女 性 のライフステージ 女 性 は 生 理 的 ライフステージによって ホルモンの 状 態 が 大 きく 変 化 する 女 性 には ホルモンの 変 化 にともなう 病 気 が 多 い 近 年 女 性 の 社 会 進 出 が 進 み 女 性 の 病 気 が 変 化 して 来 た 小 児 期 思 春



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主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

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スライド 1

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Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

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目次

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1

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①表紙

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

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認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

仙台市のエイズ・性感染症の現状       資料4

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病


接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主


5 月 19 日 5 新 生 児 の 呼 吸 障 害 GIO: 新 生 児 期 に 生 じる 呼 吸 障 害 の 病 態 の 特 徴 を 説 明 でき 胸 部 XPから 診 断 できる SBO: 1. 新 生 児 呼 吸 障 害 の 病 態 に 基 づく 症 状 の 特 徴 を 説 明 できる 2.

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

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Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

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東久留米市訓令乙第   号

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

全設健発第     号

人 間 ドックコース( 脳 検 査 がん 検 査 含 む) 298,000 円 / 税 込 その 他 肥 満 症 やせ 症 高 / 低 血 圧 近 視 乱 視 白 内 障 緑 内 障 網 膜 疾 患 外 部 の 音 を 遮 断 したブースで 音 を 聞 き 取 って 調 難 聴 腹 部 超 音 波

スライド 1

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

1 資 料 編 我 が 国 の 人 口 の 推 移 厚 労 働 全 般 平 成 24 年 版 厚 労 働 白 書 5

平 成 27 年 度 大 学 生 の 食 生 活 等 生 活 習 慣 調 査 結 果 1 目 的 平 成 25 年 3 月 に 策 定 された 健 康 日 本 21あいち 新 計 画 の 栄 養 食 生 活 分 野 の 目 標 項 目 では 2~6 歳 代 の 肥 満 者 の 割 合 と2~3 歳

目  次

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

1.H26年エイズ発生動向年報ー概要

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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日産婦誌60巻12号研修コーナー

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

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Transcription:

市 民 公 開 講 座 女 性 のライフサイクルと 健 康 管 理 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 産 婦 人 科 教 授 吉 村 𣳾 典

女 性 のライフステージ 女 性 は 生 理 的 ライフステージによって ホルモンの 状 態 が 大 きく 変 化 する 女 性 には ホルモンの 変 化 にともなう 病 気 が 多 い 近 年 女 性 の 社 会 進 出 が 進 み 女 性 の 病 気 が 変 化 して 来 た 小 児 期 思 春 期 二 次 性 徴 月 経 異 常 望 まない 妊 娠 性 感 染 症 性 成 熟 期 月 経 異 常 月 経 前 症 候 群 妊 娠 出 産 不 妊 症 子 宮 内 膜 症 子 宮 筋 腫 子 宮 頸 癌 更 年 期 更 年 期 障 害 抑 うつ 子 宮 体 癌 老 年 期 尿 失 禁 性 交 障 害 アルツハイマー 骨 粗 鬆 症 寝 たきり

女 性 のライフサイクルの 変 化 ~ 出 産 回 数 の 減 少 と 月 経 回 数 の 増 加 ~ 昔 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 初 閉 経 分 娩 経 今 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 初 閉 経 分 娩 経 現 代 女 性 : 初 経 が 早 い 初 産 が 遅 い 出 産 回 数 が 少 ない 堀 口 雅 子 ; 臨 床 婦 人 科 産 (2000)より 改 変

女 性 骨 盤 内 臓 器 における 生 殖 器 卵 管 子 宮 卵 巣 膀 胱 恥 骨 腟 直 腸 仙 骨

女 性 の 内 性 器 卵 管 子 宮 筋 層 子 宮 卵 巣 子 宮 内 腔 子 宮 内 膜 腟

生 理 と は 医 学 的 には 月 経 と 呼 ぶ 約 1か 月 の 間 隔 で 自 発 的 に 起 こり 限 られた 日 数 で 自 然 に 止 まる 子 宮 内 膜 からの 周 期 的 出 血

