日シンガポール経済連携協定の経緯 概要 2000 年 3~ 9 月産学官の共同検討会合 2001 年 1 月交渉開始 2002 年 1 月小泉首相シンガポール訪問の際 協定に署名 11 月発効 2007 年 1 月改正交渉で大筋合意 3 月改正議定書署名 9 月改正議定書発効 協定の概要 1. 物品の貿易 日本 : 輸入額の94% が無税 ( 但し実行無税品目の自由化のみ ) シンカ ホ ール : 全品目が無税 ( ビール等の酒類 4 品目の関税を撤廃 ) 2. 基準認証 電気通信機器及び電気製品を対象に相互承認 3. 知的財産権 日本での審査結果をシンカ ホ ール知的財産庁に提出すれば シンカ ホ ールの特許を簡易 安価に取得可能 4. サービス 5. 投資 6. 人の移動 7. 政府調達 8. 紛争処理など 1
日シンガポール経済連携協定 改正議定書の概要 2 改正交渉の経緯 2002 年 11 月 JSEPA 発効 2006 年 4 月改正交渉開始を決定 ( 第 2 回 JSEPA 総括委員会 ) 06 年 6 月 ~07 年 1 月専門家会合 7 回 2007 年 1 月大筋合意 ( 第 3 回 JSEPA 総括委員会 ) 2007 年 3 月改正議定書署名 2007 年 9 月改正議定書発効 日本 シンガポール経済連携協定 (JSEPA) 改正の意義 - 発効後 5 年目を迎えた協定のアップデート ( 双方関心分野の自由化拡大等 ) - ASEAN 全体との経済連携強化のための更なるステップ プラスチック 3% 石油及び同製品 8% 鉱物性タール及び粗製薬品 12% 市場アクセス改善 ( 日本側のみ シンガポール側は現行協定締結時に全品目の関税を撤廃済 ) 鉱工業品 農林水産品 21% 輸入額 6574 億円 (2005 年 ) 電気機器 23% 一般機械 33% 金融サービス特定約束の改善 シンガポール側改善点 フル バンク免許枠の追加譲与 (1 行分 ) ホールセール バンクの免許数量制限撤廃 国境を越えた証券サービスの自由化拡大 我が方改善点 保険仲介サービスの自由化拡大 国境を越えた証券サービスの自由化拡大 日本の対シンガポール貿易構造 (2005 年財務省貿易統計 再輸出入品を除く ) 精密機器類 3% 輸出額の 100% が無税 輸入額の約 95% が無税に ( 今次改正により約 2% アップ ) 雑製品 3% 一部の石油 石油化学製品 ( 揮発油 軽油 ポリプロピレン等 ): 即時又は段階的関税撤廃マンゴー ドリアン アスパラガス カレー調製品 製材 えび等 : 即時又は段階的関税撤廃 鉄鋼 4% の主な改正部分 18% 輸送用機械 12% 輸出額 1 兆 7955 億円 (2005 年 ) 一般機械 21% 電気機器 38% 原産地規則付加価値基準における材料の原産資格価額を計算する際の閾値 60% を 40% に引き下げ等 税関手続透明性向上に向けた更なる規定の整備等 セーフガード措置の見直し
日メキシコ経済連携協定の経緯 3 2002 年 10 月 : 小泉総理 フォックス大統領会談にて 交渉開始に合意 ( 交渉開始後 1 年程度での実質合意を目標 ) 2002 年 11 月 : 交渉開始 首席代表レベル会合 7 回開催 ( 国際貿易 経済担当大使ヘッド ) 実務者レベル会合 14 回開催 ( 外務省 財務省 農林水産省 経済産業省の共同議長 ) (2003 年 10 月 : フォックス大統領来日時には実質合意に至らず ) 2004 年 3 月 : 大筋合意 2004 年 9 月 : 署名 2005 年 4 月 : 発効
日メキシコ経済連携協定の概要 4 1. 物品の貿易 農林水産物 鉱工業品双方の包括的な関税撤廃 引き下げ 2005 年 4 月発効 5. 競争政策 当局間の情報交換 規制執行活動上の協力 調整 2. サービス 相手国のサービス提供者に対する内国民待遇及び最恵国待遇 6. ビジネス環境整備 両国への勧告権を有する民間も参加可能な ビジネス環境整備委員会 の設置 3. 投資 投資の許可段階を含めた内国民待遇及び最恵国待遇 パフォーマンス要求の禁止等 ( ネガティブリスト方式 ) 送金自由の確保 紛争処理規定の整備 7. 二国間協力 9 分野 ( 貿易投資促進 裾野産業育成 中小企業支援 科学技術 人材養成 知的財産 農業 観光 環境 ) における二国間協力の推進 4. 政府調達 内国民待遇及び透明性の確保 8. 紛争処理 協定の解釈 適用から生じる両国間の紛争を友好的かつ公正に解決するための仲裁裁判を含む規則 手続の策定
