東京医科歯科大学医学部附属病院 広報誌 オアシス 第 4 号 東京医科歯科大学医学部附属病院 みんなの健康を育む病院だより INDEX 東京医科歯科大学医学部附属病院 新病院長 田中雄二郎よりご挨拶 新旧病院長対談 消防総監賞をいただきました 医療連携支援センターが引っ越しました 新任教授インタビュー 脳神経外科 前原健寿 患者さんからの Q&A に答えます No.4 2013 年 4月 宮坂信之前病院長 左 と田中雄二郎新病院長 右
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HOT 1 2012 年 11 月 に 着 任 した 脳 神 経 外 科 長 の 前 原 健 寿 教 授 に 話 を 聞 きました 脳 神 経 外 科 で 扱 う 病 気 で 最 も 多 いのは 脳 卒 中 脳 梗 塞 脳 出 血 などの 脳 血 管 障 害 脳 脊 髄 腫 瘍 外 傷 てんかん 三 叉 神 経 痛 など 多 岐 にわたり 血 管 内 治 療 科 麻 酔 科 神 経 内 科 精 神 科 小 児 科 などとの 連 携 も 大 切 で さらに 緊 急 を 要 する 手 術 も 多 数 あります 特 に 当 病 院 では CT MRI PETなど 最 先 端 の 画 像 診 断 機 器 を 用 いた 最 先 端 の 診 断 と 24 時 間 体 制 の 治 療 に 努 めてい ます また 難 治 性 てんかんの 治 療 に 関 して 国 内 でも 有 数 の 豊 富 な 経 験 を 持 ちま す さらに 歯 学 部 と 連 携 して 三 叉 神 経 痛 の 治 療 を 行 ったり そのほかにも 数 々の 神 経 疾 患 に 取 り 組 んでいます 70 代 以 上 の 複 数 の 病 気 を 抱 えた 患 者 さんの 臨 床 と 研 究 に 取 り 組 んでいます 心 臓 病 と 認 知 症 肺 炎 とがんなど 高 齢 者 はさまざまな 臓 器 の 機 能 が 低 下 して いるために ひとつの 病 気 の 治 療 だけではうまく 治 らないことがあります 特 にも の 忘 れなど 認 知 機 能 が 低 下 すると 通 常 の 成 人 向 けの 治 療 では 対 応 しきれない 場 合 が 生 じます 老 年 病 内 科 では このような 高 齢 者 に 対 して 総 合 的 に 診 断 を 行 った 上 で 院 内 の 各 科 と 連 携 を 取 りながら 治 療 を 進 めます なるべく 長 期 入 院 にならないようにして 地 域 の 病 院 やご 家 族 とも 話 し 合 いながら 退 院 後 も 高 齢 の 患 者 さんに 無 理 のないような 最 善 の 治 療 方 法 を 考 えます おおむね 70 歳 以 上 の 高 齢 者 でさまざまな 病 気 でお 悩 みの 場 合 はご 相 談 ください 眠 れない 熟 睡 できない 途 中 で 目 が 覚 めてしまう いび きがひどいなど 近 年 24 時 間 社 会 となり 社 会 構 造 が 変 化 するにつれて 睡 眠 トラブルを 抱 える 人 が 増 えています 快 眠 センターでは 呼 吸 器 内 科 医 精 神 科 医 歯 科 および 耳 鼻 科 医 師 による 総 合 的 な 医 療 が 可 能 となっています パンフレットや 詳 細 は3 階 内 科 外 来 03-5803-4587 でお 問 い 合 わせください 4 Oasis No.4
HOT 2 病 院 1 階 に 移 転 し 利 用 しやすくなった 医 療 連 携 支 援 センターについて 泉 山 肇 新 センター 長 代 行 に 聞 きました 医 療 連 携 支 援 センターは3つの 部 門 に 分 かれておりますが それぞれの 部 門 と の 連 携 と 結 束 を 高 め また 患 者 さんや 地 域 医 療 機 関 の 方 に 利 用 しやすいセンター にするため 2013 年 2 月 1 日 より 病 院 1 階 に 移 転 しました 患 者 さんの 紹 介 や 初 診 予 約 など 地 域 医 療 機 関 との 窓 口 の 地 域 連 携 室 患 者 さんの 疑 問 ご 意 見 に 対 応 する 患 者 相 談 室 患 者 さんと 家 族 が 安 心 して 治 療 や 療 養 できるようにサ ポートする 医 療 福 祉 支 援 室 