芦 之 湯 国 民 保 養 温 泉 地 計 画 1. 温 泉 地 の 概 要 本 温 泉 地 計 画 の 地 域 は 神 奈 川 県 足 柄 下 郡 箱 根 町 の 芦 之 湯 温 泉 の 周 辺 を 含 め た 別 添 図 面 に 表 示 する 地 域 とし その 面 積 は27.22ha( 図 上 測 定 )であ 芦 之 湯 温 泉 は 江 戸 時 代 には 箱 根 七 湯 と 称 された 湯 本 塔 之 澤 堂 ヶ 島 宮 ノ 下 底 倉 木 賀 芦 之 湯 の 一 つであり 箱 根 町 の 南 西 部 に 所 在 し 箱 根 火 山 の 上 二 子 駒 ケ 岳 鷹 ノ 巣 山 丸 山 など 周 囲 を 1,000m 前 後 の 山 に 囲 まれた 高 原 性 の 小 盆 地 にあり 標 高 875m 国 道 1 号 線 小 涌 谷 元 箱 根 間 約 6km のほぼ 中 間 に 位 置 してい 芦 之 湯 温 泉 は 鎌 倉 時 代 から 湯 治 場 として 機 能 していたことが 複 数 の 文 献 に 記 載 されており 古 くから 知 られた 温 泉 地 であ 江 戸 時 代 の 後 期 には 箱 根 七 湯 の 温 泉 と 名 所 等 を 廻 る 七 湯 廻 り が 実 施 されるようになり 多 くの 文 人 墨 客 が 訪 れるようになった 芦 之 湯 とその 周 辺 には 東 光 庵 精 進 池 石 仏 石 塔 群 などの 歴 史 的 および 文 化 的 な 遺 産 が 遺 されてい 現 在 芦 之 湯 温 泉 には3 軒 の 宿 泊 施 設 と1 軒 の 公 衆 浴 場 があり 営 業 してい る 施 設 で 温 泉 を 利 用 でき 地 域 内 の 源 泉 数 は 11 本 (うち6 源 泉 使 用 )で その 内 の 町 有 動 力 揚 湯 源 泉 は 芦 之 湯 の 宿 泊 施 設 に 供 給 されてい 泉 質 は 箱 根 温 泉 では 唯 一 の 中 性 の 硫 黄 温 泉 で 美 肌 の 湯 と 評 されることも 多 く その 他 硫 化 水 素 型 の 硫 酸 塩 泉 などの 温 泉 もあ 2. 計 画 の 基 本 方 針 芦 之 湯 温 泉 は 古 くから 湯 治 場 として 栄 えてきた 温 泉 地 であり 豊 かな 自 然 環 境 と 歴 史 的 文 化 的 資 産 が 遺 され 閑 静 な 環 境 が 保 たれていることから 観 光 のみならず 保 養 休 養 を 目 的 とした 宿 泊 客 が 訪 れてい 本 温 泉 地 計 画 に 基 づき 芦 之 湯 地 区 においては 周 辺 の 自 然 と 調 和 しつつ 地 域 の 歴 史 文 化 を 活 用 し 保 養 休 養 の 場 として 来 訪 者 にとって より 魅 力 の ある 温 泉 地 を 目 指 していくこととす (1) 芦 之 湯 温 泉 の 豊 かな 自 然 環 境 を 活 用 した 事 業 を 行 う (2) 芦 之 湯 温 泉 の 施 設 の 整 備 は 安 全 性 利 便 性 高 齢 者 及 び 障 害 者 に 配 慮 し 周 辺 の 自 然 及 び 景 観 と 調 和 のとれたものとす (3) 芦 之 湯 温 泉 の 閑 静 な 温 泉 街 を 保 全 し 温 泉 利 用 者 の 滞 在 推 進 に 向 けて より 風 情 ある 雰 囲 気 を 醸 成 す (4) 芦 之 湯 温 泉 とその 周 辺 の 歴 史 文 化 風 土 を 継 承 して 活 用 していく - 1 -
本 計 画 は 温 泉 地 づくりの 方 向 性 を 示 すものであり 芦 之 湯 温 泉 の 地 域 全 体 で 取 り 組 む 指 針 として 策 定 するものであ 3. 自 然 環 境 まちなみ 歴 史 風 土 文 化 等 の 維 持 保 全 等 に 関 する 方 策 (1) 自 然 環 境 まちなみ 歴 史 風 土 文 化 等 の 概 要 芦 之 湯 温 泉 は 周 囲 を 1,000m 級 の 山 に 囲 まれた 標 高 875m に 所 在 す 富 士 箱 根 伊 豆 国 立 公 園 内 にあり 自 然 豊 かな 高 原 性 の 小 盆 地 で 夏 季 は 涼 しい 芦 之 湯 温 泉 は 30 軒 ほどの 集 落 で 構 成 されてい 国 道 1 号 線 の 西 側 に 温 泉 街 が 展 開 し 宿 泊 施 設 ( 旅 館 2 軒 民 宿 1 軒 ) 公 衆 浴 場 集 会 施 設 郵 便 局 民 家 などが 点 在 し 地 域 内 には 熊 野 権 現 旧 