国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 の 運 用 方 針 昭 和 60 年 4 月 30 日 総 人 第 261 号 最 終 改 正 平 成 28 年 2 月 19 日 閣 人 人 第 67 号 第 二 条 関 係 一 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 施 行 令 ( 昭 和 二 十 八 年 政 令 第 二 百 十 五 号 以 下 施 行 令 という ) 第 一 条 第 一 項 第 二 号 に 掲 げる 者 が 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 の 適 用 を 受 ける 非 常 勤 職 員 等 につ いて( 昭 和 六 十 年 四 月 三 十 日 付 け 総 人 第 二 百 六 十 号 以 下 総 人 第 二 百 六 十 号 という ) 第 一 項 に 規 定 する 同 項 に 規 定 する 職 員 について 定 められている 勤 務 時 間 以 上 勤 務 した 日 が 一 月 において 十 八 日 に 満 たないことが 客 観 的 に 明 らかとなつた 場 合 には その 日 をもつて 退 職 したものとして 取 り 扱 うものとする 二 国 家 公 務 員 等 退 職 手 当 暫 定 措 置 法 施 行 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 昭 和 三 十 四 年 政 令 第 二 百 八 号 ) 附 則 第 五 項 に 規 定 する 勤 務 した 日 が 引 き 続 いて 六 月 を 超 えるに 至 つた 場 合 とは 総 人 第 二 百 六 十 号 第 一 項 に 規 定 する 勤 務 した 日 が 十 八 日 以 上 ある 月 が 引 き 続 いて 六 月 を 超 えるに 至 つた 場 合 をいう 第 二 条 の 三 関 係 一 本 条 第 一 項 に 規 定 する 他 の 法 令 に 別 段 の 定 めがある 場 合 とは 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 をいう イ 地 方 税 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 二 百 二 十 六 号 ) 第 四 十 一 条 及 び 第 五 十 条 の 六 並 びに 第 三 百 二 十 八 条 の 五 及 び 第 三 百 二 十 八 条 の 六 に 基 づく 徴 収 を 行 う 場 合 ロ 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 三 十 三 年 法 律 第 百 二 十 八 号 ) 第 百 一 条 に 基 づく 控 除 を 行 う 場 合 ハ 所 得 税 法 ( 昭 和 四 十 年 法 律 第 三 十 三 号 ) 第 百 九 十 九 条 及 び 第 二 百 一 条 に 基 づく 徴 収 を 行 う 場 合 二 退 職 手 当 の 支 払 方 法 として その 支 給 を 受 けるべき 者 の 預 金 若 しくは 貯 金 への 振 込 み 又 は 隔 地 送 金 の 方 法 によることは 第 二 条 の 三 第 一 項 本 文 に 規 定 する 支 払 方 法 に 含 まれる 三 施 行 令 第 一 条 の 二 に 規 定 する 小 切 手 の 振 出 し は 支 出 官 が 小 切 手 を 振 り 出 す 場 合 のほ か 資 金 前 渡 官 吏 が 小 切 手 を 振 り 出 す 場 合 も 含 まれる 四 本 条 第 二 項 に 規 定 する 特 別 の 事 情 がある 場 合 とは 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 をいう イ 死 亡 等 による 予 期 し 得 ない 退 職 のため 事 前 に 退 職 手 当 の 支 給 手 続 を 行 うことができな かった 場 合 や 退 職 手 当 管 理 機 関 が 退 職 手 当 審 査 会 に 諮 問 した 場 合 等 であって 退 職 手 当 の 支 給 手 続 に 相 当 な 時 間 を 要 するとき ロ 基 礎 在 職 期 間 に 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 ( 昭 和 二 十 八 年 法 律 第 百 八 十 二 号 ) 第 五 条 の 二 第 二 項 第 二 号 から 第 七 号 までに 掲 げる 在 職 期 間 が 含 まれると 考 えられる 場 合 等 であって そ の 確 認 に 相 当 な 時 間 を 要 するとき - 1 -
第 三 条 関 係 一 俸 給 とは 一 般 職 の 職 員 の 給 与 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 九 十 五 号 以 下 一 般 職 給 与 法 という ) 第 五 条 第 一 項 に 規 定 する 俸 給 又 は 勤 務 に 対 する 報 酬 として 支 給 され る 給 与 であつてこれに 相 当 するものをいう 二 前 号 の 場 合 において 賃 金 又 は 手 当 の 支 給 を 受 けている 者 に 対 する 退 職 手 当 の 算 定 の 基 礎 となる 俸 給 月 額 は 次 に 掲 げる 額 とする イ 賃 金 又 は 手 当 の 額 のうち 俸 給 に 相 当 する 部 分 の 額 が 賃 金 又 は 手 当 の 額 の 算 定 上 明 らかで ある 者 については 次 に 掲 げる 額 ⑴ 賃 金 又 は 手 当 の 額 が 月 額 で 定 められている 者 については 当 該 俸 給 に 相 当 する 部 分 の 月 額 ⑵ 賃 金 又 は 手 当 の 額 が 日 額 で 定 められている 者 については 当 該 俸 給 に 相 当 する 部 分 の 日 額 の 二 十 一 倍 に 相 当 する 額 ロ イに 該 当 する 者 以 外 の 者 については 次 に 掲 げる 額 ⑴ 賃 金 又 は 手 当 の 額 が 月 額 で 定 められている 者 については 当 該 月 額 の 八 割 五 分 に 相 当 する 額 ⑵ 賃 金 又 は 手 当 の 額 が 日 額 で 定 められている 者 については 当 該 日 額 の 八 割 五 分 に 相 当 する 額 の 二 十 一 倍 に 相 当 する 額 三 本 条 第 二 項 の 規 定 は 次 に 掲 げる 者 に 対 しては 適 用 しない イ 国 家 公 務 員 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 二 十 号 ) 第 八 十 一 条 の 二 第 一 項 の 規 定 により 退 職 した 者 ( 同 法 第 八 十 一 条 の 三 第 一 項 の 期 限 又 は 同 条 第 二 項 の 規 定 により 延 長 された 期 限 の 到 来 により 退 職 した 者 を 含 む ) 又 はこれに 準 ずる 他 の 法 令 の 規 定 により 退 職 した 者 ロ 定 年 に 達 した 日 以 後 その 者 の 非 違 によることなく 退 職 した 者 (イに 該 当 する 者 を 除 く ) ハ 裁 判 官 で 日 本 国 憲 法 第 八 十 条 に 