平 成 26 年 度 事 業 計 画 書 1.26 年 度 事 業 実 施 の 方 針 昨 年 は 当 館 の 社 会 に 対 する 真 摯 な 貢 献 度 が 評 価 され 公 益 財 団 法 人 の 認 可 をいただきました そしてまた 一 つ 夢 でもあった 勝 山 市 との 連 携 を 結 ぶ 大 きな 坂 も 乗 り 越 え 今 年 4 月 1 日 より 発 足 の 運 びとなります 今 後 はより 具 体 的 な 連 携 事 業 を 進 めていく 段 階 に 入 ります 9 月 には 記 念 す べき 連 携 第 1 回 の 展 覧 会 開 催 を 予 定 しております 公 益 財 団 法 人 となったこと で 勝 山 市 からの 文 化 財 借 用 も 行 い 易 くなりました 勝 山 市 と 当 館 とのコラボ レーションにより 当 館 だけでは 出 来 ない 新 たな 価 値 を 創 造 する 事 が 可 能 に なるでしょう 今 年 は 市 制 60 周 年 また まほろば 開 館 2 周 年 の 年 に 当 たり この 記 念 すべき 年 に 連 携 の 第 一 歩 を 踏 み 出 せることは 大 変 喜 ばしいことです 今 後 もこの 連 携 をより 充 実 させ 勝 山 市 の 文 化 財 保 護 活 用 に 貢 献 していき たいと 考 えております また 昨 年 11 月 には 勝 山 出 身 で 明 治 から 昭 和 にかけて 活 躍 した 書 家 西 脇 呉 石 のご 親 族 様 から 呉 石 作 品 の 一 大 コレクションをお 預 かりいたしました これだけのまとまったコレクションが 出 てくることは 今 後 もうないでしょう 呉 石 が 収 集 した 江 戸 から 明 治 の 多 くの 書 家 の 作 品 も 含 まれており 非 常 に 価 値 あるコレクションと 言 えます 今 後 しっかりとした 調 査 展 示 情 報 発 信 を 行 うことで 西 脇 呉 石 の 評 価 が 高 まり 書 の 面 でも 全 国 に 名 の 知 れる 博 物 館 となれるまたとない 機 会 です 勝 山 出 身 の 書 家 であると 同 時 に 近 代 の 書 の 世 界 で 重 要 な 地 位 を 占 めた 西 脇 呉 石 は 忘 れられていい 人 物 ではありません 一 つの 貴 重 なコレクションとして 大 切 に 伝 えていきたいと 考 えております 昨 年 は 学 芸 員 の 交 替 もありました その 影 響 で 予 定 していた 事 業 のうち 一 部 の 実 施 を 見 送 りました しかし 新 しい 学 芸 員 の 下 また 新 たな 視 野 観 点 で 今 までとはまた 趣 の 違 う 展 示 を 作 っていくことができます 公 立 博 物 館 ではなかなか 取 り 上 げづらいテーマなども 積 極 的 に 開 拓 していきたいと 考 えております ホームページの 全 面 リニューアルも 行 い 広 報 もよりやりや すい 形 が 整 いました 博 物 館 運 営 の 情 熱 に 官 も 民 もなく 低 迷 し 続 ける 状 況 を 打 破 していくには 地 道 な 活 動 をしていくしかないものと 考 えます 博 物 館 の 魅 力 を 常 に 創 造 し アピールし チームワークを 円 滑 にする 環 境 づくりを 心 掛 けてまいります 2. 事 業 の 概 要 (1) 主 な 事 業 1 平 成 お 天 守 塾 勝 山 城 清 明 茶 会 1