跡 や 芦 之 湯 弁 財 天 などもあり 閑 静 な 落 ち 着 いた 雰 囲 気 の 温 泉 街 となってい 箱 根 芦 之 湯 フラワーセンター を 起 点 として 国 道 1 号 線 に 沿 って 精 進 池 まで 遊 歩 道 が 整 備 されており 初 夏 にはニシキウツギやヤマボウシ ノリウツギなどの 木 々が 花 を 咲 かせ 芦 之 湯 は 中 世 の 箱 根 越 えの 道 である 湯 坂 路 沿 いに 位 置 し 鎌 倉 時 代 の 文 献 に 温 泉 が 湧 出 している 記 述 が 見 られ 湯 本 と 共 に 箱 根 地 区 では 最 も 古 い 温 泉 地 とされてい 江 戸 時 代 になると 湯 治 場 として 整 備 され 箱 根 七 湯 の 一 つとし て 栄 え 南 関 東 一 円 から 七 湯 廻 りの 来 湯 客 で 賑 わいをみせた 文 化 文 政 時 代 には 賀 茂 真 淵 など 多 数 の 江 戸 文 人 が 芦 之 湯 を 訪 れるようになり 芦 之 湯 の 熊 野 権 現 境 内 の 薬 師 堂 東 光 庵 では 句 会 や 歌 会 が 開 催 され 多 くの 和 歌 が 詠 まれ た 芦 之 湯 温 泉 から 精 進 池 の 間 には 13 世 紀 ~14 世 紀 に 建 立 された 石 仏 石 塔 が 多 数 点 在 していこの 中 で 曾 我 兄 弟 虎 御 前 の 墓 二 十 五 菩 薩 六 道 地 蔵 多 田 満 仲 の 墓 応 長 地 蔵 などが 国 の 重 要 文 化 財 に 指 定 されてい (2) 取 組 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 は 昭 和 11 年 に 富 士 箱 根 伊 豆 国 立 公 園 の 第 2 種 特 別 地 域 に 指 定 され 自 然 公 園 法 に 基 づき 温 泉 地 内 の 自 然 景 観 が 保 たれてい 地 域 内 の 遊 歩 道 阿 字 ヶ 池 園 地 等 の 主 要 箇 所 において 毎 年 自 治 会 による 定 期 的 な 清 掃 活 動 が 実 施 され 景 観 保 全 を 図 ってい 温 泉 街 は 国 道 から 西 側 に 入 った 町 道 沿 いに 展 開 しているため 自 動 車 の 通 行 量 が 少 なく 閑 静 で 落 ち 着 いた 雰 囲 気 が 保 全 されてい 平 成 5 年 に 設 置 された 集 会 施 設 も 景 観 に 配 慮 されてい 芦 之 湯 の 地 域 内 には 賀 茂 真 淵 祖 友 蜀 山 人 などをはじめとする 歌 碑 が 多 数 設 置 されてい 江 戸 時 代 の 文 人 サロンであった 東 光 庵 は 箱 根 町 の 史 跡 に 指 定 され 平 成 14 年 に 復 元 されてい 芦 之 湯 から 精 進 池 の 間 は 元 箱 根 石 仏 群 として 国 の 史 跡 に 指 定 されている 石 仏 石 塔 が 点 在 していることから 遊 歩 道 として 整 備 され 歴 史 散 歩 のハイ キングコースとなってい 史 跡 が 国 道 1 号 線 の 両 側 に 点 在 しているため 横 - 2 -
断 による 事 故 防 止 の 観 点 から 六 地 蔵 と 二 十 五 菩 薩 の2カ 所 に 地 下 道 が 整 備 さ れ 安 全 性 が 確 保 されていまた 精 進 池 畔 には 石 仏 群 と 歴 史 館 が 設 置 され 写 真 パネル 等 によって 芦 之 湯 の 歴 史 や 石 仏 群 等 について 解 説 されてい (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において さらに 自 然 環 境 まちなみ 歴 史 文 化 風 土 等 の 維 持 保 全 等 を 図 るため 関 係 機 関 等 と 調 整 の 上 現 状 の 取 組 を 継 続 するととも に それらに 加 え 地 域 住 民 旅 館 経 営 者 等 が 連 携 する 中 で 芦 之 湯 観 光 協 会 が 中 心 となって 自 主 的 にまちづくり 活 動 を 行 い 必 要 に 応 じて 神 奈 川 県 や 箱 根 町 に 協 力 を 求 め 地 域 における 活 動 として 芦 之 湯 観 光 協 会 が 主 体 となり 植 栽 や 清 掃 美 化 に 努 めまた 健 全 な 温 泉 地 を 育 成 し 維 持 するために 公 衆 衛 生 の 確 保 風 気 の 維 持 等 に 努 め また 箱 根 町 が 主 体 となり 阿 字 ヶ 池 の 浚 渫 掘 削 を 実 施 して 湿 地 の 復 元 を 試 み 湿 地 の 復 元 完 了 後 には 芦 之 湯 弁 財 天 まで 湿 地 周 辺 に 散 策 路 を 設 置 す 温 泉 地 とその 周 辺 に 点 在 する 歴 史 的 文 化 的 な 史 跡 等 を 活 用 し 滞 在 客 に 対 応 した 新 たな 散 策 ルートを 検 討 し さらに 医 師 や 入 浴 指 導 員 等 の 協 力 を 仰 ぎ 健 康 ウォーキングや 健 康 入 浴 法 等 を 実 施 す 4. 