年 金 記 録 問 題 についてのこれまでの 取 組 状 況 について ( 主 要 データ 集 ) 目 次 1. 年 金 記 録 の 回 復 状 況 1 2. 記 録 回 復 後 の 年 金 を 受 給 できるまでの 期 間 2 3.ねんきん 特 別 便 3 4. 受 給 者 名 寄 せ 特 別 便 のフォローアップ 照 会 の 状 況 4 5. 市 区 町 村 の 記 録 調 査 の 協 力 状 況 5 6.ねんきん 定 期 便 5 7. 受 給 者 等 への 標 準 報 酬 等 のお 知 らせ 6 8. 年 金 記 録 の 確 認 のお 知 らせ( 黄 色 便 ) 6 9. 約 5,000 万 件 の 未 統 合 記 録 の 解 明 状 況, 7 10.サンプル 調 査 の 実 施 状 況 8 11. 紙 台 帳 とコンピュータ 記 録 との 突 合 せの 効 果 9 12. 無 年 金 の 方 を 減 らすための 取 組 12 13. 遅 延 加 算 金 の 支 給 状 況 13 14. 年 金 事 務 所 段 階 での 記 録 回 復 基 準 の 策 定 状 況 14
1. 年 金 記 録 の 回 復 状 況 記 録 が 見 つかり 年 金 額 の 増 えた 方 の 数 (20 年 5 月 ~24 年 9 月 ) 延 べ 199 万 人 ( 注 ) ( 注 )20 年 5 月 より 前 に 記 録 がみつかり 年 金 額 の 増 えた 方 などについて も 現 在 推 計 中 であり この 数 値 は 今 後 増 えることが 見 込 まれる 記 録 が 見 つかり 増 えた 年 金 額 ( 年 額 )の 合 計 813 億 円 ( ) 年 金 記 録 を 訂 正 する 際 に 年 金 事 務 所 が 受 給 者 に 対 しお 示 しした 年 金 見 込 額 の 試 算 結 果 ( 再 裁 定 申 出 を 受 け 付 けたもの)の 報 告 をとりまとめたものであり ( 平 成 20 年 5 月 から 実 施 ) 必 ずしも 実 際 に 年 金 記 録 が 訂 正 された 件 数 金 額 の 合 計 ではない また 年 金 額 ( 年 額 )は 過 去 に 遡 及 して 一 時 金 として 支 給 す る 額 ではない ( 参 考 )1 件 当 たりの 年 金 額 ( 年 額 ) 増 額 は 平 均 4.1 万 円 65 歳 から 受 給 した 場 合 の 回 復 総 額 ( 生 涯 額 ) 約 1.7 兆 円 ( 注 ) ( 注 ) 延 べ 199 万 人 の 上 記 期 間 における 記 録 が 見 つかり 増 えた 年 金 額 ( 年 額 ) の 合 計 である 約 813 億 円 を 65 歳 以 上 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 で 按 分 し 受 給 期 間 を 男 女 別 の 65 歳 の 平 均 余 命 の 期 間 として それぞれ 乗 じて 合 算 し た 回 復 総 額 65 歳 以 上 の 方 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 ( 平 成 22 年 度 )は 男 64.5% 女 35.5% 65 歳 時 点 の 平 均 余 命 ( 平 成 23 年 簡 易 生 命 表 )は 男 18.69 年 女 23.66 年 (813 億 円 0.645 18.69 年 +813 億 円 0.355 23.66 年 1.7 兆 円 ) 特 別 便 により 年 金 記 録 が 回 復 された 方 の 数 (24 年 9 月 ) 延 べ 9 30 万 人 うち 受 給 者 240 万 人 うち 加 入 者 690 万 人 約 5,000 万 件 の 未 統 合 記 録 のうち 基 礎 年 金 番 号 に 統 合 済 みの 記 録 (24 年 6 月 ) 1,647 万 件 人 数 1,296 万 人 人 数 内 訳 受 給 者 604 万 人 被 保 険 者 692 万 人 ( 月 次 報 告 ベース( 平 成 24 年 9 月 現 在 )では 約 1,671 万 件 が 統 合 済 みとなっている ) - 1 -
