世 田 谷 区 制 80 周 年 記 念 プレスリリース 2012 年 8 月 齋 藤 茂 吉 生 誕 130 年 記 念 齋 藤 茂 吉 と 楡 家 の 人 びと 展 世 田 谷 文 学 館 平 成 24 年 (2012) 10 月 6 日 ( 土 ) ~12 月 2 日 ( 日 ) 1 瀧 山 (りゅうざん) 山 頂 での 齋 藤 茂 吉 昭 和 16 年 (1941) 5 月 瀧 山 は 蔵 王 連 峰 の 前 衛 の 山 同 行 撮 影 は 甥 の 高 橋 重 男 写 真 提 供 : 斎 藤 茂 吉 記 念 館 追 悼 北 杜 夫 1 本 展 広 報 に 関 するお 問 い 合 わせ 先 世 田 谷 文 学 館 学 芸 部 担 当 : 瀬 川 中 垣 157-0062 東 京 都 世 田 谷 区 南 烏 山 1-10-10 TEL 03-5374-9111 FAX 03-5374-9120
開 催 趣 旨 -かがやけるひとすぢの 道 遙 けくてかうかうと 風 は 吹 きゆきにけり- ( あらたま ) より 近 代 短 歌 における 巨 人 齋 藤 茂 吉 蔵 王 山 系 を 望 む 山 形 県 の 農 村 に 生 まれた 彼 は 精 神 科 医 病 院 長 歌 人 として 東 京 で 暮 らしながらも 終 生 故 郷 の 山 河 に 想 いを 寄 せ 続 けた 東 北 人 でした 第 一 歌 集 赤 光 の 斬 新 第 二 歌 集 あらたま の 清 新 そして 晩 年 の 白 き 山 の 絶 唱 へと 短 歌 という 表 現 形 式 の 可 能 性 に 懸 けた その 姿 は 次 男 の 小 説 家 北 杜 夫 による 自 伝 的 大 河 小 説 で 世 田 谷 を 主 要 な 舞 台 とする 楡 家 の 人 びと 評 伝 < 茂 吉 四 部 作 >に 深 い 敬 愛 をもって 描 かれています 本 展 は 生 誕 130 年 を 記 念 し 北 杜 夫 の 著 作 を 通 して 息 子 の 眼 がとらえた 茂 吉 の 波 乱 多 い 生 涯 と 作 品 を 展 望 するものです 明 治 から 大 正 昭 和 へと 激 変 する 社 会 情 勢 を 背 景 に 時 代 の 流 れに 翻 弄 されながらも 懸 命 に 生 き 抜 いていく 個 性 豊 かな 楡 家 の 人 びと の 姿 も 視 野 に 入 れながら この 稀 有 な 歌 人 の 歩 んだ<ひとす ぢの 道 >をたどってまいります 昨 年 10 月 まことに 残 念 なことに 展 覧 会 の 開 催 を 誰 よりも 喜 び 楽 しみにしてくださっていた 北 杜 夫 氏 が 亡 く なられました 本 展 は 父 茂 吉 の 短 歌 によって 文 学 に 目 覚 め 偉 大 な 父 の 死 後 文 学 者 として 飛 躍 してゆく 作 家 北 杜 夫 の 足 跡 をあわせてご 紹 介 し 追 悼 の 意 を 捧 げたいと 思 います 3 2 4 2 青 山 脳 病 院 茂 吉 の 義 父 齋 藤 紀 一 が 明 治 36 年 (1903) 8 月 に 赤 坂 区 青 山 南 町 ( 現 港 区 ) に 創 設 した 私 立 の 精 神 病 院 大 正 13 年 (1924) 末 失 火 により 全 焼 欧 州 留 学 から 帰 国 したばかりの 茂 吉 は 病 院 再 建 に 苦 心 惨 憺 した 北 杜 夫 の 小 説 楡 家 の 人 びと はこの 病 院 と のちに 世 田 谷 松 原 に 建 てた 本 院 を 主 要 舞 台 とする 3 箱 根 での 齋 藤 茂 吉 と 次 男 宗 吉 (のちの 北 杜 夫 ) 昭 和 24 年 (1949) 8 月 ごろ 4 齋 藤 茂 吉 宗 吉 ( 北 杜 夫 ) あて 書 簡 昭 和 22 年 10 月 16 日 付 松 本 高 校 に 在 学 中 で 文 学 に 憧 れ 動 物 学 を 志 望 していた 北 杜 夫 に 医 学 部 進 学 を 強 く 勧 めている 愛 する 宗 吉 よ 父 の 歌 など 読 むな 一 心 にただ 勉 強 して 下 さい とある 2
