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PowerPoint プレゼンテーション

弁護士報酬規定(抜粋)

[Q1] 復 興 特 別 所 得 税 の 源 泉 徴 収 はいつから 行 う 必 要 があるのですか 平 成 25 年 1 月 1 日 から 平 成 49 年 12 月 31 日 までの 間 に 生 ずる 所 得 について 源 泉 所 得 税 を 徴 収 する 際 復 興 特 別 所 得 税 を 併

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

平成22年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし


平成16年度

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個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

事務連絡

不 動 産 所 得 の 赤 字 < 土 地 等 の 取 得 の 負 債 利 子 なら 300 万 500 万 不 動 産 所 得 の 赤 字 300 万 のうち 利 子 分 の500 万 は 通 算 できない = 赤 字 分 の300 万 は 全 額 通 算 できないことになる = 損 益 通 算

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目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

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Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

2 その 年 中 の 特 定 支 出 の 額 ( 前 払 をした 特 定 支 出 ) 問 資 格 取 得 費 に 該 当 する 専 門 学 校 (2 年 制 )の 授 業 料 等 の 支 出 をしましたが この 特 定 支 出 については その 支 出 した 年 分 の 特 定 支 出 の 額 の

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

退職手当とは

H25要綱本文

スライド 1

所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

教育資金管理約款

種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

平成21年10月30日

所令要綱

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

住民税

係 に 提 出 する 2 財 形 担 当 係 は 前 項 の 規 定 による 財 形 貯 蓄 等 の 申 込 みがあった 場 合 には 当 該 申 込 みの 内 容 を 点 検 し 財 形 貯 蓄 等 の 契 約 の 要 件 ( 第 6 条 に 規 定 する 基 準 を 含 む )を 満 たしている

大津市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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所 得 税 及 び 復 興 特 別 所 得 税 の 予 定 納 税 額 の 減 額 申 請 ( 平 成 19 年 以 降 用 ) ( 平 成 24 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 ( 平 成 25 年 以 降 用 ) 平 成 年 分 公 的 年 金 等

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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(Microsoft Word - \220\305\220\247\211\374\220\263.doc)

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賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

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後期高齢者医療制度

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給


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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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奨学資金の受領から返還までの手続

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第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

役員退職手当規程

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

給 与 所 得 者 の 住 民 税 は 特 別 徴 収 されますが 退 職 で 給 与 が 支 払 われなくなった 場 合 給 与 からの 天 引 きを することができなくなります この 場 合 特 別 徴 収 ができなくなる 残 額 について 普 通 徴 収 の 方 法 で 納 付 していた だく

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

資    料 (法人課税)

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海 外 出 向 者 ( 非 居 住 者 )に 対 する 税 務 1. 所 得 税 法 上 の 居 住 者 非 居 住 者 の 定 義 所 得 税 法 では 個 人 の 日 本 居 住 者 を 納 税 義 務 者 と 定 義 しています 居 住 者 とは 日 本 に 住 所 があるか あるいは 過 去

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務


国税連携ファイル記録項目一覧

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

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Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

解 第 1 説 源 泉 徴 収 について (1) 弁 護 士 報 酬 に 関 する 源 泉 徴 収 弁 護 士 の 業 務 に 関 する 報 酬 又 は 料 金 は 所 得 税 法 204.1により 源 泉 徴 収 の 対 象 と されています ( ) そして この 報 酬 又 は 料 金 について

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内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

福 岡 厚 生 年 金 事 案 4486 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 申 立 期 間 については その 主 張 する 標 準 報 酬 月 額 に 基 づく 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたことが 認 められることから 申 立 期

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Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

役員退職金支給規程

ただし 平 成 26 年 1 月 から3 月 までの 間 に 失 職 し 平 成 26 年 4 月 以 降 も 引 き 続 き 失 職 している 場 合 ( 平 成 26 年 度 に 新 入 学 ( 編 転 入 学 を 含 む )をした 者 であって 平 成 25 年 度 に 私 立 高 校 等 に

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募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

公立大学法人秋田県立大学給与規程(案)

