資 料 3 地 域 の 産 業 経 済 の 再 生 とそれを 支 える 都 市 交 通 基 盤 平 成 23 年 6 月 2 日 国 土 交 通 大 臣 大 畠 章 宏 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
産 業 経 済 を 支 える 交 通 インフラ 企 業 の 生 産 活 動 を 支 えるのは 路 港 湾 等 の 交 通 インフラ 円 滑 かつ 効 率 的 な 輸 送 サービスを 提 供 し 続 けることが 我 が 国 の 産 業 活 動 を 継 続 する 前 提 条 件 高 速 路 貨 物 鉄 港 湾 北 上 川 流 域 工 業 地 域 関 東 自 動 車 工 業 ( 自 動 車 組 立 ) アイシン 東 北 ( 自 動 車 部 品 ) 等 セントラル 自 動 車 ( 自 動 車 組 立 ) 福 島 地 域 工 業 地 域 ( 印 刷 装 置 映 像 機 器 ビール 等 ) 郡 山 地 域 工 業 地 域 ( 医 薬 品 電 池 等 ) 鹿 島 臨 海 工 業 地 帯 住 友 金 属 工 業 ( 鉄 鋼 ) 三 菱 化 学 ( 石 油 化 学 ) 昭 和 産 業 ( 飼 料 ) 等 津 軽 地 域 工 業 地 域 ( 事 務 用 機 器 冷 凍 食 品 等 ) 宇 部 三 菱 セメント(セメント) 日 本 大 昭 和 板 紙 ( 製 紙 ) リサイクル 関 連 企 業 ( 金 属 くず) ジャパンエナジー( 石 油 製 品 ) 秋 田 港 酒 田 港 能 代 港 鹿 島 港 郡 山 駅 ( 貨 物 駅 ) 青 森 港 茨 城 港 仙 台 塩 釜 港 相 馬 港 小 名 浜 港 八 戸 港 盛 岡 貨 物 ターミナル 駅 大 船 渡 港 石 巻 港 石 炭 久 慈 港 宮 古 港 完 成 自 動 車 原 油 石 炭 石 炭 原 油 鋼 材 石 油 製 品 鉄 鉱 石 石 炭 釜 石 港 鉄 鋼 金 属 鉱 鋼 材 石 炭 八 戸 臨 海 工 業 地 帯 三 菱 製 紙 ( 製 紙 ) 大 平 洋 金 属 ( 金 属 鉱 鉄 鋼 ) 等 新 日 本 製 鐵 ( 鉄 鋼 ) 等 太 平 洋 セメント(セメント) 等 仙 台 臨 海 工 業 地 帯 JX 日 鉱 日 石 エネルキ ー( 石 油 精 製 ) 東 北 スチール( 鉄 鋼 ) 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) セイホク( 木 材 製 材 ) 仙 台 飼 料 ( 飼 料 ) 等 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) クレハ( 塩 石 炭 ) 等 JX 日 鉱 日 石 金 属 ( 非 鉄 ) ルネサスエレクトロニクス( 電 子 部 材 ) コマツ( 建 設 機 器 ) 日 立 建 機 ( 建 設 機 器 ) 等 1
交 通 インフラの 早 期 復 旧 と 耐 震 化 の 効 果 今 回 の 震 災 では 路 や 新 幹 線 が 早 期 に 復 旧 した 阪 神 淡 路 大 震 災 後 の 耐 震 化 等 が 一 定 の 効 果 を 発 揮 し たと 考 えられる 一 方 で 港 湾 については 一 部 供 用 として 早 期 復 旧 しているものの まだ 万 全 に 機 能 回 復 していない 高 速 路 と 新 幹 線 の 早 期 復 旧 耐 震 化 の 効 果 ( 路 の 例 ) 国 号 ( 観 測 震 度 : 震 度 6 弱 ) 高 速 路 2011.3.11 地 震 発 生 2011..1 全 線 復 旧 21 日 耐 震 補 強 済 み ( 鋼 板 巻 立 補 強 ) 地 震 動 により 損 傷 なし 橋 脚 補 強 新 幹 線 2011.3.11 地 震 発 生 2011..29 全 線 復 旧 9 日 県 ( 観 測 震 度 : 震 度 5 弱 ) 耐 震 補 強 なし 橋 脚 が 地 震 動 により 損 傷 橋 脚 補 強 なし 2