月 経 周 期 月 経 周 期 の 正 常 範 囲 は25~38 日 0 7 14 21 28 月 経 3~7 日 排 卵 月 経 周 期 は 視 床 下 部 ー 下 垂 体 ー 卵 巣 のホルモン 系 列 の 支 配 下 にある Output は 卵 巣 および 子 宮 内 膜 による 多 彩 な 生 命 反 応 である

視 床 下 部 - 下 垂 体 - 卵 巣 系 視 床 下 部 GnRH ( 性 腺 刺 激 ホルモン 放 出 ホルモン) 下 垂 体 FSH ( 卵 胞 刺 激 ホルモン) LH ( 黄 体 化 ホルモン) 卵 巣 negative feedback E2 (エストラジオール: 卵 胞 ホルモン) P4 (プロゲステロン: 黄 体 ホルモン)

視 床 下 部 - 下 垂 体 - 卵 巣 系 と 月 経 周 期 視 床 下 部 GnRH 0 7 14 21 28 LH FSH 下 垂 体 FSH LH P4 卵 巣 E2 E2 P4

月 経 周 期 における 変 化 視 床 下 部 GnRH 20 IU/L 0 7 FSH 14 21 LH 28 FSH LH 下 垂 体 H 下 垂 体 ng/ml 0.5 10 P4 E2 P4 FSH LH E2 卵 巣 H 36.5C 低 温 期 高 温 期 基 礎 体 温 36.0C 卵 巣 E2 20mm 卵 胞 期 黄 体 期 卵 胞 発 育 P4 10mm 増 殖 期 分 泌 期 子 宮 内 膜

月 経 周 期 のモニタリング 手 法 IU/L 0 7 14 21 28 FSH 頸 管 粘 液 検 査 20 FSH LH LH 下 垂 体 H 採 血 ng/ml 0.5 10 P4 E2 P4 E2 卵 巣 H 自 己 記 録 36.5C 低 温 期 高 温 期 基 礎 体 温 36.0C 20mm 卵 胞 期 黄 体 期 卵 胞 発 育 経 腟 超 音 波 断 層 検 査 10mm 増 殖 期 分 泌 期 子 宮 内 膜

過 激 なダイエットで 卵 巣 機 能 停 止 ダイエットは 皮 下 脂 肪 の 減 少 とともに 女 性 ホルモン 産 生 を 調 節 している 脳 からの 上 位 ホルモン 産 生 を 抑 制 する 女 性 ホルモンの 産 生 機 序 視 床 下 部 上 位 ホルモン 絶 食 脳 下 垂 体 中 間 ホルモン 卵 巣 女 性 ホルモン

体 脂 肪 率 と 卵 巣 機 能 停 止 体 脂 肪 率 15%を 下 回 ると 卵 巣 機 能 障 害 が 増 加 し 10% 以 下 では 卵 巣 機 能 停 止 が 必 発 する 月 経 異 常 の 頻 度 ( % ) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 体 脂 肪 率 と 月 経 異 常 0 10 12 14 16 18 20 22 24 体 脂 肪 率 (%) 福 岡 ら(2004) 母 性 衛 生

BMIと 無 月 経 体 重 ( キ ロ ) 80 75 70 65 60 55 50 正 常 であってもBMIが21 以 下 で 第 1 度 無 月 経 が 発 症 しやす く BMIが16では 治 療 しても 排 卵 が 戻 らなくなる 肥 満 * BMIと 無 月 経 BMI 25: 肥 満 BMI=23 BMI=21: 第 1 度 無 月 経 BMI<18.5:やせ BMI=18: 第 2 度 無 月 経 45 40 35 やせ BMI=16: 不 可 逆 無 月 経 30 145 150 155 160 165 170 175 身 長 (cm) * BMI= 体 重 (kg) 身 長 (m) 2