日マレーシア経済連携協定の経緯 5 ( 交渉経緯 ) 2003 年 12 月 : 小泉 アブドラ首脳会談にて 交渉開始に合意 2004 年 1 月 : 交渉開始 首席代表レベル会合 7 回開催 ( 外務審議官ヘッド ) 実務者レベル会合 6 回開催 ( 外務省 財務省 農林水産省 経済産業省の共同議長 ) 2005 年 5 月 : 首脳間で大筋合意を確認 2005 年 12 月 : 首脳間で署名 2006 年 7 月 13 日 : 発効
日マレーシア経済連携協定の概要 6 物品の貿易税関手続き マレーシア側は 全ての自動車 自動車部品 両国間の情報交換 協力の推進ほぼ全ての鉄鋼製品等の関税を撤廃 日本側は ほぼ全ての鉱工業品関税及び大部分の農林水産品に係る関税を撤廃 サービス ( 主にマレーシア側 ) 最恵国待遇を限定された分野で付与 製造業関連サービス等において WTO 以上の水準での自由化を約束 規制に関する情報交換の枠組みを設置 投資 ( 主にマレーシア側 ) 内国民待遇 最恵国待遇 投資保護等を規定 これらに反する規制のリスト化 多くの分野における自由化の現状維持義務 競争政策 自国における反競争行為への適切な措置 二国間協力の実施 知的財産 知的財産権の適正な保護の確保 権利の執行強化 さらに制度強化のための協議メカニズムを設置し 併せて協力を実施 ビジネス環境整備 勧告権を有する 官民による委員会を設置 二国間協力 2006 年 7 月発効 教育 人材養成 科学技術及び環境等 7 分野における二国間協力の推進
日フィリピン経済連携協定の経緯 7 2003 年 12 月 : 小泉総理 アロヨ大統領会談にて 交渉開始に合意 2004 年 2 月 : 交渉開始 首席代表レベル会合 8 回開催 ( 外務審議官ヘッド ) 実務者レベル会合 5 回開催 ( 外務省 財務省 農林水産省 経済産業省の共同議長 ) 2004 年 11 月 : 首脳間で大筋合意を確認 2006 年 9 月 9 日 : フィンランドにて両国首脳間で署名 2008 年 12 月 11 日 : 発効
日フィリピン経済連携協定の概要 物品の貿易 フィリピン側は 全ての自動車 自動車部品電気 電子製品 同部品等の関税を撤廃 日本側は ほぼ全ての鉱工業品関税及び一部の農林水産品に係る関税を撤廃 サービス ( 主にフィリピン側 ) 内国民待遇 最恵国待遇等を規定 これらに反する規制のリスト化を約束 多くの分野における規制の現状維持 人の移動 ( 日本側 ) 看護師 介護士の有資格者は 日本の国家資格を取得するための就労を許可 ( 滞在はそれぞれ 3 年及び 4 年を限度 ) 日本で養成コースを受講し 介護福祉士資格を取得する制度も併せて開設 国家資格取得者は引続き就労を許可 投資 ( 主にフィリピン側 ) 内国民待遇 最恵国待遇 投資保護等を規定 これらに反する規制のリスト化を約束 多くの分野における規制の現状維持 税関手続 両国間の情報交換 協力の推進 2008 年 12 月発効 競争政策 自国における反競争行為への適切な措置 二国間協力の実施 知的財産 知的財産権の適正な範囲の確保 権利の執行強化 さらに制度強化のための協議メカニズムを設置し 併せて協力を実施 ビジネス環境整備 勧告権を有する 官民による委員会を設置 二国間協力 貿易投資促進 人材養成 エネルギー 環境等 9 分野における二国間協力の推進 8
日チリ経済連携協定の経緯 2004 年 11 月 共同研究会の設置を決定 ( 首脳会談 : チリAPEC) 2005 年 1 月 ~9 月 共同研究会 ( 計 4 回 ) 11 月 交渉開始を決定 ( 首脳会談 : 韓国 APEC) 2006 年 2 月 交渉開始 9 月 事務ハイレベル会合の結果 大筋合意を達成 2007 年 3 月 署名 ( 両国外務大臣間 : 東京 ) 2007 年 9 月 発効 9 平成 19 年 3 月 27 日