定 める 任 期 を 終 えて 退 職 し 又 は 任 期 の 終 了 に 伴 う 裁 判 官 の 配 置 等 の 事 務 の 都 合 により 任 期 の 終 了 前 一 年 内 に 退 職 したもの ニ 法 律 の 規 定 に 基 づく 任 期 を 終 えて 退 職 した 者 (イに 該 当 する 者 を 除 く ) ホ 定 年 の 定 めのない 職 を 職 員 の 配 置 等 の 事 務 の 都 合 により 退 職 した 者 ヘ 施 行 令 第 三 条 第 四 号 に 掲 げる 職 を 職 員 の 配 置 等 の 事 務 の 都 合 により 定 年 に 達 する 日 前 に 退 職 した 者 四 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 に 職 員 をその 者 の 事 情 によらないで 引 き 続 いて 勤 続 することを 困 難 とする 理 由 により 退 職 した 者 として 取 り 扱 おうとするときは その 者 の 事 情 によることな く 辞 職 を 申 し 出 たものかどうかについて 特 に 慎 重 に 判 断 するものとする イ 直 前 において 国 家 公 務 員 法 第 八 十 二 条 に 規 定 する 懲 戒 処 分 又 はこれに 準 ずる 処 分 を 受 け た 職 員 に 対 し その 辞 職 を 承 認 する 場 合 ロ その 者 からの 辞 職 の 申 出 前 又 は 辞 職 の 申 出 後 辞 職 の 承 認 前 に その 者 に 懲 戒 処 分 に 付 す ことにつき 相 当 の 事 由 があると 思 料 するに 至 った 場 合 には 辞 職 の 承 認 を 保 留 し 必 要 な 実 情 調 査 を 行 うべきこととなるが その 結 果 国 家 公 務 員 法 第 八 十 二 条 に 規 定 する 懲 戒 処 分 又 はこれに 準 ずる 処 分 に 付 した 上 で その 辞 職 を 承 認 するとき 第 四 条 関 係 - 2 -
一 本 条 第 一 項 第 一 号 に 規 定 する これに 準 ずる 他 の 法 令 の 規 定 とは 例 えば 次 に 掲 げる 法 律 の 規 定 をいう イ 私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 五 十 四 号 ) 第 三 十 条 ロ 裁 判 所 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 五 十 九 号 ) 第 五 十 条 ハ 検 察 庁 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 六 十 一 号 ) 第 二 十 二 条 ニ 会 計 検 査 院 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 七 十 三 号 ) 第 五 条 ホ 国 会 職 員 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 八 十 五 号 ) 第 十 五 条 の 二 及 び 第 十 五 条 の 三 ヘ 裁 判 所 職 員 臨 時 措 置 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 二 百 九 十 九 号 ) 本 則 ト 自 衛 隊 法 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 六 十 五 号 ) 第 四 十 四 条 の 二 第 四 十 四 条 の 三 及 び 第 四 十 五 条 二 例 えば 第 三 条 関 係 第 四 号 イ 又 はロに 掲 げる 場 合 に 職 員 をその 者 の 事 情 によらないで 引 き 続 いて 勤 続 することを 困 難 とする 理 由 により 退 職 した 者 として 取 り 扱 おうとするときは そ の 者 の 事 情 によることなく 辞 職 を 申 し 出 たものかどうかについて 特 に 慎 重 に 判 断 するもの とする 三 本 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 については 次 に 定 めるところによる イ 定 年 に 達 した 日 の 計 算 方 法 は 年 齢 計 算 ニ 関 スル 法 律 ( 明 治 三 十 五 年 法 律 第 五 十 号 ) の 定 めるところによる ロ 定 年 に 達 した 日 以 後 その 者 の 非 違 によることなく 退 職 した 者 ( 前 項 の 規 定 に 該 当 する 者 を 除 く ) とは 次 に 掲 げる 者 のうち その 者 の 都 合 により 退 職 した 者 をいう ⑴ 定 年 に 達 した 日 以 後 定 年 退 職 日 の 前 日 までの 間 において その 者 の 非 違 によることな く 退 職 した 者 ⑵ 国 家 公 務 員 法 第 八 十 一 条 の 三 第 一 項 の 期 限 又 は 同 条 第 二 項 の 規 定 により 延 長 された 期 限 の 到 来 前 にその 者 の 非 違 によることなく 退 職 した 者 ⑶ ⑵に 掲 げる 規 定 に 準 ずる 他 の 法 令 の 規 定 により 勤 務 した 後 その 者 の 非 違 によることな く 退 職 した 者 ハ 例 えば 第 三 条 関 係 第 四 号 イ 又 はロに 掲 げる 場 合 には その 者 の 非 違 によることなく 辞 職 を 申 し 出 たものかどうかについて 特 に 慎 重 に 判 断 するものとする 四 附 則 第 二 十 一 項 及 び 国 家 公 務 員 等 退 職 手 当 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 昭 和 四 十 八 年 法 律 第 三 十 号 ) 附 則 第 五 項 の 規 定 は 本 条 第 二 項 の 規 定 により 退 職 した 者 に 対 し 適 用 されるものと する 第 五 条 関 係 一 本 条 第 一 項 第 一 号 に 規 定 する これに 準 ずる 他 の 法 令 の 規 定 とは 第 四 条 関 係 第 一 号 に 定 めるところによる 二 例 えば 第 三 条 関 係 第 四 号 イ 又 はロに 掲 げる 場 合 に 職 員 をその 者 の 事 情 によらないで 引 き 続 いて 勤 続 することを 困 難 とする 理 由 により 退 職 した 者 として 取 り 扱 おうとするときは そ の 者 の 事 情 によることなく 辞 職 を 申 し 出 たものかどうかについて 特 に 慎 重 に 判 断 するもの とする 三 本 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 については 第 四 条 関 係 第 三 号 に 定 めるところによる - 3 -