のスタッフが 笑 顔 でお 待 ちしております 電 話 FAX などの 設 備 も 充 実 させましたので 紹 介 状 や 予 約 なども 迅 速 に 対 応 します さわやかサービス 委 員 会 より 医 療 連 携 支 援 センターの 患 者 相 談 室 では 患 者 さんやご 家 族 のご 意 見 をお 伺 いしています みなさんの 貴 重 なご 意 見 を 生 かすために さわ やかサービス 委 員 会 がサービス 改 善 に 取 り 組 んでいます その1 その 2 患 者 さんのご 意 見 患 者 さんのご 意 見 問 い 合 わせの 電 話 が 通 じにくいで す かかりやすい 時 間 帯 は? 改 善 への 取 り 組 み 大 変 申 し 訳 ございません 平 日 の 午 前 中 が 比 較 的 かかりやすいで す 対 策 として 電 話 回 線 や 職 員 の 数 を 増 やしました また 電 話 対 応 のマニュアルを 作 成 して 迅 速 に 処 理 できるように 職 員 全 員 が 心 がけ ています 門 から 入 口 までの 長 い 昇 り 坂 のス ロープを 一 気 に 歩 くのがつらいので 途 中 にベンチを 置 いてください 改 善 への 取 り 組 み ご 指 摘 の 通 りです 階 段 の 踊 り 場 に 小 さなベンチを 設 置 しました お 疲 れになりましたら こちらで 休 憩 して ください またスロープがきつい 人 は 2 月 より 使 用 できるようになった 玄 関 前 のエレベーターをご 利 用 ください HOT 3 2013 年 3 月 7 日 当 病 院 の 日 頃 の 消 防 業 務 への 協 力 活 動 に 対 して 消 防 総 監 賞 が 授 与 されました この 日 は 第 65 回 東 京 消 防 庁 開 庁 記 念 日 (1948 年 3 月 7 日 に 東 京 消 防 庁 が 警 視 庁 から 分 離 独 立 したことを 記 念 して 制 定 )で 本 郷 消 防 署 の 佐 々 木 警 防 課 長 がお 越 しになり 当 病 院 前 病 院 長 宮 坂 信 之 に 感 謝 状 を 渡 してくださいました HOT 4 研 究 実 践 に 顕 著 な 成 果 を 挙 げた 教 員 に 対 して 贈 られる 医 学 研 究 奨 励 賞 が 決 まりました 医 学 研 究 部 門 編 島 田 周 大 学 院 医 歯 学 総 合 研 究 科 分 子 腫 瘍 医 学 助 教 研 究 課 題 名 : Synergistic tumour suppressor activity of E-cadherin and p53 in a conditional mouse model for metastatic diffuse-type gastric cancer 本 郷 消 防 署 の 佐 々 木 警 防 課 長 が 感 謝 状 を 授 与 当 病 院 の 救 急 活 動 に 対 する 消 防 総 監 賞 を 記 念 した 感 謝 状 油 井 史 郎 大 学 院 医 歯 学 総 合 研 究 科 消 化 器 病 態 学 分 野 メディカルフェロー 研 究 課 題 名 : Functional engraftment of colon epithelium expanded in vitro from a single adult Lgr5+ stem cell Oasis No.4 5
Information 糖尿病教室のお知らせ 参加募集 糖尿病患者さんが糖尿病について理解を深め よりよい血糖コントロールが得られ るよう 関連診療科 部門のスタッフと連携して糖尿病教室を開催しています 毎週 水曜午後2時からの開催で 4週間で1クールとなっています 患者さん ご家族の 方はどなたでもご自由に参加して頂けますので ぜひ参加をおすすめ下さいますよう お願い致します 詳しくは 案内チラシ 病院ロビー 内科外来 をご参照下さい 開催日時 第 1 第 4 水曜日 午後 2 時 3 時 40 分 祝祭日除く テーマ例 糖尿病の治療 外食を中心とした食事療法 例 テーマ 腎症 の合併症 リン注射 とインス 飲み薬 査 症状 検 の原因 併症 の慢性合 糖尿病 周病 と 歯 歯 の食生活 ックデイ 併症とシ 急性合 し方 活の過ご 日常生 の治療 た 中心とし 外食を 法 療 食事 化 