様 式 第 三 ( 第 5 条 関 係 ) 認 定 事 業 再 構 築 計 画 の 内 容 の 公 表 1. 認 定 をした 年 月 日 平 成 22 年 11 月 12 日 2. 認 定 事 業 者 名 名 古 屋 臨 海 高 速 鉄 道 株 式 会 社 3. 認 定 事 業 再 構 築 計 画 の 目 標 (1) 事 業 再 構 築 に 係 る 事 業 の 目 標 名 古 屋 市 西 南 部 地 域 は かつて 鉄 道 が 不 十 分 であったため 自 動 車 やバ スなどの 路 面 交 通 により 移 動 せざるを 得 なかった 地 域 で 笹 島 地 区 八 田 高 畑 地 区 などの 開 発 に 伴 い 鉄 道 整 備 が 強 く 求 められていた こうした 状 況 を 受 け 名 古 屋 港 の 金 城 ふ 頭 と 名 古 屋 都 心 部 とを 結 ぶ 路 線 として また 名 古 屋 市 西 南 部 地 域 の 基 幹 公 共 交 通 の 充 実 と 沿 線 の 均 衡 あ る 街 づくりの 促 進 のため 貨 物 専 用 であった 西 名 古 屋 港 線 を 旅 客 路 線 とし て 整 備 し 路 線 名 称 を あおなみ 線 として 平 成 16 年 に 開 業 し その 運 行 を 行 っている あおなみ 線 は 開 業 以 来 年 々 乗 車 人 員 数 が 増 加 し 現 在 でも 1 日 あたり 約 27,200 人 年 間 に 換 算 すると 約 1,000 万 人 の 方 々に 利 用 していただき 沿 線 の 住 民 にとっては 不 可 欠 の 交 通 手 段 となっている しかしながら 平 成 16 年 度 の 開 業 時 点 で 乗 車 人 員 は 66,000 人 / 日 とい う 需 要 予 測 を 実 施 していたが 実 際 に 開 業 してみると 平 成 16 年 度 の 実 績 は 18,226 人 / 日 という 当 初 の 需 要 予 測 を 大 幅 に 下 回 るという 開 業 時 点 での 需 要 見 込 みの 甘 さにより 当 初 の 需 要 予 測 と 実 際 の 利 用 実 績 とに 大 きな 乖 離 が 発 生 している 状 況 である また 会 社 は 第 一 種 鉄 道 事 業 者 として あおなみ 線 運 行 に 係 る 鉄 道 資 産 の 大 半 を 所 有 しているため 毎 年 度 多 額 の 減 価 償 却 費 を 計 上 する 必 要 があ り 経 営 悪 化 に 拍 車 をかけてきた そのため 開 業 以 後 営 業 収 入 を 上 回 る 金 額 の 減 価 償 却 費 を 毎 期 計 上 することとなり 財 務 状 態 を 悪 化 させること となった そこで 需 要 予 測 の 見 直 し 結 果 に 基 づき 平 成 21 年 度 決 算 に 約 413 億 円 の 固 定 資 産 の 減 損 を 計 上 し その 結 果 平 成 21 年 度 決 算 におい て 制 度 会 計 ベースで 約 415 億 円 の 債 務 超 過 に 陥 ることとなった このような 状 況 の 下 沿 線 地 域 の 重 要 な 社 会 インフラを 担 っていること を 意 識 し 今 後 は 事 業 再 生 計 画 における 金 融 支 援 により 現 状 に 見 合 っ た 水 準 まで 資 産 規 模 を 圧 縮 し 民 間 からの 登 用 も 視 野 に 入 れた 新 たな 経 営 者 人 材 による 経 営 効 率 の 改 善 を 進 めていく 方 針 である (2) 生 産 性 の 向 上 を 示 す 数 値 目 標 生 産 性 の 向 上 としては 目 標 年 度 ( 平 成 25 年 度 )には 基 準 年 度 ( 平 成 21 年 度 )に 比 べて 有 形 固 定 資 産 回 転 率 を 11.2% 向 上 させることを 目 標 と する 1