2. 記 録 回 復 後 の 年 金 を 受 給 できるまでの 期 間 過 去 5 年 以 内 の 分 ( 再 裁 定 の 申 請 からお 支 払 いまでの 平 均 期 間 ) (21 年 3 月 時 点 ) (24 年 9 月 時 点 ) 7.2 月 2.6 月 (4.6 月 短 縮 ) 過 去 5 年 より 前 の 期 間 の 分 ( )( 再 裁 定 の 申 請 からお 支 払 いまでの 平 均 期 間 ) (21 年 3 月 時 点 ) (24 年 9 月 時 点 ) 10.0 月 4.2 月 (5.8 月 短 縮 ) 19 年 に 制 定 された 厚 生 年 金 保 険 の 保 険 給 付 及 び 国 民 年 金 の 給 付 に 係 る 時 効 の 特 例 等 に 関 する 法 律 により 記 録 の 統 合 等 に 伴 い 新 たに 判 明 した 年 金 記 録 の 追 加 に より 年 金 額 が 増 加 する 場 合 に 従 前 の 法 律 ではお 支 払 いできなかった5 年 より 前 の 期 間 分 の 年 金 についてもお 支 払 いしている - 2 -
3.ねんきん 特 別 便 ( 平 成 24 年 9 月 末 現 在 ) 全 ての 受 給 者 加 入 者 に 加 入 記 録 を 送 付 (19 年 12 月 ~20 年 10 月 )し 漏 れや 誤 りを 本 人 に 確 認 していただくもの 漏 れや 誤 りがある との 回 答 をいただいたもの は 記 録 の 確 認 作 業 を 行 い 結 果 を 本 人 にお 知 らせしている 送 付 対 象 者 : 全 ての 受 給 者 加 入 者 ( 約 1 億 9 百 万 人 ) うち 回 答 者 数 約 8,163 万 人 ( 送 付 対 象 者 の 約 75%) 訂 正 あり の 回 答 の 方 約 1,308 万 人 ( 回 答 者 の 約 16%) ( ) うち 訂 正 統 合 済 の 方 約 930 万 人 ( の 約 71%) うち 受 給 者 うち 加 入 者 約 240 万 人 約 690 万 人 うち 記 録 判 明 せず の 方 約 332 万 人 ( の 約 25%) うち 調 査 中 の 方 約 47 万 人 ( の 約 4%) 訂 正 なし の 回 答 の 方 約 6,855 万 人 ( 回 答 者 の 約 84%) 訂 正 あり の 回 答 件 数 にはフォローアップ 照 会 により 訂 正 なし から 訂 正 あり に 変 わったものも 含 む 調 査 中 の 件 数 には 共 済 組 合 期 間 に 係 る 照 会 があった 方 等 を 含 む うち 未 回 答 者 数 約 2,474 万 人 ( 送 付 対 象 者 の 約 23%) うち 未 着 者 数 約 236 万 人 ( 送 付 対 象 者 の 約 2%) - 3 -
4. 受 給 者 名 寄 せ 特 別 便 のフォローアップ 照 会 の 状 況 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 20 年 3 月 までに 年 金 受 給 者 の 方 に 送 付 した 名 寄 せ 特 別 便 に 対 して 訂 正 なし と 回 答 をいただいた 方 及 び 未 回 答 の 方 であって 未 統 合 記 録 ( 基 礎 年 金 番 号 に 統 合 さ れていない 記 録 )の 持 ち 主 である 可 能 性 の 高 い 方 約 88 万 人 を 対 象 として 電 話 訪 問 及 び 文 書 により 記 録 を 確 認 ( フォローアップ 照 会 )している なお 21 年 10 月 からは 年 金 事 務 所 ではご 本 人 にご 連 絡 できない 場 合 に 市 区 町 村 において その 方 にご 連 絡 をしていただき 記 録 の 確 認 調 査 を 行 っていただいてい る ( 5. 市 区 町 村 の 記 録 調 査 の 協 力 状 況 参 照 ) 対 象 者 数 うち 記 録 の 確 認 作 業 が 終 了 したもの うちご 本 人 の 記 録 と 確 認 したもの うちご 本 人 の 記 録 と 確 認 できなかったもの うち 年 金 事 務 所 で 確 認 中 のもの うち 回 答 拒 否 接 触 丌 可 等 のもの 88 万 人 77 万 人 58 万 人 19 万 人 0.2 万 人 10.8 万 人 - 4 -
