がんに 関 するアンケート 東 京 海 上 日 動 あんしん 生 命 保 険 株 式 会 社 では がんに 関 するアンケート 調 査 を 実 施 し 調 査 結 果 を 以 下 のとおり とりまとめました がんを 予 防 することについての 意 識 がん 検 診 の 受 診 について 日 常 生 活 で 気 を 付 けていること がん 告 知 について がんに 罹 患 した 場 合 の 治 療 の 選 び 方 がんを 経 験 した 際 の 心 境 変 化 がんの 治 療 方 法 と 抗 がん 剤 治 療 目 次 <アンケート 実 施 要 領 > 1.がん 未 経 験 者 アンケート 調 査 回 答 者 : がんを 経 験 していない 男 女 (20 歳 以 上 ~50 歳 以 下 ) サンプル 数 : 1034 名 調 査 方 法 : WEB アンケート 調 査 ( 株 式 会 社 マクロミルの マクロミルモニタ を 利 用 ) 調 査 実 施 期 間 : 2015 年 1 月 16 日 ~1 月 17 日 2.がん 罹 患 経 験 者 アンケート 調 査 回 答 者 : がん(ステージⅠ 以 上 )を 経 験 している 男 女 (21 歳 以 上 ~69 歳 以 下 ) サンプル 数 : 1030 名 調 査 方 法 : WEB アンケート 調 査 ( 株 式 会 社 マクロミルの マクロミルモニタ を 利 用 ) 調 査 実 施 期 間 : 2015 年 1 月 17 日
1.がん 未 経 験 者 アンケート 調 査 がんを 予 防 することについての 意 識 Q1.がんを 予 防 することについて 意 識 していますか? 全 く 意 識 していない 14% とても 意 識 している 3% まぁまぁ 意 識 している 22% あまり 意 識 していない 27% どちらともいえない 34% 2 人 に1 人 が 罹 患 するとされるがんについて 予 防 を 意 識 している 方 は 4 人 に1 人 にとどまり ました 2
がん 検 診 の 受 診 について Q2. 国 や 市 区 町 村 が 実 施 する がん 検 診 を 受 けたことがありますか? 男 女 40 歳 ( )~50 歳 の 方 にうかがいました ( ) 市 区 町 村 が 実 施 するがん 検 診 の 受 診 対 象 年 齢 ( 女 の 子 宮 頸 がん 検 診 (20 歳 ~) を 除 く) (1) 国 や 市 区 町 村 が 実 施 する がん 検 診 の 受 診 率 受 診 したことがある 受 診 したことがない 男 19% 81% 女 47% 53% 0% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 国 や 市 区 町 村 が 実 施 するがん 検 診 の 受 診 率 は 男 19% 女 47% 男 女 あわせて33% との 結 果 でした (2) がん 保 険 加 入 者 と がん 保 険 未 加 入 者 の 方 に 国 や 市 区 町 村 が 実 施 するがん 検 診 の 受 診 についてうかがいました がん 検 診 受 診 率 がん 保 険 未 加 入 者 がん 保 険 加 入 者 いいえ 37% はい いいえ 31% はい 63% 69% がん 検 診 受 診 率 を がん 保 険 加 入 の 有 無 別 に 比 較 したところ がん 保 険 加 入 者 (37%)の 方 が がん 保 険 未 加 入 者 (31%)より がん 検 診 受 診 率 が 高 いことがわかりました 3
Q3. 検 診 を 受 診 されていないのはなぜですか? がん 検 診 を 受 けたことのない 男 女 40 歳 ~50 歳 の 方 にうかがいました ( 複 数 回 答 可 ) 50.0% 45.0% 43.1% 男 女 40.0% 37.3% 35.0% 30.0% 30.3% 25.0% 20.0% 21.3% 21.3% 15.0% 13.3% 10.0% 5.0% 6.7% 8.3% 7.3% 7.3% 9.3% 5.5% 1.3% 4.6% 1.8% 4.0% 0.0% 病 院 や 診 療 所 に 行 く 時 間 がないから 国 や 市 区 町 村 が がん 検 診 を 実 施 していることを 知 らないから がんが 見 つか るのがこわいか ら 国 や 市 区 町 村 で 実 施 し ている がん 検 診 で は がんを 見 つけるこ とができないと 思 って いるから 自 分 はがんに はかからないと 思 っているから 自 分 は 検 査 