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7.1 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 50 (1) 緊 急 消 防 援 助 隊 とは 緊 急 消 防 援 助 隊 は 平 成 7 年 1 月 に 発 生 した 阪 神 淡 路 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ 大 規 模 災 害 や 特 殊 災 害 が 発 生 した 際 に 全 国 規 模 の 消 防 応 援 を 迅 速 に 行 い 被 害 の 軽 減 を 図 るために 同 年 6 月 緊 急 消 防 援 助 隊 要 綱 により 創 設 された 部 隊 である その 後 首 都 直 下 地 震 や 東 海 地 震 等 の 切 迫 性 や NBC テロ 災 害 の 危 険 性 の 高 まりが 指 摘 され 平 成 15 年 には 消 防 組 織 法 の 改 正 により 平 成 16 年 4 月 から 法 律 に 基 づく 部 隊 としての 位 置 付 けが 行 われた 法 制 化 以 降 緊 急 消 防 援 助 隊 は 複 数 の 豪 雨 災 害 や 新 潟 県 中 越 地 震 JR 西 日 本 福 知 山 線 列 車 事 故 に 出 動 し 地 元 消 防 機 関 等 との 密 接 な 連 携 により 昼 夜 を 分 かたない 献 身 的 な 活 動 が 被 災 地 域 の 住 民 に 大 きな 安 心 感 を 与 えるなど 社 会 的 にも 高 く 評 価 されているところである また 登 録 部 隊 数 も 平 成 20 年 10 月 現 在 で 3,96 となるなど その 体 制 も 着 実 に 強 化 されて きており 全 国 訓 練 や 毎 年 開 催 されている 地 域 ブロック 合 同 訓 練 等 を 通 じ 部 隊 間 の 連 携 強 化 部 隊 活 動 の 効 率 化 が 図 られてきたところである 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 の 際 にも 岩 手 県 知 事 及 び 宮 城 県 知 事 からの 応 援 要 請 を 受 け 直 ちに 17 都 道 県 に 対 し 緊 急 消 防 援 助 隊 の 出 動 を 求 め 21 1,025 名 が 出 動 し 相 互 に 連 携 した 救 援 活 動 が 行 われた 緊 急 消 防 援 助 隊 については 平 成 16 年 新 潟 県 中 越 地 震 に 次 ぐ 人 員 規 模 の 出 動 となり 消 防 庁 か らも 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 ( 現 在 の 消 防 応 援 活 動 調 整 本 部 以 下 調 整 本 部 という) 要 員 を 含 め 16 名 の 職 員 を 岩 手 県 宮 城 県 に 派 遣 した 表 7.1.1 緊 急 消 防 援 助 隊 派 遣 情 報 ( 派 遣 都 道 府 県 ) 派 遣 先 岩 手 県 宮 城 県 ( 応 援 要 請 日 時 )(14 日 9 時 23 分 ) (14 日 11 時 38 分 ) 9 都 道 県 12 都 県 出 動 都 道 県 北 海 道 青 森 県 秋 田 県 福 島 県 宮 城 県 ( 指 揮 支 援 隊 ) 秋 田 県 山 形 県 茨 城 県 栃 木 県 東 京 都 神 奈 川 県 福 島 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 新 潟 県 都 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 山 梨 県 応 援 都 道 府 県 航 空 部 隊 表 7.1.2 緊 急 消 防 援 助 隊 派 遣 情 報 ( 派 遣 部 隊 ) 指 揮 支 援 隊 都 道 府 県 指 揮 隊 消 火 部 隊 北 海 道 1 1 2 22 青 森 県 1 1 10 2 3 16 33 121 宮 城 県 2 2 40 秋 田 県 1 2 9 3 10 15 40 143 山 形 県 1 1 14 5 7 8 36 183 福 島 県 1 2 10 5 5 15 38 173 茨 城 県 1 1 2 7 栃 木 県 1 1 5 群 馬 県 1 1 9 埼 玉 県 1 1 1 3 6 46 千 葉 県 1 1 2 4 33 東 京 都 1 1 1 6 2 11 95 神 奈 川 県 2 2 1 5 21 新 潟 県 1 1 5 4 8 8 27 107 富 山 県 1 1 7 石 川 県 1 1 5 山 梨 県 1 1 8 総 計 16 7 9 48 27 33 71 211 1,025 救 助 部 隊 救 急 部 隊 後 方 支 援 隊 部 隊 数 出 動 人 員 計

51 到 着 前 の 応 援 先 変 更 到 着 後 の 応 援 先 変 更 表 7.1.3 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 先 変 更 14 日 14 時 15 分 山 形 県 隊 の 応 援 先 変 更 ( 岩 手 県 宮 城 県 栗 原 市 ) 14 日 17 時 30 分 千 葉 県 隊 及 び 埼 玉 県 隊 の 応 援 先 変 更 ( 岩 手 県 宮 城 県 栗 原 市 ) 15 日 10 時 10 分 秋 田 県 隊 及 び 東 京 都 隊 の 応 援 先 変 更 ( 岩 手 県 奥 州 市 宮 城 県 栗 原 市 ) 15 日 13 時 21 分 福 島 県 隊 の 応 援 先 変 更 ( 岩 手 県 一 関 市 宮 城 県 栗 原 市 ) (2) 緊 急 消 防 援 助 隊 の 出 動 状 況 消 防 庁 では 震 源 地 周 辺 に 被 害 が 多 いという 過 去 の 教 訓 に 基 づき 震 源 付 近 で 震 度 6 強 を 記 録 した 岩 手 県 奥 州 市 を 被 害 の 中 心 として 予 測 して 行 動 を 起 こし その 後 の 被 害 情 報 等 を 鑑 み 適 宜 修 正 するという 方 針 のもと 17 都 道 県 に 対 して 出 動 を 要 請 した 当 初 震 源 地 の 岩 手 県 に 向 かわせた 部 隊 を 宮 城 県 の 被 害 情 報 を 受 け 消 防 庁 と 調 整 本 部 等 が 連 携 し 災 害 時 には 初 となる 緊 急 消 防 援 助 隊 動 態 情 報 システムを 本 格 運 用 し 応 援 先 の 変 更 を 行 っ た (3) 緊 急 消 防 援 助 隊 の 活 動 状 況 等 被 災 地 においては 各 地 で 道 路 が 寸 断 し 陸 上 部 隊 の 活 動 範 囲 が 限 られるなか 消 防 防 災 ヘリコ プターの 機 動 力 を 十 分 活 かすため 消 防 庁 として 積 極 的 な 調 整 を 行 った 発 災 後 迅 速 に 多 数 の 航 空 部 隊 を 投 入 し 関 係 機 関 と 密 接 に 連 携 して 道 路 寸 断 により 孤 立 した 住 民 などの 情 報 収 集 活 動 孤 立 した 住 民 の 救 助 活 動 救 助 隊 員 の 投 入 による 救 助 活 動 物 資 及 び 消 防 隊 員 の 搬 送 活 動 などを 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 した 15 日 には 岩 手 県 から 奥 州 市 一 関 市 は 市 街 地 部 分 には 被 害 なしとの 連 絡 を 受 け また 宮 城 県 からの 応 援 要 請 があったことから 消 防 庁 は 岩 手 県 奥 州 市 にて 活 動 中 の 秋 田 県 隊 東 京 都 隊 (ヘ リを 含 む) 及 び 東 京 消 防 庁 指 揮 支 援 隊 の 宮 城 県 栗 原 市 への 出 動 ( 移 動 )を 要 請 した さらに 宮 城 県 内 の 体 制 強 化 のため 福 島 県 隊 ( 地 理 的 に 宮 城 県 に 近 い)に 移 動 を 要 請 した 各 地 で 道 路 が 寸 断 されているため 航 空 部 隊 を 中 心 に 岩 手 県 奥 州 市 一 関 市 及 び 宮 城 県 栗 原 市 において 陸 上 部 隊 及 び 県 内 消 防 機 関 等 と 連 携 しながら 情 報 収 集 活 動 救 急 救 助 活 動 など 行 い 156 名 を 救 出 した ( 主 に 航 空 部 隊 の 活 動 によるもの 149 名 主 に 陸 上 部 隊 の 活 動 によるもの 7 名 地 元 消 防 機 関 等 と 協 力 して 行 ったものを 含 む) 1 消 防 防 災 ヘリコプターの 活 動 :6 日 間 延 べ 63 機 救 助 人 員 149 名 2 救 助 活 動 例 表 7.1.4 緊 急 消 防 援 助 隊 の 活 動 状 況 部 隊 活 動 場 所 活 動 内 容 14 日 岩 手 県 奥 州 市 石 淵 ダム 付 近 にてバス 転 落 災 害 の 乗 客 3 名 を 救 出 航 空 部 隊 14 日 岩 手 県 一 関 市 祭 畤 (マツルヘ )にて 孤 立 者 53 名 を 救 出 14 日 宮 城 県 栗 原 市 岩 鏡 平 (イワカカ ミタ イラ)にて 孤 立 者 33 名 を 救 出 14 日 ~18 日 宮 城 県 栗 原 市 駒 ノ 湯 (コマノユ) 土 石 流 現 場 にて 5 名 救 出 ( 死 亡 確 認 ) 陸 上 部 隊 花 山 本 沢 水 無 (ハナヤマホンサワミス ナシ) 土 砂 災 害 現 場 にて 14 日 ~18 日 宮 城 県 栗 原 市 2 名 救 出 ( 死 亡 確 認 ) (4) 教 訓 等 消 防 庁 として さらなる 緊 急 消 防 援 助 隊 の 連 携 向 上 と 迅 速 で 的 確 な 出 動 体 制 の 確 立 に 努 めるこ とを 目 的 に 実 際 に 受 援 された 機 関 の 代 表 者 と 応 援 のため 出 動 した 消 防 機 関 の 代 表 の 方 を 招 き 意 見 交 換 会 を 開 催 した

