( 平 成 22 年 12 月 15 日 報 道 資 料 抜 粋 ) 年 金 記 録 に 係 る 苦 情 のあっせん 等 について 年 金 記 録 確 認 鹿 児 島 地 方 第 三 者 委 員 会 分 1. 今 回 のあっせん 等 の 概 要 (1) 年 金 記 録 の 訂 正 の 必 要 があるとのあっせんを 実 施 するもの 1 件 厚 生 年 金 関 係 1 件 (2) 年 金 記 録 の 訂 正 を 不 要 と 判 断 したもの 3 件 国 民 年 金 関 係 厚 生 年 金 関 係 2 件 1 件
鹿 児 島 厚 生 年 金 事 案 600 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 に 係 る 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないものと 認 められるこ とから 申 立 期 間 に 係 る 脱 退 手 当 金 の 支 給 の 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 女 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 14 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 昭 和 38 年 5 月 1 日 から 39 年 12 月 26 日 まで 2 昭 和 40 年 6 月 16 日 から 同 年 12 月 29 日 まで 会 社 を 退 職 後 地 元 で 農 業 をしながら 商 売 を 始 める 準 備 をしていた 年 金 は 60 歳 になったら 受 け 取 れるものと 思 い 国 民 年 金 保 険 料 も 滞 納 しないよ うに 注 意 して 納 付 してきた 会 社 が 本 人 に 代 わって 脱 退 手 当 金 を 請 求 することもあると 聞 いたが 退 職 後 会 社 からは 何 の 連 絡 も 無 かったと 記 憶 しており 脱 退 手 当 金 を 請 求 した 覚 えは 無 いので 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないことを 認 めてほしい 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 人 の 脱 退 手 当 金 は 申 立 期 間 2に 係 る 事 業 所 の 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 資 格 喪 失 日 から5か 月 後 の 昭 和 41 年 5 月 28 日 に 支 給 決 定 されていることが 確 認 できるところ 申 立 人 は 会 社 退 職 後 すぐに 国 民 年 金 に 再 加 入 するとと もに 申 立 期 間 2 直 後 の 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 同 年 3 月 28 日 に 納 付 してい ることが 確 認 できる 上 申 立 期 間 当 時 は 通 算 年 金 制 度 創 設 後 であることを 踏 まえると 申 立 人 が 脱 退 手 当 金 を 請 求 する 意 思 を 有 していたとは 考 え 難 い また 申 立 期 間 2の 被 保 険 者 名 簿 において 申 立 人 の 前 後 50 人 の 被 保 険 者 のうち 申 立 人 の 資 格 喪 失 日 である 昭 和 40 年 12 月 29 日 の 前 後 2 年 以 内 に 資 格 喪 失 し 脱 退 手 当 金 の 受 給 権 を 有 する 女 性 7 人 ( 申 立 人 を 含 む )の 脱 退 手 当 金 の 支 給 記 録 を 確 認 したところ そのうち 脱 退 手 当 金 の 支 給 記 録 が 確 認 で きる 者 は 申 立 人 のみであり 事 業 主 が 申 立 人 の 退 職 時 にその 委 任 を 受 けて 代 理 請 求 をしていた 可 能 性 はうかがえない これらの 理 由 及 びその 他 の 事 情 などを 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 は 申 立 期 間 に 係 る 脱 退 手 当 金 を 受 給 したとは 認 められない
鹿 児 島 国 民 年 金 事 案 668 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 63 年 4 月 から 平 成 元 年 3 月 までの 期 間 元 年 4 月 から2 年 3 月 までの 期 間 2 年 10 月 から3 年 3 月 までの 期 間 4 年 2 月 及 び 同 年 3 月 の 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 女 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 25 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 昭 和 63 年 4 月 から 平 成 元 年 3 月 まで 2 平 成 元 年 4 月 から2 年 3 月 まで 3 平 成 2 年 10 月 から3 年 3 月 まで 4 平 成 4 年 2 月 及 び 同 年 3 月 私 は 20 歳 の 頃 から 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 するのを 忘 れないように な るべく1 年 度 分 をまとめて 納 めるようにしていた 平 成 元 年 頃 は 子 ども の 学 費 などがあり すぐには 納 められなかったが 後 から 集 金 人 にまとめ て 支 払 ったり 自 分 で 郵 便 局 に 納 めに 行 ったりした また 平 成 2 年 度 については 納 付 をしているのに 途 中 から 免 除 申 請 を するはずがない 私 は 国 民 年 金 保 険 料 は 全 て 納 付 してきたはずなので 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 