日 程 平 成 26 年 4 月 20 日 ( 日 ) 茶 席 券 6,500 円 200 人 ( 内 500 円 は 入 館 料 ) 会 場 蘭 月 の 間 4 階 ホール 2 階 障 壁 画 前 庭 園 東 屋 開 催 の 趣 旨 毎 年 好 評 を 得 ている 茶 会 清 明 茶 会 も 8 回 目 になり ます いつもお 世 話 になっている 勝 山 市 茶 道 連 合 会 や 福 井 市 閑 友 会 に 加 え 今 年 は 越 前 市 からも 裏 千 家 藤 井 宗 清 有 志 一 同 を 迎 えて 各 流 派 それぞれの 流 儀 の 特 色 を 生 かし 濃 茶 席 薄 茶 席 野 点 席 点 心 席 を 設 けた 茶 会 を 開 きたいと 考 えております お 茶 事 を 通 じて 新 聞 テレビ 等 のマスコミ 関 係 及 び 各 市 町 村 に 当 館 を 取 り 上 げて 広 報 していただき 福 井 県 内 外 に 当 館 のイメ ージアップや 当 館 の 存 在 を 改 めて 認 識 していただき さらに 発 展 させていきたいと 考 えております 2 勝 山 市 勝 山 城 博 物 館 連 携 第 1 回 特 別 展 勝 山 の 生 い 立 ち~1 万 5 千 年 の 歴 史 ~ ( 仮 題 ) 日 程 平 成 26 年 9 月 1 日 ( 月 )~12 月 7 日 ( 日 )98 日 間 会 期 中 無 休 会 場 4 階 ホール 趣 旨 勝 山 市 との 連 携 第 1 回 となる 展 覧 会 を 開 催 いたします 縄 文 時 代 から 続 く 勝 山 の 歴 史 を 勝 山 市 や 個 人 が 所 蔵 する 様 々な 資 料 を 通 してたどり 郷 土 の 素 晴 らしさを 再 確 認 していただきたいと 考 えております 展 示 資 料 猪 野 口 南 幅 遺 跡 出 土 の 旧 石 器 大 渡 城 古 墳 等 出 土 品 泰 澄 伝 記 村 絵 図 城 下 町 絵 図 成 器 堂 関 係 品 小 笠 原 藩 主 遺 品 西 脇 呉 石 書 画 類 ほか 特 別 展 入 場 料 大 人 700 円 3,800 人 小 人 260 円 1,200 人 解 説 図 録 1,200 円 120 冊 3 納 涼 花 火 大 会 見 物 &ナイトミュージアム 日 程 8 月 17 日 ( 日 ) 午 後 7 時 から 9 時 30 分 まで 趣 旨 花 火 見 物 は 午 後 8 時 から 9 時 まで 6 5 階 展 望 台 から 展 示 室 も 観 覧 できます 夜 の 博 物 館 を 見 る 機 会 はあま りありませんので いつもと 違 う 雰 囲 気 を 感 じられる かもしれません 怖 いもの 見 たさの 方 々も 大 歓 迎 です 入 館 料 大 人 500 円 30 人 小 人 200 円 20 人 2
4 平 成 お 天 守 塾 お 城 でゴスペルⅡ( 仮 称 ) 日 程 上 半 期 の 土 曜 日 夜 7 時 から 8 時 半 会 場 2 階 障 壁 画 前 主 催 勝 山 ウィンディフレンズ 勝 山 城 博 物 館 大 野 福 井 のゴ スペルグループ 共 催 入 場 料 大 人 1,300 円 88 人 小 人 1,000 円 8 人 趣 旨 昨 年 当 館 で 行 われ 好 評 を 博 したゴスペルコンサートを 当 館 の 継 続 事 業 として 開 催 いたします 音 楽 に 関 する 文 化 的 素 養 を 地 域 に 広 めていく 場 として 地 元 グループを 応 援 す る 一 助 にしたいと 考 えております 5 信 州 ジャズコンサート( 仮 称 ) 日 程 9 月 後 半 の 土 曜 日 又 は 日 曜 日 夜 5 時 から 7 時 会 場 2 階 障 壁 画 前 主 催 くまくま 勝 山 城 博 物 館 共 催 入 場 料 大 人 3,500 円 90 人 小 人 2,700 円 20 人 趣 旨 25 年 度 に 中 部 北 陸 ツアーの 一 