52 特 に 意 見 交 換 会 では 受 援 側 応 援 側 ともに 緊 急 消 防 援 助 隊 動 態 情 報 システムの 有 効 性 につい て 高 い 評 価 がなされた 消 防 庁 としても 当 該 システムの 有 効 性 を 実 証 できたと 考 える また 昨 年 度 緊 急 消 防 援 助 隊 北 海 道 東 北 ブロック 合 同 訓 練 の 開 催 地 であった 岩 手 県 の 一 関 市 消 防 本 部 からは 地 域 ブロック 合 同 訓 練 を 経 験 したことによって 受 援 消 防 本 部 として 円 滑 な 応 援 部 隊 の 受 け 入 れができた 旨 の 発 言 があった 訓 練 の 成 果 が 実 災 害 に 発 揮 された 事 例 である この 地 震 災 害 では 多 数 の 航 空 部 隊 を 投 入 し 空 と 陸 の 連 携 による 有 効 な 救 助 活 動 が 最 大 限 に 発 揮 されたが その 反 面 被 災 県 防 災 航 空 隊 は 緊 急 消 防 援 助 隊 内 の 調 整 調 整 本 部 内 の 調 整 災 害 対 策 本 部 内 の 調 整 と 各 機 関 の 航 空 機 の 統 制 など 多 岐 にわたり その 対 応 に 苦 慮 したということ だった 被 災 地 航 空 隊 をバックアップするための 人 員 確 保 が 必 要 であろう また 山 間 部 では 無 線 や 携 帯 電 話 が 使 用 できなかったので 衛 星 携 帯 電 話 が 有 効 な 通 信 手 段 だ ったが 今 後 は 通 信 機 器 を 所 有 する 部 隊 を 派 遣 するなど 通 信 手 段 を 確 保 する 必 要 がある 長 期 間 にわたる 活 動 で 後 方 支 援 部 隊 がいかに 重 要 な 部 隊 であるかが 再 認 識 されたところだが 活 動 部 隊 は 作 業 強 度 の 違 いはあれど 目 安 となる 隊 員 交 代 の 時 期 について 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 後 方 支 援 本 部 消 防 庁 などが 互 いに 調 整 のうえ 早 めに 示 す 必 要 がある 写 真 提 供 : 仙 台 市 消 防 局 写 真 7.1.1 緊 急 消 防 援 助 隊 の 活 動 状 況 ( 写 真 提 供 : 仙 台 市 消 防 局 )

7.2 緊 急 消 防 援 助 隊 の 受 け 入 れ 53 (1) 宮 城 県 宮 城 県 は 14 日 の 11 時 38 分 に 消 防 庁 に 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 要 請 を 行 い 11 時 38 分 に 宮 城 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 が 設 置 された 1) 栗 原 市 地 震 発 生 後 栗 原 市 は 緊 急 消 防 援 助 隊 及 び 県 内 の 消 防 本 部 に 対 して 応 援 出 動 を 要 請 し 栗 原 市 消 防 本 部 とともに 災 害 現 場 にて 救 急 救 出 及 び 救 助 活 動 を 実 施 した 栗 原 市 に 派 遣 された 救 急 消 防 援 助 隊 は 表 7.2.1 のとおりである 表 7.2.1 栗 原 市 への 緊 急 消 防 援 助 隊 ( 陸 上 部 隊 航 空 部 隊 )の 派 遣 状 況 ( 待 機 部 隊 を 含 む) 県 名 消 防 本 部 名 陸 上 部 隊 航 空 部 隊 延 人 員 宮 城 県 仙 台 市 消 防 局 12 隊 - 47 人 山 形 県 山 形 市 消 防 局 上 山 市 消 防 局 天 童 市 消 防 局 西 村 山 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 村 山 市 消 防 本 部 東 根 市 消 防 本 部 尾 花 沢 市 消 防 本 部 最 上 広 域 市 町 村 圏 事 務 組 合 消 防 本 部 米 沢 市 消 防 本 部 南 陽 市 消 防 本 部 高 畠 町 消 防 本 部 川 西 町 消 防 本 部 西 置 賜 行 政 組 合 消 防 本 部 鶴 岡 市 消 防 本 部 酒 田 地 区 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 山 形 県 消 防 防 災 航 空 隊 13 5 隊 555 人 埼 玉 県 さいたま 市 消 防 局 埼 玉 県 防 災 航 空 隊 30 隊 2 隊 134 人 千 葉 県 千 葉 市 消 防 局 24 隊 - 98 人 東 京 都 東 京 消 防 庁 東 京 消 防 庁 航 空 隊 50 隊 2 隊 203 人 秋 田 県 秋 田 市 消 防 本 部 由 利 本 庄 市 消 防 本 部 鹿 角 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 大 館 市 消 防 本 部 能 代 山 本 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 湖 東 地 区 行 政 一 部 事 務 組 合 消 防 本 部 男 鹿 地 区 消 防 一 部 事 務 組 合 消 防 本 部 にかほ 市 消 防 本 部 大 曲 仙 北 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 横 手 市 消 防 本 部 湯 沢 雄 勝 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 秋 田 県 消 防 防 災 航 空 隊 192 隊 2 隊 722 人

54 福 島 県 福 島 市 消 防 本 部 いわき 市 消 防 本 部 伊 達 地 方 消 防 組 合 消 防 本 部 安 達 地 方 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 郡 山 地 方 広 域 消 防 組 合 消 防 本 部 須 賀 川 地 方 広 域 消 防 本 部 白 河 地 方 広 域 市 町 村 圏 消 防 本 部 喜 多 方 地 方 広 域 市 町 村 圏 消 防 組 合 消 防 本 部 会 津 若 松 地 方 広 域 市 町 村 圏 整 備 組 合 消 防 本 部 南 会 津 地 方 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 相 馬 地 方 広 域 消 防 本 部 双 葉 地 方 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 福 島 県 消 防 防 災 航 空 隊 80 隊 4 隊 319 人 新 潟 県 新 潟 県 消 防 防 災 航 空 隊 - 2 隊 14 人 群 馬 県 群 馬 県 防 災 航 空 隊 - 2 隊 18 人 山 梨 県 山 梨 県 消 防 防 災 航 空 隊 - 3 隊 24 人 富 山 県 富 山 県 消 防 防 災 航 空 隊 - 3 隊 21 人 石 川 県 石 川 県 消 防 防 災 航 空 隊 - 3 隊 22 人 合 計 519 隊 28 隊 2,177 人 表 7.2.2 緊 急 消 防 援 助 隊 の 日 別 活 動 状 況 ( 待 機 部 隊 含 む) 日 陸 上 部 隊 航 空 部 隊 部 隊 員 14 日 47 隊 5 隊 225 人 15 日 130 隊 10 隊 559 人 16 日 13 5 隊 526 人 17 日 77 隊 5 隊 337 人 18 日 67 隊 2 隊 268 人 19 日 67 隊 262 人 合 計 519 隊 28 隊 2,177 人 緊 急 消 防 援 助 隊 は 6 月 19 日 9:00 に 解 散