医 学 的 立 場 から 適 正 な 温 泉 利 用 や 健 康 管 理 について 指 導 が 可 能 な 医 師 の 配 置 計 画 又 は 同 医 師 との 連 携 のもと 入 浴 方 法 等 の 指 導 ができる 人 材 の 配 置 計 画 若 しくは 育 成 方 針 等 (1) 医 師 の 配 置 の 状 況 芦 之 湯 温 泉 では 医 学 的 立 場 から 健 康 管 理 についての 指 導 や 入 浴 客 の 体 調 不 良 に 対 応 する 医 師 を 配 置 しており その 氏 名 及 び 活 動 の 状 況 等 は 以 下 のとお りであ 1 医 師 氏 名 専 門 分 野 活 動 内 容 配 置 年 度 元 箱 根 木 村 医 院 院 長 木 村 俊 一 内 科 元 箱 根 木 村 医 院 において 入 浴 客 の 体 調 不 良 等 に 対 応 H23 年 度 ~ (2) 配 置 計 画 又 は 育 成 方 針 等 芦 之 湯 温 泉 では (1)の 医 師 の 配 置 を 継 続 しつつ 温 泉 利 用 及 び 温 泉 を 利 用 した 健 康 増 進 等 の 相 談 に 関 して 医 師 が 対 応 できる 体 制 の 構 築 に 努 め また 施 設 において 健 康 増 進 及 び 疲 労 回 復 等 のための 温 泉 利 用 を 安 全 かつ 適 - 3 -
切 に 実 施 できるように 温 泉 入 浴 指 導 員 の 育 成 に 努 め 人 材 活 動 内 容 配 置 年 度 温 泉 入 浴 指 導 員 各 宿 泊 施 設 に 配 備 できるよう 温 H27 年 度 ~ 泉 入 浴 指 導 員 の 育 成 に 努 める 5. 温 泉 資 源 の 保 護 に 関 する 取 組 方 針 (1) 温 泉 資 源 の 状 況 芦 之 湯 温 泉 における 主 な 泉 質 は 硫 黄 泉 と 硫 酸 塩 泉 であり 現 在 11 本 の 源 泉 があり(うち6 本 利 用 ) 4 軒 の 宿 泊 施 設 等 で 浴 用 に 利 用 されており 複 数 の 源 泉 を 有 する 施 設 もあ 源 泉 温 度 湧 出 量 ( ) (l/min) 泉 質 湧 出 状 況 所 有 者 利 用 施 設 仙 液 湯 33.7 80 単 純 硫 黄 泉 自 然 湧 出 民 間 旅 館 1 施 設 黄 金 湯 31.9 72 単 純 硫 黄 泉 自 然 湧 出 民 間 旅 館 1 施 設 芦 苅 の 湯 59.1 139 含 硫 黄 -カル 動 力 揚 湯 民 間 旅 館 1 施 設 シウム ナト リウム マグ ネシウム- 硫 酸 塩 炭 酸 水 素 塩 泉 ( 硫 化 水 素 型 ) (エアー リフト) 芦 之 湯 揚 湯 2 号 66.4 95 カルシウム ナトリウム マグネシウム 動 力 揚 湯 (エアー リフト) 箱 根 町 旅 館 2 民 宿 1 計 3 施 設 - 硫 酸 塩 炭 酸 水 素 塩 泉 芦 之 湯 揚 湯 1 号 71.1 56 カルシウム ナトリウム 動 力 揚 湯 (エアー 箱 根 町 芦 之 湯 揚 湯 2 号 の 予 備 マグネシウム - 硫 酸 塩 炭 酸 水 素 塩 泉 リフト) 元 箱 根 44 77.0 600 単 純 硫 黄 泉 蒸 気 噴 出 箱 根 町 公 衆 浴 場 1 号 芦 之 湯 2 号 測 定 不 能 単 純 硫 黄 泉 自 然 湧 出 民 間 未 利 用 - 4 -