くしの 歯 作 戦 による 三 陸 沿 岸 地 区 の 路 啓 開 復 旧 3 月 11 日 津 波 で 大 きな 被 害 が 想 定 される 沿 岸 部 へ 進 出 のため くしの 歯 型 救 援 ルートを 設 定 第 1ステップ( 発 災 後 1 日 ) 東 北 国 号 の 縦 軸 ラインを 確 保 東 北 国 号 縦 軸 ラ イ ン 太 平 洋 被 害 状 況 第 2ステップ( 発 災 後 日 ) 第 3ステップ( 発 災 後 7 日 ) 東 北 国 号 からの 横 軸 ラインを 確 保 横 軸 ライン 東 北 国 号 路 本 体 路 面 の 崩 落 と 復 旧 状 況 久 慈 市 宮 古 市 釜 石 市 大 船 渡 市 陸 前 高 田 市 気 仙 沼 市 南 三 陸 町 石 巻 市 太 平 洋 国 号 6 号 の97%に ついて 啓 開 を 終 了 東 北 国 号 太 平 洋 沿 岸 ル ー ト < 東 北 矢 吹 ~ 須 賀 川 ( 下 り 線 )> 復 旧 状 況 国 号 太 平 洋 国 号 から 各 路 線 経 由 で 国 号 及 び 国 6 号 までの 啓 開 状 況 福 島 市 二 本 松 市 郡 山 市 白 河 市 岩 手 町 盛 岡 市 花 巻 市 北 上 市 一 関 市 栗 原 市 築 館 大 崎 市 1 289 9 15 12 115 13 9 11 288 6 108 軽 米 町 6 7 833 28 9 10 398 11 石 巻 市 相 馬 市 281 5 106 八 戸 市 2 1 395 3 浪 江 町 双 葉 町 283 107 5 久 慈 市 岩 泉 町 小 本 釜 石 市 大 船 渡 市 陸 前 高 田 市 気 仙 沼 市 南 三 陸 町 宮 古 市 緊 急 時 避 難 準 備 区 域 ( 半 径 30km) いわき 市 いわき 市 勿 来 3
被 災 地 域 の 再 生 に 必 要 な 路 整 備 等 の 推 進 被 災 地 域 の 速 やかな 復 興 再 生 の 鍵 となる 路 線 を 復 興 路 復 興 支 援 路 とし 整 備 スケジュール を 明 確 にして 重 点 的 に 緊 急 整 備 津 波 により 壊 滅 的 な 被 害 を 受 けた 地 域 等 において 再 度 被 害 防 止 等 に 向 けた 取 り 組 みを 推 進 復 興 路 復 興 支 援 路 の 緊 急 整 備 等 復 興 路 1 復 興 の 背 骨 となる 太 平 洋 沿 岸 軸 ( 三 陸 縦 貫 等 )の 形 成 これからのまちづくり 産 業 振 興 を 支 える 基 礎 的 な 交 通 基 盤 を 構 築 津 波 に 強 い 路 により 被 災 時 の 孤 立 を 防 ぐ 路 に 持 たせる 機 能 の 複 合 化 も 検 討 ( 避 難 場 所 等 ) 仙 台 周 辺 の 路 ネットワークを 強 化 秋 田 青 森 盛 岡 2 2 八 戸 1 3 山 形 仙 台 復 興 支 援 路 2 太 平 洋 沿 岸 地 域 と 東 北 を 繋 ぐ 横 断 軸 強 化 内 陸 から 沿 岸 部 への 広 域 支 援 ルートを 確 保 新 潟 福 島 郡 山 2 3 ダブルネット 対 アジア 交 流 圏 を 形 成 する 日 本 海 軸 を 強 化 いわき 高 規 格 幹 線 路 地 域 高 規 格 路 平 成 23 年 月 1 日 現 在 供 用 未 供 用 供 用 未 供 用 津 波 の 再 度 被 害 防 止 等 に 向 けた 取 り 組 み 高 速 路 のICから 市 街 地 等 を 接 続 する 路 等 の 整 備 支 援 活 動 に 不 可 欠 な 幹 線 路 の 有 効 活 用 を 図 る 追 加 IC 緊 急 連 絡 路 の 整 備 高 台 の 路 等 への 緊 急 避 難 階 段 の 整 備 避 難 場 所 等 としての の 駅 の 防 災 拠 点 化 など 路 沿 いの 一 定 空 間 の 整 備 無 電 柱 化 路 情 報 の 収 集 提 供 等 避 難 階 段 により 児 童 が 迅 速 かつ 安 全 に 避 難 ( 岩 手 県 岩 泉 町 ) 復 旧 支 援 活 動 拠 点 として 機 能 した の 駅 津 山 ( 宮 城 県 登 米 市 )
