文 書 比 較 結 果 の 多 目 的 利 用 Document examinations by means of comparative tables 株 式 会 社 クレステック 情 報 技 術 部 システムコンサルタント 楠 本 浩 二 PROFILE 1986 年 九 州 工 業 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 修 士 課 程 情 報 工 学 専 攻 修 了 同 年 富 士 ゼロックス 株 式 会 社 入 社 構 造 化 文 書 の 研 究 開 発 に 従 事 000 年 独 立 その 後 例 規 管 理 システム 法 令 審 査 支 援 システム 損 害 保 険 生 命 保 険 約 款 チェックシステム 製 造 業 マニュアルの 文 書 編 集 比 較 精 査 システムなどの 設 計 開 発 に 従 事 k-kusumoto@crestec.co.jp 1 はじめに 文 書 を 比 較 して 差 分 を 表 示 する 目 的 はいくつかあ 典 型 的 な 目 的 としては 文 書 の 差 分 の 提 示 差 分 の テムを 適 用 した 例 をいくつか 紹 介 す 更 に 比 較 結 果 を 利 用 することによって 文 書 改 訂 時 の 変 更 漏 れ 可 能 性 の 指 摘 や 文 書 内 または 文 書 間 の 文 章 表 現 のゆれを 発 見 できるなど 改 訂 後 の 文 書 の 精 査 も 可 能 であることを 示 し 今 後 の 課 題 について 述 べ 正 誤 確 認 文 書 間 にある 同 一 箇 所 や 類 似 箇 所 の 検 索 重 複 した 内 容 を 持 つ 文 書 の 発 見 などがあ 文 書 やファ イルの 比 較 に 利 用 されている 汎 用 アプリケーションは 多 いが 通 常 オフィス 文 書 の 比 較 には Microsoft Word の 比 較 機 能 を 使 い つの 版 の 差 分 を 下 線 や 末 梢 線 で 表 示 してい しかし 画 一 的 な 従 来 の 比 較 による 表 示 だけでは 前 文 書 の 差 分 表 示.1 表 示 の 目 的 表 1に 示 すように 本 稿 では 文 書 間 の 差 分 を 表 示 する 目 的 を 大 きくつに 分 類 した 述 の 比 較 目 的 それぞれに 最 適 な 結 果 を 得 ることができ ず 重 要 な 情 報 を 見 落 とす 可 能 性 があそこで 目 的 に 合 わせて 比 較 方 法 を 変 えて 実 行 し 結 果 をわかりやすく 表 示 するパーソナル 比 較 ツール [1] を 開 発 した 本 稿 で は 法 規 例 規 約 款 業 務 規 程 書 特 許 明 細 書 メン テナンスマニュアル 製 品 取 扱 説 明 書 企 業 間 の 契 約 書 に この 文 書 比 較 ツールおよびこれと 連 携 した 応 用 シス.1.1 差 分 内 容 の 提 示 1つ 目 の 目 的 は 文 書 の 変 化 内 容 の 提 示 であこの ような 文 書 の 例 は 改 訂 内 容 の 精 査 精 度 が 最 も 求 められ る 法 規 や 例 規 といった 条 建 て 文 書 であ 変 更 された 条 項 番 号 および 条 文 の 改 正 前 改 正 後 の 内 容 を 正 確 に 提 示 すこの 差 分 を 提 示 するために 改 正 規 定 ( 改 め 文 ) 表 1 差 分 表 示 の 目 的 と 事 例 (1) () 差 分 内 容 の 提 示 差 分 からの 発 見 文 書 中 の どこ が どのように 変 わったか 所 定 の 形 式 に 従 って 文 書 中 の 正 確 な 変 更 箇 所 と 変 更 内 容 を 提 示 したい 文 書 中 の どこ が どのように なぜ 変 わっ たかできるだけわかりやすく 表 示 したい 同 一 箇 所 類 似 箇 所 の 存 在 を 知 りたい 特 定 できた 箇 所 の 詳 細 な 差 分 を 知 りたい 同 一 の 文 書 を 知 り 内 容 が 同 等 な 場 合 単 一 の 文 書 だけを 管 理 したい 文 書 情 報 の 保 全 をしたい 法 規 例 規 保 険 約 款 の 改 正 薬 の 添 付 文 書 の 改 訂 特 許 明 細 書 の 補 正 製 品 マニュアル/ 取 扱 説 明 書 の 改 訂 社 内 業 務 規 程 書 の 更 企 業 間 契 約 書 の 作 成 と 更 関 係 する 文 書 の 一 貫 性 確 認 文 章 のゆれの 確 認 文 章 の 流 用 部 分 の 発 見 変 更 履 歴 の 有 無 を 確 認 オフィスにある 重 複 文 書 の 整 理 文 書 改 竄 の 検 出 06
