「次期決算確認システムプロジェクトマネジメント等業務」



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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

< C8EAE81698E738BE692AC91BA94C5816A8CF6955C B835E2E786C73>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH \)\201iHP\227p\201j.doc)

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

23年度版 総社市様式外.xls

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

1 総括

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

m07 北見工業大学 様式①

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 安 城 市 4.9 歳 32,51 369,93 36,251 愛 知 県 42.4 歳 332,11 432,53 3,945 2

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

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スライド 1

24kohyou

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

別紙3

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

スライド 1

波佐見町の給与・定員管理等について

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

別紙3

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

2 技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額 (A) 平 均 給 与 月 額 ( 国 ベース) 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 (B) A/B 真 庭 市 49

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

文化政策情報システムの運用等

Taro-01 議案概要.jtd

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 分 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

公表表紙

弁護士報酬規定(抜粋)

人事行政の運営状況の報告について

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 及 び の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 ( ベース) ,9 47,78 369,884 崎 県 , , ,

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

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16 日本学生支援機構

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 栃 木 県 類 似 団 体 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5


3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 岐 阜 県 類 似 団 体 平 均 年 齢 平 均 給

江戸川区人事行政の運営等の状況の公表について

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 国 見 町 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 4.6 歳 3

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 職 員 の 平 均 給 与 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 及 び 平 均 給 与 の 状 況 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 埼 玉 県 43.3 類 似 団 体 平 均 年 齢

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

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定款  変更

Transcription:

奈 良 事 業 業 務 の 総 点 検 最 終 報 告 書 ( 改 訂 版 ) 平 成 24 年 8 月 17 日

目 次 1 本 業 務 の 概 要 1.1 目 的 1 1.2 スケジュール 2 2 総 点 検 の 基 本 方 針 2.1 奈 良 の 資 源 配 分 状 況 3 2.2 見 えるコスト と 見 えないコスト の 点 検 5 2.3 総 点 検 の 基 本 方 針 6 2.4 総 点 検 の 実 施 ( 職 員 向 け 意 見 募 集 ) 6 2.5 総 点 検 の 実 施 ( 各 課 ヒアリング) 7 3 総 点 検 結 果 から 見 る 奈 良 の 課 題 一 覧 3.1 課 題 の 整 理 8 3.2 課 題 一 覧 8 3.3 横 串 の 課 題 各 論 3.3.1 1 官 民 役 割 分 担 ( 民 間 委 託 )に 関 する 課 題 9 3.3.2 2 間 接 業 務 に 関 する 課 題 16 3.3.3 3 人 件 費 人 事 制 度 に 関 する 課 題 21 3.3.4 4 予 算 決 算 (PDCA サイクル)に 関 する 課 題 27 3.3.5 5 施 設 管 理 に 関 する 課 題 30 3.3.6 6 歳 入 に 関 する 課 題 31 4 奈 良 の 事 業 業 務 の 総 点 検 の 総 括 4.1 課 題 解 決 の 方 向 性 34 4.2 効 果 額 サマリ 34 4.3 改 善 提 案 各 論 4.3.1 1 官 民 役 割 分 担 ( 民 間 委 託 )に 関 する 課 題 35 4.3.2 2 間 接 業 務 に 関 する 課 題 37 4.3.3 3 人 件 費 人 事 制 度 に 関 する 課 題 41 4.3.4 4 予 算 決 算 (PDCA サイクル)に 関 する 課 題 42 4.3.5 5 施 設 管 理 に 関 する 課 題 44 4.3.6 6 歳 入 に 関 する 課 題 45 4.3.7 個 別 の 課 題 ( 例 )に 対 する 改 善 提 案 46

1 本 業 務 の 概 要 1.1 目 的 奈 良 事 業 業 務 の 総 点 検 の 実 施 支 援 業 務 ( 以 下 本 業 務 という)は 持 続 可 能 で 効 率 的 効 果 的 な 行 政 運 営 への 転 換 を 図 るため 行 政 活 動 をあらゆる 角 度 から 点 検 すること により 非 効 率 的 非 効 果 的 な 支 出 を 食 い 止 め 事 業 業 務 を 抜 本 的 に 見 直 し 新 たな 施 策 を 実 施 するための 財 源 確 保 及 び 職 員 の 意 識 改 革 を 図 ることを 目 的 とする これまで 奈 良 においては 平 成 21 年 度 22 年 度 において それぞれ 60 事 業 63 項 目 32 事 業 37 項 目 を 対 象 に 事 業 仕 分 けを 実 施 し 1 一 定 の 効 果 を 創 出 してきたところであるが 一 方 で 直 接 事 業 費 中 心 の 議 論 となり 人 件 費 等 の 間 接 費 までメスが 入 らない 点 仕 分 けの 事 業 数 が 限 られており 対 象 外 となった 事 業 も 多 数 存 在 する 点 事 業 単 位 での 局 所 的 な 検 証 となり 全 庁 的 な 仕 組 み 制 度 そのものの 見 直 しには 至 らない 点 などといった 限 界 も 見 え てきたところである また 平 成 22 年 度 に 公 表 された 土 地 開 発 公 社 経 営 検 討 委 員 会 最 終 報 告 書 により 政 を 巡 る 根 本 的 な 問 題 = モラルハザード スパイラル とともに 負 の 遺 産 処 理 のために 毎 年 10~20 億 円 単 位 の 膨 大 な 財 源 を 創 出 していく 必 要 性 が 指 摘 され た 2 こうした 状 況 を 踏 まえ 本 業 務 は 全 庁 的 に 総 点 検 を 行 うことで ムダな 事 業 非 効 率 的 な 事 業 をあぶりだし 財 源 創 出 に 寄 与 すること また 個 々の 事 務 事 業 を 精 査 する 中 で 複 数 の 事 業 や 組 織 にまたがる 課 題 あるいは 全 庁 的 制 度 的 な 課 題 を 抽 出 し 効 率 的 効 果 的 な 行 政 運 営 への 転 換 を 図 ること この 2 点 に 留 意 し 実 施 した 1 http://www.city.nara.lg.jp/www/genre/0000000000000/1266456430751/index.html ( 平 成 24 年 3 月 26 日 最 終 ア クセス 以 下 同 様 ) 2 http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1295243229599/index.html 1

1.2 スケジュール 本 業 務 にて 実 施 した 点 検 等 のスケジュールは 以 下 の 通 りである 日 時 会 議 名 主 な 議 事 内 容 10 月 12 日 事 前 打 ち 合 わせ 実 施 体 制 の 確 認 スケジュール 概 要 の 確 認 業 務 の 進 め 方 について 10 月 26 日 キックオフミーティング 業 務 の 進 め 方 について 11 月 9 日 事 務 局 打 ち 合 わせ 業 務 の 進 め 方 について 11 月 15 日 総 点 検 基 本 方 針 策 定 会 議 総 点 検 の 基 本 方 針 について 12 月 1 日 総 点 検 基 本 方 針 策 定 会 議 総 点 検 の 基 本 方 針 について 12 月 12 日 ~26 日 各 課 ヒアリング1 ヒアリングの 実 施 (26 課 66 名 ) 1 月 17 日 中 間 報 告 会 各 課 ヒアリング1 完 了 段 階 での 中 間 報 告 の 実 施 2 月 6 日 ~15 日 各 課 ヒアリング2 ヒアリングの 実 施 (84 課 190 名 ) 2 月 27 日 プレ 最 終 報 告 各 課 ヒアリング2を 踏 まえた 課 題 の 整 理 改 善 提 案 に 関 する 報 告 の 実 施 3 月 28 日 最 終 報 告 表 1 総 点 検 スケジュール 2

2 総 点 検 の 基 本 方 針 2.1 奈 良 の 資 源 配 分 状 況 本 業 務 の 目 的 を 踏 まえ 具 体 的 に 総 点 検 を 実 施 するにあたり 点 検 の 観 点 や 重 点 的 に 点 検 すべき 事 業 業 務 を 定 めた 基 本 方 針 を 策 定 した このような 基 本 方 針 の 策 定 にあたっ ては 従 来 の 個 々の 事 業 を 積 み 上 げたボトムアップアプローチではなく の 支 出 全 体 か ら 資 源 配 分 の 傾 向 を 読 み 取 るトップダウンアプローチを 採 用 する 必 要 があると 考 えた 元 となるデータとしては 1 各 費 目 に 人 件 費 を 含 む 2 過 去 の 決 算 との 比 較 が 容 易 であ る 等 といったメリットがあることから 普 通 会 計 3 ベースの 決 算 額 ( 目 的 別 )を 活 用 することとし まず 奈 良 の 平 成 21 年 度 及 び 22 年 度 の 経 年 比 較 を 行 った 普 通 会 計 の 決 算 総 額 ( 千 円 ) 構 成 比 H21 年 度 H22 年 度 増 減 H21 年 度 H22 年 度 増 減 (%ポイント) 民 生 費 41,002,714 46,507,304 5,504,590 32.3% 35.8% 3.6 公 債 費 17,798,846 17,518,163 280,683 14.0% 13.5% 0.5 土 木 費 14,323,176 14,748,845 425,669 11.3% 11.4% 0.1 衛 生 費 12,354,353 14,456,429 2,102,076 9.7% 11.1% 1.4 総 務 費 14,534,369 14,377,573 156,796 11.4% 11.1% 0.4 教 育 費 11,895,831 12,757,310 861,479 9.4% 9.8% 0.5 消 防 費 4,271,608 4,344,485 72,877 3.4% 3.3% 0.0 商 工 費 9,360,562 3,408,733 5,951,829 7.4% 2.6% 4.7 農 林 水 産 業 費 748,169 752,048 3,879 0.6% 0.6% 0.0 議 会 費 667,481 668,606 1,125 0.5% 0.5% 0.0 労 働 費 123,173 203,767 80,594 0.1% 0.2% 0.1 災 害 復 旧 費 34,488 55,181 20,693 0.0% 0.0% 0.0 諸 支 出 金 11,268 8,847 2,421 0.0% 0.0% 0.0 合 計 127,126,038 129,807,291 2,681,253 100.0% 100.0% 0.0 商 工 費 の 変 動 が 大 きいのは 平 成 21 年 度 に 定 額 給 付 金 事 業 ( 約 57 億 円 ) が 行 われたこと 等 の 影 響 による 4 図 1 普 通 会 計 ベースの 決 算 額 ( 目 的 別 )の 経 年 比 較 3 一 般 会 計 と 特 別 会 計 のうち 公 営 事 業 会 計 ( 上 水 道 下 水 道 等 の 公 営 事 業 会 計 及 び 国 民 健 康 保 険 事 業 特 別 会 計 等 ) 以 外 の 会 計 を 統 合 して 一 つの 会 計 としてまとめたもの 4 総 務 省 統 計 資 料 ( 町 村 別 決 算 状 況 調 )を 基 に 作 成 3

しかしながら 普 通 会 計 は 現 金 主 義 に 基 づいており 予 算 の 使 途 を 明 確 に 示 すことがで きる 等 のメリットがある 反 面 建 物 等 の 資 産 の 情 報 が 得 られず 一 旦 供 用 が 開 始 されるとこれ をコストとして 認 識 できないといったデメリットがある 特 に 施 設 等 の 建 物 は 投 資 をした 年 度 だけではなく 施 設 の 利 用 期 間 にわたってサービス 提 供 をしているため コストは 利 用 期 間 にわたって 把 握 する 必 要 がある そこで 真 の 行 政 コスト 5 を 把 握 するため 平 成 22 年 度 における 普 通 会 計 ベースの 決 算 額 ( 目 的 別 )について 現 金 主 義 ベースの 決 算 を 発 生 主 義 ベースに 調 整 する 作 業 を 実 施 した 本 業 務 においては 以 下 の 手 順 で 施 設 等 の 建 設 費 用 について 減 価 償 却 費 の 試 算 をし 平 成 22 年 度 における 普 通 会 計 ベースの 決 算 額 ( 目 的 別 )に 反 映 させた 図 2 真 の 行 政 コストとは 5 単 年 度 の 人 件 費 を 含 む 事 業 費 ( 新 規 投 資 額 を 除 く) 及 び 過 年 度 に 投 資 した 固 定 資 産 ( 建 物 )の 減 価 償 却 費 ( 取 得 原 価 を 耐 用 年 数 で 除 した 金 額 )の 合 計 金 額 を 本 報 告 書 では 真 の 行 政 コスト とした 4

このように 調 整 した 奈 良 の 真 の 行 政 コスト の 総 額 構 成 比 を 以 下 に 示 す ただし 以 下 の 数 値 は 本 業 務 のなかで 入 手 できた 限 られた 情 報 に 基 づいて 試 算 した 数 値 であり またこれを 精 密 に 算 出 するには 限 界 がある 点 に 留 意 する 必 要 がある 本 来 であれば 資 源 配 分 の 意 思 決 定 は 発 生 主 義 ベースで 行 うべきだと 考 えており 今 後 は 組 織 別 の 固 定 資 産 減 価 償 却 費 等 の 情 報 を 整 備 し 真 の 行 政 コストの 値 を 精 緻 化 していくべきであると 考 える 真 の 行 政 コスト( 千 円 ) 決 算 総 額 ( 千 円 ) 金 額 差 構 成 比 差 H22 年 度 構 成 比 H22 年 度 構 成 比 ( 千 円 ) (%ポイント) 民 生 費 45,596,726 37.7% 46,507,304 35.8% 910,578 1.9 公 債 費 17,518,163 14.5% 17,518,163 13.5% 0 1.0 総 務 費 14,551,988 12.0% 14,377,573 11.1% 174,415 1.0 教 育 費 12,711,288 10.5% 12,757,310 9.8% 46,022 0.7 土 木 費 10,896,760 9.0% 14,748,845 11.4% 3,852,085 2.3 衛 生 費 10,594,393 8.8% 14,456,429 11.1% 3,862,036 2.4 消 防 費 4,132,227 3.4% 4,344,485 3.3% 212,258 0.1 商 工 費 3,297,555 2.7% 3,408,733 2.6% 111,178 0.1 議 会 費 668,606 0.6% 668,606 0.5% 0 0.0 農 林 水 産 業 費 543,993 0.5% 752,048 0.6% 208,055 0.1 労 働 費 225,135 0.2% 203,767 0.2% 21,368 0.0 災 害 復 旧 費 55,181 0.0% 55,181 0.0% 0 0.0 諸 支 出 金 8,847 0.0% 8,847 0.0% 0 0.0 合 計 120,800,862 100.0% 129,807,291 100.0% 9,006,429 0.0 図 3 平 成 22 年 度 真 の 行 政 コスト 2.2 見 えるコスト と 見 えないコスト の 点 検 総 点 検 の 実 施 にあたっては 資 源 配 分 の 割 合 が 高 い 分 野 に 留 意 しつつ 点 検 を 行 った また 今 回 の 総 点 検 においては これまでの 事 業 仕 分 けとは 異 なり 事 業 費 に 係 る 費 目 ( 委 託 費 扶 助 費 )や 事 業 に 直 接 賦 課 される 人 件 費 (= 見 えるコスト )のみならず 間 接 業 務 を 含 めた 定 員 人 工 や 手 当 等 の 人 件 費 全 体 (= 見 えないコスト )を 含 めて 点 検 の 対 象 とした 5