環 として 当 館 で 初 めて 開 催 された 信 州 ジャズは 予 定 枚 数 を 超 えてチケット 販 売 も 伸 び お 客 様 の 評 価 も 非 常 に 高 いものとなりました 出 演 者 にも 会 場 は 好 評 で 第 2 回 開 催 の 打 診 があったため 共 催 の 形 で 再 度 ジャズコンサートを 開 催 し より 多 くの 方 々に ご 堪 能 いただく 機 会 を 提 供 したいと 考 えております 6 平 成 お 天 守 塾 第 9 回 越 前 勝 山 城 絵 画 作 品 展 お 城 を 描 こう 日 程 絵 画 作 品 募 集 期 間 6 月 中 旬 ~10 月 上 旬 表 彰 式 11 月 9 日 ( 日 ) 午 後 2 階 障 壁 画 前 展 示 会 11 月 9 日 ( 日 )~11 月 24 日 ( 月 祝 )(14 日 間 ) 趣 旨 県 内 外 の 幼 稚 園 保 育 園 小 中 学 校 から 広 く 募 集 し 表 彰 展 示 します 子 どもたちの 豊 かな 創 造 性 を 育 て る 活 動 の 場 として 親 しまれる 博 物 館 にしたいとの 思 い で 始 まった 作 品 展 も 9 回 目 となります 近 年 勝 山 市 以 外 からの 応 募 も 増 え 館 の 代 表 行 事 の 一 つとして 根 付 いてまいりました 勝 山 市 エコミュージアム わがま ち 魅 力 醸 成 事 業 助 成 金 の 申 請 を 予 定 しております 7 新 春 特 別 陳 列 館 蔵 品 展 蒔 絵 の 美 ( 仮 題 ) 日 程 平 成 27 年 1 月 1 日 ( 木 )~1 月 20 日 ( 火 ) 18 日 間 3
会 場 3 階 常 設 展 示 室 の 一 部 趣 旨 毎 年 恒 例 になった 正 月 の 新 春 館 蔵 品 展 を 開 催 いたします 当 館 では 美 しい 蒔 絵 を 施 した 印 籠 を 所 蔵 しておりますが 全 てを 同 時 にご 覧 いただく 機 会 はあまりありませんでし た そこで 印 籠 や 鞍 を 中 心 に 蒔 絵 の 美 しさを 堪 能 してい ただければと 考 えております 特 別 陳 列 として 屏 風 類 も 併 せて 展 示 する 予 定 です 展 示 資 料 淀 の 水 車 図 蒔 絵 鞍 梨 子 地 葵 紋 散 唐 草 蒔 絵 薙 刀 拵 松 樹 館 図 印 籠 蔦 図 印 籠 兜 図 印 籠 秋 草 図 印 籠 竜 虎 図 印 籠 山 水 楼 閣 図 印 籠 山 水 唐 人 図 印 籠 他 8 勝 山 市 フォトコンテスト 展 示 会 主 催 勝 山 市 協 賛 勝 山 城 博 物 館 他 募 集 期 間 平 成 25 年 7 月 ~26 年 7 月 31 日 展 示 期 間 平 成 26 年 8 月 中 旬 以 降 趣 旨 勝 山 市 主 催 の 写 真 コンテストに 協 賛 金 を 出 し 勝 山 城 博 物 館 部 門 を 設 定 していただきます 協 賛 部 門 の 写 真 の 使 用 権 を 得 ることができ 勝 山 市 が 大 々 的 に 行 う 広 告 に 協 賛 者 名 と 部 門 名 をPRできます 最 優 秀 1 点 優 秀 3 点 入 選 6 点 ほどを 選 定 し 館 内 で 勝 山 城 部 門 の 応 募 作 品 を 一 定 期 間 展 示 します この 時 の 賞 金 は 当 館 が 負 担 いたします (2) 主 な 文 化 貸 館 事 業 1 月 例 茶 会 の 開 催 期 間 5 7 9 11 月 の 第 1 日 曜 日 ( 計 4 回 ) 会 場 2 階 和 室 蘭 月 の 間 主 催 者 勝 山 市 茶 道 連 合 会 ( 荒 井 敏 子 代 表 ) 勝 山 