55 (2) 岩 手 県 岩 手 県 は 14 日 の 9 時 23 分 に 消 防 庁 に 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 要 請 を 行 い 9 時 27 分 に 岩 手 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 が 設 置 された 1) 奥 州 市 奥 州 市 への 応 援 隊 としては 東 京 消 防 庁 をはじめとする 87 隊 314 名 の 消 防 職 員 が 派 遣 され た 緊 急 消 防 援 助 隊 の 指 揮 支 援 隊 ( 横 浜 市 )は 奥 州 市 到 着 後 すぐに 災 害 対 策 本 部 の 一 角 に 指 揮 支 援 隊 本 部 を 構 え 災 害 対 策 本 部 員 会 議 に 同 席 するなど 関 連 機 関 との 連 携 を 図 った 緊 急 消 防 援 助 隊 の 出 動 状 況 及 び 派 遣 隊 ごとの 内 訳 は 表 7.2.3 のとおりである 表 7.2.3 緊 急 消 防 援 助 隊 の 出 動 状 況 応 援 都 道 府 県 ( 応 援 隊 ) 等 応 援 状 況 活 動 状 況 神 奈 川 県 隊 3 名 ( 横 浜 市 安 全 管 理 局 指 揮 支 援 隊 ) 15 日 花 巻 市 へ 水 沢 公 園 を 野 営 地 東 京 都 隊 9 隊 34 名 (ハイパーレスキュー) 東 京 消 防 庁 ( 第 6 方 面 本 部 ) 15 日 宮 城 県 へ 水 沢 公 園 を 野 営 地 青 森 県 隊 青 森 地 域 広 域 消 防 事 務 組 合 八 戸 地 域 広 域 市 町 村 圏 事 務 組 合 弘 前 地 区 消 防 事 務 組 合 十 和 田 地 域 広 域 事 務 組 合 三 沢 市 消 防 本 部 五 所 川 原 地 区 消 防 事 務 組 合 平 川 市 消 防 本 部 つがる 市 消 防 本 部 鰺 ヶ 沢 地 区 消 防 事 務 組 合 黒 石 地 区 消 防 事 務 組 合 板 柳 町 消 防 本 部 中 部 上 北 広 域 事 務 組 合 下 北 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 北 部 上 北 広 域 事 務 組 合 青 森 県 防 災 航 空 センター 秋 田 県 隊 秋 田 市 消 防 本 部 横 手 市 消 防 本 部 にかほ 市 消 防 本 部 湯 沢 雄 勝 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 大 曲 仙 北 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 能 代 山 本 広 域 市 町 村 圏 組 合 消 防 本 部 鹿 角 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 大 館 市 消 防 本 部 男 鹿 地 区 消 防 一 部 事 務 組 合 消 防 本 部 湖 東 地 区 消 防 本 部 由 利 本 荘 市 消 防 本 部 3 121 名 ( 車 両 32 台 ヘリ1 機 ) [ 内 訳 ] 指 揮 隊 救 助 隊 救 急 隊 消 火 隊 後 方 支 援 航 空 部 隊 2 隊 3 隊 10 隊 14 隊 宮 古 消 防 本 部 ( 相 互 応 援 ) 5 隊 15 名 [ 内 訳 ] 救 助 隊 5 名 救 急 隊 2 隊 6 名 後 方 支 援 2 隊 4 名 花 巻 市 消 防 本 部 ( 相 互 応 援 ) 3 名 ( 後 方 支 援 3 名 ) 計 87 隊 314 名 15 日 解 除 水 沢 公 園 を 野 営 地 38 隊 138 名 15 日 宮 城 県 へ 水 沢 公 園 を 野 営 地 15 日 解 除 水 沢 公 園 を 野 営 地 15 日 解 除

56 2) 一 関 市 一 関 市 への 応 援 部 隊 等 については 岩 手 県 からの 連 絡 により 当 初 川 崎 市 ( 指 揮 隊 ) 新 潟 県 隊 福 島 県 隊 山 形 県 隊 の 予 定 であったが 集 結 途 中 に 栗 原 市 への 出 場 に 変 更 になったため 一 関 市 には 集 結 しないこととなった 県 内 応 援 隊 を 含 めた 最 終 的 な 一 関 市 への 緊 急 消 防 援 助 隊 の 応 援 状 況 は 表 7.2.4 のとおりで ある 表 7.2.4 緊 急 消 防 援 助 隊 の 受 け 入 れ 状 況 県 隊 等 名 称 隊 の 種 別 隊 数 人 員 集 結 日 時 活 動 日 時 及 び 人 員 等 川 崎 市 隊 指 揮 支 援 隊 3 名 6 月 14 日 17:13 指 揮 隊 6 月 14 日 福 島 県 隊 救 助 隊 消 火 隊 救 急 隊 4 隊 12 隊 5 隊 先 行 隊 13:44 後 続 隊 6 月 14 日 救 急 隊 3 名 ( 福 島 消 防 本 部 ) 支 援 隊 13 隊 15:40 計 35 隊 121 名 3 名 新 潟 県 隊 指 揮 隊 救 助 隊 消 火 隊 4 隊 5 隊 6 月 14 日 指 揮 隊 17:27 先 行 隊 活 動 無 し 救 急 隊 支 援 隊 8 隊 6 隊 18:07 後 続 隊 18:47 計 24 隊 97 名 岩 手 県 隊 盛 花 北 岡 巻 上 陸 前 高 田 大 船 渡 指 揮 救 助 隊 救 急 隊 支 援 隊 救 急 隊 支 援 隊 救 助 隊 支 援 隊 救 助 隊 支 援 隊 救 助 隊 支 援 隊 5 名 5 名 3 名 3 名 3 名 2 名 5 名 2 名 5 名 2 名 5 名 2 名 6 月 14 日 13:08 6 月 14 日 13:14 6 月 14 日 13:49 6 月 15 日 救 助 5 名 捜 索 活 動 6 月 15 日 救 助 7 名 捜 索 活 動 6 月 15 日 救 助 3 名 捜 索 活 動 計 12 隊 42 名 15 名 ( 出 典 ) 栗 原 市 提 供 資 料 奥 州 市 提 供 資 料 一 関 市 提 供 資 料

7.3 警 察 による 広 域 応 援 57 (1) 宮 城 県 1) 広 域 緊 急 援 助 隊 の 活 動 警 察 庁 は 6 月 14 日 から 6 月 20 日 までの 間 全 国 15 都 道 県 警 察 東 北 関 東 管 区 警 察 局 警 視 庁 等 から 広 域 緊 急 援 助 隊 320 人 を 派 遣 して 被 災 者 等 の 救 出 救 助 行 方 不 明 者 の 捜 索 等 の 災 害 警 備 活 動 を 行 った 宮 城 県 には 15 都 道 県 警 察 から 延 べ 約 930 人 が 派 遣 され 余 震 等 に 伴 う 土 砂 崩 落 や 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム)の 決 壊 等 の 二 次 災 害 の 危 険 性 が 高 いなか 広 域 緊 急 援 助 隊 等 を 警 察 航 空 隊 や 自 衛 隊 の ヘリコプターで 現 場 に 派 遣 し 被 災 者 の 救 出 や 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 を 行 った 2) 宮 城 県 警 の 活 動 地 震 発 生 後, 直 ちに, 宮 城 県 警 察 本 部 に 本 部 長 を 長 とする 災 害 警 備 本 部 を 設 置 するとともに 県 下 24 警 察 署 に 署 長 を 長 とする 署 災 害 警 備 本 部 を 設 置 して 対 応 にあたった 災 害 警 備 活 動 は 地 震 発 災 直 後 から 被 災 者 の 救 出 救 助 を 行 ったほか 約 1 ヶ 月 間 に 渡 り 延 べ 約 6,000 人 の 機 動 隊 員 等 による 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 を 行 った 捜 索 活 動 は 地 震 被 害 が 山 間 部 に 集 中 したことから 陸 路 が 途 絶 した 被 災 地 域 に 対 しては レンジャー 隊 員 がヘリコプターからホイスト 降 下 して 捜 索 を 行 うなど 警 察 航 空 隊 のヘリコプ ター 延 べ 約 130 機 を 運 用 し 余 震 による 落 石 や 土 砂 崩 れが 発 生 する 危 険 な 状 況 の 中 で 行 った 交 通 確 保 対 策 としては 発 災 直 後 宮 城 県 内 では 高 速 道 路 8 路 線 及 び 一 般 道 路 10 路 線 で 道 路 管 理 者 による 全 面 通 行 止 め 規 制 を 実 施 したほか 一 般 道 路 4 路 線 で 片 側 通 行 規 制 を 実 施 した また, 国 道 4 号 等 7 箇 所 で 信 号 機 が 停 止 ( 滅 灯 )したことから 警 察 官 による 交 通 整 理 及 び 発 動 発 電 機 等 による 迅 速 な 復 旧 作 業 に 当 たったほか 道 路 情 報 板 やテレビ ラジオによる 交 通 情 報 の 提 供 を 行 った 被 災 者 支 援 活 動 としては 避 難 所 となった みちのく 伝 創 館 ( 栗 駒 地 区 )と 花 山 石 楠 花 セ ンター ( 花 山 地 区 )に 警 察 相 談 所 を 設 置 し 常 時 警 察 官 を 配 置 して 困 りごと 相 談 活 動 を 行 った また 女 性 警 察 官 を 含 む 10 数 人 で 臨 時 に 編 成 した 栗 駒 シャクナゲ 隊 を 栗 原 市 栗 駒 の 避 難 所 を 中 心 に 派 遣 して 避 難 所 への 訪 問 による 声 掛 け 等 を 通 じて 被 災 者 の 心 のケア に 当 たっ た また 地 域 警 戒 警 ら 隊 を 臨 時 に 編 成 し 被 災 地 域 における 警 戒 活 動 を 行 った 災 害 広 報 活 動 としては 被 災 者 の 動 揺 に 乗 じた 詐 欺 や 悪 質 商 法 の 被 害 を 防 ぐための 広 報 紙 を 作 成 し 市 職 員 を 装 って 倒 れた 家 や 水 道 の 無 料 点 検 を 持 ち 掛 けて 不 必 要 な 契 約 を 結 ばせるケー スや 廃 棄 物 の 処 分 名 目 で 金 をだまし 取 るケースを 紹 介 し 避 難 所 への 掲 示 や 被 災 者 宅 を 巡 回 す る 際 に 手 渡 して 注 意 を 呼 び 掛 けた 社 会 秩 序 維 持 活 動 としては 発 災 直 後 から 住 民 が 避 難 して 無 人 になった 被 災 地 区 において パトカー 等 による 警 戒 を 実 施 して 防 犯 活 動 に 当 たったほか 若 柳 警 察 署 員 で 編 成 された スワ ン 隊 は ヘリコプターで 被 災 地 に 入 り 留 守 宅 を 警 戒 してパトロールカードを 各 戸 に 置 き 自 宅 を 離 れて 避 難 所 生 活 を 続 ける 被 災 者 の 不 安 解 消 に 当 たった 写 真 7.3.1 警 察 の 活 動 の 様 子 1 写 真 7.3.2 警 察 の 活 動 の 様 子 2