展 覧 会 の 見 どころ 見 どころ1 豊 富 な 自 筆 資 料 で 構 成 茂 吉 晩 年 の 傑 作 とされる 歌 集 白 き 山 歌 稿 や スケッチ 類 を 多 数 おさめる 手 帳 お 互 いにリスペクトして いた 芥 川 龍 之 介 との 往 復 書 簡 北 杜 夫 の どくとるマンボウ 昆 虫 記 原 稿 や 初 期 の 創 作 ノートなど 豊 富 な 自 筆 資 料 で 構 成 します 5 6 5 齋 藤 茂 吉 白 き 山 歌 稿 6 齋 藤 茂 吉 書 写 生 道 茂 吉 は 作 歌 上 のモットーである 写 生 を 生 (せい) を 写 す と 解 釈 した 幼 少 時 から 書 家 中 林 梧 竹 の 手 本 に 学 んだ 茂 吉 の 書 は 近 代 の 文 学 者 の 中 でも 屈 指 といわれる 斎 藤 茂 吉 記 念 館 蔵 見 どころ2 茂 吉 の 原 風 景 を 体 感 写 真 家 中 村 太 郎 が 撮 影 した 茂 吉 のふるさと 山 形 の 美 しく 雄 大 な 風 景 を 多 数 の 写 真 で ご 紹 介 します 茂 吉 の 原 風 景 を 展 示 室 で 体 感 してください 7 中 村 太 郎 撮 影 夕 日 に 染 まる 蔵 王 を 望 む 3
見 どころ3 齋 藤 家 のユニークな 人 びと 大 病 院 を 一 代 で 築 いた 義 父 紀 一 や 世 界 中 を 旅 して 快 妻 オバサマ として 親 しまれた 妻 輝 子 精 神 科 医 でエッセイストの 長 男 茂 太 ら 齋 藤 家 のユニークな 人 びとをご 紹 介 します 8 齋 藤 輝 子 が 北 杜 夫 とその 家 族 に 送 った 旅 先 からの 絵 葉 書 見 どころ4 長 編 小 説 の 醍 醐 味 楡 家 の 人 びと 三 島 由 紀 夫 が 小 説 におけるみごとな 勝 利 である! と 激 賞 した 北 杜 夫 の 楡 家 の 人 びと 本 作 の 魅 力 を 徹 底 ガイドいたします 9 北 杜 夫 楡 家 の 人 びと ( 新 潮 社 昭 和 39 年 刊 行 ) と 創 作 ノート 自 作 の 年 表 原 稿 ( 北 杜 夫 茂 吉 晩 年 白 き 山 つきかげ 時 代 より) * 注 フモール ドイツ 語 で ユーモア の 意 味 4
関 連 展 示 どくとるマンボウ 昆 虫 展 平 成 24 年 度 文 化 庁 文 化 芸 術 振 興 費 補 助 金 ( 文 化 遺 産 を 活 かした 観 光 振 興 地 域 活 性 化 事 業 ) 北 杜 夫 の どくとるマンボウ 昆 虫 記 に 基 づく 昆 虫 標 本 を 展 示 します 北 杜 夫 が 少 年 期 に 区 内 根 津 山 ( 現 羽 根 木 公 園 ) で 採 集 した 虫 についても 特 別 にご 紹 介 ご 家 族 でお 楽 しみいただけます 会 場 :1 階 文 学 サロン 入 場 無 料 協 力 = 日 本 アンリ ファーブル 会 日 本 昆 虫 協 会 10 北 杜 夫 の 昆 虫 記 ノート 関 連 イベント 講 