四 附 則 第 二 十 一 項 及 び 第 二 十 三 項 並 びに 国 家 公 務 員 等 退 職 手 当 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 昭 和 四 十 八 年 法 律 第 三 十 号 ) 附 則 第 五 項 及 び 第 七 項 の 規 定 は 本 条 第 二 項 の 規 定 により 退 職 し た 者 に 対 し 適 用 されるものとする 第 五 条 の 二 関 係 一 俸 給 月 額 の 減 額 改 定 には 職 員 が 引 き 続 いて 地 方 公 務 員 公 庫 等 職 員 又 は 独 立 行 政 法 人 等 役 員 その 他 職 員 以 外 のもの( 以 下 地 方 公 務 員 等 という )となり 再 び 職 員 とな った 場 合 において 当 該 地 方 公 務 員 等 としての 在 職 期 間 中 に 俸 給 月 額 の 減 額 改 定 が 行 われ たことにより 再 び 職 員 となったときの 俸 給 月 額 が 先 の 職 員 として 受 けていた 俸 給 月 額 より 少 なくなった 場 合 を 含 むものとする 二 給 与 の 支 給 の 基 準 とは 独 立 行 政 法 人 通 則 法 ( 平 成 十 一 年 法 律 第 百 三 号 ) 第 五 十 七 条 第 二 項 に 規 定 する 給 与 の 支 給 の 基 準 をいう 三 俸 給 月 額 が 減 額 されたことがある 場 合 とは 職 員 として 受 ける 俸 給 月 額 が 減 額 され たことがある 場 合 をいい 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 はこれに 該 当 しない イ 地 方 公 務 員 等 としての 在 職 期 間 においてその 者 の 本 俸 ( 俸 給 月 額 に 相 当 するものをい う 以 下 同 じ )が 減 額 された 場 合 ロ 地 方 公 務 員 等 から 職 員 となった 場 合 において 地 方 公 務 員 等 を 退 職 した 際 に 受 けていた 本 俸 より 当 該 退 職 に 引 き 続 いて 職 員 となった 際 に 受 けていた 俸 給 月 額 が 少 ない 場 合 四 俸 給 月 額 の 減 額 改 定 以 外 の 理 由 には 職 員 がその 者 の 俸 給 表 の 適 用 を 異 にして 異 動 した 場 合 において 当 該 異 動 後 に 受 けていたその 者 の 俸 給 月 額 が 異 動 前 に 受 けていたその 者 の 俸 給 月 額 より 少 ない 場 合 を 含 む 第 五 条 の 三 関 係 一 定 年 に 達 する 日 の 計 算 方 法 は 第 四 条 関 係 第 三 号 イに 定 めるところによる 二 定 年 に 達 する 日 から 政 令 で 定 める 一 定 の 期 間 の 計 算 方 法 は 民 法 ( 明 治 二 十 九 年 法 律 第 八 十 九 号 ) 第 百 四 十 三 条 の 規 定 を 準 用 するものとする 三 退 職 の 日 におけるその 者 の 年 齢 の 単 位 は 年 齢 のとなえ 方 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 四 年 法 律 第 九 十 六 号 ) 第 一 項 の 定 めるところによる 四 退 職 の 日 において 定 められているその 者 に 係 る 定 年 は 退 職 の 日 に 昇 任 した 自 衛 官 に ついては 当 該 昇 任 前 の 階 級 について 定 められている 定 年 とする 第 六 条 の 四 関 係 一 本 条 第 一 項 に 規 定 する 通 勤 による 傷 病 による 休 職 には 平 成 三 年 四 月 一 日 以 後 に 退 職 した 者 の 同 日 前 の 通 勤 による 傷 病 による 休 職 を 含 む 二 本 条 第 一 項 に 規 定 する その 他 これらに 準 ずる 事 由 により 現 実 に 職 務 をとることを 要 し ない 期 間 には 次 に 掲 げる 期 間 は 含 まれない イ 一 般 職 給 与 法 第 十 五 条 の 規 定 により 給 与 の 減 額 をされた 期 間 ロ 一 般 職 の 職 員 の 勤 務 時 間 休 暇 等 に 関 する 法 律 第 十 六 条 に 規 定 する 休 暇 の 期 間 ハ イ 又 はロに 規 定 する 期 間 に 相 当 する 期 間 三 施 行 令 第 六 条 第 三 項 第 二 号 に 規 定 する 育 児 休 業 には 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 の 一 部 を 改 - 4 -
正 する 法 律 ( 平 成 十 七 年 法 律 第 百 十 五 号 ) 施 行 日 前 ( 国 営 企 業 等 職 員 にあっては 適 用 日 前 ) における 国 会 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 三 年 法 律 第 百 八 号 ) 第 三 条 第 一 項 の 規 定 による 育 児 休 業 ( 国 会 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 二 十 二 年 法 律 第 六 十 二 号 )による 改 正 前 の 国 会 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 附 則 第 二 条 の 規 定 により 同 法 第 三 条 の 規 定 による 育 児 休 業 の 承 認 とみなされる 育 児 休 業 の 許 可 に 係 る 育 児 休 業 を 含 む ) 国 家 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 三 年 法 律 第 百 九 号 ) 第 三 条 第 一 項 ( 同 法 第 二 十 七 条 第 一 項 及 び 裁 判 所 職 員 臨 時 措 置 法 において 準 用 する 場 合 を 含 む ) の 規 定 による 育 児 休 業 ( 一 般 職 の 職 員 の 給 与 に 関 する 法 律 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 二 十 二 年 法 律 第 五 十 三 号 ) 附 則 第 七 条 の 規 定 による 改 正 前 の 国 家 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 附 則 第 二 条 の 規 定 により 同 法 第 三 条 の 規 定 による 育 児 休 業 の 承 認 とみなされる 育 児 休 業 の 許 可 に 係 る 育 児 休 業 を 含 む ) 及 び 裁 判 官 の 育 児 休 業 に 関 する 法 律 ( 平 成 三 年 法 律 第 百 十 一 号 ) 第 二 条 第 一 項 の 規 定 による 育 児 休 業 を 含 む 第 七 条 関 係 本 条 第 五 項 に 規 定 する その 他 の 事 由 とは 自 己 の 意 思 に 基 づく 転 職 異 動 等 すべての 場 合 を 含 む 第 七 条 の 二 関 係 一 本 条 第 一 項 に 規 定 する 要 請 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任 を 受 けた 者 が 職 員 に 対 し 公 庫 等 職 員 として 在 職 した 後 再 び 職 員 に 復 帰 させることを 前 提 として 公 庫 等 に 退 職 出 向 す ることを 慫 慂 する 行 為 をいう 二 本 条 第 二 項 に 規 定 する 要 請 とは 公 庫 等 が 公 庫 等 職 員 に 対 し 職 員 として 在 職 した 後 再 び 公 庫 等 職 員 に 復 帰 