が 未 納 及 び 申 請 免 除 とされていることに 納 得 が いかない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 期 間 1については 市 の 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 及 び 昭 和 63 年 度 納 付 状 況 一 覧 表 により 未 納 となっている 上 申 立 期 間 1の 直 後 に 申 請 免 除 している ことを 踏 まえると 申 立 人 が 当 該 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたことを うかがわせる 事 情 は 見 当 たらない また 申 立 期 間 2については 市 に 保 管 されていた 保 険 料 免 除 申 請 決 定 内 訳 書 及 びオンライン 記 録 により 申 立 人 が 免 除 申 請 していたことが 確 認 でき るところ 申 立 人 は 当 該 免 除 した 申 立 期 間 2について 5 年 ぐらい 後 に 集 金 人 に 納 付 したと 述 べているが 当 該 免 除 期 間 の 追 納 は 集 金 人 に 納 付 する ことができない 上 当 該 集 金 人 は 過 年 度 保 険 料 の 納 付 書 を 取 り 扱 ったこ
とは 無 い と 証 言 している さらに 申 立 期 間 3については 申 立 人 は 年 度 途 中 から 免 除 申 請 をする はずがないと 述 べているが 市 の 保 険 料 免 除 申 請 決 定 内 訳 書 及 びオンライン 記 録 により 申 立 人 が 平 成 2 年 10 月 に 免 除 申 請 を 行 っていたことが 確 認 でき るところ 市 の 納 付 状 況 一 覧 表 によると 申 立 人 は 当 該 免 除 期 間 中 の 同 年 10 月 から3 年 3 月 まで 毎 月 同 年 4 月 から9 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していることが 確 認 できることから 免 除 申 請 した 時 点 で 未 納 であった 期 間 ( 免 除 できなかった 期 間 )を 納 付 していたものと 考 えるのが 自 然 であり 申 立 人 の 主 張 は 当 たらない 加 えて 申 立 期 間 4については 市 の 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 及 び 平 成 3 年 度 納 付 状 況 一 覧 表 により 未 納 となっている 上 申 立 人 は 当 該 期 間 以 外 にも 年 度 末 期 間 における 国 民 年 金 保 険 料 を 金 融 機 関 において 過 年 度 納 付 している ことが 複 数 回 見 られるところ 領 収 済 通 知 書 においても 当 該 期 間 の 保 険 料 の み 納 付 していた 事 実 は 確 認 できない このほか 申 立 人 が 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたことを 示 す 関 連 資 料 ( 家 計 簿 確 定 申 告 書 等 )は 無 く 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたことをうかがわせる 周 辺 事 情 も 見 当 たらない これら 申 立 内 容 及 びこれまで 収 集 した 関 連 資 料 周 辺 事 情 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 が 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたものと 認 めるこ とはできない
鹿 児 島 国 民 年 金 事 案 669 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 45 年 2 月 から 53 年 8 月 までの 期 間 54 年 3 月 から 56 年 9 月 までの 期 間 及 び 57 年 10 月 から 59 年 8 月 までの 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 につ いては 納 付 していたものと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 25 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 昭 和 45 年 2 月 から 53 年 8 月 まで 2 昭 和 54 年 3 月 から 56 年 9 月 まで 3 昭 和 57 年 10 月 から 59 年 8 月 まで 私 は 大 学 を 中 退 後 しばらく 実 家 とは 音 信 不 通 にしていたが 24 歳 の 時 に 帰 郷 した 際 母 から 国 民 年 金 にはちゃんと 加 入 しておいたからね と 言 われて 納 付 書 を 見 せられたことを 覚 えている その 後 家 業 の 従 業 員 となり 離 婚 した 昭 和 59 年 9 月 頃 までは 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたはずである 昭 和 63 年 に 廃 業 し 建 物 も 壊 したため 領 収 書 等 の 証 拠 は 残 っていない が 母 や 元 妻 が 納 付 したと 思 うので 申 立 期 間 が 未 加 入 とされていること に 納 得 がいかない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 人 の 国 民 年 金 の 記 号 番 号 は 基 礎 年 金 番 号 制 度 創 設 後 の 平 成 9 年 7 月 15 日 に 付 番 されるとともに 6 年 5 月 21 日 まで 遡 って 国 民 年 金 の 被 保 険 者 資 格 を 取 得 していることが 推 認 できるところ 申 立 人 は 当 該 国 民 年 金 に 加 入 後 の9 年 9 月 に 時 効 によって 消 滅 していない7 年 8 月 分 の 国 民 年 金 保 険 料 を 過 年 度 納 付 していることが 確 認 できるものの 申 立 期 間 は オンライン 記 録 上 未 加 入 期 間 である 上 国 民 年 金 の 加 入 時 点 において 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 は 時 効 により 納 付 できない 期 間 であるほか 当 該 加 入 以 前 に 別 の 国 民 年 金 手 帳 記 号 番 号 が 払 い 出 されていたことをうかがわせる 事 情 も 見 当 たらない また 申 立 期 間 は 合 計 157 月 と 長 期 間 である 上 申 立 人 が 申 立 期 間 の 国
