荒 壁 パネル 設 計 施 工 マ ニ ュ ア ル 木 造 軸 組 建 物 の 荒 壁 パネルによる 新 築 改 築 株 式 会 社 丸 浩 工 業 TEL 075-641-4405 FAX 075-641-8810 ht tp://www.maruhiro.j p contents はじめに > 荒 壁 パネル 施 工 チェックポイント A 材 料 の 構 成 と 取 り 扱 い a-1 材 料 の 組 成 と 構 成 P3 a-2 運 搬 保 管 要 領 P4 a-3 施 工 に 必 要 な 工 具 P4 B 荒 壁 パネルの 性 能 b-1 材 料 の 基 本 物 性 P5 b-2 防 火 性 能 P6 b-3 耐 震 性 能 P7 C 荒 壁 パネル 工 法 の 標 準 仕 様 c-1 下 地 の 標 準 施 工 仕 様 P11 貫 下 地 の 標 準 施 工 仕 様 P13 c-2 パネル 割 付 とビス 留 めのルール P15 c-3 防 火 性 能 の 標 準 施 工 仕 様 P16 D 各 部 のおさまりと 施 工 方 法 d-1 柱 脚 金 物 のおさまり P16 d-2 設 備 配 線 のおさまり P17 d-3 設 備 器 具 のおさまり P17 E 左 官 仕 上 げ e-1 中 塗 り 仕 上 げ 塗 りの 材 料 P18 e-2 施 工 上 の 留 意 点 P18 e-3 施 工 工 程 P19 特 許 取 得 製 品 特 許 番 号 : 第 4127781 号
はじめに 土 壁 の 良 いところは そのままに 地 震 から 火 事 から 有 害 物 質 から 身 を 守 る 安 全 安 心 住 まいの 三 大 防 災 を 実 現 する 荒 壁 パネル 土 壁 の 良 さと 言 えば 建 材 の 有 害 物 質 の 問 題 が 取 り 上 げられる 現 代 の 住 環 境 では 耐 震 性 防 火 性 はも とより 室 内 環 境 についても 安 全 安 心 の 住 まいをつくるための 重 要 なキーワード といえます これを 住 まいの 三 大 防 災 とするならば 日 本 古 来 の 土 壁 は 全 ての 面 で 優 れた 材 料 といえるでしょう 荒 壁 パネルとは 荒 壁 パネルとは 土 壁 の 良 さを 活 かすとともに パネル 化 により 施 工 性 の 向 上 や 品 質 の 安 定 化 を 図 った 現 代 版 の 土 壁 下 地 です 耐 震 性 壁 倍 率 2.6 倍 耐 力 ねばり 強 さともに 土 壁 と 同 等 以 上 防 火 性 土 壁 と 同 等 性 能 内 外 真 壁 で 30 分 防 火 構 造 外 装 下 見 板 可 環 境 ホルムアルデヒド0 ホルムアルデヒド 規 制 対 象 外 製 品 - 1 -
! 荒 壁 パネル 施 工 チェックポイント 1 パネルは 原 則 横 張 り 下 地 仕 様 の 確 認 壁 倍 率 や 壁 強 さ 倍 率 ( 又 は 壁 基 準 耐 力 壁 基 準 剛 性 )を 用 い 耐 震 性 のチェックを 行 う 場 合 各 数 値 は 仕 様 規 定 を 守 った 上 で 担 保 される 数 値 です 下 地 の 断 面 寸 法 ( 標 準 仕 様 以 上 )を 確 認 の 上 パネルは 原 則 的 に 横 張 りとし 柱 間 で 縦 の 継 手 を 設 けずに 使 用 して 下 さい ただし 許 容 応 力 度 計 算 や 限 界 耐 力 計 算 において 耐 力 壁 の 性 能 数 値 を 仕 様 に 応 じ 選 択 補 正 する 場 合 のみ 仕 様 変 更 が 可 能 です 2 ビスの 仕 様 に 注 意 荒 壁 パネル 耐 力 壁 の 性 能 は ビスの 仕 様 留 め 付 けの 間 隔 に 大 きく 影 響 を 受 けます パネルのビス L45mm φ3.8 以 上 全 ネジ (ステンレス 製 ) 受 け 材 のビス L75mm φ3.8 以 上 半 ネジ 可 ( 鉄 製 ) 3 パネルの 木 小 舞 部 分 を 確 実 に 留 めつけて 下 さい パネルの 土 部 分 は ビスによる 確 実 な 締 結 が 出 来 ません 必 ず 木 小 舞 のある 場 所 にビスを 留 めてください 木 小 舞 部 分 以 外 で 留 めると 性 能 数 値 に 大 きく 影 響 し 仕 上 げ 塗 りのク ラック 等 の 問 題 が 発 生 します 4 左 官 仕 上 げは 水 引 に 注 意 荒 壁 パネルは 大 変 水 引 のつよい 材 料 です 中 塗 り 仕 上 げ 塗 り 等 の 左 官 工 事 を 行 う 場 合 は 水 引 調 整 に 注 意 し なるべく 切 れ 端 等 で 引 き 具 合 を 確 認 してから 施 工 して 下 さい 水 引 調 整 は 1パネル 側 2 材 料 側 のどちらか 又 はその 併 用 とし 左 官 工 と 相 談 下 さい 1パネル 側 水 打 ちやシーラー 処 理 で 調 整 2 塗 り 材 側 スサ 加 減 のり 加 減 等 で 材 料 の 水 持 ちを 調 整 5 安 全 衛 生 作 業 の 励 行 荒 壁 パネル 取 り 付 ける 際 ミゾ 切 り 丸 ノコ インパクト 等 工 具 の 使 用 には 十 分 注 意 をし 安 全 作 業 で 行 ってください また パネル 切 削 の 際 には 粉 塵 が 出 ますので 必 要 に 応 じて ゴーグル マスクの 着 用 をして 下 さい - 2 -