や 対 照 表 という 形 式 で 作 成 す 条 文 は 改 正 規 定 や 対 照 表 を 基 に 議 会 で 承 認 されて 施 行 されこの 改 正 規 定 や 対 照 表 を 人 手 で 作 成 するには 法 制 執 務 の 知 識 [] を 必 要 とし 多 大 な 作 成 時 間 を 要 したため こ れらを 解 決 するためのシステム [] が 開 発 された この 他 の 差 分 提 示 の 例 としては 保 険 約 款 や 薬 の 添 付 文 書 に おける 比 較 表 などがあいずれも 所 定 の 形 式 で 差 分 を 提 示 す 一 方 企 業 における 取 引 上 の 契 約 書 や 業 務 マニュアル の 差 分 を 担 当 者 間 で 確 認 する 場 合 複 数 の 人 間 が 契 約 の 内 容 を 協 議 しながら 内 容 を 固 める 必 要 があ 担 当 者 は 変 更 箇 所 の 合 意 をとるために 差 分 を 明 示 し 変 更 内 容 の 妥 当 性 を 確 認 すまたメンテナンスマニュアルや 取 扱 説 明 書 も 改 訂 があった 場 合 読 み 手 の 立 場 に 立 ったわか りやすい 形 式 で 差 分 を 提 示 す.1. 差 分 からの 発 見 つ 目 の 目 的 は 文 書 の 差 分 からの 発 見 であ 例 えば 保 険 約 款 には 基 本 となる 約 款 とその 特 約 があ 変 更 し た 基 本 約 款 の 条 項 と 関 係 する 特 約 条 項 を 比 較 して 差 分 を 表 示 し 類 似 した 条 項 や 対 応 する 条 項 を 見 つけ その 影 響 を 確 認 す 複 数 の 人 によって 執 筆 されるマニュアルや 仕 様 書 で は 変 更 履 歴 からは 詳 細 がわからない 場 合 実 際 の 変 更 内 容 を 知 るために 文 書 を 比 較 して 差 分 を 確 認 すまた 企 業 内 の 情 報 セキュリティ 管 理 のために 同 一 情 報 の 多 重 化 を 回 避 したいときは 重 複 文 書 の 発 見 によって 文 書 の 整 理 を 行 うことがあ. 本 ツールの 位 置 づけ 法 規 例 規 のように 文 書 の 差 分 の 詳 細 を 正 確 に 示 す 必 要 があるシステム [] においては 対 話 的 な 編 集 シス 分 表 示 からの 発 見 を 目 的 とした 時 この 比 較 時 の 処 理 方 法 をいくつか 指 定 可 能 にすることによって 差 分 からの 発 見 を 容 易 にす 企 業 においては わかりやすい 差 分 の 提 示 と 差 分 からの 発 見 を 要 求 する 業 務 の 場 面 が 多 い ため この 手 法 を 活 用 できまた 本 手 法 においても 編 集 システムを 利 用 したときのように 文 書 間 の 相 違 点 と 類 似 点 を 正 確 に 特 定 できるようにし 様 々な 目 的 に 応 じた 差 分 提 示 を 可 能 にすることを 目 標 にしてい 比 較 方 法 の 指 定.1 比 較 単 位 比 較 結 果 の 表 示 には 1つの 画 面 内 に 変 更 箇 所 を 下 線 や 末 梢 線 で 表 示 した 形 式 差 分 をビジュアルに 対 応 付 け た 形 式 対 照 表 形 式 などいくつかの 形 式 があ 本 ツー ルでは 比 較 結 果 の 表 示 として 文 書 の 変 更 前 後 で 対 応 す る 箇 所 を 左 右 に 並 べて 表 示 する 対 照 表 形 式 を 採 用 した この 表 示 形 式 の 採 用 理 由 は 以 下 であ 対 応 する 箇 所 が 表 の 一 行 として 横 並 びになるのでわ かりやすい 第 三 者 に 提 出 する 公 式 文 書 への 整 形 が 容 易 表 形 式 の 場 合 目 的 に 従 ったフィルタリング ソー トが 可 能 なので 比 較 結 果 を 見 やすい 形 式 に 加 工 しや すい 対 照 表 として 左 右 に 並 べるとき 例 えば 見 出 しと 本 文 との 比 較 段 落 と 表 との 比 較 は 意 味 がない そこで 対 応 する 箇 所 の 区 分 けを 指 定 することによって 文 書 の 内 容 を 所 定 の 単 位 に 分 解 すこの 単 位 は 通 常 段 落 文 表 それ 以 外 の 要 素 例 えば 画 像 であ 文 書 が XML のような 構 造 化 された 文 書 形 式 の 場 合 には 要 素 名 や 属 性 情 報 も 手 掛 かりに 分 解 でき 法 規 や 例 規 といった 文 書 寄 稿 集 5 産 業 日 本 語 関 連 テムと 密 に 連 携 し 文 書 内 に 記 録 される 編 集 時 の 履 歴 を 利 用 していこれは 改 正 規 定 において 法 制 執 務 上 の 厳 密 な 手 法 が 要 求 され 文 書 の 比 較 結 果 を 利 用 しただ けでは 改 正 規 定 の 自 動 作 成 はできないからであその ため 編 集 中 の 履 歴 を 文 書 に 残 す 編 集 システムを 利 用 す る 必 要 があ 一 方 比 較 ツール [1] は 編 集 システムを 介 在 せずに 任 意 の 文 書 間 の 内 容 を 逐 次 比 較 し 差 分 を 計 算 す 差 比 較 単 位 段 落 文 表 条 文 字 列 以 外 表 比 較 単 位 比 較 対 象 改 行 を 終 端 とする 文 字 列 段 落 内 を 更 に 区 切 り 和 文 は 句 点 英 文 はピリオド. を 終 端 とする 文 字 列 表 構 造 下 の 行 を 単 位 とする 文 字 列 条 項 / 項 / 条 中 の 文 字 列 例 えば 画 像 など YEAR BOOK O14 07