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

2 各 欄 の 記 入 要 領 記 載 欄 名 1 支 払 を 受 ける 者 2 種 別 3 支 払 金 額 4 給 与 所 得 控 除 後 の 金 額 5 所 得 控 除 の 額 の 合 計 額 記 入 す べ

Transcription:

給 与 所 得 1( 給 与 所 得 とは?) 2014 年 度 3 学 期 専 門 科 目 タックス プランニング 村 上 裕 太 郎 Ⅴ 給 与 退 職 所 得 給 与 所 得 とは? 給 与 所 得 とは 俸 給 給 料 賃 金 歳 費 及 び 賞 与 並 びにこれらの 性 質 を 有 する 給 与 に 係 る 所 得 をいう 非 課 税 出 張 旅 費 等 旅 費 規 定 に 基 づくものならば 実 際 支 出 額 を 超 えている 部 分 に も 課 税 しない 一 定 の 通 勤 手 当 月 額 100,000 円 まで 結 婚 出 産 の 祝 金 等 のうち 社 会 通 念 上 相 当 なもの Copyright 2006 Keio University 2 給 与 所 得 2( 給 与 所 得 の 計 算 方 法 ) 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 給 与 所 得 の 金 額 収 入 金 額 給 与 所 得 に 該 当 するものは その 支 払 いを 受 ける 際 に 一 定 額 が 源 泉 徴 収 ( 天 引 き)されるため 税 引 後 の 手 取 額 は 税 込 金 額 に 戻 して 収 入 金 額 を 計 算 する 手 取 金 額 + 源 泉 徴 収 税 額 = 収 入 金 額 収 入 計 上 時 期 ( 参 考 ) 原 則 ( 支 給 日 のあるもの) その 支 給 日 ( 給 料 日 ) 役 員 賞 与 株 主 総 会 等 での 決 議 日 3 給 与 所 得 3( 給 与 所 得 の 計 算 方 法 ) - 給 与 所 得 控 除 給 与 所 得 を 得 るためにも 必 要 経 費 はあるが その 実 額 を 認 めることは 技 術 的 に 困 難 であるため 概 算 経 費 として 給 与 所 得 控 除 額 を 控 除 することとしている 給 与 所 得 者 の 特 定 支 出 控 除 額 ( 参 考 ) 給 与 所 得 者 について 特 定 支 出 の 額 が 給 与 所 得 控 除 額 を 超 える 場 合 には 確 定 申 告 により 給 与 所 得 控 除 後 の 残 額 からその 超 える 部 分 の 金 額 を 控 除 した 金 額 とすることができる 特 定 支 出 とは 1. 通 勤 のための 支 出 2. 転 任 に 伴 う 転 居 のための 支 出 3. 職 務 上 の 研 修 のための 支 出 4. 資 格 取 得 のための 支 出 5. 配 偶 者 と 別 居 を 伴 う 単 身 赴 任 者 の 帰 郷 等 のための 支 出 4