A. 材 料 の 取 り 扱 いと 構 成 a-1 材 料 の 組 成 と 構 成 名 称 規 格 耐 震 防 火 標 準 ハ ネル 1800 600 26mm 標 準 メーター 1900 600 26mm 薄 手 ハ ネル 1800 600 22mm 1 1 薄 手 パネルは 壁 倍 率 を 取 得 していません 耐 震 壁 としての 使 用 は 限 界 耐 力 計 算 を 行 う 場 合 のみ 可 能 となります 2 荒 壁 パネルは 自 然 素 材 でできているため 乾 燥 収 縮 によって 規 格 寸 法 よりも 5mm 前 後 短 い 場 合 がありますので ご 了 承 ください パネルの 裏 表 木 小 舞 の 位 置 縦 横 の 線 が 入 っている 方 が 表 面 です ( 受 け 材 下 地 の 場 合 ) 貫 下 地 ではパネルの 裏 表 が 逆 になる 場 合 がありますので お 問 い 合 わせください 荒 壁 パネルの 組 成 材 料 京 都 産 深 草 土 (ふかくさつち) 土 混 和 材 [セメント 系 固 化 材 ] 新 聞 紙 [ 未 配 達 残 紙 古 紙 ] 木 小 舞 [スギ 間 伐 材 ] 1800 タイプ[26 mm/22 mm] パネル 単 体 重 量 22mm:15.0 kg/ 枚 26mm:17.5 kg/ 枚 120 60 1800 75 75 26 26 60 120 600 120 120 1900 タイプ[26 mm] パネル 単 体 重 量 26mm:18.5 kg/ 枚 50 1900 50 26 26 60 120 600 120 120 120 60-3 -
A. 材 料 の 取 り 扱 いと 構 成 a-2 運 搬 保 管 要 領 納 品 時 の 梱 包 30 枚 のパレット 積 みのバンドで 留 めた 状 態 で 発 送 します 運 送 時 の 注 意 運 搬 は 衝 撃 を 避 け たわまぬように 持 ち 運 びをし て 下 さい 保 管 の 注 意 保 管 する 台 は 最 低 面 のパネルが 地 面 よりmm 以 上 の 高 さに 位 置 するように パレット 又 は 角 材 の 上 に 合 板 等 の 面 材 を 敷 き 平 滑 で 傾 きがないように して 下 さい また 汚 れや 湿 気 を 避 けて 保 管 して 下 さい 平 積 の 高 さは1.2mまで 縦 置 きの 禁 止 パネルは 1.2メートル 以 内 の 平 積 みとし 壁 など に 長 時 間 立 てかけないようにしてください 最 上 部 のパネルは 乾 燥 による 反 りが 出 やすいた め 上 部 は 捨 て 板 やシートで 保 護 して 下 さい やむを 得 ず 屋 外 に 保 管 する 場 合 保 管 の 際 と 同 様 にしてください また パネルの 最 高 面 に 合 板 等 を 置 き 防 水 シートで 覆 い 水 滴 がか からないようにして 下 さい パネルがたわまぬ ように 保 管 する 1.2m 以 上 積 み 上 げない 地 面 よりmm 以 上 運 搬 時 もなるべく たわまぬように 立 てかけて 保 管 しない! a-3 施 工 に 必 要 な 工 具 みぞ 切 り 丸 ノコ インパクトドライバー 仕 様 の 相 欠 きに 使 用 し ます 数 量 が 多 い 場 合 は 製 材 段 階 の 加 工 も 検 討 下 さい パネルの 切 断 に 使 用 します 刃 の 減 りが 早 いのでご 注 意 下 さい - 4 - パネルの 留 め 付 けに 使 用 し ます ビスに 合 うピットをご 用 意 下 さい
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-1 材 料 と 基 本 物 性 と 取 得 認 定 性 能 項 目 物 性 性 能 数 値 試 験 規 格 試 験 方 法 1 試 験 ( 試 験 条 件 測 定 条 件 等 ) 機 関 壁 倍 率 ( 両 面 張 り) 貫 仕 様 1.2(2.4) ( 財 ) 日 本 建 築 総 合 試 験 所 仕 様 1.3(2.6) 木 造 耐 力 壁 倍 率 性 能 試 験 評 価 業 務 方 法 書 [1,2,3] ( 財 ) 日 本 建 築 総 合 試 験 所 不 燃 性 難 燃 材 料 防 火 耐 火 性 能 試 験 評 価 業 務 方 法 書 [1] 防 耐 火 性 30 分 防 火 構 造 ( 財 ) 日 本 建 築 総 合 試 験 所 防 火 耐 火 性 能 試 験 評 価 業 務 方 法 書 [1] 密 度 0.65g/cm 3 気 乾 状 態 ( 含 水 率 10% 換 算 値 ) 0.55g/cm 3 絶 乾 状 態 [1] JIS A 1216 一 軸 圧 縮 試 験 圧 縮 強 さ 1.65N/mm 2 ( 含 水 率 10% ε=15% 時 の 圧 縮 強 度 ) [1] 圧 縮 ヤング 率 0.14kN/mm 2 JIS A 1216 一 軸 圧 縮 試 験 ( 含 水 率 10% 比 例 限 度 応 力 時 ) [1] 単 位 面 積 あたりの JIS A 1408 単 純 曲 げ 試 験 530N/mm 