女 性 の 骨 量 は 思 春 期 で 決 まる 女 性 の 骨 量 の 増 加 は13-14 歳 をピークとして 20 歳 でとまる 20 歳 以 後 骨 量 は 減 る 一 方 である 相 対 的 骨 量 増 加 量 10 8 6 4 2 腰 椎 骨 密 度 の 年 間 増 加 量 0 9-10 10-11 11-12 12-13 13-14 14-15 年 齢 15-16 16-17 17-18 18-20 福 岡 ら(2004) 母 性 衛 生

無 月 経 と 骨 塩 量 思 春 期 での 過 激 なダイエットは 遺 伝 的 に 決 まった 大 切 な 最 大 骨 量 を 失 うことになる 相 対 的 骨 塩 量 ( % ) 120 100 80 60 40 20 思 春 期 の 無 月 経 と 骨 塩 量 0 正 常 短 期 長 期 原 発 性 無 月 経 戸 田 ら(1998) 思 春 期 学

やせと 妊 娠 無 月 経 をきたすこともある やせ では そもそも 妊 娠 が 難 しいが 仮 に 妊 娠 しても 妊 娠 前 や 妊 娠 中 の 低 栄 養 状 態 が 胎 児 を 成 人 病 予 備 軍 にしてしまう 低 栄 養 状 態 の 妊 娠 胎 児 の 栄 養 不 足 過 酷 な 状 況 に 応 じた 特 殊 な 代 謝 経 路 の 確 立 その 特 殊 な 代 謝 経 路 は 出 生 後 も 不 変 高 血 圧 高 脂 血 症 動 脈 硬 化 糖 尿 病 骨 粗 鬆 症 認 知 能 低 下 Barker 仮 説 : 出 生 児 の 体 重 が 少 ないほど 成 人 病 の 発 現 率 が 高 くなる

痩 身 への 憧 れをあおるマスコミ 売 り 上 げ 重 視 の 傾 向 は 女 性 の 本 能 をくすぐるにとどまらず 病 気 へといざなっている 家 庭 環 境 の 変 化 孤 独 感 をあおる 表 現 トレンドに 乗 り 遅 れる!? マスコミ 過 剰 刺 激 痩 身 の 美 化 女 性 心 理 グルメへの 誘 い 食 行 動 の 異 常 拒 食 / 過 食

( 毎 日 新 聞 :2006,9,19)

イギリスの 対 応 医 学 会 イギリスでは 政 府 医 学 会 ファッション 業 界 が 協 同 して 誤 った 痩 身 への 憧 れ を 訂 正 し 若 年 層 を 守 っている 2000 年 5 月 保 険 省 警 告 : 拒 食 症 患 者 の9 割 が 女 性 であり その15 20%は20 年 以 内 に 死 亡 する ボディイメージ サミット 政 府 医 学 会 不 健 康 にやせたモデルの 使 用 に 対 する 自 粛 要 請 モデルの 体 格 向 上 を 促 す 自 主 規 制 要 請 No!! 業 界 2000 年 6 月 21 日 業 界 やせたモデルの 登 用 自 粛 やせすぎモデルの 登 用 を 監 視 する 自 主 規 制 機 関 設 置

月 経 周 期 に 伴 いあらわれる 症 状 イライラ 眠 気 怒 りっぽい はき 気 憂 うつ 乳 房 痛 おなかのはり 腰 痛 下 腹 部 痛 頭 痛 はき 気 腰 痛 腹 痛 少 し 腹 痛 の あることも 気 分 が 安 定 する 時 期 My Body & Cycle ( 監 修 : 種 部 恭 子 )より

月 経 前 症 候 群 むくみ イライラ 不 安 情 緒 不 安 定 おっぱいのはり( 乳 緊 ) ちくびの 痛 み( 乳 頭 痛 ) 胃 腸 症 状 ( 便 秘 / 下 痢 ) 体 重 増 加 ( 食 欲 増 進 ) 下 腹 痛 : : : 黄 体 ホルモン 女 性 は 月 経 の 前 にも つらい 時 期 が 起 こりえます 排 卵 後 に 卵 巣 が 分 泌 する 黄 体 ホルモンによって ありとあらゆる 症 状 が 出 現 する 可 能 性 があります 卵 巣 ホルモンが 全 身 管 理 に 関 与 するためです : 月 経 痛 とは 異 なり 精 神 症 状 と 乳 房 症 状 が 多 いです