4. 認 定 事 業 再 構 築 計 画 に 係 る 事 業 再 構 築 の 内 容 (1) 事 業 再 構 築 に 係 る 事 業 の 内 容 1 中 核 的 事 業 鉄 道 事 業 法 に 基 づく 第 一 種 鉄 道 事 業 2 選 定 理 由 名 古 屋 臨 海 高 速 鉄 道 株 式 会 社 あおなみ 線 は 名 古 屋 ~ 金 城 ふ 頭 間 の 15.2 km( 営 業 キロ)の 運 行 を 行 っており 名 古 屋 港 の 金 城 ふ 頭 と 名 古 屋 都 心 部 とを 結 ぶ 路 線 として また 名 古 屋 市 西 南 部 地 域 の 基 幹 公 共 交 通 の 充 実 と 沿 線 の 均 衡 ある 街 づくりの 促 進 のため 地 域 住 民 に 必 要 不 可 欠 な 公 共 交 通 機 関 であり 収 益 力 の 源 泉 として 引 き 続 き 鉄 道 事 業 法 に 基 づく 第 一 種 鉄 道 事 業 を 中 核 的 事 業 として 位 置 づけることとする 3 事 業 再 構 築 に 係 る 事 業 の 内 容 ( 事 業 の 構 造 の 変 更 : 債 権 放 棄 による 金 融 支 援 減 資 増 資 ) 平 成 22 年 3 月 31 日 時 点 において 約 428 億 円 の 実 態 債 務 超 過 となっ ている そこで 事 業 再 生 ADR( 裁 判 外 紛 争 解 決 手 続 )により 成 立 した 再 生 計 画 に 基 づき 減 増 資 により 資 本 構 成 を 変 更 して 株 主 責 任 を 果 たすとと もに 名 古 屋 市 愛 知 県 からの 合 計 20 億 円 ( 名 古 屋 市 :16 億 64 百 万 円 愛 知 県 :3 億 36 百 万 円 )の 金 銭 払 込 出 資 を 受 けること また 名 古 屋 市 か らの 借 入 金 債 務 約 267 億 円 及 び 愛 知 県 からの 借 入 金 債 務 約 40 億 円 の Debt Equity Swap (デット エクイティ スワップ 以 下 DES という ) 及 び 日 本 政 策 投 資 銀 行 の 債 権 放 棄 による 金 融 支 援 を 受 けることで 債 務 超 過 を 解 消 し 財 務 体 質 を 改 善 する 増 資 減 資 のスケジュール 減 資 の 臨 時 株 主 総 会 決 議 日 : 平 成 22 年 11 月 8 日 減 資 前 の 資 本 金 :15,700,000,000 円 資 本 金 の 減 少 額 :15,700,000,000 円 減 資 後 の 資 本 金 :0 円 減 資 の 実 施 時 期 : 平 成 22 年 11 月 下 旬 ( 予 定 ) 増 資 の 臨 時 株 主 総 会 決 議 日 : 平 成 22 年 11 月 8 日 増 資 前 の 資 本 金 :0 円 ( 減 資 後 の 資 本 金 ) 資 本 金 の 増 加 額 :15,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :15,319,950,000 円 ) 増 資 の 方 法 : 名 古 屋 市 と 愛 知 県 の DES による 債 権 の 現 物 出 資 (30,639,900,000 円 ) 増 資 の 実 施 時 期 : 平 成 22 年 11 月 下 旬 ( 予 定 ) 増 資 の 臨 時 株 主 総 会 決 議 日 : 平 成 22 年 11 月 8 日 増 資 前 の 資 本 金 :15,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :15,319,950,000 円 ) 資 本 金 の 増 加 額 :1,000,000,000 円 ( 資 本 準 備 金 :1,000,000,000 円 ) 増 資 後 の 資 本 金 :16,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :16,319,950,000 円 ) 増 資 の 方 法 : 名 古 屋 市 と 愛 知 県 による 第 三 者 割 当 増 資 (2,000,000,000 円 ) 増 資 の 実 施 時 期 : 平 成 22 年 11 月 下 旬 ( 予 定 ) 2