2 曲 げ 破 壊 荷 重 (26mm パネル 3 体 平 均 値 ) [2] 熱 伝 導 率 0.14W/mK 迅 速 熱 伝 道 計 による 測 定 [4] 仕 上 材 の 付 着 強 さ 58.8N/m 2 建 研 式 引 張 試 験 [4] 耐 水 性 異 常 無 し 1 年 間 水 中 浸 漬 [4] 調 湿 性 1.0l/m 2 吸 放 湿 繰 返 し 試 験 ( 気 乾 状 態 からの 連 続 吸 湿 量 ) [4] ホルムアルテ ヒト 放 出 量 0mg/l JIS A 1901 小 型 チャンバー 法 [2] 1 試 験 機 関 [1] 日 本 建 築 総 合 試 験 所 [2] 金 沢 工 業 大 学 [3] 京 都 大 学 防 災 研 究 所 [4]その 他 - 5 -
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-2 防 火 性 能 仕 様 荒 壁 パネル 両 面 張 り 真 壁 ( 外 装 材 として 下 見 板 の 有 無 を 含 む) 下 地 の 仕 様 パネルの 仕 様 中 塗 りの 仕 様 P11,13 標 準 仕 様 以 上 22mm 以 上 土 中 塗 り8±2mm 以 上 防 火 構 造 の 施 工 仕 様 P16 性 能 30 分 防 火 構 造 [ 国 土 交 通 大 臣 認 定 / 評 価 機 関 : 日 本 建 築 総 合 試 験 所 ] 難 燃 材 料 [ 国 土 交 通 大 臣 認 定 / 評 価 機 関 : 日 本 建 築 総 合 試 験 所 ] 適 用 範 囲 準 防 火 地 域 では 延 べ 面 積 500m2 以 下 2 階 建 て 以 下 に 使 用 可 能 法 22 条 地 域 では3000m2 以 下 3 階 以 下 で 可 能 地 域 防 火 地 域 準 防 火 地 域 法 22 条 地 域 階 数 延 べ 床 面 積 3 階 建 て 2 階 45 分 準 耐 火 構 造 耐 火 構 造 建 て ( 法 61 条 ) 3 階 建 て 技 術 的 基 準 適 合 建 築 物 45 分 準 耐 火 構 造 2 階 外 壁 軒 裏 防 火 構 造 ( 法 62 条 ) ( 法 62 条 ) 建 て 3 階 建 て 2 階 建 て s 100 100<s 500 500<s 1000 1000<s 0 ( 法 61 条 ) 準 防 木 3 戸 屋 根 不 燃 材 料 ( 法 25 条 ) 外 壁 準 防 火 性 能 屋 根 不 燃 材 料 ( 法 22 条 23 条 ) 0<s 3000 外 壁 軒 裏 防 火 構 造 屋 根 不 燃 材 料 ( 法 25 条 ) 3000<s 木 造 不 可 注 意 長 屋 又 は 共 同 住 宅 の 各 戸 の 界 壁 は 準 耐 火 構 造 としなければならないことから 荒 壁 パネルは 共 同 住 宅 の 界 壁 として 使 用 することは 出 来 ません 注 意 火 気 使 用 室 の 階 数 が2 以 上 の 住 宅 兼 用 住 宅 で 最 上 階 以 外 の 階 に 火 気 使 用 室 がある 場 合 は 荒 壁 パネルを 防 火 構 造 材 として 使 用 することは 出 来 ません - 6 -
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-3 耐 震 性 能 各 種 設 計 法 診 断 法 における 性 能 数 値 令 46 条 壁 量 計 算 法 適 用 方 法 と 適 用 範 囲 < 倍 率 数 値 の 併 用 > 筋 かい 合 板 等 の 面 材 と 同 一 箇 所 において 耐 震 壁 を 併 用 した 場 合 性 能 数 値 の 足 し 合 わせはできません ( 例 : 内 壁 合 板 2.5 倍 外 壁 荒 壁 パネル1.3 倍 の 場 合 3.8 倍 への 加 算 は 不 可 どちらか 片 方 の 倍 率 を 使 用 荒 壁 パネ ルの 倍 率 を 優 先 する 場 合 は 他 の 壁 の 施 工 が 荒 壁 パネルの 下 地 等 に 干 渉 しないように 注 意 する ) 異 なる 軸 組 に 取 り 付 け 階 の 中 で 併 用 する 場 合 の 性 能 数 値 の 加 算 は 可 能 です < 構 法 仕 様 > 本 施 工 要 領 書 に 示 す 下 地 に 荒 壁 パネル(26mmのみ)を 真 壁 横 張 りとする 中 塗 りの 有 無 は 性 能 数 値 に 影 響 しな い 但 し 水 濡 れの 可 能 性 のある 部 分 に 施 工 する 場 合 は 漆 喰 などの 耐 水 性 のある 外 装 を 施 す 倍 率 性 能 数 値 耐 力 壁 の 仕 様 1 存 在 壁 量 計 算 用 柱 脚 検 証 用 壁 倍 率 仕 様 片 面 1.3 倍 1.8 倍 両 面 2.6 倍 3.6 倍 貫 仕 様 片 面 1.2 倍 1.5 倍 両 面 2.4 倍 3.0 倍 1 令 46 条, 告 示 1100 号 に 示 す 国 土 交 通 大 臣 認 定 倍 率 2 荒 壁 パネルは 倍 率 性 能 評 価 の 際 比 較 的 大 き 目 の 低 減 係 数 を 用 いています 告 示 1460 号 における 柱 脚 仕 様 の 選 択 N 値 計 算 法 等 を 用 