PMS,PMDDとは 月 経 前 症 候 群 ; PMS (premenstrual syndrome) 月 経 前 3~10 日 の 黄 体 期 の 間 続 く 精 神 的 あるいは 身 体 的 症 状 で 月 経 発 来 とともに 減 退 ないし 消 失 するものをいう ( 日 本 産 科 婦 人 科 学 会 ) 月 経 前 不 快 気 分 障 害 ; PMDD (premenstrual dysphoric disorder) PMSの 重 症 型 あるいは 情 動 障 害 などの 精 神 症 状 が 強 いもの

月 経 前 症 候 群 と 月 経 困 難 症 月 経 困 難 症 PMS/PMDD 月 経 困 難 症 月 経 卵 胞 期 排 卵 黄 体 期 月 経 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 1 2 3 4

思 春 期 女 性 における PMSおよびPMDDの 頻 度 90 80 軽 症 もしくは 無 症 状 重 症 PMDD 85.6 93.5 70 60 50 40 30 20 10 0 スロバキア カナダ 米 国 日 本 16-18 歳 成 人 11.8 2.6 5.3 1.2 (Steiner M, et al. 2010; Takeda T, 2010)

PMSおよびPMDDの 治 療 1. カウンセリングと 生 活 指 導 2. 薬 物 療 法 精 神 安 定 剤 (コンスタン デパス リーゼ) 利 尿 剤 (アルダクトン) 鎮 痛 剤 (ロキソニン) SSRI(パキシル ルボックス ジェイゾロフト) 低 用 量 ピル 漢 方 薬

月 経 困 難 症 への 対 策 心 得 医 学 用 語 で 生 理 痛 は 月 経 困 難 症 と 呼 びます 心 得 その1 生 理 痛 は 生 理 的 な 痛 み などと 思 い 込 まない 実 際 に 偽 薬 で30 40%の 月 経 痛 が 解 消 すると 言 われています

月 経 困 難 症 への 対 策 心 得 心 得 その1 生 理 痛 は 生 理 的 な 痛 み などと 思 い 込 まない 実 際 に 偽 薬 で30 40%の 月 経 痛 が 解 消 すると 言 われています 心 得 その2 生 理 痛 は 生 理 的 な 痛 み などと 泣 き 寝 入 りしない はっきりとした 原 因 となる 疾 患 もあります ひとりで 困 っていないで 産 婦 人 科 医 にご 相 談 を

生 理 痛 の 取 り 扱 い 生 理 痛 問 診 ( 症 状 の 程 度 月 経 との 関 係 など) 婦 人 科 学 的 診 察 ( 内 診 直 腸 診 CA125 超 音 波 診 断 など) 病 変 なし 病 変 あり 薬 物 療 法 心 理 療 法 CT MRI 原 因 疾 患 の 治 療 腹 腔 鏡 下 手 術 薬 物 療 法 など

OC 服 用 希 望 者 以 外 のOC 処 方 開 始 の 主 な 理 由 副 作 用 1.3% 避 妊 効 果 19.5% 本 人 希 望 1.0% その 他 0.4% 避 妊 効 果 以 外 の 利 点 月 経 困 難 症 の 改 善 月 経 不 順 の 改 善 過 多 月 経 貧 血 の 改 善 副 効 用 77.8% 月 経 周 期 調 節 月 経 前 症 候 群 (PMS)の 改 善 子 宮 内 膜 症 の 症 状 改 善 子 宮 筋 腫 の 症 状 改 善 など (( 社 ) 日 本 家 族 計 画 協 会 北 村 邦 夫 ら)

