斜 里 町 住 生 活 基 本 計 画 平 成 22 年 3 月 斜 里 町
計 画 の 構 成 1 章 はじめに (P2) 2 章 斜 里 町 の 住 宅 事 情 (P3) 自 然 的 概 況 通 勤 通 学 状 況 人 口 構 造 住 宅 ストックの 特 性 住 宅 市 場 の 特 性 公 的 借 家 の 特 性 3 章 関 連 計 画 の 位 置 づけ (P19) 総 合 計 画 まちづくり 関 連 計 画 ( 都 市 計 画 マスタープラン 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 ) 福 祉 関 連 計 画 ( 地 域 福 祉 計 画 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 介 護 保 険 事 業 計 画 障 がい 者 計 画 障 がい 福 祉 計 画 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 ) 4 章 住 宅 政 策 の 目 標 (P20) 理 念 : 安 心 して 暮 らせる 快 適 な 生 活 環 境 をめざして 目 標 1 いつまでも 住 み 続 けられる 住 環 境 の 形 成 目 標 2 世 帯 の 変 化 に 合 わせた 住 み 替 え 可 能 な 質 の 高 い 住 宅 住 宅 地 の 形 成 目 標 3 あこがれを 持 って 住 みた くなる 斜 里 町 の 環 境 と 調 和 する 住 宅 市 街 地 づくり 5 章 基 本 フレーム (P21) H31 将 来 人 口 世 帯 数 住 宅 所 有 関 係 別 世 帯 数 の 設 定 6 章 住 宅 施 策 の 展 開 方 向 (P23) すべての 人 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいづくり 高 齢 者 障 がい 者 の 入 居 を 拒 まない 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 高 齢 者 障 がい 者 子 育 て 世 帯 向 け 公 的 借 家 整 備 の 推 進 高 齢 者 向 け 障 がい 者 向 け 住 宅 整 備 への 支 援 良 質 な 持 ち 家 ストックの 形 成 北 国 の 風 土 に 適 した 住 宅 建 築 の 促 進 住 宅 の 基 本 性 能 の 向 上 地 域 特 性 に 応 じた 住 宅 市 街 地 づくり まちなか 居 住 の 推 進 移 住 の 促 進 住 宅 に 関 する 情 報 提 供 相 談 体 制 の 仕 組 みづくり インターネットを 活 用 した 総 合 的 な 住 宅 関 連 情 報 の 提 供 相 談 窓 口 相 談 体 制 の 充 実 良 質 な 借 家 環 境 の 整 備 公 的 借 家 のセーフティネット 機 能 の 向 上 民 間 借 家 の 建 設 促 進 環 境 に 調 和 し 環 境 負 荷 を 低 減 する 住 まいづくり 環 境 に 配 慮 した 公 共 賃 貸 住 宅 づくりの 推 進 環 境 負 荷 を 低 減 する 民 間 住 宅 づくりの 推 進 1
1 章 はじめに 1 計 画 の 目 的 斜 里 町 では 平 成 14 年 度 に 斜 里 町 住 宅 マスタープラン 斜 里 町 公 営 住 宅 ストック 総 合 活 用 計 画 を 策 定 しましたが 北 海 道 の 第 八 期 五 箇 年 計 画 等 を 上 位 計 画 としている ため 現 在 の 北 海 道 住 生 活 基 本 計 画 を 上 位 計 画 とする 位 置 づけがなされていない 状 況 です 加 えて 平 成 14 年 度 の 斜 里 町 公 営 住 宅 ストック 総 合 活 用 計 画 により 計 画 さ れた 町 営 住 宅 の 整 備 等 の 年 次 計 画 にズレが 生 じ 始 めています また 斜 里 町 においても 人 口 減 少 と 核 家 族 化 高 齢 化 が 進 み 昨 今 の 雇 用 促 進 住 宅 の 問 題 が 生 じていることなど 新 たな 社 会 情 勢 の 変 化 に 応 じた 住 宅 施 策 の 再 考 が 必 要 と されています そこで 斜 里 町 の 地 域 事 情 や 地 域 特 性 及 び 住 宅 事 情 にかかる 問 題 から 今 後 の 住 宅 政 策 の 展 開 方 向 や 主 要 施 策 の 立 案 施 策 の 推 進 方 針 実 現 方 策 を 定 め 斜 里 町 住 生 活 基 本 計 画 を 策 定 しました 2 計 画 期 間 本 計 画 の 計 画 期 間 は 10 年 間 ( 平 成 22~31 年 度 )とします 3 策 定 体 制 本 計 画 の 策 定 にあたっては 策 定 委 員 会 策 定 作 業 部 会 を 設 置 し 協 議 調 整 を 行 う とともに 北 海 道 などとの 調 整 や 審 議 会 との 意 見 交 換 等 から 得 られた 意 見 など 踏 まえ 計 画 へ 反 映 しました 2
2 章 斜 里 町 の 住 宅 事 情 1 自 然 的 概 況 現 状 1 総 面 積 の 78.4%が 山 林 であり 国 内 3 番 目 の 世 界 自 然 遺 産 である 知 床 を 有 するなど 豊 かな 自 然 環 境 に 恵 まれています 気 温 は オホーツク 海 の 海 流 や 流 氷 の 影 響 を 受 けて 年 間 平 均 7 以 下 であり 冬 期 間 の 積 雪 量 はさほど 多 くはありませんが 北 西 の 風 が 強 く 融 雪 時 期 が 遅 くなっていま す 課 題 1 豊 かな 自 然 環 境 に 調 和 するとともに 冷 涼 な 気 候 風 土 に 対 応 することが 必 要 です 図 1 斜 里 町 の 位 置 表 1 地 目 別 面 積 面 積 ( 単 位 :km2) 農 地 宅 地 沼 地 山 林 牧 場 原 野 雑 種 地 その 他 総 面 積 田 畑 計 0.00 114.75 114.75 5.21 1.08 577.66 4.03 20.66 4.01 9.60 737.00 0.0% 15.6% 15.6% 0.7% 0.1% 78.4% 0.5% 2.8% 0.5% 1.3% 100.0% 資 料 : 平 成 21 年 度 北 海 道 統 計 書 表 2 年 次 別 気 象 概 況 年 降 水 量 気 温 平 均 気 温 最 高 気 温 最 低 気 温 平 均 風 速 年 間 日 照 時 間 (mm) ( ) ( ) ( ) (m/s) ( 時 間 ) 平 成 16 年 686.0 7.0 34.6-20.4 2.0 1,682.1 平 成 17 年 759.0 6.3 32.8-23.3 2.0 1,678.4 平 成 18 年 1,017.0 6.4 24.1-23.1 2.1 1,669.9 平 成 19 年 733.0 6.2 33.7-21.6 2.0 1,716.4 平 成 20 年 557.5 6.3 32.2-24.6 2.1 1,679.3 平 均 750.5 6.4 31.5-22.6 2.0 1,685.2 資 料 : 気 象 庁 ホームページ 3
2 通 勤 通 学 状 況 現 状 2 町 内 居 住 者 の 町 内 通 勤 は 95.4% 町 内 で 働 く 7,768 人 のうち 清 里 町 から 2.8% 小 清 水 町 から 1.6% 網 走 市 から 1.5%が 斜 里 町 へ 通 勤 しています 町 内 居 住 者 の 町 内 通 学 率 は 82.3% 町 内 に 通 学 する 410 人 のうち 清 里 町 から 5.6% 小 清 水 町 から 3.4%が 斜 里 町 に 通 学 しています 課 題 2 網 走 市 清 里 町 小 清 水 町 等 町 外 からの 通 勤 者 の 定 住 を 促 進 するよう 魅 力 ある 居 住 環 境 の 整 備 を 検 討 する 必 要 があります 表 3 常 住 地 による 従 業 地 別 15 歳 以 上 の 就 業 者 数 の 比 較 ( 単 位 : 人 ) 常 住 地 従 業 地 斜 里 町 網 走 市 清 里 町 小 清 水 町 資 料 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 斜 里 町 網 走 市 清 里 町 小 清 水 町 その 他 道 外 計 7,042 116 109 63 52 0 7,382 95.4% 1.6% 1.5% 0.9% 0.7% 0.0% 100.0% 113 19,098 17 95 748 21 20,092 0.6% 95.1% 0.1% 0.5% 3.7% 0.1% 100.0% 218 26 2,213 42 26 0 2,525 8.6% 1.0% 87.6% 1.7% 1.0% 0.0% 100.0% 123 163 61 2,710 28 0 3,085 4.0% 5.3% 2.0% 87.8% 0.9% 0.0% 100.0% 表 4 従 業 地 による 常 住 地 別 15 歳 以 上 就 業 者 の 比 較 ( 単 位 : 人 ) 常 住 地 従 業 地 斜 里 町 網 走 市 清 里 町 小 清 水 町 その 他 道 外 計 資 料 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 斜 里 町 網 走 市 清 里 町 小 清 水 町 7,042 116 109 63 90.7% 0.6% 4.5% 2.1% 113 19,098 17 95 1.5% 91.3% 0.7% 3.2% 218 26 2,213 42 2.8% 0.1% 91.3% 1.4% 123 163 61 2,710 1.6% 0.8% 2.5% 91.9% 248 1,491 22 39 3.2% 7.1% 0.9% 1.3% 24 19 3 1 0.3% 0.1% 0.1% 0.0% 7,768 20,913 2,425 2,950 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 4