日チリ経済連携協定の概要 締結の意義 - 日本企業による対チリ貿易 投資環境の改善 ( チリは米 EU 韓国 中国等 40ヶ国以上とFTA 締結済み ) - 銅を始めとする鉱物資源の安定供給確保に寄与 ( チリは 銅 モリブデン等の対日最大供給国 ) - 日本から南米地域への経済進出拠点の確保 ( 政治民主化 経済発展 南米の模範国 域内で多くのFTA 等締結 ) 1 物品の貿易 チリ市場へのアクセスの改善 鉱工業品の貿易 ほぼ全ての鉱工業品につき 10 年以内に関税撤廃 自動車 / 一般機械 / 電気電子製品 : 即時関税撤廃 農林水産品等の貿易 我が国輸出関心品目の関税撤廃 : 緑茶 ながいも 柿 日本酒等 ゴム製品 6% 電気機器 6% 一般機械 13% 12% 輸出総額約 1,040 億円 自動車 63% 2 多分野で包括的な連携を促進 投資 : 内国民待遇 最恵国待遇 特定措置の履行要求の禁止を含め 投資の保護の強化とより自由な投資の枠組みを整備 チリと既に FTA 締結済みの米国 カナダ 韓国等と概ね同等の条件を確保 サービス : 内国民待遇 最恵国待遇 現地における拠点設置要求禁止を約束するとともに サービス貿易促進のため 関連規制等に関する透明性を確保 ウット チッフ 5% 豚肉 5% 26% 輸入総額約 5,654 億円さけ モリフ テ ますン鉱 9% 17% 統計出典 : 2005 年財務省貿易統計 銅鉱 38% 日本市場へのアクセスの改善 鉱工業品の貿易 ほぼ全ての鉱工業品につき 10 年以内に関税撤廃 精製銅:10 年間での段階的関税撤廃 農林水産品等の貿易 ギンザケ マス:10 年間での段階的関税撤廃 ワイン( ボトル ):12 年間での段階的関税撤廃 牛肉 豚肉 鶏肉等: 関税割当を設定 林産品( 合板等を除く ): 即時又は段階的関税撤廃 政府調達 : 両国の政府調達手続への参加を促進するため 内国民待遇 無差別待遇 調達の効果を減殺する措置の禁止 及び透明性を確保 ビジネス環境整備 : 両国のビジネス環境整備について協議するメカニズムであるビジネス環境整備小委員会を設置 政府関係者に加えて 関係民間部門 諸機関の関係者も参加 税関手続 金融サービス 商用目的での国民の入国及び一時的滞在 知的財産 競争等の分野で包括的な連携を促進 10
日タイ経済連携協定の経緯 11 2003 年 12 月 : 小泉総理 タクシン首相会談にて 交渉開始に合意 2004 年 2 月 : 交渉開始 首席代表レベル会合 9 回開催 ( 外務審議官ヘッド ) 実務者レベル会合 10 回程度開催 ( 外務省 財務省 農林水産省 経済産業省の共同議長 ) 2005 年 9 月 : 首脳間で大筋合意を確認 2007 年 4 月 : 首脳間で署名 2007 年 11 月 : 発効
日タイ経済連携協定の概要 日本にとり第 6 位の輸出相手国 第 10 位の輸入相手国 (2006 年財務省貿易統計確定版 ) であり 主要な投資先 ( 日本にとり第 6 位の投資先 ASEANでは1 位 日本銀行 HP2006 年末対外直接投資残高より ) であるタイとの間の貿易投資拡大による更なる経済緊密化に寄与 東アジア地域の経済連携強化への大きな推進力 日 シンガポール 日 メキシコ 日 マレーシア 日 チリに続いて我が国にとって5つ目のEPA 発効となる 2,540 億円 13% 紡織繊維製品 483 億円 2% 輸送機器 531 億円 3% 雑品 667 億円 3% 精密機器 689 億円 4% 化学工業製品 751 億円 4% 鉄鋼 金属 1,180 億円 6% プラスチック ゴム製品 2,138 億円 11% 双方 9 割以上の貿易を自由化 総輸入額 1 兆 9,639 億円 (2006 年 ) 日本にとって第 10 位 農林水産品 3,053 億円 16% 日 タイ 機械類 電気機器 7,606 億円 39% プラスチック ゴム製品 1,367 億円 5% 化学工業製品 1,981 億円 7% 日タイ貿易構造 2006 年財務省貿易統計 2,325 億円精密機器 9% 1,057 億円 4% 輸送機器 2,813 億円 11% タイへの輸出額の約 97% が無税に (2003 年タイ貿易統計 ) タイからの輸入額の約 92% が無税に (2004 年財務省統計 ) 総輸出額 2 兆 6,647 億円 (2006 年 ) 日本にとって第 6 位 鉄鋼 金属 4,952 億円 19% 日 タイ 機械類 電気機器 1 兆 2,152 億円 46% 他分野でも包括的に連携を推進 サービス : タイ側は 製造業関連サービス ( 卸売 小売サービス 保守 修理サービス ) 海運サービス等の自由化の約束を改善 投資 : タイ側は 殆どの製造業において 日本の投資家に対し 現状の投資政策をより制限的に変更する意向のないことを確認 人の移動 : 日本側は一定の要件の下でのタイ料理人 指導員 ( タイ伝統舞踊 タイ音楽 タイ料理等 ) の入国 一時的滞在を約束 介護福祉士 スパ セラピストについては継続協議 タイ側は就労目的の在留許可要件 就労に係る手続きについて約束 相互承認 : 日タイの電気用品にかかわる適合性評価の結果を相互に受け入れる これにより 