給 与 所 得 4( 給 与 所 得 の 計 算 方 法 ) 平 成 26 年 度 税 制 改 正 大 綱 ( 参 考 ) 給 与 等 の 収 入 金 額 ( 給 与 所 得 の 源 泉 徴 収 票 の 支 払 金 額 ) 給 与 所 得 控 除 額 収 入 金 額 40% 1,800,000 円 以 下 650,000 円 に 満 たない 場 合 には 650,000 円 1,800,000 円 超 3,600,000 円 以 下 収 入 金 額 30% + 180,000 円 3,600,000 円 超 6,600,000 円 以 下 収 入 金 額 20% + 540,000 円 6,600,000 円 超 10,000,000 円 以 下 収 入 金 額 10% + 1,200,000 円 10,000,000 超 15,000,000 円 以 下 収 入 金 額 5% + 1,700,000 円 15,000,000 円 超 2,450,000 円 (H25~) 上 限 額 が 適 用 さ れる 給 与 収 入 給 与 所 得 控 除 の 上 限 額 現 行 ( 平 成 25 年 分 ~) 平 成 28 年 分 の 所 得 税 平 成 29 年 分 以 後 の 所 得 税 1,500 万 円 1,200 万 円 1,000 万 円 245 万 円 230 万 円 220 万 円 5 給 与 所 得 5 給 与 所 得 6 給 与 所 得 控 除 の 見 直 し(H25~) 給 与 所 得 控 除 の 上 限 設 定 その 年 中 の 給 与 等 の 収 入 金 額 が1,500 万 円 を 超 える 場 合 の 給 与 所 得 控 除 額 については 245 万 円 の 上 限 を 設 ける 特 定 支 出 控 除 の 見 直 し(H25~) 特 定 支 出 の 範 囲 の 拡 大 特 定 支 出 の 範 囲 に 次 に 掲 げる 支 出 を 追 加 する (イ) 職 務 の 遂 行 に 直 接 必 要 な 弁 護 士 公 認 会 計 士 税 理 士 弁 理 士 な どの 資 格 取 得 費 (ロ) 職 務 と 関 連 のある 図 書 の 購 入 費 職 場 で 着 用 する 衣 服 の 衣 服 費 職 務 に 通 常 必 要 な 交 際 費 及 び 職 業 上 の 団 体 の 経 費 ( 勤 務 必 要 経 費 ) ( 注 )その 年 中 に 支 出 した 勤 務 必 要 経 費 の 金 額 の 合 計 額 が65 万 円 を 超 える 場 合 には 65 万 円 を 限 度 とする 特 定 支 出 控 除 の 適 用 判 定 計 算 方 法 の 見 直 し その 年 の 特 定 支 出 の 額 の 合 計 額 が 次 に 掲 げる 場 合 の 区 分 に 応 じそれ ぞれ 次 に 定 める 金 額 を 超 える 場 合 ( 現 行 : 給 与 所 得 控 除 額 を 超 える 場 合 )は その 超 える 部 分 の 金 額 を 給 与 所 得 控 除 額 に 加 算 することができ ることとします (イ) その 年 中 の 給 与 等 の 収 入 金 額 が1,500 万 円 以 下 の 場 合 その 年 中 の 給 与 所 得 控 除 額 の2 分 の1に 相 当 する 金 額 (ロ) その 年 中 の 給 与 等 の 収 入 金 額 が1,500 万 円 を 超 える 場 合 125 万 円

給 与 所 得 7( 税 制 改 正 大 綱 の 内 容 ) 給 与 所 得 10( 給 与 所 得 の 課 税 方 法 ) 特 定 支 出 控 除 の 見 直 し 勤 務 必 要 経 費 ( 図 書 費 衣 服 費 交 際 費 等 ) 資 格 取 得 費 ( 弁 護 士 会 計 士 税 理 士 等 ) 65 万 円 上 限 勤 務 先 給 与 の 支 払 い 個 人 以 前 の 特 定 支 出 比 較 給 与 所 得 控 除 控 除 額 以 前 の 特 定 支 出 1/2 必 要 経 費 給 与 所 得 控 除 負 担 調 整 控 除 額 国 等 源 泉 徴 収 税 額 の 納 付 年 末 調 整 で 適 正 税 額 に 修 正 差 額 調 整 ( 徴 収 又 は 還 付 ) 他 に 所 得 がないなどの 場 合 は 年 末 調 整 で 完 結 することとなり 確 定 申 告 不 要 以 前 改 正 後 (H25~) 10 給 与 所 得 11( 年 末 調 整 ) 給 与 所 得 12( 確 定 申 告 義 務 ) 確 定 申 告 をしなければならないか? 給 与 所 得 者 は 本 来 確 定 申 告 が 必 要 しかし 勤 務 先 に 年 末 まで 在 職 している 人 は その 年 最 後 に 給 与 の 支 払 いを 受 ける 際 に 年 末 調 整 という 手 続 が 行 わ れるため 原 則 確 定 申 告 不 要 となる 年 末 調 整 勤 務 先 が1 暦 年 間 支 払 った 給 与 についての 正 しい 税 額 を 計 算 し その 金 額 と1 暦 年 間 に 天 引 きした 源 泉 徴 収 税 額 と の 差 額 を 精 算 するもの 確 定 申 告 しなくてはならない 場 合 給 与 の 収 入 金 額 が 2,000 万 円 を 超 える 場 合 給 与 を1か 所 から 受 けている 者 で 給 与 所 得 や 退 職 所 得 以 外 の 各 種 の 所 得 金 額 ( 不 動 産 の 貸 付 原 稿 料 など)の 合 計 額 が20 万 円 を 超 える 場 合 給 与 を2か 所 以 上 から 受 けている 者 で 年 末 調 整 をされな かった 給 与 の 収 入 金 額 と 給 与 所 得 や 退 職 所 得 以 外 の 各 種 の 所 得 金 額 との 合 計 額 が20 万 円 を 超 える 場 合 11 12