58 (2) 岩 手 県 岩 手 県 における 警 察 の 活 動 は 以 下 のとおりである 1) 警 備 体 制 1 岩 手 県 警 察 災 害 警 備 本 部 警 察 本 部 長 以 下 104 名 (6 月 14 日 8:50 設 置 ) ( 各 警 察 署 含 め 1,137 名 ) 2 広 域 緊 急 援 助 隊 : 北 海 道 警 察 5 名 ヘリ だいせつ 1 号 1 機 青 森 県 警 察 23 名 ヘリ 白 鳥 1 機 福 島 県 警 察 8 名 山 形 県 警 察 2 名 警 視 庁 46 名 ヘリ おおとり 7 号 1 機 警 備 犬 2 頭 千 葉 県 警 察 11 名 ヘリ かとり 1 機 総 計 95 名 4 機 ( いわて を 含 めば 5 機 を 運 用 ) 2) 災 害 警 備 活 動 1 被 災 者 の 救 護 救 助 活 動 をはじめ 人 的 被 害 建 物 被 害 道 路 橋 梁 損 壊 崖 崩 れ 箇 所 の 被 害 確 認 2 被 災 地 域 における 孤 立 者 情 報 収 集 及 び 救 助 活 動 3 被 災 地 域 における 交 通 規 制 二 次 被 害 及 び 各 種 事 件 事 故 防 止 4 関 係 機 関 と 連 携 した 被 災 者 救 助 活 動 3) 被 災 者 救 助 活 動 1 警 察 ヘリによる 救 助 者 14 日 17 人 15 日 6 人 計 23 人 2 孤 立 地 域 からの 被 災 者 誘 導 救 助 ( 他 機 関 との 連 携 含 む) 総 計 263 人 3 被 災 地 ( 通 行 不 能 地 域 )における 放 置 車 両 確 認 水 沢 署 管 内 56 台 一 関 署 管 内 23 台 計 79 台 所 有 者 全 員 の 避 難 ( 安 否 )を 確 認 4 土 砂 崩 落 によって 出 現 した 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) に 対 する 警 戒 一 関 署 管 内 磐 井 川 に 出 現 した 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 周 辺 の 実 態 及 び 下 流 地 域 に 居 住 する 世 帯 の 把 握 と 警 戒 広 報 を 実 施 5 避 難 所 警 戒 被 災 者 支 援 活 動 一 関 市 厳 美 町 地 区 被 災 者 の 避 難 場 所 本 寺 小 学 校 における 被 災 者 支 援 活 動 ( 女 性 警 官 5 名 による 被 災 者 サポ-ト 隊 のほか 署 警 戒 班 が 担 当 ) 6 道 路 損 壊 箇 所 における 交 通 規 制 及 び 交 通 誘 導 4) 活 動 事 例 1 警 視 庁 部 隊 :6 月 15 日 一 関 市 マツルベ 大 橋 崩 壊 現 場 において 孤 立 者 2 名 を 発 見 した ほか 残 留 していた 地 元 民 2 名 を 救 助 し 警 視 庁 ヘリで 本 寺 小 学 校 に 搬 送 し た 2 千 葉 県 部 隊 :6 月 14 日 水 沢 市 石 淵 ダム 西 方 の 林 道 から 転 落 したバス 一 台 を 発 見 し レ ンジャ- 隊 員 がロ-プ 降 下 し 負 傷 者 を 救 護 自 衛 隊 ヘリと 連 携 し 20 名 を 救 助 した 同 日 マツルベ 大 橋 東 側 に 孤 立 していた 17 名 を 救 出 し 本 寺 小 学 校 に 搬 送 し た 3 北 海 道 部 隊 :6 月 15 16 日 の 両 日 一 関 署 管 内 崩 落 被 害 状 況 を 調 査 し 映 像 送 信 したほ か 被 災 者 捜 索 道 路 寸 断 箇 所 へ 警 察 部 隊 を 搬 送 した ( 出 典 ) 宮 城 県 提 供 資 料 岩 手 県 提 供 資 料

7.4 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 要 請 ( 活 動 ) 59 (1) 宮 城 県 災 害 派 遣 活 動 については 6 月 14 日 午 前 11 時 10 分 に 県 からの 災 害 派 遣 要 請 を 受 け 同 日 11 時 18 分 から 栗 原 市 周 辺 地 区 においてヘリコプターによる 人 命 救 助 活 動 を 開 始 した 派 遣 期 間 は 8 月 2 日 までの 50 日 間 に 及 び この 間 捜 索 救 出 救 助 活 動 給 水 給 食 入 浴 支 援 医 療 支 援 道 路 啓 開 活 動 一 時 帰 宅 支 援 などの 活 動 を 行 った 県 内 における 自 衛 隊 の 延 べ 派 遣 規 模 は 人 員 25,772 名 航 空 機 499 機 車 両 7,931 両 となっている 表 7.4.1 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 における 宮 城 県 内 の 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 の 状 況 県 の 派 遣 要 請 活 動 開 始 時 期 派 遣 規 模 ( 延 べ 数 ) 活 動 内 容 撤 収 時 期 6 月 14 日 11 時 10 分 6 月 14 日 11 時 18 分 人 員 :25,772 名 航 空 機 :499 機 車 両 :7,931 両 捜 索 救 助 孤 立 者 救 出 給 水 支 援 給 食 支 援 入 浴 支 援 医 療 支 援 道 路 啓 開 一 時 帰 宅 等 支 援 8 月 3 日 表 7.4.2 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 における 宮 城 県 内 の 自 衛 隊 災 害 派 遣 活 動 実 績 捜 索 救 助 14 名 給 水 支 援 393t 入 浴 支 援 5,398 名 道 路 啓 開 430m 孤 立 者 救 助 141 名 給 食 支 援 19,557 食 医 療 支 援 136 名 一 時 帰 宅 支 援 183 名 写 真 7.4.1 栗 原 市 築 館 ( 平 成 20 年 6 月 14 日 ) 写 真 7.4.2 栗 原 市 役 所

60 (2) 岩 手 県 1) 派 遣 要 請 6 月 14 日 10 時 30 分 県 庁 に 岩 手 駐 屯 地 から 連 絡 員 が 到 着 県 庁 4 回 特 別 会 議 室 に 連 絡 室 設 置 通 信 機 材 の 設 置 10 時 50 分 自 衛 隊 に 対 して 災 害 派 遣 要 請 2) 活 動 岩 手 県 知 事 からの 災 害 派 遣 要 請 に 基 づき 6 月 14 日 から 6 月 28 日 までの 間 孤 立 者 救 出 給 水 支 援 入 浴 支 援 道 路 啓 開 などの 活 動 を 行 った 延 べ 人 員 6,792 人 詳 細 は 表 7.4.3 のとおりである 表 7.4.3 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 における 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 活 動 ( 岩 手 県 ) 活 動 内 容 期 間 孤 立 者 救 出 崖 崩 れ 等 により 国 道 342 号 が 寸 断 され 孤 立 した 方 々の 救 助 : 陸 自 ヘリ 3 機 6/14~6/15 で 14 日 66 人 15 日 2 人 救 助 他 に OH1 機 で 偵 察 等 負 傷 者 救 出 6/14 奥 州 市 で 発 生 したバス 転 落 事 故 による 負 傷 者 救 助 : 海 自 ヘリ 4 機 で 17 名 救 出 給 水 支 援 避 難 所 等 での 給 水 支 援 : 延 べ 94 箇 所 246.4t の 給 水 実 施 入 浴 支 援 避 難 所 での 入 浴 支 援 : 延 べ 2,926 人 道 路 啓 開 延 べ 1,040m 一 時 帰 宅 ヘリ 利 用 95 人 車 両 利 用 36 人 計 131 人 6/14~6/27 6/16~6/28 6/15~6/25 6/17~6/24 写 真 7.4.3 自 衛 隊 の 活 動 の 様 子 ( 消 防 科 学 総 合 センター 撮 影 ) ( 出 典 ) 宮 城 県 提 供 資 料 岩 手 県 提 供 資 料 写 真 7.4.4 仮 設 風 呂 の 様 子 ( 消 防 科 学 総 合 センター 撮 影 )