東海 東南海 南海地震の津波影響範囲 東海 東南海 南海地震時に想定される津波影響範囲には 浸水が想定される国や高速路のミッシングリンクが多数存在 高規格幹線路 総延長 (km) 供用延長 (km) 進捗率 (%) 約1,000 9,855 70 H23..1現在 東海 東南海 南海地震時に想定されている津波影響範囲 平成15年12月中央防災会議 東南海 南海地震に関する報告 東海 東南海 南海地震時に津波浸水が想定される主な国 ミッシングリンクが残る主な区間 2 56 10 220 国220号 浸水想定区間 約km 国56号 浸水想定区間 約29km 国10号 浸水想定区間 約km 1 55 国55号 浸水想定区間 約31km 国2号 浸水想定区間 約55km 国1号 浸水想定区間 約18km 東海 東南海 南海地震の津波影響範囲のミッシングリンクが残る主な区間と 浸水が想定される主な国 5
災 害 に 強 い 高 速 路 のダブルネットワークのイメージ 地 域 に 繋 がる 路 網 を 極 力 ダブルで 確 保 することは 大 事 高 速 路 のダブルネットワーク 三 大 都 市 圏 の 環 状 路 ネットワーク 6
東 日 本 大 震 災 における 燃 料 油 不 足 への 輸 送 面 の 対 応 地 震 津 波 により 東 北 北 関 東 太 平 洋 側 の 製 油 所 油 槽 所 が 被 災 し 東 日 本 全 体 の 燃 料 供 給 能 力 が 激 減 燃 料 油 の 輸 送 について 日 本 海 側 港 湾 貨 物 鉄 による 日 本 海 側 ルート 等 の 活 用 航 路 啓 開 作 業 を 行 い 3 月 21 日 には 震 災 後 初 めて 仙 台 塩 釜 港 に 石 油 タンカーが 入 港 燃 料 油 の 輸 送 発 災 直 後 3 月 中 下 旬 月 日 本 海 側 港 湾 を 活 用 貨 物 鉄 による 日 本 海 側 ルート 八 戸 港 の 活 用 インフラの 復 旧 に 合 わせて 物 流 の 機 能 回 復 八 戸 港 の 活 用 仙 台 塩 釜 港 の 活 用 タンクローリー の 大 量 投 入 小 名 浜 港 の 活 用 貨 物 鉄 による 東 北 線 ルート 仙 台 塩 釜 港 の 活 用 小 名 浜 港 の 活 用 高 速 路 高 速 路 ( 緊 急 車 両 通 行 可 ) 貨 物 鉄 7
東 北 のものづくり 産 業 を 支 える 港 湾 損 壊 して 利 用 不 能 となった 岸 壁 ( 相 馬 港 ) 荷 役 機 械 の 倒 壊 により 荷 役 不 能 となった 岸 壁 ( 仙 台 塩 釜 港 ) 地 盤 沈 下 や 護 岸 損 壊 による 浸 水 の 被 害 が 甚 大 なサイロ( 石 巻 港 ) 東 北 の 産 業 発 電 所 と 港 湾 津 軽 地 域 工 業 地 域 ( 事 務 用 機 器 冷 凍 食 品 等 ) 宇 部 三 菱 セメント(セメント) 日 本 大 昭 和 板 紙 ( 製 紙 ) リサイクル 関 連 企 業 ( 金 属 くず) ジャパンエナジー( 石 油 製 品 ) 能 代 港 酒 田 港 秋 田 港 常 磐 共 同 勿 来 発 電 所 常 陸 那 珂 発 電 所 鹿 島 発 電 所 青 森 港 北 上 川 流 域 工 業 地 域 関 東 自 動 車 工 業 ( 自 動 車 組 立 ) アイシン 東 北 ( 自 動 車 部 品 ) 仙 台 臨 海 工 業 地 帯 JX 日 鉱 日 石 エネルキ ー( 石 油 精 製 ) 東 北 スチール( 鉄 鋼 ) 仙 台 飼 料 ( 飼 料 ) 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) セイホク( 