双方の電気製品の適合性検査が自国内で実施可能となり 貿易手続きが簡素化されることになる 知的財産 : 手続の簡素化 透明化 知的財産権保護の強化 権利行使の強化等 鉱工業品 タイによる市場アクセスの改善 鉄鋼 : すべての関税を 10 年以内に撤廃 このうち 全輸出額の約半分が即時撤廃 ( 無税枠を含む ) 自動車 :3000cc 超は現行税率 80% を 4 年目までに 60% まで段階的引き下げ 3000cc 以下については 再協議 自動車部品 : 原則 5~7 年後に関税撤廃 農林水産品 日本による市場アクセスの改善 関税即時撤廃: 熱帯果実 ( マンゴー マンゴスチン ドリアン等 ) えび えび調製品 関税削減: 鶏肉 鶏肉調製品 競争 : 両国競争当局は 執行活動に係る通報 情報交換等で協力 税関手続 : 貿易の円滑化を図るため 税関手続の透明化 簡素化及び協力 情報交換を推進 協力 : 農林水産業 教育 人材養成 ビジネス環境の向上 金融サービス 情報通信技術 科学技術 エネルギー 環境 中小企業 観光及び貿易及び投資の促進の 9 分野で協力 12
日ブルネイ経済連携協定の経緯 13 2005 年 12 月小泉 ボルキア首脳会談で交渉立ち上げのための準備協議の開始を決定 2006 年 2 月 ~4 月交渉分野確定のための協議 5 月麻生 モハメッド外相会談により正式交渉の開始を決定 6 月交渉開始 12 月大筋合意 2007 年 6 月署名 2008 年 7 月発効
日ブルネイ経済連携協定の概要 締結の意義 -ASEAN 全体との経済連携強化のための一つのステップ (ASEAN の オリジナル 6 とは全て二国間 EPA を署名 締結済み ) - エネルギー資源 ( 天然ガス 石油 ) の安定供給に資する枠組み提供 原油 22.4% 往復貿易額の約 99.97% を 10 年以内に関税撤廃 ( 統計出典 :2005 年財務省貿易統計 ) ブルネイからの 輸入総額 約 2,525 億円液化天然ガス 77.6% フ ルネイからの輸入額の 99.9998% が無税に (2005 年の無税割合約 99.98%) 日本側の市場アクセス改善 鉱工業品ほぼ全ての品目につき即時関税撤廃 農林水産品 ( 関税撤廃を行う品目例 ) アスパラガス マンゴー ドリアン : 即時関税撤廃 野菜ジュース カレー調製品 : 段階的関税撤廃 林産品 ( 合板等を除く ): 即時又は段階的関税撤廃 えび : 即時関税撤廃 ゴム及びその製品 1.9% セメントクリンカー 4.8% 管及び管用継手 13.1% 9.2% ブルネイへの 輸出総額 約 115 億円 車両及びその部品 71.0% フ ルネイへの輸出額の99.94% が無税に (2005 年の無税割合約 32%)(2005 年フ ルネイ貿易統計 ) 特殊取扱品は除く ブルネイ側の市場アクセス改善 鉱工業品 自動車( 乗用車 バス トラック等 ):3 年以内に関税撤廃 ( 現行 20%) 自動車部品: ほぼ全ての品目につき3 年以内に関税撤廃 ( 現行 20%) 電気 電子製品 産業機械: ほぼ全ての品目につき 5 年以内に関税撤廃 ( 現行 5~20%) 農林水産品 ほぼ全ての農林水産品につき 即時又は段階的関税撤廃 エネルギー資源の安定供給 エネルギー分野において規制措置を取る際の既存の契約関係への十分な配慮及び相手国への通報 協議の実施 環境への配慮 協力 ニ国間の協議メカニズムを規定し エネルギー分野において安定的で両国の利益となるような関係を維持 強化 多くの分野で包括的な連携を推進 税関手続貿易の円滑化の観点から 税関手続の予見可能性 一貫性及び透明性並びに関税法の適切な適用及び通関の迅速化を確保するとともに 協力 情報交換を推進 投資内国民待遇 最恵国待遇 特定措置の履行要求の禁止を含め 投資の保護の強化とより自由な投資の枠組みを整備 サービス貿易市場アクセス 内国民待遇 最恵国待遇 透明性等 サービス貿易促進のための規律と枠組みを整備し WTO での約束を超えたサービス貿易自由化を相互に約束 ビジネス環境整備知的財産の保護及び政府調達市場の自由化をビジネス環境整備の要素として位置づけ 協議の枠組みとして政府関係者及び必要に応じて関連民間部門の関係者が参加するビジネス環境整備小委員会を設置 協力二国間の経済連携の強化のため 以下の 10 分野について協力を実施 1 貿易投資促進 2 中小企業 3 農林水産業 4 観光 5 教育 人材養成 6 情報通信技術 7 科学技術 8 環境 9 知的財産 10 陸上交通 14