い 選 択 する 場 合 は 低 減 係 数 を 含 まない 柱 脚 検 証 用 倍 率 を 用 い 柱 脚 の 仕 様 を 検 討 して 下 さい 2 壁 基 準 耐 力 ( 壁 つよさ 倍 率 ) 建 築 防 災 協 会 木 造 住 宅 の 耐 震 診 断 と 補 強 法 適 用 範 囲 : 上 記 壁 量 計 算 と 同 じ 性 能 数 値 耐 力 壁 の 仕 様 壁 基 準 耐 力 ( 壁 強 さ 倍 率 ) 壁 基 準 剛 性 仕 様 貫 仕 様 片 面 片 面 2.8kN/m 2.4kN/m 560kN/rad/m 445kN/rad/m 両 面 両 面 5.6kN/m 4.8kN/m 1120kN/rad/m 890kN/rad/m 壁 強 さ 倍 率 の 値 は 自 社 計 算 による ( 財 ) 建 築 防 災 協 会 の 技 術 評 定 は 今 後 申 請 予 定 - 7 -
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-3 耐 震 性 能 限 界 耐 力 計 算 本 施 工 要 領 書 に 示 す 下 地 に 荒 壁 パネル(22mm 又 は 26mm)を 真 壁 横 張 りとする 中 塗 りの 有 無 は 外 装 の 措 置 は 前 出 に 同 じ 下 記 に 示 す 骨 格 曲 線 の 数 値 は 次 項 に 示 す 壁 倍 率 壁 基 準 耐 力 と 同 様 の 低 減 方 法 を 用 い 作 成 している 伝 統 構 法 を 生 かす 木 造 耐 震 設 計 マニュアル (2004 学 芸 出 版 )に 示 す 荒 壁 パネルの 復 元 力 モデル( 片 面 張 り: 終 局 耐 力 3.3kN/m)を 使 用 する 場 合 は 縦 張 りも 可 能 当 該 耐 力 壁 の 骨 格 曲 線 の 水 平 力 : 標 準 骨 格 曲 線 水 平 力 [kn/m] パネル 厚 の 補 正 値 壁 長 [m] 26mmパネル 22mmパネル パネル 厚 の 補 正 値 1.00 0.84 荒 壁 パネル 耐 力 壁 の 標 準 骨 格 曲 線 水 平 力 骨 格 曲 線 の 水 平 力 [kn/m] 骨 格 曲 線 の 変 形 角 仕 様 貫 仕 様 [ 10 3 rad] 片 面 張 り 両 面 張 り 片 面 張 り 両 面 張 り 1.0 1.17 3.10 1.10 2.14 2.0 1.71 4.33 1.51 3.03 3.0 2.08 5.10 1.75 3.62 5.0 2.66 6.17 2.14 4.48 7.5 3.27 7.13 2.54 5.37 10.0 3.79 8.09 2.92 6.32 15.0 4.59 9.55 3.34 7.30 20.0 5.31 10.81 3.67 8.10 30.0 6.00 12.07 3.79 6.91 40.0 6.31 12.32 3.56 5.44 50.0 6.17 11.49 3.36 4.49 60.0 5.80 10.21 3.34 3.77 復 元 力 [kn/m] 14 12 10 8 6 4 2 7.46 3.45 9.99 4.83 / 片 面 張 り 11.49 12.18 12.32 5.68 / 両 面 張 り 11.49 6.12 6.31 6.17 9.21 5.47 1/120 1/60 1/40 1/30 1/25 1/20 1/15 0 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 変 形 角 [rad] 復 14 元 力 [kn/m] 12 10 8 6 4 2 貫 / 片 面 張 り 貫 / 両 面 張 り 1/120 1/60 1/40 1/30 1/25 1/20 1/15 5.69 2.67 7.59 7.62 6.34 5.44 4.49 3.31 3.46 3.74 3.69 3.56 3.36 3.18 0 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 変 形 角 [rad] - 8 -
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-3 耐 震 性 能 各 種 性 能 算 定 根 拠 A. B. C. D. E. 2P 試 験 値 1 バラツキ 低 減 係 数 α1 低 減 係 数 α2 係 数 2/1 2/1 1 1.96 A. 仕 様 貫 仕 様 それぞれ 片 面 張 り2P(パネル 含 水 率 標 準 )の 試 験 値 3 体 の 試 験 値 の 平 均 値 B.3 体 の 試 験 値 から 得 られたバラツキ 係 数 C.パネルの 縦 横 比 の 影 響 から 耐 力 が 壁 長 に 比 例 しないため 1Pの 試 験 値 から 低 減 係 数 を 算 出 D.パネル 含 水 率 の 影 響 による 低 減 係 数 高 含 水 率 状 態 のパネルを 用 いた 試 験 値 から 低 減 係 数 を 算 出 E. 