給 与 所 得 13 確 認 問 題 ( 給 与 所 得 ) ストックオプション 非 課 税 ( 参 考 ) 株 式 会 社 の 取 締 役 執 行 役 または 使 用 人 が 一 定 の 要 件 を 定 められた 契 約 により 付 与 された 特 定 新 株 予 約 権 等 を 行 使 して 株 式 を 取 得 した 場 合 の 経 済 的 利 益 は 非 課 税 とされる 上 記 の 株 式 を 譲 渡 した 場 合 には 払 込 価 額 を 取 得 価 額 とし た 上 で 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 の 金 額 として 課 税 ( 申 告 分 離 課 税 )される 取 引 原 則 非 課 税 の 特 例 権 利 行 使 価 格 :400 万 時 価 :900 万 給 与 課 税 :500 万 ( 取 得 価 額 :900 万 ) 非 課 税 ( 取 得 価 額 :400 万 ) サラリーマンである 居 住 者 甲 の 給 与 所 得 を 求 めなさい (すべて 税 引 前 の 金 額 ) 資 料 1. 本 給 3,600,000 2. 残 業 手 当 230,000 3. 住 宅 手 当 100,000 4. 賞 与 2,000,000 5. 通 勤 手 当 1,080,000 ( 月 90,000 円 ) 上 記 株 式 を1,400 万 で 譲 渡 譲 渡 益 課 税 :500 万 譲 渡 益 課 税 :1,000 万 13 14 解 答 収 入 金 額 3,600,000+230,000+100,000+2,000,000 =5,930,000 給 与 所 得 控 除 額 5,930,000 20%+540,000=1,726,000 給 与 所 得 5,930,000-1,726,000 = 4,204,000 例 題 給 与 所 得 に 関 する 以 下 の 設 問 について 答 えなさい ( 設 問 ) 学 校 法 人 慶 應 義 塾 に 勤 める 村 上 裕 太 郎 さんは 株 式 会 社 YM 社 の 社 外 取 締 役 を 兼 務 している 村 上 さんの 平 成 21 年 分 の 源 泉 徴 収 票 が 次 の2 枚 であった 場 合 の 平 成 21 年 分 の 所 得 税 の 額 ( 源 泉 徴 収 税 額 を 含 む)を 計 算 しな さい なお 村 上 さんは 平 成 21 年 中 にはこの 給 与 所 得 以 外 の 所 得 はなく 所 得 控 除 の 額 についても 年 末 調 整 の ときと 異 動 はない 15 16

源 泉 徴 収 票 1 源 泉 徴 収 票 2 数 字 はあくまでも 希 望 額 です 17 18 解 答 給 与 所 得 の 金 額 1 収 入 金 額 13,000,000+2,400,000=15,400,000 円 2 給 与 所 得 控 除 額 15,400,000 5%+1,700,000=2,470,000 円 3 1-2=12,930,000 課 税 総 所 得 金 額 12,930,000-1,825,000=11,105,000 円 所 得 税 額 11,105,000 33%-1,536,000=2,128,650 円 必 要 経 費 大 島 サラリーマン 訴 訟 1 給 与 所 得 控 除 の 理 論 1 勤 務 に 伴 う 概 算 経 費 負 担 調 整 2 給 与 所 得 は 本 人 が 死 亡 すると 途 絶 える= 担 税 力 が 乏 しい 3 他 の 所 得 と 比 べて 相 対 的 に 正 確 に 把 握 されや すい 4 源 泉 徴 収 で 早 期 に 徴 収 しているので 金 利 調 整 19