5. 市 区 町 村 の 記 録 調 査 の 協 力 状 況 ( 平 成 23 年 3 月 末 ) 年 金 受 給 者 の 方 に 送 付 した 名 寄 せ 特 別 便 のうち 訂 正 なし とご 回 答 された 方 や 未 回 答 の 方 で 年 金 事 務 所 ではご 本 人 にご 連 絡 できない 場 合 に 市 区 町 村 から その 方 のご 連 絡 先 の 情 報 を 提 供 いただき 又 は 市 区 町 村 においてその 方 にご 連 絡 をし ていただき 記 録 の 確 認 調 査 を 行 っていただいている ご 協 力 をお 願 いした 市 区 町 村 ( 調 査 対 象 者 がおられる 全 市 区 町 村 ) 1,492 市 区 町 村 うちご 協 力 いただける 市 区 町 村 1,488 市 区 町 村 (99.7%) 市 区 町 村 による 調 査 の 結 果 記 録 訂 正 が 行 われた 方 18,324 人 年 金 額 の 増 加 額 ( 年 額 )は 合 計 約 6 億 9,975 万 円 年 金 額 の 増 加 額 ( 生 涯 額 )は 合 計 約 143 億 円 ( 注 ) ( 注 ) 市 区 町 村 の 記 録 調 査 の 協 力 により 記 録 が 見 つかり 増 えた 年 金 額 ( 年 額 )の 合 計 である 約 6 億 9,975 万 円 を 65 歳 以 上 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 で 按 分 し 受 給 期 間 を 男 女 別 の 65 歳 の 平 均 余 命 の 期 間 として それぞれ 乗 じて 合 算 した 回 復 総 額 65 歳 以 上 の 方 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 ( 平 成 22 年 度 )は 男 64.5% 女 35.5% 65 歳 時 点 の 平 均 余 命 ( 平 成 23 年 簡 易 生 命 表 )は 男 18.69 年 女 23.66 年 (7.0 億 円 0.645 18.69 年 +7.0 億 円 0.355 23.66 年 143.2 億 円 6.ねんきん 定 期 便 21 年 4 月 より 全 ての 現 役 加 入 者 の 方 に 対 し 年 金 加 入 期 間 保 険 料 納 付 額 及 び 年 金 見 込 額 などを 毎 年 誕 生 月 にお 知 らせしているもの 漏 れや 誤 りがある との 回 答 をいただいたものは 記 録 の 確 認 作 業 を 行 い 結 果 を 本 人 にお 知 らせしている 121 年 度 21 年 度 においては 全 ての 現 役 加 入 者 の 方 に 対 して 年 金 加 入 期 間 年 金 見 込 額 全 ての 期 間 の 標 準 報 酬 月 額 全 ての 期 間 の 保 険 料 納 付 状 況 等 の 記 録 を 通 知 している 送 付 人 数 約 6,676 万 人 (21 年 4 月 ~22 年 3 月 送 付 分 ) - 5 -
222 年 度 22 年 度 からは 節 目 年 齢 時 (35 歳 45 歳 58 歳 )には 21 年 度 と 同 様 の 記 録 を 送 付 し その 他 の 方 に 対 しては 年 金 加 入 期 間 年 金 見 込 額 直 近 1 年 分 の 標 準 報 酬 月 額 直 近 1 年 分 の 保 険 料 納 付 状 況 等 の 記 録 を 通 知 している 送 付 人 数 約 6,610 万 人 (22 年 4 月 ~23 年 3 月 送 付 分 ) 323 年 度 送 付 人 数 約 6,525 万 人 (23 年 4 月 ~24 年 3 月 送 付 分 ) 424 年 度 送 付 人 数 約 3,264 万 人 (24 年 4~24 年 9 月 送 付 分 ) 7. 