壁 倍 率 の 基 準 耐 力 =1.96kN/m ( 壁 倍 率 算 定 のみ) 限 界 耐 力 計 算 用 の 骨 格 曲 線 も 同 様 の 考 え 方 で 低 減 を 行 い 算 定 している 壁 基 準 耐 力 壁 基 準 剛 性 の 算 定 において も 上 記 の 壁 倍 率 の 算 定 手 順 と 同 様 の 低 減 を 加 え 性 能 数 値 の 算 定 を 行 っている 仕 様 1 片 面 張 り 2 片 面 張 り 3 片 面 張 り 短 期 許 容 ハ ラツキ 壁 長 による 耐 久 性 による 低 減 係 数 令 46 条 壁 基 準 耐 力 壁 長 :2P 壁 長 :1P 壁 長 :2P せん 断 耐 力 係 数 低 減 係 数 低 減 係 数 α1 α2 壁 倍 率 ( 壁 強 さ 倍 率 ) ( 高 含 水 率 ) P 0 α1 α2 [kn/m] [kn/m] [kn/m] [kn/m] [ - ] [ - ] [ - ] [ - ] [ 倍 ] [kn/m] Py 6.19 7.44 3.28 6.19 0.981 1.20 0.53 0.64 0.2Pu/Ds 4.19 3.51 3.56 4.19 0.966 0.84 0.85 0.71 2.80 2/3Pmax 7.91 8.27 4.56 7.91 0.975 1.05 0.58 0.60 P (P 120 ) 3.81 3.40 3.18 3.81 0.953 0.89 0.83 0.74 1.30 壁 基 準 剛 性 P 1/200 3.24 2.95 2.96 3.24 0.951 0.91 1.00 0.91 560 μ 2.37 1.69 5.11 Ds 0.52 0.65 0.33 壁 倍 率 =Pa α/1.96 ( 倍 ) δy [rad] 0.0161 0.0228 0.0069 Pa=min{Py, P, 0.2Pu/Ds, 2/3Pmax} ハ ラツキ 係 数 δv [rad] 0.0281 0.0349 0.0124 δu [rad] 0.0667 0.0589 0.0635 壁 基 準 耐 力 =0.2Pu/Ds α [kn/m] 壁 基 準 剛 性 :1/200radの 割 線 剛 性 [kn/rad/m] 貫 仕 様 1 片 面 張 り 2 片 面 張 り 3 片 面 張 り 短 期 許 容 ハ ラツキ 壁 長 による 耐 久 性 による 低 減 係 数 令 46 条 壁 基 準 耐 力 壁 長 :2P 壁 長 :1P 壁 長 :2P せん 断 耐 力 係 数 低 減 係 数 低 減 係 数 α1 α2 壁 倍 率 ( 壁 強 さ 倍 率 ) ( 高 含 水 率 ) P 0 α1 α2 [kn/m] [kn/m] [kn/m] [kn/m] [ - ] [ - ] [ - ] [ - ] [ 倍 ] [kn/m] Py 5.28 3.51 3.10 5.28 0.929 0.67 0.59 0.39 0.2Pu/Ds 3.37 2.76 3.14 3.37 0.951 0.82 0.93 0.76 2.40 2/3Pmax 5.93 4.31 3.80 5.93 0.968 0.73 0.64 0.46 P 2.99 2.56 2.96 2.99 0.970 0.86 0.99 0.85 1.20 壁 基 準 剛 性 P 1/200 2.64 2.29 2.95 2.64 0.973 0.87 1.00 0.87 445 μ 2.39 3.27 5.75 Ds 0.52 0.42 0.31 壁 倍 率 =Pa α/1.96 ( 倍 ) δy [rad] 0.0174 0.0115 0.0071 Pa=min{Py, P, 0.2Pu/Ds, 2/3Pmax} ハ ラツキ 係 数 δv [rad] 0.0284 0.0193 0.0110 δu [rad] 0.0667 0.0630 0.0634 壁 基 準 耐 力 =0.2Pu/Ds α [kn/m] 壁 基 準 剛 性 :1/200radの 割 線 剛 性 [kn/rad/m] 特 性 値 Py: 降 伏 耐 力 Pu: 終 局 耐 力 Pmax: 最 大 耐 力 P 1/ : 特 定 変 形 角 1/radの 耐 力 P 1/200 : 特 定 変 形 角 1/radの 耐 力 μ: 塑 性 率 Ds: 構 造 特 性 係 数 δy: 降 伏 変 形 角 δv:モデル 降 伏 変 形 角 δu:モデル 終 局 変 形 角 - 9 -
B. 荒 壁 パネルの 性 能 b-3 耐 震 性 能 耐 震 性 能 評 価 実 験 試 験 値 受 け 材 仕 様 頂 25 部 水 20 平 荷 15 重 [kn] 10 5 0-5 -10 Ⅰ BS2P1 Ⅰ BS2P2 Ⅰ BS2P3 頂 40 部 水 30 平 荷 重 20 [kn] 10 0-10 -20 Ⅰ BW2P1 Ⅰ BW2P2 Ⅰ BW2P3 頂 15 部 水 平 10 荷 重 [kn] 5-15 -30-10 -15-0.04-0.02 0 0.02 0.04 0.06 0.08-0.04-0.02 0 0.02 0.04 0.06 0.08-0.1-0.05 0 0.05 0.1-0.1-0.05 0 0.05 0.1 0.15 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 真 のせん 断 変 形 角 [rad] -5 2P/ 片 面 張 り 2P/ 両 面 張 り 1P 片 面 張 り 2P 片 面 張 り/ 高 含 水 率 0 Ⅱ-BS1P