対 象 年 齢 ではな いから 検 査 で 身 体 に 触 れられたりす るのが 嫌 だから 検 査 の 内 容 が 自 費 で 受 診 している 人 間 ドックと 重 複 するから 検 診 を 受 診 していない 理 由 をお 聞 きしたところ 男 女 問 わず 受 診 する 時 間 がない が35%を 超 えて 最 も 多 いことがわかりました その 他 の 理 由 を 男 女 別 に 見 ると 男 が 国 や 市 区 町 村 ががん 検 診 を 実 施 していることを 知 ら ない (30.3%)が 多 く 女 は がんが 見 つかるのが 怖 い (21.3%)が 多 いことがわかりまし た 4
日 常 生 活 で 気 を 付 けていること Q4.がん 予 防 のために 日 常 生 活 で 気 をつけていることはありますか?( 複 数 回 答 可 ) 60.0% 51.8% 男 女 42.7% 42.6% 37.7% 35.2% 34.4% 26.3% 25.9% 30.2% 29.8% 19.1% 14.7% 19.9% 19.5% 10.3% タ バコ を 吸 わ ない お 酒 を 控 える 焼 け 焦 げた 部 分 は 避 ける 食 べ 物 から 適 量 のビタ ミ ンを とる 塩 辛 い も のを 控 え る 日 光 に 当 たり 過 ぎな い 熱 い も のを 冷 ま して から 食 べた り 飲 ん だりす る 特 になし がんについて 予 防 を 意 識 していると 回 答 された 方 や 検 診 を 受 けられている 方 は 必 ずしも 多 く ないとの 結 果 でしたが 上 記 のような 日 常 生 活 で 気 を 付 けていることについては より 多 くの 方 が タバコを 吸 わない 焼 け 焦 げた 部 分 は 避 ける お 酒 を 控 える 等 を 実 践 されていることが 分 かり ました 男 と 女 を 比 較 してみると 女 が 全 ての 質 問 項 目 ( 除 く 特 になし)で 男 よりも 多 く 気 をつ けている と 回 答 しており 日 常 生 活 の 中 で がん 予 防 のために 気 をつけていることが 多 いことが 分 かります 5
がん 告 知 について Q5.あなた あなたが もしがんになった 時 に 医 師 よりがんと 告 知 してほしいですか? 告 知 してほしくない 治 るようであ れば 告 知 して ほしい 1% わからない 7% 必 ず 告 知 してほしい 82% ご 自 身 に 対 する がん 告 知 については 必 ず 告 知 してほしいと 考 える 人 が82%おり がん 告 知 が 世 間 一 般 に 広 く 定 着 したことがうかがえます 男 2% 9% 女 9% 1% 6% 80% 83% 男 女 別 に 比 較 しても がん 告 知 に 関 して 大 きな 差 はありませんでしたが 女 の 方 が 必 ず 告 知 し てほしい が 若 干 多 い( 男 80% 女 83%)との 結 果 でした 6
がんに 罹 患 した 場 合 の 治 療 の 選 び 方 Q6.ご 自 身 や ご 家 族 ががんになった 場 合 現 在 (いま) 治 療 法 はどのように 選 ばれますか? 1ご 自 身 に 対 して がんの 治 療 は 受 けたくない 17% 25% 年 齢 に 関 係 なく 治 療 費 が 高 く たとえ 家 計 に 重 い 負 担 になるとしても 一 番 い い 治 療 法 を 選 びたい 年 齢 に 関 係 なく 治 療 費 を 負 担 できる 範 囲 内 で いい 治 療 を 選 びたい 9% 49% 若 いうちは 治 療 費 が 高 く たとえ 家 計 に 重 い 負 担 になるとしても 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい 約 半 数 の 方 が 治 療 費 を 負 担 できる 範 囲 内 でいい 治 療 を 選 びたい と 回 答 されていますが 25%の 方 が 年 齢 に 関 係 なく 治 療 費 が 高 くても( 家 計 に 重 い 負 担 になっても) 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい と 回 答 され 若 いうちは 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい を 加 えると 34%の 方 が 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい と 回 答 されました 2012 年 の 当 社 アンケート 実 施 時 より がん 治 療 の 重 要 への 理 解 が 高 まっていることがうか がえます 参 考 2012 年 5 月 実 施 アンケート Q 自 分 が がん になったら 有 効 な 治 療 であれば 高 額 でもうけてみたいと 思 いますか 自 分 自 身 に 対 して 7