3 人 口 構 造 (1) 総 人 口 総 世 帯 現 状 3 総 人 口 は 平 成 17 年 で 13,431 人 全 道 郡 部 網 走 支 庁 同 様 に 減 少 傾 向 にあり 15 年 間 ( 平 成 2~17 年 )の 減 少 率 は 12%となっています 総 世 帯 数 は 平 成 17 年 で 5,703 世 帯 増 加 率 は 全 道 より 低 く 網 走 支 庁 と 同 様 で 15 年 間 ( 平 成 2~17 年 )の 増 加 率 は 10%となっています 課 題 3 世 帯 数 は 増 加 しているものの 既 に 人 口 減 少 下 にあり 新 築 住 宅 の 供 給 による 定 住 促 進 を 検 討 する 一 方 で 既 存 ストックの 有 効 活 用 や 住 宅 住 宅 地 の 集 約 化 など 利 便 性 の 高 い 住 宅 住 宅 地 づくりへと 政 策 を 転 換 していく 必 要 があります 表 5 総 人 口 の 推 移 の 比 較 ( 単 位 : 人 ) H2 H7 H12 H17 H17/H2 北 海 道 5,643,647 5,692,321 5,683,062 5,627,737 1.00 郡 部 1,476,238 1,443,200 1,293,694 1,217,137 0.82 網 走 支 庁 353,528 346,546 338,481 324,849 0.92 斜 里 町 15,182 14,634 14,066 13,431 0.88 資 料 : 各 年 国 勢 調 査 表 6 総 世 帯 数 の 推 移 の 比 較 ( 単 位 : 世 帯 ) H2 H7 H12 H17 H17/H2 北 海 道 2,031,612 2,187,000 2,306,419 2,380,251 1.17 郡 部 486,264 508,281 485,696 478,963 0.98 網 走 支 庁 123,131 130,074 134,748 135,437 1.10 斜 里 町 5,202 5,450 5,636 5,703 1.10 図 2 総 人 口 の 推 移 図 3 総 世 帯 数 の 推 移 ( 人 ) 15,500 15,000 14,500 15,182 14,634 14,066 ( 世 帯 ) 5,800 5,600 5,450 5,636 5,703 14,000 13,500 13,000 13,431 5,400 5,200 5,202 12,500 H2 H7 H12 H17 5,000 H2 H7 H12 H17 5
(2) 年 齢 別 人 口 現 状 4 高 齢 人 口 率 は 平 成 17 年 で 23.7%と 全 道 より 高 く 15 年 間 ( 平 成 2~17 年 )で 1.6 倍 に 増 加 しています 高 齢 人 口 の 増 加 と 出 生 率 の 低 下 が 相 俟 って 急 速 に 少 子 高 齢 化 が 進 行 しています 課 題 4 高 齢 者 対 策 や 子 育 て 支 援 など 急 速 に 進 行 する 少 子 高 齢 化 傾 向 に 対 応 する 住 環 境 の 整 備 が 必 要 です 図 4 年 齢 別 人 口 構 成 比 の 比 較 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北 海 道 12.8 65.7 21.4 0.1 郡 部 13.2 60.6 26.2 網 走 支 庁 13.0 63.0 24.0 斜 里 町 12.5 63.8 23.7 15 歳 未 満 15~64 歳 65 歳 以 上 不 詳 図 5 年 齢 別 人 口 構 成 比 の 推 移 0% 20% 40% 60% 80% 100% H2 20.0 66.8 13.1 H7 17.6 65.9 16.4 H12 14.6 65.0 20.4 H17 12.5 63.8 23.7 15 歳 未 満 15~64 歳 65 歳 以 上 不 詳 図 6 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 の 比 較 1.70 1.60 1.50 1.40 1.30 1.20 1.10 1.00 1.48 1.48 1.47 1.64 1.54 1.52 1.45 1.47 1.36 1.39 1.38 1.31 1.34 1.35 1.33 1.32 1.29 1.29 1.26 1.32 1.27 1.26 1.20 1.20 1.21 1.22 1.20 1.19 1.13 1.18 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 全 国 全 道 斜 里 町 6
(3) 世 帯 特 性 現 状 5 平 均 世 帯 人 員 は 平 成 17 年 国 勢 調 査 で 2.36 人 / 世 帯 と 全 道 と 同 程 度 郡 部 網 走 支 庁 より 少 なくなっています 経 年 的 には 世 帯 規 模 の 縮 小 化 がみられます 家 族 類 型 別 世 帯 数 は 単 独 世 帯 夫 婦 のみ 夫 婦 + 子 の 順 に 多 く 単 独 世 帯 1 人 親 と 子 は 増 加 傾 向 夫 婦 + 子 は 減 少 傾 向 となっています 世 帯 人 員 別 世 帯 数 は 多 い 順 に 1 人 世 帯 2 人 世 帯 3 人 世 帯 となっており 1~2 人 の 小 規 模 世 帯 が 64.5%を 占 めています 高 齢 者 親 族 (65 歳 以 上 )のいる 世 帯 は 一 般 世 帯 の 37.2%を 占 めています 課 題 5 平 均 世 帯 人 員 の 縮 小 小 規 模 世 帯 への 対 応 夫 婦 + 子 の 世 帯 の 減 少 高 齢 者 親 族 の いる 世 帯 の 急 速 な 増 加 等 世 帯 特 性 の 変 化 に 対 応 する 住 環 境 の 整 備 が 必 要 です 図 7 平 均 世 帯 人 員 の 推 移 の 比 較 ( 人 / 世 帯 ) 3.20 3.04 3.00 2.92 2.87 2.84 2.80 2.69 2.78 2.66 2.66 2.60 2.54 2.51 2.60 2.50 2.40 2.40 2.46 2.36 2.36 2.20 H2 H7 H12 H17 北 海 道 郡 部 網 走 支 庁 斜 里 町 図 8 家 族 類 型 別 世 帯 数 構 成 比 の 比 較 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北 海 道 32.4 23.8 26.3 8.8 8.0 0.7 郡 部 27.5 27.4 24.4 7.4 13.0 0.3 網 走 支 庁 31.7 26.1 23.8 7.4 10.6 0.5 斜 里 町 34.3 25.0 21.7 6.4 12.2 0.5 単 独 世 帯 夫 婦 のみ 夫 婦 + 子 1 人 親 と 子 その 他 親 族 非 親 族 7
図 9 家 族 類 型 別 世 帯 数 構 成 比 の 推 移 0% 20% 40% 60% 80% 100% H2 21.4 23.8 33.0 4.5 17.4 0.0 H7 26.9 25.1 27.5 4.9 15.3 0.2 H12 31.6 25.1 24.0 5.3 13.6 0.3 H17 34.3 25.0 21.7 6.4 12.2 0.5 単 独 世 帯 夫 婦 のみ 夫 婦 + 子 1 人 親 と 子 その 他 親 族 非 親 族 図 10 世 帯 人 員 別 世 帯 数 構 成 比 の 比 較 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北 海 道 32.4 31.0 18.0 13.0 3.9 1.7 郡 部 27.5 33.3 17.6 12.9 5.1 3.6 網 走 支 庁 31.7 32.2 17.3 12.0 4.2 2.7 斜 里 町 34.3 30.2 16.5 11.5 4.6 3.0 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 以 上 図 11 世 帯 人 員 別 世 帯 数 構 成 比 の 推 移 0% 20% 40% 60% 80% 100% H2 21.4 27.2 17.4 18.0 8.2 7.8 H7 26.9 28.9 16.8 14.0 7.6 5.8 H12 31.6 29.4 15.7 13.0 6.1 4.2 H17 34.3 30.2 16.5 11.5 4.6 3.0 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 以 上 8
(4) 地 区 別 人 口 現 状 6 平 成 12~20 年 の 地 区 別 世 帯 数 の 推 移 をみると 中 心 市 街 地 ( 港 町 本 町 )では 減 少 しているのに 対 し その 周 辺 ( 朝 日 町 文 光 町 青 葉 町 光 陽 町 等 )では 増 加 していま す 課 題 6 利 便 性 が 高 い 中 心 市 街 地 への 居 住 を 促 進 する 方 策 を 検 討 する 必 要 があります 図 12 地 区 別 世 帯 数 の 推 移 9
4 住 宅 ストックの 特 性 現 状 7 持 ち 家 率 60.1% 公 営 借 家 率 11.0% 民 営 借 家 率 12.7%と 持 ち 家 率 公 営 借 家 率 は 全 道 網 走 支 庁 より 高 く 郡 部 より 低 く 民 営 借 家 率 はその 逆 の 傾 向 となっています 既 存 住 宅 の 世 帯 当 たり 平 均 述 べ 床 面 積 は 持 ち 家 123.0 m2 公 営 借 家 60.0 m2 民 営 借 家 60.9 m2で いずれも 全 道 郡 部 平 均 を 上 回 っています 課 題 7 借 家 における 公 民 の 役 割 を 見 直 し 民 間 市 場 を 適 切 に 支 援 するような 公 営 住 宅 の 管 理 戸 数 を 設 定 する 必 要 があります 図 13 住 宅 所 有 関 係 別 世 帯 数 構 成 比 の 比 較 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北 海 道 56.0 7.4 0.6 29.8 4.5 1.7 郡 部 65.7 13.3 0.1 12.2 7.4 1.3 網 走 支 庁 55.6 9.1 0.0 26.9 7.0 1.4 斜 里 町 60.1 11.0 0.0 12.7 14.8 1.3 持 ち 家 公 営 借 家 都 市 機 構 公 社 の 借 家 民 営 借 家 給 与 住 宅 間 借 り 図 14 住 宅 所 有 関 係 別 世 帯 数 構 成 比 の 推 移 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% H2 60.5 11.5 13.1 14.0 0.9 H7 61.3 12.7 12.2 12.7 1.2 H12 59.8 11.3 11.7 15.6 1.5 H17 60.1 11.0 12.7 14.8 1.3 持 ち 家 公 営 借 家 民 営 借 家 給 与 住 宅 間 借 り 10