芦 之 湯 3 号 32.9 測 定 単 純 硫 黄 泉 自 然 湧 出 民 間 未 利 用 不 能 芦 之 湯 6 号 31.2 測 定 単 純 硫 黄 泉 自 然 湧 出 民 間 未 利 用 不 能 芦 之 湯 5 号 涸 渇 自 然 湧 出 民 間 未 利 用 芦 之 湯 揚 湯 井 戸 カルシウム 動 力 揚 湯 箱 根 町 未 利 用 3 号 破 損 ナトリウム (エアー マグネシウム リフト) - 硫 酸 塩 炭 酸 水 素 塩 泉 (2) 取 組 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 における 各 源 泉 について 現 在 講 じているその 保 護 に 関 する 取 組 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 源 泉 取 組 実 施 主 体 実 施 年 度 芦 之 湯 温 泉 のす 温 度 湧 出 量 神 奈 川 県 (3 年 S33 年 度 ~ べての 源 泉 ph 電 気 伝 導 度 の 現 地 測 定 を1 年 に1 回 実 施 に2 回 ) 源 泉 所 有 者 ( 県 の 測 定 が 実 施 されない 年 に1 回 ) 硫 黄 を 含 む 源 泉 硫 化 水 素 濃 度 の 神 奈 川 県 源 泉 S49 年 度 ~ 測 定 を1 年 に2 回 実 施 所 有 者 < 安 全 対 策 > 神 奈 川 県 が1 年 に2 回 硫 化 水 素 の 実 態 調 査 を 実 施 し 温 泉 利 用 施 設 に 対 して 安 全 対 策 を 指 導 してい 硫 化 水 素 を 含 む 源 泉 を 利 用 している2 施 設 では 硫 化 水 素 濃 度 の 自 主 検 査 を 実 施 し 神 奈 川 県 に 報 告 してい 箱 根 町 においても 硫 化 水 素 対 策 の 印 刷 物 を 作 成 し 温 泉 利 用 施 設 に 配 布 して 注 意 喚 起 してい (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において 実 施 主 体 と 調 整 の 上 (2)の 取 組 を 継 続 します さらに モニタリングの 強 化 を 図 るため 源 泉 所 有 者 が 水 位 に 関 する 定 期 的 観 測 を 検 討 し できる 限 り 早 い 時 期 から 実 施 す 6. 温 泉 を 衛 生 的 に 良 好 な 状 態 に 保 つための 方 策 (1) 温 泉 の 利 用 に 当 たっての 関 係 設 備 等 の 状 況 - 5 -
芦 之 湯 温 泉 において 温 泉 の 利 用 に 当 たって 使 用 している 設 備 及 び 温 泉 利 用 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 1 浴 用 利 用 のみ 温 泉 地 源 泉 数 浴 用 利 用 施 設 までの 設 備 浴 用 利 用 施 設 数 4( 芦 苅 の 湯 芦 之 湯 揚 湯 2 号 芦 之 湯 揚 湯 1 号 元 引 湯 管 貯 湯 槽 4 芦 之 湯 温 泉 箱 根 44 号 ) 2( 仙 液 湯 黄 金 湯 ) 引 湯 管 1 (2) 取 組 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 において 温 泉 の 利 用 に 当 たって 使 用 している 設 備 について 現 在 講 じている 衛 生 面 での 取 組 の 状 況 は 以 下 のとおりである 設 備 区 分 取 組 実 施 主 体 源 泉 自 主 的 必 要 に 応 じ 維 持 管 理 及 び 成 分 検 査 を 実 施 箱 根 町 源 泉 所 有 者 引 湯 管 自 主 的 すべての 引 湯 管 について 管 内 スケ ールの 洗 浄 清 掃 バルブ ドレン 等 の 点 検 を 不 定 期 に 実 施 箱 根 町 宿 泊 施 設 事 業 者 浴 槽 神 奈 川 県 < 浴 槽 水 > 宿 泊 施 設 事 業 旅 館 業 法 浴 槽 は 常 に 満 水 状 態 とし 温 泉 を 者 施 行 条 例 供 給 することにより 溢 水 させて 清 浄 等 に 保 つ 毎 日 1 回 以 上 の 換 水 を 実 施 し 特 に 汚 染 したときはその 都 度 換 水 た だし 循 環 式 浴 槽 は 週 1 回 以 上 換 水 を 実 施 し その 都 度 浴 槽 を 清 掃 消 毒 す すべての 浴 槽 の 浴 槽 水 について - 6 -