7.5 TEC-FORCE の 活 動 61 (1)TEC-FORCE の 活 動 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 において 被 害 状 況 の 迅 速 な 把 握 被 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 被 災 地 の 早 期 復 旧 その 他 災 害 応 急 対 策 に 対 する 技 術 的 な 支 援 を 行 うため 国 土 交 通 省 は 発 災 した 当 日 か ら 緊 急 災 害 対 策 派 遣 隊 (TEC-FORCE)を 派 遣 して 地 方 公 共 団 体 等 の 支 援 を 行 った その 活 動 状 況 については 表 7.5.1 のとおりである 任 務 先 遣 班 被 害 状 況 調 査 班 (ヘリ 調 査 ) 先 遣 班 ( 緊 急 調 査 団 ) 被 害 状 況 調 査 班 ( 土 砂 災 害 危 険 箇 所 ) 被 害 状 況 調 査 班 ( 道 路 ) 被 害 状 況 調 査 班 ( 被 災 建 築 物 調 査 ) 応 援 対 策 班 表 7.5.1 TEC-FORCE の 活 動 状 況 ( 平 成 20 年 7 月 10 日 まで) 派 遣 規 模 (のべ 数 ) 活 動 概 要 機 械 人 員 ( 台 日 ) ( 人 日 ) ヘリコプターによる 調 査 21 40 地 震 発 生 直 後 からの 現 地 調 査 ( 国 土 交 通 省 緊 急 調 査 団 ) 土 砂 災 害 危 険 箇 所 点 検 緊 急 支 援 チーム 433 道 路 の 被 害 状 況 調 査 ( 市 道 国 道 398 号 国 道 342 号 等 ) 被 災 建 築 物 の 危 険 度 判 定 8 遠 隔 操 縦 式 油 圧 ショベル 4 台 ( 道 路 埋 塞 土 砂 撤 去 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 仮 水 路 掘 削 等 ) 75 9 照 明 車 19 台 ( 夜 間 監 視 夜 間 作 業 の 支 援 ) 244 2 排 水 ポンプ 車 3 台 ( 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 箇 所 の 排 水 ) 47 橋 梁 点 検 車 3 台 12 対 策 本 部 車 1 台 ( 現 地 活 動 の 支 援 ) 10 待 機 支 援 車 2 台 ( 現 地 活 動 の 支 援 ) 22 土 のう 造 成 機 ( 出 水 時 の 応 急 対 策 への 備 え) 9 排 水 ポンプユニット 3 台 ( 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 箇 所 の 排 水 ) 14 情 報 通 信 班 衛 星 通 信 車 4 台 ( 応 急 対 策 実 施 箇 所 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 箇 所 等 の 映 像 配 信 ) 48 6 現 地 支 援 班 現 地 での 隊 員 活 動 の 支 援 45 高 度 技 術 指 導 班 ( 重 機 分 解 輸 送 ) 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 箇 所 への 重 機 分 解 輸 送 に 関 する 技 術 指 導 5 高 度 技 術 指 導 班 ( 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム)) 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 箇 所 の 調 査 及 び 緊 急 対 策 の 立 案 指 導 87 高 度 技 術 指 導 班 秋 田 県 の 道 路 災 害 現 場 における 応 急 復 旧 工 法 等 に 関 する 技 術 ( 応 急 復 旧 工 法 ) 指 導 22 高 度 技 術 指 導 班 国 道 342 号 の 被 災 橋 梁 復 旧 技 術 指 導 4 輸 送 支 援 班 岩 手 県 及 び 宮 城 県 の 災 害 対 策 本 部 で 緊 急 輸 送 の 調 整 22 被 災 状 況 調 査 班 ( 国 土 地 理 院 ) 被 災 地 域 の 空 中 写 真 撮 影 を 実 施 7 地 理 情 報 支 援 班 ( 国 土 地 理 院 ) 災 害 対 策 用 図 空 中 写 真 等 の 地 理 情 報 を 関 係 機 関 に 提 供 26 被 災 状 況 調 査 班 被 災 地 域 において 現 地 災 害 状 況 の 調 査 情 報 収 集 及 び 観 測 施 設 ( 国 土 地 理 院 ) 等 の 現 状 調 査 を 実 施 158 地 震 機 動 観 測 班 ( 気 象 庁 ) 被 災 地 域 の 被 害 及 び 地 震 動 の 調 査 49 気 象 地 象 情 報 提 供 班 宮 城 県 岩 手 県 秋 田 県 の 災 害 対 策 本 部 に 気 象 地 象 情 報 を 提 ( 気 象 庁 ) 供 49 現 地 調 査 班 ( 土 木 研 究 所 ) 土 砂 災 害 調 査 道 路 土 工 調 査 道 路 斜 面 調 査 地 震 断 層 調 査 90 合 計 502 1,376 81 233

62 図 7.5.1 TEC-FORCE 活 動 人 員 の 推 移 (7 月 10 日 現 在 ) (2) 課 題 の 検 討 平 成 20 年 6 月 の 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 においては TEC-FORCEが 初 めて 派 遣 され 延 べ1,499 人 ( 平 成 21 年 5 月 21 日 現 在 )の 隊 員 が 被 災 箇 所 調 査 や 復 旧 工 法 の 指 導 を 行 ったり 二 次 災 害 の 予 防 対 策 等 を 実 施 し 高 い 評 価 を 受 けた 一 方 で 夜 間 及 び 悪 天 候 時 における 被 災 状 況 把 握 の 困 難 性 や 山 間 部 におけるTEC-FORCE 隊 員 か らの 情 報 伝 達 の 遅 れなど 様 々な 課 題 が 明 らかになった そこで 国 土 交 通 省 では 専 門 家 で 構 成 する 委 員 会 を 平 成 20 年 11 月 に 設 置 し 様 々な 情 報 伝 達 機 器 や 新 たなる 観 測 技 術 を 活 用 した 迅 速 かつ 適 切 な 初 動 体 制 のあり 方 等 について 2 回 の 委 員 会 及 び2 回 のワーキンググループでの 審 議 を 経 て 大 規 模 自 然 災 害 時 の 初 動 対 応 における 装 備 シ ステムのあり 方 の 提 言 として 取 りまとめた ( 出 典 ) 大 規 模 自 然 災 害 時 の 初 動 対 応 における 装 備 システムのあり 方 ( 提 言 ), 大 規 模 自 然 災 害 時 の 初 動 対 応 における 装 備 システムのあり 方 検 討 委 員 会 ( 平 成 21 年 5 月 21 日 ) 国 土 交 通 省 ホームページ 河 川 局 ホームページアドレス http://www.mlit.go.jp/river/index.html 総 合 政 策 局 ホームページアドレス http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/index.html

7.6 他 市 町 村 による 応 援 活 動 63 (1) 栗 原 市 栗 原 市 における 他 市 町 村 からの 応 援 状 況 ( 応 援 要 請 )の 状 況 は 表 7.6.1 表 7.6.2 表 7.6.3 表 7.6.4 のとおりである 表 7.6.1 栗 原 市 における 応 援 要 請 状 況 ( 栗 原 市 市 町 村 ) 市 町 村 要 請 市 町 村 要 請 内 容 要 請 期 間 人 員 又 は 数 量 応 援 根 拠 栗 原 市 東 松 島 市 住 宅 被 害 認 定 6.17 6.26-7.11 30 人 個 別 登 米 市 調 査 6.26-7.18 35 人 個 別 表 7.6.2 栗 原 市 における 応 援 要 請 状 況 ( 栗 原 市 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 各 市 町 村 ) 市 町 村 要 請 市 町 村 要 請 内 容 要 請 期 間 人 員 又 は 数 量 応 援 根 拠 栗 原 市 仙 台 市 6.14-6.16 11 台 塩 竈 市 6.15-6.16 2 台 石 巻 市 6.14-6.16 6 台 気 仙 沼 市 6.14-6.16 6 台 登 米 市 6.14-6.16 3 台 柴 田 町 給 水 活 動 ( 給 水 車 ) 6.15-6.16 2 台 大 和 町 6.15-6.16 2 台 本 吉 町 6.14-6.16 2 台 南 三 陸 町 6.15-6.16 2 台 大 郷 町 6.15-6.16 1 台 七 ヶ 浜 町 6.15-6.16 1 台 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 災 害 時 相 互 応 援 協 定 表 7.6.3 栗 原 市 における 応 援 要 請 状 況 ( 栗 原 市 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 連 絡 協 議 会 各 市 町 村 ) 市 町 村 要 請 市 町 村 要 請 内 容 要 請 期 間 人 員 又 は 数 量 応 援 根 拠 栗 原 市 仙 台 市 6.15-6.17 6.20 42 人 全 国 被 災 建 築 物 被 災 建 築 物 塩 竈 市 6.15-6.17 12 人 応 急 危 険 度 判 応 急 危 険 度 定 協 議 会 石 巻 市 判 定 6.15-6.17 6.20 12 人 被 災 宅 地 危 険 度 被 災 宅 地 危 多 賀 城 市 6.20 7 人 判 定 連 絡 協 議 険 度 判 定 白 石 市 6.20 3 人 会