5 住 宅 市 場 の 特 性 現 状 8 過 去 10 年 間 の 新 規 住 宅 の 平 均 建 設 戸 数 は 79.4 戸 平 成 10~11 年 度 は 年 間 100 戸 超 えていましたが 近 年 は 60~80 戸 台 で 推 移 しています 斜 里 町 の 住 宅 地 の 地 価 は 平 成 20 年 現 在 平 均 11,867 円 /m2 周 辺 4 町 と 比 較 する と 最 も 高 く 羅 臼 町 と 同 程 度 標 津 町 の 1.3 倍 小 清 水 町 の 1.5 倍 清 里 町 の 2.4 倍 となっています 課 題 8 新 規 着 工 の 減 少 傾 向 が 見 られ 町 民 の 持 ち 家 取 得 や 借 家 整 備 の 推 進 方 策 等 について 検 討 する 必 要 があります 課 題 9 また 建 替 や 中 古 住 宅 の 流 通 市 街 地 や 住 宅 ストックの 活 用 方 策 について 検 討 する 必 要 があります 図 15 年 度 別 新 設 住 宅 の 建 設 状 況 120 100 80 103 109 77 86 92 83 74 60 40 47 62 61 20 0 H 1 0 年 度 H 1 1 年 度 H 1 2 年 度 H 1 3 年 度 H 1 4 年 度 H 1 5 年 度 H 1 6 年 度 H 1 7 年 度 H 1 8 年 度 H 1 9 年 度 表 7 都 道 府 県 地 価 調 査 における 斜 里 町 の 地 価 番 号 所 在 法 規 制 地 積 (m2) 地 価 ( 円 /m2) H15 H20 増 減 ( 円 ) H15/ H20 1 斜 里 町 本 町 6 番 18 2 住 居 277 15,500 13,000-2,500 83.9% 2 斜 里 町 文 光 町 43 番 17 2 中 専 317 13,800 12,300-1,500 89.1% 3 斜 里 町 光 陽 町 27 番 8 2 中 専 329 10,700 10,300-400 96.3% 資 料 : 国 土 交 通 省 土 地 総 合 ライブラリー 平 均 13,333 11,867-1,467 89.0% 11
6 公 的 借 家 の 特 性 (1) 公 的 借 家 の 供 給 状 況 現 状 9 平 成 21 年 度 現 在 斜 里 町 内 には 公 共 賃 貸 住 宅 ( 公 営 住 宅 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 )が 15 団 地 84 棟 606 戸 あります このうち 道 営 住 宅 が 36 戸 6%を 占 めています その 他 に 公 的 支 援 住 宅 として 雇 用 促 進 住 宅 が1 団 地 1 棟 40 戸 あり 公 的 借 家 全 体 としては 646 戸 となります 課 題 10 公 営 住 宅 等 の 役 割 を 再 確 認 し 人 口 世 帯 動 態 需 要 動 向 等 を 踏 まえ 適 切 な 管 理 戸 数 を 設 定 するともに 公 営 住 宅 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 雇 用 促 進 住 宅 を 適 切 に 役 割 分 担 し 管 理 していく 必 要 があります また 町 と 道 の 連 携 による 適 切 な 維 持 管 理 について 検 討 す る 必 要 があります 表 8 町 内 公 共 賃 貸 住 宅 の 管 理 状 況 地 区 管 理 主 体 種 類 団 地 名 構 造 建 設 年 度 棟 数 戸 数 備 考 市 街 地 斜 里 町 町 営 住 宅 新 光 北 簡 平 S46~57 25 91 新 光 南 簡 平 S51~54 8 32 朝 日 第 2 簡 平 S47,48 4 16 光 陽 南 簡 二 S55~59 8 64 かえで 東 中 耐 S61~H3 9 165 新 望 岳 中 耐 H7 3 72 光 陽 東 中 耐 H9,10 6 52 港 町 中 央 中 耐 H16 1 20 小 計 - - 60 512 特 公 賃 光 陽 東 中 耐 H9-2 町 営 住 宅 と 合 築 北 海 道 道 営 住 宅 かえで 西 木 造 H11,12,13 7 36 小 計 - - 71 550 ウトロ 斜 里 町 町 営 住 宅 ウトロ 香 川 第 2 簡 平 S51~54 4 16 ウトロ 中 島 簡 平 S57 1 4 ウトロ 高 原 耐 2 H6,8 2 16 小 計 - - 7 36 その 他 斜 里 町 町 営 住 宅 峰 浜 簡 平 S47 1 4 朱 円 簡 平 S46 2 4 中 斜 里 木 造 H12 3 12 小 計 - - 6 20 合 計 - - 84 606 公 共 賃 貸 住 宅 その 他 公 的 支 援 住 宅 管 理 主 体 計 公 営 住 宅 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 雇 用 促 進 住 宅 国 40 40 北 海 道 36 36 斜 里 町 568 2 570 平 成 21 年 度 末 現 在 計 604 2 40 646 12
公共賃貸住宅位置図 図１６ 公共賃貸住宅位置図 図１６ 13
(2) 町 営 住 宅 の 概 要 a. 構 造 耐 用 年 数 現 状 10 町 営 住 宅 570 戸 のうち 既 に 耐 用 年 数 を 経 過 しているのは 160 戸 で 28.1%を 占 め 今 後 建 替 事 業 を 行 わないとすると 平 成 26 年 度 で 29.3% 平 成 31 年 度 で 29.3%となります 課 題 11 10 年 後 には 耐 用 年 数 を 経 過 するストックが 167 戸 となり これらを 全 て 建 て 替 える とすると 年 平 均 17 戸 の 事 業 量 が 必 要 となることから 実 現 可 能 な 整 備 手 法 プログ ラムを 検 討 する 必 要 があります 表 9 建 設 年 度 別 構 造 別 戸 数 簡 易 耐 火 平 屋 建 て (30 年 ) 2 階 建 て (45 年 ) 耐 火 (70 年 ) ( )は 耐 用 年 数 木 造 (30 年 ) 昭 和 46~50 112 112 112 (1971~1975) 19.6% 19.6% 19.6% 昭 和 51~55 64 48 16 64 (1976~1980) 11.2% 8.4% 2.8% 11.2% 昭 和 56~60 55 7 48 55 (1981~1985) 9.6% 1.2% 8.4% 9.6% 昭 和 61~ 平 成 2 131 131 (1986~1990) 23.0% 23.0% 平 成 3~7 114 114 (1991~1995) 20.0% 20.0% 平 成 8~12 62 12 74 (1996~2000) 10.9% 2.1% 13.0% 平 成 13 以 降 20 20 (2001~) 3.5% 3.5% 計 231 167 64 327 12 570 40.5% 29.3% 11.2% 57.4% 2.1% 100.0% 計 14
図 17 建 設 年 度 別 構 造 別 戸 数 140 120 131 戸 112 戸 114 戸 100 80 60 64 戸 55 戸 74 戸 40 20 0 20 戸 S46~50 S51~55 S56~60 S61~H2 H3~7 H8~12 H13 以 降 簡 平 簡 二 耐 火 木 造 図 18 構 造 別 耐 用 年 数 1/2 経 過 戸 数 ( 戸 ) 250 200 0 0 64 64 0 64 150 100 50 167 167 167 0 0 0 12 H21 H26 H31 木 造 簡 平 簡 二 耐 火 図 19 構 造 別 耐 用 年 数 経 過 戸 数 ( 戸 ) 180 160 140 120 0 0 0 100 80 160 167 167 60 40 20 0 0 0 0 H21 H26 H31 木 造 簡 平 簡 二 耐 火 15
b. 住 戸 内 の 整 備 状 況 現 状 10 住 戸 専 用 面 積 は 60~70 m2 が 過 半 を 占 め 狭 小 住 戸 である 40 m2 未 満 の 住 戸 は 4.2% となっています 浴 室 は 全 戸 で 確 保 3 箇 所 給 湯 設 備 の 設 置 率 は 59.5%です バリアフリー 化 の 状 況 は 手 摺 2 箇 所 設 置 率 60.0% 段 差 の 解 消 28.2% 廊 下 幅 の 確 保 31.1% 課 題 11 40 m2 未 満 の 狭 小 住 戸 の 早 期 の 解 消 とともに バリアフリー 化 や 住 宅 の 長 寿 命 化 につ いて 可 能 な 事 業 量 や 優 先 順 位 等 を 含 め 検 討 する 必 要 があります 表 10 地 区 別 住 戸 タイプ 別 戸 数 地 区 2DK 2LDK 3DK 3LDK 合 計 市 街 地 111 300 103 514 21.6% 58.4% 20.0% 100.0% ウトロ 0 28 8 36 0.0% 77.8% 22.2% 100.0% その 他 6 11 3 20 30.0% 55.0% 15.0% 100.0% 合 計 117 339 114 570 20.5% 59.5% 20.0% 100.0% 表 11 地 区 別 住 戸 規 模 別 戸 数 地 区 40 m2 未 満 40~50 m2 50~60 m2 60~70 m2 70 m2 以 上 合 計 市 街 地 24 104 62 279 45 514 4.7% 20.2% 12.1% 54.3% 8.8% 100.0% ウトロ 0 0 16 12 8 36 0.0% 0.0% 44.4% 33.3% 22.2% 100.0% その 他 0 8 6 3 3 20 0.0% 40.0% 30.0% 15.0% 15.0% 100.0% 合 計 24 112 84 294 56 570 4.2% 19.6% 14.7% 51.6% 9.8% 100.0% 表 12 地 区 別 設 備 バリアフリー 対 応 の 状 況 地 区 管 理 戸 数 浴 室 有 3 ヵ 所 給 湯 バリアフリー 化 対 応 手 摺 2 箇 所 段 差 の 解 消 廊 下 幅 の 確 保 市 街 地 514 514 311 314 149 149 100.0% 60.5% 61.1% 29.0% 29.0% ウトロ 36 36 16 16 0 16 100.0% 44.4% 44.4% 0.0% 44.4% その 他 20 20 12 12 12 12 100.0% 60.0% 60.0% 60.0% 60.0% 合 計 570 570 339 342 161 177 100.0% 59.5% 60.0% 28.2% 31.1% 16