レジオネラ 属 菌 等 の 水 質 検 査 を1 年 に1 回 以 上 実 施 <ろ 過 器 > 宿 泊 施 設 事 業 ろ 過 器 を 使 用 している 浴 槽 は 1 者 週 間 に1 回 以 上 ろ 過 器 を 十 分 に 逆 洗 浄 して 汚 れを 排 出 するとともに ろ 過 器 及 び 循 環 配 管 について 適 切 な 消 毒 方 法 で 生 物 膜 を 除 去 し 浴 槽 を 清 掃 < 集 毛 器 > 集 毛 器 は 毎 日 清 掃 し 内 部 の 毛 髪 あか ぬめり 等 を 除 去 施 設 行 政 指 導 施 設 の 許 可 内 容 の 遵 守 について 監 督 神 奈 川 県 及 び 指 導 を 行 い 適 切 な 指 導 を 実 施 浴 槽 (3 年 に1 回 以 上 ) 設 備 自 主 的 すべての 設 備 周 辺 において 状 況 を 箱 根 町 宿 泊 周 辺 確 認 しながらその 都 度 清 掃 を 実 施 施 設 事 業 者 (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において 実 施 主 体 と 調 整 の 上 (2)の 取 組 を 継 続 するととも に それらに 加 え 箱 根 町 が 芦 之 湯 温 泉 の 温 泉 関 係 者 に 対 し 温 泉 に 関 する 衛 生 面 の 講 習 会 等 の 情 報 を 提 供 して 積 極 的 な 参 加 を 呼 びかけ 7. 温 泉 地 の 特 性 を 生 かした 温 泉 公 共 的 利 用 増 進 に 関 する 方 策 (1) 温 泉 の 公 共 的 利 用 の 状 況 芦 之 湯 温 泉 は 鎌 倉 時 代 から 温 泉 として 利 用 されており 江 戸 時 代 になると 湯 治 場 として 発 展 し 箱 根 七 湯 の 一 つに 数 えられた さらに 江 戸 時 代 後 期 に は 箱 根 山 中 に 点 在 する 名 所 旧 跡 を 結 びつけた 七 湯 廻 り と 称 される 温 泉 観 光 ルートが 好 評 を 博 した 明 治 時 代 以 降 箱 根 は 避 暑 地 として 開 発 が 進 められるのに 伴 い 鉄 道 やケー ブルカーなどの 公 共 交 通 機 関 が 整 備 され 観 光 地 として 発 展 してきた また 道 路 網 が 整 備 され 芦 之 湯 へのアクセスは 良 好 となった 芦 之 湯 までの 路 線 バス での 所 要 時 間 は 小 田 原 から 50 分 箱 根 湯 本 から 30 分 となってい 戦 後 高 度 成 長 期 において 箱 根 は 観 光 開 発 が 進 み 隣 接 する 湯 ノ 花 沢 地 区 で - 7 -
はゴルフ 場 が 整 備 され 別 荘 地 の 造 成 が 実 施 されるが 芦 之 湯 地 区 では 大 きな 開 発 は 実 施 されず 落 ち 着 いた 雰 囲 気 が 保 たれた 温 泉 地 となってい 平 成 になると 芦 之 湯 温 泉 と 周 辺 に 関 する 歴 史 文 化 の 貴 重 性 が 再 認 識 さ れ それらの 保 存 及 び 周 知 並 びに 文 化 の 継 承 等 を 目 的 とした 芦 刈 まつり が 平 成 5 年 に 開 催 され 以 後 講 演 会 と 俳 句 会 等 が 毎 年 開 催 されてい 近 年 では 閑 静 な 環 境 と 文 化 性 を 求 める 若 い 世 代 の 利 用 者 も 増 加 してい 最 近 の 芦 之 湯 温 泉 における 温 泉 利 用 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 1 過 去 3 年 間 の 温 泉 の 利 用 者 数 ( 単 位 : 人 ) 温 泉 地 区 分 H23 年 H24 年 H25 年 芦 之 湯 温 泉 宿 泊 16,534 16,792 18,017 日 帰 13,946 17,884 18,712 合 計 30,480 34,676 36,729 2 最 近 1 年 間 ( 平 成 25 年 )の 温 泉 の 利 用 者 数 ( 単 位 : 人 ) 温 泉 地 区 分 施 設 総 定 員 利 用 者 数 数 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 芦 之 湯 温 泉 宿 泊 3 395 1,420 1,343 1,756 1,364 1,599 日 帰 4 1,184 1,278 1,619 1,324 1,066 合 計 2,604 2,621 3,375 2,688 2,665 利 用 者 数 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 合 計 1,384 1,107 2,504 1,466 1,276 1,887 911 18,017 1,067 1,105 