させることを 前 提 として 国 に 退 職 出 向 することを 慫 慂 する 行 為 を いう 第 八 条 関 係 一 本 条 第 一 項 に 規 定 する 要 請 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任 を 受 けた 者 が 職 員 に 対 し 独 立 行 政 法 人 等 役 員 として 在 職 した 後 再 び 職 員 に 復 帰 させることを 前 提 として 独 立 行 政 法 人 等 に 退 職 出 向 することを 慫 慂 する 行 為 をいう 二 本 条 第 二 項 に 規 定 する 要 請 とは 独 立 行 政 法 人 等 が 独 立 行 政 法 人 等 役 員 に 対 し 職 員 として 在 職 した 後 再 び 独 立 行 政 法 人 等 役 員 に 復 帰 させることを 前 提 として 国 に 退 職 出 向 することを 慫 慂 する 行 為 をいう 第 八 条 の 二 関 係 一 本 条 第 一 項 に 規 定 する 定 年 前 とは 定 年 に 達 する 日 前 をいい 定 年 に 達 する 日 の 計 算 方 法 は 年 齢 計 算 ニ 関 スル 法 律 の 定 めるところによる 二 本 条 第 一 項 第 一 号 に 定 める 年 齢 以 上 の 年 齢 の 単 位 は 年 齢 のとなえ 方 に 関 する 法 律 第 一 項 の 定 めるところによる 三 本 条 第 三 項 第 三 号 に 規 定 する 定 年 に 達 する 者 とは 定 年 に 達 する 日 を 迎 える 者 をいい 定 年 に 達 する 日 の 計 算 方 法 は 第 一 号 に 定 めるところによる - 5 -
四 本 条 第 三 項 第 四 号 第 五 項 第 二 号 及 び 第 八 項 第 四 号 に 規 定 する これに 準 ずる 処 分 とは 例 えば 次 に 掲 げる 規 定 による 処 分 ( 故 意 又 は 重 大 な 過 失 によらないで 管 理 又 は 監 督 に 係 る 職 務 を 怠 った 場 合 における 処 分 を 除 く )をいう イ 国 会 職 員 法 第 二 十 八 条 及 び 第 二 十 九 条 ロ 裁 判 官 分 限 法 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 二 十 七 号 ) 第 二 条 ハ 自 衛 隊 法 第 四 十 六 条 五 本 条 第 五 項 に 規 定 する 認 定 をし 又 はしない 旨 の 決 定 を 行 うに 当 たっては 応 募 者 の 意 思 の 尊 重 と 応 募 者 間 の 不 公 平 感 の 払 拭 に 留 意 しつつ 厳 正 かつ 公 正 に 対 処 するものとする 六 本 条 第 五 項 第 三 号 に 規 定 する その 他 応 募 者 に 対 し 認 定 を 行 うことが 公 務 に 対 する 国 民 の 信 頼 を 確 保 する 上 で 支 障 を 生 ずると 認 める 場 合 とは 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 をいう イ 応 募 者 に 非 違 行 為 があると 思 料 される 場 合 で 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 ⑴ 応 募 者 が 逮 捕 され その 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 又 はその 者 が 犯 したと 思 料 される 犯 罪 に 係 る 法 定 刑 の 上 限 が 禁 錮 以 上 に 当 たるものである 場 合 ⑵ 応 募 者 が 本 条 第 五 項 第 二 号 に 規 定 する 処 分 を 受 けるべき 行 為 をしたと 思 料 されるが その 者 が 行 方 不 明 となり 事 実 の 聴 取 等 ができない 場 合 ロ 応 募 者 が 選 挙 の 公 認 候 補 予 定 者 である 場 合 等 応 募 者 が 選 挙 に 立 候 補 することが 明 らか である 場 合 第 十 一 条 関 係 本 条 第 一 号 に 規 定 する その 他 の 職 員 としての 身 分 を 当 該 職 員 の 非 違 を 理 由 として 失 わせる 処 分 とは 国 家 公 務 員 法 の 適 用 を 受 けない 職 員 が 他 の 法 令 の 規 定 によりこれらに 規 定 する 国 家 公 務 員 法 の 規 定 に 実 質 的 に 該 当 する 場 合 をいう 第 十 二 条 関 係 一 非 違 の 発 生 を 抑 止 するという 制 度 目 的 に 留 意 し 一 般 の 退 職 手 当 等 の 全 部 を 支 給 しないこ ととすることを 原 則 とするものとする 二 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることを 検 討 する 場 合 は 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 退 職 をした 者 が 行 った 非 違 の 内 容 及 び 程 度 について 次 のいずれかに 該 当 する 場 合 に 限 定 する その 場 合 であっても 公 務 に 対 する 国 民 の 信 頼 に 及 ぼす 影 響 に 留 意 して 慎 重 な 検 討 を 行 うものとする イ 停 職 以 下 の 処 分 にとどめる 余 地 がある 場 合 に 特 に 厳 しい 措 置 として 懲 戒 免 職 等 処 分 と された 場 合 ロ 懲 戒 免 職 等 処 分 の 理 由 となった 非 違 が 正 当 な 理 由 がない 欠 勤 その 他 の 行 為 により 職 場 規 律 を 乱 したことのみである 場 合 であって 特 に 参 酌 すべき 情 状 のある 場 合 ハ 懲 戒 免 職 等 処 分 の 理 由 となった 非 違 が 過 失 ( 重 過 失 を 除 く )による 場 合 であって 特 に 参 酌 すべき 情 状 のある 場 合 こ ニ 過 失 ( 重 過 失 を 除 く )により 禁 錮 以 上 の 刑 に 処 せられ 執 行 猶 予 を 付 された 場 合 であっ て 特 に 参 酌 すべき 情 状 のある 場 合 三 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることとすることを 検 討 す - 6 -