受 給 者 等 への 標 準 報 酬 等 のお 知 らせ 厚 生 年 金 受 給 者 等 に 対 し 標 準 報 酬 月 額 の 情 報 を 含 むお 知 らせを 送 付 (21 年 12 月 から 22 年 11 月 まで)し 標 準 報 酬 月 額 及 び 資 格 期 間 に 漏 れや 誤 りがないかをご 本 人 に 確 認 していただくもの 漏 れや 誤 りがある との 回 答 をいただいたものは 記 録 の 確 認 作 業 を 行 い 結 果 を 本 人 にお 知 らせしている 送 付 人 数 2,632 万 人 (21 年 12 月 ~22 年 11 月 送 付 ) 8. 年 金 記 録 の 確 認 のお 知 らせ( 黄 色 便 ) ( 平 成 24 年 9 月 末 現 在 ) 未 統 合 記 録 約 5000 万 件 について ねんきん 特 別 便 による 記 録 確 認 の 取 組 みと 並 行 して 住 民 基 本 台 帳 ネットワークシステムや 旧 姓 等 の 氏 名 変 更 履 歴 などとの 突 合 せにより 未 統 合 記 録 の 持 ち 主 である 可 能 性 がある 方 に 20 年 6 月 から 21 年 12 月 の 間 に 年 金 記 録 確 認 のお 知 らせ を 送 付 し 記 録 の 確 認 作 業 を 行 っているもの 送 付 人 数 約 262 万 人 うち 回 答 者 数 約 165 万 人 (100%) 訂 正 あり の 回 答 の 方 約 151 万 人 ( 約 92%) 訂 正 なし の 回 答 の 方 約 13 万 人 ( 約 8%) うち 未 回 答 者 数 約 86 万 人 うち 未 着 者 数 約 12 万 人 - 6 -
9. 約 5,000 万 件 の 未 統 合 記 録 の 解 明 状 況 ( 平 成 24 年 6 月 ) 解 明 された 記 録 約 2,860 万 件 1 基 礎 年 金 番 号 に 統 合 済 みの 記 録 (19 年 12 月 時 点 ) (24 年 6 月 時 点 ) 310 万 件 1,647 万 件 ( ) ( ) 人 数 ベースでは 1,296 万 人 に 相 当 する 月 次 報 告 ベース( 平 成 24 年 8 月 現 在 )では 約 1,664 万 件 が 統 合 済 みとなっている 2 死 亡 者 等 の 記 録 ( 死 亡 脱 退 手 当 金 受 領 等 ) (19 年 12 月 時 点 ) (24 年 6 月 時 点 ) 820 万 件 1,208 万 件 解 明 作 業 中 又 はなお 解 明 を 要 する 記 録 約 2,240 万 件 3 現 在 調 査 中 の 記 録 (24 年 6 月 時 点 ) 6 万 件 4 名 寄 せ 特 別 便 等 の 対 象 となったが 未 回 答 等 のため 持 ち 主 が 判 明 していない 記 録 (19 年 12 月 時 点 ) (24 年 6 月 時 点 ) 1,100 万 件 935 万 件 5 持 ち 主 の 手 がかりが 未 だ 得 られていない 記 録 (19 年 12 月 時 点 ) (24 年 6 月 時 点 ) 2,445 万 件 965 万 件 6 3~5の 記 録 と 同 一 人 と 思 われる 記 録 (19 年 12 月 時 点 ) (24 年 6 月 時 点 ) 420 万 件 334 万 件 - 7 -
10.サンプル 調 査 の 実 施 状 況 (1) 脱 退 手 当 金 のまだら 事 案 ( )のサンプル 調 査 脱 退 手 当 金 の 支 給 日 より 前 に 脱 退 手 当 金 の 計 算 の 基 礎 とされていない 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 がある 事 案 なお 脱 退 手 当 金 とは 結 婚 退 職 等 により 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 が 短 い 方 にお 支 払 いする 一 時 金 のことをいう ( 現 在 は 原 則 廃 止 されている ) コンピュータ 記 録 が 抽 出 したすべてのまだら 事 案 ( 約 19 万 件 )のうち2 千 件 のサンプル 調 査 を 平 成 22 年 2 月 