Ⅱ-BS1P 頂 15 部 水 平 10 荷 重 [kn] 5 0-5 -10 Ⅲ-BS2P Ⅲ-BS2P 貫 仕 様 頂 20 部 水 15 平 荷 重 10 [kn] 5 0-5 -10 Ⅰ AS2P1 Ⅰ AS2P2 Ⅰ AS2P3 頂 30 部 水 平 20 荷 重 [kn] 10-15 -0.04-0.02 0-30 0.02 0.04 0.06 0.08-0.04-0.02 0 0.02 0.04 0.06 0.08 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 0-10 -20 Ⅰ AW2P1 Ⅰ AW2P2 Ⅰ AW2P3 頂 6 部 水 平 4 荷 重 [kn] 2 0-2 -4 Ⅱ-AS1P Ⅱ-AS1P -6-15 -0.1-0.05 0 0.05 0.1-0.1-0.05 0 0.05 0.1 0.15 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 真 のせん 断 変 形 角 [rad] 2P/ 片 面 張 り 2P/ 両 面 張 り 1P 片 面 張 り 2P 片 面 張 り/ 高 含 水 率 頂 15 部 水 平 10 荷 重 [kn] 5 0-5 -10 Ⅲ-AS2P Ⅲ-AS2P - 10 -
C. 荒 壁 パネル 工 法 の 標 準 仕 様 パネルの 割 付 (A B)の 詳 細 P15 受 け 材 :40 27 以 上 ねじφ3.8 75@ 留 め 桁 各 交 点 相 欠 き ねじ25 留 め B A 600 600 600 縦 桟 :60 27 以 上 横 桟 :60 27 以 上 縦 桟 の 間 隔 は600mm 以 下 受 け 材 :40 27 以 上 ねじφ3.8 75@ 留 め 柱 パネルの 芯 材 部 分 と 桟 受 け 材 の 交 点 をねじで 締 結 中 塗 り 仕 上 げ 塗 り 土 台 ( 礎 石 建 ちの 場 合 は 足 固 めに 相 当 ) 受 け 材 縦 桟 横 桟 の 交 点 は 相 欠 き 横 桟 縦 桟 受 け 材 縦 横 桟 の 接 点 は 相 欠 き 加 工 を 施 し 交 点 はコーススレッド 等 で 補 強 する 受 け 材 のビスは めり 込 みに 注 意 表 面 で 止 める 土 台 - 11 -
受 け 材 下 地 の 標 準 施 工 仕 様 パネルは 必 ず 木 小 舞 部 分 を 留 めつけて 下 さい 木 小 舞 以 外 の 部 分 で 留 めつけると 耐 震 性 能 が 著 しく 低 下 し 耐 久 面 でも パネルの 浮 き 上 がり 等 の 弊 害 をきたし たり 左 官 仕 上 げ 面 のクラックの 原 因 になります パネルとビスの 端 あきは15mm 接 合 箇 所 接 合 具 接 合 間 隔 受 け 材 コーススレッド75 dl3.8 75mm( 半 ネジ/ラッパ) @ 鉄 製 ( 表 面 防 錆 処 理 ) 受 け 材 交 点 コーススレッド25 dl3.8 25mm( 全 ネジ/ラッパ) 各 所 鉄 製 ( 表 面 防 錆 処 理 ) 荒 壁 パネル コーススレッド45 dl3.8 45mm( 全 ネジ/ラッパ) ステンレス(SUS410 鋼 ) 木 小 舞 の 配 置 間 隔 長 手 :@ 短 手 :@120 上 記 接 合 具 と 同 等 以 上 の 耐 力 を 有 する 接 合 具 をご 使 用 ください パネルを 留 めるビスは 木 小 舞 の 表 面 までめり 込 ませる 横 桟 15mm 15mm 3mm 程 度 めり 込 ませる 木 小 舞 柱 木 小 舞 柱 横 桟 木 小 舞 15mm 受 け 材 の 断 面 寸 法 とビスの 仕 様 下 地 は 図 に 示 す 断 面 以 上 の 仕 様 としてください 但 し 受 け 材 の 寸 法 を 大 きくした 場 合 は を 留 めつけるビスの 長 さも 長 くして 下 さい また ビスを 大 きくする 事 で 取 り 付 けの 際 が 割 れやすくなりますので 先 穴 を 開 ける 等 施 工 の 際 注 意 をして 下 さい 受 け 材 を 留 めるビスの 長 さ= 受 け 材 の 厚 み 1.8 以 上 礎 石 立 ち 小 壁 等 の 施 工 法 荒 壁 パネルは 真 壁 構 法 で 軸 組 の 四 周 に を 配 置 し 留 め 付 ける 構 法 です 礎 石 建 ての 建 物 の 場 合 は 足 固 め 部 分 に 小 壁 の 場 合 は まぐさに 受 け 材 を 取 り 付 けて 下 さい < 足 固 め> 足 固 め 桁 柱 の 内 法 に 受 け 材 を 取 り 付 ける <まぐさ> まぐさ 桁 柱 の 内 法 に 受 け 材 を 取 り 付 ける - 12 -
C. 荒 壁 パネル 工 法 の 標 準 仕 様 パネルの 割 付 (A B)の 詳 細 P15 受 け 材 :30 18 以 上 ねじφ3.8 75@ 留 め 桁 600 B 600 600 600 A 通 し 貫 105 18 以 上 受 け 材 :30 18 以 上 ねじφ3.8 75@ 留 め 柱 パネルの 芯 材 部 分 と 貫 受 け 材 の 交 点 をねじで 締 結 中 塗 り 仕 上 げ 塗 り 土 台 ( 礎 石 建 ちの 場 合 は 足 固 めに 相 当 ) 隅 開 口 周 りで 差 し 貫 になる 場 合 のみ N50 2 本 貫 は 通 し 貫 楔 留 め 貫 は 原 則 的 に 通 し 貫 で 楔 留 めです 出 隅 入 り 隅 開 口 回 りは 30mm 以 上 の 差 込 の 上 楔 留 めまたはN50 以 上 2 本 打 ち 柱 貫 受 け 材 のビスは めり 込 みに 注 意 表 面 で 止 める 30mm 以 上 土 台 - 13 -