64 表 7.6.4 栗 原 市 における 応 援 要 請 状 況 ( 栗 原 市 宮 城 県 等 各 市 町 村 ) 市 町 村 要 請 市 町 村 要 請 内 容 要 請 期 間 人 員 又 は 数 量 応 援 根 拠 仙 台 市 6.17-6.20 16 人 石 巻 市 6.17-6.20 14 人 気 仙 沼 市 6.17-6.20 8 人 白 石 市 6.17-6.20 3 人 名 取 市 6.17-6.20 9 人 角 田 市 6.17-6.20 2 人 岩 沼 市 6.17-6.20 4 人 登 米 市 6.17-6.20 38 人 東 松 島 市 6.17-6.20 9 人 大 崎 市 6.17-6.20 12 人 川 崎 町 6.26 1 人 栗 原 市 丸 森 町 避 難 所 巡 回 健 康 相 談 6.17-6.20 6 人 松 島 町 6.17-6.20 3 人 大 和 町 6.17-6.20 5 人 大 郷 町 6.17-6.20 6 人 富 谷 町 6.17-6.20 8 人 大 衡 村 6.17-6.20 3 人 色 麻 町 6.17-6.20 5 人 加 美 町 6.17-6.20 8 人 涌 谷 町 6.17-6.20 2 人 美 里 町 6.17-6.20 8 人 女 川 町 6.17-6.20 8 人 南 三 陸 町 6.17-6.20 3 人 写 真 7.6.1 他 市 町 村 から 応 援 に 駆 けつけた 給 水 車 ( 栗 原 市 内 )

65 (2) 奥 州 市 地 震 発 生 直 後 より 近 隣 市 町 村 はもとより 県 下 市 町 村 災 害 応 援 協 定 を 締 結 している 静 岡 県 掛 川 市 等 多 くの 自 治 体 より 応 援 の 申 出 があり 主 に 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 など 緊 急 性 のある 活 動 に 対 して 応 援 を 頂 いた 岩 手 県 他 市 町 村 からの 人 的 応 援 の 状 況 については 表 7.6.5 のとおりである 業 務 表 7.6.5 県 他 市 町 村 からの 人 的 応 援 の 状 況 ( 延 べ 人 数 ) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 農 業 施 設 被 害 調 査 林 道 災 害 査 定 給 水 期 間 6.18~6.20 6.19~20 6.19~7.16 7.22~8.1 6.14~26 岩 手 県 17 18 48 15 98 盛 岡 市 6 8 16 30 陸 前 高 田 市 6 6 釜 石 市 4 4 宮 古 市 6 6 北 上 市 1 1 花 巻 市 1 8 9 遠 野 市 2 2 紫 波 町 4 4 矢 巾 町 8 2 10 金 ヶ 崎 町 2 2 平 泉 町 2 2 滝 沢 村 4 4 計 43 46 52 15 22 178 計 (3) 一 関 市 一 関 市 の 被 害 は 旧 一 関 地 域 の 西 部 山 間 地 帯 に 被 害 が 集 中 したことから 他 市 町 村 ヘ 応 援 の 要 請 は 行 わなかった ( 出 典 ) 栗 原 市 提 供 資 料 奥 州 市 提 供 資 料 一 関 市 提 供 資 料

66 7.7 県 における 応 援 活 動 の 受 け 入 れと 総 合 調 整 (1) 宮 城 県 1) 応 援 活 動 に 係 わった 主 な 関 係 機 関 栗 原 市 栗 駒 耕 英 地 区 及 び 花 山 地 区 で 大 規 模 地 滑 りや 林 地 崩 落 が 発 生 したことにより 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 は 難 航 を 極 め 消 防 警 察 海 上 保 安 庁 本 部 自 衛 隊 を 中 心 に 防 災 関 係 機 関 や 多 くの 応 援 関 係 要 員 が 緊 密 に 連 携 して 対 応 し 行 方 不 明 者 や 負 傷 者 の 捜 索 救 助 救 急 活 動 を 行 った 2) 緊 急 消 防 援 助 隊 の 活 動 栗 原 市 は 地 震 発 生 後 の 時 間 経 過 に 伴 い 仙 台 市 消 防 局 のヘリテレ 映 像 と 県 防 災 ヘリからの 情 報 などにより 山 間 地 域 の 被 害 の 全 容 が 明 らかになり 宮 城 県 知 事 に 対 して 6 月 14 日 11 時 38 分 に 緊 急 消 防 援 助 隊 ( 航 空 部 隊 )の 派 遣 要 請 を 行 い さらに 14 時 に 緊 急 消 防 援 助 隊 ( 陸 上 部 隊 )の 派 遣 要 請 を 行 った 花 山 湯 浜 現 場 においては 仙 台 市 消 防 局 の 航 空 隊 と 救 助 隊 により 崩 落 現 場 の 埋 没 車 両 から 生 存 者 2 名 を 救 出 し 翌 日 早 朝 に 同 現 場 から 仙 台 市 消 防 局 航 空 隊 が 要 救 助 者 1 名 を 救 出 した 仙 台 市 消 防 局 による 捜 索 救 助 活 動 は 2 日 間 で 終 了 した また 被 災 当 日 に 3 名 が 生 埋 めになった 花 山 熊 倉 崩 落 事 故 現 場 から 仙 台 市 消 防 局 の 救 助 隊 が 19 時 頃 に 2 名 を 救 出 した 翌 日 に 緊 急 消 防 援 助 隊 埼 玉 県 隊 と 千 葉 県 隊 を 派 遣 し さらに 無 人 重 機 や 救 助 犬 を 使 用 して 6 月 20 日 に 残 る 1 名 を 発 見 救 助 し 緊 急 消 防 援 助 隊 による 救 助 活 動 を 終 了 した 栗 駒 駒 の 湯 温 泉 埋 没 事 故 現 場 においては 6 月 15 日 13 時 30 分 頃 に 3 名 を 発 見 救 出 し さら に 6 月 16 日 10 時 40 分 頃 に 1 名 を 救 出 した また 6 月 18 日 17 時 30 分 頃 に 1 名 を 救 出 そ の 後 重 機 を 利 用 して 捜 索 活 動 を 行 い 7 月 16 日 に 関 係 機 関 による 捜 索 活 動 を 終 了 した 栗 駒 行 者 の 滝 周 辺 の 救 出 捜 索 活 動 は 6 月 16 日 から 7 月 6 日 まで 継 続 した 活 動 当 初 は 人 海 戦 術 が 主 であったが 7 月 1 日 から 重 機 を 使 用 して 捜 索 を 継 続 したが 要 救 助 者 の 発 見 には 至 らなかった 参 考 派 遣 要 請 状 況 県 は 被 災 消 防 本 部 である 栗 原 市 消 防 本 部 からの 派 遣 要 請 を 受 け 栗 原 市 の 被 害 が 甚 大 であ り 緊 急 消 防 援 助 隊 の 応 援 を 受 ける 必 要 があると 判 断 し 消 防 庁 に 対 し 平 成 20 年 6 月 14 日 ( 土 ) 午 前 11 時 38 分 に 県 として 初 めて 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 を 要 請 した 6 月 19 日 ( 木 ) 午 前 9 時 に 消 防 庁 への 派 遣 要 請 解 除 の 報 告 を 行 うまでの 6 日 間 1 都 11 県 から 地 上 部 隊 132 隊 航 空 部 隊 10 隊 の 派 遣 を 受 けた 表 7.7.1 陸 上 部 隊 の 救 出 救 助 活 動 活 動 地 区 活 動 内 容 活 動 期 間 活 動 部 隊 活 動 結 果 栗 原 市 栗 駒 駒 の 湯 温 泉 栗 原 市 花 山 熊 倉 栗 原 市 栗 駒 行 者 の 滝 土 砂 崩 れによる 建 物 崩 壊 現 場 における 宿 泊 者 等 の 行 方 不 明 者 の 捜 索, 救 出 活 動 土 砂 崩 れによる 工 事 現 場 にお ける 土 木 作 業 員 の 救 出 活 動 行 方 不 明 者 の 捜 索 6/14~6/18 (5 日 間 ) 6/15~6/18 (4 日 間 ) 6/16~6/18 (3 日 間 ) 秋 田 県 隊 山 形 県 隊 福 島 県 隊 東 京 都 隊 埼 玉 県 隊 千 葉 県 隊 埼 玉 県 隊 行 方 不 明 者 7 名 の うち 5 名 を 救 出 ( 死 亡 確 認 )