2.3 総 点 検 の 基 本 方 針 今 回 の 総 点 検 では これまで 事 業 仕 分 け 等 の 検 討 対 象 となっていない 事 業 業 務 を 中 心 に 事 業 の 必 要 性 やコスト 削 減 余 地 について 点 検 を 実 施 するとともに 施 策 評 価 シート に 計 上 されない 見 えない 人 件 費 (ヒトの 張 り 付 き)について 業 務 の 必 要 性 や 民 間 委 託 の 可 否 等 の 点 検 を 実 施 した(= グレーゾーン 点 検 ) グレーゾーン 点 検 はいわば 予 算 の 執 行 フェーズにおける 点 検 であるが 本 業 務 では それに 先 立 つ 予 算 査 定 フェーズ 及 び 執 行 に 伴 う 内 部 監 査 フェーズについても 点 検 の 対 象 とした 具 体 的 には 予 算 査 定 ( 原 課 ヒアリング 財 政 課 査 定 )の 現 場 に 支 援 メンバーが 同 席 し そのプロセスや 査 定 内 容 を 確 認 し 改 善 提 案 を 行 った(= 予 算 査 定 力 レビュー ) また 監 査 についても 会 計 課 監 査 委 員 事 務 局 へのヒアリングを 行 い 内 部 監 査 内 部 統 制 面 での 課 題 の 洗 い 出 しと 改 善 提 案 を 実 施 した(= 内 部 監 査 力 レビュー ) 以 上 今 回 の 総 点 検 は 1 予 算 査 定 力 レビュー 2グレーゾーン 点 検 3 内 部 監 査 力 レビュー という 3 つの 柱 基 本 方 針 に 基 づき 実 施 した また 具 体 的 な 点 検 の 手 段 進 め 方 としては 職 員 向 け 意 見 募 集 の 実 施 と 各 課 ヒアリング のふたつの 手 法 を 採 用 し た 図 4 総 点 検 の 基 本 方 針 2.4 総 点 検 の 実 施 ( 職 員 向 け 意 見 募 集 ) 本 業 務 では 課 として 集 約 合 意 された 意 見 のみならず の 職 員 ひとりひとりが 日 々 業 務 を 実 施 する 中 で 感 じている 課 題 改 善 提 案 を 広 く 収 集 するため 全 職 員 に 対 して 長 が 発 信 する 形 で 職 員 向 け 意 見 募 集 を 実 施 した 質 問 票 は 自 由 記 述 を 中 心 とし 内 閣 府 横 6

浜 の 事 例 6 を 参 考 に 不 正 調 査 や 監 査 といったネガティブなイメージではなく 職 員 自 ら の 業 務 改 善 = 負 担 軽 減 といったようなポジティブなメッセージの 発 信 に 努 めた また 業 務 改 善 の 記 載 例 を 別 紙 で 多 数 用 意 することにより 質 問 者 側 の 意 図 や 求 めている 回 答 の 事 例 が 伝 わるような 工 夫 を 行 った 意 見 募 集 は 11 月 28 日 から 12 月 9 日 にかけて 行 い 計 38 名 の 職 員 から 94 件 の 意 見 を 得 た 2.5 総 点 検 の 実 施 ( 各 課 ヒアリング) 各 課 へのヒアリングは 主 に 各 課 の 係 長 級 職 員 を 対 象 とした 12 月 ヒアリングでは 計 26 課 66 名 2 月 ヒアリングでは 計 84 課 190 名 にヒアリングを 実 施 した ヒアリングでは 事 務 分 担 表 施 策 評 価 シート 等 の 資 料 に 基 づき 各 課 が 実 施 している 業 務 人 員 の 配 置 状 況 業 務 量 の 多 寡 や 残 業 の 要 因 実 施 している 事 業 の 目 的 や 成 果 各 課 が 抱 えている 課 題 等 に ついて 調 査 を 行 った 6 内 閣 府 行 政 刷 新 会 議 職 員 の 声 (http://www.cao.go.jp/gyouseisasshin/contents/10/shokuinkoe.html) 横 浜 しごと 改 革 (http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/sigoto/kaikaku/) 7

3 総 点 検 結 果 から 見 る 奈 良 の 課 題 一 覧 3.1 課 題 の 整 理 職 員 向 け 意 見 募 集 及 び 各 課 ヒアリングで 収 集 した 事 実 意 見 をもとに 奈 良 が 抱 える 課 題 を 抽 出 整 理 した 課 題 は 事 象 が 複 数 の 課 にまたがる 課 題 あるいは 複 数 の 課 で 類 似 共 通 する 課 題 (= 横 串 の 課 題 )と 個 別 の 事 務 事 業 に 関 する 課 題 (= 個 別 の 課 題 ) のふたつに 分 けた 3.2 課 題 一 覧 本 業 務 において 抽 出 された 課 題 一 覧 と 概 要 は 下 表 の 通 りである 横 串 の 課 題 課 題 分 類 課 題 の 概 要 具 体 的 な 事 務 事 業 テーマ 1 官 民 役 割 分 担 ( 民 の 職 員 が 実 施 すべき 業 務 と 11 ごみ 関 連 業 務 間 委 託 )に 関 する 課 題 そうでない 業 務 の 整 理 分 担 が 不 12 児 童 館 運 営 管 理 業 務 十 分 ( 必 ずしも の 職 員 が 実 施 し 13 ハ ンヒ ーホーム 運 営 管 理 業 務 なくても 良 い 業 務 を 実 施 してい 14 営 住 宅 運 営 管 理 業 務 る) 15 図 書 館 運 営 管 理 業 務 16 窓 口 業 務 17 その 他 2 間 接 業 務 に 関 する 本 来 であれば 直 接 業 務 を 支 援 す 21 物 品 管 理 調 達 事 務 課 題 るはずの 間 接 業 務 が 十 分 に 機 能 22 総 務 事 務 しておらず 逆 に 職 員 に 負 担 を 与 23 情 報 システム 最 適 化 えている 一 括 化 民 間 委 託 化 等 24 業 務 マニュアル 整 備 により 効 率 化 機 能 強 化 できる 部 25 電 話 対 応 業 務 分 が 大 きい 3 人 件 費 人 事 制 度 の 総 歳 出 額 に 占 める 人 件 費 の 31 特 殊 勤 務 手 当 に 関 する 課 題 割 合 が 他 都 と 比 較 しても 突 出 32 時 間 外 勤 務 手 当 して 高 い( 特 に 基 本 給 特 殊 勤 務 33 その 他 人 事 制 度 関 連 手 当 時 間 外 勤 務 手 当 ) 人 材 の 有 効 活 用 に 向 けて 職 種 等 の 人 事 制 度 の 見 直 しも 必 要 4 予 算 決 算 (PDCA 施 策 評 価 シートの 精 度 やデータ 41 予 算 編 成 行 政 評 価 サイクル)に 関 する 課 捕 捉 範 囲 が 不 十 分 そのため 予 42 内 部 監 査 内 部 統 制 題 算 は 個 別 査 定 方 式 となっており 要 求 側 査 定 側 双 方 にとって 負 担 が 大 きくなっている 8

横 串 の 課 題 課 題 分 類 課 題 の 概 要 具 体 的 な 事 務 事 業 テーマ 5 施 設 管 理 に 関 する 幼 稚 園 保 育 所 51 幼 稚 園 保 育 所 の 規 模 課 題 尐 子 化 の 進 行 など 社 会 環 境 の 変 配 置 の 適 正 化 化 に 対 応 した 幼 稚 園 保 育 所 の 規 模 配 置 が 十 分 にできていな その 他 施 設 管 理 に 関 する 課 題 い については 本 業 務 とは 別 に 実 施 その 他 施 設 全 般 している 包 括 外 部 監 査 が 類 似 する 行 政 財 産 に 関 する 情 報 が 一 元 管 テーマを 扱 っているため 本 報 告 理 されていない 書 では 割 愛 する 類 似 施 設 が 存 在 しており 維 持 管 理 費 用 が 高 くなっている また 遊 休 施 設 が 存 在 しており 資 産 が 有 効 活 用 されていない 施 設 の 企 画 管 理 修 繕 の 担 当 組 織 が 分 散 している 6 歳 入 に 関 する 課 題 他 都 と 比 較 した 場 合 料 金 改 61 受 益 者 負 担 の 適 正 化 定 の 余 地 のある 事 業 が 存 在 す 62 債 権 管 理 回 収 業 務 る 債 権 が 各 課 に 分 散 しており 課 に よっては 管 理 回 収 に 必 要 な 人 工 やノウハウが 足 りていない 個 別 の 課 題 課 題 ( 例 ) 自 動 販 売 機 の 入 札 職 員 被 服 貸 与 制 度 印 鑑 登 録 証 明 行 政 委 員 会 委 員 報 酬 出 先 機 関 職 員 の 本 庁 舎 への 移 動 の 見 直 し 表 2 課 題 一 覧 全 49 項 目 なお 本 報 告 書 においては 主 に 横 串 の 課 題 について 課 題 の 詳 細 と 改 善 提 案 を 記 載 し 個 別 の 課 題 の 課 題 ( 例 )の 改 善 提 案 については P.46 で 触 れる 3.3 横 串 の 課 題 各 論 3.3.1 1 官 民 役 割 分 担 ( 民 間 委 託 )に 関 する 課 題 11 ごみ 関 連 業 務 9

テーマ 事 務 事 業 ごみ 関 連 業 務 人 工 ( ) 278.0 人 年 担 当 課 収 集 課 まち 美 化 推 進 課 リサ 人 件 費 + 事 業 費 4,203,267 千 円 イクル 推 進 課 環 境 清 美 工 場 ( ) 現 状 及 び 課 題 環 境 事 業 室 の 業 務 効 率 化 コスト 削 減 を 目 的 として 業 務 改 善 課 が 設 置 され 相 当 年 数 が 経 過 し ている 環 境 事 業 室 の 改 善 策 を 提 案 すべく 収 集 3 課 の 実 態 を 分 析 把 握 している 他 方 で 現 場 からの 圧 力 や 懐 柔 もあり 首 長 からのトップダウンによる 決 定 がなければ 現 場 からの 反 発 があ る 可 能 性 がある 資 源 ごみであれば 生 ごみのように 午 前 中 に 回 収 しなければならないというものではないため 比 較 的 委 託 しやすいと 考 えられる 現 状 は ほとんど 午 前 中 に 回 収 作 業 が 終 了 しており 午 後 の 時 間 が 無 駄 になっている 面 がある 西 部 地 域 では 資 源 ごみが 盗 まれる 交 通 の 邪 魔 になるといった 理 由 で 勤 務 時 間 を 2 時 間 前 倒 ししており 回 収 作 業 が 早 い 時 間 帯 で 終 了 するにもかかわらず 早 朝 の 時 間 外 勤 務 手 当 をもらっ ているのは 疑 問 との 意 見 があった 本 来 であれば 2 台 で 6 人 がセットで 収 集 することが 原 則 である 2 台 で 4 人 がセットとなり 収 集 す ると 応 援 手 当 が 出 ることになっている 現 状 では 手 当 目 的 かどうか 定 かではないが 人 員 不 足 も あり 2 台 で 2 人 か 3 人 が 通 常 状 態 となっている 時 間 外 勤 務 手 当 が 251,399 千 円 特 殊 勤 務 手 当 が 213,929 千 円 となっている 特 に 特 殊 勤 務 手 当 については 上 記 4 課 の 全 体 の 支 給 額 に 占 める 割 合 が 約 72%となっている 清 掃 部 門 職 員 の 平 均 年 齢 は 一 般 行 政 職 よりも 高 くなっており 業 務 改 善 に 向 けた 取 組 が 喫 緊 の 課 題 となっている 家 庭 系 ごみの 収 集 の 一 部 については ( 株 ) 奈 良 清 美 公 社 に 業 務 委 託 を 実 施 しているが 山 間 地 区 を 中 心 とした 委 託 であり 十 分 な 民 間 委 託 によるコスト 削 減 効 果 は 得 られていない 上 記 のような 現 状 から これまで 民 間 委 託 の 拡 大 に 向 けた 具 体 的 なシミュレーションができてい ない したがって まず 他 の 中 核 では ごみ 関 連 業 務 について どの 程 度 コストがかかっている のか 比 較 を 行 った 参 考 事 例 下 記 補 足 資 料 参 照 ( ) 現 状 コストの 人 工 及 び 人 件 費 事 業 費 は 特 に 断 りが 無 い 限 り 事 務 分 担 表 ( 平 成 23 年 7 月 時 点 ) 及 び 平 成 22 年 度 支 払 一 覧 表 から 算 出 以 下 他 の 課 題 においても 同 様 ( 補 足 1:ごみ 収 集 運 搬 コスト 等 の 中 核 比 較 ) 環 境 省 が 公 表 している 平 成 21 年 度 一 般 廃 棄 物 処 理 実 態 調 査 結 果 によると 収 集 運 搬 費 について 民 1 人 当 たり 単 価 /ごみ 1 トン 当 たり 単 価 は 奈 良 が 6,268 円 /38,178 円 となっているのに 対 し 中 核 平 均 は 4,297 円 /18,733 円 となっており 奈 良 の 方 が 1,971 円 /19,446 円 高 くなっていることが 分 かる 10

