住民が医療の運営者であってこそ医療の再生がはじまる 写真 1 隣り合っていても こっちは県立病院 こっちは町 こっちは民間になっていて いがみ あっていてうまくいっていないところが大半なのです 全部を同じ組織が運営しているとこ ろは少ないんです その一つは広島県の御調町です 佐藤守前町長さんがモデルにして藤沢 につくりたいと思っていた御調町 それから後に それを東北地方でやろうということでや った宮城県の涌谷町 それからうちと 秋田県の大森町ぐらいなんです だからこれは非常 に実はめずらしいことです なぜかというと いま 医療や介護は 官から民へ と言われ ているんです できるだけ民間でやってください 公務員がなんでおしめ交換をするんです かというふうに言われているんです ですけれど それはそれなりに もちろんマイナス点 もあるけれど いい点もある このことはあとでお話しします 病院理念 忘己利他 自治医大初代学長中尾喜久先生から書いていただいた 悪事向己 好事与他 忘己利他慈悲之 極 悪事 あくじ を己 おのれ に向 むか え 好事 こうじ を他に与えよ 己 おの れ を忘れて他を利 り するは 慈悲 じひ の極 きわ みなり 最澄が朝廷に提出した 山家学生式に由来する 病院職員の名札に 医療の本質 私たちの病院の理念は 病院に来たことがある人は分かると思いますけれど 駐車場のロ 224