ピル 服 用 で 生 活 に 変 化 が 現 れた 点 月 経 周 期 が 安 定 し スケジュールを 組 みやすくなった 月 経 痛 がなくなり 仕 事 など 生 活 が 楽 になった 43 57.8 月 経 量 が 減 り 仕 事 など 生 活 が 楽 になった 42.8 自 分 の 意 思 で 避 妊 を 実 行 できるようになった 避 妊 について 正 しい 理 解 が 深 まった 産 婦 人 科 に 対 する 不 安 や 怖 さがなくなった 産 婦 人 科 医 に 気 軽 に 相 談 できるようになった パートナーと 避 妊 について 話 し 合 うようになった 月 経 に 関 する 知 識 がより 深 まった 自 分 の 体 の 健 康 チェックをするようになった 出 産 を 計 画 的 に 行 うことができるようになった 肌 荒 れの 悩 みが 減 った 8.7 8.6 17 16.1 15.2 13.3 12.1 30.6 35.8 化 粧 のノリがよくなった 3 月 経 周 期 が 安 定 しダイエットがしやすくなった その 他 無 回 答 0.8 3.1 2.2 0 20 40 60 % OC 情 報 センター 服 用 者 を 対 象 としたOCに 関 する 意 識 調 査 2003 年 度

OCの 効 用 OCには 現 代 女 性 がかかえる 女 性 特 有 のトラブルや 病 気 に 対 しても 効 果 が 期 待 される 1.0 月 経 に 伴 うトラブルや 病 気 への 効 果 女 性 特 有 の 病 気 への 効 果 1.0 OC 未 使 用 者 を1.0とした 場 合 OC 未 使 用 者 を1.0とした 場 合 10 年 以 上 服 用 0.7 0.7 0.7 0.6 0.6 0.5 0.4 0.5 0.5 0.5 0.4 0.2 0 OC 未 使 用 者 月 経 困 難 症 月 経 不 順 中 間 出 血 OC 使 用 者 過 多 月 経 鉄 欠 乏 性 貧 血 0 OC 未 使 用 者 骨 盤 内 感 染 症 良 性 乳 房 卵 巣 貯 留 疾 患 嚢 胞 OC 使 用 者 卵 巣 がん 子 宮 内 膜 がん データには 中 用 量 製 剤 も 含 む 低 用 量 経 口 避 妊 薬 の 使 用 に 関 するガイドラインより 抜 粋 改 変

ピルのリスク ピルの 服 用 で 女 性 が 死 亡 するリスクはごくわずかです 10 万 人 の 女 性 が1 年 間 に 死 亡 するリスク 健 康 な 非 喫 煙 者 が 受 けるピルのリスク 1 家 庭 内 での 事 故 3 サッカー 4 妊 娠 出 産 ( 英 国 ) 6 交 通 事 故 8 スキューバダイビング 22 喫 煙 167 アフリカなど 途 上 国 での 妊 娠 出 産 1,000 以 上 (Guillebaud, 1998)

自 然 妊 娠 の 原 理 受 精 卵 の 発 育 受 精 着 床 PICK UP 排 卵 精 子 の 頸 管 通 過 射 精

不 妊 症 挙 児 を 希 望 し 通 常 の 性 生 活 をおくりながら 2 年 以 上 経 過 しても 挙 児 が 得 られない 場 合 累 積 妊 娠 率 (%) 100 80 1 2 年 2 3 年 3 5 年 5 年 以 上 原 因 不 明 不 妊 女 性 の 初 診 時 における 不 妊 期 間 別 の 治 療 後 妊 娠 率 60 40 20 0 6 12 18 24 治 療 期 間 ( 月 ) Hull MGR et al.(1985)より 改 変

自 然 妊 娠 の 原 理 の 障 害 = 不 妊 症 の 原 因 頸 管 因 子 / 男 性 因 子 ( 約 35~45%) 受 精 卵 の 発 育 着 床 受 精 頸 管 粘 液 は 通 常 排 卵 日 周 辺 に 性 状 や 分 泌 量 を 変 化 させ 精 子 の 進 入 を 助 ける 頸 管 粘 液 以 外 にも 射 精 障 害 や 精 液 の 量 的 質 的 異 常 などで 精 子 が 子 宮 腔 内 へ 進 入 できないと 不 妊 症 の 原 因 となる PICK UP 精 子 の 頸 管 通 過 排 卵 射 精