は 条 建 てなので 条 または 項 を 比 較 単 位 として 指 定 する 表 類 似 度 閾 値 と 比 較 結 果 の 判 定 と 意 味 のある 要 素 同 士 の 比 較 が 可 能 にな. 比 較 方 法 本 ツールは 以 下 の 通 りの 比 較 方 法 を 提 供 してい 目 的 に 従 っていずれかを 指 定 す 第 1の 比 較 方 法 では 類 似 度 閾 値 和 文 英 文 判 定 0% 未 満 40% 未 満 無 関 係 0% 以 上 40% 以 上 変 更 60% 以 上 60% 以 上 類 似 /ゆれ 100% 100% 一 致 文 書 A 中 の m 個 の 比 較 対 照 の 要 素 を 順 序 付 リスト A a 1, a, a,, a m と 表 し 文 書 B 中 の n 個 の 要 素 を 順 序 付 リスト B b 1, b, b, b n と 表 す この 比 較 方 法 は 文 書 A と 文 書 B の 相 対 する 要 素 間 の 類 似 度 similarity (a 1, b 1 ) similarity(a, b ) similarity(a, b ) を 先 頭 から 順 に 求 めていく 比 較 であしたがって 比 較 の 回 数 は max(m, n)とな 第 の 比 較 方 法 では 文 書 A を 基 軸 として 文 書 B の 要 素 全 体 を 比 較 対 象 の 集 合 と 捉 え 類 似 性 が 最 も 高 い 要 素 を 検 索 する 総 当 たりの 比 較 をす 例 えば a 1 に 関 する 類 似 度 は max(similarity(a 1, b i ))(i=1,, n) となしたがって 比 較 の 回 数 は m n となこの 場 合 も 類 似 度 が 一 定 の 閾 値 以 上 の 場 合 その 差 分 を 対 照 表 の 同 一 行 に 表 示 すこの 比 較 方 法 によると 比 較 回 数 が 多 いために 実 行 時 間 はかかるが 文 書 A と 文 書 B において 文 書 の 論 理 構 成 が 異 なるために 要 素 の 出 現 順 序 が 全 く 異 なっていても 差 分 を 正 確 に 表 示 できる 利 点 が あ. 類 似 度 算 出 と 閾 値 本 ツールでは 類 似 度 と 同 時 に 差 分 を 求 める 必 要 があ るため ルーベンシュタインの 編 集 距 離 [4] を 適 用 した 任 意 の 文 字 列 String1 と String の 類 似 度 similarity (String1, String)の 算 出 式 を 式 1に 示 す max(length(string1),length(string)) -(String1 と String の 編 集 距 離 ) 100 max(length(string1),length(string)) 式 1 類 似 度 の 計 算 式 この 値 から String1 と String との 関 係 をデフォル トとして 表 のように 判 定 す なお このデフォルトの 類 似 度 閾 値 はユーザーが 任 意 の 値 に 変 更 でき.4 語 句 単 位 の 編 集 距 離 文 字 列 間 の 編 集 距 離 を 求 める 際 1 文 字 単 位 ではなく 形 態 素 単 位 での 編 集 距 離 とすると 例 えば 文 字 列 電 気 回 路 から 電 子 回 路 への 差 分 があったとしても 気 子 といった 一 文 字 の 差 分 ではなく 電 気 電 子 として 処 理 でき 更 に 連 続 する 名 詞 の 列 を1つの 語 句 として 差 分 とすると 電 気 回 路 電 子 回 路 として 差 分 表 示 できこのような 語 句 は 形 態 素 の 所 定 の 出 現 パターンを 定 義 しておくことによって 識 別 できる [1].5 比 較 結 果 の 表 示 表 4は 和 文 特 許 明 細 書 の 一 部 を 比 較 した 結 果 の 一 例 であ 右 の 数 値 は 文 書 と 文 書 の 文 字 列 に 対 する 類 似 度 を 表 示 していこの 例 では 85% の 類 似 度 なの で 表 より 類 似 箇 所 と 判 定 して 同 一 行 に 表 示 し 差 分 箇 所 を 太 字 かつ 下 線 で 示 してい 類 似 度 が 0% 未 満 だった 場 合 は 関 連 しない 別 の 内 容 であると 判 定 して 同 一 行 に 表 示 しない 表 4 和 文 の 比 較 結 果 類 似 度 請 求 項 表 示 装 置 と 制 御 装 置 を 含 む 請 求 項 1 記 載 のシス テ 請 求 項 表 示 部 と 制 御 部 を 含 む 請 求 項 85% 上 記 の 和 文 を 英 文 翻 訳 にした 場 合 の 類 似 度 は 表 5にな 英 文 の 場 合 文 字 の 区 切 りにスペースが 存 在 するた め これらが 一 致 して 和 文 の 見 かけの 類 似 度 よりも 高 い 数 値 が 出 したがって 英 文 の 場 合 比 較 時 に 空 白 文 字 を 無 視 し 単 語 単 位 で 比 較 するように 調 整 すなお 和 文 と 英 文 とは 比 較 しない 08
