Oracle/NetAppホワイト ペーパー 2010 年 12 月 Oracle Enterprise ManagerとNetApp FlexCloneを 使 用 した 短 時 間 でのデータベース プロビジョニング
免 責 事 項 以 下 の 事 項 は 弊 社 の 一 般 的 な 製 品 の 方 向 性 に 関 する 概 要 を 説 明 するものです また 情 報 提 供 を 唯 一 の 目 的 とするものであり いかなる 契 約 にも 組 み 込 むことはできません マテリアルやコード 機 能 の 提 供 をコミットメント( 確 約 )するものではなく 購 買 を 決 定 する 際 の 判 断 材 料 になさらな いで 下 さい オラクルの 製 品 に 関 して 記 載 されている 機 能 の 開 発 リリース および 時 期 について は 弊 社 の 裁 量 により 決 定 されます
はじめに 世 界 中 の 企 業 は 運 用 効 率 を 向 上 し 競 争 上 の 優 位 性 を 得 るためにテクノロジーに 投 資 しています 一 方 で IT 組 織 は 成 長 する 企 業 に 必 要 とされるサービス 品 質 レベルの 維 持 やサービスの 追 加 を 求 め られながらも 厳 しい 予 算 の 制 約 に 直 面 しています IT 組 織 はその 役 割 を コスト センターから サービス プロバイダに 発 展 させる 必 要 があります また コンピューティング ネットワーキン グ およびストレージの 分 野 における 自 動 化 と 革 新 が 不 可 欠 になります 大 量 の 時 間 とリソースを 必 要 とするIT 部 門 の 運 用 タスクの1つに アプリケーションとデータベース のプロビジョニングがあります 企 業 のITが 発 展 してビジネス ユーザーによるセルフサービス 処 理 が 増 えるにつれ リソース 割 当 てや 容 量 計 画 における 柔 軟 性 がますます 重 要 なビジネス 要 件 にな ります しかし IT 資 産 の 使 用 率 の 最 大 化 はいまだ 課 題 として 残 り 業 界 アナリストは 今 でも 現 在 のデータセンターにおける 平 均 ストレージ 使 用 率 は40% 未 満 と 考 えています Oracle Enterprise Manager Grid Controlは システム ストレージ データベース およびアプリ ケーションの 管 理 を 実 行 するのに 非 常 に 適 しており 上 記 のビジネス 要 件 を 満 たしてIT 資 産 の 使 用 率 を 向 上 するのに 役 立 ちます 図 1:ソフトウェア 配 置 のライフ サイクル 3
Oracle Enterprise Managerの 一 部 であるOracle Enterprise Manager Provisioning and Patch Automation Packは ソフトウェアの 配 置 とライフ サイクル 管 理 を 実 行 するエンド ツー エンドのソリュー ションです このソリューションには 物 理 的 および 仮 想 的 なインフラストラクチャにおける サー バー データベース ミドルウェア アプリケーションを 含 むソフトウェア スタック 全 体 に 対 し て プロビジョニングやパッチ 適 用 を 実 行 する 機 能 が 含 まれています このホワイト ペーパーでは Oracle Enterprise Manager Provisioning and Patch Automation Pack とNetApp FlexCloneテクノロジーを 統 合 し データベースを 短 時 間 でプロビジョニングすること でプロビジョニングにかかる 時 間 を 大 幅 に 削 減 し ストレージ 使 用 率 を 最 適 化 する 方 法 について 説 明 します Enterprise Managerを 使 用 したデータベース プロビジョニング Oracle Enterprise Managerには 標 準 のデプロイメント プロ シージャが 含 まれており Oracle Database( 単 一 インスタンス (SIDB)およびOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)) Oracle Grid Infrastructure Oracle Clusterware Oracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)をプロビジョニングでき ます データベース ソフトウェアのプロビジョニングには オラクルのMaximum Availability Architecture(MAA)を 使 用 し た 高 可 用 性 を 実 現 するベスト プラクティスに 従 ったゴールド イメージ またはリリース メディアを 