(3) 入 居 世 帯 の 特 性 現 状 11 政 策 空 き 家 を 除 く 場 合 の 入 居 率 は 98.9%と 実 質 的 な 空 き 家 はほとんどない 状 況 にあり ます 平 成 21 年 8 月 現 在 公 共 賃 貸 住 宅 入 居 520 世 帯 のうち 高 齢 世 帯 は 44.8% 障 が い 者 のいる 世 帯 は 7.7% 生 活 保 護 世 帯 は 12.1% 収 入 超 過 者 高 額 所 得 者 は 4.4% となっています 入 居 世 帯 の 世 帯 人 員 別 世 帯 数 は 単 身 世 帯 が 39.8% 2 人 世 帯 30.4%と 小 規 模 世 帯 が 多 くなっています 過 去 3ヵ 年 の 町 営 住 宅 入 居 の 申 し 込 み 状 況 をみると 平 均 70 世 帯 程 度 の 待 機 者 があり そのうち 入 居 できるのは 平 均 12.7%となっています 課 題 12 空 き 家 がほとんどなく 入 居 倍 率 は 高 い 状 況 にある 一 方 で 収 入 超 過 者 高 額 所 得 者 は 4.4%を 占 めており 真 に 必 要 とされる 世 帯 へ 適 切 に 供 給 されるよう 適 切 な 対 応 が 必 要 となっております 高 齢 世 帯 率 が 高 く 誰 もが 安 心 して 暮 らせる 住 環 境 の 整 備 を 検 討 する 必 要 があります 表 13 団 地 別 入 居 率 の 状 況 団 地 名 a. 戸 数 b. 政 策 空 き 家 c=a-b. 政 策 空 き 家 を 除 く 戸 数 d. 入 居 世 帯 数 e=d/a. 入 居 率 f=d/c. 入 居 率 ( 政 策 空 き 家 を 除 く) 市 街 地 新 光 北 91 34 57 57 62.6% 100.0% 新 光 南 32 32 32 100.0% 100.0% 朝 日 第 2 16 10 6 6 37.5% 100.0% 光 陽 南 64 64 61 95.3% 95.3% かえで 東 165 165 165 100.0% 100.0% 新 望 岳 72 72 72 100.0% 100.0% 光 陽 東 54 54 54 100.0% 100.0% 港 町 中 央 20 20 20 100.0% 100.0% 市 街 地 計 514 44 470 467 90.9% 99.4% ウトロ 香 川 第 2 16 16 16 100.0% 100.0% 中 島 4 4 4 100.0% 100.0% 高 原 16 16 16 100.0% 100.0% ウトロ 計 36 0 36 36 100.0% 100.0% その 他 峰 浜 4 4 2 50.0% 50.0% 朱 円 4 4 3 75.0% 75.0% 中 斜 里 12 12 12 100.0% 100.0% その 他 計 20 0 20 17 85.0% 85.0% 合 計 570 44 526 520 91.2% 98.9% 17
表 14 地 区 別 入 居 世 帯 の 状 況 入 居 高 齢 者 のいる 世 帯 障 がい 者 生 活 保 護 収 入 超 過 高 額 所 得 60 歳 以 上 のいる 世 世 帯 数 65 歳 以 上 世 帯 世 帯 世 帯 65 歳 未 満 帯 市 街 地 467 56 220 38 60 14 2 100.0 12.0 47.1 8.1 12.8 3.0 0.4 ウトロ 36 2 8 1 2 3 4 100.0 5.6 22.2 2.8 5.6 8.3 11.1 その 他 17 6 5 1 1 0 0 100.0 35.3 29.4 5.9 5.9 0.0 0.0 合 計 520 64 233 40 63 17 6 100.0 12.3 44.8 7.7 12.1 3.3 1.2 表 15 地 区 別 世 帯 人 員 別 世 帯 数 ( 単 位 : 世 帯 ) 単 身 世 帯 2 人 世 帯 3 人 世 帯 4 人 世 帯 5 人 以 上 計 市 街 地 一 般 世 帯 62 67 51 50 17 247 高 齢 世 帯 131 75 13 1 0 220 計 193 142 64 51 17 467 ウトロ 一 般 世 帯 4 9 7 6 2 28 高 齢 世 帯 4 3 1 0 0 8 計 8 12 8 6 2 36 その 他 一 般 世 帯 5 1 2 4 0 12 高 齢 世 帯 1 3 0 1 0 5 計 6 4 2 5 0 17 一 般 世 帯 71 77 60 60 19 287 合 計 高 齢 世 帯 136 81 14 2 0 233 計 207 158 74 62 19 520 表 16 地 区 別 世 帯 人 員 別 世 帯 数 構 成 比 ( 単 位 :%) 単 身 世 帯 2 人 世 帯 3 人 世 帯 4 人 世 帯 5 人 以 上 計 市 街 地 一 般 世 帯 13.3 14.3 10.9 10.7 3.6 52.9 高 齢 世 帯 28.1 16.1 2.8 0.2 0.0 47.1 計 41.3 30.4 13.7 10.9 3.6 100.0 ウトロ 一 般 世 帯 11.1 25.0 19.4 16.7 5.6 77.8 高 齢 世 帯 11.1 8.3 2.8 0.0 0.0 22.2 計 22.2 33.3 22.2 16.7 5.6 100.0 その 他 一 般 世 帯 29.4 5.9 11.8 23.5 0.0 70.6 高 齢 世 帯 5.9 17.6 0.0 5.9 0.0 29.4 計 35.3 23.5 11.8 29.4 0.0 100.0 一 般 世 帯 13.7 14.8 11.5 11.5 3.7 55.2 合 計 高 齢 世 帯 26.2 15.6 2.7 0.4 0.0 44.8 計 39.8 30.4 14.2 11.9 3.7 100.0 表 17 公 営 住 宅 の 申 し 込 みと 入 居 の 状 況 項 目 a. 申 込 件 数 b. 入 居 者 c. 辞 退 者 d. 未 入 居 者 e=b/a. 入 居 率 H18 年 度 ( 上 期 ) 73 8 3 62 11.0% H18 年 度 ( 下 期 ) 68 11 10 47 16.2% H19 年 度 ( 上 期 ) 68 7 5 56 10.3% H19 年 度 ( 下 期 ) 71 12 4 55 16.9% H20 年 度 ( 上 期 ) 70 9 0 61 12.9% H20 年 度 ( 下 期 ) 74 7 8 59 9.5% 平 均 71 9 5 57 12.7% 18
3 章 関 連 計 画 の 位 置 づけ 第 5 次 斜 里 町 総 合 計 画 斜 里 町 都 市 計 画 マス タープラン 斜 里 町 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 斜 里 町 地 域 福 祉 計 画 斜 里 町 高 齢 者 保 健 福 祉 計 画 斜 里 町 介 護 保 険 事 業 計 画 斜 里 町 障 が い 者 計 画 障 がい 福 祉 計 画 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 住 宅 関 連 施 策 については 安 心 して 暮 らせる 快 適 な 生 活 環 境 をめざして を 基 本 目 標 に 主 要 な 施 策 として 寒 冷 地 向 け 住 宅 の 建 設 促 進 まちなみ 景 観 に 配 慮 した 住 宅 建 設 の 促 進 公 営 住 宅 再 生 事 業 その 他 公 的 住 宅 の 建 設 の 促 進 が 位 置 づけられて います 有 効 利 用 が 図 られていない 土 地 などを 積 極 的 に 活 用 し まち 全 体 の 活 性 化 を 目 指 すこと 住 民 の 様 々なニーズに 対 応 できるよ うな ゆとりある 住 宅 住 宅 地 づくりをすすめること 中 心 市 街 地 で 利 便 性 の 高 い 住 宅 供 給 を 図 ること 等 が 位 置 づけられて います 中 心 市 街 地 を 設 定 し その 中 にまちなか 居 住 ゾーンを 位 置 づけ 公 営 住 宅 の 整 備 を 推 進 するとともに 民 間 の 集 合 住 宅 や 戸 建 て 住 宅 を 積 極 的 に 誘 致 し 高 齢 化 社 会 に 対 応 したまちなか 居 住 空 間 の 確 保 を 図 ることとしています 住 宅 に 関 連 しては ノーマライゼーション 理 念 の 普 及 や 安 心 ハ ウス 事 業 の 推 進 等 が 位 置 づけられています 介 護 保 険 事 業 の 住 宅 改 修 や 老 人 居 室 等 整 備 資 金 の 貸 付 の 計 画 値 が 設 定 されています 斜 里 町 の 障 害 者 福 祉 施 策 として 身 体 障 害 者 等 住 宅 整 備 資 金 助 成 事 業 身 体 障 害 者 住 宅 整 備 貸 付 事 業 等 が 示 されています 住 宅 関 連 施 策 として 安 心 ハウス 事 業 を 推 進 し 子 どもの 防 犯 対 策 の 充 実 を 図 ることが 位 置 づけられています 19
4 章 住 宅 政 策 の 目 標 1 理 念 安 心 して 暮 らせる 快 適 な 生 活 環 境 をめざして 斜 里 町 は 第 5 次 斜 里 町 総 合 計 画 において みどりと 人 間 の 調 和 を 求 めて の 基 本 理 念 のもと 6つの 基 本 目 標 を 定 め その1つである 生 活 分 野 の 目 標 を 安 心 して 暮 らせる 快 適 な 生 活 環 境 をめざして としています 斜 里 町 においては これからの 住 まいに 求 められる 以 下 に 示 す 質 の 向 上 を 目 的 と して 住 宅 政 策 を 進 め 安 心 して 暮 らせる 快 適 な 生 活 環 境 を 実 現 します 住 宅 に 求 められる 新 たな 質 バリアフリー 耐 震 性 能 省 エネルギーなど 住 宅 が 備 えるべき 基 本 的 な 性 能 高 耐 久 性 間 取 りの 可 変 性 景 観 など 住 宅 の 持 つ 社 会 性 から 求 められる 性 能 地 域 の 安 全 性 防 犯 性 利 便 性 など 良 質 な 住 宅 地 としての 環 境 高 齢 者 や 障 がい 者 などが 地 域 で 安 心 して 暮 らすための 様 々なサービス 子 どもの 一 時 的 な 預 かりや 見 守 りなど 地 域 のコミュニティによる 相 互 扶 助 2 基 本 目 標 基 本 理 念 のもと 住 宅 政 策 の 目 標 を 以 下 の3つに 定 めます 目 標 1 いつまでも 住 み 続 けられ る 住 環 境 の 形 成 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 の 進 む 社 会 において 子 どもから 高 齢 者 障 がい 者 まで 全 ての 人 が 安 心 し て 暮 らすことができるよう 住 宅 のユニバーサルデザイン 化 高 齢 者 障 がい 者 対 策 子 育 て 支 援 住 まい 手 や 多 様 なニーズに 対 応 しつつ 住 民 の 意 識 を 啓 発 し 理 解 を 深 めてもらうための 住 情 報 の 提 供 等 により 町 民 の 安 全 安 心 快 適 生 活 の 実 現 を 目 指 しま す 目 標 2 世 帯 の 変 化 に 合 わせた 住 み 替 え 可 能 な 質 の 高 い 住 宅 住 宅 地 の 形 成 住 宅 セーフティネットの 機 能 を 担 う 公 営 住 宅 は 老 朽 化 が 進 ん でいる 現 状 の 中 適 正 な 更 新 維 持 管 理 を 行 うとともに 民 間 住 宅 についても 適 切 な 支 援 誘 導 を 行 うとともにリフォームの 推 進 住 み 替 えの 仕 組 みづくりを 行 うこ とで 良 質 な 住 宅 ストックの 形 成 を 目 指 します 目 標 3 あこがれを 持 って 住 みた くなる 斜 里 町 の 環 境 と 調 和 する 住 宅 市 街 地 づくり 斜 里 町 は 世 界 自 然 遺 産 である 知 床 をはじめ 自 然 環 境 に 恵 まれ た 緑 豊 かなまちです この 自 然 環 境 は 町 民 の 貴 重 な 宝 であり こ の 資 産 を 守 り 調 和 した 住 環 境 の 形 成 をめざします 一 方 人 口 減 少 社 会 において まちなか 居 住 の 重 要 性 が 高 まっ てきており 官 公 庁 医 療 施 設 商 業 施 設 等 が 集 積 した 利 便 性 の 高 いまちなか 居 住 を 合 わせて 推 進 し 斜 里 町 の 環 境 と 調 和 する 住 宅 市 街 地 の 実 現 を 目 指 します 20
