計 画 策 定 の 趣 旨 わが 国 は 世 界 に 例 のないスピードで 高 齢 化 が 進 んでおり 世 界 でも 最 高 水 準 の 前 例 のない 高 齢 社 会 を 迎 えました 今 後 も 一 層 の 高 齢 化 が 進 行 し ねたきりや 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 介 護 期 間 の 長 期 化 など 介 護 に 対 するニーズがますます 増 大 することが 見 込 まれます そのため 国 では 団 塊 の 世 代 のすべての 人 が 後 期 高 齢 者 となる 2025 年 を 見 据 えた 地 域 包 括 ケア の 考 え 方 を 示 しており 地 域 の 特 性 に 応 じ 長 期 的 な 展 望 を 持 った 高 齢 者 支 援 のあり 方 を 検 討 していく 必 要 があります 以 上 のような 動 向 を 踏 まえ 本 市 では 高 齢 者 を 取 り 巻 く 現 状 や 今 後 の 高 齢 化 への 対 策 をより 一 層 推 進 するとともに すべての 高 齢 者 が 健 康 で 安 心 して 暮 らせるよう 地 域 の 実 情 に 応 じた 高 齢 者 福 祉 介 護 保 険 の 体 制 を 計 画 的 に 確 保 するための 豊 明 市 第 5 期 高 齢 者 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 を 策 定 しました 計 画 の 期 間 本 計 画 の 計 画 期 間 は 平 成 24 年 度 から 平 成 26 年 度 までの3 年 間 と 定 めます H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 豊 明 市 高 齢 者 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 第 4 期 第 5 期 ( 本 計 画 ) 第 6 期 高 齢 者 の 状 況 総 人 口 と 高 齢 者 人 口 の 推 移 をみると 総 人 口 の 推 移 人 口 は 平 成 21 年 から 減 少 に 転 じており 平 成 23 年 では 68,544 人 となっていま す 高 齢 化 率 は 平 成 19 年 の 17.5%から 平 成 23 年 には 20.3%へと 増 加 していま す 要 支 援 要 介 護 認 定 者 数 の 推 移 をみると 平 成 20 年 度 から 増 加 を 続 けており 平 成 22 年 度 現 在 で 認 定 者 数 は 1,804 人 認 定 率 は 13.1%となっています 要 介 護 認 定 者 数 と 認 定 率 の 推 移 ( 人 ) 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 1 17.5% 18.2% 19.0% 19.9% 20.3% 68,271 68,673 68,939 68,719 68,544 11,914 12,493 13,109 13,642 13,925 46,061 45,891 45,602 44,981 44,690 10,296 10,289 10,228 10,096 9,929 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 年 少 人 口 (0~14 歳 ) 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 ) 高 齢 者 人 口 (65 歳 以 上 ) 高 齢 化 率 資 料 : 住 民 基 本 台 帳 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 要 支 援 要 介 護 認 定 者 数 1,746 1,755 1,686 1,736 1,804 認 定 率 15.1% 14.4% 13.2% 12.9% 13.1% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% ( 単 位 : 人 ) 資 料 : 介 護 保 険 事 業 状 況 報 告 ( 各 年 3 月 末 )