使 用 します ゴールド イメージは 検 証 および 承 認 されたソフトウェア イメージで あり ITで 定 義 された 適 切 なレベルに 対 して 配 置 前 にパッチ 適 用 できます デプロイメント プロシージャが 製 品 のエンド ツー エンドのプロビジョニング 操 作 を 自 動 化 し( 多 層 インス トールを 含 む) 処 理 中 にストレージとネットワークを 構 成 し ます デプロイメント プロシージャには 製 品 固 有 の 前 提 条 件 の 広 範 なチェックと 配 置 後 の 構 成 が 含 まれるため 配 置 中 に 発 生 するエラーを 削 減 できます おもな 特 長 ソフトウェア プロビジョニングの 自 動 化 ソフトウェア ライブラリを 使 用 した 認 定 済 みイメージのロールアウト ソフトウェア イメージ 配 置 の 自 動 化 プロファイルベースのプロビジョニング ' 分 析 'モードによる 前 提 条 件 の 検 証 コンプライアンスの 確 認 リソース 整 合 性 の 問 題 はなし 完 全 な 標 準 準 拠 拡 張 可 能 なソリューション カスタマイズ 可 能 なデプロイメント プロ シージャ コマンドライン インタフェース 4
NetApp FlexCloneを 使 用 した 高 速 で 容 量 効 率 の 高 いクローニング NetApp FlexCloneテクノロジーでは データ ボリュームおよ びデータセットを 透 過 的 な 仮 想 コピーとして 即 時 に 複 製 します NetAppのクローンのオーバーヘッドは 小 さいため パフォーマ ンスを 犠 牲 にせずにストレージ 容 量 を 節 約 できます 開 発 およ びテストにおける 従 来 の 手 法 ではデータベースの 物 理 コピーと テスト 用 のソフトウェアが 必 要 で IT 管 理 者 に 負 担 がかかる 可 能 性 があります NetApp FlexCloneテクノロジーを 使 用 する と IT 管 理 者 はインフラストラクチャ コストや 運 用 コストを 増 大 させることなく データセットの 複 数 の 仮 想 コピーを 短 時 間 で 作 成 できます Oracleデータベースを 配 置 している 企 業 で は 開 発 テストおよびバグ 修 正 プラットフォームおよびアッ プグレード チェック 大 規 模 データセットに 対 する 多 様 なシ ミュレーション リモート オフィスでのテストおよびステー ジング サーバーおよびデスクトップ イメージのプロビジョ ニングなどの 運 用 タスクをわずかな 時 間 わずかなコストで 実 行 できます その 一 方 で ビジネス においては 開 発 とテストの 効 率 性 によって 配 置 までの 時 間 を 短 縮 することができ 低 い 運 用 コス トでもサービス レベルを 維 持 または 向 上 できます 提 供 までの 時 間 短 縮 おもな 特 長 開 発 およびテストの 大 幅 な 高 速 化 による 提 供 までの 時 間 短 縮 即 時 の 仮 想 コピーによるデータ ボリュー ム ファイル LUNの 複 製 高 速 で 効 率 的 なプロビジョニング 仮 想 サーバーおよびデスクトップ 環 境 向 け のスケーラブルな 即 時 のプロビジョニング を 促 進 インフラストラクチャ コストおよび 運 用 コスト の 削 減 効 率 的 なストレージ 使 用 率 による 容 量 電 力 冷 却 コストの 削 減 図 2:NetApp FlexCloneによる 大 幅 なストレージ 容 量 の 節 約 と 高 いスケーラビリティ 5
NetApp FlexCloneとの 統 合 Oracle Enterprise Managerの 拡 張 性 および 自 動 化 フレームワークにより NetAppのようなソフト ウェア パートナーとシステムは NetApp Manageability SDKを 使 用 することで 基 盤 となるNetApp FlexCloneテクノロジーと 統 合 できます Oracle Enterprise Managerのデプロイメント プロシー ジャは NetApp APlをコールしてデータベース インスタンスをクローニングするように 簡 単 にカ スタマイズできます 次 のスクリーンショットは 統 合 を 示 しています 図 3:NetApp FlexCloneを 使 用 してクローニングされる 単 一 インスタンスのデータベースを 示 すデプロイメン ト プロシージャ 6