5章 基本フレーム １ 将来人口 斜里町の人口は 平成 17 年国勢調査で 13,431 人です 平成 17 年の国勢調査結果を 用いたコーホート要因法 では 平成 27 年度で 12,060 人 平成 32 年度で 11,292 人と推計されています 本計画においては コーホート要因法による推計を基に 平成 31 年度の人口を約 11,450 人と設定します なお 65 才以上の高齢者は 平成 17 年国勢調 査で総人口の 23.7%を占め 平成 31 年は 約 34%となることが予想されます コーホート要因法 自然増減 出生と死亡 及び 純移動 転出入 という二つの 人口変動要因 それぞれについて将来値を仮定し それに基づいて将来人口を推計する方法 ２ 将来世帯数 将来世帯数は 平成２ 17 年度までの平均世帯人員を基に 平成 31 年度の平均世帯人 員を推計し算出します 平均世帯人員は関数式の当てはめにより 平成 31 年度で 2.07 人 世帯とします 先ほど設定した平成 31 年度の将来人口約 11,450 人をこの 2.07 人 世 帯で割り返すと 平成 31 年度の世帯数は 約 5,540 世帯となります また 過去の推移から 住宅に居住する一般世帯率を 93 と想定すると 平成 31 年度 に住宅に居住する一般世帯数は 5,150 世帯となります ３ 住宅所有関係別世帯数 将来の住宅所有関係別世帯数は 過去の趨勢を考慮して各区分割合を想定し 持ち家 60 公的借家 11 民間借家 13 給与住宅 15 間借り 1 と設定します その 結果 各区分別の世帯数は下表のようになります 公的借家世帯は 約 565 世帯 560 570 世帯 と設定します また このことから 公営住宅 町営及び道営 及び特定公共賃貸住宅の平成 31 年度の 管理戸数として 560 570 戸程度を確保することとします 雇用促進住宅は 町単独住 宅として活用することを検討していますが ここでは含みません 表 18 将来世帯数及び住宅に居住する一般世帯の推計 国勢調査 a.人口 b.世帯規模 c=a/b.世帯数 d.住宅居住世帯率 e=c*d. 住宅に住む一般世帯 持ち家 借家 公的借家 民借 給与 間借り H2 15,182 2.92 5,202 0.91 4,742 100.0% 2,870 60.5% 1,828 38.5% 547 11.5% 619 13.1% 662 14.0% 44 0.9% H7 14,634 2.69 5,450 0.90 4,904 100.0% 3,005 61.3% 1,840 37.5% 621 12.7% 596 12.2% 623 12.7% 59 1.2% H12 14,066 2.50 5,636 0.93 5,240 100.0% 3,132 59.8% 2,027 38.7% 594 11.3% 613 11.7% 820 15.6% 81 1.5% 21 推計値 H17 13,431 2.36 5,703 0.93 5,278 100.0% 3,171 60.1% 2,036 38.6% 582 11.0% 671 12.7% 783 14.8% 71 1.3% H22 12,756 2.25 5,670 0.93 5,270 100.0% 3,160 60% 2,060 39% 580 11% 690 13% 790 15% 50 1% H27 12,060 2.14 5,630 0.93 5,240 100.0% 3,140 60% 2,050 39% 580 11% 680 13% 790 15% 50 1% H31 11,450 2.07 5,540 0.93 5,150 100% 3,090 60% 2,010 39% 565 11% 670 13% 775 15% 50 1%
図 20 将 来 人 口 の 設 定 16,000 15,000 14,000 13,000 12,000 11,000 10,000 9,000 8,000 15,182 14,634 14,066 13,431 12,756 12,060 11,450 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H31 図 21 将 来 世 帯 人 員 別 世 帯 数 の 推 計 3.50 3.00 2.50 2.92 2.69 2.50 2.36 2.25 2.14 2.07 2.00 1.50 1.00 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H31 図 22 将 来 世 帯 数 の 設 定 5,800 5,700 5,600 5,500 5,400 5,300 5,200 5,100 5,000 5,636 5,703 5,670 5,630 5,540 5,450 5,202 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H31 22
6 章 住 宅 施 策 の 展 開 方 向 住 宅 施 策 の3つの 目 標 を 実 現 するため 具 体 的 な 展 開 方 策 を 図 っていく 必 要 がありま す 住 宅 施 策 の3つの 目 標 に 対 して 以 下 の6つを 住 宅 施 策 の 推 進 方 針 と 定 め 具 体 的 な 施 策 の 展 開 を 示 します 目 標 推 進 方 針 住 宅 施 策 の 展 開 目 標 1 いつまで も 住 み 続 け られる 住 環 境 の 形 成 推 進 方 針 1 すべての 人 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいづくり 推 進 方 針 2 住 宅 に 関 する 情 報 提 供 相 談 体 制 の 仕 組 みづくり 1-1 高 齢 者 障 がい 者 等 の 入 居 を 拒 まない 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 < 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 高 齢 者 専 用 賃 貸 住 宅 の 登 録 促 進 > < 高 齢 者 障 がい 者 等 の 入 居 支 援 等 の 推 進 > < 終 身 建 物 賃 貸 借 制 度 活 用 の 推 進 > 1-2 高 齢 者 障 がい 者 子 育 て 世 帯 向 け 公 的 借 家 整 備 の 推 進 < 公 営 住 宅 のユニバーサルデザイン 化 の 促 進 > < 福 祉 施 策 と 連 携 した 高 齢 者 障 がい 者 向 け 公 的 賃 貸 住 宅 整 備 の 推 進 > < 子 育 て 支 援 住 宅 の 普 及 促 進 > < 住 み 替 えシステムの 制 度 化 > 1-3 高 齢 者 向 け 障 がい 者 向 け 住 宅 整 備 への 支 援 2-1 インターネットを 活 用 した 総 合 的 な 住 宅 関 連 情 報 の 提 供 2-2 相 談 窓 口 相 談 体 制 の 充 実 目 標 2 世 帯 の 変 化 に 合 わせ た 住 み 替 え 可 能 な 質 の 高 い 住 宅 住 宅 地 の 形 成 目 標 3 あこがれ を 持 って 住 みたくなる 斜 里 町 の 環 境 と 調 和 す る 住 宅 市 街 地 づくり 推 進 方 針 3 良 質 な 持 ち 家 ストックの 形 成 推 進 方 針 4 良 質 な 借 家 環 境 の 整 備 推 進 方 針 5 地 域 特 性 に 応 じた 住 宅 市 街 地 づくり 推 進 方 針 6 環 境 に 調 和 し 環 境 負 荷 を 低 減 する 住 まいづくり 3-1 北 国 の 風 土 に 適 した 住 宅 建 築 の 促 進 < 北 方 型 住 宅 の 普 及 促 進 > 3-2 住 宅 の 基 本 性 能 の 向 上 < 住 宅 の 耐 震 化 の 促 進 > < 住 宅 品 質 確 保 促 進 制 度 の 普 及 啓 発 > < 住 宅 瑕 疵 担 保 履 行 法 の 普 及 啓 発 > < 住 宅 新 築 リフォームの 推 進 > < 中 古 住 宅 流 通 住 み 替 えの 仕 組 みづくり> 4-1 公 的 借 家 のセーフティネット 機 能 の 向 上 < 老 朽 住 宅 の 計 画 的 な 更 新 > < 既 存 住 宅 の 長 期 的 な 活 用 > < 簡 易 耐 火 構 造 の 全 面 的 改 善 導 入 の 検 討 > < 入 居 者 の 適 正 管 理 > < 雇 用 促 進 住 宅 の 活 用 > 4-2 民 間 借 家 の 建 設 促 進 < 民 間 賃 貸 住 宅 建 設 支 援 方 策 の 検 討 > < 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 導 入 の 検 討 > 5-1 まちなか 居 住 の 推 進 5-2 移 住 の 促 進 < 移 住 希 望 者 への 情 報 提 供 > < 移 住 受 入 促 進 事 業 > <お 試 し 暮 らし 住 宅 の 整 備 > 6-1 環 境 に 配 慮 した 公 共 賃 貸 住 宅 づくりの 推 進 6-2 環 境 負 荷 を 低 減 する 民 間 住 宅 づくりの 推 進 < 太 陽 光 発 電 システムの 普 及 促 進 > 23