る 場 合 には 例 えば 当 該 退 職 をした 者 が 指 定 職 以 上 の 職 員 であるとき 又 は 当 該 退 職 をした 者 が 占 めていた 職 の 職 務 に 関 連 した 非 違 であるときには 処 分 を 加 重 することを 検 討 すること 等 により 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 退 職 をした 者 が 占 めていた 職 の 職 務 及 び 責 任 を 勘 案 することとする 四 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることとすることを 検 討 す る 場 合 には 例 えば 過 去 にも 類 似 の 非 違 を 行 ったことを 理 由 として 懲 戒 処 分 を 受 けたこと がある 場 合 には 処 分 を 加 重 することを 検 討 すること 等 により 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 退 職 をした 者 の 勤 務 の 状 況 を 勘 案 することとする 五 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることとすることを 検 討 す る 場 合 には 例 えば 当 該 非 違 が 行 われることとなった 背 景 や 動 機 について 特 に 参 酌 すべき 情 状 がある 場 合 にはそれらに 応 じて 処 分 を 減 軽 又 は 加 重 することを 検 討 すること 等 により 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 非 違 に 至 った 経 緯 を 勘 案 することとする 六 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることとすることを 検 討 す る 場 合 には 例 えば 当 該 非 違 による 被 害 や 悪 影 響 を 最 小 限 にするための 行 動 をとった 場 合 には 処 分 を 減 軽 することを 検 討 し 当 該 非 違 を 隠 蔽 する 行 動 をとった 場 合 には 処 分 を 加 重 す ることを 検 討 すること 等 により 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 非 違 後 における 当 該 退 職 をした 者 の 言 動 を 勘 案 することとする 七 一 般 の 退 職 手 当 等 の 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 にとどめることとすることを 検 討 す る 場 合 には 例 えば 当 該 非 違 による 被 害 や 悪 影 響 が 結 果 として 重 大 であった 場 合 には 処 分 を 加 重 することを 検 討 すること 等 により 施 行 令 第 十 七 条 に 規 定 する 当 該 非 違 が 公 務 の 遂 行 に 及 ぼす 支 障 の 程 度 を 勘 案 することとする 八 本 条 第 一 項 第 二 号 に 規 定 する これに 準 ずる 退 職 とは 例 えば 次 に 掲 げる 規 定 による 退 職 をいう イ 国 会 職 員 法 第 十 条 ( 同 法 第 二 条 第 一 号 に 該 当 する 場 合 を 除 く ) ロ 公 職 選 挙 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百 号 ) 第 九 十 条 ハ 自 衛 隊 法 第 三 十 八 条 第 二 項 ( 同 条 第 一 項 第 一 号 に 該 当 する 場 合 を 除 く ) 第 十 三 条 関 係 一 本 条 に 規 定 する 支 払 差 止 処 分 を 行 うに 当 たっては 公 務 に 対 する 国 民 の 信 頼 確 保 の 要 請 と 退 職 者 の 権 利 の 尊 重 に 留 意 しつつ 厳 正 かつ 公 正 に 対 処 するものとする 二 本 条 第 二 項 第 一 号 に 規 定 する その 者 に 対 し 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 を 支 払 うことが 公 務 に 対 する 国 民 の 信 頼 を 確 保 する 上 で 支 障 を 生 ずると 認 めるとき とは 当 該 退 職 者 の 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 又 はその 者 が 犯 したと 思 料 される 犯 罪 ( 以 下 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 等 こ という )に 係 る 法 定 刑 の 上 限 が 禁 錮 以 上 の 刑 に 当 たるものであるときをいう 三 本 条 第 四 項 の 規 定 に 基 づき 支 払 差 止 処 分 後 の 事 情 の 変 化 を 理 由 に 当 該 支 払 差 止 処 分 を 受 けた 者 から 当 該 支 払 差 止 処 分 の 取 消 しの 申 立 てがあった 場 合 には 事 情 の 変 化 の 有 無 を 速 やかに 確 認 しなければならない 四 前 号 の 場 合 において 取 消 しの 申 立 てに 理 由 がないと 認 める 場 合 には その 旨 及 び 当 該 認 定 に 不 服 がある 場 合 には 行 政 不 服 審 査 法 ( 平 成 二 十 六 年 法 律 第 六 十 八 号 )に 基 づき 審 査 請 求 ができる 旨 を 速 やかに 申 立 者 に 通 知 するものとする - 7 -
五 本 条 第 五 項 ただし 書 に 規 定 する その 他 これを 取 り 消 すことが 支 払 差 止 処 分 の 目 的 に 明 ら かに 反 すると 認 めるとき とは 支 払 差 止 処 分 を 受 けた 者 が 現 に 勾 留 されているときなど その 者 が 起 訴 される 可 能 性 が 極 めて 高 いと 認 められるときをいう 六 本 条 第 七 項 に 規 定 する 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 の 支 払 を 差 し 止 める 必 要 がなくなった と 認 める 場 合 とは 例 えば 次 に 掲 げる 場 合 をいう イ 退 職 をした 者 の 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 等 について 犯 罪 後 の 法 令 により 刑 が 廃 止 され た 場 合 又 は 大 赦 があった 場 合 ロ 退 職 をした 者 の 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 等 に 係 る 刑 事 事 件 に 関 し 公 訴 を 提 起 しない 処 分 がなされた 場 合 ハ 退 職 をした 者 が その 者 の 逮 捕 の 理 由 となった 犯 罪 等 について 法 定 刑 の 上 限 として 罰 金 以 下 の 刑 が 定 められている 犯 罪 に 係 る 起 訴 をされた 場 合 又 は 略 式 手 続 による 起 訴 をされ た 場 合 第 十 四 条 関 係 本 条 第 一 項 の 規 定 により 一 般 の 退 職 手 当 等 の 全 部 又 は 一 部 を 支 給 しないこととする 処 分 を 行 うにあたっては 当 該 処 分 を 受 ける 者 が 第 十 二 条 第 一 項 各 号 に 該 当 していた 場 合 に 同 項 の 規 定 により 受 けたであろう 処 分 と 同 様 の 処 分 とすることを 原 則 とするものとする 第 十 五 条 関 係 一 本 条 第 一 項 の 規 定 による 一 般 の 退 職 手 当 等 の 返 納 の 手 続 については 国 にあっては 国 の 債 権 の 管 理 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 三 十 一 年 法 律 第 百 十 四 号 )の 定 めるところによる 二 本 条 第 一 項 の 規 定 による 処 分 により 返 納 を 命 ずる 