基 本 方 針 高 齢 者 が 健 康 で 安 心 して 暮 らせるようにするために 自 立 支 援 と 尊 厳 の 保 持 を 基 本 とし 介 護 保 険 制 度 の 持 続 可 能 性 と 信 頼 性 を 高 める 必 要 があります そのため 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 や 介 護 予 防 事 業 の 推 進 そして 介 護 給 付 の 適 正 化 を 図 ります 以 下 では これらに 取 り 組 むための 基 本 目 標 及 び 事 業 体 系 図 を 示 した 後 各 事 業 の 主 な 取 り 組 みの 現 況 と 課 題 を 示 します 高 齢 者 介 護 保 健 福 祉 の 施 策 基 本 目 標 1 高 齢 者 の 包 括 的 総 合 的 な 支 援 のために 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 とした 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 介 護 サービスの 充 実 の 強 化 介 護 予 防 の 推 進 を 図 ります また 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 し 相 談 支 援 体 制 の 構 築 を 図 ります 成 果 目 標 項 目 現 状 ( 平 成 23 年 度 ) 最 終 年 ( 平 成 26 年 度 ) 市 内 2か 所 に 地 域 包 括 支 援 センターを 設 置 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 1 直 営 2 委 託 事 業 体 系 施 策 の 方 向 (1) 地 域 包 括 ケア 体 制 の 推 進 (2) 相 談 窓 口 の 充 実 1 介 護 予 防 ケアマネジメント 事 業 2 総 合 相 談 事 業 3 権 利 擁 護 事 業 4 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメント 事 業 5 家 族 介 護 支 援 事 業 1 地 域 包 括 支 援 センター 2 豊 明 市 社 会 福 祉 協 議 会 3 介 護 相 談 員 4 民 生 委 員 5 豊 明 市 障 がい 者 相 談 支 援 センター フィット 6 豊 明 市 高 齢 者 虐 待 防 止 ネットワーク 連 絡 会 2
基 本 目 標 2 高 齢 者 の 健 康 づくり 介 護 予 防 のために 健 康 づくり 介 護 予 防 を 推 進 するため 運 動 機 能 の 向 上 等 予 防 効 果 の 評 価 を 実 施 するととも に 生 きがいづくりを 推 進 します 成 果 目 標 項 目 現 状 ( 平 成 23 年 度 ) 最 終 年 ( 平 成 26 年 度 ) 貯 筋 教 室 参 加 人 数 の 増 加 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 384 人 500 人 サロン 事 業 参 加 者 数 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 195 人 525 人 1 日 の 平 均 歩 行 時 間 が30 分 未 満 の 人 の 割 合 ( 医 療 健 康 課 ) 42.6% (H20) 40.0% チェックリストの 返 信 率 の 向 上 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 74.0% 90.0% 事 業 体 系 施 策 の 方 向 (1) 健 康 づくり 介 護 予 防 の 推 進 (2) 疾 病 予 防 の 推 進 (3) 地 域 のふれあいと 生 きがいづくり の 促 進 1 筋 トレ 教 室 2 歯 つらつ 教 室 3いきいきサービス 4 大 人 の 学 校 5お 元 気 チェックリスト 6 元 気 いっぱい 貯 筋 教 室 7ふれあいミニデイサービス 8こまの 会 ( 栄 養 啓 発 事 業 ) 9すこやか 教 室 10ウォーキングの 推 進 1 特 定 保 健 指 導 2 骨 粗 しょう 症 予 防 教 育 3 健 康 づくり 教 室 4 健 康 栄 養 相 談 1 老 人 クラブ 活 動 の 活 性 化 ( 生 きがい 推 進 事 業 ) 2 就 労 機 会 の 拡 大 3サロン 事 業 4 趣 味 講 座 趣 味 教 室 5ふれあいサロン 6 生 きがい 活 動 拠 点 づくり 7ボランティア 活 動 ポイント 制 度 の 推 進 3