減 資 の 臨 時 株 主 総 会 決 議 日 : 平 成 23 年 2 月 ( 予 定 ) 減 資 前 の 資 本 金 :16,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :16,319,950,000 円 ) 資 本 金 の 減 少 額 :16,219,950,000 円 減 資 後 の 資 本 金 :100,000,000 円 ( 資 本 準 備 金 :32,539,900,000 円 ) 減 資 の 実 施 時 期 : 平 成 23 年 3 月 下 旬 ( 予 定 ) 債 権 放 棄 のスケジュール 債 権 放 棄 合 意 日 : 平 成 22 年 10 月 8 日 仮 決 算 基 準 日 : 平 成 22 年 10 月 31 日 財 産 目 録 等 の 決 算 書 類 の 提 出 予 定 日 : 平 成 23 年 2 月 7 日 ( 予 定 ) 債 権 放 棄 予 定 日 : 平 成 22 年 12 月 上 旬 ( 予 定 ) ( 事 業 革 新 ) IC カード 乗 車 券 は 首 都 圏 近 畿 圏 を 中 心 に 導 入 が 進 み 名 古 屋 圏 にお いてもトランパスグループの 一 員 である 名 古 屋 市 交 通 局 名 古 屋 鉄 道 が 平 成 23 年 2 月 を 目 標 に 導 入 決 定 がなされた 名 古 屋 臨 海 高 速 鉄 道 においても 名 古 屋 市 内 交 通 ネットワークの 一 翼 と して 名 古 屋 市 営 地 下 鉄 バスとの 乗 継 割 引 等 において 名 古 屋 市 営 交 通 サービス 面 に 密 接 に 関 連 するため IC カード 乗 車 券 を 導 入 することによ り 今 後 お 客 様 へのサービス 水 準 を 維 持 し 更 なるお 客 様 への 利 便 性 向 上 による 利 用 促 進 を 図 る IC カード 乗 車 券 については 利 用 実 績 に 応 じてポイントを 付 与 し ポ イントを 乗 車 料 として 使 用 できるマイレージポイントを 導 入 することに より 更 なる 利 用 促 進 を 図 る また 自 動 列 車 停 止 装 置 としてJR 東 海 仕 様 の 現 行 のATS-ST 装 置 をATS-PT 装 置 に 変 更 することにより 信 号 機 の 防 護 及 び 速 度 制 限 区 間 における 列 車 ブレーキ 制 御 が 地 点 のみの 防 御 から 区 間 連 続 の 制 御 条 件 に 応 じた 自 動 制 御 が 可 能 となり 更 なる 安 全 性 及 び 信 頼 性 を 向 上 させる さらに 収 入 増 加 施 策 として 現 状 改 札 口 付 近 への 設 置 のみである 自 動 販 売 機 をホーム 上 へ 設 置 する 等 により 構 内 営 業 を 拡 充 させるととも に 新 規 広 告 等 の 広 告 営 業 の 強 化 等 を 実 施 し 広 告 料 収 入 を 増 加 させる ことにより 運 賃 外 収 入 の 増 加 を 図 るほか 金 城 ふ 頭 駅 にあるポートメッ セなごや( 名 古 屋 市 国 際 展 示 場 )を 運 営 する 財 団 法 人 名 古 屋 産 業 振 興 公 社 や 沿 線 施 設 等 と 協 働 して 集 客 力 のあるイベント 企 画 を 実 施 するとと もに 平 成 23 年 春 に 金 城 ふ 頭 駅 にJR 東 海 の 博 物 館 (リニア 鉄 道 館 ) が 開 業 予 定 であるため JR 東 海 等 と 連 携 を 行 い あおなみ 線 を 利 用 し たJR 東 海 の 博 物 館 (リニア 鉄 道 館 )への 来 館 を 促 進 する 取 組 み 等 を 実 施 する 以 上 により 積 極 的 に 利 用 者 を 増 加 させ 計 画 期 間 中 における IC カ ード 乗 車 券 のマイレージポイント 導 入 構 内 営 業 の 拡 充 広 告 営 業 の 強 化 沿 線 施 設 とのタイアップ 事 業 及 び JR 東 海 の 博 物 館 (リ ニア 鉄 道 館 )への 来 館 者 促 進 等 の 売 上 高 を 基 準 年 度 における 総 売 上 高 の 1.004%となることを 目 標 にする (2) 事 業 再 構 築 を 行 う 場 所 の 住 所 愛 知 県 名 古 屋 市 港 区 十 一 屋 一 丁 目 46 番 地 名 古 屋 臨 海 高 速 鉄 道 株 式 会 社 本 社 3