2,086 1,679 2,078 2,561 1,665 18,712 2,451 2,212 4,590 3,145 3,354 4,448 2,576 36,729 (2) 取 組 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 において 温 泉 の 公 共 的 利 用 の 増 進 を 図 るため 現 在 行 っている 取 組 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 温 泉 地 取 組 実 施 主 体 国 道 1 号 線 沿 いの 芦 之 湯 温 泉 入 り 口 に 箱 根 芦 之 湯 フラワーセンター 及 び 駐 車 場 を 設 置 箱 根 町 - 8 -
芦 之 湯 温 泉 箱 根 芦 之 湯 フラワーセンターに 隣 接 して 公 衆 便 所 を 設 置 温 泉 利 用 客 及 び 観 光 客 等 の 利 用 に 供 してい 芦 之 湯 温 泉 の 熊 野 権 現 境 内 にあった 薬 師 堂 ( 東 光 庵 )を 復 元 町 の 史 跡 に 指 定 し 芦 之 湯 温 泉 の 歴 史 文 化 の 普 及 及 び 散 策 のポ イントとして 活 用 してい 芦 之 湯 温 泉 の 阿 字 ヶ 池 付 近 に 集 会 施 設 を 設 置 まつりをはじめ 各 種 イベント 等 で 活 用 してい 箱 根 町 箱 根 町 箱 根 町 ( 設 置 ) 芦 之 湯 地 区 自 治 会 芦 之 湯 観 光 協 会 ( 活 用 ) 芦 之 湯 温 泉 ~ 精 進 池 精 進 池 ホームページ 芦 之 湯 の 顕 彰 により 芦 之 湯 温 泉 の 歴 史 や 文 化 について 紹 介 してい 芦 之 湯 温 泉 の 歴 史 や 文 化 を 中 心 とした 講 演 会 や 句 会 等 を 実 施 する 芦 刈 まつりの 実 施 概 要 のチラシを 作 成 し 参 加 を 呼 びかけ 配 布 してい 芦 之 湯 温 泉 から 精 進 池 にかけての 石 仏 石 塔 群 は 国 道 1 号 線 を 挟 んで 点 在 している ため 二 十 五 菩 薩 付 近 と 六 地 蔵 付 近 の 遊 歩 道 2カ 所 に 地 下 道 を 設 置 来 訪 客 の 安 全 と 利 便 性 を 確 保 してい 芦 之 湯 温 泉 と 精 進 池 を 結 ぶ 遊 歩 道 の 精 進 池 畔 に 石 仏 群 と 歴 史 館 を 設 置 石 仏 群 の 解 説 や 芦 之 湯 温 泉 の 歴 史 をはじめ 周 辺 の 史 跡 巡 りの 情 報 を 提 供 しているとともに 休 憩 施 設 としても 機 能 してい 箱 根 の 歴 史 回 廊 を 歩 く 箱 根 散 歩 として 温 泉 の 道 コースを 設 定 し 芦 之 湯 温 泉 と 石 仏 群 の 解 説 をしたパンフレットを 作 成 し 石 仏 群 と 歴 史 館 等 で 配 布 してい 芦 之 湯 観 光 協 会 芦 之 湯 観 光 協 会 箱 根 町 箱 根 町 箱 根 町 (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において さらに 温 泉 の 公 共 的 利 用 の 増 進 を 図 るため 温 泉 の 適 正 な 利 用 を 進 めるとともに 環 境 の 保 全 環 境 配 慮 に 努 めながら 良 好 な 景 観 - 9 -
を 創 設 し 従 来 からの 休 養 地 的 な 温 泉 地 としての 機 能 に 新 たに 健 康 の 維 持 増 進 といった 健 康 づくりの 場 としての 機 能 を 加 え それらを 統 合 した 温 泉 地 を 目 指 していく そのためには 実 施 主 体 と 調 整 の 上 (2)の 取 組 を 継 続 する とともに ハード 面 のみならず 健 康 プログラムの 作 成 等 を 含 むソフト 面 の 整 備 として 以 下 の 取 組 を 進 め 温 泉 地 取 組 実 施 主 体 箱 根 芦 之 湯 フラワーセンター 新 規 事 業 の 展 箱 根 町 民 間 開 を 検 討 し 芦 之 湯 の 温 泉 客 及 び 観 光 客 の 利 用 に 供 す 第 二 次 世 界 大 戦 中 にドイツ 兵 が 防 災 のため 箱 根 町 に 設 置 した 阿 字 ヶ 池 を 浚 渫 また 土 砂 の 堆 積 等 で 乾 燥 した 阿 字 ヶ 池 周 辺 を 掘 削 して 湿 地 の 復 元 を 試 み 芦 