城 博 物 館 共 催 趣 旨 来 館 者 等 でお 茶 を 希 望 される 方 に 抹 茶 ( 月 によっては 煎 茶 )を 有 料 で 提 供 いたします これは 博 物 館 の 行 う 文 化 活 動 の 一 環 として 茶 道 に 親 しみ 博 物 館 への 理 解 を 深 めても らうための 行 事 です 今 年 で 12 年 目 となります 4 その 他 随 時 当 館 の 文 化 事 業 として 相 応 しいイベントその 他 催 し 事 や 貸 館 の 申 し 込 みを 受 け 付 け 加 えて 積 極 的 に 利 用 の 働 きかけを 行 います ホームページリニューアルに 伴 い 施 設 の 利 用 条 件 や
場 所 の 写 真 をホームページで 公 開 し より 利 用 していただきや すいようにいたしました (3) 学 芸 活 動 1 引 き 続 き 館 蔵 資 料 に 対 する 大 規 模 な 燻 蒸 は 見 送 り 害 虫 やカビの 発 生 を 予 防 する 殺 虫 剤 および 調 湿 財 の 設 置 や 巡 視 清 掃 等 の 日 常 管 理 を 行 うことで 貴 重 な 館 蔵 資 料 の 保 存 に 努 めます 貴 重 な 文 化 財 の 受 け 入 れがある 場 合 のみ 燻 蒸 方 法 について 検 討 いたします 2 館 蔵 資 料 のほか 勝 山 市 を 中 心 に 江 戸 から 明 治 期 の 歴 史 資 料 の 調 査 研 究 を 進 め 常 設 展 示 では 補 えない 地 元 に 密 着 した 展 示 を 企 画 展 の 形 で 発 表 できるように 進 めていきます 3 屏 風 の 題 材 書 石 垣 街 道 および 構 造 物 に 関 する 調 査 収 集 研 究 を 行 い 特 色 ある 展 示 を 打 ち 出 せるよう 順 次 進 めていきます (4) 勝 山 城 友 の 会 活 動 1 総 会 講 演 会 の 開 催 4 月 26 日 ( 土 ) 講 師 林 淳 ( 当 館 学 芸 員 ) 2 館 外 研 修 旅 行 5 月 28 日 滋 賀 方 面 ( 研 修 部 ) 3 館 外 研 修 写 真 アルバムの 編 集 発 行 4 友 の 会 だより 第 21 号 の 編 集 発 行 ( 広 報 部 ) 5 博 物 館 事 業 の 作 業 補 助 や 展 示 会 の 監 視 員 ボランティア( 文 化 部 ) (5) 広 報 活 動 主 な 事 業 について 勝 山 市 広 報 や 新 聞 テレビなどのマスコミ 報 道 ポスターやチラシの 郵 送 配 布 ( 福 井 県 内 の 主 要 公 共 施 設 北 陸 三 県 の 博 物 館 等 ) 当 館 ホームページ 等 を 通 じて 広 く 広 報 いたします ホ ームページに 新 たに 開 設 したツイッターを 利 用 し よりリアルタイム での 情 報 発 信 に 努 めます 宣 伝 効 果 が 高 いと 判 断 できる 広 報 媒 体 を 厳 選 し 当 館 広 告 の 掲 出 を 行 います 3. 財 団 運 営 に 関 する 会 議 の 開 催 (1) 定 例 理 事 会 の 開 催 2 回 以 上 新 年 度 の 事 業 計 画 予 算 その 他 の 議 案 等 の 審 議 承 認 のため 2 月 ま たは 3 月 に 開 催 します 前 年 度 の 事 業 報 告 決 算 報 告 その 他 の 議 案 等 の 審 議 承 認 のため 5 月 または 6 月 に 開 催 します (2) 定 例 及 び 臨 時 評 議 員 会 の 開 催 2 回 以 上 評 議 員 会 は 理 事 会 の 開 催 後 に 3 月 及 び 毎 事 業 年 度 終 了 後 3 カ 月 以 内 に 開 催 します 5