67 表 7.7.2 航 空 部 隊 の 救 出 救 助 活 動 活 動 地 区 活 動 内 容 活 動 期 間 活 動 部 隊 活 動 結 果 栗 原 市 栗 駒 いわかがみ 平 栗 原 市 栗 駒 ハイルサ ーム 栗 駒 栗 原 市 花 山 湯 ノ 倉 温 泉 栗 原 市 花 山 白 糸 の 滝 栗 原 市 花 山 温 湯 温 泉 栗 原 市 花 山 全 区 域 孤 立 者 の 救 助 支 援 活 動 孤 立 者 の 救 助 支 援 活 動 孤 立 者 の 救 助 支 援 活 動 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 花 山 ダム 上 流 の 河 道 閉 塞 ( 天 然 ダム) 決 壊 の 恐 れに 伴 う 警 戒 避 難 広 報 活 動 6/14 (1 日 間 ) 6/14 (1 日 間 ) 6/14 (1 日 間 ) 6/14~6/15 (2 日 間 ) 6/15,6/17 (2 日 間 ) 6/15 (1 日 間 ) 6/18 (1 日 間 ) 秋 田 県 隊 新 潟 県 隊 山 形 県 隊 群 馬 県 隊 秋 田 県 隊 秋 田 県 隊 山 形 県 隊 埼 玉 県 隊 山 形 県 隊 富 山 県 隊 山 形 県 隊 福 島 県 隊 孤 立 者 33 名 を 救 出 孤 立 者 22 名 を 救 出 孤 立 者 1 名 を 救 出 3) 広 域 緊 急 援 助 隊 の 活 動 全 国 15 都 道 県 警 察 から 広 域 緊 急 援 助 隊 約 320 人 の 支 援 を 受 け 6 月 14 日 から 6 月 20 日 まで の 間 被 災 者 の 救 出 救 助 及 び 行 方 不 明 者 の 捜 索 活 動 を 実 施 した 4) 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 活 動 県 は 6 月 14 日 8 時 43 分 頃 の 地 震 発 生 後 栗 原 市 や 県 防 災 ヘリコプターなどから 入 る 栗 駒 山 中 山 間 地 域 における 土 砂 崩 れ 栗 駒 地 区 や 花 山 地 区 での 住 宅 倒 壊 や 橋 の 落 下 などの 被 害 情 報 に 基 づき 自 衛 隊 への 災 害 派 遣 要 請 を 検 討 していたが 同 日 11 時 10 分 に 栗 原 市 災 害 対 策 本 部 からの 災 害 派 遣 要 請 の 要 求 に 基 づき 同 時 刻 に 知 事 から 自 衛 隊 に 対 して 災 害 派 遣 要 請 を 行 った 自 衛 隊 は 地 震 発 生 後 の 9 時 7 分 にヘリコプター 映 像 伝 送 機 が 離 陸 して 映 像 情 報 を 収 集 伝 送 した また 宮 城 県 内 の 陸 上 自 衛 隊 から 地 上 偵 察 組 を 派 遣 して 被 害 情 報 を 収 集 した さ らに 県 庁 及 び 栗 原 市 役 所 に 連 絡 要 員 を 派 遣 して 関 係 機 関 と 連 絡 調 整 活 動 を 行 った 災 害 派 遣 活 動 については 同 日 11 時 10 分 に 県 からの 災 害 派 遣 要 請 を 受 け 11 時 18 分 から 栗 原 市 周 辺 地 区 においてヘリコプターによる 人 命 救 助 活 動 を 開 始 した 派 遣 期 間 は 8 月 3 日 までの 51 日 の 間 に 捜 索 救 出 救 助 活 動 給 水 給 食 入 浴 支 援 医 療 支 援 道 路 啓 開 活 動 一 時 帰 宅 支 援 などの 活 動 を 行 った 捜 索 救 助 活 動 は 発 災 当 初 の 6 月 14 日 から 6 月 22 日 までの 9 日 間 耕 英 地 区 において 8 名 坂 下 地 区 において 1 名 を 合 計 9 名 を 発 見 した この 際 土 砂 の 崩 落 等 による 二 次 災 害 に 注 意 するとともに 道 路 の 崩 壊 により 機 械 の 進 入 ができない 地 域 があり 人 力 を 主 体 とした 捜 索 となり 救 助 活 動 は 難 航 した 孤 立 者 の 救 助 活 動 は 発 災 当 初 の 6 月 14 日 から 15 日 までの 2 日 間 で 141 名 を 救 助 した この 際 地 震 による 道 路 の 崩 落 のため 孤 立 した 被 災 者 を 孤 立 地 域 近 傍 にヘリコプターを 着 陸 させて 避 難 所 等 へ 空 輸 し 着 陸 できない 地 域 においては 孤 立 者 を 吊 り 上 げることにより 救 助 した 5) 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 の 活 動 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 は 発 災 当 日 の 8 時 50 分 に 対 策 本 部 を 設 置 し 地 震 発 生 直 後 から 仙 台 航 空 基 地 のヘリコプター 飛 行 機 宮 城 石 巻 気 仙 沼 海 上 保 安 部 署 の 巡 視 船 艇 により 沿 岸 部 の 被 害 状 況 調 査 を 実 施 した さらに 県 庁 に 連 絡 要 員 を 派 遣 して 関 係 機 関 と 連 絡 調 整 活 動 を 行 った

68 災 害 救 援 活 動 については 14 時 27 分 に 県 からの 災 害 救 援 要 請 を 受 け 14 時 57 分 から 栗 原 市 周 辺 地 区 において ヘリコプターによる 人 命 救 助 活 動 を 開 始 し 6 月 18 日 までの 5 日 間 で 90 人 の 孤 立 者 を 救 助 した また 人 命 救 助 活 動 にあたる 警 察 官 35 人 や 救 助 犬 8 頭 などを 空 輸 した ほか 栗 原 市 長 による 上 空 からの 被 害 状 況 調 査 などを 行 った 県 内 における 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 の 延 べ 活 動 状 況 は 巡 視 船 艇 34 隻 航 空 機 39 機 特 殊 救 難 隊 10 名 であった 6)ヘリコプター 等 による 活 動 ヘリコプター 等 による 発 災 直 後 の 初 動 活 動 は 防 災 関 係 各 機 関 独 自 の 判 断 で 飛 行 が 行 われ 情 報 収 集 と 被 災 者 救 助 活 動 が 行 われた その 後 ヘリコプター 災 害 対 策 活 動 計 画 ( 平 成 19 年 4 月 策 定 )に 基 づき 直 ちに 県 庁 内 に ヘリコプター 運 用 調 整 班 を 設 置 し 各 参 画 機 関 へ 職 員 の 派 遣 要 請 を 行 った 発 災 当 日 県 には 各 機 関 の 航 空 機 62 機 が 活 動 に 従 事 し 翌 日 は 活 動 期 間 中 で 最 大 の 65 機 が 災 害 活 動 にあたった 活 動 50 日 間 の 飛 行 回 数 は 1,300 回 を 超 え 捜 索 救 出 救 助 調 査 一 時 帰 宅 など 8,000 人 を 超 える 人 員 と 物 資 を 搬 送 した 栗 駒 地 域 では 主 要 県 道 築 館 栗 駒 公 園 線 での 数 箇 所 の 崩 落 や 荒 砥 沢 ダム 周 辺 の 大 規 模 地 滑 り のため 耕 英 地 区 が 孤 立 状 態 となり ヘリコプターによる 支 援 が 行 われた また 花 山 地 域 の 国 道 398 号 線 においても 土 砂 崩 れ 等 により 通 行 不 能 となったため 行 方 不 明 者 の 捜 索 や 取 り 残 された 方 々の 救 助 活 動 等 にヘリコプターが 大 きな 役 割 を 果 たした 防 災 関 係 機 関 によるヘリコプターの 効 率 的 な 災 害 対 策 活 動 と 安 全 運 航 を 確 保 するために 設 置 された ヘリコプター 運 用 調 整 班 は 発 災 当 日 の 6 月 14 日 ( 月 )から 6 月 26 日 ( 木 )まで に 各 機 関 からの 職 員 派 遣 による 会 議 体 制 の 形 で 運 営 活 動 した 飛 行 回 数 任 務 内 容 が 落 ち 着 いてきた 6 月 27 日 ( 金 )からは 事 務 局 ( 県 消 防 課 )が 各 機 関 を 連 絡 調 整 する 体 制 でヘリコプターの 運 用 調 整 が 行 われた 8 月 2 日 ( 土 )には 孤 立 してい た 耕 英 地 区 に 通 じる 仮 設 道 路 が 開 通 したことから 陸 上 自 衛 隊 派 遣 の 撤 収 要 請 を 行 うとともに 同 日 をもってヘリコプター 運 用 調 整 班 を 解 散 し 活 動 を 終 了 した 参 考 航 空 燃 料 補 給 体 制 地 震 発 生 が 土 曜 日 であったため 県 内 の 航 空 燃 料 取 り 扱 い 業 者 は 休 業 日 ですぐに 連 絡 が 取 れな い 状 況 が 生 じた 宮 城 県 防 災 航 空 隊 は 防 災 ヘリコプター 出 動 と 同 時 に 防 災 ヘリコプター 基 地 地 下 タンクから 航 空 燃 料 をドラム 缶 に 移 し 替 え,トラックにより 栗 原 市 内 の 臨 時 ヘリポートへ 搬 送 したほか 航 空 燃 料 取 り 扱 い 業 者 による 搬 送 確 保 体 制 を 発 災 当 日 夕 方 までに 確 立 した 活 動 開 始 から 6 月 30 日 ま で 臨 時 ヘリポートへ 搬 送 した 燃 料 は 33.2kl であった 航 空 機 地 上 支 援 要 員 多 数 の 応 援 ヘリコプター 離 着 陸 時 等 の 誘 導 を 行 う 地 上 支 援 は 他 の 活 動 も 行 っている 宮 城 県 防 災 航 空 隊 員 だけでは 不 足 の 状 況 にあったため 同 隊 に 前 年 まで 在 籍 した OB 隊 員 に 派 遣 要 請 を 行 い 対 応 した ヘリコプター 運 用 調 整 会 議 参 加 機 関 陸 上 自 衛 隊 東 北 方 面 総 監 部 東 北 航 空 隊 第 六 師 団 航 空 自 衛 隊 松 島 基 地 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 仙 台 空 港 事 務 所 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 仙 台 市 消 防 局 宮 城 県 総 務 部 消 防 課 警 察 本 部 県 防 災 ヘリコプター 管 理 事 務 所 ヘリコプター 等 活 動 参 加 機 関 陸 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 国 土 交 通 省 東 北 地 方 整 備 局 第 二 管 区 海 上 保 安 本 部 仙 台 市 消 防 局 警 察 機 関 ( 警 視 庁 秋 田 山 形 新 潟 神 奈 川 山 梨 宮 城 県 ) 都 道 府 県 ( 東 京 都 秋 田 山 形 福 島 新 潟 群 馬 埼 玉 石 川 富 山 山 梨 宮 城 県 ) ドクターヘリコプター