演 会 茂 吉 短 歌 の 魅 力 講 師 : 篠 弘 ( 歌 人 ) 日 程 : 10 月 14 日 ( 日 ) 午 後 2 時 ~3 時 半 参 加 費 : 500 円 / 事 前 申 込 による 抽 選 150 名 楡 家 の 人 びと とドイツ 教 養 小 説 講 師 : 池 内 紀 (ドイツ 文 学 者 エッセイスト) 日 程 : 10 月 20 日 ( 土 ) 午 後 2 時 ~3 時 半 参 加 費 : 500 円 / 事 前 申 込 による 抽 選 150 名 対 談 北 杜 夫 追 悼 対 談 その1 北 杜 夫 との 日 々 出 演 : 宮 田 毬 栄 ( 文 芸 評 論 家 エッセイスト) 斎 藤 喜 美 子 ( 北 杜 夫 夫 人 ) 日 程 : 10 月 24 日 ( 水 ) 午 後 2 時 ~3 時 事 前 申 込 による 抽 選 150 名 * 当 日 は 北 氏 の1 周 忌 にあたるため 企 画 展 対 談 イベントとも 入 場 無 料 といたします 北 杜 夫 追 悼 対 談 その2 どくとるマンボウ 家 のてんやわんや トーク : 磯 﨑 憲 一 郎 ( 小 説 家 ) 斎 藤 由 香 (エッセイスト 北 杜 夫 長 女 ) 日 程 : 10 月 27 日 ( 土 ) 午 後 2 時 ~3 時 半 参 加 費 : 500 円 / 事 前 申 込 による 抽 選 150 名 世 田 谷 区 制 80 周 年 世 田 谷 アートフリマin 文 学 館 日 程 : 11 月 3 日 ( 土 祝 ) 午 前 11 時 ~ 午 後 5 時 無 料 * 当 日 は 世 田 谷 区 制 80 周 年 を 記 念 し 企 画 展 も 入 場 無 料 といたします 5
朗 読 会 朗 読 でたのしむ 齋 藤 家 の 人 びと 茂 吉 茂 太 杜 夫 出 演 : 声 を 楽 しむ 朗 読 会 ( 代 表 : 大 谷 紀 幸 ) 解 説 : 福 島 勝 則 ( 多 摩 美 術 大 学 教 授 ) 日 時 : 11 月 23 日 ( 金 祝 ) 第 1 部 午 後 1 時 ~2 時 半 ( 休 憩 ) 第 2 部 午 後 3 時 15 分 ~4 時 45 分 無 料 / 当 日 先 着 150 名 申 込 方 法 開 催 日 の 各 2 週 間 前 までに 往 復 はがきに1イベント 名 開 催 日 2 参 加 者 氏 名 ( 連 名 可 )3 連 絡 先 住 所 4 電 話 番 号 を 明 記 の 上 世 田 谷 文 学 館 茂 吉 展 係 まで 各 回 ごとにお 申 込 みください 応 募 者 多 数 の 場 合 は 抽 選 詳 しくは 会 場 で 北 杜 夫 楡 家 の 人 びと 人 物 相 関 図 協 力 館 開 催 展 群 馬 県 立 土 屋 文 明 記 念 文 学 館 ( 問 027-373-7721) 第 77 回 企 画 展 追 悼 どくとるマンボウ 北 杜 夫 昆 虫 と 躁 うつと 文 学 と 7 月 14 日 ( 土 )~ 9 月 17 日 ( 月 祝 ) 軽 井 沢 高 原 文 庫 ( 問 0267-45-1175) 北 杜 夫 展 美 しい 夢 とユーモア ふたたび 7 月 14 日 ( 土 )~ 10 月 8 日 ( 月 祝 ) 6