4 比 較 結 果 の 利 用 4.1 差 分 からの 発 見 以 上 の 比 較 方 法 に 従 って 文 書 を 比 較 すると 特 に 文 書 だけではなく 相 互 の 関 係 がわかっていない 任 意 の 文 書 間 の 差 分 発 見 を 目 的 とすることができ 4.1.1 文 書 要 素 の 移 動 表 5 英 文 の 比 較 結 果 類 似 度. The system of Claim 1 comprising a display device and a control device. 改 訂 の 前 後 で 文 が 移 動 した 結 果 を 表 示 する 例 を 表 6に 示 す 以 下 本 稿 では 説 明 のために 対 照 表 内 の 数 字 は 比 較 単 位 である 文 や 段 落 の 識 別 子 を 示 してい 文 書 の1つ 目 の 文 と 文 書 のつ 目 の 文 の 類 似 度 が 1 本 発 明 の 目 的 は 攻 撃 に 強 いシステムを 構 成 することであ 構 成 を 示 すと 本 シス テムは 暗 号 化 部 を 有 してい 本 システムは 複 号 化 部 を 有 してい. The system of Claim 1 comprising a display part and a control part. 表 6 要 素 の 移 動 を 表 示 1 (1 と 同 一 ) 81.5% ( へ 移 動 ) 構 成 を 示 すと 本 シス テムは 暗 号 化 部 を 有 してい 本 システムは 複 号 化 部 を 有 してい 本 発 明 の 目 的 は 攻 撃 に 強 いシステムを 構 成 することであ 100% であるにも 関 わらず 要 素 の 出 現 位 置 だけが 異 なる 場 合 要 素 の 移 動 を 表 示 すこの 例 では 記 載 内 容 自 体 に 変 化 はなかったが 最 初 の 文 が 最 後 に 移 動 した ことを 検 知 でき 4.1. 文 書 要 素 の 順 序 変 更 特 許 明 細 書 において 段 落 の 出 現 順 に 請 求 項 を 比 較 し 表 7の 結 果 を 得 たとすこの 結 果 からは 請 求 項 と 請 求 項 の 内 容 それぞれに 変 更 があったことを 表 示 してい 表 7 要 素 の 出 現 順 序 を 優 先 した 比 較 結 果 類 似 度 請 求 項 入 力 装 置 と 出 力 装 請 求 項 表 示 装 置 と 制 御 装 しかし 要 素 の 出 現 順 に 関 係 なく 一 旦 全 要 素 と 比 較 し 類 似 度 が 高 いものを 変 更 箇 所 とすると 表 8とな この 例 では 90% よりも 大 きな 類 似 度 95% が 求 められ たため 順 序 を 変 更 してい 請 求 項 表 示 装 置 と 制 御 装 請 求 項 入 力 装 置 と 出 力 装 この 結 果 から 請 求 項 と 請 求 項 の 内 容 が 不 変 だった 表 8 類 似 度 を 優 先 した 比 較 結 果 90% 90% 類 似 度 請 求 項 入 力 装 置 と 出 力 装 請 求 項 表 示 装 置 と 制 御 装 請 求 項 入 力 装 置 と 出 力 装 請 求 項 表 示 装 置 と 制 御 装 95% 95% ことと これらの 請 求 項 の 順 序 変 更 があったことを 検 知 でき 4.1. 文 書 の 同 一 性 文 書 Aと 文 書 Bの 内 容 が 同 一 か 否 かは 双 方 のファイル のタイムスタンプや 文 書 サイズを 比 較 する 場 合 があ しかし これらが 等 しくても 内 容 が 同 一 である 保 証 はな いため 文 書 の 内 容 を 以 下 の 視 点 から 比 較 する 必 要 があ 文 書 内 の 内 容 が 出 現 順 を 含 めて 完 全 に 一 致 している か 文 書 に 書 かれていることが 出 現 順 を 問 わず 一 致 し ているか 前 述 したように 文 書 要 素 の 移 動 や 入 れ 替 えの 検 知 がで きるので 要 素 の 出 現 順 を 問 わないような 文 書 の 同 一 性 も 発 見 でき 寄 稿 集 5 産 業 日 本 語 関 連 YEAR BOOK O14 09
4.1.4 改 訂 に 伴 う 変 更 漏 れ 多 大 な 時 間 をかけて 精 査 された 文 書 もその 後 更 さ れ 元 の 文 書 が 正 しくても 一 旦 変 更 が 加 えられると わずかな 変 更 であってもその 文 書 の 正 確 性 が 失 われ 一 旦 更 された 文 書 は 再 度 精 査 をする 必 要 があ 文 書 の 精 査 にかかるコストは 文 書 サイズに 比 例 して 大 きく なるため 変 更 した 文 書 内 の 追 加 削 除 変 更 の 箇 所 だ けをチェックするに 留 めることが 多 い 表 9に 保 険 約 款 の 例 で 説 明 す 1. 保 険 契 約 者 被 保 険 者 が 権 利 を 放 棄 したとき.この 保 険 契 約 の 付 加 特 約 が 重 大 事 由 によって 解 除 されたとき. 