収 集 コストが 低 くなっている 中 核 では 民 間 委 託 割 合 が 高 い 傾 向 にあり 低 コスト 化 の 主 要 因 となっている 例 えば 福 島 県 郡 山 やいわき 長 野 などについては 収 集 運 搬 業 務 を 完 全 民 間 委 託 化 している 収 集 運 搬 業 務 を 完 全 民 間 委 託 化 している 中 核 とコ スト 比 較 すると 約 7 割 のコストが 削 減 できることになる 都 道 府 県 名 区 町 村 名 計 画 収 集 人 口 家 庭 系 ごみ 収 集 量 事 業 系 ごみ 収 集 量 全 収 集 量 合 計 収 集 運 搬 のみ 経 費 合 計 廃 棄 物 処 理 事 業 経 費 合 計 民 一 人 あたり 収 集 運 搬 費 ごみ1トン あたり 廃 棄 物 処 理 事 業 経 費 民 一 人 あたり ごみ1トン あたり (b) (c) ( e) (a) (d) (a)/(b) (a)/(c) (d)/(b) (d)/(e) ( 人 ) (t) (t) (t) ( 千 円 ) ( 千 円 ) ( 円 / 人 ) ( 円 /t) ( 円 / 人 ) ( 円 /t) 1 福 島 県 郡 山 334,670 86,399 36,189 143,983 716,867 2,777,401 2,142 8,297 8,299 19,290 2 青 森 県 青 森 306,116 78,786 36,440 129,496 855,802 4,498,313 2,796 10,862 14,695 34,737 3 岩 手 県 盛 岡 292,487 68,098 37,515 120,258 754,474 2,269,874 2,580 11,079 7,761 18,875 4 長 野 県 長 野 385,765 84,303 36,854 141,989 961,556 3,761,233 2,493 11,406 9,750 26,490 5 栃 木 県 宇 都 宮 505,959 126,734 42,292 196,264 1,617,247 6,595,220 3,196 12,761 13,035 33,604 6 群 馬 県 前 橋 338,793 86,282 33,529 138,247 1,105,391 3,310,916 3,263 12,811 9,773 23,949 7 群 馬 県 高 崎 369,088 99,259 28,479 145,782 1,282,188 3,381,833 3,474 12,918 9,163 23,198 8 福 島 県 いわき 345,124 83,669 40,145 144,227 1,080,816 3,188,274 3,132 12,918 9,238 22,106 9 高 知 県 高 知 340,928 87,851 32,372 130,035 1,251,490 3,105,841 3,671 14,246 9,110 23,885 10 愛 知 県 岡 崎 365,518 82,129 26,769 140,770 1,185,927 9,612,254 3,245 14,440 26,298 68,283 38 長 崎 県 長 崎 446,660 110,192 38,129 165,427 2,874,729 7,391,822 6,436 26,088 16,549 44,683 39 兵 庫 県 尼 崎 460,917 107,540 52,863 178,735 2,859,040 5,765,852 6,203 26,586 12,510 32,259 40 大 阪 府 東 大 阪 488,396 108,876 80,499 211,695 3,080,991 3,471,235 6,308 28,298 7,107 16,397 41 奈 良 県 奈 良 368,648 60,522 38,470 114,599 2,310,639 5,451,564 6,268 38,178 14,788 47,571 中 核 (41 ) 平 均 411,105 95,850 39,247 155,685 1,787,817 5,466,416 4,297 18,733 13,311 35,620 奈 良 中 核 平 均 1,971 19,446 1,477 11,951 図 5 ごみ 収 集 運 搬 コスト 等 の 中 核 比 較 ( 補 足 2:ごみ 関 連 業 務 に 関 する 民 間 委 託 シミュレーション) 清 掃 部 門 のうち リサイクル 推 進 課 収 集 課 まち 美 化 推 進 課 環 境 清 美 工 場 の 全 ての 業 務 を 民 間 委 託 したと 仮 定 すると の 職 員 と 民 間 事 業 者 の 単 価 差 から 約 1,474,147 千 円 のコスト 削 減 効 果 が 見 込 まれる 一 方 で 現 実 的 な 施 策 として 今 後 10 年 間 の 段 階 的 な 民 間 委 託 スケジュールを 以 下 の ように 仮 定 し 加 えて 手 当 の 削 減 を 実 施 した 場 合 改 革 完 了 後 に 約 322,137 千 円 のコスト 削 減 効 果 が 期 待 できる H24 年 度 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 民 間 委 託 の 拡 大 リサイクル 推 進 課 業 務 民 間 委 託 拡 大 全 業 務 を 委 託 収 集 課 業 務 順 次 委 託 範 囲 を 拡 大 ( 作 業 1 係 単 位 ) 全 業 務 を 委 託 まち 美 化 推 進 課 業 務 直 営 を 継 続 環 境 清 美 工 場 クリーンセンター 建 設 計 画 の 進 捗 (ごみ 焼 却 施 設 の 移 転 )に 合 わせて 直 営 から 委 託 へ 移 行 新 組 織 業 者 監 督 担 当 係 住 環 境 課 を 設 置 手 当 の 削 減 時 間 外 勤 務 手 当 2 割 削 減 8 割 削 減 特 殊 勤 務 手 当 5 割 削 減 10 割 削 減 民 間 委 託 へ 向 けての 方 針 環 境 事 業 室 の 清 掃 職 員 の 退 職 者 は 当 面 不 補 充 として 段 階 的 に 民 間 委 託 を 拡 大 していく 環 境 事 業 室 の 清 掃 職 員 の 高 齢 化 に 鑑 み 大 型 ごみ 収 集 へ 人 員 を 集 約 していき 他 部 門 の 民 間 委 託 拡 大 を 進 める 勧 奨 退 職 制 度 の 見 直 しや 職 種 変 更 制 度 の 創 設 民 間 委 託 化 に 伴 う 業 者 監 督 担 当 組 織 などの 創 設 により 民 間 委 託 拡 大 を 促 進 する 図 6 民 間 委 託 の 机 上 検 証 結 果 サマリ 11

12 児 童 館 運 営 管 理 業 務 テーマ 事 務 事 業 児 童 館 運 営 管 理 業 務 人 工 18.0 人 年 担 当 課 子 ども 育 成 課 人 件 費 + 事 業 費 201,730 千 円 現 状 及 び 課 題 内 には 現 在 4 つの 児 童 館 が 存 在 しており 1 つの 児 童 館 につき 10 名 程 度 の 職 員 ( 正 規 職 員 嘱 託 職 員 など)が 職 務 にあたっているが 人 員 が 過 剰 であると 考 えられる また 放 課 後 事 業 が 中 心 になる 事 業 の 性 質 から 業 務 の 実 施 時 間 帯 に 偏 りがあり 午 前 中 は 特 に 人 員 が 過 剰 となっている 可 能 性 がある 平 成 21 年 度 の 事 業 仕 分 けにおいて 実 施 ( 民 間 委 託 を 拡 大 民 参 画 協 働 を 進 める) と いう 結 果 だったにも 関 わらず その 後 の 具 体 的 な 改 善 策 が 実 施 されていない 状 況 にある 現 状 コストの 人 工 は 4 児 童 館 の 定 員 18 名 参 考 事 例 東 京 都 大 田 区 では 厳 しい 財 政 状 況 の 中 で 児 童 館 事 業 に 対 するニーズに 迅 速 柔 軟 に 対 応 し 効 率 的 にサービスを 提 供 するために 平 成 25 年 から 民 間 委 託 を 実 施 する 方 針 を 決 定 した ( 1) 高 松 ではコミュニティ 協 議 会 を 指 定 管 理 者 とした 運 営 を 行 っており 利 用 者 数 の 増 加 地 域 住 民 との 協 働 といった 効 果 を 得 ている ( 2) 1:http://www.city.ota.tokyo.jp/oshirase/mokutekibetsu/kodomo/jidoukanjigyouminnkannitaku.html 2: http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/18560.html 13 バンビーホーム 運 営 管 理 業 務 テーマ 事 務 事 業 ハ ンヒ ーホーム 運 営 管 理 業 務 人 工 5.4 人 年 担 当 課 子 ども 育 成 課 人 件 費 + 事 業 費 525,683 千 円 現 状 及 び 課 題 バンビーホームは 42 施 設 あり 非 常 勤 嘱 託 職 員 138 名 と 臨 時 職 員 56 名 の 計 194 名 で 実 施 して いる 非 常 勤 嘱 託 職 員 と 臨 時 職 員 の 賃 金 が 学 童 保 育 運 営 事 業 にかかる 経 費 の 約 92%を 占 めている 現 在 の 運 用 状 況 について 担 当 課 より 以 下 のような 課 題 が 指 摘 されている 指 導 員 の 労 働 時 間 に 制 限 がありまた 時 間 外 勤 務 手 当 の 支 給 が 困 難 な 状 況 の 下 運 営 時 間 の 延 長 等 保 護 者 のニーズに 対 応 することが 困 難 指 導 員 退 職 等 に 伴 う 補 充 が 困 難 指 導 員 の 労 務 管 理 を 担 当 課 職 員 が 行 っており これらに 複 数 名 が 従 事 指 導 員 の 雇 用 が 一 年 更 新 であるものの 実 態 としては 身 分 保 障 がされているといえる ま た 各 人 の 自 己 責 任 意 識 が 低 くなるおそれがある 現 状 コストの 人 工 は 子 ども 育 成 課 放 課 後 児 童 育 成 係 ( 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 施 設 の 入 退 所 に 関 すること 除 く)5.4 名 12

参 考 事 例 平 成 23 年 度 の 厚 生 労 働 省 の 調 査 によると 放 課 後 児 童 クラブの 運 営 主 体 は 公 立 公 営 (40.8%) 公 立 民 営 (42.4%) 民 立 民 営 (16.8%)となっている ( 1) 門 真 など 全 ての 小 学 校 の 放 課 後 児 童 クラブの 運 営 を 委 託 している 例 もある ( 2) 1:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001s7i1.html 2:http://www.city.kadoma.osaka.jp//keikaku/jimuhyoka/2202zen/2009/sheet/proj/160911.html 14 営 住 宅 運 営 管 理 業 務 テーマ 事 務 事 業 営 住 宅 運 営 管 理 業 務 人 工 13.0 人 年 担 当 課 住 宅 課 人 件 費 + 事 業 費 191,071 千 円 現 状 及 び 課 題 奈 良 では 従 来 の ストック 総 合 活 用 計 画 に 基 づき 簡 易 耐 火 造 住 宅 200 棟 全 ての 建 替 を 目 標 に 進 めてきたが 財 源 問 題 もあり 予 定 どおりに 進 んでいない 平 成 22 年 度 末 時 点 で 半 分 以 上 の 棟 の 建 替 が 終 わっていない 状 況 そもそも 住 宅 需 要 も 勘 案 した 上 全 ての 建 替 が 必 要 なのかの 検 討 も 必 要 であり 実 際 の 建 替 に ついても PFI の 活 用 等 民 間 活 用 方 策 の 検 討 の 余 地 がある 公 営 住 宅 の 管 理 に 係 る 実 務 作 業 ( 手 続 対 応 や 住 民 との 交 渉 等 )が 大 きな 負 担 となっており 現 状 の 職 員 数 でも 手 一 杯 の 状 態 であり 職 員 がこれ 以 上 減 尐 すれば 対 応 できない 可 能 性 も 出 てく る 民 間 委 託 の 観 点 から 過 去 に 指 定 管 理 制 度 導 入 の 機 運 が 高 まったことがあったが 料 金 が 高 くなるのでは? 等 のイメージが 先 行 し 住 民 から 反 対 の 声 が 上 がった 結 果 実 現 できていな い 十 分 な 時 間 がない 中 での 説 明 不 足 が 主 因 であると 考 えられる 民 間 住 宅 を が 借 り 上 げ 家 賃 補 助 を 行 う 方 法 もあるが このスキームではこれまで 受 け 取 れて いた 補 助 金 が 受 け 取 れなくなる 等 の 理 由 で 話 は 進 んでいない コスト 面 でも 建 設 工 事 代 金 とい うイニシャルコストがかからないことは 確 かであるものの 更 新 費 用 は 逆 にかさみ シミュレーショ ン 上 は 財 政 負 担 が 重 くなるという 結 果 も 一 部 出 ている 民 間 活 用 の 際 は 詳 細 な 将 来 コストシミュ レーションが 不 可 欠 となる 現 状 コストの 人 工 は 住 宅 課 管 理 係 収 納 係 営 繕 係 13 名 参 考 事 例 横 浜 の 事 例 : 営 住 宅 において 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 している ( 1) 大 阪 府 の 事 例 : 民 間 活 力 を 活 かした 府 営 住 宅 整 備 手 法 として 様 々な 検 討 を 行 っている ( 2) 1:http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/housing/kanri/siteikanri2.html 2:http://www.pref.osaka.jp/jutaku/minkatu/ 13

