 又 は 外 国 の 地 方 公 共 団 体 その 他 これに 準 ずるものの 発 行 する 公 債 その 外 国 17 抵 当 証 券 又 はオプションを 表 示 する 証 券 若 しくは 証 書 左 記 の 有 価 証 券 の 発 行 者 の 本 店 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 18 組 合 契 約 等 に 基 づく 出 資 左 記 の 組 合 契 約 等 に 基 づいて 事 業 を 行 う 主 たる 事 務 所 事 業 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在 19 信 託 に 関 する 権 利 その 信 託 の 引 受 けをした 営 業 所 事 務 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在

これらの 取 引 に 係 る 契 約 の 相 手 方 である 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 事 業 所 その 他 これらに 類 するも 20 未 決 済 信 用 取 引 等 又 は 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 のの 所 在 21 1から 20 までに 掲 げる 財 産 以 外 の 財 産 その 財 産 を 有 する 者 の 住 所 ( 住 所 を 有 しない 場 合 は 居 所 ) ( 注 1) 船 籍 のない 船 舶 については 相 続 税 法 基 本 通 達 10-1 に 基 づき 動 産 としてその 所 在 を 判 定 します ( 注 2) 金 融 機 関 に 対 する 預 金 貯 金 積 金 又 は 寄 託 金 とは 相 続 税 法 施 行 令 第 1 条 の 13 に 規 定 するものをいいます ( 注 3) 保 険 の 契 約 に 関 する 権 利 の 所 在 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 2 項 の 規 定 の 適 用 があります ( 注 4) 一 定 の 年 金 又 は 一 時 金 に 関 する 権 利 とは 相 続 税 法 施 行 令 第 1 条 の3に 定 める 年 金 又 は 一 時 金 に 関 する 権 利 (これらに 類 するものを 含 みます )をいいます ( 注 5) 債 務 者 が2 以 上 ある 場 合 には 主 たる 債 務 者 とし 主 たる 債 務 者 がないときは 相 続 税 法 施 行 令 第 1 条 の 14 により 判 定 した 一 の 債 務 者 となります ( 注 6) 外 国 預 託 証 券 とは 相 続 税 法 施 行 令 第 1 条 の 15 有 価 証 券 に 規 定 する 外 国 預 託 証 券 をいいます ( 注 7) 株 式 に 関 する 権 利 ( 株 式 を 無 償 又 は 有 利 な 価 額 で 取 得 することができる 権 利 その 他 これに 類 する 権 利 を 含 みます ) の 所 在 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 2 項 の 規 定 の 適 用 があります ( 注 8) 左 記 の 財 産 に 係 る 有 価 証 券 が 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 に 開 設 された 口 座 に 係 る 振 替 口 座 簿 に 記 載 等 がされているものである 場 合 の 取 扱 いです -14-

Q13 財 産 の 所 在 について 基 本 的 には 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 により 判 定 す るとのことですが 相 続 税 法 以 外 の 規 定 により 所 在 を 判 定 する 財 産 もあるのですか 相 続 税 法 に 規 定 する 社 債 株 式 等 の 有 価 証 券 等 のうち 一 定 のものについては 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 にかかわらず 国 外 送 金 等 調 書 令 第 12 条 の2 第 1 項 が 準 用 する 同 第 10 条 第 2 項 の 規 定 により 所 在 を 記 載 します( 詳 細 はQ14 を 参 照 ) また 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 に 規 定 する 財 産 以 外 の 財 産 で 次 に 掲 げる 財 産 に ついては 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 3 項 の 規 定 により それぞれ 次 によりその 所 在 を 記 載 します( 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 152) ⑴ 預 託 金 又 は 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 預 託 金 又 は 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 の 受 入 れをした 営 業 所 又 は 事 務 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 一 ) ⑵ 抵 当 証 券 又 はオプションを 表 示 する 証 券 若 しくは 証 書 等 これらの 有 価 証 券 の 発 行 者 の 本 店 又 は 主 たる 事 務 所 の 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 二 ) ⑶ 組 合 契 約 等 に 基 づく 出 資 これらの 契 約 に 基 づいて 事 業 を 行 う 主 たる 事 務 所 事 業 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 三 ) ⑷ 信 託 に 関 する 権 利 ( 集 団 投 資 信 託 又 は 法 人 課 税 信 託 に 関 する 権 利 及 び 上 記 ⑴から⑶までの 財 産 に 該 当 するものを 除 きます ) その 信 託 の 引 受 けをした 営 業 所 事 務 所 その 他 これらに 類 するものの 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 四 ) ⑸ 未 決 済 信 用 取 引 等 又 は 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 これらの 取 引 に 係 る 契 約 の 相 手 方 である 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 事 業 所 その 他 これ らに 類 するものの 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 五 ) ⑹ 上 記 以 外 の 財 産 その 財 産 を 有 する 方 の 住 所 ( 住 所 を 有 しない 方 にあっては 居 所 )の 所 在 ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123 六 ) なお 上 記 ⑵から⑷の 財 産 に 係 る 有 価 証 券 のうち 一 定 のものについては 国 外 送 金 等 調 書 規 則 第 12 条 第 3 項 ただし 書 の 規 定 により 所 在 を 記 載 します( 詳 細 はQ12 を 参 照 ) Q14 社 債 株 式 等 の 有 価 証 券 等 の 所 在 は 具 体 的 にどのように 記 載 するのですか 財 産 の 所 在 の 記 載 については 基 本 的 には 財 産 の 所 在 について 定 める 相 続 税 法 第 10 条 第 1 項 及 び 第 2 項 の 規 定 によることとされ これらの 項 に 規 定 する 財 産 については これらの 項 の 定 めるところによることとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 101 12 の21) ただし 社 債 株 式 等 の 有 価 証 券 等 ( 以 下 有 価 証 券 等 といいます )が 金 融 商 品 取 引 業 -15-