貫 下 地 の 標 準 施 工 仕 様 パネルは 必 ず 木 小 舞 部 分 を 留 めつけて 下 さい 木 小 舞 以 外 の 部 分 で 留 めつけると 耐 震 性 能 が 著 しく 低 下 し 耐 久 面 でも パネルの 浮 き 上 がり 等 の 弊 害 をきたし たり 左 官 仕 上 げ 面 のクラックの 原 因 になります パネルとビスの 端 あきは15mm 接 合 箇 所 接 合 具 接 合 間 隔 受 け 材 コーススレッド75 dl3.8 75mm( 半 ネジ/ラッパ) @ 鉄 製 ( 表 面 防 錆 処 理 ) 荒 壁 パネル コーススレッド45 dl3.8 45mm( 全 ネジ/ラッパ) ステンレス(SUS410 鋼 ) 木 小 舞 の 配 置 間 隔 長 手 :@ 短 手 :@120 上 記 接 合 具 と 同 等 以 上 の 耐 力 を 有 する 接 合 具 をご 使 用 ください パネルを 留 めるビスは 木 小 舞 の 表 面 までめり 込 ませる 木 小 舞 3mm 程 度 めり 込 ませる 貫 15mm 15mm 柱 貫 柱 木 小 舞 木 小 舞 15mm 貫 下 地 ではパネルの 裏 表 が 逆 になる 場 合 がありますので お 問 い 合 わせください 礎 石 立 ち 小 壁 等 の 施 工 法 荒 壁 パネルは 真 壁 構 法 で 軸 組 の 四 周 に を 配 置 し 留 め 付 ける 構 法 です 礎 石 建 ての 建 物 の 場 合 は 足 固 め 部 分 に 小 壁 の 場 合 は まぐさに 受 け 材 を 取 り 付 けて 下 さい < 足 固 め> 足 固 め 桁 柱 の 内 法 に 受 け 材 を 取 り 付 ける <まぐさ> まぐさ 桁 柱 の 内 法 に 受 け 材 を 取 り 付 ける - 14 -
C. 荒 壁 パネル 工 法 の 標 準 仕 様 c-2 パネル 取 付 とビス 留 めのルール 土 台 ( 又 は 足 固 め)から 桁 までの 内 法 A. 最 上 部 : 最 小 寸 法 mm C. 内 法 高 さの 調 整 区 間 B. 最 上 部 の 直 下 D. 高 さ 方 向 切 削 無 し 区 間 割 付 は 原 則 横 張 りの 縦 積 み パネルの 割 付 で A の 部 分 のような 半 端 な 部 分 の 幅 が mm 以 下 となる 場 合 は A B 部 分 で 寸 法 調 整 を 行 って 下 さい 階 の 内 法 高 さ 調 整 区 間 の 寸 法 n=4の 場 合 A. 最 上 段 B. 最 上 段 直 下 60cm n 段 + 1cm 241cm 1cm 分 木 材 で 埋 める 60cm 60cm n 段 + 2cm 242cm 2cm 分 木 材 で 埋 める 60cm 60cm n 段 + 3cm 243cm 3cm 分 木 材 で 埋 める 60cm 60cm n 段 + 5cm 245cm 15cm 50cm 60cm n 段 + 6cm 246cm 15cm 51cm 60cm n 段 + 7cm 247cm 15cm 52cm 60cm n 段 + 12cm 252cm 15cm 57cm 60cm n 段 + 13cm 253cm 15cm 58cm 60cm n 段 + 14cm 254cm 15cm 59cm 59cm n 段 + 16cm 255cm 15cm 60cm 60cm n 段 + 15cm 256cm 16cm 60cm 60cm n 段 + 17cm 257cm 17cm 60cm n 段 + 18cm 258cm 18cm 60cm 60cm n 段 + 57cm 297cm 57cm 60cm 60cm n 段 + 58cm 298cm 58cm 60cm 60cm n 段 + 59cm 299cm 59cm 60cm 木 材 で 埋 める 場 合 は3cmまでとし 木 材 のせいの 分 受 け 材 のせいを 増 やす 受 け 材 仕 様 はパネル 日 の 字 貫 仕 様 はパネル ロの 字 縦 桟 横 桟 貫 - 15 -