目 標 1 いつまでも 住 み 続 けられる 住 環 境 の 形 成 を 実 現 する 住 宅 政 策 の 推 進 方 針 1 すべての 人 が 安 心 して 暮 らせる 住 まいづくり 1-1 高 齢 者 障 がい 者 等 の 入 居 を 拒 まない 賃 貸 住 宅 の 供 給 促 進 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 高 齢 者 専 用 賃 貸 住 宅 の 登 録 促 進 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 は 高 齢 者 の 入 居 を 拒 まない 賃 貸 住 宅 をいいます 賃 貸 住 宅 の 貸 主 が 都 道 府 県 知 事 または 各 都 道 府 県 の 指 定 登 録 機 関 に 高 齢 者 の 方 が 安 心 円 滑 に 入 居 できる 賃 貸 住 宅 ( 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 )を 登 録 する 制 度 です 高 齢 者 専 用 賃 貸 住 宅 は 高 齢 者 の 入 居 を 拒 まない 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 のうち 専 ら 高 齢 者 を 賃 借 人 とする 賃 貸 住 宅 をいいます これらの 賃 貸 住 宅 の 登 録 された 住 宅 に 関 する 情 報 はイン ターネット 等 で 閲 覧 することができます 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 の 登 録 を 受 けた 賃 貸 住 宅 は 高 齢 者 居 住 支 援 センターが 行 う 家 賃 債 務 保 証 を 受 けることができます 平 成 21 年 度 現 在 本 町 には 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 及 び 高 齢 者 専 用 賃 貸 住 宅 の 登 録 は1 件 8 戸 のみです( 平 成 21 年 9 月 現 在 北 海 道 内 での 高 齢 者 円 滑 入 居 賃 貸 住 宅 の 登 録 は 422 件 6,818 戸 高 齢 者 専 用 賃 貸 住 宅 の 登 録 は 94 件 2,357 戸 ) 今 後 制 度 の 啓 発 普 及 を 図 り 高 齢 者 の 居 住 の 安 定 確 保 を 推 進 します 高 齢 者 障 がい 者 等 の 入 居 支 援 等 の 推 進 賃 貸 契 約 による 一 般 住 宅 ( 公 営 住 宅 及 び 民 間 の 賃 貸 住 宅 )への 入 居 を 希 望 しているが 保 証 人 がいないなどの 理 由 により 入 居 が 困 難 な 障 がい 者 に 対 し 入 居 に 必 要 な 調 整 や 家 主 等 への 相 談 助 言 を 通 じて 住 宅 の 確 保 を 支 援 します 現 在 北 海 道 では 平 成 21 年 4 月 1 日 から 高 齢 者 や 障 がい 者 子 育 て 世 帯 外 国 人 など 民 間 賃 貸 住 宅 の 確 保 が 困 難 である 世 帯 が 安 心 して 賃 貸 住 宅 を 選 択 し 入 居 できるよ うな 仕 組 みづくりとして 北 海 道 あんしん 賃 貸 支 援 事 業 を 札 幌 市 内 を 対 象 に 開 始 した ところであり 今 後 道 内 での 展 開 を 検 討 しているところです 本 町 においても 住 宅 弱 者 へのセーフティネットとして こうした 制 度 への 対 応 を 積 極 的 に 進 めていきます 終 身 建 物 賃 貸 借 制 度 活 用 の 推 進 終 身 建 物 賃 貸 借 制 度 は バリアフリー 化 された 賃 貸 住 宅 に 高 齢 者 が 終 身 に 渡 り 安 心 して 居 住 できる 制 度 で 賃 借 人 が 生 きている 限 り 賃 貸 借 契 約 が 存 続 し 死 亡 時 に 終 了 する 制 度 です 特 に 大 家 の 側 からも 相 続 がなく 一 代 限 りで 契 約 が 終 わるというこ とで 高 齢 者 を 安 心 して 入 居 させることができる 利 点 があるということで 創 設 されたも のです この 制 度 は 北 海 道 が 権 限 をもち 認 可 するものですが 今 のところ 北 海 道 全 体 でも 事 業 を 行 なっている 事 例 はありません 引 き 続 き この 終 身 建 物 賃 貸 借 制 度 の 普 及 啓 発 を 図 っていくものとします 24
1-2 高 齢 者 障 がい 者 子 育 て 世 帯 向 け 公 的 借 家 整 備 の 推 進 公 営 住 宅 のユニバーサルデザイン 化 の 促 進 北 海 道 では 平 成 17 年 1 月 に ユニバーサルデザインの 視 点 に 立 った 公 営 住 宅 整 備 の 手 引 き を 策 定 しており 普 及 に 取 り 組 んでいます 特 に 道 営 住 宅 の 新 規 整 備 については 全 戸 対 応 することとしています 本 町 においても 今 後 の 町 営 住 宅 の 整 備 に 当 たっては ユニバーサルデザインの 視 点 に 立 った 住 宅 の 整 備 を 促 進 します 福 祉 施 策 と 連 携 した 高 齢 者 障 がい 者 向 け 公 的 賃 貸 住 宅 整 備 の 推 進 シルバーハウジングは 従 来 の 整 備 手 法 では 専 用 設 備 に 係 る 整 備 負 担 が 大 きいこと 生 活 援 助 員 への 負 担 の 集 中 シルバーハウジング 入 居 者 に 限 定 したサービス 提 供 のあり 方 等 について 課 題 が 明 確 になってきています 北 海 道 では 北 海 道 住 生 活 基 本 計 画 において 今 後 これらの 課 題 に 対 応 した 多 様 なシルバーハウジング 供 給 手 法 について 検 討 を 進 め シルバーハウジングの 新 たな 事 業 展 開 の 枠 組 みを 定 めることとしています 斜 里 町 では 高 齢 の 方 で 身 体 の 虚 弱 な 方 が 安 心 して 健 康 で 明 るい 生 活 がおくれるよ う 支 援 する 高 齢 者 向 けの 居 住 施 設 あおばの 家 を 運 営 管 理 しています 今 後 の 公 共 賃 貸 住 宅 の 建 て 替 え 等 に 当 たっては あおばの 家 のような 既 存 のシステム やサービスの 組 み 合 わせにより シルバーハウジングと 変 わらないサービスや 安 心 感 を 提 供 する 見 守 りサービス 等 の 仕 組 みづくりについて 検 討 を 進 めます 子 育 て 支 援 住 宅 の 普 及 促 進 今 後 の 町 営 住 宅 の 整 備 にあたっては 特 定 階 層 を 集 めるのではなく 子 育 て 世 帯 を 含 め 多 様 な 世 帯 が 混 在 して 生 活 できるミックスコミュニティを 形 成 するよう 1LDK 2LDK 3LDK 等 の 型 別 供 給 戸 数 のバランスに 配 慮 します 近 年 北 海 道 では 入 居 者 を 子 育 て 世 帯 に 限 定 し 子 育 てに 適 した 間 取 りを 持 つ 住 宅 の 整 備 を 行 うなど 子 育 て 世 帯 に 配 慮 した 道 営 住 宅 の 整 備 を 推 進 しています 町 営 住 宅 の 住 み 替 えシステムの 制 度 化 町 営 住 宅 にはさまざまな 面 積 の 住 宅 があり 世 帯 人 数 も 多 様 ですが 住 戸 面 積 と 世 帯 人 数 を 比 較 すると 入 居 後 の 世 帯 人 数 の 変 動 や 高 齢 化 身 体 の 状 況 変 化 により 住 み 替 え が 必 要 となることがあります このため 世 帯 人 数 に 応 じた 住 戸 等 への 住 み 替 えシステムについて 制 度 化 をすすめ ます 1-3 高 齢 者 向 け 障 がい 者 向 け 住 宅 整 備 への 支 援 斜 里 町 では 高 齢 者 障 がい 者 の 住 宅 リフォームを 促 進 するため 老 人 居 室 等 整 備 資 金 貸 付 事 業 身 体 障 害 者 等 住 宅 整 備 資 金 助 成 事 業 身 体 障 害 者 住 宅 整 備 貸 付 事 業 等 の 助 成 融 資 制 度 を 設 けています 25
2 住 宅 に 関 する 情 報 提 供 相 談 体 制 の 仕 組 みづくり 住 まいに 対 する 町 民 ニーズの 多 様 化 に 対 応 するため 町 内 の 民 間 住 宅 も 含 めた 良 質 な 住 宅 ストックの 形 成 利 用 維 持 など 総 合 的 な 施 策 を 展 開 する 必 要 が 高 まっています そこで 町 民 が 安 心 して 住 宅 を 取 得 選 択 できる 環 境 整 備 を 整 えるため 相 談 体 制 や 住 情 報 の 提 供 の 充 実 に 取 り 組 みます 2-1 インターネットを 活 用 した 総 合 的 な 住 宅 関 連 情 報 の 提 供 住 まいに 関 する 様 々な 分 野 での 消 費 者 の 関 心 の 高 まり 住 宅 関 連 制 度 の 多 様 化 等 に 対 応 するため 町 民 町 外 居 住 者 に 住 まいに 関 する 総 合 的 な 情 報 を 提 供 できる 仕 組 みづく りに 取 り 組 みます 内 容 については 公 営 住 宅 民 間 借 家 等 の 空 き 情 報 住 宅 土 地 情 報 移 住 情 報 ゆ れやすさマップ 等 の 町 民 への 啓 発 住 環 境 情 報 ( 法 規 制 上 下 水 道 の 整 備 状 況 等 ) 等 総 合 的 な 住 情 報 を 収 集 提 供 する 仕 組 みづくりについて 検 討 します これらの 情 報 は 関 係 団 体 や 他 の 公 的 機 関 との 連 携 による 情 報 の 入 手 を 図 ることなど により 町 民 町 外 居 住 者 が 求 めている 住 情 報 を 提 供 できるように 町 のホームページ や 広 報 誌 等 の 活 用 を 検 討 します 2-2 相 談 窓 口 相 談 体 制 の 充 実 住 宅 リフォーム 耐 震 改 修 融 資 技 術 指 導 など 住 宅 に 関 する 様 々な 情 報 収 集 を 行 う とともに 北 海 道 の 公 的 機 関 や 関 係 団 体 地 元 建 築 士 会 などと 連 携 し 住 宅 に 関 する 町 民 の 様 々な 相 談 に 応 じる 住 宅 相 談 窓 口 の 充 実 を 図 ります 26