人 工 授 精 精 液 を カテーテルを 用 いて 子 宮 腔 内 へ 直 接 注 入 する 治 療 法 精 子 の 頸 管 通 過

排 卵 障 害 排 卵 障 害 による 不 妊 症 ( 約 15%) 受 精 卵 の 発 育 受 精 経 口 薬 や 注 射 剤 などの いわゆる 排 卵 誘 発 剤 が 使 用 される 着 床 PICK UP 排 卵 精 子 の 頸 管 通 過 射 精

排 卵 誘 発 剤 卵 巣 を 人 工 的 に 刺 激 するため 予 想 以 上 の 過 剰 な 反 応 が 起 こると 卵 巣 過 剰 刺 激 症 候 群 となったり 過 排 卵 による 多 胎 妊 娠 の 原 因 となりうる 排 卵 誘 発 剤 排 卵

卵 管 受 精 卵 の 発 育 受 精 卵 管 因 子 ( 約 10%) 排 卵 で 排 出 された 卵 子 は 卵 管 にpick upされる 着 床 PICK UP 卵 管 は 精 子 卵 子 双 方 の 通 路 であると 同 時 に 受 精 の 場 でもある 排 卵 精 子 の 頸 管 通 過 卵 管 が 癒 着 すると 卵 子 の pick up 障 害 を 起 こし 卵 管 が 閉 塞 すると 受 精 の 場 を 失 う 射 精

体 外 受 精 の 原 理 : 採 卵 排 卵 誘 発 剤 で 刺 激 し 多 数 の 卵 胞 を 成 育 させてから 卵 胞 液 を 経 腟 超 音 波 ガイド 下 に 穿 刺 吸 引 し 中 に 含 まれる 卵 子 を 採 取 する 卵 胞 の 穿 刺 吸 引 経 腟 超 音 波

体 外 受 精 の 原 理 : 受 精 媒 精 調 整 精 子 と 採 卵 卵 子 との 培 養 顕 微 授 精 (ICSI) 卵 細 胞 に 直 接 1つの 精 子 を 注 入 する

体 外 受 精 の 原 理 : 胚 移 植 人 工 授 精 のように カテーテルを 子 宮 腔 内 に 挿 入 し 胚 を 戻 す

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 内 膜 症 子 宮 内 膜 症 やクラミジア 性 感 染 症 は 腹 腔 内 癒 着 を 引 き 起 こし 卵 管 を 閉 塞 させてしまう 強 固 な 癒 着 受 精 PICK UP フィルム 状 癒 着 チョコレート 嚢 腫

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 内 膜 症 子 宮 内 膜 症 は 不 妊 症 の 原 因 の 約 15%を 占 める 受 精 PICK UP チョコレート 嚢 腫

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 内 膜 症

着 床 障 害 子 宮 因 子 ( 約 5%) 受 精 卵 の 発 育 受 精 着 床 の 場 である 子 宮 腔 内 に 腫 瘍 があると 物 理 的 な 障 害 となる 着 床 の 場 は 子 宮 の 中 であると 同 時 に 体 外 で 行 えないために 未 だに ブラックボックスとして 謎 を 多 く 秘 めている PICK UP 着 床 排 卵 精 子 の 頸 管 通 過 射 精

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 筋 腫 筋 層 内 筋 腫 粘 膜 下 筋 腫 漿 膜 下 筋 腫

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 筋 腫

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 腺 筋 症 肥 厚 した 筋 層 血 流 不 全 拡 大 した 内 腔 相 対 的 増 加 の 内 膜

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 腺 筋 症

性 成 熟 期 になりやすい 病 気 子 宮 筋 腫 と 子 宮 腺 筋 症 子 宮 筋 腫 子 宮 腺 筋 症

ヴェールにつつまれた 生 命 誕 生 受 精 卵 の 発 育 受 精 生 殖 補 助 医 療 (ART)の 目 覚 ましい 進 歩 があってもなお 原 因 不 明 の 不 妊 症 が 約 20%もある 生 命 の 誕 生 の 場 である 女 性 生 殖 器 には まだまだ 人 類 の 知 らない 事 実 が PICK UP 隠 されている 着 床 生 殖 年 齢 にある 女 性 が かかりやすい 病 気 が 増 加 している 排 卵 精 子 の 頸 管 通 過 できるかぎり 多 くの 女 性 に 妊 娠 分 娩 を 経 験 してほしい 射 精