から 実 施 平 成 22 年 7 月 に 公 表 した 調 査 結 果 によれば 面 談 できた 方 の 約 1 割 が 実 際 には 脱 退 手 当 金 の 支 給 を 受 けていないと 回 答 コンピュータ 記 録 から 抽 出 したすべてのまだら 事 案 ( 約 19 万 件 )に 該 当 す る 方 から 死 亡 が 確 認 されている 方 などを 除 いた 方 ( 約 14 万 人 )に 対 して 22 年 9 月 6 日 からお 知 らせを 送 付 (2) 標 準 報 酬 の 丌 適 正 な 遡 及 訂 正 が 行 われた 可 能 性 のある 記 録 のサンプル 調 査 丌 適 正 な 遡 及 訂 正 処 理 が 行 われた 可 能 性 がある 記 録 ( 以 下 の3 条 件 全 てに 該 当 する 記 録 ) 約 6.9 万 件 のうち 厚 生 年 金 受 給 者 の 記 録 約 2 万 件 について 20 年 10 月 か ら 戸 別 訪 問 調 査 を 実 施 し 21 年 3 月 までに 概 ね 終 了 この 戸 別 訪 問 調 査 や ねんき ん 定 期 便 受 給 者 等 への 標 準 報 酬 等 のお 知 らせ の 送 付 を 通 じて 本 人 に 標 準 報 酬 を 含 む 記 録 の 確 認 を 行 っていただいた 上 で 必 要 な 記 録 回 復 を 進 めている 1 標 準 報 酬 月 額 の 引 き 下 げ 処 理 と 同 日 若 しくは 翌 日 に 退 職 の 処 理 が 行 われている 25 等 級 以 上 遡 及 して 標 準 報 酬 月 額 が 引 き 下 げられている 36か 月 以 上 遡 及 して 標 準 報 酬 月 額 が 引 き 下 げられている 標 準 報 酬 の 丌 適 正 な 遡 及 訂 正 が 行 われた 可 能 性 のある 記 録 の 抽 出 に 用 いた3 条 件 のうち 2 条 件 のみに 該 当 する 記 録 ( 約 21.8 万 件 ) 又 は1 条 件 のみに 該 当 する 記 録 ( 約 79.5 万 件 )のサンプル 調 査 を 22 年 4 月 から 実 施 22 年 7 月 の 調 査 結 果 によれば 2 条 件 のみに 該 当 する 方 の 12% 1 条 件 のみに 該 当 する 方 の3%が 記 録 が 事 実 と 相 違 あり と 回 答 この 結 果 を 踏 まえどのように 対 応 するか 今 後 早 急 に 検 討 - 8 -
11. 紙 台 帳 とコンピュータ 記 録 との 突 合 せの 効 果 (1) 国 民 年 金 特 殊 台 帳 等 とコンピュータ 記 録 との 突 合 せ( 平 成 24 年 9 月 ) 国 民 年 金 特 殊 台 帳 とは 国 民 年 金 の 被 保 険 者 台 帳 のうち 特 例 納 付 の 記 録 前 納 ( 保 険 料 前 払 い)の 記 録 年 度 内 の 一 部 の 期 間 のみ 未 納 免 除 となっている 記 録 等 の 特 殊 な 納 付 記 録 を 記 載 したもの 国 民 年 金 特 殊 台 帳 等 として 保 有 している 約 3,096 万 件 の 記 録 全 数 について 20 年 5 月 から コンピュータ 記 録 との 突 合 せを 開 始 し 22 年 6 月 末 に 突 合 せを 完 了 約 3,096 万 件 のうちコンピュータ 記 録 と 一 致 しない 記 録 約 30 万 件 ( 注 ) 国 年 特 殊 台 帳 等 の 記 録 の 約 1% うちご 本 人 にお 知 らせすることが 可 能 なもの 約 16.8 万 件 (100%) うちお 知 らせ 送 付 済 のもの( 注 ) 約 15.4 万 件 ( 92%) うち 年 金 が 増 額 となるためお 知 らせを 送 付 した 受 給 者 のもの 約 7.9 万 件 うち 再 裁 定 の 進 達 まで 至 っているもの 約 7.0 万 件 うちご 本 人 にお 知 らせする 前 に 補 正 が 完 了 していたもの 約 1.3 万 件 ( 8%) ( 注 )コンピュータ 記 録 と 一 致 しない 記 録 のうち 亡 くなられた 方 や 基 礎 年 金 番 号 が 未 付 番 の 方 を 除 いた 方 にお 知 らせを 送 付 年 金 受 給 者 の 年 金 額 の 増 額 の 状 況 ( 年 額 ) 平 均 額 : 約 1.4 万 円 最 高 額 : 約 38.2 万 円 最 低 額 : 546 円 - 9 -