福 島 県 立 医 科 大 学 付 属 病 院 と 日 本 医 科 大 学 付 属 千 葉 北 総 病 院 のヘリ 2 機 が DMAT として 活 動 69 (2) 岩 手 県 1) 初 動 期 の 動 き 6 月 14 日 ( 土 ) 8:43 発 災 岩 手 県 災 害 対 策 本 部 設 置 9:23 消 防 庁 長 官 に 対 し 緊 急 消 防 援 助 隊 の 派 遣 を 要 請 直 ちに 消 防 庁 から 7 都 県 3 政 令 市 の 緊 急 消 防 援 助 隊 に 対 し 派 遣 要 請 9:27 岩 手 県 庁 に 岩 手 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 を 設 置 岩 手 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 は 当 初 地 域 防 災 計 画 に 基 づく 岩 手 県 災 害 時 行 動 マニュアル( 県 庁 編 ) では 県 庁 12 階 講 堂 に 設 置 することになっていた が 通 信 機 器 等 を 備 えた 総 合 防 災 室 との 連 絡 の 利 便 性 を 考 慮 し 臨 機 に 4 階 エレ ベ-タ-ホ-ルにテ-ブルや 仮 設 電 話 を 配 置 し 調 整 できる 体 制 を 準 備 した 10:30 陸 上 自 衛 隊 岩 手 駐 屯 地 LO 県 庁 着 陸 上 自 衛 隊 岩 手 駐 屯 地 LO は 県 庁 到 着 後 総 合 防 災 室 に 隣 接 する 4 階 特 別 会 議 室 に 通 信 機 器 を 設 置 するなど 県 対 策 本 部 と 災 害 対 応 部 隊 等 との 連 絡 体 制 を 整 備 した 10:50 自 衛 隊 派 遣 要 請 2) 活 動 調 整 の 内 容 1 当 初 の 調 整 形 態 当 初 の 救 助 救 出 に 係 る 調 整 は 総 合 防 災 室 を 中 心 に 以 下 のような 形 で 行 われていた 4 階 総 合 防 災 室 全 般 的 な 対 策 の 総 合 調 整 4 階 エレベーターホール ( 岩 手 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 ) 参 集 機 関 は 以 下 のとおりである ア 岩 手 県 ( 本 部 長 : 岩 手 県 総 合 防 災 室 防 災 消 防 担 当 課 長 ) イ 岩 手 県 防 災 航 空 隊 ウ 代 表 消 防 機 関 ( 盛 岡 地 区 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 ) エ 指 揮 支 援 部 隊 ( 札 幌 市 消 防 局 ) オ 指 揮 支 援 隊 ( 東 京 消 防 庁 ) カ 消 防 庁 キ 被 災 地 消 防 本 部 ( 夕 刻 から) 海 上 保 安 庁 の 連 絡 員 も 早 期 からオブザ-バ-として 岩 手 県 緊 急 消 防 援 助 隊 調 整 本 部 に 参 集 した 4 階 特 別 会 議 室 自 衛 隊 連 絡 室 設 置 2 調 整 形 態 の 転 換 昼 過 ぎ 頃 から 徐 々に 災 害 の 状 況 等 が 明 らかになり 市 街 地 ではそれほど 大 きな 被 害 とな っていないが 国 道 342 号 が 崖 崩 れにより 寸 断 され 山 間 部 に 孤 立 者 が 多 数 いることが 判 明 このため 救 助 活 動 は 日 没 前 に 国 道 342 号 沿 いの 孤 立 者 を いかに 安 全 な 地 域 に 移 送 する かが 最 大 の 焦 点 となり 各 機 関 保 有 のヘリコプターの 大 量 運 用 が 必 要 となった このため 発 災 直 後 に 被 災 地 上 空 を 偵 察 し 孤 立 者 の 状 況 を 詳 細 に 把 握 していた 岩 手 県 防 災 航 空 隊 の 副 隊 長 を 中 心 に 自 衛 隊 海 上 保 安 庁 警 察 緊 急 消 防 援 助 隊 の 4 者 間 でのヘリ 運 用 について 総 合 的 に 調 整 を 行 うこととなった ホイストの 有 無 等 資 機 材 の 状 況 地 上 隊 と の 連 携 等 を 考 慮 して 次 のとおり 救 出 地 域 移 送 先 を 決 定 した 自 衛 隊 海 上 保 安 庁 警 察

70 健 康 の 森 地 区 の 孤 立 者 を 本 寺 小 学 校 へ 移 送 緊 急 消 防 援 助 隊 須 川 温 泉 ~ 健 康 の 森 地 区 の 孤 立 者 を 瑞 泉 閣 へ 移 送 この 結 果 日 没 までに 235 名 の 孤 立 者 等 を 救 出 することができた 3 本 格 的 な 総 合 調 整 14 日 夜 日 没 により 大 半 の 孤 立 者 の 救 出 が 終 了 後 の 19 時 30 分 緊 急 消 防 援 助 隊 岩 手 県 調 整 本 部 に 自 衛 隊 海 上 保 安 庁 警 察 の 連 絡 員 を 加 え 日 没 までの 活 動 の 集 約 翌 日 の 救 出 活 動 の 方 針 等 について 総 合 調 整 を 開 始 ヘリコプターの 運 用 については 別 途 運 用 調 整 会 議 を 開 催 22 時 に 再 度 ヘリコプター 運 用 調 整 会 議 の 結 果 を 踏 まえ 総 合 調 整 会 議 を 開 催 し 翌 日 の 活 動 方 針 を 決 定 その 概 要 は 以 下 のとおり ア 孤 立 者 の 救 出 前 日 救 出 できなかった 孤 立 者 の 救 出 国 道 342 号 397 号 沿 いを 更 に 丹 念 に 偵 察 し 残 存 孤 立 者 の 発 見 救 出 に 努 める イ 登 山 客 釣 り 客 の 捜 索 主 要 な 登 山 道 沢 を 丹 念 に 偵 察 し 登 山 客 や 釣 り 客 の 発 見 救 出 に 努 める ウ ヘリテレ 送 受 信 茨 城 ヘリのヘリテレ 映 像 の 受 信 送 信 体 制 の 確 立 写 真 7.7.1 総 合 調 整 の 様 子 15 日 早 朝 から 以 下 の 活 動 を 開 始 午 前 中 に 大 半 のミッションを 終 了 ア 孤 立 者 の 救 出 前 日 救 助 できなかった 孤 立 者 等 10 名 救 出 国 道 342 号 397 号 沿 いの 偵 察 新 たな 孤 立 者 がいないことを 確 認 イ 登 山 客 釣 り 客 捜 索 主 要 な 登 山 道 沢 を 偵 察 登 山 客 や 釣 り 客 がいないことを 確 認 ウ 放 置 車 両 上 記 ア イの 偵 察 で 多 数 の 放 置 車 両 を 確 認 車 両 ナンバ-をヘリで 降 下 して 確 認 し 警 察 で 所 有 者 の 安 否 確 認 を 行 うことに 決 定 ( 夕 刻 までに 警 察 の 安 否 確 認 結 果 判 明 所 有 者 全 ての 安 否 が 確 認 された ) 4 体 制 縮 小 任 務 の 移 行 ( 救 助 救 出 から 民 生 支 援 へ) 15 日 早 朝 からの 活 動 により 救 助 救 出 ニ-ズがほぼ 完 了 したと 認 められたことから 15 日 午 後 から 緊 急 消 防 援 助 隊 の 陸 上 部 隊 を 任 務 解 除 ( 一 部 宮 城 県 に 転 戦 )した ヘリについ ては 更 なる 偵 察 新 たなニ-ズ 対 応 のため 一 部 任 務 解 除 した 以 降 体 制 を 縮 小 しながら 民 生 支 援 等 の 任 務 のため 総 合 調 整 した 17 日 に 緊 急 消 防 援 助 隊 全 体 の 任 務 解 除 し それ 以 降 は 自 衛 隊 の 民 生 支 援 のみとなり 総 合 調 整 は 終 了 した ( 出 典 ) 宮 城 県 提 供 資 料 岩 手 県 提 供 資 料