給 付 金 の 請 求 に 関 し 給 付 金 の 受 取 人 に 詐 欺 行 為 があったとき 4.その 他 この 保 険 契 約 を 継 続 することを 期 待 し えない 前 号 に 掲 げる 理 由 と 同 等 の 理 由 があると き 表 9 参 照 先 の 差 分 を 検 知 1. 保 険 契 約 者 被 保 険 者 が 権 利 を 放 棄 したとき ( 号 が 削 られた). 給 付 金 の 請 求 に 関 し 給 付 金 の 受 取 人 に 詐 欺 行 為 があったとき.その 他 この 保 険 契 約 を 継 続 することを 期 待 し えない 前 号 に 掲 げる 理 由 と 同 等 の 理 由 があると き 前 号 の 参 照 先 不 整 合 この 例 では 改 訂 によって 第 号 が 削 られ 第 号 と 第 4 号 が 繰 り 上 がってそれぞれ 第 号 と 第 号 になって い 変 更 後 も 第 号 の 前 につの 号 が 存 在 しているた め この 号 が 削 られたことによる 影 響 を 見 落 としてい 本 ツールでは この 対 照 表 の 結 果 から 変 更 後 の 第 号 の 文 中 にある 前 号 が 示 す 引 用 先 の 内 容 の 一 部 が 変 更 前 と 一 致 しないことを 検 出 して 前 号 に 対 する 変 更 時 の 修 正 漏 れの 可 能 性 を 指 摘 すこの 指 摘 を 見 た ユーザーは 前 号 の 参 照 先 である 第 号 が 削 られたの で この 変 更 に 伴 い 前 号 を 前 号 に 訂 正 する 必 要 があることに 気 づく このように 改 訂 前 後 の 文 書 を 比 較 することによって 単 一 の 文 書 だけでは 発 見 が 困 難 な 参 照 関 係 のずれを 発 見 でき 改 正 後 の 文 書 のチェックにかかる 時 間 を 節 約 でき 検 出 すこの 手 法 を 利 用 すると 同 一 か 同 等 であるべ きなのに 異 なる 表 現 になっている 箇 所 やタイプミス 誤 字 脱 字 も 発 見 でき しかし 全 数 比 較 は 性 能 面 で 課 題 があ 文 書 中 の 比 較 対 象 要 素 の 数 が n 個 の 場 合 比 較 の 回 数 は n (n-1) / となるので 文 書 サイズが m 倍 になると m 以 上 の 時 間 が 必 要 となそこで 要 素 同 士 の 不 要 な 比 較 を 回 避 するために 文 と 文 以 外 の 段 落 とを 区 別 す 文 以 外 の 段 落 としては 見 出 し 品 目 箇 条 書 の 項 目 などがあ 文 章 以 外 の 要 素 も 多 いマニュアルや 取 扱 説 明 書 では 文 同 士 の 比 較 だけを 実 行 することによって 高 速 化 でき 図 1に 手 順 を 示 す STEP1: 文 書 内 の 文 と 文 以 外 の 段 落 を 判 定 STEP: 文 と 文 and/or 文 以 外 の 段 落 と 文 以 外 の 段 落 の 組 み 合 わせすべてに 関 して 類 似 度 および 差 分 を 計 算 STEP: 所 定 以 上 の 高 い 類 似 度 を 有 する 場 合 対 照 表 の 同 一 行 に 差 分 を 表 示 図 1 表 現 のゆれ 検 出 の 手 順 ある 製 品 の 取 扱 説 明 書 冊 の 合 計 970 頁 を 対 象 に 類 似 度 閾 値 60%で 比 較 を 実 行 したところ 重 複 を 除 い た 75 例 を 検 出 した 文 の 総 数 は 741 個 であった 文 同 士 の 差 分 結 果 から 表 10 のように 分 類 した 一 方 この 文 書 において 文 以 外 の 段 落 間 の 比 較 を 実 行 したと ころ ほとんど 意 味 のない 結 果 となった 表 10 類 似 度 60% 以 上 を 有 する 文 同 士 の 差 分 の 内 訳 表 現 の ゆれ 名 詞 に 差 異 読 点 の 有 無 記 号 に 差 異 助 詞 の ゆれ 誤 字 脱 字 17 例 46 例 45 例 41 例 6 例 49.8% 16.7% 16.4% 14.9%.% 上 記 分 類 中 最 も 多 かった 表 現 のゆれ の 一 例 を 図 に 示 す 同 一 の 内 容 なのに 具 体 的 な 表 現 簡 単 な 表 現 一 貫 性 がない 表 現 などがあることを 発 見 でき Word には 表 記 ゆれチェック の 機 能 があるが 図 にあげた 例 のどれも 検 出 されない ここでリストされ た 表 現 のゆれに 含 まれているパターンの 一 部 を 以 下 に 示 す 類 似 した 名 詞 や 動 詞 の 使 用 4.1.5 表 現 のゆれ 本 ツールでは 1つの 文 書 内 において 文 書 要 素 同 士 を 比 較 することによって その 文 書 内 の 表 現 のゆれ を 副 詞 や 修 飾 語 の 有 無 語 尾 の 差 異 文 書 が 人 による 著 作 物 である 以 上 表 現 のゆれは 必 然 10