2 配 偶 者 に 対 して 本 人 に 任 せる がんの 治 療 は 受 けさせたくない 3% 19% 年 齢 に 関 係 なく 治 療 費 が 高 く たとえ 家 計 に 重 い 負 担 になるとしても 一 番 い い 治 療 法 を 選 ばせたい 43% 年 齢 に 関 係 な く 治 療 費 を 負 担 で き る 範 囲 内 で いい 治 療 を 選 びたい 28% 本 人 に 任 せる と19%の 方 が 回 答 される 一 方 43%の 方 が 年 齢 に 関 係 なく 治 療 費 が 高 く ても( 家 計 に 重 い 負 担 になっても) 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい と 回 答 され 若 いうちは 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい を 加 えると 50%の 方 が 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 法 を 選 びたい と 回 答 されました 自 分 自 身 に 対 しては 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 を 選 びたい と 考 える 方 が34%なのに 対 し 配 偶 者 に 対 しては 50%の 方 が 治 療 費 が 高 くても 一 番 いい 治 療 を 選 ばせたい と 回 答 さ れており 自 分 自 身 より 家 族 に 対 して 積 極 的 な 治 療 の 意 識 が 高 いことがうかがえます 当 社 は 2012 年 にも 同 様 の 調 査 を 行 いましたが 前 回 に 引 き 続 き 今 回 も 自 分 自 身 より 家 族 に 対 して 治 療 費 を 惜 しまないと 回 答 された 方 が 多 いとの 結 果 となりました 7% 若 いうちは 治 療 費 が 高 く たとえ 家 計 に 重 い 負 担 になるとして も 一 番 いい 治 療 法 を 選 ばせたい 参 考 2012 年 5 月 実 施 アンケート Q 自 分 の 家 族 が がん になったら 有 効 な 治 療 であれば 高 額 でも うけさせたいと 思 いますか 自 分 の 家 族 に 対 して 8
Q7.(いま).(いま)ご 自 身 やご 家 族 ががんになった 場 合 どの 程 度 までの 距 離 ならば 入 院 しようと 思 い ますか? 1ご 自 身 について 日 本 全 国 どこでも 12% 同 じ 市 区 町 村 内 で 同 じ 地 方 内 で 11% 39% 同 じ 都 道 府 県 内 で 38% 70% 以 上 の 方 が 同 じ 市 区 町 村 で 同 じ 都 道 府 県 で と 回 答 される 一 方 で 非 常 に 効 果 的 な 治 療 を 行 う 病 院 医 師 がいると 聞 いた 場 合 12%の 方 が 日 本 全 国 どこでも 行 くと 回 答 されていま す 男 日 本 全 国 どこでも 14% 同 じ 市 区 町 村 内 で 女 日 本 全 国 どこでも 同 じ 市 区 町 村 内 で 12% 同 じ 地 方 内 で 38% 同 じ 地 方 内 で 41% 同 じ 都 道 府 県 内 で 38% 同 じ 都 道 府 県 内 で 37% 男 女 別 で 比 較 すると 同 じ 市 区 町 村 で 同 じ 都 道 府 県 で と 回 答 された 方 の 割 合 はほぼ 同 じで した 男 14% 女 が 日 本 全 国 どこでも と 回 答 されており 男 の 方 が 日 本 全 国 どこ でも 行 く 方 が 多 いとの 結 果 でした 9