女 性 内 性 器 を 襲 う がん 子 宮 体 部 卵 巣 子 宮 頸 部

がん 発 症 率 推 移 (20 代 )

がん 発 症 率 推 移 (30 代 )

妊 娠 と 子 宮 頸 がん 妊 娠 年 齢 の 晩 期 シフトで 妊 娠 前 に 子 宮 頸 がんの 発 症 ピークがやってき てしまう 時 代 になってきている 公 費 助 成 もある 子 宮 頸 がん 検 診 などで 早 期 発 見 をすることで 早 期 治 療 が 可 能 早 期 発 見 すれば 子 宮 頸 部 円 錐 切 除 や 広 汎 子 宮 頸 部 摘 出 術 など 子 宮 を 摘 らない 妊 孕 性 温 存 手 術 を 選 択 できる 可 能 性 がある しかし 早 期 発 見 早 期 治 療 より 好 ましいのは 発 症 を 未 然 に 防 ぐ 予 防 である 子 宮 頸 がんは ワクチンが 開 発 された 初 めての がん である 子 宮 頸 部

子 宮 頸 がんに 対 する 治 療 標 準 治 療 円 錐 切 除 術 または 単 純 子 宮 全 摘 術 準 広 汎 子 宮 全 摘 術 + 骨 盤 リンパ 節 郭 清 または 広 汎 子 宮 全 摘 術 広 汎 子 宮 全 摘 術 0 期 Ⅰa1 期 Ⅰa2 期 Ⅰb1 期 妊 孕 能 温 存 治 療 円 錐 切 除 術 ( 準 広 汎 ) 広 汎 性 子 宮 頸 部 摘 出 術

腹 式 広 汎 性 子 宮 頸 部 摘 出 術 (ART) 後 の 周 産 期 転 帰

広 汎 性 子 宮 頸 部 摘 出 術 による 妊 孕 能 温 存 子 宮 頸 部 初 期 浸 潤 癌 には 妊 孕 能 温 存 のために 有 用 な 術 式 である 妊 娠 するためには 生 殖 補 助 医 療 が 必 要 となる 切 迫 早 産 や 前 前 期 破 水 などの 妊 娠 合 併 症 を 認 める 癌 の 根 治 性 と 妊 孕 能 温 存 のバランスの 上 に 成 立 する 術 式 であり 腫 瘍 生 殖 周 産 期 にわたる 総 合 的 診 療 が 必 要 である

ライフサイクルの 変 化 が 現 代 女 性 にもたらした 健 康 リスク 月 経 困 難 症 月 経 のある 女 性 の 約 30% 1) 子 宮 内 膜 症 生 殖 年 齢 女 性 の 約 10% 2) 子 宮 筋 腫 生 殖 年 齢 女 性 の 約 20%~50% 3) 月 経 前 症 候 群 (PMS) 月 経 のある 女 性 の3~5% 4) 卵 巣 がん 1 万 人 あたり4.6 人 5) 1) 山 本 宝 ; 臨 床 と 薬 物 治 療 21(8):771~774(2002) 2) 武 谷 雄 二 ら; 厚 生 省 心 身 障 害 研 究 リプロダクティブヘルスからみた 子 宮 内 膜 症 の 実 態 と 対 策 に 関 する 研 究 平 成 9 年 度 研 究 報 告 書 (1997) 3) 久 保 田 俊 郎 ; 産 婦 人 科 の 世 界 54(12);1183~1191(2002) 4) 矢 本 希 夫 ; 日 本 産 科 婦 人 科 学 会 誌 51:151-154(1999) 5) 2004 年 版 患 者 数 の 動 向 と 疫 学 第 1 巻 (2004)より 概 算