大 島 サラリーマン 訴 訟 2 大 島 サラリーマン 訴 訟 3 大 島 正 教 授 ( 大 学 でスペイン 語 を 教 える) 1964 年 給 与 収 入 = 約 170 万 ( 高 額 ) 控 除 =13 万 5000 円 実 際 経 費 =38 万 7900 円 納 税 者 側 敗 訴 しかし 裁 判 後 毎 年 のように 給 与 所 得 控 除 引 き 上 げ 原 告 が 主 張 した 経 費 被 服 費 クリーニング 代 散 髪 代 通 勤 費 研 究 費 学 会 関 係 費 学 生 関 係 費 交 際 費 大 島 サラリーマン 訴 訟 4 退 職 所 得 1( 退 職 所 得 とは?) 最 高 裁 判 決 (1985 年 3 月 27 日 ) 職 場 における 勤 務 上 必 要 な 施 設 器 具 備 品 等 に 係 る 費 用 は 使 用 者 が 負 担 するのが 通 例 給 与 所 得 者 が 必 要 経 費 と 家 事 上 の 経 費 との 区 分 が 困 難 であるのが 一 般 給 与 所 得 者 はその 数 が 膨 大 であるため 実 額 控 除 を おこなうと 技 術 的 及 び 量 的 に 相 当 の 困 難 を 招 来 し ひ いて 租 税 徴 収 費 用 の 増 加 を 免 れず 税 務 執 行 上 少 なか らざる 混 乱 を 生 ずる 各 自 の 主 観 的 事 情 や 立 証 技 術 の 巧 拙 によってかえって 租 税 負 担 の 不 公 平 をもたらすおそれもある 退 職 所 得 とは? 退 職 所 得 とは 退 職 手 当 一 時 恩 給 その 他 の 退 職 により 一 時 に 受 ける 給 与 及 びこれらの 性 質 を 有 する 給 与 に 係 る 所 得 をいう 一 時 金 退 職 所 得 年 金 雑 所 得 ( 公 的 年 金 等 ) 非 課 税 被 相 続 人 の 死 亡 退 職 金 等 で 死 亡 後 3 年 以 内 に 支 給 が 確 定 し たものは 相 続 税 の 課 税 価 格 計 算 の 基 礎 に 算 入 されるため 所 得 税 は 非 課 税 24

中 小 企 業 の 賃 金 退 職 金 事 情 退 職 所 得 (2008 年 9 月 末 現 在 ) 経 団 連 退 職 金 年 金 に 関 する 実 態 調 査 退 職 所 得 2( 退 職 所 得 の 計 算 方 法 ) 退 職 所 得 3( 退 職 所 得 の 計 算 方 法 ) 1 収 入 金 額 退 職 所 得 控 除 額 退 職 所 得 の 金 額 2 収 入 金 額 退 職 所 得 に 該 当 するものは その 支 払 いを 受 ける 際 に 一 定 額 が 源 泉 徴 収 ( 天 引 き)されるため 税 引 後 の 手 取 額 は 税 込 金 額 に 戻 して 収 入 金 額 を 計 算 する 手 取 金 額 + 源 泉 徴 収 税 額 = 収 入 金 額 退 職 所 得 控 除 額 退 職 所 得 控 除 額 は 勤 続 年 数 に 応 じ 以 下 の 表 により 求 める 勤 続 年 数 退 職 所 得 控 除 額 20 年 以 下 40 万 円 勤 続 年 数 ( 最 低 80 万 円 ) 20 年 超 800 万 +70 万 ( 勤 続 年 数 -20 年 ) 勤 続 年 数 1 年 未 満 の 端 数 は 切 り 上 げる 27 28