木 材 製 材 ) 等 福 島 地 域 工 業 地 域 ( 印 刷 装 置 映 像 機 器 ビール 等 ) 郡 山 地 域 工 業 地 域 ( 医 薬 品 電 池 等 ) 鹿 島 臨 海 工 業 地 帯 住 友 金 属 工 業 ( 鉄 鋼 ) 鹿 島 石 油 ( 石 油 精 製 ) 三 菱 化 学 ( 石 油 化 学 ) 昭 和 産 業 ( 飼 料 ) 等 立 地 企 業 数 13 社 立 地 企 業 数 155 社 セントラル 自 動 車 ( 自 動 車 組 立 ) 仙 台 塩 釜 港 相 馬 港 相 馬 共 同 発 電 所 広 野 発 電 所 茨 城 港 新 日 本 製 鐵 ( 鉄 鋼 ) 小 名 浜 港 鹿 島 港 八 戸 臨 海 工 業 地 帯 三 菱 製 紙 ( 製 紙 ) 大 平 洋 金 属 ( 金 属 鉱 鉄 鋼 ) 八 戸 セメント(セメント) 等 立 地 企 業 数 70 社 石 巻 港 八 戸 港 久 慈 港 宮 古 港 釜 石 港 大 船 渡 港 完 成 自 動 車 原 油 石 炭 石 炭 小 名 浜 港 臨 海 部 小 名 浜 精 錬 ( 銅 精 錬 ) 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) 等 石 炭 茨 城 港 臨 海 部 日 立 製 作 所 ( 電 気 機 器 ) コマツ( 建 設 機 器 ) 日 立 建 機 ( 建 設 機 器 ) 等 鋼 材 石 油 製 品 鉄 鉱 石 石 炭 鉄 鋼 金 属 鉱 鋼 材 石 炭 大 船 渡 港 臨 海 部 カメイ( 石 油 製 品 ) 太 平 洋 セメント(セメント) 等 立 地 企 業 数 2 社 立 地 企 業 数 55 社 立 地 企 業 数 118 社 産 業 を 支 える 港 湾 の 早 期 復 旧 が 課 題 緊 急 物 資 としての 燃 料 油 や 電 力 確 保 に 不 可 欠 な 発 電 所 に 必 要 な 石 炭 の 輸 入 港 湾 ( 相 馬 港 小 名 浜 港 鹿 島 港 等 ) 製 造 業 の 製 品 半 製 品 等 の サプライチェーンを 支 える 国 際 コンテナ 港 湾 ( 仙 台 塩 釜 港 等 ) 地 元 の 雇 用 経 済 を 支 える 地 場 産 業 ( 製 紙 業 合 板 工 場 等 )の 生 産 に 必 要 な 木 材 チップ 原 木 の 調 達 拠 点 ( 八 戸 港 大 船 渡 港 石 巻 港 等 ) 畜 産 拠 点 東 北 向 け 飼 料 原 料 の 穀 物 の 輸 入 拠 点 ( 八 戸 港 石 巻 港 鹿 島 港 等 ) 8
産 業 物 流 のサプライチェーンを 支 える 港 湾 東 北 地 方 太 平 洋 側 港 湾 の 被 災 により 東 北 北 関 東 に 寄 港 する 基 幹 コン テナ 航 路 が 休 止 東 北 地 方 と 京 浜 港 を 結 ぶ 内 航 フィーダー 航 路 も 休 止 原 発 事 故 による 風 評 被 害 により 基 幹 コンテナ 航 路 が 京 浜 港 を 抜 港 東 日 本 地 域 の 国 際 コン テナ 貨 物 の 釜 山 港 等 へ の 流 出 釜 山 上 海 東 北 北 関 東 に 寄 港 する 外 貿 定 期 コンテナ 航 路 の 状 況 函 館 秋 田 大 船 渡 仙 台 塩 釜 新 潟 小 名 浜 茨 城 ( 常 陸 那 珂 ) 名 古 屋 鹿 島 東 京 地 震 発 生 前 八 戸 清 水 苫 小 牧 博 多 釧 路 釜 山 貨 物 量 : 13,316 TEU* 航 路 便 数 :6.5 便 基 隆 シアトル ロサンゼルス 釜 山 ウラジオストク 伏 木 富 山 6 月 20 日 現 在 の 回 復 状 況 鹿 島 東 京 八 戸 秋 田 大 船 渡 仙 台 塩 釜 新 潟 小 名 浜 茨 城 ( 常 陸 那 珂 ) 名 古 屋 函 館 清 水 苫 小 牧 貨 物 量 : 33 TEU* 航 路 便 数 :2 便 博 多 釧 路 釜 山 基 隆 シアトル ロサンゼルス 二 重 線 は 震 災 で 休 止 し その 後 復 旧 した 航 路 * 貨 物 量 は 2010 年 5 月 と2011 年 5 月 の 比 較 京 浜 港 の 地 盤 沈 下 京 浜 港 コンテナ 釜 山 へ 流 出 国 際 戦 略 港 湾 初 年 度 に 逆 風 (6 月 17 日 神 奈 川 新 聞 ) コンテナ 港 湾 の 機 能 回 復 が 遅 れる と 日 本 の 産 業 経 済 全 体 に 大 きな 影 響 が 及 ぶ 9