15 図 書 館 運 営 管 理 業 務 テーマ 事 務 事 業 図 書 館 運 営 管 理 業 務 人 工 18.0 人 年 担 当 課 中 央 図 書 館 西 部 図 書 館 人 件 費 + 事 業 費 250,747 千 円 北 部 図 書 館 現 状 及 び 課 題 県 内 の 図 書 館 間 駅 前 の 返 却 ポスト 間 の 資 料 の 配 送 ( 車 の 運 転 )といった 業 務 まで の 職 員 が 担 当 している 事 業 仕 分 けを 受 けてその 提 言 通 りの 検 討 が 進 んでいる( 総 務 事 務 の 統 合 など)が 正 職 員 嘱 託 職 員 ともに 減 らしてきており 事 務 負 担 が 増 している 嘱 託 の 司 書 は 一 般 事 務 職 として 採 用 しているにもかかわらず 司 書 業 務 のみを 行 うという 意 識 が 強 い インターネットが 普 及 する 中 図 書 館 としては 高 度 なレファレンスサービスが 求 められてきており そうした 中 では 司 書 のレベルアップが 必 要 現 状 コストの 人 工 は 3 図 書 館 の 定 員 18 名 参 考 事 例 図 書 館 における 指 定 管 理 者 制 度 の 導 入 判 断 事 例 として 北 九 州 東 京 都 千 代 田 区 多 治 見 等 千 代 田 区 では 豊 富 な 文 化 資 源 への 入 り 口 案 内 役 としての 機 能 強 化 を 図 るべく 指 定 管 理 者 の 導 入 を 決 定 している( 1) 北 九 州 では 指 定 管 理 者 制 度 導 入 により 図 書 購 入 費 が 1 千 万 円 増 額 され 1 億 4 千 万 円 とな った これは 指 定 管 理 者 制 度 導 入 による 経 費 削 減 効 果 額 (5 千 9 百 万 円 )の 一 部 が 活 用 された ものと 考 えている また この 増 額 分 の 使 途 については 各 図 書 館 において 検 討 し ビジネス 支 援 コーナーの 設 置 等 地 域 の 課 題 解 決 型 図 書 館 づくりのための 経 費 として 有 効 活 用 している ( 2) 1:http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/1294217.htm 2:http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/houkoku/06040715/015.htm 16 窓 口 業 務 テーマ 事 務 事 業 窓 口 業 務 人 工 10.0 人 年 担 当 課 民 課 他 人 件 費 + 事 業 費 80,000 千 円 現 状 及 び 課 題 民 課 の 窓 口 対 応 の 件 数 は 1 日 約 500~850 件 戸 籍 については 平 成 24 年 度 11 月 に 新 システムが 導 入 される 予 定 であり 電 算 化 により 窓 口 対 応 に 必 要 となる 人 数 は 減 ることが 予 想 される 民 からの 電 話 対 応 は 主 に 民 課 では 総 務 係 が 対 応 しており 時 期 によっては 常 に 電 話 が 鳴 っ ている 状 況 14

現 在 定 型 的 な 窓 口 対 応 業 務 でも の 職 員 がベテラン 新 人 問 わず 対 応 している 現 在 の 窓 口 業 務 は 民 目 線 に 立 った 動 線 組 織 配 置 がなされているとはいえず ワンストップサ ービスが 実 現 できていない またその 点 で 民 からのクレームも 多 くなっている 今 後 民 間 委 託 を 検 討 実 現 する 上 で 個 人 情 報 保 護 機 密 情 報 管 理 が 担 当 課 の 大 きな 懸 念 材 料 となっている 現 状 コストの 人 工 は 民 課 の 窓 口 業 務 のみに 従 事 している 10 名 参 考 事 例 公 共 サービス 改 革 法 に 基 づく 窓 口 業 務 ( 特 定 公 共 サービス 窓 口 6 業 務 )の 民 間 委 託 事 例 として 守 谷 神 河 町 がある なお 公 共 サービス 改 革 法 に 基 づく 場 化 テストにより 公 務 員 が 配 置 されていない 出 張 所 等 においても 民 間 事 業 者 に 業 務 を 委 託 することが 可 能 となる ( 1) 大 野 城 では 総 合 窓 口 (まどかフロア)を 設 置 窓 口 では 受 付 席 入 力 席 審 査 認 定 席 を 分 離 し 受 付 席 と 入 力 席 を 民 間 委 託 職 員 とすることで の 職 員 が 審 査 業 務 に 集 中 することが 可 能 と なり 時 間 外 勤 務 が 減 尐 した ( 2) 1:http://www5.cao.go.jp/koukyo/chihou/chihou.html 2:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/nouritsu_koujyou/02gyosei04_03000022.html 17 その 他 テーマ 事 務 事 業 その 他 人 工 44.0 人 年 担 当 課 各 担 当 課 人 件 費 + 事 業 費 354,322 千 円 現 状 及 び 課 題 11~6 で 挙 げた 業 務 に 加 え 以 下 の 業 務 事 務 については 定 型 的 簡 便 的 な 業 務 ( 書 類 の 受 付 交 付 入 力 処 理 など)であること 既 に 委 託 を 実 施 している 事 例 や 業 務 実 施 可 能 な 事 業 者 が 存 在 すること 事 務 負 担 が 大 きいという 担 当 課 の 声 があがっていることなどから 民 間 委 託 を 検 討 すべきであると 考 えられる 各 税 証 明 書 発 行 業 務 ( ) 生 活 保 護 受 給 者 就 労 支 援 業 務 子 ども 手 当 関 係 業 務 ( ) 各 種 医 療 費 助 成 制 度 関 係 業 務 ( ) 後 期 高 齢 者 医 療 関 係 業 務 ( ) 国 民 健 康 保 険 関 係 業 務 ( ) スポーツ 振 興 センターに 対 する 保 険 業 務 公 用 車 の 運 転 及 び 管 理 に 関 する 業 務 住 民 票 戸 籍 謄 本 等 関 係 業 務 火 葬 予 約 受 付 業 務 ( ) 選 挙 に 関 する 業 務 15

税 等 の 収 納 に 関 する 業 務 各 種 支 払 通 知 書 納 付 書 等 各 種 文 書 の 収 受 発 送 業 務 ( )は 窓 口 業 務 を 含 む 参 考 事 例 上 記 業 務 のうち 特 に 各 種 証 明 書 発 行 業 務 収 納 業 務 後 期 高 齢 者 医 療 子 ども 手 当 国 民 健 康 保 険 等 に 係 る 業 務 については 人 材 派 遣 業 者 等 の 民 間 事 業 者 への 委 託 事 例 が 多 数 存 在 す る 3.3.2 2 間 接 業 務 に 関 する 課 題 21 物 品 管 理 調 達 事 務 テーマ 事 務 事 業 物 品 管 理 調 達 事 務 人 工 担 当 課 会 計 課 契 約 課 技 術 監 理 課 人 件 費 + 事 業 費 4,331,389 千 円 現 状 及 び 課 題 現 在 調 達 予 定 価 格 が 3 万 円 未 満 の 物 品 の 場 合 は 各 担 当 課 にて 調 達 事 務 を 実 施 している 3 万 円 未 満 の 物 品 が 占 める 割 合 は 件 数 ベースで 全 体 の 78.1%を 占 めており 実 際 の 事 務 の 大 半 を 担 当 課 が 実 施 しているといえる 各 課 ヒアリング 職 員 向 け 意 見 募 集 においても 物 品 調 達 事 務 の 負 担 軽 減 一 元 化 を 求 める 声 が 多 数 あった ただし 今 の 人 員 で 金 額 に 関 係 なく 全 課 の 調 達 を 会 計 課 で 実 施 するとした 場 合 リソー ス ノウハウ 的 に 困 難 であると 考 えられる 教 育 委 員 会 ( 小 学 校 幼 稚 園 )による 物 品 の 調 達 件 数 が 全 体 の 26.4%を 占 める( 金 額 ベー スでは 5.2%) 教 員 が 必 要 とするものを 直 接 業 者 に 発 注 している(20 万 円 未 満 であれば 1 社 に 発 注 して いる) 状 況 であり 調 達 を 取 りまとめて 現 物 で 配 分 するような 仕 組 みづくりができれば 事 務 作 業 量 を 減 らし コスト 削 減 効 果 が 見 込 めると 考 えられる 会 計 課 では 同 一 業 者 に 分 割 発 注 していないかという 観 点 のチェックはしているが 安 い 業 者 を 選 定 しているかどうかの 全 てのチェックは 実 務 的 に 出 来 ていない 状 況 80 万 円 以 上 の 物 品 工 事 の 入 札 は 契 約 課 にて 担 当 している 業 者 登 録 業 務 の 効 率 化 入 札 監 視 委 員 会 の 効 率 化 と 実 効 性 確 保 入 札 に 係 る 要 綱 の 整 備 など 実 務 的 な 課 題 も 多 数 存 在 する 技 術 監 理 課 にて 担 当 している 工 事 の 検 査 について チェックリストの 解 釈 が 異 なり 検 査 の 公 平 性 が 保 てていない 状 況 がある また 各 課 にて 実 施 することになっている 500 万 円 以 下 の 工 事 案 件 の 検 査 積 算 の 妥 当 性 チェックなどについても 適 正 に 実 施 できているかどうか 不 明 総 合 評 価 方 式 等 の 入 札 方 式 に 係 る 運 用 ルールが 整 備 されておらず 各 担 当 課 の 事 務 負 担 とな っている 現 状 コストの 金 額 は 節 名 需 用 費 の 総 計 16

参 考 事 例 下 記 補 足 資 料 参 照 ( 補 足 1: 民 間 企 業 における 調 達 業 務 改 善 手 法 ) 民 間 企 業 における 調 達 業 務 改 善 購 買 コスト 削 減 時 に 行 う 主 な 手 法 及 び 購 買 金 額 と 購 買 件 数 ( 数 量 )による 類 型 化 の 例 について 参 考 として 以 下 に 記 載 する 品 目 の 要 不 要 の 明 確 化 と 集 約 化 調 達 リスト 上 の 品 目 の 必 要 性 検 討 調 達 品 目 を 集 約 化 して 1 品 目 当 たりの 購 入 量 を 増 やし 購 入 単 価 の 低 減 と 業 務 効 率 化 を 図 る 重 複 品 目 同 等 品 目 類 似 品 目 等 を 省 き 全 社 的 に 調 達 品 目 を 絞 り 込 む 品 目 の 標 準 品 を 検 討 過 剰 品 質 物 品 サービスの 購 買 を 抑 制 するための 品 質 基 準 制 定 購 買 業 務 改 革 支 出 削 減 サプライヤー 調 達 部 門 の 集 約 化 サプライヤー 管 理 制 度 の 構 築 購 買 ナレッジの データベース 化 調 達 先 を 集 約 化 して 1 取 引 先 毎 の 取 引 量 を 上 げることで 交 渉 を 有 利 にし スケールメリットによ るコストダウンを 図 る 調 達 拠 点 を 集 約 化 し 同 じ 取 引 先 との 交 渉 は 代 表 窓 口 で 集 中 して 行 うことで 効 率 化 を 実 現 すと ともに 一 環 した 調 達 先 選 定 の 目 安 を 設 ける B2Bによる 入 札 の 検 討 サプライヤーとのリレーションを 強 化 し 双 方 の 改 善 につながる 施 策 を 実 行 することで 継 続 的 に 価 格 低 減 を 維 持 する ソーシングプロセス( 実 績 分 析 方 策 策 定 交 渉 評 価 発 注 等 )の 効 率 化 により 改 善 活 動 を 定 着 化 する 調 達 品 目 やサプライヤー 情 報 の 他 過 去 の 見 積 や 交 渉 履 歴 プロセスのガイドラインなどをデー タベースとして 蓄 積 し 担 当 者 間 で 共 有 化 する プ ロ セ ス 改 善 購 買 業 務 におけるプロセス 改 善 (マニュアル IT) マニュアルプロセスのIT 化 によるプロセス 工 数 の 削 減 購 買 データの ABC 分 析 購 買 金 額 順 購 買 数 量 順 平 均 単 価 順 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 類 層 別 化 1. 平 均 単 価 でABC 分 析 のA 区 分 をⅠ 類 とする 2. 平 均 単 価 のBC 区 分 を さらに 購 買 金 額 と 購 買 数 量 それぞれのABC 分 析 からⅡ 類 とⅢ 類 に 層 別 する 購 買 金 額 Ⅰ 類 : 高 額 な 都 度 購 買 型 総 額 は 高 額 だが 取 引 数 が 尐 ない 個 々の 購 買 内 容 を 吟 味 し 品 目 毎 の 個 別 管 理 や 購 買 部 門 の 集 約 化 等 によりコストダウンを 図 る Ⅲ 類 : 尐 額 な 簡 易 購 買 型 Ⅱ 類 : 総 合 計 で 高 額 な 単 価 契 約 購 買 型 総 額 が 高 額 で 取 引 数 も 多 い サプライヤー 購 買 部 門 品 目 の 集 約 化 や サプライヤーリレーションの 強 化 等 により コストダウンを 図 る 尐 額 で 件 数 も 尐 ない 又 は 尐 額 で 取 引 件 数 が 多 い サプライヤー 購 買 部 門 品 目 の 集 約 化 等 により コストダウンを 図 る 図 7 民 間 企 業 における 調 達 業 務 改 善 手 法 購 買 件 数 ( 数 量 ) ( 補 足 2: 教 育 現 場 における 調 達 業 務 改 善 事 例 ) 教 育 現 場 における 調 達 業 務 改 善 一 元 化 事 例 として 北 海 道 の 事 例 を 紹 介 する 北 海 道 が 契 約 する 道 立 学 校 用 の 物 品 購 入 契 約 事 務 担 当 部 署 は 一 部 の 物 品 を 除 き 平 成 22 年 17