者 等 の 営 業 所 等 に 開 設 された 口 座 に 係 る 振 替 口 座 簿 に 記 載 等 がされているものである 場 合 に おけるその 有 価 証 券 等 の 所 在 については その 口 座 が 開 設 された 金 融 商 品 取 引 業 者 等 の 営 業 所 等 の 所 在 により 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 令 102 12 の21 国 外 送 金 等 調 書 規 則 123ただし 書 通 達 6の2-5) 土 地 の 記 載 事 項 Q15 借 地 権 を 保 有 していますが 財 産 債 務 調 書 にはこの 借 地 権 をどのように 記 載 すればよいの ですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) お 尋 ねの 借 地 権 については 財 産 債 務 の 区 分 のうち 土 地 に 該 当 するものとして 記 載 してください 委 託 証 拠 金 の 記 載 事 項 Q16 先 物 取 引 を 行 うに 当 たり 保 有 するA 社 の 株 式 ( 上 場 株 式 )を 委 託 証 拠 金 として 証 券 会 社 に 預 託 しました この 預 託 した 株 式 について 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよい のですか 先 物 取 引 オプション 取 引 などのデリバティブ 取 引 や 信 用 取 引 等 を 行 う 際 に 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 として 現 金 又 は 有 価 証 券 を 証 券 会 社 等 に 預 託 することがあります この 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 として 預 託 した 現 金 又 は 有 価 証 券 については 次 のように 取 り 扱 います ⑴ 預 託 した 現 金 財 産 の 区 分 のうち その 他 の 財 産 に 該 当 し 財 産 債 務 調 書 には 種 類 別 用 途 別 所 在 別 の 数 量 及 び 価 額 を 記 載 します ⑵ 預 託 した 有 価 証 券 (いわゆる 代 用 有 価 証 券 ) 財 産 の 区 分 のうち 有 価 証 券 に 該 当 し 財 産 債 務 調 書 には 種 類 別 用 途 別 所 在 別 の ( 注 ) 数 量 及 び 価 額 並 びに 取 得 価 額 を 記 載 します( 通 達 6の2-2⑴イ) ( 注 ) 価 額 は 委 託 証 拠 金 その 他 の 保 証 金 として 取 り 扱 われた 金 額 (いわゆる 代 用 価 格 に 基 づく 金 額 ) ではなく 当 該 有 価 証 券 の 時 価 又 は 見 積 価 額 を 記 載 します したがって ご 質 問 の 委 託 証 拠 金 として 預 託 した 株 式 については 区 分 欄 には 有 価 証 券 と 種 類 欄 には 上 場 株 式 (A 社 ) と 記 載 します -16-

債 務 に 係 る 所 在 Q17 債 務 に 係 る 所 在 については 財 産 債 務 調 書 にどのように 記 載 するのですか 債 務 に 係 る 所 在 については 次 のとおり 記 載 することとされています( 通 達 6の2-7) ⑴ その 債 務 の 相 手 方 の 住 所 又 は 本 店 若 しくは 主 たる 事 務 所 の 所 在 を 記 載 します ⑵ 所 在 は 所 在 地 のほか 氏 名 又 は 名 称 を 記 載 します 国 外 財 産 調 書 との 関 係 Q18 国 外 財 産 調 書 には 国 外 財 産 を 記 載 して 提 出 することとされていますが 国 外 財 産 調 書 を 提 出 する 場 合 でも 所 得 金 額 が2 千 万 円 を 超 え かつ 保 有 する 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 又 は 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 である 場 合 は 財 産 債 務 調 書 を 提 出 する 必 要 があるのですか 国 外 財 産 調 書 の 提 出 が 必 要 な 方 であっても 所 得 金 額 が2 千 万 円 を 超 え かつ その 年 の 12 月 31 日 において 価 額 の 合 計 額 が3 億 円 以 上 である 財 産 又 は 価 額 の 合 計 額 が1 億 円 以 上 で ある 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 を 有 する 方 は 財 産 債 務 調 書 の 提 出 も 必 要 になります( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 ) 財 産 債 務 調 書 の 提 出 基 準 の 詳 細 については Q2をご 確 認 ください この 場 合 財 産 債 務 調 書 には 国 外 財 産 に 係 る 事 項 ( 国 外 財 産 の 価 額 を 除 く )の 記 載 を 要 しないこととされていますので( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の22) 財 産 債 務 調 書 及 び 財 産 債 務 調 書 合 計 表 には 国 外 財 産 調 書 に 記 載 した 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 及 び 国 外 財 産 調 書 に 記 載 した 国 外 財 産 のうち 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 を 記 載 してください(18 頁 [ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 に 係 る 国 外 財 産 の 記 載 例 及 び 19 頁 [ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 合 計 表 に 係 る 国 外 財 産 の 価 額 の 記 載 例 を 参 照 ください ) なお 国 外 に 存 する 債 務 については 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 必 要 があります -17-

[ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 に 係 る 国 外 財 産 の 記 載 例 ( 国 外 財 産 調 書 を 提 出 する 場 合 ) 平 成 年 12 月 31 日 分 財 産 債 務 調 書 住 所 財 産 債 務 を 又 は 事 業 所 事 務 所 居 所 など 有 す る 者 氏 名 ( 電 話 ) - - 財 産 債 務 ( 上 段 は 有 価 証 券 等 の 取 得 価 額 ) 種 類 用 途 所 在 数 量 の 区 分 財 産 の 価 額 又 は 債 務 の 金 額 土 地 事 業 用 東 京 都 千 代 田 区 1-1-1 1 250 m2 250,000,000 建 物 事 業 用 東 京 都 港 区 3-3-3 1 500 m2 110,000,000 建 物 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 1 95 m2 89,000,000 備 考 土 地 を 含 む 建 物 計 (199,000,000) 事 業 用 預 貯 金 普 通 預 金 銀 行 支 店 一 般 用 38,961,915 6,500,000 有 価 証 券 上 場 株 式 (B 社 ) 一 般 用 証 券 支 店 5,000 株 6,450,000 東 京 都 港 区 1-1-1 100,000,000 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 一 般 用 100 口 株 式 会 社 B 140,000,000 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 30,000,000 先 物 取 引 ( ) 一 般 用 証 券 支 店 100 口 29,000,000 貸 付 金 事 業 用 東 京 都 目 黒 区 2-1-1 3,000,000 未 収 入 金 事 業 用 東 京 都 豊 島 区 2-1-1 株 式 会 社 C 1,500,000 未 収 入 金 事 業 用 その 他 10 件 未 収 入 金 計 貴 金 属 類 ダイヤモンド 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 3 個 その 他 の 動 産 家 庭 用 動 産 一 般 用 東 京 都 品 川 区 5-5-5-2501 20 個 その 他 の 財 産 委 託 証 拠 金 一 般 用 証 券 支 店 2,300,000 (3,800,000) 6,000,000 3,000,000 10,000,000 借 入 金 事 業 用 銀 行 支 店 20,000,000 未 払 金 事 業 用 東 京 都 港 区 7-8-9 株 式 会 社 D 1,500,000 その 他 の 債 務 保 証 金 事 業 用 東 京 都 台 東 区 2-3-4 株 式 会 社 E 2,000,000 国 外 財 産 調 書 に 記 載 し た 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 ( う ち 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 ( 34,000,000 ) 円 ) 89,000,000 財 産 の 価 額 の 合 計 額 778,211,915 債 務 の 金 額 の 合 計 額 23,500,000 ( 摘 要 ) (1) 枚 のうち(1) 枚 目 国 外 財 産 調 書 に 記 載 した 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 及 び 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 を 記 載 する -18-

[ 参 考 ] 財 産 債 務 調 書 合 計 表 に 係 る 国 外 財 産 の 記 載 例 ( 国 外 財 産 調 書 を 提 出 する 場 合 ) 国 外 財 産 調 書 の 提 出 をする 場 合 には 国 外 財 産 調 書 に 記 載 した 国 外 財 産 の 価 額 の 合 計 額 及 び 国 外 転 出 特 例 対 象 財 産 の 価 額 の 合 計 額 を 記 載 する -19-

Ⅲ 財 産 の 価 額 等 基 本 的 な 考 え 方 Q19 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は その 年 の 12 月 31 日 における 時 価 によらなければ ならないのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は その 年 の 12 月 31 日 における 時 価 又 は 時 価 に 準 ずるものとして 見 積 価 額 によることとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の23 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の22 国 外 送 金 等 調 書 規 則 125 154 ) これは 財 産 の 価 額 について その 年 の 12 月 31 日 における 時 価 の 算 定 が 困 難 な 場 合 等 も 考 えられることから 財 産 債 務 調 書 を 提 出 される 方 の 事 務 負 担 等 を 軽 減 する 観 点 から 時 価 に 準 ずるものとして 見 積 価 額 によることを 認 めることとしているものです したがって 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は その 財 産 の 時 価 ではなく 見 積 価 額 を 算 定 し 記 載 しても 差 し 支 えありません なお 時 価 についてはQ20 を 見 積 価 額 についてはQ21 をそれぞれご 確 認 ください Q20 財 産 の 時 価 とは どのような 価 額 をいうのですか 財 産 の 時 価 とは その 年 の 12 月 31 日 における 財 産 の 現 況 に 応 じ 不 特 定 多 数 の 当 事 者 間 で 自 由 な 取 引 が 行 われる 場 合 に 通 常 成 立 すると 認 められる 価 額 をいいます( 通 達 6の2-8 前 段 ) その 価 額 は 財 産 の 種 類 に 応 じて 動 産 及 び 不 動 産 等 については 専 門 家 による 鑑 定 評 価 額 ( 注 上 場 株 式 等 については 金 融 商 品 取 引 所 等 ) の 公 表 する 同 日 の 最 終 価 格 等 となります ( 注 ) 金 融 商 品 取 引 所 等 とは 金 融 商 品 取 引 所 のほか 店 頭 登 録 等 の 公 表 相 場 があるものを 指 しま す Q21 財 産 の 見 積 価 額 とは どのような 価 額 をいうのですか 財 産 の 見 積 価 額 とは その 財 産 の 種 類 等 に 応 じて 次 の 方 法 で 算 定 した 価 額 をいいます ( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 125 154 通 達 6の2-8 後 段 6の2-9 6の2-10) 1 事 業 所 得 の 基 因 となる 棚 卸 資 産 その 年 の 12 月 31 日 における 棚 卸 資 産 の 評 価 額 2 不 動 産 所 得 事 業 所 得 山 林 所 得 又 は 雑 所 得 に 係 る 減 価 償 却 資 産 その 年 の 12 月 31 日 における 減 価 償 却 資 産 の 償 却 後 の 価 額 3 上 記 1 及 び2 以 外 の 財 産 -20-