図 4:NetAppを 使 用 してFlexCloneコピー( 即 時 の 仮 想 コピー)を 作 成 するデプロイメント マネージャ 図 5:NetApp FlexClone APIを 利 用 してデータベースをクローニングするディレクティブ 利 点 統 合 により Oracleデータベースのプロビジョニングを 自 動 化 するクラス 最 高 のソリューションを 実 現 します Oracle Enterprise Managerによって 企 業 は 下 記 を 得 ることができます パッチ 適 用 済 みのゴールド イメージ 前 提 条 件 の 広 範 なチェック プロビジョニング 後 の 構 成 と 検 出 7
Oracle Enterprise ManagerとNetApp FlexCloneテクノロジーを 組 み 合 わせることで 下 記 を 得 る ことができます 短 時 間 でのデータベース インスタンスのプロビジョニングおよびクローニング 高 いストレージ 使 用 率 と 節 約 を 実 現 する 仮 想 コピー(クローン) 配 置 中 の 正 確 性 と 一 貫 性 を 確 実 にする 前 提 条 件 のチェック Oracle Enterprise Manager Provisioning Packは それだけでも 高 いROIを 顧 客 にもたらします Forresterが 複 数 の 顧 客 に 対 して 実 施 した 最 近 の 調 査 では 122%というリスク 調 整 後 ROIと15カ 月 と いう 回 収 期 間 が 得 られています 1 また ソリューションにNetApp FlexCloneテクノロジーを 追 加 す ると ROIは 大 幅 に 向 上 します 次 に 統 合 に 関 連 する 製 品 のリストを 示 します 製 品 ファミリー Oracle Enterprise Manager 11g 製 品 名 Oracle Provisioning and Patch Automation Pack for Oracle Database NetApp Data ONTAP および 管 理 ソフトウェ ア Data ONTAP 7G FlexCloneテクノロジー Manageability SDK( 無 償 ライセンス 不 要 ) 1 The Total Economic Impact TM Of Oracle Enterprise Manager Configuration Management Pack, And Provisioning And Patch Automation Pack Forrester 2009 年 3 月 8
www.netapp.com Oracle Enterprise ManagerとNetApp FlexCloneを 使 用 した 短 時 間 での データベース プロビジョニング 2010 年 9 月 著 者 :Adeesh Fulay(Oracle)Sudip Datta(Oracle) Padmanabhan Sadagopan(NetApp) Anand Ranganathan(NetApp) Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A 海 外 からのお 問 い 合 わせ 窓 口 : 電 話 :+1.650.506.7000 ファクシミリ:+1.650.506.7200 www.oracle.com Copyright 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 本 文 書 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 提 供 されており ここに 記 載 される 内 容 は 予 告 なく 変 更 されることがあります 本 文 書 は 一 切 間 違 いがないことを 保 証 するものではなく さらに 口 述 による 明 示 または 法 律 による 黙 示 を 問 わず 特 定 の 目 的 に 対 する 商 品 性 もしくは 適 合 性 についての 黙 示 的 な 保 証 を 含 み いかなる 他 の 保 証 や 条 件 も 提 供 するものではありません オラクル 社 は 本 文 書 に 関 するいかなる 法 的 責 任 も 明 確 に 否 認 し 本 文 書 によって 直 接 的 または 間 接 的 に 確 立 される 契 約 義 務 はないものとします 本 文 書 はオラクル 社 の 書 面 による 許 可 を 前 もって 得 ることなく いかなる 目 的 のためにも 電 子 または 印 刷 を 含 むいかなる 形 式 や 手 段 によっても 再 作 成 または 送 信 することはできません Oracleは 米 国 Oracle Corporationおよびその 子 会 社 関 連 会 社 の 登 録 商 標 です NetApp NetAppロゴ Go further, faster Data ONTAP およびFlexCloneは 米 国 および(または)そのほかの 国 におけるNetApp, Inc.の 商 標 または 登 録 商 標 です その 他 の 名 称 はそれぞれの 会 社 の 商 標 です 0110