目 標 2 世 帯 の 変 化 に 合 わせた 住 み 替 え 可 能 な 質 の 高 い 住 宅 住 宅 地 の 形 成 を 実 現 する 住 宅 政 策 の 推 進 方 針 3 良 質 な 持 ち 家 ストックの 形 成 3-1 北 国 の 風 土 に 適 した 住 宅 建 築 の 促 進 北 方 型 住 宅 の 普 及 促 進 道 では 昭 和 63 年 から 普 及 を 進 めてきた 北 方 型 住 宅 について 平 成 15 年 度 に 社 会 情 勢 や 住 宅 の 基 本 性 能 住 宅 に 対 する 意 識 の 変 化 などを 踏 まえた 見 直 しを 行 い 平 成 17 年 度 からは 新 たな 北 方 型 住 宅 基 準 や 北 方 型 住 宅 サポートシステム 断 熱 施 工 技 術 者 に よる 設 計 施 工 の 管 理 などの 枠 組 みの 下 で 普 及 を 進 めています 北 海 道 住 生 活 基 本 計 画 においては 誰 もがどこでも 良 質 な 住 宅 を 取 得 することができるよう 断 熱 施 工 技 術 の 資 格 取 得 者 の 増 加 を 推 進 することとしています また 大 手 ハウスメーカーなどの 年 間 建 設 棟 数 の 多 い 企 業 やIT 化 の 進 んでいない 企 業 にも 活 用 しやすいよう 北 方 型 住 宅 サ ポートシステムのさらなる 改 良 を 図 るとともに 既 存 住 宅 においても 住 宅 の 仕 様 や 修 繕 履 歴 等 の 記 録 を 保 管 する 仕 組 みとして 適 用 範 囲 の 拡 大 を 図 るなど より 一 層 の 普 及 促 進 を 図 ることとしています 平 成 21 年 現 在 斜 里 町 においては 断 熱 施 工 技 術 の 資 格 取 得 者 のいる 事 業 者 は1 社 のみですが 今 後 資 格 取 得 者 の 増 加 や 登 録 件 数 の 増 加 を 目 指 し 制 度 の 啓 発 普 及 を 進 めます また 平 成 20 年 には 国 の 超 長 期 住 宅 (200 年 住 宅 ) 先 導 的 モデル 事 業 に 採 択 さ れ 従 来 の 北 方 型 住 宅 よりさらに 断 熱 気 密 性 能 を 進 化 させ 国 内 最 高 水 準 の 性 能 を 誇 る 北 方 型 住 宅 ECO を 現 在 北 海 道 で 検 討 しています 北 海 道 が 主 催 する 北 方 型 住 宅 とリフォームに 関 するフェアなどに 参 加 し PRに 努 め 積 雪 寒 冷 地 にふさわしい 北 方 型 住 宅 の 建 設 を 促 進 します 3-2 住 宅 の 基 本 性 能 の 向 上 住 宅 の 耐 震 化 の 促 進 北 海 道 は 平 成 18 年 12 月 に 北 海 道 耐 震 改 修 促 進 計 画 を 策 定 しています 本 計 画 は 平 成 18 年 度 から 27 年 度 までの 10 年 間 を 計 画 期 間 としており 道 内 で 発 生 が 想 定 されている 地 震 について 震 度 及 び 建 築 物 の 被 害 を 想 定 し 本 道 における 耐 震 化 の 現 状 を 踏 まえ 想 定 地 震 による 建 築 物 の 被 害 を 半 減 させるため 耐 震 化 された 住 宅 及 び 多 数 の 方 が 利 用 する 建 築 物 の 割 合 を 平 成 27 年 度 において9 割 に 引 き 上 げることを 目 標 に 設 定 しています 斜 里 町 においても 想 定 される 大 規 模 地 震 に 備 え 住 宅 の 安 全 性 を 向 上 させ 安 心 し て 住 み 続 けられる 住 まいづくりを 行 うことを 目 的 に 地 震 発 生 時 における 住 宅 の 倒 壊 等 による 被 害 を 軽 減 するため 住 宅 の 耐 震 化 を 支 援 する 方 策 を 検 討 します 27
住 宅 品 質 確 保 促 進 制 度 の 普 及 啓 発 住 宅 品 質 確 保 促 進 制 度 には 住 宅 性 能 表 示 制 度 基 本 構 造 部 の 瑕 疵 保 証 住 宅 専 門 の 紛 争 処 理 機 関 の 設 置 等 が 位 置 づけられています 国 において 新 築 住 宅 の 住 宅 性 能 表 示 制 度 は 平 成 12 年 10 月 既 存 住 宅 の 住 宅 表 示 制 度 は 平 成 14 年 12 月 にスタートしま した また 住 宅 専 門 の 紛 争 処 理 機 関 は 平 成 12 年 9 月 に 指 定 されました 公 営 住 宅 においては 今 後 の 新 設 住 宅 は 品 確 法 に 基 づく 居 住 性 能 が 義 務 化 されており 住 宅 品 質 確 保 促 進 制 度 の 着 実 な 実 施 をめざします また 民 間 新 築 住 宅 市 場 における 良 質 な 住 宅 の 供 給 を 確 保 するため 住 宅 品 質 確 保 促 進 制 度 の 普 及 啓 発 を 図 ります 住 宅 瑕 疵 担 保 履 行 法 の 普 及 啓 発 基 本 構 造 部 の 瑕 疵 担 保 について 特 定 住 宅 瑕 疵 担 保 責 任 の 履 行 の 確 保 等 に 関 する 法 律 が 制 定 され 平 成 21 年 10 月 から 施 行 されました 新 築 住 宅 を 引 き 渡 した 建 設 業 者 又 は 宅 地 建 物 取 引 業 者 は 毎 年 3 月 31 日 と9 月 30 日 の 年 2 回 を 基 準 日 として 許 可 又 は 免 許 を 受 けた 国 土 交 通 省 又 は 都 道 府 県 知 事 に 対 し 保 険 契 約 等 の 締 結 状 況 を 届 け 出 る ことが 義 務 づけられます 建 設 業 者 及 び 宅 地 建 物 取 引 業 者 が 民 間 新 築 住 宅 市 場 における 瑕 疵 担 保 責 任 を 果 たすための 資 力 を 確 保 するため 住 宅 瑕 疵 担 保 保 険 履 行 法 の 普 及 啓 発 を 図 ります 住 宅 新 築 リフォームの 推 進 住 宅 の 安 全 性 耐 久 性 及 び 居 住 性 の 向 上 を 図 り 安 心 して 住 み 続 けられる 住 まいづく りに 資 するため 個 人 住 宅 の 新 築 及 びリフォーム( 増 築 改 築 改 修 )を 推 進 する 支 援 方 策 を 検 討 します 国 では エコリフォーム エコ 住 宅 の 新 築 工 事 をされた 方 に 対 して 様 々な 商 品 サ ービスと 交 換 可 能 なエコポイントを 取 得 できる 制 度 ( 住 宅 版 エコポイント)を 創 設 しま した 斜 里 町 はこの 制 度 を 積 極 的 にPRしていくこととします さらに 道 では 既 存 住 宅 の 性 能 や 居 住 者 の 状 況 に 応 じてどのような 改 修 を 行 って いけばよいかを 考 える 手 助 けとして 住 宅 の 性 能 向 上 リフォームマニュアル を 発 行 し ています また 北 海 道 住 宅 リフォーム 推 進 協 議 会 では 一 定 の 資 格 要 件 を 満 たす 住 宅 リフォーム 事 業 者 を 登 録 し その 登 録 事 業 者 に 関 する 情 報 を 公 開 提 供 する 北 海 道 住 宅 リフォーム 事 業 者 登 録 制 度 を 創 設 しています 今 後 こうしたマニュアルや 制 度 の 啓 発 普 及 を 図 り 町 民 の 住 宅 リフォームを 推 進 します 28
中 古 住 宅 流 通 住 み 替 えの 仕 組 みづくり 持 ち 家 に 住 む 高 齢 者 世 帯 は 子 どもが 独 立 することなどにより 夫 婦 または 単 身 で 住 む には 規 模 の 大 きい 住 宅 に 住 んでいる 場 合 が 多 く 除 排 雪 など 住 宅 の 維 持 管 理 が 過 度 の 負 担 と 感 じています また 子 育 て 世 帯 では 経 済 的 負 担 や 子 育 てに 適 した 住 宅 の 不 足 等 から 比 較 的 規 模 の 小 さな 住 宅 に 住 んでいる 場 合 がみられます こうした 住 宅 と 居 住 のミ スマッチを 解 消 するため 北 海 道 では 住 み 替 えの 仕 組 みづくりや 民 間 住 宅 の 情 報 提 供 の 仕 組 みづくりに 取 り 組 んでいくこととしています 具 体 的 には 高 齢 者 向 けの 賃 貸 住 宅 などに 住 み 替 えた 高 齢 者 の 持 ち 家 を 第 3 者 が 借 り 上 げ 低 廉 で 良 質 な 賃 貸 住 宅 として 子 育 て 世 帯 などに 転 貸 (サブリース)する 仕 組 みについて 検 討 することとしています 斜 里 町 においても 今 後 の 需 要 に 応 じて 長 期 的 にこうした 仕 組 みづくりについて 検 討 し ます 29
4 良 質 な 借 家 環 境 の 整 備 4-1 公 的 借 家 のセーフティネット 機 能 の 向 上 老 朽 住 宅 の 計 画 的 な 更 新 斜 里 町 には 平 成 21 年 度 現 在 15 団 地 606 戸 の 公 共 賃 貸 住 宅 ( 公 営 住 宅 特 定 公 共 賃 貸 住 宅 )があります 本 計 画 では 平 成 31 年 度 の 管 理 戸 数 を 概 ね 560~570 戸 程 度 と 設 定 しています この 目 標 管 理 戸 数 を 目 指 し 計 画 的 な 建 替 改 善 維 持 管 理 を 実 施 していくこととします また 公 営 住 宅 全 体 の 質 の 向 上 を 図 るため バリアフリー 化 はもちろん ユニバーサルデザイン 化 環 境 共 生 等 に 取 り 組 んでいきます 既 存 住 宅 の 長 期 的 な 活 用 ストック 重 視 の 基 本 的 視 点 のもと 公 的 借 家 の 既 存 住 宅 については 長 期 的 な 活 用 が 重 視 されます また 解 体 時 の 廃 棄 物 処 理 や 資 源 のリサイクルなどの 環 境 問 題 の 視 点 からも 長 期 的 な 活 用 が 望 ましく 既 存 住 宅 について 計 画 的 な 個 別 改 善 修 繕 実 施 や 適 切 な 維 持 管 理 を 行 い 長 期 的 な 活 用 に 取 り 組 んでいきます 簡 易 耐 火 構 造 の 全 面 的 改 善 導 入 の 検 討 町 営 住 宅 の 老 朽 住 宅 のうち 簡 易 耐 火 構 造 平 屋 建 て(コンクリートブロック 造 )につ いては 従 来 の 建 替 のみではなく 建 物 の 耐 力 を 考 慮 した 上 で 新 たな 手 法 である 簡 易 耐 火 構 造 の 全 面 的 改 善 の 導 入 を 検 討 することとします 全 面 的 改 善 は 住 戸 改 善 ( 居 住 性 向 上, 高 齢 者 対 応 ) 共 用 部 分 改 善 ( 高 齢 者 対 応, 安 全 性 確 保 ) 屋 外 外 構 部 分 ( 高 齢 者 対 応 )の 全 てを 含 み 躯 体 を 残 して 全 面 的 又 はそ れに 準 ずる 改 善 を 行 うもので 簡 易 耐 火 構 造 については ニセコ 町 で 先 進 事 例 がある 近 年 の 新 しい 手 法 です 建 替 又 は 全 面 的 改 善 の 手 法 の 選 択 や 戸 数 配 分 に 当 たっては 耐 震 診 断 及 び 費 用 対 効 果 分 析 を 行 い 有 利 な 手 法 を 選 択 します また 全 面 的 改 善 は 既 存 入 居 者 が 再 入 居 する 場 合 建 替 ほど 家 賃 が 上 がらない という 入 居 者 にとってのメリットを 勘 案 し 建 替 対 象 団 地 の 入 居 者 の 収 入 状 況 等 も 併 せ て 判 断 材 料 とすることとします 入 居 者 の 適 正 管 理 公 営 住 宅 は 公 費 を 投 入 して 建 設 され その 特 性 である 家 賃 の 低 廉 さも 公 費 により 補 填 されています 公 営 住 宅 法 において 一 般 世 帯 の 入 居 収 入 が 定 められており 空 き 家 が あまりない 状 況 を 踏 まえ 民 間 賃 貸 住 宅 に 居 住 することが 可 能 な 収 入 超 過 者 高 額 所 得 者 に 対 する 適 切 な 対 応 が 必 要 となっています また 社 会 的 公 平 の 観 点 受 益 者 負 担 の 原 則 からみても 入 居 者 は 家 賃 を 適 正 に 納 入 しなければなりません 家 賃 滞 納 者 等 に 対 しては 家 賃 の 納 入 を 強 く 求 めるなど 対 応 していきます 30