その 年 の 12 月 31 日 における 財 産 の 現 況 に 応 じ その 財 産 の 取 得 価 額 や 売 買 実 例 価 額 な どを 基 に 合 理 的 な 方 法 により 算 定 した 価 額 なお 見 積 価 額 の 具 体 的 な 算 定 方 法 については Q23 以 降 をご 確 認 ください Q22 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 は 財 産 評 価 基 本 通 達 で 定 める 方 法 により 評 価 した 価 額 でもよいのですか 財 産 評 価 基 本 通 達 では 相 続 税 及 び 贈 与 税 の 課 税 価 格 計 算 の 基 礎 となる 各 財 産 の 評 価 方 法 に 共 通 する 原 則 や 各 種 の 財 産 の 評 価 単 位 ごとの 評 価 の 方 法 を 定 めています 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 価 額 についても 財 産 評 価 基 本 通 達 で 定 める 方 法 により 評 価 した 価 額 として 差 し 支 えありません 財 産 の 見 積 価 額 Q23 財 産 の 見 積 価 額 の 合 理 的 な 算 定 方 法 について 財 産 の 種 類 ごとに 具 体 的 に 教 えてくだ さい 財 産 債 務 調 書 に 記 載 すべき 財 産 ( 事 業 所 得 の 基 因 となる 棚 卸 資 産 及 び 不 動 産 所 得 事 業 所 得 雑 所 得 又 山 林 所 得 に 係 る 減 価 償 却 資 産 を 除 きます )の 見 積 価 額 については その 年 の 12 月 31 日 における 財 産 の 現 況 に 応 じ その 財 産 の 取 得 価 額 や 売 買 実 例 価 額 などを 基 に 合 理 的 な 方 法 により 算 定 する 必 要 があります 合 理 的 な 方 法 により 算 定 された 財 産 の 見 積 価 額 とは 例 えば 次 のような 方 法 により 算 定 された 価 額 をいいます( 通 達 6の2-9) 財 産 の 種 類 見 積 価 額 の 算 定 方 法 土 地 次 のいずれかの 方 法 により 算 定 した 価 額 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 固 定 資 産 税 の 計 算 の 基 となる 固 定 資 産 税 評 価 額 ( 地 方 税 法 第 381 条 ( 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 登 録 事 項 ) の 規 定 により 登 録 された 基 準 年 度 の 価 格 又 は 比 準 価 格 をいいま す なお その 財 産 に 対 して 外 国 又 は 外 国 の 地 方 公 共 団 体 の 定 める 法 令 により 固 定 資 産 税 に 相 当 する 租 税 が 課 される 場 合 には その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 当 該 租 税 の 計 算 の 基 となる 課 税 標 準 額 とします ) ⑵ 取 得 価 額 を 基 にその 取 得 後 における 価 額 の 変 動 を 合 理 的 な 方 法 によ って 見 積 もって 算 出 した 価 額 ⑶ その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 財 産 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 額 建 物 次 のいずれかの 方 法 により 算 定 した 価 額 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 固 定 資 産 税 の 計 算 の 基 となる 固 定 資 産 税 評 価 額 ( 地 方 税 法 第 381 条 ( 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 登 録 事 項 ) の 規 定 により 登 録 された 基 準 年 度 の 価 格 又 は 比 準 価 格 をいいま -21-

財 産 の 種 類 見 積 価 額 の 算 定 方 法 す なお その 財 産 に 対 して 外 国 又 は 外 国 の 地 方 公 共 団 体 の 定 める 法 令 により 固 定 資 産 税 に 相 当 する 租 税 が 課 される 場 合 には その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 当 該 租 税 の 計 算 の 基 となる 課 税 標 準 額 とします ) ⑵ 取 得 価 額 を 基 にその 取 得 後 における 価 額 の 変 動 を 合 理 的 な 方 法 によ って 見 積 もって 算 出 した 価 額 ⑶ その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 財 産 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 額 ⑷ 業 務 の 用 に 供 する 財 産 以 外 のものである 場 合 には その 財 産 の 取 得 価 額 から その 年 の 12 月 31 日 における 経 過 年 数 に 応 ずる 償 却 費 の 額 を 控 除 した 金 額 ( 注 ) 経 過 年 数 に 応 ずる 償 却 費 の 額 は その 財 産 の 取 得 又 は 建 築 の 時 からそ の 年 の 12 月 31 日 までの 期 間 (その 期 間 に1 年 未 満 の 端 数 があるときは その 端 数 は 1 年 として 計 算 します )の 償 却 費 の 額 の 合 計 額 また 償 却 方 法 は 定 額 法 によるものとし その 耐 用 年 数 は 減 価 償 却 資 産 の 耐 用 年 数 等 に 関 する 省 令 に 規 定 する 耐 用 年 数 によります 山 林 次 のいずれかの 方 法 により 算 定 した 価 額 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 固 定 資 産 税 の 計 算 の 基 となる 固 定 資 産 税 評 価 額 ( 地 方 税 法 第 381 条 ( 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 登 録 事 項 ) の 規 定 により 登 録 された 基 準 年 度 の 価 格 又 は 比 準 価 格 をいいま す なお その 財 産 に 対 して 外 国 又 は 外 国 の 地 方 公 共 団 体 の 定 める 法 令 により 固 定 資 産 税 に 相 当 する 租 税 が 課 される 場 合 には その 年 の 12 月 31 日 が 属 する 年 中 に 課 された 当 該 租 税 の 計 算 の 基 となる 課 税 標 準 額 とします ) ⑵ 取 得 価 額 を 基 にその 取 得 後 における 価 額 の 変 動 を 合 理 的 な 方 法 によ って 見 積 もって 算 出 した 価 額 ⑶ その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 財 産 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 額 預 貯 金 その 年 の 12 月 31 日 における 預 入 高 ( 注 ) 定 期 預 金 ( 定 期 貯 金 を 含 む 以 下 定 期 預 金 等 といいます )で その 年 の 12 月 31 日 において 当 該 定 期 預 金 等 に 係 る 契 約 において 定 める 預 入 期 間 が 満 了 していないものについては 当 該 契 約 の 時 に 預 け 入 れした 元 本 の 金 額 を 見 積 価 額 として 差 し 支 えありません 有 価 証 券 次 の⑴ ⑵ 又 は⑶の 方 法 により 算 定 した 価 額 ( 金 融 商 品 取 引 所 等 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 における 売 買 実 例 価 額 ( 同 日 における 売 買 実 例 に 上 場 等 されている 価 額 がない 場 合 には 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 におけるその 年 中 の 売 有 価 証 券 以 外 の 有 価 買 実 例 価 額 )のうち 適 正 と 認 められる 売 買 実 例 価 額 証 券 ) ⑵ ⑴による 価 額 がない 場 合 には その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 有 価 証 券 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 -22-