愛 知 県 名 古 屋 市 港 区 稲 永 一 丁 目 1 番 48 号 稲 永 ビル 愛 知 県 名 古 屋 市 港 区 潮 凪 町 1 番 地 の 5 潮 凪 車 庫 (3) 関 係 事 業 者 又 は 外 国 関 係 法 人 なし (4) 事 業 再 構 築 を 実 施 するための 措 置 の 内 容 別 表 のとおり 5. 事 業 再 構 築 の 開 始 時 期 及 び 終 了 時 期 開 始 時 期 : 平 成 22 年 11 月 終 了 時 期 : 平 成 25 年 10 月 6. 事 業 再 構 築 に 伴 う 労 務 に 関 する 事 項 (1) 事 業 再 構 築 の 開 始 時 期 の 従 業 員 数 ( 平 成 22 年 9 月 末 時 点 ) 152 名 (2) 事 業 再 構 築 の 終 了 時 期 の 従 業 員 数 150 名 (3) 事 業 再 構 築 に 充 てる 予 定 の 従 業 員 数 150 名 (4) (3) 中 新 規 に 採 用 される 従 業 員 数 23 名 (5) 事 業 再 構 築 に 伴 い 出 向 または 解 雇 される 従 業 員 数 該 当 なし 4
別 表 事 業 再 構 築 の 措 置 の 内 容 措 置 事 項 実 施 する 措 置 の 内 容 及 びその 実 施 する 時 期 期 待 する 支 援 措 置 事 業 の 構 造 の 変 更 資 本 の 相 当 程 度 の 増 加 による 中 ( 減 資 ) 1 減 資 前 の 資 本 金 :15,700,000,000 円 核 的 事 業 の 開 始 2 資 本 金 の 減 少 額 :15,700,000,000 円 拡 大 又 は 能 率 の 3 減 資 後 の 資 本 金 :0 円 向 上 ( 増 資 ) 4 増 加 前 資 本 金 :0 円 ( 減 資 後 の 資 本 金 ) 5 増 加 する 資 本 金 :15,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :15,319,950,000 円 ) 6 増 資 の 方 法 : 名 古 屋 市 と 愛 知 県 の DES によ 租 税 特 別 措 置 法 第 80 条 第 1 項 ( 認 定 事 業 再 構 築 計 画 等 に 基 づ る 債 権 の 現 物 出 資 (30,639,900,000 円 ) き 行 う 登 記 の 税 率 の 軽 減 ) 減 資 増 資 の 実 施 時 期 : 平 成 22 年 11 月 下 旬 ( 予 定 ) 事 業 革 新 第 2 条 第 4 項 第 2 号 イ ( 増 資 ) 1 増 加 前 資 本 金 :15,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :15,319,950,000 円 ) 2 増 加 する 資 本 金 :1,000,000,000 円 ( 資 本 準 備 金 :1,000,000,000 円 ) 3 増 資 後 の 資 本 金 :16,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :16,319,950,000 円 ) 3 増 資 の 方 法 : 名 古 屋 市 と 愛 知 県 による 第 三 者 割 当 増 資 (2,000,000,000 円 ) 増 資 の 実 施 時 期 : 平 成 22 年 11 月 下 旬 ( 予 定 ) ( 減 資 ) 1 減 資 前 の 資 本 金 :16,319,950,000 円 ( 資 本 準 備 金 :16,319,950,000 円 ) 2 資 本 金 の 減 少 額 :16,219,950,000 円 3 減 資 後 の 資 本 金 :100,000,000 円 ( 資 本 準 備 金 :32,539,900,000 円 ) 減 資 の 実 施 時 期 : 平 成 23 年 3 月 下 旬 ( 予 定 ) IC カード 乗 車 券 のマイレージポイント 導 入 構 内 営 業 の 拡 充 広 告 営 業 の 強 化 沿 線 施 設 とのタイアップ 事 業 及 び JR 東 海 の 博 物 館 (リニア 鉄 道 館 )への 来 館 者 促 進 等 により 計 画 期 間 中 の 新 商 品 の 売 上 高 を 基 準 年 度 における 総 売 上 高 の 1.004%となることを 目 標 にする 5
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