雇 用 促 進 住 宅 の 活 用 雇 用 促 進 住 宅 は 現 在 ウトロ 地 区 に1 棟 40 戸 があり ウトロ 地 区 での 住 宅 セーフテ ィネットとして 重 要 な 役 割 を 担 っています しかし 平 成 19 年 2 月 28 日 に 厚 生 労 働 省 から 今 後 15 年 間 で 譲 渡 廃 止 することが 発 表 されました このことを 考 慮 し 雇 用 促 進 住 宅 については 国 の 交 付 金 制 度 を 活 用 し 平 成 26 年 度 を 目 途 に 譲 渡 を 受 け 町 単 独 住 宅 として 維 持 管 理 していくことを 検 討 します 4-2 民 間 借 家 の 建 設 促 進 民 間 賃 貸 住 宅 の 建 設 支 援 方 策 の 検 討 民 間 賃 貸 住 宅 の 建 設 を 促 進 するため 支 援 方 策 を 検 討 します 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 導 入 の 検 討 地 域 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 は 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 高 齢 者 向 け 優 良 賃 貸 住 宅 制 度 を 再 編 し 公 営 住 宅 を 補 完 する 公 的 賃 貸 住 宅 制 度 として 既 存 の 賃 貸 住 宅 を 有 効 活 用 しなが ら 地 域 の 状 況 に 応 じて 対 象 世 帯 を 設 定 する 等 地 域 の 住 宅 事 情 に 対 応 できる 枠 組 みのも とで 住 宅 整 備 や 子 育 て 世 帯 高 齢 者 障 がい 者 世 帯 等 に 対 する 入 居 者 の 負 担 軽 減 のた めの 助 成 を 効 果 的 に 行 う 制 度 です 今 後 民 間 賃 貸 住 宅 の 動 向 を 勘 案 しながら 長 期 的 な 視 野 に 立 ち 同 制 度 の 活 用 を 検 討 します 31
目 標 3 あこがれを 持 って 住 みたくなる 斜 里 町 の 環 境 と 調 和 する 住 宅 市 街 地 づくり を 実 現 する 住 宅 政 策 の 推 進 方 針 5 地 域 特 性 に 応 じた 住 宅 市 街 地 づくり 5-1 まちなか 居 住 の 推 進 斜 里 町 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 においては 中 心 市 街 地 にまちなか 居 住 ゾーン を 設 定 し 高 齢 社 会 に 対 応 したまちなか 居 住 空 間 の 確 保 を 図 ることが 位 置 づけられてい ます こうした 方 針 に 基 づき 平 成 16 年 度 に 町 営 住 宅 港 町 中 央 団 地 (20 戸 )を 整 備 して います 今 後 は まちなかにある 公 共 賃 貸 住 宅 の 適 正 な 維 持 管 理 を 行 っていくとともに 新 た な 団 地 等 の 整 備 検 討 を 進 めることとします また 民 間 賃 貸 住 宅 への 誘 導 を 併 せて 行 っていきます 5-2 移 住 の 促 進 移 住 希 望 者 への 情 報 提 供 斜 里 町 は 北 海 道 の 北 の 大 地 への 移 住 促 進 事 業 の 登 録 市 町 村 であり 役 場 企 画 総 務 課 に 移 住 などの 相 談 に 責 任 を 持 って 対 応 する 移 住 相 談 ワンストップ 窓 口 を 設 け ています ワンストップ 窓 口 では 暮 らし 全 般 に 関 わるすべての 情 報 を 把 握 収 集 しておくこと が 望 ましいですが 現 状 としては 観 光 イベント 情 報 気 象 状 況 支 援 制 度 などの 案 内 のみで 住 居 と 求 職 の 情 報 については 民 間 不 動 産 業 者 やハローワークの 情 報 に 依 存 していています とりわけ 住 居 に 関 しては 郊 外 への 居 住 を 望 む 移 住 者 の 希 望 には 応 え られていない 状 況 にあり 移 住 を 断 念 されるケースも 多 くあります 今 後 は 既 存 の 不 動 産 物 件 へのマッチングと 潜 在 的 な 空 き 家 をどう 掘 り 起 こしていく かが 課 題 となっています 移 住 者 受 入 促 進 事 業 斜 里 町 では 移 住 者 を 受 け 入 れるために 居 住 する 住 宅 を 増 改 築 及 び 改 良 する 人 に 資 金 貸 し 付 けを 行 っています ( 貸 付 限 度 額 ) 1 件 あたり 150 万 円 限 度 ( 貸 付 金 償 還 期 限 ) 貸 付 の 翌 年 度 から 5 年 以 内 無 利 子 お 試 し 暮 らし 住 宅 の 整 備 移 住 希 望 者 が 一 定 期 間 斜 里 町 での 生 活 を 体 験 できる 機 会 を 提 供 するため お 試 し 暮 らし 住 宅 を 整 備 します 移 住 希 望 者 は 郊 外 での 居 住 を 望 む 声 が 多 いため 今 後 小 学 校 の 廃 校 等 に 伴 い 生 じる 教 職 員 の 空 き 住 宅 を 活 用 することでニーズが 充 足 できると 考 えます (ただし 長 期 居 住 としないための 仕 掛 けが 必 要 ) 32
6 環 境 に 調 和 し 環 境 負 荷 を 低 減 する 住 環 境 づくり 6-1 環 境 に 配 慮 した 公 共 賃 貸 住 宅 づくりの 推 進 北 海 道 では 平 成 12 年 度 に 北 海 道 環 境 共 生 型 公 共 賃 貸 住 宅 整 備 指 針 を 策 定 し そ の 普 及 を 図 っています 今 後 の 公 営 住 宅 等 の 建 替 にあたっては 可 能 な 限 り 本 指 針 に 沿 った 環 境 共 生 型 の 団 地 づくりに 努 めます 6-2 環 境 負 荷 を 低 減 する 民 間 住 宅 づくりの 推 進 太 陽 光 発 電 システムの 普 及 推 進 斜 里 町 では 循 環 型 社 会 の 形 成 及 び 低 炭 素 社 会 づくりを 推 進 するため 住 宅 に 太 陽 光 発 電 システムを 設 置 される 方 に 対 して 補 助 金 制 度 を 設 けています 33
住 生 活 基 本 計 画 策 定 委 員 会 名 簿 12 名 委 員 長 町 長 村 田 均 委 員 副 町 長 川 副 秀 樹 教 育 長 金 田 清 見 会 計 管 理 者 志 田 一 雄 総 務 環 境 部 長 村 田 良 介 保 健 福 祉 部 長 佐 藤 昭 経 済 部 長 阿 部 義 則 議 会 事 務 局 長 川 村 雅 美 教 育 次 長 石 下 孝 行 病 院 事 務 長 代 田 克 雄 消 防 長 旭 仁 建 設 部 長 青 木 好 和 34
住 生 活 基 本 計 画 策 定 作 業 部 会 名 簿 部 局 名 職 名 氏 名 部 会 構 成 員 12 名 総 務 環 境 部 企 画 総 務 課 長 企 画 情 報 係 長 財 政 係 長 阿 部 公 男 高 橋 誠 司 南 出 康 弘 保 健 課 長 梅 田 實 保 健 福 祉 部 高 齢 者 介 護 福 祉 係 長 福 祉 課 長 福 祉 係 長 地 域 支 援 センター 長 森 出 直 樹 三 宅 正 人 武 山 和 人 佐 藤 幸 恵 経 済 部 商 工 観 光 課 長 午 来 準 一 教 育 委 員 会 学 校 教 育 係 長 三 島 貢 樹 斜 里 町 消 防 署 予 防 課 長 田 中 宏 建 設 部 まちなみ 整 備 主 幹 六 本 木 万 裕 事 務 局 8 名 事 務 局 長 建 設 部 長 青 木 好 和 事 務 局 次 長 総 務 環 境 部 長 村 田 良 介 財 政 課 長 奈 良 保 事 務 局 員 契 約 財 産 係 長 契 約 財 産 係 建 設 課 長 建 設 係 長 建 設 係 伊 藤 春 彦 石 垣 憂 己 村 上 俊 行 荒 木 敏 則 江 本 真 也 35
( 資 料 ) 住 生 活 基 本 計 画 策 定 経 過 1 策 定 事 業 補 助 申 請 H21.07.23 補 助 申 請 H21.07.23 交 付 決 定 H21.08.19 策 定 業 務 委 託 入 札 委 託 契 約 先 : 株 式 会 社 まちづくり 計 画 設 計 2 事 務 局 会 議 H21.08.21 計 画 目 的 と 策 定 スケジュールの 検 討 H21.09.09 住 環 境 及 び 公 的 借 家 の 特 性 と 課 題 の 検 討 H21.09.29 住 宅 施 策 の 展 開 方 向 の 検 討 H21.11.18 公 的 借 家 の 活 用 方 針 の 検 討 H21.12.22 町 営 住 宅 将 来 管 理 戸 数 の 検 討 H22.01.21 住 生 活 基 本 計 画 素 案 のまとめ H22.02.04 素 案 の 修 正 H22.02.09 素 案 の 修 正 3 策 定 作 業 部 会 H21.09.15 策 定 作 業 部 会 設 置 ( 関 係 部 署 20 名 ) H21.10.20 第 1 回 H21.12.04 第 2 回 H22.02.03 第 3 回 4 策 定 委 員 会 H21.09.15 策 定 委 員 会 設 置 ( 政 策 会 議 メンバー12 名 ) H21.09.28 第 1 回 H22.02.08 第 2 回 5 審 議 会 等 意 見 提 示 H22.02.10 斜 里 町 都 市 計 画 審 議 会 ( 住 生 活 基 本 計 画 ) 6 住 生 活 基 本 計 画 策 定 に 係 わる 道 ヒアリング H22.02.17 住 生 活 基 本 計 画 概 要 中 間 報 告 36