財 産 の 種 類 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 未 決 済 デリバ ティブ 取 引 に 係 る 権 利 見 積 価 額 の 算 定 方 法 額 ⑶ ⑴ 及 び⑵がない 場 合 には 次 の 価 額 イ 株 式 については 当 該 株 式 の 発 行 法 人 のその 年 の 12 月 31 日 又 は 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 において 終 了 した 事 業 年 度 における 決 算 書 等 に 基 づき その 法 人 の 純 資 産 価 額 ( 帳 簿 価 額 によって 計 算 した 金 額 )に 自 己 の 持 株 割 合 を 乗 じて 計 算 するなど 合 理 的 に 算 出 した 価 額 ロ 新 株 予 約 権 については その 目 的 たる 株 式 がその 年 の 12 月 31 日 における 金 融 商 品 取 引 所 等 の 公 表 する 最 終 価 格 がないものである 場 合 には 同 日 におけるその 目 的 たる 株 式 の 見 積 価 額 から1 株 当 たり の 権 利 行 使 価 額 を 控 除 した 金 額 に 権 利 行 使 により 取 得 することがで きる 株 式 数 を 乗 じて 計 算 した 金 額 ( 注 ) 同 日 におけるその 目 的 たる 株 式 の 見 積 価 額 については ⑴ ⑵ ⑶イの 取 扱 いに 準 じて 計 算 した 金 額 とすることができます ⑷ ⑴ ⑵ 及 び⑶がない 場 合 には 取 得 価 額 匿 名 組 合 事 業 に 係 るその 年 の 12 月 31 日 又 は 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 において 終 了 した 計 算 期 間 の 計 算 書 等 に 基 づき その 組 合 の 純 資 産 価 額 ( 帳 簿 価 額 によって 計 算 した 金 額 ) 又 は 利 益 の 額 に 自 己 の 出 資 割 合 を 乗 じて 計 算 するなど 合 理 的 に 算 出 した 価 額 ただし 営 業 者 等 から 計 算 書 等 の 送 付 等 がない 場 合 には 出 資 額 による こととして 差 し 支 えありません 金 融 商 品 取 引 所 等 において 公 表 された 当 該 信 用 取 引 等 に 係 る 有 価 証 券 の その 年 の 12 月 31 日 の 最 終 の 売 買 の 価 格 ( 公 表 された 同 日 における 当 該 価 格 がない 場 合 には 公 表 された 同 日 における 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 とし 公 表 された 同 日 における 当 該 価 格 及 び 当 該 気 配 相 場 の 価 格 のいずれもない 場 合 には 最 終 の 売 買 の 価 格 又 は 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 が 公 表 された 日 で その 年 の 12 月 31 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 におけるその 最 終 の 売 買 の 価 格 又 は 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 とします )に 基 づき 同 日 において 当 該 信 用 取 引 等 を 決 済 したものとみなして 算 出 した 利 益 の 額 又 は 損 失 の 額 に 相 当 する 金 額 次 の⑴ 又 は⑵の 方 法 により 算 定 した 価 額 ⑴ 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 されているデリバティブ 取 引 取 引 所 において 公 表 されたその 年 の 12 月 31 日 の 最 終 の 売 買 の 価 格 ( 公 表 された 同 日 における 当 該 価 格 がない 場 合 には 公 表 された 同 日 における 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 とし 公 表 された 同 日 における 当 該 価 格 及 び 当 該 気 配 相 場 の 価 格 のいずれもない 場 合 には 最 終 の 売 買 の 価 格 又 は 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 が 公 表 された 日 でその 年 の 12 月 31 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 におけるその 最 終 の 売 買 の 価 格 又 は 最 終 の 気 配 相 場 の 価 格 とします )に 基 づき 同 日 において 当 該 デリバティブ 取 引 を -23-

財 産 の 種 類 見 積 価 額 の 算 定 方 法 決 済 したものとみなして 算 出 した 利 益 の 額 又 は 損 失 の 額 に 相 当 する 金 額 ( 以 下 ⑵において みなし 決 済 損 益 額 といいます ) ⑵ 上 記 ⑴ 以 外 のデリバティブ 取 引 イ 銀 行 証 券 会 社 等 から 入 手 した 価 額 ( 当 該 デリバティブ 取 引 の 見 積 将 来 キャッシュ フローを 現 在 価 値 に 割 り 引 く 方 法 オプション 価 格 モデルを 用 いて 算 定 する 方 法 その 他 合 理 的 な 方 法 に 基 づいて 算 定 されたこれらの 者 の 提 示 価 額 に 限 ります( 以 下 イにおいて 同 じ ) ) に 基 づき 算 出 したみなし 決 済 損 益 額 (その 年 の 12 月 31 日 における 価 額 がこれらの 者 から 入 手 できない 場 合 には これらの 者 から 入 手 したその 年 の 12 月 31 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 における 価 額 に 基 づ き 算 出 したみなし 決 済 損 益 額 ) ロ 上 記 イにより 計 算 ができない 場 合 には 備 忘 価 額 として1 円 貸 付 金 その 年 の 12 月 31 日 における 貸 付 金 の 元 本 の 額 未 収 入 金 その 年 の 12 月 31 日 における 未 収 入 金 の 元 本 の 額 ( 受 取 手 形 を 含 む ) 書 画 骨 とう 及 次 の⑴ ⑵ 又 は⑶の 方 法 により 算 定 した 価 額 び 美 術 工 芸 品 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 における 売 買 実 例 価 額 ( 同 日 における 売 買 実 例 価 額 がない 場 合 には 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 におけるその 年 中 の 売 買 実 例 価 額 )のうち 適 正 と 認 められる 売 買 実 例 価 額 ⑵ ⑴による 価 額 がない 場 合 には その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 財 産 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 額 ⑶ ⑴ 及 び⑵による 価 額 がない 場 合 には 取 得 価 額 貴 金 属 類 次 の⑴ ⑵ 又 は⑶の 方 法 により 算 定 した 価 額 ⑴ その 年 の 12 月 31 日 における 売 買 実 例 価 額 ( 同 日 における 売 買 実 例 価 額 がない 場 合 には 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 におけるその 年 中 の 売 買 実 例 価 額 )のうち 適 正 と 認 められる 売 買 実 例 価 額 ⑵ ⑴による 価 額 がない 場 合 には その 年 の 翌 年 1 月 1 日 から 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 までにその 財 産 を 譲 渡 した 場 合 における 譲 渡 価 額 ⑶ ⑴ 及 び⑵による 価 額 がない 場 合 には 取 得 価 額 上 記 以 外 の 動 家 具 什 器 備 品 自 動 車 船 舶 や 航 空 機 などの 動 産 で 業 務 の 用 に 供 産 する 財 産 以 外 の 動 産 である 場 合 は 取 得 価 額 から その 年 の 12 月 31 日 ( 現 金 書 画 骨 とう における 経 過 年 数 に 応 ずる 償 却 費 の 額 を 控 除 した 金 額 美 術 工 芸 品 貴 金 属 ( 注 )1 経 過 年 数 に 応 ずる 償 却 費 の 額 は その 財 産 の 取 得 又 は 建 築 の 時 から 類 を 除 く ) その 年 の 12 月 31 日 までの 期 間 (その 期 間 に1 年 未 満 の 端 数 があるとき は その 端 数 は1 年 として 計 算 します )の 償 却 費 の 額 の 合 計 額 また 償 却 方 法 は 定 額 法 によるものとし 耐 用 年 数 は 減 価 償 却 資 産 の 耐 用 年 数 等 に 関 する 省 令 に 規 定 する 耐 用 年 数 によります 2 家 庭 用 動 産 で かつ その 取 得 価 額 が 100 万 円 未 満 のものである 場 合 -24-