基 本 目 標 3 高 齢 者 が 適 正 な 介 護 を 受 けるために 健 康 づくり 介 護 予 防 を 推 進 するため 運 動 機 能 の 向 上 等 予 防 効 果 の 評 価 を 実 施 するととも に 生 きがいづくりを 推 進 します 成 果 目 標 項 目 ケアマネジャーへのケアプランチェック 実 施 割 合 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 現 状 ( 平 成 23 年 度 ) 18 人 /30 人 (60.0%) 最 終 年 ( 平 成 26 年 度 ) 100.0% 事 業 体 系 施 策 の 方 向 (1) 介 護 給 付 適 正 化 への 取 り 組 みの 推 進 (2) 在 宅 介 護 サービスの 充 実 (3) 生 活 環 境 の 整 備 (4) 住 まいに 関 するサービスの 充 実 1 認 定 調 査 状 況 チェック 2ケアプランチェック 3 住 宅 改 修 実 態 調 査 4 医 療 情 報 との 突 合 縦 覧 点 検 5 介 護 給 付 費 通 知 1 通 所 介 護 2 通 所 リハビリテーション 3 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 4 短 期 入 所 生 活 介 護 5 短 期 入 所 療 養 介 護 6 訪 問 介 護 7 訪 問 入 浴 介 護 8 訪 問 看 護 9 訪 問 リハビリテーション 10 居 宅 療 養 管 理 指 導 11 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 介 護 看 護 1 福 祉 用 具 貸 与 2 特 定 福 祉 用 具 販 売 3 住 宅 改 修 費 1 介 護 老 人 福 祉 施 設 2 介 護 老 人 保 健 施 設 3 介 護 療 養 型 医 療 施 設 4 地 域 密 着 型 介 護 老 人 福 祉 施 設 入 所 者 生 活 介 護 5 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 6 特 定 施 設 入 居 者 生 活 介 護 7 介 護 施 設 の 待 機 者 把 握 4
基 本 目 標 4 高 齢 者 が 地 域 で 安 心 して 暮 らすために ひとり 暮 らし 高 齢 者 やねたきりの 高 齢 者 に 対 し 生 活 支 援 のための 用 具 や 設 備 安 否 確 認 のた めのシステム 等 を 供 給 します また 認 知 症 高 齢 者 や 介 護 者 への 支 援 を 行 います 成 果 目 標 項 目 (~ 平 成 22 年 度 ) 現 状 ( 平 成 23 年 度 ) 最 終 年 ( 平 成 26 年 度 ) 認 知 症 サポーターの 人 数 ( 高 齢 者 福 祉 課 ) 1,481 人 77 人 200 人 事 業 体 系 施 策 の 方 向 (1) 高 齢 者 を 支 える 取 り 組 みの 推 進 (2) 認 知 症 対 策 の 推 進 (3) 家 族 介 護 支 援 の 充 実 1 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 2 家 具 転 倒 防 止 器 具 取 り 付 け 事 業 3 配 食 サービス 事 業 4 安 否 確 認 訪 問 事 業 5 緊 急 電 話 設 置 費 等 助 成 事 業 6 災 害 時 等 要 援 護 者 支 援 制 度 7 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 8 高 齢 者 等 住 宅 改 修 費 補 助 事 業 9 高 齢 者 外 出 支 援 事 業 10 生 活 援 助 員 派 遣 事 業 1 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 2 認 知 症 サポート 登 録 制 度 1 徘 徊 高 齢 者 家 族 等 支 援 サービス 事 業 2 家 族 介 護 慰 労 金 支 給 事 業 3 在 宅 ねたきり 老 人 等 介 護 手 当 支 給 事 業 4 紙 おむつ 給 付 事 業 5 家 族 介 護 用 品 支 給 事 業 6 車 いす 専 用 車 貸 出 し 事 業 7 車 いす 貸 出 し 事 業 8 介 護 者 交 流 会 9 寝 具 クリーニング 事 業 10 理 髪 サービス 事 業 総 合 的 な 実 施 体 制 計 画 の 推 進 に 向 け ニーズ 把 握 や 苦 情 への 対 応 専 門 職 員 の 育 成 等 実 施 体 制 の 構 築 を 行 います 1ニーズ 把 握 2 出 前 講 座 3ボランティア 市 民 活 動 4 個 人 情 報 の 保 護 5 苦 情 への 対 応 6 専 門 職 員 の 育 成 確 保 7 財 源 確 保 のための 方 策 5