4 月 より 各 道 立 学 校 ( 高 校 及 び 養 護 学 校 )から 渡 島 教 育 局 道 立 学 校 運 営 支 援 室 ( 以 下 支 援 室 )となっている 物 品 購 入 契 約 の 担 当 部 署 が 各 学 校 から 支 援 室 へ < 支 援 室 開 設 前 ( 平 成 22 年 3 月 31 日 以 前 )> 各 学 校 が 物 品 購 入 の 契 約 を 行 っていた < 支 援 室 開 設 後 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 以 降 )> 支 援 室 が 担 当 するもの 21 年 度 まで 学 校 が 行 ってきた 物 品 購 入 の 契 約 を 行 う 契 約 は 学 校 からの 物 品 購 入 依 頼 に 基 づき 支 援 室 で 入 札 見 積 合 わせ 定 時 見 積 等 により 行 う 定 時 見 積 の 参 加 者 申 込 みは 別 に 定 めている 競 争 入 札 参 加 資 格 のない 小 規 模 事 業 者 については 小 規 模 事 業 者 及 び 新 規 開 業 者 等 に 対 する 受 注 機 会 の 確 保 拡 大 のための 物 品 の 供 給 に 係 る 見 積 参 加 申 込 みの 取 扱 に ついて( 通 知 ) に 基 づき 見 積 参 加 の 申 込 書 の 提 出 を 受 け 付 けいている 契 約 発 注 に 関 する 問 い 合 わせを 支 援 室 で 受 け 付 けて いる 学 校 が 担 当 するもの 一 部 の 物 品 購 入 等 を 行 っている ( 例 ) 製 造 の 請 負 により 取 得 する 物 品 ( 印 刷 物 ゴム 印 等 ) 物 品 の 修 繕 改 造 売 払 借 入 及 び 交 換 緊 急 に 必 要 な 物 品 を 購 入 する 場 合 その 他 生 鮮 食 料 品 など 補 修 用 物 品 図 書 生 徒 保 護 者 の 個 人 的 負 担 になる 卒 業 アルバム 修 学 旅 行 給 食 ( 生 鮮 食 料 品 関 係 ) 実 習 補 助 教 材 テキストや 生 徒 制 服 体 操 着 実 習 服 等 の 学 校 指 定 品 関 係 については 各 学 校 で 調 達 している 取 引 業 者 各 学 校 一 部 の 物 品 購 入 3 納 品 2 見 積 契 約 支 援 室 ( 出 典 ): 北 海 道 教 育 庁 渡 島 教 育 局 道 立 学 校 運 営 支 援 室 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/oky/douritsugakkou_shiensh itsu.htm 図 8 教 育 現 場 における 調 達 業 務 改 善 事 例 22 総 務 事 務 テーマ 事 務 事 業 総 務 事 務 人 工 3.9 人 年 担 当 課 会 計 課 人 事 課 人 件 費 + 事 業 費 31,200 千 円 ( 人 件 費 のみ) 現 状 及 び 課 題 旅 費 旅 費 請 求 書 について 旅 行 の 専 門 ではない 会 計 課 がチェックしており 旅 費 請 求 書 のチェックに かけるコストは 膨 大 民 間 委 託 の 話 が 出 るものの 具 体 的 な 検 討 までには 至 っていない 現 在 は 所 管 課 会 計 課 双 方 でチェックしている 状 況 であるが 会 計 課 のチェックで 誤 りが 検 出 さ れるケースが 多 い 仮 に 所 管 課 の 責 任 に 下 ろしても 所 管 課 で 十 分 な 知 識 を 持 ってチェックで きる 職 員 がいないため 毎 月 の 会 計 課 の 監 査 で 結 局 指 摘 を 受 けることになってしまう 懸 念 があ る 給 与 計 算 システム 上 の 理 由 で 非 常 勤 職 員 の 給 与 計 算 は 各 課 で 取 りまとめて 行 い 会 計 課 にてチェックして いるが 各 課 会 計 課 ともに 事 務 負 担 が 大 きい ( 会 計 課 で 出 勤 簿 に 適 切 な 押 印 があるか 等 再 チ ェックした 上 で 処 理 している) 各 課 ヒアリング 職 員 向 け 意 見 募 集 においても 旅 費 事 務 及 び 非 常 勤 職 員 の 給 与 計 算 の 事 務 18

負 担 軽 減 一 元 化 を 求 める 声 があった 定 例 支 払 業 務 光 熱 水 費 等 ( 電 気 ガス 水 道 郵 便 料 金 リース 料 金 )の 支 払 について 口 座 振 替 によりコスト 削 減 できる 余 地 が 大 きいと 考 えられる 現 状 コストの 人 工 は 1 件 当 たりの 所 要 時 間 ( 旅 費 :30 分 光 熱 水 費 等 :20 分 ) 年 間 件 数 ( 同 :9,600 件 8,200 件 )として 計 算 給 与 計 算 については 合 理 的 に 見 積 もることが 困 難 なため 人 工 の 対 象 外 とした( 対 象 となる 人 数 は 1,350 人 分 ) 参 考 事 例 静 岡 県 では 平 成 14 年 度 に 全 国 に 先 駆 けて 総 務 事 務 センターを 設 置 し 各 種 手 当 認 定 の 前 処 理 時 間 外 勤 務 特 殊 勤 務 手 当 の 実 績 集 計 旅 費 支 出 の 前 処 理 支 出 帳 票 作 成 等 の 業 務 を 一 括 化 かつ 民 間 委 託 を 実 施 している ( 1) 総 務 事 務 の 集 中 化 及 びアウトソーシングにより 平 成 18 年 までに 65 人 の 職 員 削 減 年 間 約 5.6 億 円 の 経 費 削 減 効 果 を 生 んでいる ( 2) 1:http://www.pref.shizuoka.jp/suitou/shuchu.html 2:http://www.soumu.go.jp/iken/kenkyu/pdf/chihou_01_sa01.pdf 23 情 報 システム 最 適 化 テーマ 事 務 事 業 情 報 システム 最 適 化 人 工 6.0 人 年 担 当 課 情 報 政 策 課 他 人 件 費 + 事 業 費 1,052,768 千 円 現 状 及 び 課 題 システム 対 応 となっておらず 手 作 業 となっている 業 務 があることや データが 分 散 あるいは 連 携 し ていないことなど 情 報 システムが 業 務 効 率 化 に 十 分 に 寄 与 していない 各 課 ヒアリング 職 員 向 け 意 見 募 集 においても 情 報 システムへの 不 満 改 善 を 求 める 声 が 多 数 あった ( 職 員 向 け 意 見 募 集 では 全 体 の 約 14%) システムの 運 用 保 守 費 用 人 工 も 高 くなっている ホストを 含 む 庁 内 のクライアントサーバーシス テム 全 体 で 年 間 約 10 億 円 の 維 持 管 理 費 用 が 発 生 またホストについては 過 去 に 職 員 が 自 ら 開 発 している 経 緯 もあり 外 部 SE に 委 託 しているもの の いまだに 職 員 が 運 用 処 理 事 務 をしている 状 況 現 状 コストの 人 工 は 情 報 政 策 課 情 報 処 理 係 における 定 員 数 また 金 額 はホストを 含 む 庁 内 基 幹 業 務 で 最 適 化 対 象 となった 48 業 務 に 係 る 年 間 運 用 費 用 のみ 参 考 事 例 自 治 体 EA 事 業 に 取 り 組 んだ 川 口 の 事 例 が 有 名 で 費 用 の 低 減 とマルチベンダー 化 の 効 果 は 顕 著 ( 1) 北 九 州 を 初 めとして 町 田 などで 仮 想 化 によるサーバー 統 合 運 用 一 元 化 による 効 果 を 上 げ ている 19

平 成 23 年 度 に 入 り 足 立 区 がプライベートクラウド 構 築 のための 共 通 基 盤 を 自 主 設 計 し 最 初 の アプリケーションとして 人 事 給 与 システムの 調 達 を 行 った 1:http://www.city.kawaguchi.lg.jp/kbn/04150006/04150006.html 24 業 務 マニュアル 整 備 テーマ 事 務 事 業 業 務 マニュアル 整 備 人 工 不 明 担 当 課 全 課 人 件 費 + 事 業 費 不 明 現 状 及 び 課 題 業 務 マニュアルの 整 備 が 各 課 各 担 当 者 任 せとなっており 全 庁 的 に 整 備 する 体 制 となっていな い その 結 果 異 動 時 の 引 継 ぎ 新 任 者 の 業 務 の 習 熟 日 常 の 業 務 実 施 のために 膨 大 なコスト( 時 間 外 勤 務 含 め)が 発 生 していると 考 えられる 業 務 マニュアルの 整 備 状 況 等 について 各 課 に 調 査 を 実 施 したところ 以 下 のような 結 果 が 得 られ た 特 定 の 職 員 しかノウハウを 持 たない 業 務 があり 担 当 者 不 在 や 人 事 異 動 等 で 支 障 をきた すことが よくある ときどきある と 回 答 した 課 が 全 体 の 74.1% 業 務 マニュアルの 整 備 ノウハウの 共 有 によって 業 務 効 率 の 向 上 ( 所 要 時 間 の 削 減 等 )を はかることができる 業 務 が たくさんある いくつかある と 回 答 した 課 が 全 体 の 57.1% 現 在 存 在 する 業 務 マニュアル 数 は 1 課 当 たり 平 均 2.1 となっている 以 上 から 属 人 的 な 業 務 遂 行 の 防 止 や 業 務 効 率 の 向 上 のために 業 務 マニュアル 整 備 の 必 要 性 は 高 いと 考 えられる また 業 務 マニュアルは 今 後 の 業 務 改 善 民 間 委 託 の 検 討 BCP(Business Continuity Plan: 災 害 や 事 故 発 生 時 の 事 業 継 続 計 画 ) 検 討 コールセンターへの 問 い 合 わせ 対 応 等 の 基 礎 資 料 と なるため 逆 にこうした 資 料 がないと 十 分 な 検 討 を 実 施 することが 出 来 ない 参 考 事 例 交 野 が 基 幹 系 業 務 の 見 える 化 を 行 い それを 業 務 マニュアルとして 整 備 札 幌 ( 住 民 記 録 系 ) 横 浜 ( 福 祉 系 )が 産 業 技 術 総 合 研 究 所 のフレームワークを 使 って 業 務 を 記 述 それに 基 づきアプリケーションを 構 築 中 大 野 城 は 福 祉 介 護 の 全 412 業 務 を 見 える 化 し 職 員 で 業 務 改 善 を 実 施 している( 1) 1: 月 刊 LASDEC 平 成 22 年 8 月 号 25 電 話 対 応 業 務 テーマ 事 務 事 業 電 話 対 応 業 務 人 工 37.5 人 年 担 当 課 全 課 (コールセンターは 広 報 人 件 費 + 事 業 費 300,000 千 円 20

広 聴 課 ) ( 人 件 費 のみ) 現 状 及 び 課 題 民 からの 電 話 対 応 業 務 に 大 きな 事 務 量 が 割 かれている 課 が 多 い ( 例 ) 道 路 の 陥 没 修 繕 や 延 長 等 の 要 望 (1 日 約 100 件 ) 有 害 害 虫 に 係 る 問 い 合 わせ( 年 間 約 400 件 ) 放 置 自 転 車 に 係 る 住 民 からのクレーム 手 続 き 等 に 関 する 民 課 への 問 い 合 わせ 街 路 灯 設 置 の 要 望 ゴミ 収 集 に 関 する 問 い 合 わせ 要 望 コールセンターが 設 置 されているが 代 表 電 話 や 直 通 電 話 に 比 べるとコール 数 は 著 しく 尐 ない 状 況 にある(コールセンターのコール 数 を 1 とするとそれ 以 外 が 10~20) またコールセンターに 入 電 があったとしても そのまま 担 当 課 に 取 り 次 ぐだけの 場 合 も 多 い 一 般 的 にコールセンターは 独 立 型 と 電 話 交 換 一 体 型 が 存 在 し 現 在 の 奈 良 は 前 者 とな っている それぞれにメリット デメリットが 存 在 するが 職 員 の 負 担 軽 減 コスト 削 減 という 意 味 で は 電 話 交 換 一 体 型 に 向 けて 検 討 を 進 めていくべきであると 考 える 現 状 コストの 人 工 は 担 当 課 への 入 電 数 :( 代 表 電 話 :2,000+ダイヤルイン:1,600 件 /1 日 ) 1 件 当 たりの 対 応 時 間 :5 分 240 日 として 計 算 参 考 事 例 独 立 型 の 事 例 として 札 幌 熊 本 など 電 話 交 換 一 体 型 の 事 例 として 宮 崎 長 崎 倉 敷 大 野 城 など 大 野 城 の 事 例 では 平 成 19 年 11 月 からコールセンターの 本 格 運 用 を 始 め 平 成 23 年 3 月 の 実 績 では 一 次 回 答 率 (コールセンターで 回 答 し 電 話 が 完 結 した 率 )が 平 日 43.5% 休 日 86.9%と 大 きく 効 果 を 上 げている また 一 次 回 答 率 を 上 げるために 準 備 する FAQ が 業 務 の 見 える 化 と ナレッジの 蓄 積 に 繋 がり オペレータの 回 答 履 歴 は 民 の 声 としても 使 うことができ 多 重 の 効 果 を 得 ている 3.3.3 3 人 件 費 人 事 制 度 に 関 する 課 題 31 特 殊 勤 務 手 当 テーマ 事 務 事 業 特 殊 勤 務 手 当 人 工 担 当 課 人 事 課 人 件 費 + 事 業 費 297,019 千 円 現 状 及 び 課 題 特 殊 勤 務 手 当 の 種 類 が 30 種 類 ( 水 道 局 の 2 種 類 除 く)と 近 畿 圏 の 中 核 と 比 較 しても 多 くなっ ている 特 に 清 掃 部 門 職 員 に 対 して 支 給 される 特 殊 勤 務 手 当 は 清 掃 勤 務 手 当 美 化 清 掃 業 務 手 21