日インドネシア経済連携の意義と経緯 15 インドネシアとの経済連携の意義 日系進出企業の事業環境の改善 ( インドネシアはASEAN 内で日本から最大の投資実績 :278 億ドル ( 累積投資額 :1990 年 ~2001 年 )) 天然ガス 石油など豊富な地下資源を有する国との関係強化 ASEAN 最大の人口を擁する有望な市場へのアクセスの向上 インドネシアとの交渉経緯 2003 年 6 月 : 首脳合意に基づき 予備協議を2 回実施 2004 年 12 月 ~2005 年 4 月 : 二国間 EPAを念頭に置いた 共同検討グループ 会合を3 回開催 2005 年 6 月 : 首脳会談において 二国間 EPA 交渉立ち上げに合意 2005 年 7 月 : 交渉開始 2006 年 11 月 : 日 インドネシア首脳会談にて大筋合意 2007 年 8 月 : 首脳間で署名 2008 年 7 月 : 発効
日インドネシア経済連携協定の概要 日本にとり第 11 位の貿易相手国 ( 往復貿易額 : 財務省貿易統計 ) であり 主要な投資先 ASEAN との経済連携強化のための大きなステップ (ASEAN 原加盟国とはすべて二国間 EPA を締結又は署名済み ) エネルギー 鉱物資源 ( 天然ガス 石油 石炭等 ) の安定供給に資する枠組み 1. 物品の貿易 ( 往復貿易額 (2004 年 5 月 - 2005 年 4 月貿易実績 ) の約 92% が無税に ) 2. 多分野で包括的な連携を推進 輸送用機器 10.5% 化学製品 12.0% 食料品 3.6 % 電気機器 5.4 % 原料品別製品 ( 鉄鋼 金属製品 ) 1 2.0 % 9.6% イント ネシアへの輸出 ( 総額約 8,5 7 8 億円 ) 財務省統計 (2 0 0 6 年 ) 電気機器 17.8% 9.7 % イント ネシアからの輸入 ( 総額 2 8,0 6 9 億円 ) 財務省統計 (2 0 0 6 年 ) 原料品 ( 非鉄金属等 ) 1 9.5 % 一般機械 25.7% 原料別製品 ( 鉄鋼等 ) 24.4% 鉱物性燃料 ( 天然ガス 原油 石炭 ) 4 9.8 % イント ネシアへの市場アクセス改善 イント ネシアへの輸出額の約 90% が無税に ( 鉄鋼の特定用途免税を含めると実質 96% 前後 )(2004 年 5 月 -2005 年 4 月貿易実績 ) 1. 自動車 同部品 (0-60%): 大部分が段階的関税撤廃 2. 電気 電子機器 (0-15%): 即時或いは段階的に関税撤廃 3. 鉄鋼 (0-20%): 自動車 同部品 電気 電子 エネルキ ー 建設機械等の用途に供する輸入品に対する免税措置 4. 温帯果実 (5%): りんご ぶどう かき等の即時関税撤廃 日本への市場アクセス改善 イント ネシアからの輸入額の約 93% が無税に (2004 年 5 月 - 2005 年 4 月貿易実績 ) 1. 鉱工業品 : ほぼ全ての品目で即時関税撤廃 2. 熱帯果実 生鮮バナナ : 関税割当 ; 年間 1,000 t(10%,20% 0%) 生鮮ハ インアッフ ル (900g 未満 ): 関税割当 ; 段階的に割当て数量を増やし 5 年目には 年間 300 t (17% 0%) 3. 林産物 ( 合板を除く ) の即時関税撤廃 (0~6% 0%) 4. えび えび調製品の即時関税撤廃 (1~5.3% 0%) 5. ソルビトール ( 菓子 佃煮等に使う甘味料 ) の関税割当 ; 年間 25,000 t ( 枠内税率 :3.4% ) 枠外税率の削減 (7 年間で 17% 12%) 等 投資内国民待遇 最恵国待遇 特定措置の履行要求禁止 国対投資家の紛争解決等の質の高い投資ルールを規定 留保表に記載された分野 事項以外では 将来に亘り内外無差別の投資環境を約束 サービス 1 更なる自由化を含む高い約束を得た分野 : 金融 建設 観光 映像 音響 製造業関連 2 進出済みの日本企業が与えられた条件の保護を確保した分野 : 金融 コンピューター関連 自然人の移動短期商用訪問者 企業内転勤者 看護師 介護福祉士候補者等 エネルギー 鉱物資源エネルギー 鉱物資源の安定供給に資する枠組みの提供 ( 例 : 投資促進 円滑化のための協力 協議メカニズムの導入 新たな規制措置導入の際の通報 既存の契約関係の混乱回避 輸出許可手続の透明性確保 ) 税関手続 知的財産 競争 ビジネス環境整備 協力についての枠組みを規定 16