港 湾 の 産 業 物 流 復 興 プラン の 推 進 港 湾 機 能 の 早 期 回 復 の 必 要 性 臨 海 部 のみならず 内 陸 部 も 合 わせた 東 北 地 方 全 体 の 産 業 の 空 洞 化 を 防 ぎ 経 済 復 興 を 実 現 するため 製 造 業 等 の 操 業 再 開 に 必 要 な 原 材 料 や 製 品 の 輸 送 拠 点 発 電 所 などの 燃 料 となる 石 炭 石 油 などの 受 入 拠 点 としての 港 湾 の 早 期 機 能 回 復 が 必 要 災 害 に 強 い 港 湾 づくりの 必 要 性 背 後 の 産 業 の 早 期 復 旧 とその 継 続 性 を 確 保 するため 防 波 堤 防 潮 堤 等 の 計 画 的 復 旧 による 津 波 からの 防 護 港 湾 の 事 業 継 続 計 画 ( 港 湾 BCP)の 策 定 等 のハード ソフトの 総 合 的 な 対 策 による 災 害 に 強 い 港 湾 づくりが 必 要 エネルギー 石 油 化 学 製 紙 木 材 飼 料 鉄 鋼 セメント の 産 業 機 能 が 立 地 する 港 湾 の 早 期 かつ 集 中 的 な 復 旧 を 図 るとともに 産 業 機 能 の 回 復 を 目 指 して 災 害 に 強 い 港 湾 づくりを 行 う 各 港 に 設 置 された 協 議 会 において 策 定 された 産 業 物 流 復 興 プラン に 基 づき 岸 壁 防 波 堤 等 の 早 期 復 旧 避 難 体 制 の 構 築 や 土 地 利 用 の 見 直 しなど 産 業 の 立 地 状 況 や 背 後 のまちづくりと 連 携 したハード ソフトの 総 合 的 な 対 策 を 推 進 需 要 等 の 把 握 ニ ー ズ に 合 土 わ 地 せ 利 用 た 輸 送 産 業 復 興 に 向 け た ス ケ ジ ュ ー ル 各 港 設 置 の 協 議 会 における 検 討 八 戸 港 久 慈 港 宮 古 港 釜 石 港 大 船 渡 港 石 巻 港 仙 台 塩 釜 港 相 馬 港 小 名 浜 港 日 立 港 常 陸 那 珂 港 大 洗 港 鹿 島 港 港 湾 管 理 者 等 地 方 公 共 団 体 ( 県 市 町 村 ) 港 湾 周 辺 立 地 企 業 港 湾 利 用 者 国 港 湾 における 津 波 防 災 対 策 港 湾 における 産 業 物 流 復 興 プラン の 策 定 港 湾 計 画 の 変 更 産 業 復 興 に 合 わせ た 復 旧 計 画 の 推 進 津 波 来 襲 時 の 港 湾 の 事 業 継 続 計 画 ( 港 湾 BCP) 策 定 復 旧 復 興 対 策 の 推 進 ハ ー ド ソ フ ト 一 体 と な っ た 10
地 域 の 産 業 経 済 の 再 生 を 支 える 都 市 交 通 基 盤 と 災 害 に 強 い 国 土 構 造 への 転 換 ~ 東 北 地 方 における 産 業 再 生 が 日 本 経 済 再 生 国 際 競 争 力 確 保 に 直 結 ~ 考 え 方 内 陸 部 の 製 造 業 臨 港 地 域 の 大 手 企 業 の 拠 点 が 今 後 の 復 興 の 原 動 力 復 興 の 原 動 力 となる 地 域 産 業 経 済 の 振 興 方 策 を 推 進 地 域 の 基 幹 産 業 を 支 える 港 湾 の 早 期 復 旧 インフラ 物 流 の 再 構 築 と 基 盤 の 整 