当 廃 棄 物 等 処 理 作 業 手 当 大 型 ごみ 業 務 手 当 廃 棄 物 等 現 場 指 導 業 務 手 当 動 物 死 体 収 集 作 業 手 当 過 重 作 業 手 当 し 尿 処 理 作 業 手 当 と 8 種 (ただし 平 成 22 年 度 のし 尿 処 理 作 業 手 当 の 支 給 実 績 無 し)あり 近 畿 圏 の 中 核 (1~3 種 )と 比 較 しても 多 い 特 殊 勤 務 手 当 支 給 額 の 内 訳 をみると トップ 10 の 課 で 全 体 の 92.5%を 占 めており そのうち 清 掃 関 連 の 課 が 72.6%を 占 めている 通 常 の 業 務 に 関 連 する 手 当 については 見 直 し( 廃 止 もしくは 減 額 )の 必 要 がある 参 考 事 例 下 記 補 足 資 料 参 照 ( 補 足 1: 特 殊 勤 務 手 当 数 の 他 自 治 体 比 較 ) 特 殊 勤 務 手 当 の 種 類 数 について 近 隣 自 治 体 との 比 較 を 実 施 した その 結 果 下 表 の とおり 特 殊 勤 務 手 当 全 体 においても 清 掃 部 門 における 手 当 数 においても 他 自 治 体 より 種 類 数 が 多 くなっていることがわかる 町 村 名 特 殊 勤 務 手 当 数 ( 水 道 局 除 く) うち 清 掃 部 門 清 掃 部 門 特 殊 勤 務 手 当 名 称 奈 良 30 種 類 8 種 類 高 槻 9 種 類 3 種 類 清 掃 勤 務 手 当 美 化 清 掃 業 務 手 当 廃 棄 物 等 処 理 作 業 手 当 大 型 ごみ 業 務 手 当 廃 棄 物 等 現 場 指 導 業 務 手 当 動 物 死 体 収 集 作 業 手 当 過 重 作 業 手 当 し 尿 処 理 作 業 手 当 ( 平 成 22 年 度 実 績 無 し) 感 染 症 防 除 等 業 務 従 事 手 当 清 掃 業 務 従 事 手 当 浄 化 槽 調 査 業 務 従 事 手 当 東 大 阪 20 種 類 1 種 類 清 掃 作 業 手 当 大 津 23 種 類 2 種 類 清 掃 作 業 等 手 当 動 物 死 体 収 集 作 業 手 当 西 宮 27 種 類 2 種 類 病 原 動 物 駆 除 作 業 従 事 手 当 し 尿 処 理 作 業 従 事 手 当 尼 崎 19 種 類 2 種 類 清 掃 作 業 手 当 汚 物 処 理 現 場 作 業 手 当 姫 路 33 種 類 3 種 類 滞 納 整 理 業 務 手 当 犬 猫 等 処 理 業 務 手 当 清 掃 業 務 手 当 和 歌 山 15 種 類 2 種 類 生 活 環 境 業 務 手 当 用 地 交 渉 等 特 殊 業 務 手 当 ( 出 典 ): 奈 良 平 成 22 年 奈 良 の 給 与 定 員 管 理 等 について 各 平 成 22 年 給 与 定 員 管 理 等 について 図 9 特 殊 勤 務 手 当 数 の 他 自 治 体 比 較 ( 補 足 2: 特 殊 勤 務 手 当 の 課 別 / 手 当 別 内 訳 ) 平 成 22 年 度 支 給 実 績 ベースで 特 殊 勤 務 手 当 の 課 別 及 び 課 手 当 別 のトップ 10 は 以 下 の 通 りとなっており トップ 10 の 課 で 支 給 総 額 に 占 める 割 合 が 92.5% トップ 10 の 課 手 当 で 76.9%を 占 めている 22

順 位 課 支 給 額 割 合 1 収 集 課 116,357,300 39.17% 2 消 防 局 53,003,130 17.85% 3 リサイクル 推 進 課 47,248,900 15.91% 4 環 境 清 美 工 場 27,814,154 9.36% 5 まち 美 化 推 進 課 22,508,890 7.58% 6 土 木 管 理 センター 2,087,100 0.70% 7 土 地 改 良 清 美 事 務 所 1,817,094 0.61% 8 大 宮 保 育 園 1,357,150 0.46% 9 右 京 保 育 園 1,338,750 0.45% 10 辰 保 育 園 1,328,000 0.45% 計 274,860,468 92.5% 順 位 課 手 当 支 給 額 割 合 1 収 集 課 過 重 作 業 手 当 83,165,000 28.00% 2 リサイクル 推 進 課 過 重 作 業 手 当 37,519,000 12.63% 3 収 集 課 廃 棄 物 等 処 理 作 業 手 当 29,449,000 9.10% 4 消 防 局 危 険 手 当 19,128,000 6.44% 5 まち 美 化 推 進 課 大 型 ごみ 業 務 手 当 12,790,500 4.31% 6 環 境 清 美 工 場 廃 棄 物 等 処 理 作 業 手 当 11,081,004 3.73% 7 消 防 局 消 防 夜 間 業 務 手 当 10,341,000 3.48% 8 消 防 局 年 末 年 始 勤 務 手 当 10,238,400 3.45% 9 消 防 局 救 急 手 当 8,686,650 2.92% 10 環 境 清 美 工 場 過 重 作 業 手 当 8,541,000 2.88% 計 230,939,554 76.9% 図 10 特 殊 勤 務 手 当 支 給 額 トップ 10( 課 別 課 手 当 別 ) 32 時 間 外 勤 務 手 当 テーマ 事 務 事 業 時 間 外 勤 務 手 当 人 工 担 当 課 人 事 課 人 件 費 + 事 業 費 1,252,845 千 円 現 状 及 び 課 題 一 般 行 政 職 の 一 人 当 たり 平 均 時 間 外 勤 務 手 当 額 は 477 百 円 となっており 近 畿 圏 の 中 核 の 中 では 姫 路 大 津 に 次 いで 多 くなっている 超 過 手 当 額 ( 残 業 時 間 数 )が 多 い 原 因 としては 業 務 量 の 多 寡 が 想 定 されるが 業 務 マニュアル 等 の 整 備 をしている 部 署 が 尐 なく 各 部 署 における OJT や 各 担 当 職 員 個 人 の 経 験 や 努 力 に 依 存 している 状 況 が 考 えられる またそれ 以 外 にも 間 接 業 務 コストが 高 いこと 仕 事 の 見 直 しや 改 善 ( 仕 事 そのものの 必 要 性 や の 職 員 が 実 施 する 必 要 性 等 )が 十 分 行 われていないこと 等 といった 要 因 も 考 えられる 残 業 の 開 始 時 間 が 実 態 と 合 っていない 点 や 管 理 職 による 部 下 の 残 業 管 理 が 不 十 分 な 点 など 残 業 の 運 用 ルール 自 体 にも 見 直 しの 余 地 があると 考 えられる の 財 政 の 面 からも 職 員 の 身 体 精 神 的 な 健 康 面 からも 時 間 外 勤 務 時 間 数 削 減 が 急 務 であ る 参 考 事 例 残 業 時 間 の 削 減 の 事 例 として 神 奈 川 県 では 知 事 が 残 業 ゼロ 革 命 に 取 り 組 むことを 宣 言 し やってはいけない 仕 事 のやり 方 事 例 集 の 作 成 予 算 編 成 人 事 等 に 関 する 庁 内 への 照 会 やヒ アリングについて 全 庁 的 な 業 務 量 軽 減 の 観 点 から 見 直 しを 実 施 管 理 監 督 者 のタイムマネジメ ント 能 力 の 向 上 等 の 施 策 を 実 施 している ( 1) 1: http://www.pref.kanagawa.jp/press/0910/025/index.html ( 補 足 1:1 人 当 たり 時 間 外 勤 務 手 当 月 額 の 他 自 治 体 比 較 ) 奈 良 の 一 般 行 政 職 の 一 人 当 たり 平 均 時 間 外 勤 務 手 当 額 は 477 百 円 となっており 近 畿 圏 の 中 核 の 中 では 姫 路 大 津 に 次 いで 多 くなっている 23

1人当たり平均時間外手当月額 一般行政職 百円 1人当たり平均時間外手当月額 全職種 700 640 600 500 483 477 400 343 300 465 461 398 413 338 238 294 241 267 177 159 200 301 275 59 56 100 0 奈 良 高 槻 大 津 東 大 阪 西 宮 尼 崎 姫 路 和 歌 山 指 定 都 都 道 府 県 単位 百円 奈良 高槻 東大阪 1人当たりの平均月 額 一般行政職 477 238 59 483 465 159 640 294 1人当たりの平均月 額 全職種 343 267 56 398 338 177 461 241 区分 大津 西宮 尼崎 姫路 和歌山 275 指定都 都道府 県 413 301 出典 平成22年地方公務員給与の実態 総務省 図 11 1 人当たり時間外勤務手当月額の他自治体比較 補足② 課別残業時間集計 平成 22 年度実績ベースでの課別1人当たりの残業時間トップ 30 は以下の通りとなって おり いわゆる官房系 間接業務系の部署と 福祉関連の業務を所管する課が多くみられ る 単位 順位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 課名 財政課 観光交流課 民税課 秘書課 政策調整室 選挙管理委員会事務局 企画政策課 保健所等複合施設準備室 保護第一課 障がい福祉課 人事課 交通政策課 文書法制課 行政経営課 観光企画課 学校教育課 子育て課 JR奈良駅周辺開発事務所 道路維持課 横井人権文化センター 学務課 環境清美工場 住宅課 保護第二課 保育課 情報政策課 生涯学習課 教育センター準備室 建築指導課 古人権文化センター 時間 人 人 人 合計 職員数 管理職数 一般職員 11860 7189 19063 4383 1179 2965 3902 487 13038 11567 7571 2836 5920 2594 1702 1275 6325 2699 4141 371 3329 18919 6321 9807 5939 5505 2959 634 5314 1233 12 14 31 10 3 8 11 3 30 28 19 8 15 9 7 6 18 10 16 1 12 57 22 30 24 19 12 4 21 5 2 4 2 3 1 2 3 2 3 4 3 2 2 3 3 3 3 3 5 0 3 5 4 2 7 3 3 2 4 1 図 12 課別残業時間トップ 30 24 10 10 29 7 2 6 8 1 27 24 16 6 13 6 4 3 15 7 11 1 9 52 18 28 17 16 9 2 17 4 時間 1人あたり 年間 月間 1186.0 718.9 657.3 626.1 589.5 494.2 487.8 487.0 482.9 482.0 473.2 472.7 455.4 432.3 425.5 425.0 421.7 385.6 376.5 371.0 369.9 363.8 351.2 350.3 349.4 344.1 328.8 317.0 312.6 308.3 98.8 59.9 54.8 52.2 49.1 41.2 40.6 40.6 40.2 40.2 39.4 39.4 37.9 36.0 35.5 35.4 35.1 32.1 31.4 30.9 30.8 30.3 29.3 29.2 29.1 28.7 27.4 26.4 26.0 25.7 日 参考 年次取得 1人あたり 総日数 37 81 260 92 28 45 97 5 290 250 131 28 173 50 44 35 157 109 224 17 72 856 185 387 170 138 97 30 269 51 3.1 5.8 8.4 9.2 9.3 5.6 8.8 1.7 9.7 8.9 6.9 3.5 11.5 5.6 6.3 5.8 8.7 10.9 14.0 17.0 6.0 15.0 8.4 12.9 7.1 7.3 8.1 7.5 12.8 10.2

33 その 他 人 事 制 度 関 連 テーマ 事 務 事 業 その 他 人 事 制 度 関 連 人 工 担 当 課 人 事 課 人 件 費 + 事 業 費 209,039 千 円 現 状 及 び 課 題 給 与 水 準 について 平 均 給 料 月 額 と 諸 手 当 ( 期 末 勤 勉 手 当 退 職 手 当 除 く)の 合 計 である 平 均 給 与 月 額 は 一 般 行 政 職 では 中 核 平 均 と 比 較 して 約 4 万 円 高 くなっている 平 均 給 料 月 額 は 近 畿 圏 の 中 核 および 中 核 平 均 と 同 等 水 準 もしくは 低 いことから 諸 手 当 の 支 給 額 が 他 よりも 高 いと 推 察 される また 技 能 職 員 の 中 では 清 掃 部 門 職 員 の 平 均 給 与 月 額 が 518,317 円 と 近 畿 圏 の 他 と 比 較 し ても 高 くなっている わたり 継 ぎ 足 し について 総 務 省 から 改 善 するよう 指 導 を 受 けている その 他 手 当 について 特 殊 勤 務 手 当 時 間 外 勤 務 手 当 以 外 で 見 直 す 余 地 がある 手 当 としては 住 居 手 当 ( 持 ち 家 分 )が 考 えられる 職 種 体 系 について 職 種 により 実 施 できる 職 務 が 限 定 されており かつその 職 務 の 業 務 量 が 減 っている あるいは 無 くなっている 場 合 人 材 にムダが 生 じてしまう どの 課 も 人 手 が 足 りていないと 声 を 上 げている 状 況 であり 現 行 の 職 種 制 度 が 人 材 の 有 効 活 用 の 妨 げとなっていると 考 えられる 職 員 の 健 康 管 理 について 心 の 病 を 原 因 とした 休 職 が 近 年 増 加 している 職 員 の 健 康 管 理 のための 専 門 職 が 十 分 に 確 保 さ れていない 現 状 コストの 事 業 費 は 住 居 手 当 の 総 額 参 考 事 例 給 与 水 準 その 他 手 当 については 下 記 補 足 資 料 参 照 職 種 変 更 制 度 について 明 石 では 平 成 17 年 度 から 技 能 労 務 職 から 事 務 職 への 変 更 を 制 度 化 し 計 48 名 を 行 政 職 場 に 配 置 した ( 1) 1: http://www.soumu.go.jp/iken/pdf/070328_6_6.pdf ( 補 足 1: 人 件 費 総 額 費 目 別 の 他 自 治 体 比 較 ) 奈 良 の 全 歳 出 に 占 める 人 件 費 の 割 合 は 下 表 の 通 り 中 核 40 団 体 平 均 と 比 較 しても 突 出 して 高 くなっており その 内 訳 要 因 をみると 基 本 給 特 殊 勤 務 手 当 時 間 外 勤 務 手 当 ( 時 間 外 勤 務 手 当 )の 3 点 となっている 25