費 用 対 効 果 所 要 経 費 約 106 億 円 年 金 額 が 増 額 となる 効 果 約 380 億 円 ( 生 涯 額 ) 老 齢 基 礎 年 金 受 給 者 等 の 増 加 額 約 266 億 円 ( 注 1) 現 役 加 入 者 等 の 増 加 額 約 114 億 円 ( 注 2) ( 注 1) 年 金 受 給 者 の 記 録 が 見 つかり 増 えた 年 金 額 ( 年 額 )の 合 計 である 約 13 億 円 を 65 歳 以 上 の 方 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 で 按 分 し 受 給 期 間 を 男 女 別 の65 歳 の 平 均 余 命 の 期 間 として それぞれ 乗 じて 合 算 した 回 復 総 額 65 歳 以 上 の 方 の 老 齢 年 金 給 付 額 の 男 女 比 率 ( 平 成 22 年 度 )は 男 64.5% 女 35.5% 65 歳 時 点 の 平 均 余 命 ( 平 成 23 年 簡 易 生 命 表 )は 男 18.69 年 女 23.66 年 (13 億 円 0.645 18.69 年 +13 億 円 0.355 23.66 年 266 億 円 ) ( 注 2) 現 役 加 入 者 の 記 録 が 見 つかり 増 える 年 金 額 ( 年 額 )の 合 計 である 約 5.4 億 円 を 現 役 加 入 者 の 男 女 比 率 で 按 分 し 受 給 期 間 を 男 女 別 の 65 歳 の 平 均 余 命 の 期 間 として それぞれ 乗 じて 合 算 した 回 復 総 額 現 役 加 入 者 の 男 女 比 率 ( 平 成 22 年 度 )は 男 51.4% 女 48.6% 65 歳 時 点 の 平 均 余 命 ( 平 成 23 年 簡 易 生 命 表 )は 男 18.69 年 女 23.66 年 (5.4 億 円 0.514 18.69 年 +5.4 億 円 0.486 23.66 年 114 億 円 ) (2) 厚 生 年 金 被 保 険 者 名 簿 原 票 に 係 るサンプル 調 査 厚 生 年 金 被 保 険 者 名 簿 原 票 ( 紙 : 約 2.5 億 件,マイクロフィルム: 約 3.9 億 件 )のうち 約 2 万 件 のサンプル 調 査 を 実 施 ( 平 成 20 年 6 月 にその 結 果 を 公 表 ) コンピュータ 記 録 との 丌 一 致 率 277 件 ( 約 1.4%) うち 年 金 受 給 者 で 年 金 額 が 増 額 となるもの 77 件 ( 約 0.4%) 年 金 受 給 者 一 人 当 たりの 平 均 年 金 増 額 ( 年 額 ) 約 1.7 万 円 (3) 市 町 村 の 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 に 係 るサンプル 調 査 市 町 村 の 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 ( 約 1.4 億 件 )のうち 約 2 千 件 のサンプル 調 査 を 実 施 ( 平 成 21 年 12 月 にその 結 果 を 公 表 ) コンピュータ 記 録 との 丌 一 致 率 7 件 ( 約 0.3%) うち 年 金 受 給 者 で 年 金 額 が 増 額 となるもの 5 件 ( 約 0.2%) 年 金 受 給 者 一 人 当 たりの 平 均 年 金 増 額 ( 年 額 ) 約 10.4 万 円 - 10 -