之 湯 温 泉 に 良 好 な 景 観 を 創 設 す 湿 地 の 復 元 後 散 策 道 を 整 備 す 芦 之 湯 温 泉 芦 之 湯 温 泉 の 歴 史 文 化 の 普 及 及 び 散 策 の 箱 根 町 ポイントとして 活 用 している 東 光 庵 につい て 茅 葺 屋 根 の 葺 き 替 えや 境 内 の 樹 木 選 定 などを 実 施 し 良 好 な 景 観 の 保 持 に 努 め 元 箱 根 木 村 医 院 の 木 村 院 長 の 指 導 の 基 で 温 泉 入 浴 と 散 策 等 を 組 み 合 わせた 健 康 増 進 プログラムを 策 定 す 医 師 芦 之 湯 観 光 協 会 芦 之 湯 温 泉 において 温 泉 入 浴 の 適 切 な 指 導 ができる 温 泉 入 浴 指 導 員 の 充 実 を 図 箱 根 町 芦 之 湯 観 光 協 会 芦 之 湯 温 泉 における 句 碑 や 弁 財 天 などの 地 域 文 化 を 巡 る 散 策 ルートを 策 定 し ガイド が 同 行 して 解 説 す 温 泉 街 を 中 心 に 散 策 ルート 等 の 美 化 活 動 を 進 め 芦 之 湯 観 光 協 会 芦 之 湯 観 光 協 会 自 治 会 - 10 -
8. 高 齢 者 障 害 者 等 に 配 慮 したまちづくりに 関 する 計 画 (1) 公 共 の 用 に 供 する 施 設 の 状 況 芦 之 湯 温 泉 における 公 共 の 用 に 供 する 施 設 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 温 泉 地 区 分 施 設 芦 之 湯 温 泉 公 有 施 設 道 路 箱 根 芦 之 湯 フラワーセンター 駐 車 場 芦 之 湯 集 会 所 芦 之 湯 公 衆 便 所 遊 歩 道 ( 芦 之 湯 温 泉 ~ 精 進 池 ) 園 地 ( 阿 字 ヶ 池 周 辺 ) 東 光 庵 石 仏 群 と 歴 史 館 私 有 施 設 宿 泊 施 設 ( 旅 館 2 軒 民 宿 1 軒 ) 芦 之 湯 弁 財 天 (2) 取 組 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 において 高 齢 者 障 害 者 等 に 配 慮 したまちづくりのため 現 在 行 っている 取 組 の 状 況 は 以 下 のとおりであ 温 泉 地 区 分 施 設 取 組 実 施 主 体 芦 之 湯 温 泉 公 有 施 設 道 路 現 状 は 特 になし 国 神 奈 川 県 箱 根 町 遊 歩 道 ベンチの 設 置 箱 根 町 建 造 物 石 仏 群 と 歴 史 館 : 休 憩 箱 根 町 用 椅 子 及 びトイレの 設 置 箱 根 芦 之 湯 フラワーセ ンター: 入 り 口 スロー プ 芦 之 湯 公 衆 便 所 : 身 障 者 用 トイレ 私 有 施 設 建 築 物 入 り 口 スロープ:1 施 設 ( 計 画 中 2 施 設 ) 身 障 者 用 トイレ:1 施 設 ( 計 画 中 2 施 設 ) 各 所 有 者 - 11 -
廊 下 手 摺 りの 整 備 :1 施 設 ( 計 画 中 2 施 設 ) (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において さらに 高 齢 者 障 がい 者 等 に 配 慮 したまちづくりを 図 るため 実 施 主 体 と 調 整 の 上 (2)の 取 組 を 継 続 するとともに 以 下 の 取 組 を 進 め 温 泉 地 区 分 施 設 取 組 実 施 主 体 道 路 路 線 を 調 査 し 身 障 者 箱 根 町 芦 之 湯 温 泉 公 有 施 設 に 不 都 合 な 箇 所 は 改 修 を 検 討 す 園 地 阿 字 ヶ 池 の 復 元 に 伴 う 箱 根 町 散 策 路 の 整 備 において バリアフリー 化 に 努 め 芦 之 湯 温 泉 建 築 物 箱 根 芦 之 湯 フラワーセ ンターに 代 わる 新 規 施 設 はバリアフリーに 配 慮 した 施 設 とす 箱 根 町 案 内 板 誘 導 板 国 民 保 養 温 泉 地 の 周 知 を 図 ることやさらなる 回 遊 性 を 高 めるため 外 国 語 表 記 を 含 めた 案 内 板 及 び 誘 導 板 設 置 を 検 討 す 私 有 施 設 建 築 物 計 画 未 定 の 各 施 設 にお いても 入 り 口 スロー プ 手 摺 身 障 者 用 ト イレ 等 の 整 備 につい て 町 から 事 業 者 自 ら が 取 り 組 むよう 要 請 す 箱 根 町 芦 之 湯 観 光 協 会 各 所 有 者 9. 災 害 防 止 対 策 に 係 る 計 画 及 び 配 置 - 12 -