一 1 2 3 4 議員報酬 手当 委員等報酬 町村長等 特別職の給与 職員給 (1) 団体名 人件費 A 歳出額 奈良 B 歳出総額に占める 割合 奈良 C 歳出総額に占める 割合 中核平均 B C 基本給 (2) 基本給内訳 (イ) (ア) 給料 (ウ) 扶養手当 (ア) その他の手当 地域手当 住居手当 27,901,568 405,723 153,496 57,617 19,522,817 12,404,459 11,039,417 340,203 1,024,839 7,118,358 219,400 21.9% 0.3191% 0.1207% 0.0453% 15.3529% 9.7550% 8.6815% 0.2675% 0.8059% 5.5979% 0.1725% 17.8% 0.3174% 1.0521% 0.0558% 11.5576% 7.5565% 7.0667% 0.2172% 0.2953% 3.9977% 0.1522% 4.1 0.0017 0.9314 0.0105 3.7953 2.1985 1.6148 0.0503 0.5107 1.6002 0.0204 図 13 人件費総額 費目別内訳の他自治体比較7 職員給内訳 本給内訳 (イ) 扶養手当 (2) (ウ) 地域手当 (ア) その他の手当 (イ) 住居手当 (ウ) 通勤手当 (エ) 単身赴任手当 (オ) 特殊勤務手当 (カ) 時間外勤務手当 その他の手当内訳 (キ) 管理職員 特別勤務手当 宿日直手当 (ク) (ケ) (コ) (サ) (シ) (ス) 休日勤務手当 管理職手当 期末勤勉手当 寒冷地手当 児童手当 その他 340,203 1,024,839 7,118,358 219,400 295,568 492 295,535 936,259 563 5,684 223,035 341,818 4,675,864 0.2675% 0.8059% 5.5979% 0.1725% 0.2324% 0.0004% 0.2324% 0.7363% 0.0004% 0.0045% 0.1754% 0.2688% 3.6771% 0.2172% 0.2953% 3.9977% 0.1522% 0.1533% 0.0012% 0.0559% 0.4608% 0.0015% 0.0069% 0.1073% 0.2077% 2.7576% 0.0503 0.5107 1.6002 0.0204 0.0791 0.0009 0.1765 0.2755 0.0011 0.0024 0.0681 0.0611 0.9195 0.0798% 62,210 61,930 0.0489% 0.0487% 0.0495% 0.0293% 0.0006 0.0194 図 14 人件費総額 費目別内訳の他自治体比較 その他手当内訳 補足② 給与水準比較の他自治体比較 他自治体との給与水準比較について 以下の表を参照 円 平均給料月額 一般行政職 平均給与月額 一般行政職 500,000 単位 円 400,000 区分 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額 国ベース 技 平均年齢 能 平均給料月額 職 平均給与月額 一 般 行 政 職 300,000 200,000 100,000 員 全 平均給与月額 体 国ベース 0 奈 良 円 600,000 高 槻 東 大 阪 大 津 西 宮 尼 崎 姫 路 平均給料月額 清掃職員 和 歌 山 国 中 核 清 掃 職 員 平均給与月額 清掃職員 学 校 給 食 員 500,000 400,000 用 務 員 300,000 200,000 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額 国ベース 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額 国ベース 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額 国ベース 奈良 高槻 東大阪 大津 44.9歳 341,192 472,595 44.4歳 319,062 439,055 44.1歳 346,978 413,882 405,245 47.1歳 312,099 451,118 44.3歳 319,871 419,627 363,424 381,080 374,272 46.3歳 317,030 518,317 49歳 362,054 494,756 47.8歳 349,299 435,094 373,940 433,477 50.6歳 305,471 354,894 37.4歳 256,629 314,400 347,602 306,593 49.4歳 321,320 394,037 52.7歳 393,923 472,686 359,187 461,150 姫路 和歌山 国 43.6歳 41.9歳 339,137 325,579 417,429 42.9歳 340,248 430,115 424,860 391,256 378,784 395,666 386,764 45.7歳 333,716 422,968 40.8歳 298,300 394,284 46歳 49.3歳 293,400 284,514 363,400 46.8歳 333,287 394,261 382,762 329,258 318,800 363,261 43.4歳 343,318 469,324 39.8歳 296,000 444,786 43歳 299,900 404,800 399,310 401,399 333,797 331,700 49.5歳 272,075 312,481 47.4歳 321,163 360,565 39.2歳 276,800 306,162 51歳 272,200 290,800 306,781 355,392 294,415 285,700 50.7歳 333,009 388,564 50歳 336,793 385,341 44.9歳 321,700 364,097 49歳 310,900 345,700 375,631 381,212 348,712 336,500 414,356 48.9歳 328,659 411,163 45.3歳 362,886 438,297 322,291 100,000 0 奈 良 高 槻 東 大 阪 大 津 西 宮 尼 崎 姫 路 和 歌 山 出典 奈良 平成22年奈良の給与 定員管理等について 各 給与 定員管理等について 図 15 平均給料月額の他自治体比較 7 総務省 平成21年度 町村別決算状況調 (4) 性質別歳出内訳 を加工して作成 26 中核 42.6歳 347,500 465,234 39.5歳 331,517 430,830 尼崎 46.1歳 353,377 448,795 40.3歳 298,862 42.8歳 340,318 474,391 西宮 臨時

3.3.4 4 予 算 決 算 (PDCA サイクル)に 関 する 課 題 41 予 算 編 成 行 政 評 価 テーマ 事 務 事 業 予 算 編 成 行 政 評 価 人 工 不 明 担 当 課 財 政 課 行 政 経 営 課 人 件 費 + 事 業 費 不 明 現 状 及 び 課 題 行 政 評 価 のツールである 施 策 評 価 シートの 意 義 やデータの 計 算 方 法 記 載 方 法 が 各 課 に 十 分 理 解 されていない また 施 策 評 価 シートに 全 ての 事 業 が 網 羅 されておらず 人 工 だけが 発 生 す る 事 業 や 間 接 業 務 も 記 載 されていないため 全 ての 支 出 情 報 が 捕 捉 されていない 結 果 として 予 算 が 一 件 ごとの 個 別 査 定 方 式 とならざるをえず 要 求 側 査 定 側 双 方 にとって 事 務 負 担 が 大 きい 特 に 財 政 課 の 時 間 外 勤 務 は 1 人 当 たり 年 間 1,186 時 間 となっており どの 課 よ りも 多 くなっている 各 課 ヒアリング 職 員 向 け 意 見 募 集 においても 予 算 編 成 事 務 負 担 の 軽 減 予 算 の 枠 配 分 など を 求 める 声 が 多 数 あった 参 考 事 例 豊 橋 においては 予 算 要 求 時 に 評 価 結 果 と 予 算 要 求 の 関 連 を 示 した 調 書 を 作 成 政 策 担 当 部 局 長 に 配 分 する 予 算 要 求 枠 を 経 常 経 費 予 算 のほか 事 業 予 算 にも 拡 大 評 価 予 算 の 計 画 における 事 業 単 位 を 一 致 させるなど 枠 配 分 予 算 及 び 行 政 評 価 と 予 算 編 成 のリンクを 実 現 し ている ( 1) 1: http://www.city.toyohashi.aichi.jp/gyouseihyouka/hyouka/index.html http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/seisaku_n/pdf/houkoku_1803.pdf 27

( 補 足 1: 予 算 査 定 における 気 付 き 事 項 ) 本 業 務 の 中 で 平 成 24 年 度 予 算 査 定 の 打 ち 合 わせの 一 部 に 同 席 し 点 検 を 実 施 した その 際 の 気 付 き 事 項 及 び 予 算 編 成 に 関 連 した 改 善 提 案 を 以 下 に 記 載 する 気 付 き 事 項 前 年 度 との 差 分 重 視 の 査 定 要 求 側 に 求 められる 説 明 責 任 は 前 年 度 の 予 算 数 値 との 差 分 の 妥 当 性 シーリング 基 準 をクリアしていれば 基 本 的 にOK という 査 定 スタンス 全 ての 支 出 ( 節 の 積 算 根 拠 まで)について 細 かく 査 定 しており 金 額 の 多 寡 によって 議 論 のレベル 感 が 異 なると 言 ったことも 特 にない 部 長 査 定 は 要 求 側 と 査 定 側 の 部 長 側 が 対 峙 し 部 長 レベルでの 大 き な 意 思 決 定 を 行 う 場 ではない インプット 重 視 の 査 定 過 年 度 の 成 果 (アウトプット アウトカム)の 議 論 がほとんどない 査 定 時 の 資 料 としても 存 在 しない( 成 果 資 料 として 施 策 評 価 シートがあるのに 使 われていない) そもそもの 事 業 目 的 事 業 の 必 要 性 に 関 する 議 論 がみられない 次 年 度 重 視 の 査 定 新 規 等 施 策 経 費 に 関 してライフサイクルコストや 投 資 に 対 する 効 果 (リ ターン)の 議 論 があまりされていない 次 年 度 にかかる 金 額 のみが 主 たる 議 論 の 対 象 となっている 投 資 施 策 経 費 の 中 に 現 状 維 持 のための 修 繕 費 用 があったり 新 規 等 施 策 経 費 の 中 に 投 資 的 な 費 用 が 見 られるなど 一 般 の 感 覚 でいう 投 資 の 概 念 と 合 致 しない 分 類 になっている 投 資 施 策 経 費 も 継 続 施 策 経 費 同 様 一 律 マイナスシーリングが 課 せられて いる( 査 定 方 針 が 同 じ) コメント 改 善 提 案 差 分 に 注 目 した 予 算 編 成 は 単 年 度 予 算 主 義 を 前 提 とする 現 状 に おいては 慣 例 として 定 着 しており その 長 所 も 理 解 できるところで あるが より 中 長 期 大 局 的 目 線 での 予 算 編 成 の 局 面 があってし かるべきではないか 具 体 的 には 限 られた 予 算 をどう 配 分 するか という 資 源 配 分 の 方 針 の 議 論 や 政 策 や 施 策 の 推 進 という 観 点 から 個 々の 事 業 の 差 分 ではなく 施 策 単 位 での 事 業 査 定 を 行 うべきではないか あくまでも 過 年 度 の 成 果 に 基 づいて 予 算 査 定 を 行 うべきではない のか また 一 年 も 経 てば 事 業 環 境 も 変 わってくるため 改 めて 事 業 の 必 要 性 から 議 論 すべきではないか その 前 提 として アウトカムやプロセスとインプットの 関 係 を 意 識 し て 行 政 活 動 や 行 政 サービス 毎 のコストを 把 握 するための 仕 組 み が 必 要 ( 施 策 評 価 シートの 高 度 化 公 会 計 改 革 ) 資 源 配 分 のマネジメント 上 の 観 点 からは 次 年 度 以 降 に 便 益 が 及 ぶもの( 投 資 的 費 用 )と そうでないもの( 経 常 的 費 用 )を 明 確 に 区 別 し それぞれに 応 じた 査 定 方 針 があるべきではないか 投 資 的 費 用 に 関 しては ライフサイクルコストベースのリターンにつ いての 情 報 に 基 づき 投 資 の 意 思 決 定 をすべきではないか 中 長 期 でのアセットマネジメントや 資 産 の 適 正 規 模 化 に 向 けた 議 論 が 庁 内 で 必 要 であり こうした 計 画 に 基 づいて 個 々の 次 年 度 計 画 が 策 定 され 査 定 の 対 象 とされるべきではないか 図 16 予 算 査 定 における 気 付 き 事 項 ( 補 足 2: 行 政 評 価 との 連 携 にあたっての 留 意 事 項 ) 予 算 編 成 は 大 きく 分 けて 個 別 査 定 方 式 枠 配 分 方 式 のふたつが 存 在 し それぞれ 行 政 評 価 情 報 とリンクさせようとする 場 合 に 留 意 すべき 点 が 異 なっている 個 別 査 定 方 式 の 場 合 査 定 部 門 が 行 政 評 価 情 報 を 活 用 しようとすれば 個 別 事 業 ごとに 予 算 編 成 単 位 が 設 定 されていることが 前 提 となり 予 算 編 成 単 位 と 行 政 評 価 単 位 を 一 致 もしくは 対 応 可 能 に しておく 必 要 がある のに 対 し 枠 配 分 方 式 の 場 合 予 算 枠 の 設 定 においては 事 務 事 業 レベルの 評 価 結 果 は 必 ずしも 必 要 ではなく, 行 政 評 価 と 関 連 付 けようとすれば むしろ 政 策 施 策 レベルの 評 価 が 求 められる (カッコ 内 下 記 出 典 資 料 より 抜 粋 ) 現 在 の 奈 良 においては 基 本 計 画 における 施 策 体 系 と 予 算 の 要 求 単 位 ( 組 織 )が 一 致 していない 行 政 評 価 情 報 が 予 算 編 成 とリンクできる 状 況 になっていないこと 等 により 個 別 査 定 方 式 となっており かつ 査 定 に 係 るコストが 膨 大 になっていると 考 えられる 28