民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたことを 示 す 関 連 資 料 ( 家 計 簿 確 定 申 告 書 等 ) は 無 く 申 立 人 自 身 は 国 民 年 金 の 加 入 手 続 及 び 国 民 年 金 保 険 料 の 納 付 に 関 与 しておらず 国 民 年 金 の 加 入 状 況 及 び 保 険 料 の 納 付 状 況 等 が 不 明 である これら 申 立 内 容 及 びこれまで 収 集 した 関 連 資 料 周 辺 事 情 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 が 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたものと 認 めるこ とはできない
鹿 児 島 厚 生 年 金 事 案 601 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 に 係 る 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないものと 認 めることは できない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 女 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 11 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 昭 和 28 年 2 月 1 日 から 34 年 11 月 30 日 まで 2 昭 和 34 年 11 月 30 日 から 35 年 5 月 21 日 まで 就 職 してから 約 7 年 間 一 度 も 実 家 に 帰 らず 働 いていたので 母 親 から 一 度 帰 って 顔 を 見 せるように 言 われて 実 家 に 帰 った その 時 は 退 社 しようという 考 えは 無 く 一 時 の 帰 省 のつもりだったが 帰 省 中 に 結 婚 を 決 めるとともに そのまま 夫 の 住 む 他 県 に 引 っ 越 した 失 業 保 険 だけは 受 給 した 記 憶 があるが 脱 退 手 当 金 はもらった 記 憶 が 無 いので 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないことを 認 めてほしい 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 人 の 脱 退 手 当 金 は 申 立 期 間 2に 係 る 事 業 所 の 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 資 格 喪 失 日 から 約 5か 月 後 の 昭 和 35 年 10 月 18 日 に 支 給 決 定 されていることが 確 認 できるところ 当 該 脱 退 手 当 金 の 支 給 額 に 計 算 上 の 誤 りは 無 い 上 申 立 人 に 係 る 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 台 帳 ( 旧 台 帳 )には 脱 退 手 当 金 の 算 定 のた めに 必 要 となる 標 準 報 酬 月 額 等 を 厚 生 省 ( 当 時 )から 当 該 脱 退 手 当 金 の 裁 定 庁 に 35 年 7 月 6 日 付 けで 回 答 した 記 載 が 確 認 できるなど 一 連 の 事 務 処 理 に 不 自 然 さはうかがえない また 申 立 人 の 脱 退 手 当 金 が 支 給 決 定 された 昭 和 35 年 当 時 は 通 算 年 金 制 度 創 設 前 であるとともに 申 立 人 は 申 立 事 業 所 2を 退 職 後 48 年 12 月 に 国 民 年 金 に 任 意 加 入 するまでの 13 年 間 国 民 年 金 及 び 厚 生 年 金 保 険 への 加 入 歴 が 無 いことを 踏 まえると 申 立 人 が 脱 退 手 当 金 を 受 給 することは 不 自 然 では ない さらに 申 立 事 業 所 2において 申 立 人 と 同 じ 日 に 退 職 した 女 性 被 保 険 者 が 3 名 確 認 できるところ このうち 脱 退 手 当 金 を 申 立 人 と 同 様 に 当 該 事 業
所 退 職 後 に 支 給 されたこととされている2 名 については 申 立 人 と 脱 退 手 当 金 の 支 給 決 定 日 が 同 じである 者 が1 名 旧 台 帳 の 回 答 日 が 申 立 人 と 同 じであ る 者 が1 名 となっていることからみて 当 該 事 業 所 において 事 業 主 による 代 理 請 求 がなされた 可 能 性 が 高 いものと 考 えられる 加 えて 申 立 人 から 聴 取 しても 受 給 した 記 憶 が 無 いというほかに 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないことをうかがわせる 事 情 は 見 当 たらない これらの 理 由 及 びその 他 の 事 情 などを 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 は 申 立 期 間 に 係 る 脱 退 手 当 金 を 受 給 していないものと 認 めることはできない