日 ASEAN 包括的経済連携 (AJCEP) の経緯 2004 年 11 月の日 ASEAN 首脳会議において 交渉開始に合意 2005 年 4 月 日 ASEAN 包括的経済連携 (CEP) 協定交渉開始 2005 年 12 月 日 ASEAN 首脳会議において 交渉開始から 2 年以内の可能な限り早期にまとめるよう努力することで合意 2006 年 2 月 難航している論点を議論する ワークショップ を開催 2007 年 1 月 日 ASEAN 経済大臣会合で 関税削減枠 を新設するという昨年 12 月の日本の新提案を交渉の基礎とすることで合意 2007 年 4 月 第 7 回交渉を実施 2007 年 5 月 日 ASEAN 経済大臣会合 ( 於 : ブルネイ ) 物品貿易モダリティについて原則合意 (= 大枠合意 ) 11 月の日 ASEAN 首脳会合で交渉妥結を目指すスケジュールに合意 2007 年 6 月 第 8 回日 ASEAN 包括的経済連携交渉開催 ( 予定 ) 2007 年 8 月 物品貿易, サービス貿易, 投資を含む全分野の実質合意 2007 年 11 月 最終妥結 2008 年 4 月 署名 2008 年 12 月 1 日 発効 17
日 ASEAN 包括的経済連携 (AJCEP) の概要 貿易関係 銅 銅製品 1.8% 真珠 貴金属製品等 2.0% 有機化学品 2.2% 鉄鋼製品 3.2% フ ラスチック 3.8% フ ラスチック製品 精密機器 部品等 4.1% 鉄鋼, 7.4% (1) 世界の成長センターたる ASEAN 地域全体との経済連携協定 (2) 多国間協定と二国間 EPA の重層的な枠組みの構築 (3) 日本と ASEAN が一体となった生産ネットワークの強化 (4) 将来的な東アジア経済統合に向けた礎 協定概要 物品貿易 投資 サービス 経済協力など幅広い分野を含む包括的な内容 物品貿易 ( 自由化方式に沿って各国が自由化リストを作成 ) 自由化概要 ASEAN 側日本側 15.3% 主要品目 ( 例 ) 車両 部品等 9.0% 薄型テレビフラットパネル乗用車自動車部品エアコンエアコン部品 電気機器 部品等 29.6% 機械類 部品等 21.6% 日 ASEAN 包括的経済連携の意義 日本の ASEAN への輸出 8 兆 3485 億円 履物等 0.6% 精密機器 部品等 2.1% フ ラスチック フ ラスチック製品 2.3% 水産物 2.6% ゴム ゴム製品 3.3% 鉱石等 3.9% 日本からの輸入総額の約 91% が発効後 10 年以内に無税化 ASEANからの輸入総額の約 93% が発効後 10 年以内に無税化 主要品目の自由化内容 日本で生産した部品を用いて ASEAN 域内で製品に加工し 同域内に供給する生産ネットワークの構築 展開を支援 AJCEPにおける自由化内容薄型テレビはASEAN7ヶ国で関税撤廃 その基幹部品であるフラットパネルはASEAN8ヶ国で関税撤廃乗用車はマレーシアなどASEAN3ヶ国で関税撤廃 自動車部品についてはマレーシア インドネシアなど4ヶ国で関税撤廃 エアコンは ASEAN6 ヶ国で関税撤廃 その部品については ASEAN9 ヶ国で関税撤廃 投資 サービス 地域レベルの自由化 保護に向けた基盤構築 経済協力 知的財産分野等における協力 木材 木材製品等 4.4% 22.8% 機械類 部品等 10.3% 日本の ASEAN からの輸入 8 兆 9928 億円 鉱物性燃料等 28.8% 電気機器 部品等 18.8% 出典 : 財務省貿易統計 (2006) 等 日 ASEAN 包括的経済連携 (AJCEP) の活用例 ( 日 ASEAN 生産ネットワークにおける関税撤廃メリット ) A J C E P 締結前 A J C E P 締結後 ASEAN 域外国 ASEAN J 最終製品部品 材料 ASEAN I I J H H 部品 G G 完成品 通常の税率 ( 高関税 ) F 0% 関税 F E AJCEP E B B D D C C 部品 日本 ( 例 ) アセアン域内付加価値 40% 未満 ( 例 ) AJCEP 域外 アセアン域内 日本 日本で生産した部品を用いてアセアン域内で製品に加工し 同域内に供給する生産ネットワークにおける関税撤廃を実現 ASEAN 域外国 最終製品部品 材料 部品 A 国 A 国 完成品 部品 日本 日アセアン付加価値 40% 以上 AJCEP 域外 アセアン域内 日本 AFTA および二国間 EPA の原産地規則が AJCEP の原産地規則を満たすものに限る 18