キーを 押 すと 基 本 画 面 が 表 示 されます キーを 押 し 基 本 画 面 を 表 示 させます 機 器 始 動 後 始 動 スイッチを 放 してください 機 器 が 始 動 するまでは 始 動 スイッチを 押 し 続 けて ください もし 不 具 合 が 継 続 する 場 合 は 最 寄 りの 弊 社 支 店 または 営 業 所 にお 問 い 合 わせください 不 具 合 が 解 消 されない 場 合 は 最 寄 りの 弊 社 支 店 ま たは 営 業 所 にご 相 談 ください スイッチを 時 計 方 向 に 回 すと 風 量 が 強 くなります スイッチを 反 時 計 回 りに 回 すと 風 量 が 弱 まります 右 に 回 すと 周 波 数 が 高 くなり 左 に 回 すと 周 波 数 が 低 くなります 右 に 回 すと 高 音 になり 左 に 回 すと 低 音 になります レバーを 確 実 に 引 き 上 げて ロック 位 置 にしてく ださい レバーを ロック 位 置 にします 的 に 発 生 しう 特 に 複 数 の 人 によって 時 間 をかけて 作 成 する 製 品 マニュアルを 本 ツールで 精 査 すると 共 同 執 筆 者 による 書 き 方 の 相 違 校 正 担 当 者 の 評 価 基 準 の 相 違 時 間 経 過 に 伴 う 人 の 書 き 方 の 変 化 などが 発 生 して いることがわか 特 許 明 細 書 において 特 許 ライティングマニュアル [5] の 第 F 条 のにある 文 レベルの 表 現 揃 え にあるよ うな 文 が 複 数 あった 場 合 1 箇 所 でも 異 なる 文 を 表 現 の ゆれとして 発 見 でき 特 許 明 細 書 ではこのような 表 現 のゆれが 権 利 範 囲 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 もあまた 機 械 翻 訳 翻 訳 メモリーによる 翻 訳 では 予 め 原 文 の 表 現 のゆれをなくすことが 望 ましい 4. 差 分 の 提 示 差 分 を 提 示 する 目 的 のために 本 ツールは 以 下 を 特 徴 とする 機 能 を 追 加 してい 4..1 対 照 表 の 自 動 生 成 文 書 の 間 で 文 章 の 構 成 に 変 更 があった 文 書 を 比 較 し 対 照 表 を 自 動 生 成 する 例 を 紹 介 す 文 書 で は 1つの 項 目 ( 号 )が 版 ではつの 項 目 ( 号 )に 分 割 されたときに 自 動 生 成 される 対 照 表 を 表 11 に 示 す 対 照 表 を 一 見 すると 大 きな 変 更 があった 比 較 結 果 とな 図 表 現 のゆれ の 一 例 そこで 表 1 のように 文 書 の 第 号 を 第 号 と 結 合 すると 変 更 内 容 が 更 にわかりやすい 対 照 表 の 作 成 がで 表 11 自 動 生 成 された 対 照 表 被 保 険 者 が 運 転 資 格 被 保 険 者 が 運 転 資 格 を 持 たないで 被 保 険 自 動 を 持 た ない で 被 保 車 を 運 転 している 場 合 険 自 動 車 を 運 転 している 酒 に 酔 った 状 態 で 被 保 険 場 合 自 動 車 を 運 転 している 場 合 または 麻 薬 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができ ないおそれがある 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 して いる 場 合 酒 に 酔 った 状 態 もし くは 身 体 に 道 路 交 通 法 施 行 令 で 定 める 程 度 以 上 に アルコールを 保 有 する 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 または 麻 薬 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができないおそれが ある 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 表 1 対 話 的 に 編 集 して 作 成 された 対 照 表 被 保 険 者 が 運 転 資 格 被 保 険 者 が 運 転 資 格 を 持 たないで 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 を 持 たないで 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 酒 に 酔 った 状 態 で 被 保 酒 に 酔 った 状 態 も 険 自 動 車 を 運 転 している しくは 身 体 に 道 路 交 通 法 場 合 または 麻 薬 等 の 影 施 行 令 で 定 める 程 度 以 上 響 により 正 常 な 運 転 がで にアルコールを 保 有 する きないおそれがある 状 態 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 し 転 している 場 合 または ている 場 合 麻 薬 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができないおそれ がある 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 きこの 比 較 結 果 の 場 合 文 書 には 具 体 的 な 文 言 だ けが 追 加 されたことを 提 示 でき このように 自 動 生 成 された 対 照 表 の 比 較 単 位 を 後 で 対 話 的 に 変 更 し 差 分 を 再 計 算 した 表 示 ができ 4.. 