財 産 の 種 類 見 積 価 額 の 算 定 方 法 には その 年 の 12 月 31 日 における 当 該 財 産 の 見 積 価 額 については 10 万 円 未 満 のものであると 取 り 扱 って 差 し 支 えありません 有 価 証 券 の 価 額 等 Q24 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 していない 法 人 の 株 式 を 保 有 しています その 法 人 の 決 算 期 は 毎 年 12 月 末 ですが 各 期 の 決 算 が 確 定 する 時 期 が 翌 年 の3 月 末 です この 場 合 この 株 式 の 見 積 価 額 をどのように 算 定 すればよいのですか 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 されていない 株 式 については その 年 の 12 月 31 日 又 は 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 において 終 了 する 事 業 年 度 における 決 算 書 等 に 基 づき その 法 人 の 純 資 産 価 額 ( 帳 簿 価 額 によって 計 算 した 価 額 )に 自 己 の 持 株 割 合 を 乗 じて 計 算 するなど 合 理 的 に 算 出 し た 金 額 を 見 積 価 額 とすることができます( 法 令 解 釈 通 達 6の2-9⑸) しかしながら その 決 算 の 確 定 が 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 である 翌 年 3 月 15 日 を 超 える 場 合 もあることから その 場 合 には 当 該 事 業 年 度 の 一 つ 前 の 事 業 年 度 の 決 算 書 等 に 基 づいて 見 積 価 額 を 算 定 しても 差 し 支 えありません Q25 ストックオプションに 関 する 権 利 を 保 有 していますが その 価 額 はどのように 算 定 すれば よいのですか ストックオプションに 関 する 権 利 の 価 額 については その 目 的 となっている 株 式 の 種 類 に 応 じて 例 えば 次 の 算 式 で 計 算 した 金 額 をその 財 産 の 価 額 として 差 し 支 えありません( 通 達 6 の2-9⑸) 計 算 式 ( その 年 の 12 月 31 日 におけるストックオプションの 対 象 となる 株 式 の 価 額 - 1 株 当 たりの 権 利 行 使 価 額 ) 権 利 行 使 により 取 得 することができる 株 式 数 また 上 記 算 式 の その 年 の 12 月 31 日 におけるストックオプションの 対 象 となる 株 式 の 価 額 に ついては 例 えば 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 されている 株 式 の 場 合 には 金 融 商 品 取 引 所 等 が 公 表 するその 年 の 12 月 31 日 の 最 終 価 格 により また 金 融 商 品 取 引 所 等 に 上 場 等 されていない 株 式 の 場 合 には 純 資 産 価 額 に 自 己 の 持 分 割 合 を 乗 じるなどによって 価 額 を 算 定 します なお その 年 の 12 月 31 日 が 権 利 行 使 可 能 期 間 内 に 存 しないストックオプションに 関 する 権 利 については 財 産 債 務 調 書 への 記 載 を 要 しません( 通 達 6の2-2⑴ロ 注 書 ) -25-