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 は 第 十 二 条 関 係 第 二 号 から 第 七 号 までに 規 定 する 基 準 のほか 同 項 に 規 定 する 当 該 退 職 をした 者 の 生 計 の 状 況 を 勘 案 して 定 める 額 とする 三 本 条 第 一 項 に 規 定 する 当 該 退 職 をした 者 の 生 計 の 状 況 を 勘 案 するに 当 たっては 退 職 手 当 の 生 活 保 障 としての 性 格 にかんがみ 当 該 退 職 をした 者 又 はその 者 と 生 計 を 共 にする 者 が 現 在 及 び 将 来 どのような 支 出 を 要 するか どのような 財 産 を 有 しているか 現 在 及 び 将 来 どのような 収 入 があるか 等 についての 申 立 てを 受 け 返 納 すべき 額 の 全 額 を 返 納 させること が 困 難 であると 認 められる 場 合 には 返 納 額 を 減 免 することができることとする 四 当 該 一 般 の 退 職 手 当 等 の 支 払 に 際 して 源 泉 徴 収 した 所 得 税 及 び 住 民 税 の 額 については 当 該 源 泉 徴 収 をした 各 省 各 庁 の 長 等 の 債 権 の 管 理 を 行 う 歳 入 徴 収 官 等 が 還 付 請 求 を 行 う した がって 当 該 税 の 額 については 返 納 を 命 ずる 額 からは 減 じないが 当 該 退 職 をした 者 に 対 する 納 入 告 知 の 額 からは 減 ずることとする 第 十 六 条 関 係 一 本 条 第 一 項 の 規 定 による 一 般 の 退 職 手 当 等 の 返 納 の 手 続 については 国 にあっては 国 の 債 権 の 管 理 等 に 関 する 法 律 の 定 めるところによる 二 本 条 第 一 項 の 規 定 による 処 分 により 返 納 を 命 ずる 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 は 第 十 二 条 関 係 第 二 号 から 第 七 号 までに 規 定 する 基 準 のほか 同 項 に 規 定 する 当 該 遺 族 の 生 計 の 状 況 を 勘 案 して 定 める 額 とする - 8 -
三 本 条 第 一 項 に 規 定 する 当 該 遺 族 の 生 計 の 状 況 を 勘 案 するに 当 たっては 退 職 手 当 の 生 活 保 障 としての 性 格 にかんがみ 当 該 遺 族 又 はその 者 と 生 計 を 共 にする 者 が 現 在 及 び 将 来 どのような 支 出 を 要 するか どのような 財 産 を 有 しているか 現 在 及 び 将 来 どのような 収 入 があるか 等 についての 申 立 てを 受 け 返 納 すべき 額 の 全 額 を 返 納 させることが 困 難 であると 認 められる 場 合 には 返 納 額 を 減 免 することができることとする 四 当 該 遺 族 が 当 該 一 般 の 退 職 手 当 等 について 納 付 した 又 は 納 付 すべき 相 続 税 の 額 については 当 該 遺 族 が 還 付 請 求 を 行 うことができる したがって 当 該 税 の 額 については 返 納 を 命 ず る 額 からは 減 じない 第 十 七 条 関 係 一 本 条 第 一 項 から 第 五 項 までの 規 定 による 処 分 を 行 うにあたっては 当 該 処 分 を 受 けるべき 者 は 非 違 を 行 った 者 ではないことを 踏 まえ 個 別 の 事 案 ごとに 諸 事 情 を 考 慮 した 運 用 をする ものとする 二 本 条 第 一 項 から 第 五 項 までの 規 定 による 一 般 の 退 職 手 当 等 に 相 当 する 額 の 納 付 の 手 続 につ いては 国 にあっては 国 の 債 権 の 管 理 等 に 関 する 法 律 の 定 めるところによる 三 本 条 第 一 項 から 第 五 項 までの 規 定 による 処 分 により 納 付 を 命 ずる 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 は 第 十 二 条 関 係 第 二 号 から 第 七 号 までに 規 定 する 基 準 のほか 次 の 第 四 号 から 第 八 号 までを 勘 案 して 定 める 額 とする 四 本 条 において 当 該 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 には 源 泉 徴 収 された 所 得 税 額 及 び 住 民 税 額 又 はみなし 相 続 財 産 とされて 納 入 した 若 しくは 納 入 すべき 相 続 税 額 を 含 まないものとする 五 施 行 令 第 十 八 条 に 規 定 する 当 該 退 職 手 当 の 受 給 者 の 相 続 財 産 の 額 を 勘 案 するに 当 たっ ては 当 該 相 続 財 産 の 額 が 当 該 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 よりも 小 さいときは 当 該 相 続 人 の 納 付 額 の 合 計 額 を 当 該 相 続 財 産 の 額 の 範 囲 内 で 定 めることとする 六 相 続 人 が 複 数 あるときは 原 則 として 相 続 人 が 実 際 に 相 続 ( 包 括 遺 贈 を 含 む )によって 得 た 財 産 の 価 額 に 応 じて 按 分 して 計 算 した 額 を 勘 案 して 各 相 続 人 の 納 付 額 を 定 める ただし 納 付 命 令 の 時 点 で 遺 産 分 割 がなされていない 場 合 には 当 該 相 続 人 が 相 続 放 棄 をした 場 合 を 除 き 民 法 の 規 定 による 相 続 分 により 按 分 して 計 算 した 額 を 勘 案 して 各 相 続 人 の 納 付 額 を 定 めることとする 七 本 条 第 一 項 から 第 五 項 までの 規 定 による 処 分 を 受 けるべき 者 が 納 付 すべき 額 は 当 該 者 が 相 続 財 産 を 取 得 したことにより 納 付 した 又 は 納 付 すべき 相 続 税 の 額 についての 申 立 てを 受 け 当 該 税 の 額 から 当 該 相 続 財 産 の 額 から 当 該 一 般 の 退 職 手 当 等 の 額 を 減 じた 額 の 相 続 であれ ば 納 付 したであろう 相 続 税 の 額 を 減 じた 額 を 控 除 して 定 めることとする 八 施 行 令 第 十 八 条 に 規 定 する 当 該 退 職 手 当 の 受 給 者 の 相 続 人 の 生 計 の 状 況 を 勘 案 するに 当 たっては 退 職 手 当 の 生 活 保 障 としての 性 格 にかんがみ 処 分 を 受 けるべき 者 又 はその 者 と 生 計 を 共 にする 者 が 現 在 及 び 将 来 どのような 支 出 を 要 するか どのような 財 産 を 有 してい るか 現 在 及 び 将 来 どのような 収 入 があるか 等 についての 申 立 てを 受 け 納 付 すべき 額 の 全 額 を 納 付 させることが 困 難 であると 認 められる 場 合 には 納 付 額 を 減 免 することができるこ ととする 第 十 九 条 関 係 - 9 -