2.がん 経 験 者 アンケート 調 査 がんを 経 験 した 際 の 心 境 変 化 今 回 の 調 査 では がんを 経 験 されたことのある 方 々にもうかがいしました がんを 発 見 したきっかけ 行 動 や 心 境 の 変 化 や 現 在 の 悩 みや 不 安 についてお 聞 きしました Q1. 最 初 に 診 断 されたがんは どのようなことをきっかけにして 発 見 されましたか 50% 44% 男 女 40% 30% 30% 29% 20% 20% 11% 8% 12% 7% 6% 14% 0% 体 調 がすぐれず 病 院 を 受 診 別 の 病 気 の 受 診 中 に 偶 然 発 見 職 場 の 健 康 診 断 人 間 ドック 自 費 の 健 康 診 断 人 間 ドック 国 や 市 町 村 の がん 検 診 その 他 女 は 体 調 がすぐれず 病 院 を 受 診 (44%)が 男 は 職 場 の 健 康 診 断 人 間 ドック 自 費 の 健 康 診 断 人 間 ドック 国 や 市 町 村 の がん 検 診 での 発 見 (44%)が 一 番 多 いことがわか りました 10
Q2.あなたは 最 初 にがんと 診 断 された 後 どのような 変 化 がありましたか( 複 数 回 答 可 ) 60.0% 50.0% 54.4% 51.1% 男 女 40.0% 30.0% 30.5% 20.0% 22.7% 21.2% 19.1% 23.9% 19.5% 23.9% 15.7% 16.1% 12.9% 13.4% 13.1% 13.1% 10.0% 10.6% 10.0% 8.2% 7.8% 4.8% 0.0% 健 康 的 な 生 活 をよ り 意 識 するように なった 各 種 の 検 査 を 受 けるようになった 家 族 とより 話 をす るようになった ちょっとしたこと で 不 安 な 気 持 ち になったり 動 揺 す るようになった 落 ち 込 みやす くなった 外 出 や 旅 行 に 以 前 より 行 くよう になった 自 然 食 品 や 補 助 食 品 をよく 買 うよ うになった 以 前 に 比 べ 涙 も ろくなった 友 人 や 知 人 と 以 前 より 話 をするよ うになった あまり 変 わら ない 男 女 問 わず 半 数 以 上 の 方 は 健 康 的 な 生 活 をより 意 識 するようになった と 回 答 されています また 各 種 の 検 査 を 受 けるようになった 家 族 とより 話 すようになった が 上 位 を 占 めました 特 に 女 の 方 に 外 出 や 旅 行 に 以 前 より 以 前 より 行 くようになった や 友 人 や 知 人 と 以 前 より 話 をするようになった 等 前 向 きな 変 化 を 回 答 された 方 が 多 くおられました 11
Q3.がんになって 苦 労 した 点 悩 んだ 点 はどのようなことですか( 複 数 回 答 可 ) 70.0% 64.2% 男 女 60.0% 55.8% 50.0% 43.8% 40.0% 30.0% 29.1% 28.8% 25.6% 20.0% 18.3% 18.3% 22.0% 10.0% 14.2% 14.3% 10.8% 10.6% 9.8% 13.6% 8.6% 0.0% 再 発 に 対 する 不 安 毎 日 の 体 調 変 化 ( 抗 がん 剤 等 の 副 作 用 を 含 む) 死 に 対 する 不 安 生 活 費 の 工 面 治 療 費 の 工 面 仕 事 がなくなっ たこと 治 療 方 法 や その 後 の 生 活 に 関 す る 情 報 の 集 め 方 抗 がん 剤 の 副 作 用 によって 容 姿 が 変 わったこ と( 脱 毛 等 ) 再 発 に 対 する 不 安 や 毎 日 の 体 調 変 化 ( 抗 がん 剤 等 の 副 作 用 を 含 む) が 上 位 を 占 めました また 仕 事 がなくなったこと を1 割 の 方 が 挙 げられています 治 療 費 や 生 活 費 の 工 面 といった 金 銭 的 な 悩 みも 一 定 程 度 あることがうかがえます 12
がんの 治 療 方 法 と 抗 がん 剤 治 療 Q4. 最 初 に 診 断 された がんに 対 して どのような 治 療 をされましたか? 内 視 鏡 手 術 + 抗 がん 剤 + 放 射 線 11% 内 視 鏡 手 術 のみ 56% 内 視 鏡 手 術 + 抗 がん 剤 19% 手 術 + 放 射 線 5% 抗 がん 剤 のみ 3% 放 射 線 のみ 2% 抗 がん 剤 + 放 射 線 4% 全 体 の 約 4 割 の 方 が 複 数 の 治 療 を 用 いていると 回 答 されました また 実 施 されている 治 療 方 法 の 中 で 目 立 つのが 抗 がん 剤 と 他 の 治 療 の 併 用 ですが 約 4 割 の 方 が 抗 がん 剤 を 使 用 されている 事 がわかりました 13