改 正 規 定 の 自 動 生 成 の 約 款 を 比 較 して 自 動 生 成 された 表 11 の 対 照 表 をもとにして 監 督 省 庁 への 提 出 書 類 である 改 正 規 定 を 自 動 生 成 することもでき 表 11 の 結 果 からは 約 款 中 の 第 号 が 変 更 されたことと 約 款 には 約 款 に は 対 応 しない 第 号 が 存 在 することが 検 出 されした がって 図 のような 文 章 を 自 動 生 成 し それを 提 示 でき しかし どのような 変 更 がされているのかをすばやく 発 見 するには 表 11 や 図 よりも 人 が 介 在 して 作 成 し 寄 稿 集 5 産 業 日 本 語 関 連 YEAR BOOK O14 11
た 表 1 の 差 分 の 方 が 適 していることがわか 第 号 を 次 のように 改 め 被 保 険 者 が 運 転 資 格 を 持 たないで 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 第 号 の 次 に 次 の1 号 を 加 え 酒 に 酔 った 状 態 もしくは 身 体 に 道 路 交 通 法 施 行 令 で 定 める 程 度 以 上 にアルコールを 保 有 する 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 または 麻 薬 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができないおそれがある 状 態 で 被 保 険 自 動 車 を 運 転 している 場 合 5 課 題 図 自 動 生 成 された 改 正 規 定 5.1 比 較 要 素 の 対 応 付 け 任 意 の 文 書 の 比 較 には 文 書 間 の 対 応 付 けの 技 術 が 必 要 であこれに 関 する 研 究 として 異 なる 自 治 体 の 例 規 間 の 条 文 対 応 表 作 成 [6] 保 険 約 款 や 特 約 のような 基 礎 書 類 と 消 費 者 向 けの 文 書 との 対 応 付 け [7] などがあ これらの 研 究 においては 手 作 業 で 実 施 した 変 更 箇 所 指 摘 結 果 と 比 べると 自 動 的 な 対 応 付 けすべてを 100% 正 しくすることが 困 難 であることと 比 較 する 文 章 の 特 徴 から 最 適 な 類 似 度 を 求 めるアルゴリズムに 関 する 考 察 が されてい 特 許 明 細 書 は1 頁 あたり 平 均 0 以 上 の 文 で 構 成 されているが メンテナンスマニュアルや 製 品 取 扱 説 明 書 になると 文 字 列 長 が 短 い 文 や 文 章 以 外 の 要 素 が 多 くな 文 以 外 の 段 落 要 素 の 比 較 は 編 集 距 離 を 基 にした 類 似 度 の 場 合 精 度 が 低 くな 例 えば 見 出 し である 構 造 化 された 文 書 の 特 長 と 構 造 化 文 書 の 特 徴 の 類 似 度 は 50% となり 表 現 のゆれとしては 検 出 されない このような 場 合 最 長 共 通 部 分 文 字 列 やベク トル 空 間 モデルに 基 づく 類 似 度 の 併 用 も 考 えられ 類 似 度 を 求 めるとき 文 書 の 要 素 ごとにアルゴリズムそれ ぞれの 長 所 を 生 かした 比 較 を 実 行 する 必 要 があ 5. 表 の 比 較 例 えば 前 述 した 表 に 中 文 の 列 だけを 追 加 し 表 1 のように 変 更 す 列 の 追 加 は 表 に 対 する 大 きな 変 更 であるが Word や HTML の 表 の 内 部 構 造 が 行 を 基 本 とする 構 造 で 記 述 さ れているため 表 内 の 文 字 列 は 列 方 向 ではなく 行 方 向 類 似 度 閾 値 表 1 表 に 中 文 の1 列 を 追 加 和 文 中 文 英 文 判 定 0% 未 満 0% 未 満 40% 未 満 無 関 係 0% 以 上 5% 以 上 40% 以 上 変 更 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 類 似 /ゆれ 100% 100% 100% 一 致 表 14 表 と 表 1 の 比 較 結 果 の 一 部 和 文 英 文 和 文 中 文 英 文 0% 未 満 40% 未 満 0% 未 満 0% 未 満 40% 未 満 0% 以 上 40% 以 上 0% 以 上 5% 以 上 40% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 100% 100% 100% 100% 100% に 比 較 する 処 理 