備 災 害 に 強 い 国 土 構 造 への 再 構 築 災 害 への 対 応 力 を 高 めた 国 土 基 盤 の 整 備 を 行 うととも に 災 害 に 強 いしなやかな 国 土 構 造 への 再 構 築 を 図 る 津 波 被 害 を 受 けなかっ た 三 陸 縦 貫 東 北 ものづくり 産 業 とそれを 支 える 交 通 ネットワーク 福 島 地 域 工 業 地 域 ( 印 刷 装 置 映 像 機 器 ビール 等 ) 郡 山 地 域 工 業 地 域 ( 医 薬 品 電 池 等 ) 高 速 路 貨 物 鉄 能 代 港 鹿 島 港 青 森 港 茨 城 港 八 戸 臨 海 工 業 地 帯 三 菱 製 紙 ( 製 紙 ) 大 平 洋 金 属 ( 金 属 鉱 鉄 鋼 ) 等 八 戸 港 鋼 材 石 油 製 品 鉄 鋼 金 属 鉱 久 慈 港 太 平 洋 セメント (セメント) 等 宮 古 港 秋 田 港 盛 岡 貨 物 新 日 本 製 鐵 ( 鉄 鋼 ) 等 北 上 川 流 域 工 業 地 域 釜 石 港 関 東 自 動 車 工 業 ( 自 動 車 組 立 ) ターミナル 駅 アイシン 東 北 ( 自 動 車 部 品 ) 等 鋼 仙 材 台 臨 海 工 業 地 帯 石 JX 炭 日 鉱 日 石 エネルキ ー( 石 油 精 製 ) 酒 田 港 大 船 渡 港 東 北 スチール( 鉄 鋼 ) 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) セントラル 自 動 車 ( 自 動 車 組 立 ) 石 巻 港 セイホク( 木 材 製 材 ) 仙 台 飼 料 ( 飼 料 ) 等 仙 台 塩 釜 港 完 成 自 動 車 相 馬 港 原 油 石 炭 石 炭 日 本 製 紙 ( 製 紙 ) クレハ( 塩 石 炭 ) 等 JX 日 鉱 日 石 金 属 ( 非 鉄 ) 郡 山 駅 石 炭 原 油 ( 貨 物 駅 ) 小 名 浜 港 ルネサスエレクトロニクス( 電 子 部 材 ) コマツ( 建 設 機 器 ) 日 立 建 機 ( 建 設 機 器 ) 等 鉄 鉱 石 石 炭 鹿 島 臨 海 工 業 地 帯 住 友 金 属 工 業 ( 鉄 鋼 ) 三 菱 化 学 ( 石 油 化 学 ) 昭 和 産 業 ( 飼 料 ) 等 三 陸 縦 貫 は 津 波 を 避 け て 計 画 されており 被 害 を 受 けることなく 緊 急 輸 送 路 として 機 能 東 北 縦 貫 自 動 車 宮 城 県 松 島 海 岸 岩 手 県 陸 前 高 田 施 策 の 方 向 性 (1) 産 業 経 済 再 生 を 支 える 交 通 基 盤 等 の 早 期 復 旧 施 策 例 被 災 地 に 立 地 する 産 業 等 を 支 えるインフラと 物 流 の 再 構 築 仙 台 空 港 の 本 格 復 旧 の 促 進 等 (2) 地 域 の 復 興 を 支 援 する 都 市 交 通 基 盤 の 整 備 被 災 地 域 の 再 生 に 必 要 な 復 興 路 復 興 支 援 路 の 緊 急 整 備 や 地 震 や 津 波 に 強 い 港 湾 整 備 等 を 進 める 施 策 例 梅 雨 期 台 風 期 に 対 応 した 応 急 対 策 等 による 二 次 災 害 防 止 三 陸 縦 貫 等 被 災 地 域 の 再 生 に 必 要 な 復 興 路 復 興 支 援 路 の 緊 急 整 備 港 湾 の 産 業 物 流 復 興 プランに 基 づき 岸 壁 の 早 期 復 旧 や 避 難 計 画 の 策 定 などハード ソフトの 総 合 的 な 対 策 等 (3) 災 害 に 強 い 国 土 構 造 への 再 構 築 施 策 例 物 流 インフラの 耐 震 化 等 災 害 への 対 応 力 の 強 化 災 害 に 強 い 広 域 物 流 基 盤 の 効 率 的 で 効 果 的 な 整 備 等 に よる 多 重 性 (リダンダンシー)の 確 保 災 害 に 強 い 物 流 システムの 構 築 等 11