(4) 国 民 年 金 保 険 被 保 険 者 名 簿 厚 生 年 金 被 保 険 者 名 簿 等 とコンピュータ 記 録 との 突 合 せ( 平 成 22 年 10 月 から 開 始 ) 収 載 件 数 ( 平 成 22 年 7 月 13 日 現 在 ) 約 9.5 億 件 うち 重 複 分 等 を 除 いたもの 約 7.2 億 件 現 時 点 で 本 人 のコンピュータ 記 録 に 結 び 付 いたもの 約 6.0 億 件 本 人 のコンピュータ 記 録 に 結 び 付 いていない 約 1.2 億 件 (7.2 億 件 と 6.0 億 件 の 差 )の 多 くが サンプル 調 査 によれば 紙 台 帳 の 手 帳 記 号 番 号 や 氏 名 などに 誤 りや 記 載 漏 れがあり 機 械 的 な 作 業 では 本 人 の 記 録 に 結 び 付 かなかった 記 録 であり この 分 については 突 合 せを 希 望 する 方 から 私 の 履 歴 整 理 表 ( 注 ) などの 情 報 をいただきながら 個 別 に 該 当 する 紙 台 帳 を 検 索 し 結 び 付 けて いくことを 考 えている ( 注 )ご 自 身 の 記 憶 を 記 録 に 結 びつけるのに 役 立 つツール ご 自 身 の 結 婚 や 就 職 転 居 などの 履 歴 を 整 理 したもの (5) 年 金 記 録 に 係 るコンピュータ 記 録 と 紙 台 帳 等 の 突 合 せサンプル 調 査 厚 生 年 金 又 は 船 員 保 険 に 係 る 記 録 のみが 紐 付 いた 方 のうち 5,901 人 (75 歳 以 上 65 歳 以 上 75 歳 未 満 65 歳 未 満 の 人 数 が 概 ね 均 等 となるよう 抽 出 ) のサンプル 調 査 を 実 施 ( 平 成 22 年 12 月 にその 結 果 を 公 表 ) コンピュータ 記 録 との 丌 一 致 率 477 人 ( 約 8.1%) うち 年 金 受 給 者 で 年 金 額 が 増 額 となるもの 409 人 ( 約 6.9%) 年 金 受 給 者 一 人 当 たりの 平 均 年 金 増 額 ( 年 額 ) 約 3.3 万 円 - 11 -
12. 無 年 金 の 方 を 減 らすための 取 組 無 年 金 者 数 ( 平 成 19 年 4 月 現 在 )( ) :118 万 人 (うち 65 歳 以 上 は 42 万 人 ) ( ) 今 後 納 付 できる 70 歳 までの 期 間 を 納 付 しても 受 給 資 格 期 間 (25 年 )に 満 たない 者 オンライン 記 録 上 25 年 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たさない 63 歳 以 上 ( 平 成 21 年 1 月 時 点 )の 方 ( 約 50 万 人 )に 対 し 平 成 21 年 12 月 に お 知 らせ を 送 付 約 50 万 人 のうち お 知 らせ 送 付 後 に 年 金 を 受 け 取 ることができるように なった 方 ( 平 成 22 年 12 月 末 ) 約 5 万 人 上 記 の 方 に お 知 らせ を 受 け 取 る 前 に 年 金 請 求 書 を 提 出 された 方 も 含 める と 年 金 を 受 け 取 ることができるようになった 方 は 約 6 万 人 ( 平 成 22 年 12 月 末 ) オンライン 記 録 上 25 年 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たしていながら 請 求 を 行 ってい ない 69 歳 以 上 の 方 に 対 し 平 成 22 年 9 月 に お 知 らせ を 送 付 オンライン 記 録 上 の 記 録 において 70 歳 までの 間 の 保 険 料 納 付 により 25 年 の 受 給 資 格 期 間 を 満 たす 方 のうち 64 歳 以 上 ( 平 成 22 年 1 月 時 点 )の 方 に 対 し 平 成 22 年 9 月 に お 知 らせ を 送 付 国 民 年 金 保 険 料 をさかのぼって 納 めることができる 期 間 を2 年 から10 年 に 延 長 するなどの 法 案 による 効 果 65 歳 未 満 の 方 のうち 年 金 額 を 増 やせる 方 最 大 約 1,600 万 人 将 来 無 年 金 とならずにすむ 方 最 大 約 40 万 人 - 12 -