C. 荒 壁 パネル 工 法 の 標 準 仕 様 c-3 防 火 性 能 の 標 準 施 工 仕 様 仕 様 荒 壁 パネル 両 面 張 り 真 壁 ( 外 装 材 として 下 見 板 の 有 無 を 含 む) 下 地 は 受 け 材 仕 様 又 は 貫 仕 様 のいずれか 一 方 です パネルの 厚 さは22mm 又 は26mmの 両 面 張 りです ( 注 : 厚 さ22mmの 場 合 壁 倍 率 は 取 得 していませんのでご 注 意 ください ) 土 中 塗 りは 両 面 8±2mm 以 上 として 下 さい 土 中 塗 り 荒 壁 パネル 土 中 塗 り 荒 壁 パネル 受 け 材 下 見 板 張 り 受 け 材 < 板 張 り 無 > 30 分 外 壁 防 火 構 造 < 板 張 り 有 > D. 各 部 の 収 まりと 施 工 法 注 意 点 : 基 本 的 には 軸 組 み 下 地 面 材 等 に 金 物 等 が 干 渉 しないように 検 討 方 向 に 平 行 な 見 つけ 面 柱 内 部 面 材 間 の 隙 間 に 収 まるような 金 物 を 選 択 して 下 さい 止 むを 得 ず 面 材 や 下 地 と 干 渉 する 場 合 は 以 下 の 各 収 まりに 従 って 下 さい d-1 柱 脚 金 物 の 収 まり 縦 桟 の 割 増 ホールダウン 金 物 を 入 れることにより 受 け 材 を 切 り 欠 く 場 合 は 縦 桟 を 割 り 増 して 入 れて 下 さい 充 填 部 分 パネルとホールダウン 金 物 が 干 渉 する 部 分 で パネルを 切 り 欠 く 場 合 は なるべく 裏 面 で 処 理 して 下 さい パネル 表 面 までの 全 断 面 を 切 り 欠 く 場 合 は 中 塗 り 材 で 充 填 して 下 さい その 場 合 充 填 部 分 が 乾 燥 した 後 に 全 面 の 中 塗 り を 行 ってください - 16 -
D. 各 部 の 収 まりと 施 工 法 d-2 設 備 配 線 の 収 まり 設 備 配 線 は 横 桟 に 貫 通 穴 (φ12 以 内 )を 開 け 挿 入 して 下 さい 貫 仕 様 の 場 合 は パネル 表 面 に 配 線 を 締 結 するか 柱 際 に 隙 間 を 開 け 挿 入 し 中 塗 り 材 で 充 填 して 下 さい d-3 設 備 器 具 の 収 まり 換 気 扇 など20cm 角 を 超 える 設 備 機 具 を 取 り 付 け パネルを 切 り 欠 く 場 合 は 周 囲 に 桟 を 回 して 下 さい コンセント 等 の 埋 め 込 みボックス(20cm 以 内 ) 等 の 場 合 は 特 に 補 強 は 入 れません 止 むを 得 ず 真 壁 壁 面 内 部 に 設 備 配 管 を 設 置 する 場 合 配 管 を 設 ける 箇 所 に 桟 を 廻 し パ ネルをビスで 四 周 留 めつけて 下 さい その 際 桟 と 桟 の 間 は30~60mm 内 にし パネルは 取 り 次 がないようにして 下 さ い は 柱 間 において 一 体 同 一 壁 面 内 にA.Bいずれか 一 方 B. 中 央 に 設 ける 場 合 30~60mm A. 柱 際 に 設 ける 場 合 天 井 裏 から 配 管 は 天 井 裏 や 根 太 の 隙 間 等 から 行 って 下 さい 縦 桟 の 本 数 は 標 準 仕 様 の 600mm 間 隔 +1 本 配 管 は 同 一 壁 面 内 に 一 箇 所 のみ として 下 さい ( 右 図 A Bのいずれか 一 方 ) 根 太 の 隙 間 等 から - 17 - は 柱 間 において 一 体
E. 左 官 仕 上 げ e-1 中 塗 り 仕 上 げ 塗 りの 材 料 中 塗 り 塗 厚 6~10mm 土 中 塗 り 石 膏 中 塗 り 砂 漆 喰 中 塗 りが 施 工 可 能 です 防 火 構 造 仕 様 の 場 合 は 土 中 塗 り(8±2mm 以 上 ) 限 定 となります 仕 上 げ 塗 りとの 相 性 を 考 慮 して 中 塗 り 材 料 を 選 択 して 下 さい 仕 上 げ 塗 り 塗 厚 1mm 程 度 漆 喰 土 仕 上 げ その 他 メーカー 仕 上 げ 材 料 仕 上 げ 塗 りの 種 類 に 応 じて 中 塗 りを 調 整 して 下 さい メーカーの 既 調 合 材 料 の 場 合 メーカー 指 定 の 中 塗 り 材 の 有 無 を 確 認 して 下 さい 副 材 料 寒 冷 紗 : 幅 10cm 以 上 2~3mmメッシュ PB 平 ボード 用 の 粘 着 材 付 きのファイバーテープは 使 用 しないで 下 さい ジョイント 処 理 は 必 ず 中 塗 り 材 料 で 寒 冷 紗 を 伏 せ 込 み 行 って 下 さい シーラー:パネルの 水 引 調 整 シーラー 処 理 を 行 う 場 合 は 4~5 倍 希 釈 で 使 用 して 下 さい 糊 : 中 塗 り 材 料 の 水 持 ち 調 整 e-2 施 工 上 の 留 意 点 荒 壁 パネルは 大 変 水 引 の 強 い 材 料 です 水 引 調 整 に 十 分 注 意 して 下 さい パネルの 水 引 加 減 を 調 整 する シーラー 処 理 又 は 水 打 ち 等 適 当 な 下 地 処 理 を 施 しパネルの 水 引 を 加 減 して 下 さい 又 ジョイント 処 理 ~ 全 面 シゴキ 塗 りで 一 度 乾 燥 させ 後 日 中 塗 りを 仕 上 げる 事 で パネルの 水 引 を 調 整 する 事 も 可 能 です 中 塗 り 材 料 の 水 持 ちを 調 整 する 特 に 石 膏 中 塗 りの 場 合 は 材 料 の 水 持 ちが 悪 いため 必 要 に 応 じ 中 塗 り 材 料 に 糊 を 差 して 下 さい - 18 -
e-3 施 工 工 程 柱 際 などの 隙 間 を 中 塗 り 材 料 で 充 填 ジョイント 部 分 をシゴキ 塗 り メッシュの 伏 せ 込 み メッシュの 伏 せ 込 み 全 面 シゴキ 塗 り 中 塗 りの 仕 上 げ - 19 -