日スイス自由貿易 経済連携協定の交渉経緯 19 2007 年 1 月 : 安倍総理とカルミ = レ大統領間で 日スイス EPA 交渉開始に合意 2007 年 5 月 : 第 1 回交渉 ( 於 : 東京 ) 2007 年 7 月 : 第 2 回交渉 ( 於 : サヴォニン ) 2007 年 10 月 : 第 3 回交渉 ( 於 : 横浜 ) 2007 年 11 月 : 第 4 回交渉 ( 於 : トゥーン ) 2008 年 2 月 : 第 5 回交渉 ( 於 : 東京 ) 2008 年 5 月 : 第 6 回交渉 ( 於 : ルガーノ ) 2008 年 6 月 : 第 7 回交渉 ( 於 : 東京 ) 2008 年 9 月 : 第 8 回交渉 ( 於 : ルガーノ ) 2008 年 9 月 29 日 : 大筋合意を発表 2009 年 2 月 19 日 : 署名 2009 年 9 月 1 日 : 発効
日スイス自由貿易 経済連携協定の概要 日本国とスイス連邦との間の自由な貿易及び経済上の連携に関する協定 の意義 - 我が国にとって 欧州の国との間の初の協定 経済分野における両国の一層の関係強化に寄与 - 日スイス両国の関税の撤廃 削減による市場アクセスの改善 - 原産地証明制度について 従来の第三者証明制度に加え 我が国の EPA では初めて認定輸出者による自己証明制度を導入 - サービス貿易 投資及び知的財産分野においても高いレベルの成果 また 我が国の EPA では初めて電子商取引章を設置 物品貿易 往復貿易額の 99% 以上を占める物品の関税を発効 10 年以内に撤廃 スイス市場へのアクセスの改善 ( 日本からの輸入額の約 99% が無税 ) 鉱工業品 : すべての品目につき即時関税撤廃農林水産品 : 清酒 盆栽 長いも メロン 干し柿 味噌等について即時関税撤廃 日本市場へのアクセスの改善 ( スイスからの輸入額の約 99% が無税 ) 鉱工業品 : ほぼすべての品目につき即時関税撤廃農林水産品 : インスタントコーヒー アロマオイル 食品添加物 ( ペクチン ) 等 : 即時関税撤廃 一部のスイス特産のナチュラルチーズ チョコレート等 : 関税割当 ワイン : 段階的関税撤廃 交渉の経緯 2005 年 4 月政府間共同研究会の開始を決定 ( 首脳会談 ) 2005 年 10 月 ~06 年 11 月共同研究会を 5 回開催 2007 年 1 月交渉開始を決定 ( 首脳電話会談 ) 日スイス間の貿易構造 5.5% 6.5% 2.4% 9.7% 2.8% 8.8% スイスの日本からの輸入総額 :2,875 億円 (2006 年スイス貿易統計 ) 9.2% 11.7% 30.3% 13.1% 輸送用機器 ( 乗用車 モーターサイクル等を含む ) 非鉄金属 ( 白金等を含む ) 電気機器 有機化合物 一般機械 ( 金属加工機械等 ) 医薬品 精密機器 ( 時計等を含む ) 貴石等の製品類 特殊取扱品 ( 金等を含む ) 3.1% 10.6% 5.2% 10.6% 15.2% 18.5% 36.8% 日本のスイスからの輸入総額 :5,937 億円 (2006 年財務省貿易統計 ) 精密機器 ( 時計等を含む ) 医薬品 有機化合物 一般機械 ( 金属加工機械等を含む ) 電気機器 雑製品 ( プラスティック製品等を含む ) 2007 年 5 月 ~08 年 6 月 7 回の交渉会合 2008 年 9 月第 8 回会合の結果を受け大筋合意 2009 年 2 月署名 2009 年 9 月発効 20
日ベトナム経済連携協定の交渉経緯 2005 年 11 月 16 日 -APEC 釜山閣僚会合時に 二階経済産業大臣とトゥエン越商業大臣が会談 二国間の EPA に関して検討会合を立上げに合意 2005 年 12 月 12 日 - 東アジアサミット開催時に 小泉首相とカイ越首相が会談 二国間 EPA に関する共同検討会合の開始を首脳間で正式合意 2006 年 2 月 4 月 - 共同検討会合開催 2006 年 10 月 - ズン首相来日 共同声明により 2007 年 1 月に第 1 回交渉を開始することを表明 2007 年 1 月 16 日 ~18 日 - 日越 EPA 第 1 回交渉会合を開催 ( 於 : 東京 ) 2007 年 3 月 27 日 ~30 日 - 日越 EPA 第 2 回交渉会合を開催 ( 於 : ハノイ ) 2007 年 6 月 4 日 ~ 7 日 - 日越 EPA 第 3 回交渉会合を開催 ( 於 : 東京 ) 2007 年 7 月 18 日 ~21 日 - 日越 EPA 第 4 回交渉会合を開催 ( 於 : ホイアン ) 2007 年 10 月 2 日 ~ 4 日 - 日越 EPA 第 5 回交渉会合を開催 ( 於 : ハノイ ) 2007 年 11 月 - チェット国家主席来日 質の高い協定をできる限り早期に締結すべく交渉を加速させることを表明 2008 年 3 月 4 日 ~ 7 日 - 日越 EPA 第 6 回交渉会合を開催 ( 於 : ハノイ ) 2008 年 4 月 7 日 ~ 9 日 - 日越 EPA 第 7 回交渉会合を開催 ( 於 : 東京 ) 2008 年 8 月 20 日 ~22 日 - 日越 EPA 第 8 回交渉会合を開催 ( 於 : 東京 ) 2008 年 9 月 17 日 ~19 日 - 日越 EPA 第 9 回交渉会合を開催 ( 於 : ハノイ ) 6 回 (2007 年 3 月 8 月 11 月及び 2008 年 5 月 6 月 7 月 ) の中間会合を開催 2008 年 9 月 29 日 - 大筋合意を発表 2008 年 12 月 25 日 - 署名 2009 年 10 月 1 日 - 発効 21
日ベトナム経済連携協定の概要 交渉の経緯 2005 年 12 月交渉立ち上げのための共同検討会合の開始を決定 ( 首脳会談 : 東アジア首脳会議 ) 2006 年 2 月 4 月 2 回の共同検討会合を開催 2006 年 10 月正式交渉開始決定 ( 首脳会談 ) 2007 年 1 月 ~ 2008 年 9 月 9 回の正式交渉会合及び 6 回の中間会合を開催 2008 年 9 月大筋合意 2008 年 12 月署名 ( 日本側外務大臣 越側商工大臣の会談 ) 2009 年 10 月発効 有税皮革 履物 2.5% 4.0% 水産加工品 3.4% 魚介類 11.6% 有税 33.6% 繊維衣料製品 11.9% 日本 ベトナム経済連携協定 (EPA) の意義関税の撤廃 削減 サービス貿易の自由化及び関連分野の連携強化を図ることにより 日 ベトナム間の貿易の拡大 投資活動の促進及び経済関係全般の強化に貢献する ベトナムにとっては初めての二国間 EPA 無税 8.3% 6,104 化学農林繊維衣料工業水産品製品製品 4.4% 2.5% 3.7% 2006 年財務省貿易統計 電気機械 18.8% 無税 66.4% 石油 燃料 17.0% 一般機械 6.2% 雑品 5.5% 日本はベトナムからの輸入の約 95% を10 年間で無税に 日本 ベトナム経済連携協定の各分野の要旨 日本側の市場アクセス改善 鉱工業品 : ほぼ全ての品目については即時関税撤廃 農林水産品 : 農産品では ドリアン オクラ 冷凍ほうれん草 スイートコーン 天然はちみつ ( 関税割当 ) 等の農産品 合板等を除く林産品 えび えび調製品 冷凍たこ及び冷凍たちうお等水産品のアクセス改善 ベトナム側の市場アクセス改善 鉱工業品 : ボルト ナット ギアボックス エンジン エンジン部品等の自動車部品 熱延鋼板 亜鉛めっき鋼板及び冷延鋼板等の鉄鋼製品 フラットパネル DVD 部品 デジタルカメラ カラーテレビ等電気電子製品 部品のアクセス改善 農林水産品 : 切花 りんご なし みかん 太平洋さけ等のアクセス改善 日越間の貿易構造 往復貿易額の約 92% を協定発効後 10 年間で関税撤廃 有税 53.8% ベトナムは日本からの輸入の約 88% を 10 年間で無税に 参考 :16 年以内では約 93% が無税に 有税自動車 7.8% 3.5% 鉄鋼 鉄鋼製品 7.4% 電気機械 7.7% 一般機械 8.1% 日本 ベトナム 一般機械 16.7% 無税 46.2% 電気機械 8.8% 5,460 億円鉄鋼. 鉄鋼製品 7.3% 化学工業製品繊維衣料製品無税 5.9% 8.8% 1.1% 精密機械 3.6% 化学工業製品金属製品 10.5% ( 除く鉄鋼 ) 2.8% 2006 年ベトナム貿易統計 税関手続 : 税関手続の簡素化の促進 水際取締に係る当局間の協力の促進 衛生植物検疫措置 (SPS): 情報交換 科学的協議及び協力に関する議論などを行う協議メカニズムの設置 強制規格 任意規格及び適合性評価手続 (TBT): 技術的協議及び適合性評価の結果受入れ促進等を行う協議メカニズムの設置 自然人の移動 : 特定の分野についてそれぞれ定める条件に従って自然人の入国及び滞在を約束 サービスの貿易 : サービス貿易の一層の自由化を目的とした基本ルールの強化 知的財産 : 知的財産保護制度の効率的かつ透明な運用を促進 競争 : 競争の促進及び競争政策の強化等についての協力の促進 協力 :8つの分野において協力を促進 ビジネス環境整備 : 相手国に進出した企業が直面する様々な問題を解決するための仕組みを設置 22