Q26 財 産 債 務 調 書 には 有 価 証 券 等 の 取 得 価 額 を 記 載 する 必 要 があるとのことですが どのよ うに 取 得 価 額 を 算 定 すればよいのですか 財 産 債 務 の 区 分 のうち ( 六 ) 有 価 証 券 ( 七 ) 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 ( 八 ) 未 決 済 信 用 取 引 等 に 係 る 権 利 及 び ( 九 ) 未 決 済 デリバティブ 取 引 に 係 る 権 利 に 区 分 される 財 産 については その 年 の 12 月 31 日 における 価 額 のほか 取 得 価 額 の 記 載 が 必 要 です( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 ) これらの 財 産 に 係 る 取 得 価 額 については 次 のように 算 定 することができます( 通 達 6の2-11) 財 産 の 種 類 取 得 価 額 の 算 定 方 法 有 価 証 券 匿 名 次 の⑴ ⑵ 又 は⑶の 方 法 により 算 定 した 価 額 組 合 契 約 の 出 ⑴ 金 銭 の 払 込 み 又 は 購 入 により 取 得 した 場 合 には 当 該 財 産 を 取 得 し 資 の 持 分 たときに 支 払 った 金 銭 の 額 又 は 購 入 の 対 価 のほか 購 入 手 数 料 など 当 該 財 産 を 取 得 するために 要 した 費 用 を 含 めた 価 額 ⑵ 相 続 ( 限 定 承 認 を 除 く ) 遺 贈 ( 包 括 遺 贈 のうち 限 定 承 認 を 除 く ) 又 は 贈 与 により 取 得 した 場 合 には 被 相 続 人 遺 贈 者 又 は 贈 与 者 の 取 得 価 額 を 引 き 継 いだ 価 額 ⑶ ⑴ ⑵その 他 合 理 的 な 方 法 により 算 出 することが 困 難 である 場 合 に は 次 の 価 額 イ 当 該 財 産 に 額 面 金 額 がある 場 合 には その 額 面 金 額 ロ その 年 の 12 月 31 日 における 当 該 財 産 の 価 額 の 100 分 の5に 相 当 する 価 額 未 決 済 信 用 取 当 該 財 産 のその 年 の 12 月 31 日 における 価 額 を 同 日 においてそれらの 引 等 に 係 る 権 取 引 を 決 済 したものとみなして 算 出 した 利 益 の 額 又 は 損 失 の 額 に 相 当 する 利 未 決 済 デリ 金 額 により 記 載 する 場 合 には(Q23 参 照 ) 当 該 財 産 の 取 得 価 額 はゼロとし バティブ 取 引 ます に 係 る 権 利 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 の 価 額 Q27 匿 名 組 合 に 出 資 をしています その 匿 名 組 合 の 計 算 期 間 は 毎 年 12 月 末 日 に 終 了 しますが 計 算 書 は 翌 年 の3 月 末 に 送 付 されています この 場 合 その 出 資 の 持 分 の 見 積 価 額 をどのよ うに 算 定 すればよいのですか 匿 名 組 合 契 約 の 出 資 の 持 分 の 価 額 については 組 合 事 業 に 係 るその 年 の 12 月 31 日 又 は 同 日 前 の 同 日 に 最 も 近 い 日 において 終 了 した 計 算 期 間 の 計 算 書 等 に 基 づき その 組 合 の 純 資 産 価 額 ( 帳 簿 価 額 によって 計 算 した 金 額 ) 又 は 利 益 の 額 に 自 己 の 出 資 割 合 を 乗 じて 計 算 するなど 合 理 的 に 算 出 した 価 額 によることができます( 通 達 6の2-9⑹) しかしながら 当 該 計 算 期 間 に 係 る 計 算 書 等 の 送 付 が 財 産 債 務 調 書 の 提 出 期 限 であるその -26-

年 の 翌 年 3 月 15 日 までに 行 われない 場 合 には 当 該 計 算 期 間 の 一 つ 前 の 計 算 期 間 の 計 算 書 等 に 基 づいて 見 積 価 額 を 算 出 しても 差 し 支 えありません 家 庭 用 動 産 の 価 額 Q28 自 宅 に 多 数 の 家 庭 用 動 産 を 保 有 しています この 家 庭 用 動 産 について 財 産 債 務 調 書 には どのように 記 載 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) 家 庭 用 動 産 については 財 産 の 区 分 のうち 現 金 書 画 骨 とう 及 び 美 術 工 芸 品 又 は 貴 金 属 類 に 区 分 されるものを 除 き その 他 の 動 産 に 区 分 されます( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 ) その 他 の 動 産 に 区 分 される 財 産 については 提 出 義 務 者 の 事 務 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 一 個 又 は 一 組 の 価 額 が 10 万 円 未 満 のものについては 財 産 債 務 調 書 への 記 載 を 要 しないこと とされています したがって 家 庭 用 動 産 を 財 産 債 務 調 書 に 記 載 するに 当 たっては 一 個 又 は 一 組 の 価 額 が 10 万 円 以 上 の 家 庭 用 動 産 について 種 類 別 所 在 別 にその 数 量 と 価 額 を 記 載 することとなります ただし 家 庭 用 動 産 のうち 一 個 又 は 一 組 の 取 得 価 額 が 100 万 円 未 満 のものについては そ の 動 産 の 12 月 31 日 における 見 積 価 額 が 10 万 円 未 満 のものと 取 り 扱 って 差 し 支 えないことと されていますので( 通 達 6の2-9⑿( 注 )) その 動 産 については 財 産 債 務 調 書 への 記 載 を 要 しないこととなります Q29 自 宅 に 多 数 の 指 輪 やネックレスなどを 所 有 しています( 事 業 用 ではありません ) この 場 合 財 産 債 務 調 書 にはどのように 記 載 すればよいのですか 財 産 債 務 調 書 に 記 載 する 財 産 の 種 類 数 量 価 額 及 び 所 在 等 については 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 に 規 定 する 財 産 の 区 分 に 応 じて 同 別 表 の 記 載 事 項 に 規 定 する 種 類 別 用 途 別 ( 一 般 用 及 び 事 業 用 の 別 ) 及 び 所 在 別 に 記 載 することとされています( 国 外 送 金 等 調 書 法 6の21 本 文 国 外 送 金 等 調 書 令 12 の26 国 外 送 金 等 調 書 規 則 151) 家 庭 用 動 産 については 財 産 の 区 分 のうち 現 金 書 画 骨 とう 美 術 工 芸 品 又 は 貴 金 属 類 に 区 分 されるものを 除 き その 他 の 動 産 に 区 分 されますが( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 通 達 6の2-2⑶) 貴 金 属 類 のうち 装 身 具 として 用 いられるものについては そ の 用 途 が 事 業 用 のものを 除 き その 他 の 動 産 に 該 当 するものと 取 り 扱 って 差 し 支 えありま せん( 通 達 6の2-2⑶ 注 書 ) -27-