と動脈硬 測り方 血糖の リング モニタ 糖尿病と動脈硬化 血糖の測り方 糖尿病の合併症 腎症 飲み薬とインスリン注射 糖尿病の原因 症状 検査 B 棟5階 症例検討室で行います お時間は 14:00 から 15:40 までです 事前のお申し込みは必 要ありませんので 直接会場へ お越しください ご都合の良 いときに何度でもご参加ください 主催 糖尿病 内分泌 代謝内科 共催 腎臓内科 老年病内科 歯周病科 看護部 薬剤部 臨床栄 養部 セカンドオピニオン 外来とは セカンドオピニオン外来は 当院以外の主治医にかかられている患者さんを対象に 診 断内容や治療法に関して 意見 判断を提供し 今後の治療の参考にしていただくこと を目的としています ご希望の方は まず現在の主治医 と相談の上 セカンドオピニオン外来にお申し込みくだ 問い合わせ先 医事課セカンドオピニオン外来 受付担当 TEL 03-5803-4568 さい なお 当院での診療内容に関して 他院でのセカンド オピニオンを希望される方は 担当医にお申し出くださ い 必要な診療情報提供書や資料をご用意いたします 献体とは 医学 歯学の大学における 献体のご紹介 解剖学の教育 研究に役立たせるため 自分の遺体を無条件 無報酬で提供す ることをいいます 自分の死後 遺体を 医学 歯学のために役立てたいと志した 問い合わせ先 東京医科歯科大学献体の会 TEL 03-5803-5147 方は まず最初に生前から献体したい大 学や団体に名前を登録しておく必要があ ります 献体に関するお問い合わせは 左記にお願いいたします 6 Oasis No.4
東 京 医 科 歯 科 大 学 基 金 のお 願 い 奨 学 寄 附 金 のお 願 い 東 京 医 科 歯 科 大 学 ではさまざまな 病 気 に 対 する 治 療 法 や 治 療 薬 の 開 発 に 結 び 付 く 研 究 や 患 者 さんに 信 頼 される 医 療 人 となる ための 教 育 を 行 っています 奨 学 寄 附 金 は 東 京 医 科 歯 科 大 学 が 行 っている 人 材 育 成 や 研 究 活 動 に 対 してのご 寄 附 を 企 業 や 個 人 の 皆 様 から 募 っております 特 定 の 診 療 科 や 医 師 を 指 定 して 寄 附 することも 可 能 で 金 額 も 決 まっておりません 寄 附 金 は 税 制 上 の 優 遇 措 置 が 講 じられます 詳 しいことは 下 記 にお 問 い 合 わせください 東 京 医 科 歯 科 大 学 基 金 は 皆 様 のご 支 援 により 世 界 中 で 活 躍 する 医 療 人 を 育 み 知 と 癒 しの 匠 を 創 造 するために 次 のような 基 金 事 業 に 活 用 されます ご 寄 附 は 一 口 1 万 円 で 本 学 で 用 意 した 振 込 用 紙 にて 振 り 込 むことができます また 税 制 上 の 優 遇 措 置 が 講 じられます 詳 しいことは 下 記 にお 問 い 合 わせください 国 際 交 流 事 業 留 学 生 の 支 援 学 生 の 海 外 派 遣 の 推 進 海 外 拠 点 の 支 援 外 国 の 大 学 などと の 教 育 研 究 協 力 交 流 の 支 援 学 生 育 成 奨 学 事 業 優 秀 な 学 生 への 奨 学 金 の 充 実 勉 学 環 境 の 充 実 その 他 の 事 業 産 学 連 携 社 会 貢 献 活 動 の 支 援 問 い 合 わせ 先 東 京 医 科 歯 科 大 学 募 金 室 TEL:03-5803-5009 FAX:03-5803-0273 問 い 合 わせ 先 研 究 産 学 連 携 推 進 機 構 事 務 部 産 学 連 携 室 産 学 連 携 掛 TEL:03-5803-4927 FAX:03-5803-0179 病 院 内 レストランのご 案 内 オークラ カフェ&レストランメディコ( 医 学 部 附 属 病 院 16 階 03-5840-6905) レストランあるめいだ( 歯 学 部 駐 車 場 入 口 付 近 03-3811-9607) グリル 峰 ( 歯 学 部 駐 車 場 入 口 地 下 03-5803-5990) グリル セインツ(1 号 館 9 階 03-3814-6766) 生 協 食 堂 (5 号 館 1 階 03-3818-5255) Oasis No.4 7