介 護 保 険 費 用 の 見 込 み 第 1 号 被 保 険 者 の 保 険 料 は 平 成 24 年 度 から 平 成 26 年 度 の3 年 間 を 設 定 します 標 準 給 付 見 込 み 額 等 の 推 計 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 合 計 総 給 付 費 2,830,389,519 円 3,075,709,108 円 3,326,214,977 円 9,232,313,604 円 特 定 入 所 者 介 護 サービス 費 115,903,029 円 121,681,629 円 127,513,734 円 365,098,392 円 高 額 介 護 サービス 費 46,322,427 円 48,632,133 円 50,963,224 円 145,917,784 円 高 額 医 療 合 算 介 護 サービス 費 等 給 付 額 8,365,511 円 8,755,901 円 9,174,177 円 26,295,589 円 審 査 支 払 手 数 料 2,868,120 円 3,010,968 円 3,601,704 円 9,480,792 円 標 準 給 付 見 込 額 3,003,848,606 円 3,257,789,739 円 3,517,467,816 円 9,779,106,161 円 地 域 支 援 事 業 費 88,624,164 円 94,030,964 円 99,819,847 円 282,474,975 円 総 合 計 3,092,472,770 円 3,351,820,703 円 3,617,287,663 円 10,061,581,136 円 保 険 料 の 算 定 第 1 号 被 保 険 者 の 保 険 料 は 標 準 給 付 見 込 額 と 地 域 支 援 事 業 費 の 合 計 額 の26%で 今 後 3 年 間 の 保 険 料 を 算 定 すると 月 額 5,052 円 となります しかし 平 成 23 年 度 までの 保 険 料 の 積 立 である 介 護 給 付 費 準 備 基 金 を 取 崩 し また 財 政 安 定 化 基 金 交 付 金 を 充 てることにより 平 成 24 年 度 から 平 成 26 年 度 の 保 険 料 基 準 額 は 月 額 4,529 円 とします 保 険 料 額 区 分 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 算 定 上 の 保 険 料 基 準 額 ( 月 額 ) 介 護 給 付 費 準 備 基 金 取 崩 及 び 財 政 安 定 化 基 金 取 崩 影 響 額 第 4 期 保 険 料 基 準 額 ( 月 額 ) 5,052 円 485 円 38 円 3,845 円 6
平 成 24 年 度 ~ 平 成 26 年 度 の 第 1 号 被 保 険 者 の 保 険 料 額 段 階 対 象 者 保 険 料 率 保 険 料 額 ( 月 額 ) 第 1 段 階 第 2 段 階 第 3 段 階 第 4 段 階 特 例 第 4 段 階 第 5 段 階 第 6 段 階 第 7 段 階 第 8 段 階 第 9 段 階 第 10 段 階 第 11 段 階 本 人 世 帯 が 住 民 税 非 課 税 老 齢 福 祉 年 金 生 活 保 護 受 給 者 等 本 人 世 帯 が 住 民 税 非 課 税 合 計 所 得 金 額 + 課 税 年 金 収 入 額 が 80 万 円 以 下 本 人 世 帯 が 住 民 税 非 課 税 合 計 所 得 金 額 + 課 税 年 金 収 入 額 が 80 万 円 超 本 人 が 住 民 税 非 課 税 世 帯 が 住 民 税 課 税 合 計 所 得 金 額 + 課 税 年 金 収 入 額 が 80 万 円 以 下 本 人 が 住 民 税 非 課 税 世 帯 が 住 民 税 課 税 合 計 所 得 金 額 + 課 税 年 金 収 入 額 が 80 万 円 超 125 万 円 未 満 190 万 円 未 満 340 万 円 未 満 500 万 円 未 満 800 万 円 未 満 1000 万 円 未 満 1000 万 円 以 上 0.20 905 円 0.30 1,358 円 0.60 2,717 円 0.90 4,076 円 1.00 4,529 円 1.10 4,981 円 1.20 5,434 円 1.35 6,114 円 1.50 6,793 円 1.65 7,472 円 1.80 8,152 円 2.00 9,058 円 豊 明 市 第 5 期 高 齢 者 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 概 要 版 発 行 : 豊 明 市 編 集 : 豊 明 市 高 齢 者 福 祉 課 住 所 : 愛 知 県 豊 明 市 新 田 町 子 持 松 1 番 地 1 T E L:0562-92-1261 F A X:0562-92-1141 E - m a i l:koreifu@city.toyoake.lg.jp 発 行 年 月 : 平 成 24 年 3 月 7