(1) 温 泉 地 の 地 勢 及 び 災 害 の 発 生 状 況 芦 之 湯 温 泉 は 富 士 箱 根 伊 豆 国 立 公 園 の 第 2 種 特 別 地 域 に 所 在 し 四 方 を 山 に 囲 まれた 高 原 性 の 盆 地 にあ 箱 根 火 山 は 活 火 山 であり 噴 気 や 火 山 ガスの 影 響 により 地 盤 がゆるみやすく 平 成 14 年 には 台 風 21 号 に 伴 う 集 中 豪 雨 によ り 駒 ヶ 岳 山 頂 付 近 の 崩 壊 に 起 因 する 土 石 流 が 発 生 し 国 道 1 号 線 や 芦 之 湯 温 泉 の 温 泉 街 まで 泥 流 が 到 達 する 災 害 が 起 きた この 災 害 後 神 奈 川 県 では 蛇 骨 川 上 流 区 域 における 土 石 流 対 策 の 治 山 事 業 を 実 施 し 崩 落 防 止 のアンカー 設 置 並 びに 複 数 の 治 山 ダムを 設 置 した 平 成 17 年 の 台 風 11 号 に 伴 う 集 中 豪 雨 により 再 度 土 石 流 が 発 生 したが 対 策 事 業 の 効 果 で 土 砂 は 砂 防 ダムにより 食 い 止 められ 温 泉 街 への 被 害 はなく 現 在 に 至 ってい 湯 ノ 花 沢 沿 いは 土 砂 災 害 警 戒 地 域 に 指 定 されており 温 泉 街 の 北 西 部 の 一 部 が 該 当 してい なお 芦 之 湯 温 泉 は 江 戸 時 代 から 続 く 温 泉 地 であり 永 い 歴 史 の 中 で 温 泉 地 内 の 火 災 が 発 生 したことはあるが 戦 後 において 火 災 による 死 亡 者 が 出 たこと はない (2) 計 画 及 び 措 置 の 現 状 芦 之 湯 温 泉 において 現 在 災 害 防 止 に 関 し 策 定 している 計 画 又 は 講 じられ ている 措 置 は 以 下 のとおりであ 温 泉 地 計 画 又 は 措 置 計 画 又 は 措 置 の 概 要 芦 之 湯 温 泉 土 砂 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 ( 神 奈 川 県 ) 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 神 奈 川 県 告 知 第 229 号 として 湯 の 花 沢 を 指 定 地 域 防 災 計 画 ( 箱 根 町 ) 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 の 指 定 要 望 ( 箱 根 町 ) 警 戒 避 難 体 制 に 関 する 事 項 を 策 定 箱 根 町 では 県 による 土 砂 災 害 計 画 区 域 の 指 定 を 基 に 箱 根 町 土 砂 災 害 ハザードマップを 作 成 した 芦 之 湯 地 区 の 避 難 所 として 芦 之 湯 集 会 所 を 指 定 してい 神 奈 川 県 への 指 定 要 望 に 向 け 土 地 所 有 者 等 への 同 意 を 得 るため 調 整 中 - 13 -
自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 )の 育 成 強 化 防 災 訓 練 及 び 防 災 に 関 する 研 修 等 へ 参 加 してい (3) 今 後 の 取 組 方 策 芦 之 湯 温 泉 において さらに 災 害 の 防 止 を 図 るため 実 施 主 体 と 調 整 の 上 (2)の 取 組 を 継 続 するとともに それらに 加 え 以 下 の 取 組 を 進 め 温 泉 地 取 組 実 施 主 体 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 の 指 定 神 奈 川 県 温 泉 地 域 における 災 害 時 の 宿 泊 客 等 の 避 難 箱 根 町 芦 之 湯 温 泉 誘 導 計 画 を 平 成 29 年 度 を 目 途 に 策 定 す 旅 館 等 観 光 施 設 の 安 全 を 確 保 するため 施 設 の 耐 震 化 に 向 けた 取 組 を 検 討 す 雪 害 対 策 基 地 の 設 置 に 向 けて 調 整 中 各 事 業 者 神 奈 川 県 - 14 -