となその 結 果 表 と 表 1 を 比 較 した 結 果 の 一 部 は 表 14 のようになるが 列 の 追 加 の 差 分 表 示 は 表 15 が 正 しい 表 15 期 待 される 比 較 結 果 和 文 英 文 和 文 中 文 英 文 0% 未 満 40% 未 満 0% 未 満 0% 未 満 40% 未 満 0% 以 上 40% 以 上 0% 以 上 5% 以 上 40% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 100% 100% 100% 100% 100% 因 みに 表 15 のような 差 分 の 結 果 から 表 の 変 更 内 容 を 説 明 する 改 正 規 定 は 図 4にな 和 文 和 文 0% 以 上 を 0% 以 上 5% 以 上 中 文 0% 未 満 0% 未 満 0% 未 満 60% 以 上 60% 以 上 60% 以 上 100% 100% 100% に 変 更 図 4 表 の 変 更 を 提 示 した 改 正 規 定 の 例 大 きな 表 を 比 較 し その 差 分 をわかりやすく 表 示 する ときには 以 上 のように 変 更 された 表 の 一 部 だけを 提 示 することも 考 えられ 6 おわりに 本 稿 では 任 意 の 文 書 を 比 較 し その 差 分 を 発 見 す 1
ることによって 文 書 の 精 査 が 可 能 であること 更 に 第 三 者 へわかりやすい 差 分 の 提 示 が 可 能 であることを 述 べ た また 比 較 結 果 を 対 照 表 形 式 で 表 示 すると 文 書 単 独 の 精 査 では 時 間 がかかり 見 落 としがちだった 情 報 の 発 見 や 大 容 量 の 文 書 中 の 文 章 の 表 現 ゆれの 発 見 も 容 易 に なる 利 点 があることも 示 した その 一 方 文 以 外 の 段 落 や 表 のように 文 書 要 素 によっては 比 較 の 精 度 に 開 き が 生 じてい 今 後 言 語 処 理 技 術 や 文 書 要 素 の 対 応 付 けの 技 術 を 活 用 し 文 書 要 素 の 差 分 を 更 に 正 確 に 表 示 す ることによって 様 々な 形 式 による 差 分 提 示 の 自 動 化 と 文 書 精 査 の 効 率 化 を 可 能 にしていきたい [5]Japio 特 許 情 報 研 究 所 特 許 ライティングマニュア ル( 初 版 ) 産 業 日 本 語. [6] 竹 中 要 一, 若 尾 岳 志. 地 方 自 治 体 の 例 規 比 較 に 用 い る 条 文 対 応 表 の 作 成 支 援 自 然 言 語 処 理 vol. 19, No. pp. 19-1. September 01. [7] 丹 治 広 樹, 山 本 和 英. 保 険 約 款 と 派 生 書 類 の 自 動 対 応 付 け 言 語 処 理 学 会 第 17 回 年 次 大 会 発 表 論 文 集 pp. 868-871 011 年 月. 寄 稿 集 5 産 業 日 本 語 関 連 使 用 したソフトウェア (1) 形 態 素 解 析 エンジン MeCab, Ver. 0.99 京 都 大 学 情 報 学 研 究 科 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 コミュニ ケーション 科 学 基 礎 研 究 所 共 同 研 究 ユニットプロ ジェクト ()IPA 品 詞 体 系 日 本 語 辞 書 IPADIC, Ver..7.0 奈 良 先 端 科 学 技 術 大 学 院 大 学 松 本 研 究 室 () 文 書 比 較 / 日 本 語 精 査 ツール やまと 歌 (YAMATO UTA), Ver.1.1.0( 本 稿 の 例 の 一 部 は 下 記 ツール の 実 行 結 果 を 掲 載 ) http://www.ivysystem.co.jp/yamatouta/ index.html 参 考 文 献 [1] 楠 本 浩 二, 山 口 日 緒 里, 鈴 木 貴 年, 千 引 春 菜. 特 許 翻 訳 の 品 質 を 向 上 するための 形 態 素 解 析 結 果 を 利 用 した 文 書 比 較 日 本 語 精 査 ツール- 歌 詠 と 鶯 -の 試 作 平 成 4 年 度 AAMT/Japio 特 許 翻 訳 研 究 会 第 回 特 許 情 報 シンポジウム 資 料 集 pp17-4. [] 石 毛 正 純 法 制 執 務 詳 解 版 Ⅱ ぎょうせい (01 年 ). [] 齋 藤 大 地, 野 上 正 充, 鈴 木 英 紀, 佐 藤 正 文, 高 林 彰. 地 方 自 治 体 向 け 例 規 管 理 システムの 設 計 と 開 発 情 報 処 理 学 会 第 7 回 全 国 大 会 011. [4]Dan Jurafsky, James H. Martin. Speech and Language Processing : An Introduction to Natural Language Processing, Computational Linguistics, and Speech Recognition. YEAR BOOK O14 1