13. 遅 延 加 算 金 の 支 給 状 況 年 金 記 録 の 回 復 がなされ 本 来 の 支 給 日 より5 年 以 上 遅 れて 年 金 が 支 払 われた 場 合 に 物 価 上 昇 率 分 を 遅 延 加 算 金 として 上 乗 せすることとしている (22 年 4 月 21 日 に 議 員 立 法 により 法 律 が 成 立 ) 1 第 1 回 目 のお 支 払 い (22 年 5 月 14 日 ) 22 年 4 月 30 日 ( 遅 延 加 算 金 の 施 行 日 ) 以 降 に 時 効 特 例 給 付 が 支 払 われた 方 (ご 本 人 からの 請 求 手 続 は 丌 要 ) 2 第 2 回 目 のお 支 払 い (22 年 6 月 15 日 ) 21 年 5 月 1 日 ( 遅 延 加 算 金 法 の 公 布 日 )から 平 成 22 年 4 月 29 日 ( 遅 延 加 算 金 法 の 施 行 日 の 前 日 )までに 時 効 特 例 給 付 が 支 払 われた 方 (ご 本 人 からの 請 求 手 続 は 丌 要 )が 中 心 3 第 3 回 目 のお 支 払 い (22 年 7 月 15 日 ) 22 年 7 月 15 日 に 時 効 特 例 給 付 が 支 払 われた 方 これ 以 降 は それぞれの 支 払 期 日 に 支 払 われる 時 効 特 例 給 付 に 合 わせて 支 払 いが 行 われる 支 給 対 象 者 14.7 万 人 103.2 万 人 7.6 万 人 平 均 支 給 額 約 4.5 万 円 約 4.0 万 円 約 6.1 万 円 最 高 支 給 額 799.7 万 円 1,542 万 円 1,773 万 円 - 13 -
14. 年 金 事 務 所 段 階 での 記 録 回 復 基 準 の 策 定 状 況 第 1 弾 :3つの 新 たな 回 復 基 準 を 追 加 (21 年 12 月 ) 1 標 準 報 酬 の 丌 適 正 な 遡 及 訂 正 処 理 が 行 われた 可 能 性 の 高 い 6.9 万 件 の 記 録 に 係 る 方 のうち 従 業 員 であった 方 の 記 録 である 場 合 2 申 立 期 間 が2 年 以 下 の 国 民 年 金 の 申 立 てであって 申 立 期 間 以 外 に 国 民 年 金 加 入 期 間 の 未 納 がない 申 立 期 間 と 同 期 間 において 配 偶 者 や 同 居 親 族 のいずれかが 国 民 年 金 に 加 入 かつ 納 付 済 みであるなどの 要 件 を 満 たす 場 合 3 脱 退 手 当 金 を 受 給 していない 旨 の 申 立 てであって 当 時 の 被 保 険 者 証 に 脱 退 手 当 金 を 支 給 したことを 示 す 表 示 がないなどの 要 件 を 満 たす 場 合 第 2 弾 : 更 なる 回 復 基 準 を 追 加 (22 年 4 月 ) 4 脱 退 手 当 金 の 支 給 日 より 前 に 脱 退 手 当 金 の 計 算 の 基 礎 とされていない 被 保 険 者 期 間 がある(まだら 事 案 )などの 条 件 を 満 たす 場 合 第 3 弾 : 厚 生 年 金 及 び 国 民 年 金 の 新 たな 回 復 基 準 を 23 年 10 月 から 実 施 52 年 以 上 も 前 の 賞 不 の 届 出 漏 れが 判 明 した 場 合 ( 賞 不 の 届 出 漏 れ 事 案 ) 6 同 一 企 業 (グループ) 内 の 転 勤 で 2 年 以 上 も 前 の 加 入 期 間 に 1 ヶ 月 間 以 内 のブランクがある 場 合 ( 同 一 企 業 等 内 転 勤 事 例 ) 7 国 民 年 金 の 未 納 及 び 未 加 入 期 間 の 申 立 であって 申 立 人 が 受 領 印 があるな どの 要 件 を 満 たす 納 付 組 織 の 預 かり 証 を 所 持 している 場 合 8 国 民 年 金 に 係 る 過 年 度 の 保 険 料 納 付 の 申 立 であって 国 民 年 金 手 帳 記 号 番 号 の 払 出 日 において 過 年 度 納 付 できる 期 間 のうち 一 部 の 期 間 が 納 付 済 みと 記 録 されているなどの 要 件 を 満 たす 場 合 - 14 -