開 催 概 要 サミット 旧 甲 州 街 道 至 新 宿 ワウディー 芦 花 公 園 世 田 谷 文 学 館 ゴルフ 練 習 場 同 時 開 催 コレクション 展 後 期 文 学 に 描 かれた 世 田 谷 世 田 谷 の 詩 歌 と 山 本 健 吉 ( 仮 称 ) 2012 年 10 月 6 日 ( 土 ) ~ 2013 年 4 月 7 日 ( 日 ) 世 田 谷 を 舞 台 に 活 躍 した 詩 歌 人 と 山 本 健 吉 を 当 館 所 蔵 資 料 によってご 紹 介 します 次 回 世 田 谷 文 学 館 の 展 示 世 田 谷 の 書 展 世 田 谷 ゆかりの 作 家 たち 2013 年 1 月 12 日 ( 土 ) ~1 月 27 日 ( 日 ) 帰 ってきた 寺 山 修 司 展 2013 年 2 月 2 日 ( 土 ) ~3 月 31 日 ( 日 ) 7
齋 藤 茂 吉 と 楡 家 の 人 びと 展 広 報 用 画 像 貸 出 申 込 書 展 覧 会 広 報 用 として 画 像 をご 用 意 しています ご 希 望 の 際 は 下 記 貸 出 条 件 をご 確 認 のうえ 本 申 込 書 に 必 要 事 項 を ご 記 入 いただき FAXにてお 申 し 込 みください EメールにてJPGデータで 画 像 をお 送 りいたします なお 本 展 記 事 をご 掲 載 いただく 際 は 恐 れ 入 りますが 情 報 確 認 のため 掲 載 前 に 校 正 紙 をお 送 りください また 発 行 後 掲 載 誌 を1 部 お 送 りください 読 者 視 聴 者 プレゼント 用 に 招 待 券 をご 用 意 しています ご 希 望 の 場 合 は あわせてお 申 し 込 みください ( 招 待 券 の 手 配 は9 月 5 日 以 降 になります プレゼント 当 選 者 への 発 送 作 業 は 御 社 にてご 負 担 ください ) 広 報 用 画 像 貸 出 条 件 画 像 は 展 覧 会 紹 介 の 目 的 のみにご 使 用 ください 画 像 のトリミング 画 像 に 文 字 を 重 ねるレイアウトはお 控 えください 画 像 データは ご 使 用 後 必 ず 消 去 してください 画 像 データを 第 三 者 に 渡 すことを 禁 じます インターネット 上 で 掲 載 する 場 合 には 画 像 をコピーできないよう 処 置 し 会 期 終 了 後 は 必 ず 削 除 してください 雑 誌 名 番 組 名 WEBサイト 名 媒 体 種 別 新 聞 雑 誌 フリーペーパー テレビ ラジオ WEBサイト 発 売 放 送 更 新 予 定 日 御 社 名 御 担 当 者 名 御 住 所 Eメールアドレス 電 話 番 号 FAX 番 号 画 像 ( 表 紙 ~p.5に 掲 載 の10 点 の 画 像 の 内 ご 希 望 の 画 像 番 号 に 印 をつけてください) 1 瀧 山 (りゅうざん) 山 頂 での 齋 藤 茂 吉 2 青 山 脳 病 院 3 箱 根 での 齋 藤 茂 吉 と 次 男 宗 吉 (のちの 北 杜 夫 ) 4 齋 藤 茂 吉 宗 吉 ( 北 杜 夫 )あて 書 簡 5 齋 藤 茂 吉 白 き 山 歌 稿 6 齋 藤 茂 吉 書 写 生 道 7 中 村 太 郎 撮 影 夕 日 に 染 まる 蔵 王 を 望 む 8 齋 藤 輝 子 が 北 杜 夫 とその 家 族 に 送 った 旅 先 からの 絵 葉 書 9 北 杜 夫 楡 家 の 人 びと ( 新 潮 社 昭 和 39 年 刊 行 )と 創 作 ノート 自 作 の 年 表 原 稿 10 北 杜 夫 の 昆 虫 記 ノート 11 齋 藤 茂 吉 と 楡 家 の 人 びと 展 記 念 ロゴマーク(p,1 右 上 ) プレゼント 用 招 待 券 のご 希 望 (ご 希 望 の 場 合 は 印 をつけてください) 5 組 10 名 様 分 10 組 20 名 様 分