一 本 条 各 項 の 規 定 による 退 職 手 当 審 査 会 等 への 諮 問 事 項 は 本 条 第 一 項 に 該 当 する 処 分 の 処 分 案 とする 二 退 職 手 当 管 理 機 関 は 退 職 手 当 審 査 会 等 に 対 し 前 号 の 処 分 案 とともに 当 該 事 案 の 内 容 及 び 処 分 案 の 理 由 を 併 せて 提 示 するものとする 第 二 十 条 関 係 本 条 第 二 項 に 規 定 する その 他 の 事 由 とは 第 七 条 関 係 に 定 めるところによる 附 則 第 四 項 関 係 一 本 項 に 規 定 する 昭 和 二 十 八 年 七 月 三 十 一 日 に 現 に 在 職 する 職 員 の 同 年 同 月 同 日 以 前 にお ける 勤 続 期 間 については 次 に 掲 げる 区 分 に 応 じ 当 該 区 分 に 掲 げる 施 行 令 の 規 定 すると ころによる イ 未 復 員 者 以 外 の 職 員 の 勤 続 期 間 附 則 第 二 項 から 第 七 項 までの 規 定 ロ 地 方 公 務 員 から 引 き 続 いて 職 員 となつた 者 の 地 方 公 務 員 としての 勤 続 期 間 附 則 第 八 項 及 び 第 九 項 の 規 定 ハ 未 復 員 者 の 勤 続 期 間 附 則 第 十 七 項 中 昭 和 二 十 八 年 七 月 三 十 一 日 以 前 の 未 復 員 者 の 勤 続 期 間 に 関 する 規 定 二 施 行 令 附 則 第 三 項 第 三 号 に 規 定 する 外 国 政 府 には 旧 蒙 古 聯 合 自 治 政 府 旧 冀 東 防 共 自 治 政 府 等 外 国 政 府 に 準 ずる 政 府 を 含 むものとする 三 施 行 令 附 則 第 三 項 第 三 号 又 は 第 六 号 に 規 定 する 外 国 政 府 職 員 等 又 は 外 国 特 殊 機 関 職 員 としての 在 職 期 間 は 外 国 政 府 職 員 等 又 は 外 国 特 殊 機 関 職 員 としての 身 分 を 失 つた 日 の 属 する 月 までを 計 算 する この 場 合 において 外 国 政 府 職 員 等 又 は 外 国 特 殊 機 関 職 員 として の 身 分 を 失 つた 日 は 次 に 掲 げる 日 とする イ 外 国 政 府 職 員 等 又 は 外 国 特 殊 機 関 職 員 で 外 国 政 府 職 員 等 又 は 外 国 特 殊 機 関 職 員 として の 事 務 又 は 事 業 に 現 実 に 従 事 しなくなつた 日 が 明 らかであるものについては その 日 の 前 日 ロ イに 該 当 する 者 以 外 の 者 については 昭 和 二 十 年 八 月 十 五 日 四 施 行 令 附 則 第 六 項 に 規 定 する 法 令 の 規 定 又 は 特 別 の 手 続 によりこれらの 措 置 が 解 除 され た 日 については 次 に 定 めるところによる イ 旧 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 官 退 職 等 に 関 する 勅 令 ( 昭 和 二 十 一 年 勅 令 第 百 九 号 ) 第 一 条 又 は 旧 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 職 等 に 関 する 勅 令 ( 昭 和 二 十 二 年 勅 令 第 一 号 ) 第 三 条 の 規 定 により 退 職 させられた 者 については 次 に 定 める 日 とする ⑴ 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 職 等 に 関 する 勅 令 の 規 定 による 覚 書 該 当 者 の 指 定 の 特 免 に 関 する 政 令 ( 昭 和 二 十 四 年 政 令 第 三 十 九 号 ) 第 四 条 の 規 定 により 覚 書 該 当 者 としての 指 定 を 特 免 された 者 については 当 該 特 免 の 日 ⑵ 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 職 等 に 関 する 勅 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 昭 和 二 十 六 年 政 令 二 百 二 十 号 )による 改 正 後 の 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 職 等 に 関 する 勅 令 第 四 条 の 二 の 規 定 により 覚 書 該 当 者 としての 指 定 を 取 り 消 された 者 については 当 該 取 消 の 日 ⑶ 公 職 に 関 する 就 職 禁 止 退 職 等 に 関 する 勅 令 の 規 定 による 覚 書 該 当 者 の 指 定 の 解 除 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 二 百 六 十 八 号 ) 第 一 条 の 規 定 により 覚 書 該 当 者 として - 10 -
の 指 定 を 解 除 された 者 については 当 該 解 除 の 日 ⑷ ⑴ ⑵ 又 は⑶に 該 当 する 者 以 外 の 者 については 日 本 国 との 平 和 条 約 の 最 初 の 効 力 発 生 の 日 ( 昭 和 二 十 七 年 四 月 二 十 八 日 ) ロ 昭 和 二 十 年 十 月 四 日 付 け 連 合 国 最 高 司 令 官 覚 書 政 治 的 公 民 的 及 び 宗 教 的 事 由 の 制 限 の 撤 廃 に 関 する 件 に 基 づき 罷 免 された 者 については 次 に 定 める 日 とする ⑴ 復 職 解 除 の 申 請 に 対 し 連 合 国 最 高 司 令 部 から 許 可 された 者 については 当 該 許 可 の 日 ⑵ ⑴に 該 当 する 者 以 外 の 者 については 日 本 国 との 平 和 条 約 の 最 初 の 効 力 発 生 の 日 ハ 教 職 員 の 除 去 就 職 禁 止 及 び 復 職 等 に 関 する 勅 令 ( 昭 和 二 十 一 年 勅 令 第 二 百 六 十 三 号 ) 第 一 条 又 は 教 職 員 の 除 去 就 職 禁 止 等 に 関 する 政 令 ( 昭 和 二 十 二 年 政 令 第 六 十 二 号 ) 第 三 条 の 規 定 により 退 職 させられた 者 については 次 に 定 める 日 とする ⑴ 教 職 員 の 除 去 就 職 禁 止 等 に 関 する 政 令 の 一 部 を 改 正 する 政 令 ( 昭 和 二 十 六 年 政 令 第 二 百 二 十 四 号 )による 改 正 後 の 教 職 員 の 除 去 就 職 禁 止 等 に 関 する 政 令 第 四 条 の 二 の 規 定 により 教 職 不 適 格 者 としての 指 定 を 解 除 された 者 については 当 該 解 除 の 日 ⑵ ⑴に 該 当 する 者 以 外 の 者 については 日 本 国 との 平 和 条 約 の 最 初 の 効 力 発 生 の 日 五 施 行 令 附 則 第 七 項 の 規 定 の 適 用 については 次 に 定 めるところによる イ 職 員 が 昭 和 二 十 一 年 六 月 三 十 日 以 前 に 退 職 手 当 に 相 当 する 給 与 の 支 給 を 受 けている 場 合 において 