また その 他 の 動 産 に 区 分 される 財 産 については 一 個 又 は 一 組 の 価 額 が 10 万 円 未 満 の ものについては 財 産 債 務 調 書 への 記 載 を 要 しないこととされています( 国 外 送 金 等 調 書 規 則 別 表 第 三 ) したがって お 尋 ねの 指 輪 やネックレスなどの 装 身 具 については 一 個 又 は 一 組 の 価 額 が 10 万 円 以 上 のものについて 財 産 債 務 調 書 においては その 他 の 動 産 に 区 分 される 財 産 とし て 記 載 することとなります なお 家 庭 用 動 産 のうち 一 個 又 は 一 組 の 取 得 価 額 が 100 万 円 未 満 のものについては その 動 産 の 12 月 31 日 における 見 積 価 額 が 10 万 円 未 満 のものと 取 り 扱 って 差 し 支 えないこととさ れていますので( 通 達 6の2-9⑿( 注 )) お 尋 ねの 装 身 具 についても 同 様 に 取 り 扱 うことが できます 保 険 に 関 する 権 利 の 価 額 Q30 生 命 保 険 に 加 入 していますが この 生 命 保 険 の 価 額 はどのように 算 定 すればよいのです か なお 加 入 している 生 命 保 険 契 約 は 満 期 返 戻 金 のあるものです 保 険 ( 共 済 を 含 む )に 関 する 権 利 の 価 額 は その 年 の 12 月 31 日 にその 生 命 保 険 契 約 を 解 約 することとした 場 合 に 支 払 われることとなる 解 約 返 戻 金 の 額 をその 財 産 の 価 額 として 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-9⒀イ) なお 加 入 している 生 命 保 険 契 約 が 満 期 返 戻 金 を 定 期 金 ( 年 金 形 式 )で 受 け 取 ることがで きる 内 容 のものであっても 同 様 の 方 法 により 価 額 を 算 定 します ( 注 ) 損 害 保 険 契 約 に 関 する 権 利 の 価 額 についても 同 様 の 方 法 で 算 定 します ただし 保 険 会 社 等 から その 年 中 の 12 月 31 日 前 の 日 においてその 生 命 保 険 契 約 を 解 約 す ることとした 場 合 に 支 払 われることとなる 解 約 返 戻 金 の 額 を 入 手 している 場 合 には その 額 を その 財 産 の 価 額 として 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-9⒀イただし 書 ) 定 期 金 に 関 する 権 利 の 価 額 Q31 生 命 保 険 契 約 に 基 づく 定 期 金 ( 年 金 )を 受 け 取 っていますが その 価 額 はどのように 算 定 すればよいのですか 給 付 事 由 が 発 生 している 生 命 保 険 契 約 に 基 づく 定 期 金 についても 保 険 ( 共 済 を 含 む )に 関 する 権 利 の 価 額 は その 年 の 12 月 31 日 にその 生 命 保 険 契 約 を 解 約 することとした 場 合 に 支 払 われることとなる 解 約 返 戻 金 の 額 をその 財 産 の 価 額 として 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-9⒀イ) ( 注 ) 損 害 保 険 契 約 に 関 する 権 利 の 価 額 についても 同 様 の 方 法 で 算 定 します ただし 保 険 会 社 等 から その 年 中 の 12 月 31 日 前 の 日 においてその 生 命 保 険 契 約 を 解 約 す -28-

ることとした 場 合 に 支 払 われることとなる 解 約 返 戻 金 の 額 を 入 手 している 場 合 には その 額 を その 財 産 の 価 額 として 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-9⒀イただし 書 ) 民 法 に 規 定 する 組 合 契 約 等 その 他 これらに 類 する 契 約 に 基 づく 出 資 の 価 額 Q32 不 動 産 投 資 を 目 的 とした 民 法 上 の 組 合 に 対 して 出 資 していますが 財 産 債 務 調 書 には 出 資 額 を 記 載 すればよいのですか 民 法 に 規 定 する 組 合 契 約 のように 営 利 を 目 的 として 事 業 を 行 うことができる 組 合 に 対 する 出 資 の 価 額 は その 組 合 の 実 情 に 応 じて 例 えば 次 の 金 額 をその 財 産 の 価 額 として 差 し 支 え ありません ⑴ その 事 業 体 が 行 う 事 業 に 係 る 計 算 書 等 の 送 付 等 がある 場 合 その 年 の 12 月 31 日 又 は 同 日 前 の 最 も 近 い 日 において 終 了 した 計 算 期 間 の 計 算 書 等 に 基 づき 計 算 したその 事 業 体 の 純 資 産 価 額 又 は 利 益 の 額 自 己 の 出 資 割 合 ⑵ その 事 業 体 が 行 う 事 業 に 係 る 計 算 書 等 の 送 付 等 がない 場 合 出 資 額 信 託 に 関 する 権 利 の 価 額 Q33 保 有 している 国 債 を 金 融 機 関 に 信 託 して 運 用 しています このような 財 産 の 価 額 は どのような 方 法 で 算 定 すればよいのですか 信 託 の 利 益 を 受 ける 権 利 には 信 託 財 産 の 運 用 等 によって 生 ずる 利 益 を 受 ける 権 利 と 信 託 終 了 後 において 信 託 財 産 自 体 を 受 ける 権 利 とがあり 前 者 を 収 益 の 受 益 権 後 者 を 元 本 の 受 益 権 といい 両 者 を 含 めて 信 託 受 益 権 といいます 信 託 受 益 権 の 価 額 は 次 に 掲 げる 区 分 に 従 い それぞれ 次 に 掲 げる 方 法 により 価 額 を 算 定 す ることとして 差 し 支 えありません( 通 達 6の2-9⒀ニ) ⑴ 元 本 と 収 益 との 受 益 者 が 同 一 人 である 場 合 信 託 財 産 の 見 積 価 額 ( 注 ) 信 託 財 産 の 見 積 価 額 は 信 託 財 産 の 種 類 に 応 じて 前 記 Q23 の 方 法 で 算 定 して 差 し 支 えありませ ん ⑵ 元 本 と 収 益 との 受 益 者 が 元 本 及 び 収 益 の 一 部 を 受 ける 場 合 ⑴の 価 額 受 益 割 合 ⑶ 元 本 の 受 益 者 と 収 益 の 受 益 者 とが 異 なる 場 合 イ 元 本 を 受 益 する 場 合 ⑴の 価 額 - ロにより 算 定 した 価 額 ロ 収 益 を 受 益 する 場 合 次 のいずれかの 方 法 により 算 定 した 価 額 1 受 益 者 が 将 来 受 けると 見 込 まれる 利 益 の 額 の 複 利 現 価 の 額 の 合 計 額 2 その 年 中 に 給 付 を 受 けた 利 益 の 額 信 託 契 約 の 残 存 年 数 -29-