確 認 問 題 ( 退 職 所 得 控 除 額 の 計 算 ) 退 職 所 得 4( 退 職 所 得 の 計 算 方 法 ) 例 1 勤 続 年 数 9 年 の 場 合 400,000 円 9 年 = 3,600,000 円 退 職 所 得 の 課 税 方 法 退 職 所 得 は 他 の 所 得 と 総 合 せず 分 離 課 税 とされ 超 過 累 進 税 率 が 課 税 される なお 源 泉 徴 収 税 額 は 確 定 申 告 により 精 算 され る 例 2 勤 続 年 数 36 年 の 場 合 8,000,000 円 + 700,000 円 (36 年 -20 年 ) = 19,200,000 円 勤 務 先 に 退 職 所 得 の 受 給 に 関 する 申 告 書 を 提 出 して いる 適 正 税 額 が 源 泉 徴 収 確 定 申 告 不 要 勤 務 先 に 退 職 所 得 の 受 給 に 関 する 申 告 書 を 提 出 して ない 20% 相 当 額 が 源 泉 徴 収 必 ず 確 定 申 告 29 30 精 算 退 職 所 得 5( 平 成 25 年 1 月 1 日 以 降 ) 退 職 所 得 に 関 する 判 例 役 員 退 職 手 当 等 に 係 る 退 職 所 得 の 課 税 方 法 の 見 直 し その 年 中 の 退 職 手 当 等 のうち 退 職 手 当 等 の 支 払 者 の 役 員 等 ( 役 員 等 としての 勤 続 年 数 が5 年 以 下 の 者 に 限 ります ) が 当 該 退 職 手 当 等 の 支 払 者 から 役 員 等 の 勤 続 年 数 に 対 応 するものとして 支 払 を 受 けるもの( 以 下 役 員 退 職 手 当 等 と いいます )に 係 る 退 職 所 得 の 課 税 方 法 について 退 職 所 得 控 除 額 を 控 除 した 残 額 の2 分 の1とする 措 置 を 廃 止 します ( 注 ) 役 員 等 とは 次 に 掲 げる 者 をいいます 1 法 人 税 法 第 2 条 第 15 号 に 規 定 する 役 員 2 国 会 議 員 及 び 地 方 議 会 議 員 3 国 家 公 務 員 及 び 地 方 公 務 員 大 阪 の 中 小 企 業 ( 満 55 歳 の 定 年 制 ) 勤 続 年 数 10 年 超 は10 年 として 計 算 従 業 員 からの 不 満 退 職 金 規 程 を 改 正 経 営 難 で 会 社 更 生 法 適 用 に 従 業 員 も 退 職 金 規 程 の 改 正 は 無 意 味 になる 可 能 性 があるので 10 年 で 一 旦 定 年 とし 退 職 金 を 受 け 取 り 再 雇 用 するように 会 社 に 要 望 税 務 署 は 退 職 金 と 認 めず 賞 与 として 課 税 大 阪 高 裁 は 退 職 金 と 判 断 最 高 裁 (1983 年 判 決 )では 勤 続 10 年 に 達 した 人 たちの 大 半 が 一 時 金 の 受 領 後 に 再 雇 用 されている 点 を 重 視 し 再 雇 用 の 場 合 それまでの 勤 務 関 係 の 延 長 ではなく 新 たな 雇 用 契 約 に 基 づくものであるという 実 質 を 有 していなければならないとして 退 職 所 得 とは 認 めず 31

確 認 問 題 解 答 居 住 者 甲 は 本 年 3 月 31 日 付 けでM 株 式 会 社 を 退 職 し 退 職 手 当 として15,000,000 円 ( 税 引 前 の 金 額 )の 支 給 を 受 けた な お 甲 の 同 社 における 勤 続 期 間 は23 年 2ヶ 月 である 収 入 金 額 15,000,000 23 年 2ヶ 月 24 年 (1 年 未 満 切 上 ) 退 職 所 得 控 除 額 8,000,000 + 700,000 (24 年 -20 年 ) =10,800,000 退 職 所 得 (15,000,000-10,800,000) 1/2 =2,100,000 33 34