年 末 賞 与 の 月 割 分 その 他 の 給 与 とともに 当 該 給 付 が 支 給 されたため 当 該 給 付 の 額 が 明 らかでないときは 当 該 給 付 及 び 当 該 給 付 とともに 支 給 された 給 与 の 合 計 額 の 二 分 の 一 に 相 当 する 額 を その 者 が 支 給 を 受 けた 当 該 給 付 の 額 とする ロ 職 員 が 昭 和 二 十 一 年 六 月 三 十 日 以 前 に 退 職 手 当 に 相 当 する 給 与 の 支 給 を 受 けている 場 合 において その 者 の 勤 続 手 当 臨 時 物 価 手 当 臨 時 手 当 又 は 家 族 手 当 の 月 額 が 俸 給 の 月 額 とともに 当 該 給 付 の 計 算 の 基 礎 となつていることが 明 らかであるときは 退 職 の 日 におけ るその 者 の 俸 給 及 び 当 該 手 当 の 月 額 を 退 職 の 日 におけるその 者 の 俸 給 月 額 とする ハ 職 員 が 外 地 官 署 所 属 の 職 員 等 に 対 する 俸 給 給 与 支 給 の 件 ( 昭 和 二 十 一 年 六 月 二 十 日 大 蔵 大 臣 外 務 大 臣 協 議 決 定 )に 基 づき 昭 和 二 十 一 年 七 月 一 日 から 同 件 第 一 号 及 び 第 三 号 に 定 める 職 員 については 昭 和 二 十 四 年 五 月 十 日 までの 間 に 同 件 第 二 号 及 び 第 四 号 に 定 め る 職 員 については 昭 和 二 十 八 年 三 月 三 十 一 日 までの 間 にそれぞれ 退 職 手 当 に 相 当 する 給 付 の 支 給 を 受 けている 場 合 においては 当 該 給 付 の 額 を 退 職 の 日 におけるその 者 の 俸 給 月 額 で 除 して 得 た 数 に 十 二 を 乗 じて 得 た 数 ( 一 未 満 の 端 数 を 生 じたときは その 端 数 を 切 り 捨 てる )に 相 当 する 月 数 を 当 該 給 付 の 計 算 の 基 礎 となつた 在 職 期 間 とする 六 施 行 令 附 則 第 八 項 の 規 定 の 適 用 については 次 に 定 めるところによる イ もとの 外 地 の 地 方 公 共 団 体 に 準 ずるもの とは 居 留 民 団 等 をいう ロ 地 方 公 務 員 が 退 職 により 退 職 手 当 に 相 当 する 給 付 の 支 給 を 受 けているときは 施 行 令 第 七 条 第 一 項 の 規 定 の 例 による この 場 合 においては 前 号 イ 及 びロを 援 用 する 七 施 行 令 附 則 第 十 七 項 の 規 定 は 同 項 ただし 書 に 規 定 する 勤 続 期 間 を 計 算 する 場 合 を 除 き 未 復 員 者 についてはその 全 勤 続 期 間 を 除 算 するという 趣 旨 である 附 則 第 五 項 及 び 附 則 第 六 項 関 係 一 附 則 第 五 項 及 び 附 則 第 六 項 の 規 定 により 適 用 すべき 規 定 中 その 者 の 俸 給 日 額 について - 11 -
は その 者 の 退 職 の 日 における 俸 給 月 額 の 三 十 分 の 一 に 相 当 する 額 をいう ただし その 額 に 銭 位 未 満 の 端 数 を 生 じたときは その 端 数 を 一 銭 として 計 算 する 二 前 項 の 俸 給 月 額 は 第 三 条 関 係 第 一 号 及 び 第 二 号 に 定 める 俸 給 月 額 とする 三 旧 国 家 公 務 員 等 に 対 する 退 職 手 当 の 臨 時 措 置 に 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百 四 十 二 号 以 下 旧 法 という ) 第 三 条 第 二 号 又 は 第 三 号 に 規 定 する 控 除 日 数 については 旧 法 第 三 条 第 二 号 又 は 第 三 号 に 規 定 するところによるほか 次 のとおりとする イ 退 職 手 当 の 計 算 の 基 礎 となる 勤 続 期 間 のうち 恩 給 法 ( 大 正 十 二 年 法 律 第 四 十 八 号 )の 規 定 による 恩 給 又 は 国 家 公 務 員 等 共 済 組 合 法 ( 以 下 共 済 法 という )による 退 職 給 付 の 支 給 の 対 象 となる 期 間 は 控 除 の 対 象 となる ロ イにおいて 恩 給 法 の 適 用 又 は 準 用 を 受 ける 職 員 であつた 期 間 ( 当 該 期 間 が 引 き 続 いて いない 場 合 は 合 計 した 期 間 とし 以 下 恩 給 公 務 員 期 間 という )については 旧 法 第 三 条 第 二 号 による 控 除 を 共 済 法 の 適 用 又 は 準 用 を 受 ける 職 員 であつた 期 間 ( 当 該 期 間 が 引 き 続 いていない 場 合 は 合 計 した 期 間 とし 以 下 共 済 組 合 員 期 間 という )につい ては 旧 法 第 三 条 第 三 号 による 控 除 を それぞれ 行 うものとする ハ 恩 給 公 務 員 期 間 又 は 共 済 組 合 員 期 間 の 双 方 の 期 間 があり かつ 双 方 の 期 間 に 一 年 未 満 の 月 数 があり 当 該 月 数 の 合 計 月 数 が 十 二 以 上 になる 場 合 は 当 該 月 数 を 共 済 組 合 員 期 間 として 取 り 扱 うものとする 附 則 第 八 項 関 係 本 項 の 規 定 は 未 復 員 者 以 外 の 職 員 として 同 項 に 掲 げる 日 に 現 に 在 職 する 職 員 に 限 り 適 用 す るものとする 附 則 第 十 一 項 関 係 本 項 に 規 定 する 職 員 が 本 邦 に 帰 還 後 引 き 続 き 職 員 として 在 職 し 若 しくは 引 き 続 いて 職 員 と なつて 在 職 する 場 合 又 は 法 第 十 三 条 の 規 定 の 適 用 を 受 け 引 き 続 いて 地 方 公 務 員 となつて 在 職 する 場 合 においては 本 項 の 規 定 により 支 給 を 受 けた 退 職 手 当 の 額 を 退 職 とみなされた 日 にお いてその 者 の 受 けるべき 俸 給 月 額 で 除 して 得 た 数 に 十 二 を 乗 じて 得 た 数 ( 一 未 満 の 端 数 を 生 じ たときは その 端 数 を 切 り 捨 てる )に 相 当 する 月 数 を 施 行 令 附 則 第 二 十 一 項 ただし 書 に 規 定 する 当 該 退 職 手 当 の 計 算 の 基 礎 となつた 在 職 期 間 とみなす 附 則 第 二 十 四 項 関 係 本 項 の 規 定 は 退 職 手 当 の 調 整 額 の 基 礎 となる 俸 給 月 額 についても 適 用 される 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 十 七 年 法 律 第 百 十 五 号 ) 附 則 第 三 条 関 係 本 条 の 規 定 は 国 家 公 務 員 退 職 手 当 法 第 八 条 の 二 第 五 項 に 規 定 する 認 定 を 受 けて 同 条 第 八 項 第 三 号 に 規 定 する 退 職 すべき 期 日 に 退 職 した 者 には 適 用 しない - 12 -