8 図 17 行 政 評 価 との 連 携 にあたっての 留 意 事 項 42 内 部 監 査 内 部 統 制 テーマ 事 務 事 業 内 部 監 査 内 部 統 制 人 工 不 明 担 当 課 会 計 課 ガバナンス 推 進 課 人 件 費 + 事 業 費 不 明 監 査 委 員 事 務 局 現 状 及 び 課 題 会 計 課 会 計 課 で 実 施 する 公 金 取 扱 事 務 に 関 する 検 査 と 監 査 委 員 事 務 局 で 実 施 する 例 月 出 納 検 査 に ついて 確 認 ポイントや 確 認 対 象 資 料 の 点 で 重 複 する 部 分 があり 事 務 の 効 率 化 の 観 点 から 棲 み 分 けが 出 来 ているか 見 直 す 余 地 がある ガバナンス 推 進 課 ガバナンス 推 進 課 は 内 部 統 制 が 機 能 するシステムを 構 築 する 役 割 を 担 っているが 庁 内 不 祥 事 対 応 等 により 本 来 業 務 に 手 が 回 っていない 本 来 業 務 を 進 めていくに 当 たっては 実 務 レベルで 行 政 経 営 課 文 書 法 制 課 法 令 遵 守 監 察 監 等 チェック 機 能 を 担 っている 部 署 とミーティングをして 業 務 の 棲 み 分 けをきっちりとやっておくこ とが 二 重 業 務 にならず 効 率 的 であると 考 えられる 監 査 委 員 事 務 局 監 査 の 対 象 期 間 が 部 局 によって 前 年 度 2 月 まで 当 年 度 の 9 月 あるいは 12 月 までのいずれか となっており 空 白 の 期 間 が 存 在 している 項 目 毎 に 監 査 調 書 の 様 式 が 決 まっており 当 該 様 式 に 沿 ったヒアリングを 行 うことになるため い わゆるチェックリスト 監 査 としての 準 拠 性 違 反 のチェック が 主 となる ガバナンス 機 関 として 3E ( 経 済 性 効 率 性 有 効 性 )の 観 点 から 監 査 を 行 い 必 要 があれば 結 果 の 書 面 化 を 行 うことも 検 8 http://www.jbaudit.go.jp/effort/study/mag/pdf/j33d08.pdf より 抜 粋 29

討 できる 監 査 委 員 監 査 には 監 査 委 員 事 務 局 の 管 理 職 しか 同 席 しておらず その 議 事 録 も 作 成 されてい ない そのため 現 場 で 詳 細 ヒアリングを 行 う 監 査 委 員 事 務 局 職 員 には 委 員 監 査 の 要 旨 が 完 全 に 伝 達 されにくく 非 効 率 になっている 可 能 性 がある 参 考 事 例 大 阪 府 監 査 委 員 事 務 局 の 事 例 民 間 の 監 査 法 人 に 監 査 委 員 事 務 局 監 査 の 一 部 を 委 託 し 3E 監 査 の 効 果 をあげている ( 1) 静 岡 監 査 委 員 事 務 局 の 事 例 VFM(Value For Money) 監 査 を 導 入 することについて 新 聞 記 事 等 で 紹 介 ( 2) 1:http://www.pref.osaka.jp/kansa/ 2:http://www.city.shizuoka.jp/deps/kansaiinkai/index.html 3.3.5 5 施 設 管 理 に 関 する 課 題 51 幼 稚 園 保 育 所 の 規 模 配 置 の 適 正 化 テーマ 事 務 事 業 幼 稚 園 保 育 所 の 規 模 配 置 人 工 443.0 人 年 の 適 正 化 担 当 課 各 幼 稚 園 保 育 課 子 ども 政 人 件 費 + 事 業 費 4,442,293 千 円 策 課 現 状 及 び 課 題 幼 稚 園 幼 稚 園 は 41 施 設 あり 園 児 はピーク 時 の 8,000 人 から 今 年 度 2,000 人 まで 減 尐 している 中 に は 園 児 が 1 ケタしかない 幼 稚 園 も 10 園 程 度 ある 保 育 所 公 立 保 育 所 について 臨 時 職 員 の 実 態 は 産 休 代 替 ではなく 正 規 職 員 の 代 替 となっている 臨 時 職 員 の 出 入 りも 多 く 毎 年 40 人 くらいが 入 れ 替 わる 求 人 しても 人 が 集 まらない 状 況 公 立 の 保 育 所 で 定 員 を 割 っている 所 もある( 定 員 割 れの 人 数 分 で の 待 機 児 童 がカバーでき る) 幼 保 再 編 上 記 のような 状 況 を 踏 まえ 平 成 23 年 度 より 子 ども 政 策 課 を 事 務 局 とした 奈 良 幼 保 再 編 検 討 委 員 会 を 設 置 し 検 討 を 開 始 したところである 今 後 幼 稚 園 保 育 所 の 適 正 配 置 を 検 討 していく 中 で 施 設 運 営 のあるべき 担 い 手 についても 議 論 を 進 めていく 必 要 があり そのためには 各 施 設 の 児 童 数 推 移 予 測 運 営 コスト 等 の 数 値 の 把 握 収 支 シミュレーションが 必 要 となると 考 えられ る 現 状 コストの 人 工 は 41 幼 稚 園 の 正 規 職 員 126 名 ( 平 成 21 年 4 月 1 日 時 点 )+19 保 育 所 の 正 規 職 員 317 名 ( 平 成 23 年 5 月 1 日 時 点 ) 30

参 考 事 例 保 育 所 幼 稚 園 とも 民 間 委 託 による 運 営 コスト 削 減 事 例 が 多 数 あるが それは 運 営 コストに 占 め る 人 件 費 の 割 合 が 高 いこと 及 び の 職 員 と 民 間 企 業 の 給 与 に 差 があることがその 要 因 となって いる 具 体 的 には 全 国 の 幼 稚 園 教 諭 及 び 保 育 士 の 平 均 年 収 はそれぞれ 3,365 千 円 3,265 千 円 となっており( 1) 奈 良 と 比 較 すると 約 60% 低 い 水 準 となっている 1:http://www.estat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001037437&cycode=0 3.3.6 6 歳 入 に 関 する 課 題 61 受 益 者 負 担 の 適 正 化 テーマ 事 務 事 業 受 益 者 負 担 の 適 正 化 人 工 不 明 担 当 課 下 水 道 総 務 課 企 画 総 務 課 人 件 費 + 事 業 費 不 明 現 状 及 び 課 題 下 水 道 料 金 改 定 他 都 と 比 較 しても 下 水 道 料 金 が 低 い 水 準 にあり 料 金 改 定 の 余 地 があると 考 えられる ごみ 有 料 化 家 庭 ごみ 有 料 化 については 他 の 中 核 でも 導 入 されている 大 型 ごみは 有 料 化 しやすいのではないか 奈 良 15 万 世 帯 の 中 で 年 間 7 万 件 の 申 し 込 みがあ る その 中 でもリピーター 等 の 偏 りがあり 大 型 ごみについては 常 に 予 約 待 ちの 状 態 である また 現 状 では 事 業 者 が 民 になりすまして 事 業 ごみを 持 ち 込 むことも 可 能 であり 有 料 化 によ りそうした 問 題 の 防 止 にもなると 考 えられる 参 考 事 例 下 水 道 料 金 については 下 記 補 足 資 料 参 照 家 庭 ごみ 有 料 化 事 例 については 藤 沢 ( 1) 京 都 ( 2)などがあげられる 1:http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kankyo/page100087.shtml 2:http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/0000000179.html ( 補 足 : 下 水 道 使 用 料 経 費 回 収 率 の 他 自 治 体 比 較 ) 総 務 省 が 公 表 している 平 成 21 年 度 下 水 道 事 業 経 営 指 標 から 下 水 道 使 用 料 経 費 回 収 率 の 他 自 治 体 比 較 を 実 施 し 以 下 の 結 果 を 得 た 下 表 の 類 型 区 分 は 処 理 区 域 内 人 口 有 収 水 量 密 度 ( 処 理 区 域 1ha 当 たり 年 間 有 収 水 量 ) 供 用 開 始 後 年 数 によって 決 められており 奈 良 と 同 規 模 同 年 代 の 下 水 道 処 理 環 境 を 有 する 自 治 体 が 総 数 で 69 団 体 存 在 していることを 示 してい る その 内 上 表 は 近 畿 圏 内 の 自 治 体 のみ 表 示 した 奈 良 は 1 m3 当 たりの 使 用 料 単 価 が 89.94 円 と 最 も 低 い 31

また 注 目 すべきなのは 経 費 回 収 率 である これは 使 用 料 を 分 子 として 経 費 を 分 母 として 算 出 する 指 標 であるが 分 流 式 下 水 道 等 に 要 する 経 費 控 除 前 ( 当 該 経 費 は 通 常 一 般 会 計 からの 繰 出 金 で 賄 われているが その 目 的 は 不 採 算 経 費 に 対 する 繰 出 しであり 経 費 回 収 率 を 明 確 化 する 意 味 では 当 該 経 費 の 控 除 前 で 算 定 すべき)の 経 費 回 収 率 は 大 阪 の 茨 木 に 次 いで 低 く 維 持 管 理 費 に 係 る 経 費 回 収 率 にいたっては 最 も 低 い 数 値 となっている 以 上 を 踏 まえると 1 他 自 治 体 に 比 して 使 用 料 で 回 収 すべき 経 費 (コスト)を 回 収 で きていない 実 態 を 表 しており 受 益 と 負 担 の 関 係 を 見 直 す 余 地 があること 2 維 持 管 理 費 が 他 自 治 体 に 比 して 高 く 削 減 の 検 討 余 地 があることの 2 点 を 今 後 の 課 題 と して 認 識 することができる 都 道 府 県 名 団 体 名 類 型 区 分 使 用 料 単 価 汚 水 処 理 原 価 汚 水 処 理 原 価 ( 分 流 式 下 水 道 等 に 要 する 経 費 控 除 前 ) 汚 水 処 理 原 価 ( 維 持 管 理 費 ) 汚 水 処 理 原 価 ( 資 本 費 ) 経 費 回 収 率 経 費 回 収 率 ( 分 流 式 下 水 道 等 に 要 する 経 費 控 除 前 ) 経 費 回 収 率 ( 維 持 管 理 費 ) 円 /m3 円 /m3 円 /m3 円 /m3 円 /m3 % % % 大 阪 府 吹 田 Aa1 114.91 112.66 112.66 52.59 60.07 102.0 102.0 218.5 大 阪 府 高 槻 Aa1 132.28 150.05 173.66 47.98 102.07 88.2 76.2 275.7 大 阪 府 守 口 Aa1 148.55 136.23 136.23 83.41 52.82 109.0 109.0 178.1 大 阪 府 枚 方 Aa1 144.42 219.90 219.90 57.61 162.28 65.7 65.7 250.7 大 阪 府 茨 木 Aa1 94.83 150.00 158.25 56.99 93.01 63.2 59.9 166.4 大 阪 府 八 尾 Aa1 129.48 132.94 133.82 50.30 82.63 97.4 96.8 257.4 大 阪 府 寝 屋 川 Aa1 143.16 143.65 143.65 33.78 109.86 99.7 99.7 423.7 大 阪 府 松 原 Aa1 134.37 190.18 190.18 42.38 147.80 70.7 70.7 317.1 大 阪 府 大 東 Aa1 109.51 94.44 94.44 42.82 51.62 116.0 116.0 255.8 大 阪 府 門 真 Aa1 110.00 90.80 90.80 40.23 50.56 121.1 121.1 273.4 兵 庫 県 明 石 Aa1 155.99 157.71 188.87 57.39 100.32 98.9 82.6 271.8 奈 良 県 奈 良 Aa1 89.94 119.98 139.97 82.38 37.60 75.0 64.3 109.2 和 歌 山 県 和 歌 山 Aa1 178.81 178.81 239.50 71.61 107.19 100.0 74.7 249.7 団 体 数 69 Aa1 計 114.07 128.03 139.15 58.11 69.91 89.1 82.0 196.3 図 18 下 水 道 使 用 料 経 費 回 収 率 の 比 較 62 債 権 管 理 回 収 業 務 テーマ 事 務 事 業 債 権 管 理 回 収 業 務 人 工 不 明 担 当 課 債 権 整 理 課 滞 納 整 理 課 人 件 費 + 事 業 費 不 明 現 状 及 び 課 題 債 権 が 各 課 に 分 散 しており 課 によっては 管 理 回 収 に 十 分 手 が 回 っていない 状 況 である ( 例 ) バンビーホームに 係 る 債 権 母 子 福 祉 貸 付 金 に 係 る 債 権 給 食 費 の 未 納 金 営 住 宅 に 係 る 債 権 住 宅 資 金 貸 付 事 業 に 係 る 債 権 公 債 権 と 私 債 権 の 区 別 やその 処 理 手 続 の 違 い 等 専 門 知 識 が 必 要 なことが 多 く 各 課 判 断 に 任 せるのは 限 界 平 成 23 年 度 弁 護 士 法 人 に 対 して 債 権 管 理 方 策 検 討 業 務 の 委 託 を 行 っている 上 記 を 含 め た 諸 々の 課 題 を 整 理 し 今 後 の 対 応 を 検 討 している 32

参 考 事 例 大 阪 府 の 事 例 大 阪 府 債 権 の 回 収 及 び 整 理 に 関 する 条 例 に 基 づき 債 権 回 収 整 理 計 画 を 策 定 し その 計 画 達 成 状 況 を 府 民 に 対 して 分 かりやすく 公 表 監 視 させることで 職 員 の 回 収 意 識 を 高 めようとしている ( 1) 1: http://www.pref.osaka.jp/zaisei/saiken/index.html 33

4 奈 良 の 事 業 業 務 の 総 点 検 の 総 括 4.1 課 題 解 決 の 方 向 性 前 章 で 述 べた 横 串 の 課 題 に 対 しては 次 年 度 以 降 具 体 的 な 検 討 の 場 を 設 け 解 決 に 向 けた 取 組 を 開 始 されたい あわせて 個 別 の 課 題 に 対 しても 優 先 順 位 を 検 討 したうえ で 改 善 に 着 手 されたい なお 間 接 業 務 に 関 する 課 題 のうち 情 報 システム 最 適 化 及 び 歳 入 に 関 する 課 題 のう ち 債 権 管 理 回 収 業 務 については 今 年 度 担 当 課 にて 具 体 的 な 検 討 を 開 始 しており 本 報 告 書 における 改 善 提 案 は 省 略 する 4.2 効 果 額 サマリ 本 報 告 書 であげた 横 串 の 課 題 個 別 の 課 題 の 改 善 改 革 が 完 了 した 場 合 定 量 的 効 果 として 計 5,377,214 千 円 のコスト 削 減 効 果 が 見 込 まれる 図 19 効 果 額 一 覧 (サマリ) 34